他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。
安価とコンマで異世界転生!その11
Check
Tweet
948 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/13(日) 21:20:21.00 ID:ttOXew320
今までとは段違いの人数での夕食は、
和気あいあいと終了した
気弱少女「こんな美味しいものを食べたのは初めてです」
少年「そうだろ?帝国の外にはうまいものがいっぱいあるんだ」
中華「そうだね、世界が広いだけ、料理の幅も広いから」
まだ寝るまでには時間がある
>>下1……なにをする?
1.中華を手伝う
2.氷魔と話す
3.やる気と新技の特訓
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.少年と話す
9.気弱少女と話す
10.神に祈る
11.自由安価
949 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/13(日) 21:40:48.78 ID:YSr8nhiJ0
9
950 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/14(月) 01:06:09.84 ID:OW9FxR1r0
本日はここまでです
ありがとうございました
951 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/14(月) 19:34:43.49 ID:7VsEFsOWO
熱気に当てられた体を冷まそうと、
男は教会の中へと入っていった
運び込まれた照明はわずかで、
薄暗い中、気弱少女は祭壇に向かっていた
男「食後もお祈りか?」
気弱少女「あっ……いえ、違います」
見れば、彼女の手には一皿、
中華の作った海鮮料理があった
952 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/15(火) 02:49:51.43 ID:7JJ6JBca0
男「うん?」
気弱少女「こんなに美味しいものですから……神様にも捧げないと」
彼女はそう言って、おもむろに皿を祭壇へと奉じた
男「俺なんかより、よっぽど敬虔だな……」
気弱少女「そうですか?」
男「土産の一つでも、渡せればいいんだがな……君を見習うよ」
953 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/15(火) 02:55:58.14 ID:7JJ6JBca0
気弱少女「……私も、なんとなく捧げてるだけですから。なにが欲しいのかなんて、分かりません」
男「……そうか、確かにそうかもな」
気弱少女「あなたは、分かるんですか?」
男「なんとなく。でも渡さないんじゃ意味ないしな」
気弱少女「私には、そちらの方が羨ましいです」
男「そんなこと言うな、ここの神様が悲しむぞ」
954 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/15(火) 02:57:05.00 ID:7JJ6JBca0
本日はここまでです
ありがとうございました
955 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/15(火) 19:58:35.90 ID:DkrGi2V+O
気弱少女「こんなに多くの人と過ごすなんて、初めてかもしれません」
男「……確かに、その歳だとそうかもな」
気弱少女「あの子は、慣れてそうでしたけどね」
男「少年のことか」
気弱少女「はい、そうです」
男「……その、言いづらかったらいいんだけど……あいつと君は、どういう関係なんだ?」
気弱少女「>>下1」
956 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/15(火) 20:22:06.60 ID:UWeDFG6W0
……元々は帝国で秘密裏に様々な人体実験を行う為に集められた孤児でした……
あの子とは同じ時期に『実験体』に選ばれた事もあって幼馴染や血の繋がらないきょうだいに仲が
良かったです。
957 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/16(水) 00:51:20.95 ID:/ruBGtX80
気弱少女「……元々は帝国で秘密裏に様々な人体実験を行う為に集められた孤児でした……」
男「えっ……」
彼女が口を開いたのを見て、
そこまで問題のない過去だと推察した男は心底驚いた
気弱少女「あの子とは同じ時期に『実験体』に選ばれた事もあって幼馴染や血の繋がらないきょうだいに仲が良かったです。」
男「……実験か……」
958 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/16(水) 00:55:47.49 ID:/ruBGtX80
その内容について聞くことは、当然憚られた
気弱少女「……彼は芯のある人です、生き延びたのも、納得できますね」
男「君も、あいつも……よく生き残れたな」
気弱少女「私は、少し運がよかっただけです」
男「……そうかな、君のように清らかな心を持つ人が生き残れたのは、ある種の必然を感じるけれど」
959 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/16(水) 00:57:00.37 ID:/ruBGtX80
本日はここまでです
ありがとうございました
960 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/16(水) 19:48:09.97 ID:/ruBGtX80
気弱少女「そうでしょうか?」
男「あぁ、そうさ。神様がいるんなら、そういうこともあるだろう」
気弱少女「そうですか……あっ」
突然、彼女は間の抜けた声を上げた
男「どうかした?」
気弱少女「なくなってます、料理」
祭壇に置かれたそれは、
いつの間にか皿だけになっていた
961 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/17(木) 01:10:36.79 ID:LbyQd9rM0
彼女は祭壇の前に歩み寄ると一礼して、
その皿を取り上げた
男「食べ終わったんだな」
気弱少女「はい。ここに捧げると食べてくださるんです」
男「……そうなのか?」
気弱少女「そうですけれど……」
男「今度やってみよう」
962 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/17(木) 01:20:21.30 ID:LbyQd9rM0
本日はここまでです
ありがとうございました
963 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/17(木) 19:46:54.78 ID:LbyQd9rM0
それから、集まった皆は一旦野宿をした
子供たちだけは教会で寝かせたが、
まだ中の片付けが行き届いておらず、
ほとんどの場所で人が寝るには適さないためだった
〜翌日・陰週月曜日〜
中華「うーん……」
中華は、唸りながら朝食の仕込みをしていた
964 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/18(金) 00:26:48.99 ID:wkzOvk0k0
氷魔「……どうしたんですか……?」
いつも、彼が料理をしているときは楽しそうだ
真剣な表情をしていることこそあれ、
思い悩むような素振りは見せない
中華「あぁ、ちょっと考え事をしていたんだ」
氷魔「……深刻なことですか……?」
中華「いや、大したことじゃないよ」
965 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/18(金) 00:31:26.00 ID:wkzOvk0k0
やる気「珍しいっすね?」
野宿で固まった体をほぐしながら、
やる気も起きてきた
中華「この大所帯、どうするんだろう?って」
やる気「あぁ、そりゃ確かに考えるべきっすね」
中華「ここに集めておくのが一つ、誠実なことかとも思うんだよね」
966 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/18(金) 00:48:16.93 ID:wkzOvk0k0
本日はここまでです
ありがとうございました
967 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/18(金) 18:46:16.88 ID:LfB3TRTAO
やる気「多分、あいつらの信仰する神はここにいるっすからね」
ぶりっ子「害意を持つ人が来たら、雷で焼いてくれますしねぇ」
怪盗「でも、折角教徒の主導権を得たんですから、むざむざ捨てるのは惜しい気もしますよ」
そう言いながら、ぶりっ子と怪盗も起きてきた
中華「それも分かるねぇ」
968 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/19(土) 03:20:41.21 ID:1wwSFThK0
狙撃少女「男さんはどこにいるんですか?」
大体、意思決定を行う場に彼は現れる
だが、今日は現れていなかった
炎魔「まだ起きてきてないのかな?」
中華「いや、僕が仕込みを始めてしばらくしたら起きてきたよ」
氷魔「……中華さんは鉄人なのでいいとして……男さんは……そんな睡眠時間が短くて大丈夫なのでしょうか……」
969 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/19(土) 03:25:56.22 ID:1wwSFThK0
本日はここまでです
ありがとうございました
970 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/19(土) 19:47:41.00 ID:1wwSFThK0
すると、あくびをしながら男が教会の正門を抜けて出てきた
男「おん?」
やる気「あぁ、教徒のみなさんについての話っすよ」
ぶりっ子「ここに置いていくのか、はたまた連れていくのかですねぇ」
男「あぁ、それに関してさっき気弱少女と話し合いをしてたんだ」
怪盗「どうなったんです?」
男「>>下1」
971 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/19(土) 21:08:50.31 ID:rIVnsJ5AO
教徒達の希望を聞いた上でここに残るの者と俺達についていく者に分けることにした
972 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/20(日) 01:07:53.25 ID:x2k+g9rb0
男「教徒達の希望を聞いた上でここに残るの者と俺達についていく者に分けることにした」
狙撃少女「そうですか」
男「ここは安全だからな。全員を連れていくような真似はできない」
中華「でも、着いてきたい人を拒絶するようなことはしたくないってことだね」
男「そうだ」
973 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/20(日) 18:41:26.00 ID:x2k+g9rb0
すみません寝落ちしました
それから一行は朝食の後、
教徒たちを教会の中に集めた
昨日から始められた片付け作業により、
全員を収容できるだけのスペースを確保できたのだ
少年「みんな揃ったようだ」
男「あぁ……それでは、これより集会を始める」
祭壇の前に立ち、
男は粛々と脳内に用意した原稿を読み上げる
974 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/20(日) 21:20:26.56 ID:x2k+g9rb0
教徒たちは何事かとざわつくが、
それを咎めるようなことはしなかった
気弱少女「………………」
生来の気質からか、動揺することもないはずの気弱少女が一番視線を左右に彷徨わせている
男「俺たちのギルドは、この教会を離れる。だが、ここは諸君ら教徒にとっての神様がおわす聖地だ」
男「……だから、俺たちについていきたいと思う者は申し出てくれ。ただ、安全は保証しない」
彼はそう言うと、沈黙を始めた
>>下1……教徒たちの反応
975 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/20(日) 23:39:45.37 ID:ATqmY0Kl0
俺たち古い教徒の殆どは『魔神殿の滅殺』を教義として教えられてきたから、ここに残るよりも貴方たちについて行きたい。
考えを改める時間が欲しい
976 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/20(日) 23:39:56.34 ID:ny2FZ79P0
5人がついていきたいと申し出た
977 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/21(月) 02:20:30.22 ID:rINIU4H50
しばらくしても、誰もなにも言わなかった
彼らの顔には、困惑だけがあった
男「昨日の今日だし、急ですまないな。相談して決めてくれ」
そう静かに溢すと、教徒たちは顔を見合わせた
最初は緊張で誰もなにも言わなかったが、
次第に相談が始まった
978 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/21(月) 02:23:22.55 ID:rINIU4H50
そわそわする気弱少女をよそに、
話がまとまると一人の男性が歩み出てきた
教徒「俺たち古い教徒の殆どは『魔神殿の滅殺』を教義として教えられてきたから、ここに残るよりも貴方たちについて行きたい。」
炎魔(魔神殿……?)
男「そうか、そう思うならそうすべきだ」
教徒「考えを改める時間が欲しい」
男「時間……か。まぁ、どうしても急ぎの状態ではないし、待とう」
979 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/21(月) 02:28:13.47 ID:rINIU4H50
本日はここまでです
ありがとうございました
980 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/21(月) 19:41:06.36 ID:rINIU4H50
一旦の結論を得て、集会は終わった
教徒たちはまた散って、各々活動を始めていった
中華「いいの?時間を与えて」
男「急ぎの用があるなら急かす。なにかあればすぐに言ってくれ」
氷魔「……まぁ……ありませんね……」
やる気「それまで、どうするんすか?」
男「仕事中で申し訳ないが……少しゆっくりしよう」
981 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/22(火) 01:40:01.92 ID:P2hqSM3A0
ぶりっ子「ゆっくり、ですかぁ」
男「城下町を出てから、もう長い。一日や二日、休むべきだろうとも思う」
移動・戦闘・ダンジョン攻略
一行は極北への旅路の中で、
ひたすらにそれを繰り返した
そして、それは今も変わらないのだ
怪盗「確かに、精神的な疲労も溜まってそうです」
狙撃少女「リフレッシュということですね」
982 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/22(火) 02:05:13.07 ID:P2hqSM3A0
本日はここまでです
ありがとうございました
983 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/22(火) 19:54:25.56 ID:P2hqSM3A0
思い思いの時間を過ごすため、
一行は散り散りになった
外に出る者も、中にいる者もいた
男「さて、俺はどうしようかな……」
仲間にしたいことをするように促したものの、
彼本人がまずなにをしたいのかよく分かっていなかった
そこで男は……
>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と新技の特訓
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.少年と話す
9.気弱少女と話す
10.神に祈る
11.自由安価
984 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/22(火) 20:11:54.99 ID:KaQhq4Re0
10
985 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/23(水) 02:19:15.89 ID:lPMRJIo60
男「祈るか」
折角なので、祈ってみることにした
散々かの神のお膝元でうろちょろして、
その権威を笠に着ているのだから、
最低でもお目通しぐらいはするのが筋というものだ
そう、彼は考えた
男「よし……」
986 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/23(水) 02:25:09.16 ID:lPMRJIo60
男は祈りを捧げるために祭壇の前に再びやってくると、
珍しくそこに気弱少女はいなかった
男「ふむ……」
跪き、精神を集中させていく
彼の脈拍と、心のリズムとが整っていくにつれ、
段々のその感覚は神がいる領域へと誘われていく
ごうごうと風が響き、荒れ狂う雷の音が、
ゆっくりと近づいてくるのだ
987 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/23(水) 02:27:25.15 ID:lPMRJIo60
本日はここまでです
ありがとうございました
988 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/23(水) 19:37:41.78 ID:lPMRJIo60
そして、その感覚はついに到達した
肌に暴風が当たる感覚を感じながら、
男は神の領域でその目を開いた
白狼「………………」
そこにいたのは、巨大にして威厳ある、
白い狼の神であった
男は、その威圧感に言葉を失ってしまう
男「っ…………!」
白狼「>>下1」
989 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2025/04/23(水) 19:58:53.59 ID:n1xaLD090
あの娘と同じ存在か
990 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/23(水) 22:28:19.09 ID:lPMRJIo60
白狼「あの娘と同じ存在か」
風の中、男はどうにか体を安定させる
大気を震わすその声に、
毅然として答えんとしているのだ
男「はい、その通りです」
白狼「ふぅん……」
一鳴きすると、男の周囲を回り、
値踏みするように彼を観察した
991 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/23(水) 22:31:49.19 ID:lPMRJIo60
白狼「……まぁ、よかろう」
彼は元の位置に再び座した
男「今日は、教徒を率いる立場になったのでお目通しをばと……」
白狼「やはり、あやつは十字架を譲ったのか」
男「勇者さんのことですか」
992 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2025/04/24(木) 00:17:34.13 ID:yPxNiaXh0
本日はここまでです
ありがとうございました
321.35 KB
Speed:4.4
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)