安価とコンマで異世界転生!その11

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371 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/01(日) 23:15:49.76 ID:uhx8Xr2O0
男「……みんな、警戒を」

中華「ただの火事じゃなさそうだね」

氷魔「……先ほど……行商人の方とすれ違いました……これほどまでに村が焼けているのであれば……彼もそのことを知っていておかしくないはずです……」

炎魔「ってことは、これ……」

やる気「ついさっき、誰かがこれをやった。そう判断するべきっすね」


村一つを燃やし尽くすほどの存在が、
そう遠くない場所にいる
それがまだここに潜んでいるのか、
そうでないのかすら不透明だった
372 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/02(月) 00:29:44.87 ID:nYcM2Fih0
本日はここまでです
ありがとうございました
373 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/02(月) 19:13:05.19 ID:nYcM2Fih0
ぶりっ子「そんなのと戦いたくないですよぉ」

炎魔「私も怖いです……」

怪盗「二人は炎系の攻撃効かないんだから前に立ってくれないと困るんですけど!?」


陣形としては、最外周にぶりっ子と炎魔を置き、
他のメンバーが寄り集まっている形だ
374 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/02(月) 19:17:25.69 ID:nYcM2Fih0
狙撃少女「視認できる範囲には……なにも居なさそうです。村で遮蔽も多いので、気休めにもなりませんが」


油断せず着実に、村を探索していく
人の焼けた臭いだろうか、焦げ臭いほかにも、
生理的に厳しい悪臭が時折風に乗ってくる


男「っ!誰だ!」


近くの茂みががさりと動いた
もしかしたら野生動物かもしれないが、
なんであれ今は無視できない
沈黙がしばし場を包むと、茂みからそれは出てきた


>>下1……茂みの中にいた存在
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/02(月) 19:46:08.18 ID:JPjg/1Z50
アルビノに近い白い肌の中性的な少年(かなりボロボロ)
376 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/03(火) 01:29:14.83 ID:zVKNuZL70
少年「………………」


現れたのは一人の少年だった
その肌は病的なまでに白く、色素が抜け落ち気味だ
ひどくぼろぼろで瞳孔も震えているが、
その眼光の鋭さは本物だった


中華「子供……?」

氷魔「……油断しないでください……まだ彼が安全と分かったわけではありません……」
377 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/03(火) 01:32:13.24 ID:zVKNuZL70
本日はここまでです
ありがとうございました
378 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/03(火) 19:48:47.30 ID:zVKNuZL70
彼はただじっと一行を見つめている
だが、次第にその眼すらブレはじめる


少年「…………っ」


そして、ついに彼は倒れた
よく分からないが、肉体または精神、
あるいはその両方が極限だったのだろう


やる気「あっ」

ぶりっ子「……えっ、どうしますこの子」
379 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/04(水) 02:31:54.07 ID:9nmOOAQA0
怪盗「いくらなんでも捨て置くのは……」

狙撃少女「……そうですね、なんとしてでも……彼は保護したいです」


かつて身寄りのない子であった彼女には、
その少年の姿になにか使命を感じずにはいられなかった


男「……仕方ない、一旦連れていくか」

炎魔「なら、私にお任せっ!温かいし、もしこの子が炎を放つような存在だったとしても私には効きません!」
380 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/04(水) 02:35:58.62 ID:9nmOOAQA0
一行は警戒しながら村を出た
結局、危惧していたような存在に直接遭遇することはなく、また街道へと出たのである


中華「……さて、怖いのはさらに向こうの村や街だね」

氷魔「……そうですね……放火した存在が……そちらに向かっている可能性は少なくありません……」

やる気「ま、もし逆側に向かってたとしても謎の種族の人達とか異次元の技術に鎮圧されそうっすね」

ぶりっ子「旅路を急いだほうがいいかもしれませんねぇ」
381 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/04(水) 02:38:26.88 ID:9nmOOAQA0
本日はここまでです
ありがとうございました
382 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/04(水) 19:27:22.69 ID:9nmOOAQA0
やや急ぎ足で街道を進む
少なくとも、そこから見える森や、
街道の脇に息づく緑が燃やされている様子はない


怪盗「そろそろ次の街ですね」

男「そうだな……燃えてるかい?次の街」


そう問えば、狙撃少女は遠くへと目線を飛ばし始める


狙撃少女「>>下1」
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/04(水) 19:40:18.06 ID:KDbNSXZL0
「見た感じ、騒いでる様子がない様ですが」
384 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/05(木) 03:54:14.43 ID:O6TpL6hu0
狙撃少女「見た感じ、騒いでる様子がない様ですが」

中華「大丈夫そうだね、よかった」

氷魔「……火の用心だけは……しっかりとしましょう……」

やる気「先は急ぐし、あそこは寄らずにいくっすか?」

ぶりっ子「隣の村が燃えたことを伝えたい気持ちもありますがぁ……」
385 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/05(木) 03:57:33.84 ID:O6TpL6hu0
本日はここまでです
ありがとうございました
386 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/05(木) 18:36:09.20 ID:O6TpL6hu0
一行は先を急ぐことにした
明日には目的地に着けるはずである


怪盗「しかし、帝国といえばがちがちな感じを想像していましたが……あんまりディストピア感ありませんね」

炎魔「人が住めば人の国ですからね」

狙撃少女「すごい、格言みたいなこと言ってます」
387 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/06(金) 01:49:57.46 ID:/Ud4hCib0
話しつつ歩いていると、道の様子が変わった
今まで歩いていた街道は土を均したものであったが、
それが石畳へと変わったのだ


男「首都に近づいてきたのかな」

中華「多分ね」

氷魔「……私たちが目指している街と首都は別ですが……そう遠くもありませんから」……」
388 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/06(金) 01:53:06.28 ID:/Ud4hCib0
そして、この日もまた日が暮れてきた


やる気「距離的には……どんなもんなんすか?目的地まで」

ぶりっ子「ええっとぉ……明日の朝出発して、昼前には着く感じですねぇ」

怪盗「うーん……無理に進むのは憚られる絶妙な距離ですね」

炎魔「この子も背負っているんですから、あんまり無茶したくないです!」


彼女は中性的な彼を指し、そう主張した
389 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/06(金) 01:54:11.86 ID:/Ud4hCib0
本日はここまでです
ありがとうございました
390 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/06(金) 19:09:19.12 ID:mYQPvXxKO
狙撃少女「そうですね……」


二人が随分少年に入れ込んでいるのを見て、
男はやや危機感を覚えた
いざとなったとき、本当に頼れるのは恐らくぶりっ子であろうと彼は考えた


男「……さて、街が見えてきたな」


その日宿泊する予定のある街がその姿を鮮明にしていく

>>下1……どんな街か

1.辺鄙な村
2.普通の街
3.城下町
4.城塞都市
5.商業都市
6.自由安価
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/06(金) 19:27:34.54 ID:6Lt1fqjbo
4
392 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/07(土) 02:03:32.32 ID:fECoksee0
巨大な煉瓦造りの壁が夕霧に見える
そこにそびえるは帝国の城塞都市だった


中華「よし、入ろうか」

氷魔「……待ってください……あれを……」


街の入口には兵士が立ち、検問をしている
旅人だからといって入れないことはないはずだが、
彼らは見られたら面倒なものは沢山持っているし、
説明しがたい少年も連れているのだ
393 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/07(土) 02:07:37.25 ID:fECoksee0
ぶりっ子「どうしますぅ?」

男「……まぁ、ものは意外とどうにかなりそうかな」

怪盗「じゃあ、ヒトですね」

炎魔「あー……結構リスクあるよね、この子見せるの……」

怪盗「はっはっは、私を誰だと思っているんです?その子を私に寄越しなさいな」


怪盗は炎魔から少年の身柄を渡してもらい、
そのまま背負った
394 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/07(土) 02:08:57.22 ID:fECoksee0
本日はここまでです
ありがとうございました
395 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/07(土) 19:42:30.43 ID:fECoksee0
それから一行は衛兵の前に歩み出た


衛兵「止まれ!」

狙撃少女「はい……」


ちらりと彼女が後ろを振り返れば、
そこにはもう怪盗の姿はなかった
いつの間に消え失せたのか、と少し恐怖している


男「検問ですか?」

衛兵「そうだ」
396 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/07(土) 21:44:37.80 ID:fECoksee0
中華「分かりました」

衛兵「荷物を改めさせてもらおうか」


そう言って彼は荷物を探り始めた
だが、運ぶ必要のあるモノは単なる花であるし、
それ以外の珍妙なアーティファクト群も一見して異常なものではない場合がほとんどだ


氷魔「……ここでは……いつも検問をしているのですか……?」

衛兵「>>下1」
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/07(土) 22:10:01.39 ID:XNetmNbDO
良くわからないがこの二人の子供を保護しろと命令がきてるのだ
(教会にいた気弱少女と保護した少年の似顔絵を見せる)
398 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/08(日) 01:50:44.94 ID:EqUVdTS40
衛兵「良くわからないがこの二人の子供を保護しろと命令がきてるのだ」


彼は懐から似顔絵を二枚取り出した
片方には幸薄そうな少女の顔が、もう片方には深刻そうな少年の顔が描かれていた


やる気(!これは……)


間違いなく、片方は教会にいる気弱少女の顔であり、
もう片方は怪盗と共にどこかへ隠れた少年の顔だった


ぶりっ子「へぇ、迷子なんですかぁ?」

衛兵「そうなのだろうか……荷物を改めてさせてもらったのも、袋の中にこの子らがいないか確認するよう言われているからなのだ」
399 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/08(日) 02:46:16.17 ID:EqUVdTS40
本日はここまでです
ありがとうございました
400 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/08(日) 19:43:06.85 ID:EqUVdTS40
狙撃少女「迷子だったら、そんなことしなくてもいいはずですが」

衛兵「うむ……まぁ、命令は命令だ。通ってくれ」


どこか指示に納得のいっていなさそうな彼を尻目に、
一行は城塞都市へと入っていった


怪盗「どうでした?」

炎魔「……えっ、もう中にいたんですか?」
401 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/09(月) 02:57:25.55 ID:TvB2ZZrk0
怪盗「ナメてもらっちゃ困ります、私はこれでも最高の怪盗なんですよ」

男「まぁ、そうだな……捕まえるのもやたら苦労したし」

狙撃少女「へぇ、そうなんですね……」

やる気「ありゃ酷かったっすね、通気口に入り込んで______」

怪盗「わーっ!わーっ!その話はナシ!」

炎魔「えー!?めちゃくちゃ聞きたいですんですが!」
402 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/09(月) 03:08:59.93 ID:TvB2ZZrk0
本日はここまでです
ありがとうございました
403 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/09(月) 19:43:48.75 ID:TvB2ZZrk0
それから一行は宿を取ることにした
広い街なので宿探しに困ることはなく、
少年を隠して部屋を取ることができた


中華「帝国はどこ行っても広い部屋があっていいね」

氷魔「……そうですね……さて……」


一行は少年を備え付けのベッドに寝かせる


ぶりっ子「しっかし、ずっと寝てますねぇ……」

中華「心配だなぁ、あんまり栄養が足りてないように見える」
404 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/09(月) 22:02:06.33 ID:TvB2ZZrk0
中華は備え付けの簡易厨房でお粥を作り始めた
それからも一行は少年を見守り続けた


男「………………」

少年「……っ」

男「動いた……」


少年は全身を強張らせ、震えながら目を開いた


氷魔「……おはようございます……」

少年「>>下1」
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/09(月) 22:06:33.65 ID:mip8oIPn0
突然ベッドから跳ね起き、『血』の様な色の短剣を精製する
警戒しながら「あんた達は帝国兵や科学者たちか?」と問う
406 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/10(火) 00:25:06.48 ID:OzJ2PYUm0
筋肉の痙攣したアンデッドが横たわった状態から飛び上がるような動きで少年はベッドから起きる


少年「あんた達は帝国兵や科学者たちか?」

やる気「……違うっすけど。その武器は下ろして欲しいっすね」


少年は腰を落とし、両腕をクロスして構えるとその手に短剣を精製する
その色は赤黒く濁っていて、
まるで血の色のようだった
407 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/10(火) 00:33:37.15 ID:OzJ2PYUm0
炎魔「こらーっ!そんな物騒なことしちゃだめです!」

少年「!?」


炎魔はベッドの上で周囲を睨みつける少年の前に立ちはだかる


炎魔「どこから出したんですか、こんな武器!」

少年「ふ、触れるなッ!斬るぞ!」

炎魔「いいですよ、私には痛くも痒くもありませんから」

少年「な……なんだこの女……」
408 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/10(火) 02:12:27.86 ID:OzJ2PYUm0
本日はここまでです
ありがとうございました
409 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/10(火) 19:48:14.71 ID:OzJ2PYUm0
炎魔「私たちはあなたが危惧するような者ではありません」

少年「………………」

炎魔「その、なにも信じられない顔……放っておけません。かつての私のようで」

少年「……ふん」


少年は殺気を収めた
そして炎魔と向かい合っている


炎魔「あなたの身の上についてとやかく聞くつもりはありません……私が聞きたいのは、あなたがどうしたいかです。本心でお答えくださいな」

少年「>>下1」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/10(火) 19:53:14.77 ID:GuKFdw2/0
…帝国から、逃げたい…
411 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/10(火) 23:46:14.33 ID:OzJ2PYUm0
少年「…帝国から、逃げたい…」

ぶりっ子「だったら、私たちが保証してあげてもいいですよぉ」

狙撃少女「寄り道はしますが……」

少年「……帝国から出られるなら、それでいい」

男「ん……じゃあそういうことで。ちなみにご存知かも知れないが、君は今指名手配されているから気をつけてくれ」
412 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/10(火) 23:48:57.23 ID:OzJ2PYUm0
と、ひとまず場が落ち着いた所で中華が戻ってきた


中華「お粥できたよ〜」

氷魔「……だそうです……あなたの分ですよ……」

少年「い、いいのか?」

中華「当たり前じゃないか、君は大分色白だけど、それを差し引いても顔色がよろしくない。栄養を取るんだよ」

少年「ありがとう……」


そう、ぎこちなく彼は口にした
感謝を述べるような機会がほとんどなかったのだろう
413 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/11(水) 00:26:33.03 ID:/1eUAjnT0
本日はここまでです
ありがとうございました
414 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/11(水) 19:04:02.03 ID:/1eUAjnT0
彼はがつがつとお粥を食べ始めた


やる気「米があってよかったっすね」

中華「うん、どうも帝国じゃ穀物は安いみたいだね」

ぶりっ子「領土は広いですけどぉ……ぶっちゃけほぼ田舎ですよねぇ。だからお安くいただけるんでしょうけど」

怪盗「帝国やるんだったらそれでいいでしょうねー……」
415 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/12(木) 01:46:54.89 ID:E3GZvXnu0
そんなことを話していると、夕食が運ばれてきた
それらを取り分け、
少年の分を用意してから夕食に入った


少年「……なぜ、よくしてくれるんだ?」

狙撃少女「私たちがそういう集まりだから、ですね」

男「ふふっ……ま、そうだな」

狙撃少女「その意味ありげな視線をやめてください……」
416 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/12(木) 19:19:11.11 ID:E3GZvXnu0
すみません寝落ちしました


中華「そうだ、さっきも言ってたけど僕たちはちょっと寄り道する必要があるんだ」

少年「安全ならいいけど……」

氷魔「……それが分からないんですよね……依頼人が依頼人なので……」

やる気「ま、多分そんな時間は取らないっすよ」

少年「そう……」
417 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/12(木) 21:20:43.71 ID:E3GZvXnu0
まだ抑圧的な雰囲気の少年と共に一行は夕食を終えた


ぶりっ子「明日からは今日までみたいにのんびりしてもいられませんねぇ」

怪盗「私は久しぶりに怪盗らしいことできて大満足です」

狙撃少女「あれ、すごかったですね……どうやったんでしょう?」


まだ眠るまでは時間がある

>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.少年と話す
9.自由安価
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/12(木) 22:01:03.21 ID:d2JEZg8Z0
8番
419 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/13(金) 02:08:50.60 ID:dWzrcQEf0
男「やぁ少年」

少年「あ、どうも……」


彼は気さくに声をかけたが、
やはりまだどこか警戒されている
彼になにがあったのかは分からないが、
それだけの事情があるのだろうと考えた


男「みんな、いいやつだからな。信頼してやってくれ」

少年「そう、っすね……」
420 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/13(金) 02:32:11.26 ID:dWzrcQEf0
本日はここまでです
ありがとうございました
421 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/13(金) 18:37:09.01 ID:Pf63WEDTO
男「しかし、君……結構強そうだな」

少年「最低限戦えなければ、どこかで野垂れ死んでた」

男「……なんか、緊張してない?もうちょっと肩の力を抜いたらどうかな」

少年「……あんたのことは、信頼するように言われていない」

男「ははっ、そういえばそうか」

少年「はっきり言って、そうでなくともあんたが一番怪しい」
422 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/13(金) 19:16:25.18 ID:Pf63WEDTO
少年はじろりと男に目を向けた


男「ま、最初一番警戒してたのは俺かもしれないな」

少年「……それと、あんまり強そうに見えない。ここにはいっぱい人がいるけど、下から数えたほうが早そう」

男「それは……そうかも」

少年「俺とどっちが強いと思う?」

男「分からん。一本勝負なら俺が勝つけど」

少年「へぇ?」

男「戦いたそうにしないで……アレ負荷すごいんだから」
423 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/14(土) 04:12:56.22 ID:ggvltnOJ0
本日はここまでです
ありがとうございました
424 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/14(土) 18:47:41.66 ID:ggvltnOJ0
少年「ふーん」

男「まぁ、あれだな……子供に信用されてないってのは結構メンタルにくるし」

少年「…………」

男「なにか俺に質問があれば答えよう、それでちょっとは信用してくれ」


そう聞くと、少年は少し考える体勢に入り、
また男の方を見て口を開いた


少年「>>下1」
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/14(土) 18:51:01.89 ID:MnCqx+3DO
貴方にとって「強さ」とは何?
426 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/15(日) 03:21:33.96 ID:BnAl1Hnt0
少年「貴方にとって「強さ」とは何?」

男「そりゃ重い命題だな、少年」

少年「答えてくれるんでしょ?」

男「まぁな……」


彼にとっての強さとはなんなのか
それは自身と向き合う問いである
特に氷魔ややる気のような『武力』としての強さをいつでも発揮できる訳ではない男にとって、
簡単に答えられる質問ではなかった
427 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/15(日) 03:24:41.03 ID:BnAl1Hnt0
少年「分からない?」

男「……いや、強いて言うなら……『信じること』かな」

少年「俺を疑ってたのに?」

男「みんながお前を疑わないことを信じてたから、俺が疑うしかなかったの」

少年「ふぅん」

男「みんなが上手くやれるって信じてきたから、今俺はここにいる。それに……」

少年「?」

男「俺の……いや、俺たちの『切り札』も信じる心によるものだからな」
428 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/15(日) 03:30:25.24 ID:BnAl1Hnt0
本日はここまでです
ありがとうございました
429 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/15(日) 19:52:22.00 ID:BnAl1Hnt0
少年「まるでヒーローだ」


年相応の子がヒーローに言及するとき、
決まってそれは憧れであることを滲ませる


男「いたいけな少年を疑うヒーローはいないさ」


だが、彼の表情にはそういったものがなかった
むしろ、なにかしらの皮肉として口にしていると、
それを見た誰もが思うだろう
430 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/16(月) 02:24:14.59 ID:3ITYtLtH0
少年「ふっ……なんだか、信用できる気がしてきた」

男「そうか、それはよかった」


少年は、男たちと出会ってから初めて面白そうに笑った


少年「少なくとも、帝国のやつらとは違うな」

男「それはどうかな……まぁ、君が考えてるような悪い大人にはならないよう努力してるけど」
431 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/16(月) 02:29:48.20 ID:3ITYtLtH0
本日はここまでです
ありがとうございました
432 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/16(月) 19:27:23.87 ID:3ITYtLtH0
そんなことを話しているうちに、就寝時刻になった
明日に備え、一行は眠る

〜翌日・陽週土曜日〜


中華「さぁ、行こうか」

氷魔「……出るときはまたお願いしますよ……怪盗さん……」

怪盗「お任せっ!」


一行は宿からチェックアウトし、
そのまま都市の出入口に向かった


【ギルドの資金】72130295
433 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/17(火) 02:52:03.18 ID:BihpAKI30
やる気「しっかし、行けば分かるってどういうことなんすかねぇ?」

少年「なんのこと?」

ぶりっ子「私たち、お届けものを預かってるんですよぉ」

少年「へぇ」

炎魔「でも、どの街に届ければいいかまでしか分かってないんです」

少年「なんだそりゃ……」


アバウトな依頼内容に、少年も呆れ顔だ
434 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/17(火) 02:54:39.28 ID:BihpAKI30
狙撃少女「こう、置いておけばいいようなものだったらまだ分かるんですけど、お花なんですよね」

少年「……隠語?」

男「教育に悪いもんばかり見てないとそんなこと言わないぞ……本当に花だ」

中華「隠語?」

氷魔「……こっちは……隠語とはなにかが分かってなさそうですが……」

やる気「なんか、調味料の名前言い換えたりすることないっすか?それみたいなもんっすよ」

中華「あぁ!なるほどね!」
435 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/17(火) 03:58:17.69 ID:BihpAKI30
本日はここまでです
ありがとうございました
436 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/17(火) 18:31:35.77 ID:BihpAKI30
それからは、
入ってきたときと同じように門を抜けて街を出た


少年「うぅっぷ……」

ぶりっ子「どうしたんですかぁ?」

少年「よ、酔った……」

怪盗「随分三半規管が弱いんですね」

炎魔「怪盗さんが妙な挙動したんじゃないかと思うんですけど……」
437 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/17(火) 18:34:36.06 ID:BihpAKI30
狙撃少女「ああ、そういえば……帰り道でどうせ会うことになるので、聞いておくべきことがあります」

少年「ん?なんのことだ?」

狙撃少女「私たちはある廃教会からここまで歩いてきたのですが……そこには、やけにボロボロの服を着た少女がいまして」

男「幸薄そうで敬虔な感じのな」

狙撃少女「実は、あなたと同様に彼女も捜索されているようなのですが……お知り合いですか?」

少年「>>下1」
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/17(火) 19:29:57.14 ID:cr80+N+7o
彼女を見たのか!?
439 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/17(火) 20:35:12.18 ID:BihpAKI30
少年「彼女を見たのか!?」


少年は分かりやすく取り乱した
どうやら知り合いであるようだ


中華「そりゃもう見たし話したし、どこにいるかも分かってるよ」

少年「そうか……」

氷魔「……大切な方なのですか……?」

少年「な、なんか含みがあるな……」

やる気「少なくとも縁はありそうっすね」
440 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/18(水) 02:33:55.94 ID:4PDXyVZj0
少年「まぁ、仲間だな……あいつは」

ぶりっ子「へぇ〜……」

少年「なんだよその眼は」


自分を探られることに人一倍反応する彼は、
一部の邪推が好きな女性陣から好奇の視線を向けられながら街道を行くのだった


怪盗「なんか、警戒心の強い小動物みたいでいいですね」
441 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/18(水) 02:36:07.20 ID:4PDXyVZj0
本日はここまでです
ありがとうございました
442 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/18(水) 18:57:32.09 ID:4PDXyVZj0
狙撃少女が街道の向こうから来る人を察知して少年を隠し、また出すということを繰り返しながら、ついに一行は目的の街に到着した


狙撃少女「ううん、普通の街ですね」

炎魔「帝国の中心部に近いだけあって結構大きいですけど、それだけかなぁ?」


とどこの誰に届ければよいのか考えていると、
突如一行の持っていた水色の薔薇が輝きだした


男「な、なんだ!?」


>>下1……なにが起こった?
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/18(水) 19:28:51.93 ID:j/T9j+WR0
街の中の一角が、水色の薔薇と同じ光を発してた。 その一角からは建物らしきものは見えない様だが?
444 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/19(木) 02:59:23.21 ID:JlVCNSGX0
中華「あれ?なにも起きない……」


しばらく一行は身構えたが、
薔薇は輝くばかりでなにも起こさなかった


氷魔「……なんだったのでしょうか……」

やる気「あっ、あれ!」

ぶりっ子「えっ……?」


彼の指す先からは、
その薔薇のような光が見えた
空に向けて、青い光が放射されている
445 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/19(木) 03:10:37.26 ID:JlVCNSGX0
本日はここまでです
ありがとうございました
446 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/19(木) 18:25:58.49 ID:JlVCNSGX0
炎魔「これは負けていられませんね!」

怪盗「あんたまで光ったら目立ちすぎるっ!」


発光しようとする炎魔を怪盗が軽く叩いて止めた


炎魔「ぶたれた……」

狙撃少女「はいはい、行きますよ」


一行はその青い光の元へと向かうのだった
447 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/20(金) 02:13:13.12 ID:9PkZGMLd0
男「んー……妙だな」

中華「え?」

男「あっち、建物なくね?」


一行はどんどん町外れの建物のない場所へと向かっていた
光がそこから立ち上っているのだが、
そこに建物はなさそうなのだ


氷魔「……受取人がいるのでしょうか……」
448 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/20(金) 02:22:14.69 ID:9PkZGMLd0
本日はここまでです
ありがとうございました
449 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/20(金) 19:37:21.53 ID:9PkZGMLd0
街の人々に光は見えていないようで、
発光する薔薇にも向こうにある光の柱にも、
まるで反応していない


やる気「そろそろ着くっすね」


ひたすら町外れへと歩き、
ついに一行は光の根元へと到着したのだった


>>下1……そこにあったのは
1.家
2.墓
3.なにもない空き地
4.自由安価
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/20(金) 19:47:04.23 ID:5oKGanM50
4.空間の歪み
451 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/20(金) 20:41:00.00 ID:9PkZGMLd0
ぶりっ子「っ……!?」


そこには、空間の歪みがあった
歪曲された空間が靄のようになり、
その先をぼかしている


怪盗「こ、この先に行かなきゃならないの?」

狙撃少女「でしょうね……困りました」

男「すまん、寄り道……長くなりそうだ」

少年「寄り道で済みそうか?」

男「済ましたいな」
452 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/21(土) 02:51:52.43 ID:ksR4H3GH0
中華「まぁまぁ、もしかしたら、向こうは誰かの家かもしれないよ?」

氷魔「……十分ありえます……外れとはいえ街中……こんなものがあったら騒ぎになっていそうですから……」

やる気「誰かの家ではないにしろ、みんなに知られた場所かもしれないっすね」

ぶりっ子「もし、青い薔薇に反応して歪みが発生したのだとしたら……?」

炎魔「だとしたら……なにがあってもおかしくないですね……」
453 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/21(土) 03:58:31.35 ID:ksR4H3GH0
本日はここまでです
ありがとうございました
454 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/21(土) 18:49:14.27 ID:ksR4H3GH0
狙撃少女「どの道行くしかないです。行きましょう」

男「そうだな」


男は先陣を切って、その時空の歪みへと歩んでいく
それに触れた瞬間、その肉体も歪みと同期し、
どこかへと転送された


中華「僕たちも行こうか」


>>下1……どこに繋がっていた?
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/21(土) 19:26:00.51 ID:ii5ih+UI0
何処か分からない、多少暗い大聖堂の中の大通路
456 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/22(日) 02:33:26.83 ID:ApD2baZc0
そこの空気は張り詰めていた
柔らかな光がどこからか差し込む通路である


氷魔「……採光が甘いですね……光は差しているのに暗いです……」

やる気「壁の白磁っぽい感じとか、そういう不合理な建築様式でまで権威を出そうとする感じ……聖堂か城っすね」

ぶりっ子「っ……」
457 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/22(日) 02:40:36.28 ID:ApD2baZc0
突如、どこからか鐘の音がした
荘厳でよく響く、とても巨大なそれが鳴らされている


怪盗「聖堂っぽいですね」

狙撃少女「誰かが鐘を鳴らしているのかもしれません、行ってみましょう」

炎魔「そうですね、この薔薇を待っている人かもしれません」

男「ああ、喚ばれているようだ、この鐘の音は……」
458 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/22(日) 02:43:42.39 ID:ApD2baZc0
本日はここまでです
ありがとうございました
459 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/22(日) 19:20:55.50 ID:ApD2baZc0
巨大な通路を音に導かれ進めば、外に出た
そこはかの魔王が治めているような、
どこまでも花が咲き乱れる地だった


中華「うーん、圧倒されるね」

氷魔「……鐘は……あそこですね……」


きょろきょろと周りを見回した氷魔が、鐘を発見した
そのたもとには>>下1が居た
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/22(日) 19:28:34.36 ID:ne5jEP3DO
双子らしい男女の子供
461 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/23(月) 01:43:55.46 ID:foHr1QT50
双子「「ようこそ、僕たちの領域に」」


そこにいたのは、双子の男女だった
姿は幼く、今連れている少年とさほど変わらない年頃だ


やる気「二人揃ってご挨拶とは、恐縮っすね」

ぶりっ子「持ってきましたよ、青薔薇!」


彼女が預かったそれを出すと、
二人は片手ずつ差し伸べてそれを取った
462 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/23(月) 03:20:21.48 ID:foHr1QT50
本日はここまでです
ありがとうございました
463 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/23(月) 19:48:00.38 ID:foHr1QT50
双子「「ありがとう」」

怪盗「いえいえ、仕事ですから!」


双子は薔薇を持ったまま、
一行にうやうやしく頭を下げた


双子「「ぜひ、お礼をさせて欲しいんです。ここに泊まっていかれてはいかがですか?」」

狙撃少女「魅力的なお誘いですが……」
464 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/24(火) 01:51:08.65 ID:AqUzRJLE0
男「俺たちは、この子を連れて帰らなければならないんだ」

少年「………………」


目の前にいる、
異質すぎる双子に少年は口を噤んだままだった
一行はそうした高位の存在を見慣れているが、
彼にとっては初めての邂逅となる


中華「先を急いでいるんだよね」
465 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/24(火) 03:25:29.35 ID:AqUzRJLE0
双子「「……おや……」」


そして、双子もまた静かに少年を見つめていた
体を少し前傾させて、じっくりと見ている


少年「な、なんだよ」

双子「「彼についても知っていることがあります。せめてお茶だけでも……」」

氷魔「……いいですか……?」

少年「……勝手にしてくれ」
466 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/24(火) 03:26:48.18 ID:AqUzRJLE0
本日はここまでです
ありがとうございました
467 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/24(火) 19:51:01.46 ID:AqUzRJLE0
双子の男の子が指を弾くとそこにお茶会用の椅子やテーブルが現れ、
双子の女の子が指を弾くとティーセットとそこに注がれた紅茶が現れた
一行はそこに座り、お茶会へと参加する


やる気「うん、茶がうまいっすね。花畑の中だと、花の匂いも香ってきてより美味しいっす」

双子「「ありがとう」」

少年「それより、俺について知ってることってなんだ?」

双子「「>>下1」」
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/12/24(火) 20:26:13.06 ID:WEQizt/ao
彼が背負った大罪について
469 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/25(水) 01:57:43.51 ID:rnxVLk+q0
双子「「彼が背負った大罪について」」

ぶりっ子「た、大罪ぃ!?犯罪者だったんですかぁ!?」

怪盗「彼が追われている事情にも、関係してるってこと?」

双子「「そうかもしれない」」

少年「………………ふん」

狙撃少女「心当たりがあるのですか?」


少年は伏し目がちに小さく唸った
470 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/12/25(水) 04:04:06.34 ID:rnxVLk+q0
本日はここまでです
ありがとうございました
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