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安価とコンマで異世界転生!その8

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1 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 19:01:01.11 ID:zWBBjkwKO
?前回までのあらすじ?
異世界に転生した男は仲間を募り、
世界を救うことを目標に行動する
仲間が突如救世主や魔王に目覚めたり、
本人もうさんくさい宗教活動に精を出していたりするが、それらは全て本物
現在は謎の道化師組織に恨みを持つ隻眼の少年が命を狙われているのでどうにか匿ってもらおうとしているところである
また、現在地はパーティ一行の拠点の隣国で砂漠の国である

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1673690461
2 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 19:45:40.03 ID:zWBBjkwKO
スレ立て早々ですが今回は成長の判定からやっていきます

男とやる気がレベルアップ!
男は今回でレベルが30になるので一つ上のテーブルから抽選です

下1コンマ……男の成長
下2コンマ……やる気の成長

?男の成長テーブル?
01?40で全能力+9
41?60で習得『食いしばり』
61?80で習得『降神コスト1/2』
81?90で以上の全て
それ以上またはゾロ目で何かが起こる

?やる気青年の成長テーブル?
01?20で筋力+3
21?40でHP+3
41?60でMP+4
61?80で素早さ+4
81?90で全能力+5
それ以上またはゾロ目で何かが起こる


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/14(土) 20:50:40.71 ID:I9qF5bXJ0
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/14(土) 21:02:55.25 ID:sYButn2DO
はい
5 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 23:39:14.08 ID:+EFEpuNYo
男は『降神コスト1/2』を習得しました
これにより神の奇跡を行使する際のMP消費が半分になります
また、肉体に神を降ろすときにかかる負担も半分です

やる気の【筋力】160
6 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 23:41:03.51 ID:+EFEpuNYo
魔女「急なお願いですね……泊めますけど」

隻眼「い、いいのか!?」

魔女「えっ、なんかやましいことでもあるんですか!?」


あまりに彼が感情を噴出させているので、
魔女も少し不審に思ってしまった


隻眼「………………」

魔女「怖いんですけど!?」

7 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/14(土) 23:41:45.10 ID:+EFEpuNYo
本日はここまでです
ありがとうございました
8 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/15(日) 19:52:30.76 ID:MNSZM0bbo
中華「大丈夫大丈夫、いいやつだし……君に危害を加えることはないからさ」

魔女「分かってます。魔女に二言はありませんよ」

隻眼「恩に着る……」


隻眼の少年は魔女に連れられて家へと入っていった


氷魔「……どうにかなりましたね……」

やる気「そっすね、下手にこれ以上凶行に走れば生活も危うくなるんで……もう解決ってことで顔役のおじさんにでも報告しに行くっすよ!」
9 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/15(日) 20:16:23.97 ID:MNSZM0bbo
もうそろそろ夜だが、前は酒場にいたのでそこに行けば会えるかもしれないと思い一行は砂漠の街の酒場までやってきた


ぶりっ子「あっ」

顔役「……む、君たちか」

怪盗「依頼、終わらせましたよー」

顔役「そうかそうか。して、かの少年はどうなったのかね?」

狙撃少女「もう悪いことはできないような状態にしてきました」

顔役「……そうか」


狙撃少女が嘘にならない範疇でなるべく物騒なワードを選んだので、
彼は少なくとも依頼の達成を疑わないだろう
10 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/15(日) 20:40:26.04 ID:MNSZM0bbo
男「子供を相手にするのはどうも、心によろしくないな」

顔役「すまない……」

男「まぁ何でも屋みたいなことばかりしてるし、自己責任だな」

顔役「そうか、だが心中お察しするよ」

中華「依頼は解決できたし、報酬をいただきたいかな?って」

顔役「おお、そうだったな……これでどうだ?」


>>下1……報酬の内容(現ナマなら円換算)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/15(日) 21:01:51.23 ID:a6kbowIQ0
宝具『銀杖の指揮棒』+10万円
12 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/16(月) 00:46:59.15 ID:mxllpCTco
すると、彼は銀色の杖とおぼしき物体を持っていた黒く細長い箱から取り出した


氷魔「……ただの杖……ではなさそうです……マジックアイテムでしょうか……」

顔役「これは『銀杖の指揮棒』という宝具だ」


宝具という聞き慣れない言葉に、一行は一瞬固まる


やる気「えっと、宝具ってなんすか?」
13 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/16(月) 00:59:58.19 ID:mxllpCTco
本日はここまでです
ありがとうございました
14 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/16(月) 19:53:17.06 ID:mxllpCTco
素朴な疑問に、顔役は一瞬固まる
しかしすぐにまた話し出す


顔役「宝具というのは、マジックアイテムの中でも一般に格が高いとされるものだ」

ぶりっ子「すごいんですねぇ、宝具って」

顔役「宝具と呼ばれるのは、王家の秘宝であったり、儀式を行えたり……といったマジックアイテムであって、その性能自体は保証されていない」

怪盗「名ばかりの宝具もあるかもしれないってことですね」
15 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/16(月) 21:54:19.53 ID:mxllpCTco
狙撃少女「で、実際のところその『銀杖の指揮棒』とやらはどんなアイテムなんですか?」

顔役「これは、戦場で使う指揮棒だ。かつては先端に旗でも取り付けて使っていたらしい」

男「旗持ちが士気を高める為に使う感じ?」

顔役「まぁそれが一番利口な使い方なのだろうが……これは元々王族専用のアイテムなのだ。それで死んだ者もいるらしい」

中華「ふぅん」
16 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 01:58:16.40 ID:Z38WtOmYo
本日はここまでです
ありがとうございました
17 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 19:40:40.89 ID:Z38WtOmYo
以前成長をしたので再掲します

・男
【筋力】124【HP】65【素早さ】200【MP】114【顔面】30(神の力)【歌唱力】74【料理】111【中華料理】97【画力】26【加護】13
【刀術】・閃火斬(火属性武器でのダメージに+6、それ以外の武器では+3)
『平凡人』(戦闘能力以外を最低保証50)
『魔法の才能』(魔法習得難易度易化)
『多芸』(感覚系ステータス+20)
『万能通訳』、『降神術』(神の依り代に適性)
『マグネリレーション』(定期的な巡り合わせ)
武器:レジストソード(攻撃力3.5、魔法生物特効)
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:火魔法 上級火魔法 氷魔法 上級氷魔法 闇魔法 風魔法 回復魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 耳鼻咽喉キャンセラレーション 海割りの奇跡
所持:麻薬(1回分)"人は空を羽ばたけるのか?"鳥人間強制改造本ドラゴンキラー(ドラゴン系にダメージ増)、上級氷魔導書、13時間時計、魔王のデモウイルス、サファイアの原石、厨二っぽい太刀(攻撃力3、炎属性)、ベヒーモスの角剣
(経験値21/39……レベル30)

・中華
【筋力】130【素早さ】191【HP】43【MP】75【中華料理】112【顔面】76【加護】10【運命力】29【求心力】33
『救世主の資格』(【運命力】と【求心力】追加)
『魔王の資格』
『器用』(回数で壊れるアイテムを一回多く使え、罠や精密機械などに関するコンマ判定にボーナスが付く)
武器:デモンズスピア(攻撃力4)
防具:ミレニアムアーマー
装飾品:銀の腕輪(筋力+5)
習得魔法:火魔法 上級火魔法 上級水魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法 回復魔法
所持:危険な国三選、13時間時計
(経験値31/37……レベル28)

・氷魔【筋力】156【HP】??+34【MP】171【素早さ】145【料理】37【歌唱力】27【ダンス】1【顔面】37【加護】20
『消費MP1/2』、『ポリシーブレイク』
『究極氷魔法』消費【MP】:240(120)
『メルティング』、『氷魔法上位混合』
武器:ホークワンド(魔法ダメージ+5)
防具:ミスローブ
装飾品:冷却懐中時計(氷ダメージ+5)
習得魔法:極大氷魔法 氷空魔法 水魔法 超上級水魔法 超上級回復魔法 マナ電流互換改 着火魔法 照明魔法 洗濯魔法 水質検査魔法
所持:異性にモテる為の本(所持継続一日以上で【顔面】+5) 雷の魔導書、13時間時計
(経験値29/45……レベル36)

・やる気
【筋力】157【HP】55【MP】129 【素早さ】174【顔面】36【加護】20
『殺る気』(殺せると思った相手へのダメージ二段階上昇)
『魔王の資格(80%)』(不完全ながら能力値上昇、魔物の言語が分かる)
武器:スパイラルランス
防具:ミレニアムアーマー
習得魔法:超上級水魔法 土魔法 回復魔法 着火魔法 照明魔法 マナ電流互換改 洗濯魔法 水質検査魔法 闇魔法 天候操作魔法 ジャミングウェイブ 解錠魔法
所持:氷の上なら狙った場所に届くカーリングストーン爆弾
(経験値7/35……レベル26)

・ぶりっ子
【筋力】122 【HP】??+32【MP】140【素早さ】99【料理】73【歌唱力】44【ダンス】51【加護】10
【顔面】58
『誘惑』(【顔面】以下の【MP】の生物をたまに行動阻止)
『やりくり術』(アイテム値段を二割引)
『ドジっ子』(ランダム攻撃の対象から外れ、【顔面】+10)
『毒手』(攻撃を命中させた相手に永続スリップダメージ)
『従者式格闘術』(後出しでかばいダメージ上昇)
武器:ドラゴンキラー
防具:ソードブレイカー 緋色の法衣(炎や熱系の魔法や攻撃の無力化+魔法だった場合魔力吸収 )
習得魔法:水魔法 上級水魔法 氷魔法 上級氷魔法 光魔法 マナ電流互換 着火魔法 照明魔法
必殺技:ぴゅん太郎
所持:化粧品(試供品)、13時間時計
(経験値35
/38……レベル29)

・怪盗
【筋力】120
【MP】136
【素早さ】355
『盗む』
武器:丁半槌
防具:ソードブレイカー
習得魔法:風魔法 回復魔法
所持:アダマンタイトの曲刀、雷の力を吸収する杖
(経験値11/33……レベル24)

・狙撃少女
【筋力】122【MP】137【素早さ】??+2
武器:守人のパチンコ(攻撃力3.5、攻撃前に属性魔法を使用して属性付加可能、三発)
習得魔法:水魔法
所持:スパークナイフ(攻撃力2.5、雷属性)アンチオールスナイパー(攻撃力8、一発)
(経験値21/38……レベル29)

【所持アイテム】竜毒血清、毒竜管、人造人間の子宮、金属、不思議な赤石、銀の鎖鎌、危険物の魔導書(乙種)人間サイズの蛇の胴体パーツ、邪教典、硫酸の入った瓶、筋トレメソッド本、13時間時計×3、純金小判×5 レア珍獣の生息地(本) 忘却されるまで封印した機械(本)、無限に重なる葉っぱ、ホームセンターの便利グッズ紹介本 回復スライム、氷スライム レインボースライム 探し物の位置を指し示すコンパス(『4回』、不良品)、牛スライム、文字を書き込んだら対になるものに文字が浮かび上がる一対の巻物、壊れたものを何でも直すレンチ、黄金の番人像、世界樹の露(三回分)、なんでも開けるドアノブ型生命体
【ギルドの資金】99378975
18 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 19:42:39.22 ID:Z38WtOmYo
顔役「戦闘の際に使えば、味方に活力を与えることができよう」

氷魔「……傷を癒したりできるのですか……?」

顔役「いや、そういった効能はないが、八面六臂の活躍をさせられるらしい」

やる気「そうなんすね。とりあえず貰っておくっすよ」


一行は『銀杖の指揮棒』を手に入れた
誰かがこれを持ち、指揮を行うことによって任意の味方一人を再行動させることがてきます
ただし一度の戦闘では一度しか使えず、これを使用することによって手番を喪失します
19 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 20:39:48.93 ID:Z38WtOmYo
顔役「あと、これだ」


彼は懐から10万ほどを取り出し、
テーブルの上に置いた


ぶりっ子「どうも?」

顔役「しかし、ご苦労だったな……知らない土地で、随分疲れただろう」

怪盗「……そういえば、最近この国の政府に妙な動きはありませんでしたか?スラム系の場所によく行ってたので、そういう疑念はよく聞くんです」

顔役「>>下1」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/17(火) 21:28:09.01 ID:PhdRxnQg0
…? いや、特に聞かないな。最近の政府は観光地や内政に力を入れてるみたいだが村町等には、此れを為れっとお達しも無い
21 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 21:59:41.25 ID:Z38WtOmYo
顔役「…? いや、特に聞かないな。最近の政府は観光地や内政に力を入れてるみたいだが村町等には、此れを為れっとお達しも無い」

狙撃少女「そうなんですか?まぁそうならそうに越したことはありませんが」

顔役「ああ、そうとも。してお主らはいつまでここに滞在する?」

男「早ければ明日には」

顔役「そうか……世話になったな」
22 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/17(火) 22:16:55.35 ID:Z38WtOmYo
本日はここまでです
ありがとうございました
23 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/18(水) 19:53:30.95 ID:r5+MIr2+o
それから一行は宿を手配することにした


中華「解決の報告は明日にして、今日も宿を用意してもらったほうが良かったのでは……」

氷魔「……そうですね……でもお化けでるんでしたっけ……」


とそんなことを話しているうちに宿屋を見つけた
かなり大きめの宿なので空いているかもしれないが、
逆に大人気のためまるで空きがないこともあるかもしれない
24 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/18(水) 19:56:35.39 ID:r5+MIr2+o
宿に入れば、高級感のある調度品がロビーに多数置いてある
ただあまりにも分かりやすい高級感すぎて、
レプリカがほとんどなのではないかと疑念を抱く


やる気「ちーっす」

受付「いかがなさいました?外はよく冷えます……」

ぶりっ子「部屋、開いてませんかぁ?」

受付「えーそうですね、>>下1」


1.全員分ある
2.男女半々ならある
3.一部屋に押し込まれる
4.満室
5.自由安価
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/18(水) 20:04:49.77 ID:CzUqG3oE0
26 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/19(木) 03:05:24.74 ID:+Cr6wfiMo
本日はここまでです
ありがとうございました
27 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/19(木) 19:48:13.45 ID:+Cr6wfiMo
受付「一部屋しかありませんね……」

怪盗「そうですか……」

受付「ですが、広さは保証しますよ。それだけの大所帯なので、広々といった感じではないかもしれませんが……無理なく宿泊できるかと」

狙撃少女「それなら大丈夫ですね」

男「俺は構わないけど……いいか?」


彼が振り返って聞くと、
残りのメンバーは無言で首を縦に振った
28 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/19(木) 22:47:46.23 ID:+Cr6wfiMo
それから一行は大部屋の鍵を貰い、
早速大部屋に移動した


中華「うん、悪くないね」


そこは広々としているだけでなく、
ロビーのように雰囲気のある調度品がそこかしこに置かれている
これは宿泊費がとんでもないことになるかもしれない、そう男は焦った


氷魔「……これなら……ゆっくりできそうです……」

やる気「そっすね……でも、まずは風呂入りたいっすね。ここ風呂あるらしいんで」
29 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/20(金) 01:37:47.81 ID:6UA7KhnZo
本日はここまでです
ありがとうございました
30 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/20(金) 19:16:44.05 ID:6UA7KhnZo
そうして男性陣は男風呂へとやってきた


男「よっ……と」


三人は体をささっと洗い、湯へと浸かる
ここ数日、やらなければならないことが多く、
朝から晩まで動き続けだったため、
三人は多いに癒された


中華「……お?」

やる気「どうしたっすか?」

中華「今入ってきた人……>>下1じゃないかなって」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/20(金) 20:00:18.00 ID:DfUliNrm0
山の管理人
32 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/20(金) 20:48:10.66 ID:6UA7KhnZo
中華「山の管理人じゃないかなって」

男「……山?山って、どの?」


突拍子もない発言に、男は困惑し、
すぐさま聞き返した
もしや自分がなにか聞き間違えたのかもしれない、
そうとまで思った


中華「あの……いや名前は結局分からないんだけどさ、昔遭難者助けに行って、そのあと温泉入った山あったよね」

やる気「あー……あれっすね。え?管理人には結局会ってないっすよね」
33 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/20(金) 22:03:23.35 ID:6UA7KhnZo
中華「実は、その後個人的に会ってるんだよね」

男「へー……巡り合わせだな」

中華「いつも食材を卸してもらってる問屋さんの知り合いだったんだ」


そんなことを話していると、
彼は三人の入っている湯船に入ってきた


管理人「ふぅー……おお、久しぶり」
34 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/21(土) 19:40:02.71 ID:XgEVxyBWO
すみません寝落ちしました


中華「お久しぶりです。今日はどうしてここに?」

管理人「ああ、この温泉に興味があってな……」


彼は壮年で、いかにも温厚そうな見た目である
だが、体つきはしっかりしている


やる気「温泉マニアなんすか?」

管理人「ああそうだとも。私は山を持っているのだがね、温泉のために山を買ったのさ」

男「なるほど……」
35 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/21(土) 21:27:17.75 ID:XgEVxyBWO
中華「どうなんですか?ここは」

管理人「かなり良いな。……砂漠という風土が、温泉をよりよく感じさせてくれるというのもある」

やる気「そうなんすか?どうも、湿潤な気候帯での温泉しか入ったことがないんで……」

管理人「全身に砂がつくし、夜はよく冷える。むしろ砂漠の気候でこそ温泉は真価を発揮する……と個人的には思っている」

男「今までで一番良かった温泉って何です?」

管理人「>>下1」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/21(土) 21:44:14.56 ID:aaPCjtYN0
う〜ん難しいな。温泉地帯はわりと多いいし効能や温度も千差万別だったから…あ、雪国での温泉は違う角度での景色を観れたから風情を感じつつ余韻に浸ってたな
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2023/01/21(土) 21:44:19.69 ID:e+CUUjCK0
魔力で温泉の中でも呼吸ができる温泉だ
全身に温泉の効能が染み渡る感覚がたまらなかった
38 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/22(日) 02:34:11.19 ID:gR80Q5//o
本日はここまでです
ありがとうございました
39 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/22(日) 19:53:32.18 ID:gR80Q5//o
管理人「う?ん難しいな。温泉地帯はわりと多いいし効能や温度も千差万別だったから…あ、雪国での温泉は違う角度での景色を観れたから風情を感じつつ余韻に浸ってたな」

中華「へぇー……角度ですか」

管理人「ああ、温泉ってのは大抵、周りを見るか、山の上にあって眺望を楽しむかと言ったところだ」

やる気「そっすね。山で朝風呂なんかすると最高っすよ」

管理人「しかし……あそこは違う。見るべき景色は横であり下であり……さらに、上もだった」

男「空になにかあったんです?」

管理人「オーロラさ。そこには、雄大なカーテンが降りていた」


彼は両手を大きく広げ、
湯がひときわ大きな音で跳ねる
40 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/22(日) 22:51:26.13 ID:gR80Q5//o
中華「なるほど、オーロラですか」

管理人「全てが見るべき場所だった。そんな体験は初めてだったよ」

やる気「いいっすね。俺っちもオーロラ見てみたいっすよ」

管理人「君たちは冒険者なんだろう?それならいつか見られるさ」


それから三人は温泉について語ったり、
あるいは冒険の内容について山の管理人に語った
そして、のぼせないうちに温泉から出た
41 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/23(月) 01:32:08.42 ID:W4t4bDFAo
本日はここまでです
ありがとうございました
42 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/23(月) 19:28:02.79 ID:W4t4bDFAo
一方そのころ、女湯では


氷魔「……いい湯ですね……」

ぶりっ子「正気ですか?」


氷魔は水風呂に浸かって一息ついている
サウナに入ったというわけでもなく、
いきなり水風呂に入っている


氷魔「……私はいつもこうですよ……氷の魔法を使うのでキャラ付けとして始めましたが……いつしかこちらでしか安心できなくなりました……」

ぶりっ子「なるほど……既に正気ではなかったということですねぇ」
43 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/24(火) 00:42:16.01 ID:CGlauzKdo
氷魔「……ひどくないですか……私なんかより怪盗さんのほうが変わってますよ……」

怪盗「え?私?」


彼女は浴槽の縁に腰かけて座っている
その高さは低いのである種の体育座りのような格好だ


狙撃少女「そういえば、全然湯に浸かってませんね」

怪盗「15秒も入れば十分じゃないですか?」

ぶりっ子「カラスですか?」
44 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/24(火) 01:36:04.75 ID:CGlauzKdo
本日はここまでです
ありがとうございました
45 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/24(火) 19:25:27.84 ID:CGlauzKdo
狙撃少女「湯船は100数えてから出るものですよ。私はそう教えられました」

怪盗「そんなにいたらのぼせちゃいます」

ぶりっ子「まぁ生真面目ですよねぇ」


自分以外の人間を変人と呼んで差し支えない状況に置かれたぶりっ子はとても居づらかった
湯船に口だけ埋めてじっとしている


氷魔「……そういえば……ここの湯の効能ってなんなんでしょうか……?」

ぶりっ子「>>下1」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/24(火) 20:21:54.10 ID:+pxRQLrh0
たくましい体を作る滋養強壮の効果です
47 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/24(火) 20:49:38.30 ID:CGlauzKdo
ぶりっ子「たくましい体を作る滋養強壮の効果です」

怪盗「なぁんだ、美容とかじゃないんですね」

狙撃少女「私は欲しいですよ、たくましい体」

氷魔「……小柄な部類ですからね……」

ぶりっ子「ちっちゃい方がかわいいと思いますけどねぇ」
48 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 01:43:13.08 ID:kEjN0oajo
そんなことを話しながら四人は浴場を出た
服を着て部屋に戻ってくると、
男性陣は既に部屋にいた


男「おかえり?」

狙撃少女「ただいま戻りました」

中華「暇だ……」


中華は大の字になってソファに倒れ込み、
照明を見上げて脱力している
49 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 02:03:21.68 ID:kEjN0oajo
本日はここまでです
ありがとうございました
50 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 20:35:01.44 ID:kEjN0oajo
怪盗「どうしたんですかぁ?」

中華「ないんだよ。調理器具が……」


大人数を収容できる部屋であるがゆえに、
それらの機能はオミットされた部屋だった


氷魔「……魂が抜けたかのようですね……」

やる気「持ち運び型調理器具とかあればいいんすけどねぇ」
51 : ◆cUhskXlNTw [saga]:2023/01/25(水) 20:46:17.70 ID:kEjN0oajo
それからは全員にここ最近の疲れが出てきたため、
少し早い時間だが寝ることにした


ぶりっ子「おやすみなさぁい」


7人いるがベッドは9つあり、問題なく眠ることができた


怪盗「はーい」


>>下1……寝ている間になにかあったか(あったなら内容も)
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2023/01/25(水) 21:13:01.68 ID:04/4px5j0
突然床が開いて地下にあった温泉に落ちた
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