【ミリマスSS】莉緒「セクシーが封印されたわ!」P「そんなバカな」

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2 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:34:47.61 ID:5f3r4jUX0
 
prrrrr

P「ん、電話だ。もしもし」

莉緒「大変よプロデューサーくん!」

P「お、おぉ。朝からどうした莉緒。今日はオフだよな」

莉緒「セクシーが……」

P「セクシー?」

莉緒「セクシーが封印されちゃったのよ!」

P「そんなバカな」
 
3 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:35:36.34 ID:5f3r4jUX0
 
莉緒「いま劇場にいるのよね? すぐに行くから」

P「いや来られても困るんだが……」

莉緒「行くから。待っててね。約束よ。それじゃあ切るわね」

P「え、あぁ。なんだったんだ……」
 
4 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:36:39.39 ID:5f3r4jUX0
 
1時間後

P「寝ぼけてたのかな……」

バタバタバタバタ

ガチャ

莉緒「プロデューサーくん!助けて!」

P「本当に来た」

美咲「わぁっ。莉緒さんどうしたんですか!?」

莉緒「美咲ちゃんも居たのね。ちょうど良いわ」

P「ちょうど良くはない」

莉緒「セクシーが封印されてしまったのよ!」

美咲「え、えぇーーーー!!!」

P「リアクションは青羽さんに一任しよう」
 
5 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:37:22.89 ID:5f3r4jUX0
 
P「莉緒、順を追って説明してくれるか?」

莉緒「今朝ね、夢を見たの」

P「夢」

莉緒「私の前にセクシー仙人が現れてね」

P「セクシー仙人」

莉緒「お前にセクシーの資格は無い、剥奪する!って言って私のセクシーを」

P「よーし、今日もお仕事頑張るぞ」

莉緒「聞いてよぉ!」

P「はい」
 
6 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:37:53.71 ID:5f3r4jUX0
 
莉緒「それで、セクシー仙人が私の身体からセクシーを抜き取っちゃったの!」

P「へぇそりゃ一大事」

美咲「セクシー仙人さんってどんな人だったんですか?」

莉緒「え、うーんと。ちょっと覚えてないかな。夢だし」

P「覚えてないのかよ。青羽さんは仕事に戻って良いですよ」

美咲「はぁい」
 
7 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:40:00.02 ID:5f3r4jUX0
 
莉緒「びっくりして飛び起きて、鏡を見てみたらビックリ。自慢のセクシーが本当に封印されてるの!」

P「そんなバカな」

莉緒「本当よ!見て分からないの!?プロデューサーくんのバカ!にぶちん!意気地なし!」

P「ひでぇ言われよう」

莉緒「ちょっと見ててね」

P「え、うん」

莉緒「……」クネクネ

P「……」

莉緒「……」クネクネ

P「……」

莉緒「ね?」

P「なにが?」
 
8 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:40:48.82 ID:5f3r4jUX0
 
莉緒「普段通りの私だったら今ごろプロデューサーくんは鼻血が止まらなくなっているはずだもの」

P「怖すぎるわ」

莉緒「やっぱりセクシーが封印されてるのよ。どうにかしないと大変なことになるわ」

P「そうかもしれないね」

セクシービースト(SB)「話ハ聞カセテ貰イマーシタ!」バァン

P「うわぁ部外者だ!もしもし警備室ですか!?」

警備員「セクシーだったので通しました」

P「ちくしょうめ!」

SB「765プロセクシー四天王ノ一角ガ堕チタトナレバ、千載一遇ノチャンスデース」

P「日本語上手いっすね」
 
9 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:41:48.14 ID:5f3r4jUX0
 
SB「今コソ私ガセクシー界ノトップに返リ咲ク時デース」

莉緒「くっ、確かにセクシーを封印された私には荷が重いわ」

P「俺にも重いです」

SB「セクシーノ海ニ飲マレテ死ニナサーイ!」ブオッ

??「莉緒さん、危ない!」

SB「ムッ!?」

P「お、お前は……!」
 
10 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:42:42.47 ID:5f3r4jUX0

莉緒「真ちゃん!」

真「怪我は無いですか莉緒さん、セクシーが封印されたと聞いて飛んできました」

P「言ったの?」

莉緒「うん、朝にグループチャットで」

P「仲良いね君たち」

SB「ククク……誰カト思エバ、トンダ子猫チャンデースネ」

P「悪役が板について来ましたね」
 
11 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:44:07.14 ID:5f3r4jUX0
 
莉緒「ま、真ちゃん。でも……」

真「えぇ、分かっています。今のボクは彼女のセクシーパワーに遠く及ばない」

P「セクシーパワー?」

SB「格ノ違イヲ、魅セテアゲマース」

真「でも、時間を稼ぐことは出来る! 莉緒さん、今のうちに!」

SB「セクシーセット……」ズズズ

真「うおぉぉぉぉ!!!」

P「何これ」
 
12 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:45:01.86 ID:5f3r4jUX0
 
SB「シャイニング・セクシー!」カッ

真「ぐわぁっ!?」

SB「フンッ、コンナ小娘、ワタシノ『肌』ヲ魅セルマデモアリマセーン」

真「くっ、ここまでとは……。せめて時間稼ぎくらいは……」

このみ「やれやれ、そんなに弱気に育てた覚えは無いわよ。真ちゃん」

真「このみ師匠!」

莉緒「このみ姉さん!」

P「急に現れるの流行ってます?」
 
13 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:45:57.03 ID:5f3r4jUX0
 
SB「コノミ・ババ。一人デコノ私ニ勝テルトデモ……?」

このみ「一人じゃないわ。真ちゃん、まだやれるわね?」

真「もちろん、です!」

このみ「セクシーとは心の在り方、目の前の相手に臆していてはセクシーは始まらないわよ」

真「はいっ!」

莉緒「真ちゃんのセクシーパワーが一気に高まっていく! これが真ちゃんの持つセクシーポテンシャルなのね!」

P「逃げていいですか?」
 
14 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:47:02.64 ID:5f3r4jUX0
 
SB「二人纏メテ、捻リ潰シテアゲマース……」ユラァ

このみ「二人じゃないわ。莉緒ちゃん、早く帰って来なさいよ」

莉緒「このみ姉さん!」

真「やっぱりボク、このみ師匠と莉緒さんが並んでいるところが見たいです。それまで何とか、繋ぎます」

莉緒「真ちゃん!分かった、待ってて!すぐに戻るから!」

P「俺は何も分からないんですけど」

莉緒「プロデューサーくん!行くわよ!」

P「どこへ」
 
15 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:47:54.85 ID:5f3r4jUX0
 
莉緒「決まってるじゃない、レッスンルームよ!」

P「初耳です」

莉緒「このみ姉さんと真ちゃんが時間を稼いでいる間に、私のセクシーを取り戻してみせるわ!」

P「取り戻すものなんですねセクシーって」

SB「行カセルトデモ……? シャイニング・セクシー!」カッ

このみ「バーニング・セクシー!」ゴォッ

莉緒「このみ姉さん!」

このみ「行きなさい莉緒ちゃん!」

莉緒「くっ。プロデューサーくんも早く!」

P「えー」
 
16 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:48:59.41 ID:5f3r4jUX0
 
P「レッスンルームに着いたけど何するんですか」

莉緒「この部屋には大鏡がある。自分を見つめ直しながらセクシーパワーを高めることが出来るわ」

P「そうなんだ」

莉緒「時間がないからすぐに始めるわよ」バッ

P「急に薄着になるなビビるだろ」

莉緒「え?いまセクシーだった?」

P「うんまぁびっくりしました」

莉緒「まさか、セクシーが封印されたことにより己の中にセクシーパワーが溜め込まれて高まっているというの……?」

P「そういうもんなんですねセクシーって」

莉緒「この状態で今の私を一番魅力的に伝えるポーズを確認すれば……! プロデューサーくん、手伝って!」

P「がんばります」
 
17 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:49:42.55 ID:5f3r4jUX0
 
SB「セクシー・フェニックス!」ズアオッ

このみ「ぐぅっ!?」

真「このみ師匠! な、なんてパワーだ……。まさにセクシーの暴風雨!」

美咲「わぁ事務室がぐちゃぐちゃ」

SB「グランドキャニオンデセクシーヲ鍛エナオシタ私ニ、モハヤ敵ハイマセーン」

このみ「ここまでの力を持っているとはね……」
 
18 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:50:26.19 ID:5f3r4jUX0
 
バァン

莉緒「待たせたわね! このみ姉さん、真ちゃん!」

真「莉緒さん!」

このみ「待ちくたびれたわよ。莉緒ちゃん、その立ち姿……」

莉緒「えぇ」

このみ「『成った』ようね、身体からセクシーが満ち溢れているわ」

SB「ドンナ相手ダロウト、今ノワタシニハ敵イマセーン」

SB「シャイニング・セクシー!」カッ

莉緒「ハッ!」バッ

真「なっ!? 片手のポージングだけでセクシーを打ち消した!?」

P「そういう世界観なんだ」
 
19 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:51:24.80 ID:5f3r4jUX0
 
SB「ナルホド、少シハヤルヨウデースネ」

莉緒「セクシーは、競い合うものじゃない。お互いに高めあうものなのよ」

SB「ソウイウ台詞ハ、私ニ勝ッテカラ言ッテクダサーイ!」

SB「セクシー・フェニックス!」ズアオッ

莉緒「行くわよ。このみ姉さんと真ちゃん、それにプロデューサーくんと一緒に高めたセクシーを」

P「あ、俺もなんだ」

莉緒「セクシー・ビューティー!」カッ

SB「グッ、確カニ強力。ダガ……!」

莉緒「今よ! このみ姉さん、真ちゃん!」

このみ「えぇ、行くわよ真ちゃん!」

真「はい!」
 
20 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:51:53.68 ID:5f3r4jUX0
 
「「「セクシー・コンビネーション!」」」

SB「ウオオオオォォォオォ!!! マ、マサカ、コノ私ガ……!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
 
21 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:52:52.98 ID:5f3r4jUX0
 
このみ「ふぅ、これにて一件落着ね」

真「莉緒さんのセクシーが封印された時はどうなることかと思いましたよ」

莉緒「頼らせてもらっちゃったわね二人とも。御礼にランチでも奢るわ」

このみ「良いわね。駅前に気になるお店があるの」

真「わぁ〜良いですね! また色々教えてください、師匠!」

莉緒「さ〜あ行くわよ〜! 当然、プロデューサーくんと美咲ちゃんも行くわよね?」

P「あ、いえ私はもう外出しないといけなくて」

美咲「私も今日はお弁当持ってきちゃってて」

莉緒「そう? じゃあまた今度ね。行ってきまーす」

P「……」

美咲「……」
 
22 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:53:24.07 ID:5f3r4jUX0
 
美咲「あの、セクシーって何なんですか……?」

P「なんも分かりません」



おわり
 
23 : ◆ivbWs9E0to [saga]:2023/02/06(月) 20:54:39.77 ID:5f3r4jUX0
終わりです。
セクシービーストさん再登場してほしいです。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/02/06(月) 20:56:07.33 ID:qiIAv+1DO
セクシーの意味


1:性的魅力

2:色っぽい

を表す言葉

言語は性を意味するセックスが由来
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/06(月) 22:03:52.85 ID:pMZBSRSa0
読み手には「深く考えず」と促す割に自身はしっかり考えて批判を回避するため>>1で予防線を張る策士
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/07(火) 19:51:04.28 ID:s0dLmDdLo
よくわからんからお隣から松本さんデリバリーしてもらってくる
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/02/07(火) 21:14:11.59 ID:26xFMRfi0
セクシービーストって誰だかよくわからないのでセクシーギルティ踊らせておきますね
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