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日向「安価とコンマで依頼を解決する」ソニア「その3です!!」
- 26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 21:46:26.22 ID:iMmO7KT/0
- 七海と白銀と山田とゲームキャラのコスプレをする。
- 27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 21:48:49.64 ID:d49qxOHZ0
- 王馬をどんなキャラにしたいんだ…
- 28 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/05(木) 21:49:14.80 ID:uKqEVWeV0
- >>25 ウゴゴゴゴ……! 多少改変しても良いのなら「有り」としましょう。(ですが最原とはもう絆値がMAXになっていますがそれでもよろしいですか?)
- 29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 21:50:21.05 ID:FLE1uMwv0
- >>28
全然いいですよ
元の安価内容でやりづらいならいつでもスレ主の好きに改変していただいて構いません
- 30 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/05(木) 22:36:18.71 ID:uKqEVWeV0
- 俺はその日、この夏休みの中でも過去最大に気を張る日になったと言っても過言ではなかった。……それもこれも、あの79期生史上最悪の悪戯小僧のせいだ……!!
日向「ふぅ……。やっぱり今日もあっついなぁ……」
俺は夏休みの日課となったランニングをするため、専用のシューズを履いて街の中を走り回っていた。……そうこうしている内に「例の」住宅街への曲がり角へと辿り着く。
……あの日の事が、もう図分昔のように思える。忘れてしまいたいが、どうしても脳内に残ってしまっている澪田と罪木、二人のとても綺麗な……。
日向(いやいやダメだダメだ! 煩悩退散煩悩退散!!)
俺は首をブンブンと横に振ると、一心不乱に街を駆けずり回り──
日向「……どこだ、ここ?(滝汗)」
最終的に迷子になってしまっていた。地図アプリが入っているスマフォの電源を入れようとするが、こんな時に限って充電は切れてしまっているし、街の風景も全く見覚えの無い場所だ。……ヤバイ。高校三年にもなって街中で迷子とかシャレにならないぞ……!?
俺が大まじめに焦りだしたその時。上空に見覚えのある「煙突」が見えた。
日向(!! あの銭湯だ、あの混浴銭湯の煙突だ!!)
見覚えがあるそれを見つけ、俺の精神は一気に安定する。結構遠く離れてしまっているが、大まかな場所さえ分かれば問題無い。俺はあの銭湯がある場所目掛けて全力で突っ走り始めた。
〜〜〜〜
日向「ふぅ……。ふぅ……。つ、ついたぁ……!」
何十分か掛けて、俺はようやく「例の銭湯」に到着する。もう全身汗びっしょりで、正直このまま風呂に入って行きたい気分なのだが、もし万が一あの時みたいな事があったらいけないし、ここはとっとと家に帰ってシャワーをあび──そんな事を考えていたとき、銭湯の中から大きな声が響いてくる。
──おー! 終一のおち○ちんアンジーの想像以上におっきいねー!! 触ってもいーいー?
──だ、ダメだよアンジーさん。僕達はただお風呂に入りに来ただけなんだから……
──えー! 最原ちゃんってやっぱりムッツリだねぇ。ただアンジーちゃんに「身体を洗って貰う」だけじゃない。なにをそんなに焦ってるの−?
──うぅ……でもぉ……
その響き声を聞いた瞬間、俺は全力で銭湯の中に入り、(入浴料は「お釣りはいりません!」と言って千円札をお婆ちゃんに叩き付けた)急いで服を全て脱ぐと、タオルを腰にシッカリと巻いて入浴場への扉を開ける。
最原「あ、あれ? 日向先輩……?」
アンジー「おー! 創じゃない!! 最近よく会うねー!!」
そこには俺の想像通り、素っ裸の最原と夜長がいて──
王馬「あれー? 日向ちゃんもお風呂? もしかしてこの間の「アレ」で味を占めちゃったとK「うぉらああああああ!!」ってあっぶな!? な、なんでいきなり風呂桶を投げつけられてるの!? 俺、なにか悪いコトした!!?」
悪い事しかしてねぇだろうがこの野郎!! と言わんばかりに、俺は歯をむき出しにして王馬を睨み付ける。……前の混浴事件の元凶犯はお前だって当たりは付いてるんだよ!! 霧切にも「絶対他言は無用」と言って詳細を話して経緯を調べて貰ったからな!! お前と入間だけは絶対許さない!!
王馬「あ、あれれ? 日向ちゃんもしかしてガチギレしてる? ちょーっとあめ玉をなめて貰っただけjy「どらぁあああああああ!!」──っと、今度は肉弾戦できたかー。日向ちゃんってば最近真面目にトレーニングしてるらしいし、こりゃあ分が悪そうだねぇ。というわけで俺はこれにて失礼させて貰うよ!!」
俺は王馬に跳び蹴りを放つがあっさりと交わされ、脱衣場の方へと逃げられる。「逃がすかこの野郎!!」と言わんばかりに全力で後を追うが、王馬は「自分(の小学生に見える体格)ならトランクス一丁で構わない」と判断したのか、トランクスだけを履き、他の服は両手に抱えて銭湯を飛び出して行った。
ええいクソッ!! 王馬に対する報復はいつか必ずするとして、今はあの時の俺達と同じ状態になってしまっているであろう最原と夜長を止めなくては!!
俺は急いで浴場内に戻る。そこには……↓1高コンマほど「ヤバイ」状態。
- 31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 22:37:20.65 ID:YLTmQhYU0
- ヤバイヨヤバイヨ
- 32 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/05(木) 23:03:16.12 ID:uKqEVWeV0
-
アンジー「おー、終一のお○んちん。触ってる内にもっと大きくなってきてるねー! このまま触り続けたら一体どうなっちゃうんだろー?」
最原「や、やめてよアンジーさん。……いくら混浴だからって、これはセクハラだよ……」
いやセクハラどころの騒ぎじゃねぇよ!! R-17.9ばりのことしちゃってるよ!! ……冷静に考えるとあの時の俺達三人も「こう」なってしまっていた可能性があるのかと、俺は心の中でゾッとした。
日向「ちょっと待ったぁあああああああああああああああああああ!!」
アンジー「あれ? 創お帰りー! 小吉はどうしたの? もしかして帰っちゃった?? ついでだから小吉のも触ってみたかったんだけどなー」
最原「ひ、日向先輩! その、アンジーさんを自重させてください!! 幾ら身体を洗うって言ったってその……だ、男○器だけを触り続けるのは、その……」
夜長は勿論、やはり最原も媚薬で狂ってしまっている。この程度の事が「セクハラ」で片づけられると思ってしまっているのだから。元々貞操戒念がユルい夜長は尚更だ。このままだと、それこそ「最後」まで行ってしまうかもしれない!!
日向「よ、夜長! 暫く最原を貸してくれないか!? あれだ! 男の付き合いって奴をやってみたいんだよ!!」
最原「え? でもそれならこの間大江戸温泉で散ざn「いやー! 男同士の裸の付き合いってのは何度やっても良いもんだからなー!! 最原とはなんかこう、魂の中の外の世界ですっごく長い「縁」があるように感じてるし、もっと色々話したい事もあるからなー!!」……僕は構いませんけど、その、アンジーさんが……」
アンジー「アンジーも一緒に入るなら良いよー! 三人で「裸の付き合い」しちゃおー!!」
俺はこの時点で「はぁあああああああああああ」と大きな溜息を付いた。あ、危なかった。本当に危なかった……! 危うく二人に「越えてはいけない壁」を越えさせるところだった……!!
その後、俺、最原、夜長の三人は浴槽の中に浸かって暫くの間話をした。(身体を洗う事に関しては「もう十分綺麗になってると思うぞ!!」でゴリ押した)
……決して夜長の方を見ないよう努力し続けた俺だったが、風呂から上がるときになって「……一番最初に見ちゃってるんだから意味無いじゃん……」と気づいた。アンジーの褐色で日焼け跡のある華奢な裸が、俺の脳内に嫌でもインプットされてしまったのだった。
夜長・王馬との絆値が深まりました!!
- 33 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/05(木) 23:07:51.17 ID:uKqEVWeV0
- 〜〜夏休み28日目〜〜
もうやだ……。昨日と良い一昨日といい、何で俺がこんな目に……。夏休み初期の頃の「全体的に大人しかった」思い出の数々が懐かしい……。夏休みももう僅かだ。せめて今日ぐらい安らかな一日を過ごさせてくれ神様……。
↓2 何をする?
- 34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 23:08:50.78 ID:DmQkTDhmO
- さげ
- 35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 23:08:58.18 ID:Nr6zu6+gO
- 狛枝・葉隠・茶柱と夏祭りの準備手伝い4人で遊ぶ
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 23:14:27.44 ID:FLE1uMwv0
- 採用していただいてありがとうございます!とても面白かったです!
安価なら下
- 37 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/05(木) 23:34:10.00 ID:uKqEVWeV0
- 大工A「おーい嬢ちゃん! 次はその前にある柱を持って来てくれ!!」
茶柱「了解です! 最初はただのお手伝いのつもりでしたが……。これも修行の一つとして考えます。この転子が、お祭りの準備のお手伝いを完璧に為し遂げてみせましょうとも!!」
大工A「ハッハ、頼もしいぜ!! 流石は超高校級の合気道家だな!!」
大工B「お、おい坊ちゃんよ。幾ら何でも危なくねぇか? とび職でもねえってのに、そんな高いところに命綱も無しで……」
狛枝「ハハッ。心配して下さってありがとうございます。……でも大丈夫。僕みたいな幸運しか取り柄の無いゴミクズに手伝える事があるとすれば、こうやって一歩間違えれば危険な仕事を引き受ける事ぐらいですから」
大工B「……何だかよく分かんねぇがよ、もっと自分って奴を大切にしとけよ?」
大工C「おいコラ坊主! なに一人だけサボってやがんだ!! バイト代くれてやんねぇぞ!!」
葉隠「ち、違うんだって! 俺っちは休んでた訳じゃなくてその……ま、祭り当日に「良い場所」で「占い屋」が出来る様に下見を……」
大工C「なーにゴチャゴチャ言ってやがんだ!! とっとと残りの木材を取ってきやがれ!!」
葉隠「は、はい! ただいまー!!」
日向(あいつら(役一名除いて)頑張ってるなぁ……)と、俺は神社の掃除を手伝いながら思う。この日俺達は「8月31日」に開催される神社の例大祭(要するにお祭り)の準備のアルバイトをしに来ていた。
メンバーは俺・狛枝・葉隠・茶柱だ。俺と狛枝以外は接点が少ないメンバーだが、希望ヶ峰学園に通う生徒が四人もアルバイトに集まったのも、きっと何かの「縁」だろう。(俺は葉隠に「割の良いバイトがある」と呼び出されただけだが)
……もう少しで神社の掃除も、櫓の下準備も終わりそうだし……折角だからバイトが終わった後、三人を遊びにでも誘ってみるかな!! ↓2 何で遊ぶ?
と、いう訳で今回はここまで。また明日、8:30〜9時頃にお会いしましょう。(……このスレ>>32のせいで消されたりしませんよね? 大丈夫ですよね???)
- 38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 23:43:20.38 ID:DmQkTDhmO
- メイドカフェに行く
- 39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 23:43:22.99 ID:jz2ocUWHO
- もしかして最終日はその祭りで固定なの?
- 40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/05(木) 23:44:29.74 ID:YLTmQhYU0
- テニスで遊ぶ
- 41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 00:11:06.94 ID:Tu0bd2h00
- ここでは知らんけど、よその小説投稿サイトだと多少触れ合う程度ならギリギリセーフみたいよ
乙ー
- 42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 10:07:24.16 ID:W/4QTCM+O
- 狛枝がへりくだってる大工さん達は元超高校級の建築士さん?
- 43 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 12:34:12.94 ID:bjFgbNA40
- お昼休みのゲリラ投下。
>>39 Yes!Yes!Yes!! (なので夏祭り系の安価は取らないようお願いします(今までは(もし取られたらどうしよう)と戦々恐々でした)
>>42 そういう設定はなかったんですが、まぁその「頭領」が「元超高校級の建築士」ということで一つ。
- 44 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 12:35:15.11 ID:bjFgbNA40
-
──「探しても他に良い場所(施設)が無さそう」と、いう訳で、俺達四人は祭り会場にほど近いテニスコートに来ていた。狛枝と葉隠は案外すぐに遊ぶ事にOKを出してくれたのだが……。
茶柱「…………」
日向「……意外だな、茶柱。「男死」嫌いなお前が、仕事やらなんやらの建前も無しに男三人と遊んでくれるなんて思わなかったよ」
茶柱転子は希望ヶ峰学園でも随一の、所謂「男子嫌い」で有名だ。「男子」を「男死」と呼び、一緒に遊ぶ事は愚か、仮にその手を握ろう物なら問答無用で投げ飛ばされて気絶させられる──そんな女の子だったのだが……。
茶柱「……たんです」
日向「は?」
茶柱「ですから! 夏休み前に夢野さんに言われたんです!!」
夢野『ウチもお主の言う通り、苦手を克服しようと頑張っとるんじゃからお主も少しは「男死」嫌いを克服できるよう頑張れ。そうじゃのぅ……もしこの夏休みに一定の成果をだせたのなら五分間の間、ウチを好きに愛でる権利をくれてやるぞ』
茶柱「──って! ですからこれは仕方が無い事なんです!! 『あの』夢野さんを好き放題に出来る権利が手に入るというのならこの転子、例え火の中水の中であっても渡りきってみせましょうとも!!」
ああ、なるほど……。要するにこいつにはこいつなりのシッカリとした理由があった訳か。それにテニスなら互いに近寄る事も無い訳だから、男死と触れあう機会も限り無く少ないと。
狛枝「ああ……。自分の希望を求めて絶望に挑むその姿……。素晴らしいよ!! その希望がどれほどの物か……この眼で見られるのが今から楽しみで仕方がないよ!!
葉隠「なんだか分かんねぇけどよぉ……。貸し切り時間も決まってる事だし、取りあえずさっさと始めるべ。じゃねーと折角日向っちの奢りで出して貰った金が勿体ねー!!」
日向「そうだな……。それじゃ、始めるとするか!!」
茶柱「ふっふっふっ! この転子あまりやった事のないスポーツでもそんじょそこらの男死には負けたりしませんよ!! さぁ、掛かってきて下さい!!」
テニスの実力
↓1 日向(補正値+10)
↓2 狛枝(幸運補正値+20)
↓3 葉隠(補正値無し)
↓4 茶柱(運動系の才能+20+星の試合を間近で見た事がある+10)
- 45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 12:39:06.79 ID:bt29JRxm0
- いっきまーす
- 46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 12:43:22.73 ID:cl8A4N4XO
- あ
- 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 13:10:01.84 ID:lfucIPvTo
- ふむ
- 48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 13:46:16.04 ID:BypVWHBBO
- にゃ
- 49 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 20:30:41.65 ID:bjFgbNA40
- こんばんわ。それでは今夜も開始していきます。
- 50 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 20:31:41.39 ID:bjFgbNA40
-
試合結果
日向 89
狛枝 93
葉隠 84
茶柱 34
それは、俺達「男子」だけで見れば相当白熱した大接戦だった。
葉隠「──サーブの先制攻撃だべ!!」 ズバァアアン!
日向「それは違うぞ!!」 ズドォオオオン!
狛枝「……さぁ、日向くん。ボクと勝負してくれるよね?」スパァアアアアアン!!
日向「そのスライス……切らせてもらう!!」パキュゥウウウウウウン!!
俺達三人の調子が相当よかったのか、或いはテニスの神様って奴の気まぐれか、テニス部所属の学生にだって負けないくらいの大激戦を繰り広げられたのだ。……そう。俺達男子三人「は」
茶柱「○ね! 男死ぃいいいいいいいいい!!」ズバァアアアアアアアアアアアン!!
日向「あっっぶな!!? ちゃ、茶柱お前ルールちゃんと分かってるか!?」
──そう、やはりどんな理由があろうとも、俺達三人は茶柱からすれば大嫌いな「男死」だったらしく……。
茶柱「──ふん!!」ズドォオオオオオオオオオオオン!!
狛枝「おっと危ない……。はぁ……茶柱さん。幾ら何でも七回連続サーブミスは希望じゃないよ……」
隙さえあれば俺達に当たるようなサーブやショットを繰り返し……。
茶柱「──ッツ! 見えた! そこです!!」バキュゥウウウウウウウウウウウウン!!
葉隠「あべしッ!!?」
葉隠にいたっては茶柱の剛速球を顔面にまともに食らい、その場に倒れてしまった。「これでこの試合は転子の勝ちですよね!!」と何か誇ったような眼で茶柱が俺を見つめてくるが、当然そんな訳はなく──全試合(総当たり戦)結果として、一位が狛枝、二位が俺。三位が葉隠で、四位が点差を大きく離されて茶柱というなんとも言えない結果になってしまった。
茶柱「ぐ、ぐぅうううううううう!! 相手が男死じゃなければ、男死じゃなければこんな無様は晒さなかったのにいいいいいい!!」
ゲーム終了後。ダンダンダンと地面を叩いて悔しがる茶柱に、俺達三人は呆れていた。あの狛枝でさえ「やれやれ、茶柱さんの男死嫌いにも困ったものだね……」という台詞を吐いていたのだ。
なぁ茶柱よ。お前、その男死嫌いを……せめて卒業までに直さなきゃ世の中で生きていけないぞ? なんたって世の中の半分の人間はお前の嫌いな「男死」なんだからな。
狛枝・葉隠・茶柱との絆値が上がりました!!
- 51 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 20:33:12.44 ID:bjFgbNA40
- 〜〜夏休み29日目〜〜
夏休みも今日を含めてあと三日か……。長かったような短かったような……。夏の終りってのはどうしてこう「センチメンタル」な気分になるんだろうなぁ。
……まぁ良いや。今日は「まだ」夏休みなんだ。出来る事を思いっきりやるとするか!!
↓2 何をする?
- 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 20:34:46.14 ID:kNkX0+w9O
- さげ
- 53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 20:34:48.45 ID:Tu0bd2h00
- 罪木と温泉プールに行く・最原×アンジー途中追加でダブルデート・混浴事件を語り合う
最原罪木MAXは承知の上
- 54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 20:34:54.84 ID:Z+ZUD6yT0
- 茶柱とゴン太と夢野のマジックショーの手伝い
- 55 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 20:40:44.18 ID:bjFgbNA40
- >>53 了解しましたが、あの媚薬の性質的に最原とアンジーが混浴した事を覚えているかどうかの安価から始めます。
高コンマほど混浴した時のことを覚えている。
↓1 最原
↓2 アンジー
- 56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 20:41:20.07 ID:lfucIPvTo
- ふむ
- 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 20:41:33.54 ID:TKgBQ4VQO
- いただく!
- 58 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 20:50:43.82 ID:bjFgbNA40
- 07 最原・全く覚えていない。
54 夜長・一緒にお風呂に入ったことは覚えている。(それ以外の事は曖昧)
日向(……まさかこの短期間で二度も温水プールに行く事になるとは思わなかったなぁ……)
俺は心の中でそう思うが、思った事は決して口には出さない。──何故なら。
罪木「ふ、ふゆぅ。……お待たせしてすみません日向さぁん……。せ、折角私から誘ったのにこんなに時間を取ってしまってぇ……」↓1高コンマほどセクシーな水着(補正値+20)
日向「いや、全然そんなことは無いぞ。……今日は楽しもうな、罪木」
罪木「は、はいぃいいい! 私、日向さんに楽しんでいただけるよう精一杯頑張りますぅ!!」
罪木が折角勇気を振り絞って「デート」に誘ってくれたからだ。
- 59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 20:51:00.06 ID:v1WPFK6UO
- はい
- 60 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 21:12:20.65 ID:bjFgbNA40
- 6+20=26
罪木が着てきたのは、所謂「オールインワンタイプ」の水着だった。
ワンピースタイプと同じ上下一体のスイムウェアだが、その違いは、下半身部分がスパッツのような形をしているところにある。体にフィットするため、水の抵抗を受けにくく、泳ぎやすいのが特徴だ。本格的に泳ぎたいけれどワンピースタイプが苦手──という人は、露出を抑えて泳ぎやすいオールインワンタイプを選んで着る傾向がある。
……あるんだがこう、やっぱり罪木が着ると出るところが思いっきり出ていて、逆にとても……って違うだろ日向創!! いつからお前は女の身体を観察するのが趣味になったんだ!!? ……座禅の時間をもっと増やした方が良いのだろうか……。
罪木「? あ、あの……日向さん?」
日向「ああいやその……。と、とても良く似合ってるぞ罪木!! いつもより数段、こう……魅力が増して見えると言うか、って一体何を言ってるんだろうな俺はあ、アハハハハハハハハ……」
罪木「ふ、ふゆぅ///……は、恥ずかしいですよぉ……。で、でも日向さんが似合ってるって言ってくれて、私、私、とっても嬉しいですぅ!」
罪木が可愛らしく俺に微笑む。……ヤバイ。ソニアもそうだが、この前告白されてから罪木のことも滅茶苦茶可愛く見えてきたぞ……。こ、これが左右田の味わった「告白されてから〜」現象って奴なのか!?
日向「さ、さぁ! 時間は決まってるんだし、早く遊ぼうぜ!!」
そう言って罪木の手を取る。罪木は最初「ふえぇえ!?」と顔を真っ赤にして驚いていたが、次第に何も言わなくなった。ただ俺に手を引かれてトコトコ付いてくるだけである。
俺達が今日来たのは「東京サ○ーランド」……関東県民なら、どっかで聞いた事がある人も多いんじゃないだろうか。
アドベンチャードーム(屋内プール)・アドベンチャーラグーン(屋外プール)・スリルマウンテン(遊園地)が一つになった三位一体のアドベンチャーパークで、数え切れない位多くのアトラクションやプールが有り、子供から大人まで楽しむことが出来る。
さて、まずはどこで遊ぼうか……
↓1 最原達との合流タイミング。(コンマが低ければ低いほど早く合流する)
- 61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 21:12:58.98 ID:Tu0bd2h00
- わ
- 62 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 21:17:48.47 ID:bjFgbNA40
- やっべ書き忘れた……。東京サ○ーランドのどのレジャーで遊びますか?
↓3まで。
- 63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 21:20:04.12 ID:Tu0bd2h00
- スプリングハウス
- 64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 21:21:19.17 ID:Ag8JxhMwO
- ロックビーチ
- 65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 21:22:55.51 ID:+8oPioO6O
- ラブエクスプレス
- 66 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 21:56:22.77 ID:bjFgbNA40
- 98 デート終了寸前
俺達が最初に向かったのは、アドベンチャードームにある「ロックビーチ」だ。とても一言では表現しきれない奇妙な形をした(気になった奴は是非調べてみてくれ)その遊具達は、俺の中にまだ眠っていた子供心って奴を大いに刺激した。
日向「おーい罪木ー! 早く上がって来いよー!!」
罪木「は、はいぃ! 今行きましゅぅううううう!!」
俺達は水上に設置された建物のようなそこから、ミニスライダーで一気に下へと滑り落ちる。ソニアの時のようにスライダーが長くは無かったから抱きしめて滑ってやる事は出来なかったが、それでも十分楽しかった。(いきなり頭上から600ℓの水が降ってきた時はビックリしたけどな!)
罪木「ふゆぅ……。あったかくて気持ちいいですね〜……最高ですぅ……」
日向「ああ。いっぱい遊んで身体も冷たくなってきてたし、丁度良いな……。あー、気持ちいい……」
アドベンチャードーム(屋内プール)・アドベンチャーラグーン(屋外プール)で思う存分遊んだ俺達がやって来たのは「スプリングハウス」という温水プールだ。岩がごつごつした秘境の温泉を想わせる世界観をしていて、遊び疲れた体を優しく癒してくれる。
前にソニアと行った『グリーンパーク アクア○ラダイス パティオ』や、七海と行った『大江戸温泉○語』も楽しかったが、ここは「アドベンチャーパーク」色が特に強い施設だな。まさに「何でもござれ」って感じだ。
日向「な、なぁ罪木。これ、本当に乗るのか? その……名前からして恥ずかしい雰囲気がバリバリするんだが……」
罪木「ふ、ふゆぅ///……で、でも私! 日向さんとこれに乗ってみたいです!!」
プール施設から上がり、スリルマウンテン(遊園地)エリアへとやって来た俺達。時間はもうデート終了寸前だが、そのタイミングで罪木が「あるアトラクション」に乗ってみたい。と言いだした。……それがこの「ラブエクスプレス」だ。
前に後ろに高速回転するカップルシートの回転コースターで、それ自体は問題無いのだがその、仕掛けが……。
罪木(『世にも不思議な体験に、2人の恋もノンストップで急進展?!(説明文)』……こ、こんなチャンスを逃す手はありませぇん!! ゆ、勇気を振り絞ってください私ぃ!!)
罪木「はい! どうしてもです!!」
日向「そ、そうか……。そこまで言うなら……うん、乗るか!」
罪木「!! は、はい!」
俺達は係員の指示に従い、二人乗りのコースターに乗る。……そして、アトラクション開始直後。すぐに回転が始まった。最初はゆっくりとした物だったが、次第に早くなっていき、最後には──
日向「う、うぉおおお!?
罪木「ふ、ふゆぅうう!?」
いつしか周りは暗闇にすっぽり覆われてしまったのだ。真っ暗で、罪木が本当に横に座っているのかも分からない。ええいクソッ! ↓1高コンマほどHなハプニング
- 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 21:56:41.57 ID:Tu0bd2h00
- わ
- 68 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 22:34:14.61 ID:bjFgbNA40
- 日向「罪木! いるか!?」
そうやって俺が思わず取り乱し、腕を振り回してしまった時だった。「むにゅん」という柔らかい感触が、手の平に優しく当たる。
罪木「ふ、ふゅううううう!? ひ、日向さん、それ私のお腹ですぅうううううう!!」
日向「え、あ、わ、悪い!!」
すぐにバッ! と手を引っ込めたが、俺の手には罪木の柔らかく触り心地の良いお腹の感触が、完全に残ってしまっていた──。(アトラクション終了後、罪木にはすぐに土下座して謝った)
日向「…………」
罪木「…………」
なんとも言えない気まずい雰囲気が、場を支配している。罪木の顔は俯いているし真っ赤で、こちらと眼を合わせてくれようともしない。参ったな──俺がそんなことを考えていた時だった。
アンジー「あー今日は楽しかったー! すっごくすっごく神ってた『デート』だったね終一!!」
最原「そ、そうだね……。ハハ、ハハハハハ……」
俺達と同じく、施設の出口に向かう「あの二人」を発見した。
日向「最原? 夜長?」
最原「え? え?? ひ、日向先輩? 罪木先輩も……」
アンジー「およよー、こんな所で奇遇だねー。創達もデートしてたの?」
日向「あ、ああいやその「そ、そそそそうですぅ! 二人っきりで思いっきりデートしてましたぁ!!」つ、罪木!!?」
いや確かに罪木から告白はされたし、デートと言えばデート何だろうが、夜長の言うデートの定義で言うと多分その……。ほ、本当に「付きあってる」状態でする行為の事を言うんじゃ……。
最原「……日向先輩って、やっぱり苗木先輩並みにモテるんですね……。ついこのあいだ七海先輩とデートしてたのに……」
罪木「……」ピクッ
日向「そ、そういう最原だって赤松とデートしてたじゃないか!!」
アンジー「……」ピクピクッ
最原「あ、あれはそういう訳じゃあ……」
アンジー「へー、そうなんだー。……まぁ終一は後でタップリ尋問するとしてー、創までそんな男の子だっていうならもう『一緒にお風呂に入ってあげないよー?』」
ビシィイイイイイイイイッ──!! と、その場の空気が完全に凍り付く。最原は「え? え?? せ、先輩も???」と言いながら戸惑っているだけだったが、罪木が……。
罪木「あれ? あれあれあれ??? おかしいですねぇ……。私と澪田さんはまだ兎も角、夜長さんとまでそんなことしてたんですか??? 日向さん、少し節操って奴がなさ過ぎじゃありませんか???」
日向「い、いやいやいやいやいや!! ま、待ってくれ罪木。まずちょっと状況を整理させてくれ!!」
罪木「そうですねぇ……。まずはお話を聞かせて貰わないと診察も出来ませんしねぇ……」
そうして罪木を一旦落ち着かせ……。落ち着かせられたのか?? 兎に角俺は最原の元に駆け寄り、緊急の相談をし始めた。
日向「なぁ最原。これは完全に俺の予想なんだが、お前もしかしなくても「夜長に脅されて」デートしてたんじゃないか?」ヒソヒソ
最原「な、なんで先輩がそれを!? は、はい。『デートしてくれないと一緒にお風呂に入った事をバラす』って言われて……。そう言われてもボク、何の覚えもなくって……」ヒソヒソ
やっぱりだ。最原は「あの日の事」をまるで覚えていない。澪田が「あの日あった事」を全く覚えていなかったように。
日向「な、なぁ夜長。お前はあの日の事をどこまで覚えてるんだ?」
俺はある種自滅覚悟で夜長に話しを促させる事にした。すると──
アンジー「んっとねー。終一と小吉と「どこかの」お風呂に入ってたら、急に創が入って来て小吉を追いかけ回してー……。それからえーっと……えーっと……。どうしてたんだっけ? でもまぁ兎に角三人で一緒のお風呂に入ったのは間違いないよー!!」
──「どこかの」──そこだ!! この言葉(嘘)を真実に!!
- 69 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 22:50:37.98 ID:bjFgbNA40
- 日向「なーんだ、その事か!」
アッハッハ! と俺は全力で笑う(フリをする)。全神経を集中させろ。言葉(嘘)を真実に変えて見せろ、日向創!! それが出来なきゃ俺は節操なしのクズ男認定待った無しだ!!
アンジー「? 何笑ってるの創ー?」
日向「なぁ夜長。そこって男女が一緒には入れる「温水プール」だったんじゃないか?」
最原「お、温水プール……ですか?」
日向「そう! ほら、今日の施設にもあっただろ!! ああいう「水着で入れるタイプの風呂」だったんじゃないか?」
罪木「……そうなんですか? 夜長さん」
アンジー「うーん。でもそれじゃあ終一のおちn「そ、それにほら! 俺はずっと水着(タオル)を履いてただろ!? それが何よりの証拠だ!! 違うか!?」……うーん。言われてみれば確かにそうだった気もするって神様も言ってるなー……」
俺の吐いた言霊(嘘)に、最原は普段の冷静さと聡明さを失っているのか「な、なーんだ……。そういう事だったんだ……」と安心しきっているし、罪木も「ふゆぅ……。ま、まぁそういう事なら……」と納得してくれたようだ。
最原「もう! 夜長さん、あんまり人を勘違いさせるようなことを言っちゃダメだよ!!」
罪木「そ、そうですよぉ! 私、もう少しで日向さんを診察(意味深)してしまう所だったんですからぁ!!」
夜長「うーん……。まぁごめんねー?」
あ、危なかった……。この夏最大級のピンチだった……。もう少しで大変な事になるところだった……!! と、俺はこれ以上なく大きな溜息を吐いたのだった。
夜長アンジーとの絆値がMAXになりました!! ──絆クエスト・夜長アンジー を 開始します──
- 70 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 22:52:15.83 ID:bjFgbNA40
- ……と言いたい所なのですが、今までの絆クエストで分かるとおり、絆クエストは通常のそれよりも長く時間が掛かるので、「今日は」先に夏休み編をやります。
- 71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 22:54:21.61 ID:bt29JRxm0
- 罪木の場合、日向を監禁してヤルだけの事をしたあと一緒に心中してしまいそう。気をつけないとね日向。
- 72 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 22:55:15.40 ID:bjFgbNA40
- 〜〜夏休み30日目〜〜
き、昨日は本当に危なかった……!! 危うく罪木からの印象が最低値になるところだった……。王馬の奴、あいつ本当に次に会った時は覚えてろよ……!!
それはそうと、いよいよ今日と明日で夏休みも終わりだ。明日はもう「予定」が決まっているから、実質これが最後の自由に遊べる日になるだろう。
↓2 さて、それじゃあ何をしようか……。
- 73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 22:56:05.65 ID:Kq8czM8GO
- あ
- 74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 22:56:08.10 ID:3M0AeqMx0
- 日向の家に妹様と残姉襲来
- 75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 22:56:08.98 ID:Z+ZUD6yT0
- 茶柱とゴン太と夢野のマジックショーの手伝い
- 76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 22:56:10.41 ID:XJFhAeLaO
- 天海、小泉、ジェノサイダーと昭和っぽいディスコでダンスフィーバー
- 77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 22:56:53.64 ID:bt29JRxm0
- 詐欺師と十神とジェノで山に埋蔵金を探す。
- 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:02:31.43 ID:bt29JRxm0
- 本日貴方の運勢は絶望的に最悪の1日になるでしょうって占いに出た日向は嫌な予感がしたんだろうね。
- 79 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 23:11:34.24 ID:bjFgbNA40
- その絶望(姉妹)は、俺が「今日ぐらい家でゆっくり過ごすかぁ」と明日に備えて休むことに決めた時に襲来した。
ピンポーン! と玄関のチャイムが鳴り、両親もちょうど出掛けてて家に居なかった為、仕方なく俺はベッドから降りて玄関へと赴く。
日向「はーい、どちら様で──」
江ノ島「おいっす! 夏休み満喫してますかーパイセーン!!」
戦刃「こ、こんにちは。日向くん……」
俺は一瞬、このままドアと鍵を閉めてしまおうか迷ったが、そうしたが最後もっとエラいことになる予感がしたからだ。そのままズカズカと家に入ってくる江ノ島と、申し訳なさそうに江ノ島の後を付いていく戦刃を死んだ魚のような眼で見つめながら、俺は仕方なく二人を持てなす事にした。
〜〜〜〜
日向「ほら、取りあえず麦茶しかないけど飲むか?」
江ノ島「えー? 今の私ぃ、ダルボの「エルダーフラワーシロップ」を炭酸水で割った奴しか喉が受け付けないんですけどー?」
日向「そんな高尚なもんはウチには無い。飲まないなら飲まなくて良いぞ」
戦刃「え、えっと。外が暑かったし私はのm「あ、お姉ちゃん確か麦茶苦手だったよね? 仕方がないから私が二つとも飲んであげるー♪」……うう」
麦茶が入ったグラスを、二つ一気に煽る江ノ島。戦刃が「ジー……ッ」と捨てられた子犬のような眼で俺を見る。……心配するな、お前の分も後でちゃんと持って来てやるから。
日向「つーかお前ら一体何しに来たんだよ……」
江ノ島「なにってそりゃあ↓2?」
- 80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:14:12.99 ID:Z+ZUD6yT0
- あ
- 81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:14:15.87 ID:Kq8czM8GO
- 宿題写しに
- 82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:18:23.53 ID:bt29JRxm0
- 究極の手抜き
- 83 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 23:19:11.37 ID:bjFgbNA40
- × 俺は一瞬、このままドアと鍵を閉めてしまおうか迷ったが、そうしたが最後もっとエラいことになる予感がしたからだ。
○ 俺は一瞬、このままドアと鍵を閉めてしまおうかと迷ったが、止めた。そうしたが最後もっとエラいことになる予感がしたからだ。
江ノ島「宿題写しに?」
日向「帰れ。つーか77期生と78期生じゃあ出てる宿題が違うだろ。本当の目的を言え本当の目的を」
江ノ島「はーい! ↓2」
- 84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:22:43.36 ID:Kq8czM8GO
- あ
- 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:22:47.49 ID:Tu0bd2h00
- お前に私様の新しい下着写真集を撮ってもらいたくて
断ったらお前が罪木澪田、アンジー最原と風呂入った時の盗撮写真学校にばらまく(部屋に写真ばらまきなら)
- 86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:22:58.06 ID:lfucIPvTo
- うぷぷ〜君がハーレムしそうだから便乗しに!
- 87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:23:04.72 ID:Z+ZUD6yT0
- 姉が掃除のお礼に
- 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:23:58.35 ID:bt29JRxm0
- 暗にやんなきゃ国際問題にしてやるって言ってるようなもん。
- 89 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/06(金) 23:27:18.55 ID:bjFgbNA40
- >>85 ウゴゴゴゴゴゴゴゴ!(また難しそうなのが……)
……今後の展開を考えつつ、アンジーの絆クエストを書く必要があるので、今日はここまで。また明日、8:30から9時頃にお会いしましょう。(ゲリラ投稿を除く)
- 90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:31:21.81 ID:Tu0bd2h00
- そんなに難しいこれ?
乙
- 91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/06(金) 23:40:58.04 ID:3M0AeqMx0
- 乙
- 92 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 12:05:46.60 ID:28WfEaRV0
- お昼なのでゲリラ投稿。
- 93 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 12:06:33.79 ID:28WfEaRV0
-
江ノ島「うぷぷ、これなーんだっ!?」
唐突に立ち上がった江ノ島が、手元から紙切れを──否、写真の束を空中にバラ撒く。なんだなんだとバラ撒かれた写真を見て──
日向「──ん、なっ……。んなっ!!?」
俺は、絶望した。そこに写っていたのは例の混浴銭湯で罪木澪田、夜長最原と風呂入っている時の写真であり、それが合成なんかじゃないことは、素人目で見ても一発で分かった。
日向「お前、これ、何でっ、どうやって……!!」
江ノ島「うぷぷ! さぁ、何ででしょうねー? 私達があの銭湯のオーナーだった? 王馬くんと共謀してた?? それとも単に盗撮カメラを仕掛けてた??? もちろん、答える義務は無いけどねー」
江ノ島は心底愉快そうに顔を歪めて笑う。彼女は言った。「これから私様の言う事を聞かなきゃ、これを学校中にバラ撒く」と。……俺に選択肢など、残されてはいなかった。俺だけならまだ兎も角、罪木や澪田、夜長に最原まで巻き込むわけにはいかなかった。
日向「……俺に、一体何をさせようってんだ」
江ノ島「何ってそりゃあ……私様の写真撮影?」
〜〜〜〜〜〜〜〜
日向「…………」
俺は二人によって、都内某所の撮影スタジオに連行されていた。スタジオに入った直後「あ、これ撮影用のカメラだからあとよろしくー」と江ノ島に如何にも高そうな一眼レフカメラを押しつけられ、それから待つこと数十分。
江ノ島「おっまたせー♪」↓1(コンマが高いほどエロい下着。補正値+50)
日向「んなっ……!!」
現われた江ノ島は、これ以上なくセクシーな下着姿をしていた。
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 12:12:23.22 ID:nclnE7TZ0
- おりゃ
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 12:17:12.58 ID:WGT/q55gO
- ゾロ目
- 96 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 12:57:14.81 ID:28WfEaRV0
- 22(ゾロ目効果)+50=72 もの凄くエロい下着。
エロい──。それが、俺の第一印象だった。っていうか年頃の男子なら誰だってそういう感想を抱かずにはいられないだろう。
江ノ島が着てきたのは、所謂アダルトグッズ──通称「エロ下着」と呼ばれる物で、胸が殆ど隠れていない──ブラジャーとすら呼べない紐のようなそれで、江ノ島の大きな胸をこれ以上なく際立たせていた。
ショーツも同じくだ。薄く、薄く、そして薄い。もう「それ着てる意味あるのか?」と問いかけたくなるほど薄手のショーツで、その「中身」が殆ど透けて見えてしまっている。
戦刃「…………」
妹のそんな姿を見ても、戦刃は何も言わない。男に妹のこれ以上なく恥ずかしい痴態を見られているというのに、俺の眼を隠そうともしなければ、妹に「じゅ、盾子ちゃんそれはやり過ぎだよ!!」と声を掛けるような事もしなかった。
江ノ島「ささっ! 日向先輩♪ 写真撮影を始めましょ? ほらほら遠慮しないでー。先輩ってば一国の王女様の下着姿を撮ったことすらあるのに今更でしょ〜?」
日向「……そんなことまで知ってるんだな」
ボソリと呟いて、俺は虚無感に心が支配されたまま、江ノ島の写真撮影を始めた。
〜〜〜〜〜〜
江ノ島「んじゃ、次はこのポーズでお願いねー♪」
日向「……おう」
江ノ島は実に色んな写真を撮らせてきた。胸を強調するポーズ。寝転んで上目遣いでこちらを見つめてくるポーズ。後ろ向きで、こちらを振り返る様なポーズ。四つん這いになって尻をこちらに突き出すようなポーズ。
「写真撮影」と江ノ島は言っていたが、こんなの写真撮影でも何でも無い。ただ只管にエロい行為をしているだけだ。……なんでだろう。下半身はギンギンに反応しているのに、頭と心が全く興奮しない。江ノ島の姿は確かにエロいがただそれだけで、なんていうかこう……凄く大切な何かが欠けているような気がしてならなかった。
江ノ島「んじゃ、次で最後の撮影にしよっか♪」
ようやく、ようやくこの地獄のような時間が終わるのか……。と、俺がホッと溜息を付いた時だった。江ノ島は何を考えているのか俺を突き飛ばして馬乗りになると、丁度俺の息子がある位置に自らの股間を置いて座る。
日向「んなっ、お前──それはっ!!」
江ノ島「うぷぷ。さぁさぁどうぞ「最後の」写真撮影をしちゃってー。それとも何? この「写真撮影」が終わるのが名残惜しい? イヤーン、先輩のえ・っ・ち♡」
んな訳あるか馬鹿!! と言わんばかりに、俺は即座にシャッターを切った。「ちぇー、ツマンナイのー」とだけ言って、江ノ島はスタスタと更衣室の方へ戻って行く。……ホント、一体何なんだアイツは……。
俺が仰向けに寝転んだまま動けないでいると、今まで見ているだけだった戦刃が近づいてきて
戦刃「あの……。本当にごめんね日向くん。盾子ちゃんは多分「好きでも何でもない人に自分の凄まじい痴態を撮られてる」って絶望を味わいたかっただけだと思うから……」
……それだけのためにこんな回りくどい真似をして、俺をここに呼び出したってのか。その「絶望」とやらを自分が味わいたいだけの為に。
江ノ島「あ、そうそう」
更衣室からヒョッコリ顔だけを出した江ノ島が言う。
江ノ島「約束通り、ちゃんとあの写真とネガは処分しておくけどー。先輩は「卒業式の日」まで今撮った写真は捨てちゃダメね? そうしないともっともーっと絶望的な事になっちゃうかもよ? うぷぷぷぷぷ!」
──悪魔だ。コイツは人として一番大切な何かを喪失してしまっている。俺は江ノ島盾子にそんな感想しか抱けなかった。
江ノ島・戦刃との絆値が深まりました!!
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 13:08:00.13 ID:R8fzYj7c0
- これで後はお祭りだけか
いやその前にアンジーの絆クエストがあるんだっけ
- 98 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 16:31:19.13 ID:28WfEaRV0
- ゲリラ投稿です。(つーかそうしないと今日で夏休みの終りまで行かねぇ!)
- 99 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 16:31:57.25 ID:28WfEaRV0
- では改めて……
夜長アンジーとの絆値がMAXになりました!! ──絆クエスト・夜長アンジー を 開始します──
- 100 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 16:32:36.95 ID:28WfEaRV0
-
日向「……ここは、どこだ?」
気がつくと、俺は見覚えの無い海辺の砂浜に立っていた。……とても綺麗な砂浜と海だ。海水浴場のようなそれとも違う、ジャバオック島のようなリゾート地でも無い。──とすると……。
クルリと後ろを振り返ってみる。そこにあったのはジャングルと呼んで差し支えないレベルの大きな森で、この場所が熱帯地方のどこかである事を理解させる。……俺は、一体いつの間にこんな所に……?
そんな疑問を抱いた時だった。後ろからドサッと誰かに勢いよく覆い被さられる。
アンジー「ようこそ! アンジーの島一日体験ツアーへー!!」
日向「…………は?」
夜長のその言葉を皮切りに、森の中から木製の太鼓やら笛やらを持った男女が演奏しながら現われて、俺の事を歓迎するかのように周りを囲んで踊り始める。……なんだ? 俺は一体どんな怪奇現象に巻き込まれたっていうんだ???
アンジー「今日はいーっぱい楽しんでいってね、創♪」
夜長が俺の頬にチュッ♪ とキスをして、その「アンジーの島一日体験ツアー」は幕を上げたのだった。──一方で俺は「ああ、これ夢だ」と頭の中で片を付けた。
〜〜〜〜〜〜〜〜
アンジー「取りあえず、腹ごしらえも兼ねてまずは食べ物からだよねー! アンジーの島にはお肉に野菜にフルーツに……一年中、食べるのに困らない楽園なんだよー!!」
如何にも「南国の小屋」という風な場所に案内された俺は、数人の美女を侍らせながら(正確には侍らせられながら)、出された鳥の丸焼きや、南国特有の珍しいフルーツをほおばっていた。……美味い。流石に花村のそれには及ばないが、どれもこれも一級品と言える品々ばかりだ。こんな物が毎日食べられるっていうなら確かにここは「楽園」の定義を一つ充たしているだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜
アンジー「次ぎに次ぎにー。アンジーの島はとーっても綺麗なんだよ!! 海岸にはゴミなんて一つも落ちてないし、海の中も綺麗で素敵なお魚がたっくさん泳いでるのだー!!」
俺は夜長と一緒に浜辺を散歩したり、シュノーケルを装着させられて海の中を泳いだりした。……確かに綺麗だ。今まで見てきたどんな海よりも水が透き通っていて、何十種類もの綺麗な色をした魚が沢山泳いでいる。夜長の言う通り、ゴミなんて一つも落ちていない。……こんな場所で一夏を過ごせるというのなら、そいつは間違いなく幸せ者だろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜
アンジー「アンジーの島は美男美女しか生まれてこないんだよー!! それにほら! 創はやっぱり女の子達から大人気!! みんな創と「柔軟体操(意味深)」がしたいって言ってるよー!!
食事の時も思ったが、確かに見渡す限り「美女」「美少女」と呼べるような、可愛くて綺麗な女性しか見当たらない(全員褐色ではあったが)。そんな女の子達が自分と……その……素敵な事をしたいと言ってくれている。俺の中にあるありとあらゆる言葉の限りを尽くしてそれは断わったが、代わりに全員からギューッと抱きしめられたり、頬にキスされてしまった。……俺の中の貞操戒念が、グラグラと揺らいでいるのが分かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜
そして夕方。俺と夜長は再び二人っきりで浜辺を歩いていた。
アンジー「どうだった創? アンジーの島は正に地上の楽園! 天国みたいな場所だったでしょー?」
日向「……ああ、そうだな」
それは素直にそう思う。この島は綺麗で、素晴らしくて、良い人がいっぱい居て……。だから夜長はこの島を誇りに思っていて、なんとかして大切な人達をここに移住させたいと思っている。
アンジー「でしょでしょー? だから創も卒業した後はここに移住しちゃいなよー。みんなでずっと一緒に幸せな──」
日向「夜長」
アンジー「?」
日向「↓3」
↓3までの意見を統合して、>>1が良い感じにまとめます。(移住を断わる系の台詞だとありがたいです)
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 16:44:09.16 ID:zf2Fnb+X0
- 俺の進む道は自分で決めるよ。今はまだわからないがな。
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 16:48:04.13 ID:JQLIAA80o
- 天国は生きてる間には行けないよ
それにここにいたら堕落してしまう
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 16:51:48.84 ID:nclnE7TZ0
- 俺は風になって、どこへ
ともなく飛んでいきたい
- 104 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 17:15:15.12 ID:28WfEaRV0
- 日向「……悪いけど、それは出来ない」
アンジー「…………」
俺は、夜長の誘いを断わった。それはきっと、この島に招待される前から……。夜長の依頼を解決して「島に移住してよ!」と言われた時から決めていた事だったんだ。
アンジー「なんで? どうして?? 創はアンジーの島の何が嫌だって言うの???」
日向「『天国』って奴は、生きている間には行けない物さ。それに、ずっとここに居たら堕落しちまう」
そうだ。ここは正に楽園……天国みたいな場所だ。だから生まれてからずっとここで過ごして来た島の住人達ならまだしも「外」の世界からやって来た人間は、きっと堕落する。考える事を止め、ただ只管悦楽を貪るだけの存在になる……。人として大切な物を失ってしまうだろう。
アンジー「『堕落』? そんなの神様の言う通りにしてればどうにでもなるよー!! 創は神様を信じられないの? 背信者にはバチが当たるんだよ?」
日向「俺の進む道は、俺を信じて俺が選ぶよ。今はまだ分からないけど……。でも、絶対にそうする。神様を信じる信じないは別の話としてな」
アンジー「……その先に、何があるか全然分からなくても?」
日向「だから面白いんじゃないか。それに俺は一つの場所にずっと居続けるより、風になってどこへともなく飛んでいけるような……。そんな自由な人間でありたい」
そうだ。例えどんなにこの島が素晴らしくても、俺の『未来』はこの島には無い。俺の『希望』もこの島には無い。
日向「だから、どうしてもお前が「この島に来て欲しい」って言うなら、たまーに遊びに来るよ。思いっきり遊んで、この島を満喫して、次の機会を楽しみにしながら『自分の居場所』に帰るんだ」
アンジー「……そっか」
夜長はホンの少しだけ寂しそうな顔をすると
アンジー「じゃあアンジーの島一日体験ツアーはこれでお終いだねー!!」
そう言った。するとその途端、俺は自分の意識を保てなくなり、後ろに倒れて────気がつくと、いつもの家のベットで寝ていた。「ああ、やっぱり夢だったんだな」と俺が思った時、スマフォに着信があった。……夜長からだ。
アンジー『約束だよ、創。アンジー、創が遊びに来てくれるの楽しみに待ってるからねー!!』
たった一言。そうとだけ言われて通話を着られた。俺がこの夏で体験した中でも、とびっきり不思議な出来事だった。
絆クエストクリア! 「アンジーに助けを求める」の難易度が更に下がりました! アンジーのパンツを手に入れました!!
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 17:34:44.63 ID:uuDQ20GPO
- 美男美女しか産まれない?山田一二三が産まれない島なんてとんでもないですぞ!
- 106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 18:08:50.38 ID:JQLIAA80o
- 豚神も生まれないなそれなら
- 107 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 21:02:47.52 ID:28WfEaRV0
- こんばんわ。それでは今夜も始めて行きます……。と、言いたい所なのですが、肝心の書き溜めが終わっていないので、もう少々お待ちください。
- 108 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 21:03:50.92 ID:28WfEaRV0
- 〜〜夏休み31日目〜〜
いよいよ今日が、夏休み最後の日だ。宿題は全部終わらせた。夏休みを思う存分満喫した。後は今日の──夏休み最後のイベント「夏祭り」を楽しむだけだ!!
誘う相手は……。うん、今の俺が「最高に仲が良いと言える仲間達」にしよう!!
- 109 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 21:43:29.62 ID:28WfEaRV0
-
──夕方・夏祭り会場──
日向「おお……。やっぱ賑わってるなー」
俺は神社の境内やその外に騒然と立ち並ぶ屋台の数々と、それに群がる沢山の人達を見て、思わずそう言う。
左右田「お、いたいた! おーい日向ー!!」
日向「左右田! 久しぶりだな!!」
左右田「だな! あの時のトレーニング以来だぜ」
俺が一番最初に合流出来たのは、この夏で一回りも二回りも大きく成長したと言える俺のソウルフレンド──左右田和一だった。聞いた話しによると、彼はこの夏をただ只管トレーニングと勉強に使い倒していたらしい。一緒に遊ぶ機会は一度もなかったが、コイツと一緒に浜辺でトレーニングをした思い出は、今も色濃く記憶の中に残っている。
……コイツのためを思って西園寺にも当然電話を掛けたのだが「家の事情がある」と言われて断わられてしまった。……俺は一oも悪くないはずなのに、なんだか左右田に申し訳無いような気分になってくるな。……もっと西園寺と仲良くしておけば、こんな事態は防げたんだろうか……。
苗木「あ、いた!! 日向せんぱーい!!」
舞園「ふふっ。今夜はお誘いいただき、ありがとうございます(ニコッ)」
日向「こちらこそ、お前らが来てくれて嬉しいよ」
霧切「……明日から2学期なのだけれど……。まぁ偶には最後の最後にハメを外すような夏休みがあっても良いでしょう」
朝日奈「不二咲ちゃんだけが来れなかったのが残念だよねー。まぁ不二咲ちゃんには不二咲ちゃんの事情があるし、仕方ないけどさー」
続いて現われたのが、苗木を中心としたいつものメンバーだ。苗木以外の3人……。つまり舞園、霧切、朝日奈は浴衣を着ていた。舞園はピンク。霧切が薄い蒼。そして朝日奈が朱色の、それぞれのイメージカラーにあった浴衣だ。当然、三人とも美人で可愛い女の子なので、三人を侍らせている苗木に周囲の男共の視線が集まっている。……苗木も大変だな。
……それにしても、こいつらとも色々あったよなぁ……。苗木とはセレスの賭け麻雀と餃子巡りに付き合い、花村の料理教室に一緒に参加して、舞園には歌のトレーニングに付きあってもらって、(結果は散々だったけど)同じくセレスの餃子巡り。朝日奈とはプールで水泳勝負をしたし、霧切と最原と一緒に世界最難関の脱出ゲームに参加したりもした。
……でも「こいつら」で言うなら(一人少ないが)一番印象に残っているのは夏休み直前の「サバゲー大会」だ。あれは本当に楽しかったなぁ……。まさしく「青春してる」って感じがした。
七海「おー、いたいた。こっちにいたんだ、日向くん達」
ソニア「誘っていただき、感謝感激です日向さん! このソニア・ネヴァーマインド、浴衣姿に華麗に転身! です!!」
罪木「ふ、ふゆぅ……。え、えっと……今夜はその……。夏祭りに誘っていただいてえっと……。ふゆゆぅ……き、緊張しすぎて何て言えば良いのか分かりませぇん!!」
澪田「たっはー! 蜜柑ちゃんは相変わらず初心でシャイっすねー! こういう時はいつも通りにしてれば良いんすよ! あ、創ちゃん。夏祭りライブに誘ってくれてありがとうございマム!」
日向「ああ、良かった。お前らとも無事合流出来たな。あと澪田? 流石にこの場で即興のライブを始めるのは止めてくれな? 一応言っておくけど」
その次に四人で一緒に来たのが、七海、ソニア、罪木、澪田の四人だ。舞園達と同じく、それぞれのイメージに合った色の浴衣を着ていて、全員とても良く似合っている。
……この四人とは、本当に色んな思い出がある。七海とは観光都市K市を夕方まで練り歩き、某有名なリラクゼーション施設にも行った。澪田と一緒にダンス勝負もしたっけ。(ボロ負けだったけど)ソニアとは遊園地に(拉致され)田中や終里と一緒にオリジナルの迷宮攻略ゲームで遊び、レジャープールにも行って、宿題の手伝いまでしてもらった。……そして、告白された。
罪木とは澪田と一緒に王馬の奴の所為でその……。こ、混浴銭湯に一緒に入ってしまったし、保健室で西園寺と澪田と駄弁ったり、アドベンチャー施設にデートにも行った。……そして、ソニア同様告白された。澪田とは自分が主役のフェスに連れていかれ、宿題の手伝いまでさせられた。……本当に、色々あったもんだ。
最原「あ、やっぱりこっちにいたんですね先輩達」
アンジー「おー! 終一の推理通りだったねー!!」
日向「最原、夜長。来てくれてありがとな」
最後にやって来たのが、夜長に腕を絡ませられて困ったような表情をしている最原だ。……思えば最原とは、この夏で一番仲良くなれた人材だと思う。例の盗難下着事件に、百田&辺古山とのトレーニング。花村の料理教室に、途中で偶然会ったリラクゼーション施設に、脱出ゲーム。……ついこの間はアドベンチャーランドで修羅場になりかけたりもしたっけ。
夜長の奴とも本当に色々あった。宿題の手伝いをさせられ、女子会の司会を任され、(またも王馬の所為で)最原と一緒に混浴風呂に入る羽目になったし、アドベンチャーランドでは罪木の前でその事をバラされかけてエラい目に合いかけた。
……その他の奴らとも本当に色んな思い出がある。……本当に、濃い夏休みだったなぁ……。
- 110 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 21:45:39.34 ID:28WfEaRV0
-
澪田「なーに感傷に浸ってるんすか創ちゃん! 夏休みはまだ終わっていないっすよ!! そう、今日という日が終わるまで!!」
と、澪田がノリノリで俺の右手を握ってくる。
ソニア「!? そ、そうですよ! この夏休み最後の思い出を、今から作るんですから!!」
それを見たソニアが、慌てたように俺の左腕に腕を絡ませ。
罪木「ふ、ふゆゆぅ……。えっと、ええっと……。え、えいっ! 失礼しますぅ!!」
それを見た罪木が何を錯乱したのか、突然後ろから抱きついてきた。あ、あの。その……胸が、胸の感触がダイレクトに背中に……。
左右田「ひ、日向……。お前……」
苗木「ぼ、僕が言えた義理じゃありませんけど、日向先輩って……」
七海「モテモテだねー。ギャルゲーなら攻略対象かつ好感度MAXの女の子×4って感じかな?」
ほぼ全員が、俺を一歩引いた様な眼で見てくる。頼む、頼むから止めてくれ! 俺はそんな節操なしな男なんかじゃない!! これには本当に色んな事情がだな──!!
澪田「それでは最初の出店へ〜! 出発おしんこーっす!!」
日向「お、おわっ!!」
澪田が突如として、俺の手を握ったまま走り出し、残りのメンバーも放されないように付いてくる。……やれやれ。どうやら今日が一番、騒がしい夏休みになりそうだ。
↓1 なんの出店で遊ぶor食べる?
↓2〜4 参加メンバーを一人一つずつ。
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 21:47:56.26 ID:O5RPXVXh0
- 射撃で
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 21:48:46.04 ID:DPByrXD6O
- たまにはソニア
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 21:49:47.52 ID:kst25b3BO
- 澪田
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/10/07(土) 21:51:34.54 ID:mneGYO+W0
- 左右田
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 21:51:55.86 ID:zf2Fnb+X0
- 七海
- 116 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 22:00:19.25 ID:28WfEaRV0
- 〜〜射的の屋台〜〜
澪田「ふっふっふー。この「ショットガンの澪田」と言われた唯吹の実力を見せつけるチャンスっすねー!」
日向(……いやそれ「狙った場所に当たらない」っていう暗喩じゃないか……?)
澪田に連れられて俺達がやって来たのは、祭りの屋台の代表格である「射的」の屋台だ。ヤル気満々な澪田は勿論──
ソニア「祖国で培ったキツネ狩りの腕前を見せる時が来たようですね! レッツハンティングです!!」
左右田「ソニアさん、多分ですけどキツネ狩りと射的は似てるようで大分違うもんだと思うっすよ……」
ソニアと左右田も参加するらしい。俺もそこまで自信がある訳じゃあ無いが……。折角のお祭りだしな。俺もやってみるか!!
それぞれの成果
↓1 日向
↓2 澪田
↓3 ソニア
↓4 左右田
高コンマほど良い物が取れる。
- 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 22:00:46.45 ID:DPByrXD6O
- あ
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 22:01:14.51 ID:zf2Fnb+X0
- あ
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 22:01:41.24 ID:O5RPXVXh0
- トリガーハッピー
- 120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 22:02:13.63 ID:R8fzYj7c0
- いえい
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 22:02:32.94 ID:JQLIAA80o
- いう
- 122 : ◆DWp3lSnh.v3L [saga]:2023/10/07(土) 22:12:28.03 ID:28WfEaRV0
- ……結論から行って、結果はなんとも言えない有様だった。俺と澪田は大物を狙わず小さなお菓子を執拗に狙い続けた結果、戦果が当然しょぼくなり、左右田は某人気ゲームの脇役のぬいぐるみを倒したが、興味が無かったのかなんとも言えない微妙な表情をしていて、ソニアに至っては大物の据え置きゲーム機本体を狙い続けた結果、戦果が0となってしまった
ソニア「うう……。とんでもない無様を晒してしまいました……。実際のハンティングを経験した事のある身として恥ずかしい限りです……」
日向「い、いやいや! 射的なんてそんなもんだから! なっ!!」
左右田「そ、そうっすよソニアさん! 言ったじゃないっすか『キツネ狩りと射的は似てるようで大分違うもんだ』って!!」
澪田「そうそう。(モゴモゴ)気にする事なんてないっす! 次ぎ行くっすよ次ー!!(景品のお菓子を頬張りながら)
↓1 なんの出店で遊ぶor食べる?
↓2〜4 参加メンバーを一人一つずつ。
- 123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 22:12:41.70 ID:R8fzYj7c0
- 箱の中のものを触って感触で正体を当てるゲーム
正解者にはブランドもの下着をプレゼント
- 124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 22:13:28.41 ID:zf2Fnb+X0
- 七海
- 125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/10/07(土) 22:14:17.45 ID:DPByrXD6O
- 霧切
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