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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】

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170 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/07/23(月) 23:51:59.12 ID:FBXkQs/D0
>>168-169
「……騎士さまさ、双剣とかになれないの?ぶんしーん!みたいな」

4人のみ。しかも話を聞くに全員殉職?ときた
となるのまぁ実質戦力となるのはグラディウスを保持したアキレスか七八のどちらかとなる
本格的にヤバい状況だ、苦笑の中に珍しく冷汗を伝せている

「はいそこのドラム缶さん」
「……ボスレー?さん」
「この状況を打開する策があればどうぞ!」
171 : ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/24(火) 00:05:16.46 ID:7PZflgCB0
>>169>>170
グラディウス「いや、作り出せるのは仮初の肉体だけでそれも同時には…」

ボスレー
「状況は極めて困難と言わざるを得ません。
 何せヴィランが同時に複数体出現する事案は今回が初めてですし、
 出現間隔自体も非常に短くなっています。
 最悪の場合、出現した敵を殲滅する前に新たな敵の出現も視野に入ります。
 そこにきて我々の結社史上最低の保有戦力数です。
 過去のデータを照合しても此処まで比較にならない状態はないでしょう」

クルツ
「確実に言える事は定期的に沸く敵性体を
 先ずアームズギアを持ったアキレスか七八で弱体化させ
 そっからやっとこさ打ん殴る事が出来るって話だけか?」

シュヴァイン
「しかも敵が複数出現する事が確定事項なら被害は際限なく広がるぞ」

状況は非常に悪い。
そんな中、一度テレビの電源が落ち、間をおかずして再度電源がつく。
画面にはSOUND ONLYの文字だけが浮かぶ。

クルツ「今度は何の上映だ?」

// と言ったところで今日は終了です お疲れさまでした
172 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/24(火) 00:08:45.29 ID:jA2Z7bdn0
>>171
「いやだなぁ…こういうのはオッサンの仕事なのになぁ…」
ぐちぐちと文句を垂れるアキレス

―――ギィ!!
そして上映会を邪魔されて怒り心頭のベティちゃんでしたとさ

//ノシ
173 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/24(火) 22:42:39.88 ID:jA2Z7bdn0
【狭間のスクラップヤード】
事の始まりは>112-118
ロイが陣頭指揮をとったり アキレスが防水塗装ついでに色々と絵をかいたり 

ベティちゃんがフレンズの水蜘蛛ちゃんやアメンボ君を連れてきたり

ボロウズは各種パーツを作ったりギガースがそれを運んだり 鈴虫は大股開きで寝ていましたが


そんなこんなで日は過ぎて・・・今日

ロイ「えーみなさん準備運動をしっかりして 押し合い等せず節度を守ギャァァァァァァァ・・・」
狭間のスクラップヤード ついにプール開きと相成りました

注意勧告するロイを突き飛ばし 次々とプールに飛び込んでいく越境者の皆さま 空は快晴 絶好のプール日和であった
174 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/07/24(火) 22:52:16.02 ID:CYauSmeG0
>>173
「い、…………」

………

「………ヤッホゥゥゥッ!!!」

誰よりも彼よりもそして君よりも!
この日を待ち望んでいた夢見ていた七八も無論ダッシュ!
本日は晴天なり群青日和、露出の少ないレオタードタイプの水着でレッツプール!

「……嗚呼、幸せっ……!」
「おっちゃんも早く入りなよー!」

揉みくちゃにされてしまったであろうロイに、大声で呼び掛けるのであった
尚向こうの方ではユノや半人なんかもキッチリしっかり楽しんでいる事でしょう
175 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/24(火) 23:00:36.37 ID:jA2Z7bdn0
>>174
ロイ「ブハッ!! ゴボッ!! ブベッ!!」
ちなロイは突き飛ばされた勢いで垂直落下式ダイブを決め込んだため 鼻から水が入り大変なことになっていた
しかも普段着のまま

―――ギィ♪
水蜘蛛ちゃんの背にまたがったベティがすーいすいとプールを進む中 ハーフパンツ水着のアキレスは浮輪に空気を送り込む手を休め

アキレス「あれ? そういえばルッシーは? せっかくだから一緒に遊べばいいのに」
ロイ「そうだな 泳ぎは全身運動だから訓練にいいらしいんだが」

と 辺りを見回しますが この危機をどう回避しているだろうか?
176 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/07/24(火) 23:11:21.99 ID:CYauSmeG0
>>175
「……ん?水に入るとかぶれちゃうんだってー」
「可哀想だよね、ほら、あそこで監視員やってくれてるよ」

同じく可哀想なロイにはさして触れず(ヒドイ)
ハシゴで登って座るアレに腰掛け此方に手を振るルシオラ
……しかし全く普段着で暑そう!しかも泳げない監視って必要なのだろうか?
うぇーい、とベティちゃんと水蜘蛛に水鉄砲で射撃しながら
177 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/24(火) 23:24:59.55 ID:jA2Z7bdn0
>>176
ロイ「・・・・・。」
アキレス「・・・・・・。」
2人してルシオラに無言で視線を送り

ロイ「・・・体質じゃしょうがないな」
アキレス「難儀な体質だね」

あっさり信じる男2人であった

―――ギィ!!ギィ!!
水鉄砲の的にされて迷惑そうなベティちゃん 援護要請求む

―――ギギッ!!
そこに現れたのはアメンボ君にまたがったハエトリグモのバグスター
アメンボの背には銃架に固定された水鉄砲 さながら水上テクニカルと言ったところか

―――ギギッ!!
その水鉄砲で四五六に水撃を仕掛けるバグスター君 ベティちゃんはその隙に離脱しようとしている

ギガース「・・・・・。」
ちなギガース君にはプールは浅すぎるため 足をプールに突っ込んで進んでいた
さながら足湯ならぬ足水と言ったところだろう
178 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/07/24(火) 23:30:20.17 ID:CYauSmeG0
>>177
『……ホッ……』

そんなふたりに安堵のルシオラ
騙しているのは正直とても気が引けるが、今更カミングアウトするのには並々ならぬ勇気が必要だ
そしてその勇気を振り絞る術を、今のルシオラはまだ知らない

「うわー!やられたー!」

きゃっきっうふふな大はしゃぎ!
ここまで無垢な七八は結構なレアだ、実際メチャメチャ楽しんでいる。満喫!

『……もっと深い所も今度作りましょうね』

あぁでもそうしたら自身は沈んで浮かべないな、なんて思いながら半人
苦笑と共にギガースを見上げ、ちゃぷちゃぷと水をかけるのであった
179 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/24(火) 23:50:12.98 ID:jA2Z7bdn0
>>178
ロイ「やれやれ 俺は着替えてくる」
短い脚でどっこいしょとプールサイドに上り 水を吸った革靴をガボガボいわせながら宿に戻っていった

アキレス「ベティ パス!!」
―――ギィ!!

アキレスがベティに水鉄砲をパス ベティはこれで百人力 と言わんばかりにそれを受け取り・・・

―――ギィ!?
残念 ベティちゃんのハサミでは水鉄砲が撃てない!!

―――ギギッ!!
勝負の行方はバグスターの双肩にかかっていた・・・肩はどこ?

ギガース「・・・。」
水を賭けられて涼しいギガース君 ちょっぴり嬉しそう

そんなこんなで 夏の暑い一日は過ぎていくのであった

ロイ「昼飯はそうめんでいいかなぁ・・・」

//〆
180 :四五六 七八【賽印流忍術】 [saga]:2018/07/25(水) 00:19:53.91 ID:ALieBiZ+0
>>179
「あっははは、たんのしー!」
「……あーもーさいっこー、苦労した甲斐があったよー」

満足そうに一同の遣り取りを見てから七八
水鉄砲をチャキっと構える!試合再開!

『……あ、こら、登っちゃダメですよ』
『そういう時はわたしに声を掛けてからにして下さい?』

ギガースの体に登ろうとするヤンチャ達をしっかり叱る半人
どことなくマネージャーだとかオカンめいているお節介!

今夏も過ぎる、猛暑照り付ける太陽は昇る

//ありがとうございましたっ、お疲れ様でした!
181 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/26(木) 22:38:34.51 ID:JGNgiSlP0
事の経緯は前スレ>947-957 >977-984

【ニブルヘイム】
現世の猛暑なんぞ知ったことかと氷点下真っ盛りのニブルヘイム
そこで一行は科学を捨て神に許しを乞うことを目的とする宗教団体の存在を知る

一触即発の気配は治安維持部隊によって防がれるも その種火が消えることはなくくすぶり続けていた・・・・・


一行はとあるシェルターの中にある宿 と言っても廃材を重ねた長方形の寝床に泊まっていた

時間は深夜 よく言えばカプセルホテル 悪く言えば蚕棚な部屋で横になり体を休めていると 突如けたたましいサイレンの音が轟く

アキレス「んあ・・・なんだ・・・?」
寝ぼけ眼のアキレス

ロイ「分からん 注意はしておけよ」
部屋から出て装備を身に着けるロイ

スピーカーからは 治安維持部隊は発電所に急行しろと聞こえてくるが 果たして?
182 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/07/26(木) 22:43:35.97 ID:JLaCE9nDO
>>181
「う、うーん、うぅん……」

ユノは寝坊助さんである
というのも事情があり、ラスボスエネルギーの補充には美味しいご飯とのんびり睡眠が欠かさないのだ
平時は消耗を最小限に抑えているとはいえそれでも矢張り元来の燃費が悪く、故に悪い寝起きを曝す格好となる

「……なんっすかぁ……ふぁぁっ……」

紫の外套を手に持って引き摺りながら、厚着のパジャマ姿のユノ
促されれば着替え始めるだろう、寝ぼけ眼!
183 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/26(木) 22:58:40.57 ID:JGNgiSlP0
>>182
ロイ「ユノ 恐らく敵集だ」
大あくびのユノに告げる

ロイ「場所が外とか線路じゃなく 内部の発電所ってのが気にかかる
   すでに敵が浸透している可能性が高い それに発電所・・・まさかと思いたいがなぁ・・・急げユノ」

同じくあくびをかみ殺していたアキレスをひっぱたいて無理やり起こし 着替えて現地に向かう

〜発電所周辺〜
血が流れている 床が赤で彩られている 倒れている連中の恰好は・・・やはりあの宗教団体

発砲音 救済を唱える声 悲鳴 混沌のるつぼの中の様な修羅場

銃で対抗する治安維持部隊 なれど宗教家たちは意に介さず 斧を振り上げ治安維持部隊を その後ろにある『科学』発電所を狙って突撃を繰り返している

ロイ「あのファッキン宗教家の背後から教習するぞ いいか」
言うが早いか 駆けだすロイ 今まさに波状攻撃を仕掛けんと突撃を始めた宗教家を背後から襲った
184 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/07/26(木) 23:03:18.35 ID:JLaCE9nDO
>>183
「てき……てきっ!?」
「わ、わかりましたっす……あぁもうっ!」

付き纏う眠気を払うように両頬を叩く!
その所作にしては余りにも派手な音を立ててようやく覚醒!
いざ急行である!

……

「ら、す、ぼ、す……」

ロイの言葉を恐らくは予測していたのだろう、既に戦構えに低い体勢
そのまま頷き、直後小型のクレーターを残し色を帯びた風となり暴徒へ向けて突撃!

「縮歩崩拳!!!」

振るわれるは単純なる暴力!衝撃波を纏う破裂の拳撃!
185 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/26(木) 23:21:53.85 ID:JGNgiSlP0
>>184
ロイの穂先が脊椎を分断し ユノの崩拳がもう1人に突き刺さり 壁にたたきつける

宗教家「どうしましたあなたたち 救済を邪魔すると神の許しをいただけませんよ?」

そう語る宗教家にこちらを非難するような色は見受けられない
間違ったものを正そうとする純粋な気持ち 純粋なる心配 愚直なまでに自分たちが正しいことをしているのだという確信

宗教家「さぁあなたたちも科学を捨てましょう 大丈夫 神は悔い改めた者を見捨てるようなことはしません さぁ 行きましょう」
目の前で自分たちの同胞を殺されたというのに 彼等は慈悲の心でロイとユノを発電所までの道へといざなおうとしてくる
186 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/07/26(木) 23:27:00.45 ID:wskXpbSm0
>>185
「かみ?」
「生憎、かみさまはどっちかって言うと敵なんっすよね」

肩が微かに揺らめいた、放たれる裏拳!
言葉を掛けて来る宗教家の顔面目掛け超速で唸る剛腕一閃!

「……で、いいんっすよね?」

とはロイ達に向けて、ほぼ確証を帯びた問い掛けである!
187 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/26(木) 23:38:21.41 ID:JGNgiSlP0
>>186
ロイ「その通りだが 次からは拳を放つ前にな」
帰ってきた答えは少しの苦笑と共に

宗教家「あぁいけません 元気なことはいいことですが 振るう相手は選ばなければなりませんよ」
目の前で顔面を陥没させた仲間がいるというのになおも窘めるような 穏やかなものいい

何故彼等はかたくななまでに2人へ攻撃を仕掛けないのか
それはアキレスがこの場におらず 2人が科学の何かを身に着けていないからである

ローテク出身者のロイと 素手のユノ もしもそれらしき物を持っていたとしたら 彼らは一行に牙をむいていたのかもしれない
だがローテクだからこそ 彼等は一行を同士とみなし 説法を繰り返しているのだ

宗教家「さぁ あなたも神の許しを得ましょう」
宗教家「怖くない 死ぬことは怖くありません 神に見捨てられることこそ恐怖と知りなさい」
宗教家「科学は悪いもの そうでしょう? このような者があるから苦しいのです さぁ我々と共に求道の道を進みましょう こちらに・・・」

殴っても 切っても 彼等は心から笑みをたたえ 2人を導こうと腐心してくる 斃すことは容易だろう
188 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/07/26(木) 23:46:09.81 ID:JLaCE9nDO
>>187
「はいっす、つい体が先に動いちゃうんっすよねぇ」

とは苦笑ながら
その真っ直ぐに捻じ曲がった精神は生命の与奪にさしたる価値を見出す事をしない

「あー……」
「……もしかして、こう言う事っすかね?」

ひょこっと取り出したのはスマートデバイス!
アキレスのモノ程新鋭ではないが、ラスボスパワーで動き回っても壊れないタフなモデル!
あとこれとか、とデジタル腕時計をチラッと見せる!

「ま、そんな訳で私達は別にそういうのを信じてる訳じゃないっす」
「だからこれを壊されると困るっす、ヤられる前にやるっす」

どん!!!
踏鳴、震脚!
流れるような所作から一転し、激昂憤怒の雪崩が如き鉄山靠!!

「ラスボス・山崩雲掴震撃靠!!!!」

その衝撃波はヒト数人を巻き込み、尚獲物を求め破砕の嵐となるであろう!!
189 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/27(金) 00:08:26.71 ID:gWGikmiO0
>>188
ぴたり と動きが止まる宗教家の皆さま
その顔が見る見るうちに憤怒に染まり

宗教家「貴様r」
震脚 鉄山靠 数人が吹き飛び その間にロイが飛び込んで暴れまわり ユノも参戦し・・・やがて宗教家たちは全滅した

治安維持部隊「動くなぁ!!」
と ここで奥からやってきた治安維持部隊の皆さまが銃口をこちらに向け警告を発する

2人と警戒しての行動だが 陣頭指揮を執っていたのだろう 上官は何を隠そう 一行を地上探索の為に雇ったその人だった

とりあえず任意同行は受けたものの その後の調査で宗教家のシンパでないことが分かったので 謝礼と共に釈放となったわけだが

ロイ「さて・・・これで終わり・・・といってほぢいがね」
どこかすっきりしない胸の内 ため息代わりにタバコに火をつけるのであった

//〆
190 :ユノ・ダルク【ヴァー・ヴィクティス】E.ぶかぶかマント [saga]:2018/07/27(金) 00:16:46.36 ID:gw5HGP+XO
>>189
「全くっす……けほ、けほ」

同意し紫煙に噎せるユノ
和紙に垂らした墨汁めいて広がる悪意に、凍て付く溜息を漏らすのであった

//お疲れ様でしたですよっ!
191 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/27(金) 22:59:01.13 ID:gWGikmiO0
???「貴様らに任務だ なぁに難しいことではない」
???「わが軍は敵国との交戦状態にある だが由々しき事態により停戦協定を結んできてほしい」
???「あぁそうそう 君たちが敵国の兵士と交戦状態になったとしても 我々からの援軍は期待しないでくれたまえ それじゃ諸君 よろしく頼むぞ」

などと言う物騒な言伝を賜り敵国に乗り込む一行であるが ここはいったいどこかって?

【ファールンニャンパイア】

お空に浮かぶぐるぐる太陽は なんだかいつもより暴力的 ジリジリ照り付ける太陽は その熱気を余すところなく大地に降り注ぐ
そんな猫一匹見受けられないはらっぱを行く一行

アキレス「速い話が外出たくないから戦争中止にしてこいって」
―――ギィ!!

身もふたもない要約を告げるアキレスと 熱いお外でも元気いっぱいのベティ

さて 同行者はどのような感想を抱くやら?
192 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2018/07/27(金) 23:06:09.06 ID:vbG2FcD0O
>>191
「あ、あぁ、そういう事か……」

物々しい物言いに、この世界らしくないなと沈痛に押し黙っていたイリー
越境自体久々であり、しばらくぶりの仕事がハードな事柄になるのも頂けない
故にまぁ、これならば一安心と言ったところか
実際猫であった頃に満喫した世界でもある訳だし

「……それにしても暑い!……湿度は低いが、堪えるなこれは……」
193 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/27(金) 23:13:38.51 ID:gWGikmiO0
>>192
「だいたいこんな世界で物々しい任務なんてあるわけないじゃーん 麦茶飲む?」
なんか押し黙っていたイリーがほっとした顔をしていたので 苦笑するアキレス
そして水筒を取り出す ガラガラと音を立てる水筒 氷たっぷりだぞ

〜それからどうした〜
越境者は基本的に黒猫陣営にお世話になっているが故 敵国である白・茶トラ連合軍の陣地に来ることは基本的にない
ない・・・のだが 陣地に到着した一行を出迎える猫がいないのだ そりゃもうまさしく猫の子一匹すらいない

とりあえず近場で室外機がガンガン稼働している家屋に入れば 涼しい部屋ですやすや寝息を立てる白猫や茶トラの皆さま
一行が入ってきてもわれ関せず

「え〜っと・・・どう話しかけようか」
困ったようにイリーに聞くのであった

「」
194 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2018/07/27(金) 23:20:53.94 ID:vbG2FcD0O
>>193
「……あぁ、頂こう」

実際十余年来の盟友であるムガの消息不明はイリーのこころに大きなキズを残した
しかしかと言って、闇に囚われる程弱い人物でもないのだ
冷え冷えの美味しい麦茶をグイッと呷る、ウルトラマリンの空と蝉の鳴き声によく合う味だ

……

「……寒っ!!」
「な、なんだここは、エアコン効かせ過ぎだろう……!」
「……話し掛けてもムダそうだな……ならば」

ぐてーんとしている猫達を一瞥、その習性はよく知っている
ならばとエアコンを停止させる!もしリモコンが隠匿されているならコンセントだ!
そしてドアと窓を全開!鬼の所業!
195 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/27(金) 23:29:58.47 ID:gWGikmiO0
>>194
「ちょ イリータン!?」
アキレスの制止の声も届かず リモコンを停止 至福の冷風が途切れ 更にドアと窓が開けられ 暴力的な熱風が部屋の中になだれ込む

ネコ「なんにゃ!? 敵集にゃ!!?」
ねこ「にゃー!! なにものにゃ!!」
NEKO「あついきゃ・・・エアコン入れるにゃ・・・」

起き上がって伸びをするもの 肉球をなめる者 リモコンを探す物 部屋の中は阿鼻叫喚の地獄絵図と化しか!!

猫「見慣れない奴がいるにゃ」
ネコ「こいつら知ってるにゃ 黒猫のところに入り浸ってる奴らにゃ」
ねこ「早くエアコン入れてにゃー 熱いにゃー」

とりあえず話を聞いてくれそうな状況になったようだ ここからどうやって停戦協定に持っていくべきだろうか?
196 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2018/07/27(金) 23:34:44.10 ID:GefGzTVC0
>>195
「よし、おはよう諸君」

猫達がみんな目覚めれば特に抵抗もせずエアコンポチー、窓とドアバタン!
再びお部屋はパラダイス!

「黒猫側からの特使だ、交渉に来た」
「……夏の間、暑いから休戦を結びたいと」

無論タダではない、と拳法着の懐から取り出したのはなんとマタタビ!
それもフレッシュで極上なブツだ!ヒレツなワイロ!

「悪い話ではないと思うが、どうだろうか」
197 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/27(金) 23:58:27.92 ID:gWGikmiO0
>>196
ネコ「交渉にゃ? だが黒猫たちは万夫不当の敵にゃ まずははらっぱからの全面撤退をしてからの話にゃ」

周りの猫たちがまたすやすやとへそ天でお昼寝しようとするなか イリーの言葉に顔を洗いながら応える白猫
そこらへんはさすがヘイトがたまりまくっている両者 交渉する余地なしと思われた その時である

ネコ「m・・・まさかそれは・・・!」
ねこ「こ・・・コロラド産のマタタビ・・・!」
猫「・・・何が目的にゃ」

イリーが取り出した高級マタタビに目の色を変える猫様達 なおコロラド産のマタタビは18年物のミルクと双璧を成す 猫たち垂涎の品である

NEKO「まぁ・・・我々も一度両者の交友関係を見直そうとは思っていたところにゃ ちょうどよかったにゃ」
ネコ「では暫くの間 はらっぱの争奪戦は延期ということで・・・にゃ」
猫「合い分かったにゃ ということでその・・・」

にゃーにゃーとイリーの周りに集まってくる猫たち 道着に爪をひっかけてイリーの体に上らんとする猫の姿もある

アキレス「あ〜むぎちゃうんまい これ終わったらしばらく涼んでから戻らね?」
ちなアキレス君は涼しい部屋でぐんにゃり伸びていた
198 :イリー・トリエステ 黒髪の女【動禅魔導】 [saga]:2018/07/28(土) 00:09:17.02 ID:DX21rCIn0
>>197
「……ふむ、いい返事が聞けて何よりだよ」
「では先ず、この書類に肉球判を」

若干のドヤ顔!
そしてしっかり書類にカワイイな判を押させるでしょう!シッカリモノ!

「平和が何よりだからな、うんうん」
「……よし、ではこれは進呈しよう、友好の証と言うヤツだ」

と、ここでウカツ!
進呈するマタタビの瓶をその場で開けてしまったのだ!
要するに猫達を誘うウヒョーな匂いが即座に展開!アブナイ!

「ああ、いい提案だな……少し休ませて貰って……」
199 :アキレス&ベティ>521-522と>215 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/28(土) 00:17:39.69 ID:2YDfjjJe0
>>198
猫「マーオ」
朱肉におててを置いてから 書類にポン きれいに押せました

だがイリーが瓶のふたを開けるや

猫「にゃー!!」
ねこ「ふぎゃー」
NEKO「ギャフベロジョババ」
我先にイリーに殺到する猫の皆さま イリーの体に上りマタタビに群がる

アキレス「あ〜ぁ」
―――ギィ♪

猫まっしぐらの標的となったイリー アキレスは呆れながらごろりと横になる
ちなベティちゃんは猫たちが残したにぼしに舌鼓を打っていた

アキレス「終わったら教えてね」
といって耳栓をつけて寝返りを打つ

お外は相変わらずの快晴であった

//そろそろ〆で
200 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/28(土) 22:26:38.30 ID:2YDfjjJe0
【エンドワールド】
まるで乾いた血の様な 赤茶けた雲が渦を巻いていた
ここは科学と幻想が入り交じる世界 だが今となってはどうでもいい情報だった

外なる邪心の台頭 崩壊する文明 世界は 限界を超えた

一行がいるのはこの国で唯一文明を保持していた場所 そう して『いた』場所

すでに邪心の配下に捕捉され 攻撃を受け 瓦解するのも時間の問題 ここが破られれば この国の歴史は潰え 撃ち捨てられる

そんな時である 一行はこの施設の最奥にある部屋に集められた

老人「率直に聞こう 君たちはこの世界の人間ではないな」
この国の 暫定政府における最高権力者である老人は 開口一番そう告げて 一冊の分厚い本を差し出した

老人「これはこの国の歴史書だ すべてではないが この国の成り立ちが知るさえている これをどこか別の世界で保管してほしい」
老人「この国はもうすぐ終わるだろう だが この本が存在する限り この国は忘れられることなく生き続けることができるだろう 頼む これをもって世界を脱出してほしい」

といって頭を下げた それに対し 一行の答えや如何に?
201 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/28(土) 22:34:51.78 ID:cHl1xlRt0
>>200
メアリー「その志、大いに共感できるわ!任せて!!」フンスフンス

鼻息荒く、目を輝かせて老人の差し出す本に手を伸ばそうとしているのは
黄色い襤褸を纏った青長髪の色白裸足少女。

BB「…(本の付喪神だからなあ、思う所があるんだろうけど、少し興奮しすぎじゃないか?)」

それを後ろで見つめているのが
世紀末な世界で風渦巻く不毛の大地を歩く為に見繕った襤褸を纏う
美丈夫然とした金髪碧眼の青年だった。

メアリー「何れは増刷して各都市の図書館に寄贈するのもやぶさかではないわ!!」
BB「……(野望ばかりが膨らんでるなあ)」

悲壮感漂う世界の中で少女は最高に輝いていた。
202 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/28(土) 22:37:20.92 ID:DX21rCIn0
>>200
「……、……」

半人の体は限界の寸前にあった
既に魔力は尽き果て、片腕は力なくダラリと下がり、右の眼球は失われている
それでも平静の凪を保っているのは、目の前の存在の心境とこの先の命運を察してである

「……wat、わたしはー……」
「……わたしは、この提案に、異論はございません……」
「必ず……!」

力強く頷き、隻眼で見つめ返し、書物の受け取りを快諾するであろう
203 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/28(土) 22:49:50.58 ID:2YDfjjJe0
>>全員対象
シェルターが破られる音がする 銃声とスペルの詠唱 剣劇 爆発 怒号 そして悲鳴

老人「・・・助かる」

ロイ「アキレス 頼む」
アキレス「おっけーい」

本をブックバンドで絞め アキレスがリュックの中にしまい込んだ
老人は本棚を押す すると背後にはドアが一枚

老人「このシェルターを脱出するための地下通路だ 君たちはここを通って外に出なさい
   幸運を祈る」

一行はドアをくぐる 最後に見たのは 老人が机から拳銃を取り出すところだった

〜場面転換〜
マンホールに偽装された脱出路の出口を押し開け外に出る

赤茶けた渦巻く空は放電を繰り返し 渦の中心から巨大な邪心の脚が見えた

ロイ「ここからはあいつらから逃げ回りながらゲートを目指すことになる 楽な道のりじゃなさそうだが・・・行くしかねぇ」
そういってゲートのある地点まで歩き出した

すでに一行はいつ敵に捕捉されてもおかしくない状態である
現にどこからともなく視線を感じることだろう
204 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/28(土) 22:54:13.95 ID:cHl1xlRt0
>>203
メアリー「あー!私が持ってたいのにー!」
BB「はいはい、餅は餅屋、ベテランに任せてペーペーは露払い」

むくれてジタバタ手足を動かす少女の首根っこを掴んで青年は先を行く。

BB
「ゲートが無事なことを祈りつつ
 …とりあえず周囲に居そうな何かに対処すべき?」

視線を感じ周囲を見回してみるが…
205 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/28(土) 22:55:38.15 ID:DX21rCIn0
>>203
「ありがとうございます」
「……あなたがたの意志と世界を、わたしは生涯忘れる事はありません」

……

「……申し訳ありません、ご迷惑をお掛けします……」

半人は全力とは程遠い速度で一同に着いて行く
恐らくはもう少しはマトモに動けるのではあろうが、もし戦闘になった場合を考慮し最小限のエネルギーで稼働するセーフモードに入っているのだろう

「……お気をつけ下さい、何かがいます……」
「勢力は不明ですが、この状況では……」

味方ではない、と科学ブレードの月光を引き抜いて構えた
206 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/28(土) 23:04:53.03 ID:2YDfjjJe0
>>204-205
そのまましばしゲートを目指して歩く
視線の主を探すも 空振りに終わり なれど視線はなくならず

ロイ「・・・・・まさか」
いや 近場を探していたのだ仇となった 視線ははるか彼方から
具体的には 巨大な外なる邪心の脚に生える目がこちらを向いていたのだ

ロイ「あの視線から身を隠すんだ 連中にこちらの存在がバレた すぐに敵がやってくるぞ!!」
近くの家屋に身を隠す一行

だがさして間をおかず 汚らわしい叫びと共に 蝙蝠の羽をはやした化け物が建物を包囲する

ロイ「全部を相手にしようとするな 囲いを突破して逃げるぞ」

先頭は避けられない 家屋から飛び出し化け物に切りかかるロイ
アキレスはリュックを抱きしめ突破の時を見守ることとなった
207 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/28(土) 23:12:17.10 ID:cHl1xlRt0
>>206
BB「規模がでか過ぎる…いよいよゲートの心配が現実味を帯びてるなぁ」

のそりと家屋から這い出す青年。
その左手には魔道書に転じた少女。

メアリー「兎にも角にも」
BB「一点突破ッ!!」
「「『123頁・バーストストリーム』!!」」

青年の背後に浮かび上がるビジョンは大口を開いた白銀の竜。
大口を開けた竜から相手へと放たれるは青白い火炎弾。
着弾すると周囲を巻き込み炎の柱が天高く打ちあがる仕様だ!
208 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/28(土) 23:15:27.67 ID:DX21rCIn0
>>206-207
「……、分かりました……!」

ぐ、と月光を握る手に熱を込める
熱は力となり、戦う意志となり、半人に勇気を与えてくれる
白銀の龍の放つ爆裂疾風弾!
半人はそれの破壊から逃れ迫る敵を斬り払うべく立ちはだかった!

「行きますッッ!!」

包囲網を突き破り、ただ活路を拓く為に!
209 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/28(土) 23:21:51.29 ID:2YDfjjJe0
>>207-208
ロイ「そん時は俺たちもまとめてアボンさ ゲートが持ちこたえてくれるのを信じるしかねぇ」

白銀の竜から発せられる火炎弾 着弾と同時に巻き起こる火柱は多数の化け物を灰燼に帰す
いまだ熱気まき散らす中をロイとタェンティース そしてアキレスが突っ込んだ

バケモノ「ぎゃあああああああ!!!!」
火柱を免れた化け物は 一行が家屋を脱出したことを知らせるために一つ叫ぶ
そしてタェンティース達に3匹の BB達に2匹の化け物が 空から一行を強襲する
210 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/28(土) 23:26:22.59 ID:cHl1xlRt0
>>209
BB「とにかく速さが欲しいなあ!」

バラバラとページがめくれる。

BB「『22頁・アラクネ』!」

浮かんだビジョンは大蜘蛛。
大蜘蛛がBBを囲うように伸ばした足を一旦閉じ、大きく開く。
そこに出来上がっているのは魔力の糸で編み上げられた蜘蛛の巣である。
それをそのまま強襲してくる化け物に叩き付けるようにして突き出した。

当たればトリモチのように相手に張り付きその動きを封じるだろう。
もう一々屠るのさえ時間と魔力が惜しい。
211 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/28(土) 23:28:31.07 ID:DX21rCIn0
>>209
「、う、あぁぁぁぁッッッ、!!!」

獣の嘶き、咆哮めいたシャウト!最早魂を振り絞り戦っている!
力なく下がる腕を振るい遠心力でイムエトの魔力粘土をバラまく!牽制!
そして化け物へ向かい突撃!荒々しい所作からは想像も出来ぬ程洗練されし袈裟斬り一閃!
212 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/28(土) 23:40:52.47 ID:2YDfjjJe0
>>210-211
BBとメアリーに強襲をかけた化け物は 突如現れた蜘蛛の巣にからめとられて地面に墜落した

バケモノ「ギャアア!! ぎゃああああああ!!!!」
バケモノ「ギャッ!! ギャッ!!」

もがく化け物であるが 蜘蛛の巣はそう易々とは抜けられない

そしてタェンティースは命を振り絞って粘土をばら撒く 顔にかかったバケモノが一瞬怯んだ隙を見逃さず
突撃からの袈裟切りが炸裂 胴を二分して転がる化け物

ロイ「どぉぉっせい!!」
最後の化け物はロイがハルバートの鉤爪で化け物の側頭部を抉り仕留め

ロイ「逃げるぞ!!」
殿を務める形となったBBに叫ぶ

逃げる一行と追いかける化け物

住宅街をひた走り 幾度かの角を曲がった その時である

???「構え!! 撃て!!」
その言葉と共に 一行の前に陣取った軍人一個分隊が小銃を構えるや発砲

バケモノ「ギャアアアアアアアア・・・!!」
それは追いかけてきた化け物たちに吸い込まれ 次々に撃ち落としていく

軍人「要救助者確保!!」
軍人「確保!!」

その言葉と共に一行に駆け寄る軍人数人

軍人「大丈夫か!! どこから来た!?」
担架を用意しながらこちらを心配してくるのであった
213 :BBとメアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/28(土) 23:48:01.06 ID:cHl1xlRt0
>>212
メアリー「あら?未だ組織だって抵抗出来る集団が居るなんて」
BB「僕らにとっちゃラッキーだけど…話しややこしくなるから喋る本は仕舞っちゃおうね」
メアリー「むむぅ…」

意図せず殿など務めてやや余裕がなくなっていた青年は大きく息を吐く。

BB
「いや、ちょっと近くのシェルターから…
 ああ、僕はいいので、そっちのボロボロなのに手当を」

洗いざらい喋っていいものなのか?と様子をうかがう青年。
214 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/28(土) 23:49:42.59 ID:DX21rCIn0
>>212
「……!?」
「……き、救援……!?」

この終わり逝く世界において、未だ潰えぬ光が存在する事に半人は驚愕を覚えた
何処まで彼等は職務に誇りを持ち忠実に、そして守護者として戦い続けているのであろうか

「わ、わたしたちは……!」

告げていいものか、真実を
幾つもの世界の終焉を見てきた、そしてその経験から間違いなくここもその時が近いのを確信している

「……ともかく、治療は不要です……こういう体質ですので!」
215 :アキレス&ベティ&ロイ>521-522と>215と>500-501 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/29(日) 00:01:03.81 ID:2ZXvqgS+0
>>213-214
冒頭にもあるが ここは幻想と科学が入り交じる世界
ゆえに軍隊にも亜人が混じっていたりするので しゃべる本も珍しいがそれだけである

軍人「そうか まだ残っているシェルターがあったのか・・・そこの状況は?」
ロイ「・・・。」
軍人「そうか わかった とにかくこっちに来てくれ」

どう話すか迷っていると 軍人は勝手に察して一行をいざなう

〜場面転換〜
そこには数少ない民間人と 一個小隊の軍人がいた

軍人「ここにいれば俺たちが助けてやれる もう大丈夫だ」

そういって軍人たちは離れていった・・・が
たかが一個小隊である 物資や人員など 何もかもが足りてないのは明白であろう

ロイ「とりあえずは一安心だが・・・要救助者となっちまった以上 ここから出るのはむずかしい
   少し休んだら軍人に事の経緯を話そう それが一番迷惑にならないはずだ」

とにかく今は体を休めよう そう告げるロイであった

//今日は〆
216 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 22:15:09.30 ID:eFOsEKcHo
【エルムV・技術聖堂(研究所)にて】

 カノッサ機関の勢力争いの構図は第三勢力の介入により、
 確定された惑星の滅亡と、技術者の救出・惑星脱出作戦に取って代わった。

 カノッサ・テクノロジー社に雇われた越境者達は、
 C.T.S.S.(カノッサ・テクノロジー・セキュリティ・サービス)と共に完全包囲下にある研究所を強襲。
 技術者達の救出に奔走する。

 −−−−−−−−−−−−−

「デスデスデスッ!!」

 通路で隊形を組んだ汚染軍人達が大量の銃弾をバラ撒き牽制射撃を行う。
 相手は10人弱、両手のサブマシンガンともう一本の腕≠フマシンピストルは、
 弾雨となって空間を抉り取っていく。それは、単純なれど有効な戦術だ。

【越境者といえど、バイタルパートに銃弾を浴び続けて生き残れる者はそう多くは無い】

「デスデスデスデスッ!!」

 しかして、α-12はそれに一本の高周波ブレードで対応。射線上にて弾雨を全て両断している。
 両手で持ち替え、あるいはディープメイカーにブレードを保持させる間断なき剣撃がそれを可能とする。

【が、実際、前進もままならず、危うい均衡の上での対抗に過ぎない。ただし、単独であった場合は、だ】

「だー!!そろそろ持たねーデス!へるぷみー!!」

【行っている神業に比べて本人のこのトンチキ泣き言である】
217 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/29(日) 22:24:08.86 ID:izb+ZAHyO
>>216
「トゥエルブ!」
「こう言う時は2本使うといいです、倍守れますからっ!」

2本のブレードで実際2倍
脳筋丸出しのポンコツ理論でしかし成る程アホみたいな殲滅速度で弾丸の雨から身を守る半人
ジリジリと前進を行いつつもそれを継続し、

「……!!」

雨脚の微かな、微細、ほんのちょっぴり!
無数の針穴を通しその先の光を射抜くかの如き所業!
呼吸の機微を鋭敏に察知し飛翔!敵陣への突撃を敢行!
斬撃の暴風めいて蹂躙せんと!
218 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/29(日) 22:25:41.21 ID:g9XBvED80
>>216
「矢鱈腕多いんだから盾の一つでも持ちゃ良いんだよ、お前はッ!!」

α-12の背後より ぐによん と黒い影が伸びて跳ねる。
ゴムだかバネだかを思わせる挙動、そして到達する敵集団の真っ只中。

「前回はアレだ、陰に潜んで寝てた」

辻褄合わせの台詞と共に伸ばした両腕が刃と化す。

「『オピスガステール』!!」

刃が鞭の如きしなりをもって振り回される。
周囲のモノは微塵切りだ!!
219 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/29(日) 22:30:24.27 ID:2ZXvqgS+0
>>216
鈴虫「っははははははははははははは!!!!」
この男 鈴虫もまた カノッサ指折りのツジギリスト

α-12と同じく仕込み杖にて銃弾を切り裂き前へ前へと進む

ロイ「だらっしゃああああああ!!!」
そしてロイは? オーガの腹革を使った革鎧はサブマシンガンやらマシンピストルやらの小さな銃弾程度で貫ける防御力ではない
顔を腕で防御しながらの突撃 銃が有用でなくなる至近距離まで歩を進めようとする
220 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 22:45:41.75 ID:eFOsEKcHo
>>217

「ブレード二本同時なんて、(脳金ポンコツ=サンじゃあるまいし)無理っぽデス!!」

 単純な膂力には劣ることやダブルブレードのスキル適正といった、
 諸条件を満たさぬゆえに、α-12に二刀流は出来ないのだ。

>>218

「お箸より重いの持つのニガテなんデス!!」

 お馬鹿理屈をぶちかますα-12であるが、実際のところ、取り回しの悪い盾などは、
 クローントルーパーの戦術ドクトリンに適合しないためでもあり、
 必ずしも状況の最適解に見合った装備を用意できるわけではないのだ。

>>219

 鈴虫とα-12の違いは何と言っても膂力だ。
 豪刀の速度と圧ならば、切り払いつつも前進することが可能なのだ。
 ロイについては防具の有用性を活かした力押し。そしてそれは正解である。

 −−−−−−−−−−−

【全員対象】

 鞭のようにしなる刃に両手を変えたウォルターがいち早く切り込む。
 兵士1人の頭部が寸断。同時に他の兵士の皮膚の色が肌色からおぞましい紫色に変化。
 歯は鋭利な牙に。眼球は白く濁りきり、その咆哮は凡そ人間性の欠片もなくなる。

「SYHAAAAAAA!!」

 テレパスによる体験共有が行われたのか、次の兵士はウォルターの剣に対応。サバイバルナイフで弾き返す。
 それは、タェンティース、鈴虫、ロイにも同様で、それぞれが5人屠る頃には、残りの5人は越境者達の攻撃に対応し始めた。

「テレパスアップデード!?」

【ナイフとライフルの銃身でタェンティースの双剣を受け止め、それぞれ第三の腕で半人の腹部に銃弾を見舞わんと連射!】
【ウォルターの鞭の如き機動の剣をかいくぐり、その喉元にナイフを突き立てんと至近に踏み込む!】
【鈴虫の豪刀を片腕を失いながらかいくぐり、口を大きく開く。喉首を噛み千切るために!】
【ロイに対しては、防具の隙間を狙った攻撃に移行。徐々に精度が上がっていく!】

 そして、残り一人は後方に距離を置き、額に手を当てかがみこんだ。
 仲間への通信…否、テレパスを増幅し、さらに多くの兵士との情報共有を行う腹だろう!!
221 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/29(日) 22:53:51.54 ID:Bjkvu3N/0
>>218-220
「盾……意外と無しじゃないかな……?」

そのやりとりを耳にして半人
とはいえ矢張り機動性を裂くには勇気以上のモノが必要であった

「……成る程、矢張り……!!」

厄介だ、と一同の攻撃に素早く対応を行う敵集団に対して
否、これは最早集団ではなく一個体の怪物と見ていいだろう

「ふっ!!」
「……と、セェェッッ!!」

ヘルメスの靴を掲げ虹の忘形見の装甲板で銃撃から身を守る!
宇宙時代の科学の産物、実際強固!
そしてそのままヤクザキックめいて蹴り付け!半人の膂力と質量は殺人級のカラテとなり剛風!迫るであろう!

「ちっ……!」

そして後退した兵に向け虚空の刃をひとつ呼び寄せ咄嗟に放つが、目の前の状況に対処しながらであるが為に果たして!?
222 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/29(日) 22:56:44.55 ID:g9XBvED80
>>220
「ハッ、うちのお嬢みたいなこと言ってんじゃねえよッ!」

実際は日傘をよく持っているよねお嬢様!!

「適応性高いな?じゃあコイツはどうよ!」

喉元に突きたてられるナイフ。
それを止めたのは噛みしめられた歯、であった。

「変異ならコッチが専売特許だぜ?」

バキリとナイフを噛み砕く程の高度を誇る歯、否、刃。
あれよあれよと言う間に喉があった所には異形の頭部。
既にヒトの形は崩れつつ。

「『十束剣』!!」

両手首を合わせ掌底を繰り出すように突き出す。
うち放たれるのは指の形をなぞって放射状に広がる斬撃。

兎に角情報共有は駄目だ。
後方の敵に此の一撃が届くかは賭けだが…
223 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/29(日) 22:57:48.64 ID:2ZXvqgS+0
>>220
ロイ「チッ!!」
鈴虫「あん?」

舌打ちするロイ 怪訝そうな顔をする鈴虫
目の前で兵士がアップグレードされていく様子をただ指をくわえてみているわけにはいかない
そういわんばかりに突撃を続行する2人

なれど 薙ぎ払った刀の一撃を掻い潜られ 大きく口を開ける敵兵
喉元に食いつかんとする その瞬間 口の中に突き入れられる棒状の物

それは仕込み杖の鞘

鈴虫の操る富岡流剣術は刀と鞘を用いた 斬打二刀の構えを用いる特殊な剣術
ゆえに刀を掻い潜っただけでは安全ではないのだ

それに鞘は鋼に木を巻いたものであるがゆえに耐久性も抜群だ
この一撃で敵兵の動きをとめ 返す刀で敵兵を切り裂かんとする

そして鎧の隙間を狙う敵兵であるが
銃弾と言うのは 一度発砲されれば軌道を修正できぬ

ということは 的が動けば隙間に当たらぬということ

それに気づいたロイが習得した物こそ 細かい挙動の変化による 対鎧の隙間への射撃の移動

名付けて 貧乏ゆすり(仮)

である

それによる銃弾を装甲で防ぎながら突撃を続行
敵兵に対し ぶちかましを仕掛けながら ハルバートを大きく振りかぶり

ロイ「んだらぁ!!」

後方でテレパスを続行する敵兵に ハルバートを投擲した
224 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 23:09:00.48 ID:eFOsEKcHo
【全員対象】

 半人のヤクザキックが汚染兵士の首を圧し折り、ウォルターの十指、否、十の刃で細切れに寸断し、
 別の兵士は鈴虫の返し刃にて顔の上半分を切り飛ばされる。

「デス!」

 ロイがブチカマシで吹き飛ばした兵士をα-12が胴を切り裂き、
 そして、各人が目聡く警戒していた残り一体はそれぞれ虚刃と十束剣、そしてハルバートの投擲により速やかに屠られた。

【戦闘終了】

「デス」

 α-12はひとまずの勝利に大きく息を吐く。戦闘自体は完勝と言える内容である。
 そして、実際、先程から何度も敵の分隊と接触し、その度に切り払ってきた。

【実際、敵の兵士は連携精度こそ油断ならぬモノであるが、個々の戦力はさほど高くはない。が、】

 しかして、明らかに敵は接触の度にテレパスによるアップデートを行い着実にこちらに対応を始めている。
 大きな感応共有化こそ阻止し続けているが、断片的な情報を敵側に徐々にではあるが与えてしまうのは避けようがない。
 もちろん、個々の戦力比は圧倒的であり、早々にしてやられる事などないと言えるのだが。

(雑魚…なら問題ないデス。多少手を焼くようになってきているって程度デス。けど…)

【情報:敵の尖兵にならば、こちらは戦力を解析されても、対処は十分に可能。個体能力に差がありすぎるためだ】

「グギャアアアアッ!!」
「アバーッ!!」

 目的ポイント(技術者達の避難区画)は間もなく。
 しかして、その入り口付近からの断末魔の叫びが通路に響き渡る。

「だーっ!せわしないデス!!」

 α-12は急ぎ、しかして、半身を屈め警戒しながら前進する。

【一息つく間もないとはこの事だ。そして敵の進行の最先端部となるならば、特異な個体が配置されている可能性も高い】
【ゆえに、警戒は必要だろう。能力の質によってはひとつの軽挙が致命となりかねないためだ】
225 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/29(日) 23:14:24.67 ID:2ZXvqgS+0
>>224
鈴虫「はっはぁ!!」

実にご満悦 と言わんばかりに破顔する鈴虫
対してロイは浮かない顔だ

ロイ「後方のヤツ 何かを交信してやがった こちらの戦力を都度研究されていたとしたら・・・笑えんな」
この先の戦いが厳しくなること請け合いである 頭の痛い問題だ

ロイ「何より考える暇がないってのもな!!」
投擲したハルバートを回収し 前へ 前へ

鈴虫「次はどんなのがでるのかなー♪」
反対に嬉しそうな鈴虫であった
226 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/29(日) 23:15:58.29 ID:g9XBvED80
>>224
「…ちょっとキッツいな」

大きな欠損こそ無いものの連続の変異は矢張り消耗する。
今までであれば馬鹿みたいに魔力供給がされていた訳だが今は違う。
そこのズレが先ずはシェイプシフターに疲労という形で現れ始める。

「くっそ、行くしかねえけどな」

目的地の前にもう一波乱ありそうだと悪態をつきつつα-12を追うように前進を始めた
227 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/07/29(日) 23:16:42.99 ID:Bjkvu3N/0
>>224
「……全く……!」

月光と赤刃を握ったまま振り払い、付着した澱みを打ち捨てる
現時点では対処は充分に可能、しかしこれが続けばどうだ?
情報を贈与し続けるだけの消耗戦、限界はいつかは必ず訪れるであろう
ただ半人に取って幸運であるのは、半人は多くのカタやリュウハのタツジンのデータを蒐集している
それらを巧みに組み合わせ、甚大なる戦術を生み出せるのだ

「……次から次へと!!」

トゥエルブに続き隠密、虚空の刃を従え敵の姿を目視次第解き放ち飛翔させるであろう!
228 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 23:30:42.56 ID:eFOsEKcHo
【最終防衛ライン】

 越境者達が向かった、頑丈そうなゲートの前にバリケードが築かれ、
 保安部隊の最後の戦いが行われ、そして終わろうとしていた。

【敵はこれまでの遺伝子汚染を受けた兵士ではなかった。数は僅か1体である】

 それらは奇怪な様相であった。首から下はボロボロの衣服と有様であるが、人間そのものの形状である。
 しかして、その足は地上より数センチ離れており…要するに浮遊している。

【そして異様を思わせるのはその頭部だ。人間の数倍に膨れ上がった頭部は溶け崩れ、
 醜悪そのものであり、心弱き者であれば、それだけで気を萎えさせかねないほどだ】

「―――」
「このッ――アバーッ!!」

 そして、戦闘の様子もまた、異様であった。
 銃声一つ無い。遺伝子汚染を受けて変容しきったこの元カノッサの能力者に銃口を向けた者は、
 瞬時に頭部を爆裂させて死ぬからだ。正直、戦闘の体すら為していない有様であった。

「ヒ…ヒィイイイイイイッ!!」

【この戦闘は最後に恐怖に恐怖に負けた兵士が己の頭部に弾丸を撃ち込むことで終了となった。この戦いで唯一響いた銃声であった】

 キィイイイイイ――

 この敵に接近するたびに各人に耳鳴りが響くだろう。鼓膜を震わせるモノとは異なる質の耳鳴りが。

【※おそらく、この耳鳴りを最も強く感じることになるのは鈴虫だ】

 キィイイイイイ――

(デス!?)

 そして耳鳴りは敵を視認したならば一際頭に強く響いてくることだろう。

(唯一、銃を撃つことが出来た≠フは自殺した兵士!?)「あねさまッ!!」

【α-12の叫び。虚空の刃を展開するタェンティースへ向けられていた】
 【判定(タェンティース)…鼻腔よりあるいは眼から出血。重度ならば脳へ。ダメージは敵に虚空の刃がどれほど接近したかに比例する】
229 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/29(日) 23:38:19.14 ID:g9XBvED80
>>228
「…んだありゃ…エスパーの類か?ああ?うっせぇなあっ!!」

普段から不機嫌そうに皺が寄っている眉間に更に皺が寄る。
両耳を抑えてみるが効果は恐らくないのだろう。

「ちっくしょう!何なんだアリャあ!!」

消耗は厳しいが大幅な変異が必要ではないかと壮年は構えた。
230 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2018/07/29(日) 23:40:10.10 ID:Bjkvu3N/0
>>228
「……冒涜的な……!」
「、……!?」

ブハッ、と目と鼻より噴き出る血ともオイルともつかぬ液体!
有機体の脳に響く鈍痛、揺らぐ体!

「……え、……、これは……!?」

反応性サイキックか!?
真紅に染まる視界、しかし斬り込む事に逡巡は皆無!
一足飛びに迫り、両のブレードで断ち斬らんと掲げ……それが叶えば十文字斬り(クロススラッシュ)!
231 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/29(日) 23:42:40.50 ID:2ZXvqgS+0
>>228
ロイ「なんだあいつ」
鈴虫「チッ うっせぇな・・・!」

一方的な蹂躙を目にし 一体何があったか 何をやったかを目で確認するロイ
鈴虫は強い耳鳴りに顔をしかめた

ロイ「攻撃を仕掛けたら死ぬのか? いやそんなバカな おそんなヤツがいていいわけがない・・・いや 確か前に」
そう エーカーが生み出した巨大な脳みそ ファクトリーブレイン

確かあいつは敵意を感じて耐えがたい頭痛を発生させる類の異能を操っていた
あの種類だったとしたら?

あの醜悪な輩への敵意をなるべき抑えながら そして敵が攻撃をして来ようとしないか最大限注意しながら

とりあえず移動を開始してみるロイ
232 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 23:57:38.99 ID:eFOsEKcHo
【全員対象】

 偶然かあるいは経験か。ウォルターが呟いた「エスパーの類か?」という言葉こそが、
 この状況の正鵠を突いていたと言える。思考の道筋を開通させる鍵となった。

「解析するデス!!」

 その言葉に布状バイザーのオーグ(拡張現実)を起動。
 戦場の解析…先程目撃した兵士達が銃口を向けた順番と、死した順番がピタリと一致する事を確認。
 さらにこの耳鳴りが、敵のESP攻撃の類と判断するならば。

「金男=サン!あのデカ脳味噌の能力版デス!皆、殺意向けると脳味噌ぶちまける事になるデス!!
 そして、そこののーみそ筋肉ポンコツ=サンはこっち!!」

 そして、いち早く正解にたどり着いたロイは接近を開始している。
 さらに切り込まんとしたタェンティースはα-12が背後からディープメイカーを伸ばし口に大量のグミをぶち込む!

【接近しようとするロイ。耳鳴りはドンドンやかましくなるが、近づいただけで脳が炸裂することはない】
【同時に至近においては、僅かでも殺意を向ければ、より迅速にそれが脳に跳ね返ると理解できることだろう】

「―――」

 しかして、殺意無しに接近すれば敵が無力であるわけでもない。脳の皺から管みたいなモノを飛ばし、
 ロイに突き刺そうとする防御行動に打って出たのだ!!

【ロイへ卵管による攻撃。突き刺さればロクな事にならないだろう】

「どーするデス?明鏡止水なんて芸当、α-12には無理デスよ」

 この手の敵への対処法は、殺意を消した攻撃か、殺意のカウンターを上回る超速度での必殺、
 あるいは範囲外からの攻撃、相手のカウンターを無効化する特性。

【なお、心理として相手を屠るに際し、殺意をゼロにするのは至難を極める。
 かのゴ○ゴ13すらそれは出来ないといえば、途方も無い難度の高さを理解できるだろう】

「範囲型…半ば自動的だから集団による圧殺、意識外からの攻撃って手はダメ・・・厄介デス」

 なるほど、尖兵としては凄まじく有能だろう。解き放つだけで敵を概ね殺戮する。
 この時点で敵が戦術を有する類であるとも改めて理解できることだろう。
233 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 00:05:25.81 ID:H2F6v2np0
>>232
「…えっとよ、脳みそ無ければダメージは食わないって考えでいいのか?」

んーむ、と壮年が考える。

「そうだったら、まあ、なんとかなるぞ、多分」

後始末は任せるけどよ、と。
 
234 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 00:08:17.67 ID:yZdwGRYX0
>>232
「んぐっ……、むがもが」

間一髪!一命を取り留めた半人、ギリギリでトゥエルブの救出が間に合った!

「……成る程、いつぞやの殺意へのカウンター……」
「でしたら、えぇ、わたしもそれは不可能ですが」

実際ファクトリーへの攻撃時はどうしていたか
ともかく今はこの手段を試す以外半人には打つ手がないと言える

「近い事ならば出来ます」

脳内思考ユニットへ、有機から無機へ思考をシフト
成る程これならば殺意や害意の類の一切を排除し、ただ無機的に攻撃を行う事は叶う
しかしそれすらも敵の策の内に組み込まれていたならば、手痛い反撃を受けるのは必至!
是となれば無機として斬り込むであろう、何処までも脳筋!
235 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 00:12:44.51 ID:Yf6+z8xv0
>>232
ロイ「フーッフーッ」
やはりあのクソ脳みその類だった

敵意を向けたら死ぬ 全身から冷や汗が垂れるのを感じながら接近
だが防衛機能はあったらしい 卵管伸ばして突き刺してこようとするのをバックステップからの逃走で回避

ロイ「どうする・・・どうすんだこれ・・・!」
クソ脳みそを倒すときはみんなで寄ってたかってごり押しでどうにか斃せたのに
それが使えないのなら八方ふさがりだ

ロイ「殺意・・・敵意・・・それが無ければ・・・?」

ふと思い立つ

ロイ「確か・・・なんだったかな・・・敵意や殺意を感じ取れる化け物を相手にするとき それら意識を持たぬ機械を使ってこれを撃退した
   そんな話を聞いたことがある それを使えば」

攻略法思い立ったり と色めき立ち はたと気付く

ロイ「・・・それを俺が使えるか?」
ハイテク音痴なロイさん 無理なことを思いつくにとどまった

ちな鈴虫君は懐からお結び取り出してかじりついていた
236 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/30(月) 00:21:11.71 ID:wLO6uVOjo
>>233

「あ、のーみそ無いんでしたっけデス?」

 何かこの表現になるとトンデモない悪口に聞こえてしまうのは何故だろう。他意はないぞ!?

「でも救出後の脱出のオシゴトもあるデス。力使い果たすのはNGデスよ?」

>>234-235

「範囲どこまで…デス!!」

 α-12はロイが攻撃された瞬間。卵管に向かってサブマシンガンをぶち込む。
 耳鳴りは酷く、鼻腔から血が垂れたが、脳は爆裂せずに済んだ。これだけでもかなりムチャだったが収穫はあった。

「本体への攻撃でなければ、カウンターはまだマシ、デス」

 鼻血を拭いながら、ロイの言葉と状況をさらに組み合わせる。
 結果として――

「実際、それなら…結局のーきん戦術が最適解?」

 ウェーって顔をしながら、無機となったタェンティースを一瞥。
 タェンティースが能力者に切りかかる!カウンターは…無い!!

【が、複数の卵管が脳より次々に飛び出し、タェンティースの接近を妨害。
 本来の彼女ならば斬り飛ばしながら難なく接近できたであろうが――今の彼女の剣には「意」と「威」が無い】

「脳無し執事=サンと…後一手…金男=サン!そこな穀潰しを殴っておkデス!!」

 ジロリと睨みながら、鈴虫を見やって、

「脳味噌ぶっ壊れるか、その前にぶった切れるか。興味ないデスか?」
237 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 00:28:09.59 ID:yZdwGRYX0
>>236
「……!!」

反射的に体を逸らし、回避行動へシフト!
実際タツジン級のデータをプログラムから引っ張り出して行動に移しているのだ、その動きは迅速かつ丁寧……そして余りにも規則的に過ぎる!

どす、どす、ずぶ……!

鈍音と共に体に突き刺さる管!
この異常事態に思考ユニットはしかし敵の殲滅を最優先としている!
突き刺さったそれのひとつをむんずと掴み抜き取らんとしながらも迫り、プログラムされた美しい斬撃を放つであろう!
238 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 00:28:17.76 ID:Yf6+z8xv0
>>236
ロイ「スマン助かった!!」
ばたばたと化け物から離れ

ロイ「よし分かった」
鈴虫「ブベッ」
おにぎりむさぼってた鈴虫を渾身のストレートでぶっ飛ばす

鈴虫「てめぇなにs・・・・・・・・・」
憤怒がα-12の言葉で狂喜に変わる

満面の笑みで化け物を見やり
しっかりと地を踏みしめた両足の 両膝の力を抜く

――――瞬間的な其の動作
地に立つ躰を支える膝の力が抜けた事で 支えを失った躰は一刹那――極短時間極短距離――地に向けて自由落下を開始する
自由落下する上躰。足場に掛る体重は果てしなく零に近い

――――質量は重力下でも無重力下でも変わらない。然し重量は完全な無重量下では零になる
上体が堕ちる其の一刹那、彼の躰は無重力下と同様に 重量が零になっていた

――――其の一刹那を逃がさない
足裏を地に添わせる様につけて滑らない様に摩擦して足場を掴み己の躰を前へと引きずり出す
重量を零にした体重を、重力に逆らう事無く前に進む縮地の究極 膝抜き

加速を無視した最高速 ただただ狂喜を纏いて化け物に迫り
居合一閃 化け物を切り伏せんとする
239 :ウォルター ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 00:36:15.57 ID:H2F6v2np0
>>236
「お前一応断っておくが脳にも劣らねえ神経の集まりが本来はだな
 …いや、理屈とかは今度だな。
 流石に相手と問題なくコミュニケーションとれる状態だと能力くらいそうだからよ、
 まあ、なんだ…少し馬鹿になってくる」

相手が複数の卵管で攻撃をしてくるのなら、それもデザインに組み込もう。
これで単独相手に複数人でかかるのだ、負ける要素は無い。
問題があるとすれば…

「多分消えたりはしねえと思うんだが…こっち側に戻ってこれるかが問題だぜ、実際」

ぐにゃり、と熱せられた蝋人形のようにその体が崩れる。
ボコボコと泡をたてて黒い身体が融解、一際大きな泡が生じる。

バチン

黒い泡が弾け、その場に顕現するは宙を漂う黒い海月。
触手部分が散々振るいまくった鞭のようにしなる刃になっている。

「…」

ふわり、ふわり、海月が優雅に宙を漂う。
その好物は精神エネルギー。
勿論対エスパーを想定して己の身体を限界まで弄った結果である。
好物が近くにあると察すればその刃な触手を喜々として向けるだろう!!
240 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/30(月) 00:46:42.63 ID:wLO6uVOjo
【全員対象】

「やれる手はここまで。あとは実践のみデス!!」

 α-12は全ての手とティープメイカーにサブマシンガンを保持させ、
 各々の迎撃に向かう卵管のみに焦点を向けて乱射する。
 それは比較的マシとはいえリスキーな行為であり、鼻腔と眼から次々に血が垂れてくる有様だった。

【が、その甲斐もあって、迎撃を大幅に軽減する!】

 タェンティースの規則的に過ぎる戦闘はカウンターを無効化する代わりに、
 迎撃を容易にするという欠点を併せ持つ。意思無き剣は最適解に向かえどそれだけ≠ノ過ぎないのだから。

【しかして、斬撃は届く。頭部に僅かではあるが刀身が抉り込まれ、ESPが僅かに乱れる】

 その間、変容し、接近したウォルターの刃が卵管を引き裂きながら路を開く。
 そして、精神エネルギーを喰う。この特性はベストだった。敵の能力は範囲型で凡そ死角といえるものはないが、
 その源泉となるキャパシティは有限。タェンティースが抉った乱れ≠ゥらエネルギーが食い荒らされる。そして――

【明鏡止水とは程遠く、正に殺意そのものの狂人(刃)――されど流れは乱れた。そしてその剣速は縮地の秘奥】

 鈴虫はおそらく顔の穴という穴から血を流しながらも、致命にいたる前に敵のそっ首を両断したことであろう!!

【地面に叩き落された頭部は間もなく溶解し、おぞましい泡となって消えた】

「――デスゥ。ちかれたデス。スプラッタで女子力ダウンしそうデス」

 ごっしごしと顔を拭いながら銃を収めるα-12。バリケードを見やりながら、

「さって、いよいよ救助対象に到着デス

 と、避難区画のゲートを叩くのであった。
 そして、もっとも困難なミッションの開始もおそらくはこのノックがスタートとなる。

//今回はここまで!
241 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 21:45:25.25 ID:Yf6+z8xv0
>>200-215の続き
小隊長「そう・・・か・・・」

ここはエンドワールド 終わりゆく世界
一行はこの国の歴史書を携え世界を渡るために移動を開始
その途中 独自の判断で住人を救助していた軍隊に匿われたわけだが

保護の手を抜けるためには正直に話した方がいい そう判断し この小隊を指揮する亜人の男に事の経緯を話す

ワーウルフ 毛むくじゃらの体を軍服で覆い 狼の面に普通な表情を浮かべ 言葉短くうなづいた

小隊長「分かった 正直異世界なんぞ眉唾もいいところだが あんな化け物が現れるんだ そうも言ってられないだろう
    我々はここで少しでも市民を救助しなければならない すまないが援護はできない」

そう言うと ワーウルフは首にかけていた 複数牙に紐を通した首飾りを外して一行に差し出す

小隊長「我々ワーウルフは代々死んだとき 牙を首飾りにする風習がある こうすることで死んでいった先祖が守ってくれると信じている
    これを持って行ってくれ 我が偉大なる先祖が お前たちに加護を授けんことを」

小隊長「さぁ・・・行け」
そういって一行を送り出してくれた
242 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 21:52:03.56 ID:H2F6v2np0
>>241
BB「んー…何と言うか……」

送り出されゲートへと向かうであろう道中で青年は悩みながら言葉を発した。

BB「このままゲートに辿り着いてハイさよなら、で良いもんか分からなくなってきた」

自身らが進んできた道を振り返り、歩みが止まる。

BB「これは……ただの感傷でしかない?」
メアリー「…」

共にある魔導書は答えてくれない。
青年は周囲に解を求めるが…
243 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 21:54:09.47 ID:U1Cf7OBR0
>>241
「いやービックリしただわさ。ホテル出たら一面エンドオブワールド」
首にタオルをかけ、軽い調子で会話に混ざるソーマタージ。世界の終わりに瀕しても、その態度は崩れない。
元々ロイたちと同行していたわけではないが、避難した先でたまたま出くわしついてきたという訳だ。
「俺のいた地域風に言うならエニシってヤツだろうな。スタンド使いか」


「もとより期待はしてないさ、犬のお巡りさん。せいぜい勤めを果たしなよ」
タオルを投げ捨て、コートのフードを目深に被る。酸素供給機が物々しい音を立てて展開し、その表情を隠した。
「本当は無駄なコトだと思ってるが、ガッカリさせたくないからこれ以上は言わないでおいてやるよ」

嫌味ったらしい言い方が、差し出される首飾りに途切れる。怪訝そうな目を交互に向けると、一度だけ一行に視線をやって受け取った。
「あぁ…民間信仰? お前さんの先祖が多種族への理解のある人であることを祈ってるよ」

「じゃーな。最期まで生きてみせろよ」
両手で指差しながら最後の言葉を交わし、ソーマタージは走り出した。
244 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 21:54:34.27 ID:yZdwGRYX0
>>241
「……大切なモノでは……?」

一同がそれを受け取るのを片目で見詰めながら、半人は張り裂けそうな胸の痛みを堪えていた
終焉の予兆の世界の中での救助、それに対して他者が口を挟む事など出来ようか?
彼等の矜持に水を差す事など出来ようか?

「ありがとうございます」
「……ご恩は、忘れません……」

245 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 22:07:21.87 ID:Yf6+z8xv0
ここを出ていくとき 小隊の皆が声をかけてくれた
努めて明るく 笑い声混じりに

分かっているのだ 自分たちんも命運が だが それを感じさせまいと

>>242
アキレス「さすがにワン公(ウルリック)でもいない限り あいつに一泡吹かせるのも厳しいんじゃない?」
邪神がいるであろう方向を見やりながら言うアキレス

>>243
首飾りはソーマタージが受け取った

小隊長「フッ 困ってもワンワンとは言わんさ」
そういってソーマタージと小隊長は別れた

>>244
ロイ「タェンティース けがの具合はどうだ?」
実際満身創痍だったタェンティースを気遣うロイ

>>全員対象
ロイ「あの邪神はがこちらから見える位置にいるのは不味い さっきも邪神の足から目玉が生えて捕捉された
   なるべく隠れて移動するぞ」

家屋や森の中を経由して移動を開始する一行 とりあえず今のところ捕捉された様子はない

だが

〜場面転換〜
ロイ「もうすぐゲートがある場所なんだが・・・視界が開けてやがる ここからは邪神に捕捉されることは避けられんだろう
   鉄火場だ 気張れよ」

ロイがハルバートを握りしめ アキレスがトレンチガンのチャンバーに初弾を送り込む

ロイ「よし・・・行くぞ!!」
言うが早いか 駆けだすのであった
246 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 22:11:13.51 ID:H2F6v2np0
>>245
BB「だよなあ…でもなあ」

結局青年は場面転換の時まで感傷を引きずる事となる。

−−−

BB「やるべき事をすればいい、やるべき事をすればいい…よし」

目を閉じ、自身に言い聞かせ、青年は目を開きロイに続けと駆け出した。
247 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 22:12:52.38 ID:yZdwGRYX0
>>245
「応急的な手当を受けました」
「……魔力も補充出来ましたし……」

いけます、と力強く応じる
実際半人の回復は、スペック上で語るとすれば微細なモノに過ぎない
しかしそれ以上に胸に熱く宿る燠の焦熱は、彼等から与えられし勇気!

……

「……えぇ、分かりました……」
「行きましょう!」

赤刃を握り締め、引き抜いて構え進軍!
もう片腕はイムエトで補修したとはいえ万全ではない、一度攻撃に使えば二度は難しいだろう
248 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 22:15:54.70 ID:U1Cf7OBR0
>>245
「この場にいたら元迷子の子猫ちゃんを紹介してやれてたんだがなぁ」


それからどうした。
「これが銃撃戦だったら、通り方は幾つかあるんだけどな」
赤い刀を抜き放ち、首を傾けコキリと鳴らす。戦闘準備は万端、少なくとも、真っ当な敵が相手ならまだまだやれる。

「今度はちゃんと刃が通じる奴である事を願おう。辻プリーストとかどっかにいない?」


「レッツプレイ」
早口に軽口を叩き終えると、鋭い視線で行き先を睥睨。刀を担いでロイに続く!
249 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 22:24:45.13 ID:Yf6+z8xv0
潜伏場所を出る とたんに感じる視線 すでに下半身までこの世界に具現化した邪神の体から生じる目玉がこちらを向いた

ボコリ 地面が小さく隆起する 飛び出し叫び声を上げるのは特大サイズのミミズ

全身は紫色 体のあちらこちらに生える目玉 そして鋭い牙のついた口

>>246
ボコリ ボコリ
BBの目の前に2つの隆起 飛び出す勢いで大ミミズが二匹 体当たりを仕掛けてくる


>>247
バケモノ「!!!!!!」
駆けだすタェンティース まるで進軍を妨げるように一匹の大ミミズが飛び出してきて
牙の生えた口を大きく開き タェンティースの喉笛を食いちぎらんと迫るだろう

>>248
ロイ「使うか?」
取り出したのは どこかで見覚えのある いかがわしい挿絵付きの 法儀礼済み聖ローションだ
こんなこともあろかと備蓄していたらしい

現れたのは気色悪い大ミミズ ボコリ ボコリと地面を隆起させ攻撃のチャンスをうかがっている

そしてソーマタージの横手から奇襲するかのように飛び出した大ミミズは ソーマタージの腕に食いつかんと迫るだろう
250 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 22:30:35.85 ID:yZdwGRYX0
>>249
「ジャマを……!!」

赤刃の逆配置のルーンが半人の魔力に呼応し明滅!
ぐ、と腰溜めに構え全身の人工筋肉繊維を張り巡らせた!
直後解放!肩の輪郭がブれ爆轟と紛うノイズ!

「するなっ!!!!」

イアイ=モーションでの横薙ぎ一閃!
251 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 22:32:11.18 ID:U1Cf7OBR0
>>249
「使ってないよな?変な意味で」
嫌そうな目を一度だけ向け、言葉とは裏腹に素直に受け取る。使える手は多い方がいい。


「来たぞ、来たぞ……」
視界の端に映るのは隆起する大地、現れる悍ましいミミズ。見つかったと考えた方がいいか。

「来たッッ!」
飛び掛かるミミズの頭部(多分)に向け、カウンターとばかりに振るわれる鋭い空手チョップ!
腕に噛みつかれるより速く、頭を砕いて殺さんと水平に伸ばした手が放たれた!

「急いで突っ切るぞ!」
252 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 22:34:29.46 ID:H2F6v2np0
>>249
BB「なんか趣味悪いのが出てきたなあ!」

文句を言いつつ駆ける足は速度を緩めず。

BB「『36頁・ソード』!!」

緑の光で可視化された空気の流れが右手に集い剣の形を成す。
強力な魔力の塊でもって形成された剣が駆け足と共に振るわれ
周囲に嵐を巻き起こしながら迫る大ミミズを纏めて切り裂かんと!
253 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 22:48:58.14 ID:Yf6+z8xv0
>>250
腕が消失したかのような錯覚を覚える様な一閃
太い胴を寸断し 汚い体液をまき散らしながら斃れる大ミミズ

体液は地面に降り注ぎ シューシューと音を立てて刺激臭のする煙を上げる
ヤツ等の体液は強酸性 あまり長く嗅いでいいにおいではなさそうだ

ロイ「移動しながら戦うぞ こいつらはヤバイ!!」

なおも襲い来る大ミミズ そしてバケモノが通った後は柔らかく耕された土が広がっている
迂闊に踏み込めば 足元を取られかねない柔らかさだ

>>251
ロイ「使ったぞ 変な意味じゃない方で」
さて問題です この場合 変な意味とはいかがわしい方か いかがわしくない方か
少なくても中身はほんの少し減っていた

サイバネによって補強された腕はさながら鈍器の如く とびかかってきた大ミミズの頭を粉砕
大きく開けた口から体液が漏れ出る

大ミミズの体液は強酸性を帯び 肌につけば火傷を負いかねん
そして大ミミズはソーマタージの踏みしめる地面の中を 縦横無尽に走り回る

足元を耕し ソーマタージのバランスを崩さんとしているのだ

そしてまた一匹 ソーマタージの斜め前から飛び出してかみつかんととびかかる大ミミズ

>>252
辺りの耕された土を巻き上げながら巻き起こる嵐 振り抜かれた剣が通り過ぎた後 転がる大ミミズの死体2つ
なれどその体液がBBに降り注がんとしている

奴らの体液は強酸性であり 付着するのは危険だ

そして今度飛び出してくるミミズの軌道は低く 足元にかみつかんとするのが見える
更に足元を他のミミズが耕し 柔らかい土でBBの足をとめようとする者もいる
254 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 22:56:40.81 ID:yZdwGRYX0
>>253
「……っ……!」

頬に浴びる体液、焼け付く痛みが走り皮膚が爛れ落ちた
イムエトでの補修を考えたがしかし外見を取り繕うヒマはない、その分少しでも生存に託すべき時なのだ

「分かりました!」
「……きゃぁっ!? 、この……もうっ!!」

移動開始、駆け抜ける半人!
しかしその自重はふかふか粘土を踏み抜き脚を取られるには充分過ぎる!ウカツ!
文字通り泥沼にハマりかけているのを、虚空の刃を展開しそれに掴まり微かな浮遊で辛くも脱出!
ヘルメスの加速でこの場を切り抜けるべく疾駆開始!
255 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 22:57:01.23 ID:U1Cf7OBR0
>>253
「ウェー、手洗っただろうな」
益々嫌そうな顔!衛生的というより、精神的な問題だ。


「チィッ…!」
プスプスと焦げる袖口、人工皮膚。舌打ちを漏らして辺り一面に飛び散ったミミズだったものを睨む。
下手に傷つけるのは悪手。血が飛び散れば危険だろう。

「しゃらくせェ!」
軟土に足を取られ、前に倒れそうになるソーマタージ。その顔面に迫る新たなミミズ───!
───を打ち据えようと放たれる、横薙ぎの黒い棒。ベルトから引き抜かれた鞘だ。

「構ってる暇はない!一気に走り抜けるぞ!」
サイボーグの怪力でミミズを遠くへ吹き飛ばし、道を切り開く方を選んだのだ。両手に握るのは黒い電磁鞘と、峰を向ける刀。
やたらめったらに高速で振り回される二物は暴力の旋風となり、ミミズを弾き飛ばそうとする!
256 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 23:00:12.28 ID:H2F6v2np0
>>253
BB「ああ、次から次へと!」

鬱陶しいと言外に表情で語る青年。
風渦巻く剣を水平に構えその場で回転。

一瞬の間にその回転速度が上がり生み出されるのは小規模な竜巻。
触れるもの全てを切り裂く風の刃の集合体だ。
その性質上、足場が悪かろうが進むべき方向へと進み、
空高くから垂直に打ち下ろされる狙いを定めた攻撃でない限り中々に攻撃を通すことは難しい。
飛散する体液も問題にはならない…ハズだ!!
257 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 23:12:36.91 ID:Yf6+z8xv0
>>254-256
ソーマタージが鞘でミミズを吹っ飛ばし
足を取られるタェンティースにミミズがとびかかった

その時 BBが放つ風邪の刃が 辺りにいるミミズをまとめて地中から掘り出し 切り刻んだ
飛び散る体液 なれど風に押し戻され 広範囲に散らばるも一行に直撃はしなかった

辺りのミミズはとりあえず殲滅できたようだ 追撃が来る前に走り出し・・・見えてきた

異世界を渡るゲート 後はここをくぐれば・・・

ロイ「・・・・・。」
アキレス「・・・・・・・。」
―――g…ギィ!!

ゲートは乾いた血のように赤茶けた渦に覆われ
いくつもの目玉が渦の中を泳いでいた

ロイ「・・・いくか?」
アキレス「ノーサンキュー」
ロイ「クソッ とりあえずあの邪神から身を隠さにゃ」

このゲートを諦め 移動を開始するロイとアキレス 一行は?
258 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 23:16:25.40 ID:H2F6v2np0
>>257
BB「…なんかこう、めっちゃブチかましたい!」

無駄だと分かっていても何かせずにはいられない時があるもんである。
やや感傷的になっている青年は恨めしそうにゲートを見つめる。

結果、即時即決行動のロイ達よりもやや遅れて移動を開始するだろう。
259 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 23:20:59.66 ID:U1Cf7OBR0
>>257
「まぁ、俺だってこーするさ。野郎もそーするタイプだったんだろ」
あからさまな罠。浸食か書き換えか、分かりはしないがここにとどまっても事態は変わらないだろう。

「伏せて、隠れるだ。簡単だろ? 邪神相手に効果があるかは分からないが」
ここにいても仕方がない。さっさとロイ達に続いて移動するのであった。
260 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 23:21:57.47 ID:yZdwGRYX0
>>257
「……すみません、助かりました!」

BBとソーマのフォローに感謝を告げつつ脱出、殲滅を確認

「……、そんな……!」
「クソっ!ならばどうすれば……!?」

一瞬ゲートの澱みに対して赤刃の破壊エネルギーを打ち込む事を考えた
全霊の魔力と合わせたそれならば崩壊嵐(アポカリプスストーム)と同原理の破壊を生み出せる
きっと神とかいう存在に対しても有用であると、半人は確信していた
しかし、仮にそれがゲートを潜り抜け他の世界に影響してしまえばどうか?
流石に小規模な嵐だ、崩壊には無論至らぬが下手をすれば無関係な声明を巻き込んでしまう可能性は十二分にある
舌打ちひとつ、ロイ達に続く道を選び取るのにそう時間は要さない
261 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 23:29:35.80 ID:Yf6+z8xv0
>>全員対象

ロイ「今は離脱だ あとで話す!!」
ミミズの追撃 邪神の視線 走り 走り 隠れて 見つかり また走り

〜場面転換〜
ロイ「・・・・・撒いたか」
降りかかる視線は薄れ 最後の追撃から30分が経過
山の斜面 背中を合わせて襲撃を待ち構えていたが ひと時の安寧を得た 大きく息を吐く

ロイ「こいつを見てくれ」
取り出したのはこの世界の地図 いくつかの点が記されている その中の一つにマーカーで×を描いた

ロイ「この世界の定点ゲートだ とにかく近場のゲートを目指して進む
   どこかでゲートが生きていれば御の字 だめなら・・・ランダムジャンプに賭けてエンドレス鬼ごっこだ」

アキレス「うわー・・・最悪」

ロイ「とにかく今は隠れながら移動するしかない 他に案があればいいんだがな・・・異論はあるか?」
と一行に問うた
262 :BB&メアリー ◆AaNrqSY5ys [sage saga]:2018/07/30(月) 23:35:51.42 ID:H2F6v2np0
>>261
BB「やっぱり、アレ、何とかならないかな?」

現在どれほど顕現しているか分からない上空にいるであろう邪神の方を指さして。

BB
「態々僕らを認識してちょっかいかけてくるぐらいだ、
 気づいていないだけで意外と僕ら、アレに関する対抗策を持ってるんじゃないか?
 …ただ闇雲にゲートを目指しても望みはひどく薄い気がするんだ」

263 :ソーマタージ ◆.zilz3o6.U [saga]:2018/07/30(月) 23:36:53.66 ID:U1Cf7OBR0
>>261
「久しぶりにクソみたいな状況だな。帰りたい」
頭上から降りてくる影。木の上に昇り、追撃が来ないか確かめていたのだ。
休憩代わりにスキットルから酒を呷り、お気に入りの煙草に火を点ける。残り一箱しかない。

「いつだって現実は予測以上に悪いモノさ」
この分では使えそうなゲートも多くはあるまい。空になったスキットルを顔も向けずに背後に放り捨てると、地図の点を見て溜息。


「異論は無し。少し休んだらさっさと行こう。 こんなところで共倒れなんざ俺はゴメンだ」
「先は長くなりそうだ。お前らも食うモン食ってよく休んでおけ。俺様みたいに24時間戦えないだろ」
264 :タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 [saga]:2018/07/30(月) 23:38:17.04 ID:yZdwGRYX0
>>261
「はぁ、はぁっ……、っ……」
「どな、どなたか……すみません、みずをすこし、わけてはいただけませんか……?」

荒い呼吸、上下する肩、落ちる汗と血ともオイルともつかぬ液体……
喉がカラカラに乾いている、通常ならば不要であるはずの現象が半人の体に生まれていた
基本活動とイムエトでの水分消費が、内部での生産を上回っているのだ

「……隠密行動はニガテではありますが……」

ロイとソーマの案に頷き、BBの案にもふむと頭を捻る
しかしイマヒトツその手の対応策が浮かばぬ様子ではあった
265 :ロイ・ゴールドマン&鈴虫 >500-501と>273 ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/07/30(月) 23:47:27.35 ID:Yf6+z8xv0
>>262
ロイ「正直何が効くか分からん 闇雲に攻撃を仕掛けて本気にさせたら後が怖い
   とりあえず対策を講じる程度はしておこう だが今す仕掛けに行くなんてことはやめてくれよ」

>>263
アキレス「ねー 俺も帰りたい かえってクーラーの効いた部屋でアイス食べるんだ」
―――ギィ!!

ベティちゃんもソーマタージに謎石遊びで勝つまでは死ねるか!といきり立っている

>>264
ロイ「ほれ」
キャンティーンの水を差し出す

ロイ「おあつらえ向きにヤマの中だ 水源なら少し探せば見つけられる」

>>全員対象
ロイ「タェンティースの体力回復を待って移動を再開する いいな」
ということで次のゲートを目指す一行であった・・・・・


//〆
266 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 22:46:10.83 ID:lusU2HN70
「ぐぬぬ……、うぬぬ……!」

狭間のスクラップヤード、だだっ広いグラウンドめいた広場
重いコンダラ(アレである)をずーりずーりと引っ張っているのはジャージ姿で何時もよりちょっとスポーティなルシオラであった
何やら先日ユノとランダムジャンプした先の世界でちょっとした騒動に巻き込まれ、ルシオラのモヤシっぷりが原因でユノに庇われ彼女がケガをしてしまった事があったと言う
そこから帰って来たルシオラは、ちょっとでも足手纏いから脱却するためにトレーニングに励むのであった
267 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:01:01.20 ID:93pnKZvZ0
>>266
ロイ「ギガースの★を目指せってか?」
炎天下の中でのトレーニングということなので ぶっ倒れない様付き添いしているロイ

ギガースはきっとタェンティースと激しくいちゃついていることでしょう

アキレス「倒れない様に気をつけなよ〜?」
ビーチパラソルに扇風機 冷たいドリンクと 鍛える気0のアキレス

―――ギィ!!
ちなベティちゃんはコンダラのうえでルシオラにエールを送るべくハサミを振り上げていた

ロイ「汗には塩分が含まれている つまり体の中の塩分が絶え間なく流れているということ なのでしっかりと塩分も補給しましょう
   ということでルッシー ホレ」

踏ん張るルシオラの口にポイと放り込まれたのは 昔ながらの塩と紫蘇と梅だけで作られた 激烈にスッパしょっぱい梅干しであった
268 :ルシオラ・グリヴルム【幻蛍の創作体】 [saga]:2018/08/01(水) 23:07:08.16 ID:lusU2HN70
>>267
『……!!』

向こうから風に乗って聞こえてくる金属音
実剣での模擬戦激しくみっちりな巨人と半人でありましたとさ

「うぅ、お、重い〜……!」
「……あ、どーも……ッッッ!?!?」

しかし実際このコンダラ、メチャメチャ重い!
ルシオラの進む速度はカタツムリといい勝負であり、目的地の旗まではまだまだあった
そんでもって塩飴か何かと思って頂けばもうとってもスッパイ!
飛び上がって悶絶!その勢いでコンダラも少し進んだ!ヤッタ!

「み、みず!みずっ!!」

ただしお口の中がゴゥトゥヘルなのは問題だ!
269 :野郎ども ◆Lad0HbZVndK6 [sage saga]:2018/08/01(水) 23:22:15.05 ID:93pnKZvZ0
>>268
ロイ「ヘイ」
アキレス「ヘイ」

ロイが合図 アキレスがクーラーボックスからひえっひえのペットボトルを投擲 ロイがキャッチしてルッシーにパス

酸っぱい梅干しの後の水は甘くておいしいぞ!!

ロイ「しかし中々筋肉が付かないな・・・元々付きづらい体質なのか?」
などと言ってルシオラの筋肉の突き具合を視るべくルシオラの腕なり脚なりを無造作に撫でて確かめようとするロイ
セクハラ? 性別詐称する方が悪い
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