砂塚あきら「ユニクスで一番分かりやすいアイドル」

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1 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:22:20.10 ID:lajZGAD80
※ご注意です※
キャラ崩壊気味です



---ある日の夜、りあむ宅



りあむ「あきらちゃん、今新潟だっけ?」

あきら(ビデオ通話)『ハイ、そーですけど』

りあむ「明日のレッスン、こっち来れそう?」

あきら『行きますよ。当たり前でしょ。ライブ近いんだから、3人揃って練習出来る機会は大切にしないと』

あかり(ビデオ通話)『私は寮から直接向かうんご♪』

あきら「じゃあ、私も明日は新幹線着いたらそのままレッスンスタジオ向かうんで、現地集合で』

りあむ「りょうか〜い。気をつけてね!」

あきら『りあむサンも、すっ転んでレッスン前から怪我しないでくださいよ』

あかり『りあむさんが一番心配んご』

りあむ「最年長なのに! ぴえん!」

あきら『#精神年齢 #最年少説』

あかり『とか言いつつ、あきらちゃんに心配してもらって、りあむさん嬉しそうんご〜♪』

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1689571339
2 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:24:45.31 ID:lajZGAD80
あかり『ふ〜んふ〜ん♪』ぴこぴこ

りあむ「どったのあかりんご、ご機嫌じゃん」

あきら『何か良いことでもあった?』

あかり『え〜? 顔に出ちゃってます〜?』ぴこぴこ

あきら『いや、顔に出てるというか…』

りあむ「頭に出てるというか…」

あかり「?」ぴこぴこぴこぴこ

あきら(ホント、どーなってんだろ、あの双葉…)



りあむ「ごほん、で、何があったの? 聞かせて聞かせて!」

あかり『実は、ウチの農園のりんごが、山形県の指定ブランドとして売り出すことになったんご〜♪』

りあむ「へー! 県指定のブランドとかすご!」

あきら『凄いじゃん。あかりチャンのりんごアピールの賜物だね』

あかり『あは♪ これでお土産屋さんとかにうちのりんごが並んで、私の知名度も上がって、りんごろうさんの知名度も上がって…!』

あかり『ぐふふ…キャラクタービジネスに王手んご…!』

あきら『狙うのはそっちなんだ…』

りあむ「任せてあかりんご! お姉さんが食べる用、保存用、観賞用で3セット買ってあげるから!」

あきら『#りんごの保存用 #とは』

あかり『腐ったら勿体ないからやめてほしいんご』

りあむ「あ、はい」
3 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:25:50.42 ID:lajZGAD80
あかり『それにしても、私ってそんなに分かりやすいかなぁ?』

りあむ「うん」

あきら「うん」

あかり『即答!?』

りあむ「正直は美徳だよあかりんご!」

あかり『え〜、私も大人の駆け引きができるようになりたいよ〜』

あきら『美徳かは分からないけど、裏表ない人ってイイと思うよ』

りあむ「そうそう、時々腹黒い三段が見えてるあかりちゃんもすこ! 推せる!」

あかり『う〜ん、それなら良い…のかな?』

あかり『あはっ♪ 良いってことにするんご♪』

あきら(ちょろい…)

りあむ(ちょろい…)
4 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:26:39.81 ID:lajZGAD80
あかり『でも、それを言うならりあむさんも分かりやすいですよ?』

りあむ「まぁね! ぼくは三歳児だし! 三歳児は嘘つけないよ! バブゥ…」

あきら『りあむサンはもーちょっと演技が出来るようになった方が良いと思いマスよ』

りあむ「なにをー! あきらちゃんがそれを言うのかい!」

あきら『ど、どーいうことデスか』

りあむ「…んーん、いや、何でもない!」

あきら『何か引っかかるな…』



あかり『さーさ、おしゃべりはこのくらいにして、明日みんな朝早いだからお開きにしましょ?』

あきら『そうだね。じゃ、また明日』

りあむ「はーい! おやすみ二人とも!」

あきら『おやすみなさい』

あかり『おやすみんご〜』

プツッ

プツッ



りあむ「ふぅ。さてと」

りあむ「もう21時か……スーパー閉まる前に行くかな……」ガチャッ
5 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:28:05.38 ID:lajZGAD80
---りあむ宅近所のスーパー



りあむ「えーっと、ひき肉みっけ。あと皮と紫蘇と…」



まゆ「あら? こんばんは、りあむちゃん」



りあむ「うひぃぇっ!? ま、まゆちゃん! どうしてここに!?」

まゆ「明日のプロデューサーさんへのお弁当の具材を買い忘れちゃって。足りない具材を買い足してるところなんです」

りあむ「そ、そうなんだ。献身的…Pサマも幸せ者だ! よ!」

りあむ「てか、あーそっか、このスーパー寮からもそこそこ近いのか…」

りあむ(じゃあ今度から別のスーパー行くか…。休日のクソだらしない姿をアイドルに見られたらオワオワリだ! よ!)ゴニョゴニョ

まゆ「…どうしましたか?」

りあむ「ああいぇっ!? 別になんでもないですハイ…エヒヒ」



まゆ「それにしても、りあむちゃん、今から晩ごはんですか?」

りあむ「え? ああ違うよ。明日の晩御飯の仕込みを今からするから、その具材を買いにね」

まゆ「明日の? こんな夜中にですか…?」

りあむ「まあうん、明日は仕込んでる暇ないからね…」

まゆ「それに、ひき肉随分たくさん買うんですねぇ。明日、オフでしたっけ?」

りあむ「ああいや、明日はユニクスの3人でレッスンなんだけど…多分、必要になるから…」

まゆ「そ、そうなんですか……」

まゆ(…………?)
6 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:28:50.10 ID:lajZGAD80
---------

------

---
7 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:30:28.36 ID:lajZGAD80
---翌日、レッスン場



ユニクス「「「……なーんてー!」」」

ユニクス「「「まあそれもまた一興かもよ!!!」」」ジャーン

パンパン

ベテラントレーナー「…そこまで!」



あきら「」ゼェゼェ

あかり「」ゼェゼェ

りあむ「」グッタリ

ベテトレ「…だいぶ良くなってきてはいるが、まだもう少しクオリティが上げられるはずだ」

ベテトレ「砂塚、動きが小綺麗にまとまりすぎだ。辻野は振り付けをしっかり覚えろ、出遅れてるぞ。そして夢見、体力が無さすぎだ。根性出せ!」

あきら「はい!」

あかり「はぁ〜い…」

りあむ「ヘ…ヘルプミー……」

ベテトレ「はぁ…。10分休憩!」
8 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:31:42.49 ID:lajZGAD80
りあむ「うへぇ〜〜〜…分かっていたけどやっぱキツ! もっと優しくしてほしい! よ!」

あきら「まあまあ。だいぶ良くなってきた、って言ってもらえたんデスから、もうちょっと頑張りましょうよ」

りあむ「あきらちゃんやる気ありすぎ……体力オバケかよ。若ぇ〜!」

あかり「ほら、りあむさん、後で山形県産のあま〜いりんごを切ってあげますから、頑張りましょ!」

りあむ「あかりんごのりんご! うわーい! 頑張る! よ!」

あかり「うわっ、急に元気になったんご」

あきら「#現金すぎ。やっぱりりあむサンが一番分かりやすいデスよ」

りあむ「へへ、嬉しい時は嬉しい! ってちゃーんと言うのが愛されるコツだ! よ!」

あかり「え、言うほど愛されてます?」

あきら「#火の球ストレート」

りあむ「攻撃力高すぎて泣いちゃった」

あかり「てへ♪ さて、休憩したしもう一回通しでやろ!」

りあむ「えー、もう!? あと10分ぐらい休憩しようよ〜!」

あきら「トレーナーさんにバレたら怒られますよ」

りあむ「大丈夫だって! あの人平日は株に夢中でだいたい20分くらい帰ってこないから!」

ベテトレ「はは、心配するなりあむ。この前散々に負けたからもう予算はない」

りあむ「」

ベテトレ「さ、まだ10分経ってないが…もう元気そうだから通しでやるぞ。りあむ、お前の動きは後ろからしっかり見ててやるからな」

りあむ「」

あきら「#自業自得」
9 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:32:38.61 ID:lajZGAD80
---しばらく後、夕暮れ



ベテトレ「…はい、そこまで!」

りあむ「アア……オワッタ……」

あかり「うへぇ〜…疲れたんご…」

ベテトレ「3人とも、だいぶ良くなってきたぞ。頑張ったな」

あきら「ありがとうございます」



ベテトレ「私はそろそろ上がるが、お前らはどうする?」

りあむ「そろそろ暗くなってきたし、上がる? 二人共」

あきら「あー……その」

あかり「……」

あきら「もうちょっとで感覚掴めそうで…何だろ、キリのいいトコまでやりたいんだけど、付き合ってもらえないデスか」

あかり「……」

りあむ「ぼくはいいけど…あかりんごはどう?」

あかり「私もいいけど、あきらちゃん、電車大丈夫んご?」

あきら「!」

あかり「今日、新潟帰るんだよね?」

あきら「えーっと、調べますね…………」スマホポチポチ

あきら「大丈夫デス、自分が予約してる新幹線の出発まで、まだ余裕あるんで」

あかり「…それならできるね!」

りあむ「よーし! じゃあもうちょい頑張っか!」
10 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:33:38.73 ID:lajZGAD80
ベテトレ「あまり遅くなるなよ。鍵はいつものところに返して、出るときはプロデューサーに連絡するように」

あきあかりあむ「「「はい!」」」

ベテトレ「じゃ、お疲れ様」



ガチャッ バタン



あきら「ありがとうございます、二人とも」

りあむ「良いってことよ! さ、通しでもっかいやろ!」

あかり「うん!」

あきら「はい!」
11 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:35:24.59 ID:lajZGAD80
---そこからまたしばらく後



りあむ「」ドサッ

あかり「つ、疲れたんご……」

あきら「ふう、結構やったね……」

りあむ「結構どころじゃない…よ……一日中踊ってたよ……」

あかり「今日は…頑張ったって…言っていいと思うんご……」

あきら「そろそろ切り上げましょうか」

あかりあむ「「さんせーい……」」



ガチャッ

デレP(以下P)「おーう、お疲れ様」

あきら「Pサン、お疲れ様です」

りあむ「Pサマー! ぼく今日めちゃめちゃ頑張ったよ! 褒めて!!」

P「はいはい偉い偉い。偉いからちょっと黙っててなー」

りあむ「え、塩対応すぎない? やむ」

P「ってか、あきらまだ居たのか、電車大丈夫なのか?」

あきら「え、まだ余裕ありますよね」

P「何言ってんだ。いつも予約取ってる新幹線、もう間もなく出るだろ」

あきら「え、嘘…うわ、ホントだ、やばっ!」

あかり「時間、間違えてたんご!?」

りあむ「駅まで急ごう!」
12 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:36:09.22 ID:lajZGAD80
---レッスン場から駅までの道



あきら「すいません、自分が時間を間違えてて」

あかり「走れば間に合うから大丈夫!」

りあむ「へえ、ひい、ふう、つ、つかれたよぉ……うわっ」コケッ

あきら「りあむサン!?」

りあむ「うわーい! 転んだよお!」

あきら「ほ、ほら、何やってんデスか、ほら起きて!」

りあむ「そうは言っても、足がもう動かないよお…ちょっと歩いても大丈夫だよきっと、ね」

あきら「しょ、しょうがないデスね…ほら、少し歩いたらまた走りますよ」

りあむ「うう…ありがとあきらちゃん…」

あかり「……」
13 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:37:22.37 ID:lajZGAD80
---新幹線が出る駅



りあむ「ふう、やっと駅ついた…」

あきら「これなら間に…合い……マス、ね」

あかり「……」タタタ



りあむ「あれ、あかりんごは?」

あきら「あれ、さっきまで居たのに……あ、自販機のとこで手を振ってる」

あかり「おーい、二人ともー!」

あきら「どうしたのあかりチャン」

あかり「これ見てほしいんご! この自販機、三種類もりんごジュースがあるのに…」

あかり「全部パッケージに『青森県産りんご使用!』って書いてあるんご……!!」

あきら「い、今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

あかり「ゆるせんご…ゆるせんご! ちょっと駅員さんに山形りんごのアピールしてくるんご!!」

りあむ「…よし! あかりんご! ぼくも行く!!」

あきら「な、何言ってるんですか二人とも! ほら、行きますよ!」
14 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:38:02.82 ID:lajZGAD80
---ホーム



あきら「はぁ、はぁ、電車は……」

あかり「来てないみたいだけど…」

りあむ「も、もしかして間に合った…?」



あきら「あー…いや、もう行っちゃったみたい…デス」

あかり「あちゃー…」

りあむ「Oh...」



りあむ「ごめんよお、あきらちゃん! ぼくが転んじゃったから…」

あきら「いや、元々自分がもっと練習しようって言ったからなんで。むしろ走らせて申し訳ないデス」
15 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:38:38.45 ID:lajZGAD80
あかり「……」

あかり「まあまあ、二人とも! ここで立ち往生しても仕方ないんご!」

あかり「これはもう、りあむさんちに泊めてもらうしかないんご!」

あかり「二人とも、明日オフだよね?」

あきら「いや、オフだけど…、良いんデスか、りあむサン」

りあむ「良いよ! ちょうど餃子のタネ作りすぎちゃってさ、どーしたもんかなコレって思ってたとこなんだよね」

りあむ「三人で包めばすぐだし、皆で包んで食べよ!」

あかり「あは♪ 私、りんご型の餃子作ってみたいんご!」

りあむ「さらっと言ってるけど難易度高くね!?」

あきら「二人とも……ありがとうございます」



あかり「よーし、そうと決まったらりあむさんちにゴー♪」

りあむ「おー!」

あきら「おー!」
16 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:39:33.24 ID:lajZGAD80
あきら「〜〜♪」






あかり(りあむさん)コショコショ

りあむ(何、あかりんご)コショコショ

あかり(あきらちゃん、新幹線の予約本当に取ってたと思います?)コショコショ

りあむ(……どういう事?)



あかり(いや、あきらちゃん、元々予約なんて取ってなかったんじゃないかなーって)

りあむ(…どうだろうね)

あかり(それにりあむさん、餃子のタネ、たくさんあるって言ってましたよね)

りあむ(うん)

あかり(りあむさん、こうなること分かってて、もしかして)

りあむ(…さあ、ぼくは三歳児だから、そういうのはわかんないや)

りあむ(それに、多分だけど、お互い様でしょ)

あかり(…!)

りあむ(ぼくたち三人とも、分かりやすいからね)

あかり(…あは♪ そうですね)
17 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:40:40.35 ID:lajZGAD80
あきら「ほら、りあむサン、あかりチャン! 行きますよ!」

りあむ「!」



あかり「はーい! ほら、行こ、りあむさん!」

りあむ「うん! 待ってよお!」






あきら「ちなみにりあむサン、餃子のタネって何個分ぐらいあるんデスか」

りあむ「えー? ざっと5,60個は作れるかなあ…」

あきら「1人前6個換算で10人前じゃないデスか」

あかり「こんな時間から、3人で60個も食べれるんご…?」

りあむ「別に今日全部食べなくても大丈夫でしょ! 明日もオフなんだしさ!」

あかり「あ、そうだ、明日朝から行きたいところがあるんご!」

あきら「へえ、どこ?」

あかり「えっとねー……」






おわり。
18 : ◆Z9rYxRK0vI [saga]:2023/07/17(月) 14:46:12.70 ID:lajZGAD80
以上になります。



ここまで読んで頂きありがとうございます。
まだ皆と一緒に居たいオーラを出しまくってる分かりやすいあきらちゃんのお話
#UNICUSで一番メンバーが大好きなのがあきらちゃんだったら良いな



お目汚し失礼致しました。
後ほどHTML依頼します。
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/07/20(木) 12:27:00.80 ID:TtWhMJEBo
おつおつ
普段は一番手のかかる娘だけど人の機微はしっかり分かるりあむすこ
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