安価とコンマで異世界転生!その11

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

838 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/21(金) 02:16:19.58 ID:bKt8Ivid0
すみません書き込みに失敗してました


実際、確認すると兵士たちはみな慌てふためいていた
これで帝国兵たちは、充分な兵装と設備なしに異人たちの街に近づくことはできなくなったのだ


男「当面の安全は確保できたようだ」

機械人「また戦争になるのか……」

中華「やっぱり機械でもそういう感情はあるの?」

機械人「生産効率が落ちるからだ」
839 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/21(金) 02:18:57.00 ID:bKt8Ivid0
氷魔「……これから……どうしましょう……?」

機械人「寝ろ。生身の肉体であればそうすべきだ」

ぶりっ子「言い方はやけに淡白ですけどぉ、実際敵もすぐに攻めては来られなさそうですし眠りましょうかぁ」

機械人「……お前、睡眠が必要なのか?」

ぶりっ子「あ、当たり前じゃないですかぁ!もうずっと眠いですよぉ!?」

やる気「……?」
840 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/21(金) 02:31:31.57 ID:bKt8Ivid0
怪盗「街の人たちには悪いですけど、朝まで大通りでキャンプするしかなさそうですね」

狙撃少女「えぇ、外に出れば流石に安全は保証できなさそうです」

少年「あの向こうのキャンプも心配だな」

男「それについては気にしなくていいんじゃないかなぁ」

少年「そうなのか?」

男「よっぽどの大軍を連れて来なければ、あいつは倒せないだろうし」
841 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/21(金) 02:53:42.50 ID:bKt8Ivid0
本日はここまでです
ありがとうございました
842 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/21(金) 19:53:42.37 ID:bKt8Ivid0
最初は大通りでキャンプをするつもりだったが、
まだ夜であることから、騒音が町人を起こすのを避けるために公園でキャンプをすることになった


中華「ふぅ……今の時間は?」

氷魔「……そろそろ……日付が変わります……」

中華「食材もないし、寝るしかないか……本当は炊き出しがしたかったんだけどね」

やる気「そりゃ無茶っすよ、体力面の話でも」
843 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/22(土) 03:41:13.81 ID:WcRIUREj0
仕方なく一行はそのまま眠った


〜翌日・陰週日曜日〜


中華は買い出しに出かけ、その後すぐに炊き出しを用意するために朝から調理器具を用意していた


男「……中華、体調は問題ないか?」

中華「大丈夫だよ」

男「そうか。……かつてない事態だからな。無理されると困る……だから少し神経質になっていたようだ」
844 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/22(土) 03:44:00.62 ID:WcRIUREj0
ぶりっ子「お店が開いてないのが歯痒いですねぇ」

怪盗「それより……外の様子を確認しませんか?」

狙撃少女「そうですね。機械人さんたちが砲撃で撤退させているか、あるいは進攻を食い止めているはずですけれど……やっぱり気になります」

炎魔「なら向かいましょう!」

ぶりっ子「そんなぞろぞろと行ってもアレですし……こっちでも人手は要りそうですし、私一人で行きますよぉ」
845 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/22(土) 03:48:21.82 ID:WcRIUREj0
本日はここまでです
ありがとうございました
846 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/22(土) 19:37:23.64 ID:WcRIUREj0
ぶりっ子は機械人に自分のボロを出されるのを恐れ、
一人で裏門へと向かったのだった


機械人「む」

ぶりっ子「あ、機械人さん……」

機械人「なにかあったか?」

ぶりっ子「いえ、帝国軍はどうなったのかを伺いたくてぇ」

機械人「>>下1」
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/03/22(土) 20:00:20.50 ID:37HTtsN40
『仲間』の誰かが帝国側の総指揮官を『倒した』ようだ。逃げ出すなら今が好機だぞ?
848 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/22(土) 21:04:59.02 ID:WcRIUREj0
機械人「『仲間』の誰かが帝国側の総指揮官を『倒した』ようだ。逃げ出すなら今が好機だぞ?」


仲間、というのは他の個体のことだ
自他の境界が比較的曖昧な機械人たちだが、
仲間意識は十分にあるようだ


ぶりっ子「すごいですね!?」

機械人「計算の結果、戦力が足りた。正門の兵が異様に少なかったためだ」
849 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/23(日) 02:31:25.78 ID:qkYlhxl10
ぶりっ子「あぁ、それは神様に裁いてもらったやつですぅ」

機械人「あのわらわらといる生身の者どのもの神か」

ぶりっ子「ですねぇ」

機械人「あやつらの神も捨てたものではないな」


彼がそう溢したタイミングで裏門が開き、
外から多くの機械人が帰還してきた
煤けた者は予想よりも少なく、
効率的な戦闘が行われたことが窺える
850 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/23(日) 02:35:27.48 ID:qkYlhxl10
本日はここまでです
ありがとうございました
851 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/23(日) 19:21:07.71 ID:qkYlhxl10
それからぶりっ子が公園に戻ると、
炊き出しの用意が進められていた


少年「あ、経験者が戻ってきた」

ぶりっ子「経験者?」

男「そうだ。教会にいたんだろう?炊き出しはそこでもやったことがあるはずだし……ノウハウを共有して欲しくてな」

中華「そうだね、皿を並べて配膳するのはいつものことだけど、人を並べて配膳するのは慣れてないからさ」
852 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/03/23(日) 20:55:27.85 ID:qkYlhxl10
ぶりっ子「わ、分かりましたぁ」

男「……自分がなんなのかなんて気にしなくてもいいんだ。なんにせよ俺たちはお前を必要としてるからな」

ぶりっ子「……ありがとうございます」


それから街で大きな寸胴を買って、
それで調理を始めた


中華「よし、がんがん作るよ!」
276.67 KB Speed:4.4   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)