安価とコンマで異世界転生!その11

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474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/25(水) 20:33:35.63 ID:rB5tlOQDO
誰の敵にも味方にもならない『中立』の神と言えば言えば良いのかな。
一部の帝国の人間に変に利用されて、帝国に併合すれば敵も味方も無くなると侵略の大義名分にされちゃっているけどね。
475 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/26(木) 04:01:43.54 ID:V6azshQ40
双子「「誰の敵にも味方にもならない『中立』の神と言えば言えば良いのかな。」」

中華「なるほど……侵されないという処女性があるんだね」

氷魔「……それを信じているのに……彼を追い回すのですね……」

双子「「一部の帝国の人間に変に利用されて、帝国に併合すれば敵も味方も無くなると侵略の大義名分にされちゃっているけどね。 」」

男「なるほど、そうだったんですね……」


少年の生まれが過酷なものであると、
一行の誰もが深く理解した


やる気「これまで少年が生きてこられたのは、奇跡みたいなもんっすね」
476 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/26(木) 04:48:43.26 ID:V6azshQ40
本日はここまでです
ありがとうございました
477 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/26(木) 18:58:14.76 ID:V6azshQ40
それから一行はしばらくお茶をして、
ティータイムは終わりを告げた


双子「「では行くといい」」

ぶりっ子「はい、ありがとうございましたぁ」

怪盗「帰り道は急がないとね!」


一行は大聖堂の通路へと戻り、
そこにある空間の歪みから戻った
478 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/27(金) 04:15:09.09 ID:FORorMuf0
一行は街から出ると、街道をその脚で駆け始めた


狙撃少女「まったく、産まれただけで罪なんてひどい話です」

少年「……そうか」

男「今日はいい天気だろ、こんなに眩しい太陽が、お前を罪人として照らしていると思うか?」

少年「………………」

男「あれはサーチライトじゃないし、ここは檻じゃない……自分の人生を生きろ」
479 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/27(金) 04:17:38.79 ID:FORorMuf0
少年「ふっ……流石にクサくないか?」

男「俺もそう思う!」


ずっとどこか苦し気だった少年も、
ようやく軽口を叩くほどになった


少年「というか……速くない?」


男に担がれて、少年は移動していた


中華「走ればこんなもんでしょ」

少年「馬とそう変わらないぞ……?」
480 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/27(金) 04:50:15.61 ID:FORorMuf0
本日はここまでです
ありがとうございました
481 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/27(金) 18:26:39.06 ID:VrodR83lO
氷魔「……当面の目的地は……あの奇妙な街ですね……」

少年「なんだそれは」

やる気「帝国の領内にあって、実質的な自治権を持つ……色んな並行世界の人々が住んでる街っす」

少年「帝国とは敵対してるってことか」

ぶりっ子「そうですねぇ、まぁ腐っても領内ですし、向こう側にもスパイとかいそうですしぃ……長居はできなさそうですけどねぇ」

怪盗「彼らにとっても火種ですしね」
482 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/28(土) 02:40:04.30 ID:zSkX/0YF0
しばらく走ると、その街が見えてきた


狙撃少女「よし、行きましょう!」


一行は迷わずその奇妙な街へと入った
相変わらず違和感だらけの奇怪な建物群が並んでいる


炎魔「なんだか、このアンマッチ感が癖になりますね」

少年「そ、そうか……?なぁ、帝国の外ってこんな感じなのか?」

男「まさか。ここは特別だよ」
483 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/28(土) 04:12:00.09 ID:zSkX/0YF0
本日はここまでです
ありがとうございました
484 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/28(土) 19:39:20.63 ID:zSkX/0YF0
一行は前にも訪ねた宿へと向かった


中華「どうもー」

女将「いらっしゃい、用事は終わりました?」

氷魔「……はい……」

女将「それは良かった……あれ?知らない子がいますね」

やる気「帝国に追われてる子なんすよ。うちらで助けようと思って」
485 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/28(土) 20:54:34.63 ID:zSkX/0YF0
女将にも事情を話し、前回と同じ部屋に通された


ぶりっ子「ここは夕食もユニークなんですよねぇ。すっごく甘いお粥みたいなのも出るんですよぉ」

少年「甘味は……ううん、あまり得意ではないかもしれない。ミルクやチョコが食べられないわけではないが」

怪盗「あ、それなら避けたほうがいいかも……あれ、ビビるほど甘いんで」


まだ夕食までは時間がある

>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.少年と話す
9.自由安価
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/28(土) 20:58:36.94 ID:uN2ogfeDO
2
487 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/29(日) 04:30:35.58 ID:wnSh67pD0
氷魔「……しかし……暑いです……走りすぎました……」


ローブをぱたぱたとさせて、
彼女は自身の暖まりきった体を冷まそうとしている


男「えいっ」

氷魔「……ありがとうございます……」


首元に冷たいものを当てる悪戯は王道だが、
男が彼女の首元に氷を当てても、
驚くどころか冷静に感謝を述べられてしまっている
488 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/29(日) 04:35:35.39 ID:wnSh67pD0
本日はここまでです
ありがとうございました
489 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/29(日) 19:45:03.52 ID:wnSh67pD0
男「しかし、本当に暑がりだね」

氷魔「……こればかりは体質ですね……なってみたいものです……冷え性とやらに……」


と、一部の女性から恨まれそうなことを溢している


男「氷魔らしいな……」

氷魔「……ええ……よく思ってます……」

男「……そうだ、氷魔。なんか悩みとかないか?」

氷魔「>>下1」
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/29(日) 21:52:00.68 ID:yDbtcPGYo
最近力不足を感じる
491 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/30(月) 03:19:23.64 ID:a6u931V70
氷魔「最近力不足を感じる」

男「……えっ?あの氷魔が?」


彼女が溢した言葉があまりにも意外で、
男はデリカシーに欠ける反応してしまった


氷魔「……私がもっと強ければ……と思うことが増えました……」

男「十分強いだろう!?あんな威力の魔法、真似できやしない」
492 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/30(月) 03:23:13.20 ID:a6u931V70
氷魔「……しかし……魔力の消費が激しいです……そう連発はできない……継続的に……破壊力を出せないのです……」

男「あぁ……やる気とか、中華と比べてる?あいつらは魔王だし……やっぱり、単発の圧倒的な威力が氷魔の持ち味だよ」


そう彼は語りかける
しかし、氷魔はどこか冷たい目で男へ視線を向けた


氷魔「……一撃の威力というなら……男さんの方が出るじゃないですか……」

男「神様降ろすんだったら、そうかもしれないけど……みんな魔力吸われちまう。氷魔のそれよりも、格段に使いづらいぜ?」
493 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/30(月) 04:07:29.62 ID:a6u931V70
本日はここまでです
ありがとうございました
494 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/30(月) 19:10:04.68 ID:Wqaaxcg4O
氷魔「……ふん……慰めなんて要りませんよ……」


氷魔はぷいっとそっぽを向いて、軽く鼻を鳴らす


男「……なんか、どつぼに嵌まってるときのぶりっ子みたいになっちまった」

氷魔「……今度は他の女の話ですか……」

男「へっ!?」

氷魔「……なんて……冗談です……面倒臭い女の子の真似ですよ……元気は出ました……」

男「そ、そうか?……いやぁ、なんか心臓に悪かったぞ、今の」
495 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/31(火) 03:22:30.34 ID:V8IhAH0P0
肝を冷やしているうちに、夕食の時間となった
女将が部屋に料理を運んでくる
相変わらず珍妙極まりない料理の数々だ


中華「やっぱりすごいなぁ……!」


中華は相も変わらず目を輝かせている


やる気「料理人には、なにか分かるもんがあるんすかね」
496 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/31(火) 04:21:06.77 ID:V8IhAH0P0
本日はここまでです
ありがとうございました
497 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/31(火) 19:25:28.07 ID:V8IhAH0P0
食事が始まったが、
並べられた料理を見て少年は硬直している


少年「これ、大丈夫なのか?」

ぶりっ子「どれも美味しいですよぉ」

少年「そうか……では、食べてみるとするか」


彼は変わった色の肉を取って食べた
食感は柔らかく、わりとジューシーだ
498 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/01(水) 04:01:01.33 ID:IV7gN6+w0
怪盗「どうですか?」

少年「うまい……」


どうやら彼のお気に召したようで、
いくつもその肉を取って食べ始めた


やる気「あっ!俺っちの分の肉残してくれっす!」

狙撃少女「ふふっ……」
499 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/01(水) 04:03:03.11 ID:IV7gN6+w0
炎魔「これは……?」


彼女が不思議がりながらもスプーンで掬い上げたのは、歯車のようなものだった


男「……は、歯車じゃないかそれ?本当に食べられるやつか?」

炎魔「そうですねぇ……」


彼女は怖れを一切見せずそれを口内に運んだ
ばりばりと噛み砕く音が鳴り、それは呑み込まれた
500 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/01(水) 04:04:45.84 ID:IV7gN6+w0
本日はここまでです
ありがとうございました
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/01(水) 08:50:40.55 ID:CXwhe4Bto
あけおめ
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/01(水) 19:20:20.07 ID:LWLuiblo0
あお
503 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/01(水) 19:35:49.39 ID:IV7gN6+w0
あけましておめでとうございます




氷魔「……呑み込みましたね……」

炎魔「美味しいですよ。炭酸っぽい味がしますね」

中華「そうなのかい!?僕も食べてみよう……!」


彼もまた歯車のようなそれを口に入れた
しかし、それから固まってしまった


やる気「大丈夫っすか?」

中華「堅すぎ……これは……飴かな。少なくとも人間にとっては」
504 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/02(木) 03:26:07.47 ID:nEE3e3SG0
彼がそう溢した瞬間、一斉に皆は炎魔を見た
彼女は苦笑いを浮かべて焦っている


炎魔「あは、あはは……なんですか、その顔はっ」

ぶりっ子「咬合において、人並み外れた種族の食べ物の可能性もありますねぇ」

炎魔「あのっ!私の顎がおかしい前提で話さないで下さいよっ!」

少年「大丈夫だ。その……格好いいと思うから」

炎魔「なんですかその慰め!?」
505 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/02(木) 04:06:46.12 ID:nEE3e3SG0
怪盗「しかし飴ですか、私飴ちゃん大好きなんですよ」


怪盗もまたそれを口に入れる


狙撃少女「私も好きです……年に何回か、食べるチャンスがあったので、私の中では特別な食べ物なんです」

男「飴だのグミだのが好きな人は太りづらいらしいな」

ぶりっ子「へ、へぇ〜……私もそういうの食べようかなぁ〜」
506 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/02(木) 04:07:58.67 ID:nEE3e3SG0
本日はここまでです
ありがとうございました
507 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/02(木) 19:23:48.95 ID:nEE3e3SG0
食事が少年の口に合ったことを確認した一行は、
いつものように和やかに夕食を終えた


中華「いやぁ、いい刺激になったね」

氷魔「……面白い食事でした……」

少年「帝国の貴族だって食えないもんを食ったと思うと気分がいいな」


まだ寝るまでには時間がある

>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.少年と話す
9.自由安価
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/02(木) 19:46:08.87 ID:wFpRXPS90
9番・暗殺者が男の背後に立ち、首に『果物ナイフ』を突き立てる
509 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/03(金) 02:21:45.19 ID:kSJWI3Gm0
男がリラックスした次の瞬間、
窓から何者かが侵入し、その後ろに立った


男「なんだっ!?」

暗殺者「動くなよ……!」


首にぐさりと刃物が突き刺さる
それは果物ナイフであり、
まだ少ししかねじ込まれていないが、
いつでもそれを強引に刺し込むことができるだろう


中華「男っ!」
510 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/03(金) 02:25:40.57 ID:kSJWI3Gm0
男「みんな!俺に構うなっ!こいつをやれ!」

氷魔「……っ……」


他のメンバーは決断を迫られていた
ここで暗殺者を倒しに回れば、ほぼ確実に男は死ぬ
だが、明らかに暗殺者であるそいつが、
男を殺す未来もそう遠くはなさそうなのだ


やる気「こ……困った……」
511 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/03(金) 03:00:48.13 ID:kSJWI3Gm0
本日はここまでです
ありがとうございました
512 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/03(金) 19:36:15.62 ID:ZaeDs6BPO
男「なにを狼狽えてるんだ!?俺をどうする気なのかは分からないが、とにかく少年を守れ!」

ぶりっ子「……そ、そうですねぇ」


一行は付かず離れずの位置に移動して少年を守る
状況は膠着していた


男「……はやくするんだ」


下1……一行の決断
1.暗殺者を倒す
2.少年を連れて逃げる
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/03(金) 19:47:37.78 ID:Z3Al3IXDO
2
514 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/04(土) 02:27:04.00 ID:5tGK6JPk0
怪盗「……逃げます!お達者で!」

男「……そうか」


残りのメンバーはみな少年を連れて逃げ出した
部屋に残されたのは男と、そして暗殺者のみだった


暗殺者「ふん……」
515 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/04(土) 02:29:25.40 ID:5tGK6JPk0
それから男を除く一行はロビーまで逃げてきた
そこには誰もおらず、嫌に静かだ


狙撃少女「……私たちは、正しい選択をしたのでしょうか」

少年「………………」

中華「正しかった、と言えるように頑張る。それが今の僕たちにできることだ」

炎魔「そうですね……ここで落ち込んでいても始まりません」
516 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/04(土) 03:17:00.88 ID:5tGK6JPk0
本日はここまでです
ありがとうございました
517 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/04(土) 19:31:46.95 ID:5tGK6JPk0
氷魔「……とりあえず……外に出ましょう……」

やる気「そっすね……もう、宿も安全とは言えないっす」

ぶりっ子「どこから刺客が襲ってくるのか……不安ですねぇ」


一行は警戒しながらもロビーにある出入口を開き、
宿の外へと出た


>>下1……外の様子
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/04(土) 19:33:43.09 ID:cPfPcioDO
暗殺者に雇われたらしいチンピラに囲まれている
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/04(土) 19:35:43.24 ID:5Q27tM5c0
暗殺者の仲間たちが、男を馬車に乗せていた
520 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/05(日) 04:42:14.42 ID:xrYfmJPj0
チンピラA「おっ、来なすったぜ……」

チンピラB「ひっひっひ……」


宿の外に出れば、そこに待ち受けるはチンピラたち
恐らく暗殺者に雇われたのではないかとみな推察する


怪盗「ここはどうにか突破しないと!」

狙撃少女「いくら数で劣っているといえども、単なる素行不良者に負けるほど私たちは弱くありませんよ……!」
521 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/05(日) 05:23:30.74 ID:xrYfmJPj0
本日はここまでです
ありがとうございました
522 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/05(日) 19:47:39.75 ID:xrYfmJPj0
中華「ここは突っ切る!人の群れを切り開くから、街の外まで少年を連れて走ってくれ!」

やる気「さぁ、ぶっ飛ばすっすよ!」


二人の魔王がチンピラたちに突っ込み、
圧倒的な暴力で一気呵成に攻め立てる


炎魔「……い、行きましょう!」


二人が敵を薙ぎ倒しながら進んだ道を、
残りのメンバーは少年を守りながら走る
523 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/06(月) 01:36:07.86 ID:wxmaT+zs0
ひたすら走り、どうにか街の入り口が見えてきた


ぶりっ子「あと少しですっ、頑張りましょう!」


追いかけてくるチンピラたち、
伏兵として置かれているチンピラたちをどうにかいなしながら進む


怪盗「私にもっと分かりやすい戦闘能力があれば……!」
524 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/06(月) 01:53:06.46 ID:wxmaT+zs0
本日はここまでです
ありがとうございました
525 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/06(月) 19:34:45.70 ID:wxmaT+zs0
・男
【筋力】124【HP】71【素早さ】200【MP】120【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージ+6、それ以外で+3)
『平凡人』(戦闘能力以外最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』
武器:レジストソード(攻撃力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー(ダメージを1/3)
習得魔法:上級火魔法 上級氷魔法 闇魔法 上級風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)、"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本、ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃翌力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値19/43……レベル34)

・中華
【筋力】139【素早さ】197【HP】43【MP】81【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』『神格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
『戦飯』
武器:デモンズスピア(攻撃力4)
防具:ミレニアムアーマー(ダメージ1/3)
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:上級火魔法 上級水魔法 上級光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値20/40……レベル31)

・氷魔
【筋力】162【HP】??+36【MP】177【素早さ】151【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ(ダメージ半減)
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 超上級水魔法 上級風魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値43/47……レベル38)
526 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/06(月) 19:35:23.41 ID:wxmaT+zs0
・やる気
【筋力】157【HP】63【MP】129 【素早さ】178【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
『ブレイブハート』(精神干渉無効化)
武器:スパイラルランス(攻撃力6)
防具:ミレニアムアーマー(ダメージ1/3)
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 上級闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値32/40……レベル31)

・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+34【MP】150【素早さ】102【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
『風より速く動く術』
武器:ドラゴンキラー(攻撃力3)
防具:ソードブレイカー(ダメージ1/3) 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔翌翌翌力吸収 )
習得魔法:上級水魔法 上級氷魔法 光魔法 回復魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値39/42……レベル33)

・怪盗
【HP】??+1【筋力】121
【MP】139【素早さ】355
【歌唱力】53
『盗む』
武器:丁半槌 防具:ソードブレイカー(ダメージ1/3)
習得魔法:上級火魔法 風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値30/37……レベル28)
527 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/06(月) 19:36:27.41 ID:wxmaT+zs0
・狙撃少女
【筋力】128【MP】148【HP】??+2【素早さ】??+14
武器:守人のパチンコ(攻撃力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
『弱点の見極め』
『ブルズアイ』
習得魔法:水魔法 光魔法
所持:スパークナイフ(攻撃力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃力8、一発)
(経験値27/42……レベル33)

・炎魔
【素早さ】153
『破魔の炎魔』(邪な影響から味方をかばえる)
『焼魔』(魔物系にしか効かないが、攻撃力6)
『不滅の肉体』(基本的に死なない)
武器:なし
防具:なし
(経験値19/35……レベル26)

【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)無限に重なる葉っぱ、ホームセンター便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体、クイックポーション、超回復ポーション、仮死薬、とろける濃厚牛乳、タンブルウィード×5、オークションカタログ、ある兄弟の話、ベヒーモスの解体肉、生きている青銅の箱
【ギルドの資金】72130295
528 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/06(月) 19:39:04.43 ID:wxmaT+zs0
狙撃少女「よし、脱出です!」


一行は街の入り口をくぐり抜けた
まだ追ってくるチンピラはいるが、
さすがに街の外にまでは配置されていないようだった


???「待っていたぞ」


だが、一人だけ
街の外で一行を待っていた者がいた


>>下1……そこにいた人物とは
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/06(月) 20:06:03.39 ID:HLpGGia00
AI市長に似た女性(AI妹)がそこに居た
表情は市長より目つきが鋭く険しい顔だった
530 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/07(火) 02:59:05.39 ID:wACn5cXa0
炎魔「あ、あなたは!」

少年「……誰?」


少年以外は誰もが見慣れた顔をしていたが、
彼にとってはまったく知らない存在だった


AI妹「私はAIだ。……まぁ、姉の二号機のようなものだと思ってくれ」

中華「じゃあ、妹だね」

AI「好きに呼べ」
531 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/07(火) 03:02:30.03 ID:wACn5cXa0
氷魔「……あなたは……どうしてここに……?」

AI妹「仕事だ。本来お前たちと接触する予定はなかったがな」

やる気「それより!男が捕まって……殺されちゃうかも知れないんすよ!」

AI妹「……それで?お前たちは奴を見捨てて逃げてきたというのか?」


口調も顔つきも、姉のそれよりは険しかった
特に口調はかなり威圧的である


ぶりっ子「でも、この子を守るためには……仕方なかったんです」

AI妹「……なるほど、そういうことか」
532 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/07(火) 04:10:03.75 ID:wACn5cXa0
本日はここまでです
ありがとうございました
533 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/07(火) 19:46:45.46 ID:wACn5cXa0
彼女は火器を使ってチンピラたちを吹き飛ばした


怪盗「怖……」

AI妹「さて、どうするか……」


彼女はなにやら考えている
AIの演算にそこまで時間はかかるのだろうか?


狙撃少女「あの、男さん……暗殺者みたいな人に捕まっちゃったんですけど、それにこれだけの敵……一体なにが起こってるんですか?」

AI妹「>>下1」
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/07(火) 19:54:49.12 ID:iwCIV0gX0
別の宗教団体の暴動です
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/07(火) 19:59:58.89 ID:/c00jDQi0
・・・反乱よ。帝国は、ある男が少女の封印を解こうとしてる情報を掴んでいるわ。
たとえガセだとしても信憑性があれば阻止する理由になる
536 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/07(火) 21:38:24.39 ID:wACn5cXa0
AI妹「別の宗教団体の暴動です」

中華「別の、宗教団体……?」

AI妹「この街が混沌としていることぐらいは分かっているだろう?」

氷魔「……えぇ……そうですね……」

AI妹「当然、信教もバラバラ……神など信じない者も少なくはない。そこを、信者獲得の好機と見なした宗教がある」
537 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/07(火) 21:42:26.12 ID:wACn5cXa0
やる気「はぁ、そうなんすね」

AI妹「帝国の認可を受けた宗教団体は、この街への接触を禁じられている……認可のない、誰が見ても邪教だと分かるような宗教団体による仕業だ」


彼女の言葉に、みなは納得した
チンピラをけしかけたり、
首にナイフを突きつけたりするような集団は、
邪教に違いないのだと当然考える


ぶりっ子「で、でもぉ……なんで男さんが?」

AI妹「なんでって、あいつがベストだろう。殺すにしても囚えるにしても」
538 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/07(火) 21:55:00.78 ID:wACn5cXa0
本日はここまでです
ありがとうございました
539 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/08(水) 19:26:12.31 ID:Jq1osHgA0
怪盗「確かに、宗教絡みと考えれば納得がいくかも」

AI妹「やつが奇跡を行使したというのを見たことがあるものは少なくない。それに……」

狙撃少女「な、なんですか?」

AI妹「……いや、なんでもない。ともかく男は教祖だ。見せしめに殺すにしても、牢にぶち込んで表に出られないようにするにしても、価値があるぞ」

中華「……それは、ラッキーな情報だね」

やる気「な、なに言ってんすか?」
540 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/08(水) 19:32:14.02 ID:Jq1osHgA0
中華「儀式殺人をするなら、人を集めてやらなければならない。囚えておくなら無論殺さない……」

氷魔「……少なくとも今はまだ……救出の余地が残されているということですね……」

ぶりっ子「ですねぇ、よかったです」


沈痛な面持ちの一行にも希望が帰ってきた
誰もがそれを手放さないように行動することだろう


AI妹「あいつを置いてきた負い目があるのなら、助けてやればいい」

少年「……俺も……俺も行きたい」
541 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/08(水) 19:36:04.83 ID:Jq1osHgA0
彼ははっきりと、そう決心を口にした


怪盗「……え、いやぁ……」

狙撃少女「あなたは、守られる側の人間です。どこかで隠れているのがいいでしょう」

少年「そんなことしてられるか!男やみんなが俺をどう思ってるかは知らないが、俺はあいつを仲間だと思ってる!連れていってくれ!」

炎魔「うーん……どうしましょう……そんなに必死に頼まれると……」


>>下1……一行は少年を
1.連れていく
2.安全な場所で待たせる
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/08(水) 20:13:39.74 ID:fp4rX7Qmo
1
543 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/09(木) 02:53:14.11 ID:tftG6e5C0
しばらく話し合い、意見が纏まった


中華「ま、最低限は戦えるみたいだし……ね?」

氷魔「……そうですね……」

少年「ありがとう」

やる気「その代わり、ちゃんと色々してもらうっすからね」

ぶりっ子「じゃ、これからのことを考えましょうか!」
544 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/09(木) 04:26:41.20 ID:tftG6e5C0
本日はここまでです
ありがとうございました
545 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/09(木) 19:31:16.60 ID:tftG6e5C0
AI妹「この街の出入口は二つだ。今あんたらが出てきたここと、反対側にもう一つ」

怪盗「となれば、その二箇所を塞げば逃走は防げますね」

狙撃少女「そうとも限りませんね」

怪盗「えっ?」

狙撃少女「どこかに抜け穴がないとは言い切れません。彼らは突然現れた……それに、かつて私たちはあの地下水道を使って移動する邪教の話を聞いたことがあります」

中華「なら、二手にだけ別れるのは危険だね」
546 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/10(金) 03:04:27.93 ID:97nP6WT20
氷魔「……同じ邪教とも限りませんが……対策したほうがよいでしょうね……」

やる気「よし、じゃあ分かれるっすよ!」

少年「ああ!」


と、一行は役割の振り分けを始めた
そこまで見届けて、
AI妹は『仕事』のためにその場を去ったのだった


AI妹(わりと強く当たったが、姉貴になにか言われたら嫌だなぁ……)
547 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/10(金) 04:33:28.59 ID:97nP6WT20
本日はここまでです
ありがとうございました
548 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/10(金) 18:29:12.72 ID:bmfD15hjO
一方そのころ
男は即座に殺害されたりはせず、
大きな木箱に詰められていた


男(出ようと思えば出られるが……外の状況が分からん)

海神(大丈夫?なんかここ最近でトップクラスにまずそうな雰囲気出てますけど)

男(いやぁ、まずいな……ん?)


その木箱は複数人で運搬されているようだが、
運び手たちはなにか話しているようだ
男は木箱に遮られくぐもったその会話に耳をそばだてる


>>下1……会話の内容
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/10(金) 18:36:57.39 ID:f1j5pIvxO
なぜ少年を追うのか上の意図が分からない
穏やかに暮らしていたのにここ数年でキナ臭くなってると不満げ
550 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/11(土) 03:52:13.41 ID:P7zzVMto0
運び手A「しっかし、最近なんか……妙な手配書回ってこねぇか?」

運び手B「あぁ、あのガキ探してるっていう……」

運び手A「保護するっつってるが……必死すぎるよな、お上」

運び手B「そうだな、だがあいつを突き出せば褒賞金が出るそうじゃないか?一つお祭りだと思うのはどうだ」

運び手A「お祭り?んな辛気臭い祭がどこにあるよ。金に余裕のねぇ家はみんな、あのガキ探そうっつって他人をひたすら監視してんのよ」

運び手B「そりゃ、気持ち悪いな……」
551 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/11(土) 03:54:44.25 ID:P7zzVMto0
運び手C「前は、こうじゃなかったんだがな」

運び手B「そうなのかい?」

運び手A「お前さんはここ数年で越してきたんだったな」

運び手C「ああ、十年も前は、もっと世の中が穏やかだった」

運び手B「穏やか?」

運び手C「そうだ、例えば……こんな夜に、木箱を運ばなくてはならない、しかも詳細不明……そんな仕事はないような世の中だな」
552 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/11(土) 04:12:15.86 ID:P7zzVMto0
本日はここまでです
ありがとうございました
553 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/11(土) 19:38:19.39 ID:P7zzVMto0
男(……ふむ、どうやらこれの中身が俺だとは知らないらしいな)

海神(脱出しちゃいませんか?)

男(そうだな……あれ)

海神(どうしました?)


男は軽く木箱を内側から押したが、
かなり頑丈に釘などが打ち付けられているようだ


男(ヤバイ、思ったより丈夫だ!)

運び手A「おい、なんか箱がガタガタしてねぇか?」
554 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/12(日) 02:23:57.45 ID:RcelMVuf0
運び手B「そうかもな……なにか不安定なものが入っているのかもしれん」

男(……こうなれば、自分から手放してもらうよう仕向けるしかないか?)

海神(結局出られないんじゃ?)

男(出られないってのは、安全に……と前置きした上での話だ。周りを巻き込んでいいなら魔法だって使える)

海神(じゃあ、どうするんですか?)

男(なんか塩水とか出せない?)

海神(どういう無茶ぶり!?まぁ、できますけどねっ!)
555 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/12(日) 02:44:24.65 ID:RcelMVuf0
本日はここまでです
ありがとうございました
556 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/12(日) 19:48:37.05 ID:RcelMVuf0
海神は少量のMPを媒介として、
ちょろちょろと海水を生成し始めた


運び手A「お、おい!水漏れてきたぞ!?」

運び手C「しかも、ベタついてるな……匂いからして、海水のようだ」

運び手B「ど、どうするよ!?」

運び手A「そ、そうだな……」


>>下1……運び手たちはどうしたか
1.急いで運ぶぞ!
2.一旦中身の安全を確認するぞ!
3.やたら厳重な箱から海水が溢れているのに男の仲間が気付く
4.自由安価
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/12(日) 20:20:07.17 ID:rQldH40B0
1
558 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/13(月) 02:26:20.75 ID:L2buXt6y0
運び手C「急いで運ぶぞ!それが俺たちの仕事だ」

運び手A「あぁ!」


と運ぶスピードが加速してしまった
男としては完全に作戦失敗だ


男(やっちまった……)

海神(す、すみません……)

男(海神様はなにも悪くない……俺の作戦ミスだ)
559 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/13(月) 03:55:50.61 ID:L2buXt6y0
一方その頃、街の入り口において


ぶりっ子「じゃ、私と少年と……あと中華さんが街の正門担当ですねぇ」

中華「うん、頑張るよ」

少年「……仮にも正門だけど、俺を置いていいのか?」

やる気「まぁ、流石にあいつらも正門から出てはいかないんじゃないすかね」

怪盗「あ、でも人の出入りは裏門より多いはずなのでそこだけ気をつけて!」
560 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/13(月) 03:58:32.28 ID:L2buXt6y0
本日はここまでです
ありがとうございました
561 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/13(月) 18:31:29.31 ID:L2buXt6y0
そして、裏口は氷魔、怪盗、狙撃少女が見張ることになった


やる気「さて、街中に戻るっすよ」

炎魔「ですね!怪しげなやつを探しましょう!」


倒れているチンピラたちはどうせ情報を持っていないと判断し、二人は他の邪教関係者を探すために街へと繰り出した
562 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/14(火) 01:24:51.75 ID:KXuDnj490
氷魔「……やはり……誰も来ませんね……」

怪盗「来ないほうがいいですよ、私待ち伏せは苦手なんですから」

狙撃少女「待ち伏せに足の速さは関係ありませんからね……」

怪盗「そういうことです!逃げるか追うかなら得意なんですけど……」


歪な町並みを眺めながら、三人は待ち伏せを続けた
怪盗が待ち伏せを苦手としているため、
殲滅能力の高い氷魔と索敵能力の高い狙撃少女が配置されたのだ
563 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/14(火) 01:44:48.95 ID:KXuDnj490
本日はここまでです
ありがとうございました
564 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/14(火) 19:23:25.01 ID:KXuDnj490
やる気「嫌に静かっすね……」


前に来たときは、夜でも人流があった
奇怪な住人や機械の住人が、
いつもどこかを歩いていた


炎魔「人を追い払ってしまうような、なにかが……?」


大通りをひたすらに歩いていくと、
路地の入り口から気配がした
鋭敏に反応したやる気がそこを見ると、
>>下1がいた
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/14(火) 19:34:52.11 ID:uGTEyyJoo
いつぞやの地下道で出会った重甲冑の娘
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/01/14(火) 19:35:37.96 ID:55yr8PxS0
大鎌を担いだ、かなり凶悪な『道化師』の仮面を付けた…恐らく貴族の男性だ
567 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/14(火) 21:46:53.34 ID:KXuDnj490
重騎士「………………」


じゃこ、じゃこ、と特有の音を立てて、
重装備の甲冑を身に纏った誰かが歩いている


やる気「あっ、あいつは!」

炎魔「おーい!久しぶりですねーっ!」


炎魔は全くの無警戒で彼女に声をかけ、近寄っていく
568 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/14(火) 21:52:01.04 ID:KXuDnj490
重騎士「あっ!こんばんは〜!」


相変わらず緩いノリで返答してくる


やる気「どうしたんすか?こんなとこに居て……」

重騎士「それが……仲間とはぐれちゃいましてぇ」

炎魔「それは大変ですね……」

やる気「実は、俺っちらも仲間と『はぐれ』ちまったんすよ」
569 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2025/01/14(火) 22:04:15.70 ID:KXuDnj490
本日はここまでです
ありがとうございました
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