【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part5

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758 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:15:01.65 ID:UVzxgOXh0
どうやらロイエ教の方々は光を諦めたわけではなく、回収方法を変更したようです。彼らがどのような思惑で光を集めているかは定かではありませんが、気を付けていきたいところであります

年齢変更の件承知いたしました。なお今回のような数に制限のない募集であれば特に問題ありませんが、数に制限のある募集の場合は原則変更できませんのでご注意をお願いいたします

十字瞳孔の少女がどのような力を持っているのかは明らかになっていませんが、地面から星の力を引っ張り出して持っていってしまう危険な力を持っていることは確かなようです。それが彼女自身の力なのか、何らかの技術によるものなのかは不明です

パティ氏は戦おうと思えばたぶん戦える人ですが、戦うこと自体にはあまり乗り気でないようです。運動が嫌いなのかもしれません
なお種類にもよりますが、一人で魔王と渡り合うのは難しいと思われます。平均的な魔王でさえ、地上のあらゆる生命体より強大で危険であると言われています
759 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:16:57.06 ID:UVzxgOXh0
―ユーシリア平原 岐路

風船気球クロシュ「」ポスン


セイン「ありがとう」スタ

イリス「うん! こちらこそ、一緒に戦ってくれてありがとう!」

ローガン「……本当に助かった。感謝する」

セイン「ああ」

妖精「……気が向いたらまた一緒に来てよ。クロシュも喜ぶし」

クロシュ「うん……」

セイン「わかった。次の任務もお前達の支援であることを願おう。では」スタスタ…

 ☆セインさんと別れました

 ◆

―夜
 東ユーシリア平原 空


風船気球クロシュ「」フヨフヨ モニョモニョ


イリス「夜になっちゃった……クロシュちゃん疲れてない……? 降りなくて平気?」

分体クロシュ「うん」

妖精「ごめん、夕方には港に着くと思ってたんだけど……向かい風が思ったより強かったみたいで……。クロシュ、無理しちゃだめだよ?」

分体クロシュ「だいじょうぶ……!」

ミスティ「……クロシュが大丈夫と言うなら、信じましょう」


 ヒュルヒュル――


妖精「ん? 風の精霊?」

風の精霊「はーい! お届け物だよ〜!」ヒュルヒュル

妖精「お届け物って――」

 蒼い杖「」ポン!

イリス「うわあ!? 急に杖が現れた――ってこれ、なんかすごい星属性の魔力を感じるんだけど!?」

風の精霊「世界樹の精霊がユーシリアの英雄から没収したものなんだって!」

妖精「ええっ!? じゃあこれってまさか……ユーシリアの国宝の、蒼き星の杖!?」

風の精霊「たぶん!」

ローガン「な、なんだと!? 国宝の蒼き星の杖だと!?」

風の精霊「世界樹の精霊が特別にそれを貸してあげるって。元々あの子のものでもないのにね〜」

妖精「そ、そうなんだ……。イリス、試しにこの杖持ってみて」

イリス「う、うん」スッ

 蒼き星の杖「」カッ!!

イリス「わっ!」


世界樹の精霊『……聞こえる……?』ヌッ

イリス「うわあ!? 世界樹の精霊さん!?」

エバンス「うお!? 俺にも見えるぞ!?」
760 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:18:12.38 ID:UVzxgOXh0

世界樹の精霊『イリス・プラネットを通して、私の姿を投影している。ついでに、風の精霊も見えるようにしてあげる』

風の精霊「わは〜!」ヒュルヒュル

ミスティ「風の精霊……こんな姿だったのね……」

イリス「見た感じは妖精さんたちとあんまり変わらないね」

妖精「……それで、星の力の無駄遣いを許さないあなたが、どういう風の吹き回しなの? これは」

世界樹の精霊『……実際、その杖を濫用されるとすごく困る……。だから、前の持ち主からは没収した。でも、ちょっとそんな悠長なこと、言ってられなくなったかもしれない……』

ミスティ「どういうこと?」

世界樹の精霊『あなたたちが戻してくれた、地の力が……星脈に溶け込む前に、何者かに掠め取られた……』

妖精「ええっ!? 嘘でしょ!?」

世界樹の精霊『嘘じゃない……。私も、一安心してたところだった……』

イリス「でも妖精さんは地面に戻したよね!? 誰がどうやって引き上げたの!?」

世界樹の精霊『わからない……。ものすごく、むかつく……。だから……その杖を使って、コテンパンにして欲しい……』

イリス「ええ……」

世界樹の精霊『そいつの動向は、私と精霊たちで追う……。あなたたちは、今はオノゴロに急いで……。そして敵の正体がわかるまでに……その杖で敵をぼこぼこにする練習を、しっかりしておくこと……』

イリス「わ、わかりました」

世界樹の精霊『それじゃあ……よろしく……。おやすみなさい……』フッ―

風の精霊「わたしも帰るね〜ばいば〜い」ヒュルルッ


ミスティ「消えたわ……」

エバンス「……世界樹の精霊ってどんなのかと思ってたが……意外と感情的というか……」

妖精「……本人は真面目ぶってるつもりだけど、中身は他の精霊とか妖精とあんまり変わらないと思う。ん……?」

ローガン「あれは――」


 夜空を流れる星屑の群れ「」キラキラ


エバンス「流れ星……にしちゃ数が多いな!?」

妖精「星屑アリの大群だ! あの坑道でジュエルマジロたちと一緒に襲ってきた!」

ミスティ「アリの群れ……。でもすごく綺麗……」

妖精「こうして見る分には綺麗なんだよね。でも地の力が奪われたままだと……あのアリたちの食べ物も、いずれは枯渇する……」

イリス「……何者かはわからないけど、野放しにはできないね。よし……コテンパンにする練習、しておかなきゃ!」グッ

 蒼き星の杖「」キラン

 ☆蒼き星の杖を借りました
  イリスが装備します
761 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:26:01.36 ID:UVzxgOXh0
―オノゴロ諸島への海路 1日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*4       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな軽石       精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    闇の欠片        精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子     フリルワンピ水着    フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    メルルの帽子
魔導飯盒        炎鉱石         溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   ガラスのザリガニ    太陽のメダリオン
属性大全        踊り子の双剣      暗黒優待券
魔王図鑑        サボテンドラゴンの花  冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書      精霊のローブ      大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3   精霊樹の杖[改]    かたたたきけん
マッスルワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1               風船印のパラシュート
綺麗な砂                    ラティア勲章
魔術書「正負の属性」              ユーシリア王家の紋章
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
特産スムージーセット

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[03/06]
・イリス  杖術[00/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[11/16] 魔法[03/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
762 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:29:46.11 ID:UVzxgOXh0
―翌朝
 東ユーシリア港

 ザァーン… ザザァーン…

カモメ「クゥー、クゥー」


妖精「……というわけで、今回は海路!」

大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ

妖精「水の精霊たちの話によると、海流は荒れているけど抜け道もあるみたい。気球より時間はかかるけど、安全第一でいこう」

ローガン「異議なしだ。つまらぬところで命を落とすのは避けるべきだろう」

エバンス「はは、一人で悪竜に挑もうとした旦那が言うと説得力があるな!」

ローガン「フッ、そうだろう?」

妖精「……つまんないとこで命を落とすべきじゃないってのは、あなた自身も含まれてるんだよね?」

ローガン「無論だ。皆が拾ってくれたこの命、無駄にするわけにはいかん」

 *

―東ユーシリア海 [1日/3日]

 帆「」バサッ!
 大亀クロシュ「」スイスイ


ミスティ「海の旅……久しぶりね」

イリス「イスファハーンに行った時以来かな? あれから大魔女帝国に行ったら、いつの間にか中央大陸に戻ってきてたし」

エバンス「ユーシリアの港から海に出るのは今回が初めてだな」

ローガン「うむ。海域が違えば、その様相も異なる。油断せずにいこう」

妖精「だってさ、クロシュ」

分体クロシュ「うん……」


↓1コンマ 遭遇イベント
01-32 なし
33-36 ブラッド
37-40 レイン
41-44 ザイル
45-56 黒髪の無愛想な青年
57-68 赤髪ロングポニテの女性冒険者
69-80 メルル
81-92 リュアン
93-96 レイ
97-00 フメイ&アリシラ

↓2〜3コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
11-25 敵襲
26-50 食料発見(コンマ)
51-75 場所発見(コンマ)
76-00 良いこと(自由安価)
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 16:30:54.10 ID:ugm+EuC9O
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 16:31:05.31 ID:M4ir9Smm0
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 16:31:14.13 ID:VQsEWBERO
良い
766 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 16:38:34.25 ID:UVzxgOXh0
誰とも会わず、食料を見つけ、敵襲がありました
まず見つけた食料の判定を行います

↓1コンマ 見つけた食料
01-10 プランクトンの塊
11-20 藻屑
21-30 ウミノモズク
31-40 オオキイクラゲ
41-50 イカツムリ
51-60 異世海老
61-70 イクラマス
71-80 マグロ
81-90 ウミザリガニ
91-00 ヒヒイロガニ
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 16:51:28.67 ID:IcmpfTxj0
768 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 17:50:23.09 ID:UVzxgOXh0
 大亀クロシュ「」スイスイ


エバンス「おっあれは」

 魚影の群れ「」スイスイ

イリス「お魚の群れ!」

エバンス「へへ、実はこういうものを買っておいたぞ」スッ

 投網「」ポン

ローガン「投網か!」

エバンス「おう! こいつをヒョイッと投げて――」ヒョイッ

 投網「」ザブンッ

エバンス「引き上げる!」グイッ

 投網「」ザバンッ
 イクラマス「」ビチビチ

エバンス「一丁上がりってわけだ!」

 *

エバンス「それじゃあ捌くとするか」
 包丁「」シャキン

ミスティ「あら、丸焼きではないの?」

エバンス「この時期のイクラマスは卵持ちだからな。イクラって聞いたことないか?」

ミスティ「イクラマスってイクラのマスってことなの?」

エバンス「……語源とかは俺も詳しくないが、たぶんそうだ。イクラは生で食うのが一番美味い。ちなみにイクラマスとアークサーモンは呼び名が違うだけで同じ魚だ」

妖精「イクラ、食べたことない……」

エバンス「まあ待ってな!」

 *

 イクラ「」ポン!
 イクラマスの刺身「」ポン!

エバンス「お待ち!」

分体クロシュ「わあ……!」

ローガン「見事だ。エバンスくん、生魚も捌けたのか」

エバンス「おう。一時期寿司と刺身にハマったことがあってな」

イリス「すっごい美味しそうです! お刺身……!」


分体スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ

ミスティ「……分体のクロシュは美味しそうに食べてるけど……本体のクロシュは今も泳いでいるのよね……。なんだか少し気が引けるわ……」

 モニョモニョ…

分体クロシュ「だいじょうぶ……! わたしが食べて……デロデロになって、戻れば、わたしが食べたのと、おんなじ……!」

妖精「つまり本体が食べたのと同じだから気にするなってさ」

ミスティ「安心したわ……」

 ☆イクラマスとイクラを食べて元気が出ました
  次の戦闘時、コンマ+20の効果があります

 ◇
769 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 17:51:35.05 ID:UVzxgOXh0

大亀クロシュ「」スイスイ


妖精「……! エバンス後ろ!」

エバンス「!?」バッ

大きな猛禽類「」ビュンッ!
 ガギンッ!!

大きな猛禽類「」シュバッ!

エバンス「な、なんだ!? 咄嗟に弾いたが――」

ローガン「あれは――アローホーク! 別名空の忍者だ! 陸海問わず広範囲に生息している猛禽類だが――」


アローホーク「クエーッ!!」バサッバサッ


ローガン「人を襲ったという事例はあまり多くない。しかしあれはかなり気が立っているようだ!」

エバンス「チッ、やるしかねえか!」


 ☆戦力差により自動的に勝利しました
  イクラマスの力は温存されます

 *

アローホーク「クエ〜っ!」バサッバサッ


ミスティ「逃げてったわね」

エバンス「焼き鳥にはできなかったか……」

妖精「アローホークは速いからね。逃げる判断をされたら追いつけないよ」

イリス「……なんで気が立ってたんだろう?」

妖精「さあ……。今は子育ての時期ってわけでもないから、お腹が減ってたとかじゃないかな」

ローガン「世知辛いな……」

 ◆
770 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 17:52:11.00 ID:UVzxgOXh0
―夕方
 小さな無人島

 ザァーン… ザザァーン…

 焚き火「」パチパチ

スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ

イリス「お疲れ様、クロシュちゃん。夕ご飯までもう少し待っててね」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ


エバンス「この辺の海はまだ穏やかだな。どの辺りから荒れてくるんだ?」

妖精「このペースで行けば、たぶん明日の昼過ぎくらいから荒れ始めると思う。安全な海路を進めば極端に危険な状況にはならない……はず」

ローガン「それでもクロシュくんへの負担が心配だ。いっぱい食べてしっかり休んでもらわねばな」

ミスティ「冷凍イクラマスを作っておいたから、必要があれば解凍して食べましょう」


小さな無人島で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 17:57:30.27 ID:KHz85Zj20
イリス エバンス、ローガンにみてもらい杖術の経験値をあげる
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 17:57:46.78 ID:flLKRpAS0
島を探索
その途中でボトルメールを発見する
773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 17:59:11.61 ID:M4ir9Smm0
クロシュ
防御の訓練
774 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 18:16:31.23 ID:UVzxgOXh0
―夜
 小さな無人島

イリス「……」
 蒼き星の杖「」チャキ

エバンス「お、どうしたんだイリスちゃん。ボコボコにする練習か?」

イリス「……この杖、精霊樹の杖と比べて頑丈そうなので、殴ったら痛いだろうなあと思いまして」

エバンス「お、おお……。いや、けどそれ国宝だしそういう使い方するのは流石にまずいんじゃないか……?」

イリス「あっ、確かに……」

ローガン「……いや、問題ないと思うぞ」スタスタ

イリス「ローガンさん」

ローガン「それは確かに国宝かもしれないが、既に遺失して久しい。しかも世界樹の精霊殿に没収されたものとなれば……多少無茶な使い方をしても誰も困りはせんだろう」

イリス「ええ……。いや、でも確かに困る人はいない……のかなあ……?」

ローガン「世界樹の精霊殿も、できれば星の力は濫用して欲しくないと言っていた。つまりその濫用を促す蒼き星の杖は、彼女にとってもあまり大事にしたくはない武器なのではないか?」

イリス「まあ、言われてみれば確かに……」

ローガン「では杖術の訓練だ! いつでも私やエバンスくんが守れる位置にいられれば良いが、戦況は刻一刻と変化する。イリスくん自身が自分の身を守れるくらい杖を振り回せるなら、それに越したことはないというわけだ」

イリス「わ、わかりました。それではよろしくお願いします!」

エバンス「まあ力を付けることには俺も賛成だ」


↓1コンマ
01-60 杖術経験+1
61-90 杖術経験+2
91-00 杖術経験+4
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 18:20:57.65 ID:ugm+EuC9O
776 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 19:26:26.11 ID:UVzxgOXh0
イリス「はあ、はあ……つ、つかれた……」

ローガン「うむ……新米冒険者よりは使えるようだ」

エバンス「魔法一辺倒で近接はからきしって奴も多いし、イリスちゃんは大したもんだぞ」

イリス「無理に褒めなくても大丈夫ですよ……。一人旅をしてた頃も、近接戦に持ち込まれたら絶体絶命でしたし」

ローガン「そんなことはない。イリスくんにはエンチャントという近接戦闘における切り札もある。魔法を使う者の最大の強みはそこなのだ」

エバンス「ああ……。俺や旦那もエンチャントはできるが、どうしても本職に比べると劣るからな。その点イリスちゃんなら最大の強みとして発揮できる」

イリス「まあ……」

ローガン「気が向いたら、また訓練に付き合おう。イリスくんはまだ若い。できることは多ければ多いほど良いぞ」

 ☆イリスが杖術経験を2積みました

 ◇
777 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 19:50:33.39 ID:UVzxgOXh0
―夜
 小さな無人島

 ザァーン… ザザァーン…


ミスティ「はい」スッ

 氷柱「」ヒュンヒュン

メイドクロシュ「!」ザッ
 大盾「」ガシン!

 パキンパキン

妖精「もうちょっと強くしても良いんじゃない?」

ミスティ「そうみたいね……。じゃあ、これはどう?」スッ

 氷塊「」バギュンバギュン!

メイドクロシュ「!」ザザッ
 大盾「」ガシン!


↓1コンマ
01-30 防御+1
31-60 防御+2
61-90 防御+3 能力獲得
91-00 防御+6 つよい能力獲得
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 19:51:59.22 ID:9X3IGatiO
779 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:26:40.47 ID:UVzxgOXh0
 氷塊「」グオオッ
 バギャギャギャッ!!

メイドクロシュ「んゅ……!」グググ

ミスティ「クロシュ、後ろ!!」

メイドクロシュ「ほえ……」

 氷の峰打ち刃「」ヒュヒュッ

メイドクロシュ「んわ〜っ!?」ドガガガッ

 デロデロ…

スライムクロシュ「」デロロ…


妖精「あちゃー……後ろが疎かだったね、クロシュ」

ミスティ「ご、ごめんなさい。痛くなかった?」タタッ

 モニョモニョ…ポン!

クロシュ「だ、だいじょうぶ……!」

妖精「でもこの辺にしとこう。クロシュは一日中泳いだ疲れもあるだろうし」

ミスティ「そうね……。私もちゃんと寸止めできるようにしないと……」

 ☆クロシュが防御経験を1積みました

 *
780 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:27:16.40 ID:UVzxgOXh0

ミスティ「体を冷やすといけないわ。テントに戻りましょう」

クロシュ「うん……。……?」

妖精「どうしたの?」

クロシュ「なんか……ある」ヒョイ

 瓶「」ポン

ミスティ「瓶? 暗くてよく見えないけど……」

光クロシュ「ん!」ポン! ピカピカ

妖精「クロシュの七変化、本当便利だなあ……。それで中身は――」

 瓶「」
 瓶詰めの手紙?「」

ミスティ「紙だわ」

妖精「ボトルメールってやつかな?」

ミスティ「ボトルメール……昔読んだ絵本にそういうのがあったような気がするわ」

光クロシュ「ぼとるめーる……」

妖精「せっかくだし読んでみる? こんな無人島で拾ってくれる人なんて私たちくらいしかいないだろうし」

ミスティ「そうね。読んでみましょう」

 キュポン
 手紙?「」パサッ

↓1コンマ
01-10 呪いのオフダだ!
11-50 誰かに宛てられた恋文
51-90 温泉宿の宿泊券だ!
91-00 ???
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:28:31.43 ID:ugm+EuC9O
782 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:31:54.79 ID:UVzxgOXh0
 手紙「」ペラッ

ミスティ「……」

妖精「……」

光クロシュ「?」


ミスティ「……戻しておきましょうか」

妖精「そうだね……」

 瓶詰めの手紙「」キュッ

ミスティ「それっ!」ポーイ

 パシャン――…

ミスティ「届くかどうかは知らないけど、応援してるわ……」ファサッ

 ◆
783 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:33:13.60 ID:UVzxgOXh0
―オノゴロ諸島への海路 2日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:蒼き星の杖    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:オリハル鎖帷子  飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*4       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな軽石       精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    闇の欠片        精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子     フリルワンピ水着    フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    メルルの帽子
魔導飯盒        炎鉱石         溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   ガラスのザリガニ    太陽のメダリオン
属性大全        踊り子の双剣      暗黒優待券
魔王図鑑        サボテンドラゴンの花  冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書      精霊のローブ      大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3   精霊樹の杖[改]    かたたたきけん
マッスルワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1               風船印のパラシュート
綺麗な砂                    ラティア勲章
魔術書「正負の属性」              ユーシリア王家の紋章
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
特産スムージーセット

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[04/06]
・イリス  杖術[02/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[11/16] 魔法[03/08] 防御[02/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
784 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 20:40:15.15 ID:UVzxgOXh0
―オノゴロ諸島への海路 2日目


大亀クロシュ「」スイスイ

 高波「」ザバーン

大亀クロシュ「」スイスイ


ローガン「おお……あのような高波をものともせずスイスイ進むな、クロシュくん」

イリス「頼りになりますねえ」


ミスティ「……でも、海が荒れてきたということよね。もう」

妖精「うん。この先しばらく静穏な航海とはいかなそうだ。一応言っておくけど、これでも安全な海路なんだよ?」

エバンス「まあ……本当に荒れてる海はこんなもんじゃねえからな」


↓1コンマ 遭遇イベント
01-32 なし
33-36 ブラッド
37-40 レイン
41-44 ザイル
45-56 黒髪の無愛想な青年
57-68 赤髪ロングポニテの女性冒険者
69-80 メルル
81-92 リュアン
93-96 レイ
97-00 フメイ&アリシラ

↓2〜3コンマ ランダムイベント
01-10 強敵
11-40 食料発見(コンマ)
41-70 場所発見(コンマ)
71-00 良いこと(自由安価)
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:40:47.60 ID:M4ir9Smm0
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:40:57.42 ID:IcmpfTxj0
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 20:41:13.84 ID:5Ecg5jqLO
はい
788 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 21:01:04.89 ID:UVzxgOXh0
 高波「」ザバーン

大亀クロシュ「」スイスイ


 レー… クレー…


イリス「……? 今何か聞こえなかった?」

ミスティ「……聞こえたわ。人の……声のような……」


 ケテクレー…! タスケテクレー…!!


エバンス「お、おいあれ見ろ!!」


 漂流しているイカダ「」サバーン!!
イカダに乗る赤髪ロングポニテの女性「助けてくれええええ!!!!」


妖精「……自殺志願者か何かかなあ」

イリス「いや早く助けてあげなきゃ! クロシュちゃん!!」

大亀クロシュ「〜〜」モニョニョ スイスイ

 ◇

赤髪ロングポニテ→デュア「かたじけない……死ぬところであった……」ビショビショ

妖精「お礼ならクロシュ……この大亀に言ってね」

デュア「む……? なんと、大亀!? これはまさか――噂に聞く竜宮伝説か!?」

イリス「違うと思います……。デュアさんは、どうしてこんな海にイカダなんかで?」

デュア「うむ……私は見ての通り冒険者なのだが、最近刀の具合が悪くてな……。鍛え直してもらおうと思い至り、こうして単身オノゴロへ向かっていたというわけだ」

エバンス「イカダでか……」

デュア「仕方なかろう。ユーシリア港では船が出ていなかったし、貸してもくれなかったのだ」

ローガン「なぜ船が出ておらず、貸してもくれなかったのか考えなかったのか……?」

デュア「……はっ! まさか……この荒天でか!?」

ローガン「よくわかったな……」

デュア「ははは、これは迂闊だった! 私としたことが、こんな間抜けな死に様を晒してしまうところだったとは! 一生の不覚だ!」

ミスティ「むしろそんなんでよく今まで生き残って来れたわね……」

デュア「というわけですまんが、オノゴロまで乗せてくれ!」

妖精「クロシュ、一人増えても大丈夫?」

 モニョモニョ…ポン!

分体クロシュ「うん」

デュア「!? 亀の甲羅から幼子が生えてきた……!? なんと面妖な……!!」

妖精「いい忘れてたけど、クロシュはスライムだよ。大亀の姿は擬態」

 ☆オノゴロまでの道中、冒険者のデュアが道連れになりました

 *

そして新たな場所を見つけ、良いことがありました

↓1コンマ 見つけた場所
01-05 死の海域
06-35 古戦場跡の島
36-65 浮島スライム
66-95 座敷童の屋形船
96-00 竜宮城

↓2自由安価 起こった良いこと
789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:22.04 ID:yEQDQT0JO
はい
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:26.34 ID:AlBjh/aMo
星の光に辿り着くためのヒントのようなものを得る
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:31.01 ID:ugm+EuC9O
オノゴロの移動道具屋さん漂流
792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:09:32.77 ID:rB6lEv9oo
793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/22(土) 21:10:05.56 ID:9X3IGatiO
大きな木のタルを発見
794 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/22(土) 21:16:34.42 ID:UVzxgOXh0
急用が入ってしまったので本日はここまでとなります。次回は……何やら恐ろしい海域に突入してしまったり、世界樹の光に辿り着くためのヒントのようなものを得たりする編となります

荒れる海を渡り、一行が目指すは神秘の領域オノゴロ諸島。無人島で野営したり、野良冒険者のデュア氏を救助したりしつつ、順調な旅路を進んでいるように見えます。しかし大亀になったクロシュは、誤って危険な場所に足を踏み入れてしまい……。
世界の滅亡をもたらした亡霊は、水底に沈み続ける。迷い込んだ大亀のことなど気にもせず。気にもとめず。周囲の全てを終わらせながら、終末の夢に浸り続ける。きっと――そこであかちゃんスライムにできることなんて、何も――

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
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