【遊戯王】デモンスミスの依頼記録

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 01:40:04.59 ID:uyE5ted30
しゃりの軍貫
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 07:00:01.84 ID:TxIW1t2JO
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 07:02:10.64 ID:TUsQM1Ga0
よく店に来て何も食べずに店内に居座る謎のロボットを何とかしてほしい
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/23(日) 11:47:43.07 ID:lEJGyMFy0

軍貫処 海せん
「いらっしゃいお客さん!1名様入ります!」

「1名?失礼しちゃう…あ、そっか、あたしとスミスくんは一心同体だから1名様なんだね?」

「……」

依頼主からはここは軍港と聞いているが…立ちこめる酢の匂い、並べられた新鮮な生魚…まるで飯屋のような様子だ。

「…おい、ここから悪魔狩りの依頼を受けてきたんだが…間違えたか?」

「あっ!あなたがそうでしたか!これは失礼!ようこそ、軍貫処 海せんへ!ここではしゃり型軍貫から、超ド級までの軍貫を作っております!では、こちらに!」

「…」

どうやら間違いではないらしい。ここは一体なんだってんだ?あの日以来世界はおかしくなっちまったが…ここまで狂ってたのか?
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/23(日) 11:48:39.02 ID:lEJGyMFy0


「うわー、でっかいご飯!」

「アクマヨリウマソウダナ!」

「…静かにしろ…」

「さて、それで、依頼内容なんですが…よく来てくださるお客様がいらっしゃるんですけどね、そのお客様が注文もしないのにずっと店内に居座られて困っているのですよ。何とかなりませんかね?」

「…帰る。モンスターカスタマーの対処なんてしょうもないことはやってない。」

「ああっ!待ってください!悪魔狩り様!もう少しだけお話を!」

「…なんだ…」

「そのお客様、ロボットなんですけど、何か様子がおかしくて…壊れているというより、何かに憑かれてるというか…以前は買ってくださっていたのに…そんな感じで…一度見ていただきたいのです。」

「…」

「ロボットにつく悪魔?知らないなぁ」

「…一度その客を見せろ。今もいるのか?」

「はい、こちらに…」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/23(日) 11:49:10.82 ID:lEJGyMFy0


「あちらのお方です。」

「………」

「よく来て頂いていたお得意様、アーゼウス様というのですが…あんなに体も黒くなられて…きっと悪魔に憑かれてるに違いありません!」

おいおい、想像以上のデカブツだな。見た目はロボットだが…確かに悪魔の気配がするな。悪魔憑きか?

「…レクイエム…どうだ?」

「…アクマノニオイガプンプンダ!」

「そうか…悪魔なら俺の仕事だな…ああ、引き受けてやるよ。俺が狩る…」

とはいえあのデカブツだ。さすがにいくらかの準備が必要だな…ヤツの能力や特性やらを知ったうえで、確実に狩る…流しの狩りはともかく、依頼の狩りは見極めたうえで確実に行う…

「…まずは情報を集める。やつのことを知ってそうなヤツを呼べ。」

「は、はい!」

「いやん、仕事中の冷静なスミスくん、素敵?」

「…」


「つれてきました!」
来たモンスター
↓1
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 12:00:41.50 ID:TxIW1t2JO
エクソシスターソフィア
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/23(日) 14:03:26.17 ID:s0lGKCdm0
「退魔教会 チームリリウム所属 ソフィアであります!悪魔狩り殿より依頼をいただき参上いたしました!よろしくお願いいたします!」

「げ…」
退魔教会…悪魔狩りの中でもとりわけ頭の硬い連中どもじゃねぇか…レクイエムのこと…
「ちょっと!女の子?誰だか知らないけど、スミスくんに色目使わないでよね!」
…こいつのことがバレると俺にとってもまずい…

「…何かございましたか??」

「…なんでもねぇよ。」

「…そうですか。では、対外脅威用最終決戦兵器 天霆號アーゼウスについてですが…数日前に未知の脅威、通称「厄災の星」と対峙してから行方不明になっていたものが、突如ここに飛来したと聞き、我々が遣わされたわけであります。アーゼウスは我々にとっても重要な兵器でありますから。」

「…そうかよ。それで、なんかわかってんのか?」

「それは…どうやらアーゼウスとは別の何かであるらしいということしか…」

「…見た目は色以外一緒なのにか?」

「はい、当初は何らかの汚染を受けたものと考えておりましたが…それでは説明がつかないことも多く…」

「…なるほど…わかった。情報、助かった。突然悪かったな、じゃあ、次のやつに…」

「お待ちを。アレを調査しているのは我々もあなたも同じであります!我々としてもこちら単独の調査では情報が足りないところでございますので、共同調査と行きましょう!我々の気づかぬ視点を、悪魔狩り殿もお持ちかもしれませんので!」

「…マジかよ…」

おいおい、コイツ帰らないのかよ…正直すぐにコイツから離れたいんだが…だが、断るのも怪しいか…

「いかがでございましょう?」

……見たところコイツはまだガキだ。そこそこ界隈では知られてるつもりだが、俺のことを怪しむ様子も無い…なら、利用するのも一つの手か…

「…聞き取りだけだからな。」

「協力感謝いたします!」

「…んじゃ、次のやつ。」
↓1(遊戯王のモンスター)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 14:07:43.85 ID:TUsQM1Ga0
ダウナードマジシャン
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/23(日) 18:57:36.83 ID:WHBPYCK0O

「どもー。よろしくー。」

「ちょっと!また女の子!あんなボサボサの女の子、スミスくんには釣り合わないんだから!」

「はい、よろしくお願いいたします!自分は退魔教会チームリリウム所属 ソフィアと申します!こちらは悪魔狩りの…」

「……スミスだ。」

「本日はご協力いただきありがとうございます。ではまず、お名前と職業をお願いいたします!」

「んー……今はダウナードって名前で、個人で魔法薬の研究開発やってまーす。」

「ふむ、魔法薬ですか。アーゼウスとはどのようなご関係ですか?」

「んー…アーゼウスは…お得意様?」

「顧客ってわけか。」

「まーねー…なんかエネルギー?にうちのをいっぱい使ってもらっててー…だからぁ…アーゼウスが無くなるのは困っちゃう…いや、仕事が減るから休めるからそっちのほうが良いのか…?」

「怠惰は心を堕落させる邪悪であります!」

「うはー、真面目ー…ま、いいや、それで、あの最近出てきた奴について調べてんだよねー?アイツが戻ってきたとき、だいぶ損傷してるはずだからぁ…いつもよりちょっと気合のドーピングいれて納品しに言ったんだけどぉ…なんか近づいた瞬間にすっごいやる気を奪われてぇ…あー、ニート時代の感覚が残ってんのかなー?って思ってたんだけどぉ、アイツから遠ざかったらなんか治ったから、もしかしてアイツから何か出てんのかなーって…」

「ふむ、近づくと気力を削がれるでありますか…」

「うん?さっき近づいた時、俺はそんなことなかったぜ?」

「何か条件があるということでしょうか?」

「かもねぇ…アーゼウスにそんな機能はなかったと思うけどねー。」
 
「やはり別の存在と言うことでありますね。」

「ま、なんかずっといて気味悪いし、何とかしてくれるなら助かるよー…んじゃ、頑張ってねー…」



「ふむ、有意義な情報でありました!」

近づいたら気力が奪われる…だとしたら条件はなんだ?もしそれに引っかかっちまったら狩れなくなっちまうからな…

「もう1名来てくださるようであります!さらなる情報を期待しましょう!」
最後のモンスター
↓1
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/23(日) 19:01:51.81 ID:TxIW1t2JO
わくわくメルフィーズ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/23(日) 23:00:07.44 ID:WHBPYCK0O
「ラビー。」「キャッ、キャッ。」「パピー!」「ふぇにふぇ!」「ぽにー。」

「はじめまして、退魔教会チームリリウム所属 ソフィアであります!こちらは…」

「…待て、普通に始めようとするな。なんだこいつらは?」

「この方たちは、わくわくメルフィーズの皆様、わくわく森に住む仲間たちであります!」

「らびー。」「キャシ。」「パピパピ。」「ふぇに!」「ぽに。」

「何言ってんだ。」

「わからないであります!」

「…そうだよな」

「ふむ、どうしましょうか!」

「ラビラビ。」「キャシシ。」「パピ!」「ふぇにふ。」「ぽに。」

「ここは…一度筆談を試みてみましょう!」
「アーゼウスについて教えてください」と紙に書いて渡している。そんなんで意思の疎通が出来るのか…?

「ラビ!ラビ!」カキカキ

「…失敗であります!」

グジャグジャの線が書かれたものが返ってきている…
だめだ、コイツらは諦めたほうがよさそうだな。
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/23(日) 23:00:45.51 ID:WHBPYCK0O
「スミスくん。スミスくん。この子たちねぇ。あのロボットに森を守ってもらってたんだってー。だから今、森がハンターたちに狙われてるって!こんなに可愛いのに、かわいそうだね!」

…まて、お前、何でわかる?

「なんでわかるの?って顔してるね!あたしはね、悲しみを抱えた生き物の心がわかるの!すごいでしょ?褒めて!スミスくん!」

…なるほど、涙の悪魔であるお前の力ってわけか…たまには役に立つじゃねぇか。

「おい、こいつら森が襲われてて困ってるんだとよ。」

「!なんと!わかるのでありますか?どのように?」

「…勘だよ。」

「ふむ!野生の勘というやつでありますか!さすがは悪魔狩り殿!もしや、野生で育ってきたのでありますか?」

「はいはい、そうだ。」

「ではその調子で、聞き取りお願いするであります!」

「…じゃああのロボットについてわかることを教えてくれ。特に能力とかな。」

「ラビビ!」「キャシー!」「パピー!」「フェニー!」「ポニー!」

「邪悪な心、偽物、侵略者、弱体化、反射…詳しいね!」

「偽物、…弱体化、反射…?」

「ふむ、弱体化はダウナード殿の言っていた能力でしたね!あとは反射…ですか。」

「ポニー!」「ラビー!」

「弱体化はぼくたちには効かなかった、だって!まあ元々弱そうだもんね!」  

なるほど、そういえばあのダウナードとかいうやつ、ドーピングしていったとか言ってたな。もしかして一定の強さを超えたやつにしか効かない…ってことか?だとしたらある程度力を抑えて、その上であとは反射とやらに気をつければ良い…ま、そっちの方は何とかなるだろう。俺のスタイル的にあまり問題はない。

「…よし、わかった。弱体化は一定の力以上のやつにしか効かないらしい。お前ら、もう良いぞ。」

「らびび!」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/23(日) 23:12:27.61 ID:WHBPYCK0O


「ふむ、やはりあれはアーゼウスとは異なるものなのですね。能力も掴めてきました。ご協力、感謝であります。悪魔狩り殿!やはり私たちとは異なる能力をお持ちです!助かりました!」

「んじゃ、とっとと帰れ、退魔教会のシスターさんよ。」

「はい、ありがとうございました!悪魔狩りでも協力できると良いでありますね!その時はお姉様も紹介いたしますね。今は対象の監視任務中なのですが。」

「…そうか。」
こっちは絶対会いたくねぇよ。

「では、失礼いたします!」ペコリ

「感じいい子だったね!色目使うことも無かったし…いや、まだ油断しちゃだめ!悪魔もああやって最初はいい顔して近づくんだから!スミスくんも、油断しちゃだめだよ!」

悪魔のお前がそれを言うのかよ…まあいい。バレずにやり過ごせたな…しかし、これで方針は立った。あとはアイツを狩るだけだ…
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/25(火) 00:36:10.99 ID:WyjADG4L0
デモンスミスと軍貫で世界観バグってるかと思いきや、軍貫といえばアーゼウス、アーゼウスと関連する"悪魔"と言えば…?みたいなスモールワールドじみた連想ゲームで世界観繋がるのほんま草
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/29(土) 11:36:35.64 ID:ReNrOs+0O



「さてと、ヤツのとこに向かうか。さっさと終わらせてやる。」
 
「ドイツニスルンダ?」

「スミスくん!あたし、いつでも準備できてるからね!あたしを使って!」

「…いや、ヤツ相手なら…」
そう話したとき、背後から爆音が響き渡る。
そして、周囲から悲鳴が上がる。

「!アクマノニオイガゾウダイシテキタゾ!」

「…何もしやがらねぇって話だったが…動き出したか。」

「…ねぇスミスくん、あっちってさ。さっきの子が向かってったほうじゃない?心配だねぇ。」

「…ちっ……!さっさと行くぞ。」

「スミスくんのそういうところ…すきぃ…」



「…」ATK 2900

「…急に動き出すなんて…油断しましたね…」DEF 2800

「お姉様!」

「………!」
ゴオオオオォ…
「!悪魔め…!」

「逃げなさい、あなただけでも…」

「お姉様を置いて逃げるわけには行かないであります!」

「…!」ゴオオオオォッ!

「っっ!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/29(土) 11:38:03.16 ID:ReNrOs+0O
「切り裂け!ディエス・イレ!」

「…?何が…」

「…はっ…大したことねぇな。」

「悪魔狩り殿…?いや…」
(頭に生えた角、変質したような皮膚、まるで…)
「…悪魔…?」

「…ああ、そうさ、俺は…「悪魔」だ。…邪魔だから、どいてな。」

「……!…感謝、します…」

(…行ったか…)

「…!」

「…おっと、デカブツ。お前、能力は自分よりパワーのあるやつしか対策してないだろう?お前の力、もうつかえないよな?」ATK2800
ディエス・イレ…魂を切り、無効化する力を持つ悪魔…こいつの力は無力させてもらった。そして…

「…!…!」ATK2900

「…はっ、そうだよな…オラ、来いよ。」ATK2800

「…!」
ドーン!
「…がはっ…はっ…はははは!!」

「…!…!」
この悪魔の力はもう一つ…魂を対価に、別の魂を喰らう…!

「…かかったな…消えろ、悪魔!」
「…!…!…!……」シュウウウウ…

「消滅…はっ…契約まではできねぇか、もったいねぇ…おい…お前…」

「はーい!任せて!スミスくんとのビッグラブパワーで!」

あの女はレクイエムに魔翌力を込める、そうだ…それで良い…
…それじゃ、奴らがやるまで、少し休むか…
シュウウウウ…
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/29(土) 11:38:44.74 ID:ReNrOs+0O





「行くよレクイエム!スミスくん、復活!」
「フッカツ!」
ガチャッ!
「…ようやくか…よし、よくやった、レクイエム。」

「へッ!」

「あら、スミスくん、照れ屋さんなんだから!」

この女とレクイエムを使った魂の復活…これがあれば俺は復活ができる…それのおかげで、今回のような命を捨てた作戦をとれる…

「…さて、報酬をもらわないとな。今回はいくらか…」

…俺は何度死のうが戦う。「悪魔の日」の元凶を見つけ出すその日まで…




「…悪魔が悪魔を倒し、我々を助けた…」

(…悪魔は滅ぼすべき邪悪と教えられてきました、しかし、あの悪魔…悪魔狩り殿によく似たあの悪魔は……善の悪魔が存在する…そうだとしたら……)

「…すべての悪魔を祓うというのは…正しいのでしょうか…?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/29(土) 11:39:15.16 ID:ReNrOs+0O




「スミスくーん…あはっ、寝てる…そろそろ朝だよー?…おはようの、ちゅー…」

「…!」パチッ!

「あ、起きた、残念…」

「…なにしようとしてやがる…」

「おはようのちゅーだよ?スミスくんへの愛を込めて!」

……朝から最悪だ……そんな朝だからこそ、せめて依頼だけは良いもんが来てると良いが…
依頼人↓1
依頼内容↓3
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 12:35:55.00 ID:QvgJ+Ep8O
センチュリオンプリメラ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 14:06:17.47 ID:QvgJ+Ep8O
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 14:19:36.19 ID:53fVUjZE0
行方不明のアトリィを探してほしい
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/30(日) 13:38:37.82 ID:ZJwBOXfUO
「…センチュリアか…」

「センチュリア?なにそれ?」

「…豊富な魔鉱石を活かした魔導騎兵、ゴーレムと精霊の力を使って発展してきた国だ。」

「へぇ。そんなところから必要とされるなんて、さすがスミスくん!」
軍事力のおかげか「悪魔の日」の影響が比較的少ない地域とは聞くが…そこにも悪魔の手が伸びてきてるってわけか?

「…依頼主のところへ向かうぞ…依頼主はセンチュリアの軍人らしい。」



センチュリアの指定された場所に着く。ここで待っているとのことだが…

「…おお、あんたらが噂の悪魔狩りだな!」

「…」

見るからにガキっぽいが…こいつが依頼主か?
「あたいはセンチュリア重騎士団所属、プリメラ!テッペンを取る女!」ビシッ!
プリメラと名乗るこの女は、真上に指を差しながらそう宣言している。
「また女の子…あなたみたいなちんちくりん、スミスくんは相手にしないんだから!」

「誰がちんちくりんだ!この…ハレンチねーちゃん!」

「ハレンチ?あら、色気ってものがわからないのかしら。ねぇ、スミスくん?」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/30(日) 13:39:32.06 ID:ZJwBOXfUO
「…待て、なんでこいつの声が聞こえてる…」

「あん?そのハレンチねーちゃん。あんたの精霊だよな?よそは知らねーけど、ここじゃ精霊は姿が実体化してるんだぞ!」

「まあ精霊っていうか…一生を誓い合った夫婦っていうかー…」

「黙れ。」
なるほど、魔翌力が濃い地域だとこいつの力も増えて姿や声が他のやつも認知できるようになる…こいつの言動にも気を回さないといけないわけか。面倒なことになってきたな…

「ちなみにこいつがあたいの精霊だ!」

「トゥルーデア、火が得意だよ!よろしくね!君はなにの精霊?」

「うーん…強いて言うなら涙かな。」

「涙?変な精霊だね!」

「まあ、確かに変わり者とはよく言われたけどぉ…」

「…どうでもいい会話はそこまでだ。依頼内容を言え。」

「ああ。そうだな!今回はな、行方不明になった騎士…竜騎士団副団長、アトリィの捜索だ!アイツ、任務に行ったきり戻ってこないんだ!」

「…センチュリアの軍人が俺にわざわざ依頼したのは何だ?自慢の魔導騎兵で探せばいいだろう?」

「それがな!悪魔の勢力も力が増す中で、資源の消耗の観点からあんまり大規模な捜索を出せないらしく少数の捜索になるんだ!そこで申し出たあたいらに加えて、魔鉱石を消費しない外部の戦力を使おうというわけなんだ!」

「…なるほど…」

副団長の捜索にも人が出せない…やはりここでも悪魔に手を焼いてるってことか…

「…で、消えた場所ってのはどこなんだ?」

「↓1ってとこらしい!」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 13:45:29.65 ID:KU6Z7GUm0
白銀の迷宮城
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/30(日) 15:41:12.00 ID:ZJwBOXfUO
「…迷宮城…」

聞いたことがあるな。白銀の悪魔が作りし迷宮城…内部が広大なダンジョンとなっていて、一度入ると出られないんだったか…

「…よし、わかった、引き受けてやるよ。」

「助かる!では早速出発するぞ!魔導騎兵で直行するからな!ついてこい!」

「…」




「よし!こいつはあたいの愛機、エメトYだ!よし、ちょっと待ってろよ、起動させっから!」
頭の上までよじ登っていく。機体自体は量産型のようだが、肩にペイントがあるな。あれで自分の機体であることを主張してるわけか。

「トゥルーデア!頼む!」

「はいはーい!いくよ…イグニッション!」

「スタンドアップ センチュリオン!」
ゴゥゥン…

「魔導騎兵エメトだ。 よろしく頼む。」

「…へぇ、これが魔導騎兵か…」

「おっきいねぇ〜。」

「ふふん!凄いだろ!でも、まだまだこんなもんじゃないかんな!」

「で、これってさ、あたしたちはどこに乗るの?」

「ん?コイツは一人乗りだぞ!」

「んー…そうだな…ここだ。」
ヒョイ
「うおっ…」
魔導騎兵の肩の上に乗せられる。

「しっかり掴まってろよな!んじゃ、飛ばすぞ!エメトY  センチュリオン ゴー!」

「おっ…くっ…」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/30(日) 15:42:09.16 ID:ZJwBOXfUO
白銀の迷宮城

「到着だ!」

「…そうかよ…」

「楽しかったね!ロボットの肩の上!」

俺は二度とごめんだ…荒い運転しやがって…

「…しかし、ここが迷宮城…罠が張り巡らせてあると聞く、気をつけて…」

「よしゃー!待ってろよアトリィ!アイツ助けてあたいのほうがスゲーってこと、見せてやるかんね!突撃ー!」

「おい、待ちやが…」

「ゴーゴーゴー!ゴ…」
入ろうとした瞬間、地面に穴が開く
「うあっ…落とし穴っ…」
ドシーン!
「いったー…平気か!エメトY!」

「問題はない、この程度…」

「…」
大丈夫か?こいつら…どうやら頼りになるのは俺だけのようだな。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/30(日) 15:43:22.73 ID:ZJwBOXfUO
「うふふ!ひっかかったひっかかった!」

「!誰だ!」

「私はアリアーヌ!ようこそ、白銀の迷宮城へ!いやー!見事なかかりっぷり!ご主人様もお喜びのことでしょう!」

「…お前が悪魔か…狩る…」

「ああ!待ってください!そんないきなり狩るなんて野暮は困りますよ!お客様。ここは迷宮城、お客様にご主人様お手製のダンジョンを楽しんでいただくことがコンセプトですので。」

「客だと…?」

「はい、お客様。ダンジョンはすべてで3階層。3階層目の奥にはご主人様がお待ちです!心行くまで我々のダンジョンをお楽しみください…では、お客様、行ってらっしゃい!」

「!まちやがっ…ちっ…消えやがった…」

「なんだか知らんが、よーするにダンジョンを突破していけばどこかでアトリィがいるんだな!よし!どんどんいくぞ!悪魔狩り!」

「おい、もう先走るなよ。」

「平気だ!もう落とし穴には引っかかんねぇから!」
カチッ!
「クックロークパーンチ!」

「ぎゃみっ…」

「よろめいたところで…キャンドラフォール!」

「ぎゃむっ…」

「仕上げに…ストービーファイアーー!」

「ぎみゃぁぁ…ゲホ…ゲホッ…大丈夫か!エメトY!」

「問題はない、この程度…」

「………」

「愉快なダンジョンになりそうだね!スミスくん!」
…前途多難なダンジョンになりそうだ…
1階層のボス
↓1(遊戯王のモンスター)
2階層のボス
↓3(遊戯王のモンスター)
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 15:49:33.86 ID:1Srr+FlcO
迷宮の重魔戦車
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 16:28:42.00 ID:1Srr+FlcO
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 16:30:12.01 ID:EgpxW5ZCO
天獄の王
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/30(日) 18:31:10.56 ID:ZJwBOXfUO

「おーし!最高速度で突破すっぞ!」

「…周りをよく見ろよ。足元とかもよく見て…おい、止まれ、地面に何かある。」

「足元?あー、なんかヌメヌメしてるなー!」
これは…蜘蛛の糸か?
「なんだ!トラップって行ってもこんなもんか!こんな足場、エメトYの敵じゃないぞ!」

「おい、待て、これは…」

「あん?」

「キシャーー!」

「!おわっ!」
突然巨大な蜘蛛が飛びかかってくる。

「…なるほど、これが本体か…」

「キシャー!」

「うおおっ!エメトY!耐えるぞ!」

「うおおっ…ふんっ!」DEF 3000

「キィヤーー!」ATK2100

「…」

「おーい!見てないで助けろー!」

「…はいはい…やるぞ、レクイエム」ATK 2400

「ハイヨ!」

「キシャアアア…」ボーン!

「ふぃぃ…よし!罠、突破だな!」

「……」



「…さっきから何か…気配がするな…」

「…そんなの感じるか?」

「近いな……!来るぞ!」

「シャー!」

「…グールか…まぁ、気をつければ大した相手ではないな…」

「おあっ!またこういうのか!やってやる!エメトY!」

「任せろ!フン!」

「シャー!」ボーン!
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/30(日) 18:32:02.09 ID:ZJwBOXfUO



「よーし!ここまで来たな!」ボロッ…

「問題はない、この程度…」ボロッ

「…」

こいつらは罠という罠、全てを踏み抜き、それを全て無理やり突破してきた…このやり方で最後まで持つのか…?

「お客様、迷宮ステージ、よくぞここまで突破してまいりました!」

「…てめぇは…」

「はい、アリアーヌです!お客様にはこれから、この第1階層のボスへ挑戦していただきます!今回のボスは…こちら!」

「…」

「迷宮の重魔戦車!」

「おう、つよそーな戦車だな!」

「それでは、バトル、スタートです!」

「…」ATK 2400

「スミスくん!がんばろうね!どうする?」

「…これでいく…レクイエム、アグネスディ!」

「へへッ!カシコマリ!ヤルゼ、アグヌスディ!」
レクイエムが巨大な悪魔へと変貌していく。レクイエムを悪魔形態にし、コントロールする、これがアグヌスディだ。

「…ぶち壊してやるよ。」ATK 3600

「クラエ!フン!」

「…!」ドーーン!


「何と瞬殺!第一階層、かなりのハイペースで突破です!」

「おお、お前、やるな!さすが悪魔狩りだな!」

「…先に行くぞ…」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/03/30(日) 18:32:47.21 ID:ZJwBOXfUO



「…ようこそ、第二階層へ。私は第二階層担当のアリアンナ。第二ステージ…先に待つのは天国か地獄か、天獄ステージへようこそ。」

「天獄ステージ…?」

「お客様へは天と獄、2つある出口のうちの一つを目指して進んでいただきます。正解は、果たしてどちらでしょうか?」

…なるほどな…どちらへ行くか…
@天
A獄
↓1
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 18:43:39.91 ID:dOdkO/fhO
2
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/05(土) 08:09:39.24 ID:EJYeXKiLO
「…獄だ。」

「獄?地獄の獄なのにか?」

「…いいから黙ってついてこい。お前らは考えるのは苦手だろう?」

「獄…そちらで良いのですね?」

「ああ。」

「…では、こちらの道へどうぞ。」


獄の道を進む。


「…おい、これ、本当にあってんだろーな?」

「…あらゆる可能性を考えた。天か獄か、あるいはそのどちらにも答えがないのか…言ったものとは逆が解答にされるイカサマ…だが、奴等の言い分を信じるのであれば、このダンジョンはある程度は突破されることを前提で設計されているはずだ。全く分からないように隠された罠もなく、1階層の罠もおまえらが全部踏み抜いても生きているように、本気で始末しに来るような罠はなかった…つまり、答えが無い…というのは考えづらいと言える。そうすると、どちらかを選ぶことになるわけだが…俺の見立てでは、やつら悪魔にとって地獄のほうが…」

「あ、なんかいるぞ!」

「…聞いたんなら聞けよ…」

「…よくぞ来たな…」

「うはー!でっけぇ!」

「…獄の道選びし者…すなわち地獄を望むもの…望み通りの責め苦をくれてやろう!」

「あん?責め苦?うるせー!デカいからってチョーシに乗るなよ!エメトY!魔防壁だ!」

「うむ!行くぞ!プリメラ!…む?」

「…あれ?出ないぞ…どうした!エメトY、トゥルーデア!」

「わかんないよ!でもなぜか力が…」

「…ふん!我はすでにトラップカード、王宮の鉄壁を発動している!」

「!防がれた!」

「獄の道の恐怖はこれから…トラップカード、スキルドレイン!そして、宮廷のしきたり!安全地帯!この盤面…越えてみせよ!」

「…ちっ…」

面倒だな、これが獄の道か…一見硬い盤面のようだが…ずいぶん抜け道はありそうだな…

「…なら…レクイエム、セクレンツィア!」

「オウヨ!ドイツヲダスンダ?」

この盤面を打破できる悪魔を呼び出せ…あのデカブツを対処できる悪魔…特にあの安全地帯を処理することができればヤツを処理できるか…?

呼び出す悪魔
↓1(>>1の想定解はありますが、それ以外でも天獄の王を除去できれば正解とします。)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 08:49:54.16 ID:4IdjcCes0
ラディアン
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/05(土) 10:59:41.23 ID:uaPIgl5NO
「…来いよ、ラディアン。奴を消し去れ。」

「…」

「…むっ…これは…くっ…卑怯なり…」

「…何とでも言え。」

こいつは問答無用で敵を彼方へ消し去る…一時しのぎだが、今回はこれでいいだろう。

「おお!なんかよくわかんねぇけど、これでやつは倒せたな!」

「やったねスミスくん!無慈悲なところもある!そこに痺れちゃう!」

「…とっとと先へ行くぞ…」



「ここで最後か…」

「おーほっほっほっ!よくぞここまで来たわね!冒険者たち!だけど、あなたたちもここでおしまい!この恐怖の第三階層からあなたたちは抜け出せない!私の城から抜け出すことは不可能なんだから!」

「!…てめぇがご主人様ってやつか…」

「おい!お前!お前がアトリィ閉じ込めてるんだな!」

「アトリィ?誰か知らないけど、この私自ら設計した第三迷宮のどこかで餌食になってるんじゃないかしら!おーほっほっほっ!」

「てめぇ!」

「!…ご主人様!僭越ながら、前に出てくると危のうございます。奥でお待ちを。」

「…何よ、今良いところでしょ?こう、いい感じに雰囲気と因縁を…」

「ご主人様の身に何かあっては一大事にございます。あとの説明は私におまかせを。」

「むー……待ち切れない!」

「なるべく早く済ませますので、どうか…」

「…早くなさいよ!一組目も全然来ないし!」

「はっ、おまかせを。…こほん。私アリアスが第三階層、白銀ステージの説明をさせていただきます。ここでは……そうですね。お客様にはすでにお入りのお客様を救出の上で、ダンジョンの攻略をしていただきます。」

「…」

なんだ…さっきからこの迷宮は…一度入ったら出られないっていう噂はなんだったんだ…?

「ちなみにでございますが、すでにお入りのお客様は…↓1(遊戯王のモンスターorトラップ)のところで止まっております。」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/05(土) 11:19:38.00 ID:zi7Mf3+WO
魔砲戦機ダルマ・カルマ
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/06(日) 11:32:43.24 ID:e0hFoMZdO

「…ここか。」

あいつ、わざわざここまでの行き方も教えやがった。いよいよ迷宮とやらの意味もなくなってきたな。

「…お!ほんとだ!アトリィがいるぞ!おーい!あたいが助けに来てやったぞ!」

「…その声は……はぁ、ついてない。よりにもよって貴女が来るなんて…」

「はぁ?どういうことだ!」

「だるまさんが…」

「っ!来る。プリメラ、止まりなさい!」

「あん?」

「いいから!」

「ころんだ!」
ダルマのような機械がこちらに振り向く

「…」ピタッ!

「……」ピタッ!

「…」

謎のダルマのような機械が再び向こうを向く。

「………よし…」

「突然止まれなんて言うからびっくりしたぞ!なんだコレ?」

「…ダルマ・カルマ…振り向いた瞬間に動いているものを撃ち抜く兵器…」

「なるほど、そういうことか!」

「…だるまさんが…」

「動き出したぞ!とりあえず突っ込め!」

「…はぁ…相変わらずだな…」
あの武装だ、動かれたらこっちも被害を受けるな…
「ころんだ!」

「レクイエム、ディエス・イレ!」

「ハイヨ!」

「オラ、切り刻んでやるよ!」

「…!こ、ころんだ!」

「オラオラオラ!動けなくしてやるよ!」

「こ、ころころころ…ころん……」プシュー
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/06(日) 11:33:13.50 ID:e0hFoMZdO


ダルマ・ガルマとやらは機能を停止する。

「…助かった。貴方は…?センチュリアの者ではないわね。」

「…悪魔狩りだ。」

「なるほど、悪魔狩り…私はセンチュリア竜騎士団副団長 アトリィ。ご協力感謝いたします。この度は私の不覚によりご迷惑をおかけし申し訳ございません。」

「こいつはな!あたいが雇ったスゲー悪魔狩りなんだぞ!連れてきてやったあたいに感謝しろよな!」

「…はいはい。すごいわね。」

「適当に流すな!」

「悪いけど、どうでもいいことをしてる余裕はない…ふざけた場所だけど…とはいえここは敵地なのだから。」

「あたいはどうでもいいってか!むきー!」
こっちな比較的まともそうだな。もうあいつはほっておくか。

「副団長さんよ、あんたも奥の悪魔を討伐しに来てるんだよな?目的は同じだ。」

「そうですね。ここからも協力を頼みます。この先には門番がいるとのことですから。戦力は多いほうが良い。」

「門番?」
門番か…まあ今までの傾向なら大したことはないだろうが…やってやろうじゃねぇか。


「ゴゴゴ…ヨクゾキタ…我コソ門番…我ダス最終試練ヲ突破セネバ、最後ノ戦イヘノ道ハ開カレヌ…ユクゾ!我ト我等ガ主ニ協力セシ者タチダ!」
試練 白銀の城の魔神像+↓1、↓2、↓3(モンスターor罠カード)
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 11:47:59.79 ID:TPczJUcPO
オシリス
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 11:58:34.48 ID:0lFFQii70
フレシアの蠱惑魔
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 12:02:21.82 ID:wWDxUf2vO
カオス・アンヘル
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/06(日) 14:39:05.44 ID:e0hFoMZdO
「ギャオオオオ!」

「混沌の中の秩序乱すものに祝福と裁きを。」

「あら、お兄さんイケメンじゃない。ちょっと休んでかなぁい?」

おっと、ちょっと世界観違うやつもいるが、強大なやつ揃いじゃねぇか。…最後の最後に厄介なことだ…

「これは不味そうだねスミスくん!どうする?あたし、使う?」

「…お前は使わん…悪魔は狩る…せいぜい踏み潰されないように気をつけな。レクイエム…アグヌスディ!」ATK 3600

「善意の悪魔、正しき歪な存在…」

「それはてめぇもだろうが…[ピーーー]!」




「…シメーリア。」

「イッヒッヒ!おまかせ〜!ポゼッション!」

「…ウェイクアップ…センチュリオン。」
ガシャン!ガシャン!
「センチュリア竜騎士団副団長にして騎士皇、アークシーラ…任務開始。」ATK 3000

「ギャオオオオ!」ATK 5000

「…っ!」ATK 3000→1000

「関係ない…どうなろうと…倒す!…それが私の贖いだから……はっ!」

「ギャオッ!?」

「はぁ…はぁ……貴女も、出し惜しみしないことね。」

「わかってらぁ!あたいはテッペンになる女!そう誓ってんだからな!こんなところで負けてられっか!」

「行くぞー!トゥルーデア!エメトY」

「ファイナルイグニッション!」

「うおおおおおお!スタンドアップ!」

「「「センチュリオーーン!」」」

「っ!」

「ゴー!騎士皇 レガーディア!」ATK3500

「何か知らないけど……あんたから食べてあげる!トラップカード、狂惑の落とし穴!」

「ふん!騎士皇爆誕!通じないぞ!」 

「!」

「あたいらの結束パワー!喰らえ!」

「きゃああああっ!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/06(日) 14:41:01.05 ID:e0hFoMZdO
「バカナ…助ッ人軍団ガ…コンナニモ翌容易ク…」

「テメェも砕けとけ!」ATK3500

「ヒィィイイ!」ドーン!

「…はぁ…はぁ…見たか!アトリィ…」

「……本気を出せば戦力になるのね。まあ、その本気が続かないのだけど。」

「うるせー!最後までもたせてやるからな!」




最後の部屋へと進む。
「とっとと終わらせる…」
ガチャッ
「…おーほっほっほっ!よくここまでたどり着いたわね!褒めてあげる!私がこの迷宮城ラビュリンスの主!」

「…」

「今までの私たちの迷宮のもてなし、楽しんでくださったかしら?」

「…」

「…楽しかったかしら?」
答えないと進まないらしい。…そうだな…
1楽しかった
2つまらなかった
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 15:21:46.11 ID:jxOHlraRO
1
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/06(日) 15:22:00.36 ID:e0hFoMZdO
安価忘れ
↓1です。
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 17:46:55.68 ID:DtimANO50
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/06(日) 18:13:01.92 ID:YUdUxH9PO
「…楽しかったぞ。」

「…!」パァァァ…

見るからに表情が明るくなる。
「…」グッ!
後ろでは今まで出てきた奴らが「ナイス!」と言わんばかりに親指を立てている。どこまで茶番なんだ。この迷宮は。

「おっほっほっ!そう、楽しんでもらったなら何より!別にうれしくも何ともないけど!」ムフー

「…」
見るからに満足げな表情をしている。悪魔のくせに感情が表に出る奴だな…まあ、機嫌がいいほうが契約もしやすいだろう…

「…ちなみにどこが?」

「うん?…あー………ダルマカルマ…だな。」

「!うんうん!あそこは難易度調整頑張ったんだから!」

おそらく最終階層の3階が一番こだわってるだろうからな。まあ罠は一つしか無かったわけだが…

「…はっ……いけないいけない…こほん…………今までのもてなし、楽しまれたようで何より!では最後に、私自ら、最高のおもてなしをしてあげましょう!」ATK 2900

「!来るか…」

「今日は最高の気分だから教えてあげる。一日夜なべして考えた罠カードたちを!」
↓1、↓2
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 18:19:37.55 ID:J/FifX2+O
次元障壁
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 18:24:52.96 ID:0lFFQii70
フェアーウェルカムラビュリンス
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/06(日) 20:38:35.42 ID:TqgFdv1SO
「次元障壁でお得意の融合戦術は使えない、そしてこのフェアーウェルカムラビュリンスは攻撃を無効にするついでにカードを破壊できる罠…これでその武器で攻撃翌力を上げて突破することもできない…どう?あなた一人じゃ突破できないでしょう?おーほっほっ!出るのを諦めてここで一生暮らすといいわ!」

「…どうかな?」

「なんですって?」

「レクイエムの変形能力にだけ注目してやがる。その本来の機能に目を向けてない…まあ、見せてないんだから、無理もないがな。こいつの本来の力…それは…強制的な契約だ。」

「!」

カパッ!

「…さあ、悪魔さん…俺と契約しようぜ?」
さあ、吸い込め、レクイエム。こいつと契約すりゃ、眷属の奴らも仲間になる…使えるものは多いに越したことはない。
「っ!契約…私は…もっとこの迷宮で…みんなを苦しませて、楽しませて…」

「…その目的は何だ?こんなふざけたダンジョンを作って、悪魔のお前にとって何になる?ただの享楽か?」

「享楽…?違う…私は…これしかできない、…私の全て…」

「あん?」

「宝を守る…迷宮を生み出す悪魔…生まれたときから、その役割しかない……迷宮を作って、みんなを作って、迷宮に住んで…迷宮の中しか知らない…だから、せめて迷宮の中を楽しいもの、来てくれたお客さんに楽しんでもらえるものにしたいって…迷宮は、罠は、私の全て…ふざけてなんかない…」

「…そうかよ……」
1.契約完了
2.契約キャンセル(プリメラの邪魔が入る)
3.不完全契約
↓1〜4 多いものを採用します。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 20:40:31.18 ID:QcRWGm2JO
2
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 21:03:19.21 ID:DtimANO50
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/06(日) 22:42:22.68 ID:3CFProP00
あえて3
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 12:17:34.83 ID:db8AqisRO
2
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/10(木) 09:20:34.44 ID:KqOt+M19O
「…関係ねぇな。」
悪魔の意志なんて知ったことか。
「さあ、俺の物に…」

「ちぇやー!」

「っ!?てめぇ、何しやがる!」
突然俺を攻撃しやがって…
「ケイヤクとかよくわかんねぇけどよ!無理やり人の生き方ねじ曲げて従わせるのは、あたい許せねぇよ!」

「あぁ?こいつ、悪魔なんだぞ!」

「こいつはこの迷宮を作ることに生かけてやってんだろ?そうやって自分の生き方をまっすぐ貫く!たとえ悪魔でも、あたいはそういうやつ、好きだ!」

「てめぇ、悪魔の肩を持つってのか?」

「悪魔とか人間とか関係ねぇだろ!」

「…」

「…おい、副団長さんよ。あんたのお仲間は悪魔につくみたいだが…てめぇはどうなんだ?」

「…私はこの悪魔の生き方に興味はない…」

「おい!アトリィ!」

「へっ、なら…」

「……私が興味があるのはこの悪魔が国にとって害となるか…この悪魔に害意はない。これ以上抗戦する理由も特にない…だけど、センチュリア騎士団所属の兵士にもし攻撃を加えるのであれば…センチュリアへの害意ありとみなさざるを得ないわ。」

「…アトリィ…」

「…あなたたち…」

「…ちっ……」

「…」

「…もう良い、センチュリアがここまで腑抜けどもの集まりだったとはな…おい、悪魔…」

「ひっ…」

「興ざめだ…とっととここから出しやがれ。」

「…アリアス、出口。」

「はっ。かしこまりました。」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/10(木) 09:21:57.98 ID:KqOt+M19O
魔法陣のようなものが出現する。しょうもない悪魔どもだ。いつでも狩れる…
「…悪魔め…せいぜい首を洗ってな。」シュン!

「…フン!いーだ!あなたは嫌い!二度と入れてあげない!」


「…よーし、あたいらも帰るか!おめぇの人生かけた迷宮、いろいろあったけど、楽しかったぞ!まだまだすげーの作れよな!」

「…害意が無いのなら…兵の訓練としても使えるかもね。…もしまた来ることがあれば…よろしく頼むわ。」

「…うん!また来てね!騎士たち!今度はもっといい罠、作るから!」

「おう、じゃあな!」





「…ちっ…」

「スミスくん、イライラだねぇ、あたしが慰めてあげようか?」

「黙れよ。」  

「あぁん!怖い顔、かっこいい!それが見たかった!」
センチュリアの奴ら、邪魔しやがって
「…」

「あれ、どこいくの?」
…悪魔狩りのイライラを解消するには、悪魔狩りしか無い…野良の悪魔でも狩って、ストレス解消といくか…そう思っていたとき…

ドンドンドン!

「…あ?」

……誰か来たか…依頼人か?直接のご依頼ってことは、何か面倒があるのかもな…まあいい、依頼があるなら、そっちでストレス解消といくか…
依頼人
↓1
狩る対象
↓3
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/10(木) 10:51:24.61 ID:XNfFvcAS0
暗黒界の社主グラファ
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/10(木) 18:52:56.82 ID:NLcMQhs30
安価した
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/10(木) 19:23:36.63 ID:Vekm7m6RO
至天の魔王ミッシング・バロウズ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/04/10(木) 21:12:46.89 ID:WQSz3as5O
「お頼み申す。悪魔狩りよ。」

「そうか、死ね。」
悪魔の襲撃か…俺の居場所を知るとは知能の高い悪魔だな。
「待て…」

「黙れ悪魔。てめぇと語ることなんかねぇよ。」

「聞くだけ聞け!悪魔狩りの「悪魔」、デモンスミス…貴様、メフィストフェレスを探しているのだろう?」

「メフィストフェレスだと…?」

「ああそうだ…我の依頼はメフィストフェレスにもつながるものだ!」

「……そうか…なら、聞くだけ聞いてやる。その後テメェを狩るか決めさせてもらう。」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/10(木) 21:13:30.87 ID:WQSz3as5O




「…我は暗黒界が龍神王…、グラファ…」

「…暗黒界…?」

「悪魔が棲まう異世界の一つだよ。スミスくん。すべてが闇に包まれた世界なんだって!グラファはその暗黒界の龍神王、偉い人なんだよ。」

そんな大物の悪魔がわざわざ俺の元に…?
「…それで?依頼は何だ。」

「…なに、依頼は単純。悪魔の討伐よ。」

「てめぇも悪魔だろうが。」

「ふん。悪魔にもいろいろおると言う事…我々暗黒界は争いは望まぬ。メフィストフェレスのやつからも距離を置いておったが…あの日以来、勢いを強める奴から攻撃を受けることも増えてきたのだ。」

「へぇー、見かけによらないものだねぇ。」

「てめぇ、メフィストフェレスに会ったことがあるのか?」

「最後に会ったのはいつかも覚えておらんがな。やつは姿を変え、表にもなかなか出てこない…今はどんな姿かもしらん…今回始末してほしいのは我らに攻撃を加えるメフィストフェレス一派の悪魔の幹部…「至天の魔王」と呼ばれる悪魔だ。」

「…」

「報酬ははずもう、我らの世界の悪魔を武器にしても構わぬ。加えてお主はメフィストフェレスに近づける、悪くない話であろう?」
メフィストフェレス…生涯をかけて追ってきた悪魔…その一派がいるのであれば…
「…場所は?」

「我らの世界、暗黒界だ。…受けるのであれば、ついてくるが良い。」

「…良いだろう…」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/10(木) 21:14:25.84 ID:WQSz3as5O

暗黒界
「へぇー、ここが暗黒界!知ってはいたけどあたし、来るのは初めてだよ!ねぇスミスくん!ここのサーモンとっても美味しんだって!後で行こうね!」
 
「ソコカシコカラアクマノニオイガプンプンダゼェ…」

「……」
当然だが悪魔だらけだな。まだまだ悪魔はこんなにいやがったのか…
「我の拠点へ案内しよう。ついてこい。」



「!グラファ様!お戻りですか!」

「うむ、スノウ、今戻った。助っ人もも連れてきた。」

「グラファ様。さすがのご手腕でございます。」

「ふむ、そなたが…このズールと一度手合わせ願いたいものだ。」

「思ったよりもちっちゃいなぁ。」

「ふふふ…腕はたちそうですが…知性はいかほどかな?」

「あぁ?」

「やめぬかお前たち。客人だぞ。失礼のないように。」 

「はっ、申し訳ございません…しかし、これで来てくださったのは二人目ですね。」

「…混沌王が連れてきたあの者か…」

二人?もう一人いやがるのか。同業者か?
助っ人
↓1(光属性のモンスター)
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/10(木) 21:59:37.57 ID:O4yj1qreO
E・HERO ネオス
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/11(金) 01:22:02.72 ID:PeCUmrWP0
数分後には・がーになりそうな人選だぁ…
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/12(土) 09:13:39.75 ID:NFi4ZdvQO
「おい、そのもう一人ってのは誰なんだ?」

「よし、連れてこよう…スノウ、連れてこい。」

「はっ…」


「連れてまいりました。」

「やぁ!君も助けを求める声に呼ばれてきたんだな!私はネオスペースの光の戦士!ネオスだ!」

「…デモンスミスだ…」
ネオスペース…?何だこいつは。同業者…ではなさそうだな。
「ともに勝利のため、力を振るおう!君は悪魔狩りが専門だそうじゃないか。頼りにしているぞ!スミス!」

「…ああ…」
悪魔の匂いも全くしねぇし…光の戦士とか言ったか?悪魔とは無縁そうなやつだが…
「ネオスとか言ったか、お前は何でここに?」

「理由か?助けを呼ぶ声に助ける…それに、私にも目的があるのだ。悪に囚われた仲間たちを救うというね。」

「仲間?」

「仲間のHEROたちの中に、メフィストフェレスの魔の手にかかり、闇へと堕ちてしまった者たちがいてね。今はこの暗黒界を侵攻するために利用されているのだ。仲間として、彼らを救ってやらねば。」

「へぇ、仲間想いの人なんだねぇ。」

「…おや…そこの女性はスミスの精霊か?」

「精霊っていうか、永遠を誓い合った仲っていうかー…」

「黙れ。道具が。」

「言われなくてもあたしはもうスミスくんのものだよ!」

「ハハハ!なにやら特殊な関係性のようだな!」

「…というか、お前もこいつが見えるタイプの奴なのかよ…」

「私は精霊ともコンタクトをする能力を持っているからな。我々HEROはあらゆる助けの声を聞くためにそのような能力を持っている。」

「意外と見えちゃうんだねぇ。聞かれちゃうね?あたしたちの愛の言葉。」

「…どうでもいい…」 

「なるべく邪魔はしないようにするとも。私は君たちの関係性の進展を願っているぞ!」

「!スミスくん!この人いい人だよー!」
心底どうでもいい会話が繰り広げられている中で…

「た、大変だー!」

「む!スカー!敵襲か!誰の軍勢だ!」

「↓1、↓2の軍勢でごぜぇます!」
(E-HERO関連モンスター)
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 09:40:27.89 ID:KDTonlOHO
E-HERO アダスター・ゴールド
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 09:42:25.62 ID:3yqhzA8/O
ネオスロード
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/12(土) 14:20:23.94 ID:NFi4ZdvQO
「さっそく出番か…おら。いくぞ。」

「うむ!迎撃と行こう!」



「フハハハ!ヘルブラットども!暗黒界を我らが物に!」

「イー!」「イー!」「イー!」

「待て!」

「…その声は…」

「やめないか、キャプテン・ゴールド!」

「…お前も来ていたのか…その名は捨てた。今はアダスター・ゴールドだ。」

「キャプテン・ゴールド…その名の通り黄金のごとく気高い心を持った君がなぜ…」

「ふん、ネオス。君に分かるか?街を守ることを使命として、街から出ることを許されない私の気持ちが…闇の力の素晴らしい…私を自由にしてくれる…君もこちらにこればわかるさ。」

「…っ!」

「おっと、そんな怖い顔するな。今から君に面白いものを見せてやる。」

「何…?」

「来るが良い!!」

「……」

「…!貴様っ…何者だ?」

「…我は覇王となるもの、ネオス・ロード…」

「ネオス・ロードだと…?」

「見てスミスくん!ネオスさんのそっくりさんだよ!」

「…なんだか知らねぇが…悪魔ならまとめて狩ってやればいい…」

「おっと!誰だか知らんが邪魔はさせない!」

「イー!」「イー!」「イー!」

「…ちっ…邪魔だ…」

「さあ、ネオス・ロード、その力見せてやれ!」

「…」

「くっ…ゆくぞ!ラス・オブ・ネオス!」

「…はあっ!」

「何ッ!?防いだ…?」

「ふん!」

「ぐああっ!」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/12(土) 14:21:09.94 ID:NFi4ZdvQO
「フハハハッ!これが君を上回る正しき闇の力!ネオス・ロードだ!どうだ、素晴らしいだろう?」

「くっ…」

「君も来ないか?こちら側に。」

「ふざけるな…私は光の戦士…闇に屈しはしない!」

「…そうか…相変わらずだな、君は…ならば…ここでお別れだ!」

「スミスくん!ネオスさんが!」

「…ちっ…おい!お前!」

「はーい!準備万端!」

「レクイエム!変形しろ!」

「ハイヨ!」ガシャンガシャン!
レクイエムが銃の形へ変形する。悪魔を食らって、それに合わせた形態に変形する…レクイエムの武器モードだ。こいつを食らうとレクイエムは銃になる…

『うふふ、二人の共同作業だよ!』 

「静かにしろ…オラ!くらいな!」

「むっ…」ATK2100→1500

「…」ATK2500→1900

「…やってやるか、パラディズム…」

『うん、いいよ!それじゃあ、いつもの言葉、ちょうだい?』

「させぬ!トラップカード、ダークスプレマシー!やれ!ネオスロード!」

「はぁぁあっ!」

「っ!?」

力が抜ける…ちっ…そんなものも隠し持ってやがったか…

「…残念だったな…ふん、今日は挨拶だけだ。…我らの下へ降りたければ、いつでも覇王城まで来ると良い、歓迎してやろうじゃないか…」



「…すまない、私が敗北するとは…」

「…何者だ、あのネオスロードとか言う悪魔…」

「…わからない…私に似せた存在ということなのだろうが…強大な力だ。」

「必殺技も効かないし、トラップカードも防げる…どうすれば良いんだろうね?」

「…やつのことさえわかれば何とでもなる…少なくともパラディズムは効くらしい。つまり、あと一発奴に効くものを準備できれば、狩ることが出来る…」

「ふむ。そういうことだな…」

「…おい、龍神王、このあたりで魔法とか調達できないか。」

「ふむ、このあたりだと…↓1(魔法とか使えそうなモンスター)」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 14:27:57.23 ID:MOnyR0tC0
ウィッチクラフトマスターヴェール
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/12(土) 20:06:02.24 ID:LHmdWvzqO
「ウィッチクラフト…魔法使いか。」

「仕事ぶりはともかくウィッチクラフトマスターを務めるほど腕は確かだ。何か力になるやもしれぬな…」



龍神王グラファに紹介された場所へ行く。ここに工房を構えてるってことだが…

-睡眠中 起きるまでお待ち下さい-

「…ふざけやがって…」

「ハハハ!ここは常に光が入らず暗いからな、眠くなるのも納得だ!」

「のんきなこと言ってられねぇぞ。また奴らが来るかもしれねぇんだからな。叩き起こすか?」

「うむ…ここは私に任せてもらおう。」

「なにする気だ?」

「来てくれ!我が友!ネオスペーシアン!アクアドルフィン!」

「ワクワクを思い出すんだ!」

「うわ、キモ…いや、よく見たらちょっとかわいいかも?キモカワってやつ?」

「ふふっ、私の頼れる仲間だ!ではアクアドルフィン、かくかくしかじかだ。頼む。」

「任せてくれ。ケケケケケケケケ…」

「っ…!」

…この頭に直接響く振動は…なかなか不快だな…

「ケケケケケケケケ…」
ガラガラガラ…
「……ああーっ!!うっとうしい!なに!」
中からガキが出てくる。

「やあ!おはよう!」

「…え…なに、イルカ人間…?夢…?」

「現実だ!すまないね、起こしてしまって。ここで魔法を作っていると聞いてね。」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/12(土) 20:06:50.55 ID:LHmdWvzqO
「あー…客?…お兄さんたちさぁ、ここに睡眠中って書いてるのに無理やり叩き起こすとか常識ないよ。大体そんな急に言われてもねぇ〜」

「急ぎだったのでね、すまない。」

「しかも態度も人にもの頼む態度じゃないっていうかさぁ…言い方というか態度というか、もっとこう…なんかあるよねぇ。」
…ああ、なんだこのガキ…
「おいクソガキ、グチグチうるせえな。いいから黙ってウィッチクラフトマスターとやらを出せ。」

「うん?何を言ってる、ウィッチクラフトマスターならここにいるだろ。」

「あぁ…?」

「…わたしがウィッチクラフトマスター ヴェールだ。」
このクソガキが…?  

「ほら、証拠を見せてやる。」フッ…

「っ!?」

なんだ…力が…

「スミスくん…すっごい魔翌力で押しつぶされてるみたいな感じ…」

「…よし、こんなもんでいいだろ。…はぁ…このわたしの事を調べずに来て叩き起こした上に、あまつさえクソガキだなんだ…失礼にも程があるぞ!あー、機嫌損ねたぞーこれは。」

ぐぅぅ…
「…あー…腹減ったな…おいお前、なんか美味いもんもってこい。それなら考えてやる。」

「あぁ…?」

「お使いクエストってやつだね!」

「スミス。時間はそれほどない。食材はこのあたりで販売してるものを調達できるはずだ。あとは調理だが…」

「スミスくん、昔に悪魔の料理人と契約したことあったよね?今が使いどきだよ!」

「…」
食材か…適当に選ぶか…
↓1(食材っぽいカード)
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 20:08:25.60 ID:3yqhzA8/O
ハングリーバーガー
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/12(土) 22:44:50.77 ID:w/q0uQzn0
調理済で草
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/13(日) 14:05:57.38 ID:gqd+0sSAO
「…これでいいか…」

「まいどありー!」

「きしゃああ!」

「ふむ、自らの見た目と味で購入者を2度驚かせる、そのことに何よりもこだわったハンバーガー戦士、ハングリーバーガーを選ぶとは、お目が高いな。スミス。」

「ハンバーガー戦士…?いろんなのがいるんだね!」

「食えるもんなら何でも良い。調理済みのもんだし、これ持っていくぞ…」



「おらよ。メシだ。」

「えー…ハンバーガーって…しかも買ってきたやつ…これって料理とは言えないよねー。」

「てめぇ「美味いもん」としか言わなかっただろうが。」

「いやたしかに作れとは言ってないよ?でもこういう時に普通の市販のハンバーガー持ってくるか?それに市販のって買いやすいけど味はそこまで美味しくな…」

「キシャアアア!」バクッ!

「おわっ!なんだ!」

「市販だなんだと、自らの料理としてのプライドが傷つけられたことで怒っているようだ。さすがは誇り高き戦士だ!」
 
「ちょっ!離せ!か弱い少女だぞ!」

「キシャアアアア!」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/13(日) 14:06:56.95 ID:gqd+0sSAO

当然のごとくやり直しを食らう。ちっ、面倒なやつだ…
「スミスくんどーする?」

「…仕方ねぇな…レクイエム セクエンツィア!悪魔の調理師!」

「へへへ…イクゼ!」

「…」

「よし、調理師、こいつをうまい料理に作り直せ。」

「キシャアアア!!」

「あいつを見返すためにうまく調理しろ…だって。」

「…お任せを。最高の料理に仕立ててみせましょう…」



「…おらよ。これならどうだ。トマトソースのハンバーグ~季節の野菜とパンを添えて~…だ。」 

「おお、やれば出来るじゃないか。君。これぞ料理だ。…うむ、味も良好…」

素材は同じでちょっと加工してそれっぽくしただけだがな

「む…このパン…しっかり焼かれてて先ほどのハンバーガーよりも実にわたし好みだ。」

「…シャアアア…」

「うむ、勝ち誇っているな。君の戦士としてのプライド、しかと見届けたぞ。」

「…んなことはいい。これで、依頼は受けるんだろうな。」

「あぁ、依頼ねー。はいはい。約束はまもってやる。内容はー?」

「破壊に耐性を持つやつにも効く魔法だ。」

「あーはいはい、そういうやつね…じゃ、これとこれをポイポイーっと…」

「…ずいぶん適当だが…本当に出来るんだろうな?」

「お兄さん、ウィッチクラフトマスターをみくびるなよ?このわたしにかかればそんなものちょちょいのちょい……ほい、完成。」

「…これは…」

「なるほど、これなら行けるな…よし、暗黒界の奴らも連れて、こっちから殴り込みといくぞ。」

「うむ!」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/13(日) 14:07:43.66 ID:gqd+0sSAO
覇王城
「待っていろ、キャプテンゴールド…」

「…悪魔の本拠地だ。簡単にはいかねぇはずだ…」

「ヒャアアア!!!見ねぇ顔だな!敵かぁ!」

「言ってたら来たよ!気をつけてスミスくん!」

「…おう…そこの精霊のねぇちゃん、ゲロマブじゃねぇか…なぁ、ねぇちゃん。俺と一緒に走ろうぜぇー?」

「あらお兄さん、ごめんなさいね、あたしはこの人にすべてを捧げてるから!」

「あぁん?そこのホネのなさそうな奴かぁ?…だったらこいつぶっ倒して、この俺、ヘル・ライダー様のものにしてやらァ!」

「…なぁ、こいつも知り合いか?」

「知らないな。」

「そうかよ…そういうやつもいるわけか。ま、何にしても、狩るだけだ…」

「ヒャアアア!行くぜ野郎ども!」

「アニキィ!やるんすねぇ!」

「スピードのその先まで行きましょうぜぇ!」
ちっ、仲間もやはりいるか…

「行くぜ!マジックカード、ダーク・フュージョン!俺の手下ども、ディスクライダーとグスタフを融合!ヒャアハハハ!来い!ダークナイトォ!」

「グオオオオオ!」

「くっ…」ATK2500→0
「ちっ…」ATK1800→0

「さぁ!蹂躙の始まりだぜぇ!」

「させない!トラップカード!フェイバリットコンタクト!私と仲間たちの魂を融合する!」

「何ぃ!?」

「爆誕!シャイニングネオスウィングマン!そして効果でお前たちを爆殺!消え去れ悪よ!」

「だが、ダークナイトはイービルフュージョンの能力により…」
 
「無駄だ!それは私には聞かない!」

「何ぃ!?ぐっ…ぬぁあああ!」

「ふん、正義は勝つ!」

「…くっ…まだだ…ダークナイト!お前の最後の力見せてやれぇ!蘇生せよ!」
悪魔族or戦士族モンスター
↓1
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/13(日) 14:09:32.65 ID:g5MyiYtK0
合体魔人ゲートガーディアン
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/13(日) 15:34:18.16 ID:gqd+0sSAO
「合体魔神!ゲート・ガーディアン!」DEF 3500

「…」

デケェな、また厄介なことを…

「問題はない。今の私であればゲート・ガーディアンにも簡単に攻撃を届かせることが可能だ。2枚のモンスターの魂を背負うことができれば倒せる。」ATK3100

「…そういうことか…なら…おい、ネオス、お前、融合はあるか?」

「融合?うむ、私は使わないが、持ち合わせてはいるとも。」

「そうか、なら貸せ。マジックカード、融合だ。俺ら3体で融合召喚…ディエス・イレ。」

「スミスくんと融合しちゃう!興奮しちゃう!」

「…ディエス・イレにレクイエム装備…これで2枚だ。」

「ふむ、これなら…うおお!いくぞ!正義のために!」ATK3700

「…!」ドーーン!

「やったか!?」

「…」ATK 2550

「バカな、まだモンスターが…」

「任せな、コイツは俺が処理する…ディエス・イレ!魂を狩れ!」ATK 3400

「……」!ドドーン!

「…」

「…最後か…ま、あとは適当に処理できるだろう。」

「うむ。トラップカード NEXT!来てくれ!グランモール!」

「オイラに任せろ!」ぎゅいいん!

「!!!!」ドドドーン!



「覇王城の中…とりわけ闇の力に満ちている…」

「ゴールドさんだっけ?どこにいるのかなぁ…」

「…おっと、また別の奴らがいるみたいだな…」

↓1いままで未登場のE-HERO
↓2闇属性以外の悪魔族モンスター
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/13(日) 15:39:39.54 ID:JFbiR7dqO
インフェルノウイングヘルバックファイア
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/13(日) 15:56:44.31 ID:ZJPmNNpZO
エアリアル・イーター
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/13(日) 20:57:52.95 ID:0tOPMQo5O
「ヘルバックファイア!」

「!危ない!」

「!」

「外れたか…ネオス、久しぶりね。」

「君は…バーストレディ…その羽根は…フェザーマンとの融合か…」

「そう、今の私はインフェルノウィング…あの頃のあたしとは何もかも違うわよ!」

「バーストレディ…」

「ヘルライダーと派手にやってたってことは…あたしらの仲間に戻る気は無いってわけね。」

「当然だ。私は君たちを助けに来たのだから!」

「助ける?おかしなことを言うのね…ま、良いわ。…その気がないなら、敵としてあたしが燃やしてあげる!」

「おいおい、お前ら勝手に盛り上がるなよ。」

「あら、あなた誰?邪魔しないでくれる?あなたの相手はこっちよ…マジックカード ダーク・フュージョン!エア・イーターとデザートツイスターを融合!」

「出番か…お前の息の根、止めてくれよう…」

「ヒュウ!吹き飛ばしてやらぁ!」

「融合召喚!エアリアルイーター!」

「空気ごと、お前を喰らう!」

「お前が俺の相手か?いいぜ…狩ってやるよ…」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/13(日) 20:58:34.80 ID:0tOPMQo5O



「…さあ、行くわよ、ネオス!」ATK 2100

「くっ…だが君の攻撃では…」

「覇王城のフィールド効果!シニスターネクロムを墓地に送り、レベル×200攻撃翌力をあげる!」ATK3100

「何!?」

「燃えなさい!ヘルバックファイア!」

「ぐううぅ…くぅ…」

「あら、あっけない…あなたもこっちに来てればこんなことには…」

「…まだだ!」バサッ!

「!!その姿は…」

「君の力も使わせてもらう。オネスティネオス!」ATK5000

「くっ…ま、待て!あたしたち、元々は仲間だろう?」

「…仲間だからこそ…これ以上の悪行を君には重ねさせない…君を倒す!いくぞ!ラス・オブ・ネオス!」

「ぐぁあああ!」



「エアリアルカッター!」

「…喰らえ!レクイエム!」

「ぐあっ…」

「へっ…大したことねぇな…」

「…どうかな?」

「何っ?」

「ふふふ…」

「…貴様…確かにさっき…」

「俺は不死…何度でも蘇る…」

「……」

「再生能力?厄介だね!」

「…関係ねぇよ…どんな仕掛けが知らねぇが…何度でも狩ってやるよ。」

「ぐあっ!」

「があっ!」

「かはっ…はぁ…」

「…どうした、もう終わりか?」

「…くぅう…ぐっ…」

「もうあきらめろよ。…諦めて、俺と契約しちまいな…レクイエム トラクトゥス…」
ガブッ!ガブッ!
「があぁ…がはっ…」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/13(日) 21:00:46.47 ID:0tOPMQo5O




「…よし、無事に突破だ。」

「…そろそろやつがいる頃じゃねぇか。」

「キャプテンゴールド…君も助けてやるからな…」



「…待っていたぞ。ネオス。」

「キャプテンゴールド…」

「ここまでの道中から観るに、君の答えはノーなようだな…残念だ。…ならば、ここが君の墓場となる。こい、ネオスロード!」

「…お前を屠り、我こそが真のネオスとなる…」

「…確かに私は一度君に負けた…だが、2度負けることはない!」

「ふん、戯言を…ダークスプレマシーある限り、我に敗北はない!」

「はっ…どうかな…レクイエム…」

「よーし、やっちゃうよ!スミスくん!」

「…パラディズムだ…」

『スミスくん、あれ、忘れてるよ?』

「……愛してる。」

『きゃー!しゅきー!あたしも、愛してるーーー!』
愛の言葉をトリガーとして発動する奥の手、パラディズム…周囲の全てを破壊する…乱発はする気が起きないがな

「ぐうっ…くっ…なんて騒音だ…ネオスロード!」

「トラップカード、ダークスプレマシー!」

『きゃん!邪魔されちゃったよー!』

「ふん…以前と同じではないか…」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/13(日) 21:01:33.83 ID:0tOPMQo5O
「それはどうかな?」

「何?」

「速攻魔法、受け継ぎし魂!」

「そのカードは…」

「この効果により、オネスティネオスと…ネオスロードを墓地に送る!」

「くっ…しまった!」

「私の魂の一撃…くらえ!」

「ぬぅううう!だが…この魔法で貴様も墓地に送られる!我は倒せても、アダスターゴールドが…」

「抜かりはない…私とともに消えろ、偽物!」

「ぬぁぁああぁ…そんな…」

「ネオスロード!…ちっ、使えん奴め…だが、ネオスは消えた。あとは貴様だけ…」

「それはどうかな?」

「なっ…貴様…ネオス!なぜ…」

「受け継ぎし魂のとおり、魂を引き継いだのさ…さあ、くらえ、キャプテンゴールド!」

「ぐううっ…くっ…バカなァァァ!」



「…キャプテンゴールド…済まない…必ず諸悪の根源は私が倒す…」

「ククク…マサカここまで来るとはナ…ヒーローどもめ、使エン奴らだ…」

「…!貴様は…」

「メフィストフェレス様が幹部、至天の魔王…よくぞここまできたナ…ダガ、ここで貴様たちを抹消してくれる…ここにいる我が部下はワレらの最高戦力…今までの奴らとは格が違うのだからナ!」

「何…?」

「現れよ!マリシャスベイン!そして↓1(闇属性以外の悪魔族モンスター)」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/13(日) 21:03:17.40 ID:g5MyiYtK0
トラブルサニー
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/19(土) 19:00:27.95 ID:Ha7tx8jQO
「サニー団の野郎ども、こんサニー!今日もサニーの配信、やってくぞ!」

「スバラシキ…ヤミノチカラ…」

「!!君は…まさか…エッジマン…いや、エッジマンの魂はかすかに感じるのみだ…君は…ヘルゲイナーだな!?」

「…ソノトオリ、エッジマンハ我ガクラッタ…ソシテ我ハマリシャスべイントナッタノダ。ククク、ヤツノ苦シム様…実ニ滑稽デ愉快ダッタゾ、オマエニモ見セテヤロウカ?」

「くっ…貴様ァ!…スミス、奴は私がやる!」

「フン、目ニモノミセテクレル!手出シハスルナヨ。」

「えー、サニーはあっち?ヒーローのほうが数字になりそうなんですけど…」

…俺の相手はガキか…?こいつが最高戦力だと?…何か特殊な能力でもあるってのか?

「…サニー様、あの者は近年名を上げた悪魔狩りです。それなりなインプレッションにはなるかと…」

…いや、もう一人いる、二人組って事か。

「ま、それもそっか…よーし、それじゃあ今日も、サニー様の悪人退治、やってくよー!…んじゃ、ルーナ、行くわよ!」

「お任せを。」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/19(土) 19:01:17.33 ID:Ha7tx8jQO
undefined
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/19(土) 19:02:12.92 ID:Ha7tx8jQO
「っ!」

「ルーナ、瞬殺だと動画になんないからね!」

「…わかってますとも。」

「動画だと…?」

「え、何?あんた、もしやこのサニー様の事知らないの?」

「あん?知るかよ。」

「えー、そんな奴いるんだ?まさか未だにアイツらの事とか推してるタイプ?遅れてるわねーあんた!軍勢の情報戦略担当にして、超大人気ストリーマー、「サニー様withマジカルーナ」こと、サニー団団長のサニー様を知らないなんて。」

「知るか、興味ねぇよ。」

「ムキー!サニーの事知らない上にこの態度!ムカつく!…でも、あんたがそんな顔してられるのも今だけよ!ルーナ!あれ、どこ!」

「…はっ、サニー様。すでにサニー様の端末に保存済みです。」

「OK!…ふーん…なるほど…サニー団のみんな!ここだけのスクープ!言っちゃうぞ!『悪魔狩りのデモンスミス、悪魔狩りと称しながら、悪魔に変身し悪魔とともに破壊活動!』」

「…あん?」

「サニー様の独自取材によると、「厄災の星」の撃退など、近年名を上げた悪魔狩りデモンスミスは実は悪魔!悪魔狩りと称しながら裏で悪魔と結託しているのよ!悪魔を狩ると公言しながらその実は悪魔の仲間!普通の人には見えない霊体という形で悪魔を常に連れているとか!野郎ども、拡散よろしく!」

「えっ、あたしのこと?」

「ちなみに証拠写真はこれ!悪魔の姿になって暴れまわる写真と…特にこれはスクープ!悪魔を連れてる写真よ!」

「え?…あー、すごい、あたし写ってる!」

「…こいつどこで…」

「おっと、サニー様への攻撃はさせませんよ。」

「ちっ…」

「…一応質問にはお答えしておきましょう。すべて私のリサーチです。過去のことは我々の情報網を使えば簡単につかめること…そして我らが軍勢には精霊会話ができるものが多くおりますから、それくらいの把握は容易ですとも。」

「ちなみにサニー団は全世界どころか、次元を超えて存在するからね!どこにいようが、このニュースはすでに拡散済みよ!これであんたの信用はガタ落ち!あんたはもう生活してられないわ!アハハハッ!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/19(土) 19:02:40.19 ID:Ha7tx8jQO
「…そうかよ…なら…カメラの前だろうが…もう思う存分に暴れられるな?」

「アハハハッ…ハ?」

「…ディエス・イレ…アグヌスデイ…」ATK 4600

「は…いや…ちょっと…」

「…あいにく、それくらいでショック受けるほど、甘い生き方はしてねぇよ。信用がガタ落ちだ?それがどうした。俺は目の前の悪魔を狩る、それだけだ。」

「ル、ルーナ!なんとかしなさい!」

「…私でもどうにもならないことはございます。サニー様。ご安心を、私はどこまでもお供しますとも。」

「ちょっと、そういうことじゃ…ぎゃーー!」



「マリシャスベイン…決着をつける!」

「フハハハ!貴様ニ出来ルカナ?コノ鋼ノ肉体、圧倒的パワーヲ破ルコトガ!ネオスロードデ秘策ハ使イ切ッタダロウ?」

「私の仲間たちの力、見せてやる!」
ネオスの融合体でマリシャスベインを突破せよ!
↓1
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/19(土) 19:03:29.80 ID:WmTkXRr90
ネオスクルーガー
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/20(日) 12:02:16.11 ID:ABhU0Ogr0
「いくぞ!ユベル…」

「ふふ、良いだろう。力を貸してやろうじゃないか。」

「融合召喚!ネオス・クルーガー!」ATK 3000

「攻撃翌力ハナランダカ…ダガ…ココガ覇王城デアルコトヲ忘レタカ!効果ニヨリ、マリシャスエッジヲ墓地ニ送リ、攻撃翌力ヲ上ゲル!破壊サレルノハオマエダ!」ATK4400

「かかったな!」

「ナニィ!?」

「私の能力!戦闘時、相手の攻撃翌力分のダメージ!」

「グウウッ…ダガ…攻撃ハ通ル!」

「ぐっ…そして…私が破壊されるとき…私はネオス・ワイズマンとなる!」

「ネオス・ワイズマンダトォ!?」

「そう、ネオス・ワイズマンもまた、お前の攻撃翌力と同じだけのダメージを与える効果を持つ!喰らえ!アルティメット・ノヴァ!」

「クッ、マサカ…ヌアアアア!」



「…さあ、追い詰めたぞ、あとは貴様だけだ!至天の魔王!」

「…ククク…確かに追い詰められたナ…ククク…」

「何がおかしい…」

「イヤぁ、愉快でタマらん…今から貴様たちが敗北するのだからナ…」

「何を…」

「何故この暗黒界ヲ狙ったカ…その意味、教えテやる!ヘルライダーの効果発動!ヘルライダー、マリシャスベイン、アダスターゴールド、ネオスロード、インフェルノウィングを除外!超融合をセット!」 

「!そのカードは…」

「フハハハ!そして発動!超融合!現れろぉ!」
融合モンスター
↓1
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/20(日) 12:05:06.75 ID:LZW/63Rp0
混沌幻魔アーミタイル−虚無幻影羅生悶
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/04/20(日) 14:42:25.08 ID:ABhU0Ogr0
「この世界ニ眠る三幻魔を融合!現れろ、混沌幻魔アーミタイル 虚無幻影羅生悶!」

「グオオオオオッ!」

「くっ…これは…マズい…」

「ちっ、なんなんだ、こいつは。」

「このカードはしばらくしたら、我々の魂を喰らい、真の姿へと至る…そしてその圧倒的なパワーで全てを壊し尽くすだろう。幸い魂を喰らうまでに多少の猶予はある、それまでに我々でどうにかせねば……」

「…なるほどな……」 

「スミスくん、さっきは不発だったけど、もう一回あれ、やればいいんじゃない?2回もやろうとしたのに、ちゃんと決まってないじゃん?」

「…ちっ……仕方ねぇか…おいてめぇ。」

「はーい、お任せ!」

「…おいネオス、てめぇは精々巻き込まれねぇように気をつけるんだな。」

「うむ!」

「…行くぜ、パラディズム…」

『スミスくん、やるよ!やる気を出す言葉、ちょうだい?』

「…大好きだぜ。」

『きゃーーー!しゅきぃーーーー!あたしも愛、さけんじゃうよーーー!』

「ムッ…これは…ぐっ…ただノ騒音じゃない…なんだ……」

『二人だけの愛を邪魔するみんな、消えちゃえーーー!』

「グあっ…アア……バカな、身体が……」

「グオオォオオ…」

「アア…あ…」

「…よし、一旦止めろ。」

『はーい!スミスくんが言うなら!』

「…ア?…何故…」

「おいてめぇ、メフィストフェレスの手先なんだろ、やつの居場所を吐け。それなら見逃してやるよ。 

「ナニ…?」

「5秒待ってやる。さっさとしろ。」

「知らぬ、メフィストフェレス様は神出鬼没のお方…」

「じゃあ聞き方を変えてやる、やつの次の狙いはどこだ。」

「…」

「吐け、殺すぞ。」

「…↓1だ…」
(フィールド魔法、あるいは場所っぽいところ)
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/20(日) 14:46:26.29 ID:jHEy7PgEO
黄金郷
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2025/04/20(日) 21:16:19.01 ID:3ipa3tjsO
「…黄金郷…全てが黄金と化した街だったか…悪いな。それじゃ…サンクトゥス。」

「…」カパッ!

「…っ!貴様ッ…約束が違ウ…」

「おいおい、殺すのは辞めてやっただろうが。悪魔め。代わりに俺が使ってやるよ。」


「ああ……メフィストフェレス様…申し訳ございません…寄る辺ない我らを導いて…闇なき我らに…栄光…あれ…」

「…」

ゴクンッ!

「…ふん…悪魔に栄光もなにもあるかよ…」

「……闇なき我ら、寄る辺ない…かぁ……もしかしたら、ここの軍の悪魔はみんな…」

「…あ?」

「あっ、いや…なんでもないよ!スミスくん!ちょっと気になっただけ!」

「…なら、余計なことを喋るな………とっとと戻るぞ。」





「うむ、此度の協力、感謝する。」

「構わないさ。まだ救えていない仲間もいる…彼らがまた来たら、いつでも呼んでほしい。」

「…」

「む、悪魔狩り、どこへ行く?」

「…報酬はメフィストフェレスについての情報だ、それはもう受け取ったからな。…これからヤツの次の狙いへ向かう。」

「…少し休んでいけば良いものを…宴の準備もできているというのに。」

「いや、いい。先を急ぐ。」

「…そうか…では、武運を祈っているぞ、悪魔狩り。メフィストフェレスと戦うならば、また会う日もあるかもしれぬな…」



「…スミスくん。サーモン、食べたかったなぁ…」

「…せっかくつかんだ情報だ。逃すわけにはいかねぇだろ。先を急ぐ。」

「残念だねぇ。ここの悪魔はみんないい悪魔たちっぽかったのに……」

「…良い悪魔?馬鹿を言うな…」

「あん、怖い!…でも、本当に、悪魔にも色々いて、色々あるんだよ?スミスくん。」

「…黙れ。」

「…はーい。」

「…黄金郷へ向かう。こい。」

「…うん、行こ!黄金郷ってどんなとこかな?ピカピカかなー?楽しみだね!」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/04/20(日) 21:17:05.44 ID:3ipa3tjsO
呪われしエルドランド
「…ここか…」

「わー!ピカピカ!ピカピカだよ!スミスくん!」

「…」
呪われし黄金郷、エルドランド…一度入ると戻ってきたものはいない…まあ、そんなふうに呼ばれてた迷宮城はあの様だったが…
…悪魔の姿は…見えねぇな…まだ攻撃は始まってないってことか…

「…ここが…エルドランド…」

「…あ、あそこに誰かいるよ、スミスくん!もしかしたら何かわかるかも?」

「あん…?」
同じタイミングでエルドランドを調べに来たやつがいるってのか…?
↓1(モンスター)
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/20(日) 21:18:27.41 ID:LZW/63Rp0
ドラゴンメイド・ティルル
77.11 KB Speed:3.3   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)