僕は今宵、悪役貴族に恋をする

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219 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/26(火) 22:57:42.62 ID:cKxG2gpcO
「あーこちら僕、こちら僕。聞こえてる?」
《ようやく来やがったか。無事なのかァ?》
「もちろん無事だよ。全部、上手くいった」
《そうかァ。それはなによりだ……本当に》

トランシーバーで報告すると、いきなり悪役貴族が膝から崩れ落ちた。ギョッとして固まる僕に無線での通信が届く。泣き声だった。

《俺ァ……心配で……気が狂いそうだった》
「な、泣かないでよ……委員長、どうしよ」
「行け、許嫁殿。一刻も早く、彼のもとへ」

駆け出す。悪役貴族のもとに。一刻も早く。

「泣くほど、僕に会いたかったの……?」
「あァ……会いたかった。死ぬほどになァ」

バカたれという台詞の代わりに抱きしめた。

「それは、僕のことが好きだから……?」
「そうだ。好きで好きでたまらねェからだ」

今なら。今なら僕は言える。勇気を出そう。

「僕も、悪役貴族のこと……好きだよ」

ようやく言えた。堰を切ったように溢れた。

「好き好き大好き。愛してる。僕はずっと、これからも、悪役貴族に恋して、愛するよ」

そんな僕の告白を悪役貴族は鼻水を垂らして聞き終えて、嬉しそうに、噛み締めるようにニヤリと邪悪に嘲笑して、吠え散らかした。
220 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/26(火) 22:59:19.25 ID:cKxG2gpcO
「ハッハァー! ようやく洗いざらい吐きやがったなァ! 死ぬ気で馬を走らせた甲斐があったぜェ!よォし、てめェら! 凱旋だァ!!」
「もぉ。僕に勝って凱旋すんな、バカたれ」

勝ち鬨をあげる悪役貴族に僕は負けたけど。
そんな鼻水垂らして喜ばれても愛しいだけ。
負けても全然悔しくない。そんなことより。

「悪役貴族、勝手なことしてごめんね。結婚前の最後の冒険だと思って許して欲しい。それと僕を迎えに来てくれて……ありがとう」

ありがとうとごめんなさいは素直に言う。これからそう心がけよう。そうすればきっと未来永劫この幸せが崩れることはないだろう。

「てめェ……また良い女になったようだな」
「許嫁殿の武勇伝は、この私が聞かせよう」
「優等生ェ、てめェもたまに役に立つなァ」
「い、委員長! 恥ずかしいからやめてよ!」
「あっはっは! 今更何を恥ずかしがるのだ」

余談だけど、この僕らの恥ずかしい会話は帝国で生中継されていたらしく、大層盛り上がったようでドラマ化や映画化されたらしい。
しばらく帝国旅行は恥ずかしくて行けない。


【僕はようやく、悪役貴族に愛を告げた】


FIN
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/26(火) 23:15:40.78 ID:JWoLJrd20
今まで散々ルール無視してスカトロ荒らししてたカスが
今さら酉つけて駄文書いた所でなぁ
普通ならここでは「恥ずかしくて書けない。」だろうけどそこが恥知らずの恐ろしさ
222 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/27(水) 03:25:02.55 ID:3em8Nq1hO
《奥様、奥様! 大変です!》
「んー? どうしたの?」
《坊っちゃまとお嬢様が喧嘩してます!》

あれからしばらくの時が流れた。約束通り結婚式に臨席してくれた帝国青年に晴れ姿を見せつけ、正式に帝国との国交を樹立した僕と悪役貴族は、双子の兄妹を授かった。僕は身体が小さいせいか、難産で、結構やばかったけれど、委員長のお母様が大勢の医者と共に産婆として駆けつけてくれて、おかげでなんとか無事に元気な赤ちゃんを産んだ。そんな双子たちはスクスク育ち、基本的には仲が良いけど、たまにこうして喧嘩したりもする。
メイドちゃんたちにトランシーバーで呼ばれて駆けつけると、悪役貴族に似た息子と、僕に似た娘が取っ組み合いの喧嘩をしていた。

「こらこら。喧嘩はダメ。仲良くしなさい」
「こいつがおれのメイドを取った!」
「お兄ちゃんには僕がいるでしょ!?」

どうやら、喧嘩の原因は双子メイドらしい。
見目麗しく大人の女性へと成長を遂げた彼女たちは、数え切れぬほどの求婚を拒み続け、頑なに未婚を貫いており、今も忠実なメイドとしてこの家で暮らし、働いてくれている。

「お手数をおかけして申し訳ありません」
「平等にお世話をしているのですが……」
「いやいや、気にしなくていいよ。いつも面倒を見てくれてありがとね。助かってるよ」

誰に似たのか、息子のほうは独占欲が強く、同じく誰に似たのか、娘のほうは癇癪持ちなので、僕みたいにキレてしまったのだろう。
223 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/27(水) 03:26:27.02 ID:3em8Nq1hO
「こんな時は君の出番だね。ちび委員長」
「うむ! まかされよう! いってくりゅ!」

喧嘩の仲裁に小さな委員長を差し向ける。美しい黒髪の幼女は、ぴょんと第二夫人の膝から降りて、僕の子供たちにお説教を始めた。
ちなみに委員長は安産で、すぽんと産んだ。

「お兄ちゃんなら妹にやさしくするのだ!」
「けっ……なんでおれがこいつなんかに……」
「うう〜ひどい! お兄ちゃんのばかたれ!」
「こらこら。妹ちゃんもお兄ちゃんのことをもっとそんけーしたまえ。きみはいつもおいしいお菓子をわけてもらっているだろう?」

客観的かつ中立に、双子たちを諌めている。

「さすが委員長の娘……しっかりしてるね」
「そんなことはないさ。私たちの夜の営みをこっそり覗いている、マセたエロむすめだ」

それはいけない。まだ早い。気をつけよう。
224 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/27(水) 03:28:32.11 ID:3em8Nq1hO
「お菓子はいいけど、双子メイドはやらん」
「そんなうつわがちいさい男は、双子メイドちゃんたち両方と結婚なんてできないぞ?」
「お兄ちゃんと結婚するのは僕だもん!!」

僕の娘はお兄ちゃんが大好きだ。実の兄を見つめるその瞳には僕が悪役貴族を見つめるような熱っぽさが見て取れる。将来が心配だ。
良いタイミングで悪役貴族みたいな男の子と出会えればいいけど、あんなにかっこよくて優しい男性が今後、現れるかはわからない。
あとこれは余談だけど、帝国青年の花嫁は、もともと彼の世話係だった使用人らしい。40歳を超えていると聞いて驚いた。委員長のお母様も然り、帝国は美魔女だらけの魔境だ。
何が言いたいかというと、それと同じように未婚の双子メイドちゃんを僕の息子が娶る可能性もある。というか、そうなって欲しい。

「やれやれ。喧嘩するほど仲が良い、か」
「僕の娘……どうしてこうなったのやら」
「そっくりではないか。実に微笑ましいぞ」
「でも、さすがに血の繋がった兄妹は……」
《おォい……そろそろ帰るぞォ》
「あ、はーい! そろそろパパが帰って来るってさ! 喧嘩はおしまい! 皆、迎えに行って」
「「「はあい!」」」

解放奴隷たちが組み立てたトランシーバーで帰宅を告げる悪役貴族。僕が促すと子供たちは喧嘩をやめて手を取り合い、駆け出した。
225 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/27(水) 03:30:03.89 ID:3em8Nq1hO
「お兄ちゃん、早くパパをお迎えにいこ!」
「あ、まてよ! はしるな! ころぶぞ!」
「父上ー! 本日もおつとめ、ご苦労様!」

玄関の扉が開いて、悪役貴族が姿を見せた。

「よォ……チビども。いい子にしてたかァ」
「「「いい子にしてたー!」」」
「ハッ! てめェらはホントかわいいなァ」

悪役貴族は夢を実現するために日々邁進している。豊富な食料や鉱物資源を輸出して外貨を稼ぎ、帝国から農業機械を輸入することで人手を減らし、農作業から解放された農奴たちは工場で働かせて養い、彼らの暮らしはどんどん豊かになっている。帝国の医療技術も積極的に取り入れ、金銭的に余裕が出来た元奴隷たちの烙印は最新の形成外科治療により綺麗に取り除かれ、徐々にではあるが彼らはもう身も心も奴隷ではなくなってきている。
226 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/27(水) 03:32:02.38 ID:3em8Nq1hO
「おかえりなさい。今日もお疲れ様」
「あァ……今日もくたびれたぜェ」
「子供たちは今日も元気一杯だぞ!」
「ハッハァー! そいつは何よりだなァ!」
「パパ! 抱っこ!」
「おれも! おれもー!」
「わたしはかたぐるまをしてほしい!」
「なら全員まとめてかかってこォい!」
「「「わあい!」」」

今日も仕事で疲れたのだろう。改革を進める僕の旦那は既得権益を貪る連中から、この国の資源を帝国に売り払い、奴隷に施しを与え、伝統を軽んじる売国悪役貴族だと、忌み嫌われて蔑まれている。そういう視野が狭くて自分が正義だと信じて疑わないバカたれ共にとってはたしかに大悪党かもしれないけれど、僕らにとっては優しくてかっこいい素敵な旦那様であり、そんな悪役貴族のことが大好きで、愛してる。毎日くたくたになって帰ってくる悪役貴族は、委員長の娘を肩車して、双子を両腕に抱きかかえながら、僕らにむけて幸せそうに微笑み、こう問いかける。
227 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/27(水) 03:35:48.46 ID:3em8Nq1hO
「俺ァ幸せだ。てめェらも今、幸せかァ?」

幸せそうな旦那を見ると僕らも幸せになる。
誰になんと言われようとも悪役貴族がやっていることは間違ってないし、どんなに辛い思いをして帰ってきても家には僕らがいて、全面的に味方になってあげる。それが家族だ。

「幸せだよ……そんなの当たり前じゃんか」
「うむ! きっと子供が増えれば、もっと幸せになれるだろう! だから、今宵も頼むぞ!」
「ハッハァー! 言われなくても孕ませてやンよ! てめェらに手を出さねェ夜はねェ!」
「子供の前で何言ってんのさ……バカたれ」

そんな文句を鼻で笑い悪役貴族は約束した。

「もっともっと幸せにしてやるからなァ!」

この先もっともっと幸せになることを僕らは信じて疑わない。そして僕らも、この素敵な悪役貴族のことを支えて、もっともっと幸せにする。時にぶつかり合い、何度喧嘩したって、ずっとずっと未来永劫、幸せに暮らす。


【僕は未来永劫、悪役貴族と幸せに暮らす】


FIN
228 : ◆dudxOFJ8aA [saga]:2023/12/27(水) 03:36:34.46 ID:3em8Nq1hO
前作

クラスの変わり者が揉め事を起こして始まる一次創作

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1699519196/
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2023/12/27(水) 07:42:16.16 ID:qPev8HlV0
その前のうんこまみれもちゃんと載せろよな
まあHTML化依頼スレで「終わりました」って書いてる奴全部こいつだけど
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/27(水) 08:52:19.48 ID:/fUBqYdq0
道のど真ん中にぶちまけられたゲロみたいな作品
作品とも呼びたくないけどな
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/30(土) 09:43:37.96 ID:E4C3iFtC0
現実と空想の区別が付いてないバカが異世界モノ書こうとすると
恐ろしいものが出来上がる良い例よな
今からでも子ども向けの漫画版読むだけでも良いから日本や世界の歴史勉強しろ
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/12/30(土) 22:39:08.44 ID:tV9hR0nl0
最後まで世界観の見えてこない粗末な怪文書だったな
よく一次創作なんてほざけたもんだ。零次創作だよ
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