安価とコンマで異世界転生!その11

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923 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/07(月) 19:38:11.99 ID:Of+BH6Nb0
男「無礼のないようにしないとな」


男は、そう言って深く息を吸い込んだ


気弱少女「……そうですね。あなたが裁かれたら……私も悲しいですから」


まだ夕食までには時間がある

>>下1……なにをする?
1.中華を手伝う
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.少年と話す
9.気弱少女と話す
10.神に祈る
11.自由安価
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/07(月) 20:09:17.91 ID:GIZ1NrfO0
925 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/07(月) 22:54:28.14 ID:Of+BH6Nb0
やる気「ふんっ!ぬぅぁっ!」


どこからか響く声の出所を探し、
男は教会の裏手に来ていた


男「なに、してるんだ……?」

やる気「見て下さいよこれ!植物ってやっぱ生命力凄いっすよ!」


教会の外壁には無数の亀裂や穴が開いていた
周囲が森であるため、そこから蔓や枝などが教会の中へと大量に入り込んでしまっている
926 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/07(月) 22:56:37.51 ID:Of+BH6Nb0
男「なるほど、剥がしていたのか」

やる気「この教会は使えそうっすからね、みんなで綺麗にすることにしたんすよ」

男「それで、力のあるやる気が植物を引き剥がしていたということか。よし、俺も手伝うぞ!」

やる気「助かるっす!」


もはや森と一体化しているのではないかというほど、
教会の一部は緑に侵されていた
927 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/08(火) 01:37:40.45 ID:UMWtfYMa0
本日はここまでです
ありがとうございました
928 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/08(火) 19:31:57.20 ID:UMWtfYMa0
二人は肉体労働に汗を流しながら、言葉を交わした


男「ずっと、やる気には助けられてきたな。昨日も危ないところだったし」

やる気「俺っちは体張るからそう思いやすいだけっすよ、みんなも色んな面で助け合ってるっす」

男「だが、一番体張れるのはやる気だからな……恩返しの一つでもしたいところだ」

やる気「照れるっすね」

男「どうだ、なにか欲しいものや、やってみたいことはないのか?」

やる気「>>下1」
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/08(火) 21:09:25.78 ID:r7UUYtQK0
新しく新技を会得したいっす!
930 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/09(水) 01:40:54.28 ID:djd4x6XP0
やる気「新しく新技を会得したいっす!」

男「相変わらずストイックだなぁ……」


と、感嘆のため息を漏らす


やる気「こう、命懸けの戦いばっかりしてると……興味も自然と、そっちに寄っていくんすよ」

男「うん?」

やる気「美味いもんは美味いし、寝るのは気持ちいいっす。でも、本当の趣味にできるものがだんだんと戦いの中に見いだされてるんすよ」
931 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/09(水) 02:24:17.23 ID:djd4x6XP0
本日はここまでです
ありがとうございました
932 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/09(水) 19:57:03.23 ID:gghnFuykO
男「……それはそれで、なんか申し訳なくなるな」

やる気「うーん、でも適材適所だと思うっすよ?」

男「まぁ、実家がアレだしね……」


男に出会う前からも、
日々鍛練していたことは想像に難くない
それが彼の生き様ならば、
それを汲んでやるのが一番ではないかと、
男もまた考えるようになった
933 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/09(水) 22:37:59.25 ID:djd4x6XP0
やる気「結構感謝してはいるっすよ、なんだかんだ……」

男「そうか……じゃ、やる気の親父さんがびっくりするような技を考えなきゃな」

やる気「そっすね!それが親孝行っす!」


そう意気込みを見せた彼だが、
一つ大きく腹の虫が鳴いた


男「おっと」

やる気「……さっきから、うまそうな匂いがするんすよね」
934 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/09(水) 22:55:11.86 ID:djd4x6XP0
男「こりゃ夕食の匂いだな、行こうか」

やる気「そっすね!」


二人が匂いのする方へと向かうと、
近くの森で中華たちが料理を作っていた
朝のように巨大な鍋で料理をするため、
心得のある信者たちに手伝ってもらっているようだ


男「おっ、やっぱり外で作ってる」

中華「本当は中で作りたいんだけど、埃っぽすぎるんだよね……清掃が終われば、向こうで作るんだけど」
935 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/09(水) 23:19:05.03 ID:djd4x6XP0
本日はここまでです
ありがとうございました
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