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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2
- 259 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 17:13:48.79 ID:aDiqD9rD0
- スライムクロシュ「」デロロ…
妖精「クロシュ! クロシュ!」パタパタ
スライムクロシュ「」モニョモニョ…
妖精「うん、うん、みんな無事だよ! あなたが守ってくれたから……」
スライムクロシュ「」モニョニョ…
スライムクロシュ「」zzz…
イリス「クロシュちゃん……!」
ミスティ「クロシュ……! まさか……」
妖精「……だ、大丈夫……眠っただけみたい……」
ローガン「また、助けられてしまったか……」
エバンス「くっ……俺が守ると言っておきながら守られちまった。情けねえ……」
メイ「……」ジジ バチバチ
イリス「この、魔導人形の子は……」
闇の武器商人「お、おい早くそいつを破壊してくれ! またいつ動き出すかわからねえだろ!」
ミスティ「……妖精を見て、同胞を救出するとか何とか……言っていたわ……。ねえ――」
闇の武器商人「えっ俺!?」
ミスティ「バグって……精核の元になったものの、自我が出た……魔導機械のこと、なの……?」
闇の武器商人「知らねえよ! いや、でも……そういう噂は聞いたことあるが……。バグって呼ばれる前は、幽霊に取り憑かれたなんて騒ぎも聞いたしな……」
ミスティ「……」
エバンス「……ちょいと失礼」スッ
闇の武器商人の荷物「」ガサッ
闇の武器商人「おあっ何すんだ……!」
エバンス「いいだろ、助けてやったんだから。俺の推測が正しけりゃ――」
精核「」ガサッ
イリス「あっ精核……!」
エバンス「やっぱりな……。この魔導人形が狙ってたのは、あんたの命じゃなくて、これだったんじゃないか?」
闇の武器商人「たまたま手に入った一個だけだぞ……! 違法パーツ屋の野郎なんか一個どころか数十個単位で持ってやがんだぞ!?」
妖精「……それの中身が何か知っていて、言ってるの?」ズイッ
闇の武器商人「……悪かった。数の問題じゃねえな……」
妖精「…………この精核は……私がもらっていく。お前たち人間が、これを持つ資格はない」
闇の武器商人「……」
- 260 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 17:15:17.79 ID:aDiqD9rD0
- メイ「」バチバチ…
ローガン「……この魔導人形の子は、どうする?」
妖精「……」
エバンス「……魔導人形には自己修復機能がある。放っておけば再起動して……また海賊やテロ行為をするようになるかもな」
妖精「うん……」
ミスティ「……人間の自業自得でしょ。こんな国の奴ら、滅ぼされてしまえば良いのよ……」
妖精「……そうかもしれない、けど。この国の奴らが何人殺られたところで、精核になった子たちが救われるわけではないし……。この子自身でさえ……きっと、永遠に救われない……」
ミスティ「……そうね……。ごめんなさい……頭に血が上っているわ……」
イリス「……でも、それじゃあ……一体、どうすれば救われるの……? 精核になった子たちも……この、魔導人形にされた子も……。一体、どうすれば……」
妖精「……」
メイ「―――……」ギギッ
妖精「えっ……?」
エバンス「………!!? バカな、再起動が早すぎる――」
スライムクロシュ「」zzz…
メイ「――影ノスライム、ヲ……特級危険生物ト認定――……殲滅、再開――……」ギッギギッ
妖精「や、やめてえ!!!」パタパタ
ミスティ「くっ……! ごめんなさい……!!」コォォ―
スライムクロシュ「」zzz
メイ「――」グオオッ
氷柱「」ビュンッ
ドスッ―
メイ「ア……」
ドサッ…
メイの精核「」ポロッ…
スライムクロシュ「……」ポトッ
メイの精核「」ズズ…
イリス「あ……魔導人形の子の、精核が……クロシュちゃんの上に落ちて……」
ローガン「クロシュくんの中に……沈んでいく……」
- 261 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 17:21:22.53 ID:aDiqD9rD0
- ―緑の国フォレスティナ?
世界樹の麓?
グスッ ヒグッ…
クロシュ「……?」モニョ
森妖精?「ぐすっ……えぐ、えぐ……」
クロシュ「?」モニョニョ?
森妖精?「……? スライム、さん……?」
クロシュ「〜」モニョモニョ
森妖精?「……うん……。とっても、寒くて……苦しくて……寂しくて……。何も、見えないの……」
クロシュ「〜」モニョ
森妖精?「ずっと、真っ暗で……。何も、思い出せなくて……。びりびりして、体中が痛いの……」
クロシュ「…」モニョ…
森妖精?「それでも……わたし、がんばって……みんなを、助けに行ってるんだよ……。みんなも……きっと……寂しい、から……」
クロシュ「……」
森妖精?「わたしががんばれば……悪い人たちに捕まってる、みんなを……解放してあげられる、はずだもん……」
クロシュ「〜〜?」モニョモニョ?
森妖精?「えっ……? わたし……?」
クロシュ「〜」モニョ
森妖精?「わたしは……。でも……みんな、自由に動けないもん……。動けるわたしが……わたしがわたしでいられる、わたしが、やらなきゃ……」グスッ
クロシュ「〜」モニョニョ…
森妖精?「ぐすっ……わたしだって……助かりたいよぉ……」ポロポロ
クロシュ「……」モニョ…
ぎゅっ……
森妖精?「ふえ……。スライムさん……?」
クロシュ「」モニョ
森妖精?「ん………あったかい……」
クロシュ「」モニョニョ
森妖精「うん……。えへへ……なんだか……スライムさんの、中で……溶け、ちゃいそう……」
クロシュ「」モニョモニョ
森妖精?「うん……ありがと……。スライムさん、やさしいね………」
クロシュ「」モニョ
森妖精?「……えへ、へ………」
クロシュ「」モニョ
森妖精?「……………スライムさんに……精霊の加護が……あります、よう………」
クロシュ「」モニョニョ
森妖精?「……」
森妖精?「…………」
森妖精?「……………………」
クロシュ「……」
クロシュ「…………精霊の加護が……ありますよう…………」
――――――
―――
―
- 262 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 17:22:42.29 ID:aDiqD9rD0
- ―裏通り
メイ841の残骸「」
スライムクロシュ「……」モニョ
妖精「クロシュ……! け、怪我はない……!? 大丈夫!?」パタパタ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「え……? その魔導人形の元になった子と……会った……?」
スライムクロシュ「」モニョ
ミスティ「ほ、本当に……!? 精核を取り込んだから……? いえ、でも精核はどうなったの?」
デロデロ……
クロシュ「……えと……食べちゃった……かも……」
妖精「え、ええ!?」
ミスティ「た、食べ……」
イリス「食べちゃった……!?」
クロシュ「うん……」
エバンス「だ、大丈夫なのか!?」
クロシュ「うん……」
ローガン「う、うむ……。大丈夫なら良いが……。いや、良いのか……?」
妖精「………でも……食べて、食べられて……この星の命は巡ってる……。だから……これも、一つの正解なのかも……」
ミスティ「そ、そうなの?」
妖精「うん。精核がクロシュの中で溶けて殻を失えば……その魂もやがて星に還るはず。きっと、ただ壊すよりもずっと……緩やかで優しい、終わらせ方になると思う……。クロシュの中なら……寒くも、寂しくも、ないだろうから……」
クロシュ「……」
妖精「……クロシュ。寝起きのところ……悪いんだけれど……。これも……食べてもらえる……?」スッ
闇の武器商人から取り上げた精核「」
クロシュ「うん……」
パクッ…モニョモニョ…
☆メイ841を撃破しました
☆クロシュが精核を食べられるようになりました
◆
↓1コンマ 戦利品
01-80 メイドブレード
81-95 ↑+メイドジェット
96-00 ↑+??
- 263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/12(日) 17:23:32.22 ID:g/BB+Mlc0
- あ
- 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/12(日) 17:23:48.05 ID:H5zjI86YO
- や
- 265 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 19:38:36.46 ID:aDiqD9rD0
- ―港湾都市ウォーターポート 滞在9日目
◆パーティメンバー
◇クロシュ 武:ウニ盾 防:ゴスロリエプロン
◇妖精 武:なし 防:エルフのレオタード
◇イリス 武:精霊樹の杖 防:魔術師のローブ
◇ミスティ 武:魔銀の短剣 防:精霊のローブ
◇ローガン 武:鋼の剣 防:革の鎧
◇エバンス 武:鉄の剣 防:革の鎧
・共通 飾:くすんだ耳飾り
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*2
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・鋼の回転ノコギリ
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
・メイドブレード
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・トコナツ火山島行きの船を探す
・海渡りの姿を獲得する[2/3]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・星属性の練習(イリス)[1/4]
……………………………………………………………………………………
□港湾都市ウォーターポート 主要施設
大通り:旅の船着場、武具店、雑貨店、魔法店、鮮魚店、食品店、食事処、酒場、浴場、冒険者ギルド、他
裏通り:占い屋、怪しい露天商、暗黒商店、奴隷商店、他
沿岸部:港、造船所、魚河岸、灯台、他
……………………………………………………………………………………
□機械工業都市テンペスター 主要施設
大通り:武具店、雑貨店、機械店、無人食事処、自販機通り、冒険者ギルド、他
裏通り:闇市、薄暗い路地裏、他
沿岸部:港、造船所、コンテナ港、工場地帯、灯台、他
……………………………………………………………………………………
- 266 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 19:39:04.07 ID:aDiqD9rD0
- 訂正
・星属性の練習(イリス)[1/4] → [2/4]
- 267 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 19:40:05.74 ID:aDiqD9rD0
- 訂訂正
・トコナツ火山島行きの船を探す → 達成!
・海渡りの姿を獲得する[2/3] → [3/3]達成!
- 268 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 19:40:36.81 ID:aDiqD9rD0
- ―旅の船着場
ロビー
宿の看板娘「もう出発されるのですか?」
ミスティ「ええ……。ソリの預かり、お願いね」
ローガン「私の鎖帷子は……まあ最悪無くしてしまっても良いぞ。大したものではないからな」
宿の看板娘「いえいえ、しっかり大事に預からせていただきますよ! 預かり代もきちんと頂いてるんですから!」
ローガン「ソリ分だけだろう」
宿の看板娘「誤差です誤差!」
◇
―海岸
ザァーン ザザァーン―
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
大亀クロシュ「……」プカプカ
妖精「クロシュ、大丈夫……? 昨日大怪我したんだし、あんまり無理しない方が……」
大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
エバンス「……クロシュちゃんは何て?」
妖精「平気だって……。まあ確かに、一晩で怪我もすっかり治っちゃってたけど……」
大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「……そうだね。あんまりボヤボヤしてるとフメイたちに先を越されちゃうし、確かに早く行った方が良い……」
大亀クロシュ「〜」モニョ
イリス「私も救命用の水魔法を使えるから、もしクロシュちゃんが疲れちゃってもカバーできるよ!」
エバンス「俺も水に強い泥舟を作れるようになったからある程度は大丈夫だ!」
ローガン「私も中が空洞になっていて水に浮く鋼材を作れるようになった。万が一の時はイカダも作れるぞ」
ミスティ「……私も氷で足場を作れるわ……。冷たいけどね……」
大亀クロシュ「!」モニョ…!
妖精「……ふう。まあ確かに、この街でちょっと時間を食いすぎた感じもあるし、あんまりのんびりはしてられないか」
大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「わかったよ。行こう……! トコナツ島へ!」
◇
- 269 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 19:41:51.79 ID:aDiqD9rD0
- ―海
帆「」バサッ
大亀クロシュ「」スイスイ
イリス「おお〜!! すいすい進んでく……!!」
エバンス「こりゃすげえ……! 魔導クルーザーに匹敵するスピードじゃねえか!?」
ローガン「本当に速い……! 揺れも少ないし、なんと快適な航行だろうか……!」
遠ざかっていく港湾都市と機械都市「」
ミスティ「……」グッ
妖精「……いつか、取り返す。私たち妖精が奪われたものを、必ず――」
ミスティ「……ええ。私も手伝うわ……。昨日の、哀しい魔導人形の子のような犠牲者を……増やさない為に……」
妖精「ありがとう……。あなたのような……あなたたちのような人間がいてくれるから……人間を、嫌いになり切れない」
――港湾都市ウォーターポート&機械工業都市テンペスター編 完
- 270 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 19:42:17.67 ID:aDiqD9rD0
- クリアボーナス
↓1
01-60 運命賽(致命的な運命を辿った時、直前の判定を振り直せる。一度使うとなくなる)
61-90 ↑+メイドブレード強化
91-00 ↑+会心賽(判定時に会心と書き込むと、コンマに関わらず最上の結果となる。一度使うとなくなる)
- 271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/12(日) 19:42:35.06 ID:g/BB+Mlc0
- あ
- 272 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 21:36:50.80 ID:aDiqD9rD0
- コンマ06 運命賽+1(合計3)
―海上
大亀クロシュの甲羅上の小屋
妖精「ねえ、ところでこれは……」
メイドブレード「」
ローガン「これは……私の作り出した鉄板をも両断したあの片刃の剣か。見た目はやや細身の片刃の剣だが……」
エバンス「気が付いたら大亀クロシュちゃんの背中の小屋の中に置いてあったんだよ。別に誰かが取ってきたわけじゃないと思うぜ」
イリス「特殊な魔力コーティングがしてあるみたい。あのものすごい切れ味はそのコーティングのお陰なのかも」
メイドブレード「」
妖精「……微かに妖精の魔力を感じる……。もしかしたら……クロシュに託したのかも……」
ミスティ「クロシュに……」
ズズ…
クロシュ「わたしに……?」ヌッ
妖精「わあ! クロシュ今大亀になって泳いでるんじゃ……」
クロシュ「あ、えと……ここ、わたしの体だから……」
妖精「あ、ああ……なるほどね。それでね……この剣、多分……クロシュに贈ったものだと思うから、受け取ってあげてくれる……?」
メイドブレード「」キラン
クロシュ「………うん……。わたしの中に溶けた、メイちゃんの魔力が……これを使って欲しいって、言ってる気がする……」
妖精「そうなんだ……。じゃあ、大事に使ってあげよう?」
クロシュ「うん……」
メイドブレード「」キラン
☆クロシュがメイドブレードを装備できるようになりました
☆メイちゃんの精核に宿っていた魔力と経験を吸収し、剣技の練度が上がりました(練度:中)
*
ミスティ「ところでさらっと流されちゃったけれど……今ここにいるクロシュは、海を泳いでる大亀のクロシュの分体なの……? まさか分体を作れるようになったの……?」
クロシュ「んーん……。えと……大亀さんになってるわたしから離れたら……デロデロになって消えちゃうと思うから……。分体じゃなくって、えっと……」
イリス「クロシュちゃんがクロシュちゃんの体から生やしたクロシュちゃんの形をした器官……ってとこ?」
クロシュ「えと……たぶん、そう……。分体は……まだ、うまく作れない……」
◆
- 273 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 21:41:10.20 ID:aDiqD9rD0
- ◆幕間◆
―港湾都市ウォーターポート
裏通り
メイ841の残骸「」
白衣のエルフ幼女「ふうん、精核かぁ……。セイントレア社もえげつないもんを考えつくねぇ」
白衣のクワガタ頭「ユーが言えたことかね? ミーからすればユーの方がよほどクレイジーマッドサイエンチストだが」
白衣のエルフ幼女「はあ? 虫をぐちゃぐちゃに組み替えて遊ぶサイコ野郎のあなたにだけは言われたくないんですけど?」
白衣のクワガタ頭「ノー!! ミーのそれはLOVEゆえのトライアル&エラー……遊んでいるわけではナッシン!」
白衣のエルフ幼女「愛さえあれば何をしても良いってこと? アッハ、サイッテー!」ケラケラ
白衣のクワガタ頭「プライズワードとしてレシーヴィングしよう」
メイ841の残骸「」
白衣のエルフ幼女「にしてもこの残骸……精核が残ってないし、腕に付いてるはずのブレードも外されてる。破壊者が奪ったのかな?」
白衣のクワガタ頭「それはワンダーだ。メイドウェポンはアームマシンガンやジェットパックの方がパワフル&エクスペンシブ! わざわざブレードだけロビングするミーンは?」
白衣のエルフ幼女「確かに不可解……。マシンガンやジェットの方が高く売れるし、自分で使うにしても強いはず。ブレードなんて一番微妙な武装だと思うけど」
白衣のクワガタ頭「そこから導き出されるアンサーは――つまり、LOVE!!」
白衣のエルフ幼女「はあ? 脳にウジでも飼ってるんですか? 本当に飼ってそうだけど」
白衣のクワガタ頭「トークはラストまでリッスン! フェアリーはマシーンをヘイティング……バット、ブレードはノットマシーン……ビコーズ?」
白衣のエルフ幼女「ああもう面倒くさい普通に喋れ! 妖精は機械嫌いでブレードは機械じゃないから、何!?」
白衣のクワガタ頭「おっと。餌のアワーゆえ、ミーはこれにてエクスキューズする。カリスサンもあまりウィングアイを外しすぎぬよう。ユーは元ウォンテッドボディであること、ドンフォゲッ――」ササッ
白衣のエルフ幼女「元でしょ、元。ロイエの腐れカルティスト共にロンダリングさせたので今の私は清廉潔白です〜」
メイ841の残骸「」
白衣のエルフ幼女「さて、調査の続き続き。ここの戦闘跡……このメイド人形は多対一を強いられていたみたい。感じ取れる魔力は、氷、地、鋼、水、風……ん、自然……?」
白衣のエルフ幼女「クワガタの言ってたラブってのは、この自然魔法の使い手……同類への手向けってわけ? ふうん、あいつやっぱりロマンチストだな。最低だけど」
白衣のエルフ幼女「まあいいか。あとこの魔力反応は……かなり昔に覚えがある……なんだったっけ、これ……あ!! 星!!!」
白衣のエルフ幼女「え、マジ? 星の使い手がいたの? うわ、これは大収穫……なんとしても捕まえたいなぁ……! いひひひ……」
白衣のエルフ幼女「んふふ〜星〜星〜星属性〜♪ きらきらひかる〜いのちの〜……ん?」
何かの跡「」
白衣のエルフ幼女「なんだこりゃ。スライムの破片? 地面にこびりついてるけど……んん〜この魔力反応は……」
白衣のエルフ幼女「……反映魔法!? ブラッドちゃん!?」ガバッ
白衣のエルフ幼女「…………いや、あの生意気メスガキスライムが人間なんかと徒党を組むわけないか。だとしたら別の……うう〜ん……」
白衣のエルフ幼女「……もしかしてあの失敗作とか? いやでもあんな貧弱生物が今日まで生き延びられるわけないし……」
白衣のエルフ幼女「まあいいか。ネバネバ下等生物なんかより星属性の方が大事もんね〜〜んふふふ〜〜〜♪」
◆
- 274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/12(日) 21:48:14.55 ID:+iZD6bV5O
- クロシュの出生は実験動物?
- 275 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/12(日) 21:49:31.05 ID:aDiqD9rD0
- というわけで本日はここまでです。港湾都市&機械都市編、無事クリアおめでとうございます
次回は航海中のランダムイベントからとなります
港湾都市編ラストは、本筋を追うだけなら挑まなくとも良い強敵との激しいバトルを制しての決着と相成りました
クロシュたちの旅はまだ始まったばかりであり、この大陸や周辺国には未だ数多くの問題、苦しみが未解決のまま降り積もっています。それらをどうにかできるかどうかはわかりませんが、此度のクロシュちゃんたちは目を逸らさず、立ち向かう決意をしました。それはいつか、この星を少しだけ良い方へ変える切っ掛けとなるのかもしれません。今後のクロシュちゃんたちの活躍をどうぞお見守りくださいませ
なおクロシュ氏の出自が何なのかは未だ闇に包まれています。その答えはブラッド辺りが知っているかもしれませんが、ブラッド氏はあんな性格なので簡単には教えてくれないかもしれません。精進しましょう
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いします
- 276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/13(月) 01:47:06.36 ID:gChSEnVVo
- 乙乙
つまりブラッドを力付くで屈服させれば良いのですね
- 277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/13(月) 07:29:28.69 ID:9rS2Fg0io
- 乙です
修行としてとてもいい感じになったな港湾都市編
ブラッドちゃんとまた一つ因縁生まれたか?
今猛烈にフメイちゃんと会いたい色々聞きたいことが出てきた…!
- 278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/13(月) 11:39:06.17 ID:1b6ZCyQvO
- 乙
食べて救う…そういう救い方もあるのか!
しかし合成とか経験の吸収とかインチキじみた能力がどんどん増えていく…
- 279 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 13:13:57.22 ID:gowG+LT+0
- クロシュちゃんたちは順調に強くなっていますが、無理矢理ブラッドに言うことを聞かせるにはまだ難しいと思われます。精進しましょう
港湾都市編は実際、各々にとって良い経験になったことが多いかと思います
ブラッド氏とはどうやらミスティ氏の復讐以外にも何か因縁があるかもしれません
フメイちゃんはクロシュよりもいろいろしっかりしているので、もしかしたら何か知っていることがあるかもしれません
食べることが救いとなるかどうかは実際のところ誰にもわかりません。救われていて欲しいという妖精の願望に過ぎないのかもしれません
何でも合成できるわけではなく、何でも吸収できるわけでもありませんが、有用な能力であることは確かです。クロシュちゃんの今後の成長にご期待ください
- 280 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 13:16:51.64 ID:gowG+LT+0
- というわけで本日の更新の前に、トコナツ火山島の一番偉い人と、友好的な現地の人を各一人づつ募集します
トコナツ火山島の人々がどのような共同体を築いているかはまだ厳密に決まっていないため、種族や役職などは自由に考えていただければと思います
いちおう現時点で考えているトコナツ火山島の概要もここに記載しておきます
〈トコナツ火山島〉
■概要
大陸より南の海域に位置する火山島
赤道付近のため一年中真夏のように暑く、生態系も大陸とは大きく異なる
■産業
この海域の島でしか採れない南国の果物や野菜を主に生産している
また綿花の収量も多く、それを用いた服飾品の生産も盛んに行われている
近年では、王国の若い女性を中心にトコナツ産の水着が注目され始めている
■情勢
少し前に世界樹の光が火山の火口に落下し、火山活動が活性化した
島全体が激しい地震に見舞われたり、人の住む地域に突然溶岩が吹き出たり、新たな溶岩の川ができたりなど、甚大な被害が発生している
(ネームドキャラクター用テンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
↓2 トコナツ火山島の一番偉い人
↓3 トコナツ火山島の友好的な現地の人
- 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 14:01:52.58 ID:HvcdfykIO
- 【名前】コルト・キャルト
【種族】猫の獣人
【性別】男
【年齢】35
【容姿】茶髪で猫の耳がある。顔に猫の髭。糸目。茶色の猫の尻尾がある。背が高く、痩せ型。
【性格】どんな方にも紳士的に対応する。
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
砂魔法(砂を操る事が出来る魔法。砂嵐や流砂も作れる)剣と組み合わせて切れる砂を放つ。
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
元々別の国の出身だが若い頃にトコナツ火山島に移っている。生態系を研究している学者だったが現地の人達との交流を重ねて今では火山島で一番偉い人になった。レイピアを所持しており、戦闘では魔法と合わせてそれを使っている。どんな方でも敬語で話す。火山がなぜ活発になったのか現在調べている。
- 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 14:06:34.35 ID:3Ud3/1lc0
- 【名前】モーリィ・フースーヤ
【種族】半竜人
【性別】女
【年齢】2000歳
【容姿】赤毛ロングの小柄な少女
【性格】勝気な性格
【魔法】火炎魔法・素手も強い
【備考】親のドラゴンの血で不老不死となっており、勝気ながらも達観した所もある
- 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 14:15:29.95 ID:Ib/bbQ/TO
- 【名前】レッド
【種族】バーニングスライム
【性別】男
【年齢】1000
【容姿】ボコボコマグマを垂れ流している危ないスライム。
【性格】面倒見が良い。
【魔法】冷凍魔法
【備考】マグマを垂れ流すその姿から、周囲に疎まれていた。そのため、世界中を放浪しており最終的にこの島にたどり着いた。周囲にマグマを垂れ流し嫌われることに耐えられなかった彼は冷凍魔法を極め自身を常に冷やし続けている。それはバーニングスライムである彼からしたら苦痛でしかないがもう誰からも嫌われたくなかった。
- 284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 14:19:04.85 ID:C1YvUd03o
- 【名前】エイパチ
【種族】半タコ人
【性別】男
【年齢】55
【容姿】スキンヘッドでムキムキの腕4本脚4本。黒丸メガネ着用
【性格】ストライクゾーンが広く女の子に甘いが気のいいおっちゃん
【魔法】吐く墨で色々な物を作れる(主に料理道具)
【備考】トコナツで屋台やってる料理人。観光客はいいお客さんなので良くしてくれる。人魚の肝っ玉お嫁さん持ち
- 285 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 14:23:18.22 ID:gowG+LT+0
- ありがとうございます。一番偉い人は>>282のモーリィさん、友好的な現地人は>>283のレッドさんに決まりました
また、>>281の猫のおじさんと>>284のタコのおじさんも一部設定を変更した上で登場するかもしれません。お楽しみに
- 286 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 14:34:19.82 ID:gowG+LT+0
- ―トコナツ火山島への海路 1日目
◇クロシュ [赤ちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:鉄の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*3
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・星属性の練習[2/4](イリス)
- 287 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 14:35:02.12 ID:gowG+LT+0
- ―海上
大亀クロシュ「」スイスイ
妖精「クロシュ、もうちょっと東」
大亀クロシュ「〜〜?」モニョニョ?
妖精「うんうん、真っ直ぐになった」
大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
ローガン「妖精くんは航海の経験もあるのか?」
妖精「まあ、ちょっとだけ。私たち妖精は海や風の精霊たちの声も聞けるから、人よりもやりやすいかもね」
エバンス「へえ〜頼もしいな! 自然魔法ってのも天候の変化とかに強そうだし、ひょっとして妖精って航海士とか向いてるんじゃないか?」
妖精「ええ? 考えたことなかったけど……ちゃんとした知識があるわけじゃないからなあ」
イリス「通常の船でも風魔法と水魔法の使い手はいた方が良いって話だし、妖精さん一人で何役もカバーできそうだよね」
ミスティ「それを言うならイリスもカバー範囲は広いんじゃないかしら……」
↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-35 食料発見(コンマ)
36-50 物品発見(コンマ)
51-65 場所発見(コンマ)
66-80 良いこと(自由安価)
81-95 旅は道連れ
96-00 旅は道連れ(稀)
- 288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 14:37:21.98 ID:rC1m09x4o
- はい
- 289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 14:49:42.96 ID:eP4/s0M60
- そぉい
- 290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 14:52:57.93 ID:s/JgB5OFo
- 稀(2連続)
- 291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 14:53:50.09 ID:C1YvUd03o
- 稀2連やるぅ!
- 292 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 14:59:25.72 ID:gowG+LT+0
- すごいです。とても良いことがあるかもしれません
出会った人
↓1〜2コンマ(重複した場合、仲良し度が大きく上がります)
01-45 フメイ&アリシラ
46-90 セイン
91-00 フメイ&アリシラ、セイン
- 293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 15:01:55.79 ID:s/JgB5OFo
- こんま
- 294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 15:02:02.51 ID:3Ud3/1lc0
- あ
- 295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 15:09:03.78 ID:C1YvUd03o
- エンカウント:勇者(?)
- 296 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 15:31:22.11 ID:gowG+LT+0
- 大亀クロシュ「」スイスイ
大亀クロシュ「!」
妖精「クロシュ、どうかした?」
大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「えっ……!?」
大亀クロシュ「」スイスイ
板切れに掴まって漂っているセイン「……」プカプカ
大亀クロシュ「」スイスイ
セイン「……? 亀……?」
イリス「せ、セインくん!?」
ローガン「な、何っ!?」
ミスティ「ええ……? どういうこと……?」
エバンス「漂流者……知り合いか?」
妖精「あ、いやまあ……知り合いというか……」
イリス「と、とにかく助けなきゃ! ええと、救命浮輪!」ポイッ
救命浮輪「」バシャッ
◇
- 297 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 15:32:51.02 ID:gowG+LT+0
- ―大亀クロシュの小屋
セイン「……すまない。助かった」ビショビショ
イリス「び、びっくりしたよ〜! でも無事そうで良かった……!」
ローガン「うむ……。しかしなぜあのようなところで……?」
セイン「破壊された。空を飛ぶメイド人形の奇襲で」
ミスティ「あっ……」
妖精「な、なるほどね……」
エバンス「……ところで、それって何日前のことだ?」
セイン「一週間ほど前だ」
イリス「ええっ!!? 一週間前!? それじゃあそれまでずっと呑まず食わず……!!?」
セイン「ああ。喉がカラカラだな」
ミスティ「いや、普通カラカラどころじゃないと思うのだけど……」
セイン「……ところで、影のスライムは?」
妖精「クロシュのこと? クロシュなら――」
モニョモニョ…ポン
クロシュ「こんにちは……セインさん……」ヌッ
セイン「! まさかこの大亀が――」
クロシュ「うん……」
*
船旅ビスケット「」ドッサリ
水のたっぷり入ったジョッキ「」タップリ
セイン「感謝する……もぐもぐ、ごくごく……」モッモッモッ
妖精「水はイリスが水魔法で出したやつだからともかく、ビスケットはクロシュが食べる分だったんだから本当に感謝してよね」
セイン「……心得ている。恩義には報いるつもりだ。この船旅が終わるまでは全霊でこのパーティの力となろう」
クロシュ「わあ……!」
イリス「本当!?」
ミスティ「この船旅が終わるまで、ね……」
セイン「……ああ。申し訳ないが、僕にはやることがある。ずっと力を貸し続けるわけにはいかない」
ローガン「うむ……いや、それでも十分ありがたい。これほど頼もしい味方もそうはいないからな」
☆今回の道中、セインくんが同行してくれることになりました
◆
- 298 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 16:26:34.63 ID:gowG+LT+0
- ―夕
小さな無人島 海岸
ザァーン ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
大亀クロシュ「」ズズ…
デロデロ…
スライムクロシュ「…」モニョニョ…
妖精「お疲れ様、クロシュ」
イリス「本当にお疲れ様だよ、クロシュちゃん。ゆっくり休んでね」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
セイン「……乗せてもらっておいて何だが、つらくはないのか? 一日中、僕たちを乗せて海を泳ぎ続けるのは」
デロデロ…
クロシュ「えと……ちょっと……大変、だけど……。全然、へーき……」
セイン「……そうか。お前が良いなら良いが」
イリス「……セインくん、もしかしてクロシュちゃんのことを心配してくれてるの!?」ズイッ
セイン「不適切な労働は能力の低下をもたらす。海上移動という役目を負っている彼女には最適なコンディションを保ってもらう必要がある」
イリス「そ、そうだね……」
トコナツ火山島への旅路初日の夜です。小さな無人島で野営します
↓1〜3 自由安価 野営中何をする?
- 299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 16:31:28.52 ID:sSJ064RRO
- 温泉を見つけてゆっくり(なければ作る)
- 300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 16:34:11.49 ID:/4FNoo58O
- セインくんとしっぽり親好を深める
- 301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 16:37:35.47 ID:HvcdfykIO
- イリスに魔法を教えてもらい魔法タイプのクロシュを強化
- 302 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 19:25:23.76 ID:gowG+LT+0
- ―小さな無人島
浅い穴「」ボゴンッ
エバンス「よし、穴はこんなもんか。次は浸水しない泥舟の応用で浴槽内の土を固めて、っと」
イリス「そしたら私が水魔法で水を注いで――」
水「」トプトプ
イリス「炎魔法で加熱すれば――」
カッ
お湯「」ホカホカ
イリス「完成! 今回は二つ作ったから、男湯と女湯で分けて入れます!」
エバンス「お、おお……ちょっとだけ手伝えたがほとんどイリスちゃんに任せきりになっちまったな……」
イリス「ふふふ、エバンスさんが入る前は穴を掘って固める工程も私だったのでだいぶ楽になりましたよ!」
*
イリス「というわけでお風呂を作ったから、セインくんもどうぞ!」
セイン「……僕はいい」
イリス「えっ!?」
セイン「体を清める魔法を習得している。入浴は不要だ」
ミスティ「……健康に良いらしいわよ? 入浴って」
セイン「健康状態に問題はない」
妖精「……確かに、魔力の流れも安定してるけど……。お風呂嫌いなの?」
セイン「……」
クロシュ「……」
↓1〜3多数決
1.セインくんの意思を尊重する
2.入浴をすすめる
- 303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 19:26:01.12 ID:3Ud3/1lc0
- 2
- 304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 19:26:56.85 ID:WALI7Mz5o
- 2
- 305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 19:27:25.08 ID:sSJ064RRO
- 2
- 306 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 19:35:18.90 ID:gowG+LT+0
- クロシュ「えと……でも……気持ち良い、よ……?」
セイン「……」
クロシュ「あったかくて……ぽかぽかで……でろでろに、なるよ……?」
妖精(デロデロになるのはクロシュだけだと思う……)
クロシュ「だから……入ろ……?」
イリス(わ、わー!! その言い方はだめだよクロシュちゃん!)
ミスティ(それだとまるであなたとセインくんが一緒に入るみたいじゃない! あなたは女の子でセインくんは男の子なのよ……!?)
妖精(……クロシュはスライムだから、実は相手の性別とかは多分気にならないんだと思う。私が気になるのは、どちらかと言うと――)
↓1コンマ(連続クリティカルボーナスにより+40)
01-60 入りません
61-90 一人でなら
91-00 クロシュとなら
- 307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 19:35:58.19 ID:3Ud3/1lc0
- あ
- 308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 19:44:13.30 ID:as511o/Ro
- 心が強え…いや良識がしっかりしているのか?
- 309 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 19:59:06.54 ID:gowG+LT+0
- セイン「……ありがとう。だが、せっかく湧かした風呂を僕の垢で汚すことはない」
クロシュ「……」
セイン「皆の入浴中の哨戒は僕に任せて欲しい。……こんな小島に曲者が現れることもないと思うが」スッ スタスタ
クロシュ「あっ……」
イリス「うう〜!! いけると思ったのに……!!」
ミスティ「手強いわね……ってなんで私たちセインくんの入浴に躍起になってるのよ、もう……」
妖精(……結局わからずじまいか。まあ無理強いすることじゃないし、別にいいか)
クロシュ「……わたしも、今日はお風呂、いい……」スクッ
イリス「へっ?」
クロシュ「セインさんと、哨戒、する……!」トテトテ
ミスティ「え、ええ……。気を付けるのよ?」
妖精「まあ、セインのやつも変なことはしないだろうし大丈夫か……」
*
- 310 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 19:59:55.20 ID:gowG+LT+0
- ―夜
小さな無人島 海岸
ザァーン ザザァーン…
セイン「……」
クロシュ「セインさん……!」トテトテ
セイン「影のスライム……。なぜ……?」
クロシュ「……わたしも……哨戒、する……!」
セイン「僕一人で十分だ。君は休息に専念した方が……」
クロシュ「する……!」
セイン「……まあ、好きにしたら良い」
*
セイン「ブツブツ……」キラキラ
クロシュ「!」パァァァ
セイン「体は清めたが、この魔法に健康増進効果は当然ない。入浴による血行の改善などは……いや、スライムには関係ないか……?」
クロシュ「?」
セイン「まあいい。哨戒の手伝いはありがたいが、後でしっかり休息を取ること。わかったか?」
クロシュ「ん……」
セイン「……」
↓1〜2 親睦を深めます。何をする? or 何が起きる?
- 311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 20:03:06.34 ID:3Ud3/1lc0
- 人が入ってそうな棺桶を発見
- 312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 20:07:07.77 ID:HvcdfykIO
- 沈んだ謎の海賊船を発見
- 313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 20:07:24.32 ID:f3ahBr7DO
- フメイとアリシラの話とセインに友達がいるかどうか
- 314 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 20:16:39.36 ID:gowG+LT+0
- ―小さな無人島
海岸
ザッザッザッ…
セイン「……」スタスタ
クロシュ「……」トコトコ
セイン「……!」
クロシュ「?」
砂浜に埋まった棺桶「」
セイン「……棺桶だな」
クロシュ「かんおけ……」
セイン「……離れていろ。中を確かめる」
クロシュ「ほえ……」
セイン「……」
砂浜に埋まった棺桶「」ギイー…
↓1コンマ
01-05 アークリッチ
06-35 骸骨戦士
36-65 スケルトン
66-95 ただの白骨
96-00 金銀財宝を抱えた白骨
- 315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 20:17:50.91 ID:as511o/Ro
- お
- 316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 20:20:43.06 ID:f3ahBr7DO
- >>1に安価の連取りは禁止でコンマの連取りは可とあるけど、>>304の多数決安価を取って>>311は連取りはセーフになるのか
(間にコンマ判定あるけど、それも3Ud3/1lc0が取ってるから少し気になった)
- 317 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 20:58:42.08 ID:gowG+LT+0
- すみません、>>1も今気付きました。申し訳ありません。また、安価とコンマのルールも曖昧だったようです
いろいろ考えましたがややこしくなりそうだったため、今後は安価もコンマも多数決も一律で連取り禁止とします
ただし最後のレスから30分経過しても安価が踏まれなかった場合は連取り可とします
今回はルールが曖昧だったり見落としたりしていた>>1に責任がありますので、親睦深め行動は>>311、>>312、>>313の3つ全てを採用とします。申しわけありませんでした。よろしくお願いいたします
- 318 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 20:59:51.17 ID:gowG+LT+0
- ギイー…
白骨死体「」
セイン「……」スッ
セインの持った木の棒「」ツンツン
白骨死体「」
セイン「返事がない。ただの屍だ」
クロシュ「しかばね……」
セイン「この仰々しい服装は……多分何かの船の船長だったんだろう。そうなると、この近辺にこいつの乗っていた船もあるかもしれない」
クロシュ「ふね……」
セイン「……少し探してみるか。待っていろ」トンッ
ザブンッ
クロシュ「わ、わたしも……!」
デロデロ…ポン!
ウミガメクロシュ「〜〜」ノソノソ
*
- 319 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 21:01:18.24 ID:gowG+LT+0
- ―小さな無人島
沿岸の海中
光「」パァッ
セイン(夜の海は暗いな。光も遠くまでは届かないか)
セイン(……ん?)
ウミガメクロシュ「」スイスイ
セイン(……ウミガメに擬態したのか。器用なものだ)
ウミガメクロシュ「〜〜」モニョモニョ
セイン(……? 掴まれ、と?)
ウミガメクロシュ「〜〜」コク
セイン(……確かに、夜の海を一人で探索するのは危険か……)
ガシッ
*
ウミガメクロシュ「」スイスイ
光「」パァッ
セイン(……ん、あれは……)
沈没船「」
セイン(! やはりあったか、船……)
ウミガメクロシュ「〜〜?」モニョモニョ?
セイン(探索していこう。引き続き潜水を頼む)
ウミガメクロシュ「〜〜」モニョニョ コク
↓1コンマ
01-05 アークリッチ・ドザエイモン
06-35 ボーンクラーケン
36-65 大したものはなかった
66-95 錆びた財宝
96-00 金銀財宝
- 320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 21:03:10.74 ID:WALI7Mz5o
- こんま
- 321 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 21:48:54.05 ID:gowG+LT+0
- ―沈没船
泡「」コポコポ
ウミガメクロシュ「」スイスイ
ひしゃげた扉「」
セイン(……あの扉をくぐってみてくれ)
ウミガメクロシュ「」コク スイスイ
ひしゃげた扉「」バキャッ…
セイン(船倉か。箱や樽がある)
朽ちた樽「」
朽ちた木箱「」
セイン(大したものはないか……?)
ウミガメクロシュ「!」クイクイ
セイン(ん……?)
錆びた宝箱「」
セイン(これは……宝箱!)
ウミガメクロシュ「〜〜」モニョモニョ
セイン(ああ、持って帰ろう――)
*
- 322 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 21:49:21.54 ID:gowG+LT+0
- ―小さな無人島 海岸
ザバァン
セイン「ふう……。すまない、また頑張らせてしまった」
クロシュ「ん……へーき……」
錆びた宝箱「」
セイン「早速開けてみよう――」スッ
カチャッ…キィ…
錆びた財宝「」サビサビ
セイン「……当然だが錆びているな。これでは大した価値は……ん?」
埋もれていた金貨「」キラキラ
クロシュ「わあ……!」
セイン「……金貨が……数枚程度か」
クロシュ「んへへ……はんぶんこ……」
セイン「いや、全て君が受け取ってくれ。命の恩としては、まだまだ足りないだろうが……」
クロシュ「ふえ……でも……」
セイン「気にするな。僕に金は必要ない」
クロシュ「ん……わかった……」
☆お金が少し増えました
*
- 323 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 21:51:05.64 ID:gowG+LT+0
- セイン「……そういえば、友とはまだ仲直りできていないのか?」
クロシュ「……喧嘩してるわけじゃ、ないもん……」
セイン「そうか。すまない、勘違いしていた」
クロシュ「ん……。フメイちゃんたちとは……いつか、一緒に帰る……」
セイン「……。君と、フメイという少女と……あの薄茶色の髪の者は……同郷の出身なのか?」
クロシュ「薄茶色……アリシラさんのこと……? うん……みんな……あの集落に、いた……」
セイン「そうなのか……」
クロシュ「うん……」
セイン「……フメイという少女はともかく……あのアリシラという者は危険な気配がする。気を付けろ」
クロシュ「え……」
セイン「……魔王そのものではないが、近い気配を感じる。アレは破滅をもたらす者だ」
クロシュ「で、でも……アリシラさんは……良い人で……」オロオロ
セイン「……すまない。しかしこの世界では……何らかの切っ掛けで、生命が魔王化してしまうこともある」
クロシュ「んゅ……」
セイン「……すまない」
クロシュ「……みんなで、帰るもん……」
セイン「……ああ。友達は……大切にするのが良いだろう」
クロシュ「うん……」
セイン「……」
クロシュ「……」
セイン「……」
クロシュ「……えと……セインさんは……友達、いるの……?」
セイン「……」
↓1コンマ(連続クリティカルボーナスと交流により+50)
01-60 いません
61-90 わからない
91-00 クロシュ
- 324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 21:51:32.02 ID:f3ahBr7DO
- あ
- 325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 21:56:01.50 ID:8xClO39vo
- ガードが硬ぁい
- 326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 22:06:49.12 ID:WALI7Mz5o
- 爬虫類かってくらい懐いてくれない
- 327 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 22:37:18.20 ID:gowG+LT+0
- セイン「僕に友はいない」
クロシュ「ふぇ……」
セイン「……僕に友という存在は不要だ。むしろいない方が良いだろう。僕のような殺戮兵器に、友情を分かち合う仲間などいてはならない」
クロシュ「うゅ……」
セイン「……そろそろ戻ろう。哨戒と言いながら遊びすぎてしまった。君はもう休息に専念した方が良い」
クロシュ「うん……」
◆
- 328 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 22:38:51.20 ID:gowG+LT+0
- ―朝
小さな無人島 野営テント
イリス「ふわあ……。んん〜、久しぶりのテント起床……旅って感じがする……」
魔女っ子クロシュ「すう、すう」スヤスヤ
精霊樹の杖「」ダキッ
イリス「ん、んん!? クロシュちゃん……!!?」
*
魔女っ子クロシュ「ごめんなさい……寝ぼけて、同化してた……」
イリス「や、それは別に良いんだけどさ! そういえば前に、杖とかでも同化できるって言ってたもんねえ」
魔女っ子クロシュ「うん……」
イリス「ねね、せっかくだし軽く魔法の練習してみない? その杖使っていいからさ」
魔女っ子クロシュ「ふえ……?」
*
―小さな無人島 海岸
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「チョキチョキ」
魔女っ子クロシュ「えいっ!」ブンッ
つむじ風「」ビュオオオオ
イリス「ほ、本当に精霊魔法だ……! 妖精やエルフみたいに、精霊を知覚できる種族じゃないと使えないはずなのに……!」
魔女っ子クロシュ「ん……!」
セイン「だが威力は貧弱だ。この程度のそよ風では幼子を転ばせるのが関の山だろう」
魔女っ子クロシュ「んゆ……。ブラッドちゃんだって、よろけたもん……」
イリス「だ、だからこそ練習しよう! せっかく使えるなら伸ばさなきゃ! 才能を!」
ミスティ「ところで精霊魔法って、自然の精霊の力を借りて現象を引き起こす魔法なのよね? 妖精の自然魔法とは何が違うの?」
妖精「精霊魔法の方が、精霊の力を借りる分引き起こせる現象の力や規模をより大きなものにできるよ。でも精霊依存になっちゃうから小回りや応用は効きにくい。自然魔法はその逆。力や規模は大きくしづらいけど、術者の意思である程度現象を操れるから小回りや応用も効きやすいって感じかな」
エバンス「へえ、魔法もいろいろあるんだな……」
ローガン「エバンスくんも、戦い以外の魔法について勉強してみてはどうだ?」
↓1コンマ 練習の成果
01-60 魔法経験[1/3]
61-90 魔法経験[2/3]
91-00 魔法練度上昇
- 329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 22:44:13.56 ID:rC1m09x4o
- あ
- 330 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 22:57:53.63 ID:gowG+LT+0
- イリス「精霊魔法の指南はしてあげられないけれど、魔力の込め方とか流し方についてはいろいろ教えてあげられそうだね。クロシュちゃん、まず体の中の魔力をね……」
魔女っ子クロシュ「うん……」
*
つむじ風「」ヒュルヒュル…
魔女っ子クロシュ「んゆゆ……」
イリス「あはは、いきなりいろいろ言われても難しいよね。でもちょっとづつ魔力の流れが良くなってきてるよ! これからも少しづつがんばっていこうね!」
魔女っ子クロシュ「うん……!」
☆クロシュの魔法経験が[1/3]になりました。[3/3]に到達するとレベルが上がります
◆
- 331 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/18(土) 22:59:05.76 ID:gowG+LT+0
- というわけで本日はここまでです。次回はトコナツ火山島への海路、2日目のランダムイベントからです
旅は道連れ(稀)を連続で引き当ててセインくんが道連れになるという驚きの初日でした。まさかこんなことになるとは>>1も全く予想しておらず、驚くばかりであります
そしてクリティカルボーナスをものともせず鉄壁の態度を取り続けるセインくん自身にも驚くばかりであります。簡単に心を許してはくれないようです
また、今回は全く戦闘をする機会がありませんでしたが、もし戦闘が発生した場合はセインくんも当然参戦してくれるため、セインくんの戦闘力を考えると大抵の戦闘は殆どボーナスステージとなります。もし強敵に出くわしてしまっても今なら安心です
それでは本日もありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします
- 332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 23:18:02.39 ID:f3ahBr7DO
- 乙乙
- 333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/18(土) 23:25:08.15 ID:WALI7Mz5o
- これでトコナツ火山島のラスボス戦余裕ね
- 334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 00:29:11.98 ID:maNt7Qqeo
- おつー
今!今強敵の襲撃が欲しい!w
最良コンマでクロシュというあたり、ガチで友達いないんじゃないかセインくん……
- 335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 00:45:10.92 ID:gIj3Ktv10
- 乙
まさか旅の道中の間だけセインと一緒に行動する事になるとはびっくりです。
- 336 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 13:54:37.95 ID:SmQUD2+s0
- セインくんが同行してくれるのはこの船旅が終わるまでなので、トコナツ島に着いたらお別れとなります……。トコナツ島での戦いはクロシュちゃんたち自身の力でがんばりましょう
セインくんは自分には友達がおらず、必要ないとも思っているようです。以前に守るべきものがいるとは言っていましたが、心を許せる対等な仲間と言えるような人はいないのかもしれません。なおクロシュのことはまあまあ嫌いではなさそうに見えます
今回の旅の道中だけですが、セインくんと行動を共にする機会はあまりないかと思いますので、この機会にいろいろ親睦を深めていただければと思います
- 337 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 13:55:12.24 ID:SmQUD2+s0
- ―トコナツ火山島への海路 2日目
◇クロシュ [赤ちゃんスライム]
武:メイドブレード 盾:ウニ盾 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:ゴスロリエプロン 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のレオタード 飾:
◇イリス [星の魔法使い]
武:精霊樹の杖 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:魔術師のローブ 飾:
◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:魔銀の短剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:精霊のローブ 飾:
◇ローガン [鋼の戦士]
武:鋼の剣 盾:鋼の盾 飾:くすんだ耳飾り
武:鋼の回転ノコギリ 防:革の鎧 飾:
◇エバンス [地の傭兵]
武:鉄の剣 盾: 飾:くすんだ耳飾り
武: 防:革の鎧 飾:
◇セイン [勇者?]
武:木の棒 盾: 飾:
武: 防:旅人の服 飾:
◯所持アイテム
・鉄鍋+携帯調理器具
・蜘蛛絹の下着
・ザリガニのお守り
・魔術書「星の魔力」
・魔族国永久旅券*5
・マジカルブラッドワイン
・反魂丹*2
・運命賽*3
・雨乞い傘
・フメイの服の切れ端
・精霊の印*5
・精霊樹の実のジャム
・精霊樹の鉢植え
・フメイとアリシラの人形
・お宿の焼き菓子
・お宿の妖精の織物
・メルルの帽子
・魔導飯盒
・妨害魔力波発生装置
・属性大全
◯現在の目標
・フメイちゃんを探す
・世界樹の光を追う[0/5]
・魔法の練習[1/3]
◯仲間の目標
・ブラッドを倒す(ミスティ)
・星属性の練習[2/4](イリス)
- 338 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 13:56:31.42 ID:SmQUD2+s0
- ―海上
大亀クロシュ「」スイスイ
セイン(木の棒装備)「……」
ローガン「セインくん、武装はやはり漂流中に手放してしまったのか」
セイン「ああ。生存を優先した」
イリス「でも、セインくんならその気になれば光になって一気に移動できたんじゃないの?」
セイン「あの技はそんなに便利なものじゃない」
ミスティ「万能ではないのね……」
エバンス「だからって一週間も海を漂い続けるのもヤバイだろ……普通の人間ならとっくに死んでるぞ」
セイン「耐久力には自信があった。救助を待った方が賢明だと判断したまでだ」
妖精「一週間呑まず食わずで特に異常もなさそうだもんね……ひょっとして一ヶ月くらいは大丈夫だったんじゃないの」
セイン「試したことはないが、恐らく生きられると思う」
エバンス「おかしいだろ……」
↓1〜2コンマ ランダムイベント
01-05 強敵
06-20 敵襲
21-40 食料発見(コンマ)
41-60 物品発見(コンマ)
61-80 場所発見(コンマ)
81-00 良いこと(自由安価)
- 339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 14:01:26.56 ID:tvblR38B0
- や
- 340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 14:14:21.20 ID:v2AUMCCqO
- こんま
- 341 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 14:23:26.36 ID:SmQUD2+s0
- このあと敵襲ですが先に見つけたものの処理を行います
↓1コンマ 見つけた物品
01-05 樽……?
20-35 大きな巻き貝
36-65 大きな軽石
66-95 エンシェントシャコ真珠
96-00 海竜の宝玉
- 342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 14:29:00.17 ID:cd+kSKf8O
- あ
- 343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 14:32:33.82 ID:PodU5msi0
- 06〜19ないけどどうなるの?
- 344 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 14:32:39.59 ID:SmQUD2+s0
- あっ、コンマ表がおかしいですね。正しくは
01-05 樽……?
06-35 大きな巻き貝
36-65 大きな軽石
66-95 エンシェントシャコ真珠
96-00 海竜の宝玉
でした。すみません
↓1〜3多数決
1.巻き貝をてにいれる
2.再安価する
- 345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 14:33:31.71 ID:PodU5msi0
- 1
- 346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 14:33:39.12 ID:o/AMkY7VO
- 2
- 347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 14:36:33.70 ID:GJaezk0to
- 1
- 348 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 14:37:14.88 ID:SmQUD2+s0
- 多数決ありがとうございます。ちなみにこの多数決は>>1のふてぎわによるものなので、連取り対象とはなりません
- 349 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 15:13:46.07 ID:SmQUD2+s0
- ―海
大亀クロシュ「」スイスイ
大亀クロシュ「?」
セイン「? 何かあったか?」
大亀クロシュ「〜〜」モニョニョ
ローガン「む……? アレは……」
小さな岩礁「」
大きな巻き貝「」
イリス「わあ、おっきな巻き貝!」
ミスティ「岩礁に引っかかっているわね……。中身はもういないみたいだけれど……」
エバンス「しかし本当にでかいな。小さい子供くらいなら入れるんじゃないか?」
妖精「あれはオオキイウミタニシの貝殻だね。真珠ほどではないけれど水属性の触媒になるよ、多分」
エバンス「イリスちゃんがアレを背負ったりすれば水属性魔法のパワーが上がったりする……ってことか?」
イリス「な、なんですかその理解の仕方……。いやまあ、あながち間違ってもいないですけれど……」
ミスティ「まあ、せっかくだし拾っていってみる……? もちろん、クロシュの負担にならなければ、だけれど……」
大亀クロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「ぜんぜんへーきだってさ。せっかくだしもらってこうよ、海岸沿いでオオキイウミタニシを見つけるのは難しいし」
☆大きな巻き貝を手に入れました
☆イリスとクロシュが装備可能です
◇
- 350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 15:15:53.74 ID:GJaezk0to
- イリスつむりも可能か……いや草
- 351 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 15:16:18.39 ID:SmQUD2+s0
- ―海上
大亀クロシュ「」スイスイ
グワンッ
大きく揺れる大亀クロシュ「!!?」モニャニャ!!?
*
―大亀クロシュの小屋
グワンッ
イリス「うわわわああ!?」ドテッ
エバンス「うおああ!?」ドテッ
ローガン「何だ!? クロシュくん何があった!?」
クロシュ「し、下から……たたかれてる……!」ズズッ
ミスティ「何者だか知らないけれど、クロシュを傷付けたら許さないわよ……!」バッ
妖精「あっバカ! ミスティは泳ぐの苦手なんだから冷静になって!」パタパタ
セイン「……!」タッ
*
―海上
大亀クロシュに巻き付くタコ触手「」ギチギチ
大亀クロシュ「〜〜!!」ジタバタ
ミスティ「こ、こいつは……!?」ザッ
何かの骨を持ったタコ触手「」ウネウネ
妖精「骨を持ったタコ足……ボーンクラーケンだ!」
イリス「ええっボーンクラーケンって、あの南の海の暴れん坊タコの……!?」
妖精「そう! くっそぉ、なんて奴の縄張りに入っちゃったんだ……! クロシュ、なんとか持ちこたえて……!!」
エバンス「とにかくこいつの足を斬るぞ! クロシュちゃんを助けるんだ!」
ローガン「海に落ちるな! 海中は奴の独壇場だ!」
セイン「……」ザッ
――戦闘開始 ボーンクラーケン――
↓1
01-05 痛恨
06-50 優勢
51-00 会心
- 352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 15:16:34.49 ID:SZD8eETDO
- はい
- 353 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 15:30:15.55 ID:SmQUD2+s0
- 氷の刃「」ヒュンヒュンッ
タコ触手「」ズバババッ
ミスティ「堅い……! 足の一本程度……!」
エバンス「だが隙ができた! オラァ!」ブンッ
タコ/触手「」ズバッ
エバンス「よしっ! だが足は斬れても水中の本体にゃ攻撃できねえ……!」
ローガン「だが地道に削るしかない……! 奴が諦めるまで――」
妖精「くうう、波が穏やかなこの海域じゃタコを押し流すほどの水流なんてとても……!」ググッ
イリス「海中に電気を……だめ、クロシュちゃんまで感電しちゃう……! ううう、どうすれば……!」
ザブンッ
イリス「えっ!? せ、セインくん!?」
妖精「ま、まさか……!? いくら強いセインでも水中じゃ――」
*
―海中
セイン「」スイスイ
ボーンクラーケン「」ギロッ
セイン「」クイクイ
タコ触手「」ギュオオオオッ
タコ触手「」ギュオオオオッ
セイン「」ギラッ
光を纏う木の棒「」ブンッ
ちぎれ飛ぶタコ触手「」ヘニャヘニャ
ちぎれ飛ぶタコ触手「」フニャフニャ
ボーンクラーケン「!?」
セイン「……」
↓1
01-05 痛恨
06-00 勝利
- 354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 15:32:32.24 ID:cd+kSKf8O
- あ
- 355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 15:32:35.66 ID:GJaezk0to
- つよい
- 356 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 16:36:13.05 ID:SmQUD2+s0
- ―海上
タコ触手「」ヘニャニャ…
エバンス「なんだ? 触手の様子が……」
ミスティ「勢いを失った……?」
ローガン「この機を逃すな! 一気に押し返すぞ!」
イリス「は、はい……! 炎よ……!」ゴオッ
妖精「まさか、セインが……?」
*
―海中
セイン「」ブンッ
ちぎれ飛ぶタコ触手「」
ちぎれ飛ぶタコ触手「」
ボーンクラーケン「〜〜!!」
セイン「――」
光の残像「」パヒュンッ
セイン「」ヌッ
ボーンクラーケン「!!?」っっっ
光を纏う木の棒「」ブンッ
ボーンクラーケン「」パギュッ
*
―海上
大亀クロシュに巻き付いていたタコ触手「」ヘニャヘニャ…
大亀クロシュ「……!」モニョニョ
――戦闘終了
◆
- 357 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2024/05/19(日) 16:37:03.13 ID:SmQUD2+s0
- ―夕
小高い岩礁
ザァーン ザパァーン…
焚き火「」パチパチ
ボーンクラーケンの触手焼き「」ジュワッ
クロシュ「わあ……!」ジュルリ
イリス「今日もお疲れ様、クロシュちゃん! はい、さっきのボーンクラーケンの触手焼き!」スッ
クロシュ「うん……!」
デロデロ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
ミスティ「ふう……一件落着ね……。んっ……美味しいわ……」モグモグ
エバンス「南方じゃ人気食材として使われてるだけあるな、こりゃ」モグモグ
ローガン「うむ……! セインくんが仕留めてくれたお陰だ」
イリス「はい! 本当にありがとう、セインくん!」
セイン「……命を恩を返しているだけだ。礼はいらない」モグモグ
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
セイン「……言いたいなら、好きにしても良いが」
船旅2日目の夜です。丁度良い岩礁があったのでそこで野営します
↓1〜3 野営中何をする?
- 358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/05/19(日) 16:38:51.57 ID:PodU5msi0
- イリス、セインと模擬戦をする。
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