らき☆すたSSスレ 〜そろそろ二期の噂はでないのかね〜
1- 20
204:こなたの旅L 3/5[saga sage]
2013/08/14(水) 13:57:31.68 ID:eUjWtErL0
 店に戻ると椅子に座って項垂れているかがみの姿があった。
かがみ「つかさ、こなた……ごめん……台無しにしてしまった」
つかさは心配そうな顔でかがみの側に寄り添った。
こなた「謝らなくてもいいよ、かがみが出なかったから程度の違いはあったかもしれないけど私も同じ事をしていたから」
つかさ「恐くて何もできなかったよ……まつりお姉ちゃんと喧嘩していてもあんなに恐くなかったのに……」
かがみ「……そう、そんなだったの……そんなに怒っていた?」
こなた「まぁ、ボイスレコーダーを出されちゃね」
かがみ「ボイスレコーダー、違う、それだけならあんな事はしなかった、つかさが苦痛の表情をしているのに彼女は握手を止めようとはしなかった……だから思わず飛び出した
    その後後は何を言っているのか自分でもあまり覚えていない……」
そうか。だから私よりも先にかがみが飛び出したのか。これは身内と友人の感性の違いなのか……
つかさ「もう手は大丈夫だから……」
つかさは握られていた手を握ったり開いたりしてかがみに見せた。赤くなっていた所も殆ど分からなくなる位に元に戻っていた。
かがみ「そう……それは良かった……」
かがみはほっと一息つくと立ち上がり私の方を見た。
かがみ「それで、神崎を追い掛けて何か分かったのか?」
こなた「ん〜、肯定も否定もしなかったけど……私の感じではわざとボイスレコーダーを出したみたい……」
かがみ「ふふ、だとしたら私はまんまと彼女の策にはまったってことなのか……こなたに神崎がなぜそんな事をするのか心当たりはあるのか?」
こなた「分からないけど……何度もこれからは私の仕事だって言っていたね」
かがみ「私達が居たら邪魔だって事なのか、こなたを散々引っ張りだしておいて……」
こなた「でも分からないのはあのデータを私が持っているに返せって一度も言わなかった、何故だろうね」
かがみ「それはデータなんてどうせ解析も分析も出来ないだろうって思っているのよ、頭に来るわ……完全に私達に対する挑戦だ」
つかさ「データっていったい何のことなの?」
私はつかさに何て言うのか迷っていると……
かがみ「もう秘密にしても意味はない、神崎とこなたが共同であの貿易会社の秘密データをPCから抜き取った」
つかさ「抜き取ったって……盗んだって事なの?」
つかさは私の方に向いて心配そうな顔になった。
こなた「盗む……人聞きが悪いけど……合ってる」
つかさ「そ、そんな事して大丈夫なの?」
更に心配そうな顔になるつかさ。返答に困った。
かがみ「今の所他人びバレた形跡はないわね」
つかさ「どうしてそんな危険は事をしたの……」
こなた「それは……」
私がまごまごしていると……
かがみ「真奈美さんが生きている証拠を探すためらしい……こんな事をしても無駄だとは思うけど……みゆきも罪な事をするわ」
つかさ「まなちゃんが……生きている、さっきもそれ言っていたよね、それって本当なの、ねぇ、こなちゃん!?」
つかさは私に詰め寄った。
こなた「分からない……」
かがみはつかさが用意した料理が置かれているテーブル席に腰を下ろした。
かがみ「みゆきも全く根拠がないなら私達にこんな話しを持ちかけてくるはずはない、それにみゆきやこなたとは違った意味で私はこのデータに興味があるわ、
    私もこのデータの解析をしてみる」
つかさ「お姉ちゃん」
こなた「かがみ……」
かがみ「だって悔しいじゃない、このまま神崎の策におめおめとはまっているのは……それにこなたをコケにして、つかさも傷つけた、挙げ句の果てに私達が解析できないと思っている、
こうなったらあのデータは絶対に解析してやる、解析してやるんだから!!」
かがみは目の前の料理を食べ始めた。自棄食いだな……これは。
つかさ「でも……私がこなちゃんを追いかけた時、神崎さんとこなちゃんが駐車場で何か話していたけど、言い争いをしている様に見えなかった……」
こなた「一ヶ月も一緒に仕事をすれば情も湧いてくるよ……私達と一緒にって言ったけど……ダメだった」
かがみ「モグモグ、神崎は群れるのが嫌いなようね、彼女の仕事ぶりからもそれが伺える……こなた、もう彼女と一緒に何かするのは諦めた方がいい」
こなた「でも……神崎さんはあのデータの解析の方法を知っているみたいだったから、先を越されちゃうよ」
かがみは食べるのを止めた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
728Res/1149.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice