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穂乃果「作戦名『Love-A-Live!』」絵里「状況開始よ!!」
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1 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:33:06.87 ID:yYrAST92O
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(※このSSは何の軍事知識も無い奴が書いています)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1670268786
2 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:33:57.23 ID:yYrAST92O
ー朝霞駐屯地 武器庫前廊下ー
穂乃果「…」ゴシゴシ
千歌「…あ、花陽ちゃん、油取ってー」
花陽「はい、千歌ちゃん」
千歌「ありがとー」ゴシゴシ
ことり「花陽ちゃん、個人医療具の点検は終わった?」
花陽「千歌ちゃんと穂乃果ちゃんの分も提出して折りコンの中に入れてますっ」
ことり「ありがとう、あとで衛生班に持っていくね」
穂乃果「…ぅ」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「銃整備飽きたーっ!!!」
千歌「もー、穂乃果ちゃん困ったらいつもそれだ」
ことり「あはは…」
穂乃果「もう充分綺麗じゃーん!梨子ちゃんまだ磨けって言ってくるんだよー!?」
花陽「桜内さん、今月の武器庫係勤務だから仕方ないよ…」
穂乃果「これじゃあ、自衛隊の時と変わんないねぇ」ゴシゴシ
ことり「まあまあ、いくらアメリカ政府に再編されて日本国防軍に変わったとしても、そんなすぐに内部まで変わる訳じゃないから…」
穂乃果「ぶー…」
「と言っても」
千歌「んえ?」
花陽「あ、曜さん」
曜「我が国家に明らかな敵意と、国防に直接繋がる事が判明すれば、こちらから先制攻撃出来る国になったんだから」
曜「昔とは大違いでありますよ!ね、千歌ちゃん上等兵殿!」
千歌「曜ちゃん上等兵!今は空き時間なの?」
曜「朝霞での訓練は厳しい物でした…早く音ノ木坂駐屯地に帰りたいよ」
「ほんとにね!」ヒョコッ
穂乃果「ルビィちゃん!」
ルビィ「凛ちゃんと各光学機器の返却を終わらせて来たよ!」
曜「御苦労、ルビィ一等兵!」ゞ
3 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:34:57.63 ID:yYrAST92O
ルビィ「それじゃ、情報分隊の事務室に戻ってますね!あ、果南さんは本部に報告に行ってると思います!」
曜「りょ、すぐに戻るよ」
ルビィ「はーい!」タタタッ
曜「…ま、果南ちゃんの事だからタバコだろうけどね」
穂乃果「さて、私達も整備終わりにしようか」
ことり「私は医療具点検でちょっと行ってくるね。花陽ちゃんと千歌ちゃんも整備終わった?」
千歌「バッチリなのだ!」
花陽「おっけいです!」
穂乃果「りょーかい!じゃ、本部に報告してくるから、2人は銃を格納したら分隊事務室で待っててね」
千歌「はーい!あとでジュースジャンケンしよ花陽ちゃん!」
花陽「ぴゃあっ!?俸給日まで待ってくれませんか…っ」
4 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:35:39.59 ID:yYrAST92O
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー通信器材庫ー
善子「…ベータだっけ?」
真姫「ちょっと!いい加減覚えてくれる?!ブラボーよブラボー!」
善子「あそっか」
花丸「そっかじゃないずら、また部隊通信教育やり直すずらか」
善子「仕方ないじゃない!BF1のやり過ぎで…」
真姫「もう第一次大戦は終わってるわよ!」
花丸「あんまり覚えが悪いなら、この有線の束全部使って結線させるずらよ」
善子「そそ、それだけは!!私ペンチの扱い下手なの知ってるでしょ!?」
真姫「下手だからこそ練習しろってのよ…」
ガチャ
5 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:36:16.72 ID:hn+d7c1pO
梨子「もう、外まで聞こえたわよ…津島上等兵さん?」
善子「ぎくーっ!?…だ、堕天の王たるヨハネは、今更有線通信に恐れなどなさないのです…」
花丸「って言ってますが、どうしますか桜内3等軍曹」
梨子「うーん2km位有線構成してもらおっか、山の中で」
善子「申し訳ありませんでした」
梨子「はあ…真姫ちゃん、このおばか堕天使に結線でも教えといて…」
真姫「もうやってるわ、全く上達してませんが」クルクル
梨子「あ、そう言えば果南さん見てない?」
花丸「果南さんなら、タバコ吸いに喫煙所行くのを見たずら」
真姫「にこちゃ……矢澤伍長もいたわね」
梨子「じゃああっちか…ありがとう、後はよろしく」
善子「さ、桜内3曹〜っ、どうかご慈悲をぉ〜っ!!」
梨子「指の皮剥がれるまで結線してなさい」
バタン
善子「お、鬼軍曹…」
真姫「誰のせいよ」
6 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:36:53.00 ID:05HiZIzLO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー喫煙所ー
果南「にこ、何飲む?」
にこ「いや、ここは私が買うわよ」
果南「いいっていいって」チャリンチャリン
にこ「あっ、もう…じゃあメロンソーダで」
果南「あいよー、私は…微糖でいいか」ピッ
ガコン…
プシュッ
にこ「んぐ…あ゛あ゛ぁ゛〜…染みるわ…」
果南「おじさん化進み過ぎでしょ…」ゴクッ
にこ「うっさい…ん」ライター
果南「ありがと…」カチッ
にこ「…」フー
果南「あやば、切れそう」フー
にこ「あとでPX行って買ってきておきましょうか?松浦2等軍曹殿」
果南「頼んじゃおっかなん、ぶっちゃけこの後は報告で本部行くから、昼位まで暫く出れないんだよね」
にこ「おっけ、パーラメントよね」
果南「ほいお金、にこのラッキーストライクも買っていいから」
にこ「あざっすあざっす、2曹翌様様ね」
「自分で買いに行きなさいよ」
7 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:37:23.48 ID:R6CjrmabO
果南「あれ梨子じゃん、どったの」
梨子「もうすぐ報告時間よ?間に合うの?」
果南「全然余裕だよー、あと10分もある」
にこ「10分あれば三本は行けるわね」
梨子「ヤニカス共の思考は分かんないわ…」
プルルル…
にこ「…ん」ピッ
にこ「凛、どうしt」『にこちゃあああああん!!!!』
にこ「」
凛『光学機器は返却したにゃ!!事務室で待機でいいんだよね?』
にこ「…」チラッ
果南「事務室戻ってておっけ、装備確認忘れないでって」ボソッ
にこ「待機でおっけいよ。曜、ルビィ、アンタで紛失無いか確認しときなさい」
凛『りょーかいにゃ!!あっ、曜ちゃーん…!!』
プツッ
にこ「あのアホ、一言言ってから切りなさいよ」
梨子「元気だよね、凛ちゃんは」
果南「今回の小隊訓練でも中々いい動きしてたしね、近々新しい部内試験受けさそうかなん」
梨子「あ、部隊通信教育に来ますか?」
果南「らっぱとかよりは受けさせたいね」
にこ「あいつほんと機械弱いけど、大丈夫かしら…」
8 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:38:07.73 ID:0qfeYNH5O
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー中隊本部ー
絵里「…あっつ!!」
鞠莉「Oh イタリアのコーヒーはお口に合わなかったかしら?」
絵里「合う合わないじゃないわよ、熱過ぎなだけっ!」
<コンコン
鞠莉「ハァイ、どうぞー?」
ガチャ
果南「松浦2等軍曹及び桜内3等軍曹入りまーす」
梨子「失礼します」
絵里「あちち…あ、どうぞ」
鞠莉「Hey カナーン!朝霞での訓練はどうだったかしら?」
果南「久しぶりにラぺリング降下出来て新鮮だったよ、この感覚を忘れない様にしないとね」
絵里「音ノ木坂では、中々実施するの難しいからね」
梨子「通信分隊も器材整備は完了しています、情報分隊からの器材返納も確認済です」
9 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:38:41.23 ID:Tkvt45WJO
絵里「りょ、これでやっと音ノ木坂に帰れるわね」
鞠莉「oh!もう少し我が駐屯地にいてもいいのよ〜?」
絵里「別にあんたのじゃないでしょ」
穂乃果「えー、早く音ノ木坂の食堂行きたいよ」
絵里「それもそうね…って穂乃果ぁっ!?入室要領はどうしたのよ!!」
穂乃果「いいじゃん、絵里ちゃんと穂乃果の仲でしょー」
鞠莉「私もいるんだけどネ?」
穂乃果「お疲れ様です!小原大尉!」
鞠莉「はいお疲れ様、普通科分隊も整備終了?」
穂乃果「うん!後は…お昼ご飯待ち!」
絵里「まったく…」
果南「はは、私もお腹減ったよ。ね、梨子」
梨子「まだ1030ですよ…」
ザーッ…
10 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:39:16.99 ID:7GJL+1FGO
絵里「…もう、鞠莉?新しいテレビに変えたんじゃ無かったの?」
鞠莉「Yes?先週変えたわよ?」
絵里「ほんとに?凄いノイズ走ってるわよ?」
鞠莉「まさかフリョーヒン、ってやつを掴まされたのかしら!?」
果南「そういう時はこの角度で思いっきりぶん殴れば…」スッ
穂乃果「うあぁーーっと!!果南ちゃんちょっと待った!!」ガシッ
梨子「そそそそうです!!!今は待ってください!!」ガシッ
絵里「ま、いいか…直しといてよ鞠莉、私希に連絡するから」
鞠莉「ガッテン!梨子、通信器材庫から工具持ってきて!」
梨子「嫌です、小原大尉はすぐ物品を紛失するので」
鞠莉「Oh…」
穂乃果「あはは…」
プルルル…
絵里「…おかしいわね、出ないわ」
ザーッ…ガガガ…
果南「………ちょい、ちょいちょいちょい!!四人共!!」
梨子「な、なんですか!?」
果南「テレビ、見て」
穂乃果「何…?」
11 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:39:40.95 ID:j0xOUA8qO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ザーッ…
『えー…ガガ…これピーッ……聞こえとる…ザーッ…』
『電波…安て……ました…』
『……繋がった?』
『大丈夫です、お願い致しますわ』
『ん、ごほん…』
『……音ノ木坂駐屯地は占拠した』
『我々は、新日本皇国軍である』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
12 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:40:36.19 ID:j0xOUA8qO
鞠莉「何よこれ…」
「大尉!小原大尉!!」
鞠莉「何!?」
「各地で電波ジャックの報告あり!」
「渋谷街頭テレビや新宿劇場前でも同様の放送を確認しています!!」
絵里「全国規模でのジャックって訳ね…」
穂乃果「…新日本、皇国軍……?」
梨子「これは、非常事態も非常事態ですね」
果南「…」プルルル
ガチャ
『分隊事務室のテレビで確認したわ。非常呼集かしらね』
果南「うん、にこは渡辺上等兵以下、各隊員を掌握して。全員乙武装、荷物は一旦各居室で良い」
『りょ、待機させておくわ』
13 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:41:40.69 ID:j0xOUA8qO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『我々、『新日本皇国軍』の要求は3つ』
『1つ。アメリカ軍の手駒に成り下がった陸海空、日本国防軍の速やかなる解体』
『2つ。日本国防軍解体後、現内閣の総辞職』
『3つ。内閣総辞職後、我々『新日本皇国軍』による軍部政権を樹立する。その承認』
『要求は以上』
『勿論、下手な真似はしないで頂きたい、こちらには…』
『統幕、こちらへ来て下さいませ』
『…くっ…』
『南統合幕僚長、及び音ノ木坂駐屯地の新兵、候補生合わせて200名を掌握済みである』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
14 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:42:10.39 ID:nBT1e+CQO
鞠莉「何よ…今更、旧軍の亡霊が生き返ったっての!?」ドンッ!
絵里「迅速に指揮所を開設して」
「了解!」
梨子「もしもし真姫ちゃん?うん、非常呼集。通信器材の用意と、指揮所の無線機を…」
穂乃果「果南ちゃん、この人達…」
果南「ああ、ストールで顔隠してて分からないけど…」
絵里「こいつ…まさか」
15 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:42:55.46 ID:nBT1e+CQO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『それと、いつは分かる事なので、今のうちに素性を明かしておく』
スッ
ファサッ
『あっ、あなた達っ…!?』
希『……東條陸将改め、東條大将』
海未『同じく園田陸将補改め、園田中将』
ダイヤ『同じく黒澤陸将補改め、黒澤中将』
希『我々に仇なす者達"のみ"、新しき日本への反逆者とみなし此を粛清する』
希『これはタダの愛国心から来る行動と認識して頂く』
希『……とまあ、すぐに国防軍解体。と言うのも難しい思う。なので…』スッ
チャキッ
理事長『!?』
希『現時刻、1050…1100として、9時間以内に現内閣総辞職が認められなければ』
希『我々の手で南統合幕僚長の殺害。これを以て、日本国防軍は実質的に解体されたと判断し』
希『全国に待機中である新日本皇国軍の同志達が、"軍事行動"を一斉に開始する』
希『……ゆめゆめ忘れなき様、親愛なる臣民諸君』
希『私達は、君達の味方だ』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
16 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:43:53.28 ID:nBT1e+CQO
ー1100ー
ー仮設『新日本皇国軍』対策作戦本部ー
https://youtu.be/vJjcCGGv4HE
穂乃果「作戦概要を話すよ、ウチの分隊は全員いるね?」
ことり「南特技兵以下、全員揃っています」
絵里「了解、ではスクリーンを見て」
鞠莉「現在『新日本皇国軍』を名乗る組織は、本日1000時点で音ノ木坂駐屯地を占拠したものと見られるわ」
梨子「それについては確認しました。10時の時点で音ノ木坂駐屯地への各通信網は全て断絶されています」
絵里「音ノ木坂駐屯地を中心として秋葉原、神田周辺を『新日本皇国軍』は順次占領中」
鞠莉「ドローン偵察の情報によると現在国民に被害は無し。各警察、機動隊による避難指示でてんやわんやだけどネ」
鞠莉「…これは極めて流動的な事態の為、迂闊に我々国防軍は動けない、そこは分かるわね?」
絵里「"治安"か"防衛"か、日本政府と米軍の決議次第な所があるわ…でも」
にこ「はい」
絵里「矢澤伍長」
にこ「それなら、少数精鋭で現状を打破するのはどう?」
絵里「…」
穂乃果「うん、一理あるよ。分隊小規模での行動で、早急に事態収束へ向かうべきだと思う」
果南「大規模な軍事行動を起こせば、後々の国民からのバッシングは確実だからね。ただでさえ再編されてからもかなり言われてるし…」
梨子「とするも、事態は今も動いています。このままでは南統合幕僚長、及び音ノ木坂駐屯地の新兵達もどうなるか分かったものではありません」
絵里「…通信分隊は現状どう?」
梨子「臨時指揮所開設にあたり津島上等兵、国木田特技兵を通信手として配置済み、西木野特技兵については通信器材準備の為器材庫で待機中です」
17 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:44:33.18 ID:Q1vqS55aO
鞠莉「情報分隊」
果南「私以下4名乙武装により準備完了、後は器材点検かな」
絵里「了解、普通科分隊は?」
ことり「各員、装備器材、準備よしです」
鞠莉「了解、私は音ノ木坂駐屯地へ航空偵察に向かいます。ひとまず情報分隊は十条駐屯地に前進。到着後は指示あるまで待機」
果南「了解」
にこ「了解よ!」
絵里「通信分隊も30分後には前進準備可能にしておいて頂戴」
梨子「了解しました」
絵里「穂乃果、あなた達も十条駐屯地へ向かって」
穂乃果「りょ!情報、通信分隊と一緒に前進かな?」
絵里「一緒で良いわ、私も普通科分隊に同乗する。情報はその後十条F.O.B.で先行的に作戦ブリーフィング」
絵里「じ後、情報分隊による音ノ木坂方面への陸上偵察と同時進行で、通信分隊は秋葉原に指揮所を開設して」
鞠莉「あ、場所については十条に着いてから指示するわネ。偵察完了まで少し待っててプリーズ!」
梨子「了解しました」
果南「にこ、車両用意して」スッ
にこ「ええ、LAVでいいわよね?」
穂乃果「私も向かうよ」ガタッ
タタタッ……
18 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:45:05.04 ID:iu1xVAlBO
絵里「…鞠莉、あとはやっとくからもう向かって。ヘリが待ってる」
鞠莉「OK、宜しく頼むわ…」
鞠莉「…」
絵里「…なによ」
鞠莉「絵里…あの子は」
絵里「……あいつはもう、敵よ」
19 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:47:55.92 ID:3qXiTfEWO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
理事長「こんな事をして、一体何になるって言うの」
希「…」
理事長「旧軍服に軍刀か……あなた達が本気なのは分かるけど」
海未「……」
理事長「博物館行きの旧式装備で、最新鋭の国防軍相手に死ぬまで戦うつもり?そんなの、英霊への冒涜でしかないわ」
希「では、三島から受け継がれた怨念と我らが大和魂、幕僚長に見せてあげるやん……ダイヤちゃん?」
ダイヤ「了解しましたわ」コクッ
海未「……もし、こちら本部、おくれ」
「こちら地下格納庫、おくれ」
海未「"3式高射砲改"展開、繰り返す、"3式高射砲改"展開」
「了解、おわり」
プツッ
理事長「…3式高射砲……"改"ですって?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
20 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:48:35.94 ID:HfIZ1EieO
ー1230ー
ー朝霞駐屯地〜十条駐屯地方面へ前進中ー
ー情報分隊 LAVー
ブーン…
果南「曜、そこ右だ」
曜「了解であります」
ルビィ「凄い人の数だね……」
にこ「こっちの方だってどうなるか分からないからね、奴等がこれから一体何をしでかすかも」
果南「十条F.O.B.についたらすぐにバイクやら弾薬を掌握してね」
ザーッ
ピッ
『もしこちらブラボー。アルファ、おくれ』
ルビィ「はい、こちらアルファ、おくれ」
『こちらブラボー、全体報告』
『絢瀬大尉及びチャーリーは依然十条F.O.B.へ前進中』
『我々ブラボーも問題無く前進中、そちらどうかおくれ』
ルビィ「アルファも問題無く前進中、おくれ」
『了解、なお小原大尉は現在音ノ木坂駐屯地上空で、航空偵察中』
ルビィ「了解です、皆気をつけてね」
『当たり前デッショー』
プツッ
ルビィ「果南さん、このまま前進で大丈夫そうです」
果南「ん、了解」
ブーン……
21 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:50:15.79 ID:UZct5GGYO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー秋葉原上空、音ノ木坂駐屯地周辺ー
バババババ……
鞠莉「……ちょっと、何よあれ」
「…恐らく開発中、のハズだった20式自走防護壁です」
鞠莉「完成させられて悪用されたって訳ね、対テロ用防護壁がテロ組織に使われちゃおしまいよ」
鞠莉「音ノ木坂駐屯地を囲う様に展開してるわね……正面玄関と裏門が唯一の道か」
鞠莉「あ、私の一言一句はそのまま通信分隊に送っておいてネ」
鞠莉「それと、"例の部隊"を座間とキャンプ富士からF.O.B.に応援要請」
「了解です」
「しかし、大丈夫でしょうか。いくら旧軍の真似事をしている組織とはいえ、こんなあからさまな偵察をするのは……」
鞠莉「何の情報もなしに作戦は立てられないデショ、少しでも偵察しないと」
「ですが、大尉自ら赴くなど危険過ぎます!ドローンやUAVを使われては…っ」
鞠莉「各分隊は到着後、可及的速やかに展開しなければならないの。絵里が現地に着いたらドローンやらを情報分隊に指示するけど、まずは"今"情報が無いと、彼女達も動きようがないわ」
鞠莉「残り8時間で、日本はどうなってしまうのか……そんなの、分かる前に解決するのが私達でしょ」
鞠莉「マジ何のために国防軍として再編されたのよ。政府の時間稼ぎなんか待ってられないわ。まず国民の命が最優先なんだから」
鞠莉「……あ、今のはオフレコで☆何かあった時、音ノ木坂の新兵達に申し訳ないわ」
「それは、無論そうですが……」
22 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:52:10.40 ID:zeT1j1XoO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「園田中将、空をご覧くださいませ」
「…我が軍に仇なす、敵ですね」
「自走防護壁も未だ全て展開しきれていません。今、偵察され過ぎてはこちらの予定行動に支障を来たしますわね」
「ええ、向こうに歯向かう気があるならば、それは徹底的に叩き潰さねばなりません」スッ
「……射撃翌用意!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
23 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:53:39.15 ID:0qq+GjUcO
「……ん?大尉!!現場に動きありです!!」
鞠莉「何をする気!?」
「あれは……旧軍の『3式十二糎高射砲』です!!だが、あんな"二連砲塔"では無かったはず……っ!!!」
鞠莉「……っまさか旧軍の装備そのままで戦うわけないものね、現代改修済の旧軍兵器って訳か…っ!!」
「撃って来ます!!」
鞠莉「回避行動ッ!!!」
ドッドッドッドッドッ……!!
「……へへっ、二連砲塔でも所詮骨董品だろうが!最新鋭のアパッチにゃ勝てませんよ!!」
「大尉、撃ち返しますか!?」
鞠莉「待った!!人質がいる間はこちらから無闇に攻撃出来ないわ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダイヤ「せめて撤退してくれれば良かったのですが」
海未「ならば致し方ありません…」
「どうされますか」
海未「撃ち落としなさい」
「はっ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
24 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:54:37.47 ID:CgTZrLQXO
ドドドドドドドド!!
「大尉、ならば撤退するべきです!!」
鞠莉「そうね、奴等が本気なのが分かっただけでこっちも色々行動出来るってもんよ……!!」
「奴等どこまでも旧軍の装備で戦う気なら、こっちが勝ったも同然ですね!!」
鞠莉「油断は禁物っ!!撤退!!」
「アイアイ、マム!!」
ピッピッピッピッピッ……
鞠莉「……ちょっと待って、この音は」
ピーッ!!
「つ、追尾弾だっ!!!」
鞠莉「っ、フレアッ!!早くっ!!」
「旧軍装備だけじゃないのか!?どういう事だ!?」カチッ
バシュッ!!
<ドカァン!!
「フレアに命中!!」
鞠莉「スコープを!!」
「はいっ!クソッ……!!」
鞠莉「……あれはまさか『4式二十糎噴進砲』…?あんな骨董品に、追跡機能なんてある訳が」
「大尉ッ、撤退します!!」
鞠莉「ええ、フレアを焚きながら撤退よ!!あれは追尾機能付きに改造されたロケット砲だわ!!」
「クソッタレ!!」
ピッピッピッピッ……
「まずいっ!」
鞠莉「早くフレアを!!」
ピーッ!!
バシュッ……!!
<ドカァン!!
25 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 04:57:22.73 ID:/QbEKKSwO
「クソ…ッ!!フレアに命中!!次弾装填中です!!」
鞠莉「早く離れ」
<ピーッ!!
鞠莉「…っ!?何故こんな早くロックオンされる訳!?」
「クソ、奴等タイミングをずらして何発も撃ってきます!!何発持ってやがんだよ!!」
鞠莉「まさか、あそこまで対空装備があるなんて…!!」
ドドドドドドドド!!
「しまった誘い込まれた!!回避先に対空砲ッ!!」
バキィッ!!
「右翼機関部に被弾!!」
鞠莉「とにかくバランスを保って!!」
バシュッ
「……フレア、間に合いません!!」
鞠莉「……っあ」
ドォォォォォォォォォォン……!!!!
鞠莉「くっ……!!」
ピーッピーッピーッ!!
「後部テールローターに被弾!!」
鞠莉「本部!!敵はかなりの対空装備を保有!!国防軍航空部隊はまだ出撃しちゃ……ああもう繋がれってのよ!!」ピーッ
「メーデーメーデー!!こちらF2N、F2N!!」
「墜落する!!繰り返す、墜落する…っ!!」
鞠莉「…ファック」
26 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:02:04.73 ID:OH7R42mtO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー通信分隊 高機動車ー
花丸「……はい、はい、分かりました…」
梨子「どうしたの?」
花丸「……音ノ木坂駐屯地上空で、新日本皇国軍の対空攻撃により、小原大尉のヘリコプターが墜落しました」
梨子「……は?」
善子「ちょ、ちょっと待ってよ!鞠莉さんのヘリは最新のアパッチよ!?まさか旧軍装備なんかにやられたって事!?」
花丸「奴等、旧軍装備を現代改修してるらしいずら……!!」
真姫「ちょっとマル、小原大尉は……っ!?」
花丸「…恐らくKIAずら」
真姫「っまずいわね……」
善子「ついに、こっちに損耗が…」
梨子「……真姫ちゃん、飛ばして」
真姫「当然よ…っ!!」
27 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:02:46.45 ID:rwNCnqnBO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ドォォォォ…ン!!
海未「撃墜!」
ダイヤ「タリホー!命中ですわぁ!!」
海未「…たりほう?」
ダイヤ「昔、豪州射撃会に行った時、米軍が発していた言葉ですわ。意味は知りませんが、狙撃兵の方達が命中時によく言ってましたの」
海未「命中時の掛け声みたいな物ですかね、ファミコンウォーズが出ーるぞー、みたいな」
ダイヤ「……それは古過ぎませんか?」
海未「母ちゃん達には内緒だぞ〜…♪」フンフン
ダイヤ「海未さんて本当にタイムスリップでもしてきたんですの?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
28 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:04:24.49 ID:9WCaKtOvO
ー普通科分隊 小型トラックー
絵里「鞠莉が、KIA…」
穂乃果「…鞠莉さん」
花陽「そんな…」
ことり「敵は本気だって事だね……」
千歌「穂乃果さん!」
穂乃果「全員気を引き締めて」
千歌「っ!!」
穂乃果「これはもう、"内戦"だよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
29 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:04:46.60 ID:qyr7IKMOO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海未「ごほん……閣下、それでは」
希「うん、頼んだやん」
ダイヤ「ご武運を。秋葉原をお願い致しますわ」
海未「ええ、黒澤殿も、ご無事で」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
30 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:06:01.19 ID:8rZwUwokO
https://youtu.be/NPrqIgVpYrk
ー1250 十条駐屯地F.O.B. 特設「新日本皇国軍」緊急対策本部ー
キキーッ!!
ガチャッ
果南「よっと、一番乗り?」
「お疲れ様です松浦2曹、LAVを!」
果南「うん頼んだ、本部は?」
「1階、正面玄関から右に!!」
果南「りょ、全員下車!」
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
キキーッ
ガチャ
絵里「本部はどこ!?」
穂乃果「絵里ちゃん、向こうだよ!」
梨子「……あ、こっちです絵里さん!穂乃果さんも!」
31 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:08:30.44 ID:uszuRtkuO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー1300 特設「新日本皇国軍」緊急対策本部ー
ザワザワ……
絵里「それでは、作戦内容を伝えるわ」
絵里「…その前に、先程小原大尉のKIAを確認した…全員、周知しておいて」
果南「クソ…っ!!」ドンッ!
絵里「遂に我の被害が出てしまった。そして戦闘が行われた場所と墜落したヘリは街中、これの意味が分かる?」
花陽「……まさか」
絵里「墜落した場所は閑静な住宅街よ。そして神田方面には"未だ"住民の避難完了報告が来ていない……つまり」
千歌「…民間人の被害が、出たって事ですか……!?」
絵里「確認されている限り……確定よ」
花丸「……」
絵里「日本政府はこれを受け、新日本皇国軍を完全に敵と認定」
絵里「国防軍に、武器の無制限使用許可が下され……防衛出動の要請よ」
曜「そう来ないと……!」
凛「困るにゃ!!」
絵里「そして、非公式ではあるけど米軍との第1回協働歩調として、鞠莉が墜落前に要請していた部隊と協力する事になるわ」
<ガチャ
「やっと来たのね、待ちくたびれたわ」
「わざわざ富士から来た甲斐があったな」
「座間もてんやわんやよ。これだけの有事、我々も動かないとダメだものねぇ」
ことり「あなた達は……?」
絵里「"機密戦術分隊 A-RISE"の3人よ」
にこ「あ、A-RISEって、アメリカ陸軍最強と言われる、あの!?」
32 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:09:19.92 ID:h2NZG63OO
ツバサ「あらよくご存知ね、光栄よ」
にこ「ふぁ、ファンです!!」
果南「こら、公私混同」ペシッ
ルビィ「あ、あれ?でもA-RISEって確か5人分隊じゃ…?」
英玲奈「あとの2人は現在休暇中だ。勿論、余程手に負えない事態に陥れば即刻招集するが」
あんじゅ「こんな時にお休みなんて、運がいいんだか悪いんだかよねぇ」
絵里「お初にお目にかかります、キラ少佐」
ツバサ「今回の作戦立案者は絢瀬大尉…あなたと、そして小原大尉よ。よろしく頼むわね」
絵里「ええ。やるからには、あの子の遺志を継いでいかなければいけない」
絵里「A-RISEの3人はそれぞれ各分隊に増員される事になるわ、各資料を見て」
33 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:11:36.75 ID:2jD94dQ8O
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー第1分隊(普通科分隊)コールサイン、チャーリー ー
綺羅少佐
高坂3等軍曹
南特技兵
高海上等兵
小泉上等兵
ー第2分隊(情報分隊)コールサイン、アルファー
松浦2等軍曹
矢澤伍長
渡辺上等兵
星空1等兵
黒澤1等兵
ー第3分隊(通信分隊)コールサイン、ブラボー ー
優木大尉
桜内3等軍曹
西木野特技兵
国木田特技兵
津島上等兵
ー十条 作戦本部ー
絢瀬大尉
統堂大尉
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
34 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:14:45.28 ID:2jD94dQ8O
「作戦はこうよ」
「情報分隊は、じ後 秋葉原は万世橋方面へ前進を開始」
「通信分隊は別路で前進し秋葉原へ向かい、優木大尉の指示の下"オノデン"で指揮所開設」
「ここなら敵地方面への偵察も楽勝よぉ」
「ユウキ大尉が決めた場所なら安心ね」
「それで、民間人は?」
「警察からの報告に拠れば、秋葉原地域の民間人は避難完了報告を受けている、作戦地域での民間人の心配はしなくていい」
「良かった…了解しました」
「情報分隊による偵察情報を通信分隊が受け取り、本部及び普通科分隊に逐一報告」
「じ後1330に情報、通信分隊は前進開始よ」
「絵里ちゃん、穂乃果達は?」
「普通科分隊は情報を元にトウドウ大尉と作戦を考案し、最終的に音ノ木坂駐屯地への攻撃を担当してもらうわ」
「大トリじゃん、よろしく頼むよ」
「任せてなのだ!」
「装備の点検を済ませておけ、ツバサ達」
35 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:16:00.80 ID:kGGGiaATO
「…現在時、1315……」
「では、"日本国防軍特殊防衛要項"に基づいた特殊作戦、その『第9号』を発令するわ」
「いよいよ始まる様ね、絢瀬大尉」
「ええキラ少佐。日本国防軍として再編以来の、最大の戦闘行為になる事でしょうね」
「9号が発令される時は……国土で著しい戦闘行為が行われた時だよね」
「今、日本の未来はあなた達、『アメリカ軍特殊部隊』と『日本国防軍先遣分隊』に託された」
「それでは、作戦名『Love-A-Live!』……状況開始よぉ!!」
「梨子ちゃん梨子ちゃん、誰が決めたの作戦名」ボソッ
「絵里さんですよ、横文字好きじゃないですか。穂乃果さんはよく知ってるでしょ」ボソッ
36 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:16:40.54 ID:31FhfILIO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー1350 前進中 情報分隊ー
ブーン
にこ「…完っ全に戦争ね」
曜「まさか日本で、こんな事になるなんて……」
ルビィ「……」ガチャガチャ
果南「凛、ルビィの装備点検したげて」
凛「りょ!ルビィちゃん、弾嚢開いちゃってるにゃ」
ルビィ「あ、ごめんなさい…」カチッ
ザーッ
ピッ
『こちらユウキよ アルファどうぞ』
ルビィ「こちらアルファ えー…どうぞっ」
『はいこちらユウキよ、秋葉原内 オノデン到着、指揮所開設まで…あと15分かしら』
ルビィ「了解、指揮所開設したらば報告願います、おく…どうぞ」
『了解、オーバー』
果南「ははは、通信話法、米軍さんと違うからちょっと焦るね」
ルビィ「ちょっとびっくりしました…」
凛「ま、通じてるから問題ないにゃ」
曜「皆、もうすぐ万世橋が見えるよ」
「…おい」
「ああ敵だ、園田中将へ報告。射撃の可否を問え」
「地雷の設置を急がせろ」
37 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:19:01.14 ID:nsPM21GMO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー十条駐屯地 F.O.B.ー
ツバサ「あなたが高坂3等軍曹かしら?よろしくね」
穂乃果「よろしくお願いします!」
千歌「キラ少佐は、A-RISEで最強って聞きました」
ツバサ「ふふ、あなたもいつかA-RISEに来る?」
千歌「それいいね!千歌は絶対大将まで行くから!!」
ツバサ「ふふ……皆も、同じ分隊なら敬語はいらないわ」
穂乃果「おっけ!じゃ今1度、装備確認してもいい?」
ツバサ「遠慮無いわね…ええ、確認しましょ」
<このHK416はデルタカスタムでーーー…
<ウチのM4と全然違うねぇ、そのSOCOM Mk23もーーー…
<あなたのM9だってーーー…
38 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:21:35.14 ID:g1lci23VO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー十条駐屯地 F.O.B.ー
ツバサ「あなたが高坂3等軍曹かしら?よろしくね」
穂乃果「よろしくお願いします!」
千歌「キラ少佐はとってもお強い方なんですか?」
ツバサ「ふふ……ええそうよ、あなたもいつか、A-RISEに入る?」
千歌「それいいね!千歌、絶対大将まで行くから!!」
ツバサ「そうそう、穂乃果さんも皆も、同じ分隊なら敬語はいらないわ」
花陽「分かりま……分かったよ!」
ツバサ「ん♪」
穂乃果「おっけ!じゃツバサさん、今1度装備確認してもいいかな?」
ツバサ「ええ、確認しましょ」
<このHK416はデルタカスタムでーーー…
<ウチのM4と全然違うねぇ、そのSOCOM Mk23もーーー…
<あなたのM9だってーーー…
<千歌のMINIMIはEVOLISでーーー……
39 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:22:38.51 ID:30KfqiQ1O
絵里「…仲良さそうで何よりだわ」
ことり「穂乃果ちゃんの1番いい所だもん、誰とでも仲良くなれるんだから♪」
英玲奈「いい事だな、まあウチのリーダーも似た様な物だが」
ザーッ
ピッ
『こちらブラボー HQどうぞ』
絵里「こちらHQ、ブラボーどうぞ」
『秋葉原 オノデン内で指揮所開設完了。アルファについては万世橋に到着間近』
絵里「了解、ユウキ大尉については通信分隊の指揮を引き続き継続、どうぞ」
『はーい、ユウキアウトー』
ピッ
絵里「……自由な人ね、ユウキ大尉は」
英玲奈「悪いが、アンジュはいつもそんな感じだ」
40 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:23:23.86 ID:cJom3nzaO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーオノデン内 臨時指揮通信所ー
梨子「……」ジーッ
真姫「桜内さん、何が見えます?」
梨子「ここからだと、小原大尉の情報通りの防護壁で囲まれてて……音ノ木坂はよく見えないね」
善子「あれ、ホントなんなの?」
花丸「防衛技術音ノ木坂研究所とアメリカ陸軍兵器廟が共同開発中の"20式自走防護壁"ずら」
真姫「対テロ攻撃翌用に、起動すると大型トラックの後部部分が反り立つ壁になるのよ、横に並べればかなり広範囲に壁が築ける」
あんじゅ「んで、あれまだ開発中の筈よね。何で奴等が展開してる訳?しかも研究資料とかはまだウチが保有してるのに」
梨子「音ノ木坂駐屯地で研究していたあの兵器を、騒乱に紛れて皇国軍が奪い取ったんでしょうね」
あんじゅ「ゴタゴタしてたとはいえ…管理大丈夫なの?」
梨子「こちらとしては返す言葉もありません……が、自走防護壁の研究統括責任者はダイヤさんの筈なので、ぶっちゃけ防ぎよう無かったですよ」
あんじゅ「ああ、責任者がパクったんなら下っ端はどうしようも無いわねぇ、追求も出来ないし」
善子「……あ、あれ情報分隊じゃない?」ジーッ
あんじゅ「万世橋に到着するわね、通信繋いで」
花丸「はいずら」ピッ
41 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:25:09.62 ID:BCSrHHq+O
花丸「こちらブラボー、アルファおくれ」
『あ、はなまるちゃ……じゃなくて、こちらアルファおくれ』
花丸「私語厳禁ずらよルビィちゃん。もう万世橋に着くずらか?」
『うん、もう見えてきたよ』
真姫「いや結局普通に話してるじゃないの…」
善子「相手がルビィなら仕方ないわ……」
花丸「了解ずら、万世橋を通り過ぎたら速やかに偵察開始してね」
『りょうか』ザーッ
ピーッ
花丸「ルビィちゃん?……電波不調ずら?」
あんじゅ「こんな近距離で、電波不調になる訳がな」
<ドカァァァァ……ン!!!
真姫「?ぇぇっ!?」カタカタ…
梨子「…爆発を確認しました!!」
あんじゅ「見りゃ分かるわ、奴等仕掛けて来たわね!!」
梨子「恐らく指向性地雷ね、情報分隊が危ない!!」
あんじゅ「善子、速やかに本部へ報告!真姫、情報に応答返って来るまで無線を繋ぎ続けて!!」
善子「了解!あとヨハネですっ!」ピーッ
真姫「言ってる場合!?もし!こちら指揮所よ!!応答して、凛!!」ピーッ
花丸「梨子さん!」
梨子「敵はかなり近距離の可能性があるわね……音ノ木坂駐屯地だけに注視し過ぎない様、監視を緩めないで」
花丸「了解ずら!!」
42 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:27:15.09 ID:vyW7xOZCO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<パァン!!パパパパパ……!!
「ピーッ……果南さ…ガガガーーー……」
「凛、ルビィをーーー……!!!」
<ドォン……!!
「分かってる……!!LAVはもうーーー」
「……ひーふーみー…かなりいるにゃあ…っ?!」
にこ「曜、曜!!起きて、早く!!」ペチペチ
曜「にこちゃん…」
果南「生きてる!?早く立った立った!!」パパパパ…
曜「LAVに……くっ、足がっ!!」
にこ「ちぎれちゃいないでしょ!?抜けそう!?」パパパパパ!!
曜「痛覚はしっかりある、お陰で目が覚めたよっ!!」グググ…
ルビィ「…」
にこ「ルビィッ!?」
ルビィ「…うゅ……」
にこ「まずいわね、意識混濁してる…っ」
果南「今はLAVのお陰で何とか奴等の弾を防げてる!全く、軽装甲車様々だよっ!!」パラララ
果南「にこ、ルビィの具合は!?」
にこ「…頭から、出血を確認……っ」
ルビィ「……」
果南「っ、にこ!ルビィの応急処置をお願い!!」
にこ「当然!!ルビィ、動けそうっ!?」
ルビィ「……な、んとか……」
果南「曜!状況は!?」
曜「もう、少しで……出れる!!」グググ…
果南「なら最高!!凛、私と援護射撃!!」
凛「ガッテンだにゃ!!」パパパパ!!
43 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:28:01.86 ID:J9HuzPWLO
果南「にこ、曜が脱出したらルビィと曜をつれて後方の銀行に逃げ込んで!!」
にこ「言われなくてもそのつもりよっ!!……これで、応急処置は良しっ!」
ルビィ「……うゆ……ごめんなさい……」
にこ「謝らないで!てか喋らないで!!」
ルビィ「ルビィ、全然役に立ててない…っ」
果南「ルビィッ!!ウチの分隊のルールはァ!?」
ルビィ「……"泣き言言ったらジュース1本"、です……っ!!」グググ
にこ「よぉく分かってんじゃないっ!!まずは1本ね!!」
曜「ふんぬぬぬぬ……っ!!おりゃあっ!!!」
<ガコンッ!!
曜「抜けた!!何とか自分で歩けるよっ!!」ズキッ
果南「良し!!そしたら後方の銀行に退却!!凛、スモーク!!」
凛「アイアイ!そーうりゃっ!!」ブンッ!!
カラン……
シューッ…!!
果南「今!下がれ下がれっ!!」パラララ
曜「ルビィちゃんっ、肩をっ!」
ルビィ「うんっ…かはっ…」
にこ「こっちよ!!早くLAVから離れて!」
44 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:28:22.30 ID:Tt4mLyUsO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「方位方角よいか」
「準備よし」
「了解、撃て」
バシュッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
45 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:29:07.44 ID:Tt4mLyUsO
曜「ぐっ…やっぱちょっと痛いかなん……っ!!」ガクッ
にこ「曜、あんたまでジュース買ってくれるの!?どうせ折れてんだから歩いても歩かなくても変わんないわよ!!」
曜「まったく、流石鬼の伍長っ……!!」ググッ
果南「凛も早く後方へ!!ルビィの援護を!!」
凛「分かってるにゃ!ルビィちゃん、手を貸すよ!!」タタタッ
ルビィ「……か、果南さんっ!!」
果南「何!?どうしたの!?」パァンパァン!!
ヒューーーーー……!!
ルビィ「……これ、何の音?」
凛「っ!!ルビィちゃんっ!!」ドンッ
ルビィ「いっ……!?」ドサッ
にこ「…やっば」
ドンッ!
曜「えっ、にこちゃ」
ドオォォォォォォン……!!
46 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:31:42.07 ID:8mSaHrYGO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花丸「2度目の爆発を確認!!」
あんじゅ「あの軌道、迫撃砲ね……随分潤沢な装備だわ」
真姫「ちょっと、情報分隊の人達、本当にまずいんじゃ……」
梨子「善子ちゃん、本部に普通科分隊の出動要請」
善子「っ、今!?」
あんじゅ「…流石、桜内3等軍曹は頭がキレるって話は伊達じゃないわね」
花丸「……?」
梨子「先程の迫撃砲の軌道から、ある程度敵前線基地の場所を割り出しました」
梨子「恐らく多町大通り方面……第25中央ビルか、神田アーバンビルディングの辺りでしょうか」
真姫「すご……」
あんじゅ「方角はともかく、場所まで逆算してたとは思わなかったわぁ」
梨子「あの辺りに穂乃果さん達普通科分隊を派遣しましょう、善子ちゃーーー」
あんじゅ「はい待った、優秀だけどひとつ忘れてる」
梨子「えっ」
あんじゅ「今すべき事は情報分隊の救援よ、むざむざこちらの戦力を減らす意味は無いわ。このまま梨子の予想地点まで普通科分隊を呼んでたら情報分隊は全滅でしょうしね。」
梨子「っ……」
あんじゅ「それに付け加えるなら、戦力の逐次投入は認められないわぁ。今はとにかく人員を救援し、音ノ木坂駐屯地への最終攻撃まで戦力の減少を極めて低くする必要があるでしょ」
あんじゅ「彼女達情報分隊の任務はあくまで偵察のみよ、先手を打たれたからこうなってるけど」
梨子「……申し訳ありません、ユウキ大尉」
あんじゅ「謝る事じゃないわよ、優秀であることに変わりは無いもの。今は、こちらの使える戦力が限られてしまっているだけ」
あんじゅ「って事でマッキー!!」ビシッ
真姫「マッキー言うな!!もう伝えてますよ!!」
あんじゅ「おっけー!では、よっしー!!」
善子「よっしーって何!?ヨハネ!!」
あんじゅ「ずら丸と屋上偵察!!梨子の言っていた辺りを重点的に!!何か見つけたらすぐ報告して!!」
善子「っ、了解!はなま、ずら丸行くわよっ」
花丸「何でわざわざ言い直すずらっ!?」
タタタッ
47 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:34:33.05 ID:hsmY7qLqO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
パラパラ…
果南「……くっ……皆……」
曜「…効いた…っ!」
ルビィ「……」
曜「ルビィちゃん……っ」
ルビィ「…う……」
曜「良かった、息はあるね……」
果南「にこ!!凛っ!!」
ガラガラ……
にこ「……」ポタッ
果南「ああ良かった、にこ………っ!?」
にこ「……私ったら、銀河ナンバーワンの兵士でしょ……っ」
曜「ごめん、私が動けなかったばっかりに…にこちゃん……っ!!」
果南「にこ、腕が……」
曜「……か、果南ちゃん!!凛、ちゃんが……!!」
凛「…」
ルビィ「…ルビィを……突き飛ばして、守ってくれたの……ごほっごほっ!!」ビシャッ
果南「……っ!!!」ドガァン!!
曜「果南ちゃん……」
果南「こんなんじゃ、分隊長失格だよ……っ!!!」
果南「ルビィ重傷、凛はKIA、曜もにこも……っ!!」
にこ「ちょっと、にこは元気よ……っ」
48 :
◆TR2vneJwo2
[saga]:2022/12/06(火) 05:37:21.04 ID:Foa5R2FfO
果南「んな訳無いでしょっ!?片腕吹っ飛んでんだよっ!?」
にこ「でも死んでない……まぁだ、生きてんのよ」
果南「っ!」
にこ「……天下の情報分隊長様が、隊のルール破って泣き言……っ!?あんたがそんなんじゃ、そこのチビ達に顔向け出来ないでしょうがッ!!」
ルビィ「……」
にこ「凛は……っ」ポロッ
曜「っ……」
にこ「凛は死んだ!!でも私達は生きてる!!じゃあ、あんたの役目は何!?」
果南「……私は」
曜「……入口も、さっきの爆発のガレキで塞がってるよ」
果南「分かった……全員、最上階まで行くよ」
果南「救助は絶対に来る、これ以上損害を出す訳にはいかない」
にこ「…よし、時間を稼ぎましょ……」
曜「ルビィちゃんごめんね、移動するよ」
ルビィ「……」
ピーッ
ザーッ……
『こちらーーガガガ……ーーーHQーーー』
果南「こちらブラボー、電波が悪い、感明おくれ」
『普通科ーーー20ーーでーーー……』
果南「……」
『耐えろーーー耐ーザーッーー耐えてーーーガガガ聞こえたーーー?!』
ザーッ……
果南「……了解」
49 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:37:52.72 ID:3+hnYDUlO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー1425 万世橋方面前進中 普通科分隊ー
ブーン……
ツバサ「最後に電波が発信されたのはこの辺り、神田第3銀行付近ね」
ツバサ「万世橋での爆発を鑑みて地雷回避の為、橋と銀行前バンダレイ、1km手前で下車」
穂乃果「了解、各員装備点検。特にことりちゃんは救護物資の確実な点検ね」ガチャ
ことり「はいっ」
花陽「…実戦、かぁ」
千歌「情報の皆、無事だよね……っ!?」
花陽「きっと大丈夫だよ、凛ちゃんや曜ちゃんが倒れる所、想像出来る?」
穂乃果「にこちゃんも鬼だから大丈夫だね」
ツバサ「それはどういう理屈なの……?」
千歌「ルビィちゃん……果南さん……」
穂乃果「絶対、大丈夫だよ」
キキーッ
ツバサ「到着ね、下車!」
穂乃果「よっと」
50 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:38:34.30 ID:iSsAF8rwO
ツバサ「私、穂乃果、ことり、千歌、花陽の順で1列縦隊」
千歌「……偉く静かだね」
ツバサ「奴等の目的はハッキリしてるからね」
花陽「と言いますと?」
ツバサ「駐屯地の占領、要求の明確さ、つまり"虐殺"は目標に無い」
ツバサ「住民避難の時点では静かに見守っているだけだったし、それが目的なら混乱のさ中で国民を撃ちまくる事も出来た……」
ツバサ「でも奴等はそれをしなかった。帝国陸軍の意地かしらね?国民に銃を向けないっていう」
千歌「でも小原大尉は、殺られました」
ツバサ「あくまで、反抗する、しそうな敵だけでしょうね……お陰で対応しにくいったら。虐殺でもすれば、音ノ木坂駐屯地に爆弾落として終わりよ」
花陽「……っ」
ツバサ「でも彼等はそれをしない、静かに要求が叶うのを待っているだけ……」
穂乃果「……」
ことり「…あっ、見えました、神田第3銀行です」
ツバサ「ん、穂乃果、見てみて」
穂乃果「うん……いるよ。銀行を取り囲む様に……約8名」ジーッ
ツバサ「わざわざ追い立てず、投降するのを待ってるのかしらね」
穂乃果「趣味悪いなぁ」
ことり「十中八九、周辺建物にもいるね」
51 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:39:42.68 ID:XSdj8uuSO
花陽「敵がいるおかげで、あの銀行に皆いる事が判明して良かったです」
千歌「周辺の銀行を虱潰しにする時間は惜しいもんね」
ツバサ「さて、正面突破でもいいけど、周辺からの攻撃を受けるのは危険ね。そこで……」
穂乃果「どうする?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー神田第3銀行 5階ー
曜「ルビィちゃん……」
ルビィ「かひゅー……ごほっ」
果南「……」
にこ「周辺はどう?」
果南「囲まれてるね……一応入口は塞がってるからか、入ってこないけど」
曜「裏口とかはあるのかな」
にこ「あるにはあるわ。従業員専用の、カードキー認証で開く重たいドアが」
果南「奴等もわざわざ面倒な手を使う気は無いんだ」
にこ「私達が投降するのを待ってんじゃない?」
果南「する?」
曜「死んでもゴメンだね」
にこ「同意」
ルビィ「ルビィ…も……」
果南「……だね」
<パパパパ!!
果南「っ!!」スチャッ
52 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:42:39.50 ID:qyyxGMz9O
にこ「救援かしら……!」
果南「多分、そうだね…奴等どんどん倒れてく」
<ドォォォォ……ン!!
曜「な、何?!」ガタガタ…
にこ「奴等、爆発物まで使いだしたの?」
果南「いや、外でそれらしい爆煙は見えない…」
曜「…まさか、入って来たんじゃ」
にこ「有り得るわね、救援に気づいて先に私達を消しに来たのかも」
曜「ったく、結局面倒な手ばっか使う奴らだな!!」
果南「……っ、にこ、ルビィを看ててね」
にこ「ええ…」
果南「曜、階段前と事務室前のバリケードを強化しよう」
曜「了解っ」
果南「よし、弾薬確認を怠らないで」
曜「……来るなら来い……っ!!」
果南「……っ」
<ダダダダダ……
果南「来た…射撃翌用意」チャキッ
曜「ふー……っ!!」チャキッ
ガシャァン!!
果南「っ!!」チャキッ
ツバサ「っ!!」チャキッ
ことり「動かないでっ……あっ、果南さん!!」
果南「……こ、ことり?」
曜「救助なんだね、ことりちゃん!!」
ことり「そうだよっ!良かった、作戦成功ですツバサさんっ!!」
ツバサ「外の戦いが終わるまで成功とは言えないわね!あなた達は動ける!?」
果南「私たち二人は、何とか!」
53 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:43:05.52 ID:4tWWZdFIO
ツバサ「窓から側方射撃よ!!あとの3人が気を引いてるうちに!!」
曜「おっしゃあっ!!」スチャッ
ツバサ「ことり!!負傷兵の救護を!!」
曜「隣の事務室でにこちゃんがルビィちゃんを看てる!ことりちゃん、後はお願い!!」
ことり「了解っ!!」
ツバサ「果南!窓を割って!!」
果南「了解っ!!射撃するよ!!」
ツバサ「ええ、撃って!!」
ガシャァン
パパパパ……!!
パァン!!パァンパァン!!
54 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:43:32.49 ID:+/i15UNUO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブーン……
「どういう手筈だったの?」
「穂乃果、千歌、花陽で引き付けてるうちに私達が銀行内へ突入」
「合流後、窓から援護射撃で掃討、って作戦」
「伝説の特殊部隊にしては、愚直な戦法ね」
「愚直でも堅実に、例えこちらが何人死のうが与えられた任務を全うする」
「今回はあなた達の救助が最優先事項だっただけよ、違う作戦ならそれに合った最善の計画で戦うわ」
「そんなことより、片腕で生き抜いたあなたの方が、余っ程伝説でしょ」
「……どーも」
「ことり、その子は」
「ルビィちゃんッ!!目を覚まして!!」
「ルビィちゃんっ!!」
「あまり動かさないで!!でも、穂乃果ちゃんごめん!飛ばして!!」
「分かってるよ!!」
「……穂乃果ごめん、凛は…」
「果南ちゃん、今は何も言わないで…っ!!運転が狂うから……っ!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
55 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:46:07.48 ID:rs8j0izcO
ー1500 十条 F.O.B.ー
英玲奈「……報告を聞こう」
ツバサ「……キラ少佐以下普通科分隊、損耗無し」
果南「松浦2曹以下、情報分隊…星空上等兵、黒澤上等兵、KIA」
絵里「……Пошел ты……っ!!」バァン
穂乃果「……」
英玲奈「偵察は出来たか」
果南「万世橋には地雷、橋は崩落しかけ……我々は攻撃を避けるため銀行に避難、しかし奴等はそれ以上追撃をする事は無かった……です」
ツバサ「私達が救援に来てから奴等は攻撃を開始、銀行周辺の皇国軍は殲滅したわ」
英玲奈「…つまり、殆ど収穫は無しということか」
穂乃果「そんな言い方ッ!!」
絵里「穂乃果ッ!!」
穂乃果「っ!」
英玲奈「……」
絵里「事態は絶えず動いているのよ穂乃果、あと5時間以内に全てを解決しなければならないの」
絵里「無論、隊員の損耗は宜しくないけど、それでも私達は止まる訳にはいかない。分かるわよね」
英玲奈「……通信分隊からの情報で、奴等のFOBはグランド・セントラルホテルと断定された、部隊を再編し、速やかに向かえ」
穂乃果「……っ、はい……」
絵里「……」
英玲奈「高坂3曹を分隊長として、人員はーーー……」
56 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:47:41.86 ID:rs8j0izcO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……私は?」
「お前は優秀な分、最後までいて貰わねば困る」
「それを、この子の前で言う?」
「絢瀬大尉、分かっているはずだな」
「……ええ……最終の決を与えるに相応しい攻撃翌力を、こちらはなるべく保持しなければならないから……」
「……」
「……でもねエレナ。私はあの子達に、死んで欲しく無いのよ」
「当然だろ」
「…!」
「死にに行かせる指揮官がどこにいる。無論、最終的にはツバサにいてもらわねば困るのは事実だが……」
「今組める最善の部隊を組み、且つ損耗を最小限に抑えられると判断した分隊だ」
「……私だって、誰にも死んで欲しくなんかないよ。奴等の様な、狂信的国粋主義者などとは違ってな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
57 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:48:11.22 ID:rs8j0izcO
ヒデコ「……発見しました」
海未「どうやら、反逆者が未だいるようですね」
ヒデコ「ここらでひとつ、掃除をしますか」
海未「まだ尚早です、ホテル内と周辺の警備を厳となさい」
ヒデコ「はっ」
海未「ですが……視界の隅のゴミほど、目立つ物ですよね」
58 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:48:55.35 ID:rs8j0izcO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー1510 オノデン内 臨時指揮通信所屋上ー
善子「……あのホテル、家族と行ったことあるのよね」
花丸「そうなの?」
善子「ええ、いい所よ」
花丸「へえ、どんな所がいいずら?」
善子「全室有線LANがあるところ」
花丸「……もう自分で作ればいいずら、LANケーブル」
善子「そりゃ出来るけど……」
善子「……っ!!奴等動いた!!」
花丸「陣地転換する気ずらか?!」
善子「こちらがあたりつけたのがバレたのかしら……っ!」
花丸「奴らにそこまでの索敵能力は無いはずだよ!とにかく梨子さんに報告ずら、普通科の皆にも!!」ピーッ
善子「当然っ!!」ピーッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
59 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:52:11.86 ID:rs8j0izcO
<ブーン
穂乃果「……」
千歌「…はあ」
果南「花陽、今何時?」
花陽「えーと、1515です」
果南「あと約5時間か……」
千歌「あそこには誰がいるんだろ」
穂乃果「希ちゃんがいるとは思えないし、ダイヤさんか、海未ちゃんか」
千歌「……穂乃果ちゃん、海未ちゃんと…」
穂乃果「幼なじみ。でもまさか、こんな事しでかすなんて……」
果南「私だってそうだよ、ダイヤの奴……っ!!」ザーッ
『……こちらユウキよ!高坂3曹、聞こえる!?』
穂乃果「穂乃果だよ!どうしたの!?」
『奴等、車両に乗って音ノ木坂方面へ退却し始めたわ!!』
果南「勘づかれたってこと!?」
『そんな訳無い……だけどこちらも一時撤収を決定した』
『私はあなた達の指示の為に真姫と花丸と残るけど、梨子と善子は撤退させたわ』
花陽「大丈夫なんですか!?」
『私達はとりあえず良いから、あなた達はそのままグランド・セントラルホテルに向かって敵主力の拿捕、良いわね!』
千歌「……っ!!」
『頼んだわよ…ユウキ、アウト』
プツッ
穂乃果「何で急に……」
果南「ただ、好機ではあると思うよ。今なら手薄だ」
花陽「誰か上層部が残ってる可能性は……」
穂乃果「旧軍的思考があるなら、指揮官は逃げたりしないんじゃないかな」
千歌「逃げてもらっちゃ困るよ、ルビィちゃんや凛ちゃんの仇は返さなきゃ」
果南「…」
60 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:52:43.56 ID:rs8j0izcO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キキーッ
「接敵!国防軍だ!」
「撃て!!ホテル内に入れさせるな!!」
パァンパァン!!
パラララ……!!
穂乃果「散らばり過ぎないで!」
花陽「勿論ですっ!!」
果南「っ!!」パパパパ!!
千歌「うわああああああっ!!!」ドドドドッ!!
「ぐわあっ!!」「ぎゃあああっ!!」
千歌「はあっはあっ、タンゴダウン!!弾倉交換っ!!」ガチャコンッ
穂乃果「今なら機関銃手も悪くないでしょ!?」
千歌「重いからもう二度とごめんだったけど、今が最高だから良いっ!!」シャキンッ
ドドドド……ッ!
果南「千歌が突破口を開いたっ!!花陽、先導するからついてきて!!」
花陽「はいっ!!」パラララ
穂乃果「千歌ちゃん前進っ!!後ろは任せて!!」パァンパァン
千歌「りょーかいっ!!」ズドドド…ッ
「くそっ、侵入されますっ!!」
「馬鹿者、食い止めろ!!」
61 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:53:18.70 ID:rs8j0izcO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<ドドドドド…
<パパパパ!!
海未「……」
ガチャッ
ヒデコ「園田中将殿」
海未「来ましたか」
ヒデコ「はい、敵は4人で我々50人を相手取っています」
海未「流石日本国防軍の手際と言った所ですか、敵ながら何と勇猛果敢な」
ヒデコ「このままでは、ここが攻略されるのも時間の問題です」
海未「そうですか」
海未「万事、手筈通りという事ですね」
<ツツーツツツ、ツツツーツー、ツツーツツーツー、ツツ、ツツーツツーツ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
62 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:54:01.54 ID:rs8j0izcO
ー10階 第2ロビー内ー
穂乃果「はあ……ここが最上階だ」
果南「千歌のMINIMIが無けりゃ、こんな早く来れなかったね……」
花陽「こちらはたった4人ですよ、A-RISEも顔負けです」
千歌「これであのお高く止まったトウドウ大尉の鼻を明かせれるのだ!!」
穂乃果「私怨コミコミだねっ、前進っ!!」
パァンパァン!!
ズドドド…!!
ギャッ!! グッ!? グホァッ!!
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
63 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:54:59.46 ID:UjLpCYPAO
ー最上階 スイートルームー
海未「……」
バァン!!
穂乃果「動くなっ!!」チャキッ
果南「お前らだけかっ!?」
千歌「っ!!」
花陽「……っ」チャキッ
海未「……ヒデコ3曹、大人しくなさい」
ヒデコ「はっ」
穂乃果「……やっぱり海未ちゃん、なんだね」チャキッ
海未「穂乃果、花陽、久しいですね」
花陽「海未さん……お久しぶりです」
海未「朝霞駐屯地での訓練はいかがでしたか?計画したのは私ですが」
穂乃果「だからか……スケジュール過密で死ぬかと思ったよ」
海未「ふふふ、これもあなた達の為ですから」
千歌「どの口が言うんだッ!!」ジャキンッ!!
果南「海未さん、何故こんなことを」
64 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:56:17.68 ID:gC9yWiceO
海未「何故……?異な事を」
海未「我等が大日本帝国を、もう一度復活させるために決まっています」
穂乃果「……っ!!」
果南「……ダイヤも同じ考えか」
海未「ダイヤさんも我が東條閣下のお考えに深く賛同しています」
花陽「希ちゃん……」
千歌「…〜〜〜っ!!!」プルプル
海未「今1度、叩き直すのですよ。見下げ果てざるを得ない現状の日本国を」
海未「自衛隊がアメリカに再編され国防軍と成り果てて、私達3人は深くこの事態を憂慮しました。我らの保有する武力まで完全なアメリカの手駒にされたのですから……」
海未「……それでもまだ、あなた達はあの時と同じ轍を踏む気ですかッ!!?あの大戦を、もう忘れ去ったのですか!?」チャキッ
千歌「動くなっ!!抜刀する気なら捕縛するよ!!」
穂乃果「千歌ちゃん、今は落ち着いて……!!」
海未「我等は大義の為、国家永遠の泰平の為、あえてカンフル剤となりましょう」
海未「……"撃ちてし止まむ"」
<ザーッ
<『了解しましたわ』
<プツッ
穂乃果「何!?何を伝えたの!?」
65 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 05:59:26.44 ID:63s+gBBnO
ヒデコ「……」チャキッ
パァン…!!
千歌「…っえ」
ドサッ…
花陽「……っ千歌ちゃ…………!!!」
果南「お前ェッ!!」パァンパァン!!
ヒデコ「ぐっ……!!」ドサッ
穂乃果「動かないで」チャキッ
海未「……」
花陽「千歌ちゃんっしっかりして!!今止血するから……っ!」
千歌「かはっ、ひゅー……」ポタポタ
果南「捕縛する、もう何もするな」ジリッ
海未「そうは行きません、あなたはわざわざ敵軍に捕まるのですか?」
クルッ
穂乃果「飛び降りる気?」
海未「そんな事はしませんよ」
穂乃果「じゃあ何を「穂乃果」
海未「ここからの眺めは、素晴らしいですね」
穂乃果「っ」
海未「我等、新日本皇国軍は……永遠となるでしょう」スラッ
果南「ばっ、動くなって!!!」
穂乃果「果南ちゃんっ!」
果南「っ!」
穂乃果「…もう、下ろしていいよ」
果南「……なんでっ」
穂乃果「千歌ちゃんの救護したげて」
果南「……っ!!」
海未「……さようなら、穂乃果、あなた達も」チャキッ
66 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 06:00:19.81 ID:/i2i0JoJO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あんじゅ「……」
花丸「アンジュさん、高坂さん達は……」
あんじゅ「主力の1人、園田がいたらしいわ」
あんじゅ「まあでも、そうすぐに事態が動く事は……な…い…!!?」
ゴォォォォォ…!!
真姫「……せ、戦闘機が……音ノ木坂から…っ!?」
ピーッ
『トウドウだ!!今すぐそこからーーー』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
67 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 06:01:34.89 ID:/i2i0JoJO
ドスッ
海未「うっ……ぐうっ…!!」グシュッ…
ポタッ ポタッ……
ドシュッ
海未「……ぅ」カラン…
ドサッ
果南「切、腹…っ!?」
穂乃果「……さよなら、海未ちゃん」
果南「…穂乃果、どうやらまずい事になったみたいだよ……」
穂乃果「…何あれ、戦闘機…!?」
果南「VTOL式の、旧軍爆撃機なんて…有り得ない…っ!!」
穂乃果「これじゃ、通信所も危な」
<……キィィィィィィィン!!
穂乃果「……もう、遅いかも」
花陽「穂乃果ちゃんッ!!」
穂乃果「…ん」
花陽「高海上等兵……KIAです」
千歌「…」
穂乃果「……了解」
果南「……」ガクッ
68 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 06:03:18.74 ID:JQPss14PO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー十条 FOBー
ザーッ…!!
英玲奈「音ノ木坂から爆撃機が発進した!!早くそこから離れろ!!」
英玲奈「おいアンジュ!!聞こえるか!?」
絵里「奴等、どこまで戦力を隠し持ってるわけ……っ!?」
英玲奈「くそ、電話も断線してる!!絵里、穂乃果達と無線を繋げっ!!指揮所には無線で伝えまくる!!」
絵里「もうやってるわよ!!穂乃果、聞こえる!?」
『聞こえるよ!』
絵里「1度撤退して!!指揮所にも撤退命令は出してるから!!」
『分かった、撤退するよ!?』
絵里「ええ、頼むわ!」
プツッ
英玲奈「何故あんな骨董品が、垂直離着陸で動いてるんだ!?」
絵里「97式重爆撃機ね、VTOL式に改造されてるけど!!」
ツバサ「多分ここも狙われるわね…あなた達、来たばっかで申し訳ないけど移動開始よ」
善子「花丸、真姫……っ!!!」
梨子「あんじゅさん……」
曜「でもどこに!?」
絵里「……とりあえず今は退避するしかない!!全員最低限の装備を持って車両へ!!」
英玲奈「負傷兵を優先して搬送しろ!!動ける者は動け!!」
ことり「負傷者はこっちへ!!」
にこ「なんて事よ……」
英玲奈「アンジュ!!応答してくれ、アンジュ……!!」
「トウドウ大尉!!」
英玲奈「何だ!?」
「敵機が…っ!!」
69 :
◆TR2vneJwo2
:2022/12/06(火) 06:03:57.00 ID:JQPss14PO
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「敵指揮所上空に到達」
「了解、爆撃を許可する」
「了解……投下」カチッ
<ヒュウウウゥ……!!
<ズドォォォォォ…ン!!
「…爆撃完了」
「了解、そのまま十条駐屯地まで向かえ」
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