【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part5

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642 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 17:12:17.74 ID:Dm3lbe7X0
 砕いた竜牙兵の骨「」バラバラ

エバンス「粗方砕いたか?」

ヒューベルト「空から一回りしてきましたが、もう敵の気配はありません」バサッ

ミスティ「頭が竜のスケルトン……初めて見たわ。何なの、こいつら?」

妖精「これは恐らく竜牙兵。竜が使役する為に作るアンデッドの一種なんだけど……」

ローガン「まさか……悪竜か!?」

妖精「悪竜は死んだ。でもこいつらからは悪竜の邪気が感じられる……。多分、審判の日に備えて準備しておいたのが……奴が死んだことで、地上に溢れ出したのかも」

ノエル「んだと!? 帝都は大丈夫なのか!?」

妖精「し、知らないよ! 帝都は騎士も兵士も多いから他よりは大丈夫だと思うけど……」

アル「それなら逆に帝都に戦力を集中させるんじゃない? 私が悪竜ならそうする」

妖精「……確かに」

ノエル「ッ! 気球を出してくれ! 早く帝都に戻らねえと!!」

クロシュ「う、うん」



女性「あ、あの……!」

ノエル「ん?」

女性「お急ぎのところ、ありがとうございました……!」ペコッ

魔族の暴徒A「……ありがとう。助かった」ペコ

魔族の暴徒B「騎士もたまには良いことすんだな! 見直したぜ!!」

幼女「がんばえ〜!」

ノエル「お、おお……。どういたしまして……」

ヒューベルト「人と魔族が……一緒に……」

ロシュ「ありがとう……。がんばるね……!」モニョニョ

 ◇
643 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 17:14:48.72 ID:Dm3lbe7X0
―ユーシリア帝都

竜牙兵の群れ「」カタカタ

騎士たち「うおおおお!!」ババッ

 ガギンガギンッ!!
  ドガアンッ!! ドグシャアッ!!

マーズ「斬撃と刺突は効果が薄い! 鈍器を使え!!」

騎士たち「はっ!!」


エルザ「はぁぁ!!」
 白い弓「」ググググッ

サージェス「おいエルザ隊長聞いてなかったのか!? 弓矢じゃあいつら骨野郎にゃ――」

エルザ「だあっ!!」バシュウッ!!

 光の矢「」ドギュウウンッ!!

砕け散る竜牙兵の群れ「」ドッギャァァァアンッ!!


エルザ「今何か言いましたかサージェスさん!?」ジャキッ

サージェス「……いや。なんでもねえ」


 ☆エルザが〈英雄の弓〉を発動!
  自陣のコンマ+10!! さらに優勢時戦力を1回復!!

◇ユーシリア戦力[10/10]

◇竜牙兵団の戦力[?/?]

↓1コンマ(合計+10)
01-50 劣勢 ユーシリア戦力-3
51-90 優勢 竜牙兵団の戦力-3
91-00 会心 竜牙兵団の戦力-6
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 17:16:30.04 ID:Zi2E3v3Wo
645 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 18:12:58.54 ID:Dm3lbe7X0

 ドガァンッ!! ボムギッ!!
  ベゴハァッ!! ドギュオオンッ!!!


宰相「こ、こんな市街にまで……!」タッタッタッ


宰相「フン……! 骨だろうとゴーレムだろうと……動く者は皆、夢を見る。夢を見るなら、私の敵ではない……!!」ゴゴゴゴ―

宰相「さあ、永遠に眠れ!!」カッ!!


竜牙兵の群れ「」カタカタ トコトコ


宰相「えっ……!? 私の力が、喰われ――」

竜牙兵「」カタカタ

宰相「ひっ……」

竜牙兵「」カタカタ
 骨の剣「」グオオッ

 ガギンッ!!

宰相「あ、あ……?」ヘナヘナ ペタン

使い魔「おおっと〜!」ギギギ

宰相「あなたは……パティの、使い魔……?」


パティ「悪竜は夢をも喰らう。そして竜牙兵には、主人の力が備わる」スタスタ

宰相「パティ……!」

パティ「そんなことも知らなかったのかしら? 宰相……いえ、夢魔」

宰相「……!」

 *
646 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 18:13:51.44 ID:Dm3lbe7X0

竜牙兵の群れ「」カタカタ トコトコ


サージェス「こんな時にあのメイス馬鹿のノエルはどこ行ったんだ!? くそっ、こんな鈍重な武器スマートな俺にゃ向いてねえんだよ!」
 メイス「」ブンッ スカッ

竜牙兵「」カタカタ

サージェス「おわあ!?」ドテッ

竜牙兵「」カタカタ
 骨の剣「」ブオンッ!!

サージェス「アアアアアアアア!!!?!?」

 ガギンッ!!

白髪の老人「やかましいぞ、サージェス」シャッ
 大太刀「」ビッ

竜牙/兵「」スパッ

サージェス「リュウゼン教官!? 引退して死んだはずじゃ!!」

白髪の老人→リュウゼン「勝手に殺すでない!」シュババッ

 スパスパスパッ―


サージェス「ったく……退役した身で張り切っちゃって……。助けてくれたことに感謝はしますが……」

リュウゼン「感謝などいらん! 早く立って戦え!!」

サージェス「へいへい」

 *
647 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 18:17:00.57 ID:Dm3lbe7X0

マーズ「まずいな……痛みも死も恐れない骨の軍団というのは最悪に厄介だ……!」

亡霊エドワード『くそ、眺めているだけの戦いがこれほどまでに歯がゆいものだとは……! マーズ、なんとかして私を蘇らせろ!!』

マーズ「無茶を言うな!!」


パトローラ「お兄様が戦場に出張る必要などありません! お戻りください!」タタタッ

エリオス「駄目だ! 帝都が戦場になっている時に、王宮に引きこもって震えている皇帝など聞いたことがない!!」タッタッタッ


マーズ「エリオス皇帝陛下!」

エリオス「マーズ指揮官! 状況は!?」タタッ

マーズ「率直に申し上げると、非常にまずい! 一見五分ですが相手の兵力は底が知れません。一瞬でも傾けば、一気に押し切られる可能性があります!」

エリオス「なんだって……!!」

マーズ「……パトローラの言を支持するわけではありませぬが……貴方の命が失われれば、この国はさらなる混迷に陥ってしまう。最悪の事態に備え、脱出の用意を」

エリオス「馬鹿な!! 帝都の民を見捨てて逃げられるものか!! そんなことをするくらいなら俺もこのメイスで――」


 ドズウウウウンッ!!!!


ドラゴンゾンビ「 ギ ャ オ オ … … 」ズン… ズン…
 不浄の炎「」ゴオオオッ!!!!

騎士たち「ぐわあああ!!」メラメラ
騎士たち「ぎえあああ!!」メラメラ
騎士たち「アババーッ!!」メラメラ


マーズ「……あんなものまで」

パトローラ「お兄様……!! 賢明な判断を……!!!」

エリオス「しかし……俺は……!!!」


 ★ドラゴンゾンビ参戦により竜牙兵団のコンマ+30……!!

◇ユーシリア戦力[7/10]
 英雄の弓+10、優勢時戦力+1

◇竜牙兵団の戦力[?/?]
 ドラゾン+30

↓1コンマ(合計-20)

01未満 痛恨 ユーシリア戦力-6
01-50 劣勢 ユーシリア戦力-3
51-90 優勢 竜牙兵団の戦力-3
91-00 会心 竜牙兵団の戦力-6
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 18:18:19.00 ID:FjOOBO9+0
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 18:18:31.29 ID:YF5X9VulO
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 18:33:07.78 ID:dCdQaA+UO
クリティカルは補正無視?
651 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 19:41:41.60 ID:Dm3lbe7X0
エリオス「メイスを貸せ!」バッ!
 メイス「」ジャキッ!!

マーズ「血迷ったか!!」

エリオス「あんなものがいるからこそ――俺が背を向けるわけにはいかないだろうが!!」シュバッ

パトローラ「ああっお兄様ぁ!!」


エリオス「うおおおおおっ!!」シュタタタタッ
 メイス「」ブンブンブンブンッ!!

砕かれる竜牙兵たち「」バギャギャギャッ!!


騎士たち「!? 今のは――皇帝陛下!?」
騎士たち「ええっ!? 嘘だろ!?」
騎士たち「今の皇帝って能無しのお飾りなんじゃ――」

エルザ「違います! エリオス様は、本当はすごくちゃんとしてて……!!! って、エリオス様!!?」


エリオス「はぁぁぁぁ!!!」シュバッ

ドラゴンゾンビ「 グ ル … … ? 」

エリオス「砕けろォォォォ!!!!」
 メイス「」グオオオオオッ!!

 ゴンッッッッッ!!!!
ドラゴンゾンビ「 … … 」


パトローラ「ああっ……傷一つ付いていない……!! あんなただのメイスで、あの巨大なドラゴンゾンビを倒すなんで無理なんです!!」


ドラゴンゾンビ「 ギ ャ オ … … 」ガパッ

エリオス「はっ――」

 不浄の炎「」ゴオオオオッ!!!!


エルザ「エリオス様ァァァァァ!!!!」
パトローラ「お兄様ァァァァァ!!!!」


焦げエリオス「ぐっ……まだ、だ……!!」ググッ

ドラゴンゾンビ「 … … 」
 骨の竜腕「」ブンッ

エリオス「がっ!!」ベシッ


パトローラ「ああっお兄様が!!」

エルザ「地面に押し付けられて、潰されちゃう!!!」


ドラゴンゾンビ「 ギ ャ オ オ … … 」グググ

エリオス「う、ぐおおおおおっ!!!」


 スパッ――
 骨の/竜腕「」ボトッ

エリオス「!?」


光メイド剣士クロシュ「」シュタッ
 光刃メイドブレード「」ヴン…
652 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 19:42:25.57 ID:Dm3lbe7X0

エリオス「君は……緑の国の――」

ロシュ「エリオスさま!!」ピョコン

エリオス「ロシュ!?」

ロシュ「みんなで、取り返してきたよ……!!」スッ

 赤き勇者の剣「」ポン!!

エリオス「こ、これは――!!」

妖精「あなたがこの国の皇帝だってことを、その剣で証明するんだ!!」パタパタ

エリオス「――ああ!!」ガシッ

 赤き勇者の剣「」カッ――!!!!

 ゴウッ!!!!
 ズバァッ!!!!

 〈会心の一撃!!〉

ドラゴ / ンゾンビ「 ギ ャ オ … … 」グラッ…

 ドズゥゥゥゥン――…


エリオス「――反撃開始だ!!」


 ☆エリオスが〈勇帝の炎〉を発動!
  会心率が上昇し、コンマが味方の人数の応じて上昇(最大100)!!

 ☆クロシュら参戦によりユーシリア軍のコンマ+100!!

 ★新たなドラゴンゾンビが4体出現!竜牙兵団のコンマ+120!!

◇ユーシリア戦力[8/10]
 勇炎+100、クロシュたち+100、英雄の弓+10、優勢時戦力+1

◇竜牙兵団の戦力[4/10]
 ドラゾン+120

↓1コンマ(合計+90)
01-50 劣勢 ユーシリア戦力-3
51-90 優勢 竜牙兵団の戦力-3
91-00 会心 竜牙兵団の戦力-6
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 19:44:10.91 ID:GdwShwkmo
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 19:47:48.17 ID:Zi2E3v3Wo
会心確定のところ素クリで超えていくのあっついなぁ!
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 19:54:31.73 ID:YF5X9VulO
>>647−20だから会心じゃなくて優勢じゃないの?
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 20:06:14.50 ID:L+SAjZfX0
会心にしたら−20の意味ないのでは。
657 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 21:32:26.92 ID:Dm3lbe7X0
補正に関わらず素コンマ00は確定クリティカルというルールがあったつもりでしたが、ルール欄に書き忘れていたようです。次スレからルール欄に書いて厳密に運用するよう心がけたいと思います
また、素コンマでのクリティカルは補正によるものより強力な効果があるので、その辺もルールに明記しようかと思います
658 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 21:33:01.37 ID:Dm3lbe7X0
エリオス「いくぞ、悪竜の残骨ども!!」シュバッ

マーズ「騎士たちよ、皇帝陛下に続け!! 忌まわしき竜骨を打ち砕き、未来を切り拓くのだ!!!」

騎士たち「はっ!!」シュババッ



エルザ「エリオス様……!」

パトローラ「エリオスお兄様……!」

エルザ「……」

パトローラ「……」

エルザ「私もエリオス様に続きます!!」シュバッ

パトローラ「あっ!! 精神魔法では骨と戦えないし……うぐうう……!!!」ギリギリ



ミント「わは〜!! 勇者ミントさまのお通りだ〜〜!!」ドタドタ
 赤き勇者の模造剣「」ブンブンブンブン!!!!

砕かれる竜牙兵たち「」バギャギャギャッ

ノエル「俺達のいない間に好き勝手やってくれたようだなあ!!」ダダダッ
 メイス二刀流「」ブンブンブンブン!!!!

砕かれる竜牙兵たち「」バギャギャギャッ

ヒューベルト「悪竜の置き土産……禍根は全て断ちましょう――」バサッ
 目眩ましの雷「」ババリバリバリッ!!!!

砕かれる竜牙兵たち「」バギャギャギャッ

エバンス「骨相手ならこいつの出番だな!!」シュバッ
 古代の鉄槌「」ブオンッ!!!!

砕かれる竜牙兵たち「」バギャギャギャッ



ドラゴンゾンビB「 ギ ャ オ オ … … 」ズンズン

エリオス「滅びよ!!」バッ
 赤き勇者の剣「」ズバアッ!!

ドラゴン/ゾンビB「 ギ ャ オ … … 」ドズゥン…



騎士たち「俺たちも続け!!」バッ
騎士たち「うおおおおお!!!」バッ

 ドガガガガガガガッ!!!!!

砕かれるドラゴンゾンビC「 ギ ャ オ … … 」ドズゥン…



ミスティ「凍れ!!」バッ

凍るドラゴンゾンビD「 ギ ャ 」ガギン!

ミスティ「今よイリス!!」

イリス「うん! 貫け、星光のスターライト!!」カッ
 星光の奔流「」ドギュウウウンッ!!!!

貫かれるドラゴンゾンビD「 オ 」ドガァァァン!!!



セイン「ふっ」
 光を纏うツルハシ「」ヴォンッ!!

砕かれるドラゴンゾンビE「 ギ ャ 」ドッギャアアアアンッ!!!!

セイン「こいつで最後か」スタ

 ――戦闘終了――

 ◇
659 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 21:34:26.48 ID:Dm3lbe7X0
宰相「……」

パティ「申し開きはあるかしら?」スタスタ

宰相「……ここで終わるわけにはいかない。私が……世界を救うんだ」

パティ「この国を破滅寸前にまで追いやったあなたが?」

宰相「私の思い通りになれば、世界全体が救われるはずなんだ!! その為なら……国一つが少しの間苦しむくらい――」

 ベチンッ!!

宰相「ぎゃっ……!!」ドテッ

クロシュ「……」プンスコ

宰相「あ……君は……」

クロシュ「……かえして……」ジリ…

 ベチンッ!!

宰相「ぎぃっ!!」

クロシュ「女神さま……かえして……」

 ベチンッ!! ベチンッ!! ベチンッ!!

宰相「ぎっ!! ひいっ!! や、やめっ……かえす、かえしゅから……やめへ……」ポロポロ

クロシュ「……」


妖精「……本気で怒ってるクロシュ、すっごい珍しいかも」

 *

 ポウ―

クロシュ「……!」

夢想の女神『クロシュちゃん……! 良かった、無事だったんだね』

クロシュ「うん……!」

夢想の女神『また、あなたの心の中に住まわせてもらうね。よろしくね』

クロシュ「うん……! ヴァンさんも、待ってると思う……!」

夢想の女神『ふふ……心配かけちゃったかな……』スゥ――


宰相「ひい、ひい……これで、良い……?」

クロシュ「ん……」

妖精「まあとりあえず私たちはこれで良いかな。私たちは」

パティ「じゃあ今度は宰相を返してもらいましょうか」

宰相「えっ!? で、でも……この体がないと……」

パティ「悪事を働けないだけでしょう。大人しく去れと言っているの」

宰相「う、うぅ……この体は……渡さない!! お前たちが何を言ったところで、宰相の体と言葉があれば、この国でならなんでも思い通りになるんだ!! この体を使って、今度はオノゴロの世界樹の光を――」

パティ「……出ていかないのなら、死んでもらうしかないわ」

宰相「は……? わ、私を殺せばこの宰相だって死んじゃうんだぞ!! わかってるのか!!」

パティ「必要な犠牲よ」スッ

宰相「に、逃げ――」


 ヒュオオオオオ――…


クロシュ「!」

妖精「この感じは……」
660 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/11(火) 21:36:09.11 ID:Dm3lbe7X0
 デロデロ…モニョモニョ…ポン!!

クロシュヴィア「リリーを殺すのは、ちょっと待ってくれないかな……?」ストッ

妖精「クロシュヴィア!」

クロシュ「クロシュヴィアちゃん……!」

宰相「クロシュ、ヴィア……?」

クロシュヴィア「クロシュちゃんと妖精さん、久しぶり……。リリーも……」

パティ「……伝説スライムのクロシュヴィア・ビターエンド?」

クロシュヴィア「今はスウィートエンド。うーん……世界中の記録や記憶をいっぺんに修正できる魔法とかってないかな……。いちいち名前を訂正するの、飽きてきた……」

妖精「そんなめちゃくちゃな魔法があってたまるか」

パティ「それで、その伝説スライムがなぜこの悪質な夢魔を庇うの?」

クロシュヴィア「リリーはわたしの友達だし……リリーの考えもそんなに間違ってないと思ったから、かな……。やり方は酷かったけど……。でも、その理想はわたしとクロシュちゃんのデロデロに通じるところがあるよ」

クロシュ「そうなの?」

クロシュヴィア「うん。クロシュちゃんはまだちゃんとリリーの言い分を聞いてないでしょ? 聞けば、そういう考え方もあるかなあってくらいには理解できると思う」

クロシュ「そうなんだ」

宰相「クロシュヴィアぁ……! まさか、あなたがわかってくれるなんて……!!」ジワワ…

クロシュヴィア「でも、クロシュちゃんや帝国の人を傷付けるようなやり方は全然だめ。ちゃんと反省してね」

宰相「うっ……」

クロシュヴィア「まあそういうわけで、リリーはわたしが責任をもって監督するから、見逃してあげてくれないかな……?」

パティ「宰相から引きずり出すことはできる?」

クロシュヴィア「簡単。宰相さんと同化して、リリーをわたしに移したら同化をやめれば良いだけだもん」

パティ「……あなたが乗っ取られることはないの?」

クロシュヴィア「リリーに乗っ取られたことないから大丈夫じゃないかなあ。乗っ取ろうとしてもわたしの心の中でぼこぼこにされて追い出されちゃうみたいだし」

宰相「スライムはおかしいんだよ! 他の生き物と違ってやけに心の住人が多いし、しかも時々異様に強いのが混じってたりするし!!」

クロシュヴィア「そうなんだ……。まあいいや、とにかく同化するよ」デロ―

 デロデロ…モニョモニョ…ポン!!

クロシュヴィア「はいおわり。リリーは今、たぶんわたしの心の中でぼこぼこにされてます」

妖精「スライムってすごい……」

クロシュヴィア「ふふ、すごいでしょ。クロシュちゃんのことももっと褒めてあげてね」

妖精「まあうん。クロシュもすごいよ。いつもありがとうね」

クロシュ「……妖精さんも、すごい。いつも、ありがと……」

クロシュヴィア「わあ〜」パチパチパチ

宰相「」グッタリ

パティ「宰相は……ひとまず、司書室に運びましょうか」スッ

クロシュヴィア「それじゃあわたしはこの辺で失礼するね。あ、クロシュちゃん僧侶ちゃんには会った?」

クロシュ「あ、うん」

クロシュヴィア「ふふ、ついにロイエ教の偉い人にもわかってもらえたんだよ。ゆっくりとだけど、少しづつ広まってるみたい。わたしたちの理想が」

クロシュ「わ……!」

妖精「……」

クロシュヴィア「ふふ……楽しみだね……。わたしたちのデロデロで、世界を溶かす日が……」デロデロ――

 ヒュオオオオオオ――…

 ◆

 ☆竜牙兵の軍勢を撃破しました
 ☆宰相に取り憑いていたリリーツィア・ハッピーエンドをクロシュヴィアに引き渡しました
 ☆激しい戦いを終え、各々の得意分野の経験を3獲得しました(クロシュとミスティは剣と魔法それぞれ2)
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/11(火) 21:47:31.55 ID:Zi2E3v3Wo
夢フィールドなら地の利で圧倒できるけど、逆に心(同化)の中ならスライムのホームグラウンドだから勝てない感じか
662 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:22:49.58 ID:GvVD51ql0
―ユーシリア帝国 滞在最終日

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖     防:ゴスロリエプロン 飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*4       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな軽石       精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    闇の欠片        精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子     フリルワンピ水着    フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    メルルの帽子
魔導飯盒        炎鉱石         溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   ガラスのザリガニ    太陽のメダリオン
属性大全        踊り子の双剣      暗黒優待券
魔王図鑑        サボテンドラゴンの花  冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書      精霊のローブ      大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3               かたたたきけん
マッスルワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1               風船印のパラシュート
綺麗な砂                    ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]
・宰相の正体を暴く(達成!)
・眠り病の原因を突き止める(達成!)
・前皇帝の死の真相を突き止める(達成!)
・ユーシリアの人魔対立をなんとかする(たぶん達成!)

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)
・妻子の仇を討つ(ローガン)(達成!)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[03/06]
・イリス  杖術[00/04] 魔法[07/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[06/16] ☆剣技LVUP
・ローガン 剣技[09/16] 魔法[03/08] 
・エバンス 剣技[12/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
663 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:24:15.48 ID:GvVD51ql0
―数日後
 ユーシリア王宮

宰相「うーん……」

エリオス「まだ気分が優れないか?」

宰相「あ、皇帝陛下。すみません、まだ記憶が曖昧で……。あと、最近は治ってきたのですけれど、少し前まで頬がすごく痛かったんです。竜牙兵にやられたのでしょうか……」

エリオス「……多分そうだと思う。調子が戻るまではあまり無理せずに。私も皇帝としての動きに慣れてきたし、人への頼り方もようやくわかってきたんだ」

宰相「それならば良かったです。陛下も無理はなさらないでくださいね」



パトローラ「むう……お兄様、今度は宰相と……」ブツブツ

エルザ「あれは普通に会話してるだけだと思います。パトローラ様」ヌッ

パトローラ「エルザ……最近少し調子に乗っていませんか? お兄様……皇帝陛下と一緒に戦えたからと言って……」

エルザ「ま、まさかそんなことは……。あはは……」

亡霊エドワード『ハッハッハ、元々君たちに勝ち目はないから安心したまえ!』ヌヌッ

パトローラ「エドワード死霊。まだ星に還られていなかったのですね」

亡霊エドワード『最近すこぶる調子が良くてね。まだまだ私は現役と言えそうだ!』

エルザ「そ、それより勝ち目がないってどういうことですか? あ、いえまあ、私は元々身分が違うので勝ち目なんて最初からあるわけないと自覚しておりますけど??」

亡霊エドワード『あれを見てみたまえ』スッ



ロシュ「エリオスさま、襟がすこし曲がっております」モニョモニョ

エリオス「む、それじゃあ直してくれるかい?」

ロシュ「はいっ」ピョンッ

 モニョモニョ…
 直った襟「」ポン!

エリオス「いつもありがとう。これからもよろしく頼むよ」

ロシュ「はいっ! すえながくよろしくお願いします、エリオスさま……!」モニョモニョ



亡霊エドワード『理解できたかね?』

エルザ「え、ええと……ロシュちゃんは偉いなあとしか……」

パトローラ「……」ギリギリギリギリ

 ◆
664 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:25:17.12 ID:GvVD51ql0
―ユーシリア帝都 市街地

マーズ「落ちろ!」バッ

 重力魔法「」ズン!

魔族の暴徒D「ぐえっ!」ビターン!

 悪竜の爪「」ポロッ


ルクリリ「そこまでです!」バッ

 鋼の鎖「」ジャララララッ

魔族の暴徒E「ぐわっ!」ギュウウッ

 悪竜の鱗「」ポロッ


ノエル「せりゃっ!」バッ
 メイス「」ブンッ

魔族の暴徒F「ごあっ!」ゴンッ

 悪竜の牙「」ポロッ


サージェス「お、こいつらも悪竜の遺物持ちだな」スタスタ

マーズ「サージェス、不用意に触れるな。この魔族のように狂いたいか」

サージェス「おおっと、こいつは失礼!」ササッ

ルクリリ「あの日からけっこう経ちますけど、まだ現れるなんて……」

ノエル「一体どれだけばら撒いたんだろうな」

マーズ「……しばらくは気が抜けんな」

リュウゼン「頼りにしておるぞ、次期総司令官殿」ヌッ

マーズ「リュウゼン元教官!」

リュウゼン「一戦を退いた身ではあるが、増援が必要な時はいつでも呼べ。悪竜の悪因を叩き斬る一助となろう」

マーズ「はっ……! 必要な時は、頼らせて頂きます!」

 ◆
665 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:26:00.93 ID:GvVD51ql0
―ユーシリア帝都
 墓地

 ローガンの家族の墓「」

アル「……」ナムナム


ローガン「む……君は……」スタスタ

アル「……ん? あんたは……悪竜討伐ん時にいたドリルのおっさん?」

ローガン「ああ。君はなぜここに?」

アル「見ての通り、墓参りだよ」

ローガン「だが、その墓は……」

アル「ああ、この墓の人とは血の繋がりも何もないよ。ただ……浮浪児だった時期に、少し世話になったから」

ローガン「……」

アル「……仕事ができて、金も稼げるようになったから……ちょっと恩を返そうと思ったんだ。そんで調べてみたら……その人たちはこの墓の下にいるってことと……その旦那も既に国を出てっちゃったってことしかわかんなかった」

ローガン「……」

アル「もっと調べてみたら、どうも犯人は悪竜の可能性が高いってこともわかってね。そんな時にミントの奴から悪竜討伐の有志を募ってる話なんて聞いちまったもんだから……復讐なんて面倒なことをしたってわけ。ほんのちょっと世話になった程度でね。我ながらアホだなって思うよ」

ローガン「いや……決して、アホなどではない」

アル「そうかな? 犯人を勘違いして、悪くない方の悪竜を必死に攻撃して……本当に悪い方の悪竜にゃ、手も足も出なかったんだ。これがアホじゃなくて何なのさ」

ローガン「私も勘違いしていた。君がアホなら、私もアホだ」

アル「……? おっさんも復讐だったの?」

ローガン「……まあ、そうなる」

アル「そうなんだ……。そういえば他の奴らよりかなり熱くなってたもんね」

ローガン「……そう言われると少し恥ずかしいが」

アル「で、どう? 復讐を完遂した気分は」

ローガン「……思ったよりスッキリしなかったが……肩の荷が降りたとでも言おうか。気は楽になった」

アル「……大体同じかな、私も。むかつく奴がのうのうと生きてると思うと反吐が出んだよね。だからまあ、今はまあまあ悪くない気分」

ローガン「はは、そうか」

アル「おっさんは誰の復讐だったのさ。私に言わせたんだからおっさんも言えよ」

ローガン「私か? そうだな……私は――」

 ◆
666 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:27:29.01 ID:GvVD51ql0
―ユーシリア帝都 貧民街

ミント「で、われがズバーンとやっつけたのだ!」キャッキャ

フレン「わ、わあ……!」

ミント「なんだ新人、反応が薄いぞ。もっとわれを称えよ!」

フレン「す、すごい! ミントさま、すごい!」

ミント「当たり前ぞ! 正義のひかりミントさまは、ユーシリア帝国を救ったえいゆうぞ!」ドヤッ


ヒューベルト「小鬼の拠点はこちらでお間違いないですか?」ヌッ

ミント「あっ、ビリビリ鳥!」

フレン「びりびりどり?」

ミント「あのおじさん、びりびりを飛ばして飛ぶ変なおじさんだよ!」

フレン「??」

ヒューベルト「はは……。約束の船旅ビスケット缶です。どうぞ」スッ

 船旅ビスケット缶*10「」ポポポポポポポポポポン

ミント「わわ〜! 船旅ビスケット! 船旅ビスケット!」キャッキャ

フレン「船旅ビスケット……?」

ヒューベルト「君は……どこの子ですか? 貧民街の子ではないようですが……」

フレン「あ、はい。ぼくは……郊外の方から……」

ヒューベルト「悪いことは言いません。貧民街の出ではないなら、あまりここには通わない方が――」

ミント「むむーっ!! フレンはわれのしゃていぞ!! 引き抜きは許されない!!」

ヒューベルト「……そうそう、近々孤児院が再建されるそうです。ミントもそこに入ってみるのは如何ですか?」

ミント「ミントさまは誰の手下にもならない、孤高の小鬼なのだ!」

フレン「おお……!」

ヒューベルト「……小鬼の狼藉はまだまだ続きそうですね、これは」

 ◆
667 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:28:23.30 ID:GvVD51ql0
―ユーシリア帝都 上空

 ヒュオオオオオ――…

ハーピィ記者「……ダークヒーローイリスと新しい勇者皇帝の活躍により、ユーシリアの危機は退けられた、と……。うーん、凄いな……あの最悪な状況からここまで持っていくなんて」カキカキ

フーミン「ええ、ちょっと想定外。まさかユーシリア崩壊を防ぐなんてね」ヌッ

ハーピィ記者「げっ! 悪徳情報屋のフーミン・クロス!」

フーミン「何よその他人行儀な言い方……まあいいけど。でも本当にびっくりしたわ。あの子たち、運命を変える力でも持っているのかしら?」

ハーピィ記者「ふふふ、そうかもしれませんよ。このユーシリアだけでなく、これまでもたくさんの国の悪い運命を変えてきたんですから。最初に魔族革命に参加してきた時から私は確信していましたけどね」

フーミン「面白がって記事のネタにしてただけでしょ」

ハーピィ記者「ダークヒーロー一行の専属記者は私なので、あなたの出る幕はないですよ。あなたは世界の隅っこで指をくわえながら、ダークヒーローたちが運命を変えていく様子に拍手喝采しているのがよろしいかと」

フーミン「指を咥えながら拍手喝采ってどうやるのよ」

 ◆
668 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:29:35.85 ID:GvVD51ql0
―クロシュの夢
 集落

夢想の女神「ただいま」ストッ

ヴァン「女神〜!」ドタドタ

 ギュッ

ヴァン「えぐ、えぐ……心配したよォ……。女神が酷いことされてるんじゃないかって……。もう二度と逢えないんじゃないかって……」エグエグ

夢想の女神「もう、ヴァンったら……。酷いことはされてないから大丈夫。心配してくれてありがとう」


メイ841「女神さま、おかえりなさいませ」ペコリ

光の精霊「あ〜帰ってきたんだ〜。良かった良かった〜」

ウニ大盾「……心配、しました」


夢想の女神「みんな……。まだ出会って間もないのに……」


ブラッドの欠片「でも本当に良かったよ。クロシュをもっと強くするにはお前のような因子が不可欠だもん」

パラサイトソード「うむ! 夢をも斬る力を得るには、其方の力が必要だ!」


不死鳥の羽根「この脳筋共のことは気にしなくて良い。改めて歓迎するわ、夢想の女神」スッ


赤黒い巨竜セレナディア「ん〜? だあれ〜?」ノソッ


夢想の女神「……!!? あ、悪竜……!!?」


ワイバーンの鱗「ギャオギャオ!」

ヴァン「ああ、いや……クロシュちゃんが食べたみたいなんだ。それから棲み着いちゃって……」


夢想の女神「大丈夫なの? 悪竜は夢をも食べるって聞いたけど……」

不死鳥の羽根「大丈夫よ。ここにいる以上、クロシュの不利益になることはできないし」

セレナディア「ん〜。クロシュが美味しいもの食べると、わたしも美味しいからね〜」

夢想の女神「まあ、害がないのなら……」

 ◆
669 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:30:46.44 ID:GvVD51ql0
―帝都大図書館 司書室

パティ「……というわけで、改めてお礼を言わせて。あなたたちのお陰で、この国は危機を脱することができた。ありがとう」

イリス「いえいえ、そんな! すべきことをしただけです!」

妖精「まあうん。結果的に世界樹の光も星に還せたし、私たちとしても最高の結果になって良かったよ」

ミスティ「ええ。一時はどうなるかと思ったけど……ここまで辿り着けたのは、パティさんの支援あってこそよ」

エバンス「それは間違いない。俺たちだけじゃ、王宮関係のことなんてどうにもならなかったしな」

パティ「……謙虚ね。まあ、それがあなたたちの味なのかもね」

妖精「まあ、それもそうかも……。お人好しが多いとは思う」

セイン「ああ。お人好しばかりだから、時々心配になる」

クロシュ「そうなの?」

セイン「そうだ」

クロシュ「そうなんだ……」

パティ「……セインも、ありがとう。あなたの力添えがなければ、悪竜との戦いは厳しかったはず」

セイン「僕は僕の方で動いているだけだ。礼はいらない」

イリス「セインくんはいつまでここにいるの?」

セイン「お前たちが明日ここを発つのなら、僕も合わせてここを出る」

クロシュ「一緒に、来る……!?」

セイン「いや、一度報告に戻らなければならない。また、次の世界樹の光探索でも今回のように協力できるかはわからない」

クロシュ「そうなんだ……」シュン

イリス「それじゃあ一旦お別れなんだね。でも今回は本当に助かったよ! ありがとうね」

セイン「……先ほども言ったが、礼はいらない」

妖精「まあまあ。私たちもお礼を言いたいだけだから、いらなくても押し付けられといてよ」

セイン「む……そういうことであれば、わかった」


ユーシリア帝国滞在最終日です。この行動終了後、ユーシリア帝国を発ちます
また努力目標達成ボーナスにより行動回数が2倍の6回になります
↓1〜6 自由安価 何をする?
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/12(水) 00:33:37.59 ID:1mczZgGM0
セインと勇者仲間(?)としてセインに絡んでいるミントに出会うクロシュ
せっかくだし一緒に食事処で食事をする
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/12(水) 00:33:54.12 ID:Vj8+bJnyo
クロシュ
リリーツィアの野望が正しいか間違っていたか思案に耽る
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/12(水) 00:34:56.73 ID:ew5gGNuK0
ローガン 最後に一戦(休憩中だった)ノエルと模擬戦する
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/12(水) 00:39:43.99 ID:Hy3ET7wAo
せっかくなので騎士団組と合同訓練で共に汗を流す
できれば残党狩りのお手伝いも
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/12(水) 00:40:24.95 ID:wYs3YreXO
クロシュヴィアとエンド組後日談
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/12(水) 00:40:35.58 ID:ETjSqk6wO
クロシュ達 武器屋で何か武器、盾、防具、飾りなどないか買い物する
676 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/12(水) 00:41:51.89 ID:GvVD51ql0
というわけで本日はここまでとなります。このレスは安価に含まれません

ユーシリア帝国での目的を完遂し、出発の前日を迎えるクロシュ一行。数々の難題を乗り越えたユーシリア帝国に、束の間の安らぎが訪れる
悪竜の一つは、悪意と愉しみによって破壊と殺戮をもたらし。悪竜のもう一つは、悪意なき食欲によって破壊と殺戮をもたらした。その違いはどこにあるのか。結果が同じであれば、内側に宿る心など無意味ではないのか
そしてリリーツィアが望んだハッピーエンドとは。痛みなき終わりを肯定した夢魔の優しさは、正しかったのか。それとも、間違っていたのか。あかちゃんスライムは、一人静かに物思いに耽る――

それでは本日もありがとうございました。次回は恐らく土日となります。よろしくお願いいたします
なおこのレスは安価に含まれません。よろしくお願いたします
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/12(水) 02:10:30.94 ID:6EIGPkWqo
乙でした
ユーシリア編はコンマの上振れ下振れに振り回されたなあ、最終的に高コンマが出て大団円は良かった!
皇帝周りは好転する予感がヒシヒシと伝わってくるぜ

いつかメゾンドクロシュヴィアも覗いてみたいと思っていたが安価的に次回見れるかな?
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/12(水) 14:15:31.11 ID:2Pz6fI7MO

エドワード死霊は草
最初は消えかけだったのに不死鳥パワーつよい
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/15(土) 12:26:57.95 ID:rJbKo8I/o
不死鳥ドラゴン魔王合わさったクロシュはだいぶ怪物寄り
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/15(土) 14:22:44.47 ID:CUCRijeGO
不死鳥パワーって1人を生き返えさせるのもすごいのにその場にいる全員を生き返す事ができるから正直かなりチートだと思う。
681 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 20:52:24.43 ID:inEoeiem0
ユーシリア編ではこれまでよりもコンマが暴れたかもしれません。最終的には良い方向に落ち着きそうなのはクロシュたちにとっても良い結果となったと言えるかと思われます
クロシュヴィア氏の心の中に何が住み着いているのかはわかりませんが、長生きのつよいスライムなので、いろいろ住んでいる可能性があります

エドワード指令は消えかけていましたが、不死鳥の炎によって元気を取り戻したようでした。なくなった肉体は戻ってきませんでしたが、しばらくの間は現世に留まってユーシリアの行く末を見届けていくのではないかと思われます。肉体や責任といった縛りを失ったからか、死霊のエドワード氏はノリの良さが増したように思われています

クロシュは様々な力を手に入れてきましたが、本物の不死鳥や竜や魔王などに比べれば全然大したことはないので、実際のところは割とふつうです。ポテンシャルは高いですが、現時点での力はテラヌス編に登場した巨大スライムさんにも及ばないと思われます

不死鳥パワーは実際反則みたいな力ですが、一度使うとデロデロになってしまうため、格上相手には焼け石に水という微妙に使いにくい能力のようです。また、大抵の場合死者の霊はすぐに体から抜けて星へ還ってしまうため、不死鳥パワーでも復活させられるのは死んですぐでなければならないようです(反魂丹よりは長い)。なおエドワード氏の例は非常に珍しいケースだったようです
682 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 20:53:51.88 ID:inEoeiem0
―ユーシリア帝都 市街地

 ワイワイ ガヤガヤ

クロシュ「……」トコトコ

イリス「賑わってるなあ。少し前まではどんよりしてたのに」

セイン「先日農業国から大量の支援物資が届いたそうだ」

ミスティ「なるほどね」

エバンス「ユーシリアと良好なんだっけか、農業国は」

ローガン「うむ。農業国は先の事態中ユーシリア侵攻を行わなかった唯一の隣接国だ。恐らく今後も良好な関係を続けることができるだろう」

妖精「……ん? あれは――」



ミント「あーっ! おまえたち、クロシュちゃんの手下たちと金髪のすごいつよい勇者!」

クロシュ「ミントちゃん!」

妖精「いや、クロシュの手下じゃないけど……」

セイン「お前は……あの時にいた子供か」

ミント「こどもではない! われも勇者ぞ!!」

セイン「そうなのか」

ミント「そうなのだ!」

妖精「まあ悪竜討伐には参加してるわけだし、勇者っていう称号も実際間違ってはいないかもしれない」

ミント「というわけで勇者さまのミントさまはお腹を空かしている!!」

エバンス「……だから?」

ミント「ごはん!!」

ミスティ「わざわざ言い分ける必要あったのかしら……」

 *

―食事処

店員「いらっしゃいませ! ご注文がお決まりになりましたらベルを鳴らしてくださいね!」


クロシュ「ごはん屋さん……!」

ミント「ごはん屋さん!」

ミスティ「ごはん屋さんで食べるのも久しぶりね」

イリス「せっかくユーシリアの状況が良くなり始めたんだし、この国のプロの料理を味わってみたい!」

エバンス「同感だ。たまにはインプットってのも必要なんだよな」

ローガン「……ユーシリアの料理はそれほど特徴的なものではないゆえ、イリスくんとエバンスくんの刺激にはなりづらいかもしれん」

 お品書き表「」ポン

妖精「この店も食材選択式みたい」

セイン「食材選択式か。以前は完成品の料理を注文する方式の店が多かったが、食材選択式はここ最近急に増えたように思える」

イリス「魔族国で見たのが初めてだったけど、緑の国でも食材選択式で、その後どの国の食事処でも食材選択式になってたんだよね。あの頃に一気に流行が広まったのかな?」

ミスティ「流行の根っこはどこだったのかしら……。まあ私は嫌いではないけれど」


↓1〜2 追加の食材を1〜2つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:サワガニ、ザリガニ、タニシ、ウナギ、アークサーモン
野菜:野草、サヤ豆、ゴボウの根っこ、レタス、ユーシリアカボチャ
穀物:ウルティ米、パン小麦、ヤマイモ、甘もろこし、ナッツ、
果実:どんぐり、リンゴ、ブドウ、ユーシリアボカド
卵乳:トリの卵、ミルク、チーズ、バター
特殊:ゼラチン、上白糖、香辛料、フルーツジャム
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/15(土) 20:54:46.15 ID:Kg5FWO6i0
カボチャ アボカド
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/15(土) 20:55:07.85 ID:SI8lPRYa0
ケモノ肉、パン小麦
685 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 22:22:14.87 ID:inEoeiem0
 ユーシリア風ミートパイ「」ポン!

店員「お待たせいたしました! ユーシリア風ミートパイでございます!」

クロシュ「わああ!」キラキラ

ミント「ミートパイ! ミートパイ!」キャッキャ

エバンス「おお、こいつぁ……!」

イリス「ユーシリア特産のカボチャとアボカドをふんだんに使ったミートパイ!」

店員「冷めない内にお召し上がりくださいね!」

 *

クロシュ「〜〜♪♪」モニョモニョ モグモグ

ミント「はむっ、はぐはぐ!!」モグモグ

イリス「あーこらこら、ミントちゃんこぼさないの」フキフキ

ミスティ「ふふ……なんか様になっているわ、イリス」モグモグ


エバンス「……しかしこいつは美味い……! カボチャとアボカドと肉の組み合わせが、こんなにも絶妙な味わいを生むなんて思いもしなかった! 旦那も人が悪いなあ、俺たちの刺激になりづらいなんてよお」モグモグ

ローガン「フッ、失礼した。私にとってはそれほど珍しいものではなかったのだが、国外の者からすればこれも刺激的なものとなるのだな」


セイン「……」モグモグ

クロシュ「セインさん……おいしい……?」

セイン「ああ。美味しいと思う」

クロシュ「!」パァァァ

ミント「これはわれが救ったユーシリアの料理、うまいのは当然ぞ!」ドヤッ

 ワイワイ キャッキャ

 ☆翌日の終わりまで、戦闘コンマ+20の補正を得ます

 *
686 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 22:22:52.32 ID:inEoeiem0
―ユーシリア帝都 市街地

イリス「美味しかった! カボチャとアボカドが欲しくなっちゃうなあ……」

妖精「アボカドは竜殺しの役にも立つしね?」

イリス「食べ物として!!」

エバンス「しかしまさか竜の弱点がアボカドだったなんてなあ……」

妖精「竜は消化器官も強靭だから大抵の毒は効かないんだけどね。私もアボカドが毒になるなんて初めて知ったよ」

ローガン「……む」


ルクリリ「ローガン様……!」

ローガン「ルクリリくん。今日も仕事か、お疲れ様だ」

ルクリリ「いえ、あの……今日は……これから、訓練なのです」

ローガン「訓練か」

ルクリリ「……あの、もし良かったら……ローガン様も、久しぶりに……」

ローガン「……私もか? しかし騎士でもない者が訓練場に行けばいらぬ混乱が……」

ルクリリ「大丈夫です! 今日の訓練は、事情を知っている者しかおりませんので!」

ローガン「……だが……」

エバンス「せっかくだし行ってみようぜ。俺もたまには体を動かしたいし」

ローガン「む……」

イリス「私も、魔法騎士団の訓練がどんなものなのか気になります!」

ルクリリ「ローガン様……!」

ローガン「……わかった。参加させてもらおう」

 ◇
687 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 22:23:28.16 ID:inEoeiem0
―ユーシリア帝国 訓練場

エルザ「え、ローガンさんたちも!?」

ルクリリ「はいっ!」

ノエル「ほう、そりゃいい! 腕が鈍ってないのはこの前の戦いでわかってるしな!」

マーズ「合同訓練か。たまにはそういうのも良い刺激になるだろう」

亡霊エドワード「面白そうだ、私も混ぜたまえ!」フヨフヨ

サージェス「お、じゃあ人員も増えたことだし俺はこの辺で――」

 ガシッ

マーズ「お前は未だ魔法騎士としての最低水準に達していないだろう。お前の訓練参加は任意ではなく強制だ」

サージェス「ウゲッ!」



ローガン「それでは、本日はよろしく頼む」

イリス「よ、よろしくお願いします!!」

ミスティ「……軍隊の訓練……どんなのかしら……」

エバンス「少しわくわくするな」

ミント「わくわくする!」

セイン「……」


ノエル「おっ、金髪の坊主もいるのか!」

サージェス「あぁン? 誰だそのガキゃあ」

ノエル「単独で悪竜を一方的に追い詰めた少年だ!」

サージェス「はあ、何言ってんだこの馬鹿は……。メイスの振りすぎでとうとう自分の脳天をかち割っちまったようだな」ヤレヤレ

ルクリリ「サージェスさん、ノエルさんの言ってることは本当です」

サージェス「おいおい、冗談じゃねえよ。眠り病の次は寝言病が流行ってんのか?」

ローガン「……サージェス、二人の言っていることは事実だ」

エルザ「サージェスさん見ていなかったんですか? その子、一撃であのドラゴンゾンビを叩き壊した子ですよ」

マーズ「サージェス……」

サージェス「……嘘だろ?」

 *

 木刀「」ポン

クロシュ(ここ……ヴァンさんの、思い出の中で……見たことが、ある……)


妖精「クロシュ、せっかくだしここの誰かと一緒に訓練してみない? いつもと違う人と一緒に動けば、何か発見があるかもよ」

クロシュ「そうなの?」

妖精「まあ、多分……」

クロシュ「たぶん……」


誰と一緒に訓練する?
↓1選択
1.エルザ
2.ルクリリ
3.ノエル
4.マーズ
5.サージェス
6.エドワード
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/15(土) 22:33:04.84 ID:9HFtxo7cO
ルクリリ
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/15(土) 22:33:58.08 ID:A6yIQ4gmO
1
690 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 22:55:09.63 ID:inEoeiem0
クロシュ「よろしく、おねがいします……!」ペコリ

ルクリリ「え、あ、私……!?」

 *

 木刀「」カンコンッ
 木刀「」カンコンコンッ

ルクリリ「わひゃあ!」ドテッ
  木刀「」スポーンッ!

クロシュ「わ……! ごめんなさい……」

ルクリリ「ううん……私の方こそ……。ごめんなさい、騎士なのに剣術は得意じゃなくて……」

クロシュ「そうなの?」

ルクリリ「魔法を使った攻撃とかサポートの方が得意なの。でもクロシュちゃんは凄いね。まだ小さいのに、私より剣を上手に使えるなんて……」

クロシュ「うん……みんなの、おかげ……」

ルクリリ「……クロシュちゃんは、スライムなんだよね」

クロシュ「うん……。えっと……スライムのこと……きらい……?」

ルクリリ「……クロシュちゃんのことは全然嫌いじゃないし平気だよ! 一緒に悪竜をやっつけた仲間だし、不死鳥になって命まで助けてくれたことも知ってる。嫌いになんてならないよ。大丈夫……!」

クロシュ「……!」パァァァ

ルクリリ「よし、それじゃあ今度は魔法の訓練! 剣はあんまりだけど、魔法ならクロシュちゃんに教えられることがあるかも! 頑張ろう!」

クロシュ「うん!」


↓1コンマ
01-60 魔法経験+1
61-90 魔法経験+2
91-00 魔法経験+3、金属操作習得
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/15(土) 22:57:42.22 ID:rJbKo8I/o
金属
692 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 23:27:56.23 ID:inEoeiem0
魔女っ子クロシュ「えいっ!」ピュン!

 木刀「」ペチン!
 赤き勇者の剣に擬態した木刀「」ポン!

ルクリリ「すごい! 見た目も質感も本物みたい!」

魔女っ子クロシュ「んへへ……」

ルクリリ「重さは木刀のままだから持てばわかるけど、一見するだけじゃ本物の勇者の剣にしか見えない。クロシュちゃんの反映魔法ってすっごく面白いなあ」

魔女っ子クロシュ「うん……。スライムの擬態と、組み合わせると、すごいって……妖精さん、言ってた……」

ルクリリ「クロシュちゃんの擬態が普通のスライムよりも高度なのはそれが理由だったんだね」

魔女っ子クロシュ「うん……たぶん」

 *

ルクリリ「……ところでクロシュちゃん……ローガン様のことなんだけれど……」

クロシュ「ローガンさん……?」

ルクリリ「うん。ローガン様……私のこと、何か言ったりしてた……?」

クロシュ「えっと……すごい魔法を使うから……敵にすると、怖いって……」

ルクリリ「……そ、そうなんだ……」

 ☆クロシュが魔法経験を1獲得しました

 *
693 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 23:28:22.14 ID:inEoeiem0
―訓練場

 キンキンガギンッ!!

ノエル「でりゃっ!」ジャッ

ローガン「むっ!」バッ

 左メイス「」ブオンッ
 灼鋼の盾「」ガンッ

ノエル「まだだ!」

ローガン「ぬうっ!」

 右メイス「」ブオンッ!
 トカゲ斬り「」ギンッ!



イリス「あれは……模擬戦!」

エバンス「メイス二刀流か。参考になるところもあるな」

ミスティ「メイス……氷属性的には、ああいう重い打撃は苦手ね」

妖精「重そうだけど腕が疲れないのかなあ」

クロシュ「わあ……。セインさんは……メイス、つかう?」

セイン「使えなくもないが、個人的には剣の方が使いやすく思う」


マーズ「ローガンの奴め。騎士団時代より腕を上げたな」

エルザ「でもノエルさんだってローガンさんがいた頃とは違いますよ!」

亡霊エドワード「面白い! 見た所ローガンがやや優勢か!」

サージェス「ったく、鍛えることしか頭にねえ脳筋共がよ」

ルクリリ「ローガン様……!」


↓1コンマ(ミートパイ+20)
01-40 敗北
41-90 勝利
91-00 会心
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/15(土) 23:29:15.87 ID:6Ar7wPMUo
アップルパイ!
695 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 23:47:59.17 ID:inEoeiem0
 ガギンガギンッ!

ノエル「うおおおおっ!!」グオオッ

 ダブルメイス「」ビュンッ!!

ローガン「!」バッ

 灼鋼の盾「」ドン!!
 ダブルメイス「」カキィーンッ!!

ノエル「おあ――」

ローガン「はあっ!」シャッ!

 寸止めトカゲ斬り「」ピタッ!

ノエル「……俺の、負けだ!」

ローガン「……ふ」チャキン


ルクリリ「流石です、ローガン様!!」パチパチパチ

マーズ「見事だった。旅が貴様を強くしたようだな、ローガン」パチパチパチ

ローガン「ありがとうございます」

ノエル「はあ、前は互角だったのにな。水を開けられちまったか」


 ☆ノエルとの模擬戦に会心勝利しました
  剣技経験と防御経験をそれぞれ2獲得しました
696 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/15(土) 23:53:06.46 ID:inEoeiem0
というわけで本日の更新はここまでとなります。次回は装備を買おう編、クロシュの物思い編、一方その頃クロシュヴィアは編となります

本日はミントちゃんとセインくんと一緒にユーシリア特産ミートパイを食べたり、魔法騎士団と合同訓練をしてルクリリさんと親睦を深めたり、ノエル氏との模擬戦にローガン氏が勝利したりしたようでした

それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 12:47:45.47 ID:d2TBTD9xO
強さの序列ってどうなってるのかな
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 13:21:09.79 ID:xG/xhpA9o
夢の中とスライムの中が同じような環境ならクロシュとリリーツィアの理想は実質同じでは
699 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 16:16:02.32 ID:YWZuDCsh0
強さには基準がたくさんあるため、一概に順位付けするのはとても難しいかもしれません。殴り合いの喧嘩にしても、それが地上で行われるものなのか水中で行われるものなのか等の状況設定により結果は大きく変化します

なお冒険者であればランクによって強さを推測することができますが、平均的な冒険者よりはずっと強いクロシュ氏がランク1だったりもするので、絶対的な基準にはならないようです。また、冒険者ランクはギルドで熱心に働いたり功績を上げたりしなければ上がらないようです

夢の中とスライムに溶けた状態が同じような環境かどうかは、今のところわかっていません。それについて研究するには、心属性とスライムに関する非常に深い知識が必要ですが、今現在のところそのような研究を行っている学者は確認されていないようです
700 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 16:16:44.71 ID:YWZuDCsh0
―夕方
 ユーシリア帝都 市場

 ワイワイ ガヤガヤ

妖精「明日には出発だし、この帝都で買えるものは今のうちに買っておいてね」

エバンス「ここを出たら、東ユーシリア港へ行くんだよな?」

妖精「うん。そこでまた一晩休憩したら、空路か海路のどちらかを通ってオノゴロ諸島に向かうよ」

ミスティ「空路の方が速いなら空路で良いんじゃないかしら……。空も海もクロシュの負担はそれほど変わらないのでしょう?」

クロシュ「うん」

妖精「まあ空路の方が速いのはその通りなんだけど、風の精霊たちの話だと今オノゴロ付近はかなり海が荒れてるらしくて。空も海もどっちも安全には行けなさそうだから、せめて比較的マシな方にしたいとは思ってるんだ」

ローガン「なるほど……」

エバンス「つっても浮島国を覆ってた雲塊を越えられたクロシュちゃんなら平気じゃないか? 雷霆の魔王の眷属みたいなやばい奴は流石にいないだろうし」

妖精「移動距離と時間が違うの。瞬間的な危険度ならあの雲塊の方が上だと思うけど、長時間の移動になれば疲れも出るし……」

エバンス「ああ、確かにそうか」

妖精「うん。だから実際に海の様子を見てから決めたい。海につけば水の精霊の話も聞けるだろうし」

イリス「空も海も飛べるなら自由自在だって思ってたけど、そこまで簡単にはいかないんだね……」


↓1〜3選択 買いもの
1.◯◯の××を更新する(コンマ)
0.自由安価(装備以外の買うものなど)

※1の記入例:妖精の防具

※以下のものは、この市場では更新できなさそうです
・クロシュの武器、盾、装飾
・ミスティの防具
・ローガンの武器、盾
・エバンスの武器
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 16:18:36.10 ID:T1K57SnE0
0フラナやユキの家族へのお土産
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 16:34:04.42 ID:IzuFc4aSo
0
悪竜の鱗や角などで防具や武具を作る
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 16:38:29.23 ID:wzjylXtvO
0パティへのお礼の品
704 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 17:28:30.79 ID:YWZuDCsh0
イリス「品揃えも復活したみたいだし、パティさんとパティさんを紹介してくれたフラナ先生へのお礼を買おう!」

ミスティ「お礼……。そういえばこれからオノゴロに行くのよね? それならせっかくだし、ユキの家族にお土産でも買っていってあげようかしら……」

妖精「住所聞いたの?」

ミスティ「これから手紙とかで聞くのよ。カニのお礼をしたいわ」

妖精「なるほど……私もカニのお礼はしておきたいかも」



クロシュ「……」モニョモニョ

ローガン「む? クロシュくん、どうしたのだ?」

 モニョモニョ…
 悪竜の鱗「」ポン!

エバンス「げっ!? そいつは悪竜の……!」

クロシュ「なにかに使えるかもって思って、ちょっとだけ消化しないでとっておいた……」

妖精「悪竜の素材って呪われてるから使い道ないよ……。こういうのを持ってておかしくなった魔族とか見たでしょ?」

クロシュ「でも……わたし、おかしくなってない……」

妖精「まあ、クロシュはスライムだから……」

エバンス「毒だけじゃなくて呪いにも強いのか!?」

妖精「毒と呪いってかなり近いというか、ものによっては同じだったりするんだよ。だからスライムには効かない呪いも多いんだ。効く呪いもあるから油断はできないんだけど」

エバンス「マジか」

クロシュ「セレナディアちゃんの素材だから、ローガンさんも、大丈夫……!!」

ローガン「む、むう……」

妖精「いやだから人間には毒なんだって! もちろん私にも!!」


パティ、フラナ、ユキの家族への贈答品
↓1コンマ
01-60 カボチャとアボカドの詰め合わせ
61-90 ユーシリア特産スムージーの詰め合わせ
91-00 ユーシリアガニ


悪竜素材
↓2コンマ
01-60 竜珠の杖強化
61-90 ↑+竜鱗のエプロン
91-00 ↑+竜角の大槍
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 17:48:57.79 ID:QZWsZ4qTo
かにー
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 17:59:53.97 ID:qfhl2rDaO
707 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 19:50:56.01 ID:YWZuDCsh0
スムージー屋エルフ「スムージー屋さんで〜す」


イリス「ん? あれって――」

妖精「帽子をかぶって耳を隠してるけど、エルフだね」

エバンス「この国じゃ珍しいな。人間じゃないけど大丈夫なのか?」

スムージー屋エルフ「そりゃまあ私はスムージーが作れますからね。耳も帽子をかぶればわかりませんし」

ミスティ「したたかに生きているのね」

スムージー屋エルフ「旅人さんたちもどうですか? 備蓄カボチャと備蓄アボカドをふんだんに使った特産備蓄スムージー! ここで飲むのもお土産に買うのも良いですよ!」

イリス「スムージー!」

ミスティ「お土産はこれにしましょう」

スムージー屋エルフ「ありがとう! ちょっとまっててね、すぐに作るから!」

 *

 グルグル…ジュワジュワ…

 ユーシリア特産スムージーの詰め合わせ「」ポン!

スムージー屋エルフ「お待ちどうさま! 詰め合わせ4つです!」ポン!

イリス「ありがとう!」

ローガン「4つ? パティ殿とフラナ殿とユキくんのご家族用と……あと1つは?」

ミスティ「ここのみんなで飲む用。今夜のデザートに飲みましょう」

エバンス「なるほどな……! ありがたく頂くぜ!」

 ☆特産スムージーの詰め合わせを手に入れたり食べたり送ったりしました

 *
708 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 19:52:58.24 ID:YWZuDCsh0
クロシュ「あの……」トコトコ

鍛冶屋「あん?」

クロシュ「これ……」

 悪竜の鱗「」ポン

鍛冶屋「うぇっ!? なんてもん持ってやがんだお嬢ちゃん!! はやく捨てろ捨てろ!」

クロシュ「んゅ……」

 *

クロシュ「……」トボトボ

妖精「そりゃそうだよ……そんな呪物加工できる人いないって」

ローガン「うーむ……浮島国の工房であれば加工できたかもしれんが、この国ではな……」

イリス「うーん……あ、そうだ! それならクロシュちゃんが自分で加工してみたらどうかな!?」

クロシュ「?」

イリス「ほら、クロシュちゃんって盾にウニをくっつけたりできるんでしょ? そんな感じで」

クロシュ「!」ピコン!

妖精「そういえばクロシュにはそんな特技もあったけど……こんな呪われた物体でもできるの?」

クロシュ「試してみる!」

ローガン「うむ……ここでは流石に目立つ。一度図書館に戻ろう」

クロシュ「ん!」

 ◇

―帝都大図書館 実験室

スライムクロシュ「……」グググ…モニョニョ…


妖精「大丈夫かなあ……」

使い魔「大丈夫です! この部屋はちょっとくらいの爆発ならビクともしませんから!」


スライムクロシュ「……」ググググ…モニョニョニョ…

 カッ――!!

妖精「うわっ!」
使い魔「はわっ!?」


赤いエプロンドレスを着たメイドクロシュ「」ゴゴゴゴ…
 竜珠の大杖「」カンッ!


妖精「わわ……!? クロシュ、その姿は――」

使い魔「ドラゴンメイド! スライムドラゴンメイドです!!」キャッキャ

妖精「竜珠の杖も大きくなってる……感じられる力も強い……!」


竜メイドクロシュ「」バッ
 竜角の大槍「」ジャキンッ!!


妖精「うわあ!? 竜珠の杖が変形して、あの悪竜が振り回してた大槍になった!?」

使い魔「すごい!! スライムドラゴンメイド竜騎士クロシュちゃん!!」

竜メイドクロシュ「んへへ……」

 ☆竜珠の杖が竜珠の大杖に進化しました
 ☆ゴスロリエプロンドレスが竜のエプロンドレスに進化しました
 ☆状況に応じて竜珠の大杖が竜角の大槍に変化するようになりました

 ◆
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 19:57:36.01 ID:QZWsZ4qTo
属性が、属性が多い…!
710 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 19:58:32.82 ID:YWZuDCsh0
―夜
 帝都大図書館 客室

クロシュ瓶「……」


クロシュ(……クロシュヴィアちゃんは……リリーさんの言い分を、理解できるって、言ってた……)

クロシュ(夢の女神さまによると……リリーさんの言い分は……)

クロシュ(すべての生命を永遠の眠りにつかせて……しあわせなおわりに、する……)

クロシュ(…………)

クロシュ(……わたしの描いた絵と……似てるような、気もする……)

クロシュ(でも……同じじゃ、ない……)

クロシュ(リリーさんのは……現実の体が、死ぬ……。それで……本当のおわりに、なる……)

クロシュ(わたしの絵は……死なない……。星もまるごと、みんな一つになって……永遠に、デロデロ……)

クロシュ(…………でも……)

クロシュ(星が……永遠じゃ、なかったら……。いつか……デロデロも、死ぬ……?)

クロシュ(………死ぬのは……寂しくて、苦しくて、寒くて、真っ暗で……やだ……)

クロシュ(世界中が一つになったデロデロが……死んじゃう時……。デロデロは……一つだけだから……デロデロを食べて……溶かしてくれる人は……いない………。きっと……溶け合ったみんなが……寂しくて、苦しくて、寒くて、真っ暗……)

クロシュ(……でも、リリーさんのは……夢の中で、しあわせだから……死ぬのも、苦しくない……?)

クロシュ(………現実の体が、死ぬ時……本当に……苦しく、ないの……?)

クロシュ(…………)

クロシュ(……………わかんない………)


クロシュ瓶「……」デロデロ…


妖精「……ん? クロシュ、どうしたの? 具合悪いの?」

クロシュ瓶「〜〜…」モニョニョ…

 *

妖精「この星を全部溶かしたものも……きっと永遠には生きられないよ。星の力も無限じゃないもの」

クロシュ瓶「……」モニョ…

妖精「生命は生と死の循環を繰り返して、星の終わりまで巡り続けると言われてる。だからまあ……全部をデロデロに溶かしちゃえば、最期に死ぬ生命はその一つだけで済む……とも言えるね」

クロシュ瓶「……」

妖精「でも、死の運命からは絶対に逃れられない。不死鳥だろうと龍だろうと、いつかは必ず終わる。雨粒が地に落ちるのを止められないように、その運命を変えることはできないんだ」

クロシュ瓶「………」

妖精「私もいろいろ考えてみたけど……クロシュの言い分もやっぱり否定できないなあってちょっと思うよ。どうせいつかは死ぬんだから、いたずらに苦しめ合って死ぬ生命を繋ぎ続けるくらいなら、全部一つに溶けてデロデロしてた方がマシかもってさ」

クロシュ瓶「?」モニョニョ?

妖精「だからリリーツィアの言い分も理解できなくないんだよね。全部がデロデロになるか、あるいは夢の中でしあわせに終われば……世界中の苦しみも、きっとそこで終わる。ある意味、奴の言う通りハッピーエンドだ」

クロシュ瓶「〜〜」モニョモニョ

妖精「まあそれでも……最近はそこまで捨てたもんでもないかなって思えることも増えたし、今はとりあえず緑の国の代表としてやるべきことをやるよ」

クロシュ瓶「!」

妖精「全部終わったら、また一緒に考えようよ。私もスライムも、殺されない限り寿命は長いんだもん」

クロシュ瓶「〜〜♪」モニョニョ


↓1コンマ
01-60 心属性経験+1(1/6)
61-90 心属性経験+2(1/6)
91-00 夢喰いスライム
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/16(日) 20:00:10.93 ID:QZWsZ4qTo
メリー
712 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 20:43:14.78 ID:YWZuDCsh0
―深夜
 帝都大図書館 客室

イリス「……」zzz

妖精「……」zzz

ミスティ「ぐ……う、ぅ……」ウーンウーン…

 ◆

―ミスティの夢
 雪の降る中で燃えるスノウタウン?

 ゴオオオオ… メラメラ…

カリス「アーッハッハッハッ!! 人も魔もゴミのようですねえ!!!」ゲラゲラ

疑似魔王化した市民「ヴァアアアア!!!」
疑似魔王化した市民「ギアアアアア!!!!」
ブラッド?「あは……ころさなきゃ……ころさなきゃ……」デロデロ


幼ミスティ「はあ、はあ……!!」ググ

カリス「あなた一人で何ができると言うのですか!? ゴミはゴミらしく死ね!!」ゲシッ

幼ミスティ「あうっ!」ドガッ ゴロゴロ


ミスティ「くそっ……くそっ……!! わたしは……結局、何も守れないの――」


 カッ――!!!!


巨大な黒いスライム「〜〜〜〜」モニョモニョモニョ


ミスティ「えっ!? あれは……クロシュ!!?」


巨大スライムクロシュ「〜〜〜〜」モニョモニョモニョ…モグモグモグ…
 炎「」モグモグ
  燃える街「」モグモグ
   カリスたち「」モグモグ

ミスティ「クロシュが――燃える街を、食べて―――」

 *

―スノウタウン

 窓の外に降る雪「」シンシン

「ミスティ」

幼ミスティ「ふえ?」

ミスティ母「だめよ、こんなところで寝ちゃ」

幼ミスティ「……あれ?」

ミスティ父「はは、どうした? 怖い夢でも見たか?」

幼ミスティ「……うん……。街が……悪いやつに、壊されて……みんな、殺されちゃって……」

ミスティ母「……大丈夫。私もパパも、ずっとここにいるわ」

ミスティ父「そうだぞ。ずっとここでお前を見守っている」

幼ミスティ「ママ……パパ……」

ミスティ母「ふふ、今日は久しぶりに三人で一緒に寝る?」

幼ミスティ「うん」

 窓の外に降る雪「」シンシン

 ◆
713 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 20:45:20.18 ID:YWZuDCsh0
―朝
 帝都大図書館 客室

 チュンチュン

イリス「……」zzz
妖精「……」zzz

ミスティ「……」パチ

ミスティ(……なんだかいつもよりよく眠れた気がするわ……)


クロシュ瓶「……」zzz

ミスティ(あら、クロシュ……最近は瓶に入って寝てるのよね。居心地が良いのかしら)


 ――巨大スライムクロシュ「〜〜〜〜」モニョモニョモニョ…モグモグモグ…


ミスティ(そういえば……巨大なクロシュが何かをもぐもぐ食べている夢を見た気がする……。何を食べていたのかしら……)

ミスティ(ふふ……クロシュが何かを食べる夢を見たからいつもよりよく眠れた……なんてのは流石に突拍子もなさすぎるわね)


 ☆クロシュが心属性の力を使えるようになりました
  他者の夢に入ったり、夢を食べたりすることができます

 ◆
714 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/16(日) 22:44:41.22 ID:YWZuDCsh0
 一方その頃――

―大魔女宮殿

ガチャッ

ベスティア「……」スタスタ

リリーツィア「あ、ベスティア! 久しぶり!」

ベスティア「リリー。その体は――」

クロシュヴィア「わたしが分体を貸してあげてるの……。現実で自由に動ける体が欲しいって駄々をこねるんだもん……」モグモグ

リリーツィア「だからクロシュヴィアには逆らえないんだよぉ……。くそぉ、助けてくれたことには感謝してるけどさぁ……」

ベスティア「助けてくれた……? 何があったんです?」

リリーツィア「ええと……まあ、その……深い理由が……」

ガチャッ

クローディア「あら、もう集まってたのね。それじゃあ始める? 魔女の同窓会」スタスタ

クロシュヴィア「魔女になったつもりはないんだけど……」



ベスティア「……ユーシリアでそんなことが……。いろいろ大変な状況なのは聞いていたけれど……」

クローディア「ここはユーシリアとは距離があるもの。私の国も最近は大変だったから、支援とかには期待しないで頂戴」

リリーツィア「私はもう宰相じゃないから……」

クロシュヴィア「リリーが宰相さんを乗っ取って好き勝手やってたせいで情勢がどんどん悪くなったんだよね」

リリーツィア「……目的があった! 私はあなたたちと違って、世界を救うことを諦めなかった! その為に必要だったんだ!!」

ベスティア「」グサッ

クローディア「必要な犠牲、ってことね。リリーの思想には賛同しかねるけど、手段を選ばなかったことについては批判しないわ」

クロシュヴィア「クローディアはクロちゃんを散々いたぶって街を浮かせてたんだもんね〜」

クローディア「ええ。だから私は、リリーのやり方を否定できる立場にない」

ベスティア「え、あの浮遊都市って誰かを痛めつけることで浮かせてたんですか?」

クロシュヴィア「そうだよ! 何の罪もない風船スライムの子を千年以上も苦しめ続けて浮かせてたんだよ!」

リリーツィア「え、ほんとそれ? クローディア最低……」

ベスティア「見損ないました、クローディア」

クローディア「こいつら……」イラッ



リリーツィア「――っていうのが、私の考える最高に完璧で幸福なハッピーエンド。どう?」

クロシュヴィア「悪くはないと思う。でも……」

ベスティア「……結局最期にはみんな死ぬんですよね? それは救われていると言えるのでしょうか?」

クローディア「全然ダメね。生命の在り方を心だけでしか考えていない」

リリーツィア「なんだとぉ!?」ガタン!

クローディア「夢魔であるあなたのような霊体生物であれば、心しかないから心だけ救えば問題ないわ。でもこの星のほとんどの生命は、心と身体の2つが合わさってできている実体生物。実体生物の場合、身体を見捨てて心だけ救うなどというのは原理的に不可能よ」

リリーツィア「可能だね! 感情の主体は心なんだから、心さえ救えば身体だって救われたも同然なんだよ! 実際、私に与えられたしあわせな夢の中でしあわせに死んでいった奴を今まで何人も看取ったんだ!」

クローディア「心だけがまやかしの救いに溺れても、現実の身体は死の苦痛にまみれていたはずよ。心属性しか目に見えないあなたには理解できないことでしょうけどね」

リリーツィア「このぉ……! 風船スライムの子をいじめて苦しませた最低最悪の鳥頭の癖に!!」

クロシュヴィア「あ、人格攻撃」

ベスティア「リリーの負けですね」

クロシュヴィア「やっぱり、みんなで溶けてデロデロになるのが一番みたい。身体はデロデロで平和だし、心もデロデロでしあわせだもん」

ベスティア「うーん……。あれから私もけっこう考えましたけど、スライムではないのでやっぱりその感覚は理解しがたいです」

715 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 00:30:18.00 ID:NwQxiQv70
―ユーシリア帝国 出発の日

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード  盾:ラティアの大盾  飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の大杖    防:竜のエプロン   飾:不死鳥の羽根

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:精霊のレオタード 飾:

◇イリス  [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:魔術師のローブ  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◇ローガン [鋼の戦士]
武:トカゲ斬り    盾:灼鋼の盾     飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:鎖帷子      飾:

◇エバンス [地の傭兵]
武:古代の鉄槌    盾:         飾:くすんだ耳飾り
武:魔銀の剣     防:硬質革鎧     飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽*4       蜘蛛絹の下着      魔族国永久旅券
会心賽*0       ザリガニのお守り    フメイの服の切れ端
反魂丹*2       大きな巻き貝      精霊の印
鉄鍋+携帯調理器具   大きな軽石       精霊樹の実のジャム
「星の魔力」上中    闇の欠片        精霊樹の鉢植え+赤雷球
お宿の焼き菓子     フリルワンピ水着    フメイとアリシラの人形
お宿の妖精の織物    魔法学園のスク水    メルルの帽子
魔導飯盒        炎鉱石         溶岩石のアミュレット
妨害魔力波発生装置   ガラスのザリガニ    太陽のメダリオン
属性大全        踊り子の双剣      暗黒優待券
魔王図鑑        サボテンドラゴンの花  冒険者証(ランク1)
氷精の魔導書      精霊のローブ      大魔女帝国渡航権
ブラッドワイン*3               かたたたきけん
マッスルワイン*1               大魔女帝国滞在許可証
吸血鬼殺ワイン*1               風船印のパラシュート
綺麗な砂                    ラティア勲章
魔術書「正負の属性」
吸血鬼の日焼け止め
日蝕の傘
大魔女サイン*1
古代のセラミック
ステライト鉱石
特産スムージーセット

◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[3/5]

◯仲間の目標
・カリス・ノーランドを討つ(ミスティ)

◯経験値
・クロシュ 剣技[05/06] 魔法[05/06] 防御[03/06]
・イリス  杖術[00/04] 魔法[04/16]
・ミスティ 剣技[00/07] 魔法[04/16]
・ローガン 剣技[06/16] 魔法[03/08] 防御[01/08]
・エバンス 剣技[09/16] 魔法[00/08]
……………………………………………………………………………………
□ユーシリア帝都
中央区:王宮、兵舎、大図書館、邸宅街、他
平民区:公園、市場、食事処、酒場、浴場、娼館、冒険者ギルド、他
貧民街:広場、怪しい商店、薄暗い路地裏、魔族連合、他
郊外:農園、果樹園、他
……………………………………………………………………………………
716 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 00:31:54.71 ID:NwQxiQv70
―帝都大図書館 司書室

イリス「パティさん! ありがとうございました!」

 ユーシリア特産スムージーの詰め合わせ「」ポン

パティ「え……。いや、お礼を言うのはこちらの方なのだけれど……」

ミスティ「パティさんがいなければどうにもならなかったのも事実よ。受け取って欲しいわ」

パティ「……わかったわ。ありがたく頂いておく。」



エリオス「もう行ってしまうのだな。国賓としてもっともてなしたかったが、事情が事情ゆえ致し方なし……」

妖精「もてなしはもう十分受け取ってる。忙しくはあったけど、良い滞在になったよ」

エリオス「であればよかった。もし近くを通ることがあれば、是非また立ち寄ってくれ」

妖精「うん、機会があれば」



ロシュ「クロシュちゃん……もう行っちゃうんだね……」

クロシュ「うん……」

ロシュ「……クロシュちゃんが来てくれて……わたし、嬉しかった……。王宮で、一人ぼっちで……あの頃、ちょっとつらかったの……。でも……クロシュちゃんが来て、がんばってるのを見て……わたしもがんばろうって、思えたの……!」

クロシュ「わあ……!」

ロシュ「これからも、がんばってね……! キノコ、あげる……!」

 森スライムキノコ「」ポン!

クロシュ「わあ……! 食べて、いい……?」

ロシュ「うん!」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ


亡霊エドワード『……む? 何っ、もう行ってしまうのか!?』

クロシュ「うん……」

亡霊エドワード『そうか……。がんばりたまえ、ニワトリスライムのクロシュよ!』

クロシュ「う、うん……」

ロシュ「ニワトリスライム……?」



マーズ「魔法騎士団を代表して、改めて礼を言わせて頂こう。緑の国の使節団よ、この度は誠に感謝致す」ザッ ペコッ

ローガン「いえ、こちらこそ。マーズ指揮官と魔法騎士団の力添えあってこその成果です」

ノエル「本当にありがとな! お陰でなんとか国も立て直せそうだ!」

ローガン「うむ……! ノエルも、度々手伝ってくれてありがとう。感謝している」

エルザ「最初にローガン元隊長に会った時はびっくりしましたけど……今となっては判断ミスしてたんですね、私……。大反省中です……。すみませんでした……」

ローガン「あの時は仕方がない。上官の命令は絶対だ。むしろ我々としては見逃してくれて感謝している。ところで竜牙兵との戦いを少し見たが……エルザくん、ものすごく腕を上げたのだな。光を纏った一射、見事だった」

エルザ「えっ、いやあまあ、えへへ……。武器のお陰です、武器の!」

ノエル「エルザのやつ、あの白き女神の弓を継承したんだぜ! エリオス皇帝陛下も赤き勇者の剣を完全に継承して使いこなしたし、こりゃ英雄の時代の再来ってやつなのかもな!」

エリオス「ああ。気が引き締まるな、エルザ」

エルザ「は、はいっ! 引き締まります、エリオス様!」

ローガン「しかし赤き勇者の杖と白き女神の弓の使い手が揃うとなると……蒼き杖の行方が気になりますな」

イリス「蒼き杖……?」

エリオス「赤き剣、白き弓、そして蒼き杖……それがユーシリア建国神話に伝わる三英雄の用いた武器なのだが、蒼き杖だけが行方知れずとなっているのだ」

パティ「二つの武器の継承者が現れたとなれば、もう一つも……と思ってしまうのが人情ね。とはいえ今は手がかりも気配もない。もし現れるとしても、期待せずに待つのが良いわ」

エリオス「うむ、であるな」
717 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 00:32:44.63 ID:NwQxiQv70
エリオス「旅立ちの前に、これを渡しておこう。略式ですまないが、受け取って欲しい」

 ユーシリア王家の紋章「」ポン

妖精「わっ! これって――」

ローガン「王家の紋章……! よろしいのですか……!?」

エリオス「ああ。これがあれば、少なくともこのユーシリア国内において君たちの身分が疑われることはないはずだ。場合によっては国外でも使えるかもしれないし、多少の信頼を得ることも可能だろう」

妖精「ありがとう! 大切に使わせて頂くよ」

エリオス「ああ、有効に活用してくれ」



ルクリリ「……ローガン様。私からはこれを……」スッ

ローガン「む?」

 手編みのオリハル鎖帷子「」ポン!

ローガン「!!?!!?? こ、これは……オリハルコン!?」

ルクリリ「はい。ローガン様の鎖帷子、少々ガタが来ているようでしたので……」

ローガン「いや、ガタが来ているのは確かだが、しかしだからと言ってオリハルコンだと……!?」

ルクリリ「受け取ってください……! 市販品にも引けを取らない……いえ、市販品を超える出来栄えですから!」

ローガン「いや、しかしだな……」

マーズ「……ローガン、受け取ってやれ。旅立つ貴様への、彼女からのささやかな応援だぞ」

ローガン「……そう言われると、受け取らぬわけにもいかなくなりますが……。ルクリリくん、本当に良いのか? 材料費だけでも君の給料数か月分になると思うのだが……」

ルクリリ「ローガン様に、無事でいて欲しいのです。その為なら数か月程度の給料くらい安いものです……!」

ローガン「……わかった。では、ありがたく受け取らせて頂こう」

 手編みのオリハル鎖帷子「」ジャラッ

ルクリリ「ローガン様……どうかご無事で。お帰りを、お待ちしております……!」

ローガン「うむ……」


 ☆エリオス皇帝よりユーシリア王家の紋章を賜りました
 ☆ローガンがルクリリからオリハル鎖帷子を頂き、装備しました

 ◇
718 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 00:33:41.44 ID:NwQxiQv70
―ユーシリア帝都

 ワイワイ ガヤガヤ

ミント「えーもう行っちゃうのー!?」

セイン「ああ。行き先は違うが」

クロシュ「うん……」

ミント「せっかく四天王が決まったのに!!」

フレン「え、そうなの?」

ミント「クロシュちゃんと、妖精と、セインと、フレン!」

フレン「ええっ僕も……!?」

妖精「まあ……私たちは旅の身だからさ……。ミントも、舎弟の君も、元気でね」

ミント「うぐ〜!」

アル「ミント〜、クロシュちゃんたちを困らせるなよ〜」

ミント「わかってるもん! われはおわかれくらいで泣かぬぞ!!」

クロシュ「ミントちゃん……」

ミント「クロシュちゃん……小鬼は永久に不滅ぞ!!!!」

クロシュ「うん……!!」


ヒューベルト「フフ……ミントはきっと強くなりますね」

アル「これ以上強くなられても困るけどなあ……」

 *
719 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 00:38:31.88 ID:NwQxiQv70
―ユーシリア帝都 東門


 風船気球クロシュ「〜〜」モニョモニョ フヨフヨ


ミント「小鬼は――!!! 永久に――!!! 不滅ぞ――――!!!!」ブンブン!! ポロポロ

フレン「ふ、不滅ぞ〜!」

アル「ふ……。がんばんなよ、おっさん」

ロシュ「クロシュちゃん……元気でね……。えっと、たしかこういうとき緑の国では……」モニョモニョ

ヒューベルト「精霊の祝福がありますよう、ですよ」

ロシュ「! ありがと、雷鳥のおじさん……! クロシュちゃんたちに、精霊の祝福がありますよう……!」モニョモニョ

パティ「……頑張りなさい。負けないよう」

フーミン「フフ……期待してるわ、ダークヒーローたち」

マーズ「緑の国の使節団に、光あれ!!」ビシッ
エルザ「光あれ!!」ビシッ
ノエル「光あれ!!!」ビシッ
亡霊エドワード「光あれ!!!!」ビシッ
リュウゼン「光あれ!!!」ビシッ
リチャード「光あれ!!!」ニコニコ
サージェス「光あ……なんでジジイとリチャードがいんだよ!?」
ルクリリ「ひ、ひがり、あれえっ!!!!!」ビシッ ポロポロ

 *

―王宮

エリオス「……そろそろ彼らが発った頃か。見送りに行けないのが口惜しいが……」

パトローラ「お兄様、そろそろ北ユーシリア地域への緊急支援予算審議会です」

エリオス「わかった。向かおう、パティ」スクッ

パトローラ「………前に言われたから、気を遣ってくださっているのですか?」

エリオス「い、いや、そういうわけでは……」

パトローラ「ふふ、冗談です。行きましょお兄様っ」


 ――ユーシリア帝国編 完
720 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 00:39:08.04 ID:NwQxiQv70
ユーシリア帝国編クリアボーナス
↓1
01-60 運命賽
61-90 ↑+蒼き星の杖
91-00 ↑+会心賽
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/17(月) 00:39:38.79 ID:4V84CwXV0
722 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 00:52:18.14 ID:NwQxiQv70
ユーシリア帝国の国宝を勝手に拝借していくことが決まったところで、本日はここまでとなります

ユーシリアでの戦いを終えて、次なる巡礼地へと旅立つクロシュ一行。何が正しくて、何が正しくないのか――あかちゃんスライムは未だ、答えを出せず。しかし問い続けることこそ、生きることの本質やもしれぬ。またしても一つの国を救った幼きスライムは、物思いを中断して新たな旅路へ――

今回はクロシュちゃんたちがお土産を買ったり、悪竜素材で装備を作ってみたり、クロシュさんがいろいろ考えてみたり、クロシュヴィアたちがお喋りをしたり、ユーシリア帝国を旅立ったりしたようでした

それでは本日もありがとうございました。次回は土日ですが、平日中にオノゴロ諸島の登場人物を募集するかもしれません。なお今回人数が多すぎて頭が爆発したので、次回は人数制限を設ける予定です。よろしくお願いいたします
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/17(月) 02:13:15.05 ID:JNOU3wxQo
乙でした
国宝拝借は草だけどだ、大丈夫か…?
クロシュはまた新たな力を手に入れたな! けど瓶クロシュ状態で眠るのはデロデロ状態がスライムとしてはやっぱ楽なんだろうなとみえてかわいい
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/17(月) 07:49:19.19 ID:bItjqgWYo
おつ
どんな救いの形でも誰かに自分を押し付けるとただの迷惑だというのは共通してるね…
前回の募集(20人)と同じ量がまた集まるなら次の章に持ち越してもよさそう
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/17(月) 12:22:06.13 ID:4XpWhczZO

人数制限するなら深夜0時から始めると寝てる人とか平日なら仕事してる人もいるだろうし夕方から始めるとかでもよさそう。
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/17(月) 12:42:41.21 ID:6/aeKhhHO

ミスティの睡眠の質を上げたのは良いことなんだけどよくよく考えると勝手に夢に入って悪夢をもぐもぐ食ってったってことだからちょっと草
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/17(月) 14:16:39.99 ID:rqXoOTkXO

結構キャラの人数が増えているから別の章で登場させてもいいので無理なさらず。後、キャラもそうだけどクロシュ達が持っているアイテムやメゾンドクロシュが増えているからそっちの方も頭爆発しないか心配です。
728 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 20:36:59.83 ID:NwQxiQv70
国宝は本来勝手に拝借して良いものではありませんが、これはクリアボーナスなのでなんと問題ありません。寛大なエリオス皇帝陛下は寛大なので、きっとお許しになられるかと思います
クロシュ氏は瓶がお気に召したようです。スライムがデロデロになっている状態は、人間で言えば力が抜けている状態に近いようです。力を抜いても四方に飛散しないで済む瓶は、スライムにとって実際楽なのだと思われます

他者を救うというのは基本的には褒められた行いなのですが、相手が救いを求めているかどうかは見極める必要があるかもしれません。救われないことが救い、というようなおかしな拗らせ方をした人も時々いるので、気を付けたいところです
案を持ち越しをすることもできなくはないのですが、地域や情勢が変わってしまうと設定の大きな変更が必要になってしまう場合もあり、そうなってしまうとそれは本来のそのキャラクターと言えるのだろうか……という懸念もあったりします。また、募集の度に持ち越しが増えていくという恐ろしい事態になると恐らく>>1が発狂するので、少し慎重に考えたいところであります

人数制限については、先着順というやり方にはしないつもりなので、開始時間と終了時間で困ったことになることはたぶんないかと思います。もちろん>>1が見落としている問題もあるかもしれないので、不備があれば早めに言って頂けると助かります

クロシュ氏はあかちゃんスライムなので、物事を深く考えずに実行してしまうことが時々あります。今回の夢喰いについては、クロシュ自身が自覚的に行ったことかどうかもよくわかりませんが、悪気はなかったと思います。しかし相手によっては、たとえ悪夢であっても勝手に侵入して食べられることに拒否感を覚える人もいるかもしれないので、注意が必要かもしれません。なおミスティさんはたぶん全然気にしないと思います

登場人物は実際とても増えているので、今後は今までのようなペースで登場人物を出していくのはきついかもしれません
アイテムは今のところ大丈夫ですが、どちらかというと行数が増えすぎて1レスに収まらなくなりそうなことの方が心配かもしれません
クロシュ氏の夢の住民については、全員を一度に登場させると実際まあまあ大変です。しかしクロシュ氏の夢が舞台になる頻度自体はそれほど多くなく、必ず全員を描写しなければならないわけでもなく、そして夢の住人たちは既に物語が終わった人たちでもあるので、実はそれほどきつくはなかったりしいます。スライムの心の世界をご覧いただければさいわいに思います。ご心配いただきありがとうございます
729 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/17(月) 20:40:03.09 ID:NwQxiQv70
というわけで、オノゴロ諸島編にて登場する @姫巫女、A現地住民 の募集についての告知です

〈オノゴロ諸島〉
■概要
大陸から東の海域にある島国。代々続く姫巫女の血筋によって統治されている。
大陸とは異なる独自の文化を発展させており、その独特の雰囲気から旅行者の間で密かに人気がある。忍術や妖術といったこの地域特有の魔法(?)もあり、これの習得や研究を目当てに訪れる者もいる。
また、他の地域ではあまり見られない妖怪≠ニいう種族が存在する。
■産業
温泉、忍術、妖術、鉄鋼業(特に刀鍛冶)が盛ん。
刀剣の品質は世界最高水準と言われており、それを求めてここを訪れる剣客も少なくない。
オノゴロ本島の中心に聳える霊峰の麓にはトウゲン温泉と呼ばれる温泉街があり、人気のある観光地の一つとなっている。なお北大陸のトウゲン帝国とは特に関係ない。
■情勢
数ヶ月前から周囲の海流が激しく荒れており、通常の船舶ではオノゴロ付近の海域に入ることも出ることもできない状況となっている。当代の姫巫女と朝廷は原因の調査や対応に尽力しているが、今のところ芳しい成果は挙がっていない。

 *

〈今回の募集キャラクター〉

@当代の姫巫女
 先祖代々オノゴロを統治してきた家系の末裔。現在のオノゴロ諸島を統治する立場にある。

A現地住民
 オノゴロ諸島に住む者。老若男女存在する。
 性別、年齢、種族は多様。戸籍を有す者も有さない者もいる。
 現地住民のほとんどは、農業や商工業で生計を立てている。
 朝廷に使える公家、武家、忍者などもいる。
 朝廷に仕えていない没落貴族、落武者、野良忍者などもいる。
 オノゴロ温泉で働く者もいる。
 妖怪の多くは山奥などに潜むが、人に紛れて暮らす者もいる。
 他にも多種多様な者がオノゴロ諸島で暮らしている。

 *

(@のテンプレート)
【名前】
【種族】人間
【性別】女
【年齢】20歳以下
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】オノゴロ諸島を統治する当代の姫巫女。

(Aのテンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】

 *

〈今回のルール〉

・@は、コンマが最も高い案を1つ採用します

・Aは、個性や役割などを鑑みつつ>>1の独断で何名か採用します。たぶん5名くらいが限界です。また、コンマが最も高いものは必ず採用します

・作中に登場する際、設定等が若干変更される可能性があります。ご了承ください

・1つのIDにつき採用できるのは1つの案までとなります。2つ以上の案を投下する際はご注意ください。また、IDを変えて2つ以上の案を投下するといった行為はお控えください

 *

今週水曜日の 00:00 〜 23:59 を投下期間といたします。投下する案には@〜Aのいずれかの番号をご記載ください
ご質問やご感想などありましたらお気軽にどうぞ
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 00:00:11.88 ID:HyXqvl9Ko
【名前】イクセ・ホシツカサ(オノゴロ諸島伝統表記:星司 幾世)
【種族】人間
【性別】女
【年齢】6
【容姿】常時頭に半透明の狐、腰に半透明の尻尾が付いている黒髪おかっぱの少女。糸目で体格は年齢平均よりとても小柄。サイドに黒ラインの入った緋袴を着ている。
【性格】厭世的で怠惰なのを隠すために愛想よく振舞う事に慣れている。のじゃ口調。振りまく愛嬌に騙されて活発な巫女様だと大多数の民に思われている。
【魔法】魂継承魔法。波長の合う相手であれば自分の魂を分け与えることで記憶や経験を共有できる。
【備考】オノゴロ諸島を統治する当代の姫巫女。姫巫女は寿命が近づくと次の代へ自分の残り魂を全て受け渡し、連綿と記憶・経験を繋ぐ「帰常憑(きつねつき)」という儀式を行ってきた。
通常儀式は十分成長した姫巫女に対して行われるが、イクセの場合は姫巫女候補だった母親の急死、さらに先代姫巫女の病により、とても未熟な状態での継承が行われ、本来の人格が乗っ取られてしまった。性格や口調は魂のものである。
継承されてきた魂達はこの儀式が他者から見た不死を姫巫女の血筋に押し付けているとやるせない思いを抱えていたが、とうとうイクセという個人を完全に消してしまったと絶望するに至る。
経験や知識からオノゴロ諸島周辺の異常の原因や解決方法には当たりが付いているが、当代でこのシステムとそれを守る人々を滅すべく利用しようとしている。自分達の完全なる死という結果となる事は、もちろん承知の上
731 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2025/02/19(水) 00:00:12.60 ID:GW6E+OsI0
それではこれより、本日の 00:00 〜 23:59 を投下期間といたします。投下する案には@〜Aのいずれかの番号をご記載ください

@姫巫女
A現地住民

↓1〜 本日23:59まで
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 00:01:17.07 ID:HyXqvl9Ko
ごめん1です
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 00:17:23.29 ID:qW5XvXeTo
A
【名前】トコヤミ
【種族】土蜘蛛
【性別】女
【年齢】1200
【容姿】8本の足を持つ、さらし美女
【性格】めんどくさがりに見えて結構面倒見が良い。割りと方々の面倒事を抱え込んでしまう苦労人属性。
【魔法】あらゆる物をぐにゃぐにゃに柔らかくする魔法。これでオリハルコンだろうが何だろうが加工できる。
【備考】べらんめえ調で口が悪いが面倒見が良いので地元住民には愛されている。朝廷の大貴族の一人であり、同時にオノゴロ1の鍛冶士でもある。彼女の造った最高大業物のうちの1本は勇者の剣として有名。気に入った奴のためにしか武具を造らない主義。ちなみに料理も上手で旅人に振る舞ったりする。
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2025/02/19(水) 01:34:06.12 ID:/GpRC+4u0
(Aのテンプレート)
【名前】バクハ
【種族】鬼
【性別】男
【年齢】100歳
【容姿】白髪短髪、額に2本の角がある。忍者の服を着ている。腰には2本の忍者刀を装備している。オラオラ口調。
【性格】オラオラ系だが面倒見がよく兄貴肌。影で頑張る努力家。人間(オノゴロ諸島以外)に対して少し嫌い。
【魔法】爆発魔法(ニトログリセリンを操り爆破出来る。)大爆発出来るが本人の努力で被害が出ない程度の小さい爆発も出来る。
【備考】オノゴロ諸島の姫巫女を守る忍者。昔王国で冒険者になること夢見て行くが"鬼"という事で迫害や殺されそうになってしまったり王国だけではなく他の国、街でも石を投げられ追い出されい為、人間が嫌いになった。そんな中唯一オノゴロ諸島住民や姫巫女は自分の事を受け入れてくれ為、オノゴロ諸島の人達は嫌いになっていない。姫巫女の恩もあるので自ら志願して側にいる。面倒見がいいので小さい子供や妖怪達に人気。忍術も得意で分身や忍ぶ事も出来る。さらに自身の爆発魔法も合わせた忍術可能。戦闘時は忍術だけではなく忍者刀の2刀流で戦うが忍者刀にニトログリセリンを塗ってある特殊な刀で触れたら切ると同時に爆発する仕組みになっている。忍者刀は名刀で爆発しても壊れる事はない。
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 06:24:46.67 ID:CBFknupGO
【名前】サララ・ココロイシ
【種族】人と妖怪(一つ目小僧)のハーフ
【性別】女
【年齢】12歳
【容姿】水色ショートヘアで単眼。
【性格】真面目だが臆病な性格。
【魔法】水属性魔法が得意で魔法アイテム作成に長ける。
【備考】メルルの妹で道具屋の娘。自由を求め家を出た姉の事は呆れつつも心配している。
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 06:26:49.24 ID:CBFknupGO
>>735
Aです
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 08:10:26.13 ID:RVBzkrEeo
【名前】リュウトウ (明石 竜灯)
【種族】人間 【性別】女性 【年齢】14
【容姿】ロングストレートの黒髪と黒い瞳を持つ、眼光鋭いスレンダー少女。常に藍色の袴と軽鎧を着込み、帯刀している。戦闘時は髪を一纏めにする。身長156cm。
【性格】属性は中立・善。冷静沈着で寡黙でやや堅物。淡々と勤めを果たす仕事人間。他人に厳しいが自分にはその3倍厳しい生真面目な秀才。相手を理解する為に刀で打ち合おうとするなど、少々感覚的で脳筋な一面もある。
【魔法】空間跳躍の魔法を扱う。射程は目が届く範囲、対象は自分のみ、連続使用はその度に負荷が増す。主に剣技に付随して使われ、得意技は刀身のみを跳躍させる、距離も場所も問わない居合術"無元斬り"。
【備考】朝廷に仕える武家"明石家"現当主の長女で、国に仇なす怪異を討ち取る"怪異殺し"。姫巫女を護衛する近衛兵の内の1人。
物心付く前から武芸百般を学び、一切の遊び無く鍛錬を続けている。弱冠12歳で朝廷より、日中は姫巫女の近衛、夜は街の警邏と悪しき怪異を討つ御役目を授かる。殺生は苦手だが、それが仕事ならと割り切って勤めている。一方、若年でありながら加減せず活躍しているなどの妬み嫉みで、一部の者達には良く思われていない。
愛刀は刃渡り75cmの黒い打刀。弛まぬ努力と研鑽の結果、力・技・速の全てを兼ね備え、単体比較なら国内最強と評される。既に師匠超えを果たす程に個は極まっている反面、連携を取れる者は少なく、将としての能力もまだ低い。
自分が周りとは違う事を理解しているので、自らを護国の刀と規定している。民の暮らしを守る為に戦うが、決してその輪に入ろうとはしない。
好き:武芸の鍛錬、守る事、白米と焼き魚と味噌汁
苦手:コミュニケーション、奪う事、辛い食べ物
夢:「必要ありません」(噂に聞く曾祖叔父と語り(打ち)合う事)
大嫌い:自らの快楽の為に他者を踏み躙る輩、弱い自分
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 08:12:48.48 ID:JspWG/t90
A
【名前】フミト・カラスマ
【種族】烏天狗
【性別】男
【年齢】見た目は20代半ばほど。実際は遥かに長い年月を生きている
【容姿】黒髪長髪で修験者のような恰好をした男性。烏天狗といっても黒い翼が生えている以外は人間とそう変わらない
また愛用の筆と和柄の手帳を常に持ち歩いている
【性格】飄々としており、風流さを重んじている。また時折俳句のような五七五のリズムで話す癖がある
【魔法】文筆魔法。魔翌力を込めて書いた文章を実体化させることが出来る
例えば「炎が出る」と書けば実際に炎が出てくるのだがそれだけでは大した効果にならず、「灼熱の業火が相手を焼き尽くす」等のように状況を詳細に書くほど
その効果は跳ね上がる。しかしその分、手間や魔翌力消費量も跳ね上がるのが難点である
【備考】姫巫女に仕える烏天狗。豊富な知識を持っており、その才を買われて歴代の姫巫女の教育係を現在まで務めて来た
ちなみに普段は作家としても活動しているのだが、現在は書きたい物をあらかた書ききってしまったのかスランプ気味
以前世界を舞台にした大冒険記を書こうと思い立ち、その取材も兼ねて一度世界を旅してみたいと思った事があるのだが、現在のオノゴロ諸島の状況を鑑みて言
いだせずにいる
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 08:13:51.37 ID:RVBzkrEeo
>>737
記入漏れました A現地住民 でお願いします…
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/02/19(水) 13:20:23.13 ID:mmyXNofVO
A
【名前】ハツヒ
【種族】九尾の狐
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】9本のモフモフを持った和服美人
【性格】適当、思いたったが吉日の行動派、個人主義者
【魔法】どこにでも存在できる魔法
外的影響や環境変化の影響を一切受けずに生命を維持することができる。星が滅びた後でも生きていけると豪語する。
【備考】オノゴロ一番の自由人。妖怪らしく山奥に潜むなんてことはせず、行きたい場所やりたいことを思うがままに行動するタイプ。好奇心が強く新しいもの好きなため、最近外国で開発された原付を購入して乗り回してる。魔法と合わさりマグマの上でも荒れた海の上でも呪いひしめく場所でも原付でスイスイ移動する。
基本的に集団生活に向いていない勝手気儘な性格なので、真の正しい世界思想をまったく理解できない。だって他人とずっと一緒って嫌。
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2025/02/19(水) 15:11:58.51 ID:yBWDNTd6o
A(現地住民)
【名前】イヨ・ツクヨミ(月読 壱与)
【種族】人間
【性別】女
【年齢】18
【容姿】カラスの羽を思わせる(オノゴロでは「カラスの羽のよう」は最上級の褒め言葉だ)長い黒髪に血のような紅い瞳の和服美女
一応成人だが背は幼女のように小さく(130cm代)彼女の正体を知らない人によく子供扱いされることがややコンプレックス
【性格】おしとやかな箱入りお嬢様。やや世間知らずなところはあるが貴族にありがちな高慢さはなく、己が間違っていたと理解すればそれを素直に認めて謝罪できる奥ゆかしさを持つ
【魔法】呪文を書いた紙「オフダ(札)」に魔力を込め、様々に用いる魔法。オノゴロでは「符術」と呼ばれる
敵に向けて飛ばし爆破して攻撃する、飛ばした札と「視界」を共有する、空中に固定して足場として使うなど様々な利用方法がある
【備考】朝廷に代々使える呪術師の家系、その次期当主最有力候補
ツクヨミ家は当主が亡くなった際その子のうち最も魔力が高い者が次の当主となるしきたりで
今のところ現当主である父親はピンピンしており他のきょうだい達との関係も良好だが
他のきょうだいを擁立する者から密かに嫌がらせを受けるなどしており、どうしたものか頭を悩ませている
生まれてから一度も島の外に出たことがなく、外国の文化に密かに興味津々
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