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安価とコンマで異世界転生!その11

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941 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/11(金) 18:22:16.77 ID:ESJ5NiSDO
一行が話しているうちに中華たちの準備も終わり、
数多の信者たちが集まった
もちろん、ギルドの面々や少年少女もいる


ぶりっ子「美味しそうな匂いがしますねぇ」

氷魔「……確かに……よく香ります……」

怪盗「これは海鮮ですね、きっと」


教会の近くにぞろぞろと集い、
今か今かと夕食の開始を待ちわびている
942 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/12(土) 18:16:40.64 ID:g4Mej/Iy0
すみません寝落ちしました


しばらくすると夕食の開始が告げられ、
やはり昼のようにそれぞれの器に、
どんどんと料理が盛られていく


狙撃少女「エビチャーハンですか、いいですね」

気弱少女「これが……海鮮……!」

少年「俺もあまり食べたことないな、うまそうだ」
943 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/12(土) 21:08:16.79 ID:g4Mej/Iy0
やはり中華料理であり、
まず出てきたのはエビチャーハンだった


炎魔「美味ーいっ!」


彼女が一口それをすくって食べると、
感情の盛り上がりに応じて炎が炸裂し、
周囲が爆発的に明るくなった


男「みんな!これは火傷したり物を燃やさない神聖なほうの炎だから安心してくれ!」
944 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/13(日) 02:02:53.36 ID:ttOXew320
男はどよめく教徒たちにすかさず説明をする


中華「どうだい、海鮮のお味は」

気弱少女「……っ、お、美味しいです……!」


スプーンで一口それをすくい、飲み込む
エビを食べた訳ではないが、
豊かな香りが鼻を抜けていく
945 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/13(日) 02:24:07.83 ID:ttOXew320
本日はここまでです
ありがとうございました
946 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/13(日) 19:51:25.93 ID:ttOXew320
中華「そうか!それはよかった……」


中華はほっと胸を撫で下ろした
食材に対するファーストインプレッションは、
一生に渡ってその人の味覚に影響するからだ


氷魔「……本当に美味しいですね……」

中華「海鮮は得意なほうだからね、あの街で買っておいてよかったよ」

やる気「間が良かったんすね」

中華「他の街で買えなかったから、あそこで買うしかなかったんだ」
947 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/13(日) 20:45:35.24 ID:ttOXew320
ぶりっ子「お魚はヘルシーなので、沢山食べちゃいます!」

怪盗「でも、ご飯は炭水化物ですけど……」

ぶりっ子「うるさいですね!食べると言ったら食べるんですよぉ!」


ぶりっ子は楽しそうにお代わりを貰いに行った


狙撃少女「ふふ、やっぱり面白い人ですね」
948 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/13(日) 21:20:21.00 ID:ttOXew320
今までとは段違いの人数での夕食は、
和気あいあいと終了した


気弱少女「こんな美味しいものを食べたのは初めてです」

少年「そうだろ?帝国の外にはうまいものがいっぱいあるんだ」

中華「そうだね、世界が広いだけ、料理の幅も広いから」


まだ寝るまでには時間がある

>>下1……なにをする?
1.中華を手伝う
2.氷魔と話す
3.やる気と新技の特訓
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.少年と話す
9.気弱少女と話す
10.神に祈る
11.自由安価
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/13(日) 21:40:48.78 ID:YSr8nhiJ0
9
950 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/14(月) 01:06:09.84 ID:OW9FxR1r0
本日はここまでです
ありがとうございました
951 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/14(月) 19:34:43.49 ID:7VsEFsOWO
熱気に当てられた体を冷まそうと、
男は教会の中へと入っていった
運び込まれた照明はわずかで、
薄暗い中、気弱少女は祭壇に向かっていた


男「食後もお祈りか?」

気弱少女「あっ……いえ、違います」


見れば、彼女の手には一皿、
中華の作った海鮮料理があった
952 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/15(火) 02:49:51.43 ID:7JJ6JBca0
男「うん?」

気弱少女「こんなに美味しいものですから……神様にも捧げないと」


彼女はそう言って、おもむろに皿を祭壇へと奉じた


男「俺なんかより、よっぽど敬虔だな……」

気弱少女「そうですか?」

男「土産の一つでも、渡せればいいんだがな……君を見習うよ」
953 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/15(火) 02:55:58.14 ID:7JJ6JBca0
気弱少女「……私も、なんとなく捧げてるだけですから。なにが欲しいのかなんて、分かりません」

男「……そうか、確かにそうかもな」

気弱少女「あなたは、分かるんですか?」

男「なんとなく。でも渡さないんじゃ意味ないしな」

気弱少女「私には、そちらの方が羨ましいです」

男「そんなこと言うな、ここの神様が悲しむぞ」
954 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/15(火) 02:57:05.00 ID:7JJ6JBca0
本日はここまでです
ありがとうございました
955 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/15(火) 19:58:35.90 ID:DkrGi2V+O
気弱少女「こんなに多くの人と過ごすなんて、初めてかもしれません」

男「……確かに、その歳だとそうかもな」

気弱少女「あの子は、慣れてそうでしたけどね」

男「少年のことか」

気弱少女「はい、そうです」

男「……その、言いづらかったらいいんだけど……あいつと君は、どういう関係なんだ?」

気弱少女「>>下1」
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/15(火) 20:22:06.60 ID:UWeDFG6W0
……元々は帝国で秘密裏に様々な人体実験を行う為に集められた孤児でした……
あの子とは同じ時期に『実験体』に選ばれた事もあって幼馴染や血の繋がらないきょうだいに仲が
良かったです。
957 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/16(水) 00:51:20.95 ID:/ruBGtX80
気弱少女「……元々は帝国で秘密裏に様々な人体実験を行う為に集められた孤児でした……」

男「えっ……」


彼女が口を開いたのを見て、
そこまで問題のない過去だと推察した男は心底驚いた


気弱少女「あの子とは同じ時期に『実験体』に選ばれた事もあって幼馴染や血の繋がらないきょうだいに仲が良かったです。」

男「……実験か……」
958 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/16(水) 00:55:47.49 ID:/ruBGtX80
その内容について聞くことは、当然憚られた


気弱少女「……彼は芯のある人です、生き延びたのも、納得できますね」

男「君も、あいつも……よく生き残れたな」

気弱少女「私は、少し運がよかっただけです」

男「……そうかな、君のように清らかな心を持つ人が生き残れたのは、ある種の必然を感じるけれど」
959 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/16(水) 00:57:00.37 ID:/ruBGtX80
本日はここまでです
ありがとうございました
960 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/16(水) 19:48:09.97 ID:/ruBGtX80
気弱少女「そうでしょうか?」

男「あぁ、そうさ。神様がいるんなら、そういうこともあるだろう」

気弱少女「そうですか……あっ」


突然、彼女は間の抜けた声を上げた


男「どうかした?」

気弱少女「なくなってます、料理」


祭壇に置かれたそれは、
いつの間にか皿だけになっていた
961 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/17(木) 01:10:36.79 ID:LbyQd9rM0
彼女は祭壇の前に歩み寄ると一礼して、
その皿を取り上げた


男「食べ終わったんだな」

気弱少女「はい。ここに捧げると食べてくださるんです」

男「……そうなのか?」

気弱少女「そうですけれど……」

男「今度やってみよう」
962 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/17(木) 01:20:21.30 ID:LbyQd9rM0
本日はここまでです
ありがとうございました
963 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/17(木) 19:46:54.78 ID:LbyQd9rM0
それから、集まった皆は一旦野宿をした
子供たちだけは教会で寝かせたが、
まだ中の片付けが行き届いておらず、
ほとんどの場所で人が寝るには適さないためだった


〜翌日・陰週月曜日〜


中華「うーん……」


中華は、唸りながら朝食の仕込みをしていた
964 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/18(金) 00:26:48.99 ID:wkzOvk0k0
氷魔「……どうしたんですか……?」


いつも、彼が料理をしているときは楽しそうだ
真剣な表情をしていることこそあれ、
思い悩むような素振りは見せない


中華「あぁ、ちょっと考え事をしていたんだ」

氷魔「……深刻なことですか……?」

中華「いや、大したことじゃないよ」
965 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/18(金) 00:31:26.00 ID:wkzOvk0k0
やる気「珍しいっすね?」


野宿で固まった体をほぐしながら、
やる気も起きてきた


中華「この大所帯、どうするんだろう?って」

やる気「あぁ、そりゃ確かに考えるべきっすね」

中華「ここに集めておくのが一つ、誠実なことかとも思うんだよね」
966 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/18(金) 00:48:16.93 ID:wkzOvk0k0
本日はここまでです
ありがとうございました
967 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/18(金) 18:46:16.88 ID:LfB3TRTAO
やる気「多分、あいつらの信仰する神はここにいるっすからね」

ぶりっ子「害意を持つ人が来たら、雷で焼いてくれますしねぇ」

怪盗「でも、折角教徒の主導権を得たんですから、むざむざ捨てるのは惜しい気もしますよ」


そう言いながら、ぶりっ子と怪盗も起きてきた


中華「それも分かるねぇ」
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