【安価・コンマ】離島の魔法女学院でダンジョン探索 Part 2【百合】

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252 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/18(日) 22:09:18.63 ID:srt2pz0k0
―?月?日 夜
 市街

 スパッ ザシュッ ズババッ

人間「」

ゴーレム「」

魔法人形「」

インテリジェンスソード「」


ルル「……」チャキ

エピカ「お疲れさま。いっぱい、介錯してあげたんだね……」

ルル「ん……」

エピカ「………やっぱり、かなしいね……」

ルル「…………」

ルル「ねえ、エピカ。ルルたちは……どうして生まれてきたか、わかる……?」

エピカ「そういう風に造られたから……っていう意味の問いじゃ、ないよね」

ルル「…………」

エピカ「……理由は、ないと思う。かなしい生を強制的に始めさせられたっていう……結果があるだけ……」

ルル「…………ただの、結果……?」

エピカ「うん……。今この場で考えた、わたしの主観的な見解だけどね……」

ルル「…………」

エピカ「……この子たちも……これ以上、かなしむことのないように……」

エピカ「二度と、生まれないと……良いね…………」

 ◆

―魔法人形研究所

 バヂッ ヂヂヂッ

ルル(捕まっちゃった)

ルル(いたい)

ルル(エピカたち、上手く逃げられたかな)

ルル(ルル、初期化されるのかな)

ルル(…………)

ルル(ごめんね、レッドスプライト)

ルル(約束、守れなかった)

 バヂッ


――――

――

253 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/18(日) 22:11:10.46 ID:srt2pz0k0
―12月4週 某日 朝
 研修棟 宿泊所

 チュンチュン

ルル「ぁ……」

サーナおっぱい枕「バルン」

ルル「…………」

サーナ「すう、すう……」

ルル「…………」

ルル「ルル……こんなこと、する資格……ない……」

ルル「……ごめん、なさい………」スッ


↓1
01-05 ルル失踪
06-35 ルル不安定化
36-65 踏みとどまる
66-95 ルルは大丈夫ですわ
96-00 ルル覚醒
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/18(日) 22:12:40.22 ID:862qQpIE0
覚醒
255 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/18(日) 22:46:04.23 ID:srt2pz0k0

ルル「…………」スッ

ルル「……さよ、なら………」ヨタヨタ

 ガシッ

サーナ「待ちなさい……!」

ルル「あ……サーナ……」

サーナ「そんな顔でどこへ行くんですの……!?」

ルル「…………」

ルル「さわら、ないで……」

 パシッ

サーナ「!!?」

ルル「……ルルの体……すごく、きたない、し……」

ルル「…………危ない、から……。全身、凶器で……」

サーナ「そんなことありませんわ!! 今までに一度も誰かを怪我させたことなんてなかったでしょう!!」

サーナ「それに、毎日お風呂に入っているからルルは綺麗ですわよ!!!」

ルル「…………」


リアン「な、何なに? 何事……!?」ムクッ

アリム「ど、どういう状況よ……!?」


リアン(声が聞こえて目を覚ますと、サーナさんとルルちゃんが何事かを言い合っていた)

リアン(状況はよくわからないが……ルルちゃんは、何やら酷く憔悴した様子だった)

 ◇
256 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/18(日) 22:46:32.30 ID:srt2pz0k0
―リアンの部屋

リアン「そ、それで……ルルちゃんは……?」

アリム「……不安定ね。寝ている最中に何らかのフラッシュバックを起こした可能性が高いわ」

リアン「だ、大丈夫なの……?」

アリム「……急を要する危機ではないけれど、大丈夫とは言えないわね。この状態が続けば精神に強い負荷がかかるわ……」

リアン「クロリアさんに診てもらえば……」

アリム「クロリアは外科的な技術は高いけれど、メンタルについては専門外のはず。というか人造種はメンタルが不調になると初期化するのが普通だったから、精神治療の技術は全く確立されていないのよ……」

リアン「じゃあ……どうすれば……」

アリム「……ひとまずは、ゆっくり休んでもらいましょう。極力負担を減らすようにしないと」

リアン「わ、わかった……」


リアン(聖夜を前にして、まさかこんなことが起きてしまうだなんて……)

リアン(なんとか、復調してくれたら良いけれど……)

 ※ルルが不安定になりました

 ◆
257 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/18(日) 22:48:35.57 ID:srt2pz0k0
本日はここまで
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 00:19:12.58 ID:g0JUxsCBo
乙でした
ルル…色々経験したんだなそら精神年齢高くなるわ…
色々コミュした相手いるからなんとか安心させてあげてえなあ
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 13:07:22.52 ID:InLxSc430
おつ
その場で励ませるかと思ったら後を引くとは…
クリパを通して立ち直って欲しい所
260 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/19(月) 22:02:11.19 ID:OT4apzec0
 少し前――

―12月4週 某日
 北側 岬

 ザァーン ザザァーン…

カモメ「クゥー、クゥー」


リアン(崖の下から、波が岸壁に叩きつけられる音が断続的に聞こえてくる)

リアン(その日、私とリエムちゃんは北側の海に突き出した断崖の岬へ来ていた)

リアン(今でこそ、北側はほとんどが樹海などの大自然となっているけれど、昔は旧ユリトー文明の大都市が築かれていたのだそうだ)

リアン(そしてこの岬は、私が幼い頃によくリエムちゃんにせがんで連れてきてもらった場所らしい)

リアン(確かに私は……この場所を知っている……。青いエプロンドレスを着たリエムちゃんに、手を引かれて……)


リエム「……ここは………地形が、あまり変わっていないようです……」


リアン(あの頃と同じような青いエプロンドレスを着たリエムちゃんが、私の隣で冬の海を見つめながら静かに言った)

リアン(どこか、遠い目をしている……)


リアン「静かな場所だね……。波の音と、カモメの声しか聞こえない……」

リエム「はい……」

リアン「でも……なんだか、落ち着くなあ……」

リエム「リアンさまはあの頃、わたしと共にしばしばここを訪れました」

リアン「そうなんだ……」

リエム「はい。今は静かですが、春になれば花々が芽吹き、夏はひまわりが咲き誇り、秋はすすきの穂がふわふわと揺れます。リアンさまはそれらを、心より愛おしんでおりました」

リアン「へえ……! 見てみたいな……。見れば、少しは思い出せるかな……?」

リエム「春を迎えたら……また、ここへご案内いたします」

リアン「うん……。みんなで笑って、春を迎えよう……!」

リエム「はい……!」

 ◆
261 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/19(月) 22:03:18.87 ID:OT4apzec0
―12月4週 某日
 部室 聖夜仕様

シャーロット「というわけで始めるわよ! 遺跡部聖夜祭!」(E:サンタコス)

リアン「わ、わあ〜!!」パチパチ

リエム「わあ〜!」パチパチ

ノルン「は、ハッピーホーリーナイト〜!」パチパチ

ルウェリア「せ、聖夜万歳……!」パチパチ

ヒーティ「お、おめでとうございますッ……!」パチパチ

サーナ「…おめでとうございますわ……」パチ パチ …

ルル「…………」


エンシァン(……い、いかん。無邪気さが取り柄のルルとサーナくんが二人ともあの様子では……)

エンシァン(頼むぞシャーロット……! お前だけが頼りだ……!!)


フィー「聖夜って何か、聞いても良い……?」ヒソヒソ

アリム「親しい人にプレゼントを贈る日らしいわ。わたしも詳しくは知らないけど」

フィー「そうなんだ。ありがとう……」

アリム「……悪いわね。わたしたちのイベントに付き合わせて」

フィー「ううん。今の時代についても、遺跡部のことも、まだ何も知らないから。こういう機会を設けてくれるのはありがたい。イエリアへのお土産話にもなるしさ」

アリム「ふふ、なら良かったわ。楽しんでいってね」

フィー「ありがとう……!」

 ◆
262 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/19(月) 22:04:18.41 ID:OT4apzec0

リアン(というわけで私たちは部屋の中を暗くして、ロウソクの薄明かりの中で合唱してみたり、ノルンさんとリエムちゃんが用意してくれたケーキを食べたりしながら、楽しい時間を過ごした)


ルル「…………」モグモグ


リアン(ルルちゃんはやはり俯いたまま、ケーキを黙々と食べている。7個目だろうか。気分はまだ優れないようだけれど、食欲はあるみたいでひとまず安心だ……)

リアン(そしてここからが本日のメインイベント)

リアン(プレゼント交換会だ)

リアン(誰のプレゼントが誰に当たるかは、くじ引きによって決められる。私のプレゼントは誰に渡り、そして私は誰のプレゼントを受け取ることになるのだろう……)


シャーロット「はい、リアンちゃんの番よ! くじをどうぞ!」スッ

リアン「は、はい! ゴクッ……えいっ」バッ

↓1 リアンが引いたプレゼント
01-10 リエム
11-20 ルウェリア
21-30 サーナ
31-40 ノルン
41-50 ヒーティ
51-60 エンシァン
61-70 シャロット
71-80 ルル
81-90 アリム
91-00 フィー

↓2 リアンのプレゼントを引いた人
01-10 リエム
11-20 ルウェリア
21-30 サーナ
31-40 ノルン
41-50 ヒーティ
51-60 エンシァン
61-70 シャロット
71-80 ルル
81-90 アリム
91-00 フィー
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 22:05:47.25 ID:wl2avDsBO
えい
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 22:07:18.95 ID:InLxSc430
そりゃ
265 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/19(月) 23:39:36.85 ID:OT4apzec0
 畳まれた大きな布のようなもの「」

リアン「こ、これは……?」

サーナ「あら……わたくしのプレゼントを引いたのはリアンですのね」

リアン「サーナさん……!」

サーナ「これはわたくし特製の凧ですわ」

リアン「た、たこ?」

サーナ「飛行の魔法を付与してありますから、それを手に持って風に乗ればちょっとだけ空を飛べますわよ」

リアン「え、本当に!? 私でも空を飛べるの!?」

サーナ「ええ。でも本当にちょっとだけですわよ。精々50センチメートルくらいですわ」

リアン「いやいや、それでも凄いよ! 今度試してみる……!」

サーナ「リアンなら大丈夫だとは思いますが、怪我には気を付けるんですのよ。しっかり水魔法で守りを固めてから飛んでくださいまし」

リアン「うん……! わかった……!」

 ☆サーナから手作りの凧を贈られました

 ◇

 碧色の入浴剤「」

フィー「ん……? これは……?」

リアン「あっ! それ、私です……!」

フィー「リアンさん。その……ごめん、何に使うものなのか教えてもらっても良いかな……?」

リアン「あっ……こ、これはですね。お風呂に入れて、お湯に溶かすんです……!」

フィー「お風呂に……? どういうこと……?」

リアン「えっと……良い香りとか、体とかお肌に良い成分が入ってて……! そ、その……す、すみません……」

フィー「あっ、い、いや! こっちこそごめん! 現代の道具とか、全然知らないものだから……!」

リアン「そ、そうなんですか……? と、とにかく今度是非試してみてください……! いつもとはちょっと違うお風呂を楽しめると思います……!!」

フィー「わかった、試してみるよ」

リアン「他に、現代でわからないこととかがあれば何でも聞いてくださいね!」

フィー「うん。ありがとう……」

 ☆フィーに入浴剤を贈りました

 ◇
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/19(月) 23:43:29.38 ID:g0JUxsCBo
ここよければもう一組くらい交換の様子見たい
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 00:10:38.46 ID:SWPQ26zZ0
なんなら全部見せて(強欲で貪欲な壺)
268 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 00:17:51.72 ID:846dpWhj0
確かに一組だけというのも寂しいので、リクエストにお答えしてもう少しだけ様子を見てみることにしましょう(進行激遅になっても良いなら全部見ても良いのですが……大丈夫ですか?)

ルルちゃんについては、この宴会で立ち直れる可能性は残念ながらあまり高くありません。しかも今リアンたちは大神殿探しで余裕がなく、自由安価で手助けしてあげないと悪化してしまうかもしれません。最悪の場合かなしみに呑まれてしまうこともありますので、かなしみ堕ちしたルルちゃんを見たくない場合はなるべく気遣ってあげてくださいね。見たい場合は放っておけばOKです

なお本日はここまで。とりあえず次のプレゼント交換のコンマだけ取っておきます

↓1 貰う側
01-11 リエム
12-22 ルウェリア
23-33 サーナ
34-44 ノルン
45-55 ヒーティ
56-66 エンシァン
67-77 シャロット
78-88 ルル
89-99 アリム
00   振り直し

↓2 与える側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-11 リエム
12-22 ルウェリア
23-33 ノルン
34-44 ヒーティ
45-55 エンシァン
56-66 シャロット
67-77 ルル
78-88 アリム
89-99 フィー
00   振り直し
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 00:22:47.38 ID:SWPQ26zZ0
だれだ
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 00:23:17.83 ID:arz3HhCOO
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 00:31:21.98 ID:SWPQ26zZ0
お菓子作ってあげてる普段とは逆向きの矢印、良いね!!
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 00:32:42.01 ID:SWPQ26zZ0
乙を忘れてた

ルルはエンしゃんが救って欲しいなあ……
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 01:32:01.68 ID:nThSIb6Jo
おつおつ
交換おかわりありがてぇ
悲しみに支配されたルルちゃんはなんか絶対襲ってきそうで怖…回避しなきゃ
274 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 20:11:09.65 ID:846dpWhj0
半端なのも良くないと思うので、プレゼント交換は全員分やることにしました。時間もコンマ判定も多くかかると思いますが、ご容赦ください
275 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 20:14:38.05 ID:846dpWhj0
ノルン「私は……」

アリム「わたしのを引いたのはノルンね。はい、どうぞ」

 重いプレゼント箱「」ズッシリ

ノルン「け、けっこう重いけど……何が入っているの?」

アリム「保存食の詰め合わせよ。内訳は缶詰入りのクッキーや果物にエーテルリキッドとか。他にもいろいろバランス良く入れてあるわ」

ノルン「わあ、実用的……!」

アリム「けっこうプレゼント選びには苦慮したからね……。喜んでもらえたのなら何よりよ」

ノルン「うん、ありがとう……! すぐには味わえないのが歯がゆいなあ……」

アリム「ふふ、それを食べなきゃならないような時なんて来ない方が良いのよ。なんだったら緊急時とか関係なく食べちゃっても良いわ。ノルンなら万一の備えを怠るなんて愚は犯さないだろうから」

ノルン「そ、そう言われると本当に迷っちゃうなあ……」

 ☆ノルンがアリムから保存食の詰め合わせを贈られました

 ◇

次のプレゼント交換コンマ
↓1 贈る側
01-12 リエム
13-24 ルウェリア
25-36 ノルン
37-48 ヒーティ
49-60 エンシァン
61-72 シャロット
73-84 ルル
85-96 フィー
97-00 振り直し

↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-12 リエム
13-24 ルウェリア
25-36 サーナ
37-48 ヒーティ
49-60 エンシァン
61-72 シャロット
73-84 ルル
85-96 アリム
97-00 振り直し
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 20:15:46.87 ID:DzrRwh2R0
はい
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 20:18:10.26 ID:HBQqH2FVO
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 20:27:52.54 ID:M9ccTe7jo
全員やったぜ!!
279 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 20:43:07.07 ID:846dpWhj0
サーナ「わたくしが引いたのは……」キョロキョロ

フィー「私だね。その、こんなもので良ければ……」スッ

 青い宝石「」キラキラ

サーナ「え……ええ!? こ、これ……本物の宝石じゃありませんの!?」

フィー「すまない。今日がプレゼントの交換会だと知らなかったから、こんなものしか用意できなかったんだ」

サーナ「い、いやいやいや! 受け取れませんわよ、こんなに高そうな宝石……!!」

フィー「ああ、いや。別に高いものではないから安心して欲しい。ちょっと見てて」

 ギュルンッ

剣フィー「これが元々の私の姿なんだ」

サーナ「そ、そういえばあなたもインテリジェンスソードでしたわね」

剣フィー「うん。それで、柄のところに同じ飾りが付いてるだろう?」

サーナ「あっ……そ、それこそとても大事なものなのでは……」

剣フィー「いや。取ってもしばらくすると再生するから大丈夫。カニの抜け殻みたいなものさ」

サーナ「え、ええ……?」

剣フィー「いらなかったら捨ててしまっても……」

サーナ「こんなに綺麗な宝石、捨てるなんてとんでもないですわ! ちゃんと受け取ります!!」

 ☆サーナがフィーから青い宝石を贈られました

 ◇

次のプレゼント交換コンマ
↓1 贈る側
01-14 リエム
15-28 ルウェリア
29-42 ノルン
43-56 ヒーティ
57-70 エンシァン
71-84 シャロット
85-98 ルル
99-00 振り直し

↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-14 リエム
15-28 ルウェリア
29-42 ヒーティ
43-56 エンシァン
57-70 シャロット
71-84 ルル
85-98 アリム
99-00 振り直し
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 20:59:46.98 ID:DzrRwh2R0
もう一度失礼
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 21:00:58.01 ID:M9ccTe7jo
はい
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 21:01:13.13 ID:HBQqH2FVO
振りなおし?
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 21:03:45.35 ID:ee/2UkR3o
リエムちゃ被ってるので振る
284 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 21:24:25.51 ID:846dpWhj0
 98ルル → 01リエム

リエム「わたしは……」

ルル「…………」

リエム「ルルさま……」

ルル「ん……」スッ

 お菓子の詰め合わせ「」

リエム「ありがとうございます……」

ルル「……エンしゃんだから。選んだの……」

リエム「……はい」

ルル「…………」

リエム「……一緒に、食べましょう。ルルさま……」

ルル「…………ん」

 ☆リエムがルルからお菓子の詰め合わせを贈られました

 ◇

次のプレゼント交換コンマ(ちなみにコンマ判定は連取り可です)
↓1 贈る側
01-16 リエム
17-32 ルウェリア
33-48 ノルン
49-64 ヒーティ
65-80 エンシァン
81-96 シャロット
97-00 振り直し

↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-16 ルウェリア
17-32 ヒーティ
33-48 エンシァン
49-64 シャロット
65-80 ルル
81-96 アリム
97-00 振り直し
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 21:25:18.49 ID:AkyBCaKK0
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 21:25:41.18 ID:DzrRwh2R0
おけ
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 21:27:39.44 ID:HBQqH2FVO
ヒーティ被った
288 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 22:00:18.97 ID:846dpWhj0
 49ヒーティ → 44エンシァン

エンシァン「私の番だな。引いたのは……」

ヒーティ「あ、自分ですッ! これをどうぞッ!!」バッ

 アロマキャンドル「」

エンシァン「ほう、非常用のロウソクか」

ヒーティ「あ、アロマキャンドルです……」

エンシァン「あろまきゃんどる、だと……?」

ヒーティ「火を点けるととっても良い香りがするんですよ……! お仕事のお供にいかがでしょうかッ!」

エンシァン「なるほど。燃焼によって気化した化学物質を呼吸器官から摂取し、脳や神経に良性の作用をもたらす道具というわけか」

ヒーティ「え、ええと……はい! 多分そうですッ!!」

エンシァン「フッ、承知した。今度使ってみるとしよう。感謝するぞヒーティくん」

 ☆エンシァンがヒーティからアロマキャンドルを贈られました

 ◇

次のプレゼント交換コンマ(ちなみにコンマ判定は連取り可です)
↓1 贈る側
01-20 リエム
21-40 ルウェリア
41-60 ノルン
61-80 エンシァン
81-00 シャロット

↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-20 ルウェリア
21-40 ヒーティ
41-60 シャロット
61-80 ルル
81-00 アリム
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 22:01:16.88 ID:DzrRwh2R0
いけ
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 22:02:09.90 ID:HBQqH2FVO
どうだ?
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 22:02:20.65 ID:ktX9mvVr0
うりゃ
292 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 22:58:27.83 ID:846dpWhj0
 88シャーロット → 90アリム

アリム「わたしが受け取る番ね。相手は……」

シャーロット「私! ふふ、アリムちゃんにプレゼントを贈れるなんて光栄だわ……!」

アリム「な、なんか嫌な予感が……」

シャーロット「私からはこれよ!」バッ

 ハイレグ魔法潜水服のレプリカ(子供サイズ)「」

アリム「いやいや、おかしいでしょ!! なんで贈る相手がくじ引きなのにわたしに合うサイズのを持ってきてるのよ!?」

シャーロット「え? みんなの体型に合うものを何種類か事前に用意してただけよ?」

アリム「え、ええ……。余ったサイズのはどうするのよ、それ……」

シャーロット「ふふ、それはまた別の機会に……」

アリム「そ、そう……」

シャーロット「……それを着た姿を見せれば、きっと喜ぶわよ。リアンちゃん」ヒソッ

アリム「……はあ!? なな、何言ってるの……!?」

シャーロット「ふふ、是非試してみてね!」

シャーロット(アリムちゃんならどんなファッションを見せても多分リアンちゃんは喜ぶから嘘は言ってないわ)

 ☆アリムがシャーロットからハイレグ魔法潜水服のレプリカを贈られました

 ◇

次のプレゼント交換コンマ(ちなみにコンマ判定は連取り可です)
↓1 贈る側
01-25 リエム
26-50 ルウェリア
51-75 ノルン
76-00 エンシァン

↓2 贈られる側(↑とかぶった場合は振り直し)
01-25 ルウェリア
26-50 ヒーティ
51-75 シャロット
76-00 ルル
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 22:59:43.93 ID:AkyBCaKK0
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 23:00:19.02 ID:p3K4cSqDO
295 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 23:20:20.83 ID:846dpWhj0
 93エンシァン → 02ルウェリア

ルウェリア「私は……誰かな?」

エンシァン「ルウェリアか」

ルウェリア「先生!」

エンシァン「お前はもう自前のを持っているだろうが、とりあえず受け取れ」スッ

 サバイバルキット「」

ルウェリア「これは……!」

エンシァン「フッ、私が厳選した遺跡探索用サバイバルキットだ。勿論遺跡探索以外でも、非常時や登山、キャンプにも使えるだろう」

ルウェリア「……ふふ。確かに、私はもう自前のを持っています。去年……今回と同様、先生からもらったものを」

エンシァン「む、まだ使っていたのか。アレは私が長年使っていたお古だぞ?」

ルウェリア「でもまだまだ使えますよ。手入れは怠っていませんから」

エンシァン「フッ、せっかく今新品の良いものをくれてやったというのに。お前というやつは……」

ルウェリア「みんなで遺跡探索したりキャンプしたりする場合は、こういう道具はいくらあっても困りませんから。ありがたく使わせてもらいますよ」

エンシァン「ああ、そうすると良い」

 ☆ルウェリアがエンシァンからサバイバルキットを贈られました

 ◇

次のプレゼント交換コンマ
↓1 贈る側
01-33 リエム
34-66 ルウェリア
67-99 ノルン
00   振り直し

↓2 贈られる側
01-33 ヒーティ
34-66 シャロット
67-99 ルル
00   振り直し
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 23:21:36.80 ID:HBQqH2FVO
えい
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 23:22:47.63 ID:DzrRwh2R0
そりゃ
298 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/20(火) 23:41:35.21 ID:846dpWhj0
 80ノルン → 63シャーロット

シャーロット「私が受け取る番ね! お相手は……」

ノルン「私です……! これ、どうぞ……!」スッ

 スノーボールクッキー「」

シャーロット「まあ! これ、ほろほろですっごい美味しいやつじゃない!」

ノルン「白くて丸いスノーボールですから、聖夜にぴったりだと思ったんです」

シャーロット「本当に良いセンスしてるわねえ。一人で食べちゃうのも勿体ないし、今ここでみんなと一緒に食べても良いかしら?」

ノルン「准教授が良ければ、是非どうぞ!」

 ☆シャーロットがノルンにスノーボールクッキーを贈られました

 ◇

次のプレゼント交換コンマ
↓1 贈る側
01-50 リエム
51-00 ルウェリア

↓2 贈られる側
01-50 ヒーティ
51-00 ルル
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 23:43:27.09 ID:M9ccTe7jo
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/20(火) 23:47:13.68 ID:DzrRwh2R0
301 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/21(水) 00:28:30.98 ID:rBQPtlYv0
難航しているので本日はここまで……
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 01:11:42.92 ID:eW9ioFHho
おつおつ
鉄板カプもレアな組み合わせもいいね……!
303 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/21(水) 22:41:15.37 ID:rBQPtlYv0
 09リエム → 68ルル

ルル「…………」

リエム「ルルさま」

ルル「……リエムなんだ」

リエム「はい。わたしたちは、お互いに贈り合うこととなったようです」

ルル「ん……」

リエム「……これを、お受け取りくださいませ」スッ

 未使用の記憶装置「」

ルル「これ……」

リエム「新品の記憶装置です。人造インテリジェンスソードのルルさまであれば、手に持つだけで使うことができます」

ルル「……何に、使うの……?」

リエム「メモでも、日記でも、アルバムでも……。ルルさまの使いたいように、使ってくださいませ……」

ルル「…………」

ルル「……ん」

 ☆ルルがリエムから未使用の記憶装置を贈られました

 ◇
304 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/21(水) 22:41:53.54 ID:rBQPtlYv0
ヒーティ「さ、最後は自分ですね……!」

ルウェリア「同じく、最後に贈るのは私だね」

ヒーティ「ルウェリア先輩……!」

ルウェリア「ヒーティちゃんには、これを」スッ

 携帯七輪&携帯鍋&飯盒「」

ヒーティ「わあ! ご飯器具ですッ!」

ルウェリア「うん。部活で野外料理することも多いし、せっかくなら部活外でもと思って」

ヒーティ「火の魔法って日常では使い所があんまりないから、嬉しいですッ……!」

ルウェリア「良かった。ちょっと不安だったんだ……押し付けがましくないかなって……」

ヒーティ「そんなことないですよ! そうだ、部活にも持ってきて良いですかッ!?」

ルウェリア「もちろん!」

 ☆ヒーティがルウェリアから携帯七輪&携帯鍋&飯盒を贈られました

 ◇
305 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/21(水) 22:42:33.49 ID:rBQPtlYv0
 一方その頃――

―クロリアの工房

 しんしん…(雪の降る音)

クロリア「ハッピーホーリーナイト、スイスちゃん、量産さん」(E:サンタコス)

スイス「ハッピーホーリーナイト!」(E:白サンタコス)

量産剣「ハッピーホーリーナイト……」(E:黒サンタコス)

スイス「えへへ……。みんナ、おそろい……!」

量産剣「この格好をするのが本日の習わしなのだそうだ。現代に馴染む為には、こういったものから少しづつ取り入れていかなければな」

クロリア「面白い行事ですよね。でも、素敵だと思います……。雪の降る夜に、大切な人たちと夜を過ごすなんて……」

量産剣「いつも一緒に過ごしているだろう」

クロリア「それとこれとは別です! 風情を感じてください、風情を」

量産剣「フゼイ……スイス、わかるか……?」

スイス「わかんナい……」

クロリア「全くもう……。ふふ……でも、そんなあなたたちが大好きです。私」

スイス「スイスも……! クロリアさんト、量産さん、大好き……!」

量産剣「…………私も……お前たちのことは……とても好ましく、思っている」

スイス「えへへ……!」

クロリア「これからも、一緒にいましょうね」

量産剣「ああ。この命が終わる時まで、共に――」

 しんしん……(雪の降る音)

 ◇
306 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/21(水) 22:43:52.39 ID:rBQPtlYv0
―どこかの遺跡

 リンリンリン……

イエリア「なんだか、街の方が騒がしい……?」

ルウェイン「今日は、聖夜なの……」

イエリア「聖夜……?」

ルウェイン「うん……。大切な人と一緒に過ごして、プレゼントを贈り合う日……」

イエリア「ふうん……」


イエリア(…………フィー……何してるかな……)


魔鍵「フン。人間らしい、内向きで排他的で陰湿な行事です。反吐が出る」

イエリア「いや、今の説明でなんでそうなるの……」

魔鍵「そうならない方がおかしいんです」

ルウェイン「ねえ、私たちもやってみない?」

魔鍵「は……? 私の言葉を聞いていたのですか? 反吐が出ると……」

イエリア「いいね、やろ」

魔鍵「はあ!? わ、私はやりませんからね……!」

ルウェイン「ダメです! はい、プレゼント!!」ドン!

 ケーキのような物体「」デロデロ…

魔鍵「な、何ですかこれ……」

イエリア「…………食べ物……?」

ルウェイン「うん! 聖夜はケーキを食べるのが習わしだから、作ってみたの! ちょっと失敗しちゃったけど、味は多分大丈夫!!」

イエリア「じゃあせっかくだし……いただきます」パクッ

イエリア「……意外といけるかも?」モグモグ

ルウェイン「本当!? ケーキ作りってあんまりやったことなかったけど、良かった……!!」

イエリア「ほら、お姉ちゃんも食べて」グイグイ

魔鍵「ええ……。わ、わかりましたよ……、まあ意外といけるなら……」パクッ

魔鍵「……モグモグ……ゴクン。粉っぽくて不味いんですけど……」

ルウェイン「ええっ!? そんなあ……」

イエリア「いつもエーテルリキッドしか摂ってないから味覚が錆びついてるんじゃないの?」

魔鍵「そ、そんなはずありません! 私の味覚は正常値を示しています!」

イエリア「その診断プログラムも正常に動作してると本当に言い切れるの?」

魔鍵「ああもう! 食べれば良いんでしょ食べれば!!」バクバク

 ※魔鍵の味覚は正常です

 ◇
307 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/21(水) 22:47:23.63 ID:rBQPtlYv0
―東区 旧市街

 リンリンリン…

 ワイワイ キャッキャ

エピカ「…………」

エピカ「街の至るところから……明るくて、温かくて、幸せな想いが響いてくる……」

エピカ「外は……こんなにも、寒くて……凍えそうなのにね……」

凍えて死にかけている仔猫「……」ヒューヒュー

エピカ「……」ナデナデ

凍えて死にかけている仔猫「……」ペロ ペロ …

エピカ「寒いよね……くるしいよね……かなしいよね……」

エピカ「今……楽にして、あげるね……」スッ

 スゥー…

動かなくなった仔猫「」

エピカ「…………」

エピカ「もう……生まれてきちゃ、だめだよ………」

エピカ「こんな……寒くて、かなしい世界なんかに……」

 ◇
308 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/21(水) 22:53:05.06 ID:rBQPtlYv0
―12月4週 聖夜
 学院

リアン(遺跡部での聖夜祭は、遅くなり過ぎないうちにしっとりと幕を閉じた……)

リアン(名残惜しいけれど、私たちはほとんどが未成年の学生だ。夜通し部室でお祭り騒ぎというわけにはいかない)

リアン(でも、もう少しくらい何かをする時間はありそうだ)

リアン(どうしようかな……)

↓1〜3 聖夜祭アフター 自由行動または発生するイベント なお本日はここまで
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 22:54:57.80 ID:WpS1V3vgO
ルル、モンスター飼育部が逃がしたモンスターを捕獲して感謝される
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 22:57:37.62 ID:FDkIjOXY0
リエムとアリム、リアンにミニスカサンタコスパジャマを着せられる
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/21(水) 23:02:49.10 ID:eW9ioFHho
インテリジェンスソードの集い
312 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/22(木) 00:12:02.36 ID:zjO8u8C50
申し訳ないですが、聖夜の夜遅くにモンスター部が逃したモンスターを今の精神状態のルルが捕獲するという流れの整合性を捻出するのが難しいのと、クロリアの工房でのんびり聖夜を過ごしているスイスと量産剣が夜遅くに外に出たり、あるいはフィーと今のルルが夜遅くにクロリアの工房に訪問したりする理由を思い付かないため、今回は>>309>>311は無効とさせていただきます。申し訳ありません

あと、聖夜祭アフターなのでできれば聖夜らしい内容だと良いです
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/22(木) 00:18:23.73 ID:9RIcI+0L0
リアンとノルン、キャンドルの火を眺めながら語り合い
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/22(木) 00:40:57.74 ID:uLZK9Ei/o
エンシァン先生がルルたんぽを所望
一緒に寝てルルから過去の辛い記憶はどうすればいいか聞かれる
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/22(木) 01:33:32.84 ID:nhMbVlmso
乙です
人造三人組も見たいなと思っていたんですありがとうありがとう!
316 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/22(木) 23:10:03.84 ID:zjO8u8C50
どうせなら全員分書こうと思い、遺跡部外の人たちの聖夜の様子も書かせていただきました。普段はなかなか絡めない彼女たちですが、今後も動向を見守っていただければ幸いです
317 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/22(木) 23:10:43.55 ID:zjO8u8C50
―12月4週 聖夜
 学生通り

リアン「わあ〜。今夜はイルミネーションが綺麗だねえ」

アリム「いつもと同じ通りなのに、まるで別の世界みたい。面白い行事ね」

リエム「不思議です……。誰がこのような行事を考案したのでしょうか……」

リアン「サンタさん、かな……?」

アリム「サンタさん……?」

リアン「うん。シャーロット先生が赤い服を着てたでしょ? あれはサンタさんの格好なんだよ。サンタさんはあんな感じの赤い服を着て、聖夜に子供たちへプレゼントを配って回るおじいさんなの」

アリム「……シャーロットは老人の仮装をしていたということ?」

リアン「……そ、そういうことになるね……。でもシャーロット准教授はきっと、サンタさんの子供を愛する優しくて楽しい面をリスペクトしたんだよ」

リエム「素敵だと思います……」

アリム「そ、そうなのかしら……。でも、変わった老人がいたのね。この世界には」

リアン「本当に実在したかどうかは知らないけどね。別の世界の伝承がこっちに紛れ込んで定着しちゃっただけかもしれないし」


 ワイワイ ガヤガヤ

リアン「ん? アイヴィレ(服屋)の方が騒がしいね。何だろ」


サンタ服の売り子「聖夜大特価セールだよー!! 子供用サンタポンチョが半額だよー!! モコモコで着心地抜群だからパジャマにも最適だよー!! 残り2着だよー!!」


アリム「なるほど。サンタの仮装をするのは何も変じゃなくて、普通に親しまれていることなのね」

リエム「勉強になります……」

リアン「そ、そうだね……」


リアン(子供用サンタポンチョ……!! 絶対リエムちゃんとアリムちゃんに似合うよ……!!)

リアン(想像するだけで、可愛さに悶え死んでしまいそうだ……)

リアン(いや、でも……。私は、リエムちゃんとアリムちゃんを着せ替え人形扱いしていない……?)

リアン(今までも、スクール水着やスモックを私の独断と偏見で彼女たちに押し付けてきた。実際可愛いと思うし、私の美意識が間違っているとは欠片も思わないけれど……)

リアン(でも……私は、彼女たちを都合の良い着せ替え人形として見ているのではないだろうか)

リアン(…………つまり……人造種を、道具扱いしている?)

リアン(あ、ああ……だとしたら……私、は………)グニャア


アリム「ね、リエム。せっかくだから買ってみましょうよ」

リエム「はい。賛成いたします、アリム」

 ◆
318 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/22(木) 23:12:06.15 ID:zjO8u8C50
―リアンの部屋

リアン(夕食は聖夜祭で既に十分取れていたので、後はお風呂に入って寝るだけだ)

リアン(私は一番風呂をいただき、今はリエムちゃんとアリムちゃんが二人でお風呂に入っている)

リアン(彼女たちを都合の良い道具扱いしているかもしれないということから目を背け、私はベッドメイキングにいそしんでいた……)

 ピンポーン

リアン(そんな時、インターホンが鳴った。こんな夜更けに誰だろう……)


リアン「はーい」パタパタ

 ガチャッ

ノルン「こんばんは、リアンちゃん」

リアン「ノルンさん!? 寒いでしょ、上がって上がって!」

ノルン「ありがとう。お邪魔します」

 バタン

リアン(玄関の外、寮の廊下にいたノルンさんを招き入れ、私はドアを閉めた)

 ◇

リアン「それで、どうしたの……? こんな時間に……」

ノルン「ちょっぴり、名残惜しくて……。もう少しだけ、お話しない……?」

リアン「あ、そうだよね。私も、ちょっと寂しいなあって思ってたとこだから」

ノルン「良かった。それじゃあ、キャンドルを持ってきたから――」

リアン「わ、聖夜っぽい……!」

ノルン「でしょ? 雰囲気作りに」


 照明「」フッ

 火「」シュボッ

 キャンドル「」ユラユラ


リアン(明かりを消して暗くなった部屋に、ノルンさんが持ってきたキャンドルの火がゆらゆらと揺らめく)

リアン(いつもの部屋なのに、とても幻想的でロマンティックだ……。まるで、おとぎ話の世界に入ったかのよう……)
319 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/22(木) 23:12:41.07 ID:zjO8u8C50

ノルン「……今年ももう、終わりだね」

リアン「うん……。早かったなあ……」

ノルン「本当にね。楽しい時間は、いつもすぐに過ぎ去っちゃう……」

リアン「……楽しいよね。つらいことも、くるしいことも、かなしいこともあるけれど……それでも、みんなと一緒にいられる今が……私も、すごく楽しいよ……」

ノルン「……私……ずっと、学生のままでいたいな……」

リアン「ノルンさん……」

ノルン「……私たち……来年になったら、三年生だよ……。進路のこと、将来のこと……みんなと、一緒にいられなくなること……嫌でも、考えなきゃならなくなっちゃう……」

リアン「だ、大学部に進学すれば……」

ノルン「……ルウェリアちゃんは、元々お姉さんを助ける為だけにこの学院に来たんだもの。そのお姉さんももう手が届くところまで来てるし、無事に助け出せたら……もうこの学院にこだわる必要はなくなっちゃうし……。お嬢様のサーナちゃんは、ここよりももっと格式のある大学に行っちゃうかもしれない……。アリムちゃんは大学に進学する理由が全くないし……。リアンちゃんだって、学費の問題があるし……」

リアン「…………ご、ごめん……」


リアン(確かに……うちの孤児院は、そこまで経済的に豊かなわけではない。今回私がこの学院に転入できたのは、院長を初めとしたみんなのがんばりが結実した奇跡のようなものなのだ……。正直に言えば、大学部まで進学するのは難しいだろう……)

リアン(私たちは……高等部を卒業したら、バラバラになってしまうのかもしれない……)


ノルン「……せっかく、仲良くなれたのに……。初めて、私のことをしっかり見てくれる人たちと、出逢えたのに……」

リアン「ノルンさん……」

ノルン「……ごめんね。せっかくの聖夜なのに、なんだか暗い話しちゃって……」

リアン「ううん……。サンタさんは、そういうかなしみを癒やす為にがんばってるんだから」

ノルン「サンタさん……」

リアン「……お祈りしよ、サンタさんに。私たちが、末永くずっと仲良くいられますように……って」

ノルン「ふふ……そんな都合の良い願いまで、叶えてくれるものなのかな……?」

リアン「え、えへへ……だめ、かな……?」

ノルン「ううん。良い……すごく……」


リアン(揺らめくキャンドルの火を前に、私たちはお祈りを捧げた……)

 ◇

ノルン「……それじゃあそろそろ、帰るね」

リアン「うん……」

ノルン「リエムちゃんとアリムちゃんによろしくね。おやすみなさい、リアンちゃん」

リアン「おやすみなさい、ノルンさん」

 ガチャッ バタン…


リアン(そうして、ノルンさんは静かに帰っていった……)

リアン(部屋には未だ、キャンドルの火が静かに揺れている……)

リアン(未来がどうなるかはわからないけれど……少なくとも、あと一年は学生でいられる)

リアン(残り、一年と少し……。悔いのないように……)

リアン(最高の時間を、みんなと過ごしたいな……)

 ◆
320 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/22(木) 23:13:20.74 ID:zjO8u8C50
―リアンの部屋

リエム「お風呂を上がりました、リアンさま」

アリム「上がったわよ、リアン」

リアン「あ、うん……」


リアン(……ノルンさんと話していて気が紛れていたけれど……私は、彼女たちを着せ替え人形扱いした咎人だ……)

リアン(うう……真っ直ぐに二人を見ることができない……)


リエム「リアンさま……?」

アリム「……な、何よ。こっち見なさいよ」

リアン「……私なんかに、リエムちゃんとアリムちゃんを直視する資格なんて……」

アリム「いやいきなり何言ってるのよ!? い、いいから見なさい!」グイッ

リアン「ふええっ!?」グルンッ


リエム「り、リアンさま………///」モジモジ(E:ミニサンタポンチョ)

アリム「……ど、どう……? 似合ってる……?///」(E:ミニサンタポンチョ)


リアン(ああ……私は……夢でも見ているのだろうか……)

リアン(リエムちゃんとアリムちゃんが……サンタの格好をして……)
321 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/22(木) 23:14:03.04 ID:zjO8u8C50

リアン「……すごく、似合ってる……!! かわいいよ、二人とも……!!!」

リエム「リアンさま……!///」

アリム「丈が短すぎてどうかと思ったけど……良かった……///」

リアン「で、でもどうして? いつの間に買ったの?」

アリム「リアンがぼけっとしてる間に二人で買ったのよ」

リエム「リアンさまに、喜んでいただきたく……」

リアン「………二人とも……! とっても、素敵だよ……!!!」

リアン「そして……ごめんなさいっ!!」ドゲザッ

リエム「えっ……り、リアンさま……?」

アリム「な、何よいきなり?」

リアン「私……二人を、着せ替え人形みたいにしてたよね……。今回も、その服を見て、二人に着せてみたいって考えちゃって……。私……本当に、ごめんなさいっ!!」ドゲザッ

リエム「……リアンさま……わたしは……」オロオロ

アリム「……はあ。そんなことで悩んでたのね。馬鹿リアンにしては殊勝だけど、ちょっと今更すぎない?」

リアン「うぐっ……」グサッ

アリム「……別に良いわよ。あんた、わたしたちが嫌がることは絶対にしないでしょ? だからあんたがわたしたちを着せ替え人形扱いしているとは思わないわ。ただ、わたしたちの可愛さを引き出す為の提案をしてるだけ……そうでしょ?」

リアン「そ、そうなのかな……。自分のこと、よくわかんないや……」

アリム「ふふ、まあそんなもんよ。わたしもリエムも、今更あんたにそんな下らない不信感を抱くことはないから。安心しなさい」

リエム「はい……。でもわたしは、リアンさまの着せ替え人形でも構いません……。どうかこれからも、わたしの体をご自由にお使いくださいませ……」

アリム「あ、こら! 今リアンはそういうことしないって言ったばかりでしょうが!!」

リエム「ふふ……はい……わかっています……」

リアン「アリムちゃん、リエムちゃん……!」ガバッ

 ぎゅっ…

リエム「リアンさま……///」

アリム「あっ……リアン……///」

リアン「こんな私を信頼してくれて……本当に、本当にありがとう……」

リエム「こちらこそ……いつもわたしを大切にしてくださり、本当にありがとうございます……」

アリム「……わたしも。いろいろあったのに、そんなわたしを受け入れて、いつも優しくしてくれて……その………ありがと……」

リアン「ふふ……二人とも、大好きだよ……!!」

リエム「……はい。わたしも……大好きです……」

アリム「わ、わたしも………だ、大好き、だから……///」


リアン(私たちは身を寄せ合い、お互いの温もりを感じながら眠りについた……)

リアン(聖夜が、密やかに更けていく――)

 ◆
322 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/22(木) 23:15:13.14 ID:zjO8u8C50
本日はここまで
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/23(金) 00:57:37.40 ID:8UQV3GjYo
おつおつ
学生特有の別れの予感…きゅっとなる
風紀委員長の見立ては間違ってなかったかもしれねぇ……
324 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/23(金) 21:47:29.05 ID:p87AM+/30
リアンさまはリエムとアリムが大好きなだけで、小さい子なら誰でも好きというわけではありません
お別れまではまだ一年以上あるので、後悔のない学生生活を送っていただければと思います
325 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/23(金) 21:50:46.16 ID:p87AM+/30
―12月4週 聖夜
 職員寮 エンシァンの部屋

ルル「…………」

エンシァン「さて、今夜はもう寝るだけだが……」

ルル「…………」

エンシァン「……冷えるな。ルルたんぽを使うか……」

 もぞもぞ ぎゅっ

ルル「ん……。エンしゃん……?」

エンシァン「やはり温かいな、ルルは」

ルル「…………」

エンシァン「ルルも遠慮なく私で暖を取れ。寒さを我慢して寝ても睡眠の質が低下するだけだ」

ルル「…………」

ルル「……ルルなんかが……あったかく寝て、良いの……?」

エンシァン「良いに決まっているだろう」

ルル「でもルル……たくさんの人たちの、あったかいを……奪った……」

エンシァン「…………」

ルル「それなのに……ルルだけ、あったかくなるなんて………」

エンシァン「…………」

エンシァン「………奪ったから、何だ? それが、ルルが温まってはいけない理由になるのか?」

ルル「だって……だって……! そんなの、ずるいもん! みんなに酷いことしたんだから……ルルも、酷い目に遭わなきゃ……」

エンシァン「その理屈だと、全ての生物は酷い目に遭わなければならなくなるぞ」

ルル「え……?」

エンシァン「私たちは普段から、肉や魚、野菜など……他の命を奪って生きている。言い換えれば、他の命を酷い目に遭わせているということだ。わかるな?」

ルル「…………うん……」

エンシァン「植物プランクトンでもない限り、その摂理に例外はない。命が生き続けるには、他者を奪うしかないわけだ」

ルル「でも……ルルは、生きる為に奪ったんじゃ……」

エンシァン「生きる為かそうでないかは問題ではない。奪うという行為に違いはないのだから」

ルル「…そう、なの……?」
326 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/23(金) 21:51:33.60 ID:p87AM+/30

エンシァン「そうだな……。例えばルルは、サーナくんやアリムくんが人食いオークに食い殺されたとして、それを許せるか?」

ルル「……絶対、許さない」

エンシァン「そういうことだ。奪われた側にとっては、奪われたという結果しかないのだ」

ルル「じゃあ……ルルも…………」

エンシァン「ああ。お前も、許されることはない」

ルル「……っ」

エンシァン「だが、だから何だ? 我々は誰かの許しがなければ生きられないほど脆弱な存在なのか?」

ルル「え……」

エンシァン「先程も言ったように、生物は他者の命を奪って生きている。許されなければ生きられないというなら、この星の生命は直ちに死滅するだろう」

ルル「…………」

エンシァン「だがそうはなっていない。我々が生きていくのに、誰かの許しなど必要ないからだ。腹が減ったら食い、腹が立ったら殺す。本来、生命とはそういうものだ」

ルル「で、でも……」

エンシァン「それともルルは、リアンくんやサーナくん……遺跡部の皆のことも生きるべきでないと思うのか? あの子らも、今までに無数の命を奪って生きてきたのだぞ?」

ルル「そんな、こと……」

エンシァン「リアンくんやサーナくんが温かく生きて良いなら、お前も温かく生きて良いということだ。わかったな?」

ルル「…………」

ルル「……わかんない、よ……」ジワ…

エンシァン「ルル……」

ルル「うぅ……えぐ、えぐ……」グスグス

エンシァン「……フッ。不出来な子だ……。私は、お前に温まって欲しいだけなのだがな……」

 ぎゅっ……

 ☆ルルの心の整理が進みました

 ◆
327 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/23(金) 21:54:24.86 ID:p87AM+/30
―12月4週 大晦日
 リアンの部屋

リアン(そうこうしている内にもう大晦日だ)

リアン(今日が終われば、明日は年始め……。この島ではショウガツ≠ニ言うらしい)

リアン(ちなみに今この島に住んでいる住民の人たちは、文明崩壊後にこの島に移り住んできた民族の子孫なのだそうだ。古代人の末裔とかではないらしい)

リアン(まあそれはともかくとして……。大晦日の予定は……)


―次の遺跡発見率[101/500](※年末年始の行動では上がりません)
 ◆遺跡探索部メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+5)〈水の守り〉
 ◇リエム  (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+4、持続力+2)〈不壊〉
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+4、戦闘力+5、持続力+2)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+4)〈聖域〉
 ◇ヒーティ (火の魔法:踏破力+3、戦闘力+5、持続力+2)〈暴れ火〉
 ◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
 ◇シャロット(治癒魔法:踏破力+3、戦闘力+1、持続力+8)〈回復〉
 ◇ルルちゃん(不安状態:踏破力+1、戦闘力+2、持続力+3)〈防御強化〉
 ◇アリム  (魔導兵装:踏破力+5、戦闘力+10、持続力+5)〈会心強化〉

☆現在の目標☆
・ルウェインを救出する
・魔鍵を追う
・エピカを止める
・大神殿を見つける
・ルルを元気づける

大晦日の行動です
↓1 年の越し方
↓2〜4 自由行動または発生するイベント 行動終了後、特殊なイベントが発生することがあります
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/23(金) 21:55:53.18 ID:HVeF/2s80
サーナが別荘に招待してくれた
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/23(金) 22:01:14.34 ID:sTsPeZkiO
みんなで集まって年越し蕎麦を食べよう
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/23(金) 22:01:15.82 ID:4RxZtt7LO
リアン、リエムとアリムに巫女さん衣装を作成
331 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/23(金) 22:16:42.64 ID:p87AM+/30
急用が入ったので本日はここまで。このレスは安価に含まれません
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/23(金) 22:32:25.33 ID:hM+de0xGo
サーナが卒業してもルルと一緒にいたいと(大胆な告白)
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/23(金) 22:45:23.51 ID:ZDwk3dDPO
えんしゃんほんとすき
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/23(金) 22:55:46.56 ID:ZlKJnhmqo
同じく
いい先生かは置いといて、いい大人だよな
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/24(土) 12:32:33.18 ID:wIwMgzt4O
どうでもいいけど>>1の淡々とした語りが、なんとなくリエムでもアリムでもないリエム型魔法人形がシステムメッセージ担当してるみたい
336 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/24(土) 23:16:56.56 ID:L64Jq2+M0
エンシァン先生自身も自分のことを良い先生だと思っているようです。しかし大多数の生徒は頭のおかしい先生だと思っています

特に意識していたわけではありませんが、>>1の文体は確かにリエム型っぽいかもしれません
リエム型の子は大体リエムのような口調なので、アリムのように口調が大きく変わることは稀なようです
337 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/24(土) 23:17:56.86 ID:L64Jq2+M0
―12月4週 大晦日 午前
 リアンの部屋

リアン(今日は午後からみんなと合流してサーナさんの別荘に行くんだった)

リアン(午前中は……よし! アレを仕上げよう!)


 ぬいぬい…

リアン「ふんふんふーん……♪」ヌイヌイ

リエム「リアンさま。お縫い物でしたら、わたしもお手伝いいたします」

リアン「ありがとう、でも大丈夫だよ。あと少しだけだから」

アリム「……紅白の、着物……? この島の伝統的な衣服に似ているけれど……」

リアン「うん! 巫女っていう神職の女性が着る衣装!」

アリム「ふうん。なんでそんなものを作っているの?」

リアン「オショウガツは巫女さんの格好をすると縁起が良いんだって。だからリエムちゃんとアリムちゃんに巫女さんの格好をしてもらおうと思って」

アリム「……一応聞いておくけど、誰から聞いたの? それ」

リアン「シャーロット准教授!」

アリム「…………」

アリム「……まあ良いわ。着てあげる」

 ◇

リアン「よし! 完成!」ヌイッ

リエム「リアンさま……! おめでとうございます……!」パチパチ

アリム「めでたくなるのはわたしたちの方みたいだけどね」

 ☆子供用巫女装束を二着作りました

 ◆
338 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/24(土) 23:18:27.51 ID:L64Jq2+M0
―12月4週 大晦日 午後
 新西区 高台 サーナの別荘

リアン(私たちは予定通りにみんなで集まり、サーナさんの家で所有しているという別荘に来た)

リアン(場所はなんと新西区の高台だ。まさか島内にサーナさんの家の別荘があったなんて……)

リアン(恐るべし、ブルジョワジー……)


ノルン「わあ……! 本物の別荘……!」

ルウぇリア「すごいな……。一軒家ってだけでもすごいのに、これが別荘で、しかもそこそこ広い庭まである……!」

ヒーティ「な、なんか緊張しちゃいます……! 自分、場違いじゃないでしょうかッ……!」

サーナ「場違いではありませんわ!! みんな、わたくしの大切な友達ですもの!」

リアン「サーナさん……招待してくれてありがとう……!」

サーナ「ふふ、礼には及びませんわ。わたくしがみんなを招待したかっただけですもの」


ルル「…………」

リエム「ルルさま……」

アリム「ほら、ルル。せっかく来たんだもの、行きましょう」

ルル「………うん…」

 ◆
339 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/24(土) 23:19:24.48 ID:L64Jq2+M0
―夕方
 サーナの別荘 リビング

リアンたち「いただきます!」

 モグモグ…

リアン(私たちはリビングに集合し、大きなテーブルに着いておそばを食べ始めた)

リアン(この島では大晦日におそばを食べるらしい。年越しそば、と言うそうだ)

リアン(ノルンさんとリエムちゃんが作ってくれた年越しそばは、とても美味しい)


ノルン「おかわりもいっぱいあるから遠慮せず食べてね」

リエム「天ぷらのおかわりもたくさん用意してあります。ご賞味くださいませ」

リアン「ありがとう……!」


リアン「ノルンさん、和食も作れるんだねえ」

ノルン「勉強中だけどね。リエムちゃんも手伝ってくれたし、まだまだだよ」

リエム「お手伝いいたしました。ノルンさまのお力になれたのでしたら幸いです」

ノルン「こちらこそ幸いだよ! いつもありがとね、リエムちゃん」

リエム「ノルンさま……。こちらこそ、いつもありがとうございます……」


 ☆学生組の能力が成長しました

 ◆
340 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/24(土) 23:21:55.82 ID:L64Jq2+M0
―夜
 サーナの別荘 バルコニー

ルル「…………」

サーナ「……ここにいましたのね、ルル…」スタスタ

ルル「…サーナ……」

サーナ「………よろしければ、教えてくださいまし。ルルが、苦しんでいる理由を」

ルル「…………」

ルル「……うん」

 ◇

ルル「……ルル、いっぱい奪った……。奪わなくても良いものを……いっぱい、いっぱい……」

サーナ「そう、だったんですの……」

ルル「……エンしゃんは……生きてれば奪うのは当然って言ったけど……」

ルル「……本当に、それでいいの……?」

サーナ「…………」

サーナ「……わかりませんわ。わかりませんけれど……」

サーナ「わたくしは……!! ルルと一緒にいたいですわよ……!!!」ザッ

ルル「……え?」

サーナ「これからも、これから先も、卒業しても!! ずっと一緒に!!」

サーナ「だから――生きることを、幸せになることを、諦めないでくださいまし!!!」

ルル「…………」


   (なんでルルなんかと)

     (こんなルルのことを好きになってくれたの)

 (ルルなんかと一緒にいちゃだめ)

    (やだ。ルルもみんなと一緒にいたい)

  (ルルなんかが幸せになっちゃだめ)

    (やだやだ。エンしゃんも生きて良いって言ったもん)

   (サーナだって、幸せになって良いって言ったもん)

  (だめ。ルルは酷い目に遭わなきゃだめ)

     (やだ……やだ………)


ルル「………」フラッ

サーナ「ルル!」ダキッ

ルル「………わかんない……わかんないよぉ……」ジワッ

サーナ「ルル……」

ルル「えぐ、えぐ……」グスグス

サーナ「……中に戻りましょう。ここは冷えますわ……」

 ☆ルルの心の整理が進みました

 ◆
341 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/24(土) 23:23:35.25 ID:L64Jq2+M0
本日はここまで
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/24(土) 23:42:11.88 ID:ma2S6NU10
乙です
みんな良い子だなあ……
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/25(日) 00:37:10.87 ID:EijW3aVoo

ルルちゃ、他のインテリジェンスソードと比べて内面が未成熟よなあ
344 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/25(日) 22:43:39.83 ID:c+25mS9M0
リアンを初めとして皆良い子です。良い子であるせいで余計な苦しみを負うことになることもあります。難儀です

他のインテリジェンスソードも全員が成熟しているというわけではないのですが(完全に成熟しているのはフィーくらい)、ここ最近のルルがよわよわなのは遺跡部での暮らしが良すぎたからかもしれません。生きる喜びを知ってしまったからこそ――
345 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/25(日) 22:44:27.09 ID:c+25mS9M0
―大晦日 深夜
 サーナの別荘 リビング

ルウェリア「今年は本当にいろいろあったなあ……」

リアン「そうだね。私も驚きの連続だったよ」

ノルン「リアンちゃんが転入して来なかったら、一人ぼっちで年越ししてたかも。私……」

ルウェリア「あはは、私も! 去年は寮で、気が付いた時には越してたんだよね」

ノルン「あ、ルウェリアちゃんも? ふふ、私もそうなの。ぼーっとしてるうちに越しちゃった」

 ワイワイ キャッキャ

リアン(ひええ、全然笑えないよお……)

リアン(そういえば今何分だろ……。そろそろ日付が変わる頃じゃ……)


時計「00:02」
346 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/25(日) 22:44:58.60 ID:c+25mS9M0
リアン「あ……ひ、日付変わってる!!」

ノルン「えっ!?」

ルウェリア「ほ、本当に!?」

ヒーティ「ふわぁ……。変わったんですかぁ……?」ウツラウツラ

リアン「う、うん! あけましておめでとうございます!!」

リエム「あけましておめでとうございます、リアンさま。皆さま。本年もどうぞよろしくお願いいたします」ペコリ

ノルン「あけましておめでとう! これからもよろしくね!」

ルウェリア「あけましておめでとう……! 新年もよろしくお願いします……!」

ヒーティ「ふぁ……。よろしく……おねがい、します……」ウツラウツラ

アリム「おめでと。まあよろしくね、今年も」

 ガラッ

サーナ「ルルを寝かしつけて来ましたわ。あけましておめでとうございます」

リアン「サーナさん! ルルちゃんは……」

サーナ「……未だ、激しく自分を責めていますわ……。ルル自身もどうしたら良いかわからないようで……」

アリム「……魔力の波長は相変わらず乱れているけれど、前よりも淀みが薄れているわ。良い傾向かもしれない」

サーナ「る、ルルは大丈夫なんですの……!?」ズイッ

アリム「断定はできないわ。未だ不安定であることに変わりはないから、今後またルルの精神を揺さぶるようなことがあれば一気に悪い方へ進むかもしれない」

サーナ「……そうなんですのね。わかりましたわ……!」グッ


リアン「わ、私にもできることあるかな……?」

アリム「うーん……何が正解かはわからないけど、リアンの場合はいつも通りが一番良いかも」

リアン「えっ、そうなの?」

アリム「ええ。あんたは特別なことをするより、そのままの姿勢で接するのが一番良いわ」

リアン「そのまま……」

アリム「今のルルにいつも通りに接するっていうのも難しいかもしれないけどね」

リアン「う、ううん……。わかったよ……!!」

 ◆

リアン(その後私たちは睡眠を取り、明け方に起きてバルコニーで日の出を拝んだ)

リアン(問題や悩みは尽きないけれど、日は昇る。時間は待ってくれない)

リアン(今年がどういう年になるかはわからないけれど……いろんなことが解決して、みんなが笑って過ごせる素敵な年になれば良いな……)

リアン(……頑張ろう!)
347 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2023/06/25(日) 22:46:09.54 ID:c+25mS9M0
―1月1週 元日 朝
 リアンの部屋

 ガチャッ

リアン「ただいまあ〜」

リエム「ただいま帰りました」

アリム「ただいま」


リアン「はあ〜。新年初めての帰宅だねえ」

リエム「出るのは年明け前だったので、少し不思議な感じがいたします」

アリム「いつもと変わらないはずなのにね」

リアン「なんでだろ。年明けって何か不思議だよね」


―次の遺跡発見率[101/500](※年末年始の行動では上がりません)
 ◆遺跡探索部メンバー
 ◇リアン  (水の魔法:踏破力+2、戦闘力+4、持続力+5)〈水の守り〉
 ◇リエム  (魔導兵装:踏破力+4、戦闘力+6、持続力+4)〈献身〉
 ◇ルウェリア(硬度変化:踏破力+5、戦闘力+4、持続力+2)〈不壊〉
 ◇サーナ  (風の魔法:踏破力+4、戦闘力+5、持続力+2)〈飛行〉
 ◇ノルン  (光の魔法:踏破力+3、戦闘力+4、持続力+4)〈聖域〉
 ◇ヒーティ (火の魔法:踏破力+3、戦闘力+5、持続力+2)〈暴れ火〉
 ◇エンシァン(掘削魔法:踏破力+4、戦闘力+4、持続力+4)〈貫通〉
 ◇シャロット(治癒魔法:踏破力+3、戦闘力+1、持続力+8)〈回復〉
 ◇ルルちゃん(不安状態:踏破力+1、戦闘力+2、持続力+3)〈防御強化〉
 ◇アリム  (魔導兵装:踏破力+5、戦闘力+10、持続力+5)〈会心強化〉

☆現在の目標☆
・ルウェインを救出する
・魔鍵を追う
・エピカを止める
・大神殿を見つける
・ルルを元気づける

元日の行動です
↓1〜3 自由行動または発生するイベント 行動終了後、特殊なイベントが発生することがあります なお本日はここまで
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/25(日) 22:46:57.28 ID:yrqJ4j8Z0
皆で孤児院とリモート会話
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/25(日) 22:47:41.37 ID:RglVyePcO
遺跡部で羽根つき大会
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/25(日) 22:47:44.31 ID:/6ENp/UP0
エンシァンとルルが二人でお出かけ
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/06/25(日) 23:34:35.85 ID:EijW3aVoo
いつの間にか年越しあるある
おつわ
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