安価とコンマで異世界転生!その11

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

233 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/01(金) 03:12:18.13 ID:a4Esx5MF0
風貌と服装のミスマッチではない、
本人が持つその風格は充分な重圧を放っていた


オネエ魔王「そう緊張しないで」


短く、しかしどこか女性的に切り揃えられた髪をいじり、物憂げに告げる


怪盗「すみません、気を遣わせちゃって」

狙撃少女「『本物』のオーラを感じます……」
234 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/01(金) 03:14:03.80 ID:a4Esx5MF0
本日はここまでです
ありがとうございました
235 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/01(金) 18:38:02.06 ID:nigeASpUO
それから、一行は勧められるままに紅茶を飲んだ
香り高く、当然茶葉にもこだわっているようだった


炎魔「おいしいですね!」

オネエ魔王「ありがとう」

男「……本日はご招待いただき、ありがとうございます。不躾ですが……一体なぜ、我々を呼んだのですか?」

オネエ魔王「>>下1」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/01(金) 19:17:18.67 ID:ZkM+OF3U0
貴方に依頼を受けてこの茶会を開いたのよ。 依頼の成功・失敗は問わないから、報酬は心配しないでちょうだい
237 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/02(土) 05:08:11.02 ID:m9/VbQvn0
オネエ魔王「貴方に依頼を受けてこの茶会を開いたのよ。」

中華「ははぁ……」

オネエ魔王「依頼の成功・失敗は問わないから、報酬は心配しないでちょうだい」


魔王から依頼とは、と緊張が走った
だが、彼はすかさず付け加えてそれを緩和させようとしている


氷魔「……ご寛大なのですね……」

オネエ魔王「美しいものに倣っただけ。それがポリシーだから」
238 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/02(土) 05:08:52.73 ID:m9/VbQvn0
本日はここまでです
ありがとうございました
239 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/02(土) 19:08:18.69 ID:m9/VbQvn0
やる気「それで、なにして欲しいんすか?」

オネエ魔王「随分せっかちね」

ぶりっ子「ま、色々立て込んでもいますからねぇ」

オネエ魔王「ふぅん、なにかあったの?」

怪盗「子供たちを預かっていまして……極東までどうにか帰さなきゃいけないんですよね」

オネエ魔王「……そう、あなたたちがよければ、一旦ここに連れてきても構わないけれど」
240 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/02(土) 21:05:31.62 ID:m9/VbQvn0
狙撃少女「……それは、仕事が終わってからにしましょうか」


彼がそんな人物であるとは思っていなかったが、
万が一のことを考えると見ず知らずの人物______加えて言えば、魔王などという肩書きを持っている存在______に子供をいきなり預けるつもりにはなれなかった


オネエ魔王「そうね……巻き込むのも悪いし」

男「……俺たちはいつでも動けます。もう夜ですが……なにをして欲しいんですか?」

オネエ魔王「>>下1」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/02(土) 21:44:09.46 ID:2lDoRVCUo
とある場所にこの花を届けて欲しいの
242 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/03(日) 03:45:51.01 ID:d+rUouMm0
オネエ魔王「とある場所にこの花を届けて欲しいの」


そう言って、一輪の花を差し出した
それは水色に輝くバラであった


炎魔「わぁ、綺麗!」

中華「なるほど……して、どこに届ければよいのですか?」


問えば、彼は地図を渡してきた
それがどこかの街の地図ならよかったものを、まさかの世界地図であった
243 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/03(日) 04:12:09.31 ID:d+rUouMm0
本日はここまでです
ありがとうございました
244 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/03(日) 18:56:54.20 ID:jRZ8BdHiO
オネエ魔王「ここ」


だが、目的地に印はつけてあった
場所としては、先ほど通過した帝国の領内であった


氷魔「……ふむ……帝国ですか……」

オネエ魔王「なにかおあり?」

やる気「いや、特にないっす」

ぶりっ子「誰に渡せばいいんでしょう?」

オネエ魔王「行けば分かるわ」
245 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/03(日) 20:30:43.02 ID:jRZ8BdHiO
怪盗「では、向かいますか?」

オネエ魔王「もう夜だから、ここで休んでいきなさい」


実際、地下水道をひたすら滑走したために疲れている
休んだほうがいいだろう


狙撃少女「……では、お言葉に甘えて」

オネエ魔王「夜はちゃんと寝ないと、美しさを損なうからね。身も心も」
246 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/04(月) 03:58:01.79 ID:4//qjggh0
魔王がそう言うとひとりでに入ってきた扉が開く
そこには先ほどのドリアードが控えていた


炎魔「あっ、さっきの方」

オネエ魔王「案内して差し上げて」

ドリアード「御意」


ぴりっとしたやり取りを交わし、
それからドリアードは大きな寝室へと一行を案内した
247 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/04(月) 04:43:12.79 ID:4//qjggh0
本日はここまでです
ありがとうございました
248 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/04(月) 19:34:01.48 ID:4//qjggh0
巨大な寝室で一行は寛いだ
フローラルな香りが安心感を出している


男「今日も慌ただしかったな」

中華「……大丈夫かな、帝国に行って」

氷魔「……私たちのことは……知られていないはずです……安心しましょう……」


と、明日のことについて散発的に話している
出かけるには遅い時間なのは言うまでもなく、
しかし寝るにもまだ少し早かった
男は誰かと話して時間を潰そうと考えるのだった


>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.自由安価
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/04(月) 19:35:08.12 ID:4a2FcoXqo
7
250 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 02:43:21.12 ID:QL4WT7hO0
疲労を匂わせる彼らの中にも、
そういった気配をまるで感じさせない者がいた
それが炎魔である
男は、彼女に話を聞いてみることにした


男「炎魔、疲れてないのか?」

炎魔「結構疲れてますよ」

男「そうか?全然そんな感じがしないな」

炎魔「今ならぐっすり寝られますよ!」
251 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 03:02:16.62 ID:QL4WT7hO0
本日はここまでです
ありがとうございました
252 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 18:56:44.78 ID:QL4WT7hO0
男「……寝相ヤバいよな、炎魔」


一昨日の朝、華麗な軌道で空を回転していた彼女を思い出す


炎魔「私は夢の中でも飛び回ってますからね!」

男「そんな気がするわ……」


いつでも楽しそうな炎魔からは、
誰でも元気をもらうことができるだろう


炎魔「そういえば男さん、>>下1」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/05(火) 20:10:55.45 ID:bgm32N6Oo
もし不死鳥と戦闘になってたら勝算はあった?
254 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 20:52:30.83 ID:QL4WT7hO0
炎魔「もし不死鳥と戦闘になってたら勝算はあった?」


その質問に、男は一瞬驚いたような顔をした
だが、すぐに自信満々に答える


男「あるわけないっ!」

炎魔「ええっ!?」

男「最初はどうにかなるかもなーって思ってたが、実際目の前にするとダメだな、ありゃ」
255 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/05(火) 20:59:42.97 ID:QL4WT7hO0
炎魔「男さんがどうにかしてくれるって思ってたのに……」

男「そりゃむしろこっちの考えだ」

炎魔「え?」

男「火力勝負してやるって意気込んでただろ?だから色々と炎魔に任せるつもりだった」

炎魔「え、えぇ……」


彼女は複雑な表情をした
一意に定まらない感情を持っているのだろう


男「悪いな、頼りなくて」

炎魔「確かに、あそこで矢面に立たされるのは勘弁ですが……私を頼ってくれたことは素直に嬉しいです!」
256 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/06(水) 02:37:45.39 ID:RGakUHtt0
男「そんなにか……?」


ずいぶんポジティブに捉えているのだな、
と男は思った


炎魔「色々と世話になっていた期間の方が長いですから、少しでも恩返しがしたいのです!」

男「そうか、不死身だからと言って頼りすぎるのも悪いと思っていたんだが……」

炎魔「なんでも任せてください!」
257 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/06(水) 02:39:05.60 ID:RGakUHtt0
本日はここまでです
ありがとうございました
258 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/06(水) 19:20:41.87 ID:RGakUHtt0
今度からは炎魔をもっと頼るようにしよう、
と男は思うのだった


〜翌日・陽週木曜日〜


昨晩はボロボロだったので入れなかった風呂に軽く入ってから、一行は朝食の時間を迎えた


中華「昨日ので体も慣れたし、あの頃のように滑れそうだよ」

氷魔「……あの頃に比べれば……身体能力も上がっています……私はもっと綺麗に……滑りたいですね……」
259 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/07(木) 01:32:29.63 ID:MbNbzDBw0
やる気「じゃ、行ってくるっすねー!」


荘厳な城と、そこからこちらを見守る魔王にしばしの別れを告げ、花畑を歩く
ちゃんと先日見つけたハッチの元まで戻ることができた


ぶりっ子「まずは、あの教会を目指しましょうかぁ」

怪盗「どうします?雷なんて落とされたら……」

男「ふむ……その時は炎魔、頼んだぞ」

炎魔「ま……任せてくださいっ!」
260 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/07(木) 01:36:00.39 ID:MbNbzDBw0
本日はここまでです
ありがとうございました
261 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/07(木) 18:16:54.94 ID:Ok2j2F9BO
昨日来た道を戻り、あの教会の下まで来た
まだ塞がれていなかったそのハッチを開き、
埃っぽい教会へと再びやってきたのだ


気弱少女「………………」


そういえばあの少女はどこにいるのか、
と誰もが思った
見れば、教会の中心で静かに祈っていた


狙撃少女(お取り込み中ですね……)
262 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/07(木) 20:48:02.57 ID:MbNbzDBw0
一行は彼女を刺激しないように、
静かに教会を出ることにした


男「………………」


なるべく静かに入り口の大きなドアを開く
少しだけ、木材の軋む音はするだろう


炎魔「すぅ……」


軽く息を吸って、彼女は一歩教会の外へと歩み出た


>>下1……異変は起こったか
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/07(木) 20:49:51.49 ID:UEzu0L12o
何かの加護から外れた感覚がある
264 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/08(金) 01:03:05.43 ID:A5UqdB5u0
目に見えて異常な変化が確認されなかったので、
炎魔に続いて一行も外に出た


中華「うん……?」

炎魔「あ、やっぱり変な感じしますよね?」


誰もが違和感を感じている
炎魔はそれを言語化することはできなかったが、
氷魔にはなんとなく分かっていた


氷魔「……これは……加護が失われた状態……でしょうね……」
265 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/08(金) 01:05:05.57 ID:A5UqdB5u0
本日はここまでです
ありがとうございました
266 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/08(金) 19:25:31.81 ID:A5UqdB5u0
やる気「ああ、この教会の神が守ってくれてたんすね」

ぶりっ子「あの女の子がここから出たがらないのも納得ですねぇ」


帝国領内に入ることは成功したものの、
現在位置は正確には不明のままである


怪盗「ともかく、この森を抜けましょう」
267 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/08(金) 19:29:45.45 ID:A5UqdB5u0
一行は静かな森をひたすらに進む
ずっと地下を移動していた彼らにとって、
森の清廉な空気は非常に心地よいものだった


狙撃少女「森の向こうに……ありますね、街が」

男「相変わらずだが……よく見えるな」

狙撃少女「空気が澄んでいるので、いつもよりちょっと遠くまで見えます」

中華「それで、どんな街が見えるんだい?」

狙撃少女「あれは……>>下1ですね」


1.辺鄙な村
2.普通の街
3.城下町
4.城塞都市
5.商業都市
6.自由安価
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/08(金) 19:34:22.53 ID:qJygMs7DO
1
269 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/09(土) 04:06:19.17 ID:gQqWPmZN0
狙撃少女「辺鄙な村ですね……あまり沢山の人はいなさそうです」

氷魔「……好都合ですね……あの教会から出てきたことを含め……叩けばホコリが出る身ではありますから……」


遠くにその村が見えてきた
居住地をはるかに上回るスケールの農園と、
こじんまりとした居住区が特徴的だ


やる気「あとは、どれだけ警戒されないかっすね」
270 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/09(土) 04:07:18.81 ID:gQqWPmZN0
本日はここまでです
ありがとうございました
271 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/09(土) 19:21:20.31 ID:q+GvBXtZO
村に入った一行は、
農作業を終えて日陰で休んでいる老人に遭遇した


ぶりっ子「こんにちは〜!」


全力で愛想を振り撒くのはまさしく彼女の得意分野だった
自らの孫を思い出したか、
老人はかなり上機嫌で挨拶を返してくる


老人「おお、こんにちは。旅の人かい?」
272 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/10(日) 04:30:06.58 ID:L9AguorT0
怪盗「はい、そうです!」

老人「それはそれは……元気がよくて結構なことじゃ」

炎魔「私なんかは元気が取り柄みたいな所ありますからね!」

狙撃少女「……つかぬことをお聞きしますが」

老人「うん?なんじゃ?」


狙撃少女は、彼に地図を見せた
273 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/10(日) 19:38:45.75 ID:L9AguorT0
すみません寝落ちしました


狙撃少女「ここは、この地図で言うとどの辺りでしょうか?」

老人「そうじゃな、だいたいこの辺じゃ」

狙撃少女「ありがとうございます」


礼を言ってから、その老人と別れた
狙撃少女は老人に言われた場所に印をつけている


男「それで……ここから目的地までは大体どのぐらい歩けば着きそう?」

狙撃少女「>>下1」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:05:02.89 ID:NyKeEZgZo
馬車に乗って1日くらいかの
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/10(日) 20:05:33.19 ID:NyKeEZgZo
かの→かな
276 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/11(月) 01:25:49.72 ID:ob296oR50
狙撃少女「馬車に乗って1日くらいかな」

中華「うーん……結構遠いね」

氷魔「……帝国領は……かなり広いんですね……」

やる気「ま、のんびり行くっすよ。馬車は途中で拾えたらラッキーってことで」


実際、この農村に馬車は来ないだろう
作物を輸送するための馬車なら来るかもしれないが、
今は時期ではないと一行は判断した
277 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/11(月) 01:29:05.86 ID:ob296oR50
ぶりっ子「こういうとこを歩くのって、随分久しぶりな気がしますねぇ」


長閑な街道を進みながら、ぶりっ子はそう溢した


怪盗「確かに、最近はもっぱら馬車移動か、変な場所しか歩いてないかも」

狙撃少女「そうですね……散歩みたいで気分が楽です」

炎魔「天気もいいし、楽しいですね」
278 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/11(月) 01:31:57.47 ID:ob296oR50
本日はここまでです
ありがとうございました
279 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/11(月) 18:18:30.76 ID:ob296oR50
ひたすら歩き、太陽が西に傾きだした頃
街道のど真ん中に止まっている馬車のキャラバンを見つけた


男「ん……?」


どうやら彼らは何らかの事情で足踏みを余儀なくされているようだった
嘆息がときおり聞こえてくる


中華「なんだろう、あの商隊」
280 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/12(火) 01:11:36.15 ID:gRa4pk9S0
氷魔「……どうしたのですか……?」


脇から回り込み、
商隊の戦闘にいるリーダーらしき男性に話を聞く


商人「向こうの峠で土砂崩れがあったらしくてな、街道が使えないんだ」

やる気「ええっ!?」

商人「お前さんたちは歩きだろう?歩きなら、越えられないこともないはずだ」
281 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/12(火) 02:06:42.95 ID:gRa4pk9S0
本日はここまでです
ありがとうございました
282 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/12(火) 18:39:21.05 ID:gRa4pk9S0
ぶりっ子「そ、そうですかぁ……分かりました、気をつけますねぇ」

商人「ああ、まだ危険なことに変わりはないからね」


すぐ先は林道になっており、
そこを歩いていけば件の峠に出た


怪盗「うわぁ……行けるっちゃ行けるけど結構道塞がれてる……」


一行はどうにか堆積した土砂を避けたり、
あるいはその上を越えたりして進んでいく
283 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/12(火) 20:54:54.57 ID:gRa4pk9S0
狙撃少女「……んっ」

炎魔「どうしました?」


彼女はまた目敏くなにかを発見したようだ


狙撃少女「あそこ……なにかが露出していますね」


それは土砂が崩れてきたと思われる急斜面の上だった
崩れたぶんの土が抉れているが、
その奥になにかが見えていた
284 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/12(火) 20:57:20.84 ID:gRa4pk9S0
やる気「じゃあ、確認してみるっすよ!」

男「え?」


やる気は跳び上がり、斜面の上に着地する
そしてそのまま自身の槍で勢いよく土を薙ぎ払う


中華「……あれは」


取り払われた土砂の下から顔を出したもの
それは>>下1だった
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/12(火) 21:05:29.40 ID:WCPQ1ln60
青銅の箱…の様だが『生き』てる感触がある
286 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/13(水) 02:20:48.52 ID:Wq7GzFPZ0
本日はここまでです
ありがとうございました
287 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/14(木) 02:33:54.76 ID:8s/9tHyA0
すみません夕方ごろ書き込みに失敗してました


氷魔「……箱……?」

やる気「そうみたいっすね……っ!?」


彼は早速それを掴み取ったかと思えば、目を丸くした


ぶりっ子「ど、どうしましたぁ?」

やる気「……これ、生きてる気がするっす」

怪盗「どういうことです!?」
288 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/14(木) 02:37:05.77 ID:8s/9tHyA0
彼は実際に体感してもらったほうが早いとばかりに飛び降り、箱を差し出す
見れば色合いは深い青がまばらな濃淡を作る青銅のそれであった


炎魔「……うわっ!ほんとだ!」


炎魔はそれを触るや否や驚いて手をどけてしまう


狙撃少女「確かに……この感触、生命のような鼓動を感じます」
289 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/14(木) 02:39:28.24 ID:8s/9tHyA0
男「……確かにそうだな、なんというか……どう見ても金属なのに、触感だけ有機的だ」

中華「ってことは生きてるんじゃない?」

氷魔「……ありえますね……なぜそんなものがここにいるのかはまったく不明ですが……」


一行は珍妙な生物に慣れ始めており、
多分これは生き物だ、
という直感を信じるようになってきた


やる気「で!一番気になるのは……中身っすよね!?」
290 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/14(木) 03:06:50.10 ID:8s/9tHyA0
本日はここまでです
ありがとうございました
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/11/14(木) 10:15:22.79 ID:yQk2vml00
やるなぁ。
292 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/14(木) 19:34:54.63 ID:8s/9tHyA0
炎魔「それはそうですけど……」

ぶりっ子「ちゃんと箱としての機能があるならいいんですけどぉ……」

怪盗「がっつり生命体だったら内臓が飛び出ちゃうかもしれませんね!」

狙撃少女「私は……目を閉じておきます」


不安そうにしている者もいる中、
やる気は好奇心の赴くままにその箱を開ける


やる気「そりゃっ!」


>>下1……その中身
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/14(木) 20:08:22.71 ID:l8BXfM2+0
箱の大きさを無視した黒い『闇』が広がっていた。

驚いて閉じたが炎魔が再度開けると食べ物(特に肉)が箱いっぱいに詰まれてた
294 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/15(金) 04:57:15.52 ID:YFf3IYGa0
それを覗くやる気の瞳孔は真っ黒に染まった
無論彼の生得的な性質ではない
箱の中に広がっていた闇があまりにも広大で深いものだったからなのだ


男「お、おい……?」

やる気「ふんぬっ!!」


彼は思い出したかのように勢いよく箱を閉めた
それは驚くほどあっさりと閉じられ、
世界にはなんの残滓も残らなかった
295 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/15(金) 05:27:05.97 ID:YFf3IYGa0
本日はここまでです
ありがとうございました
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/11/15(金) 07:44:56.01 ID:KCqeJaCq0
ゼインが出てきそうな予感がする。
297 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/15(金) 19:47:33.72 ID:YFf3IYGa0
中華「な、なんだったの?」

氷魔「……なにか……ものすごい力を感じました……大きく……重い……」

やる気「なんつうんすかね?『闇』が入ってたっすよ」

ぶりっ子「闇ぃ?」


やる気の判断は正しかったが、あまりにも早すぎた
その場にいた者のほとんどが、その話に対しては懐疑的だった
298 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/16(土) 04:03:13.23 ID:SHVl5BgA0
炎魔「ちょっと確認しますねー」


彼女は迷わずやる気から箱をひったくる
そして少しだけ箱を開けて中身を見た


怪盗「どうですか!?」

炎魔「うん……?」


炎魔は不思議そうに鼻を鳴らしている
299 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/16(土) 04:17:11.86 ID:SHVl5BgA0
狙撃少女「闇じゃないんですか?」

炎魔「なんか美味しそうな匂いがします!」


彼女は開きかけていた蓋を勢い良く取り外す
そこに入っていたのは先ほどまでやる気が見ていた闇ではなく、大量の食べ物が密集したものだった


男「随分詰めたなー……」

中華「肉系のものが多いね」
300 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/16(土) 19:40:35.15 ID:SHVl5BgA0
すみません寝落ちしました


氷魔「……あまり……開け閉めしないほうがいいのかも……?」

やる気「そっすね……」

中華「ああ待って閉じないで。食材だけ回収するから」


彼がいくつかの食材を回収した後、
再びそれは閉じられた


ぶりっ子「また妙なものを手にいれちゃいましたねぇ」
301 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/16(土) 20:39:51.13 ID:SHVl5BgA0
一行は謎の箱を手に入れ、
その後は特にアクシデントもなく峠を越えた


怪盗「夕方ですねー」


そろそろ太陽がオレンジになる頃合いで、
どこか泊まれる場所を見つけたいところだった


炎魔「どうですか狙撃少女さん!街見えますか!?」

狙撃少女「はい、>>下1が」


1.辺鄙な村
2.普通の街
3.城下町
4.城塞都市
5.商業都市
6.自由安価
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/16(土) 20:44:57.97 ID:cc/iBLJs0
6.亜人や半人半魔、明らかに機械化してる人間が共存してる『街』
303 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/17(日) 04:15:31.65 ID:QWW4FDSB0
狙撃少女「『街』ですね……なんか妙な雰囲気ですけど」

男「安全そうか?」

狙撃少女「うーん……まぁ……そうですね……」


歯切れの悪い狙撃少女だったが、
強くは否定されなかったので一行は向かうことにした


中華「た、確かに……変わってるね」


近づくにつれ、その住民を確認するよりも前に奇妙な街の外観が確認できる
304 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/17(日) 04:24:22.57 ID:QWW4FDSB0
本日はここまでです
ありがとうございました
305 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/17(日) 19:39:14.35 ID:QWW4FDSB0
魔界のようと形容できるおどろおどろしい尖塔があったり、
高度な科学技術を感じさせる工場があったり、
あるいはオリエンタルな木造の建物があったりする


氷魔「……警戒はしましょう……」


一行が街に入れば、そこは活気に満ちていた
人々の多くは楽しそうで、
あるべき街の風景が繰り広げられている
ただし、それはものの見た目に頓着しない者に限っての認識だ
306 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/18(月) 01:39:23.31 ID:cV8ZCPlN0
やる気「ど、どうなってるんすか、ここ?」


メインストリートを歩くは、
明らかな亜人、悪魔の要素が混じったような人間、
それどころではなく無機質な機械的パーツで人体を構成する人間までもが闊歩しているのだ


ぶりっ子「入って大丈夫なんですかねぇ、ここ?」

炎魔「いいんじゃないですか?むしろ居心地がよさそうです!」


炎魔は無邪気にはしゃいで街へと入っていく
307 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/18(月) 02:58:31.05 ID:cV8ZCPlN0
男「んー……まぁ多様性ってやつか」


と言って男までもが入っていくので、
結局みな足踏みはできなかった


怪盗「半魔とか亜人って、まだちょっと慣れないんですよね」

狙撃少女「私はサイボーグの方が怖いですが……」

中華「機械化されてる人って、味覚あるのかな?」
308 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/18(月) 03:00:33.43 ID:cV8ZCPlN0
本日はここまでです
ありがとうございました
309 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/18(月) 19:46:41.78 ID:cV8ZCPlN0
一行はしばらく街を歩き、宿らしき建物を発見した
そして早速そこへ入っていった


氷魔「……すみませーん……」

女将「はーい、旅の方ですか?」

やる気「そっすよ、宿開いてるっすか?」

女将「はい、まだあります」

ぶりっ子「ここ、すごい色んな見た目……種族?の方がいらっしゃいますけどぉ……なんでなんですかぁ?」

女将「>>下1」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/18(月) 20:10:47.59 ID:P++uO9kDO
彼らはそれぞれの種族が文明の中心となった複数の平行世界から突然この世界に飛ばされたみたいなの

元々ここは普通の街だったけど、それぞれの元の世界に帰還するまで互いに協力するために今みたいな街になっていったのよ
311 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/19(火) 01:00:09.30 ID:/Z86OcWu0
女将「彼らはそれぞれの種族が文明の中心となった複数の平行世界から突然この世界に飛ばされたみたいなの」

怪盗「へ、平行世界……?」

狙撃少女「……不思議なこともあるものですね、なぜここに……?」


奇妙極まりない風景や不思議な風貌の種族たちが共存できていたのはそういう理由なのだろう


女将「それがまだよく分かってないのよ。……この辺りの時空が不安定だって話は聞くけれどね」

男「……結構最近のことなんですか?ここは昔から街だったのでしょうか」

女将「元々ここは普通の街だったけど、それぞれの元の世界に帰還するまで互いに協力するために今みたいな街になっていったのよ」
312 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/19(火) 01:05:13.75 ID:/Z86OcWu0
中華「よく平和が保たれてますね、あの状態で……」

女将「元々はみな不干渉だったわ。なんならうっすら敵対してて、嫌な雰囲気が街を覆っていたの」

氷魔「……そちらの方が……むしろ自然ですけれどね……」


誰もが分かり合えるなどあくまで理想論だと、
一行の多くも薄々思っていた


女将「ただ、帝国も異常に気付いたらしくてね……当時街の権力を握っていたのも平行世界から来た人たちだったから、自治を求めて内戦になったのよ」
313 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/19(火) 01:08:55.59 ID:/Z86OcWu0
本日はここまでです
ありがとうございました
314 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/19(火) 19:26:30.23 ID:/Z86OcWu0
やる気「この分じゃ、勝ってそうっすね」

女将「ひとまずはね。帝国の敗因としちゃ、人間用の武器や戦術が効かないやつと、魔物用のそれらが効かないやつらの混成部隊に苦戦したってのが大きいのよ」


この街の住人に適合する戦法が見つかれば、
帝国はこの街を攻め滅ぼすのだと彼女は暗に示している


ぶりっ子「やっばり、兵力差はキツいんですかぁ?」

女将「そうね、街一つと国一つじゃあねぇ……」
315 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/20(水) 01:35:33.87 ID:htFK/daW0
怪盗「でも、放っておけばこの街ももっと強くなりそうじゃないです?」

女将「私もそう思うわ。けれど帝国が次来るときは兵力を結集してくるはずよ」

狙撃少女「この前はそうじゃなかったんですか?」

女将「どうもそこかしこと戦争しすぎて、兵力が分散していたようなのよ。それで、今度からはもっと束ねて兵力を使うみたいよ」


この街がそれで滅びるかもしれない、
と一行は思ったがそれ以上の懸念があった
市長のいるあの街も戦争の対象だという点だ
316 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/20(水) 02:36:49.85 ID:htFK/daW0
本日はここまでです
ありがとうございました
317 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/20(水) 19:49:22.39 ID:htFK/daW0
炎魔「……大変ですね」

女将「ま、私もなんだかんだでこの街が好きだしね」


しばらく立ち話をして、一行は部屋に通された
商隊向けの部屋だったが、
そうでもなければ全員は一部屋に入らないのだ

まだ夕食までは時間がある

>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
4.ぶりっ子と話す
5.怪盗と話す
6.狙撃少女と話す
7.炎魔と話す
8.自由安価
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/20(水) 19:56:20.68 ID:CYjLH/VDO
6
319 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/21(木) 02:40:40.00 ID:XLCqCfyv0
狙撃少女「ふふ……」


特になにか面白いものがあるわけでもないのに、
彼女は笑っていた
男はそれを不思議に思ったので声をかけることにした


男「……狙撃少女?どうした?」

狙撃少女「あ、いえ……」

男「なにか面白いものでもあったのか?」
320 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/21(木) 02:43:45.35 ID:XLCqCfyv0
狙撃少女「前にもお話したと思うのですが、私は小説などお話を書くのが趣味なのです」

男「ああ、なにせ読ませてもらったしね」

狙撃少女「最近は不死鳥に会ったり、テレポート装置を見つけたり……この街のように、不思議な場所を見つけたりして……とっても想像が膨らむんですよ」

男「なるほど、確かにインスピレーションを与える出来事は多かったな」


彼女はやたらに目がいいが、
自分の世界にそれを落とし込む洞察力とも関係しているのではないか、と男は考えた
321 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/21(木) 03:29:47.18 ID:XLCqCfyv0
本日はここまでです
ありがとうございました
322 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/21(木) 18:07:28.56 ID:XLCqCfyv0
狙撃少女「そうなんです、だからどんなお話を書こうかなって……考えてたんです」

男「なるほどな……」

狙撃少女「でも、扱える題材が多すぎて……取捨選択して、まとまりのある話にはしなきゃいけませんし」

男「そうだな」

狙撃少女「そこで!男さん……私を手伝うと思って、ジャンルだけでも指定していただけませんか!?」


と、彼は突如頼られる
ジャンルについて考えていたわけではなかったので少々驚いたが、どうにか答えを出すだろう


男「>>下1」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/21(木) 18:16:01.28 ID:myzdlCUl0
出会いと別れ
324 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/22(金) 04:04:25.47 ID:Ap38mybo0
男「出会いと別れ」

狙撃少女「……出会いと、別れ……」

男「月並みなアイディアだけどね」

狙撃少女「いいと思いますよ。……うん、話が纏められそうです」


彼女はそう楽しそうに語る
いつしか男も、話しかけられる前の狙撃少女のような優しい笑みを浮かべているのだった
325 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/22(金) 04:36:51.27 ID:Ap38mybo0
本日はここまでです
ありがとうございました
326 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/22(金) 20:18:40.03 ID:Wj24zuGKO
すみません遅れました


それから夕食の時間になった
女将さんが一部屋ずつ回って夕食を届けていくシステムである


女将「うちのご飯は旅人さんに評判がいいのよ」


そう言って彼女は大量の料理を持ってくる
そのいずれも見たことがない料理であった


中華「す……すごい!これは一体……!?」
327 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/22(金) 20:36:27.67 ID:Wj24zuGKO
女将「異邦人の方々に教えてもらった料理よ、見たことないでしょう?」


ところどころ異様なカラーリングになっている盛り付けもある


氷魔「……えぇ……とんでもないですね……」


女将「まぁ、そのまま作るととてもこっちの人間向きじゃない味のものもあるから……アレンジはしたけどね」
328 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/23(土) 03:23:10.63 ID:K7OLSc/V0
中華「……とても興味があります、レシピが知りたいですね」

女将「一応商売道具だから、教えられないわ。ごめんね」

中華「ですよね……」


料理の雰囲気としては、
和洋中の様々な料理にそれぞれ見えうる
しかし、あくまで女将によるローカライズの末にこうなっているものなので、果たして本当に味付けが一致しているのかは分からない


やる気「ま、とにかく食ってみるっすよ!」

炎魔「そうです、食べれば分かることもあるかもしれません!」
329 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/23(土) 04:04:29.44 ID:K7OLSc/V0
本日はここまでです
ありがとうございました
330 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/23(土) 18:14:05.62 ID:jhnDaKMdO
実際夕食の時間なのでみな大人しく席につく


ぶりっ子「……といっても、結構勇気がいりますねぇ」


とりあえず、無難なものから一行は食べ始めた
味は悪くなく、女将の再解釈はかなりうまくいっていることが分かる


狙撃少女「……さて、これですが……」
331 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/11/23(土) 18:16:26.43 ID:jhnDaKMdO
御櫃のようなものに入った、
サイケデリックなお粥のようなものがそこにはあった


男「凄まじいカラーリングだ」

中華「では、いただこうかなっ」


彼は怯むことなくそれを手元の器に盛り、
啜るようにそれを食べた


氷魔「……お味は……いかがでしょうか……?」

中華「>>下1」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/11/23(土) 18:34:38.48 ID:FyxReA1Ro
甘っ!!!
178.40 KB Speed:4.5   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)