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【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 4
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2023/11/26(日) 15:45:06.92 ID:+25xeMcA0
前スレ
【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 3
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1696583390/
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1700981106
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/26(日) 15:56:46.14 ID:9gN2AyWy0
立て乙、イクイノックス強過ぎぃ…
3 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/26(日) 15:59:41.13 ID:+25xeMcA0
ディープ「調子はどうなんだよ」
ルドルフ「おかげさまでといったところだ」
ルドルフが入院している病院にディープはやって来ていた。今日はルドルフが呼び出したのではなく珍しくディープから彼女を訪ねていた
ディープが彼女の元を訪れたのはブルーのことで話しがあるので耳に入れて欲しいとのことだった
ルドルフ「ブルーは大人しいウマ娘ではなかったのか?」
ディープ「あれだけ狂った場所で大人しいんだぞ」
自分もそうだがあんな場所で狂わずいられる方がおかしいとディープは吐き捨てるように言う
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/26(日) 16:00:30.10 ID:75Rrf1rVo
たて乙
5 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/26(日) 16:07:19.25 ID:+25xeMcA0
ディープ「アイツは殺しはしたことないが「まだ」ないだけだ」
ルドルフ「殺すことに躊躇いはないと?」
ディープ「躊躇うどころか楽しんで殺すだろうな」
死体から内臓を引き摺り出していたとき他の子は吐き気を催したり泣きそうになっている中、ブルーだけが無表情でやっていた
それがどれだけ恐ろしいことなのかルドルフはピンときていないがディープの表情から深刻なのだと理解する
ルドルフ「私にどうしろというんだ?」
ディープ「トレーナーって奴に負担をかけるな」
ブルーはトレーナーを妄信し過ぎているので彼に何かあれば虐殺も考えられるとディープは警告する
このあと…
下3
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/26(日) 16:11:12.63 ID:KNwZyFp00
kskst
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/26(日) 16:14:08.00 ID:hMe+Qlti0
kskst
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/26(日) 16:16:47.93 ID:gbULGJvy0
病院を跡にするディープ、入口で「お久しぶりですね」とサトノダイヤモンドと出会う。
(実馬のディープインパクトとサトノダイヤモンドは親子関係)
9 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/26(日) 18:39:42.89 ID:3OZ4Ks7qO
もうここに用はないと病院から帰ろうとしたディープをあるウマ娘が呼び止める
ダイヤ「お久しぶりですね」
ディープ「なんだお前かよ」
二人は面識があったようでダイヤは少し話せないかと病院の中庭に向かって歩いていく
ダイヤ「会長さんのお見舞いですか?」
ディープ「それはついでだな」
ルドルフにはブルーに対する警告をしに来たのだと伝えるとダイヤは例の彼女だなと頷く
ダイヤ「協力できることがあれば言って下さい」
ディープ「プロジェクトなんたらでブルーを見張ってりゃそれでいい」
遠慮なく自分を頼れというダイヤに対しディープは素っ気なく答える
10 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/26(日) 18:46:54.03 ID:OaGdqmZQO
ダイヤ「世間では掃き溜めなどと言われていますがあんなに刺激的な場所はありません!」
ディープ「そう思ってるのはお前だけだ」
ダイヤは昔、ディープとブルーの地元に来ていたことがあったが彼女は遊びに来ていたのではなく拐われてしまった
身代金目的で拐われたダイヤだったが閉じ込められていた小屋を破壊し脱出に成功
サトノ家はダイヤを拐った人物を捕らえ小屋のことを聞き出すもそこに彼女の姿は無かった
一週間後、サトノ家がダイヤを見つけた時には既に彼女はその地元に対応しつつあったのだ
ダイヤ「今でもあの時のことは思い出します」
ディープ「忘れろってんだよ」
身体の売り方に死体の捌き方という令嬢では考えられない知識をダイヤは身につけている
このあと…
下3
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/26(日) 21:50:02.88 ID:W6bwybr70
kskst
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/26(日) 21:59:36.19 ID:/9Eej+gP0
kskst
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/26(日) 23:15:17.73 ID:9gN2AyWy0
トレーナーはお気に入りの動画を鑑賞して気分を落ち着かせていた
14 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 00:17:32.51 ID:DODYKgSf0
心を乱してはいけないとトレーナーはお気に入りの動画を鑑賞し気分を落ち着かせていた
トレーナー「この揺れは芸術だよなぁ…」
褐色ウマ娘や奇乳化したウィズとの一夜は思い出に残るものであったがそれと動画はまた別もの
魅せる為に作られた動画は実体験にも勝る。行為をしている時には絶対に見れないアングルの動画がトレーナーのお気に入りである
トレーナー「……ん」
身体が元気になったことで心も多少元気になりいつもの調子を取り戻しつつあった
冷静になった頭で考えるものの答えは一つしか思いつかない。ならばそれしかないのだとトレーナーは頷く
15 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 00:25:29.30 ID:DODYKgSf0
トレーナー「僕はトレーナーでブルーはウマ娘。それ以上の関係にはならない」
自分は彼女の夢に向けトレーニングを考えブルーはそれに応え走る。その関係に戻るだけなのだと原点に戻る
ブルー「そうはいかない」
トレーナー「ブルー…!」
ブルー「二人だけの時はイダテンって呼んで」
刃物は持っていないが凶器を首筋に当てられているかのような冷たい視線に耐え切れずトレーナーは彼女の名前を呼ぶ
トレーナー「どうしたの…イダテン……」
イダテン「んふー大好きトレーナー!」
とびきりの笑顔で抱き着くブルー。いつもの彼女からは考えられない行動にトレーナーは少し戸惑ってしまう
「イダテンだって言ってるでしょ」
16 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 00:33:49.07 ID:DODYKgSf0
イダテン「あのね、トレーナーが幸せになる為だったら私はなんでもするの」
トレーナー「しなくていいんだ君は担当で僕はトレーナー。それだけの関係なんだよ」
イダテンは走ることだけに集中して欲しいとトレーナーが言っても彼女は聞く耳を一切持たない
イダテン「エルトレは脅してまた仕事を手伝うようにしておくね」
トレーナー「そんなことはしないで」
イダテン「トレーナーの為だからする!」
スキップしながらトレーナーの元を去ろうとするイダテンの手をトレーナーは掴む
トレーナー「じっとしてないと契約を解除するよ」
トレーナーにとって切り札である彼女との契約解除。ここしか使い所はないと彼女の目を見ながらトレーナーは伝える
このあと…
下3
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 00:46:05.94 ID:v4Gn4znW0
kskst
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 00:53:27.36 ID:+4s/W0O20
kskst
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 01:03:46.86 ID:wgH2tjbA0
ブルーは分かったととりあえず納得してくれる。ブルーは手伝いなしにどうするつもりか聞いてくる。エアトレもいる君はレースの事だけ考えて欲しいと言うトレーナー
20 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 17:25:34.19 ID:RS65vEnJO
契約解除という言葉を聞いた途端、ブルーは大人しくなり分かったととりあえず納得する
ブルー「でも仕事はどうするの」
トレーナー「エアトレさんは同じチームなんだから協力してくれる。君はレースの事だけ考えて欲しい」
ブルー「考えとく」
考えておくではなくちゃんと約束して欲しいとトレーナーは言うがブルーは無視してどこかに行ってしまう
トレーナー「一先ず納得してくれて良かったと思おう」
ブルーをレースに集中させることは自分にかできないのだとトレーナーは決意を行動で示す
21 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 17:31:51.06 ID:HhCUXr7XO
翌日以降、エルトレの協力がなくともトレーナーは遅くまで仕事をすることは無かった
トレーナーが言った通りエアトレに手伝ってもらっているのもあるがルドルフの忠告があったのも大きい
ブルーを放置していれば彼女の「善意」による虐殺が考えられるとルドルフは樫本理事長に全て報告していた
そしてルドルフは退院後、キタルファに加わることがほぼ決まったがこれはブルーをより強く監視する為
ルドルフは走れるようになったが本人は走るより学園の為、主任であるトレーナーを支えたいという意向があった
トレーナー(これならブルーは大人しくするしかない)
仕事が定時に終わることで彼女であるウィズと交流も深めることもできておりトレーナーの負担はほぼ無くなった
この状態ならブルーは何もしないだろうとトレーナーは考えている
このあと…
下3
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 17:38:29.46 ID:RE2eG2MH0
kskst
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 17:44:59.59 ID:cayURR9L0
kskst
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 18:08:16.20 ID:ouFoXsha0
それでもプロジェクトL'Arcが忙しいのは変わらない、カフェトレはいなくなったし、エルトレは相変わらずやる気を感じないし、シリウスのトレーナーにいたっては犬だし。
こうなったらサトノトレーナーにお願いしようと決めるトレーナー
25 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 19:42:26.52 ID:oxpgw7mI0
定時に帰れるようになったところでプロジェクトL'Arcが忙しいことには変わりがない
カフェトレはいなくなりエルトレからはやる気を感じられずシリウスがトレーナーだと言い張っているのは子犬
このままではまた仕事に追われる日々になってしまうのでサトノトレに協力を要請することを決める
トレーナー「サトノトレさんか……」
サトノダイヤモンドとサトノクラウンを担当しているサトノトレ。プロジェクトL'Arcに参加しているのはダイヤだけということで全面協力は得られていない
だがそうも言ってられないとトレーナーはサトノトレの元に向かう
26 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 20:01:26.07 ID:oxpgw7mI0
ウマレーターの開発に関わっているとも聞き狂信なセガ信者であるという噂を聞くサトノトレ
自身の仕事が忙しいこともありトレーナーはサトノトレと面識がほぼ無いに等しかった
プロジェクトL'Arcへの参加はダイヤの独断だったので挨拶もなく今まで過ごしてきてしまっていた
まだ挨拶ができていないサトノトレへの気まずさから今まで協力して欲しいと話ができなかった
トレーナー「僕が頭を下げればいいだけなんだ」
ブルーを大人しくさせたままにするには他人の協力が必要不可欠だとトレーナーはサトノトレに会いに行く
このあと…
下3
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 20:04:14.89 ID:9vBR8soe0
sita
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 20:07:01.15 ID:ZcKUttSi0
kskst
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 20:36:28.08 ID:OT1kTgCh0
トレーナーがトレーナー室に入ったらサトノトレがダイヤとクラウンの下着をポケットに入れているのを目撃してしまう
30 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 21:38:21.22 ID:6LVlkDReO
サトノトレのトレーナー室の前まで来てみるとドアが半開きになっていた。トレーナーは早く頭を下げた方がいいとノックせず扉を開けてしまう
サトノトレ「あ!!」
トレーナーの落ち度といえばノックせず扉を開けたことくらい。サトノトレはそれよりも大きなことをやらかしていた
彼女は右手でダイヤの下着を持ち匂いを嗅ぎつつ左手がズボンの中に。更にポケットからはクラウンの下着がハミ出ていた
イナリトレやクリトレとは違いサトノトレは女性なのでまさかこんな場面に遭遇するとはトレーナーは夢にも思わなかった
気まずい沈黙が流れたあとトレーナーはゆっくりと扉を閉めようとしたがサトノトレが扉を掴みそれを阻止する
サトノトレ「いいいいい今のみみみみみみ見」
トレーナー「とりあえず落ち着いて下さい!」
錯乱している彼女にとりあえずは落ち着いてもらおうとトレーナーはサトノトレをなだめた
31 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/27(月) 21:42:44.53 ID:KBJ34t9EO
サトノトレ「大変お見苦しいものを…」
トレーナー「いえ……」
落ち着きを取り戻したサトノトレだったが気まずい空気が流れたまま。少しの沈黙のあとトレーナーは例の話をする
トレーナー「プロジェクトL'Arcのことなんですけど……」
サトノトレ「喜んで手伝わせて頂きます…」
トレーナーは純粋に手伝ってもらえないかという相談だったのだが彼女からすれば口止め料として仕事を手伝えということなる
もちろん彼女は拒否できるはずもなく面倒な仕事や雑務を全てこなすことを約束する
トレーナー(こんなつもりじゃなかったんだけどな……)
過程がどうあれ結果的にサトノトレに協力してもらえることとなった
このあと…
下3
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 23:23:58.44 ID:5mxnHbxq0
kskst
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/27(月) 23:32:52.40 ID:v4Gn4znW0
kskst
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/28(火) 00:01:03.25 ID:7ag8F8t70
トレーナーの元にゴルトレとゴルシがやって来る、ゴルトレは自分のゴルシもプロジェクトL'Arcに参加させようと思っていると持ち掛ける
35 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/28(火) 16:46:03.94 ID:M9sGPM7l0
サトノトレがプロジェクトL'Arcに協力してくれるようになってから数日後、今度はゴルトレとゴルシがやって来る
ゴルトレ「私とゴルシもプロジェクトL'Arcに参加しようと思ってるのよ」
独自に凱旋門賞を目指していたチームシリウス。ここにきてプロジェクトL'Arcへ参加するということは何か意味がある
トレーナーはその意味を聞いてから参加してもらおうと考えていたがゴルシは詮索を許さないという
ゴルシ「そっちは人数が多ければ都合がいいんだろ?」
抱えているウマ娘は特別多くはないが人手は常に足りていない。ゴルトレが来てくれればトレーナーはかなり助かる
彼女らの事情は知れなくとも参加してもらうしか選択肢はなかった
36 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/28(火) 16:55:26.61 ID:M9sGPM7l0
ゴルトレとトレーナーによる洗練されたトレーニングと最新式のウマレーター
この二つが揃ったプロジェクトL'Arcは以前にも増して凱旋門賞という夢に近付いていた
トレーナー(メイさんに元気になって欲しい)
この状況を伝えるだけで彼女は喜ぶだろうがメイは入院中。面会が許されるようになれば真っ先に伝えに行こうと考えていた
プロジェクトL'Arcだけでなくキタルファのことを考えれば有マへの挑戦が待っている
決して無理はせず全ての栄冠を獲りにいくとトレーナーは意気込む
このあと…
下3
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/28(火) 17:09:07.26 ID:BU922F5b0
kskst
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/28(火) 17:13:20.37 ID:4963jKiS0
kskst
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/28(火) 17:16:44.62 ID:PlaeQO2x0
ゴルシに「そういや、もう一人このプロジェクトに参加するか考えてる奴がいる」と聞かされるトレーナー、誰なのか聞くと。ナカヤマフェスタだと言うゴルシ
40 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/28(火) 19:11:59.79 ID:0S9hNFGW0
ある日、ゴルシがもう一人このプロジェクトに参加するか考えてるウマ娘がいると聞かされる
トレーナー「それって誰なのかな?」
ゴルシ「ナカヤマだな」
トレーナー「ナカヤマフェスタが考えてくれているんだね」
彼女にはトレーナーがいないがもし参加するならシリウスの一員として参加するとゴルシは言う
プロジェクトL'Arcに参加するのはほぼ確定であとはシリウスに入るかどうかなのだという
トレーナー「それじゃあそのつもりで考えておくね」
ゴルシ「頼んだぞ〜」
ゴルトレの存在は有り難く彼女がいてくれるお陰でプロジェクトに一人や二人増えたところで何も問題はなかった
41 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/28(火) 19:18:22.13 ID:0S9hNFGW0
その日の夜、今日はウィズとは出掛けず一人でのんびりと部屋で過ごしていた所に突然ウララが訪れてくる
彼女が来るということは何かがあったのだと推察しつつトレーナーはウララを部屋に招き入れた
ウララ「これでプロジェクトL'Arcの全員が揃ったみたい」
相変わらず彼女の言っていることは理解できなかったがナカヤマフェスタの参加により物語は進むのだという
ウララ「あとはトレーナーさんに頑張ってもらうしかないんだけど、私から一つ提案があるの」
トレーナー「提案?」
ウララ「この力を返そうと思って」
全知全能となってしまったウララだがシナリオが確定した今なら力を返せるのだという
42 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/28(火) 19:23:11.46 ID:0S9hNFGW0
力を返せばウララの実力は元に戻り全知全能でもなくなる。トレーナーにとって彼女を失うことは大きい
ウララもそのことはわかっているのになぜ力を返すのか。それはブルーが関係しているのだという
ウララ「ブルーちゃんは私の力に気付きかけてる。私を殺して奪おうとしてるの」
全てを知るということは過去だけでなく未来にも干渉できる。ウララはその事実を隠していたがブルーが気付いてしまった
ウララを殺せば力が手に入ると決まっていないが否定もできない。僅かな可能性があるならブルーはやる
彼女が罪を犯す前にこの力を返すべきだとウララはトレーナーに事情を話した
43 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/28(火) 19:29:12.69 ID:0S9hNFGW0
ウララの話を聞き考え込むトレーナー。やがて答えを出し彼女に質問があると疑問を投げる
トレーナー「君は未来を見ることができるんだよね」
ウララ「見た通りの未来になるとは限らないよ」
トレーナー「君は未来を変える為にこの話をしてる?」
ウララ「うん」
トレーナー「ブルーは…君を殺したんだね」
ウララ「そこまでわかって欲しくなかったな……」
ウララが知った未来では彼女の力を知ったブルーがウララを殺してしまった。それを阻止できるタイミングは今しかない
今のウララを失うことは大きいが悲劇を回避するにはそれしか方法はない
このあと…
下3
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/28(火) 19:40:45.01 ID:JFtH0dXk0
kskst
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/28(火) 19:47:15.75 ID:XrolWb8f0
kskst
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/28(火) 19:53:52.87 ID:7ag8F8t70
悲劇を回避する為にウララが戻るのを受け入れる、力が無くなり元に戻るウララ
47 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/29(水) 16:48:45.18 ID:5ScCJ2Xm0
悲劇を回避する為にウララが戻るのを受け入れるトレーナー。ウララはその選択を喜び帰っていった
翌日の早朝、力が無くなり元に戻ったウララが早朝トレーニングに参加し、キタルファメンバーも彼女が元に戻ったことを知る
力があった時の記憶はあるのかとネイチャが聞いてみると、覚えていないが覚えているという答えが返ってきてしまう
ネイチャ「えーっとつまりどゆこと?」
ウララ「私じゃないんだけど私が喋ってる覚えがある?」
ネイチャ「疑問で返されても〜」
ウララ「だってー!」
勉強などした覚えはないかなぜか頭に入っている。プロジェクトL'Arcのことも知らないが知っているのだとウララは答える
本人は困惑しているようだったがいつものウララが戻ってきたとキタルファは喜んで彼女を受け入れた
ブルー「……」
ただ一人、ブルーだけが殺意を込めた視線でウララを見ていることを除けば何も問題なかった
48 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/29(水) 16:55:37.43 ID:5ScCJ2Xm0
タキオン「これを飲めば速く走れるようになるんだが試してみるかい?」
ウララ「うん!」
ネイチャ「はいそれは没収〜〜」
本来のウララとタキオンは初対面だった。タキオンが危ないという記憶はあってもウララの好奇心は止められない
いつかのブルーのようにゲーミング発光をしたり芋虫のようにしか動けなくなるウララが目撃され始める
エアグルーヴにチームメイトを実験台にするなと言われてもおかまいなしにタキオンはウララに怪しい薬を飲ませまくっていた
タキオン「残念ながらそれは空さ」
ウララ「ぴちぴち、私はお魚」
ネイチャ「あーもーー!」
ウララに薬を飲ませることができるのでタキオンはトレーニングに参加する日が増えていた
このあと…
下3
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/29(水) 17:05:58.45 ID:54xIuIwf0
kskst
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/29(水) 17:11:04.40 ID:4sgm7d0s0
kskst
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/29(水) 17:21:00.57 ID:E8tfjaj00
トレーナーはブルーに、ウララにキタルファの皆に手を出したら許さないとだけ釘を刺す
52 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/29(水) 19:11:07.47 ID:d+A9g7yJ0
トレーナーだけがブルーの殺意に気付き、メンバーにはわからないよう彼女に耳打ちする
トレーナー「キタルファの皆に手を出したら許さないからね」
その言葉にブルーはピクリとだけ反応し肯定も否定もしなかった
彼女が何を考えていようが釘を刺しておいたので効果はあるはずだと思うしかなかった
トレーナー「ウララとプルメリアは同じトレーニングは無理だし…ううん」
ウララが元に戻ったことによりトレーニングを一部考え直す必要が出てきてしまった
これまでダートを走るのはブレーザーとウララだったので二人分のトレーニングを考えていた
しかし今はブレーザーは芝の適正を得たのでダートを走るのはウララしかいない
53 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/29(水) 19:33:47.48 ID:d+A9g7yJ0
プルメリアとウララの実力はほぼ同じと考えてよかったが芝とダートでバ場が違う
ウララは凱旋門賞に興味が無いということでウマレーターを使い芝の適正を得ることはない
実質ウララ専用のトレーニングを考えるにあたりどうしても時間が足りない
ゴルトレに相談することも考えたが時間さえあればなんとかなると判断し、サトノトレに相談することとなった
サトノトレ「なんでしょうか…?」
弱味を握られている人間から相談となれば警戒と覚悟が必要になる。サトノトレは怯えながらトレーナーの元に現れた
このあと…
下3
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/29(水) 19:43:43.78 ID:zV+ZFjKh0
kskst
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/29(水) 19:50:21.03 ID:oLOe4sWQ0
「ウララに語学の勉強でも
させてみて」とサトノトレ
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/29(水) 19:50:27.28 ID:9RwwTowz0
kskst
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/29(水) 20:06:03.95 ID:KFI3FJyY0
トレーナーは別にサトノトレの弱味を握ったからってなにかしようとか思ってないと伝える。
58 :
◆B8D2U7ksoo
[saga]:2023/11/29(水) 20:43:52.31 ID:d+A9g7yJ0
トレーナーはサトノトレの弱味を握ったからといってなにかしようと思っていないと伝える
しかしそれを聞いても怯えたままの彼女を見たトレーナーは本題に入る前に一度ちゃんと話そうとサトノトレと向き合う
トレーナー「君が女の子を好きなことも黙っておいてあげるから心配しないで」
サトノトレ「違うんです…」
トレーナー「へ?」
普通なら絶対に他人にバラすことのない秘密だが弱味を握られているサトノトレは喋るしかない
彼女の恋愛対象が女性なのは間違っていないがそれだけでなく男性もイケるのだと衝撃の事実を話す
サトノトレ「い、いわゆるバイってやつです……」
なぜ自分がそうなってしまったのかをトレーナーが頼んでもいないのに彼女は恐怖から話し出してしまう
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