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安価とコンマで異世界転生!その10
- 853 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/13(火) 03:21:59.47 ID:NZG8pPMn0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 854 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/13(火) 19:53:53.72 ID:NZG8pPMn0
- 男「へぇ、そうなんですね」
主人「彼は確か、探査基地の端に小屋を立てて一人で暮らしていますよ」
男「そうですか、では明日訪ねてみます」
男は主人に礼を言って、自分たちのかまくらに戻った
ぶりっ子「どうでしたぁ?」
男「訪ねるべき相手は分かった。明日言ってみて、反応がよければ子供たちを改めて誘おう」
- 855 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/14(水) 02:03:29.51 ID:au2Gzgwu0
- それから一行は眠ることにした
かまくらの中は温かく、
極北とは思えないほど暖かかった
どこからか差し込んだ月光が、
かまくらの雪に反射して薄明かりの中で眠るのだ
〜翌日・陽週火曜日〜
怪盗「んぉ……」
狙撃少女「あの……寝相どうなってるんですか……?」
- 856 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/14(水) 02:13:54.63 ID:au2Gzgwu0
- ベッドがなく、
敷き布団で眠るタイプの宿だったため、
寝相の悪いものはいつにもまして凄まじい体勢になっていた
男「……やば」
怪盗は寝相が悪く、枕に片足を、
足のあるはずの場所に頭を置き、
もう片足を狙撃少女のベッドに突っ込んでいた
怪盗「うん……?」
- 857 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/14(水) 02:15:31.71 ID:au2Gzgwu0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 858 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/14(水) 19:44:07.33 ID:au2Gzgwu0
- 怪盗はばつが悪そうに目覚める
中華「……なんか、もっとヤバいやついるよ?」
氷魔「……え……?……どこの布団にもいませんが……」
中華「違う違う。あそこだよ」
彼の指差す先には、
空中で全身をフィギュアスケートのようにダイナミックに捻りながら空中で眠る炎魔がいた
やる気「……寝袋かなんかで拘束しないと、野宿しただけで行方不明になりそうっすね」
- 859 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/15(木) 03:59:42.78 ID:qmAj7gzV0
- 朝っぱらから大声を出すわけにもいかず、
炎魔をどうにか起こすのにはみな苦労した
ぶりっ子「ほら、行きますよ」
炎魔「あぁい……」
怪盗「揶揄され損でしたね、私」
一旦チェックアウトして、外れの小屋を目指す
子供たちについての調査代として、
宿泊代は無料にしてもらえた
- 860 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/15(木) 04:02:16.90 ID:qmAj7gzV0
- 基地の外周に沿って歩いていると、
遠くに小屋が見えた
いくら小屋といっても、
極寒の気候ではそれなりの小綺麗さがなければまともに住めはしないと一行は考えていた
狙撃少女「本当に住んでるんですかね、人」
その小屋は小さくボロボロで、
物置と言われたら信じてしまいそうなほどだった
- 861 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/15(木) 04:08:42.17 ID:qmAj7gzV0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2024/08/15(木) 18:40:33.57 ID:etbRM4lWO
- 男「誰かいますかー?」
外から小屋に呼び掛けても返答はない
扉をノックしても、反応はない
むしろ、鍵もかかっていないのかノックで扉が開いてしまった
極北戦士「なにか用か?」
どうやらいつの間にか一行の後ろにいたようで、
話しかけてくる
恐らく出掛けていたのだろう
みな焦って振り向く
>>下1……極北戦士の外見
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/15(木) 21:06:10.51 ID:UPJEiW0DO
- シロクマの獣人
- 864 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/16(金) 02:54:23.76 ID:tGsZMJIg0
- そこにいたのは、まさしく雄大なる極北を象徴するかのような巨体
純白の体毛に全身を覆った彼は、
シロクマの獣人であった
中華「大きい……!」
氷魔「……実は私たち……あなたに折り入って頼みがございまして……」
極北戦士「そうか。とりあえず上がっていけ……と言いたいが、人間にはこの小屋では外と変わらんな……」
- 865 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/16(金) 02:55:54.68 ID:tGsZMJIg0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 866 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/16(金) 19:04:19.42 ID:tGsZMJIg0
- 仕方ないので、
一時的に近くの建物に入って話をすることにした
調査で来ている人の迷惑にならないよう、
注意しなければならない
ぶりっ子「実はぁ……禁域、または禁域の装置によって極北に子供たちが十人転送されてきちゃってるんですよぉ」
極北戦士「なんと……それは問題だな」
怪盗「そこで、その地点を調査して……どうにか子供たちを返す方法を見つけたいのです」
- 867 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/16(金) 20:53:15.15 ID:tGsZMJIg0
- 狙撃少女「ですが……それには子供を連れていく必要があります。私たちも極北の気候や土地には不慣れで……」
男「それだけではなく、危険な禁域と関わる可能性もある。極北について十分な知識があり、強い戦士を俺たちは探していたんだ」
男はまっすぐ極北戦士を見つめる
中華「……そういう訳なんですが、護衛を受けていただけますか?もちろん、報酬は出します」
極北戦士「>>下1」
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/16(金) 21:47:44.48 ID:1O8gye8zO
- こんなところに居ては子供達にどんな危険があるか分からない。直ぐにでも協力しよう
- 869 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/17(土) 01:59:13.53 ID:VzLg37j00
- 極北戦士「こんなところに居ては子供達にどんな危険があるか分からない。直ぐにでも協力しよう」
氷魔「……ありがとうございます……!」
やる気「じゃあ、誰か一人すぐに連れてくるっすよ!」
彼は急いで宿へと戻っていく
五分ほど置いて、二人で戻ってきた
代表の子供がその背中に負われている
炎魔「ちゃちゃっと探して、無事に帰しちゃいましょう!」
- 870 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/17(土) 02:06:12.51 ID:VzLg37j00
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 871 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/17(土) 18:11:15.60 ID:MbGW2QK+O
- 一行は準備を整え、調査隊のキャンプから出て本格的に極北の地に足を踏み入れた
代表少年「この前とはまるで違って見える……」
生きるか死ぬかの状況で見る世界と、
最低限の余裕がある状態でみる世界は違うものだ
極地ともなれば、
その違いはより感覚的に現れるだろう
極北戦士「……そうだな。時にひどく残酷に見えることもあるが……基本的には美しいとすら思える」
- 872 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/18(日) 02:12:16.81 ID:ZuB7I0d00
- 銀世界と形容すべきものはみな見てきたが、
その光景は銀ほど鈍くはなかった
純白の鏡のような大地が茫漠としているのだ
ぶりっ子「安全なら観光にでも来たい場所ですよ、本当に……」
極北戦士「計画としてはあるらしい。調査隊の資金も無限ではないからな」
怪盗「危険じゃないんですか?」
極北戦士「安全とは言いがたいな……だが、この土地では生息できる魔物もそう多くはない。対策も立てやすいだろう」
- 873 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/18(日) 02:37:25.60 ID:ZuB7I0d00
- 代表少年の微かな記憶と、
それを現実的なものに手繰り寄せる極北戦士の土地勘によって、極寒の大地においても少ない苦労で目的地を目指すことができている
狙撃少女「火魔法で暖を取りたいですね……」
極北戦士「洞穴でやるべきだな。寒いのは魔獣どもも同じだから、感知力に優れた魔獣を誘き寄せてしまう」
男「どうしてもヤバそうだったら極北戦士さんに抱えてもらおうか。非常に暖かそうだ」
極北戦士「本当に緊急の時ならばやぶさかでもない……基本的には、不意の事態に対応するために身軽でいたいがな」
- 874 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/18(日) 03:14:16.50 ID:ZuB7I0d00
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 875 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/18(日) 19:51:15.88 ID:ZuB7I0d00
- 半刻ほど歩くと、代表少年が声を上げた
代表少年「多分、この辺りです」
中華「結構登ったね……」
舗装はおろか整備もされていない大自然なので起伏が激しいが、ほとんど下ることなく上に登っていった結果としてそこに辿り着いた
極北戦士「ふむ……アレか」
彼はある一点を指差した
そこには、>>下1があった
- 876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/18(日) 20:29:22.02 ID:IE/kPjy5o
- 光る石柱
- 877 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/19(月) 01:46:50.94 ID:0+ea3MtU0
- そこには光る石柱があった
氷魔「……なんでしょう……あれ……」
やる気「なんか知ってるっすか?」
極北戦士「分からないな」
鼓動のように、
強く光ったり淡く光ったりを繰り返すそれは、
幻想的な極北の風景といやにマッチしていた
- 878 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/19(月) 01:49:59.15 ID:0+ea3MtU0
- ぶりっ子「手がかりであることは間違いなさそうですがぁ……」
ただ立ち尽くしていると、炎魔がその間を抜けた
そして、誰かが声をかける間もなくそれに触れた
炎魔「こういうのは触れてみたりすると……おおっ!?」
一際強くそのモノリスが明滅すると、
炎魔の姿はそこから消え失せてしまった
- 879 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/19(月) 19:40:37.38 ID:0+ea3MtU0
- すみません寝落ちしました
怪盗「え?」
狙撃少女「消えちゃいましたね……?」
男「『おおっ!?』じゃないぞあのバカ!くそっ、どうせこれが転移装置だ。行くしかなくなった!」
男も迷うことなく石柱へ手をつける
極北戦士「ま、待て!君にもリスクがあるだろうっ!」
制止は既に遅く、男も光の点滅とともに瞬間移動した
>>下1……移動先
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/19(月) 20:05:25.91 ID:s4ACmYVDO
- AI市長や平成少女がいる街
- 881 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/20(火) 01:11:32.71 ID:8M+jrPxd0
- 男「痛って!」
転移後、彼は二メートル程の高さから落下した
振り返れば鈍く光る石柱はまだあり、
近くで炎魔も警戒をしている
炎魔「あ、来たんですね」
男「そりゃそうなるだろ。……あれ?ここ、まさか」
炎魔「そうなんですよ……ここ、本の街なんです」
- 882 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/20(火) 01:15:53.91 ID:8M+jrPxd0
- そこは、市長のオフィスにほど近い公園だった
モノリスが出現したためか、
即席のフェンスで封鎖されている
男「……よし、市長に会ってくる」
炎魔「どうしてですか?」
男「どういう訳か、こいつは極北と繋がってるんだ。すぐ故郷には帰してやれなくても、市長に子供たちの面倒を見てもらえるんじゃないかと思ってな」
炎魔「じゃあ、今すぐ戻ってみなさんに伝えますね!」
男「いや、待つんだ!」
- 883 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/20(火) 01:30:52.98 ID:8M+jrPxd0
- 男は炎魔の服の首元を後ろから掴み、
どうにか手綱を握る
炎魔「おっと!」
男「極北からこっちに来れるのは間違いないが、こっちから極北に行けるかは分からない。もし仲間の誰かが石柱で来た場合にそのことを伝える役割を頼みたい」
炎魔「あ、確かにそうですね」
男「ああ、一応連絡は取れるがな」
男はバッグから一対になる巻物を取り出した
炎魔「持ち合わせがいいですね」
男「炎魔が転移したから急いで片方用意したんだ。本当に焦らせる」
炎魔「す、すみません……」
- 884 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/20(火) 01:31:40.54 ID:8M+jrPxd0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 885 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/20(火) 18:51:24.88 ID:8M+jrPxd0
- 男「ま、いいさ……そういう訳で話つけてくる」
炎魔「行ってらっしゃーい!」
男はフェンスを跳び越え、街中へ駆け出した
そして十分後、市長のオフィスまでやって来た
男「市長ー?いますかー?」
市長「なにかご用でしょうか……!?」
- 886 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/20(火) 19:02:46.85 ID:8M+jrPxd0
- 市長はこちらを見て面食らっている
その姿はいつもと違って完全にホログラムだった
男「今、そこの公園に石柱ありますよね。あれ転移装置みたいで……極北から飛ばされて来たんですよ」
市長「なんと、そうでしたか……」
男「……そもそも、あんなのに触れなきゃいけなくなる事情がありまして……」
- 887 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/21(水) 02:05:04.90 ID:z+WJEx4y0
- それから男は子供たちについて説明をした
市長「中々興味深い事象ですね」
男「ああ……それで、もしよければ子供たちを預かって欲しいんだ」
市長「……構いませんが、ここは託児所ではありませんよ?」
男「分かっています、だから用事が終わったらすぐに戻ってきます」
市長「……そう言うとは思っていましたよ」
彼女はため息をつきながらそう言ってみせた
- 888 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/21(水) 03:07:48.07 ID:z+WJEx4y0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 889 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/21(水) 18:58:24.13 ID:z+WJEx4y0
- 男が巻物に連絡事項を書くと、
了承する旨が書き込まれた
男「じゃ、一回石柱見てきます」
市長「はい」市長「行ってらっしゃいませ」
男が部屋から飛び出すと、
そこにホログラムではない市長もいて、
彼女も別れの言葉を贈ってきた
- 890 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/22(木) 03:28:02.62 ID:uXXO6bjJ0
- 公園に戻ると、代表少年と炎魔がいた
男「お、来てたか」
代表少年「ここ、どこなんですか?」
男「極北のちょっと南だ」
炎魔「それで、交渉は……」
男「引き受けてくれたよ。みんな、市長が住まわしてくれるそうだ」
- 891 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/22(木) 03:28:43.55 ID:uXXO6bjJ0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 892 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/22(木) 19:18:14.40 ID:uXXO6bjJ0
- しばらく待っていると、子供たちは全員やってきた
極北戦士は、仕事もあるので一旦帰るように勧めた
やる気「そういう訳で、子供たちをよろしくお願いするっす」
市長「承りました。移住者を想定したデータも取れますしね……」
平成少女「こんなすぐ会うことになるとは思ってませんでしたよ」
ぶりっ子「ほんとびっくりですよねぇ」
- 893 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/22(木) 19:21:22.46 ID:uXXO6bjJ0
- それから一行は、再び石柱の前までやってきた
怪盗「ここから無事に極北に戻れればいいんですけどね」
狙撃少女「知らない場所に飛ばされちゃったらどうします?」
男「……人生、なるようになるさ」
炎魔「非対称な転移装置なんて作らないと思いますけどね〜」
意を決して、取り囲んだモノリスに皆で触れる
するとやはりそれは明滅し、人々を転送していく
>>下1……どこに転移させられた?
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/22(木) 20:03:03.64 ID:gV1l1802o
- 元の極北
- 895 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/23(金) 04:10:07.69 ID:hjkL9UQs0
- 風鳴りと寒気が身を責める
男たちは、元の極北の地へと戻ってきていた
中華「おっ、戻ってこれたね」
氷魔「……助かりましたね……」
やる気「これで、子供たちのことは一旦気にせずに探索できそうっすね」
ぶりっ子「そうですねぇ、この石柱が対称ってことは、極東に行ける転移装置もありそうですしねぇ」
- 896 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/23(金) 04:56:28.97 ID:hjkL9UQs0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 897 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/23(金) 19:48:23.56 ID:hjkL9UQs0
- 怪盗「ええっと……ここ、それなりの標高ですよね?」
狙撃少女「そうですね、極北でもかなり寒い部類の場所だと思いますよ」
男「もっと登ってみるか」
怪盗「そう!それが言いたかったの!」
寒いというのに、怪盗は元気だった
果たして本当に冷え性なのか、と男は思った
中華「危険だけど、望みがありそうだ」
- 898 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/24(土) 03:09:59.11 ID:VctvlHuO0
- 一行は恐る恐る登山を再開した
いつ吹雪に襲われてもいいように、
洞穴を一つ一つ数えながら、
確実に雪と氷を踏みしめていく
氷魔「……私が寒いと思ったのは……人生で三度目です……」
やる気「あ、氷魔でも流石に寒いんすね」
氷魔「……私も……人の子なので……」
炎魔「暖めます?」
ぶりっ子「炎魔ちゃあぁぁん……こっちの耐性のない人たちを暖めてくださぁい……」
- 899 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/24(土) 03:13:45.35 ID:VctvlHuO0
- 炎魔の炎は不思議なもので、
それがなにかを燃やして灰にしてしまうことはなくとも、温かみだけは確かにあった
怪盗「なんか……霧が出てきましたよ?」
狙撃少女「困りましたね……方向感覚まで奪われるのはまずいです」
男「……まぁ、壊れてるけど俺たちにはコンパスがある。地磁気がイカれてなければ帰れるさ」
中華「食材も見当たらないなぁ」
- 900 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/24(土) 03:46:02.58 ID:VctvlHuO0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 901 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/24(土) 19:40:03.38 ID:VctvlHuO0
- 相変わらず中華は食材を探している
よく謎の動物や茸を採集しているが、
男たちはそれで腹を壊したことはない
氷魔「……霧を抜けます……!」
怯むことなく進めば、それを抜けることができた
恐れて動きを緩めていれば、
寒さと恐怖に蝕まれていただろう
やる気「ここは……!」
- 902 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/24(土) 19:43:38.60 ID:VctvlHuO0
- そこには息を呑むほどの絶景が広がっていた
一行が霧だと思っていたものは雲の層であり、
それを抜けた天空の世界には、
果てなく澄んだ大空のみが雪山から見えていた
炎魔「なんて綺麗!」
ぶりっ子「こりゃいい思い出になりますねぇ!生きて帰れればですけどぉ」
怪盗「……あれ、山の上のほうになにかあるよ?」
狙撃少女「確認しましょう」
狙撃少女はスコープを覗き、
山の上にあるそれを視認した
>>下1……なにがあった?
- 903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/24(土) 20:41:19.14 ID:GjukUHCko
- 塔とその頂上で燃え盛る火の鳥
- 904 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/25(日) 04:15:39.16 ID:qORmWbu40
- 男「どうだ?」
狙撃少女「塔、ですね……いえ、それだけじゃありません」
中華「こんな所に塔?しかもそれだけじゃないの!?」
狙撃少女「火の鳥が……煌々と……燃え盛っています」
氷魔「……そ……それは……まさか……」
やる気「ついに辿り着いちまったっすね、フェニックスの元に……!」
- 905 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/25(日) 04:35:11.70 ID:qORmWbu40
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 906 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/25(日) 19:44:43.04 ID:qORmWbu40
- ぶりっ子「え……行きます……?」
怪盗「行くしかないでしょう!」
狙撃少女「この目標を果たせば、とりあえず積んであるタスクに集中できますしね」
ぶりっ子「わ……分かりましたよぉ……怖いなぁ……」
一行はさらに斜面を登り続け、
天を衝くそれの入り口までやってきた
ごうごうと不死鳥の鳴き声が響き渡る
- 907 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/26(月) 03:34:30.77 ID:Wv94amqa0
- 青銅製の門は重く冷えていて、
数人がかりで押して開いた
怪盗「さて……やっぱり、一筋縄ではいかなそうですね」
狙撃少女「螺旋階段にでもなっていれば楽だったのですが」
中は入り組んでおり、
まさにダンジョンの様相を呈している
炎魔「燃えてきましたね」
- 908 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/26(月) 04:07:28.15 ID:Wv94amqa0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 909 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/26(月) 19:54:49.09 ID:Wv94amqa0
- 男「というか、空間おかしいな」
外から見るとひどく劣化した塔だったが、
中に入れば瑕瑾は見られない
また、広さも外見から予想されるそれを逸脱している
中華「なにが起きてもおかしくないね」
>>下1コンマ……探索判定
1〜20……階段発見
21〜40……魔物出現
51〜60……極光カウンター+1
61〜80……トレジャー!
それ以上……!?
- 910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/26(月) 20:46:40.47 ID:lP/wrZKCO
- ん
- 911 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/26(月) 22:05:07.02 ID:Wv94amqa0
- 丁度抜けてましたが極光カウンターのほうでした
探索を始めると、
薄暗いダンジョンに突如オーロラがかかった
氷魔「……どういうことですか……これは……?」
やる気「綺麗っすけど……ここ屋内っすよね?」
???「ようこそ、不死鳥の尖塔へ」
- 912 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/27(火) 03:58:31.75 ID:8wYBVUbr0
- そして、オーロラから人型の存在が現れた
全身に外套を纏い、仮面を被っており、
その性別や年齢が一切分からない
ぶりっ子「あ……あなたは?」
極光「名に頓着はしない。一意に定めたければ極光と呼ぶといい」
怪盗「敵ですか?それとも……味方?」
極光「少なくとも味方ではない。今はね」
- 913 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/27(火) 04:16:18.80 ID:8wYBVUbr0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 914 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/27(火) 19:52:20.80 ID:8wYBVUbr0
- そう言ってその存在は空間から消滅した
どこかから流れてきたオーロラも消え去り、
寒々しい暗闇に戻ってしまった
狙撃少女「なんだったんでしょうか」
男「なぜ宣言したのかは分からないが、味方じゃないことは明言された。……気をつけよう」
一行は気を引き締めて探索に戻った
>>下1コンマ……探索判定
1〜30……階段発見
31〜50……魔物出現
51〜60……極光カウンター+1
61〜80……トレジャー!
それ以上……!?
- 915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/27(火) 20:50:14.35 ID:XT5H9ieDO
- はい
- 916 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/27(火) 21:19:26.48 ID:8wYBVUbr0
- ???「ボゴッ……ボゴッ……!」
ひたすら歩き続けていると、
水中で溺れるような音を漏らしながら、
鈍い光を放つ『ドラゴン』が現れた
中華「な……なんだ!?」
それがドラゴンであると思ってしまったのがなぜなのか、男には分からなかった
ゲル状の肉体を透明で伸縮性のある皮膜が覆っており、そこら中が膨張したり縮小したりしている
- 917 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 04:26:01.24 ID:w1hiMQCT0
- 氷魔「……皮膜は竜のようですが……原型はありませんね……」
ゲルドラゴン「ジュゴォォォッ!!!」
四肢をのたくらせ、右翼と腹で歩き、
尻尾を振り回して叫ぶ
その口からは淡く光るゲル状の魔力が漏れ出している
やる気「気持ち悪いっす!なんか……これを同じ生物として認めたくないっす!」
- 918 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 04:26:32.13 ID:w1hiMQCT0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 919 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 19:23:09.62 ID:w1hiMQCT0
- undefined
- 920 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 19:23:39.17 ID:w1hiMQCT0
- undefined
- 921 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 19:25:01.55 ID:w1hiMQCT0
- ・男
【筋力】124【HP】68【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージ+6、それ以外で+3)
『平凡人』(戦闘能力以外最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』
武器:レジストソード(攻撃力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー(ダメージを1/3)
習得魔法:上級火魔法 上級氷魔法 闇魔法 上級風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)、"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本、ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃翌力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値10/40……レベル31)
・中華
【筋力】133【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』『神格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃力4)
防具:ミレニアムアーマー(ダメージ1/3)
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:上級火魔法 上級水魔法 上級光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値22/38……レベル29)
・氷魔
【筋力】162【HP】??+36【MP】177【素早さ】151【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ(ダメージ半減)
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 超上級水魔法 上級風魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値12/47……レベル38)
- 922 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2024/08/28(水) 19:25:40.35 ID:w1hiMQCT0
- ・やる気
【筋力】157【HP】57【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『[ピーーー]気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス(攻撃翌力6)
防具:ミレニアムアーマー(ダメージ1/3)
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 上級闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値0/36……レベル27)
・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】102【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
『風より速く動く術』
武器:ドラゴンキラー(攻撃翌力3)
防具:ソードブレイカー(ダメージ1/3) 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔翌翌翌力吸収 )
習得魔法:上級水魔法 上級氷魔法 光魔法 回復魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値30/39……レベル30)
・怪盗
【HP】??+1【筋力】120
【MP】136【素早さ】355
【歌唱力】53
『盗む』
武器:丁半槌 防具:ソードブレイカー(ダメージ1/3)
習得魔法:上級火魔法 風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値6/34……レベル25)
- 923 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 19:26:30.03 ID:w1hiMQCT0
- ・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+6
武器:守人のパチンコ(攻撃力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法 光魔法
所持:スパークナイフ(攻撃力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃力8、一発)
(経験値11/39……レベル30)
・炎魔
能力値不明
『破魔の炎魔』(邪な影響から味方をかばえる)
『焼魔』(魔物系にしか効かないが、攻撃力6)
『不滅の肉体』(基本的に死なない)
武器:なし
防具:なし
(経験値0/34……レベル25)
【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)無限に重なる葉っぱ、ホームセンター便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体、クイックポーション、超回復ポーション、仮死薬、とろける濃厚牛乳、タンブルウィード×5、オークションカタログ、ある兄弟の話、ベヒーモスの解体肉
【ギルドの資金】72260295
- 924 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 19:34:16.56 ID:w1hiMQCT0
- 戦闘開始!
怪盗の【素早さ】355
ゲルドラゴンの【素早さ】50
ぶりっ子「あの気持ち悪いのに攻撃しなきゃいけないんですかぁ!?」
怪盗「なんも盗めなさそうですし、嫌ですねぇ」
狙撃少女「まぁ、やるしかありませんね……」
狙撃少女はパチンコを引き絞り、連射する
ぶりっ子と怪盗も嫌々ながらそれに続いて攻撃する
下1コンマ下一桁×7.5……連携攻撃のダメージ
- 925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/28(水) 20:10:08.73 ID:4h2lWsvDO
- はい
- 926 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 20:52:18.58 ID:w1hiMQCT0
- 22ダメージ!ぶりっ子はレベルアップ!
ぬちょ、と嫌な音を立てて攻撃は命中した
ゲルドラゴンは怯んだようにも見えたが、
単にバランスが悪いので傾いただけのようだ
男「あんま効いてなさそうだな……」
中華「腐ってもドラゴンだしね」
氷魔「……ドラゴン……というよりゲルが本体の気もしますが……」
- 927 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/28(水) 20:58:27.77 ID:w1hiMQCT0
- ゲルドラゴン「クルルルル……」
やる気「気圧されていても始まらん。どうにか倒すぞ」
中華「そうだね……!」
二人は魔王の力を解放し、
自らの獲物を構えて突貫する
男「微力ながら助太刀する!」
三人は渾身の一撃をゲルドラゴンに叩き込んだ
>>下1コンマ×2+3……連携攻撃のダメージ
- 928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/28(水) 21:10:02.23 ID:ZpOy1of4O
- 、
- 929 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/29(木) 02:55:02.94 ID:5kdoqIt60
- 49ダメージ!三人ともレベルアップ!
ゲルドラゴン「ブピィッ!」
流石に効いたようだが、まだ動けるようでもある
体の孔という孔からゲルを漏らし、
それでも生きている
ぶりっ子「なんなんですかあの生き物ぉ!」
怪盗「いちいち生理的嫌悪感を煽ってきやがりますね」
- 930 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/29(木) 03:01:09.62 ID:5kdoqIt60
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 931 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/29(木) 19:37:58.50 ID:5kdoqIt60
- 狙撃少女「物理的手段でうまくいかないのなら、すべきことは一つです」
氷魔「……そうですね……私の出番といった所でしょうか……」
炎魔「私も参加していいですか!?」
氷魔「……構いませんよ……では……」
二人は敵に向かって構えをとり、そして口を開く
炎魔「焼魔ッ!」
氷魔「究極氷魔法……ッ!!」
>>下1コンマ下一桁×21+10……魔法のダメージ
- 932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/29(木) 20:38:13.11 ID:z3X8G8qDO
- はい
- 933 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/30(金) 03:35:48.70 ID:JD78DYfC0
- 31ダメージ!
二人の放った魔力の奔流は凄まじいものだったが、
相反する属性の合体技であるため、
それに慣れていない二人の魔力は打ち消し合って本来の威力を発揮できなかった
ゲルドラゴン「コキィィッ……」
炎魔「あぁっ!すみませんっ!私が余計なことしなければ!」
氷魔「……お気になさらず……私も慣れていませんから……」
- 934 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/30(金) 03:43:39.05 ID:JD78DYfC0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 935 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/30(金) 19:27:44.42 ID:JD78DYfC0
- ゲルドラゴン「ギャギャギャギャギャ」
水音混じりの駆動音のような響きがあり、
そのおぞましい竜の口や耳から、
凄まじい勢いでゲルが射出された
男「げえっ!こっち来た!」
正体不明の液体が、岩をも砕かんばかりの威力で男に命中する
>>下1コンマ……ゲルのダメージ
- 936 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/30(金) 20:44:34.78 ID:cPIGSdrDO
- はい
- 937 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/31(土) 04:25:39.69 ID:llOZkBeC0
- ミレニアムアーマーがダメージをカット!
26ダメージ!
中華「大丈夫!?」
男「……かなり臭いし痛いが、まだやれる!」
あえてオーバーに食らい、ゴロゴロと地面にその体を擦り付けてゲルを落とした
氷魔「……あれでいて……攻撃力まであるのですか……」
- 938 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/31(土) 04:29:23.53 ID:llOZkBeC0
- やる気「……だが、奴も流石に弱ってきている」
先ほどよりも体を多く引きずっている
竜の肉体の耐久力もまた有限であり、
いずれにせよ勝利はそう遠くないだろう
ぶりっ子「もう一踏ん張りってとこですねっ!」
炎魔「実戦って、思ったより大変ですね……!」
- 939 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/31(土) 05:34:43.36 ID:llOZkBeC0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 940 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/31(土) 19:01:58.57 ID:llOZkBeC0
- 狙撃少女「とにかく撃ち込んで倒しましょう」
やや焦って狙撃少女はパチンコを構える
遠距離にいるので、
多少焦っても直接的に危機に陥ることはない
炎魔「こっちなら魔力がうまくコントロールできなくてもいけそうですね!」
狙撃少女「え、ああ、そういうことですか。いいですね……では行きますよっ!」
炎魔「焼魔っ!」
炎魔は狙撃少女の後ろに立つと、
発射寸前のパチンコの弾に魔力を込める
そして、それは真っ赤な軌跡を描いて放たれた
>>下1コンマ下一桁×11……連携攻撃のダメージ
- 941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/08/31(土) 19:11:37.62 ID:sJ9CD+oDO
- はい
- 942 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/08/31(土) 20:45:19.70 ID:llOZkBeC0
- 22ダメージ!二人ともレベルアップ!
ゲルドラゴン「ベシャッ!」
反射的にゲルを飛んでくる弾にぶつけられ、
その威力は多少減衰した状態で命中した
狙撃少女「くっ……!」
男「まだやるのか、あいつ……」
- 943 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/09/01(日) 04:25:33.27 ID:z8dVOq3s0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 944 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/09/01(日) 19:49:42.16 ID:z8dVOq3s0
- やる気「もう虫の息だな」
中華「次こそとどめにしよう」
二人は再び槍を構え、その先端で敵を見据える
そして鈍重なゲルドラゴンに向かって駆け出し、
その先端を突きつける
>>下1コンマ下一桁×14.5……連携攻撃のダメージ
- 945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/01(日) 20:23:48.28 ID:MVpO2xLDO
- あ
- 946 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/09/02(月) 19:03:25.34 ID:CZQlhjjN0
- すみません寝落ちしました
116ダメージ!二人はレベルアップ!
奇妙な生態に翻弄され続けた一行だったが、
ついに会心の一撃を叩き込むことに成功する
竜鱗を貫き、ゲル生命体の核へとその双槍を命中させたのだ
ゲルドラゴン「プシュゥゥッ……」
氷魔「……や……やりましたね……」
- 947 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/09/02(月) 19:05:56.83 ID:CZQlhjjN0
- 萎びて溶けたそれの死体は、
まるで幻だったかのように薄くまばらに散った
ぶりっ子「いやあ、強かったですねぇ」
怪盗「ちゃんとした実戦は久しぶりだし、カンが鈍ってたかもね」
狙撃少女「そうかもしれませんね。精進しなければ……」
炎魔「みなさん強かったと思いますけどねぇ?」
- 948 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/09/02(月) 19:08:09.50 ID:CZQlhjjN0
- 戦闘が終わったので一人ずつレベルアップさせていきます
男は1レベル、中華は2レベルアップです
>>下1コンマ……男の成長
>>下2コンマ……中華料理人の成長
〜男の成長テーブル〜
01〜20で筋力+3
21〜40でHP+3
41〜60でMP+3
61〜80で素早さ+3
81〜90で全能力+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
〜中華料理人の成長テーブル〜
01〜20で筋力+3
21〜40でHP+3
41〜60でMP+2
61〜80で素早さ+4
81〜90で全能力+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
- 949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/02(月) 22:56:10.49 ID:Kxum6bzAo
- ヌッ
- 950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2024/09/03(火) 01:00:13.99 ID:W4SfzvhLO
- 、
- 951 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/09/03(火) 03:00:35.35 ID:iF7bWzPz0
- 本日はここまでです
ありがとうございました
- 952 : ◆UEqqBEVZVY [saga]:2024/09/03(火) 18:12:42.10 ID:iF7bWzPz0
- 男の【MP】117
中華は一回分再抽選です
>>下1コンマ……中華料理人の成長
>>下2コンマ……中華料理人の成長
〜中華料理人の成長テーブル〜
01〜40で全能力+6
41〜60で習得『料理習熟・地』
61〜80で習得『戦飯』
81〜90で上記全て
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
〜中華料理人の成長テーブル〜
01〜20で筋力+3
21〜40でHP+3
41〜60でMP+2
61〜80で素早さ+4
81〜90で全能力+4
それ以上またはゾロ目で何かが起こる
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