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【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
- 335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/01(月) 03:14:55.33 ID:gbHW/BTSo
- そういや女装デートとかしてたなあ
いやー懐かしいわ
- 336 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/04(木) 20:57:48.10 ID:AB67JJRqo
- こんばんは。
>>334
ほんと懐かしいですw
こう、込み上げてくるものがあります。…恥ずかしさとか(。_。;
いろいろ変化していく中でも、変わらない気持ちもあるんですよね。
>>335
それも懐かしい…w
いやあの時は考えなしでしたねぇ…それもいい思い出になってよかったです(^^;;
- 337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/05(金) 01:35:30.78 ID:8MXb0Pmy0
- ところで浮気されたらどうする?
やっぱすぐ許す?
- 338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/05(金) 09:13:32.47 ID:ZIbh50oDO
- そういえばさやちゃん、父親の浮気で両親が離婚した後は中卒で働くことも当時は想定していたんだっけ。
その頃と今の状況とは雲泥の差かと思われ(誰のおかげですかね〜)
- 339 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/05(金) 18:31:33.52 ID:m1P9ebN2o
- >>337
しょうちゃんは浮気なんかしません。
と言うだけでは答えにならないので、一応お答えしますけど…許さないです。
でも、嫌いにはなれないんだろうなぁと思います。
>>338
そうですね、色んな人の助けがあってこそだと思っていますw
大学まで行かせてもらえてるなんて、当時は考えられません。
だから無駄にしないようにと意固地になっていたんだなぁ、と今では考えたり。
- 340 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/05(金) 20:48:03.24 ID:m1P9ebN2o
- 長らく空いてしまいましたが…続きです。
投稿していきますね。
- 341 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/05(金) 20:51:44.67 ID:m1P9ebN2o
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12月某日
ブラインドの隙間から外を覗くと、既に陽が落ちて辺りは薄暗くなっていた。
一方ブラインドで隠された室内では、華やかな光景が広がっている。
清楚系の淑女な方々が、可憐なティーカップを傾けながら会話に花を咲かせ、時折顔を綻ばせている。
「今週の◯◯、神回だったわー」
「ねー!超捗るし」
「わかります!今期豊作ですよねー」
…その微笑みはどれも、少々はしたないものだった。
講義を終えて特に予定のなかった私は、つぐみさんとさくらさんに誘われて彼女の所属するサークルに参加していた。
彼女言うところの、オタサーである。
本来は文学系とか芸術系とかのサークルで、実際にその活動もしている。
名称も至って普通…とは言えないけど、いわゆる現代視覚なんちゃらとかではない。
オタサーの部分は、飽く迄集まった人達の趣味なのである。
明らかにメインはそっちみたいだけど…。
まあ、サークルとは本来そういうものなのかもしれない。
だから、所属していない私がこうして顔を出しても、歓迎してくれる。
余所者の私が言えたことではないけど、私は結構この空間を気に入っていた。
「さやちゃんは◯◯見てるんだっけ?」
「うん。あ、でも新しいのはまだ…」
「じゃあネタバレ禁止ねー」
ここの方々は、同じ趣味を持つ人に等しく優しい。もちろん、元々優しいのだけれど。
つぐみさんやしょうちゃんの影響で、今では私も(いーちゃんも)そちらの趣味を持つようになった。
それでも当然、彼女たちに比べればまだまだである。そもそも嗜む程度でしかない。
そんな私でも、同士として受け入れてくれるのだ。
「ネタバレじゃないけどー、最近◯◯×△△でこういうのがあって…」
「っ、い、いえ、私はそちらの方面は…」
…こうした布(腐)教には困るけど…。
ホ◯が嫌いな女子もいるのである。
嫌悪感を感じるほどじゃないけど。
まあ、そんなことがあろうとも、とにかくここは居心地がいい。
それはきっと、下の立場や部外者であるからこその気楽さも合間っている。
どこかの教室とは違って、しがらみも、妬み嫉みもない。
「だめですよ。さやちゃんは、女の子同士で仲良くしてるのが好きなんですから。ね?」
そして何より、絶対的に味方で居てくれるつぐみさんがここにはいる。
たとえ世間では少数派であっても、彼女が味方でいてくれるなら、私は迷わず進んでいけるのだ。
「え、あ、うん…まあその、はい…」
「仲良く、よろしくしてるのが好きなんだよね?」
「その言い方、意味変わってきてるよね…」
…いや、貴女の影響でこうなったんですけどね。
- 342 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/05(金) 20:58:29.22 ID:m1P9ebN2o
-
しばしの間、きゃっきゃぐふ腐と談笑を楽しんでいた。
いや、はしたない話ばかりではなく、何気ない世間話もあったし、忘年会の日取りも話し合っていた。
私も是非にと誘っていただき、お言葉に甘えて参加することにした。
そんな話をしていると、コンコンとドアをノックする音が鳴る。
先輩の「どうぞー」という声に招かれて入ってきたのは、1人の男の子だった。
彼は眼鏡が似合った私のよく知る男の娘で…勿体つけなくてもいいや。しょうちゃんである。
少し前に連絡を取り合い、待ち合わせをしていた。
しょうちゃんもサークルメンバーではないけど、この部屋には何度か来たことがあり、皆さんとも顔見知りだ。私との関係も知っている。
「どうもー」など挨拶を交わしながらこちらに歩いてくるしょうちゃんに、さくらさんが席を立ちたたっと近寄っていく。
しかし目的は彼ではないのか、その後ろをきょろきょろ眺めていた。
「うーす。…え、なに」
「いーちゃんは?」
「いないけど…」
「えー!そっかぁ…」
「…なんかすんません」
どうやらいーちゃんが目的だったらしいさくらさんは、がっかりしながら戻ってくる。いつも一緒に来てたもんね。
本当に、心底がっかりしている。いーちゃん好きすぎでしょ。気持ちはわかるけど。
複雑な表情をしていたしょうちゃんもぱっと笑顔になり、こちらに向かってきた。
「お待たせ」
「ううん。お疲れ様」
軽く言葉を交わしながら、しょうちゃんは近くの空いていた椅子に座る。
待ち合わせていたとはいえ、すぐに帰ることもない。
それに、皆さんに許してもらえないし。
「先輩方、燃料が来ましたよ。どうぞ」
「…あの、別に俺燃えないんだけど」
つぐみさんが先輩方にしょうちゃんを献上する。
「超燃えるよ!燃え上がるよー!」などと、先輩方は正に燃え上がっていた。
萌えではないのがポイントである。
年下で童顔なしょうちゃんは、腐女子な方々には滅法人気なのであった…。
「ねえ、こういうの着てみない?」
「絶対似合うよ!」
「いや、カップリングの画像で言われても困るんですけど…」
辟易しながらも、いつも一緒の誰かさんの影響でしょうちゃんは割と耐性がある。
オープンに弄られても平気な顔をして、ネタで返したりもしていた。
…私の前でも容赦ないですね…。
まあ、かくいう私も同じ誰かさんのせいで慣れているわけですが。
- 343 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/05(金) 21:10:23.86 ID:m1P9ebN2o
-
そんな談笑にもきりがついた所で、私たちは先にお暇することにした。
燃え上がっていた室内とは違い、外は一段と冷え込んでいる。
これは早く手を温めないと…なんて、あざといと言われそうな考えを思案していると、話題を振られた。
「忘年会行くんだってね」
「あ、うん。誘ってもらえて」
ぱぁっと晴れやかな笑顔になり、実感のこもった声で彼は言う。
「そっか。安心した」
「…?」
何に対して安心なのかわからなかったけど、私の事で笑顔になる彼を見ると、気恥ずかしくなって顔を背けた。
そんな温かい気持ちもすぐに冷めてしまう。
「クラスの方は?」
「…あー、うん、あるみたいだけど…」
「…行かないの?」
「行かないよ…」
一応誘われはしたけど、断っていた。
もうああいうのは懲り懲りだし…。
答えると、先ほどのいい笑顔は消えてしまった。
安心とは反対の、心配した表情をしている。
やはり、しょうちゃんはまだ納得できていなかったらしい。
そんなに心配することなんかないのに。
「あの…別に、心配いらないからね」
「けど…」
「サークルの人みたいによくしてくれる人もいるし、仕事も楽しいし、それに…。だから、十分だよ」
クラス1つなんて些細な事で、恵まれすぎなくらいに多くのものを私は持っている。
すべてをうまくやる器用さもない私には、多すぎるほどだ。
「…でも、さやには普通にしててほしいんだよ」
「普通って言われても…」
そう答えながらも、先日感じた違和感が少しわかった気がした。
人間関係について、しょうちゃんは結構弁えた考え方をしている。達観しているとも言える。
そのしょうちゃんが、みんな仲良くなんて言ったのは、そういうことだったのだ。
普通に仲良く、浮かないように、人と違わないように。
普通でいて欲しいと言うのなら、私にとっての普通とは。
「……じゃあ、ずっと一緒にいるのが普通って言うのは、だめ?」
そっと手を握り、そんなことを代わりに言ってみせる。
これこそあざといのだろう。
意識して、わざと話をすり替えている。
「…恥ずかしい事言うなぁ」
そうして手を握り返してくる彼の表情は、顔を背けていて私からは見えなかった。
普通にしてほしいという願いは、私の事を考えてくれた彼の気持ち。
それは、ともすれば彼自身の切実な願いでもあり、2人にとって目を逸らしてはいけないことだった。
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- 344 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/05(金) 21:12:42.85 ID:m1P9ebN2o
- 以上です。
1つ話を挟みました。
でも関係ない話ではありませんので…。
- 345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/05(金) 22:14:36.18 ID:WGP05xWC0
- いよいよ次回、核心に? なんだか週刊誌を読んでいるような感覚(゜_゜)
- 346 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/05(金) 22:49:07.78 ID:m1P9ebN2o
- >>345
その予定です。
週一くらいですもんね…そう思っていただけると気楽です(^^;;
なるべく早く書きたいんですけどなかなか…お待たせしてすみません。
- 347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/05(金) 23:45:02.24 ID:KVgCLiNSO
- 続きはよ、続きはよ、
うわぁ〜早く来週になんないかなっ!
- 348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/06(土) 05:49:23.18 ID:MpS7C/nh0
- >>339
過去ログ探したら、こんなくだりを発見
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/kako/1328/13284/1328451567.html#a929
当時「ぞっこん」だと言っていたご本人の、今の気持ちもあらためて拝聴したいところですがw
- 349 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/09(火) 21:00:32.03 ID:wz63sM+Uo
- こんばんは。
>>347
ありがとうございます。
いえ、絶対週に1回ということはないんですよ(^^;;
早めにできるかもしれないし、その逆も…その時はすみません。。
絶賛執筆中ですので!
>>348
これもまた懐かしいですねw
ところで、この自分に酔ってる痛いやつは誰でしょうか(すっとぼけ)
いやいや見返すとかなり痛々しい…今もでしたね(。_。;
- 350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2015/06/09(火) 21:17:11.13 ID:Fv5Dyjr9o
- >>348
懐かしいなー
>>349
痛々しくないぞ!むしろキュンキュンするwwwwwwww
- 351 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/09(火) 22:37:27.47 ID:wz63sM+Uo
- >>350
それは何よりで…ま、まあ全然恥ずかしくはないですけどね!
ベッドにダイブしてうあああってなる程度です(黒歴史)
ともかく、後悔はしてないです。
- 352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/09(火) 23:00:16.67 ID:BZXZUbGLO
- 長い
3行で頼むわ
- 353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/10(水) 00:10:00.79 ID:D3odXBMDO
- >>352
ドジっ子寝子にゃん
大学生生活にも慣れ
少し前の事を振り返る(多少盛りつつw)
- 354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/10(水) 00:31:00.48 ID:2yqCQ6i60
- >>351
この時しょうちゃんいなかったら、さやちゃんダークサイドに堕ちてたかもしれないし
- 355 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/14(日) 23:10:47.05 ID:f1pvqKEMo
- こんばんは。
>>354
そうですね、この時だけじゃなく高校で出会ってなかったら…と考えると怖くなります。
中学の時にもう堕ちてたと言えますので(^^;;
- 356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/14(日) 23:51:29.64 ID:v4MReWXUO
- >>355
ダークさやちゃんと、黒いーちゃん…
なかなかそそるコンビと思っちゃうのは
Mの素質ありかな…
- 357 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:26:25.30 ID:XRWaCHFco
- >>356
いえ、そんないいものじゃないですよたぶん(^^;;
まあいーちゃんはともかく、私は根本は変わってないんですけどね…。
それは置いておくとしても、私は実はSな所もいえなんでもないです。
- 358 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:31:17.75 ID:XRWaCHFco
- さて、懲りずに無駄に長くなってしまいましたが…
続き投稿します。
読んで頂けましたら恐悦至極でございます。
- 359 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:32:31.19 ID:XRWaCHFco
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きっかけは些細なことだった。
或いは、きっかけすらなかったのかもしれない。
その日その時に大きな意味はなくて、けれど起きるべくして起きたこと。
偶然なんかどこにもなく、すべては必然だった。
1つ偶然があるとすれば。
だけどそれをなかったことにしてしまえば、今までのどれもがなくなってしまう。
だから、そこには偶然も間違いもない。
正しい道順を辿ったが故の末路だったのだろう。
どんなに大きな器でも、水を注ぎ続ければやがて一杯になって溢れ出る。
3年かけて、或いはもっと前、物心ついた頃から積もった溢れんばかりの想いは、今にも限界に達そうとしていた。
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- 360 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:33:54.54 ID:XRWaCHFco
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12月17日
世間一般では、ただの平日である。
それでも、クリスマス一週間前という見方をすれば、よいこのみんなはサンタさんからのプレゼントを心待ちにし、
お父様方はおもちゃ屋にゲーム屋にと慌ただしいアフター5を過ごす日になるのだろう。
受験生にとっては、もう何日しかないと焦り出し、妖怪アレモコレモヤッテナイがそろそろ出てくる頃だ。
年の瀬の繁忙期とするなら、妖怪がよう出る職場から出られんけんな社員様にとって、正念場と言えるのかもしれない。
大学生はきっと忘年会とか飲み会とか打上げとかあちこちでしているし、
あるいは、有明海に臨むための綿密な予定を立てる夢見心地な日だったり…
つまりはありふれた1日でも見方によっては意味を持ち、過ごす人それぞれでまったく違った日にもなる。
人によっては特別な日であったりもするのだ。
などと年端もいかない私がご高説()を垂れたい訳ではなくて…。
要するに、この日は私にとっては特別な日だということを言いたかっただけである。
正確には次の日になる。
あの日彼との交際が始まってから、早3年が経とうとしていた。
- 361 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:37:20.12 ID:XRWaCHFco
-
私事の特別な日を控えた私は、それを除けば、クリスマスの一週間前という日を過ごしていることになる。
正確には、クリスマスの日にある仕事の準備である。
そこで使う資料を大急ぎで仕上げにかかっていた。
今日に限っては急がなければいけない理由があるのだ。
まあ普通に時間の猶予もないんだけど…。
そんなこんなで集中して取り組み、なんとか21時前には完了した。
為せば成る。手も抜いてない…はず。
再度チェックして、職場の方に添付メールを送信、今度こそ完了である。
ほんの一息ついて、スマホから別の相手に一言メールを送信する。
返事も待たず、はやる気持ちをそのままに立ち上がった。
鏡の前で軽く髪を整え、用意した小袋を手に家を後にした。
緩んだ頬に冷たい風が吹き付ける。
こんな寒さを感じるのも、ほんのわずかな間だけ。
身体が冷える前には、格別に温かい部屋にたどり着く。
それに、今夜は冷める気がしない。
そんなことを考えている間に早くも扉の前にいる。
浮ついた気持ちのまま、その扉に手をかけた。
- 362 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:39:03.00 ID:XRWaCHFco
-
慣れ親しんだというのも憚れる程に、当たり前に過ごした部屋。
今年もとっくに冬仕様になっている。
多少の模様替えはあれど、落ち着く雰囲気は昔と少しも変わらない。
幾度の四季を過ごしてきたけれど、冬のこの部屋は一段と落ち着く。
その温かさのためなのか、私たちにとっての始まりの季節だからなのか。
思い出の場所と言えば、1番はこの部屋になるだろう。
それくらい思い出で溢れている。
きっと今日だって、その思い出の1つになるのだ。
「おつかれさま」
定位置に座り、身体を少しこちらに向けて迎え入れてくれる。
「ありがと。ごめんね、遅くなって…」
言いながら、私も自分の定位置に着く。
「言ってたより早かったじゃん」
「うん。…がんばった」
隠さず正直に伝えると、柔らかく笑いかけてくれた。
「はは、よかった。疲れてない?」
「大丈夫。……楽しみにしてたから…」
座っていた場所から少しずれて、彼に寄り添っていく。
胸の奥から湧き上がる気持ちと、触れ合って落ち着く気持ちが共存する、例えようのない幸福感に包まれる。
「…ん、そう」
「うん…」
子供を寝かしつけるような優しい手つきで、頭を撫でてくれる。
蕩けそうな心地良さに包まれ、促されるままに私はゆっくり目を閉じた。
特別な日を迎えようとしている今日、特に何かをする約束はしていない。
何もしなくたっていい。
ただ一番近くでその時を迎えたい。
こうして寄り添っているだけでいいのだ。
それだけという幸福な時間が確かにある。
側にいるだけでいい。
- 363 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:41:10.09 ID:XRWaCHFco
-
会話も少なめに、テレビを眺めながら穏やかな時間を過ごしていた。
時折手を握ったり、くすぐったりしてじゃれ合い、2人でくすくす笑う。
まるで初々しいこんな触れ合いがいつまでも楽しい。
側にいる彼だってきっと同じ。
体温を通して伝わってくる、なんて幻覚にも似た共感を、私は妄信している。
肌で感じるこの想いは、間違ってなんかいない。
ふとスマホに目をやると、メールの受信を知らせていた。
仕事の連絡だったので、一言謝って確認させてもらう。
内容は、件の資料を受領したという旨と、お褒めの言葉まで書き添えられていた。
「仕事?」
「うん。資料、ばっちりだって」
簡単に返信して、すぐにスマホを手放した。
代わりに彼の手を握る。
「そっかー。えらいえらい」
「へへ…」
まるで子供を褒めるように、いい子いい子と撫でてくれる。
こんな時には、私はあざとく幼稚に笑ってみせるのだ。
彼の他には誰にも見せない。…恥ずかしいし。
一連のおままごとを楽しんで、今度は真面目にお礼を言う。
「…ありがとう」
こうして頑張れるのも、貴方がいてくれるからなんだよ。
いつも通り、そんな気持ちを込めて伝えた言葉。
これまで何度もこうして伝えてきた。
言葉にして伝えることはきっと大切だ。
そうして、私は最後の一滴を注いだ。
- 364 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:43:46.57 ID:XRWaCHFco
-
「…さやはすごいな」
少しの間が合った後に返ってくる。
落ち着いた声音でつぶやかれたその言葉は、先ほどの賛辞の言葉とはまるで違って聞こえた。
さながら懺悔のように。
「え…そんなことないよ」
その雰囲気に、私は思わず否定の言葉を返す。
頭に置かれた手は、いつの間にか降ろされていた。
「ううん。すごいよ」
「……」
言葉の上では褒められていても、嬉しい気持ちにはなれない。
代わりに心がざわついて、どう答えていいのかがわからなかった。
じっと彼を見つめても、こちらと目が合わない。
俯いたまま、彼は続きの言葉をこぼした。
「…俺はだめだな」
彼の表情は、悲痛というよりどこか諦観しているようだった。
突然のことに頭がついていかない。
どうしてそんな顔をするの。
そんな顔を向けられると、どうしようもなく寂しくなる。
「な、なんで…だめじゃないよ…?」
私の言葉に、彼は目を瞑ってゆっくりかぶりを振る。
添えた手はそっと降ろされてしまった。
幾らか間が合った後、彼は口を開く。
「………さやといると、自分がだめなやつに思えてくるんだよ」
その言葉は、胸の奥に溜まったものすべてが吐き出されたかのように、ゆっくりと重々しく告げられたのだった。
- 365 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:46:26.20 ID:XRWaCHFco
-
どれだけ否定の言葉を尽くしても、彼の諦めた顔が戻ることはなかった。
きっとそこに至るまでに、ずっと苦しんできたのだ。
私が何か言ってもその気持ちは簡単には変わらない。
そもそもその苦しみを与えていたのは私なのだ。
だから、言うべきことはそういうことじゃない。
「…私は、どんなしょうちゃんでも、好きだよ」
「……」
答えは返ってこなかった。
それでも私は伝え続ける。
これだけはわかっていて欲しいから。
「どんなことがあっても…大好き。愛してる」
だから悩まないでほしい、苦しまないでほしいと、そんな気持ちを込めて伝えた。
絶対の自信がある揺るがない気持ち。
そんな私の言葉に、彼は初めて表情を変える。
ぎりっと奥歯を噛み締めて、悲痛な表情を浮かべながら、吐き捨てるように言った。
「…そういうのも、きつい」
震えた声で、彼はその先の言葉を続ける。
「おかしいだろ、なんでだよ。なんでそんなに……」
「…ハイスペックで幼なじみで、俺のことが大好きとか……ありえないんだよ、普通。おかしいよ」
「…さやには、……きっと、俺より相応しい人がいるよ…」
私は返す言葉を失い、代わりに唇を重ね合わせた。
- 366 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:50:25.87 ID:XRWaCHFco
-
息苦しくても離れない。
みっともなくすがり付いて、絶え間なく何度も繰り返した。
そのうちに彼がそっと優しく撫でてくれる。
受け入れてくれた彼に甘えて、さらに醜い欲望が溢れ出す。
段々と乱暴になる手つきが、堪らなく愛おしい。
掻き乱れた心が表れているかのように感じられる。
もっとめちゃくちゃにしてしまいたい。
いつまでもこのまま…なんて浅はかな気持ちは、終ぞ突き放されてしまった。
「……ごめん、ごめんね…」
潤んだ目で苦しそうに訴える彼を見て、漸く私はその場から離れた。
罪悪感に苛まれた悲痛の顔を浮かべている。
最後まで彼は優しくて、私は最後でもこんなに苦しめた。
「…帰るね。…ちゃんと、真っ直ぐ帰るから…」
そんな彼にせめて心配はかけないよう、それだけ伝えて立ち上がる。
その日を迎える前に、私は温かい部屋を後にした。
--------------------
- 367 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/15(月) 00:51:26.61 ID:XRWaCHFco
- 以上です。
- 368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2015/06/15(月) 04:53:43.62 ID:78/KDrIb0
- しょうちゃんならそういう風に考えちゃうだろうなあ・・・
思うところはいろいろあるけどこれから出てきそうな話もあるので静かに続きを待ってます
- 369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/15(月) 07:42:44.84 ID:DmdzSMyDO
- 今のさやちゃんを形作ったのはまぎれもなくしょうちゃんなのに、いずれは自分のもとから飛び立ってしまうかもしれないという不安に苛まれていたのかな
- 370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/06/15(月) 09:12:16.65 ID:kf90JFC3O
- もうこれが半年前のことなのか、、、
- 371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/15(月) 20:54:05.77 ID:CK//9temO
- こんなところで自分語りをしている人間がハイスペックwwwwww
- 372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/15(月) 22:35:46.14 ID:+R5q8Z0u0
- 今回の伏線が、すでに>>319に… 約3か月間の沈黙の理由はそこだったか。
しょうちゃんダークサイドに堕ちたか…前回の時より症状がひどそう
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/kako//1368/13681/1368109692.html#a75
- 373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/16(火) 00:26:59.82 ID:N/igL8lD0
- きついと言いつつしっかりおまんこします(´・ω・`)
- 374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/16(火) 06:31:33.70 ID:O8TWc0LDO
- >>309 >>325 >>337 >>373
このおっさんいつまで居座るつもりなのかな
- 375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/16(火) 09:31:01.20 ID:02bwBeEDo
- >>374
さわるな
- 376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/16(火) 10:41:20.10 ID:VDCsgmkTO
- ヽ人人人人人人人人人人人人人人人ノ
/ ̄(S)~\ < >
/ / ∧ ∧\ \< 嫌なら見るな! 嫌なら見るな! >
\ \( ゚Д,゚ ) / /< >
\⌒ ⌒ / ノ Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Yヽ
)_人_ ノ
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∧_∧ ■□ ( ))
( ; )■□  ̄ ̄ヽ
γ⌒ ⌒ヽ  ̄ ̄ノ ノ
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∧_∧ < 嫌なら見るな!
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X⌒X⌒X⌒ ./\ つと ノ \ X⌒X⌒X⌒|| 二二 | 二二 |||
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- 377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/17(水) 01:40:34.39 ID:f4muyUVDO
- >>369
二人のイベントより仕事を優先しだしたあたりから、その不安を感じだしたんじゃないかな?
数ヵ月の経過期間を経た今がどうなっているのかも気になるが、まずは次回の展開を待つかな
- 378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/17(水) 06:43:16.80 ID:RdEPUE8d0
- さやちゃんが今志望している業種って休みは不規則なの?
- 379 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/17(水) 22:40:42.84 ID:Fo437wx6o
- こんばんは。
もっと面白いスレがあると思うんですけど…
まあ意外にちゃんと読んでくれてるみたいですし、よしとしましょう!
>>368
そんな気はなくても、ずっと追い詰めていたんですよね。
無意識だから、尚タチが悪いという…。
>>369
いっそ巣立って欲しかったのかもしれません。
もちろんそんなつもりじゃなかったのは承知していますけど、私が置き去りにしてしまっていた結果ですかね…。
>>370
そんなになるんですよねぇ…早いものです。
…中々進まないのはすみません(ーー;)
>>371
いやもう、ほんとそれです。
パソコンじゃないんだから、能力だけがスペックとは言えないんですよね。
>>372
一応今までの話すべてが繋がっている…つもりです(^^;;
前回の時と根本は同じなんですよね。
確かに、前とは比にならないです。
>>377
書いていない些細な出来事の中にも、こういうことはありました。
それらも決して小さいことではなくて、だんだん積もらせていたんでしょうね…。
>>378
業種で言うと土日休みが多いですけど、結局は就職先によると思います。
私は仕事にのめり込みそうですが…(意識高い系)
- 380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2015/06/17(水) 22:44:05.96 ID:4UWXlQuy0
- 面白くなってきたと思いつつも
これ半年前の出来事だもんね。
これを冷静に振り返れるということは…
どっちだろうねえ!
- 381 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/17(水) 23:39:10.30 ID:Fo437wx6o
- >>380
半年間だからこそ、という…(どっちにもとれる感)
まあ実はあんまり冷静でもないんですけどね…w
- 382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/18(木) 03:54:20.55 ID:BMWx8alDO
- なるほど、さやちゃんの元からしょうちゃんがいなくなっても支障がないように、普段の付き合いでさやちゃんの孤立化を防ごうとする発言を繰り返していたのか…
結局は仕事を取るか恋人(家庭)を取るかというシンプルな問題に行き着くけど、そこのバランス感覚が両者でギャップがあると、結婚しても比較的すぐに破綻してしまうだろうから、そこは時間をかけてでもどちらかが歩み寄らない限りは解決しない問題かも
- 383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/19(金) 01:40:08.41 ID:3eKYt9BDO
- >>379
社会人になって仕事重視になったら、確実に疎遠になる典型的なタイプに見えた。
>>365のようなセリフを吐かれても無理はないか…
- 384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/19(金) 23:10:38.26 ID:bGQnLxAz0
- 進みたい方向が決まっていて進学を選んださやちゃん
進みたい方向を探すために進学を選んだしょうちゃん
元々2人の間には温度差がありましたよね
受験という共通の目標を乗り越えて次の段階に進んだ時
しょうちゃんは自分だけが取り残されてしまったように感じたのかなと思います
将来について色々考える時期だと思いますし、止まっている訳では無いのですけれど
比べてしまう気持ちも理解できます
もう結論の出ている事かと思いますが…心配しつつ見ています
- 385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/19(金) 23:28:20.94 ID:dU8xY87Q0
- さやちゃんが仕事で都合のつかないことも多々あったことから「大学生同士の付き合い」というよりも「大学生と社会人の付き合い」さながらの様相を呈していたみたいですね。
>>384でもちょっと書かれてますが、立場上の格差が生じていた面は否めないですね。
- 386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/20(土) 18:48:58.19 ID:36+7l5gDO
- さやちゃんは今までしょうちゃんから多くのものを与えてもらってきたように見えましたけど、それに対するお返しはしてきたのでしょうか?
今まで、さやちゃんのおかげでしょうちゃんが助かった的なエピソードがあまり出てきてなかったように見えたので、気になってしまいました。
- 387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/06/21(日) 18:56:10.27 ID:6bh4+l7W0
- >>386
何言ってるんだ?
童貞捨てられただけで充分助かってるだろ
- 388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/06/23(火) 07:55:12.52 ID:jWNKCgpDO
- ここまでで、話全体の何割くらい?
- 389 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/06/24(水) 00:19:39.43 ID:2eOWUZuyo
- こんばんは。
ちょっと立て込んでおりまして、全然続き書けてません…。
微妙な所で止めてしまって申し訳ないです。
まだこれだけの方に見てもらえてる事に驚いてます…!
ありがとうございます。
>>382
そういう意味もあったと思いますし、周囲から外れるということは、イコールでしょうちゃんの枠からも外れるということだったのだと思っています。
仰るとおり、この時だけで済む問題じゃないんですよね…。
ずっと先で起きたかもしれないし、もっと前に起きていてもおかしくなかった事だと思います。
>>383
絶対ならないとは言い切れません…。
まあ、まだまともに社会に出ていない学生の戯言ですので(^^;;
>>384
思えば当初からそういう差はあったんですよね。
結局誰とでも差はあるわけで、そこの折り合いの付け方が大事なんだと今では思っています。
わかっていても簡単にできることではないですけど…。
>>385
あるいは実際にその関係であったのなら、仕方ないと割り切れたのかもしれません。
そうではないのにそれに似た関係になっていたことが、しょうちゃんを苦しめていたんでしょうね…。
>>386
「居てくれてよかった」と言ってくれたことはありますけど、実際に私自身が何かできたと思える明確なものはないです。
もちろんいつでも助けになりたい気持ちはありましたけど…。
それは、お返しできてなかったからこうなったという意味でしょうか…?
>>388
8割…いや、7割くらいでしょうか。
…すみません、なんとなくで進めているのではっきりお答えできません…(ーー;)
- 390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(三重県) [sage]:2015/06/24(水) 03:21:47.27 ID:0aDKUySno
- 将来に何も希望がない人間が、なんだかんだそれなりの大学まで行ったのは偉業だよ。
それだけでも釣り合う条件足りうると思うんだがなあ。
大体さやちゃんがハイスペックでいるのは、さやちゃんの能力だけじゃあるまいに。
周りの人間も寄与してるだろうし、その中でしょうちゃんの割合はいかほどのものか。
本人は理解していないだろう。自分がどんな存在か見失っている。
そして今、その自分の立ち位置を放棄しようとしているようにすら見える。
どれだけ大事な存在なのか、分かってもらえるまで時間がかかりそう。
でも時間の問題のような気もする。
- 391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/06/24(水) 13:01:01.41 ID:WFm2g3TvO
- >>386
>>389
おそらく「持ちつ持たれつ」の関係がちゃんと維持できているかどうかを聞きたかったのでは。
確かにこのバランスが崩れたままだと、お互いの関係も崩れてしまいかねない危険もはらんでいたりするので。
でもしょうちゃんの「さやちゃんコンプレックス」は彼の心の闇に関することなので、また別次元の問題のような気がする。
- 392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/07/08(水) 23:27:36.66 ID:PPpMaJBZ0
-
よっこらしょ。
∧_∧ ミ _ ドスッ
( )┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 |
:/o /´ .└─┬┬─┘
(_(_) ;;、`;。;`| |
このスレは無事に終了しました
ありがとうございました
もう書き込まないでください
ってAAです
- 393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/07/09(木) 03:50:42.48 ID:DbIfRaGDO
- 過去ログ化依頼スレッド
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/part4vip/1384354951/
- 394 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/07/10(金) 23:02:51.41 ID:dKa7KMEfo
- 終わってませんよー…。
こんばんは。
随分遅くなってしまってすみません…。
ようやくひと段落つきまして、これから書いていきます。
今週中には投稿できるかと思いますので…。
>>390
釣り合えてないって、思えばずっと私も考えていたんですよね。
そのうちそんな考えもなくなりましたけど、だから、そんなの関係ないってただ否定することはできませんでした。
しょうちゃんがしてくれたように、そんな考えを自然に忘れさせてあげたいと、私は思っていました。
仰る通りです…。
大事だから、必要だからと縛りつけていたのだとこの時思い知らされました。
>>391
ありがとうございます。
なるほどそういう意味で…確かにそれは大切なことなのかもしれません。
それに関して言うなら、一生をかけてでもなんて重たいことを口にしたことはありましたね…(ーー;)
>>392
お待ち下さいましてありがとうございます!
- 395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/07/11(土) 01:41:58.10 ID:ARgyeKVFo
- さやちゃんお疲れ様!
のんびり待ってるよー
- 396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/07/11(土) 17:22:32.48 ID:FedCm/DlO
- とあるマンガの続巻発売をもう15年以上待ってる
俺にとって、数週間なんてあっという間さ!
さやちゃんの都合に合わせりゃ良いよ。
スレよりリアル(特にしょうちゃん)優先で〜
- 397 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/07/12(日) 23:54:21.84 ID:7951P5hdo
- ぎりぎり今週中…。
こんばんは。
遅くなりましてすみません。
なんとか書き終わりました…。
はっきり申しまして、非常に書きづらい部分でして…
まだ納得いってないのが正直なところですが、とりあえずまとまりましたので、投稿します。
>>395
お待たせしてすみません…。
そのお言葉でがんばれます!
ありがとうございます!
>>396
そ、それはほんとにまだ続いてるのでしょうか…(^^;;
ともかく心強いですw
ありがとうございます。
- 398 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/07/12(日) 23:56:05.82 ID:7951P5hdo
-
--------------------
そばにいてくれるだけでいいと思っていた。
何もしてくれなくても、何もしていなくてもいい。
どんな貴方でも愛しているから。
その気持ちがあればいいと思っていた。
そんな気持ちまで否定されてしまったら。
どこに理由を求めればいいのかわからない。
そばにいるだけで、私は苦しめた。
すべてを投げ出して彼のためだけに生きれば、そばにいさせてくれるのだろうか。
私が私じゃなくなれば、そばにいても苦しめることはなくなるだろう。
だとしたら、今までの幸せな時間はなんだったのだろうか。
--------------------
- 399 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/07/12(日) 23:57:39.93 ID:7951P5hdo
-
--------------------
前触れもなく鳴り出したスマホに驚き、慌てて操作して音を止めた。
時計はいつも起きる時間を示していて、ただ目覚ましのアラームが鳴っただけだった。
いつもと変わらず、当たり前のように設定した時間を知らせてくる。
理不尽にも煩わしく思いながら、大きく伸びをして布団から這い出た。
冷え切った部屋の寒さが身体に突き刺さり、気怠い身体も引き締められる。
この部屋には微睡む隙もない。
もう一度伸びをして、自室を後にした。
いつもと変わりなく、今日も1日が始まる。
***
静かに講義を受けながら、いつもの大学での時間を過ごしていった。
一度だけ「お疲れだね」なんて掛けてくれて言葉に「ちょっと寝不足で」と簡潔に答えた程度で、他には特に何も変らなかった。
きっといつも通り振舞えているのだろうし、この教室ではそもそも悟られるような心配もいらない。
そのことが案外、今は気楽に感じられた。
- 400 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/07/12(日) 23:59:33.42 ID:7951P5hdo
-
1日の講義を終え、私は図書室に立ち寄った。
ぽっかり予定が空いてしまったため、仕事の調べ物をしていくことにした。
能率も上々、それなりに捗っている。
まるで何の影響も感じられないかのようだった。
そんな自分を誇らしく思うと同時に、どうしようもなく嫌いになる。
きりのついたところで急激な睡魔に襲われる。
さすがに身体は言うことを聞いてくれないらしい。
結構いい時間になっていたこともあり、切り上げることにした。
今日の成果に満足し、図書室を後にする。
出口近くのカウンターに置かれたサイコロカレンダーが示す今日の日付が目に入り、心の中で一つため息を吐いた。
寒空の下、日が暮れ始めても辺りには賑やかな話し声が広がっている。
今年の登校も残すところ後数日。
惜しむ気持ちか休暇に馳せる気持ちか、人それぞれに思いがあるのだろう。
広場で反響するその声は、私には随分遠くに感じられた。
吹き付ける風に身震いしつつ、少し早足で帰途についた。
--------------------
- 401 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/07/13(月) 00:01:54.42 ID:bZFnouTTo
-
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12月19日
大学から帰宅すると、リビングには妹の姿があった。
何をするでもなく、こたつでただ頬杖をついている。
テレビは付いているが、視線はあさっての方向で明らかに見ていない。
「…ただいま」
「………あ、おかえりー」
声をかけてようやく、随分間が空いて返事が返ってきた。
見るからに心ここにあらず。
「…どうしたの?」
深く考えず、とりあえずそう聞いてみる。
「ん、…別に」
「ふーん」で済ませればよかったのだろうけど、あいにく私はシスコンであり、放って置くことはできなかった。
自分のことすらままならないのに。
「別にって…何かあったんじゃないの?」
「はぁ…だから、何でもないって」
煩わしそうに大きくため息をついて、あしらう様に応えられた。
「何かあったなら言って…」
「はぁぁ…」
かけようとした言葉はさらに大きなため息で遮られ、あやはちらっと横目で私を捉えながら、吐き捨てるように言った。
「さやちゃんにはわかんないよ」
その言葉が、胸の奥深くを抉るように突き刺さる。
ごちゃごちゃにしまい込んでいたあれこれを掻き出されたかのようだった。
「…な、何が…なんで…」
「…うるさいなぁ」
立ち上がろうとするあやの手を掴み、震える声を絞り出す。
「なんで、そんなこと…!」
自分でも驚くくらいに荒い声が出ていた。
そんな私の様子をあやは驚くように見て、キッとこちらを睨みつけてくる。
「…ほっといてよ!」
掴んだ手は払われ、静止する声も聞かずにあやは自室に戻ってしまった。
- 402 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/07/13(月) 00:04:31.38 ID:bZFnouTTo
-
1人取り残され、そのまましばらく項垂れでいた。
激しく自己嫌悪する。
八つ当たりしてしまったことは元より、わからないと言われた自分が不甲斐なかった。
そして、こんな考えをしてしまう自分が何より嫌になる。
あやは、ただそっとしておいてほしかっただけなのかもしれない。
今はまだ話したくないだけだったのかもしれない。
「私が悪い」「私の所為だ」「私がどうにかすればきっと…」
何かあればこう考えてしまう。
そんな考えは結局、自分本位の考えでしかないのだと思い知る。
反省することは大事でも、そればかりじゃいけないのだ。
何もが私の所為なんてことはなく、相手の問題の場合だってきっとある。
相手が悩んで出した結論を、私がどうにかできるなんて思い上がりでしかない。
「さやに俺の気持ちはわかんないよ…」
以前、彼に言われた言葉が蘇る。
受験の時だったか。
着実に成果が出ている私には、伸び悩む気持ちはわからないと、そう言われた。
できる私が悪いから、そんな私がそばにいるのが悪いから。
それでもそばにいたいから、私にできることをしたいと思った。
それが決して間違いじゃなかったことは、あれから過ごした時間でわかっている。
けれど、そうじゃない結論もあったのだろう。
私本位じゃない結論も、必要な時はきっとある。
何よりこれは、私と彼の話だ。
だから、たとえ本意じゃない結論だとしてとも、受け入れなければいけないこともある。
--------------------
- 403 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/07/13(月) 00:08:18.15 ID:bZFnouTTo
- 以上です。
星の巡り合わせが悪い時なんてことはありますよね。
それとも今までがよかっただけなのかもしれません。
- 404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/07/14(火) 00:48:47.90 ID:0AjkdnySo
- さやちゃんこんばんは
なるほどねー
おっさんの歳になってくると他人の考えなんか他人だからわからんで割り切ってしまうものなんだけどね
その上で付き合わないと自分が疲れてしまうし
- 405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/07/14(火) 06:26:30.32 ID:GPT3SlkDO
- 今回遅くなったのは忙しかっただけじゃなくて、筆が進みづらい場面だったからというのもあるのかな?
そろそろ期末試験の時期だろうし、思い出すことで心を痛める場面が続くのなら、試験が終わった後に再開したほうが良いかも
- 406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2015/07/14(火) 22:57:46.98 ID:keis7l+F0
- 誕生日にメールでも送れば、それがキッカケになって直ぐによりが戻るよ
俺が悪かったとか謝ってきそう
しょうちゃんはモテないから欲求不満が続いているだろうし
やっぱり身体は正直だよ
- 407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2015/07/14(火) 23:56:13.16 ID:Zt6sufp30
- うぁちょっと目を話した隙に進んだね。
現状に至るまでにあとふた山くらいあると思ってるんだけどな〜。
- 408 : 【中吉】 [sage]:2015/08/01(土) 18:46:48.49 ID:/+bDBlm1o
- えいっ
- 409 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/03(月) 21:56:14.89 ID:pbHu3X2do
- こんばんは。
またも随分空いてしまってすみません…。
ようやく続きを書ける目処が立ちましたので、一先ずご挨拶させていただきます。
8月中に最後まで書けるといいな…と思ってはいます。
一応…。
それにしても嫌になる程暑いですね…むしろ熱いと言ってもいいぐらい(ー ー;)
熱中症などお気をつけくださいませ。
- 410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/08/03(月) 22:06:22.80 ID:K2GWesYJ0
- さやにゃんこんばんは まってたよw
- 411 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/03(月) 22:08:51.62 ID:pbHu3X2do
- >>404
分かりたいと思うのに、分からない理由を自分に求めるのはどこか間違っていますよね。
そんなだから、わからないと言われてしまったのだと思います…。
>>405
お気遣いありがとうございます。
書きづらいと言ったのは、心情としてという意味も少しありますけど、ただ表現しづらいという…。
当時の自分の気持ちを書くのは中々に難しいものです(ー ー;)
>>406
やっぱり貴方は、実はいい人ですね!
まあそういうのもあるとは思いますけどー…でも、しょうちゃんはもてますよ。
>>407
進んでますかね(^^;;
大まかに言えば確かにふた山です。
と言いますか、その2つの話に至るために書いてきたのがこの話となっています。
- 412 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/03(月) 22:12:27.28 ID:pbHu3X2do
- >>410
こんばんは!
お待ち下さいましてありがとうございますm(_ _)m
続きは明日…か明後日には必ず(^^;;
- 413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/08/06(木) 01:11:34.00 ID:aL+eRbKwO
- ベッドシーン
↓
すれ違い
↓
ハッピーエンド
だったら恋愛映画の黄金パターン
釣りだと疑わざるを得ないし悲しい
- 414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/08/06(木) 07:00:13.69 ID:r2A0os/DO
- でもお互いの心理状態が去年のクリスマス以降どう変化していったのかは気になる
- 415 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/06(木) 23:54:28.99 ID:LceC3Rc8o
- こんばんは。
昨日は間に合わなくてすみません…。
こんなに筆が進まないものとは…言い訳です、はい;
もう間もなく、日付け変わる頃ぐらいには書き終わるかと思いますので、一先ず今夜には投稿していきます。
>>413
いや、疑わざるを得ないと言われましても…というか今さら釣りって(^^;;
そもそもベッドシーンなんてありませんけどね。
>>414
その辺りをこれから先長々とお話ししていくことになります。
そしてそれが中々難しい…(ー ー;)
- 416 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/07(金) 00:45:29.86 ID:Fwa9N1rHo
- それでは、3週間ぶりの続きになります。
拙い表現力でもどかしいですが…少しでも伝われば幸いです。
よろしくお願いします。
- 417 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/07(金) 00:48:46.24 ID:Fwa9N1rHo
-
--------------------
教室内は、いつにも増して賑やかな声が飛び交っていた。
先日開かれた忘年会の話や、冬季休暇の予定、来る聖夜に馳せる思いなど、明るい話題で笑いあっている。
どの話題も持ち合わせていない私はといえば、静かなものだった。
まあいつも通りとも言える。
そんな教室内も居心地の悪いものではなかった。
蚊帳の外の賑やかさが、不思議と心を落ち着かせてくれる。
静かすぎた休日の反動かもしれない。
妹に八つ当たってしまった日から、土日を挟んで2日が経った。
あれからまともに話ができていないままである。
他の誰とも、まともな会話をしていない。
お母さんとも生活がすれ違って、挨拶程度だ。
休日は日がな一日自宅で仕事して過ごし、気づけば今日大学にいるという有様だった。
とはいえ仕事の進み具合も順調だったし、今日もこうしてしっかり登校している。
普通が何とは言えないけど、有体に言えば普通に生活できているのだろう。
もちろん、私にとっての普通であるが。
「おつかれー」
「…あ、うん。おつかれ」
今や貴重な会話である挨拶を交わし、一人賑やかな教室を後にした。
- 418 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/07(金) 00:53:25.26 ID:Fwa9N1rHo
-
校内を歩いていると、離れた所にしょうちゃんの姿を見かけた。
女の子と連れ添って歩いている。おそらく私の知らない子だ。
その姿が見えたのも束の間、すぐに建物で遮られてこちらからは見えなくなってしまった。
元気そうでよかった、なんてどの立場から思っているのか、ともかく数日振りに彼の姿を見れたことが少し嬉しかった。
それと同時に、沸沸と心の内から感情が込み上げてくる。
きっと、ああして彼の隣を歩ける人は他にもいる。
特別な誰かでなければいけないなんてことはないのだ。
別にさっきの子に嫉妬しているわけじゃない。
ただ一緒に歩いていただけだ。
だけど、私じゃなくてもいいと思えてしまった。
認めたくはなかったのに、何度も否定したその考えをこんなにも簡単に受け入れてしまった。
そばにいて傷つける私が、傷つけないようにするには、なんて考えていた。
簡単に出てくる答え以外の方法を考えていたのに。
その答えがこうも噛み合ってしまうと、それ以上はもう考えられなくなってしまった。
…何を今さら、直接言われたことなのに、ただ目を背けていたに過ぎないのだ。
私じゃなくてもいいんじゃない。
私がいてはだめなんだ。
特別な誰かでなくてもいいのは、彼だけではなくて私もそうなのだろう。
私にはもっとふさわしい人がいる、と彼は言った。
そんな言葉を受け入れたわけじゃない。
彼以上の人がいるなんて到底思えない。
けれど、それなりの人はいるのかもしれない。
例えば、私が隣にいても傷つかない人だろうか。
はるか上のハイスペック超人だろうか。
なんだっていい。
いなくたっていい。
ふさわしいとか、釣り合いとか、そんなことを求めていたわけじゃない。
ただ、お互いを特別に思って、そのことに幸せを感じていたかった。
何よりも特別な彼がそう思えないのなら、私はいなくてもいい。
込み上げてきた思いは吐き出す行き場もないまま、どす黒い胸の奥へと消えていった。
- 419 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/07(金) 00:56:17.57 ID:Fwa9N1rHo
-
誰もいない我が家で1人、黙々と夕食の支度を進めていく。
間もなく妹が帰って来る時間だ。
その頃にはちょうど出来上がるだろう。
すぐに夕食にするような時間でもないけど、なんとなくこうして迎えたかった。
ただの気紛れ、気晴らしだ。
妹とのことについては、私はそれほど思い詰めてはいなかった。
気まずさは感じても、どうにかしなければという焦燥感はない。
家族だから何があっても縁は切れない、なんて思っているわけじゃない。
そうじゃないのは、私がよく知っている。
それでも家族だから、唯一の妹だからという理由だけで、苦しめても嫌われても迷わず気持ちをぶつけられる。
たとえ一方的であっても押し付けられる。
甘えて甘えさせて、そんな甘々の対等な関係でいい。
「おかえりー」
「……ただいま」
素っ気ない返事に満足し、私は笑顔を返した。
「ご飯できてるけど、お母さん帰ってきてからでもいい?」
「…うん。……ありがと」
私の妹はしっかりお礼を言える子だ。
お母さんもそろそろ帰って来るだろう。
家族3人揃って食卓を囲める幸せ。
そこに理由はいらない。
家族という特別な関係さえあればいい。
--------------------
- 420 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/07(金) 01:03:11.05 ID:Fwa9N1rHo
- 以上です。
あんまり進んでない拍子抜け…。
とはいえあと4、5話ぐらいで終わるかと思いますので。おそらく…。
最後までどうか何卒、よろしくお願いします。
- 421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/08/07(金) 23:03:11.03 ID:OHlmwNlpo
- さやちゃんお疲れ!
さやちゃんも忙しいだろうから無理に期限とか決めずにのんびりで構わんよ
のんびり待ってるし、
何の義務もないのだからー
- 422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2015/08/17(月) 23:10:33.32 ID:1EPJk+gQ0
- まあゆっくりしていってよ
続編や新章だってあるかもしれないし
- 423 :さや ◆0j8YIq7DEniB [sage]:2015/08/31(月) 22:02:07.18 ID:CE4NNyupo
- 大変ご無沙汰しております。
気づけば8月も終わりですね…。
8月中には完結とか嘘でした…すいません…。
夏休みの方が忙しいなぜだ(白目)
ぼちぼち書き始めようかと思いますので、気長にお待ちくださいませ。。
>>421
ありがとうございます。
こんなはずでは…(言い訳)
恐縮ですが、引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m
>>422
ありがとうございます。
続きはどうしようかなぁと…こんな感じであまり時間とれないので(ー ー;)
とりあえず区切りがついた所で、近況などは簡単にお伝えするつもりです。
- 424 : 【末吉】 [sage]:2015/09/01(火) 13:33:09.43 ID:vIcWRck8o
- 気長に待ってますので、手が空いた時によろ!
ついでにおみくじ(笑)
- 425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2015/09/01(火) 16:16:32.65 ID:Xp0dxLZRO
- 区切り…
【意味】
子供が産まれた時、もしくはもげた時
- 426 : 【末吉】 [sage]:2015/10/01(木) 09:13:57.69 ID:ORw1zVxv0
- さやにゃんおはようございます
最近は書き込みを控えておりましたがいつもみているよ
- 427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) :2015/10/09(金) 23:32:41.97 ID:6O4Q3/oH0
- まだ追いついていないのだが....
本読んでたらいーちゃんで再生されたwww
もうすぐ二十歳だね。誕生日おめでとう。
高二の夏より
- 428 :名無しのパー速民 [sage]:2015/10/15(木) 12:54:59.77 ID:JRo0V5UAO
- ついに別れたか
- 429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/11/07(土) 03:40:33.40 ID:lgEWtESCo
- お久しぶりでめす、こんばんは38にゃん
>>173以来ずいぶん時間が経ったけどようやく読みました
なんとなく予感めいていたので正直怖くてスレを開けませんでした
そして予想通りでしたね、はい
さて感想は一言でいえば
うまく行くようで行かない、それが現実ケセラセラ
ではまたノシ
少し早いけど誕生日おめでめす
- 430 : 【末吉】 [sage]:2015/12/01(火) 23:37:20.79 ID:8szoMeXWo
- 。。。。続き待ってる
- 431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage ]:2015/12/09(水) 22:21:22.89 ID:PrCcMw600
- もう終物語。。。撫子が懐かしい
- 432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/12/10(木) 01:26:08.74 ID:lDnMY7XiO
- クリスマス前はソワソワしたもんよ
- 433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2015/12/31(木) 10:03:40.76 ID:T6jhhe9rO
- よいお年を〜 ノシ
- 434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2015/12/31(木) 13:56:51.84 ID:i4kUqtDc0
- さやにゃん… 年越しちゃうよ…
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