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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2
- 703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 18:05:39.76 ID:E1CzQc6DO
- はい
- 704 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 19:40:21.62 ID:BWCvKIfW0
- 猫人の男「魔王についてなら確か、この辺りに……」ガサゴソ
イリス「わ、あるんですか!?」
猫人の男「これです。お探しのものかはわかりませんが……」スッ
魔王図鑑「」ポン
ミスティ「魔王図鑑……」
妖精「図鑑か……。あいつに似たやつがいるといいけど……」
*
ペラッ
「目次」
・絶望の魔王
・狂気の魔王
・暗黒の魔王
・虚無の魔王
・夢想の魔王
・旋律の魔王
・記憶の魔王
・雷霆の魔王
・巨樹の魔王
・海難の魔王
ペラッ
「絶望の魔王」
生前の姿は不明。
活動地域では、全ての植物が枯れ、動物は生気を失い、一帯全てが荒廃した。
国軍が討伐隊を編成して向かわせた数日後、討伐隊もろとも消息を絶った。
「狂気の魔王」
生前は、一人の街娼だったと言われている。
とある国の首都に突如として出現し、街中を狂気と混沌の渦に陥れ、人々の正気を奪い破壊活動に向かわせた。
当時の国に仕えた聖騎士が迅速に討伐を果たすも、聖騎士は魔王の呪いにより発狂。数年の療養生活の末、甲斐なく自死に至った。
「暗黒の魔王」
生前の姿は不明。
あらゆる光を抹消し、周辺地域一帯を完全なる闇の底に陥れた。光を標とする動植物の生きる術を奪い、大量死を招いた。
当時活動していたとされる光の聖女が討伐に向かい、闇を貫く極光で討ち祓ったとされる。
*
妖精「う〜ん……それらしいのは見当たらないなあ……」
イリス「いろんな魔王がいたんだね……。すごいなあ……」
ミスティ「……ねえ、この巨樹の魔王って、もしかして……」
妖精「うん。魔王樹のことみたい。この本の作者は、◯◯の魔王っていう命名にこだわりがあったのかもね」
イリス「謎のこだわりだ……」
妖精「一応、全部に目を通した方が良いかな? ちょっと大変そうだけど……」
猫人の男「お持ち帰りして頂いても構いませんよ。我々には恐らく不要の本ですので」
妖精「え、いいの?」
猫人の男「はい。あなたがたはこの島を救ってくれた恩人ですから、これくらいは当然です」
妖精「それなら借りてっちゃおうかな。ありがと」
☆魔王図鑑を借りました
自由行動などで読むことができます。なお役に立つかは不明です
◆
- 705 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:26:55.36 ID:BWCvKIfW0
- ―トコナツ火山島 出発の日
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:鉄の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◇暗黒少女 [悪徳商人]
武:ステーキナイフ 盾: 飾:貝殻の髪飾り
武: 防:給仕のエプロン 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*3
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着
・炎鉱石
・星竜の珠
・魔王図鑑
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・星属性の練習[4/4](イリス)達成!
・氷属性の練習[2/4](ミスティ)
……………………………………………………………………………………
□トコナツ火山島
沿岸部:シーサイドホテル、トコナツビーチ、海の家、海市、港、灯台、他
市街地:武具屋、雑貨屋、お土産屋、宝石屋、食材屋、食事処、酒場、浴場、冒険者ギルド、他
□旧トコナツ村周辺
支神殿:避難所、簡易宿泊所、僧堂、書庫、食堂、大浴場、簡易商店
農村部:果樹園、宿屋、温泉、溶岩川、溶岩沼
山間部:熱帯雨林、溶岩川、溶岩沼、トコナツ火山
- 706 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:27:57.62 ID:BWCvKIfW0
- ―朝
シーサイドホテル
チュンチュン
イリス「このホテルともお別れだね……」
エバンス「最初に見た時はギョッとしたが、実際泊まってみると居心地の良いとこだったぜ」
ローガン「うむ。また利用させていただきたいものだな」
若女将「うふふ、お待ちしております。いつでもいらっしゃってくださいね」
*
―トコナツビーチ
ザァーン ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
モーリィ「そうか、もう発つのだな」
妖精「うん。ぼけっとしてたらフメイたちにまた先を越されちゃうからね」
猫人の男「世界樹の光、ですか……。大変な使命を背負っているのですね、貴方がたは……」
イリス「……た、確かに考えてみたらかなりの大役ですよね!? わ、私なんかが一緒にいていいのかなあ」
モーリィ「今更何を言う、ダークヒーローイリスよ」
イリス「うぇ、うぇえええ!!?」
ミスティ「な、なぜそれを……」
レッド「ええっ!?」
暗黒少女「イリスって――」
エバンス「ダークヒーローイリスだったのか!!?」
モーリィ「魔族国、緑の国と繋がりがあり、妖精と行動をともにしているイリスという名のダークヒーロー……気付かんでいる方が難しいだろう」
レッド「」グサッ
エバンス「」グサッ
暗黒少女「そんなん知るわけないでしょ!」
ローガン「ま、まあまあ……緑の国の事情や妖精くんの出自についても馴染みがない者なら、気付けなくても無理はないさ」
イリス「やはは……アレは、悪徳記者の人が勝手に捏造した人物像でェ……」アセアセ
モーリィ「だが各国を救って回っているというのは事実だろう? ならば誇れ。胸を張れ」
イリス「はうっ……」
猫人の男「イリスさんだけではありません。貴方がた全員ですよ」
クロシュ「ほえ……?」
レッド「うん……そうだよ! クロシュちゃんも一緒なんでしょ? それなら、クロシュちゃんもダークヒーローだよ!」
クロシュ「わ……。じゃあ……妖精さんも、ミスティさんも、ローガンさんも、エバンスさんも……?」
レッド「もちろん! みんなダークヒーローだよ!」
ミスティ「そ、そうなの……? 数が多いとあんまりダークっぽくないんじゃないかしら……」
ローガン「ははは、細かいことは良いだろう。妖精一派率いるダークヒーロー集団というのも面白いじゃないか」
エバンス「ローガンの旦那って堅物そうに見えてけっこうノリ良いよな! 俺も賛成だぜ!」
モーリィ「フッ……それで良い。救い手なら笑え。善なることをしているのだから」
イリス「そ、そうですね……はい! ダークヒーローイリス、がんばります!」ニコッ
暗黒少女「ねえ、闇商人の私も半分くらいダークヒーローみたいなものじゃない?」
妖精「ダーク部分のことならその通りだね」
*
- 707 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:29:07.71 ID:BWCvKIfW0
- 大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
レッド「わぁ……! クロシュちゃん、こんなにおっきなカメさんになれるなんて凄いや!」
モーリィ「改めて見ると壮観だな……。このカメの姿を初めて見た時は戦々恐々としたものだが、蓋を開けてみればまさかスライムの幼子だったとは」
猫人の男「はは……警戒して損しましたよ。でもこうして見ると、このカメの姿もいつもの姿と同様に愛らしさを感じます」
モーリィ「では気を付けて行け。あまり支援できずに悪いが、お前たちの幸運を祈っている」
妖精「うん、ありがとう。大丈夫、この島が今大変なのはわかってるからさ。トコナツ火山島に、精霊の加護がありますよう――」
レッド「クロシュちゃん、本当に気を付けてね! またいつか会える日を楽しみにしてるよ! 今度は、フメイちゃんも一緒に火山で冒険しようね!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョモニョ!
猫人の男「いろいろ大変だとは思いますが、どうか挫けずに。ここの熱に耐えられた貴方がたなら、どんな苦難も乗り越えられます。ご武運を」
イリス「はい! おじさんも、いろいろ手伝ってくれてありがとうございました!」
ミスティ「ありがとう……。あなたたちも、復興がんばってね……」
伝説の溶岩エイ「キュゥ、キュゥ〜」ヒラヒラ
エバンス「おっ、お前も見送りに来てくれたのか! へへ、言葉はわからんけどありがとな! フメイちゃんのことは任せろ!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョモニョ!
黒丸メガネのタコ人おじさん「おじさんからの餞別だよ! がんばってね、クロシュちゃん!」」スッ
大鍋入りフヨフヨフルーツポンチ「」ドン!!!!
大亀クロシュ「〜〜!」モニョニョ!
ローガン「お、おお……! クロシュくんの航海中のおやつとしてありがたくいただこう!」
☆溶岩石のアミュレット(火耐性微増、トコナツ火山島の出入り自由)を人数分もらいました
☆お金を少しだけもらいました
*
- 708 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:29:38.87 ID:BWCvKIfW0
- ―トコナツ火山島 沖
帆「」バサッ
大亀クロシュ「」スイスイ
暗黒少女「ああ、常夏の島が遠ざかっていく……」
ミスティ「来た時より、噴煙の量が減っているわね……」
妖精「星の力を失ったことで火山活動が元に戻りつつあるんだろうね。きっともう大丈夫だよ」
エバンス「なんだか良いことした気分だな。それ」
ローガン「フッ、気分ではなく実際に良いことをしたのではないか?」
イリス「そうですよ! 私たちは良いことをしたんです! そしてこれからも、良いことをしにいきましょう!」
エバンス「おう!」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョモニョ スイスイ
――トコナツ火山島編 完
- 709 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:33:26.11 ID:BWCvKIfW0
- クリアボーナス
↓1コンマ
01-60 運命賽(致命的な運命を辿った時、直前の判定を振り直せる。一度使うとなくなる)
61-90 ↑+紅蓮の剣
91-00 ↑+会心賽(判定時に会心と書き込むと、コンマに関わらず最上の結果となる。一度使うとなくなる)
- 710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:35:05.45 ID:YzJvOmlVO
- 会心
- 711 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:42:59.52 ID:BWCvKIfW0
- ―大陸への海路
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:鉄の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◇暗黒少女 [悪徳商人]
武:ステーキナイフ 盾: 飾:貝殻の髪飾り
武: 防:給仕のエプロン 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*4
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着
・炎鉱石
・星竜の珠
・魔王図鑑
・溶岩石のアミュレット*6
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・氷属性の練習[2/4](ミスティ)
- 712 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 21:50:08.37 ID:BWCvKIfW0
- ―海上
大亀クロシュ「」スイスイ
エバンス「一旦王国の港湾都市に戻るんだよな?」
妖精「うん。王国に入るのは嫌だけど、あそこの宿屋にいろいろ荷物を置いたままだからね」
ローガン「私の鎖帷子とかだな」
ミスティ「ソリもね……」
イリス「ソリがないと陸地の移動に凄く困っちゃうもんね……」
暗黒少女「ふうん……。港湾都市の次はどこに行く気なの?」
イリス「えっ?」
ミスティ「まさかその先まで付いてくる気?」
暗黒少女「違うわよ! ただの興味本位! 話を聞く限りじゃ命がけの旅みたいじゃない、そんなのは流石に御免よ」
エバンス「まあ、それが良いと思うぜ。嬢ちゃんはまだ若いんだから真っ当に働きな」
暗黒少女「うっさいわね、アンタだってまだ若造でしょ。まあ……詐欺師なんかに行き先を教えたくないってんなら別にいいけど……」
ローガン「露骨に不貞腐れたな」
暗黒少女「不貞腐れてないわよ!」
妖精「も〜、行き先くらい教えてあげるよ。次は――」
↓1〜3多数決
1.ユーシリア帝国[前スレ383]
(港湾都市 → 王国平原 → チカーバ → 東王国平原 → ユーシリア)
2.テラヌス・ウルス[前スレ385]
(港湾都市 → 芸術都市ミュージア → 砂漠[危険地帯] → テラヌス)
*3.オノゴロ諸島[前スレ373]
(ユーシリア帝国 → ??? → オノゴロ諸島)
*4.大陸西部上空
(港湾都市 → 国際商業都市イスファハーン → 大魔女帝国 → ???)
*5.トウゲン帝国
(オリシン王国 → 大山脈[超危険地帯] → 北部地方[超危険地帯] → リテン・ヘイヴン → トウゲン帝国)
*6.常闇の樹海[超危険地帯]
(魔族国 or 緑の国 or 王国平原 → 常闇の樹海)
(*が付いているものはまだ選べません)
(*3はユーシリア帝国編クリアで解放されます)
(*4はトコナツ編およびテラヌス・ウルス編をクリアで解放されます)
(*5、6は特定の条件を満たすと解放されます)
(温泉町トウゲン[前スレ379]はオノゴロ諸島にあるようです)
(今のクロシュたちの実力なら、危険地帯は無理なく突破できそうです)
(超危険地帯はまだ危ないです)
- 713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:51:58.09 ID:yxpfB3ic0
- 2
- 714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:52:08.87 ID:CXlyITqzO
- 2
- 715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:52:14.66 ID:K6SfxO570
- 1
- 716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:53:07.23 ID:1b2yW03U0
- 1
- 717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 21:55:42.81 ID:jKHZiUGnO
- ユーシリアめちゃくちゃ殺伐したストーリーになりそう
- 718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:00:23.11 ID:zsEkbI8fo
- 世界樹の光より行き先多いけど
これ何の成果も得られませんでしたもあるのか
- 719 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:19:19.68 ID:BWCvKIfW0
- 妖精「大陸西南の砂漠地帯。風の精霊たちが、最近の砂漠は日射量が異常すぎてみんな死んじゃうよ〜って嘆いてた」
暗黒少女「さ、砂漠ゥ!?」
イリス「日射量……ってことは――」
ミスティ「光属性、かしら……」
妖精「炎か光の二択だったけれど、炎がここだったから砂漠に落ちたのは光だね。恵みの陽光も、度が過ぎれば命を奪う害になる」
エバンス「セインの光魔法なんか直球でぶっ殺しに来る威力だもんな……」
暗黒少女「や、やめときなさいよぉ。ただでさえ危険な砂漠が星の光?とやらでもっと危険になってるんでしょ?」
妖精「それを正しにいくのが私たちの任務」
ローガン「安心したまえ。我々は死ぬ気などないし、そもそも君とは関係がないはずだろう?」
暗黒少女「そ、それはそうだけどぉ……」
大亀クロシュ「〜〜」スイスイ
暗黒少女「そ、そうよ! クロシュがかわいそうよ! こうやって大亀にして馬車馬の如くこき使っちゃって! どうせ砂漠でも炎天下の中ラクダにして乗り潰すつもりなんでしょ!!」
妖精「今まさにクロシュに乗せてもらってるあなたがそれ言う……?」
ミスティ「それに残念だったわね。砂漠ならソリが使えるから、クロシュには楽をさせてあげられるわよ」
暗黒少女「う、うぐぅ……」
エバンス「フッ、素直に言ったらどうだ? 俺たちのことが心配だって」
暗黒少女「う、うっさいわ! アンタたちなんて心配なわけないでしょうが!! もういい、クロシュとお話してくる!」プンスコ スタスタ
イリス「い、行っちゃった……」
ミスティ「まあ……クロシュのことを心配してるのは間違いなさそうね……」
ローガン「しかし砂漠か……。今の情勢はどのようなものだったか……」
エバンス「確か、テラヌス・ウルスっていう国が治めてんだよな」
妖精「テラヌスは光が落ちる前から干ばつでけっこう厳しかったみたい。光が落ちた今どうなってるかは……あんまり考えたくないなあ……」
☆次の行き先が砂漠のテラヌス・ウルスに決まりました
◇
- 720 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:22:03.37 ID:BWCvKIfW0
- ここから船旅ですが、既に一度行き来した航路なので、省略するかどうか選択することができます
船旅を省略する?
↓1〜3多数決
1.省略する
2.省略しない
3.短縮する(ランダムイベントと自由安価を1日分だけ行う)
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:22:49.31 ID:kFqofcxZ0
- 3
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:23:28.46 ID:Sc88OVqzo
- 3
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:23:38.20 ID:1McPq95cO
- 2
- 724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:23:56.13 ID:zsEkbI8fo
- 3
- 725 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:27:13.47 ID:BWCvKIfW0
- それでは1日分のランダムイベントと自由安価だけ行います
1日分だけなので、道連れイベントは発生しません
↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-40 食料発見(コンマ)
41-60 物品発見(コンマ)
61-80 場所発見(コンマ)
81-00 良いこと(自由安価)
- 726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:28:03.84 ID:CXlyITqzO
- あ
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:28:25.95 ID:E1CzQc6DO
- はい
- 728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:28:45.69 ID:1McPq95cO
- はい
- 729 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:30:47.13 ID:BWCvKIfW0
- わあ。おめでとうございます
↓1〜2自由安価 起こった良いこと
- 730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:31:42.23 ID:zsEkbI8fo
- セインくんみたいに一時的な強い旅の道連れを得る
- 731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:32:14.74 ID:1McPq95cO
- 武器屋がセールをしていて武器、防具がすごく安く買える
- 732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:32:15.41 ID:kFqofcxZ0
- 世界一旨い魚が釣れる
- 733 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 22:39:56.27 ID:BWCvKIfW0
- 突然の強い道連れ!
↓1コンマ
01-40 ハーピィ記者
41-80 金髪イケメンエルフ
81-00 星竜の落し子
- 734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:41:54.82 ID:CXlyITqzO
- あ
- 735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:47:42.61 ID:Sc88OVqzo
- 予想もできないの来た……!
- 736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 22:54:48.55 ID:oAF11mi9O
- モーリィさん?
- 737 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 23:07:47.72 ID:BWCvKIfW0
- ―海上
大亀クロシュ「〜〜?」モニョニョ?
暗黒少女「ん? どうしたのよ、お宝でも見つけたの?」
大亀クロシュ「〜〜!」モニョモニョ!
暗黒少女「えっ……ああっあれは!!」
巨大なサメの背びれ「」スイスイ
妖精「う、うわあああ!! あれはボーンクラーケンに並ぶ南の海の暴れん坊、メガロザメ!」
イリス「え、えええ!? ボーンクラーケンに並ぶ!?」
ミスティ「今回はセインがいない……! 私たちだけで戦わないと――」
巨大なサメの背びれ「」ヌッ
巨大なサメの背びれ「」ヌッ
巨大なサメの背びれ「」ヌッ
巨大なサメの背びれ「」ヌッ
妖精「あ、ああ……そんな……」
ローガン「4匹、だと……」
エバンス「嘘だろ……冗談じゃねぇぞ……!!」
ミスティ「くっ……! クロシュ、ごめんなさい! 周囲を凍らせる!」コォォ
海氷「」ギンッ
イリス「こ、凍った! これなら――」
巨大なサメの背びれ「」バギンバギン
砕けた氷「」バギャッ
巨大なサメの背びれ「」バギンバギン
砕けた氷「」バギャッ
ミスティ「う、嘘……」
妖精「く、クロシュ……あなたは、もっと小さい姿になって、逃げて……!」
大亀クロシュ「〜〜!!」モニョモニョ!!
妖精「だ、だめだよぉ……このままじゃ、あなたが一番苦しい思いをして……」
溶岩エイ「キュゥ〜ン」フヨフヨ
イリス「えっ……? あなた、は……」
ミスティ「伝説の溶岩エイ……? 助けに来てくれたの……? でも、いくらあなたでも、あのサメ4匹を相手じゃ――」
溶岩エイ「キュゥ、キュゥ」ヒラヒラ
星竜の子供「……」ヒョコッ
エバンス「……? 何か、背に――」
ローガン「あれは……!?」
星竜の子供「……」ヒョコヒョコ
カッ
星のブレス「」ゴオオオオッ!!
巨大なサメの背びれ「!!」っっっ
巨大なサメの背びれ「!!」っっっ
巨大なサメの背びれ「!!」っっっ
巨大なサメの背びれ「!!」っっっ
イリス「め、メガロザメが……逃げていく……!!」
暗黒少女「す、すごい……なんかわかんないけどすごいわ!!」
*
- 738 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 23:09:59.28 ID:BWCvKIfW0
- ―海上
溶岩エイ「キュウウ〜」
星竜の子供「……」ジッ
大亀クロシュ「〜?」モニョ?
星竜の子供「ギャオッギャオッ!」ゲシゲシッ
大亀クロシュ「〜〜!!」モニャニャ!!
暗黒少女「ちょ、ちょっと! あんた助けてくれたんでしょ!? なんでクロシュをいじめんのよ!!」
妖精「あ〜……親を殺された恨みだって……」
星竜の子供「ギャオオッ!」ゲシゲシッ
大亀クロシュ「〜〜…」モニョニョ…
妖精「エイさんに免じてぶっ殺してやらないだけ感謝しろ……だってさ……」
イリス「わ、わあ……」
ミスティ「伝説の溶岩エイ……顔が広いのね……」
☆溶岩エイと星竜の子供が一時的にパーティに加わりました
◆
- 739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 23:13:58.67 ID:zsEkbI8fo
- トカゲの子は星竜
- 740 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/26(水) 23:24:23.75 ID:BWCvKIfW0
- というわけで本日はここまでとなります。次回は不思議な海上の武具屋さんとの出会い編からです
なにはともあれトコナツ火山島編のクリアおめでとうございます。いろいろありましたが島の危機は去り、平和が訪れました。後は島民たちががんばってなんとかすることでしょう
そして次の目的地は砂漠の多民族国家、テラヌス・ウルスとなります。緑の国やトコナツ島とは異なり、光が飛ぶ前から国内問題を抱えている難しい国です。近年では魔族排斥の機運が少しづつ高まり始めているという噂もあります。クロシュはその砂漠の国で、一体何を為すのか――。
また、今回は惜しくも目的地になりませんでしたが、ユーシリア帝国も内部の情勢がかなり殺伐としているようです。テラヌス・ウルスともども、どうやら物語はシリアス方面へ一気にシフトしていく方向なのかもしれません。魔族排斥の機運もかなり高いらしいため、魔族国編並に殺伐としたストーリーになる可能性も実際あるといえるでしょう
そして世界樹の光よりも行き先が多いのは確かにその通りなのですが、何の成果も得られないということはありませんのでご安心くださいませ。ではなぜ行き先がそれ以上多いのか……それは物語を進めていけば、わかるときが来るかもしれません
しかしなぜトカゲの子がちゃんと星竜の子になっているのでしょうか……。それは彼と対話したりしなかったりすれば、もしかしたらわかるかもしれません。でもクロシュ氏のことは嫌いみたいなので、やっぱりわからないかもしれません。親の仇なので、仕方ないと思います
それでは本日もありがとうございました。次回は多分日曜日になるかと思います。よろしくおねがいします
- 741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/26(水) 23:26:02.81 ID:zsEkbI8fo
- 乙乙
- 742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/27(木) 00:09:40.19 ID:Z7FlnbPDO
- 乙です
- 743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/27(木) 00:45:55.45 ID:qPHxJlnco
- 平日更新乙でした
次の目的地の砂漠も楽しみ
強者枠で姿が見えてるってことはハーピィ記者なかなかの強さ有るってことか
- 744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/27(木) 18:56:13.84 ID:Zl9V5eiWO
- 乙
砂漠もだけど途中にある芸術都市でもどんなことがあるか楽しみやね
- 745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/29(土) 02:15:04.34 ID:SoZrfClU0
- 乙
>>704で魔王図鑑に載っている魔王って巨樹の魔王(魔王樹)以外は今後登場したりするのかな?
- 746 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 16:39:41.71 ID:R0+Uknd10
- 砂漠は大変な場所ですが、未知の場所への行軍は面白みがあるものです。是非クロシュさんたちを応援してください
ハーピィ記者の実力は未知数ですが、実は強かったりするのかもしれません
芸術都市ミュージアは王国最大のエンタテインメントシティでもありますので、面白いことがあるかもしれません。お楽しみに
魔王図鑑に載っている魔王は既に倒されたものも多いため、今後登場する可能性は低いです
ただ、討伐が確認されていないものも何体かいるため、もしかしたら登場することもあるかもしれません
- 747 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 16:40:10.63 ID:R0+Uknd10
- ―海上
大亀クロシュ「〜〜…」モニョモニョ スイスイ
星竜の子供「ググググ……」プンスコ
溶岩エイ「キュウ、キュウ」フヨフヨ
星竜の子供「ギャオ……」
暗黒少女「親の仇ねえ。親の顔も名前も知らない私には理解できそうにない感覚だわ」
エバンス「お、奇遇だな。俺も親の名前も顔も知らん」
暗黒少女「へえ、あんたも?」
エバンス「まあ俺は世話になった人たちがいるから、あの星竜の子の気持ちもわからなくはないんだけどな」
暗黒少女「ふーん……」
エバンス「お前はいないのか? そういう、世話になった人とかは」
暗黒少女「さあ……どうだったかしら」
*
大亀クロシュ「」スイスイ
小さな商船「オーイ!!」
大亀クロシュ「?」モニョ?
妖精「ん……?」
ローガン「小型艇、か?」
ミスティ「海上で他の船とすれ違うなんて、珍しいこともあるものね」
イリス「あれ? でも近付いてくるよ?」
*
- 748 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 16:41:21.49 ID:R0+Uknd10
- ―旅職人の船
行商妖精「こんにちは〜。こんなとこで会うなんて奇遇だねえ、旅人のみなさん〜」
妖精「あなたは……ウォーターポートで龍の顎の珠を売ってた妖精!」
行商妖精「えへへ、あのあと売れたよお〜。価値がわかる人っているもんなんだよねえ〜」
イリス「う、売れたんだ……」
ミスティ「良かったわね……」
妖精「それにしてもあなた、こんな船を持っていたの?」
行商妖精「これは職人さんのお船! 職人さんの代わりに、わたしが接客、販売をするっていう約束で乗せてもらったんだ〜」
ローガン「職人さん……?」
行商妖精「うん〜。奥にいるよ〜。職人さ〜ん」パタパタ
ドワーフの旅職人「うむ……」ノソッ
イリス「ドワーフの……職人さん!」
ドワーフの旅職人「いかにも……」
行商妖精「職人さんはすっごく口下手だから、わたしが代わりにお店を担当してるの〜」
暗黒少女「なるほど……不得意分野を補う為に商人を雇用したということね」
ドワーフの旅職人「うむ……」
行商妖精「そゆこと〜。わたしは職人さんのすてきな品物を売れてぇ、一石二鳥、適材適所、相互扶助ってことだね〜」
エバンス「とにかくドワーフの職人が作った良いモノを買えるってことだろ? せっかくだし見せてもらおうぜ」
行商妖精「んふふ〜、ゆっくり見てってね〜」
↓1〜3 選択 誰の何を新調する?
1.クロシュの武器
2.クロシュの防具
3.妖精の武器
4.妖精の防具
5.イリスの武器
6.イリスの防具
7.ミスティの武器
8.ミスティの防具
9.ローガンの武器
10.ローガンの防具
11.エバンスの武器
12.エバンスの防具
13.その他(自由安価)
- 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 16:44:56.16 ID:NFBWb1XCO
- 5
- 750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 16:59:18.50 ID:MTEp7ckTO
- 11
- 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 17:08:46.74 ID:BkBGXlUbO
- 1
- 752 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 17:35:57.24 ID:R0+Uknd10
- エバンス「……」
ボロボロの鉄の剣「」
ローガン「ふむ……丁度良い頃合いだったようだな」
エバンス「ああ。流石にこれ以上は戦えん。新しいのを用意しないとな」
イリス「……」
ボロボロの精霊樹の杖「」
ミスティ「その杖……そろそろ限界ね……」
イリス「うん……。お師匠様から頂いた大切なものなんだけど、使えなくなったら意味ないしね」
クロシュ「あ……ごめんなさい……。わたしが……フメイちゃんに合わせて、無理に使ったから……」
イリス「なんか妙に焦げてると思ったらそれかあ!!! いや、元から限界は近かったし、結果的にそれで星竜を倒せたんだから良いんだけどね?」
妖精「……そろそろクロシュ用の魔法武器を用意した方が良いかもね」
ミスティ「そうね……。いつまでも借り物じゃ、魔女の姿に相応しくないわ……」
イリス「ふふ、それじゃあ私と一緒に杖を選ぼっか」
クロシュ「うん……」
↓1クロシュの新武器
01-90 竜珠の杖
91-00 ???
↓2 イリスの新武器
01-60 精霊樹の杖[改]
61-90 虹晶の杖
91-00 星晶の杖
↓3 エバンスの新武器
01-60 鋼の剣
61-90 魔銀の剣
91-00 大地の剣
- 753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 17:37:00.82 ID:CcaCExly0
- あ
- 754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 17:42:06.18 ID:pa4Aws2M0
- い
- 755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 17:55:06.72 ID:9PkVY3Kho
- う
- 756 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:41:49.13 ID:R0+Uknd10
- 鋼の剣「」
エバンス「おっ、鋼の剣……ローガンの旦那が振り回してるのを見るとちょっと羨ましくなるんだよな」
ローガン「鋼は良いぞ。だがせっかくのドワーフ職人殿の直営店なのだ、普通の武器屋では買えないものを探してみても良いのではないか?」
行商妖精「そうだよ〜。剣ならこれがおすすめだよ〜」
魔銀の剣「」ギラッ
エバンス「うおっ……! これは――」
暗黒少女「魔銀じゃないのこれ!」
ローガン「おお……! しかも丹念に研ぎ澄まされている……! これほどの品は滅多にお目にかかれないぞ……!」
行商妖精「んふふ〜職人さん会心の業物だよ〜。他のお店じゃこれより良い魔銀の剣はきっとないし、お値段もここよりお高いよ〜?」
エバンス「よし、買った!」
行商妖精「わぁ〜即決だぁ〜」
エバンス「これをこの価格で買えるってんなら悩む余地はねえぜ!」
暗黒少女「そういえばミスティの使ってる短剣も魔銀よね」
ローガン「ああ。魔銀は魔法の触媒としても優秀な性質を持っている。ミスティくんがあれを愛用しているのはそのためだろう」
暗黒少女「堅くて軽いってだけでもずるいのに、その上魔法についても優秀なんて、インチキな金属だわ……」
☆エバンスが魔銀の剣を装備しました
*
- 757 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:42:20.08 ID:R0+Uknd10
- ドワーフの旅職人「……その杖……見せてみろ」
イリス「えっ!? は、はい」ススッ
ボロボロの精霊樹の杖「」
ドワーフの旅職人「……買い替える必要はない」スタスタ
イリス「ええっ!? ど、どこへ?」
ドワーフの旅職人「修復する……。待っていろ……」スタスタ
*
トンカントンカン ポン!
精霊樹の杖[改]「」ピカピカ
クロシュ「わあ……!」
イリス「新品みたいにピカピカ……!」
ミスティ「すごい技術だわ……」
妖精「鍛冶職人かと思ってたけど、杖も直せるんだ……!」
ドワーフの旅職人「……治すついでに……魔脈を整理しておいた……。前よりも……魔力効率が上がっているはずだ……」
イリス「す、すごい!! ありがとうございます!」
ドワーフの旅職人「うむ……」
☆イリスの精霊樹の杖が精霊樹の杖[改]になりました
*
- 758 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:42:51.26 ID:R0+Uknd10
- ドワーフの旅職人「ところで……その、スライムの子が持っている……それは……?」
クロシュ「?」
星竜の珠「」キラキラ
イリス「あ、これは、星竜……モドキの体内にあった珠、らしいです」
ドワーフの旅職人「星竜……モドキ……?」
*
ドワーフの旅職人「ほう……。それで……その子も、杖を求めているのだったな……」
妖精「うん。クロシュ……スライムに使いやすい杖とかってある?」
ドワーフの旅職人「同化を会得しているスライムであれば……どんな杖でも使いこなせるだろう……。だが――」
クロシュ「?」
ドワーフの旅職人「……その、星竜の珠で……スライムにより適した杖を、作ることも可能だ……」
クロシュ「!」
イリス「本当ですか!?」
ドワーフの旅職人「ああ……」
ミスティ「……クロシュ、どうする? その珠、杖にできるらしいわよ……」
クロシュ「えと……」
妖精「どうせ他に使い道もないし、杖にしちゃえば? 売るにしても、本物の星竜の珠じゃないから安く買い叩かれるだろうしさ」
ドワーフの旅職人「だが、性質・性能は星竜の珠に限りなく近い。十分遜色のない杖が作れるだろう」
クロシュ「えと……じゃあ……お願い、します……」ペコッ
星竜の珠「」スッ
ドワーフの旅職人「承った……」
◇
トンカントンカン ポン!
竜珠の杖「」キラキラ
クロシュ「わあ……」
ドワーフの旅職人「会心の出来だ……。受け取るが良い……」スッ
クロシュ「うん……ありがと……」ススッ
妖精「クロシュ、せっかくだし同化してみてよ」
クロシュ「うん……」
デロデロ…モニョモニョ…ポン!
魔女っ子クロシュ「!」キラッ
イリス「わぁ〜!」
ミスティ「三角帽子に、竜の翼みたいな飾りが付いたわね……ふふ、クロシュなりの竜らしさを感じるわ……」
魔女っ子クロシュ「」フンス
イリス「ふふ、また魔法の練習しようね!」
魔女っ子クロシュ「うん!」
☆クロシュが竜珠の杖を装備しました
*
- 759 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:52:56.51 ID:R0+Uknd10
- ―大陸への海路
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◇暗黒少女 [悪徳商人]
武:ステーキナイフ 盾: 飾:貝殻の髪飾り
武: 防:給仕のエプロン 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*4
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着
・炎鉱石
・魔王図鑑
・溶岩石のアミュレット*6
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・氷属性の練習[2/4](ミスティ)
- 760 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 19:53:27.28 ID:R0+Uknd10
- ―夕
小さな無人島
ザァーン ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
エバンス「薪取ってきたぞ〜」エッホエッホ
ローガン「足りるか?」エッホエッホ
イリス「はい、ありがとうございます! それじゃあ火を――」
溶岩エイ「キュウウ――」ボッ
焚き火「」メラメラ
イリス「わあ! つけてくれたの?」
溶岩エイ「キュゥン」
ミスティ「ふふ、ありがとう……」
妖精「……でも、そろそろ帰った方が良いんじゃないの? けっこう火山島から離れちゃったでしょ」
溶岩エイ「キュウ」
妖精「明日には帰る……? それならいいけど」
星竜の子供「ギャオ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
小さな無人島で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
- 761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 19:54:09.30 ID:NFBWb1XCO
- 水着で海水浴
- 762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 19:55:41.42 ID:9PkVY3Kho
- 星竜の子と交流
- 763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 19:57:56.07 ID:aEaYS/ldO
- 空気に溶けてみる
- 764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 19:58:04.87 ID:Ypb0NfHDO
- 釣りをしてみる
- 765 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 20:50:28.97 ID:R0+Uknd10
- ―夜
小さな無人島
星竜の子供「〜〜」ガツガツ モグモグ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
暗黒少女「体は小さいのによく食うわねえ」
エバンス「クロシュちゃん、なんか最近食べる量増えてないか?」
ローガン「それだけたくさん頑張っているということだな」
イリス「今日も一日中泳いでもらったもんね。本当にお疲れ様、クロシュちゃん」
ミスティ「……そういえば、星竜って本当は溶岩トカゲだったのよね? 子供まで星竜になっているのは変じゃない……?」
妖精「さあ……私にも何がなんだかわかんないよ」
溶岩エイ「キュウン」
妖精「えっ、そうなの?」
イリス「え、何? どういうこと?」
妖精「えと……あの星竜、死ぬ間際に全力を注いで卵を産んだんだって。それが孵ったのがあいつ……みたい」
ミスティ「ええっ!? でも卵なんて、あの時はどこにも……」
妖精「溶岩エイがすぐに隠しちゃったんだって。私たちだけならともかく、あの場にはアリシラもいたから。アリシラは多分、卵に分けた星の力も見逃してくれない」
溶岩エイ「キュウン……」
イリス「ああ……」
ミスティ「だから、あなたが面倒を見てあげているのね……」
*
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『えと……。ごめんね……』
星竜の子供『……なぜ謝る?』
スライムクロシュ『……わたし……あなたの、お母さんを……食べちゃった……』
星竜の子供『……だから何だ。貴様が謝れば、ママが帰ってくるのか』
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『謝罪などいらぬ……。貴様たちは、ママより強くて……ママは、貴様たちより弱かった……それだけのこと……』
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『……まだ何かあるのか』
スライムクロシュ『……』
↓1〜3 多数決
1.ごめんなさい
2.復讐は受けて立つ
3.自由安価
- 766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 20:51:22.16 ID:CcaCExly0
- 2
- 767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 20:59:12.46 ID:+L6di7kro
- 2
- 768 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 21:09:37.87 ID:R0+Uknd10
- スライムクロシュ『……もし……わたしが、憎いなら……』
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『わたし……いつでも……受けて、立つ……』
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『……わたし……あなたの、ママを……殺して……食べたもん』
星竜の子供『……』
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『……』ジワワ
スライムクロシュ『……』
星竜の子供『……ギャオオッ!!』バッ
スライムクロシュ『……っ』ギュッ
ゲシッゲシッ ゲシッ…
◇
- 769 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 21:58:14.75 ID:R0+Uknd10
- ―朝
小さな無人島
チュンチュン
イリス「……ねえ、ミスティ……私たち、すっごく大事なことを忘れてない……?」
ミスティ「な、何よ……? 私は思い当たることなんて特にないけど……」
イリス「これだよ!」
フリルワンピース水着「」ドン!
スクール水着「」ドン!
ミスティ「こ、これがどうしたって言うのよ」
イリス「私たち、泳いでない! せっかく水着をもらったのに、写真を撮られただけだよ!」
ミスティ「そ、そうね……。せっかくだし、泳いでくれば良いんじゃないかしら……。ほら、ここはまだ熱帯だし、きっと気持ち良いわ……」
イリス「……ミスティは?」
ミスティ「私は、別に……。水、苦手だし……」
イリス「大丈夫!! 私が手取り足取り教えてあげるから!! 一緒にいこ!」
ミスティ「い、嫌! みんなにあんな格好見られたら死ぬ……!!」
イリス「大丈夫だよ!! 絶対かわいいから絶対大丈夫!!!」
◇
―小さな無人島 海岸
バシャバシャ
イリス(フリルワンピ水着)「こうやって手を動かして――」
ミスティ(スク水)「こ、こう……?///」
エバンス「ふう……水着か……。俺も買っておくんだったぜ……」
妖精「イリスとミスティが記念にもらったやつだけだからねえ」
クロシュ「……妖精さんの格好も……ちょっと、水着っぽい……」
妖精「ああ、これ? そういえばそうかも? あんまり考えたことなかったなあ」
ローガン「言われてみれば、妖精たちの格好は一般的な人間のそれと比べると少々刺激的かもしれん」
妖精「えっそうなの!? けっこう恥ずかしい格好だったりするのこれ!?」
暗黒少女「妖精類がそういう格好してるのはそういうもんだと思うし全然気にならないわね。人間が同じ格好してたらたぶん二度見するけど」
妖精「……う、う〜ん……つまり、どうしよう……」グルグル
エバンス「まあ、いつも通りでいいんじゃないか?」
*
- 770 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 21:59:19.72 ID:R0+Uknd10
- エバンス「女の子たちが泳いでる間に訓練でもしてるか! 魔銀の剣の重さに慣れとかねえとな!」ブンブンッ
ローガン「必要なら私が相手を務めよう」
クロシュ「……」
妖精「そういえばクロシュ……昨日、星竜の子供と喧嘩してたけど、大丈夫だった?」
クロシュ「うん……。喧嘩は……してない……。受けて、立ってた……だけ……」
妖精「そう……。でも、あんまり一人で抱えないでね。星竜を倒したのは、あなた一人じゃないんだから」
クロシュ「うん……」
クロシュ「……そういえば……昔、風に溶けたスライムがいたんだって……」
妖精「ん? あ、それってクロシュヴィアの伝説?」
クロシュ「うん。わたし……ちょっと、試してみる……」
妖精「ええ……? もし失敗したら風に溶けたまま二度と元に戻れなくなるって話だよ? 危ないよ」
クロシュ「だいじょうぶ……妖精さんが、風を集めて元に戻してくれるから……」
妖精「こらっ私をアテにするな! でもまあ、そうだね。私の見てるとこでなら試してみてもいいよ」
クロシュ「んへへ……ありがと……」
妖精「でも私の見てないとこじゃ絶対にだめだからね」
クロシュ「ん……わかりました……」
↓1コンマ
01-90 だめです[経験1/12]
91-98 霧散する[経験6/12]
99-00 風の如し[経験☆]
- 771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 22:01:05.28 ID:JEGXDS/5O
- あ
- 772 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 22:14:46.66 ID:R0+Uknd10
- クロシュ「んん……風を……捕まえて……同化……」ムムム
妖精「どう? できそう?」
クロシュ「んむむ……」
妖精「やっぱ難しいんじゃない? あのブラッドだって、ミスティの出した冷気には咄嗟に同化できなかったんだもの。気体との同化はそれくらい難しいってことだよ」
クロシュ「んむ……」
妖精「まあ焦らずにやってこうよ。みんないるんだからさ、クロシュ一人が焦ってなんでもできるようになんなくても大丈夫だから」
クロシュ「うん……」
☆空気化経験が[1/12]になりました
◇
- 773 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 22:16:19.31 ID:R0+Uknd10
- ―小さな無人島
溶岩エイ「キュウ〜ン」ヒラヒラ
星竜の子供「……」プイッ
エバンス「またなー! モーリィたちによろしくなー!!」
イリス「行っちゃったね……」
ミスティ「あの星竜の子供……昨日より大人しかったわね……」
ローガン「何かあったのだろうか……?」
クロシュ「……」
妖精「まあ、生きてればいろいろあるよ。あの子も、クロシュと同じでまだまだ赤ちゃんなんだもの……」
暗黒少女「ええっ、クロシュってまだ赤ちゃんなの!? 子供だとは思ってたけど……」
イリス「でもクロシュちゃんはすっかり頼もしくなったよ!」
ミスティ「同感ね……。海は渡れるし、同化でなんでもできる……」
エバンス「クロシュちゃんを守るためにこのパーティに入ったってのに、このままじゃ名折れだ! 俺も強くなるぞ……!」
ローガン「うむ……私も気を引き締めよう」
◆
- 774 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 23:13:30.01 ID:R0+Uknd10
- ―港湾都市ウォーターポート
海岸
ザァーン ザザァーン…
暗黒少女「ああ……懐かしのウォーターポート!」
妖精「お疲れ様。あなたともお別れだね」
暗黒少女「あっ……」
イリス「短い間だったけど、一緒にいれて楽しかったよ! もう悪いことはしないでね!」
ミスティ「……真っ当に働け……なんて、言っても聞かないかもしれないけど……。危ないことはするんじゃないわよ……」
ローガン「フッ……君を心配する者もいるということを、覚えておいてくれたまえ」
エバンス「うちの傭兵団に入りたかったら気軽に応募してくれよ。前も言ったが、商人経験ありなら歓迎だぜ」
クロシュ「えと……お元気で……」
暗黒少女「あんたたち……うう……ぐすっ……。こんな、詐欺師の私なんかを……見捨てないで、ここまで連れてきてくれて……。本当に……本当に、ありがとう……!!」ジワワ
イリス「……!」
暗黒少女「私……やれるだけ、やってみるわ……! 法に触れない範囲で、どでかい収益を出して……いつかあんたたちに、この借りを返す!!」
ミスティ「……」
暗黒少女「だから待ってなさいよね! こんどは豪華客船にあんたたちを乗せて海の向こうに連れてってやるわ! クロシュにも、自分が泳がない船旅ってもんを味わわせてやるんだから!」
クロシュ「わあ……。うん……」
暗黒少女「それじゃあ、また会いましょう! 死ぬんじゃないわよ!!」
☆暗黒少女と別れました
☆暗黒優待券を手に入れました
◆
- 775 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/06/30(日) 23:15:56.86 ID:R0+Uknd10
- というわけで本日はここまでとなります
いろいろありましたが無事に大陸に戻ってきました、クロシュ一行です
星竜の子からの憎しみを受け止めたクロシュ氏は、またひとつ成長しました。奪われる側の苦しみは、本当にどうしようもなく、どうにもならないものです。クロシュさんは主人公ですが、奪う側に回ってしまうこともあります。こればかりは、憎しみを受け止めながら進んでいくしかないのかもしれません。謝っても救われず、謝らなくても救われません。どうしようもないのです
なお、今回の選択で星竜の子供くんは、ちょっとだけクロシュへの好感度が上がったようです。もちろん憎しみが消えたわけではありませんが、少しは見方を変えてくれるかもしれません
そして長い間苦楽をともにした暗黒行商少女さんともついにお別れです。いろいろありましたが、人に優しくされて、心配されるという経験をした彼女は、これからどう変わっていくのでしょうか。それは彼女次第ではありますが、願わくば、それがしあわせにつながるものでありますよう、と願わずにはいられないのかもしれません
それでは本日もありがとうございました。次回ですが、今度は日曜の更新がちょっと怪しいため、代わりにまた平日のどこかで更新するかもしれません。よろしくお願いいたします
(もし更新日を明確にして欲しいなどの要望がありましたら、なるべく早い段階でお知らせするようにいたします。特になければ前回同様いきなり更新し始めます)
- 776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 23:23:52.72 ID:+L6di7kro
- 乙乙
- 777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/06/30(日) 23:28:21.84 ID:NFBWb1XCO
- 乙
妖精さん人間基準だと結構なナイスバディなのかな
- 778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 01:01:42.14 ID:oxsLu7YDO
- 乙です
更新日については出来れば知りたいかな
- 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 01:43:44.27 ID:E73dHXaYO
- 乙です
更新日を明確にしてくれると助かります
- 780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 12:14:04.72 ID:q/AUtInNO
- 乙
暗黒少女から暗黒がとれる日は来るのか・・・?
- 781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/01(月) 12:36:46.91 ID:iuoOhuupO
- 乙。
魔法の属性が暗黒だから暗黒少女なんだよ(でまかせ)
- 782 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/02(火) 21:48:03.99 ID:RCnGzwAu0
- 皆さんご反応ありがとうございます。それでは次回の更新予定は木曜日とさせていただきます。よろしくお願いします
妖精類のほとんどは、人間で言うところの二次性徴前くらいの体型です。つまりつるぺた幼女です。それはクロシュたちと一緒にいる建国の太母も同様です
また、妖精類は露出度が高めの格好をしがちなようです。妖精類は自然に満ちている魔力を全身から吸収することができるため、露出している方が実際都合が良く、ついつい薄着になってしまうのです。流石にお胸やお股は隠したがりますが、迂闊な妖精がノーパンスカートで飛んでいることは稀によくあります
クロシュ一行の妖精がよく身に付けているレオタードは、妖精の自然魔力吸収を阻害しない特殊な素材で作られているようです
暗黒少女から暗黒が取れる日が来るかは今のところわかりません。というのも、彼女自身が†暗黒†という肩書を気に入っているからです
ちなみに、実は彼女の得意属性も>>781さんの予想通り闇だったりします。練度は高くありませんが、最低限の護身術として使える程度には修めているようです
- 783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [乙]:2024/07/04(木) 12:38:43.87 ID:fjnQ35SHO
- モーリィさんはジャージか拳法着っぽいの着てそう。
- 784 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 19:01:24.44 ID:QpkMGIrO0
- モーリィ氏は動きやすい格好をしています。普段はトコナツ産の繊維で織られた作務衣を、戦いに赴く際は竜革のドレスを着ていくようです
また、旧トコナツ村で過ごす時は旧トコナツの伝統的な民族衣装を着ることがあるそうです
- 785 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 19:01:50.45 ID:QpkMGIrO0
- ―夜
旅の船着場
看板娘「わあ〜お久しぶりです! お荷物はしっかり預かっておりましたのでご安心ください!」
妖精「ありがと。ついでに今日一泊してってもいい?」
看板娘「もちろんです!」
エバンス「なあ、ところでこの数日の間に何か変わったこととかなかったか? 情勢的な意味で」
看板娘「変わったことですか? う〜んそうですねえ……あ! そうだ、今年の芸術祭はアイドルの演目が追加されるそうですよ!」
ローガン「アイドルの……演目?」
看板娘「うふふふ、おじさんはあんまり興味ありませんか? アイドルっていうのは、最近ミュージアで生まれた新時代の文化ですよ!」
ローガン「む、むう……最近の流行りには少々疎いもので……」
エバンス「俺も聞いたことはあるが、詳しくは知らないな……。芸術の一種なのか?」
看板娘「そうです! かわいい女の子やかっこいい男の人が、ステージの上で歌って踊るっていう新時代の芸術文化です!」
妖精「なにそれ……? マーベルのアホがやってたダンスショーみたいなやつ……?」
イリス「あ、うん! マーベルさんがやってたやつが近いと思う!」
看板娘「わあ! あなたたち、マーベル様のライブショーを見たことがあるんですか!? いいなあ……!」
ミスティ「あ、あなたもしかしてマーベルのファンなの……?」
看板娘「様を付けてください! えへへ、ちょっと気になってるだけです。ファンってほどじゃないと思います」
ミスティ「そ、そう……。まあとりあえず、アイドルってのがどんなものなのかはわかったわ……。ていうかイリスは知ってるのね、アイドル……」
イリス「えっ!? ま、まあ……ちょっとだけね」
看板娘「うふふ。今年の目玉はアイドルですけれど、元々芸術祭は絵とか彫刻とか音楽とか、いろんな芸術が一挙に集まる凄い催しなんですよ。ここセイントレア王国の王族の方々も毎年ご観覧に訪れるくらいですし、皆さんももし良かったら是非見に行ってみてくださいね」
◇
―客室
イリス「芸術祭かあ……。ミュージアって今回の道程の途中にある街だよね、確か」
妖精「うん。日程的には、明日出発すれば芸術祭の期間中には着くと思う」
ミスティ「……寄り道している余裕はあるかしら……?」
妖精「まあ……旅に差し障らない程度なら良いと思う。どっちにしても補給の為に立ち寄る必要はあるし」
クロシュ「……」
妖精「それに、絵が得意なクロシュにとっても、良い学びが得られるかもしれないしね」
クロシュ「ほえ……?」
◆
- 786 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 19:02:30.04 ID:QpkMGIrO0
- ―芸術都市ミュージアへの旅路 1日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武:竜珠の杖 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖[改] 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:魔銀の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*4
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・大きな巻き貝
・大きな軽石
・闇の欠片
・暗黒行商少女の契約書
・フリルワンピース水着
・魔法学園のスクール水着
・炎鉱石
・魔王図鑑
・溶岩石のアミュレット*6
・暗黒優待券
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法練習[1/3]
・風になる[1/12]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・氷属性の練習[2/4](ミスティ)
- 787 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 19:03:04.34 ID:QpkMGIrO0
- ―朝
王国平原 街道
帆「」バサッ
強化ソリ「」シャーッ
ビュオオオオ―
クロシュ「わぁ〜」
エバンス「うおお!? これが噂のミスティちゃんのソリか……!」
ローガン「おお……帆が付いたからか更に速度が増したな」
イリス「風は私が魔法で吹かせてます!」
ミスティ「助かるわ……。一人で動かすよりけっこう楽になるわね……」
妖精「この速度なら芸術祭が始まる直前くらいに着けるかも。帆付きのソリかあ、イリスも良いことを思いつくねえ」
イリス「大亀クロシュちゃんの背中に付けたのを見て思い付いたの! これならミスティの負担を減らせるかなって!」
↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 食料発見(コンマ)
36-50 物品発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
66-80 良いこと(自由安価)
81-95 旅は道連れ
96-00 旅は道連れ(稀)
- 788 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 19:04:00.14 ID:DT0Gn79po
- やー
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 19:06:21.86 ID:fjnQ35SHO
- ん
- 790 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 19:49:05.33 ID:QpkMGIrO0
- 先に道連れ判定を行います
↓1コンマ
11-25 メルル
26-50 黒髪の無愛想な青年
51-75 赤髪ロングポニテの女性冒険者
76-00 銀髪ウェーブセミロングお嬢様
- 791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 19:54:51.78 ID:km0yBjRa0
- あ
- 792 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 21:01:00.59 ID:QpkMGIrO0
- 王国平原 街道
強化ソリ「」シャーッ
妖精「ん……?」
銀髪セミロングの少女「あああああああああ!!!」タタタタタッ
青触手「〜〜」ズモモモモ
イリス「小さい女の子が……触手に追われてる!!」
エバンス「助けよう!」
ミスティ「ええ……! それにしてもあの触手と女の子、かなり速いわね……」
ローガン「青い触手は触手内序列でも中位の実力派。普通の人間からすればかなりの脅威だが、我々なら勝てるはずだ!」
クロシュ「うん!」
*
銀髪セミロングの少女「ひい、ひい、もう足が……」フラッ
石「」ガッ
銀髪セミロングの少女「ひあっ……」
ビターン!
銀髪セミロングの少女「い、いたた……あっ」
青触手「〜〜」ヌッ
銀髪セミロングの少女「あ、ああ……」
伸ばされる青い触手「〜〜」ズズズッ
銀髪セミロングの少女「いやあああああ!!!」
強化ソリ「」シュバッ
ドガッ
青触手「!!?」グラッ
シュバッ
エバンス「かわいい女の子に無理矢理迫るたあ、礼儀のなってねえ触手だぜ!」ザッ
ローガン「今度は我々が相手だ、触手殿」ザッ
ウニ盾クロシュ「……」ザッ
青触手「〜〜!!」グオオオッ
――戦闘開始 青触手――
↓1コンマ
01-05 痛恨
06-20 劣勢
21-90 優勢
91-00 会心
- 793 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 21:02:04.68 ID:fjnQ35SHO
- い
- 794 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 21:12:12.91 ID:QpkMGIrO0
- 青触手「」ブォンッ
ガギンッ
ウニ盾クロシュ「わわっ……」ヨロッ
ローガン「クロシュくん! 奴は一撃が重い、正面から受けない方が良い!」
ウニ盾クロシュ「う、うん!」
エバンス「だがその隙は頂いたぜ! オラァッ」バッ
魔銀の剣「」シャッ
ズバァッ!!
触手の一本「」ボトッ
青触手「〜〜!!」ジタバタ
イリス「痛がってるとこ悪いけど、畳みかけさせてもらうよ! スゥー……星の光よ!!」カッ
星弾「」ピュンッ
青触手「!?」
星弾「」カッ
ドガアッ!!!!
青触手「」プスプス…
ミスティ「これが……星の魔法!!」
ローガン「このまま押し切れ!」
銀髪セミロングの少女「え、え……? あ、あなたたちは……?」
妖精「あー……通りすがりの旅人、かな」
↓1コンマ
01-05 痛恨
06-20 劣勢
21-00 勝利
- 795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 21:12:46.44 ID:lnbljYMDO
- あ
- 796 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 22:12:00.19 ID:QpkMGIrO0
- ミスティ「レッドから教えてもらった技は……まだ使いこなせないから、今はこれで!!」カッ
氷の刃「」ヒュンヒュンッ
ズババババッ
青触手「〜〜!!」ジタバタ
妖精「クロシュ、炎の力は使える?」
ウニ盾クロシュ「あ、うん!」
妖精「じゃあ……あいつにトドメを刺してやって」
チリッ…
炎クロシュ「ん……」チリチリ
青触手「」グッタリ
炎クロシュ「……」トコトコ
青触手「」ググ…
炎クロシュ「……」グッ
赤熱メイドブレード「」シャッ
ズバアッ―
――戦闘終了――
◇
- 797 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 22:12:51.43 ID:QpkMGIrO0
- 焼き青触手「」コンガリ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
妖精「うへぇ、よくこんなの食べられるなあ……」
銀髪セミロングの少女「あの……助けていただいて、ありがとうございました」ペコリ
エバンス「いいってことよ!」
ローガン「うむ……。困っている者がいれば、身を投じて助けるのが騎士道というものだ」ムンッ
ミスティ「まあ、大きな怪我はなさそうで良かったわ……」
イリス「本当に! でも、ええと……あなたはどうしてこんな平原の真っ只中を一人で?」
銀髪セミロングの少女→リュアン「あ……えと、私リュアンって言います。えと……」
*
イリス「ええっ!? 触手に襲われて逃げてる内に、お付きの人とはぐれちゃった!?」
リュアン「はい……。あの、ここがどこだかわかりますか……?」
ローガン「ここは王国の中央平原。南下すれば港湾都市ウォーターポートがあるが……」
リュアン「ええっ!? そ、そんなとこまで戻ってきちゃったの……?」
ミスティ「戻って……?」
リュアン「あ、えと……私……ミュージアに向かってる途中だったんです。半分くらいまで行ったところで、あの触手に襲われちゃって……」
エバンス「ここまで走り続けてきたのか!? すげー健脚だな……」
ローガン「う、うむ……軍隊でも通用する足腰だぞ……」
リュアン「そうなんでしょうか……。と、とにかく早く戻って合流しなきゃ……ふゃっ!」コテッ
イリス「うわわ、無理しちゃだめだよ! ずっと走り続けて来たんなら、すごく疲れてるでしょ?」
リュアン「ですが……」
ミスティ「……ミュージアへ向かう途中で逸れたのでしょう? 私たちもミュージアに向かうところだから、ソリに乗せてあげるわ……」
リュアン「えっ……?」
ローガン「うむ……ソリの担い手であるミスティくんが言うのであれば、問題なかろう」
リュアン「あ、あの……私、お金持ちみたいに見えるかもしれませんが……少し事情がありまして、お返しできるものは、何も……」
ミスティ「……ああ、いや……対価が欲しいわけではないわ……。まあ、もらえるならもらいたいけれど、なくても別に構わない……」
リュアン「ええと……じゃあ、どうして……?」
ミスティ「単にその方が気持ち良いからよ。触手に追われるあなたを助けたのも、同じ」
リュアン「……」
ミスティ「まあ……そこの赤ポニテのお人好しが伝染しただけだけどね」ポリポリ
イリス「そこで私を出すの!? いや、確かに私も人助けは気持ち良いと思うけどさ!」
リュアン「……ふふ……わかりました。それじゃあ……お言葉に甘えさせていただいてもよろしいですか?」
ミスティ「ええ、もちろんよ」
☆謎のお嬢様?リュアンが一時的にパーティに加わりました
◆
- 798 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 22:14:15.73 ID:QpkMGIrO0
- ―夕方
街道沿い 野営地
焚き火「」パチパチ
リュアン「世界樹の光を取り戻す旅だなんて……! あなたがたは救世主様であらせられたのですか!?」
妖精「違うよ! ただ光を世界樹に戻したいだけだし、既に光を一つ奪われてるからどちらかと言うと戦犯に近い」
クロシュ「せんぱん……」
リュアン「そ、そうなんですか……。でも、すごいです……世のために命を懸けて戦えるなんて……」
クロシュ「そうなの……?」
リュアン「はい、すごいです……!」
クロシュ「わあ……」
リュアン「ふふ……クロシュちゃんは偉いです。なでなでしてあげます」スッ
ナデナデ
クロシュ「ん……」
デロデロ…
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
リュアン「わっ、スライムの姿になっちゃいました!」
妖精「なでなでされるのが気持ち良かったのかな……?」
ミュージアへの旅路初日の夜です
↓1〜3 野営中何をする?
- 799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 22:15:29.74 ID:km0yBjRa0
- リュアン、クロシュの変化特訓に付き合う
- 800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 22:18:46.65 ID:fjnQ35SHO
- リュアンとイリスとミスティでお料理
- 801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/07/04(木) 22:20:00.76 ID:f1uscsL+o
- 勇者像の前になんか凄そうな剣が刺さってる
持っていこう
- 802 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/07/04(木) 22:53:38.79 ID:QpkMGIrO0
- ―夕方
野営地
焚き火「」パチパチ
イリス「ふんふふ〜ん〜今晩は青触手のお肉〜」
鉄鍋「」
魔導飯盒「」
リュアン「わあ! 調理器具があります!」
イリス「もちろん! 旅の途中でも美味しいものを食べたいからね!」
リュアン「私のお付きの人も、私に美味しいものを食べて欲しいからって調理器具を手放さないんです」
イリス「おお〜! 私、その人と気が合いそう!」
ミスティ「イリスと一緒になる前までは、旅中の食事なんて適当に焼いて食べられればそれで十分だと思ってたわ……」
リュアン「わあ……。私は、旅をしていますが実はそういう食生活をしたことがありません……」
イリス「まあこれでも街での料理に比べればかなり簡易的なんだけどね。やっぱり少しでも美味しく食べたいからさ」
ミスティ「そうね……。栄養補給だけではない……文化的な営みが必要なのよ……」
エバンス「お〜い追加の食材採って来たぞ〜!」タッタッタッ
イリス「あっ、ありがとうございます! ふふ、何が採れたのかな、何を作れるかな?」
リュアン「私もお手伝いします!」
↓1〜2 食材を1〜2つ選択(肉類は青触手のお肉を使用します)
野菜:食べられる野草、セイントレア草、トコナツマメ
穀物:パラパラ米、ヤマイモ、ナッツ、船旅ビスケット
魚介:サワガニ、ザリガニ、セイントレアバス、オオキイタニシ
果実:リンゴ、ナシ、野苺
卵乳:トリの卵、ミルク
特殊:スライムゼラチン、マジカルブラッドワイン、精霊樹の実のジャム、お宿の焼き菓子
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