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【艦これ】龍田「私とあの人と……高雄と愛宕、とその他」
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222 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/09/02(土) 23:31:23.83 ID:UcC52P430
< 真の運試しといえる >
漣「でもでも! 人倫に悖りまくる薄汚い所業で稼いだご主人様の残高と違って真っさらな上に非課税ですよ? 」
提督「それならお前が買って当たっても非課税だろうが」
漣「やだなぁ、運人並の漣が当選するわけないじゃないですか」
提督「あのな」
叢雲「あぁ、実力努力込みだとしてもこの腐った環境整えられたんだからたぶんこいつ運はある方ね」
漣「でしょ? ほら、サマージャンボのときは思い付かなかったですけどこれから当たるまで毎回買ってください」
提督「何言ってんの君ら。……でももし億が一当選したら本気で運だけはあることが確定するな」
223 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/09/02(土) 23:33:13.52 ID:UcC52P430
< 残暑の方が猛暑より辛い気がしないでもない >
提督「なんだよこの暑さ……老人虐待じゃねぇのかこれ」
明石「お兄さんではないですけど敬老対象ではないでしょあなた。
おっさんですよ、おっさん」
提督「この暑さで一気に老け込みそう……」
明石「つっても大分マシになってきましたけどね、大湊周辺。
こんなんで文句言ってたら一週間前の自分に張っ倒されますよ」
提督「死ぬ……死んじゃう……明石がチアコスしてポンポン持って笑ってくれないと死ぬ」
明石「暑さとか砂一粒程も関係無いですね。しませんよそんなこと」
提督「なんで……どうして……こんなことは許されない」
明石「許されないのはあんたの不道徳でしょうが」
提督「まぁね。……彼の国のチアに対する執着って凄いよな。
娘を名門チアでトップにする為に他人の娘殺したりするんだぜ」
明石「急にまともに……いや、別にまともな話題でもないか。
何かドキュメンタリーでも見たので? 」
提督「おしえてほしかったらチアコスして」
明石「全く等価交換に値しませんね。…………もしかして本当に酷暑で脳劣化してます? 」
224 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/09/02(土) 23:37:31.32 ID:UcC52P430
< 本ッッッッ当に大ッッッッ嫌いなやつ >
提督「××××」
愛宕「渾名とかじゃなくて実名……しかもちゃんとニュース見てたり本読んでればもしかしたら知ってる程度には凄い存命の文化人……」
提督「あ、本人については別に嫌いじゃねぇよ?
小説家のクセに歴史家気取りしてんのは頭おかしいのかとは思ってるけど。
歴史好き自称するクセにそいつに影響されてるやつらが嫌いなだけ。
本人の惹き付ける文章も自説への確信も揺らぎとの葛藤も凄いよ」
愛宕「聞いてる限り自覚的に小説書いて笑ってるタイプかなぁ……普通にあなた一番嫌いなタイプじゃない」
提督「ちなみに亡くなってるけど司馬先生は偉大だと思ってるよ俺。
影響は兎も角あとがきとかエッセイ読む限り本当凄い人」
阿賀野「んー……何の話? 」
愛宕「まぁ、あなた本棚に置いてるものね……あなた今来たけど分かる?
この国で言うところのたぶん歴史分野の大家で、
でも小説家だろって誹り受けてるクセに無自覚含めて妙に信者の多い御仁。
この人の嫌悪感からして西洋史専攻で、存命らしいわ」
阿賀野「××××」
愛宕「正解。……理解が及ばないからどうでもいいけど、
理解できないからこそそうなんだ……って思うしか無いわねぇ……この一致」
225 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/09/02(土) 23:37:58.58 ID:UcC52P430
ありがとうございました
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/09/03(日) 00:00:17.20 ID:Q615r22D0
乙
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/09/03(日) 00:20:41.30 ID:F4pB6+uco
お疲れさまです
228 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/09/03(日) 21:13:26.87 ID:j6xgKnqB0
< ハートに近い部分であるからこそ >
秋雲『えー……まぁ、凌辱はそこそこ好きだけど触手はちょっとぉ……。
普通の人間の趣味嗜好範囲は知らないですけど女で触手嗜好はあんまりいないんじゃないかなぁ……』
時雨「化け物のくせに人間とまともに話すなんて、
とか今更言わないし高級将校の方がその辺の適当なのよりある意味マシだけど、
そもそもよくあんなこと男と話せるね秋雲」
鈴谷「…………」
あきつ丸「…………人間社会でもコミュ症の方がまだまともに受け止められるのでは? 」
229 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/09/03(日) 21:15:17.42 ID:j6xgKnqB0
< 縋らないようにつくりたいものなんですけどねぇ…… >
時雨「そういえば何故か僕も近年料理をさせられてるんだけどさ」
秋雲「させられてるって割には楽しそうだけど」
時雨「楽しくないわけではないよ。……鶏がらスープの素って凄いね。
代用品は幾らでもあるし」
秋雲「まぁ、楽しようと思ったら何にでも使えるね」
時雨「鶏がらスープの素で異世界無双する話とか無いの? 」
秋雲「秋雲さんは知らないけど……似たようなのはありそうだね。
調味料がうんたらみたいなほのぼのスローライフの皮被ったやつ」
時雨「そりゃそうだよ。ショバ代がどうのとかギルドがどうのとか既存の利権は知らないけど。
鶏ガラ無限に手から出せたらそれはもう神の御子だよ」
秋雲「お、おう……」
230 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/09/03(日) 21:18:52.71 ID:j6xgKnqB0
< ひたすら足し引きしていけるならまぁ…… >
秋雲「で、なんでいつの間にか化学調味料の回し者になったの? 」
あきつ丸「知らん。それに自分も便利だとは思うが」
秋雲「別に便利なの否定したりはしてないよ」
鈴谷「最近は、っていうか結構前からうま味調味料って言うんじゃなかった? 」
秋雲「秋雲さんはメーカーさんじゃないんで。……ねぇ、入れ過ぎ」
時雨「“ 艦娘 ”なんて馬鹿みたいに食べたり飲んだりするんだからお湯とコレで混ぜてればどうとでもなるよ」
鈴谷「…………」
あきつ丸「…………」
秋雲「…………」
時雨「…………うん? 」
231 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/09/03(日) 21:20:04.11 ID:j6xgKnqB0
< 瞳の動きって、神秘的 >
雲龍「ん……」
提督「うん? 」
雲龍「……」
提督「……」
雲龍「…………」
提督「…………? 」
雲龍「…………あの」
提督「だから何。いきなり見つめられても何にも分かんねぇよ」
雲龍「瞳孔って、よく分からないわ」
提督「……は? 」
232 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/09/03(日) 21:22:24.02 ID:j6xgKnqB0
< 最初から意味の無いお話 >
雲龍「心理的なものが影響して興味のある相手と相対した場合は瞳孔が開く傾向にるらしいのね」
提督「そんなよく分からない理由で突然無言で見つめられてたのか俺」
雲龍「よく分からなくなんてないじゃない。
健気にあなたの心を知ろうとした乙女がいただけよ」
提督「僕の知る乙女はもう少し初心で動揺するものなんだけど」
雲龍「すれた乙女、ということで」
提督「完璧な空論、くらい矛盾してないそれ」
雲龍「してない。乙女はもうそれだけで正義だから」
提督「俺みたいなやつには悪徳の方が刺さるって知らなかった? 」
雲龍「知ってる。刺さらないのに演じるって、健気じゃない? 」
提督「馬鹿なだけだろ。…………瞳孔とかなんとかどこ行ったの? 」
233 :
◆5z7C0EoTrg
[saga ]:2023/09/03(日) 21:22:50.51 ID:j6xgKnqB0
ありがとうございました
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/09/03(日) 22:05:33.59 ID:Q615r22D0
乙
235 :
◆5z7C0EoTrg
[sage saga]:2023/11/03(金) 23:14:32.53 ID:Yv5VkyOW0
< 自信無いと乗せませんよ? >
愛宕「ここだけの話、や、本当ここだけの話なんだけど」
高雄「? 」
愛宕「スピーディに思考殆どゼロで抱かれたんだけど……さすがにその前にデートくらいはしたの、私」
高雄「まぁ……それはそうね、としか」
愛宕「腹に腕回して、って言われて一瞬で色々考えたの。
ぷよってたらどうしようとか、変な反応したらどうしよう、とか」
高雄「分からなくは、ないかしら」
愛宕「覚悟決めて腕回してガチガチだったときの安堵と絶頂具合半端無かったわ」
高雄「…………」
愛宕「…………ん? 」
高雄「…………いえね、本当にここだけの話だな、と」
236 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:15:44.73 ID:Yv5VkyOW0
< デデン! >
高雄「昼はおでんにしようかと思うので入れたい具材があったらヒトヒトマルマルまでに。
遅刻には対応致しませんので悪しからず」
提督「別に大根と玉子あればいいし……」
加賀「確認したところ牛すじは最初からありましたので文句はありません」
赤城「私はたこ焼きとロールキャベツ用意してお願いしてきました」
旗風「辣油……辣油……ふふ」
阿賀野「辛味欲しくてもコチュジャンとかの方がいいと思うなぁ……阿賀野はからし派だけど」
龍田「でも食べる辣油とか結構合うわよ? 」
伊13「柚子、胡椒……好き、です」
涼月「イタリアンおでんをひと鍋確保してきました。
具にトマトとかじゃなくてベースにトマト缶突っ込んでますよ」
Roma「そう……つくねにチーズ……よし。まだ遅刻じゃないわね? 」
Littorio「…………おでん風の、闇鍋? 」
237 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:18:07.38 ID:Yv5VkyOW0
< 私が裏切るのを裏切るとは言わない >
龍田「フゥ……あら」
「先輩の情婦その……何番目? 」
龍田「さぁ? 大切に思われてる自惚れはありますけど抱かれたこと、無いです」
「そう? 凄い好みっぽいのに、意外」
龍田「んふ、だから、なのかも」
「今年中に既婚者になるとかいってもう残り二ヶ月切ってるから愛人の方が大事だと? 」
龍田「いえ、あの人は愛宕たちの方が私より大事だと思いますよ。……………………今は」
「情念籠ってらっしゃる。…………勝てそうなら、助けてあげるけど? 」
龍田「それは結構。あの人の尊厳破壊してでも手に入れるつもりではあるけど、あの人を裏切ることはできないから」
「左様で……フゥ…………」
238 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:21:56.93 ID:Yv5VkyOW0
< 煙草よりも目に沁みる >
龍田「ふふ……思ったより話が弾んじゃった。最後に、一本交換しません? 」
「いいけど……細っそい女煙草とかいつ振りだろう」
龍田「女煙草、なんて昨今差別用語では? 」
「君たちは正しく差別されるべき存在だと思うよ。差別用語を正しく使うのならそれは社会通念に反しない」
龍田「あぁら、酷いこと言う……ぁ、これ、美味しいかも」
「いつでも御用命をお待ちしておりますよ、っと……俺、別に先輩のこと嫌いじゃないぜ? 」
龍田「失礼。私、あの人以外の男、透明に見えるので」
「透明に見えるとはまた形而上的な……では、退散と致しますよ。クソ女」
龍田「はい閣下。…………私がただの人間の普通の女だったら、打算で近付くこともしたでしょうに」
239 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:22:33.96 ID:Yv5VkyOW0
< 物凄く迷う >
提督「あー……ゴジラ観に行きたい」
漣「ほーん……行けば? 」
提督「や、シリーズファンというか原典ファンとしては網羅しておきたいんだけどもね、
どうもPVとか観てる感じ好みじゃなさそう感ある」
漣「はぁ」
提督「だからどうせ観に行くなら保険のサブ目標が欲しいんだけど」
漣「大体80%の確率でつまらなさそうな顔してていいなら行ってもいいです」
提督「なんとも……俺がつまらないのは俺のせいだけど隣でそんな顔されるの申し訳無いし。
仮に嫌な予感裏切って楽しめたのにつまらない顔されたら嫌だし」
漣「じゃあソフト化待ちましょうよ。
さすがに配信スルーと違ってこの時代劇場公開してソフト化しないとかほぼ無いっしょ」
提督「でも劇場で観るべき作品ってあるからなぁ……本当どーしよ……」
240 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:23:21.25 ID:Yv5VkyOW0
< 那珂のナカに! みたいな >
雲龍「あなたたちってイクと仲良い方? 伊19のことだけど」
伊13「? まぁ……悪くは、ない? 」
伊14「あっちがどう思ってるかは知らないですけどねー」
雲龍「そうなの。……イクもイクのっ、って言いそう? 」
伊13「……」
伊14「……」
葛城「……イミが分からなイヨ」
241 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:24:23.33 ID:Yv5VkyOW0
< それこそイミはありません >
雲龍「ヒトミをイミは無理がある、四十点」
伊13「どちらも、絡ませようと、する、意識……心意気……八十点」
伊14「話の始まり方が酷過ぎる、五点! 」
葛城「最後のは雲龍姉ぇの所為じゃ……つーかなんで採点されてんの私」
242 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:27:07.48 ID:Yv5VkyOW0
< 乙女イト >
葛城「でもイクちゃんが実際どうかは知らないけど物凄く萎えそう。あんなこと言われたら」
雲龍「思わず相手の腰を止めさせる女の称号を進呈するわ」
葛城「要らな」
伊14「実際イクさんは無意識に言いそうっすけどねー」
伊13「まぁ……」
雲龍「イクと寝れば分かる、か……誰か行ってみない? 」
伊14「乙女なんで」
伊13「一応、乙女、なので」
雲龍「ふぅん……? 」
葛城「…………何? 私も乙女だよ? 乙女に純潔かどうか含まれるん? ん? 」
243 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:29:23.37 ID:Yv5VkyOW0
< 絶賛駄洒落day >
伊14「うげぇ……水着にゴカイちゃん張り付いてる……」
初月「君は何故海に潜る度に変なものを連れてくるんだ」
松風「いつだったかは真面目な演習にも拘らず鯖が入り込むなんてこともあったよね」
初月「実は狙ってやってるんじゃないのか。あいつがゴカイは密かに美味いらしいって言ってたぞ」
伊14「別に意図してませーん。それは誤解でーす♪ 」
松風「…………」
初月「…………」
伊14「…………ごめん」
244 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:30:25.12 ID:Yv5VkyOW0
< 釣り餌で慣れていたとしてもちょっと…… >
松風「まぁ、くだらない戯言は置いておいて……美味しいの? これが? 」
初月「あいつも食べたことは無いらしいけどそうらしい。
貝ひもみたいな旨味があるんだってさ」
伊14「ふーん……どうやって? 生? 」
松風「……食べるのか? 」
伊14「え、まぁ……美味しいんでしょ? 好みかは知らないけど」
初月「マジか……正気かイヨ」
伊14「老海鼠とか蝦蛄喜んで食べてるじゃんここのヒト」
初月「全員が全員ではないんだが……僕は正直老海鼠は味が好きじゃない」
松風「僕はまぁ見た目が分からなければ、うん」
伊14「じゃあゴカイちゃんもいけるいける。……で、生なの? 」
初月「…………生って言ったら君はそれ、食べるのか? 本気か? 」
伊14「え? うん」
初月「…………」
松風「…………ヒトミの絶望顔が見れそうだね」
245 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:31:14.39 ID:Yv5VkyOW0
< 珍味ではある、珍味では >
伊13「? 別に……美味しいなら、よく、ない……? 」
初月「えぇ……」
松風「姉妹でおかしかったか……」
伊13「?? 」
伊14「姉貴もあったら食べる? 」
伊13「まぁ……安全、なら? 」
提督「え? いや、俺知らんし……食ったこと無ぇよ」
愛宕「…………」
高雄「…………取り敢えず乱獲してきて調理法を訊く程無思慮ではなかっただけ良しとしましょうか」
246 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:33:56.61 ID:Yv5VkyOW0
< ヒトとしての許容範囲のライン >
伊14「ネットで探したら東南アジア系の調理法が多いっぽいねー」
伊13「玉子焼き? みたいな……? 」
松風「結局興味に勝てずに着いてきてしまった……」
初月「僕はもう怖がりのホラー好きみたいな気分になってきたよ」
伊14「この……照り焼き、の方が、素材の味、しそう」
伊13「見た目のエグさ半端無いねこれ」
初月「うげ……」
松風「……目瞑って食べさせられても食感が無理だろこれ。……ですよね? ね? 」
加賀「気持ち悪い……食べたくはありませんねこんなの」
伊13「あ……」
伊14「決めた。食べない」
初月「……」
松風「……センサー強いな」
加賀「???? 」
247 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:35:19.80 ID:Yv5VkyOW0
< テンション↘︎↘︎↘︎↘︎ >
時雨「君たちが観てる洋画を観てるとさ」
速吸「? もっと観たくなりました? 」
夕立「っぽいっ? 」
時雨「そんなわけ無いでしょ。……大っきなベッドで一人寝るのも良い気がしてきたんだ」
速吸「くだらない……」
夕立「つまんな」
時雨「あのさ……」
248 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:37:21.62 ID:Yv5VkyOW0
< 日向にこそ影は咲く >
漣「ご主人様はまぁ意味無いんでぶん投げておいて……当警備府の陽キャ陰キャ度を表すと」
叢雲「と? 」
漣「見た目的ファクターで言うと愛宕さんとか海風かなって。
Littorioさんとか白人がどうのこうの言われると面倒だからそれも置いといて」
叢雲「分からないでもないかしら」
漣「性格的に言うと明るい方が当然陽の者なわけじゃん?
ってなると愛宕さんが来て江風辺りが来るじゃん」
叢雲「ん? まぁ、そうね」
漣「で、他人の趣味への理解とか意外な趣味範囲嗜好範囲で言うと
叢雲「待って、待て待て馬鹿。あなたいつの間に愛宕信者になったのよ」
漣「? 漣って普通に愛宕さん好きなんだけど。別に女がどうとかじゃなく。理想じゃない? 」
叢雲「え、えぇ……? そう……? 」
249 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:38:18.18 ID:Yv5VkyOW0
< それで良いと開き直っているものかと >
叢雲「まぁ、でも……人間基準で言えば高雄なんて割と陰の者な気はするわね。
そんなのぶん投げるくらいの美人であったとしても」
漣「メンタルがもう取り返しつかないくらいヘラってるから仕方無いね」
叢雲「卑屈なのは確かよね。なんならあれ周りと上手く繋がれなくていじめられてもっと歪むタイプ」
漣「自分の顔の造形とか身体理解しててあれとかある意味では普通の世の中じゃぶりっ子極まってる類いだからね。
しかも最高に嫌われるタイプの」
叢雲「そうじゃないっていうのは幸せなのかそうじゃないのか」
漣「幸せに決まってんでしょ。プラマイでいえばご主人様と出会えた時点でプラス確定じゃん。
高雄さんのメンタルとか鑑みた場合は」
高雄「…………ヘラってるのかしら、私」
愛宕「? 普通にそうだと思うけど」
高雄「」
愛宕「???? 」
250 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:44:53.44 ID:Yv5VkyOW0
< 顆粒中華だし舐めるよりはまぁ…… >
提督「あり得ねぇことだけど深海某との戦争が終わって世の中平和になったらさ」
明石「曲がりなりにも護国の藩屏やってる高級将校が宣っちゃいけないでしょそれ」
提督「まぁまぁ。……軍の予算減らされて食事とかも減らさざるを得なくなんのかな」
明石「まぁ……“ 艦娘 ”の削減とかにはならなさそうっすけど」
提督「小難しい話はいいんだよ。加賀とかは果たしてその食生活に満足できるのか」
明石「あぁ……」
提督「俺はこれでも人間レベルでしか食べないし江田島いたときとか東南アジアいたときは貧乏飯経験してんだよ」
明石「そりゃまぁそうでしょうね」
提督「もやし一袋買ってきて全部ナムルにして、終わり。とかさ」
明石「侘しいようなそこはかとなく大食漢のようなつまみですね」
提督「あれはあれで結構飲めるんだけどな。……十袋くらいで許してくれそう? 」
明石「くれないでしょうねぇ……」
251 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:46:16.22 ID:Yv5VkyOW0
< 本当慣れって怖いんだなぁ、って >
龍田「最近知ったんだけど」
雲龍「……なに? 」
龍田「物凄いダウナーね。普段から大概ダルそうなのに」
雲龍「放っといてよ……」
龍田「? ……おさげ髪ってあちらだとpigtailsって言うらしいわ」
雲龍「はいはいメス豚メス豚。私はメス豚……」
龍田「何その反応」
雲龍「なに? 雑な反応されて傷付くアピール? 」
龍田「面倒臭さいなぁ今日は」
天城「…………」
葛城「何? 嫉妬? 」
天城「いえ……あ、いや、無いこともありませんけれどそうではなくて」
葛城「うん」
天城「二年も三年も経つと皆姉様のお守りくらいできるようになるんだなぁ、って」
葛城「まぁ……」
252 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:48:11.41 ID:Yv5VkyOW0
< 実際どうなんでしょうね >
初月「走ると痛いじゃないか」
山城「まぁ……そうね。スポブラって偉大だと思うわ。割と本気でテキトーな流行より余程」
初月「うん。……あれ、Aでもそうなのかな」
山城「さぁ? 私人間じゃないからAだったこと無いし」
初月「僕もだ」
山城「そうね」
初月「……」
山城「……」
初月「…………Bくらいでも痛いのかな? 」
山城「さぁ。…………取り敢えずこの話止めた方がいいと思うわ。
私別にあなたのカップ数知りたいわけじゃないし」
253 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:51:47.78 ID:Yv5VkyOW0
< 汚いモノを更に汚す意味なんて、ねぇ? >
漣「メイドさんのエプロンドレスにはそこはかとない純潔性とか清潔感があるべきな気がするんすけど」
提督「仕事着じゃん? 料理なり掃除なりで汚れるもんだろあぁいうの」
漣「やー……この国に生きてるとメイドさんがそもそも卑猥に見えてくるなぁ、って」
提督「まぁ……」
漣「……」
提督「……」
漣「…………」
提督「…………でもさ、純潔性ってものがあるんだとしたらそれを汚すから楽しいんだろう? 」
漣「…………や、まぁ……」
254 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:54:05.09 ID:Yv5VkyOW0
< スターキラー基地はお休み >
明石「SFだと大概出てきて結構な可能性で大爆発する宇宙要塞ですけど」
提督「うん? 」
明石「どれが好きですか? 」
提督「デススター」
漣「デススター」
明石「ですよね、私もデススターですし。……一番強いと思うのは」
提督「デススター以外」
漣「デススター以外」
明石「ですよね、私もそう思います。…………ね? 」
江風「お、おう……? 」
255 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:56:09.56 ID:Yv5VkyOW0
< 妙に圧のある >
提督「で? なんでこんな話? 」
明石「銀英伝一気観したんですってよ」
提督「ほーん……」
漣「なんだ、ガンダム系列じゃないのか」
江風「や、多過ぎてどれ観たらいいのか分かンねーし」
漣「時間なんて腐る程あるんだから制作順に観ればいいじゃん」
明石「まぁ、そうですね。時系列はバラバラでも大概の作品は制作順でいいと思いますよ」
提督「む……イゼルローンとかソロモンとか? 」
漣「ア・バオア・クーとかヤキン・ドゥーエとか」
明石「その中で純粋な人工的巨大構築物ってイゼルローンだけですよね」
提督「だって完全人工物でデススターを超える愉快なもの無いし」
漣「小惑星改造したやつの方がなんとなく好きなんで」
明石「ですって。どうです、一緒に観ます? 」
江風「?? ン、まぁ……今度な、今度、うン」
256 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:57:24.52 ID:Yv5VkyOW0
< や、本当道民としては炬燵にそこまでの魅力は…… >
提督「そろそろこの時期になってきたか……」
阿賀野「なってきたねぇ……」
提督「暑いときもあるけど朝夜は普通に冷えやがる」
阿賀野「冷えやがるねぇ……」
提督「太閤殿下が草履温めてたのって神じゃね?
実際やってたかどうかは置いといてエピソードとしては」
阿賀野「そうだねぇ……」
提督「寝所、温めておきました! とか言われたらもうそれだけで好きになるわ」
阿賀野「うん……」
提督「…………」
阿賀野「…………」
提督「…………」
阿賀野「…………Zzz……」
提督「……………………さすがに炬燵は、早くね? 」
257 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/03(金) 23:59:08.52 ID:Yv5VkyOW0
< 異空間レベル(高) >
雲龍「Zzz…………………………………………はっ」
提督「お、おう……………………あのさ、お前そのいきなり覚醒するやつ怖いからやめろ」
雲龍「その瞬間までは微睡んでるんだから無理」
提督「あ、そう……」
雲龍「…………寝てる」
阿賀野「ほぇ…………Zzz」
提督「寝てんな」
雲龍「寝てるわね」
提督「うん」
雲龍「…………入って寝てた私が言うのもなんだけど執務室の端に座敷があって炬燵って違和感で頭痛くなるわ」
提督「本当そうだよ。…………俺まだ仕事中だぞクソが」
258 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:01:59.91 ID:O2gFtf630
< “ 買う側 “ >
明石「女物の服って高いですよねぇ……」
提督「あ? いや、男物も大概だと思うが」
明石「っても男性は上着とパンツと、まぁ足元なんとかすれば割とそれでなんとかなるでしょ」
提督「そんなこと無ぇよ。満足には程遠い」
明石「インナーは置いといてもアンクレットとかソックスまで考えないといけないときたら頭にきますよ」
提督「歳取れば歳取る程服でなんとかしないといけなくなるんだぞ」
明石「自分がそうなる為の殆ど違法な研究してるって考えると私馬鹿みたいですね」
提督「いいじゃんそれで。それでも歳取るのって悪いことばっかじゃないよ」
明石「そう。…………でもやっぱ女物の服、高いですよね? 」
提督「…………まぁね」
259 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:06:50.64 ID:O2gFtf630
< 落ちることを、選べない >
Littorio「適度にワイルドでそれなりにセクシーで割りに頭が良くて……女には優しい。
そういう男だと思い込めばどんな男でも好きになれるものですよ」
涼月「思い込み、というか自己暗示にも限界があるかと」
Littorio「そう? 少なくともLittorioは楽しく思い込めていますけれど」
涼月「それはまぁ……あのクズの少将閣下はそこそこでしょう」
Littorio「そこそこ? 」
涼月「粗暴とは言えないくらいには雑に陽気で、
セクシャルなことにおいては品が無くなる寸前まで溢れ出ていて、
海兵を良いハンモックナンバーで出て海大甲種。
自分が好いた女には糖蜜のように甘いでしょう? 」
Littorio「実に高評価。なんならLittorioよりも高く評価しているといえる」
涼月「だから近寄りたくないんです。あんなまやかしのクズには」
Littorio「言いたいことは分かりますよ。……本当、恋って落ちるものなのですね。落とし穴、と言っていい」
260 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:10:13.91 ID:O2gFtf630
< 緊急会議 >
雲龍「あの人って色んなコスをさせてきたり勧めてきたり誘導してきたり望ませてきたりするけれど」
扶桑「……そうね」
海風「まぁ」
山城「あのね、一つだけ訂正しなさい。少なくとも私は望んでしたことなんて無い」
雲龍「ふぅん……」
扶桑「へぇ……」
海風「はぁ……」
山城「…………一緒にしないでくれるかしら。心からそう思うわ」
261 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:12:15.46 ID:O2gFtf630
< 好きなキャラ程守りたい的な >
雲龍「まぁ、ムッツリな山城は無視するとして」
山城「あのね……」
雲龍「基本的に職業ないしは社会的地位、プレイとしてのコスじゃない。あの人のって」
扶桑「ん……コスプレってそういうものじゃないの? プレイも同じく」
雲龍「いいえ」
扶桑「?? 」
海風「あぁ……そういう」
雲龍「ええ。……原義、が何かは私も知らないけどコスプレって」
海風「特定のキャラクタになり切る、ってやつですよね。少なくとも私が見る現代はそうです」
雲龍「そう、そうなの。……あの人特定キャラのコスをしたいって言ってこないでしょう? 」
扶桑「……確かに」
262 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:13:38.95 ID:O2gFtf630
< 好きだけどね、うん、本当好きだけど…… >
漣「ご主人様が好きでコスの題材にできて尚且つヤれそうなキャラねぇ……」
雲龍「無いの? 」
漣「うーん……ご主人様が好きなアニメっていうと基本カタいやつとか大衆向けだしなぁ」
扶桑「コスプレだけなら兎も角……例えばジブリキャラで、って雰囲気は私も難しい気がするわ」
漣「『攻殻機動隊』とかは漣が布教した甲斐あってご主人様も大好きですけど」
雲龍「あぁ、私も観たわ。布教してブルーレイ買わせたやつね」
山城「それ、コスプレできるの? 」
雲龍「コス自体は用意できると思う、けど……」
漣「少佐コスなんてした日にはたぶん何もかもぶん投げて写真撮られて終わるでしょうなぁ……」
雲龍「たぶんそれ以上を求めたら頭おかしいのかって言われるのよね、それ」
扶桑「ふぅん……? 」
263 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:15:19.40 ID:O2gFtf630
< ギリギリ存在を知ってるけど設定をよく知らない好みの衣装ならまぁ……? >
雲龍「他には? 」
漣「あー……えー……うーん…………お? 」
雲龍「? 」
漣「レイア姫なんてどうでしょう? ゴールドビキニに近いのでは? 」
雲龍「? 」
山城「? 」
明石「たぶんキャリー・フィッシャーとスターウォーズ馬鹿にしてるのかってキレると思いますよそれ」
漣「でっすよねぇ……」
明石「全くもって不毛な話ですね。……答えなんて存在し得ると思います? これ」
漣「うーん……」
264 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:20:07.21 ID:O2gFtf630
< キャラというよりは人物という印象が強いけれど >
雲龍「他には? 」
漣「無限ループかよこれ……えー、と」
雲龍「? 」
漣「反応すらマジで無限ループ。……………………妲己? 」
雲龍「やめなさい馬鹿」
扶桑「ここ食堂なのに……」
阿賀野「呼んだでしょ? 呼んだよね? ね? 」
雲龍「はぁ……」
扶桑「……」
漣「お、おう……マジですみません」
阿賀野「んー? 」
漣「…………」
山城「やれやれ……馬鹿な呪文唱えるから」
265 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:22:01.15 ID:O2gFtf630
< 不可能に挑戦したい() >
雲龍「他には? 」
漣「マジで何の意味あるのこの無限ループ……答え出すまで終わらないみたい? 」
雲龍「? 」
漣「はぁ。……ジブリは駄目でもネズミ社のとこなら『美女と野獣』とか『ラプンツェル』とかありますけど」
雲龍「私は自分を美人だと思ってるけれど人間が美の象徴として造ったものに伍するとも思ってない」
漣「あ、そ……。……………………一週間くらいくれません?
ここまできたらご主人様がヤれそうなキャラ本気で考えたいんで」
266 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 00:25:06.17 ID:O2gFtf630
< 究極的にはそのまま抱き合っていられれは >
愛宕「さて……まともな映画も見終わったし、着替えましょうか」
提督「テッペン回っちゃったしなぁ……まぁ、寝る時間だね」
愛宕「そうねぇ……ん」
提督「ん? 」
愛宕「脱がせて、くれないの? 」
提督「着替えくらい一人でできるだろう? 」
愛宕「さすがにじっと見られながら着替えはちょっと、ね。
女って着替えはあんまり見られたくないものなの」
提督「俺見ないで脱がせるとかたぶん無理だけど」
愛宕「着替えに集中してくれれば、許せる? 」
提督「……俺が部屋の外にでも行ってくればいいじゃん? 」
愛宕「馬鹿。折角二人きりなのに、わざわざ一人になんてなりたくないわ」
提督「あ、そう……あーちゃんが目瞑ってくれれば、解決? 」
愛宕「キスも無しに、脱がせられたくない? 」
提督「最初から……ん…………脱がせるとこ、あんまり見られたくない、みたいな? 」
愛宕「あ、っは…………」
267 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/04(土) 00:25:35.74 ID:O2gFtf630
おはようございます()
ありがとうございました
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/04(土) 00:28:50.64 ID:r4/mVyC90
乙 お久しぶりです
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/04(土) 05:22:47.68 ID:N3gQ+iZZo
乙
270 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:18:29.75 ID:2oIxwDc30
< シャンプーとかとは比べ物にもならない >
提督「Zzz……Zzz…………ん……………………? …………ん? 」
愛宕「んふ、おはよ」
提督「おはよう。……何、やってんの? 」
愛宕「肺の中をあなたの匂いで満たしてるの」
提督「莫迦。大して良い匂いじゃないだろそれ」
愛宕「そうでもないわぁ。結構、好き」
提督「そ。……どうせならもっと強く、抱き締めて? 」
271 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:20:12.42 ID:2oIxwDc30
< 休日だしまぁいいよねって >
愛宕「ちなみにコーヒーはもう保温してあるから」
提督「用意いいね。…………ふぁ」
愛宕「ぎゅー」
提督「ぎゅー? 」
愛宕「…………」
提督「…………」
愛宕「……………………ん……Zzz」
提督「駄目じゃん。…………………………………………Zzz」
272 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:21:50.12 ID:2oIxwDc30
< 無理矢理やられたときは咽せて吐きました >
江風「ンぇ……二日酔いヤベぇ……」
海風「本当懲りないね。……鶏雑炊と生姜入り大根おろしと唐辛子入りトマトジュースどれがいい? 」
江風「一番早く用意できるやつ……うげぇ……」
海風「じゃあトマトジュースだね。……チューブの大根おろしと生姜でいいなら直接流し込んであげるけど? 」
江風「優しさ重点で頼むよ姉貴……」
273 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:23:25.87 ID:2oIxwDc30
< 目が震えるくらいの二日酔いよりはまぁ >
海風「はいどうぞ。……唐辛子マシマシだから咽せないように注意してゆっくり飲んでね」
江風「ン……ンンッ…………ぅ……ぉえ…………ぐ……………………ふぅ……」
海風「ゆっくり飲んでって言ったのに……」
江風「や、本気で今辛いから少しでも早く効いてほしいし」
海風「少なくとも胃に届くまでどうせ効かないよ。……コーヒーも落ち着くらしいね」
江風「……ココアの方が良い。すっげー熱いやつ」
海風「それはもう淹れてるよ。…………口の中唐辛子とトマトで熱いココアって味覚壊れそう」
274 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:24:26.70 ID:2oIxwDc30
< 朝から大浴場って物凄い贅沢な気はする >
愛宕「ぁ……あれ? なんかここ赤くなってる……」
雲龍「二の腕なんてあんまり意識向けないし……あの人の身体にぶつけたか、ベッド端にでもぶつけたか」
愛宕「んー……疲れ過ぎて無意識の代謝励起を無意識に遮断してたかぁ」
雲龍「気を付けなさい。誰でもそれくらいちゃんとしてるわ、化け物なら」
愛宕「そうねぇ……」
明石「いやいやいや……そこまで化け物体質異常活用できるのなんて何人もいませんよ……」
275 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:25:41.72 ID:2oIxwDc30
< シャワー浴びた後の寒い中煙草って…… >
山城「そういえばあなたって割と煙草転がす方よね」
提督「ん? まぁ……短くなるまで吸わないようにも気を付けてるよ。
指先に色着くのが嫌なんだ」
山城「ふぅん……基本はどの指なの? 」
提督「気にしたこと無いけど……中指と薬指かなぁ」
山城「そう……人差し指じゃないんだ」
提督「なんか気取ってる気する、人差し指」
山城「それは薬指じゃ……どうでもいいけれど」
提督「ん…………フゥ……」
276 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:28:21.97 ID:JtPJX5OW0
< 生命の洗濯(偽) >
愛宕「んー……お風呂の熱が沁みてる気がする。赤いとこは直したけど」
雲龍「でも、痛くなかったの? 」
愛宕「本当に記憶無い」
雲龍「そう。……噛まれたときの歯型に沁み込むのも中々いいものだけど……む」
愛宕「あのね……あの人殴ったりは絶対してくれはしと思うけど」
雲龍「流れの中で頭抑えて、とか。
そこから手首掴んで抑え付けて、って頼めば時々爪だとか指食い込んでるわ」
愛宕「あのね……それ、かなり痛いでしょう? 」
雲龍「? 痛くなければ意味が無いじゃない」
愛宕「理解できないなぁ……はふ」
雲龍「もし仮に少しでも理解できたんだとしたら大した変態だと思うわ」
明石「いやいやいや……いやいや……」
277 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:29:11.39 ID:JtPJX5OW0
< 導入というよりは、出オチ >
海風「実は私生えてないんだけどさ」
涼風「……すね毛だな? 」
江風「……わ、腋毛だろ」
海風「んーん、下の毛」
涼風「あ、そう……」
江風「……」
海風「や、すねも腋も生えてないけどね。……剃るプレイしてみたいなぁ、って」
涼風「はぁ……」
江風「なンでこれが姉妹の会話の導入になるンだよ……」
278 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:33:27.75 ID:ujlL/IFc0
< 貸したことを覚えているならまぁ >
江風「なンか昨日沢山おでン食べたじゃンか」
海風「え? うん」
江風「手羽先とか餃子巻きとか揚げ豆腐入れたかったなって」
海風「言えばたぶん誰かしら一つくらい用意してくれたんじゃない? 」
江風「や、自分で用意しないとなンかしっくりこなくなってきたンだ最近」
海風「そのまま進化すると能代さんみたいになるけどいいの? 」
江風「ンー……気苦労ばっかしそうだなぁ……うン……」
能代「別に嫌ってわけではないんですけど……。
まぁ、常に貸しを抱えていないと不安、みたいな病み方はしてるかも」
279 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:34:13.43 ID:ujlL/IFc0
< 声をあげない者には…… >
雲龍「私漸く文明人擬きになれそうだわ」
提督「は? 」
雲龍「空気を読みつつ予約、というものを覚えられそうなの」
提督「ん、んん? 」
雲龍「今年こそは1111、つまりポッキー&プリッツの日はしっかりねっとりチョコの付いたポッキーでポッキーゲームをしましょうね」
提督「いいけど。……文明人? 」
280 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:34:53.67 ID:ujlL/IFc0
< AC6とかその辺 >
漣「クソが……なんだその機動……」
叢雲「反応遅いわねぇ……」
初月「それで遅い判定になるのがいいんだろ」
涼月「久々にゲームしてるの眺めて飲んでるけど……それ楽しいの? 」
漣「楽しくないものする苦行とか嫌いなんで」
涼月「そう? なんかストーリーも無いような感じだし動きも単調じゃない? 」
漣「は? 」
初月「は? 」
涼月「うん? 」
叢雲「私も一、二年前なら似たようなこと言ってたかしら……あーやだやだ」
281 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/04(土) 22:37:17.38 ID:ujlL/IFc0
< なんかそういう日、あるよね >
提督「あー……ヤバい……」
扶桑「? 」
提督「なんてーか……なんかバキバキに勃ってきた…………なにこれ」
扶桑「……男の子の日? 」
提督「扶桑でもそんな品の無い冗談言うんだね。
……何でか知らんけど別に理由とかどうでもいいな」
扶桑「ええ。…………私だけでも? 」
提督「扶桑と一緒にいてテンション上がってるんだから扶桑以外なんて要らないよ」
扶桑「そう……」
提督「…………手、冷たいね」
扶桑「あなたに温められるために」
提督「温め過ぎて火つくかも」
扶桑「それ程盛り上が……燃え上がれるなら、別に」
提督「…………そ」
282 :
◆5z7C0EoTrg
[saga ]:2023/11/04(土) 22:38:01.90 ID:ujlL/IFc0
寒さには十二分にご注意ください
ありがとうございました
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/04(土) 23:06:16.23 ID:r4/mVyC90
乙
284 :
◆5z7C0EoTrg
[sage saga]:2023/11/05(日) 21:56:57.85 ID:otP8ZXvF0
< 別に死にたいわけでもないからね >
山城「灰皿って洗うの地味に面倒なのよね……大した数吸わないし喫煙室最高だと思うわ」
提督「分からんでもない。…………君どれくらい吸ってんの? 」
山城「たぶん平均したら一日一本くらいね。吸わない日も多いし、逆にあなたや龍田と連んでいれば沢山吸うこともある。
あきつ丸なんていると気付けば箱何個か消えてるわ」
提督「ようは一人になりたかったり誰かと隠れて話したいときのツールか」
山城「ニコチンに籠絡もされないしタールに殺されもしない化け物だから、そうね」
提督「羨ましい。…………長生きするつもりも無いとか言ってるやつ程生汚い気がしてきたよ、最近」
285 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 21:59:21.66 ID:otP8ZXvF0
< いなくてもいいけれどいてくれないと困る >
明石「や、でも私見たことありますよ。あなたもいない扶桑さんは讃美歌聴きながら一人で読書、
龍田は加賀さんと二人で話し込んでたときの山城さん」
提督「ん? 」
明石「私煙草吸わないんでよく分かりませんけど?
夏のクソ暑い時期にベンチとスマホとカートン持って腰据えてね?
気付いたらカートン消費して部屋からもう2カートン持ってきてましたよ、忌々しげに」
提督「お、おう……友達少ねぇなおい」
明石「心許さない典型みたいなヒトでしょ山城さん」
提督「ん、まぁ」
明石「駐車場ですれ違っていくから私は知ってたんですけど」
提督「もう何月何日か分かったわ。共用車弄ってた日だろそれ。俺は出張だった日」
明石「ええ。……色々なバイアスとか相対的に見て山城さんから見た龍田さんクソ重いですよあれ」
286 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:01:32.95 ID:otP8ZXvF0
< それならそこまで欲しくない >
雲龍「愛人一号とは誰なのか問題はありますね」
海風「順番で言えばたぶん雲龍さんか加賀さんですけど」
扶桑「龍田じゃなくて? 」
Littorio「そんな気はしますね」
明石「そのヒト唯一抱かれてないですけどね」
扶桑「だから、というかそうでもないというか」
天城「永遠に手に入らないモノに手を伸ばしている仲間ではありますが」
海風「天城さんも欲しいんですか? あんなの」
天城「あんなの、で納得できる人ならよかったんですけど……ええ」
287 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:04:06.47 ID:otP8ZXvF0
< 分からないという幸せ >
天城「まぁ、提督閣下のキスは優しいと思いますよ……たぶんきっと」
扶桑「優しいのが辛いのだけれど」
明石「その辺はどうしようも」
雲龍「激しくされても優しさとやるせなさ感じるのが怖いわ」
Littorio「それを感じさせてくれないのなら……」
扶桑「嬉しいけれど、そんなのあの人じゃなくていいわね」
海風「まぁ、今更他の人っていうのも……優しくないキスっていうのもよく分かりませんけど」
288 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:05:37.90 ID:otP8ZXvF0
< フレーバーウォーターでも飲んでた方がマシ >
金剛「そーいや昨日初めて似非英国被れ英国人見たデース」
時雨「エセ……なんだって? 」
金剛「似非英国被れ英国人。……普通にコーヒーの方が消費多いクセにこの国の一部から紅茶の国扱いされてる国の紅茶信者」
時雨「なんだか色々と不自由で不遇な人なのは分かった」
金剛「ネタかもしれないけどー、コーヒーのこと泥水って言ってたデース」
時雨「はぁん? 」
金剛「角砂糖十個くらいドポドポって。泥水を中和しないと、とか言って」
時雨「それ結局砂糖入りの泥水なんじゃ……砂糖水にも劣るよそんなの」
289 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:07:40.55 ID:otP8ZXvF0
< 反カフェイン教徒ならまぁ…… >
WS「祖国の名を騙る紛い物では。コーヒーを飲まない英国人なんていませんよ」
時雨「それはそれで色々おかしい気がする。……飲む? 」
WS「いえ、紅茶があるので」
時雨「あ、そう……」
290 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:09:39.11 ID:otP8ZXvF0
< 紅茶割より珈琲割の方が好きかな、くらいの違い >
時雨「っていっても紅茶ってコーヒーの半分くらいは含まれてるけどね、カフェイン」
WS「そんなもの気にしたこと無いので」
金剛「私も無いカナー」
時雨「まぁ、僕もだけど。……寝させてくれない要素があり過ぎるもんね、この世界」
291 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:11:15.98 ID:otP8ZXvF0
< ふと思っても寒さに二の足を踏む季節 >
提督「豚しゃぶしたい……」
高雄「ん……今何時だと」
提督「まだ今日だろ。明日じゃない」
高雄「…………」
提督「ゴマだれ……シンプルにゴマだれ……おお……」
高雄「莫迦……食べたくなってくる」
提督「俺の首筋でも噛んで耐えて」
高雄「骨までしゃぶりますよきっと」
提督「高雄ならまぁ……手、繋いでてくれる? 」
292 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:14:02.67 ID:otP8ZXvF0
< 白菜、きのこ、豆腐、あぁ…… >
高雄「ん……手繋いで、忘れられます? 」
提督「高雄次第かな。…………そうじゃないなら一緒に豚しゃぶの夢見よ? 」
高雄「莫迦。……………………明日は? 」
提督「たぶん他のもの食べたくなってるな。……高雄が食べたいなら」
高雄「ん、明日の私に任せましょうか……ぁふ」
提督「ん…………また明日」
高雄「また明日」
293 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:15:37.08 ID:otP8ZXvF0
< 性差で飯が食えるか酒が飲めるか >
加賀「む……む? 」
叢雲「……あなた朝たぶん臭うわよ。私はオフだから食べるけど」
加賀「翌朝に臭いを残す軟弱な胃腸はしていません」
叢雲「意味分かんな……はい。勝手に全部食べたらキレるわ」
加賀「用法要量は守れる方です。…………嗚呼……」
叢雲「…………つくってきた自分で言うのもなんだけど豚しゃぶのにんにく味噌和えでする顔じゃないと思うわ、女として」
294 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/05(日) 22:16:52.25 ID:otP8ZXvF0
< 何を食べるかよりどうやって食べるか考える方が楽しい気がしてきた最近 >
加賀「しかし……豚しゃぶとは無限の可能性を秘めていますね」
叢雲「ポン酢とゴマだれくらいでいいわ私」
加賀「にんにくもそうだけれど……ピリ辛でもネギ塩でも辣油でも卵でも……あぁ、とろろもいいわ」
叢雲「幸せな頭してるわね」
加賀「幸せですから。……あぁ……」
295 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/05(日) 22:17:50.65 ID:otP8ZXvF0
豚しゃぶ豚抜きもこれはこれで……
ありがとうございました
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/05(日) 23:12:14.79 ID:c0rX3try0
乙
297 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:25:17.45 ID:OKsiW1Em0
< 夢とは深層心理が云々 >
提督「いやぁ! モテる男は辛いなぁ! なぁ!? 」
加賀「飲め」
天城「どうぞ」
愛宕「はぁい」
山城「死ね」
扶桑「飲んで、くれないんですか? 」
雲龍「下から飲ませて? 」
海風「駄目、ですか? 」
叢雲「馬鹿ばっか」
提督「溺れ……おい、おう…………息できな
提督「Zzz……………………っハッ! ……………………」
高雄「ん…………ふぁ……………………な、に? 」
提督「まだ寝てな。……………………山城と雲龍のことどう思ってんだろ俺」
298 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:26:30.78 ID:OKsiW1Em0
< まだ素面ですよ? >
漣「そーれポンポコリン! 」
初月「ほう……」
漣「ほいほいほーい! かかってこいやぁ! 」
江風「ン、ンン……ン? えーと、スタンディング・ストレートォ! 」
叢雲「何それ立直? はい、ロン」
江風「…………」
漣「そこはロナルド・ウィーズリーとか言ってほしかったなぁ」
初月「レーガンとかでも……や、別にあいつや阿賀野さんを召喚したいわけじゃない」
叢雲「そんな歴史ネタって感じでも無いでしょう大統領。……はい、まだ、やる? 」
江風「……………………」
299 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:28:09.09 ID:OKsiW1Em0
< いや、だからまだ素面ですってば >
愛宕「この前ね? なんだか凄く酔ってたみたいなの」
高雄「割と茶飯事では」
愛宕「記憶の一部飛ばす程はあんまり……でね? 深夜に一人でスープをつくったみたいなの。寒かったから」
高雄「ええ」
愛宕「で、それすっごく美味しかったの。私もしかして天才? みたいな」
高雄「あぁ……そういう……」
愛宕「そうなの。キャベツと牛肉を使って白だしだとか塩だとか適当に目に付いたもの突っ込んで」
高雄「分量が全く分からない、と」
愛宕「そう! 最悪……あの味せめてもう一回だけでも食べたいわ。七味振り掛けたあの味最高だったのに」
加賀「もう一回同じくらいに酔えばきっとつくれるわ」
愛宕「や、また忘れますよたぶん」
加賀「そう……さ、記録してあげるから一緒に飲みましょう? 」
愛宕「はーい。…………うん? 」
高雄「はぁ……」
300 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:31:29.18 ID:OKsiW1Em0
< 灰汁を取ったところまではなんとなく >
加賀「それで? 他に記憶にある材料は無いの? 」
愛宕「うーん……たぶん甜麺醤を少し垂らして辣油も最後に垂らしたような気は」
加賀「なるほど。辛いものを少しずつ垂らして得難い調和を齎していた、と」
愛宕「それを卵で中和していたような……器に盛ってすぐ割り入れて食べる時には半熟、みたいな」
加賀「いいじゃない。私も唆られるわ」
高雄「愛宕の言う器だとしたらたぶん2カップあるか少し少ないかくらいでしょう、たぶん」
愛宕「うーん……」
加賀「駄目ね。やっぱり飲まないと……ええ」
愛宕「いえ、あの、私この後普通にあの人手伝う予定……」
加賀「世紀のスープよりそれは大事なの? 」
愛宕「あの人より大事なモノもあの人と一緒にいる時間より大切なモノも無いので」
加賀「…………」
高雄「…………」
加賀「…………」
高雄「…………? 」
加賀「…………矛盾してない? とか言えない雰囲気をどうも。思い出したら、食べさせてね」
愛宕「はいはーい」
301 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:32:24.30 ID:OKsiW1Em0
< 無意識に連想ゲームみたいな思考してるときあるよねって >
叢雲「納得のいかない予測変換シリーズ」
漣「むーちゃんからなんて珍しい」
叢雲「四十雀は出るのに五十雀は出ない」
漣「や、んなもん日常生活で使う人少ないっしょ」
叢雲「カタカナで検索してやった途端に予測変換覚える能力あるんなら最初っから用意してなさいよあれくらい」
漣「理不尽な……なんでそんな鳥なんて検索したの? 」
叢雲「四十肩を調べたかったときになんとなく四十雀は出るのかなって」
漣「あ、そ……なんで四十肩なんて検索したの? 」
叢雲「それは四條畷を調べーーーー
302 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:33:04.20 ID:OKsiW1Em0
< 未来日記的な。違うか >
江風「上申書とか報告書とか本当クソだろ……一言テートクに言えば全部終わるじゃン」
海風「それはあの人に感謝すべき事項であってそんな雑に書いてたらそのうち江風が困ると思うよ」
江風「マジでクソ、本当クソ……テートクって」
海風「うん」
江風「夏休みとか冬休みの宿題はいつ終わらせるタイプだったと思う? 」
海風「休みの頭に一気に終わらせるタイプ。なんなら絵日記でも」
江風「最低かよ……分かるけど」
303 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:33:51.19 ID:OKsiW1Em0
< 無味感想 >
海風「でもある意味では宿題より楽でしょ」
江風「そうか? 」
海風「様式に則って当たり障りない言葉並べればいいんだから。
読書感想文とか最悪じゃない? 」
江風「あぁ……本自分で選べるなら別によくね? 」
海風「選ばせてくれると思う? 」
江風「思わない。……でもそう考えるとテートクも教師とかが選んだ本無理矢理読んで感想書いてたのか」
海風「物凄く素っ気無い文章書いてそう。AI生成よりも無味乾燥なやつ」
江風「ンふ……確かに。好きな本なら幾らでも書いて困らせる感あるけど」
304 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:34:38.85 ID:OKsiW1Em0
< 見解の相違 >
海風「江風は絶対友達に写させてもらうタイプだよね、宿題」
江風「姉貴がいるじゃン」
海風「私と江風って同じ学年なの? 」
江風「えっ」
海風「え? 」
江風「……え? 」
海風「…………うん? 」
305 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:35:51.90 ID:OKsiW1Em0
< さすがに犯罪臭が云々 >
瑞穂「はぁ……まぁ、同年代なのでは、くらいしか言えませんよ」
江風「そりゃそうだけど」
海風「年子とかでは? 」
瑞穂「まぁ、中学二年生も三年生も個人で全く違いますものね、見た目って」
江風「お、おう……? 」
海風「……私の願望とかじゃなくてですけどそこはせめて高校生で例えるべきでは? 」
瑞穂「はい? 」
306 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:36:37.43 ID:OKsiW1Em0
< 趣味嗜好を理解しているが故に >
漣「やっぱロリコンじゃん瑞穂さんこわー」
瑞穂「いやいやいや……違う、違いますってば」
漣「勢いのある否定ですなぁ……」
瑞穂「あのね……」
海風「中学生とか絶妙に身の危険を感じる例えだったよね」
江風「ン。…………テートクが言ったんなら誰もツッコまなさそうなトコ含めてちょっと不憫だけど」
307 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/06(月) 22:37:45.37 ID:OKsiW1Em0
< 執着の行き着く先って存在するのかな? >
海風「ロリコンじゃないからね。物凄く待たされた私が言うんだから間違い無いでしょ? 」
江風「え、ン……あぁ、まぁ」
漣「でもご主人様って確か海風のことギリ高校生だろ……社会的には終わってるけど自由恋愛なら……うん、いける、筈。
みたいな自己暗示でなんとかしたって言ってたよーな」
海風「私もそう聞いた気がする」
漣「ご主人様的には童顔めの高校生で、瑞穂さん的には中学生なんだね、見た目年齢」
海風「まぁ……」
江風「そーいやテートクってセーラー服がどうとかブレザーがどうとか宣う割にJKがどうたらとはあンま言わないよな」
漣「制服に価値見出してんでしょ。本人は同年代のときに同年代とヤってて未練無さそうだし」
江風「なるほど? 」
海風「つまり瑞穂さんは明石さんより幼い子の肉を知らないからあんなことを……? 」
瑞穂「あのですね……」
308 :
◆5z7C0EoTrg
[saga ]:2023/11/06(月) 22:38:13.87 ID:OKsiW1Em0
ありがとうございました
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2023/11/06(月) 22:44:16.04 ID:CHs8uM+x0
乙
310 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/07(火) 06:44:14.70 ID:B81bLMyD0
< これ以上寝るのもおかしい気がして >
提督「早朝に起きて空にまだ明るい月が残っていると」
高雄「損した気分に? 」
提督「や、この時間から訓練させられてる君たちに哀れみを覚える」
高雄「ふふ……随分と上からの目線ですね」
提督「酔ってるもん、まだ……許して? 」
高雄「許すも許さないも……タブ、ちゃんと見れてます? 」
提督「なんか色んな数値がチカチカしてて目が痛い」
高雄「そこはあまり許せないところですけど……外套、開き過ぎでは」
提督「微妙に寒いのが気持ち良い……」
高雄「そう? …………煙草、吸わないの? 」
提督「うん……うん…………」
311 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/07(火) 06:45:26.41 ID:B81bLMyD0
< 辣油が悪いとかそういうことではなくて >
提督「ふぁ……ん……」
高雄「飲みます? 」
提督「この時間から豚汁飲めるなんて……ねぇ? 」
高雄「毎朝起きればまだ、沢山」
提督「クソの上官いない方が楽しいでしょ皆」
高雄「あなたがいた方が引き締まりますよ」
提督「俺そういうの好きじゃない」
高雄「そう? 」
提督「うん……うん」
高雄「…………」
提督「美味しいよ。…………君それ、振り過ぎ、かけ過ぎ、何それ」
旗風「?? これが旗風の朝の活力なのですが」
提督「豚汁に赤い膜できてるよ……別に七味にしろとか言わないけど……ほあ……」
312 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/07(火) 06:46:43.44 ID:B81bLMyD0
< ただただ眠たい疲れた、というとき >
能代「はぁ……朝から見られてると、疲れる」
雲龍「別に最低限こなしていれば何にも言わないわよ、あれ。どうせ酔ってるし」
能代「そういうんじゃないでしょう上官って。その辺の線引きは必要かと」
雲龍「不要とは言わないけれど……真面目ね」
能代「性分です。……はぁ」
雲龍「シャワー、一緒に浴びる? 」
能代「そうしましょうか……なんだか、眠いです……」
雲龍「やめましょう。あなたがOKするなんてどう考えてもおかしいわ。熱でもあるの? 」
能代「あのですね……」
313 :
◆5z7C0EoTrg
[saga]:2023/11/07(火) 06:52:16.51 ID:B81bLMyD0
< 半端な寒さとかその辺 >
雲龍「と、言いつつ一緒に来てしまったわ」
能代「馬鹿にしていても一応先輩なので」
雲龍「馬鹿にしないでいてくれると嬉しいわ……ん……」
能代「お風呂、あったかいです」
雲龍「お風呂って、そういうもの」
能代「…………ふぁ」
雲龍「ふふ、身体は大体腕に収まるのに、胸は掌に収まらないのね」
能代「ん……あんまり、優しく触らないで、ください。傾いちゃう」
阿賀野「??!!??!?????!?!?!?? 」
葛城「……毒牙とは言わないけど……なんか刺さっちゃったのかな? 」
314 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:54:15.52 ID:WQBeLkjo0
< 思い立ったが >
山城「あら、今日はあの女衒いないの? 」
愛宕「んー? 聞いてない? お出掛け」
山城「お出掛け? 」
愛宕「君に本物の馬というものを見せてやろう、とか言って江風とついでに海風連れて行ったわ」
山城「いいご身分ね」
愛宕「そうねぇ……わざわざホテル取って北海道まで行っちゃった」
山城「……はい? 」
315 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:55:17.16 ID:WQBeLkjo0
< 育ちというよりは教育なのかな >
鹿島「箸より重い物を持ったことが無い、みたいな諺? イディオム? があるじゃないですか」
あきつ丸「まぁ……あるな。使うことがあるとも思えないが」
鹿島「どれだけ裕福でも食器はちゃんと持って食べるべきかな、って」
裕福なくせに行儀は習わなかったのかな、と」
あきつ丸「知らないでありますよ……凄まじくどうでもいい……」
316 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:56:35.55 ID:WQBeLkjo0
< 死にたがりを好きになる、ということ >
鹿島「まぁ、掴みはOKって感じでしょう? 」
あきつ丸「掴まれた気がしない……本題は? 」
鹿島「時雨さんに聞いたんですけど今回は特務のお仕事無いんですか? 」
あきつ丸「? 」
鹿島「大湊のあの人、また小旅行に行ったみたいですけど」
あきつ丸「あぁ、今回自分は特に無いな。
いい加減提督殿のお守りを外されたのかもしれん」
鹿島「それ不味いんじゃあ……」
あきつ丸「お役御免だというのならそれでいいであります。
できれば苦しまない終わらせ方をしてほしいが」
鹿島「私が嫌なんですけどそれ……」
317 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:58:01.09 ID:WQBeLkjo0
< あっても言えないけれど >
提督「青森空港も何度来たことか」
江風「江風は初めて」
海風「私も。……そもそも民間機自体滅多に乗らないけど」
提督「そうだな。……今日は千歳着いたら列車で苫小牧行って一泊するから」
江風「地理が全く分からないから全部任せた」
海風「苫小牧から、えーと」
江風「門別」
海風「そうそこ。は? 」
提督「レンタカー。今日はホテル近くの適当に良さげなとこで飲んで寝る」
海風「私たちが入っても不自然じゃないお店なんてあります? 」
提督「帽子目深にして個室入ったら注文前に免許証見せて」
海風「合法美少女侍らせるクズ扱いされますね」
提督「慣れた」
江風「つーか姉貴は自分から美少女扱いなのか」
海風「普通の人間様と比べたら奇抜な髪色してるけどね。…………文句、ある? 」
318 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 21:59:18.64 ID:WQBeLkjo0
< 人の乗った馬が走ってるだけといえばその通り >
龍田「競馬ねぇ……何が面白いのかよく分かんない」
愛宕「賭けなくても結構観てるわ、あの人」
龍田「ふぅん……テレビでやるの? 」
愛宕「さぁ? 私も特に興味無いし」
漣「ご主人様たちが観に行ったのなら地上波ではやんないっすね。観るならネット配信」
愛宕「へぇ」
龍田「へぇ」
漣「本気で興味無いって顔。……血統とか産駒知り始めると抜け出せなくなるんですけどねぇ」
319 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:00:16.81 ID:WQBeLkjo0
< どっちも楽しいですけどね >
龍田「? あなたは割と分かるの? 」
漣「酔ったときのノリで漣もむーちゃんも購入用のアカウントつくらされたんで」
龍田「そうなの。……お馬さんって」
漣「ええ」
龍田「1トンくらいあるんでしょう? 迫力はありそう」
漣「たぶんそれ輓馬の方。道営とばんえいは別物なんすよ」
龍田「?? 」
愛宕「普通の興味無い人でもサラブレッドの方イメージするんじゃないかなぁ」
龍田「???? 」
320 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:01:34.50 ID:WQBeLkjo0
< 雪が無いだけで大概良いところに思える >
龍田「へぇ……北海道って普通のレースもするんだ」
漣「札幌のど真ん中を乳牛が歩いてると思ってそう」
龍田「歩いてるのは羆と鹿でしょう? 」
漣「なんで北海道に対してそんな酷いこと言うのこのヒト」
愛宕「でも実際隣県とかならまだしも南北の反対側とかのイメージってそんなものだと思うわ。
龍田はあの人が自虐ネタで北海道トークするからなのかテキトーなこと言ってるけど」
龍田「九州ってとんこつ以外人権無いんでしょう? 」
漣「それ博多近隣だけなんじゃないです? 」
愛宕「長崎のちゃんぽんとか鹿児島ラーメンもとんこつ使うらしいわ。実食はしてないけど」
龍田「ほらぁ」
漣「ほらーとか言われても……でもそーいや西の方って行ったこと無いですね。
厳島にはこの前行かされたけど」
321 :
◆5z7C0EoTrg
[saga sage]:2023/11/08(水) 22:02:51.79 ID:WQBeLkjo0
< 道外民に道内のイメージを訊くのは割と好き >
龍田「あとは……あと何かある? 」
漣「九州へのイメージはとんこつラーメンしか無いんですか龍田さん」
龍田「よくよく考えなくても無意識なのかなんなのか私の料理って関東系っぽいのよね。
だからご当地の味付けとかも全く知らないの、九州」
愛宕「私あれ好き。うまかっちゃん」
漣「結局とんこつラーメンじゃねぇですか……本気でそれ以外のイメージ何も無いの? 」
龍田「辛子高菜」
愛宕「焼酎」
漣「伊万里焼きとか竹細工とか温泉とか文化的なもんもちゃんとあるでしょーが」
阿賀野「はいはい! 九州三国志! 」
龍田「…………」
愛宕「…………」
阿賀野「いつも通り予想はしてたけど何でこんな冷めた目してるの? 」
漣「興味無いものの話からスライドしてきただけですからなぁ……」
阿賀野「うーん? 」
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