安価とコンマで異世界転生!その11

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881 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/29(土) 03:31:40.29 ID:BaNcvkOb0
ぶりっ子の【HP】??+38
怪盗の【MP】142


それからひたすらにスープを配り、
太陽が天球に登頂する頃にそれは終わった


中華「ふぅ……幸運だった」

氷魔「……幸運……?」

中華「あぁ、教団のみんなが意外と必要なものを持ってくれていた点だね。キャンプとか、こういう事態に慣れている」

やる気「そういや、このデカい寸胴とか……どうやって手に入れたんすか?」
882 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/29(土) 03:55:25.39 ID:BaNcvkOb0
本日はここまでです
ありがとうございました
883 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/29(土) 22:01:08.87 ID:BaNcvkOb0
すみません遅れました


中華「それが、持ってきてる教徒がいたんだよ」

ぶりっ子「えぇっ!?」

中華「正門に入ってきた中にいたらしい。よくこんなものを持って逃げてこられたなぁと思うばかりだよ」

怪盗「でも、キャンプしてる人たちもいましたからね」
884 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/29(土) 22:08:14.21 ID:BaNcvkOb0
それから、帝国軍がやって来ないうちに一行は出発の準備を始めた


狙撃少女「この街の人たちには、迷惑をかけましたね……」

少年「そうだな」

炎魔「あっ、そういえば……」


炎魔は近くを歩いていた粘体の男性に声をかけた
彼は澱みない動きで振り返る


粘体「どうした?」

炎魔「この街の向こうって、峠が土砂崩れを起こしていたと思うんですよ。アレ、もう大丈夫なんですか?」

粘体「>>下1」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/29(土) 23:04:28.71 ID:48W1FCXeo
作業中だって聞いたがそろそろ終わるんじゃないか
886 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/30(日) 02:07:13.54 ID:TaZkyVDw0
粘体「作業中だって聞いたがそろそろ終わるんじゃないか」

炎魔「へぇ、そうなんですね。ありがとうございます」

粘体「困ってる人はこの街にも多いからな。情報はよく入ってくる」


そう言うと、彼は地面に空いた小さな亀裂に吸い込まれていった
意図的に入り込んだのか、
はたまた地下にハマったのかは分からない
887 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/30(日) 02:41:59.00 ID:TaZkyVDw0
本日はここまでです
ありがとうございました
888 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/30(日) 21:35:45.23 ID:TaZkyVDw0
すみません遅れました


出発の準備を終えた一行は、
ぞろぞろと隊列を組んで街を出た


男「よし!いくぞっ!」

邪教徒たち「おぉーっ!!」


号令をかければ、彼らは着いてくるだろう
実際にその奇蹟を発生させた現場を、
その効力を、確かに目撃しているのだから
889 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/30(日) 22:19:46.86 ID:TaZkyVDw0
そして、土砂崩れの起きていた峠に差し掛かった
そこでは、ちょうど復旧工事が終わり、
現場の作業員たちが帰っていく所だった


中華「お疲れ様です」

作業員A「おっす」

氷魔「……仕事が早いんですね……」

作業員B「いつもは土砂崩れがあってもこんなんじゃない。特別急かされたよ。お上はなにを考えているんだか……」


怪盗がレベルアップしました

>>下1・2コンマ……怪盗の成長

〜怪盗の成長テーブル〜
01〜20で筋力+1
21〜40でHP+1
41〜60でMP+3
61〜80で素早さ+5
81〜90で全能力+3
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 23:23:31.49 ID:ZxM6cps60
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 23:27:59.82 ID:0BhR6mfgo
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/30(日) 23:28:11.17 ID:HQd6Z/MKO
はい
893 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/31(月) 01:09:15.95 ID:qV3V8DVX0
本日はここまでです
ありがとうございました
894 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/31(月) 18:32:08.85 ID:qV3V8DVX0
怪盗の【筋力】124【MP】148【素早さ】363


作業員C「あんたらこそ、随分な大所帯だな」

やる気「ちょっと訳ありっす」

ぶりっ子「別に、悪いことなんてしませんから安心して下さい」


そう軽く話しているのを聞き、
男は復旧工事を急かされた件について、
もしや、と思うところもあった


男「工事が早められた理由について、なにか聞かされてはいないんですか?」

作業員D「>>下1」
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/31(月) 19:29:07.64 ID:XotRTu0to
将軍が視察に来るからとりあえずでも開けとけってよ
896 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/31(月) 20:09:34.38 ID:qV3V8DVX0
作業員D「将軍が視察に来るからとりあえずでも開けとけってよ」

怪盗「へぇー、向こうの街にでも用事があるんですかね」

作業員A「さぁな。最悪なことに、お前さんたちが来たほうの街に軍を派遣した挙げ句……その将軍サマは負傷しちまったらしい」

狙撃少女「あぁ、結局視察もできないってことですね」

作業員B「視察っつってもな。この先にあるような街なんて田舎もいいとこ……わざわざ見るもんもないと思うんだがなぁ」



狙撃少女がレベルアップしました
>>下1・2コンマ……狙撃少女の成長

〜狙撃少女の成長テーブル〜
01〜20で筋力+5
21〜40でHP+2
41〜60でMP+5
61〜80で素早さ+2
81〜90で全能力+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/01(火) 01:09:06.80 ID:U2oziARN0
요보세요
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/01(火) 07:32:27.59 ID:cNvEvyLUO
899 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/01(火) 19:30:46.55 ID:+0VaG7dQ0
狙撃少女の【MP】153【素早さ】??+16


不思議そうにしている作業員たちを尻目に、一行は街道を再び下り始めるのだった


少年「大所帯になっちまったぶん、動きも遅くなるな」

炎魔「大丈夫です!あなたのことはちゃんと守りますから!」

中華「それに、これだけ人がいれば……逆に、君は目立たないだろうね」
900 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/02(水) 01:48:10.79 ID:ThYQPbEi0
先日の夜に見た戦火から、
やや恐れがある歩みで峠を下っていく
だが、あまりにも街道の様子が長閑なので、
段々教徒たちの肩の力も抜けていった


氷魔「……ここから先……これだけの人間を泊められるような村はありません……」

やる気「もし夜までに着けなければ、野宿っすね」

ぶりっ子「まぁ、間に合うんじゃないですかぁ?」
901 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/02(水) 01:54:52.58 ID:ThYQPbEi0
本日はここまでです
ありがとうございました
902 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/02(水) 19:49:51.82 ID:ThYQPbEi0
それから長い時間をひたすら歩いた
陽が暮れる頃になって、
ようやくあの教会がある森へと辿り着いたのだ


男「あと少しだ!こんなに歩かせて申し訳ないが、もうちょっとの辛抱だ!」


と、男は教徒たちに呼び掛ける
足場が少し悪くなる森の中を、
整列した教徒たちは慎重に歩いていく


狙撃少女がレベルアップしました
>>下1コンマ……狙撃少女の成長

〜狙撃少女の成長テーブル〜
01〜20で筋力+5
21〜40でHP+2
41〜60でMP+5
61〜80で素早さ+2
81〜90で全能力+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/04/02(水) 21:29:24.15 ID:gj1aHyUO0
904 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/03(木) 03:30:42.01 ID:HNLs7fSb0
狙撃少女の【筋力】133


怪盗「やっとですねぇ……」


夜鳥の鳴き声が響く森の中、
ただそこにあるボロボロの教会は少し不気味だ


狙撃少女「では、入りましょうか」

少年「そうだな……」


ぞろぞろと教会の中に侵入していく
幸運か、はたまた必然なのか、
誰にもその雷が落ちることはなかった
905 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/03(木) 03:35:41.29 ID:HNLs7fSb0
気弱少女「あっ……!」


彼女は相も変わらず祈りを捧げていたが、
扉を開けば流石に気付く


男「不安にさせちまったな」

中華「大所帯で失礼するよ〜」

少年「……本当に、ここにいたのか……」
906 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/04/03(木) 03:39:17.25 ID:HNLs7fSb0
本日はここまでです
ありがとうございました
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