【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part5

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

774 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 18:16:31.23 ID:UVzxgOXh0
―夜
 小さな無人島

イリス「……」
 蒼き星の杖「」チャキ

エバンス「お、どうしたんだイリスちゃん。ボコボコにする練習か?」

イリス「……この杖、精霊樹の杖と比べて頑丈そうなので、殴ったら痛いだろうなあと思いまして」

エバンス「お、おお……。いや、けどそれ国宝だしそういう使い方するのは流石にまずいんじゃないか……?」

イリス「あっ、確かに……」

ローガン「……いや、問題ないと思うぞ」スタスタ

イリス「ローガンさん」

ローガン「それは確かに国宝かもしれないが、既に遺失して久しい。しかも世界樹の精霊殿に没収されたものとなれば……多少無茶な使い方をしても誰も困りはせんだろう」

イリス「ええ……。いや、でも確かに困る人はいない……のかなあ……?」

ローガン「世界樹の精霊殿も、できれば星の力は濫用して欲しくないと言っていた。つまりその濫用を促す蒼き星の杖は、彼女にとってもあまり大事にしたくはない武器なのではないか?」

イリス「まあ、言われてみれば確かに……」

ローガン「では杖術の訓練だ! いつでも私やエバンスくんが守れる位置にいられれば良いが、戦況は刻一刻と変化する。イリスくん自身が自分の身を守れるくらい杖を振り回せるなら、それに越したことはないというわけだ」

イリス「わ、わかりました。それではよろしくお願いします!」

エバンス「まあ力を付けることには俺も賛成だ」


↓1コンマ
01-60 杖術経験+1
61-90 杖術経験+2
91-00 杖術経験+4
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 18:20:57.65 ID:ugm+EuC9O
776 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 19:26:26.11 ID:UVzxgOXh0
イリス「はあ、はあ……つ、つかれた……」

ローガン「うむ……新米冒険者よりは使えるようだ」

エバンス「魔法一辺倒で近接はからきしって奴も多いし、イリスちゃんは大したもんだぞ」

イリス「無理に褒めなくても大丈夫ですよ……。一人旅をしてた頃も、近接戦に持ち込まれたら絶体絶命でしたし」

ローガン「そんなことはない。イリスくんにはエンチャントという近接戦闘における切り札もある。魔法を使う者の最大の強みはそこなのだ」

エバンス「ああ……。俺や旦那もエンチャントはできるが、どうしても本職に比べると劣るからな。その点イリスちゃんなら最大の強みとして発揮できる」

イリス「まあ……」

ローガン「気が向いたら、また訓練に付き合おう。イリスくんはまだ若い。できることは多ければ多いほど良いぞ」

 ☆イリスが杖術経験を2積みました

 ◇
777 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 19:50:33.39 ID:UVzxgOXh0
―夜
 小さな無人島

 ザァーン… ザザァーン…


ミスティ「はい」スッ

 氷柱「」ヒュンヒュン

メイドクロシュ「!」ザッ
 大盾「」ガシン!

 パキンパキン

妖精「もうちょっと強くしても良いんじゃない?」

ミスティ「そうみたいね……。じゃあ、これはどう?」スッ

 氷塊「」バギュンバギュン!

メイドクロシュ「!」ザザッ
 大盾「」ガシン!


↓1コンマ
01-30 防御+1
31-60 防御+2
61-90 防御+3 能力獲得
91-00 防御+6 つよい能力獲得
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 19:51:59.22 ID:9X3IGatiO
779 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:26:40.47 ID:UVzxgOXh0
 氷塊「」グオオッ
 バギャギャギャッ!!

メイドクロシュ「んゅ……!」グググ

ミスティ「クロシュ、後ろ!!」

メイドクロシュ「ほえ……」

 氷の峰打ち刃「」ヒュヒュッ

メイドクロシュ「んわ〜っ!?」ドガガガッ

 デロデロ…

スライムクロシュ「」デロロ…


妖精「あちゃー……後ろが疎かだったね、クロシュ」

ミスティ「ご、ごめんなさい。痛くなかった?」タタッ

 モニョモニョ…ポン!

クロシュ「だ、だいじょうぶ……!」

妖精「でもこの辺にしとこう。クロシュは一日中泳いだ疲れもあるだろうし」

ミスティ「そうね……。私もちゃんと寸止めできるようにしないと……」

 ☆クロシュが防御経験を1積みました

 *
780 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:27:16.40 ID:UVzxgOXh0

ミスティ「体を冷やすといけないわ。テントに戻りましょう」

クロシュ「うん……。……?」

妖精「どうしたの?」

クロシュ「なんか……ある」ヒョイ

 瓶「」ポン

ミスティ「瓶? 暗くてよく見えないけど……」

光クロシュ「ん!」ポン! ピカピカ

妖精「クロシュの七変化、本当便利だなあ……。それで中身は――」

 瓶「」
 瓶詰めの手紙?「」

ミスティ「紙だわ」

妖精「ボトルメールってやつかな?」

ミスティ「ボトルメール……昔読んだ絵本にそういうのがあったような気がするわ」

光クロシュ「ぼとるめーる……」

妖精「せっかくだし読んでみる? こんな無人島で拾ってくれる人なんて私たちくらいしかいないだろうし」

ミスティ「そうね。読んでみましょう」

 キュポン
 手紙?「」パサッ

↓1コンマ
01-10 呪いのオフダだ!
11-50 誰かに宛てられた恋文
51-90 温泉宿の宿泊券だ!
91-00 ???
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:28:31.43 ID:ugm+EuC9O
782 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:31:54.79 ID:UVzxgOXh0
 手紙「」ペラッ

ミスティ「……」

妖精「……」

光クロシュ「?」


ミスティ「……戻しておきましょうか」

妖精「そうだね……」

 瓶詰めの手紙「」キュッ

ミスティ「それっ!」ポーイ

 パシャン――…

ミスティ「届くかどうかは知らないけど、応援してるわ……」ファサッ

 ◆
783 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:33:13.60 ID:UVzxgOXh0
―オノゴロ諸島への海路 2日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*4       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな軽石       精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    闇の欠片        精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子     フリルワンピ水着    フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    メルルの帽子
魔導飯盒        炎鉱石         溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   ガラスのザリガニ    太陽のメダリオン
属性大全        踊り子の双剣      暗黒優待券
魔王図鑑        サボテンドラゴンの花  冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書      精霊のローブ      大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3   精霊樹の杖[改]    かたたたきけん
マッスルワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1               風船印のパラシュート
綺麗な砂                    ラティア勲章
魔術書「正負の属性」              ユーシリア王家の紋章
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
特産スムージーセット

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[11/16] 魔法[03/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
784 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:40:15.15 ID:UVzxgOXh0
―オノゴロ諸島への海路 2日目


大亀クロシュ「」スイスイ

 高波「」ザバーン

大亀クロシュ「」スイスイ


ローガン「おお……あのような高波をものともせずスイスイ進むな、クロシュくん」

イリス「頼りになりますねえ」


ミスティ「……でも、海が荒れてきたということよね。もう」

妖精「うん。この先しばらく静穏な航海とはいかなそうだ。一応言っておくけど、これでも安全な海路なんだよ?」

エバンス「まあ……本当に荒れてる海はこんなもんじゃねえからな」


↓1コンマ 遭遇イベント
01-32 なし
33-36 ブラッド
37-40 レイン
41-44 ザイル
45-56 黒髪の無愛想な青年
57-68 赤髪ロングポニテの女性冒険者
69-80 メルル
81-92 リュアン
93-96 レイ
97-00 フメイ&アリシラ

↓2〜3コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
11-40 食料発見(コンマ)
41-70 場所発見(コンマ)
71-00 良いこと(自由安価)
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:40:47.60 ID:M4ir9Smm0
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:40:57.42 ID:IcmpfTxj0
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:41:13.84 ID:5Ecg5jqLO
はい
788 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 21:01:04.89 ID:UVzxgOXh0
 高波「」ザバーン

大亀クロシュ「」スイスイ


 レー… クレー…


イリス「……? 今何か聞こえなかった?」

ミスティ「……聞こえたわ。人の……声のような……」


 ケテクレー…! タスケテクレー…!!


エバンス「お、おいあれ見ろ!!」


 漂流しているイカダ「」サバーン!!
イカダに乗る赤髪ロングポニテの女性「助けてくれええええ!!!!」


妖精「……自殺志願者か何かかなあ」

イリス「いや早く助けてあげなきゃ! クロシュちゃん!!」

大亀クロシュ「〜〜」モニョニョ スイスイ

 ◇

赤髪ロングポニテ→デュア「かたじけない……死ぬところであった……」ビショビショ

妖精「お礼ならクロシュ……この大亀に言ってね」

デュア「む……? なんと、大亀!? これはまさか――噂に聞く竜宮伝説か!?」

イリス「違うと思います……。デュアさんは、どうしてこんな海にイカダなんかで?」

デュア「うむ……私は見ての通り冒険者なのだが、最近刀の具合が悪くてな……。鍛え直してもらおうと思い至り、こうして単身オノゴロへ向かっていたというわけだ」

エバンス「イカダでか……」

デュア「仕方なかろう。ユーシリア港では船が出ていなかったし、貸してもくれなかったのだ」

ローガン「なぜ船が出ておらず、貸してもくれなかったのか考えなかったのか……?」

デュア「……はっ! まさか……この荒天でか!?」

ローガン「よくわかったな……」

デュア「ははは、これは迂闊だった! 私としたことが、こんな間抜けな死に様を晒してしまうところだったとは! 一生の不覚だ!」

ミスティ「むしろそんなんでよく今まで生き残って来れたわね……」

デュア「というわけですまんが、オノゴロまで乗せてくれ!」

妖精「クロシュ、一人増えても大丈夫?」

 モニョモニョ…ポン!

分体クロシュ「うん」

デュア「!? 亀の甲羅から幼子が生えてきた……!? なんと面妖な……!!」

妖精「いい忘れてたけど、クロシュはスライムだよ。大亀の姿は擬態」

 ☆オノゴロまでの道中、冒険者のデュアが道連れになりました

 *

そして新たな場所を見つけ、良いことがありました

↓1コンマ 見つけた場所
01-05 死の海域
06-35 古戦場跡の島
36-65 浮島スライム
66-95 座敷童の屋形船
96-00 竜宮城

↓2自由安価 起こった良いこと
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:22.04 ID:yEQDQT0JO
はい
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:26.34 ID:AlBjh/aMo
星の光に辿り着くためのヒントのようなものを得る
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:31.01 ID:ugm+EuC9O
オノゴロの移動道具屋さん漂流
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:32.77 ID:rB6lEv9oo
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:10:05.56 ID:9X3IGatiO
大きな木のタルを発見
794 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 21:16:34.42 ID:UVzxgOXh0
急用が入ってしまったので本日はここまでとなります。次回は……何やら恐ろしい海域に突入してしまったり、世界樹の光に辿り着くためのヒントのようなものを得たりする編となります

荒れる海を渡り、一行が目指すは神秘の領域オノゴロ諸島。無人島で野営したり、野良冒険者のデュア氏を救助したりしつつ、順調な旅路を進んでいるように見えます。しかし大亀になったクロシュは、誤って危険な場所に足を踏み入れてしまい……。
世界の滅亡をもたらした亡霊は、水底に沈み続ける。迷い込んだ大亀のことなど気にもせず。気にもとめず。周囲の全てを終わらせながら、終末の夢に浸り続ける。きっと――そこであかちゃんスライムにできることなんて、何も――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 23:43:23.04 ID:rB6lEv9oo
おつです
おっと、厄な出来事に巻き込まれるクロシュ一行の明日はどっちだ
最初期募集組も未登場が残り一人となった…はたして登場できるのか
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/23(日) 02:27:32.70 ID:utvHjpLOo
おつ
上陸前に低コンマ産ダンジョンとは…
突破できても後が怖いな
759.16 KB Speed:14.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)