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【シャニマス×ダンガンロンパ】シャイニーダンガンロンパv3 空を知らぬヒナたちよ【安価進行】Part.1

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796 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:34:12.45 ID:jj1t/rmq0
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【プールの利用規則】

私は改めてプールの壁に取り付けられた看板をじっくりと見直した。

『プールを使う時のルール!
@プールで泳ぐ時は水着に着替えてからにしてください
A夜時間のプールの利用は禁止です。敷地内に入ることは可能です。
B入念にストレッチをした上で泳ぐごと!』

モノスケ「プールに入る時はちゃんと水着に着替えなあかん! 制服のまま言うフェチの親父もおるけど……やっぱり出すもんは出しとるのが一番や!」

にちか「最悪すぎる……」

真乃「プールで泳ぐってあるけど……ちょっと入るぐらいでもダメなんですか?」

モノダム「ダメダヨ。制服ヲ着タ状態デ水ニ浸カッテイルノヲ感知シタラスグニアラートガ鳴ッチャウネ」

灯織「そうなると、早着替えの達人でもない限り犯行に取り入れるのは難しそうですね……」

にちか「まあ髪を乾かしたりとかもあるし、難しいとは思うかな……」

真乃「体育館と同じで夜時間には使用禁止なんですね」

モノタロウ「ま、まさかこのプールにも悪霊が……?」

モノスケ「かつてオリンピック強化指定選手に選ばれ、将来を期待された競泳選手がおった……」

モノスケ「そんな彼女は競泳記録大会の最中、ある事故を起こしてしまう……」

モノスケ「飛び込みの勢いで水着が捲れてしもうたんやな……」

モノスケ「そのことがショックとなり彼女は競泳を引退。以来誰もいない夜のプールでは、誰かが飛び込む音ばかりが響くと言う……」

にちか「多分その女の子関係ない案件だよね……それ」

モノファニー「プールの中に入ることはできないけれど、プールサイドを歩くとかは問題なくできるわ」

灯織「建物自体が使用禁止になるわけではないんですね」

(夜時間にもこの建物自体は使うことができた……)

(犯人の犯行計画に組み込むことは可能だったんだろうな)

コトダマゲット!【プールの利用規則】
〔『プールを使う時のルール!
@プールで泳ぐ時は水着に着替えてからにしてください
A夜時間のプールの利用は禁止です。敷地内に入ることは可能です。
B入念にストレッチをした上で泳ぐごと!』〕
797 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:35:20.31 ID:jj1t/rmq0
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【モノクマーズに聞き込み】

にちか「ちょうどよかった。あなたたちに聞きたいことがあったんだよね」

モノスケ「な、なんや! ワイらは何も知らんで!」

モノファニー「そうよ! 加担しすぎたら後でお父ちゃんに怒られちゃうんだから!」

モノタロウ「怒られてボコられてモコられるんだよー!」

モノクマーズに聞きたいことというのは、今回の動機のことだ。
事件の数日前各人に配布されたあの動機ビデオ。
明らかに内容と配る相手がチグハグになっていた。
誰のもとに誰が配られたかを明らかにはしなかったけど、実際のところどうなったのか聞いておいた方がいいかもしれない。

にちか「ねえ、モノクマーズ。今回の動機のビデオなんだけど……シャッフルして配られていたけど、あなたたちはどれが誰に配られたのか把握してるの?」

モノスケ「あ、あ、当たり前やろ! せやないと何のために配ったのかもわからんやんけ!」
798 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:37:02.26 ID:jj1t/rmq0

にちか「じゃあ私の元に配ったのは?」

モノスケ「……」

(どうやら、モノクマーズも誰にどれを配ったのかは把握してないみたいだね)

真乃「動機ビデオは全員に行き届くことは行き届いたんですよね?」

モノファニー「ええ、それは間違いないわ。用意していた分のビデオは全部なくなっていたし、一人に一つずつちゃんと用意したはずよ」

灯織「……なるほど、その中身を他の人が見ることは?」

モノダム「現状ハキサマラ同士デ見セ合ウ以外ノ方法ハナイヨ」

モノスケ「なぁ、堪忍や……またその話題になるとお父ちゃんの機嫌が悪くなってまうんや」

モノスケ「もうワイのお尻は限界なんや! 頼むで!」

【ばーいくま〜〜〜〜!!!!】

よほど失態を触れられたくないらしく、モノクマーズは話題に出すや否やすぐにその姿を消してしまった。
今回の事件のきっかけとなったのもほぼ間違いなく奴らの用意した動機なはずだ。
その動機について、誰のものが誰に渡っていたのかわかれば大きく一歩進みそうな気がしたんだけど……流石にそううまくはいかないか。

799 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:38:13.86 ID:jj1t/rmq0
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【AVルーム】

地下の中でも奥まったところにあるこの部屋に灯織ちゃんと甜花さんの二人は閉じ込められていた。
すでにかなり体力を消耗していた様子だったし、愛依さんが見つけてくれなかったら危なかったところだろうと思う。

にちか「灯織ちゃんはこの部屋にいつ来たの?」

灯織「いや……私が自分でここに来たんじゃなくて、呼び出しを受けたのはもともと図書室だったんだよね」

真乃「ほわっ……お隣の部屋なの?」

灯織「うん、図書室に明け方に呼び出しを受けて」

にちか「そ、そんな早い時間に一人で出向いたの……?!」

灯織「うん……呼び出された内容が内容だったから。『隠し部屋に入るカードキーを見つけた』……これって黒幕に繋がる大きな手がかりだと思ったから」

にちか「でも、実際はそんなことはなかった……」

灯織「うん、いつのまにか後ろに立っていた犯人に襲われて、そのまま意識を失っちゃったんだ」

(そして私たちが発見するまで拘束状態だった……か)

あの時の拘束について、愛依さんと甜花さんとも話をすり合わせておく必要はありそうだな。
800 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:40:12.96 ID:jj1t/rmq0
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【愛依と甜花に聞き込み】

にちか「あの、お二人とも今いいです?」

愛依「うん、オッケー! 何でもじゃんじゃん聞いて!」

甜花「な、七草さん……さっきはどうも……」

灯織ちゃんと甜花さんを最初に見つけたのは愛依さんだ。その呼びかけに最初に答えた私が部屋に到着して、二人の拘束を解いた。
そうしているうちに何人か集まってきたんだったかな。

にちか「愛依さんが発見した時のことを聞かせてもらってもいいですか?」

愛依「うん……まず、うちが丁度地下に降りたタイミングでガララララ……パタンって【扉が閉じる音】が聞こえてきたの」

灯織「音……ですか?」

真乃「灯織ちゃんは聞いてなかったの?」

甜花「甜花も風野さんも耳栓をさせられてたから、何も聞くことはできなかったんだ……」
801 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:42:30.56 ID:jj1t/rmq0

愛依「だから誰かいんのかなって思ってゲームルームを覗いたの」

愛依「ほら、図書室はどっちの扉も引き戸だけど、ゲームルームはスライドドアだからさ」

にちか「なるほど……」

愛依「でも、ゲームルームには誰もいなくて……で、よく見たらAVルームの扉もスライドドアだったんだよね!」

愛依「だから誰かが逃げ込んだのかなと思って急いでAVルームを覗いたわけ!」

愛依「したら二人が縛られてたからヤバい焦ったよね! スグに大きな声をだしてにちかちゃん呼んでさ〜!」

(それじゃああれは愛依さんが地下に降りてスグのことだったのか……)

真乃「二人はどんな状態で縛られてたんですか?」

愛依「手と足の首を縛られて……目隠しと耳栓、それになんつーのかな、タルカツラ……?」

灯織「……猿轡をかまされてたの」

つまり、二人はずっと五感が封じられた状態だったわけだ。
実際二人ともめぐるちゃんの死体発見アナウンスのことは知らなかったみたいだし、
私が解いた限りでも拘束されている本人一人でどうにかできる代物じゃなかった。
802 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:43:21.29 ID:jj1t/rmq0

愛依「二人ともあれから大丈夫? 体に何かエイキョーとか出てたり……」

甜花「う、うん……大丈夫。なーちゃんにはかなり心配されたけど……」

灯織「私も今は大丈夫です。気絶した時はご迷惑をおかけしました……」

愛依「ううん、気にしないで! 今が元気なら全然オッケーだから!」

二人の様子にも怪しいところはない……
けど、この二人とめぐるちゃん、夏葉さんの命を奪われた二人との違いは一体何なんだろう。
どうしてこの二人は……標的にはならなかったのかな。

にちか「……」

_____考えすぎ、なのかな。

コトダマゲット!【灯織と甜花の拘束】
〔灯織と甜花はAVルームで目隠しに耳栓、猿轡までされた上で手足を拘束されていた。捕まっている本人でどうにかできるような拘束ではない、入念なモノだった〕

803 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:44:03.75 ID:jj1t/rmq0
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【裏口の扉】

AVルームには二つの入り口がある。
前回の裁判でもそれが争点となって、私はこの扉の立て付けの悪さの苦渋を飲むことになったんだけど……

にちか「あれ?」

今度はその扉がすんなりと開いた。
しゃがんで見てみると、埃の溜まっていたであろうレーンは見違えるほどに綺麗に掃除がされていて、油を刺されたような跡も垣間見えた。

愛依「あ、その裏口はこの前凛世ちゃんが直してるの見たよ〜?」

にちか「杜野さんが?」

愛依「裁判の終わった次の日だったっけな? 頻繁に出入りする部屋で、壊れたままなのも都合が悪いだろうから……って」

愛依「すごい気が効くよね、気遣いの鬼ってカンジ〜!」

私は普段地下室に近づくことがなかったから全然気づいていなかったけど……みんなは知っていたのかな。
少なくとも、前回の事件では使えなかった扉が今回の事件では使えるようになっていたという事実は覚えておいた方がいいのかも。

コトダマゲット!【AVルーム裏口の扉】
〔AVルームの裏口の扉は前回の裁判の後に凛世が修理をして使えるようにしたらしい。今もスライド式のドアは自由に使える状態である〕
804 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:44:50.59 ID:jj1t/rmq0
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【キーンコーンカーンコーン……】

『はい、お時間になりました。ヌルヌルテカテカ隅々まで捜査じっくりコースは以上になります』

『ご延長なさりますか? 追加料金が発生いたしますが……以上で? はい、了解しました』

『本日は当モノクマラバーズクラブ、クマ娘をご利用いただきありがとうございました! こちら次回使えるクーポン券になりますのでぜひお使いくださいね』

『それではお客様、中庭の赤い扉裁きの祠にてご退店の方よろしくお願いします』

『また次回、ハチミツまみれコースで待ってます♡』

プツン

……時間が来たみたいだ。
今回の裁判に私は初めてシロとして挑む。
この裁判でクロを見つけられないと、終わる。
仲間たちと一緒に死んでしまう。
その初めての緊張感を感じて、さすがに背筋がいつもより伸びた。
805 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:45:50.41 ID:jj1t/rmq0

灯織「にちか、大丈夫だよ。私たちがついてる」

にちか「灯織ちゃん……」

真乃「頑張ろうね、にちかちゃん……っ!」

にちか「真乃ちゃん……」

でも私は一人じゃない。
共に戦う仲間がいる。
前回の裁判と大きく違うのは、そこだ。
一緒にいたいと思える仲間と同じ目的に向かって、戦うことができる。
これだけでどれほど心強いことか。

にちか「うん、絶対に……生きて帰ろう」

私たちは揃って、その第一歩を踏み出した。
806 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:47:06.78 ID:jj1t/rmq0
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【中庭 裁きの祠】

中庭にはすでに私たちを待ち受けている他の人たちの姿があった。
不安げな表情を浮かべる人、まだ困惑の中にいる人、そして好戦的な笑みを浮かべ昂る人。
この裁判に挑む姿勢はまちまちだ。
でも、目的は同じ。全員が、この裁判から生きて戻ることを目指してここに集っている。

あさひ「あ、にちかちゃん! どうっすか? 犯人は分かったっすか?」

にちか「……それはこれから先の裁判で明らかにすることでしょ」

あさひ「あはは、そうっすね。まあにちかちゃんがこのゲームに協力的でよかったっす」

あさひ「いっしょにゲームを楽しんでくれる人がいないと、どんなに面白いゲームでも退屈っすから」

愛依「……あさひちゃん」

樹里「おい、それより透と円香はまだなのかよ。アナウンス鳴ってからもう結構経ってるぞ?」

甜花「あ、そういえば……来てない……」

甘奈「捜査中も円香ちゃんは自分の才能研究教室の前にいたと思うけど……」

しばらく私たちが二人の噂をしていると、祠の扉が開いた。
モノクマーズに背中を強引に押されながら、渋々といった感じで二人の重役出勤だ。
807 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:48:46.66 ID:jj1t/rmq0

モノタロウ「もう! 学級裁判に参加しないとおしおきされちゃうんだよ!? 困るのはキサマラなんだよ?!」

透「お、ついたついた。ご苦労」

モノスケ「ご苦労やあらへんねん! ワイらはキサマラのホームヘルパーさんとちゃうねんぞ!」

円香「次は椅子に乗せて運んでくれると助かる」

モノスケ「そんなん神輿やないねんから!」

凛世「お二人とも……今の今まで、樋口さんの才能研究教室に……?」

透「や、うちは捜査してたよ。ちゃんと」

円香「来る途中に浅倉から話は聞いてます。大丈夫、裁判自体は真面目に参加するので」

恋鐘「そいならよか! な〜んも知らんと裁判に参加しても、訳わからんっちゃんね! 前回のうちみたいに!」

樹里「恋鐘……アンタ前回の裁判勘で参加してたのか……」

そして私たちが揃ったタイミングを見越したかのように、石像が動き出した。
手に持っていた水瓶を砕くと、そのまま噴水の中に姿が消え、滝が割れてエレベーターが姿を現す。

モノファニー「ほら、キサマラは裁判場に急ぎなさい! お父ちゃんはとっくに待ちくたびれてるわよ!」

モノダム「キサマラ、頑張ッテネ」

モノクマーズに促されるままに私たちはエレベーターへと乗り込んでいく。
そして全員が乗り込むと、ガコンと音を立ててから、下降が始まった。

808 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:50:27.65 ID:jj1t/rmq0


霧子「なんだか……寂しくなっちゃったね……」

前回の裁判の時にエレベーターに乗り込んだのはルカさんを除いた15人。それが更にめぐるちゃんと夏葉さんの分も抜けた13人となった。
人数が減るとそれだけ空間が広くなる。
元は誰かがいた空間、そこに漂う残香のようなものが、どことなく切なく胸を刺した。

あさひ「でも、帰る頃には更にもう一人減るっすよ?」

あさひ「いや、もしかしたら二人……かもしれないっすけど」

認めたくはないが芹沢さんの言うとおりだ。
私たちがこの切なさを感じているのは生き延びているからに他ならず、そしてまた生き延びるためには更なる犠牲を出さねばならない。
今こうして感じている寂しさは、まだその前段階に過ぎないと言うことを戒めるような芹沢さんの言葉に、誰も口を挟み込みはしなかった。

みんな、覚悟を決めている最中だった。
これから自分たちは仲間のうちの『誰か』を切り捨てることになる。

その『誰か』にどうやって向き合うのか。
その『誰か』にどんな言葉をぶつけるのか。
その『誰か』にどんな想いを抱くのか。
自分がどんな反応を抱くことになるのかもわからないままに、そんな曖昧な覚悟だけを必死に抱こうとしていた。


チーン!


でも、そんな覚悟が定まるほどの時間もないままに、エレベーターは目的地へと辿り着いてしまう。

809 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:52:10.40 ID:jj1t/rmq0


モノクマ「おっせ! おせおせおせおせ! おっせーの!」

モノクマ「何をぐだぐだやってんのさ! こちとら学級裁判がやりたくてやりたくて……待ち遠しくて待ち遠しくて……」

モノクマ「千羽鶴を着払いで児童病院に送りつけちゃったよ!」

モノタロウ「うわー! SNSで本格的な炎上をしちゃうよ!」

モノファニー「厚意の押し付けと顰蹙を買う一方で拒絶しない病院サイドにも問題があると議論になってより炎上が加速するインターネット永遠の沸騰の話題になってしまうわ!」

樹里「なあ、みんな。裁判が始まる前にこれだけ、言っておきたいんだけど……いいか?」

凛世「樹里さん……?」

樹里「さっきあさひの言ってた通り、アタシたちはこの裁判でも仲間のうちの誰かを確実に犠牲にすることになる」

樹里「でも、だからって……怖がって進むのを辞めちゃダメだ。どれだけ残酷な結末が待ってても、どれだけ認めたくない真実が待ってても」

樹里「その先にしか、私たちが生き残る未来はなんだからな」
810 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:53:22.53 ID:jj1t/rmq0

あさひ「そうっすよ、みんなが諦めちゃったらゲームに勝てなくなるっす」

あさひ「ちゃんとゲームに勝ちたいなら、最後まで頑張るっすよ!」

愛依「うん……そーだよね! やっぱそうだよね! うち……なんか震えてたけど、今の樹里ちゃんの言葉聞いていけそう!」

甘奈「甘奈も……勇気をもらえた!」

霧子「とくんとくんって……鼓動が早くなって……」

恋鐘「やる気十分ばい〜〜〜〜〜!!」

私たちは西城さんの発破を受けて、すぐにそれぞれの席へとついた。
あの西城さんの言葉は、きっと夏葉さんが私たちに見せ続けていた姿に基づくものだったんだろうと思う。
811 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:54:42.36 ID:jj1t/rmq0

超研究生級の文武両道、有栖川夏葉さん。
ルカさん亡き後に私たちを引っ張り続けてくれていたリーダー格の人物で、
その勇敢に真実に向き合い続け、仲間を鼓舞しようとする姿には何度も力をもらっていた。


そして超研究生級のスポタレ、八宮めぐるちゃん。
彼女には私は大切なものをいくつももらったし、今こうしてこの場に立つための力をくれたのも彼女だ。
返し尽くせないぐらいの恩をもらっていたところに、その恩を返す機会をとりあげられた。


私たちを照らし続けた太陽のような二人を殺した人間が、私たちの中に……いる。
それは何者なのか、その人物が何を腹に抱えているのか。
まだ全ては闇の中にある。
真実への道筋はまだ見えないし、そこにどんな障害が待ち受けているのかもわからない。
でも、そうだとしても私たちは遮二無二に進み続けることしかできない。
寸分先も見えない真っ暗闇の中を突き進んで突き進んだ先にしか、真実は待っていないのだから。

やるしか、ないんだ。
812 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:56:15.75 ID:jj1t/rmq0






____私たちが生きて帰る、その運命を切り開くために。





813 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/03(日) 21:59:47.58 ID:jj1t/rmq0

2章非日常編までを早足ですが進めさせていただきました。
ここからの学級裁判パートでは、出来る限りこれまで通り安価での進行をしたいと考えていますので、よろしければ参加をご検討ください。
交流パートカットに伴うスキル入手機会の喪失もあるので、コンマなどは緩和もしくは廃止となると思います。

学級裁判パートの開始は9/6(水)の21:00〜を予定しております。
よろしくお願いします。
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2023/09/06(水) 14:28:41.16 ID:O47vjLg1O
更新ありがとうございます。
大好きなシリーズなので、ゆっくりでもいいので続けてくれると嬉しいです!
815 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/06(水) 20:40:54.51 ID:Dl97oGhJ0
>>814
ありがとうございます。大変励みになります! 
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コトダマ
‣【モノクマファイル2】
〔被害者となったのは超研究生級のスポタレ、八宮めぐる。死亡推定時刻は午前8時前後。死因となったのは前頭部を強く殴りつけられたことによる頭蓋骨陥没および脳挫傷。死体に他に目立った外傷はない〕

‣【モノクマファイル3】
〔被害者となったのは超研究生級の文武両道、有栖川夏葉。死亡推定時刻は午前8時30分前後。死因となったのは後頭部を強く殴りつけられたことによる頭蓋骨陥没および脳挫傷。死体に他に目立った外傷はない〕

‣【事件の経緯】
〔めぐると夏葉の死体を発見するまでの経緯は以下の通り。
@体育館に集まった真乃、恋鐘、霧子、樹里、凛世、甘奈、あさひ、愛依、にちかが異常に気づく。
真乃、にちか、甘奈が3階の才能研究教室、恋鐘、凛世が1階の食堂、樹里が寄宿舎の捜索を担当。
A3階の才能研究教室にてめぐるの死体を発見。残る行方不明の灯織、甜花、夏葉の捜索を開始。
あさひと円香で3階、透と恋鐘で2階、真乃とにちかと樹里と甘奈で1階、愛依で地下を探索。
B愛依が地下で灯織と甜花を発見。
残る夏葉の捜索に真乃とにちかと甜花が行動開始。
真乃とにちかが中庭、甜花が裏庭を担当。
C裏庭で甜花が夏葉の死体を発見〕
816 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/06(水) 20:41:47.58 ID:Dl97oGhJ0

‣【夏葉の割れた指の爪】
〔夏葉の死体の手指の爪は割れていた。あさひ曰く、爪からは鉄の匂いがするらしく、鉄製のものを引っ掻いて割れたのではないかと推測できる〕

‣【二人を殺害した凶器】
〔めぐるを殺害したのは才能研究教室の金属バットで、夏葉を殺害したのは裏庭の鉄パイプでそれぞれ命を奪った凶器が異なる。犯人は現場にあったものを使って犯行を行ったようだ〕

‣【気化麻酔】
〔夏葉とめぐるの死体発見現場には医療用気化麻酔が充満していた。監禁状態にあった二人が意識を取り戻すことは困難だったと思われる〕

‣【現場に落ちていたハンカチ】
〔裏庭の隅に落ちていたハンカチ。今日になって既に使われた痕跡がある。落とし主は不明〕

‣【死体発見アナウンス】
〔殺害犯であるクロ以外のシロの生徒3人以上が死体を発見した際に、現場を周知するために鳴らされるアナウンス。その条件については既にモノクマーズに尋ねた生徒がいるらしい〕

‣【にちかの打ち身】
〔昨晩の体育祭の準備の際にうっかり真乃とにちかがぶつかったことでにちかは右腕に打ち身を負ってしまっている。そのせいで準備は昨晩中断され、今朝にスポーツ用品の搬入がもつれ込んだ〕

‣【シャワールームの窓】
〔めぐるの殺害現場である才能研究教室奥のシャワールームの窓は死体発見当時から開け放たれていた〕

‣【シャワールームの窓のフレーム】
〔めぐるの殺害現場となった才能研究教室奥のシャワールームの窓のフレームには細くて固いものをくくり付けたような擦れた痕跡が残っていた〕
817 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/06(水) 20:42:34.10 ID:Dl97oGhJ0

‣【円香の証言】
〔円香と透は部屋が解禁されて以来、ずっと3階の超研究生級のコメンテーターの部屋に誰も入らないように監視をしている。しかし、事件の起きた当日の朝6時は透が直接寄宿舎に行って交代をしてしまったため、僅かに誰もいない瞬間があった〕

‣【折れ曲がったホッケースティック】
〔体育館の中に落ちていたホッケースティック。中央部分で折れ曲げられており、細いものが擦れてメッキ部分が焼けこげたような痕が残っている〕

‣【体育館の窓】
〔才能研究教室の窓を見上げるような位置にある体育館の窓は事件前後で開けられていた。体育館は夜時間の間は封鎖されるため、開くにはその前後に立ち入る必要がある〕

‣【ワイヤー】
〔プールサイドに落ちていたワイヤー。もともとプールの設備だったものではなく、どこかから持ち込まれたモノだと思われる。丈夫でかなり長い〕

‣【プールの利用規則】
〔『プールを使う時のルール!
@プールで泳ぐ時は水着に着替えてからにしてください
A夜時間のプールの利用は禁止です。敷地内に入ることは可能です。
B入念にストレッチをした上で泳ぐごと!』〕

‣【灯織と甜花の拘束】
〔灯織と甜花はAVルームで目隠しに耳栓、猿轡までされた上で手足を拘束されていた。捕まっている本人でどうにかできるような拘束ではない、入念なモノだった〕

‣【AVルーム裏口の扉】
〔AVルームの裏口の扉は前回の裁判の後に凛世が修理をして使えるようにしたらしい。今もスライド式のドアは自由に使える状態である〕

818 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/06(水) 20:43:28.71 ID:Dl97oGhJ0
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【学級裁判 開廷!】




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819 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/06(水) 20:44:45.81 ID:Dl97oGhJ0

モノクマ「これより学級裁判のルールの説明をいたします」

モノクマ「学級裁判では殺人の実行犯であるクロとそれ以外のシロとに分かれて、オマエラの中に潜むクロは誰か?を話し合ってもらいます」

モノクマ「無事クロの生徒を指摘できればクロだけがおしおき。もし間違った生徒をクロとしてしまった場合には……」

モノクマ「それ以外のシロ全員がおしおきになって、全員を欺いたクロはこの学園から卒業となります!」

モノクマ「ちなみに今回は被害者が二人いるわけだけど……この学級裁判の中でその両方のクロを推理してもらうからね!」

モノクマ「死体が先に見つかった方だけとかそういう死者の尊厳を軽んじるローカルルールとかは良くないんだからね!」

樹里「前回以上にしんどい戦いになるな……一回の学級裁判で両方のクロを当てなくちゃならねーなんてな……」

愛依「ねえ、それなんだけどさ……」

愛依「今回の事件ってクロはそれぞれ別なの?」

愛依「事件が起きたのって両方今日の朝の話だしさ……うちには同一犯に見えるんだけど」

甘奈「今回の事件は甘奈たちの目の前で連続して起こったんだもんね……」

甘奈「直接的に犯人を見ていたわけじゃないけど……一人のクロが暗躍してたみたいな印象を受けるよ」

凛世「では、今回の議論はその点から話し合うことといたしましょう……」

凛世「めぐるさんと夏葉さん……二人を殺めたクロはただの一人だったのか」

凛世「それとも複数人のクロによる別々の事件だったのか……」

(今回の事件が連続殺人だったのかどうか……)

(判断が難しいところだけど……二つの事件において唯一はっきりしている違いがあったはずだよね)
820 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/06(水) 20:45:52.18 ID:Dl97oGhJ0
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【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル3】
‣【にちかの打ち身】
‣【折れ曲がったホッケースティック】
‣【二人を殺害した凶器】

恋鐘「今回の裁判は被害者が二人ばい!」

恋鐘「めぐるに夏葉……」

恋鐘「どっちも頭をごちーんと【殴られて死んどった】ばい!」

甜花「死亡推定時刻は八宮さんが朝8時……」

甜花「有栖川さんが朝8時半……」

甜花「先に八宮さんの方が襲われた、みたい……?」

愛依「やっぱ【単独犯】による連続殺人なんじゃん?」

愛依「どっちも撲殺されて死んでるし」

愛依「【凶器だっておんなじ】じゃん?!」

愛依「一人のクロが二人を殺して回ったんだよ!」

樹里「白昼堂々二人を殺して回るだなんて」

樹里「随分肝が据わった犯人もいたもんだぜ!」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/06(水) 20:59:58.61 ID:6y9msbOg0
【凶器だっておんなじ】に【二人を殺害した凶器】
822 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/06(水) 21:02:06.14 ID:Dl97oGhJ0

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「確かにこの事件は私たちの目の前でリアルタイムに二人の命が奪われました……」

にちか「同一犯の事件のようにも見えるんですが……二つの事件には明確な違いがあったはずです!」

愛依「え……そうなん?」

にちか「二人の命を奪った凶器ですよ! めぐるちゃんを殺したのは彼女の才能研究教室にあった金属バット!」

にちか「その一方で有栖川さんを殺したのは裏庭にあった鉄パイプの廃材なんです」

にちか「犯人はその場その場で現場にあったモノで殺害をしたことになるんです!」

灯織「もちろんこれは同一犯の犯行を否定するものではないですが……わざわざ凶器を使い分けたことには何か理由があるのかもしれません」

灯織「二つの事件を同一に見てしまうのは何か見落としが生じるリスクがあるかもしれない。にちかが言いたいのはそういうことだと思います」

(おっ、灯織ちゃんナイスサポート!)

甘奈「そっか……それじゃあ二つの事件について、一つ一つ丁寧に見て行ったほうがいいかもしれないね☆」

円香「それなら時系列順に辿って考えるのが良さそうですね」

円香「私と浅倉のように、その場にいなかった人間にとって情報の整理にもなりますから」

透「おなしゃーす」

甜花「そうだね……! 甜花もそうしてくれたら、嬉しい……!」

樹里「つーと、まずはめぐるの事件からだな」

樹里「そんじゃあアタシたちが知ってる情報を整理するところから始めるぞ! 準備はいいな?」

霧子「うん……お願いします……」

823 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/06(水) 21:03:23.98 ID:Dl97oGhJ0
------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【モノクマファイル2】
‣【体育館の窓】
‣【灯織と甜花の拘束】
‣【夏葉の割れた指の爪】

真乃「めぐるちゃんは自分の才能研究教室で亡くなっていました……」

真乃「めぐるちゃんは体育祭の立案者の一人で、準備も精力的だったので……」

真乃「その【最中に襲われた】んだと思います……っ!」

恋鐘「体育祭の準備は昨日から始まっとったばい!」

恋鐘「うちもお弁当を昨日のうちにいっぱいつくっとったけんね!」

恋鐘「振る舞う機会がなくなってしまって残念ばい……」

霧子「めぐるちゃんは【その前の日にも準備をしてた】んだよね……」

霧子「働き者のアリさんみたいだね……」

樹里「めぐるは昨日の【夜時間の準備中に】ぶん殴られたってわけか……」

樹里「めぐるが準備をしてたのはみんな知ってるし……」

樹里「アリバイから絞り込むのは難しいかもしれねーな」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/06(水) 22:58:28.45 ID:MVyA8Vu+0
【夜時間の準備中に】>【にちかの打ち身】
825 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:02:57.26 ID:6YaMnVE80
上記コトダマにないため再安価↓1
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 20:15:44.44 ID:PTTiaO4X0
【モノクマファイル2】>【夜時間の準備中に】
827 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:24:14.89 ID:6YaMnVE80

にちか「それは違くないですかー?!」

【BREAK!】

にちか「ちょっと待ってください! めぐるちゃんは夜中にも準備をしてたみたいですけど……死亡したのは夜の話じゃないですよ!」

にちか「モノクマファイルにはっきりと死亡推定時刻は書いてあります! 今日の朝、アナウンスとほぼ同時刻に撲殺されたんです!」

樹里「え? ああ……そうか、そうだったな。悪い、間違えちまった」

真乃「めぐるちゃんは私とにちかちゃんと3人で昨晩も夜時間まで準備をしてたんですけど……」

真乃「準備が間に合わなくて、それで朝早くにめぐるちゃんが先に一人で行って準備をしてくれたみたいなんです」

恋鐘「そん時に殴られて殺されたってことやね。めぐるの厚意を利用して、狡猾か犯人たい」

霧子「めぐるちゃんの頭から流れてた血もまだ乾いてなくて新しかったから……」

霧子「私たちが発見するすぐ前に死んじゃったのは間違いないと思います……」

あさひ「ふーん……それならだいぶ犯人は簡単に絞れそうっすね」

愛依「え? そ、そーなん!?」
828 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:24:50.77 ID:6YaMnVE80

あさひ「だって、その時間には多くの人にアリバイがあるじゃないっすか」

あさひ「犯人は円香ちゃんか透ちゃん、この二人になるっすね」

円香「……は?」

透「おー」

樹里「……おいおい!? 結論が早すぎねーか?」

あさひ「でもそうじゃないっすか? 体育館にあの時集まっていた9人に殺害はできない」

あさひ「そして灯織ちゃんと甜花ちゃんはAVルームに監禁されていて自由が効かない」

あさひ「ほら、残るのは円香ちゃんと透ちゃんの二人しかいないっす!」

(……確かにアリバイの上ではそうなる)

(だけど、それだけの単純な話なのかな?)
829 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:25:43.35 ID:6YaMnVE80
---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【事件の経緯】
‣【現場に落ちていたハンカチ】
‣【シャワールームの窓】
‣【円香の証言】

あさひ「今回の犯人は透ちゃんか円香ちゃん!」

あさひ「このどっちかっすよ〜!」

愛依「他のみんなには【アリバイがある】もんね……」

愛依「みんな体育館に揃ってた系!」

甜花「風野さんと甜花は【捕まってて動けなかった】し……」

甜花「自由に動けたのは、その二人だけ……?」

恋鐘「殺害方法も撲殺ときとる!」

恋鐘「現場におらんと不可能な方法やけんね!」

円香「違う……私は【自分の才能研究教室の前にいた】だけ」

円香「そこからは一歩も動いてない……!」

甘奈「円香ちゃんのその証言も本当なのかな?」

甘奈「同じ階にいたんだもん、自分が犯人じゃないって主張するなら」

甘奈「怪しい人物を見たって普通【証言するはず】だよね?」

真乃「それがないってことは……!」

円香「……」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 20:34:21.85 ID:PTTiaO4X0
【円香の証言】>【証言するはず】
831 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:41:39.14 ID:6YaMnVE80

にちか「それは違わないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「待って、甘奈ちゃん! 確かに樋口さんの才能研究教室は今回の事件現場と同じ階にあるけど……だからって不審な人物を目撃した証言をしていない樋口さんが怪しい道理にはならないよ!」

甘奈「え? どうして?円香ちゃんが犯人じゃないなら、怪しい人物を目撃するはずだよね?」

にちか「3階の地図を思い出してみてよ。3階の中でも二人の才能研究教室は玄関ホールを挟んでそれぞれ別の島にあるんだ」

にちか「樋口さんが自分の才能研究教室の前にいたとして、めぐるちゃんの才能研究教室の方が見えていなかったとしてもなんの不自然もないんだよ」

凛世「更に事件が起きたのは今朝の未明……学園内も自然光ではまだ薄明かりの時間にございます……」

樹里「見落としがあったとしてもおかしくはねーってことか……」

樹里「いや、だとしても……アリバイの件は無視できねーだろ。実際事実として円香と透の二人だけがアリバイがないんだからな」

甜花「体育祭に参加してればこうはならなかったのにね……!」

円香「……」ジト…

甜花「ひぃん……」
832 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:42:51.39 ID:6YaMnVE80

恋鐘「とにかく二人が犯人の最有力容疑者なのは間違いなかよ! うちは二人に証言ば要求するばい!」

透「あー、反論。やんなきゃダメっぽいな」

透「いける? 樋口」

円香「……まあ」

あさひ「よーし、それじゃあ二人には自分が犯人じゃないって主張してもらうっすよ!」

あさひ「にちかちゃん、どっちが本当のことを言ってるかちゃんと聞き分けてほしいっす!」

あさひ「この二人のどっちかが犯人なんっすからね!」

(……芹沢さんの言動なんか気になるな)

(やたらとこの二人が犯人って念押ししてくるけど……この子は本気でそう思ってる?)

真乃「にちかちゃん、落ち着いて二人の言葉を聞いてね……!」

灯織「大丈夫、私たちもついてるから」

にちか「二人とも……ありがとう! 頑張ってみる!」


円香『……』
透『反論、反論かぁ』

---------------------------------------------
833 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:43:57.74 ID:6YaMnVE80
---------------------------------------------
【パニック議論開始!】

コトダマ
‣【事件の経緯】
‣【円香の証言】
‣【ワイヤー】
‣【シャワールームの窓】

円香「とにかく私は才能研究教室から動いていないんです」
透「事件があったのって朝のアナウンスの時だっけ」

円香「朝のアナウンスを聞いたのも、才能研究教室の前」
透「そん時……そん時……」

円香「死体発見アナウンスが聞こえてくるまで怪しい人影も物音も私は【聞いていません】よ」
透「商店街。あそこをお相撲さんの肩に乗って歩いてた」

樹里「1階から3階まで行くルートは【一つだけ】だったよな?」
恋鐘「ふぇ????」

樹里「でもにちかたちが朝の放送から死体を発見するまでの道中は不審な人物に誰にも出会していない」
透「お相撲さんめっちゃ肩でかいの。5メートルぐらいあってさ」

樹里「逃げるとしたら【円香の才能研究教室の方向しかない】と思うけどな」
透「びびったね。四股踏んだらビルもぶっ壊れてた」

円香「さあ? 私はそんな人影は見ていません」
恋鐘「こ、これ何の話〜〜〜???」

円香「そして、私は犯人でないとも口添えておきます」
透「あ、ごめん。その時間【寝てた】から」

円香「そして、浅倉も無実です」
透「夢の話」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 20:53:47.68 ID:PTTiaO4X0
【シャワールームの窓】>【円香の才能研究教室の方向しかない】
835 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:55:18.13 ID:6YaMnVE80

にちか「壁に耳あり障子に目ありです!」

【BREAK!】

にちか「真乃ちゃんと甘奈ちゃんと階段を登って、才能研究教室に向かう最中。私たちは誰ともすれ違いませんでした」

甘奈「そうだよね。雑談しながらではあったけど、道は一通りしかないはずだから……」

甘奈「犯人が逃げようとしていたなら、どこかですれ違うはずだと思うけど」

にちか「いや、そうじゃないよ。犯人が逃走に使えたルートは一通りじゃない」

真乃「ほわっ……?!」

にちか「死体発見現場、シャワールームの窓だよ。真乃ちゃんと灯織ちゃんと捜査した時にも確認をしたでしょ?」

にちか「あそこからなら階段を経由しなくても直接一階にまで降りることができたはずだよ!」

樹里「シャ、シャワールームの窓ぉ?!」

恋鐘「あっこの窓は丁度プールと繋がった場所にあったはずやね。確かに逃走経路としてはこれ以上なか!」
836 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:56:02.80 ID:6YaMnVE80

霧子「確かに、窓からなら誰とも出会わずに脱出ができるね……」

甜花「壁を隔ててるから、樋口さんに音を聞かれることもない……」

甜花「すごい……スパイのテクニックみたい……!」

あさひ「……」

あさひ「でも、これって別に円香ちゃんのアリバイを証明することにはならないっすよね?」

にちか「いや、そうとも限らないんじゃないかなー?」

にちか「もし、ここから犯人が脱出したんだと確定させることができたなら、犯人は私たちが死体を発見した時に一階相当の高さにいたことになるよね?」

にちか「そしたら死体発見からすぐにやってきた樋口さんは物理的に、時間的に無理って話にならない?」

円香「……!」

あさひ「へー! なるほど、それは面白いっすね!」

あさひ「それじゃ次はにちかちゃんの言う、窓からの脱出方法について検討するってことなんっすね!」

(……この子、分かった上で楽しんでるな)

(いいよ、乗ってやる。あなたはゲームに勝つためか知らないけど、私たちは生き残るためなんだもん)

(目的のためなら手段は選んでいられない……!)
837 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 20:57:00.04 ID:6YaMnVE80
---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【事件の経緯】
‣【シャワールームの窓】
‣【プールの利用規則】
‣【二人を殺害した凶器】

あさひ「犯人が窓から逃走したのが本当なら」

あさひ「円香ちゃんは【犯人にはならない】かもしれないっすね!」

甘奈「甘奈たちがめぐるちゃんを発見するまでには」

甘奈「【誰ともすれ違わなかった】よ!」

恋鐘「犯人はシャワールームの窓から」

恋鐘「【プールに向かってダイブ】したばい!」

恋鐘「シャワールームは高いけど、これなら衝撃も分散するけんね!」

愛依「はー、プールがクッションの代わりになったんだ」

愛依「犯人も頭いいね〜、うち全然思いつかんかったわ!」

樹里「犯人に感心してんじゃねーよ!」


【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 20:58:47.64 ID:PTTiaO4X0
【プールの利用規則】>【プールに向かってダイブ】
839 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 21:14:30.90 ID:6YaMnVE80

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「いやいや、確かに窓からの脱出を言い出したのは私ですけど……プールに着水はあり得ないですって」

恋鐘「な、なんねにちか! 人がせっかく味方してあがとるのに梯子を外すような真似してせからしか!」

にちか「い、いや……窓から出たこと自体を否定したわけじゃなくですね……?」

にちか「プールに着水するのは不可能なんですよ。あのプールには水着以外で入っちゃいけないって決まりがあるんです」

モノタロウ「ねえねえ、水着以外で入っちゃったらどうなるの?」

モノスケ「そりゃもうどえらいおしおきを受けることになるわな!」

モノスケ「エグイサルにザルを持たせて人間どじょうすくいの罰や!」

モノタロウ「うわ〜! 具体的な実害がいまいちピンとこないよう〜!」
840 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 21:15:12.84 ID:6YaMnVE80

真乃「他にも、プールには夜時間の侵入禁止ってルールもあるみたいです……っ」

樹里「つーか、そもそもあの窓の高さから飛び込んだら流石に水といえど無事じゃ済まねーんじゃねーか?」

凛世「プールの深さは一般的なものと対して変わりませんので……」

凛世「着水の勢いのまま、底にぶつかってしまうやもしれません……」

恋鐘「そいやったら犯人はどがんしてシャワールームから脱出したばい?」

恋鐘「まさか犯人に羽が生えとったわけじゃなかよね?」

甜花「犯人は直前に魔剤を飲んでいた……!」

甜花「翼を、授けられてたんだよ……!」

(犯人があの窓を脱出に使った可能性はかなり高いと思う)

(でも、飛び降りたわけじゃない。もっと安全で確実な方法が確かに存在したはずだ……!)
841 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 21:16:42.87 ID:6YaMnVE80
---------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【事件の経緯】
‣【体育館の窓】
‣【死体発見アナウンス】
‣【AVルーム裏口の扉】

凛世「シャワールームの窓から脱出したとて……」

凛世「プールを使うことは不可能です……」

霧子「そもそも水の上でもあの高さから落ちたら……」

霧子「なかなか無事じゃいられないかな……」

樹里「でも、あの【窓から繋がってるのはプールだけ】だ」

樹里「他のどこに脱出するってんだよ?」

愛依「もしかしてまた≪隠し通路的≫な?!」

愛依「どっかの女子トイレにつながる道があったりして!」

甘奈「ま、また女子トイレなんだ……」

あさひ「プールに制服で入るのは校則違反なんで……」

あさひ「犯人は≪水着だった≫のかもしれないっす!」

あさひ「返り血も洗い流せて一石二鳥っすよ」

甜花「スクール水着の殺人犯……」

甜花「にへへ、どことなく同人ゲームっぽい……」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破か正しい発言に同意しろ!】

↓1
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 21:19:24.20 ID:PTTiaO4X0
【体育館の窓】>【窓から繋がってるのはプールだけ】
843 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 21:26:48.78 ID:6YaMnVE80

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「灯織ちゃん、あの窓から外を見た時……何が見えたか言ってもらってもいい?」

灯織「え? えっと確か……プール、と……」

灯織「……向かいの体育館の窓?」

円香「それってつまり、体育館とプールを挟んで向かい合っていると言うことですか?」

真乃「はい……! 実はシャワールームの窓と体育館の窓は丁度同じくらいの高さ……ちょっとシャワールームの方が気持ち高めくらいなんです……っ」

にちか「今までの話ではプールしか出てきませんでしたけど、あの窓から届いたのは体育館の窓も同じ!」

にちか「プールに着水することはできずとも、窓から窓に経由して脱出すること自体は可能だったはずです!」


【甜花「その推理はハードモード……!」】反論!


---------------------------------------------
844 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 21:35:08.19 ID:6YaMnVE80

甜花「あ、あれ……おかしいな……甜花が、聞き間違えちゃったのかな……」

甜花「犯人が窓から窓に脱出って言ったので……合ってる……?」

にちか「は、はい……そうですけど……」

甜花「えと……それって変じゃない……?」

甜花「ご、ごめんね……その推理は多分、間違ってると思うから……」

甜花「甜花と対戦……よろしくお願いしましゅ!」
---------------------------------------------
【反論ショーダウン・真打開始!】
コトノハ
‣【シャワールームの窓】
‣【体育館の窓】
‣【ワイヤー】
‣【プールの利用規則】

甜花「事件現場のシャワールーム……」

甜花「その窓は開いてたけど脱出に使うのは難しいんじゃないかな……」

甜花「プールは制服じゃ入れないし……」

甜花「結構窓は高さあるから……」

甜花「スペランカーじゃなくても大怪我しちゃう……!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【発展!】

にちか「確かに高さこそありますけど……」

にちか「犯人には安全に脱出する方法があったはずです!」

にちか「体育館を経由する方法が!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

甜花「それなんだけど、おかしいよね……?」

甜花「だって、シャワールームと体育館の両方の窓の間には」

甜花「結構距離ある……よ?」

甜花「犯人は【その間を飛び越えた】の……?」

甜花「並の運動神経じゃできない……」

甜花「普通の人には不可能じゃない……?」


↓1
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 21:42:01.19 ID:PTTiaO4X0
【ワイヤー】>【その間を飛び越えた】
846 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 21:52:31.31 ID:6YaMnVE80

にちか「その言葉切っちゃいます!」

【BREAK!】

にちか「窓と窓の間には大きな距離が空いている! だから犯人は脱出には使えない! そう仰いたいわけですね?」

甜花「は、はい……その通りでしゅ……!」

にちか「なら、その間を繋ぐ何かがあれば解決! これを見てください!」

透「うおー、デカ太ワイヤー」

モノクマ「え?! そのワイヤーがなんだって?! 浅倉さん、なんだって?!」

透「デカくて……ぶっといね」

モノクマ「その調子でもう一回行ってみようか!」

透「デカくて……ぶっっっとい」

円香「……」

(……最悪すぎる)
847 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 21:53:32.31 ID:6YaMnVE80

甘奈「人一人を支えられるぐらいには丈夫そうなワイヤーだね」

にちか「ですです、こんだけゴン太なものがあれば、二つの窓を繋ぐことだって出来たと思うんです」

恋鐘「ん〜……? そんワイヤーって体育館に落ちとったもんなんやったよね?」

恋鐘「だったら、あくまでこいは体育館の設備であって……逃走に使うかどうかはまた別の話になるんじゃなか?」

あさひ「にちかちゃん、このワイヤーが犯人の逃走に使われた証拠……残ってないんっすか?」

(犯人がワイヤーを使って逃走した証拠か……)

(それは現場に残されていたあの痕跡のことだ……)

【正しいコトダマを選べ!】

>>815>>817
↓1
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 21:56:54.85 ID:PTTiaO4X0
【シャワールームの窓のフレーム】
849 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:03:45.35 ID:6YaMnVE80

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「シャワールームの窓のサッシ。その柱の部分に引っ掻き傷みたいなのがついてたんです」

真乃「紐状のものを括り付けたみたいな傷で、このワイヤーなら条件を満たすと思います……っ!」

凛世「他に現場に条件を満たすようなものは見当たりません……」

凛世「ワイヤーを使ったと言うのは納得はできます、しかし……」

愛依「マジな話そのワイヤーでどうやって脱出すんの?」

(……へ?)

樹里「ワイヤーを二つの窓に通すだけじゃ脱出なんてできない。まさか綱渡をしたわけじゃないだろうしな」

恋鐘「万が一にでも落ちたら大怪我をしてしまうばい!」

円香「まさかそんなリスキーな真似をするわけはないでしょうし……ワイヤーは一つの要素に過ぎないのでは?」

円香「何か大掛かりな仕掛けの、舞台装置の一つ」

(大掛かりな仕掛け……か)

(あの二つの窓は少し傾斜がついた位置関係になっている。そこにワイヤーを通したとして……)

(どうやったら二つの窓を移動することができるのかな……?)

---------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】


プッンイジラ


【正しい順番に並べ替えろ!】

↓1
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 22:10:29.26 ID:S387JLNz0
ジップライン
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 22:10:51.90 ID:PTTiaO4X0
ジップライン
852 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:13:51.18 ID:6YaMnVE80

にちか「そうか、分かりましたよ!」

【COMPLETE!】

にちか「閃いた、閃いちゃいましたよ! 二つの窓を利用して、移動した方法!」

愛依「ま、マジで?! にちかちゃん、すご! ひらめきの天才じゃん!」

甘奈「教えて! どうやってワイヤーを活用して移動するの?」

にちか「ジップラインですよ!」

樹里「ジップ……な、なんだ?」

透「あー、体にくくりつけるターザンロープみたいな」

にちか「ですです! ロープウェイと似た仕組みではあるんですけど……斜めったワイヤーの上を滑車とかの装置のついた別のワイヤーで体をくくりつけることで滑る仕組みなんです」

恋鐘「うちん地元の遊園地にばり大きかジップラインがあるとよ! 園の池の上を滑るのは気持ちよかね〜」

あさひ「にちかちゃん、それはおかしいっすよね? ジップラインの要領で脱出したって言うのなら……」

あさひ「ワイヤーを滑り落ちるための使った道具もないと成立しないっすよ」

あさひ「にちかちゃんはそれも見つけてるんっすか?」

にちか「……あるよ」

(犯人がワイヤーを滑り落ちる時に使った道具……)

(それはきっとアレのことだ……!)

【正しいコトダマを選べ!】

>>815>>817

↓1
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/07(木) 22:17:19.02 ID:S387JLNz0
【折れ曲がったホッケースティック】
854 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:23:08.72 ID:6YaMnVE80

にちか「これだー!」

【解!】

にちか「ワイヤーと同じで体育館に落ちていたんですけど、このホッケースティックに心当たりがある人はいますか?」

透「ホッケー? それってあれじゃないの」

透「ホンジャマカ」

樹里「それはエアホッケーだ。てか世代でもないだろ」

灯織「もともとスポーツとしてのホッケーはこのようなスティックでパックを弾いて相手のゴールに入れるスポーツなんです」

灯織「ハンドボールやサッカーのようなルールをイメージすると分かりやすいと思います」

霧子「でもそのスティックは折れ曲がってるから使えそうにないね……」

甜花「それを使って脱出、するの……?」

愛依「そっか! 誰かにスティックで打って飛ばしてもらったんだ!」

モノスケ「どこのど根性野球やねん!」

モノスケ「はっ、つい雑なボケに関西の血が騒いで差し出がましく突っ込んでしもうたで!」

真乃「このスティックが半分になってることに意味があるんだね……?」

にちか「うん、そうなんだ。ちょうどこの俺曲がってるところにワイヤーを掛けると……ほら!」

樹里「なるほど、両端を掴んで滑り落ちることができるわけか!」

甜花「あっ! パラセーリングみたいな形……!」


855 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:25:16.24 ID:6YaMnVE80

にちか「犯人はこの方法でシャワールームから脱出した後、ワイヤーとスティックを体育館に投げ込んでプールを経由して外に出たんじゃないですかね!」

あさひ「ふーん……現場の証拠からしてもその方法で脱出したのは間違いなさそうっすね」

あさひ「それじゃあみんなで透ちゃんに投票するっすよ! モノクマ、投票タイムでお願いっす!」

(……えっ?!)

モノクマ「あいさー! それではオマエラ、お手元のスイッチで______」

樹里「ちょ、ちょ、ちょっと待て! 何勝手に進めてんだ!」

あさひ「勝手って……なんっすか?」

モノクマ「おや? まだ投票タイムには行かないの?」

樹里「行かねえ! ちょっと黙って見てろ!」

モノクマ「はーい! 分かりましたー!」

モノタロウ「びっくりした……もう裁判が終わっちゃうのかと思ったよ!」

モノファニー「こんなに早く終わられたら時間外手当が出ないから困るわ!」

モノスケ「表を開いたり閉じたりして時間を稼いで定時をはみ出さんとな!」

モノダム「裁判ハ真面目ニオ願イネ」

あさひ「えー、これ以上の議論は無駄っすよ? だって、他のみんなにはアリバイがあって、この脱出方法は円香ちゃんには不可能っす」

あさひ「そうなると透ちゃんしか候補はいなくなるっすよ」

透「うおー、私か」

円香「ちょっと、まともに反論しなよ」

透「あー、えー……ヤバ。思いつかん」

円香「……はぁ」

恋鐘「ばってん、あさひの言う通りかもしれんたい……実際、他のみんなにはこんなトリックやる余裕がなかよね?」

霧子「体育館に来ていたみんなはお互いを見合っているから……お互いにアリバイの証人だもんね……」

(消去法で考えると浅倉さんがどうしても候補になってしまう……)

(でも、本当にそれでいいの……?)

透「……殺してないよ、私は」

(浅倉さんが、二人を……?)

856 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/07(木) 22:26:20.67 ID:6YaMnVE80
------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

コトダマ
‣【円香の証言】
‣【シャワールームの窓】
‣【AVルーム裏口の扉】
‣【事件の経緯】

あさひ「体育館に集まっていたみんな」

あさひ「AVルームに拘束されていた二人」

あさひ「才能研究教室の前にいた円香ちゃん」

あさひ「透ちゃん以外にはジップラインでの【脱出はできない】っすよ!」

霧子「透ちゃん……事件当時のアリバイはないのかな……?」

透「【寄宿舎で寝てた】から……」

透「証人になってくれるのは、ハワイ出身のトゲトゲ力士ぐらい?」

凛世「にほんごであそぶ夢をご覧になられていたのですか……?」

甘奈「寄宿舎で寝てたなんて、【アリバイを証明することはできない】もんね……」

甘奈「やっぱり、透ちゃんが犯人になっちゃうのかな」

円香「真面目に反論しなよ」

透「あー、えっと」

透「潔白です」

【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】

↓1
857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 19:28:55.64 ID:Rbl5Sqfi0
【円香の証言】>【アリバイを証明することはできない】
858 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:00:37.13 ID:0qDC1rLb0

にちか「それは違くないですかー?!」論破!

【BREAK!】

にちか「浅倉さんのアリバイ……証明できるかもしれません」

透「え、マジ?」

にちか「浅倉さん、しっかりしてくださいよ! あなたは昨日の夜は徹夜で樋口さんの才能研究教室を見張ってたんですよね?」

愛依「え、そうなん? 大丈夫? 今眠くないん?」

透「ギリ耐えてる」

霧子「ギリギリではあるんだね……」

甜花「あれ……? でも、事件の時見張りについてたのは樋口さんだったよね……?」

にちか「そう、浅倉さんと樋口さんは事件の前に入れ替わっているんです。しかも、直接浅倉さんが樋口さんの個室を訪れる形で」

円香「だったね。……ったく、呼ばれなくても私が自分で行ったのに」

透「眠気が限界だったから。ごめんて」

にちか「その際のことを樋口さんはこう証言しているんです」

にちか「浅倉さんが個室に入るのを確認してから3階に向かったって」

にちか「これって浅倉さんの証言の裏付けになりませんか?」
859 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:01:41.15 ID:0qDC1rLb0

真乃「円香ちゃん、それっていつ頃のことだったかはわかる?」

円香「朝の6時……だったはず」

霧子「アナウンスの2時間前……事件が起きる2時間前だね」

にちか「朝の8時にはみんな体育館に集まっていましたし、それまでの間に浅倉さんの姿を見ていない人がいないのなら部屋で寝ていたと言う証言の信憑性はかなり強くなると思います!」

愛依「うーん……これって、どうなん……?」

あさひ「弱いっすね!」

にちか「えっ……?」

あさひ「透ちゃんの寝顔をずっと事件の瞬間まで見守ってたとかならまだしも、個室に入る姿を見たってだけっすよね?」

あさひ「円香ちゃんが才能研究教室に行った後すぐに透ちゃんが個室を出た可能性もあるじゃないっすか」

にちか「……うぐっ!」

円香「浅倉は本気で眠そうだった。嘘はついてないと思うけど」

あさひ「そんなの主観っすよ、信頼のできる証言とは言えないっすね!」

(くっ……どうなんだ……今の樋口さんの証言じゃ証明するには足りないのか……)

透「ふわぁ……」

(それとも、浅倉さんは本当に……?)

透「ねみー」

(あー、もう! 人が必死になって考えてるのに何あの人?!)
860 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:02:45.53 ID:0qDC1rLb0

灯織「にちか、落ち着いて」

にちか「灯織ちゃん……?」

灯織「浅倉さんのアリバイは確かに不完全だと思う。だったら視点を切り替えて見たらどう?」

にちか「視点を……? それってどう言う意味?」

灯織「例えば……今の樋口さんの証言で……何か浮上した可能性はない?」

(新しい……可能性……?)

真乃「にちかちゃんは透ちゃんを信じたいと思ったから、円香ちゃんの証言を持ってきたんだよね……?」

真乃「だったら、その気持ちに応える何かが……その証言にはあったんだよ……っ!」

(樋口さんの証言で浮上する新しい可能性か……)

(考えろ……考えるんだ……!)

(その可能性が、私たちの活路を開く手掛かりになる……!)
861 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:03:55.00 ID:0qDC1rLb0
---------------------------------------------
【検討プロセッシング開始!】

樋口さんは事件が起きる前、自分の才能研究教室が開放されてからずっと見張りについていた。
そこには何かのっぴきならぬ事情があるんだろうけど、今はそれは置いとこう。
とにかく、今重要なのはその見張りのせいで浅倉さんと樋口さんのアリバイが宙に浮いていると言うこと。
この二人は単独行動をしていたのでアリバイを証明するのは難しいだろう。
それなら、さっきの樋口さんの証言で生まれる可能性を提示するんだ……!

樋口さんの証言が出る以前から樋口さんと浅倉さんが交代交代で見張りを代わっていたのはみんな知っていたところ。
もしかすると、その交代の隙をついて犯行に利用することは可能だったかもしれない……

今回二人の交代は朝6時に浅倉さんが直接樋口さんの部屋を訪れることで行われた。
この交代で重要なのはどのポイントだろう?

・朝6時以前は透が監視をしていたこと
・透が円香の部屋を直接訪れたこと
・朝6時以降は円香が監視をしていたこと

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 21:19:57.48 ID:Rbl5Sqfi0
透が円香の部屋を直接訪れたこと
863 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:23:26.31 ID:0qDC1rLb0
------------------------------------------------
・透が円香の部屋を直接訪れたこと
------------------------------------------------

【CORRECT!】

そう。この交代は樋口さんと浅倉さんが直接寄宿舎で顔を合わせて行なったんだ。
つまりその瞬間、学校の校舎内には二人の姿はなかったことになる。
これこそが犯人にとっては重要な『隙』になるんだ。
じゃあこの『隙』を犯人はなんのために利用したんだろう……?

・誰にも見つからずに犯行現場に向かうため
・円香の才能研究教室に忍び込むため
・誰にも見つからずに犯行現場から脱出するため
・透を襲撃するため

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 21:31:52.12 ID:Rbl5Sqfi0
円香の才能研究教室に忍び込むため
865 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:51:53.45 ID:0qDC1rLb0

うーん……樋口さんの才能研究教室に忍び込むため、なのかな……?
事件自体にこの部屋が関与しているかどうかは不透明だし、何より忍びこんだ後には出ていくのに都合が悪すぎる。
見張りには今度は樋口さんが経っているんだから、犯人は逃走は勿論反抗も不可能になっちゃうよ……!



そう。この交代は樋口さんと浅倉さんが直接寄宿舎で顔を合わせて行なったんだ。
つまりその瞬間、学校の校舎内には二人の姿はなかったことになる。
これこそが犯人にとっては重要な『隙』になるんだ。
じゃあこの『隙』を犯人はなんのために利用したんだろう……?

・誰にも見つからずに犯行現場に向かうため
・円香の才能研究教室に忍び込むため
・誰にも見つからずに犯行現場から脱出するため
・透を襲撃するため

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 21:56:14.67 ID:Rbl5Sqfi0
誰にも見つからずに犯行現場に向かうため
867 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 21:59:29.28 ID:0qDC1rLb0

【CORRECT!】

3階に上がるまでのルートは一通りしかない。
うっかり交代の最中にそのルートを歩いてしまうと樋口さんか浅倉さんに目撃されちゃうんだ。
二人の交代のタイミングを把握していたのだとしたら、それを意図的に狙って3階に身を潜めた可能性がある!
あとはめぐるちゃんが準備のためにやってくるのを待っていれば、その場で襲えばいいんだ!

樋口さんの証言は、【交代のタイミングで誰かが犯行現場に忍び込んだ可能性】を提示していたんだ……!

【FORGING!】
【円香の証言】→【円香と透の交代】
〔円香の才能研究教室の監視は事件当日は透が朝6時に直接円香の個室を訪れることで交代した。犯人は校舎内に誰もいなくなった隙を見計らって犯行現場の一つであるめぐるの才能研究教室に忍び込んだ可能性がある〕

---------------------------------------------
868 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:01:20.53 ID:0qDC1rLb0

にちか「見えた……見えましたよ! 樋口さんの証言によって明らかになった隙が!」

円香「隙……?」

にちか「浅倉さんと樋口さんは、寄宿舎の相方の部屋に直接行って交代を行なっています。つまり、そのタイミングのわずかな時間なら3階から人がいなくなるんですよね」

にちか「その隙に3階まで上がれば、樋口さんに見つかることなく犯行現場に忍び込むことが可能になるんです!」

恋鐘「えーっと……?」

真乃「3階に上がるまでの道は一通りしかないので、交代のタイミングを測り損ねるとその道中で入れ替わる二人に出会してしまう可能性があるんです……っ」

真乃「円香ちゃんの才能研究教室か、寄宿舎に向かっているか。そのどちらかでルート上を歩いている二人に不審な動きをしているのを見つかっちゃうんです」

円香「私と浅倉が交代するタイミングは基本的にいつもこの時間、朝の6時にしてたから」

円香「私たちのことをずっと観察していた人間ならそれを加味して計画することは可能かもね」

あさひ「むー、そのことにもっと早く気づいてたら円香ちゃんの才能研究教室に忍び込めたのにな〜」

凛世「つまり、犯人は灯織さんと甜花さんを襲って監禁した後……」

凛世「円香さんと透さんが入れ替わる隙をついてめぐるさんの才能研究教室に身を隠したということでございますか……?」

にちか「はい、そうだと思います!」
869 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:02:49.01 ID:0qDC1rLb0

灯織「めぐるが準備のために才能研究教室に向かうことは容易に想像できたはずなので、そこで犯人はめぐるがやってくるのを狙いすましたんでしょうね」

恋鐘「めぐるが部屋に入ってきたのを狙ってごちーんとやったばい?」

甘奈「えっと……多分犯人がその場でやったのは意識を奪うことぐらいじゃないかな」

甘奈「ほらだって、めぐるちゃんの死亡推定時刻は午前8時でしょ?」

樹里「そういえばそうだったよな……なんで犯人はその場で殺さなかったんだ?」

(犯人の狙いはきっと……多分そういうことなんだと思う)

・めぐるを殺すのにてこずったため
・犯行をリアルタイムで起こすため
・手ごろな凶器が見つからなかったため

【正しい選択肢を選べ!】

↓1
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 22:06:22.84 ID:Rbl5Sqfi0
犯行をリアルタイムで起こすため
871 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:16:38.85 ID:0qDC1rLb0

にちか「これだ!」

【解!】

にちか「犯行をリアルタイムで起こすため、じゃないでしょうか?」

樹里「リアルタイムで……?」

にちか「実際今回の事件は私たちの行動の先をいくように展開して、めぐるちゃんと有栖川さんの命が順番に奪われました」

にちか「多分犯人には、この現在進行形で事件が展開する仕組みが重要だったのではないか……とそう考えられます!」

愛依「でも、そんなことしてなんになんの? むしろ犯人にとってはマイナスじゃね?」

愛依「ほら、だってうちらの目の前で事件が進んじゃってるせいでアリバイのない人が絞られちゃってバレやすくなってるんじゃん」

にちか「だったら、逆なんですよ」

愛依「ギャク……?」

にちか「アリバイのない人を絞ることで、その人に罪をなすりつけようとした……その可能性もあるんじゃないですか?!」

透「そのターゲットがうちらってこと?」

円香「単独行動をしがちだったし、標的には最適かもね」
872 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:17:56.04 ID:0qDC1rLb0

あさひ「うーん、面白い推理っすけど……それはちょっと難しいかもしれないっすね」

あさひ「今回の事件、被害者はどっちも撲殺されてるっす。しかもその凶器は手に持つタイプのもので、どちらも判明している」

あさひ「犯人がその場にいないとできない犯行っすよね?」

(……そうだ。アリバイがない二人が容疑者になっている大きな原因はそこなんだ)

(撲殺という特性上、絶対に犯人がその場にいないと命を奪うことはできない)

(トリックでどうこうできるものじゃないんだよね……)

あさひ「やっぱり、この問題がある以上はアリバイのない二人。中でも死体発見のタイミングで来るのが遅かった透ちゃんが犯人で確定するっすね!」

透「うげー、またこうなんの」



真乃「にちかちゃん……諦めないで!」



にちか「真乃ちゃん?」
873 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:18:50.87 ID:0qDC1rLb0

真乃「にちかちゃんが正しいと思って進んだ道なんだよね? だったら私もそれを信じてついていくよ……っ!」

真乃「まだ先が見えない道でも、進み続ければ見える景色があるかもしれないよ……」

真乃「先が見えないと思っているだけで、本当は見えているのかもしれないし……」

(本当は、見えている……?)

(……)

(もしかして、前提を覆すってこと……?)

(でも、それって……)

真乃「……」

灯織「……」

(……いや、悩むな。一度進むと決めた以上は突き進み続けるんだ!)
874 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:21:34.30 ID:0qDC1rLb0
---------------------------------------------
【偽証ミスディレクション開始!】

コトダマ
‣【事件の経緯】
【シャワールームの窓】
‣【モノクマファイル2】
‣【灯織と甜花の拘束】

あさひ「犯人が被害者を撲殺するには」

あさひ「現場で直接【殴りつける以外の方法はない】っすよ」

あさひ「つまりこの事件においてアリバイは絶対なんっすよ!」

真乃「体育館に集まっていたのは」

真乃「私、にちかちゃん、恋鐘ちゃん、霧子ちゃん」

真乃「樹里ちゃん、凛世ちゃん、甘奈ちゃん、あさひちゃん、愛依ちゃん」

真乃「この8人には【動かぬアリバイ】があります……!」

灯織「その頃私と甜花さんはAVルームで拘束されていたので」

灯織「私たちにも【犯行は不可能】ですね」

円香「私は自分の才能研究教室の前にいたし」

透「私は部屋で寝てた」

あさひ「ちゃんとしたアリバイがないのは【円香ちゃんと透ちゃんだけ】!」

あさひ「状況証拠からしても」

あさひ「やっぱり透ちゃんが犯人っすね!」

【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

↓1
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 22:32:46.88 ID:Rbl5Sqfi0
【事件の経緯】>【動かぬアリバイ】
876 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:46:43.95 ID:0qDC1rLb0

(だ、ダメ……事件の流れ自体は既に議論の流れで確認をしている……)

(ここに嘘をついても、すぐに露呈しちゃうよ……!)

(まだ議論に昇ってない情報で、私の口先でゆがめられるものは何かないか……!?)

---------------------------------------------
【偽証ミスディレクション開始!】
コトダマ
‣【事件の経緯】
【シャワールームの窓】
‣【モノクマファイル2】
‣【灯織と甜花の拘束】

あさひ「犯人が被害者を撲殺するには」

あさひ「現場で直接【殴りつける以外の方法はない】っすよ」

あさひ「つまりこの事件においてアリバイは絶対なんっすよ!」

真乃「体育館に集まっていたのは」

真乃「私、にちかちゃん、恋鐘ちゃん、霧子ちゃん」

真乃「樹里ちゃん、凛世ちゃん、甘奈ちゃん、あさひちゃん、愛依ちゃん」

真乃「この8人には【動かぬアリバイ】があります……!」

灯織「その頃私と甜花さんはAVルームで拘束されていたので」

灯織「私たちにも【犯行は不可能】ですね」

円香「私は自分の才能研究教室の前にいたし」

透「私は部屋で寝てた」

あさひ「ちゃんとしたアリバイがないのは【円香ちゃんと透ちゃんだけ】!」

あさひ「状況証拠からしても」

あさひ「やっぱり透ちゃんが犯人っすね!」

【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

↓1
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/08(金) 22:53:50.49 ID:Rbl5Sqfi0
【灯織と甜花の拘束】>【犯行は不可能】
878 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/08(金) 22:58:59.89 ID:0qDC1rLb0

偽証成功で本日はここまで。
ペナルティもないのでがんがん答えてくれて大丈夫です。
明日は同じ時間の更新は厳しいと思うので、明後日以降になると思います。
それではお疲れさまでした…
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/09(土) 10:21:25.07 ID:QD71TcMb0
全然更新されてなかったからエタったのかと勝手に残念に思ってたけど更新再開されてて嬉しくなった
確認頻度が落ちてて再開に気づくのが遅れたのを不覚に思う
完結まで続けてくださるみたいだし楽しみに応援してます、めっちゃ
880 :励みになります、ありがとうございます ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:16:30.50 ID:NNx5t+Fh0

にちか「この嘘は、前に進むためのもの」偽証!

【BREAK!】

(ごめん……灯織ちゃん)

(私もこの嘘でどんな未来が開けるのかはわからないんだ)

(でも、今はこのアリバイに誘導されているような気がする……それを打破するために、今一度私は)

(あなたのことを裏切るよ……!)

にちか「あの……愛依さん、灯織ちゃんと甜花さんを発見した時のことなんですけど」

愛依「え? どしたん、急に」

にちか「あの二人の拘束のされ方……なんだか変な結び方をされてませんでした?」

灯織「……え?」

甜花「へ……?」

愛依「え、いやぁ〜……どうだったっけ? あんまちゃんと覚えてないけど……」
881 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:18:00.93 ID:NNx5t+Fh0
にちか「私、実は前に本で読んだことがあるんです。マジシャンが縄抜けのマジックとかに使うやり方なんですけど……スリップノットっていうのを利用した結び方なんです」

にちか「ほら、縄跳びを縛ったり、スーパーで氷を持って帰る時とかに使う一方向に引っ張ったら解ける結び方ですよ」

愛依「うーん……そんなだった、ような……」

にちか「だったんですよ! 二人の手足の結び方って!」

樹里「ちょ、ちょっと待て! 急になんだよ!」

にちか「おかしいなってずっと思ってたんです……アリバイがみんなあまりにもちゃんと成立しすぎてるって」

にちか「まるで樋口さんと浅倉さんに疑いが向くように誘導されているような……そこで思い返してみたら、灯織ちゃんと甜花さんの拘束に違和感を覚えたことを思い出したんです」

灯織「……にちか」

(ごめん、灯織ちゃん……本気で私もあなたが犯人だと思ってるわけじゃない)

(けど、ここは推し進む……!)

にちか「あの二人のアリバイは完全ではないんです。私たちは監禁されていたという事実だけに目を奪われて、あの二人のアリバイが成立していると思い込んでいたけど」

にちか「それは不十分! あの二人は自力で脱出可能だったんですから!」
882 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:18:44.54 ID:NNx5t+Fh0

透「ってことは……あの二人が、めぐるちゃんを殴り殺した後に自分で自分を縛り直した」

透「そういうこと?」

甘奈「そ、そんなの……あり得ないよ! 甜花ちゃんが誰かを殺すはずない!」

にちか「あの二人、あるいはその一方の校則が狂言だった可能性はあると思います」

にちか「私たちがめぐるちゃんの死体を見つけてから二人を地下で見つけるまでにはそれなりに時間がありましたし」

にちか「シャワールームから脱出してその足でAVルームに向かった可能性もあります!」

甘奈「そ、そんなのただの推測だよね……?!」

にちか「確かにこれは一つの可能性です。でも、この可能性を後押しする証言もあるんだよ」

甘奈「しょ、証言……?」

(拘束のやり方自体は真っ赤な嘘だけど……あの監禁に違和感を感じたこと自体は本当だ)

(あの人のあの証言が……ずっと気になってるんだよね)

---------------------------------------------

【怪しい人物を指摘しろ!】

↓1
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 21:37:18.95 ID:oK/Dq/QG0
愛依
884 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:39:29.42 ID:NNx5t+Fh0

にちか「お前だー!」

【解!】

にちか「愛依さん、二人を発見した時のことをもう一度証言してもらってもいいですか?」

愛依「え? う、うち……? や、でもどんなふうに縛られてたかはやっぱあんま覚えてなくて……」

にちか「いや、そこじゃなくて今度はどうして二人を見つけられたのか……です!」

樹里「え? 何か手掛かりがあって愛依は二人を発見したのか?」

愛依「……あー! あれのこと!? 扉が閉まる音じゃんね?!」

甜花「と、扉が閉まる音……?」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

にちか「愛依さんが発見した時のことを聞かせてもらってもいいですか?」

愛依「うん……まず、うちが丁度地下に降りたタイミングでガララララ……パタンって扉が閉じる音が聞こえてきたの」

灯織「音……ですか?」

真乃「灯織ちゃんは聞いてなかったの?」

甜花「甜花も風野さんも耳栓をさせられてたから、何も聞くことはできなかったんだ……」

愛依「だから誰かいんのかなって思ってゲームルームを覗いたの」

愛依「ほら、図書室はどっちの扉も引き戸だけど、ゲームルームはスライドドアだからさ」

にちか「なるほど……」

愛依「でも、ゲームルームには誰もいなくて……で、よく見たらAVルームの扉もスライドドアだったんだよね!」

愛依「だから誰かが逃げ込んだのかなと思って急いでAVルームを覗いたわけ!」

愛依「したら二人が縛られてたからヤバい焦ったよね! スグに大きな声をだしてにちかちゃん呼んでさ〜!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

愛依「そーそー! うちが地下にちょうど降りたタイミングでガララララ……パタン!って扉の音がしたの!」

円香「その音からして、スライド式の扉みたいですね」

恋鐘「地下にある教室でスライド式の扉なのは図書室じゃなくてゲームルームの方ばい!」

愛依「うん、だからうちはゲームルーム、AVルームって覗いて二人を発見できたわけ!」

愛依「でも……これのどこが気になんの?」

(愛依さんの証言で気になるのは……ここだ)

---------------------------------------------

【スポットセレクト】

・覗き込む部屋がおかしい
・灯織たちが音を聞いてないのがおかしい
・そもそも音が聞こえるのがおかしい

【怪しい点を指摘しろ!】

↓1
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 21:42:03.52 ID:oK/Dq/QG0
そもそも音が聞こえるのがおかしい
886 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:44:32.61 ID:NNx5t+Fh0

にちか「これだ!」

【解!】

にちか「私が気になってるのは、どうして愛依さんがその音を聞くことができたのか……です」

愛依「え?! いや、うちなんもしてないよ?! マジでただ地下に降りただけで……」

にちか「あ、言い方が悪かったんですけど……もし二人の拘束が本当なんだとしたらそもそも扉が閉まる音なんかしようがなくないです?」

にちか「だって愛依さんが降りてくるより【ずっと前から二人は捕まってた】はずなんですから」

真乃「た、たしかに……! 犯人が閉じ込めるにしても、扉の開け閉めはとっくの前に終わってるはずだよね……っ!」

恋鐘「ふ、二人ともどがんね?! そい音については何かわからんと?!」

灯織「いえ、すみません……私も甜花さんもアイマスクに耳栓をされていたのでその音も聞いていないんです」

甜花「う、うん……知らない……」

あさひ「ま、そういうしかないっすよね」


あさひ「たとえ自分がその音を立てた狂言監禁の犯人だとしても」


887 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:45:33.70 ID:NNx5t+Fh0

樹里「そうか……愛依が聞いた扉の音ってのは犯人がAVルームに逃げ込んだ音だった可能性があんのか……!」

甘奈「ちょ、ちょっと待ってよ! そんな扉の音だけで甜花ちゃんをクロにするつもりなの?!」

甘奈「愛依ちゃんしかその音は聞いてないんだよね?!」

愛依「うちも……なんか自信無くなってきたわ。ちゃんと聞いたと思ってたんだけど……うちの証言にそんなに責任がのしかかってくると……」

灯織「……」

(灯織ちゃん……ごめんね、またしても容疑をなすりつけるような真似をして)



灯織「にちか、気にしないで」



(え……?)
888 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:46:51.29 ID:NNx5t+Fh0

灯織「私は気づいてるよ。あなたがこの議論にもつれ込むまでにしてた表情の変化に」

灯織「悩んだ末の苦渋の決断だったんだよね?」

灯織「大丈夫。私はにちかのことを信じてるから、今は真実に辿り着くための道程なんでしょ?」

灯織「だったら私は声を荒げたりしない。にちかの進もうとする道を私もついていく」

灯織「一緒に戦うよ」

(灯織ちゃん……!)

(……心強いな)

(一人じゃなくて、一緒に戦ってくれる存在がいるってわかっただけでこんなにも気持ちが楽になるんだ)

(これを思うと、ルカさんの裁判の時がどれほど辛いものだったか……)

(大丈夫、いける……! 私たちなら真実にきっと辿り着ける……!)

889 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:49:27.79 ID:NNx5t+Fh0

真乃「地下のAVルームで監禁されていた二人のアリバイは不十分だった可能性があります……」

真乃「お互いに目隠しと耳栓をしていたので、体育館にいた人たちと違って相互の見張りも成立しません……っ!」

愛依「キーになってんのはうちが聞いた扉の音……」

愛依「あれは二人のどっちかがAVルームに逃げ込む音だったっぽいんだよね」

甜花「あ、あうぅ……そんなの、知らないのに……」

灯織「私も心当たりがないと証言しておきます」

あさひ「本来ならアリバイがないのは透ちゃんだけだったっすけどにちかちゃんの主張で二人のアリバイが揺らいだ今」

あさひ「容疑者はかなり増えたっすね!」

樹里「透と灯織と甜花……この3人か」

(灯織ちゃんは私を信頼して議論の流れに身を委ねてくれた……)

(だったら私は彼女のための突き進み続けるだけだ……!)

(ただ一つの真実に向けて……この歩みを止めるわけにはいかない……!)

透「しゃーない、反論しますか」

灯織「私ではありません! 私は本当に監禁されていただけなんです!」

甜花「て、甜花も違う……よ?」


透『アイム・イノセント』
灯織『私はやってません!』
甜花『甜花は……無実……!』

890 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:50:59.05 ID:NNx5t+Fh0
-------------------------------------------------
【パニック議論開始!】
コトダマ
‣【死体発見アナウンス】
‣【事件の経緯】
‣【円香と透の交代】
‣【気化麻酔】

透「寄宿舎の個室のベッドさ」
灯織「私は図書館に呼び出しを受けてから」
甜花「甜花はずっと捕まってたんだよ……?」

透「枕がちょっと低いんだよね」
灯織「背後から襲われて意識を失い」
甜花「三階に行くなんて、無理……!」

透「ほら、うちのやつもうちょい高いの」
灯織「ずっと拘束されたままだったんです」
甘奈「甜花ちゃんはめっちゃ優しいの」

透「そんで昨日倉庫から新しいの持ってきて」
霧子「愛依ちゃんの言う【扉の音も聞いてない】んだよね……?」
甘奈「甘奈が熱を出した時だって一生懸命看病してくれたし……」

透「したら寝れた。めっちゃ」
灯織「はい、私も甜花さんも耳栓をしていたので」
甘奈「そんな甜花ちゃんが【二人を殺すはずない】よ!」

透「だからずっと寝てた」
灯織「愛依さんとにちかが助けてくれるその時まで」
甜花「にへへ……なーちゃん、ありがと……」

樹里「いやだから透はちゃんと反論をしろよ?!」
灯織「私は【なんの物音も聞いてない】んです」
甜花「甜花は清廉潔白……!」

【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】

↓1
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/09/10(日) 21:55:14.07 ID:oK/Dq/QG0
【死体発見アナウンス】>【二人を[ピーーー]はずない】
892 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:58:40.93 ID:NNx5t+Fh0

にちか「それに賛成ですー!」同意!

【BREAK!】

にちか「今有力な容疑者に挙がっている3人……そのうちの一人は犯人候補から外してもいいかもしれません」

透「ナイス、にちかちゃん。信じてたよ」

にちか「……い、いや浅倉さんじゃなくて甜花さんなんですけど!」

甜花「て、甜花……?! や、やった……!」

真乃「にちかちゃん、他の二人と甜花ちゃんは何が違うの?」

にちか「甜花さんは二人と違って死体の第一発見者なんだよ」

にちか「思い出して欲しいんですけど、私たちが死体を発見した時にモノクマがアナウンスをしてるじゃないですか。あれって実は条件があるらしいんです」

愛依「ジョーケン……?」

にちか「殺害したクロを除いた生徒3人が死体を目撃すること。つまり死体発見アナウンスがなったタイミングで【現場に居合わせていた人たちは容疑者から外していい】んです」

真乃「確かに……夏葉さんの死体を最初に発見したのは甜花ちゃんだったね……!」

モノクマ「死体発見アナウンスはあくまでコロシアイの円滑な進行のためのシステムだから基本的に推理の一要素として組み込むのはよしとしてないんだけど……」

モノクマ「今回の事件は死体発見アナウンスが結構大きなピースになっているみたいだからね。ここはモノクマ、静観に徹します」
893 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 21:59:56.04 ID:NNx5t+Fh0

にちか「ちょうど私と真乃ちゃんが死体を見に行ったタイミングで死体発見アナウンスが鳴ったので、甜花さんを含めてちょうど三人」

にちか「他に名乗り出る人がいなければ甜花さんはシロだと見ていいと思います」


「……」


甘奈「やったね甜花ちゃん☆ これで無実が証明されたよ!」

甜花「にへへ……甜花、大勝利……!」

灯織「こうなると……残るのは私か浅倉さん……ですか」

(うぅ……どうして……)

(真実に近づこうともがけばもがくほど……灯織ちゃんの容疑が濃くなっていく……)
894 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:01:23.30 ID:NNx5t+Fh0

恋鐘「ずっと容疑者のまんまの透がうちにはどうしても怪しく映るばい……」

凛世「ですが……愛依さんが地下で聞いた音のことも気になります……」

樹里「アリバイはどっちも成立してるとは言い難いもんな……」

(……私には、まだ犯人はわからない)

(でも灯織ちゃんはクロじゃないって、そう思う。そう信じたい)

灯織「……」

(……この気持ちは、本物だ)

(誰かを信じるっていうのは、その人と一緒に歩んでいきたい。生きていたいって言う気持ちの現れ……)

(この学級裁判が自分たちの生を掴み取るための戦いだと言うのなら……)

(守りたいものを守らなきゃ、それは本当の意味で裁判で戦っているとは言えない……!)

895 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2023/09/10(日) 22:02:44.91 ID:NNx5t+Fh0
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【偽証ミスディレクション開始!】

コトダマ
‣【死体発見アナウンス】
‣【事件の経緯】
‣【にちかの打ち身】
‣【円香と透の交代】

樹里「アリバイがないのは灯織と透」

樹里「クロになれるのはこの二人だけだ!」

甘奈「【甜花ちゃんは夏葉さんの死体を見つけてる】から」

甘奈「クロにはならないよ!」

あさひ「円香ちゃんと透ちゃんの見張りの交代があったのは【朝6時】」

あさひ「【その時を狙って】めぐるちゃんの才能研究教室に行って」

あさひ「やってきためぐるちゃんを襲ったんっすね!」

恋鐘「そいをやったんはどっちやろ?」

霧子「何か絞れる方法は……ないかな……?」

愛依「こうなったらいっせーのーでで投票しちゃう!?」

愛依「多数決で多かった方がクロってことで!」

樹里「そういうわけにもいかねーだろ……」

【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】

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