他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【安価コンマ】オリウマ娘と共に season2
Check
Tweet
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/17(日) 23:35:32.11 ID:YxvLrxaFo
ムラクモウカミナセ(叢雲浮花水瀬)
月に叢雲から風流っぽいもので連想
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/18(月) 01:13:36.60 ID:uO3hAx6QO
サンライトライト
135 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/22(金) 00:25:36.17 ID:8pwELzu40
ユメノツキ「ごくごく普通の一般家庭ですよ、ボクも――オウカさんも」
『へえ、そうなんだな』
ユメノツキ「普通のサラリーマンに、普通の専業主婦。まあ、特に不自由したことがないのでそういう点では……感謝してますけど」
ま、三冠ウマ娘のボクという子供に対してそれくらい当然だとも思いますけどね。と、付け加えたようにそう喋るユメノツキ。
……なんだか少し嬉しそうに見えた。
ユメノツキ「ゴツい体の父と小さい体の母で、母はよくお菓子を作ってくれました。クッキーとかプリンとか……ケーキとかも作ることがありましたね?」
『お菓子作りか、じゃあもしかしてキミも作ったりするのか?』
ユメノツキ「三冠ウマ娘が手ずからお菓子作りなんてすると思いますか?ボクは食べる専門ですよ。父も食べる専門でしたので二人して母の作ったお菓子をよく食べてました」
『ああ……』
この子父親似か……まあ、ユメノツキがお菓子作りとかしてるイメージ湧かないもんな。
ユメノツキ「……もしかして今ボクのことバカにしませんでしたか?」
『……いや?キミは母親似なんだなぁと思って』
ユメノツキ「……!そ、そうですか。ええ、ええまあボクはウマ娘ですからね。それに父はよく食べ過ぎで増えた体重を気にして運動をするような情けない父ですから。ボクはそんなことありませんし?それに体も全然……」
すると、ペラペラとユメノツキは自分の両親の話を語り始めた。
母のクッキーを美味しいと言ったらそのクッキーばかり作るようになったとか、父とスイーツショップの食べ放題に行ったとか、野菜をそっと父の皿に置いたらバレて理不尽に怒られたとか……食べ物の話ばかりだった。
けど、まあ……。
『……仲の良い家族なんだな』
彼女が嬉しそうに喋っている姿は、なんだかとても安心できて良かったな。うん。
ユメノツキ「――普通ですよ、普通。これくらい」
136 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/22(金) 00:26:43.34 ID:8pwELzu40
――キリシロユメノツキのメイクデビューまで残り数週間。最後の追い込みということで、色々とトレーニングをしているが……。
ユメノツキ「このトレーニングは飽きました、別のをお願いします」
ユメノツキ「……疲れました。もう今日は終わりにしましょうトレーナー?え、三冠ウマ娘に指図できる立場ですか……?」
『…………』
……このウマ娘、自分勝手でとにかくこちらの言うことを聞いてくれない。他の同期のウマ娘と比べてもそのトレーニング量はかなり少ないものだ――というのに。
ユメノツキ「――――よっ、と」
その走りは圧倒的だった。まるでちょっとスキップをするみたいな表情で、一気に加速して突き飛ばす。
……いやいやいけない。弱気になるな。彼女はもっともっと強くなるんだ、彼女にとっては――三冠すらも通過点。
目指す目標はただ一つ、凱旋門賞だ。
『少ないトレーニング量で、より効果的に……』
また、彼女はだいぶ才能頼りの走りをしている――つまり。そこを理論的に、かつ短時間で覚えさせてやればいいんだ。
彼女の体に、嫌がるなんて思わせないように、じっくりと体に浸み込ませる。
『……はぁ』
あれだ、野菜嫌いの子供に野菜を食べさせるために、ハンバーグとかに小さく切り刻んだ野菜を入れるみたいな……我ながら見事な例えだと思う。
ユメノツキ「トレーナー。ボクのトレーニング中によそ見とはいい御身分ですね?」
『ん、いや……悪い。気を付けるよ』
ユメノツキ「はあ、気を付けてください?三冠ウマ娘のトレーナーなんですから、一応それっぽくしておいてもらわないと」
……それっぽくってなんだ、それっぽくって。
137 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/22(金) 00:39:32.63 ID:8pwELzu40
自由イベント:安価直下
★
お久しぶりの更新です、これだけですがおやすみなさい。
お姉ちゃん名前案は
>>132
を採用させていただきました。ありがとうございます!
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/22(金) 07:31:58.91 ID:11xpwszZo
アオゾラちゃんとライバルちっくなお話…いやそもそも微妙に会話噛み合って無いのかこれ…?的な
おつおつ
普通を強調するなんかあるのかと思ってしまうマーン
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/22(金) 14:54:58.00 ID:AHRJYVLHO
子供扱い草
いや子供だけどね
140 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:12:43.43 ID:xLVWYSA+0
アオゾラ「――すみません、もしかしてユメノツキさん。ですか?」
ユメノツキ「……そうですけど、なにか?」
大変なトレーニングを終えて寮に帰ろうとする途中、いきなり知らない誰かが話しかけてきました。
なんだか平坦な喋り方をする、やる気のなさそうな彼女。透き通るような空色が幾つも重なったような綺麗な蒼髪の……まあ、ボクの髪も綺麗ですけど。
アオゾラ「私、アオゾラノキセキと言います。貴女と同じで三冠路線を進む予定のウマ娘です、よろしくお願いします」
ユメノツキ「は、はあ。どうも」
ペコり、と頭を下げて挨拶をされるので。思わず僕も軽く頭を下げて挨拶をしてしまいました。
……で、なんでしょうかこの人。いきなり自己紹介なんてして?ボク以外の同期って大体パっとしないので印象に残ってないんですよね……ボクの次くらいに有名な人とか?
アオゾラ「貴女の模擬レース見ました。レースの中団で脚を溜めて、ばーんと加速してどーんと行って、一気にぐんぐーんとゴール……完成されたレースだと、思いました」
ユメノツキ「……ふふん。三冠ウマ娘のボクの走りなんですから当然です。で、ボクを褒めてくれたからと言って、何が出来るわけでもありませんよ?」
……あ!もしかしてボクのファンなんでしょうか?三冠ウマ娘には熱狂的なファンが付き物ですし、彼女も同期でありながらボクの走りに夢中になってしまった、罪深いウマ娘……ふふっ、そう思うと納得です。
三冠路線もボクの走りを間近で見たいとかそんなところですかね?サインとかしたほうが良いんでしょうか?
141 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:15:14.44 ID:xLVWYSA+0
アオゾラ「――私が住んでいた島では、ウマ娘なんて全然いませんでしたから。ですからトレセン学園の同期として走る貴女を見て……ビリビリと痺れました」
ユメノツキ「はいはい!そうでしょうそうでしょう!」
アオゾラ「ですから――これからもずっと走り続けてください。必ず私とユメノツキさんは戦うことになりますから、その時まで……」
――ふふっ、ふふふっ!なんて嬉しいことを言ってくれるんでしょうかこの人……いえ、えーっと。アオゾラさんでしたっけ?
ただ練習で走るボクではなく、ちゃんとした舞台でのボクを見たいと……!最近、ボクのことをバカにしたような人しかいませんでしたから、ちゃんとボクのことを分かってくれる人は久しぶりです……!
三冠ウマ娘として、ボクはアオゾラさんの気持ちを受け止めなくてはなりませんね……!
ユメノツキ「ええ、ボクは三冠ウマ娘。ですからぜひ見ていてくださいアオゾラさん。貴女の願うボクの雄姿、貴女が望んだボクの勝利を――ぜひ届けます」
アオゾラ「……それはつまり、走ってくれる。ということですか?」
ユメノツキ「勿論です、まずはメイクデビューでちゃちゃっとこなしますので……アオゾラさんもしっかりと付いてきてくださいね?」
ボクはまあ問題ないとして、貴女がレースに出てくれないとそもそもボクの雄姿を見られませんからね。まあ、こう宣言してくれるというのなら、そこは大丈夫だと思いたいですけどね?。
アオゾラ「……ありがとうございます。言っておきますが、負けません、私は」
そりゃ負けたら同じレースに出れない可能性もありますからね!ふふっ、いやぁ今日はいい日でした……あ、どうせならLANEの交換を……。
142 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:16:35.14 ID:xLVWYSA+0
――――――――――――――――
――――――――
――――
――
後日。トレーナーにお願いして、アオゾラさんの走りを見せてもらいました。あんなに熱心なボクのファンなんですから、一度くらい走りを見ておいても良いと思いましたので。
『アオゾラノキセキの走りは、逃げは逃げでも大逃げに分類される。彼女の性格か、それとも生まれ育った環境によるものかは分からないが……駆け引きなんてしないように先頭に立ち、そのスタミナで押し切るように逃げるウマ娘だ」
ははあ、なんだか目立つ走りをするウマ娘ですね。こんな走りだとボクの姿なんて見れないんじゃないですか?
……あれですかね、一気にボクが先頭に立った瞬間。追い越されたときの姿を見たいとか、そういうフェチズムっていうんですかね?
『……いやあ、にしてユメノツキが他のウマ娘の走りを見たいだなんて驚いたな。キミはこういうの興味ないと思ってたよ』
ユメノツキ「まあ、ボクの大事なファンですからね。三冠ウマ娘としてはファンを大事にしたいんですよ」
……にしても。あれですね。
……ゆっさゆっさ揺れてますね。初めて会った時も思いましたけど……はあ、なんですかこのおっぱい。
ユメノツキ「……」
いえ、別に気にしてませんけど?というか、あんなに大きいと走るのに邪魔になりますし……はぁ、彼女も残念ですね。あんなでかいだけの駄肉をもって生まれてしまって。
…………。
ユメノツキ「足元とか見えないんでしょうね?転ぶのとかは勘弁してほしいですけど」
『は?』
……別にムカついてなんていません。ファンならファンらしい控えめな体をしていて欲しいとか、思ってません。
思ってませんけど???
143 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:57:36.89 ID:xLVWYSA+0
ユメノツキ「ふぁぁ、ねむ……」
『……』
メイクデビュー当日。【貴方】の担当ウマ娘であるキリシロユメノツキの初戦。三冠ウマ娘を自称しているからと言っても、緊張はしているだろうと考えていたが――そんなことは全くなさそうだった。
まるで私室にいるみたいにリラックスをして、あくびをしている彼女の姿が見える。
ユメノツキ「……あ、いたんですねトレーナー?ボクのトレーナーなんですから、もっと存在感を出してくれないと」
『いやトレセンからここまでずっと一緒だっただろ……』
ユメノツキ「そうでしたっけ?まあいいんですよそんなことは」
――今日はボクというウマ娘が三冠であると証明する第一歩、世間にボクの存在を知らしめる一日です。
勝利は当たり前、どれだけ圧倒的な勝利をするかが――大事になってきます。
『……なるほどな』
まあ言いたいことは分かる、最初に観客にアピールをする。キリシロユメノツキというウマ娘がいるぞとその走りをもってアピールする。それが彼女の目的なんだ。
ユメノツキ「ま、ボクの走りを見れば一発ですけど――はあ、では行ってきます。トレーナーもレース後のインタビューでどれだけボクのアピールができるか考えておいてくださいね」
そう言い残して、彼女はすたすたと控室を出て行こうとする――のを、呼び止める。
『ユメノツキ!』
ユメノツキ「……なんですか。ボクのレース前の時間を奪うほどの内容ですか?」
『……頑張って来いよ!キミの伝説の第一歩だ!観客に知らしめてやれ!』
ユメノツキ「――当たり前のこと言わないでください。後でスイーツ奢ってください」
――――キリシロユメノツキの三冠伝説。そして凱旋門賞への第一歩――その覇道が今始まる。
144 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 19:58:28.23 ID:xLVWYSA+0
メイクデビュー!結果は?:コンマ直下
1-4 圧倒的一着!
5-7 一着!
8-9 あっ
0 おおっと
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 20:23:27.24 ID:vnVKlWeao
はい
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 20:32:12.74 ID:igHU6jYwO
幸先良し!
147 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 22:18:46.16 ID:xLVWYSA+0
キリシロユメノツキのメイクデビュー。それはあまりにも他のウマ娘との差が浮き彫りになるレースであった。
"――キリシロユメノツキ三番手に上がり、一気に前に迫る!その後ろに5番○○と7番○○も続く!"
"最終直線!キリシロユメノツキどんどん加速して先頭へと躍り出る!2番手○○との差が広がっていく!"
――最終コーナーで外を回り、前を走るウマ娘全てを薙ぎ払う。
先行ウマ娘のお手本のようなその走り、改めて分かってしまう――キリシロユメノツキの走りは、この世代においては圧倒的ということを。
"余裕の走り!キリシロユメノツキ見事一着快勝のゴールイン!2着に○○、そしてその後ろから○○が――"
ユメノツキ「…………ふぅ」
観客席から大きな歓声が上がる、自分がトレーナーになる前から彼女は圧倒的実力で負けなしだった――という噂で集まった人たちからの声である。
――メイクデビューからこの圧勝、これは今後のユメノツキへの注目度が跳ね上がるだろう。
『……変な問題を起こさないといいが』
まあ、きっと大丈夫だろう……きっと。
148 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 22:26:39.94 ID:xLVWYSA+0
地下バ道。
ユメノツキ「……何でここにいるんですか?」
『お疲れ様、控室で待っていようと思っていたんだが……思わず来てしまったんだ』
ユメノツキ「へぇ、良い心がけですね?とりあえずタオルください」
準備していたタオルを奪われ、ユメノツキは軽く汗を拭う。
『……良い走りだった。やはり君の走りは同世代と比べても突出しているな』
ユメノツキ「あたりまえでしょう?三冠ウマ娘なんですよボクは?このまま最速で三冠を獲って、そのまま凱旋門です」
『……とりあえず直ぐにウイニングライブだな。ダンスの方は……』
ユメノツキ「問題ありませんけど?歌って踊るくらい、余裕です」
――そう、レーストレーニングは行っていたが。ウイニングライブの方はあまり練習ができなかった。
ユメノツキ自身が問題ない問題ないと言っていたからこちらが折れる形になってしまったが……少し不安だ。
『あまりにもひどかったら怒られるの自分だからな、頑張ってくれよ』
ユメノツキ「は?上手すぎてそっち方向へのスカウトが来ちゃいますけど?トレーナーならそういう心配だけしてください」
『なんだその心配は』
まあ見ていてください、ボクのライブでキュンキュンさせてあげちゃいますよ?
149 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 22:29:01.07 ID:xLVWYSA+0
――ウイニングライブ!
キリシロユメノツキの実力は:コンマ直下
高いほど凄い!三冠ウマ娘!低いほどバカー!!!
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 22:34:01.59 ID:GhKArDRSo
さてどうだ
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 22:54:00.75 ID:vnVKlWeao
走るのだけじゃねーか!とならなくてヨシ!
152 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/24(日) 23:19:42.36 ID:xLVWYSA+o
スマホからです
今日はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。
ダンス普通に出来ててよかった……次、次走決めといくつかイベントやってですね……あと余裕あったら新しいウマ娘募集もしたいです、三冠路線なので3人欲しいですもんね。
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 23:56:19.19 ID:vnVKlWeao
おつー
3冠ローテとすると次の次くらいはもうホープフルになるんかな
それか皐月賞のトライアルか
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/25(月) 01:47:55.65 ID:fOtr6yi2O
乙
2歳G1とか取ったら調子乗ってブクブク太りそう()
だけどゆるゆるローテもそれはそれで油断慢心しそう()
東京スポーツ杯→弥生賞→皐月賞とかどうだろう
三冠路線の3人目はどんな娘になるかはたして
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/25(月) 23:41:43.95 ID:teuKEDQyo
>>140-141
改めてここアオゾラちゃんの方は大分バチバチってない?
なおユメちゃんの方は
156 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/26(火) 20:40:31.47 ID:1h2PFo3j0
ユメノツキ初のウイニングライブは無事成功に終わった。ライブ中に何かしでかすんじゃないかとハラハラしていたが、その心配は無用だった。
……しかし驚いた、あまり練習には時間を割けなかったというのにあの出来は……レースといい、運動神経が良いんだろうか。
ユメノツキ「ちょっとトレーナー。何ぼーっとしてるんですか?」
『えっ?あ、ああ……ちょっとな』
ユメノツキ「……もしかしてあれですか?センターで歌って踊るボクの姿にキュンキュンきちゃいました?」
三冠ウマ娘としてあれくらい当然なんですけどねぇ、ボクの実力が恐ろしいです。と自慢げにアピールしてくる彼女。
……キュンキュン、そんな擬音久しぶりに聞いたけど、まあ。
『……そうだな、キミがあんなふうにできるとか思ってなかったからな。うん、キュンキュンしたかもな』
ちょっと言い過ぎたかもな、と思って彼女の方を見るとなんだか表情がみるみると変わっていって……なんともまあ誇らしげになって。
ユメノツキ「とーぜんでしょうトレーナー!ふふふっ、まあボクは何かが違えばトップアイドルになっていたウマ娘ですからね?まあボクのトレーナーとしてそういうボクの一面もしっかりと把握して当然ですね?!」
……滅茶苦茶調子に乗ってしまったな。どうするんだこれ。
ユメノツキ「これはご褒美が必要ですね?さあ、早く行きましょう、実はこの近くに有名なケーキ屋さんが――」
何はともあれ、ユメノツキのメイクデビューは――大成功に終わったと言って良いだろう!
自分の初の担当ウマ娘――慢心せず、油断せず、怪我無く無事に走らせてそれで――全部全部手に入れてしまおう。
――三冠も、凱旋門も。
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/26(火) 21:22:03.57 ID:SD8z3mUBo
ちゃんと手綱握っとかないと大変だぞトレーナー
158 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/26(火) 22:04:10.95 ID:1h2PFo3j0
"――――ゴール!メイクデビューからド派手な勝利を決めました!9番アオゾラノキセキ!"
後日、なぜだかユメノツキが気にしているアオゾラノキセキのメイクデビューを見ることにした。
セイレンススズカやツインターボ、タップダンスシチーのような大きく大きく他のウマ娘を引き離す逃げ。こんな走りをメイクデビューの段階からするウマ娘など、もしかしたら彼女が初めてなのかもしれない。
ユメノツキ「うんうん、アオゾラさんもちゃんと勝ってますね……」
『ずっと前から思ってたけどその謎の目線はなんなんだ?』
後方腕組みオタク……じゃないが、なんだかライバルとかそういう目線からの言葉ではないな?
ユメノツキ「アオゾラさんはボクの大々ファンですからね?トレーナーもしっかり把握しておいてください、そんな大事なファンのレースなんですから見るに決まってるでしょう?」
『…………そうだな』
まあ、理由はともあれ同期のライバル候補の走りを見るのは良いことだ。それに、変に訂正しようとしても余計こじれてしまいそうだし……。
ユメノツキ「彼女はボクの威風堂々たる走りを間近で見たいと言っていましたからね……ふふ」
『本当に彼女がそう言ったのか???』
……絶対脚色されてる。いつだか滅茶苦茶怒られるだろうなぁユメちゃん。
159 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/26(火) 22:15:39.29 ID:1h2PFo3j0
『――で、だ。ユメノツキの今後のレースに関しての話だ』
ユメノツキ「……?トレーナーもしかして最初に話したことすら覚えていないんですか?三冠とって凱旋門以外にレースとか――ちょっと!なんでボクのにんじんプリン取るんですか!」
このウマ娘と過ごしていて分かったことがある――それは多少は厳しくしても良いということだ。このユメちゃん、甘やかされて過ごしてきたせいかだいぶ自分に甘いし態度もちょっと良くない。
『話をちゃんと聞いたら返してやるから、一旦間食は止めてくれ。三冠路線は確定として……その間に走るレースのことだよ、ユメちゃん』
ユメノツキ「……つまり次走るのは皐月賞ということでしょう?あとユメちゃんって言わないで下さい、怒りますよ?」
このウマ娘本気で言ってるのか?ああもう、なんでそんな純粋な綺麗な瞳を……!
『……確かに皐月賞は走る、でもそれは次走じゃない。この時期から来年の皐月賞まで走らないなんてローテ、流石に無理だ』
――皐月賞までに出来れば二回……いや三回くらいは走りたい。オープンでも重賞でも……それに年内の重賞と言えば。
『……十二月のホープフルステークス』
三冠路線を走るウマ娘が最初に走る可能性がある"G1"。彼女の走りを考えれば、これに出走するのも間違いでは、ない。
『しかし次走がG1は流石に……だからキミの適正にあったレース中距離か長距離のレースに出走しようと思うんだが……』
ユメノツキ「……はあ、そうですか?」
『……事前に実力を見せておけば沢山ファンもできるし、SNSで噂されるし、三冠ウマ娘らしい扱いをされるぞ』
ユメノツキ「は〜〜〜?ちょっとトレーナー!どうしてそんな大事な話をしないんですか!ほら、早く次走の候補出してください!三冠ウマ娘のトレーナーらしい素早い仕事を見せて下さい!」
『……』
ユメちゃん……。
160 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/26(火) 22:33:39.23 ID:1h2PFo3j0
『OP芙蓉ステークス、G3京都ジュニアステークス……か、東京スポーツ杯か』
最後の東京スポーツ杯に関してはマイル距離だが……いかんせん、ジュニア期は中距離以上のレースが少ない。それにユメノツキならマイルレースでも十分走ることは出来るはずだ。
ユメノツキ「ぶっちゃけ、あんまりレース場ごとの違いとか分かんないんですよねボク。レースも……ちゃんと見てたのはオウカさんのしかないですし」
『……これから覚えて行けばいいさ、うん。それに今言ったのは自分が勝手に選んだ奴だからな、キミがこれだ!と思うものがあるならそれを選んでもらって構わない』
――三冠ウマ娘に相応しいレースがあるなら、自分はそれに従うまでだよ。そう言ってやると、彼女は何ともまあわかりやすく目を輝かせて。
ユメノツキ「ふふ、だいぶわかってるじゃないですか?ええ、それでいいんですよそれで……ふむふむ」
……では、次のレースはどうなるか……。
次走は――:安価下2までで一番コンマが大きいものを。
1 OP:芙蓉ステークス
2 G3:京都ジュニアステークス
3 G3:東京スポーツ杯
4 自由安価(ジュニア期で走れるレースならなんでも)
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/26(火) 23:38:26.97 ID:SD8z3mUBo
1
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/26(火) 23:41:31.90 ID:QzYw0MPzO
2
163 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/27(水) 00:27:33.43 ID:ZP+4CS3y0
今日はこれで終わりです。ありがとうございました。
次走芙蓉ステークスです。頑張っていきましょう。
ローテとかあんまり詳しく分からないので、選ぶレース結構適当だったりします。なので具体的なレース名とか出してくれると選択肢に出やすかったりします。
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/27(水) 01:24:18.31 ID:wGn/++YDo
おつー
賞金的にも皐月賞直接は無理よユメちゃん…
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/28(木) 21:20:38.64 ID:OBhS0vKSo
お疲れ様です。スマホからです。
申し訳ありませんが更新時間が空いてしまいそうなので、ウマ娘募集させていただきます。ユメちゃん同期3人目ですね。
とくに期限は設けていませんが日曜日までには締め切ろうと考えています。キャラシートなども以前の物を使用してください。追加で色々項目を増やすのも大丈夫です。
また場合により追加で4人目以降の採用をするかもしれませんが、今回でウマ娘募集は最後にするつもりでいます。1人何キャラでも投稿して構いませんので、すみませんがよろしくお願いいたします。
166 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/11/28(木) 21:22:29.73 ID:OBhS0vKSo
トリップ抜けてました。上げてもいませんでした。
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/29(金) 01:01:15.71 ID:UX7w1KNbo
名前 エクラドゥソレイユ
(仏語で太陽の輝きの意)
性格 物静かで落ち着いている時は大人しい印象を受けるが、かなり気分屋で感情が昂ぶると饒舌になる
口調 日本語をほぼネイティブに使いこなす。少しだけ外語訛りがでることがある
見た目金髪で跳ねっ返りの多いくせっ毛ロング 。大きめバスト。丸眼鏡をしている
趣味 日本のアニメ好き。いわゆる2次ヲタ
一人称 ワタシ
レースにかける思いとか夢 この世代の3冠に対する思いの軽さ(本人の受取り)にカルチャーショックを受け、3冠に挑戦することの意義を感じて欲しいがため、壁となるために燃えている
その他 生まれは凱旋門の国。育ちは日本。オウカさんのファン。年明けまで未勝利戦でもがいていた
使いにくい所は削って貰って大丈夫です
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/30(土) 00:31:07.30 ID:Cw44mbrLO
名前:ブラックペタルデス
容姿:セミロングのストレートヘアーに銀のメッシュ的な感じの流星が入ってる。身長は平均的だが出るところはしっかり主張してるメリハリある体
性格:真面目で世話焼き。頼られるのが好きで口では文句を言いつつ手伝ってくれる
脚質:差し
3冠への思い:自分のお世話になった人への恩返し
備考:しょうがないですね…が口癖。小さい頃はもっとヤンチャだった
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/30(土) 21:50:09.94 ID:kAg5LqPX0
【名前】ダイムストレイダー
【見た目】ツンツン赤髪ショートでウマ耳にバチバチピアス。身長が有り顔立ちもボーイッシュなので、胸部装甲(とウマ耳)がなかったら男と言われても通る
【一人称】オレ
【性格】皮肉屋。態度は悪いが常識人なので動揺するといい子になる
【口調】けだるげに話す
【脚質】自在
【走る理由】お家の指示で3冠路線に行けと言われて(初期)
【他設定】(生まれた名家の中では)才能が低いのを感じ取っており、クラシックが終わったら自主退学からの出奔を計画している。だがその先にやりたい事など考えていない
170 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/12/01(日) 13:04:39.91 ID:taPldVwhO
お疲れ様です。
本日キャラ募集締切です。まだ何かキャラある人がいましたらよろしくお願いいたします。
171 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/12/06(金) 01:07:42.91 ID:vimqimXoo
お疲れ様です。お久しぶりです。
すみません顔をみせられませんでした。もう暫くは更新出来なさそうなので、お待ちいただけると幸いです……。
またキャラ募集ありがとうございました!
ユメちゃんにお友達が出きると良いなぁの気持ちでいっぱいです。はい。
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/06(金) 12:15:20.59 ID:wNx1Sxyzo
報告ありがとう
もう年の瀬、リアル大事に
ユメちゃんは友達居なくても本人気にしなさそう、仮定の話ですけどね
173 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2024/12/19(木) 00:14:26.73 ID:CQ6qN7u90
お疲れ様です。とてもお久しぶりです。
そろそろ更新できそうです。よろしくお願いいたします。
ユメちゃんはまあ友達がいないとかあんま気にしなさそうですね……多分ずっと一人でスイーツ店ハシゴしてる。
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/19(木) 07:24:13.51 ID:vUKKm7aYo
了解〜
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/31(火) 16:08:32.03 ID:hbSFO6xZo
時間できたらで良いから更新よろ
良いお年を
176 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/01(水) 01:36:02.21 ID:ZaG5VdLGo
あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします
仕事がとても忙しかったのとインフルこじらせで何にもできてませんでした。
できそうになったた更新していこうと思います、!
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/01(水) 03:08:20.38 ID:czq+alito
あけましておめでとうございます
今年もよろしくおねがいします
無理せずご自愛ください
ユメちゃん、年の瀬正月好きそう(食)
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/01(水) 08:31:43.06 ID:uSX6Pv+5O
あけおめー
体調万全で更新するんじゃよ…
179 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/05(日) 23:35:10.52 ID:AXDxQGJr0
『芙蓉ステークスに行こうか』
時期としても適性にしてもおそらくこのレースがユメノツキに合っているだろう。このレースを切っ掛けに今後出走するレースを考えていければいいな。
ユメノツキ「ではそのレースで。じゃあ早くにんじんプリン返してください」
……この子は本当に自分が出走するレースということを分かっているのだろうか。
ユメノツキ「……なんですかその顔は?分かっていますよ、ボクがその芙蓉ステークスをぶっちぎりで勝てば三冠ウマ娘としてファンが爆増知るんですよね?」
『……まあ間違っちゃいないな』
きっとファンからプレゼントとかいっぱい貰えるぞ、そう言ってやると分かりやすいくらいにやる気を出したみたいで、ぱぁっと満面の笑みを浮かべた。
……どんな形でもやる気を出してくれるのは良いことだな、うん。
『ほら、プリン』
ユメノツキ「まったく、三冠ウマ娘のトレーナーがこんなバカげたことをして……情けないとは思わないんですか?」
自分にくどくど文句を言いながらプリンをあむあむと食べ始めるユメノツキ。
ユメノツキ「人のプリンを取り上げてしか話を聞かせられない、トレーナーというなら担当ウマ娘をその気にさせる話術を身に着けてほしいものですけどね?あ、最近トレセン近くのコンビニに置いてるバウムクーヘンにハマってるのでそれを揃えておいてくださいね」
『……はぁ』
ユメちゃんのスイーツを買ってるのも全部俺の金なんだけどなぁ……。
180 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/05(日) 23:58:50.66 ID:AXDxQGJr0
――――芙蓉ステークスに出走を決め、それに向けたトレーニングを続けていく。
と、言っても基本的にはスピードトレーニング……たまにユメノツキを飽きさせないために別のトレーニングを行ったり、最新のトレーニング理論をまとめた論文を元にしたトレーニングを行ってみたり……。
だが、その結果は……あまり宜しいものではなかった。
ユメノツキ「は?なんですかこのトレーニング、時間をかける割に効果も薄そうで……やりたくないですよ、めんどくさい」
ユメノツキ「また坂路ですか?嫌です、今日は……あ、泳ぎたい気分なのでプールに行きますね。なんですかその表情、三冠ウマ娘ですよボクは?」
……あまりにも自分勝手で、自分優先。こっちのことなど考えない、一応トレーニング自体は行ってくれることが……こっちが考えたメニューをきちんと行ってくれることはあまりない。
『どうしたものかなぁ』
本日のターフの上でユメノツキを待ちながらぼやく。新人トレーナーの自分にとって、あまりにも彼女は我儘すぎる……というか、もうとっくに時間を過ぎてるけど、来ないな。
……ぷるる、とスマホが震える。彼女からの連絡かと通知を見ると――。
ユメノツキ『トレーナーさん、駅の近くに新しいスイーツ店が出来ていました。今日はそこの調査に向かうのでトレーニングお休みでお願いします』
『…………』
そんなメッセージと共に、そのお店のスイーツの写真を送ってくるユメノツキ。一つ二つではなく、両手では数えきれない量のスイーツの写真。
『もう食べてるし……ぁああああ……』
……太り気味で帰ってきたら許さないからなぁ……。
181 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/06(月) 00:27:55.58 ID:2+orEZYo0
芙蓉ステークス前、イベント:安価下2まで。
1 アオゾラノキセキちゃんと交流を
2 オウカお姉ちゃんが様子見に
3 自由安価
★
お久しぶりです。ちまちまと再開できていければいいなぁと思っています。
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/06(月) 01:03:32.52 ID:/0cyGuy+O
2
あけおめことよろ
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/06(月) 01:20:35.49 ID:ExjgsSOSo
1
おかえりなさい〜!
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/01/06(月) 01:52:44.05 ID:olj1fx7m0
それとJFAは責任取れよ
調子に乗らせた罪は重いぞ
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/06(月) 12:39:21.99 ID:c8XNNpnzo
復活感謝ァ!
ククク…ユメちゃんここのコンマ神は厳しいからな…そのわがままが何時まで持つか楽しみだ…
え、前主人公は持たざる者側でむしろドバイ獲ったのでコンマ優しい?そうかな…そうかも…
186 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/07(火) 00:17:56.48 ID:eg7v+GG20
ユメノツキ「あ、いたいた」
トレセン学園近くの駅前。様々なウマ娘が待ち合わせの場所に使うその場所で、ボクはあるウマ娘と待ち合わせをしていました。
……いうなればファン。ボクの大ファンとの交流とのことですね。
アオゾラ「……どうも、ユメノツキさん」
そう何を隠そうアオゾラノキセキさん!ボクの同期にしてボクの公認ファン!そんな彼女と今日はお出かけの約束をしていました!
ふふふ、暇だったのでなんとなくLANEをしましたけど良かったですね……まあボク直々の誘いとなればファンからすれば大興奮でしょうし!
ユメノツキ「アオゾラさんはトレセン学園周辺のことをあまりよく分かっていないようなので、今日はボクが色々と教えて上げましょう!ふふ、感謝してください?」
アオゾラ「ん、ありがとうございますユメノツキさん……ここは人も多くてお店も多くてなにがなにやらで」
この駅前だけで、私がいた島よりも人が多いですよ。と、なんだか不思議な表情をしながら語る。ふむふむ、確かド田舎から来たんですっけ彼女?前にそんなことを言ってた気がします。
ユメノツキ「では早速行きましょうか?貴女を都会に染め上げてあげますから、覚悟してください?」
アオゾラ「……おー」
187 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/07(火) 00:19:34.15 ID:eg7v+GG20
――――――――――――――――
――――――――
――――
――
ユメノツキ「あ、すみません。このふわモチパンケーキのホイップクリームとチョコとハチミツのを二つずつと……あとフルーツをキウイとバナナとイチゴと……あ、アオゾラさん他に何かありますか?食べたいのあったら何でも言って良いんですよ?」
アオゾラ「……大丈夫です」
ユメノツキ「そうですか?まあ食べたいのが出来たら途中で注文すればいいですからね。では……あ、あとドリンクを――」
何はともあれまずはお腹を満たすべきだということで、この前しっかりとリサーチをしておいた駅前に出来たパンケーキ屋さんに向かいました。
このパンケーキ屋さんはトレセン近くの中でも高水準……!パンケーキの質もさることながらトッピングの豊富さ!一日中ここに籠ってもいけそうなハイクオリティ!
ふふふ……ほぅらキッチンから甘いパンケーキの匂いがふんわりと香って来ましたよ……!食欲がみなぎるというものですね……!
アオゾラ「……私、パンケーキなんて初めて食べます」
ユメノツキ「はぁ!?えっ、ぅぁ!?ぱ、パンケーキ初めてなんですか!?」
アオゾラ「私の島にそんなおしゃれな食べ物ありませんでしたから……あ、でもホットケーキくらいなら……まあ」
――パンケーキない生活を想像するだけで、思わず倒れてしまいそうです。そ、そんな可哀そうな人生……ボクが救済してあげないと……!
ユメノツキ「アオゾラさん!今日はたらふく食べてくださいね!お金は気にしないでください!ボクが出します!」
具体的にはボクのトレーナーさんが――いえ、たまにはボクが出しましょう。最近あの人のお顔が嫌な感じしてきたので……三冠ウマ娘のボクはトレーナーの配慮もできるんですよね。
アオゾラ「……ありがとうございます」
ユメノツキ「いえいえパンケーキ初心者にパンケーキを布教するのが、三冠ウマ娘としての定めですから……」
188 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/07(火) 00:24:28.30 ID:eg7v+GG20
アオゾラちゃんにパンケーキを堪能してもらう。
コンマが大きいほどドはまり。低いほど甘すぎるとか胃袋が限界。
コンマ直下
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2025/01/07(火) 00:49:31.01 ID:oalqh2Nv0
キ・ソンヨンはスコットランドのファンの人種差別を糾弾することによって厳しい国際的な怒りから逃れようとしている。
セルティックのスターのキは、今週のアジアカップ韓国対日本で得点した際に猿のマネをしたことで激しい怒りをかっている。
このミッドフィールダーは顔を伸ばし手でひっかいたが(これは韓国人が日本人を侮辱する伝統的なしぐさである)、彼はこの馬鹿げた行動を、彼に対してモンキーノイズをおこなったスコットランド人ファンを攻撃するために行ったと述べ、自身を擁護している。
しかし、主な反人種差別主義改革運動家は昨夜、彼の自己擁護が「本当らしく聞こえない」と主張した。
この外交問題はカタールで開催されている準決勝においてキのゴールセレモニーの後に発生した。
フープス(セルティックの愛称)のエースは当初、旗を振る日本人ファンに怒りを掻き立てられたと主張していた。
ファンは旭日旗を振っていた。
第二次世界大戦中の日帝の旗である。
この旗を日本の軍国主義、帝国主義の象徴とされている韓国では、極めて攻撃的なものだと受け止められている。
キは次のように説明した。
「それらの旗を見て心が引き裂かれるようだった。韓国人であることは、ときにはフットボールプレーヤーであることよりも重要なことなんだ」
しかし彼は、後になってこのストーリーを変え、SPLサポーターに対して向けたものだと主張した。
この21歳の選手は次のように言った。
「あのパフォーマンスは日本人に向けたものではない。」
「私がセルティックでプレーする際に、相手チームのファンが私を猿と呼ぶ。あのゴールセレモニーは、そのような人種差別的言動を行った連中に向けたものだ。」
セント・ジョンストンは、昨年のマクダーミド・パークでおこなわれたリーグ戦でのキに対する「差別的ノイズ」に関して、調査を行っていた。
チームメイトのチャ・ドゥリはこの際に、次のように述べた。
「キがボールを持つたびに2人のサポーターが飛び跳ね、ブーイング(モンキーノイズ)を始めていた。」
「私は8年間ドイツでプレーしたけど、一度もそんなものを見たことがない」
「これは恥ずべきことで私は激怒している。コーチにも報告した」
キは、この新しい説明を行ったことで、FIFAおよびAFCからの処罰を逃れていた。
韓国サッカー協会のスポークスマンは以下のように言った。
「キが取り上げたかったのは、スコットランドのアウェーゲームで猿のような声を出していた人たちだ」
「彼らはアジア人であるキを猿と呼ぶが、キは自分たちがアジアでどれくらい強いかを示したがっていた」
「それが主な意図だった」
しかし、「Show Racism the Red Card」(人種差別主義者にレッドカードを)の事務総長Ged Grebby(ジェド・グレビー)はキの説明に懐疑的だ。
彼は以下のように言った。
「私には、そうした説明が真実だとは思えない」
「私の理解するとろこでは、彼は日本人を侮辱するためにやったのだし、そのことが問題を引き起こしたのだ」
キとチャは、韓国のドラマティックなPK戦による敗北ののち、来週セルティックに戻って来る。
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/07(火) 01:03:48.25 ID:9KfjArwRo
はい
191 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/07(火) 01:12:48.74 ID:eg7v+GG2o
どっちにしろコンマひっくい
お休みなさい、寝ます。ありがとうございました
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/07(火) 01:16:05.79 ID:9KfjArwRo
おつ
ユメちゃんやっぱり友達いな……いやまだだっまだ希望を捨てるな!
アオゾラちゃんも周りを振り回す気質だと思われるがすっかり都会の物量に押されてやがる…
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2025/01/08(水) 22:54:41.49 ID:R/wLhwLYo
ユメちゃん三冠取れなかったらどうなんのこれ
根っこに三冠ウマ娘があるからその根っこが崩れて大変なことになっちゃいそう
194 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/12(日) 03:30:35.00 ID:GxzIFKpT0
アオゾラ「……うぷ」
ユメノツキ「……?」
……どうしたんでしょうか。なんだか苦しそうにしていますけど……?あ、もしかして張り切って食べてしまったせいで喉が詰まっちゃいましたかね?ふふっ、なんですか可愛いところあるじゃないですか。
ユメノツキ「ほら、アオゾラさん?お水飲んで落ち着いてください」
アオゾラ「あ、ありがとうございます……ふぅ。はぁ、これは……その、ふわふわのぎちぎちって感じ、ですね。ぱんぱんです」
……?どうしてそんな表情でお皿をボクの方に寄せるんですか……?
アオゾラ「お腹いっぱいです……とても美味しかったですけど、多すぎ甘すぎです」
ユメノツキ「へぁ?」
――――全く想定していなかった言葉に、一瞬脳みそがフリーズしてしましました。しかしすぐに脳みそを動かしてその言葉の意味を考えます。
……多すぎる?甘すぎる?
ユメノツキ「この量で多いんですか???それは少し小食すぎませんか?」
アオゾラ「島じゃこんな量のスイーツ食べたことなかったですから。ちょっと……これが島の外のパワーなんですね」
ユメノツキ「もっと味わってくださいアオゾラさん。このボクについていこうとするならこれくらい余裕で食べてくれないと困りますよ?」
ほら、あーん。あーんしてください。と、フォークに刺したパンケーキをアオゾラさんに近づけると、ぷいっとそっぽを向かれてしまいました。
195 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/12(日) 03:31:24.00 ID:GxzIFKpT0
ユメノツキ「食べないと大きくなれませんよ?スイーツが血となり肉となりレースに勝てるようになるんです。そういうとボクが三冠ウマ娘としてこうして走れているのはスイーツのおかげですね?」
アオゾラ「……この量は体を壊します。太りますよ?」
ユメノツキ「――知らないんですか?三冠ウマ娘は太らないんですよ」
ええ、そうですとも。このボクは生涯産まれてこの方太ったことなんてないんです。常に体重は三冠ウマ娘に相応しい――なんですか、その眼は。
アオゾラ「噓は言いすぎると全部自分に返ってきますよ?」
ユメノツキ「なな、なんですか。まるでボクが嘘ついてるみたいな」
……まあ、確かにちょっと数値上では大きくなったりしますけど。あれは体重計の故障とかそういうのですから。
アオゾラ「……でも私もあんまり太らないんですよね」
ユメノツキ「は?」
…………太らない?いえ、ボクも太りませんけど……は?
なんですか、食べたものが全部胸に行くとかそんなこと言わないでくださいよ?じゃあ食べないでください、大きすぎる胸は走るのに邪魔ですよ???
……なんだかこのファン。ボクのことを推してる割にバカにしてきてるような気がしてきましたね……ちょっとムカっとします。
ユメノツキ「……あむっ」
あー甘くて美味しい!三冠ウマ娘の体が作られていきますね!ははは!
アオゾラ「……おーっ、フードファイター。ですね」
なんですかそれ???止めてくれませんか???
196 :
◆b0/EDFEyC136
[saga]:2025/01/12(日) 03:50:18.48 ID:GxzIFKpT0
ユメノツキ「それにボクは食べる量普通ですから、多い多い言ってますけどね」
ほら、あそこにいる芦毛の人を見てください。ボクと同じくらいの量をパクパクと食べてるじゃないですか。
アオゾラ「おー……なんだかお嬢様、って感じですね?」
ユメノツキ「しかも限定のパンケーキをしっかりと抑えていますね……ボクと同じ手練れですね。あ、すみません店員さん、領収書お願いします。はい、一応トレセン学園でお願いします」
アオゾラ「……?」
パンケーキを食べた後は……
自由イベント:自由安価直下
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/12(日) 11:47:00.69 ID:dpYGENyVo
公園で猫と遊ぶ
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/01/12(日) 20:46:00.46 ID:FbKJdMryO
芦毛の子パクパクですわー!って叫びそう
100.85 KB
Speed:2.8
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)