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安価とコンマで異世界転生!その11
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321 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/21(木) 03:29:47.18 ID:XLCqCfyv0
本日はここまでです
ありがとうございました
322 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/21(木) 18:07:28.56 ID:XLCqCfyv0
狙撃少女「そうなんです、だからどんなお話を書こうかなって……考えてたんです」
男「なるほどな……」
狙撃少女「でも、扱える題材が多すぎて……取捨選択して、まとまりのある話にはしなきゃいけませんし」
男「そうだな」
狙撃少女「そこで!男さん……私を手伝うと思って、ジャンルだけでも指定していただけませんか!?」
と、彼は突如頼られる
ジャンルについて考えていたわけではなかったので少々驚いたが、どうにか答えを出すだろう
男「>>下1」
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/21(木) 18:16:01.28 ID:myzdlCUl0
出会いと別れ
324 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/22(金) 04:04:25.47 ID:Ap38mybo0
男「出会いと別れ」
狙撃少女「……出会いと、別れ……」
男「月並みなアイディアだけどね」
狙撃少女「いいと思いますよ。……うん、話が纏められそうです」
彼女はそう楽しそうに語る
いつしか男も、話しかけられる前の狙撃少女のような優しい笑みを浮かべているのだった
325 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/22(金) 04:36:51.27 ID:Ap38mybo0
本日はここまでです
ありがとうございました
326 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/22(金) 20:18:40.03 ID:Wj24zuGKO
すみません遅れました
それから夕食の時間になった
女将さんが一部屋ずつ回って夕食を届けていくシステムである
女将「うちのご飯は旅人さんに評判がいいのよ」
そう言って彼女は大量の料理を持ってくる
そのいずれも見たことがない料理であった
中華「す……すごい!これは一体……!?」
327 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/22(金) 20:36:27.67 ID:Wj24zuGKO
女将「異邦人の方々に教えてもらった料理よ、見たことないでしょう?」
ところどころ異様なカラーリングになっている盛り付けもある
氷魔「……えぇ……とんでもないですね……」
女将「まぁ、そのまま作るととてもこっちの人間向きじゃない味のものもあるから……アレンジはしたけどね」
328 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/23(土) 03:23:10.63 ID:K7OLSc/V0
中華「……とても興味があります、レシピが知りたいですね」
女将「一応商売道具だから、教えられないわ。ごめんね」
中華「ですよね……」
料理の雰囲気としては、
和洋中の様々な料理にそれぞれ見えうる
しかし、あくまで女将によるローカライズの末にこうなっているものなので、果たして本当に味付けが一致しているのかは分からない
やる気「ま、とにかく食ってみるっすよ!」
炎魔「そうです、食べれば分かることもあるかもしれません!」
329 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/23(土) 04:04:29.44 ID:K7OLSc/V0
本日はここまでです
ありがとうございました
330 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/23(土) 18:14:05.62 ID:jhnDaKMdO
実際夕食の時間なのでみな大人しく席につく
ぶりっ子「……といっても、結構勇気がいりますねぇ」
とりあえず、無難なものから一行は食べ始めた
味は悪くなく、女将の再解釈はかなりうまくいっていることが分かる
狙撃少女「……さて、これですが……」
331 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/23(土) 18:16:26.43 ID:jhnDaKMdO
御櫃のようなものに入った、
サイケデリックなお粥のようなものがそこにはあった
男「凄まじいカラーリングだ」
中華「では、いただこうかなっ」
彼は怯むことなくそれを手元の器に盛り、
啜るようにそれを食べた
氷魔「……お味は……いかがでしょうか……?」
中華「>>下1」
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/23(土) 18:34:38.48 ID:FyxReA1Ro
甘っ!!!
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/23(土) 18:35:22.30 ID:aqPNr1Lbo
なんと言うかカラフルな味?
334 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/24(日) 01:59:15.47 ID:VYZFSe/C0
中華「甘っ!!!」
彼は思わずそう叫んだ
口内に広がるどぎついスイーツのような甘味に、
さすがに狼狽えざるを得なかったようだ
やる気「甘いんすか!?」
中華「す……すっごく甘い。甘いと思って食べればまぁ美味しいかも」
ぶりっ子「そりゃいいですね、私甘いもの大好きなんですよぉ!」
335 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/24(日) 02:02:57.44 ID:VYZFSe/C0
一方のぶりっ子はそれを聞いて、
がつがつとそのお粥のような物体を食べ始めた
怪盗「私も甘いもの好きなんですよねー……あっま!!なんですかこれっ!!」
狙撃少女「そ、そんなにですか……っ!えふっ……こ、これは……!」
が、しかし二人連続で撃沈した
あまりにも強烈すぎる甘さに身を強張らせる
ぶりっ子「……どうしたんてすかぁ?」
しかしぶりっ子だけはとても美味しそうにそれを食べ続けている
許容できる最大の甘さが海よりも広いのだ
336 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/24(日) 02:54:42.08 ID:VYZFSe/C0
本日はここまでです
ありがとうございました
337 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/24(日) 19:46:23.18 ID:VYZFSe/C0
それからも一行は珍妙きわまりない料理たちを食べ、
騒がしく夕食を終えた
中華「得られるものは多かった……」
炎魔「いろんなもの食べられて、大満足です!」
まだ寝るまでには時間がある
>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.自由安価
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/24(日) 19:59:37.95 ID:X6ATjvAy0
8,拾って来た青銅の箱を観察して見る
339 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/24(日) 23:21:29.22 ID:VYZFSe/C0
夕食を食べて気持ちを切り替えると、
ふと彼の脳裏にあるものが思い浮かんだ
バッグを漁り、それを取り出す
男「……うぅむ」
青銅の箱であった
相変わらずその触感からは生命の息吹が伝わってくる
やる気「……開けるんすか?」
男「んー?うーん……」
340 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/24(日) 23:26:11.57 ID:VYZFSe/C0
やる気「やめといた方がいいっすよ?」
男「まぁ……なんかろくでもないもん見たんだよな?」
やる気「闇っすね」
男「……だが、もう一度開けたとき、それらは食物に入れ替わっていた」
少なくとも、
男たちがじっくりと見たのはそちらだった
やる気「次また闇が出てくるのかは実際、分からないっす」
男「だがリスクがある……どうしようかな」
341 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/24(日) 23:55:17.95 ID:VYZFSe/C0
本日はここまでです
ありがとうございました
342 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/25(月) 19:00:42.14 ID:Rf8IAOBj0
怪盗「大丈夫じゃない?」
好奇心の高い三人が集ってしまった
男「そうか?」
怪盗「やる気さんに箱押さえててもらって、ヤバいのが出たらまた閉じればいいんです!」
男「……まぁ、実際それでいけてたからな。じゃあ頼む」
やる気「これ貧乏くじじゃないっすか……?」
やや不満げなやる気をよそに、
男はまたその箱を開いてみた
>>下1……青銅の箱の中身
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/25(月) 19:15:33.38 ID:HveKJeyj0
男が開けたら空っぽ
怪盗が開けたら酒がぎっちりあった
344 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/26(火) 01:06:09.13 ID:DhSselsw0
男「うん……?」
それを開いた男は、
ただただ呆気に取られたような顔をしている
それもそうだろう、なにも入っていないのだ
怪盗「なにも、入ってない?」
やる気「っすね、どういうことなんすかね?」
男「……まさか……いや……」
345 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/26(火) 01:39:33.11 ID:DhSselsw0
本日はここまでです
ありがとうございました
346 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/26(火) 02:16:31.60 ID:DhSselsw0
本日はここまでです
ありがとうございました
347 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/26(火) 19:37:58.08 ID:DhSselsw0
怪盗「どうしたんです?」
男「……ちょっと、もう一回開けてみてくれ」
男はその箱を閉じ、怪盗に渡す
彼女は不思議そうな顔をしながらそれを受け取った
やる気「だ、大丈夫なんすか……?」
男「ああ、恐らく……」
348 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/27(水) 02:12:53.08 ID:lvCDDEvz0
怪盗「じゃ、行きますけど……」
やや不安げに鼓動するそれを開く
やる気「おおっ!これは!」
男「酒だ!」
箱一杯に酒瓶が敷き詰められている
その品質に関しては素人の男たちにはよく分からなかったが、ともかく酒が出現したのだ
怪盗「えぇっ!?お酒ぇっ!?」
349 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/27(水) 02:16:23.91 ID:lvCDDEvz0
やる気「おっと待つっす」
並外れた動体視力で怪盗の手癖を見切り、
酒瓶を掴み取ろうとするその腕を制止した
男「ナイス!」
怪盗「なにがナイスなんですかね!?いいじゃないですかお酒飲んだって!」
やる気「下戸の癖にがばがば呑むじゃないっすか!」
男「酒癖も悪いし……呑むなとは言わないが、多少管理させてくれ」
350 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/27(水) 02:23:02.70 ID:lvCDDEvz0
本日はここまでです
ありがとうございました
351 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/28(木) 02:04:49.21 ID:Oa85PCFD0
すみません送信できてませんでした
怪盗「知ったことですか!酒を呑ませなさい!」
と、現れた酒瓶を巡っての攻防が起こった
その攻防の間隙を縫って、
男はこっそりと青銅の箱をしまい直したのだった
やる気「ゲロ吐かれたら困るんすよ!」
男(微笑ましい争いだが……箱の管理に失敗すれば、笑えない戦いが起こるだろうな)
352 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/28(木) 02:08:55.85 ID:Oa85PCFD0
箱のことはなるべく話さないように皆に提言すべきかもしれない
そう男は思いながら寝る準備をした
怪盗「へっへっへ……」
怪盗はやる気から泣きの一杯を勝ち取り、
コップ一杯で泥酔して眠っている
平和的な解決がされたことに安堵しつつ、
男もまた眠るのだった
〜翌日・陽週金曜日〜
中華「さて、どうしようか?」
353 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/28(木) 03:00:40.48 ID:Oa85PCFD0
本日はここまでです
ありがとうございました
354 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/28(木) 19:39:02.93 ID:Oa85PCFD0
氷魔「……移動手段……ですね……」
馬車に乗っていけば目的地までそう遠くはない
ぶりっ子「久しぶりに徒歩で向かいたい気分ですねぇ」
男「うーん……」
狙撃少女「子供たちのことを気にしているのなら……多分大丈夫ですよ。図書館の街で非常に楽しそうにしていたので」
355 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/28(木) 21:18:38.84 ID:Oa85PCFD0
それから一行は宿をチェックアウトし、
奇妙な街の住人たちを観察しながら街を出た
【ギルドの資金】72145295
中華「本当はもう少し滞在したかったけれど……収穫はあったし、いいかな」
氷魔「……私も色々と気になりますが……用事が立て込んでいるのが残念です……」
356 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/28(木) 21:21:30.73 ID:Oa85PCFD0
目的地の方向へと続くは、
街とは打って変わってなんの変哲もない街道だった
炎魔「ほんと長閑ですね〜」
やる気「そっすね……お」
街道の向こうから歩いてくる者がいた
土砂崩れをした峠を越えて向こうに行くつもりか、
あるいは奇妙なあの街を目指す者だ
>>下1……街道を歩いてきた存在
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/28(木) 23:00:30.86 ID:irc07cyDO
大きな荷物を抱えた行商人
358 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/29(金) 02:10:14.12 ID:pUgkg1M10
随分と大変そうな存在が、
向こうからややふらつきながら歩いてきた
行商人「……はぁ……」
ぶりっ子「す、すごい荷物ですねぇ……」
丈夫そうなバッグをパンパンに歪ませて、
ずっしりとした荷物をどうにか運ぶ行商人が向こうからやってきたのだった
怪盗「こんなの一人で運ぶなんて、拷問じゃない?」
359 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/29(金) 02:13:46.59 ID:pUgkg1M10
本日はここまでです
ありがとうございました
360 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/29(金) 19:43:36.92 ID:pUgkg1M10
行商人「まったくだ、行商人なんて馬に乗って帳簿と算盤をいじる仕事だと思っていたのに」
汗を垂らしながら行商人は進む
それほどまでに重大な荷物なのか、
あるいは馬車を使えない理由があるのか
狙撃少女「しかし、なにを運んでいるんですか?」
炎魔「確かに気になりますね」
行商人「>>下1」
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/11/29(金) 20:00:37.54 ID:AWmo5rG20
東の国の特産品だ
362 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/30(土) 01:20:19.02 ID:9DQg+4qM0
行商人「東の国の特産品だ」
男「へぇ……重要なんですか?」
行商人「大層高く売れる。お前たちが出てきたあの街ではな」
動機としては、高く売れることのようだった
中華「へぇ……中身が関係あるの?」
行商人「いや……あまり関係ないかもな。そこの街のやつらはそもそもこの世界に馴染みがないから、異国の特産品に大きな価値を感じているんだ」
363 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/30(土) 01:24:26.41 ID:9DQg+4qM0
氷魔「……東の国の特産といえば……木材を細工して作った工芸品や楽器でしょうか……?」
行商人「そうだ、箪笥なんて生身で運ぶもんじゃない……お前たちも、引っ越しをするときは馬車を使うべきだ」
異常に膨らんだそのバッグの正体が、
ある程度分かってきた
しかし一行には彼を助ける動機がなかった
やる気「さらに先の峠じゃ、土砂崩れがあったらしいっすけど……」
行商人「もう聞いてるさ、というか……だからビジネスチャンスが生まれたんだ。どうにかこの体を滑り込ませて金を産んでやる」
364 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/30(土) 01:26:51.03 ID:9DQg+4qM0
本日はここまでです
ありがとうございました
365 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/30(土) 18:56:19.75 ID:9DQg+4qM0
そう言って、商魂逞しい商人は歩いていった
ぶりっ子「大変ですねぇ、商人さんも……」
それから一行はひたすら街道を進んだ
魔物が現れたりもしたが、
街道に出るようなレベルの魔物はもはや敵ではなく、
軽くひねってピクニック気分でさらに道を進む
366 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/11/30(土) 22:11:22.67 ID:9DQg+4qM0
狙撃少女「あれ、まずくないですか?」
彼女の指す先には一つの村があったが、
そこからは激しく黒煙が立ち上っていた
怪盗「んー……あれじゃないですか?農業が終わった後になんか焼くやつ」
男「あんな煙出るかなぁ……」
中華「いや!なに呑気に見てるのさ!行かないと!」
367 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/01(日) 04:07:52.88 ID:uhx8Xr2O0
本日はここまでです
ありがとうございました
368 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/01(日) 19:23:28.69 ID:uhx8Xr2O0
万が一ということがあるので、
一行はその村に急行した
氷魔「……火事でなければよいのですが……」
炎魔「私にも消火能力があればよかったんですけどね」
村の入り口を潜り抜ける
特になんの変哲もない木造のゲートに、
その村の名前が記されているシンプルなものだった
やる気「あの辺からっす!」
>>下1……煙の発生源はどうなっていたか
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/01(日) 19:41:36.84 ID:CKwMkDg/0
『村』その物と言うほどに家屋とかが焼かれていた。
目に見える限り、『焼け焦げた』遺体が倒れてる
370 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/01(日) 23:12:06.37 ID:uhx8Xr2O0
ぶりっ子「うっ……」
そこは慄然とさせられる有り様であった
村は既に燃えていたのだ
家屋という家屋は全て既に焼かれた後なのである
怪盗「さ、最悪……」
そして、無数の焼死体もまた散乱していた
ひどい有様であり、
一行もこれほどの事態を確認したことはなかった
狙撃少女「ひどいですね……」
371 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/01(日) 23:15:49.76 ID:uhx8Xr2O0
男「……みんな、警戒を」
中華「ただの火事じゃなさそうだね」
氷魔「……先ほど……行商人の方とすれ違いました……これほどまでに村が焼けているのであれば……彼もそのことを知っていておかしくないはずです……」
炎魔「ってことは、これ……」
やる気「ついさっき、誰かがこれをやった。そう判断するべきっすね」
村一つを燃やし尽くすほどの存在が、
そう遠くない場所にいる
それがまだここに潜んでいるのか、
そうでないのかすら不透明だった
372 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/02(月) 00:29:44.87 ID:nYcM2Fih0
本日はここまでです
ありがとうございました
373 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/02(月) 19:13:05.19 ID:nYcM2Fih0
ぶりっ子「そんなのと戦いたくないですよぉ」
炎魔「私も怖いです……」
怪盗「二人は炎系の攻撃効かないんだから前に立ってくれないと困るんですけど!?」
陣形としては、最外周にぶりっ子と炎魔を置き、
他のメンバーが寄り集まっている形だ
374 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/02(月) 19:17:25.69 ID:nYcM2Fih0
狙撃少女「視認できる範囲には……なにも居なさそうです。村で遮蔽も多いので、気休めにもなりませんが」
油断せず着実に、村を探索していく
人の焼けた臭いだろうか、焦げ臭いほかにも、
生理的に厳しい悪臭が時折風に乗ってくる
男「っ!誰だ!」
近くの茂みががさりと動いた
もしかしたら野生動物かもしれないが、
なんであれ今は無視できない
沈黙がしばし場を包むと、茂みからそれは出てきた
>>下1……茂みの中にいた存在
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/02(月) 19:46:08.18 ID:JPjg/1Z50
アルビノに近い白い肌の中性的な少年(かなりボロボロ)
376 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/03(火) 01:29:14.83 ID:zVKNuZL70
少年「………………」
現れたのは一人の少年だった
その肌は病的なまでに白く、色素が抜け落ち気味だ
ひどくぼろぼろで瞳孔も震えているが、
その眼光の鋭さは本物だった
中華「子供……?」
氷魔「……油断しないでください……まだ彼が安全と分かったわけではありません……」
377 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/03(火) 01:32:13.24 ID:zVKNuZL70
本日はここまでです
ありがとうございました
378 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/03(火) 19:48:47.30 ID:zVKNuZL70
彼はただじっと一行を見つめている
だが、次第にその眼すらブレはじめる
少年「…………っ」
そして、ついに彼は倒れた
よく分からないが、肉体または精神、
あるいはその両方が極限だったのだろう
やる気「あっ」
ぶりっ子「……えっ、どうしますこの子」
379 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/04(水) 02:31:54.07 ID:9nmOOAQA0
怪盗「いくらなんでも捨て置くのは……」
狙撃少女「……そうですね、なんとしてでも……彼は保護したいです」
かつて身寄りのない子であった彼女には、
その少年の姿になにか使命を感じずにはいられなかった
男「……仕方ない、一旦連れていくか」
炎魔「なら、私にお任せっ!温かいし、もしこの子が炎を放つような存在だったとしても私には効きません!」
380 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/04(水) 02:35:58.62 ID:9nmOOAQA0
一行は警戒しながら村を出た
結局、危惧していたような存在に直接遭遇することはなく、また街道へと出たのである
中華「……さて、怖いのはさらに向こうの村や街だね」
氷魔「……そうですね……放火した存在が……そちらに向かっている可能性は少なくありません……」
やる気「ま、もし逆側に向かってたとしても謎の種族の人達とか異次元の技術に鎮圧されそうっすね」
ぶりっ子「旅路を急いだほうがいいかもしれませんねぇ」
381 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/04(水) 02:38:26.88 ID:9nmOOAQA0
本日はここまでです
ありがとうございました
382 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/04(水) 19:27:22.69 ID:9nmOOAQA0
やや急ぎ足で街道を進む
少なくとも、そこから見える森や、
街道の脇に息づく緑が燃やされている様子はない
怪盗「そろそろ次の街ですね」
男「そうだな……燃えてるかい?次の街」
そう問えば、狙撃少女は遠くへと目線を飛ばし始める
狙撃少女「>>下1」
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/04(水) 19:40:18.06 ID:KDbNSXZL0
「見た感じ、騒いでる様子がない様ですが」
384 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/05(木) 03:54:14.43 ID:O6TpL6hu0
狙撃少女「見た感じ、騒いでる様子がない様ですが」
中華「大丈夫そうだね、よかった」
氷魔「……火の用心だけは……しっかりとしましょう……」
やる気「先は急ぐし、あそこは寄らずにいくっすか?」
ぶりっ子「隣の村が燃えたことを伝えたい気持ちもありますがぁ……」
385 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/05(木) 03:57:33.84 ID:O6TpL6hu0
本日はここまでです
ありがとうございました
386 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/05(木) 18:36:09.20 ID:O6TpL6hu0
一行は先を急ぐことにした
明日には目的地に着けるはずである
怪盗「しかし、帝国といえばがちがちな感じを想像していましたが……あんまりディストピア感ありませんね」
炎魔「人が住めば人の国ですからね」
狙撃少女「すごい、格言みたいなこと言ってます」
387 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/06(金) 01:49:57.46 ID:/Ud4hCib0
話しつつ歩いていると、道の様子が変わった
今まで歩いていた街道は土を均したものであったが、
それが石畳へと変わったのだ
男「首都に近づいてきたのかな」
中華「多分ね」
氷魔「……私たちが目指している街と首都は別ですが……そう遠くもありませんから」……」
388 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/06(金) 01:53:06.28 ID:/Ud4hCib0
そして、この日もまた日が暮れてきた
やる気「距離的には……どんなもんなんすか?目的地まで」
ぶりっ子「ええっとぉ……明日の朝出発して、昼前には着く感じですねぇ」
怪盗「うーん……無理に進むのは憚られる絶妙な距離ですね」
炎魔「この子も背負っているんですから、あんまり無茶したくないです!」
彼女は中性的な彼を指し、そう主張した
389 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/06(金) 01:54:11.86 ID:/Ud4hCib0
本日はここまでです
ありがとうございました
390 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/06(金) 19:09:19.12 ID:mYQPvXxKO
狙撃少女「そうですね……」
二人が随分少年に入れ込んでいるのを見て、
男はやや危機感を覚えた
いざとなったとき、本当に頼れるのは恐らくぶりっ子であろうと彼は考えた
男「……さて、街が見えてきたな」
その日宿泊する予定のある街がその姿を鮮明にしていく
>>下1……どんな街か
1.辺鄙な村
2.普通の街
3.城下町
4.城塞都市
5.商業都市
6.自由安価
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/06(金) 19:27:34.54 ID:6Lt1fqjbo
4
392 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/07(土) 02:03:32.32 ID:fECoksee0
巨大な煉瓦造りの壁が夕霧に見える
そこにそびえるは帝国の城塞都市だった
中華「よし、入ろうか」
氷魔「……待ってください……あれを……」
街の入口には兵士が立ち、検問をしている
旅人だからといって入れないことはないはずだが、
彼らは見られたら面倒なものは沢山持っているし、
説明しがたい少年も連れているのだ
393 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/07(土) 02:07:37.25 ID:fECoksee0
ぶりっ子「どうしますぅ?」
男「……まぁ、ものは意外とどうにかなりそうかな」
怪盗「じゃあ、ヒトですね」
炎魔「あー……結構リスクあるよね、この子見せるの……」
怪盗「はっはっは、私を誰だと思っているんです?その子を私に寄越しなさいな」
怪盗は炎魔から少年の身柄を渡してもらい、
そのまま背負った
394 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/07(土) 02:08:57.22 ID:fECoksee0
本日はここまでです
ありがとうございました
395 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/07(土) 19:42:30.43 ID:fECoksee0
それから一行は衛兵の前に歩み出た
衛兵「止まれ!」
狙撃少女「はい……」
ちらりと彼女が後ろを振り返れば、
そこにはもう怪盗の姿はなかった
いつの間に消え失せたのか、と少し恐怖している
男「検問ですか?」
衛兵「そうだ」
396 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/07(土) 21:44:37.80 ID:fECoksee0
中華「分かりました」
衛兵「荷物を改めさせてもらおうか」
そう言って彼は荷物を探り始めた
だが、運ぶ必要のあるモノは単なる花であるし、
それ以外の珍妙なアーティファクト群も一見して異常なものではない場合がほとんどだ
氷魔「……ここでは……いつも検問をしているのですか……?」
衛兵「>>下1」
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/07(土) 22:10:01.39 ID:XNetmNbDO
良くわからないがこの二人の子供を保護しろと命令がきてるのだ
(教会にいた気弱少女と保護した少年の似顔絵を見せる)
398 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/08(日) 01:50:44.94 ID:EqUVdTS40
衛兵「良くわからないがこの二人の子供を保護しろと命令がきてるのだ」
彼は懐から似顔絵を二枚取り出した
片方には幸薄そうな少女の顔が、もう片方には深刻そうな少年の顔が描かれていた
やる気(!これは……)
間違いなく、片方は教会にいる気弱少女の顔であり、
もう片方は怪盗と共にどこかへ隠れた少年の顔だった
ぶりっ子「へぇ、迷子なんですかぁ?」
衛兵「そうなのだろうか……荷物を改めてさせてもらったのも、袋の中にこの子らがいないか確認するよう言われているからなのだ」
399 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/08(日) 02:46:16.17 ID:EqUVdTS40
本日はここまでです
ありがとうございました
400 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/08(日) 19:43:06.85 ID:EqUVdTS40
狙撃少女「迷子だったら、そんなことしなくてもいいはずですが」
衛兵「うむ……まぁ、命令は命令だ。通ってくれ」
どこか指示に納得のいっていなさそうな彼を尻目に、
一行は城塞都市へと入っていった
怪盗「どうでした?」
炎魔「……えっ、もう中にいたんですか?」
401 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/09(月) 02:57:25.55 ID:TvB2ZZrk0
怪盗「ナメてもらっちゃ困ります、私はこれでも最高の怪盗なんですよ」
男「まぁ、そうだな……捕まえるのもやたら苦労したし」
狙撃少女「へぇ、そうなんですね……」
やる気「ありゃ酷かったっすね、通気口に入り込んで______」
怪盗「わーっ!わーっ!その話はナシ!」
炎魔「えー!?めちゃくちゃ聞きたいですんですが!」
402 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/09(月) 03:08:59.93 ID:TvB2ZZrk0
本日はここまでです
ありがとうございました
403 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/09(月) 19:43:48.75 ID:TvB2ZZrk0
それから一行は宿を取ることにした
広い街なので宿探しに困ることはなく、
少年を隠して部屋を取ることができた
中華「帝国はどこ行っても広い部屋があっていいね」
氷魔「……そうですね……さて……」
一行は少年を備え付けのベッドに寝かせる
ぶりっ子「しっかし、ずっと寝てますねぇ……」
中華「心配だなぁ、あんまり栄養が足りてないように見える」
404 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/09(月) 22:02:06.33 ID:TvB2ZZrk0
中華は備え付けの簡易厨房でお粥を作り始めた
それからも一行は少年を見守り続けた
男「………………」
少年「……っ」
男「動いた……」
少年は全身を強張らせ、震えながら目を開いた
氷魔「……おはようございます……」
少年「>>下1」
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/09(月) 22:06:33.65 ID:mip8oIPn0
突然ベッドから跳ね起き、『血』の様な色の短剣を精製する
警戒しながら「あんた達は帝国兵や科学者たちか?」と問う
406 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/10(火) 00:25:06.48 ID:OzJ2PYUm0
筋肉の痙攣したアンデッドが横たわった状態から飛び上がるような動きで少年はベッドから起きる
少年「あんた達は帝国兵や科学者たちか?」
やる気「……違うっすけど。その武器は下ろして欲しいっすね」
少年は腰を落とし、両腕をクロスして構えるとその手に短剣を精製する
その色は赤黒く濁っていて、
まるで血の色のようだった
407 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/10(火) 00:33:37.15 ID:OzJ2PYUm0
炎魔「こらーっ!そんな物騒なことしちゃだめです!」
少年「!?」
炎魔はベッドの上で周囲を睨みつける少年の前に立ちはだかる
炎魔「どこから出したんですか、こんな武器!」
少年「ふ、触れるなッ!斬るぞ!」
炎魔「いいですよ、私には痛くも痒くもありませんから」
少年「な……なんだこの女……」
408 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/10(火) 02:12:27.86 ID:OzJ2PYUm0
本日はここまでです
ありがとうございました
409 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/10(火) 19:48:14.71 ID:OzJ2PYUm0
炎魔「私たちはあなたが危惧するような者ではありません」
少年「………………」
炎魔「その、なにも信じられない顔……放っておけません。かつての私のようで」
少年「……ふん」
少年は殺気を収めた
そして炎魔と向かい合っている
炎魔「あなたの身の上についてとやかく聞くつもりはありません……私が聞きたいのは、あなたがどうしたいかです。本心でお答えくださいな」
少年「>>下1」
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/10(火) 19:53:14.77 ID:GuKFdw2/0
…帝国から、逃げたい…
411 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/10(火) 23:46:14.33 ID:OzJ2PYUm0
少年「…帝国から、逃げたい…」
ぶりっ子「だったら、私たちが保証してあげてもいいですよぉ」
狙撃少女「寄り道はしますが……」
少年「……帝国から出られるなら、それでいい」
男「ん……じゃあそういうことで。ちなみにご存知かも知れないが、君は今指名手配されているから気をつけてくれ」
412 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/10(火) 23:48:57.23 ID:OzJ2PYUm0
と、ひとまず場が落ち着いた所で中華が戻ってきた
中華「お粥できたよ〜」
氷魔「……だそうです……あなたの分ですよ……」
少年「い、いいのか?」
中華「当たり前じゃないか、君は大分色白だけど、それを差し引いても顔色がよろしくない。栄養を取るんだよ」
少年「ありがとう……」
そう、ぎこちなく彼は口にした
感謝を述べるような機会がほとんどなかったのだろう
413 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/11(水) 00:26:33.03 ID:/1eUAjnT0
本日はここまでです
ありがとうございました
414 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/11(水) 19:04:02.03 ID:/1eUAjnT0
彼はがつがつとお粥を食べ始めた
やる気「米があってよかったっすね」
中華「うん、どうも帝国じゃ穀物は安いみたいだね」
ぶりっ子「領土は広いですけどぉ……ぶっちゃけほぼ田舎ですよねぇ。だからお安くいただけるんでしょうけど」
怪盗「帝国やるんだったらそれでいいでしょうねー……」
415 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/12(木) 01:46:54.89 ID:E3GZvXnu0
そんなことを話していると、夕食が運ばれてきた
それらを取り分け、
少年の分を用意してから夕食に入った
少年「……なぜ、よくしてくれるんだ?」
狙撃少女「私たちがそういう集まりだから、ですね」
男「ふふっ……ま、そうだな」
狙撃少女「その意味ありげな視線をやめてください……」
416 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/12(木) 19:19:11.11 ID:E3GZvXnu0
すみません寝落ちしました
中華「そうだ、さっきも言ってたけど僕たちはちょっと寄り道する必要があるんだ」
少年「安全ならいいけど……」
氷魔「……それが分からないんですよね……依頼人が依頼人なので……」
やる気「ま、多分そんな時間は取らないっすよ」
少年「そう……」
417 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/12(木) 21:20:43.71 ID:E3GZvXnu0
まだ抑圧的な雰囲気の少年と共に一行は夕食を終えた
ぶりっ子「明日からは今日までみたいにのんびりしてもいられませんねぇ」
怪盗「私は久しぶりに怪盗らしいことできて大満足です」
狙撃少女「あれ、すごかったですね……どうやったんでしょう?」
まだ眠るまでは時間がある
>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.少年と話す
9.自由安価
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2024/12/12(木) 22:01:03.21 ID:d2JEZg8Z0
8番
419 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/13(金) 02:08:50.60 ID:dWzrcQEf0
男「やぁ少年」
少年「あ、どうも……」
彼は気さくに声をかけたが、
やはりまだどこか警戒されている
彼になにがあったのかは分からないが、
それだけの事情があるのだろうと考えた
男「みんな、いいやつだからな。信頼してやってくれ」
少年「そう、っすね……」
420 :
◆UEqqBEVZVY
[saga]:2024/12/13(金) 02:32:11.26 ID:dWzrcQEf0
本日はここまでです
ありがとうございました
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