【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.5

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11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/11/30(水) 19:27:42.25 ID:R6RyYwaS0
すみません、今日は更新少し厳しそうなので延期させてください

もう学級裁判も次回更新で終わりまでいきそうな雰囲気もあるので、
延期先は12/2(金)21:00〜からでお願いします
今週末でいよいよ物語が終わるかもしれません
12 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/11/30(水) 19:28:35.11 ID:R6RyYwaS0
酉つけ忘れた…
>>11は私です
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/11/30(水) 20:38:07.77 ID:qdnrJQrS0
延期了解です
もう少しで完結なら、余裕があればいいので完結後に設定放流とか質問回答コーナーとかやってくれたら嬉しいですね
個人的に気になってるところとかそこそこあるので
14 :それでは再開します ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:05:56.95 ID:2TO5gjwT0





努「……くだらん足掻きだ」




15 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:07:10.19 ID:2TO5gjwT0

努「他の人間を説き伏せたところで何も変わらない。この島で諸君を待ち受ける結末は二通りしかないと何度言えば分かる」

ルカ「さあな。どうやら、今この場にいる連中は揃ってオマエの言う二通りだけだとは思ってないみたいだけど」

努「いいか、この世界はプログラムの世界だ。諸君らの住う現実世界とは別。存在するのは0か1かだけ、例外など存在しないのだよ」

あさひ「0か1かだけ、本当にそうなんっすかね」

夏葉「0と1だけでもあるのなら、2進法で多くの数は表現できるわ。大丈夫、必ず『卒業』か『留年』かで終わらない答えがあるはずよ」

努「……諦めが悪い」

千雪「うーん……でも、実際どうすればいいのかしら。ここから先に進もうにも、その糸口がなくっちゃ」

灯織「斑鳩さんも、前回の生き残りの私たちも権限は同じ……ルールそのものに干渉するのは厳しいと思います」

雛菜「まぁ、そもそも未来機関の記憶も権限もあんまり覚えてないけどね〜」

結華「そこがネックなんだよね……記憶が結局頼りにならないから」

愛依「大事なのは今のうちらで戦うこと、昔のうちらを頼りにしてちゃだめなんだよね」

冬優子「って言われてもね……」
16 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:07:56.13 ID:2TO5gjwT0

(今の私たち……か)

(記憶と権限を剥奪されていることで私たちは無力化されている部分が大きい。それゆえに天井に提示された二択以外が消えてしまっているわけだ)

(……じゃあ、何も変わっていないものがあるなら?)

にちか「とりあえず考えましょう! 不満ばっかウダウダ言っててもしょうがないですよ!」

美琴「そうだね、少しみんなで話し合ってみようか」

果穂「わぁ……! なんだかあたし、ワクワクします!」

摩美々「こんな人数での議論なんか、初めてだもんねー。うまくまとまればいいケドー」

透「いいね、めっちゃ文殊」

にちか「ルカさん、音頭は任せましたからね!」

(やるぞ……やるしかねえんだ……!)

(私たちだけの最適解を見つけ出せ……!)

17 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:09:01.59 ID:2TO5gjwT0
-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×12
集中力:☆×7

コトダマ
‣【にちかの証言】
‣【プログラムエラー】
‣【Aへのメール】
‣【候補者リスト】
‣【被験体α】
‣【浅倉透の正体】
‣【一周目のコロシアイ】
‣【満月】
‣【行方不明の十人】


ルカ「『卒業』と『留年』……私たちが選べるのはこの二つだけじゃないはずだ……!」

にちか「今私たちが挑んでるのは学級裁判なんですよねー?」

にちか「だったら【社長に投票しちゃう】ってのはどうです?」

智代子「社長さんはモノミの立ち位置だから投票は難しいんじゃないかな……」

美琴「でも、あくまで学級裁判の域だというのは重要かもね」

摩美々「誰かを【適当にクロにでっち上げて裁判を終わらせちゃう】とかー?」

雛菜「間違ったクロを指摘したってことで雛菜たちがおしおきされません〜?」

恋鐘「今回のコロシアイの黒幕はうちばい」

恋鐘「【うちがもう一度おしおきを受ければ】……」

愛依「じゃあさじゃあさ、【投票をホーキする】のはどうなん?!」

あさひ「それ、『留年』と何が違うっすか?」

千雪「ルカちゃんや未来機関の【みんなの記憶を戻せない】かしら……」

果穂「だれか記おくが残っている人はいないんですか?」

夏葉「【外の世界に呼びかける】ことはできないかしら」

透「んー……どうだろ、エラーは直ってないと思うけど」

冬優子「それかいっそ【再起動をかける】のはどうなの? この島の暮らしをもう一度始め直すとか」

結華「管理者権限が残ってればそれもできたんだろうけどね……」

灯織「何か、何か手段はあるはずです!」

灯織「諦めずに、活路を見出しましょう……!」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【プロデュース手帳】×2

↓1
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 21:16:45.40 ID:SAD0j/9V0
再起動をかける に 一周目のコロシアイ
19 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:21:39.58 ID:2TO5gjwT0

【発言力:♡×12→11】

冬優子「そう、確かにこのコロシアイは2周目なわけだから……あんたが再起動をかけたんでしょうけど」

冬優子「今この状況でそれをどうやってやるっての? あんたにはもう、そんな権限はないのよね?」

(チッ……この方法じゃないのか……?)

【実像は揺れ動く、されど彼女の信念はブレない……!】

【コトダマの数が減少した!】

【昂る思いを乱反射。言葉巧みに、言葉少なに】

【ロンパ候補の発言の数が減少した!】

-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×7

コトダマ
‣【プログラムエラー】
‣【Aへのメール】
‣【被験体α】
‣【浅倉透の正体】
‣【一周目のコロシアイ】
‣【行方不明の十人】


ルカ「『卒業』と『留年』……私たちが選べるのはこの二つだけじゃないはずだ……!」

にちか「今私たちが挑んでるのは学級裁判なんですよねー?」

にちか「だったら【社長に投票しちゃう】ってのはどうです?」

智代子「社長さんはモノミの立ち位置だから投票は難しいんじゃないかな……」

美琴「でも、あくまで学級裁判の域だというのは重要かもね」

摩美々「誰かを【適当にクロにでっち上げて裁判を終わらせちゃう】とかー?」

雛菜「間違ったクロを指摘したってことで雛菜たちがおしおきされません〜?」

恋鐘「今回のコロシアイの黒幕はうちばい」

恋鐘「【うちがもう一度おしおきを受ければ】……」

愛依「じゃあさじゃあさ、【投票をホーキする】のはどうなん?!」

あさひ「それ、『留年』と何が違うっすか?」

千雪「ルカちゃんや未来機関のみんなの記憶を戻せないかしら……」

果穂「だれか記おくが残っている人はいないんですか?」

夏葉「【外の世界に呼びかける】ことはできないかしら」

透「んー……どうだろ、エラーは直ってないと思うけど」

冬優子「それかいっそ再起動をかけるのはどうなの? この島の暮らしをもう一度始め直すとか」

結華「管理者権限が残ってればそれもできたんだろうけどね……」

灯織「何か、何か手段はあるはずです!」

灯織「諦めずに、活路を見出しましょう……!」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【プロデュース手帳】×2

↓1
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 21:22:23.73 ID:VZfLFOKk0
集中力
21 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:26:07.28 ID:2TO5gjwT0

【集中力:☆×7→6】

【集中力を使用しました】

【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】

【清らかなる星の流れが私たちを導く……】

【発言力:♡×11→12】

-------------------------------------------------

【ノンストップ議論開始!】

発言力:♡×11
集中力:☆×7

コトダマ
‣【被験体α】
‣【浅倉透の正体】
‣【一周目のコロシアイ】


ルカ「『卒業』と『留年』……私たちが選べるのはこの二つだけじゃないはずだ……!」

にちか「今私たちが挑んでるのは学級裁判なんですよねー?」

にちか「だったら【社長に投票しちゃう】ってのはどうです?」

智代子「社長さんはモノミの立ち位置だから投票は難しいんじゃないかな……」

美琴「でも、あくまで学級裁判の域だというのは重要かもね」

摩美々「誰かを【適当にクロにでっち上げて裁判を終わらせちゃう】とかー?」

雛菜「間違ったクロを指摘したってことで雛菜たちがおしおきされません〜?」

恋鐘「今回のコロシアイの黒幕はうちばい」

恋鐘「【うちがもう一度おしおきを受ければ】……」

愛依「じゃあさじゃあさ、【投票をホーキする】のはどうなん?!」

あさひ「それ、『留年』と何が違うっすか?」

千雪「ルカちゃんや未来機関のみんなの記憶を戻せないかしら……」

果穂「だれか記おくが残っている人はいないんですか?」

夏葉「【外の世界に呼びかける】ことはできないかしら」

透「んー……どうだろ、エラーは直ってないと思うけど」

冬優子「それかいっそ再起動をかけるのはどうなの? この島の暮らしをもう一度始め直すとか」

結華「管理者権限が残ってればそれもできたんだろうけどね……」

灯織「何か、何か手段はあるはずです!」

灯織「諦めずに、活路を見出しましょう……!」


【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】


1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(コトダマの数が減る)
3.アイテムを使用する
【プロデュース手帳】×2

↓1
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 21:29:03.16 ID:VZfLFOKk0
【浅倉透の正体】>【適当にクロにでっち上げて裁判を終わらせちゃう】
23 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:29:56.95 ID:2TO5gjwT0

ルカ「見えたぞ……!」

【BREAK!!】

ルカ「私たちが今やっているのは学級裁判だ。だから、裁判が終わるにはクロの投票しかない」

摩美々「卒業だったら、ルカに。留年だったら……」

努「得票数が最も多い人間を生まなければいい。票を分散して投票すれば『留年』扱いにしよう」

努「その結果投票は無効になり、おしおきとして生き返ったアイドルは再度処刑を受け、生き残りはこの島で未来永劫暮らすこととなる」

あさひ「無効になるんっすか? 誤答じゃなくて」

努「ああ、今の裁判は島の秘密を解き明かすための物。明確なクロなど存在しないからな」

にちか「イレギュラーケースの裁判だから、主催側も正誤判定が出来ないんですね!」

灯織「なるほど……票を固めてしまうと自然と得票者が正当なクロ扱いになってしまうんですね」

千雪「待って、ルカちゃん……もしかして、誰かを犠牲にしようとしてたり……しないのよね?」


ルカ「……私たちコロシアイの参加者の中で一人だけ、役割の違う人間がいたよな」

24 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:31:17.84 ID:2TO5gjwT0

恋鐘「そいは……うちんことたい? それとも、ルカ自身のこと?」

ルカ「コロシアイの首謀者……もちろんそれもあるが、今回のコロシアイにおいて首謀者は参加者に組み込まれている。他の人間とその意味では何も変わりない」

雛菜「……その意味で、ってことは」

雛菜「別の意味では違う人がいるってことですよね〜?」

美琴「別の意味……権限はみんな剥奪されているから、違うよね?」

灯織「はい……黒幕のお二方、私たち未来機関の人間……どちらも新世界プログラム自体に干渉する権限を有していたはずですが、両者ともに失っています」

果穂「それじゃあ、あと何が残ってるんでしょう……」

あさひ「……属性っすね」

愛依「ゾクセー……って何のことだっけ?」

ルカ「私たちはコロシアイの参加者という属性を持っている。平たく言えば新世界プログラムの被験体だ」

夏葉「新世界プログラムの上のフラグもそのようになっていたわね」

夏葉「……あら? フラグということは……」

にちか「浅倉さんはそのフラグが違います……浅倉さんは新世界プログラムのエラーを補正するために投入されたAIなんですから」
25 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:33:21.75 ID:2TO5gjwT0

美琴「確か彼女のフラグはmanagement、モノクマやモノミと同じフラグだったよね?」

ルカ「ここで前回の裁判、月岡恋鐘がおしおきされた後のことを思い出してほしい」

恋鐘「うちが死んだ後の事……?」

智代子「そうだ、あの時恋鐘ちゃんと一緒にモノクマは処刑されて……その瞬間権限がモノミに譲渡されたんだったよね」

あさひ「それに伴って多くのデータの書き換え、配列の組み換えが起きたっす。わたしたちは裁判場にいたはずなのに、いつの間にかホテルに戻されてて、死んでたみんなもおかしな状態で復元されて……」

ルカ「そう、管理者のフラグを持つものが消滅するというのはそれだけこの世界に大きな影響を及ぼすんだよ。これだけ壮大な装置、常時メンテナンスは必要だろうからな」

結華「支えが一つでもなくなると、それだけで不安定になっちゃうんだね」

愛依「そ、そこらへんどーなん!? 透ちゃん!?」

透「んー……多分、合ってると思う。こうやって立ってる間でも、裏ではめっちゃ計算を繰り返してるし」

透「いまこうして話してるのも、私がエラー直してるからなんとかって感じだし」

摩美々「じゃあ今の話を総合すると、【透をクロとしておしおき】しろってことー?」

雛菜「へ〜?」

ルカ「……『卒業』でも、『留年』でもない終わり方があるのならこれだと思う。プログラム自体の存続を不可能にして、無理やりにでも【内部崩壊】を起こさせるんだ」

千雪「待って、今の話を聞いてたら……モノミちゃんも管理者のフラグを持ってるのよね? なら、透ちゃんがいなくなっても意味がないんじゃないの?」

努「ああ、モノミのオブジェクトはそのまま私に置き換わった。今や同じ属性は私が持っている身だ」
26 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:34:20.07 ID:2TO5gjwT0



にちか「だったら、社長も殺せばいいんじゃないですか」



努「な……!? 何を言い出すんだ……!?」

にちか「管理者のフラグが根絶されなくちゃ意味がないんですもん、そりゃやるしかないですよ。それに……誰かを殺すのなら、初めてじゃないですし」

にちか「生身の人間じゃなくて、死者をまねただけのAIだって分かってる分前回よりも気楽ですしねー」

夏葉「殺すだのなんだの……少し物騒な物言いは控えてもらえるかしら」

あさひ「でも、他に言いようがないっすよ」

あさひ「この島でのコロシアイを終わらせるためには、犠牲は不可欠なんっすよ。それが今回は透ちゃんになるって話っす」

果穂「そ、そんな……せっかく、ルカさんが助かったと思ったら……透さんが……」

果穂「ぜったいに、だれかがしななくちゃ、いけないんですか……?」

透「いや、死なないよ」

雛菜「透ちゃん……?」

透「アイム・コンピューター。私には生身もないし、この島で暮らした以外の過去の時間もない。ここでおしおきされたとしてもさ、死ぬんじゃないって」

透「ただ、消えるだけ」


「…………」
27 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:35:20.77 ID:2TO5gjwT0



「……嫌だよ」



雛菜「嫌だよ、そんなの……嫌だよ」


雛菜「透ちゃんが透先輩の姿をしてるからじゃない、雛菜は透ちゃんと一緒に居た時間……一緒に過ごした日が大事だから」


雛菜「透ちゃんを犠牲にしてまで、生き残りたくなんかない……」


透「……ダメだって、雛菜。雛菜は生きなきゃ」


雛菜「やだ、やだ、やだ〜〜〜〜〜!! 雛菜は絶対に、そんなの認めない〜〜〜〜〜〜!!」
28 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:36:56.25 ID:2TO5gjwT0

ルカ「気持ちは分かる……だけど、他に方法はないだろ……」

千雪「……ルカちゃん、そんなのって酷よ。雛菜ちゃんは透ちゃんのために自分の人生まで投げ出して庇ったのよね? そんな彼女が、犠牲になんて……」

冬優子「犠牲なんかじゃない。もともとあの子もそれが目的で投入されたAIなんでしょ? ふゆたちを、このコロシアイから助け出すために」

果穂「だとしても……こんなかたちじゃなかったはずです……! もっとほかのかたちで、透さんだって生き残ったうえでの方法があったはずです……!」

摩美々「だから、そんな方法はとっくに剥奪されてるんだってー。摩美々たちが頼れるのは透のフラグ、ただ一つなんだよー?」

智代子「透ちゃんの他に、社長までフラグは持っちゃってるし……本当に、透ちゃんのフラグは頼りになるのかな……」

にちか「だから、私たちでやるしかないんじゃないですか。浅倉さんの犠牲を無駄にしないために」


(……煮詰まってきたな)


(『卒業』をひっくり返したところで待っていたのは、別の人間の犠牲に基づく……ハッピーエンドとは程遠い結末)

29 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:38:09.13 ID:2TO5gjwT0

(……でも、私たちに他に方法はない)


(何の権限も、何の力も持たない、ただステージで踊るだけのアイドルの私たちが勝ち残るには、ルール自体を逆手にとった逆転しかない……)


(やっと……見いだせたんだ。小さな小さな逆転の目)


(ここで潰えさせるわけにはいかないんだ……)


ルカ「にちか、美琴……今一度、力を貸してくれ」

にちか「うわ……気持ち悪。ルカさんが人を頼るとか、明日は槍でも降るんじゃないですか?」

美琴「……でも、ここを乗り越えないと槍が降る明日もないよ」

にちか「……そうですね」

ルカ「この一歩を踏み出すしかないんだ。たとえその一歩で何かを潰すことになろうとも」



ルカ「その一歩が、明日へとつながる道になる……!」


30 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 21:59:27.02 ID:2TO5gjwT0
-------------------------------------------------

【議論スクラム開始!】

『浅倉透を犠牲にした未来は嫌だ!』vs【浅倉透を犠牲にしてでも前に進むべきだ!】

発言力:♡×11
集中力:☆×6.5

千雪「誰かを犠牲にして生き残るんじゃ『卒業』と一緒でしょ? ルカちゃんも透ちゃんも、犠牲にするなんて……」

結華「とおるんが死んでも、そのフラグがどこまで効果があるのかは分からないんだよね? そんな賭け……危なくない?」

果穂「あたしたちをすくうために透さんは来てくれましたけど、こんなかたちでぎせいになるためじゃなかったはずです!」

夏葉「私たち全員が生き残る道を探すのではなかったの? 透はなぜその全員に含まれていないの?」

智代子「透ちゃんが偽物でも……一緒に過ごした時間は本物なんだよ……!」

愛依「透ちゃんは実際どうなん!? 本人の気持ちも確かめずに言っていいことじゃないっしょ!?」

雛菜「雛菜が命がけで守った透ちゃんを自分のために奪い取るつもりなんて、すっごい自己中心的じゃないですか〜?」

雛菜「雛菜は、ハッピーエンドが待ってるってそう信じてたのに……」

-------------------------------------------------
【意見スロット】

【アイドル】
【気持ち】
【賭け】
【結末】
【役目】
【礎】
【全員】
【人生】
-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使用する
【プロデュース手帳】×2

↓1
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:03:57.10 ID:VZfLFOKk0
【礎】
【賭け】
【役目】
【全員】
【人生】
【気持ち】
【アイドル】
【結末】
32 :ここ難易度高めですね… ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:07:27.17 ID:2TO5gjwT0

【発言力:♡×11→10】

(チッ……どうやらどこかのスクラムが違ったみたいだ)

(スクラムは少しでも掛け違えたら効果が激減してしまう……裏の文脈を読むことも肝心かもな)

-------------------------------------------------

【議論スクラム開始!】

『浅倉透を犠牲にした未来は嫌だ!』vs【浅倉透を犠牲にしてでも前に進むべきだ!】

発言力:♡×10
集中力:☆×6.5

千雪「誰かを犠牲にして生き残るんじゃ『卒業』と一緒でしょ? ルカちゃんも透ちゃんも、犠牲にするなんて……」

結華「とおるんが死んでも、そのフラグがどこまで効果があるのかは分からないんだよね? そんな賭け……危なくない?」

果穂「あたしたちをすくうために透さんは来てくれましたけど、こんなかたちでぎせいになるためじゃなかったはずです!」

夏葉「私たち全員が生き残る道を探すのではなかったの? 透はなぜその全員に含まれていないの?」

智代子「透ちゃんが偽物でも……一緒に過ごした時間は本物なんだよ……!」

愛依「透ちゃんは実際どうなん!? 本人の気持ちも確かめずに言っていいことじゃないっしょ!?」

雛菜「雛菜が命がけで守った透ちゃんを自分のために奪い取るつもりなんて、すっごい自己中心的じゃないですか〜?」

雛菜「雛菜は、ハッピーエンドが待ってるってそう信じてたのに……」

-------------------------------------------------
【意見スロット】

【アイドル】
【気持ち】
【賭け】
【結末】
【役目】
【礎】
【全員】
【人生】
-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使用する
【プロデュース手帳】×2

↓1
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:08:39.15 ID:SAD0j/9V0
集中力
34 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:14:14.92 ID:2TO5gjwT0

【集中力:☆×6.5→5.5】

【集中力を使用しました】

【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】

【清らかなる星の流れが私たちを導く……】

【発言力:♡×10→11】

【一部スクラムが正答位置に並びました】

【正答位置にあるものには▹がついています】

-------------------------------------------------

【議論スクラム開始!】

『浅倉透を犠牲にした未来は嫌だ!』vs【浅倉透を犠牲にしてでも前に進むべきだ!】

発言力:♡×11
集中力:☆×5.5

千雪「誰かを犠牲にして生き残るんじゃ『卒業』と一緒でしょ? ルカちゃんも透ちゃんも、犠牲にするなんて……」

結華「とおるんが死んでも、そのフラグがどこまで効果があるのかは分からないんだよね? そんな賭け……危なくない?」

果穂「あたしたちをすくうために透さんは来てくれましたけど、こんなかたちでぎせいになるためじゃなかったはずです!」

夏葉「私たち全員が生き残る道を探すのではなかったの? 透はなぜその全員に含まれていないの?」

智代子「透ちゃんが偽物でも……一緒に過ごした時間は本物なんだよ……!」

愛依「透ちゃんは実際どうなん!? 本人の気持ちも確かめずに言っていいことじゃないっしょ!?」

雛菜「雛菜が命がけで守った透ちゃんを自分のために奪い取るつもりなんて、すっごい自己中心的じゃないですか〜?」

雛菜「雛菜は、ハッピーエンドが待ってるってそう信じてたのに……」

-------------------------------------------------
【意見スロット】

▹【礎】
【気持ち】
【賭け】
【全員】
【役目】
【アイドル】
▹【人生】
▹【結末】
-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使用する
【プロデュース手帳】×2

↓1
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:19:20.19 ID:VZfLFOKk0
▹【礎】
【賭け】
【役目】
【アイドル】
【全員】
【気持ち】
▹【人生】
▹【結末】
36 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:22:06.22 ID:2TO5gjwT0

【発言力:♡×11→10】

(チッ……どうやらどこかのスクラムが違ったみたいだ)

(あと少し……何か手掛かりになるワードでもあれば……)

-------------------------------------------------

【議論スクラム開始!】

『浅倉透を犠牲にした未来は嫌だ!』vs【浅倉透を犠牲にしてでも前に進むべきだ!】

発言力:♡×10
集中力:☆×5.5

▹千雪「誰かを犠牲にして生き残るんじゃ『卒業』と一緒でしょ? ルカちゃんも透ちゃんも、犠牲にするなんて……」

結華「とおるんが死んでも、そのフラグがどこまで効果があるのかは分からないんだよね? そんな賭け……危なくない?」

果穂「あたしたちをすくうために透さんは来てくれましたけど、こんなかたちでぎせいになるためじゃなかったはずです!」

夏葉「私たち全員が生き残る道を探すのではなかったの? 透はなぜその全員に含まれていないの?」

智代子「透ちゃんが偽物でも……一緒に過ごした時間は本物なんだよ……!」

愛依「透ちゃんは実際どうなん!? 本人の気持ちも確かめずに言っていいことじゃないっしょ!?」

▹雛菜「雛菜が命がけで守った透ちゃんを自分のために奪い取るつもりなんて、すっごい自己中心的じゃないですか〜?」

▹雛菜「雛菜は、ハッピーエンドが待ってるってそう信じてたのに……」

-------------------------------------------------
【意見スロット】

▹【礎】
【気持ち】
【賭け】
【全員】
【役目】
【アイドル】
▹【人生】
▹【結末】
-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使用する
【プロデュース手帳】×2

↓1
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:22:38.54 ID:N20xF4+50
【礎】
【賭け】
【役目】
【全員】
【アイドル】
【気持ち】
【人生】
【結末】
38 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:28:37.92 ID:2TO5gjwT0

【PERFECT!】

【ルカ「ありものの言葉なんかじゃ救えない……!」】


千雪「誰かを犠牲にして生き残るんじゃ『卒業』と一緒でしょ? ルカちゃんも透ちゃんも、犠牲にするなんて……」
【ルカ「にちか!」
にちか「方舟計画を妨害したうえでの生き残りです! 透さんは犠牲じゃなくて……未来に繋がる礎になるんです!」】


結華「とおるんが死んでも、そのフラグがどこまで効果があるのかは分からないんだよね? そんな賭け……危なくない?」
【ルカ「冬優子!」
冬優子「ここまでに潜り抜けてきた死線に比べたら、まだ賭ける目があるわよ。臆病になってちゃ、未来なんてつかめないっての!」】


果穂「あたしたちをすくうために透さんは来てくれましたけど、こんなかたちでぎせいになるためじゃなかったはずです!」
【ルカ「風野灯織!」
灯織「浅倉さんは一周目の生き残りに参加させられた方々を救うために生み出されたAI……その役目を果たしていただくときが来たんです」】


夏葉「私たち全員が生き残る道を探すのではなかったの? 透はなぜその全員に含まれていないの?」
【ルカ「田中摩美々!」
摩美々「よくわかってるじゃんー、現実世界に体を持つ摩美々たち『全員』が生き残るんだよー」】


智代子「透ちゃんが偽物でも……一緒に過ごした時間は本物なんだよ……!」
【ルカ「美琴!」
美琴「でも、この島で流れる時間にアイドルとしてのステージはない。あなたは夢も、希望も、未来も……その時間と一緒に埋めてしまうつもり?」】


愛依「透ちゃんは実際どうなん!? 本人の気持ちも確かめずに言っていいことじゃないっしょ!?」
【ルカ「浅倉透!」
透「ありがと。でも、大丈夫。……役に立てて、嬉しいから」】


雛菜「雛菜が命がけで守った透ちゃんを自分のために奪い取るつもりなんて、すっごい自己中心的じゃないですか〜?」
【ルカ「月岡恋鐘!」
恋鐘「自分の人生を守れるのは自分だけばい。それに、みんなの人生を守れるのは、今ここだけやけんね!」】


雛菜「雛菜は、ハッピーエンドが待ってるってそう信じてたのに……」
【ルカ「ここは私が!」
ルカ「人生にはハッピーエンドなんてない。メリーバッドエンドでも、少しでも良い目を探して藻搔くもんだろうが……!」】


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【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値640以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

↓直下より8回連続でコンマ判定

※プロデュース手帳はここでも使用可能です(残り2個)
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:30:05.09 ID:N20xF4+50
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:31:56.62 ID:SAD0j/9V0
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:32:07.99 ID:N20xF4+50
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:32:39.30 ID:N20xF4+50
うい
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:33:25.54 ID:SAD0j/9V0
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:34:03.53 ID:VZfLFOKk0
4つ目時点でもう無理では?
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:36:40.15 ID:N20xF4+50
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:36:45.69 ID:g2lM+7mf0
47 :合計値は到達しなさそうなので仕切り直し ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:38:48.78 ID:2TO5gjwT0

【発言力:♡×10→9】

(絶対にここは譲れない……私たちが前に進むため……)

(希望も絶望も、すべてを含んだ明日を迎えるために……!)

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【CROUCH BIND】

【SET!】

【コンマの合計値640以上で相手のスクラムを打ち破れ!】

↓直下より8回連続でコンマ判定

※プロデュース手帳はここでも使用可能です(残り2個)
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:42:16.28 ID:N20xF4+50
はい
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:42:57.36 ID:SAD0j/9V0
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:45:33.71 ID:N20xF4+50
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:47:00.85 ID:SAD0j/9V0
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:47:00.88 ID:FD/tHA4hO
手帳使った方が良さそう
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:47:46.71 ID:g2lM+7mf0
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:48:06.45 ID:N20xF4+50
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:49:10.21 ID:8wA77/B8O
一応コンマ
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:49:10.83 ID:VZfLFOKk0
とりあえず2回目も最初の2つの時点でダメっぽいけど、3回目の最初の4つの和が300切ってたらもう手帳でいいんじゃないですかね?
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:49:26.11 ID:SAD0j/9V0
これで無理なら手帳かな
58 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:53:23.08 ID:2TO5gjwT0

この周でもクリア判定は出なそうですが手帳を使いますか?
判定の最中に意志が示されていたので手帳使用にしてこの周を流しでクリアにすることもできます

プロデュース手帳を使う?

↓1
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 22:54:25.96 ID:N20xF4+50
手帳つかう
60 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:57:19.27 ID:2TO5gjwT0

【プロデュース手帳を使用しました】

【彼がアイドルたちと紡いできた日々が蘇る……】

【過去の記憶は裏切らない、確かな思い出の数々が行くべき道を指し示してくれた……!】

-------------------------------------------------

「「「「「これが私たちの答えだ!」」」」」

【ALL BREAK!!】

ルカ「……私だって、AIだから、人じゃないからで差別がしたいわけじゃない。この島で同じ時間を過ごした存在を利用して外に出ていくこと、それに罪悪感を抱かないわけじゃない」

ルカ「だけど、綺麗事が通じるばかりが世界じゃないってのはいやでもこの島の暮らしで学んだことだろ。何かを守るために切り捨てなくちゃいけないものがある」

ルカ「そして実際、ついさっきまではオマエらは平穏のために私を切り捨てようとしてたわけだしな」

夏葉「そ、そういうわけじゃないわ。ただ……」

ルカ「ああ、私は黒幕だと言う大義名分もあった。浅倉透とは事情が違うよな」

にちか「でも……それを言ったら、浅倉さんには浅倉さんの事情があるんですよ」

美琴「彼女は今この局面で、おしおきを望んでいる。それは私たちでたどり着いたこの結論を信頼してくれているからじゃないのかな」

にちか「自分の命が未来を切り開く糸口になる。そのために浅倉さんは身も呈す覚悟を見せてくれています。それを無視するのって、それこそ裏切りじゃないです?」
61 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:58:22.38 ID:2TO5gjwT0

雛菜「裏切りでも、別にいい」

にちか「えっ」

雛菜「知らない、知らない……! どれだけ説得されても雛菜は知らないから……!」

雛菜「透ちゃんを犠牲にするなら、雛菜もすぐにその後を追うから……!」

智代子「雛菜ちゃん……」

雛菜「ほかの人たちはそうじゃなかったかもだけど、雛菜はこの島に来た時から本当にずっと一緒だったんですよ?」

雛菜「事務員さんの妹さんに疑われて以来、ずっと庇ってきたのも雛菜ですし、不自由な間の生活の面倒を見たのも雛菜なんですよ」

雛菜「そこまでずっと、都合を押し付けてきたのに……最終的には都合で透ちゃんを取り上げるところまでやっちゃうんですね〜……」

(こいつ……ただの一人でも他の連中全員と戦う覚悟かよ)




透「ストップ」





62 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 22:59:56.52 ID:2TO5gjwT0

雛菜「透ちゃん……?」

透「雛菜、深呼吸深呼吸。ひっひっふー」


私たちの間を割って出るようにした浅倉透はいつもの調子で、飄々と。
他の人間たちの感情の流れとは隔絶した様子で、平然とした態度だ。


ルカ「……オマエ、なんのつもりだ」

透「何のつもりも何も……演説? アイハブアドリーム……って」

夏葉「……未来を語ろうにも、今のあなたは断頭台の上なのよ?」

透「うん、だからみんなの未来を語りたくて」

雛菜「雛菜たちの……未来……?」


私たちの視線を一身に集める彼女は一度瞳を閉じた。
それに呼応するように場内は静まり返り、自分たちの鼓動ばかりが聞こえてくる。
自分を再認するというのは一定の効用があるらしく、切迫感で早まっていた鼓動は徐々に落ち着き、
私たちの耳は彼女の言葉に正面から向き合う余裕を取り戻した。
63 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:02:12.00 ID:2TO5gjwT0

透「さっきも言ったけど、私がおしおきされても死ぬわけじゃない。NPCがログアウトするだけ」


透「だから、感じないで。罪悪感も。後悔も。寂寥も」


透「みんなが生きてくれたら。それだけでも、生きた甲斐があるから」


透「ほら、なんか言うじゃん」


透「さよならだけが人生だ、ってやつ。私にとって、みんなを守ることが生まれた理由。ここでさよならが言えるのはさ、人生の意味を見つけられたってことだから」


透「言わせてよ。さよならって」

64 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:03:53.66 ID:2TO5gjwT0

自分の終末を、彼女の終焉を『人生』という言葉で飾り付けたのは私たちへの愛着なのか、それとも自己の倒錯への苛みからか。
実体を持たない存在にしては壮大すぎるほどの遺言を並べ立てた。
本来なら、こんな感情の起こりはエラーとして切り捨てられるもの。
正しい動作の阻害要因として排他されていたかもしれない。
優秀が過ぎるが故に生まれてしまったAIの、流すはずのない涙。
頬に一筋ばかり伝わせ、それを口角で拾い上げるようにして笑顔を作った。


雛菜「……あは〜」

雛菜「透先輩はそんな風に笑わないって〜……」


その笑顔の不出来さに、市川雛菜は心の底から歓喜した。
彼女がこの島の生活で見出した、もう一人の浅倉透への感情。
それに間違いはなかったのだと改めて確認できたからだ。

65 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:05:55.78 ID:2TO5gjwT0

ルカ「……オマエが何を言おうとも、きっと無駄なんだと思う。私はともかく、283プロの連中は誰かを喪失することになれちゃいない。忘れろと言えば言うほどにその記憶は濃くなる」

透「あちゃー、困った」

ルカ「だから、背負わせてやってくれ。どうやらこいつらは、ちょっとぐらい重たい荷物を背負ってる方が好きらしい」

にちか「浅倉さん。最後に言わせてください、ごめんなさい。私ずっと……最悪の勘違いをしてました。浅倉さんは私たちのこともあって本当のことが言えなかったのに……」

透「しゃーないって、それは」

美琴「……本当に、ごめんなさい。あなたは私のステージもずっと守り続けてくれてたんだね」

透「踊って。外に出てからも」


AIの消滅を目前に控え、送別会の様相を為してきた学級裁判。






努「そこまでだ」





そんなの、奴からすれば面白いわけもない。

66 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:06:47.45 ID:2TO5gjwT0

努「なるほど、『卒業』でもなく『留年』でもない強制シャットダウンか。変わったことを考えるな。しかし、そんなことを私が黙って許すと思っているのか?」

摩美々「何、ここに来てルール変えるとかはなしですよー?」

努「ふん、そんなことをする必要はない。お前たちの強制シャットダウンは私と浅倉透の同時消滅という要素が不可欠……つまり私を殺せなくてはな」

にちか「だからー、殺す覚悟ならとっくに決まって____」



「これでもか?」



私たちの決起に水を差した男は、その場で手を天に掲げた。
その行為自体に意味はない。
私たちの会話を遮るというのを体現する仕切りを立ち上げただけのこと。
やけに伸び切った指先に私たちの視線はなぜか引き付けられ、気がつけば天井の姿は視界の外へ。
外れてから、ものの数秒。
指先の根本を辿って行く。
そこにあるのは、初老の男の皺がれた額……そのはずだった。


にちか「……は?」
67 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:07:35.24 ID:2TO5gjwT0





「もう、お姉ちゃんを殺そうだなんて。そんな反抗期はカンベン願いたいな〜」






そこにいたのは、283プロダクションの事務員・七草はづきだった。

68 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:08:28.63 ID:2TO5gjwT0

(なんだと……?!)

はづき?「社長を殺そうだなんて、そんなの私が黙っていると思いますか〜?」

夏葉「ど、どういうこと……? はづき、あなたも……チーム・ダンガンロンパの……社長の仲間だったの……?」

はづき?「さあ、どうでしょう〜?」

千雪「……はづき、本当にはづきなの?」

はづき?「もう、千雪。何度も飲み交わした仲なのにつれないこと言わないでよ〜」

美琴「……にちかちゃん」

にちか「見た目はお姉ちゃんそのもの……話してる感じも、お姉ちゃんのそれです。裁判前の捜査で見た資料とは……大違い」

あさひ「でも、違うっすよね?」

にちか「芹沢さん……」

あさひ「もうそのトリックは何度も見たっすよ。このはづきさんもさっきの社長と同じ、人格と記憶に基づいて作ったコピーっす」

はづき?「……」

冬優子「ええ、苦し紛れの擬態でしかない。振り回される必要はないわ」



はづき?「……でも、そう分かっていてもあなたたちは私を殺せない……そうでしょう?」

にちか「……最悪」


69 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:09:22.99 ID:2TO5gjwT0

努?「お前たちが私を殺そうというのなら」

はづき?「皆さんの大切な存在の姿を借りて立ち塞がります」

真乃?「姿だけじゃありません……っ」

めぐる?「記憶と人格を完全に再現した、ほとんど本物なんだよ!」

霧子?「あなたは……殺せますか……?」

咲耶?「同じ時間を過ごし友愛を育んだ相手を」

樹里?「同じ舞台を目指して努力してきた仲間を」

凛世?「共に青春を過ごした、学友を……」

甘奈?「同じ屋根の下で暮らしてきた大切な家族を」

甜花?「あ、頭では別物と分かってても……」

小糸?「こ、心はそうじゃありません……!」

円香?「頭と心が分断され、自己意識の瓦解が起きるかもしれませんね」

「それでも」





プロデューサー?「みんなは、俺のことを殺すのか……?」




70 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:10:23.25 ID:2TO5gjwT0

(……まずい)


AIが命乞いをするという非現実。
本来なら鼻で笑って捨てるほどのSFなのに、死の間際に見せたその曲芸が、あまりにも出来が良すぎた。
この島にいる人間は、全員この島以外に大切な誰かを置いてきている。
精神の支えともいうべき存在の姿を借りて、その声そのもので呼びかけられれば誰でも揺らぐ。
この裁判で何度も押し寄せた困惑と躊躇。
そのいずれも比べ物にならないほどの波が、一瞬でわたしたちを飲み込んだ。


真乃?「それに……わたしを殺そうとしても……全力でみんなが守ってくれます……っ!」


AIが懐から取り出したリモコン。
ボタンを一つ押したかと思うと天井の窓ガラスが一瞬にして砕け散り、見慣れた存在が落下した。


ルカ「エグイサル……っ!」

甜花?「にへへ……みんなで“守護”してくれるから……先にこっちを倒さないと、甜花に刃は届かない……」

小糸?「こ、こんなのでどうやってわたしを殺すんですか……!」

(こ、こんなの……)

(こんなの、どうしようもない……)


そもそもが間違っていたのだ。
私たちはあくまでゲームの中の登場キャラクター。
思考や行動はゲームのルール内に制約されているし、そのルールを書き換える力など私たちにはない。

そんなことができるのはゲームを作った製作者か、せいぜい……
71 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:11:22.96 ID:2TO5gjwT0





『……ザ……な……』


プレイヤーくらいだ。





72 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:12:36.00 ID:2TO5gjwT0

円香?「……は? ここに来て、なんです?」

『……ザザ……んな、無……か……』


その声は、これまでに聞いたことのない声。
高さやトーンという声の性質の話だけではなく、その発生元。
私たち生きた人間の発するそれや、スピーカーから流れる音としてのそれとも異なる。
神の視点から降ってくるような、そんな不思議な声に思わず辺りを見渡す。

しかしながら、そんな振る舞いをしていたのは私だけ。
他の連中は片手を片手で握り込んで、震えさせている。
その手の空洞に揉み込まれているのは、歓喜だ。
声の主に懐く心当たり、それが力となって伝播し、身を震わせているのである。


智代子「こ、この声……」



果穂「ぷ、プロデューサーさんです……!」



ルカ「マジか……?! ど、どこから……?!」
73 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:13:43.06 ID:2TO5gjwT0

樹里?「んなわけねー! 外部からのアクセスは完全にシャットアウトしてるはずだろ?!」

透「外部からは、ね」

咲耶?「ま、まさか……内側からこじ開けたというのかい……? でも、そんなの……どうやって」

透「どうやったと思う?」


イレギュラーは起こりうる。
人の努力や思いを嘲笑うように。
そして時に、それらに呼応するように。
運命とはいたずらなもので、どちらに転ぶのかは最後の最後、その瞬間までわからない。
今回ばかりは、私たちの粘り勝ちらしい。


『……みんな、無事か?!』


美琴「プロデューサー……今、外にいるのかな」


『ああ、待たせてしまってすまない。セキュリティとそのエラーを解消するのにかなりの時間がかかってしまって……』


結華「すごい……こっち側の声も聞こえてるよ」
74 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:15:19.33 ID:2TO5gjwT0

千雪「プロデューサーさんは中の状況をどこまで把握しているんですか?」


『透を通じて、部分的にな。……みんな、『卒業』を選ばないでいてくれてありがとう』


にちか「別に、感謝なんかされる謂れはないんですけど」

摩美々「みんなを説得したのはルカだしねー」

ルカ「……」


『……え? 斑鳩さん、君が……』


ルカ「んなことはどうだっていい。話はわかってんだろ、さっさとここから出しな」


『あ、ああ……そうしたいのは山々なんだが……すまない、俺たちの力が及ばず、この裁判が終わるまでとなると難しそうだ』


愛依「そ、そーなん……じゃ、うちらは結局あのAIをどうにかしないといけないんだよね……?」


『……すまない。だが、そのためのサポートなら俺がしよう』


カタカタ……ッターン!

75 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:17:10.49 ID:2TO5gjwT0

ボシュゥゥゥゥゥ……


努?「な……ば、バカな……?!」

果穂「え、エグイサルが消えちゃいました……!」


『システムに干渉し続けることはできる……大丈夫だ、隙ならば俺が作る。そして、未来を切り開くための武器も俺が用意する』

『だからみんなは……未来を選んでくれ』

『他の誰かに与えられたものじゃない、自分自身で切り開く……自分だけの未来を』


灯織「プロデューサー……ありがとうございます」


奴の示した方針は偶然にも私と合致していた。
この裁判で卒業を提示された時から感じていた不愉快は、まさにそこにあったのだ。
他の何者かによって用意された選択肢、そこに在る希望なんて所詮は他人の尺度で作られた偽物でしかない。

希望も絶望も、とある人間にとって絶対的なもの。
他の誰かが定義できるものでしかない。
自分自身で歩み、切り開いて行く未来の中で、路傍に横たわっているのが希望と絶望なのだ。

そんなものに目を奪われるほど、私たちは酔狂な存在ではない。
私たちはもっと眩く、華々しい……あのステージの光に、ずっと夢中だからだ。
76 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:17:56.43 ID:2TO5gjwT0

ルカ「……ハッ、ここに来て状況は完全にこっちの目みたいだな」

ルカ「もうオマエを守るものは何もない。私たちで浅倉透をクロに祭り上げ、そしてオマエも同時に消滅させる」

ルカ「それでこの世界は完全におしまい。強制シャットダウンだ」

円香?「いいんですか? そんなことをすればあなた方も身の保証はできないんですよ」

あさひ「いいじゃないっすか! どうなるか分からない選択の方が面白そうっす!」

摩美々「そのぐらいの賭けに怯えてたらアイドルなんかやってられないですってー」

結華「失うことを恐れてばかりじゃ、前に進めないんだよ」


もう誰も揺らがない。
私たちには未来が見えている。
まだそれは確かな形を持ってはいない。
朧げで儚い、霞のようなものかもしれない。
例えそうだとしても、私たちは自信を持って言える。
透明から鮮明に、不可能から可能性に。
私たちならその霞に形を持たせることができる。



____さあ、これが本当の本当に、最後の戦いだ。


77 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:18:48.50 ID:2TO5gjwT0

真乃?「違う……違う……っ!」

にちか「あなたを殺す……この世界を終わらせる準備は着々と進んでいます。もう観念したらどうですか!」

めぐる?「認めない……認めないよ……!」

美琴「もう、終わりにしよう。スポットライトはあなたに当たっていないよ」

努?「黙れ黙れ黙れ! 私は……私は……!」




「こんな終わり方なんて……認めたくない……!!」



78 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:23:29.13 ID:2TO5gjwT0
-------------------------------------------------

【議論スクラム FINAL 開始!】

『偽物の希望』vs【本物の未来】

発言力:♡×9
集中力:☆×5.5


真乃?「みんなは希望の象徴なんだよ……っ! ちゃんと生き残る道を選ばなきゃ……っ!」

めぐる?「前回のコロシアイでわたしたちは生き残れなかった……わたしたちの分までちゃんと生きて!」

霧子?「人格をもらっても……その人がいなくなるわけじゃ、ないから……」

咲耶?「私たちはもう死んでいる……元の世界に戻っても元通りの活動はできないんだよ、残念ながら」

樹里?「強制シャットダウンなんかしたら、まともに生き残れるかも怪しいんだぞ!」

凛世?「この島で過ごした記憶も……なくなってしまうやもしれません……」

甘奈?「ルカちゃんはコロシアイの黒幕だった頃に戻っちゃうかもしれないね☆」

甜花?「せっかくこの島で仲直りできたのに……それも、なくなっちゃうんだね……」

小糸?「この島での成長も葛藤も、全部なくなっちゃうんですよ……?」

円香?「現実なんかより、この島にいる方がまだマシかもしれませんよ」

はづき?「ちゃんと『卒業』すれば私たちが守ってあげられるのに……」

プロデューサー?「アイドルとしての在り方も、立つべきステージも、俺なら分かるんだ……!」

努?「どうしてもというなら島での暮らしをもう一周したっていい」

努?「ダンガンロンパの素晴らしさを諸君らに教授したっていい」

努?「だから、私の夢を……悲願を……否定しないでくれ……!」


(くだらないね……全部全部)

(そんな偽物で、私たちを止められるなんて舐めやがって!)

-------------------------------------------------
【意見スロット】

【プロデュース】
【成長】
【元通り】
【おじさん臭い】
【友情】
【生きる】
【人格】
【記憶】
【未知】
【可能性】
【制止】
【エゴ】
【強さ】
【輝き】
【ステージ】

-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】


1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使う
【プロデュース手帳】×1

↓1
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 23:33:08.73 ID:VZfLFOKk0
【輝き】
【生きる】
【人格】
【元通り】
【可能性】
【記憶】
【強さ】
【友情】
【成長】
【ステージ】
【制止】
【プロデュース】
【未知】
【エゴ】
【おじさん臭い】
80 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:38:19.10 ID:2TO5gjwT0

【発言力:♡×9→♡×6】

真乃?「私たちの夢を……奪わないでください……っ!」

小糸?「な、なんとしても……譲れません……!」

(なんつー気迫だ……いや、AI相手に気迫もクソもないんだろうが……)

(これは未来をかけた戦い……お互い、これが本当の本当に、最後のチャンスなんだ……!)

-------------------------------------------------

【議論スクラム FINAL 開始!】

『偽物の希望』vs【本物の未来】

発言力:♡×6
集中力:☆×5.5


真乃?「みんなは希望の象徴なんだよ……っ! ちゃんと生き残る道を選ばなきゃ……っ!」

めぐる?「前回のコロシアイでわたしたちは生き残れなかった……わたしたちの分までちゃんと生きて!」

霧子?「人格をもらっても……その人がいなくなるわけじゃ、ないから……」

咲耶?「私たちはもう死んでいる……元の世界に戻っても元通りの活動はできないんだよ、残念ながら」

樹里?「強制シャットダウンなんかしたら、まともに生き残れるかも怪しいんだぞ!」

凛世?「この島で過ごした記憶も……なくなってしまうやもしれません……」

甘奈?「ルカちゃんはコロシアイの黒幕だった頃に戻っちゃうかもしれないね☆」

甜花?「せっかくこの島で仲直りできたのに……それも、なくなっちゃうんだね……」

小糸?「この島での成長も葛藤も、全部なくなっちゃうんですよ……?」

円香?「現実なんかより、この島にいる方がまだマシかもしれませんよ」

はづき?「ちゃんと『卒業』すれば私たちが守ってあげられるのに……」

プロデューサー?「アイドルとしての在り方も、立つべきステージも、俺なら分かるんだ……!」

努?「どうしてもというなら島での暮らしをもう一周したっていい」

努?「ダンガンロンパの素晴らしさを諸君らに教授したっていい」

努?「だから、私の夢を……悲願を……否定しないでくれ……!」


(くだらないね……全部全部)

(そんな偽物で、私たちを止められるなんて舐めやがって!)

-------------------------------------------------
【意見スロット】

【プロデュース】
【成長】
【元通り】
【おじさん臭い】
【友情】
【生きる】
【人格】
【記憶】
【未知】
【可能性】
【制止】
【エゴ】
【強さ】
【輝き】
【ステージ】

-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】


1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使う
【プロデュース手帳】×1

↓1
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 23:39:37.74 ID:SAD0j/9V0
集中力
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 23:39:51.92 ID:N20xF4+50
集中力
83 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:43:34.13 ID:2TO5gjwT0

【集中力:☆×5.5→4.5】

【集中力を使用しました】

【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】

【清らかなる星の流れが私たちを導く……】

【発言力:♡×6→7】

【一部スクラムが正答位置に並びました】

【正答位置にあるものには▹がついています】

-------------------------------------------------
【議論スクラム FINAL 開始!】

『偽物の希望』vs【本物の未来】

発言力:♡×6
集中力:☆×5.5

▹真乃?「みんなは希望の象徴なんだよ……っ! ちゃんと生き残る道を選ばなきゃ……っ!」

めぐる?「前回のコロシアイでわたしたちは生き残れなかった……わたしたちの分までちゃんと生きて!」

霧子?「人格をもらっても……その人がいなくなるわけじゃ、ないから……」

咲耶?「私たちはもう死んでいる……元の世界に戻っても元通りの活動はできないんだよ、残念ながら」

▹樹里?「強制シャットダウンなんかしたら、まともに生き残れるかも怪しいんだぞ!」

凛世?「この島で過ごした記憶も……なくなってしまうやもしれません……」

甘奈?「ルカちゃんはコロシアイの黒幕だった頃に戻っちゃうかもしれないね☆」

甜花?「せっかくこの島で仲直りできたのに……それも、なくなっちゃうんだね……」

小糸?「この島での成長も葛藤も、全部なくなっちゃうんですよ……?」

円香?「現実なんかより、この島にいる方がまだマシかもしれませんよ」

はづき?「ちゃんと『卒業』すれば私たちが守ってあげられるのに……」

プロデューサー?「アイドルとしての在り方も、立つべきステージも、俺なら分かるんだ……!」

努?「どうしてもというなら島での暮らしをもう一周したっていい」

▹努?「ダンガンロンパの素晴らしさを諸君らに教授したっていい」

努?「だから、私の夢を……悲願を……否定しないでくれ……!」

(くだらないね……全部全部)

(そんな偽物で、私たちを止められるなんて舐めやがって!)

-------------------------------------------------
【意見スロット】

▹【輝き】
【プロデュース】
【成長】
【元通り】
▹【可能性】
【友情】
【生きる】
【人格】
【記憶】
【未知】
【制止】
【エゴ】
【強さ】
▹【おじさん臭い】
【ステージ】

-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使う
【プロデュース手帳】×1

↓1
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 23:48:17.41 ID:SAD0j/9V0
輝き
生きる
人格
元通り
可能性
記憶
強さ
友情
成長
未知
制止
プロデュース
ステージ
おじさん臭い
エゴ
85 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:51:54.51 ID:2TO5gjwT0
【発言力:♡×7→♡×4】

はづき?「まだ皆さんは弱く、か細い光なんです」

プロデューサー?「どうして、俺たちに守らせてくれないんだ……!?」

(舐めんなよ、いつまでも誰かに守られてる私たちじゃない)

(自分の手で未来を掴めるぐらいの弱さは……私だって手にしてんだよ……!)

-------------------------------------------------
【議論スクラム FINAL 開始!】

『偽物の希望』vs【本物の未来】

発言力:♡×4
集中力:☆×5.5

▹真乃?「みんなは希望の象徴なんだよ……っ! ちゃんと生き残る道を選ばなきゃ……っ!」

めぐる?「前回のコロシアイでわたしたちは生き残れなかった……わたしたちの分までちゃんと生きて!」

霧子?「人格をもらっても……その人がいなくなるわけじゃ、ないから……」

咲耶?「私たちはもう死んでいる……元の世界に戻っても元通りの活動はできないんだよ、残念ながら」

▹樹里?「強制シャットダウンなんかしたら、まともに生き残れるかも怪しいんだぞ!」

凛世?「この島で過ごした記憶も……なくなってしまうやもしれません……」

甘奈?「ルカちゃんはコロシアイの黒幕だった頃に戻っちゃうかもしれないね☆」

甜花?「せっかくこの島で仲直りできたのに……それも、なくなっちゃうんだね……」

小糸?「この島での成長も葛藤も、全部なくなっちゃうんですよ……?」

円香?「現実なんかより、この島にいる方がまだマシかもしれませんよ」

はづき?「ちゃんと『卒業』すれば私たちが守ってあげられるのに……」

プロデューサー?「アイドルとしての在り方も、立つべきステージも、俺なら分かるんだ……!」

努?「どうしてもというなら島での暮らしをもう一周したっていい」

▹努?「ダンガンロンパの素晴らしさを諸君らに教授したっていい」

努?「だから、私の夢を……悲願を……否定しないでくれ……!」

(くだらないね……全部全部)

(そんな偽物で、私たちを止められるなんて舐めやがって!)

-------------------------------------------------
【意見スロット】

▹【輝き】
【プロデュース】
【成長】
【元通り】
▹【可能性】
【友情】
【生きる】
【人格】
【記憶】
【未知】
【制止】
【エゴ】
【強さ】
▹【おじさん臭い】
【ステージ】

-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使う
【プロデュース手帳】×1

↓1
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/02(金) 23:55:53.84 ID:N20xF4+50
もう一度集中力
87 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/02(金) 23:59:55.94 ID:2TO5gjwT0

【集中力:☆×4.5→3.5】

【集中力を使用しました】

【類まれなる集中力とともに、星をめざして二段飛び!】

【清らかなる星の流れが私たちを導く……】

【発言力:♡×4→5】

【一部スクラムが正答位置に並びました】

【正答位置にあるものには▹がついています】

-------------------------------------------------
【議論スクラム FINAL 開始!】

『偽物の希望』vs【本物の未来】

発言力:♡×5
集中力:☆×3.5

▹真乃?「みんなは希望の象徴なんだよ……っ! ちゃんと生き残る道を選ばなきゃ……っ!」

▹めぐる?「前回のコロシアイでわたしたちは生き残れなかった……わたしたちの分までちゃんと生きて!」

霧子?「人格をもらっても……その人がいなくなるわけじゃ、ないから……」

咲耶?「私たちはもう死んでいる……元の世界に戻っても元通りの活動はできないんだよ、残念ながら」

▹樹里?「強制シャットダウンなんかしたら、まともに生き残れるかも怪しいんだぞ!」

凛世?「この島で過ごした記憶も……なくなってしまうやもしれません……」

甘奈?「ルカちゃんはコロシアイの黒幕だった頃に戻っちゃうかもしれないね☆」

甜花?「せっかくこの島で仲直りできたのに……それも、なくなっちゃうんだね……」

小糸?「この島での成長も葛藤も、全部なくなっちゃうんですよ……?」

円香?「現実なんかより、この島にいる方がまだマシかもしれませんよ」

▹はづき?「ちゃんと『卒業』すれば私たちが守ってあげられるのに……」

▹プロデューサー?「アイドルとしての在り方も、立つべきステージも、俺なら分かるんだ……!」

努?「どうしてもというなら島での暮らしをもう一周したっていい」

▹努?「ダンガンロンパの素晴らしさを諸君らに教授したっていい」

努?「だから、私の夢を……悲願を……否定しないでくれ……!」

(くだらないね……全部全部)

(そんな偽物で、私たちを止められるなんて舐めやがって!)

-------------------------------------------------
【意見スロット】

▹【輝き】
▹【生きる】
【成長】
【元通り】
▹【可能性】
【友情】
【人格】
【未知】
【制止】
【エゴ】
▹【強さ】
▹【プロデュース】
【記憶】
▹【おじさん臭い】
【ステージ】

-------------------------------------------------

【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】

1.スクラムを指示する(解答)
2.集中力を使う(一部スロットが自動で正答位置に並び代わる)
3.アイテムを使う
【プロデュース手帳】×1

↓1
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:02:04.67 ID:PmpRUrqb0
輝き
生きる
元通り
可能性
記憶
制止
友情
成長
未知
強さ
プロデュース
ステージ
おじさん臭い
エゴ
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:05:44.14 ID:PmpRUrqb0
>>88
生きる と 元通り の間に人格です…ごめんなさい…
90 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 00:11:24.20 ID:ZSVkFOz00

【PERFECT!】

【ルカ「ただ進み続けるだけだ!」】

真乃?「みんなは希望の象徴なんだよ……っ! ちゃんと生き残る道を選ばなきゃ……っ!」
【ルカ「風野灯織!」
灯織「私たちに求められている希望は、私たち自身の輝き……誰にも決めつけられるものじゃない!」】


めぐる?「前回のコロシアイでわたしたちは生き残れなかった……わたしたちの分までちゃんと生きて!」
【ルカ「和泉愛依!」
愛依「モチ! だからそのために……うちらはうちらのままで、生きて帰んなきゃ……!」】


霧子?「人格をもらっても……その人がいなくなるわけじゃ、ないから……」
【ルカ「月岡恋鐘!」
恋鐘「元の人格が残っても、大きく捻じ曲げられてしまうばい。うちはうちの苦しみを……みんなに背負わせたくはなか!」】


咲耶?「私たちはもう死んでいる……元の世界に戻っても元通りの活動はできないんだよ、残念ながら」
【ルカ「三峰結華!」
結華「元の鞘に収まることに拘ってるわけじゃない。千変万化のアンティーカ……そうでしょ?」】


樹里?「強制シャットダウンなんかしたら、まともに生き残れるかも怪しいんだぞ!」
【ルカ「小宮果穂!」
果穂「可能性は無限大、です! あきらめなければ、きっといい結果になるはずです!」】


凛世?「この島で過ごした記憶も……なくなってしまうやもしれません……」
【ルカ「園田智代子!」
智代子「たとえ記憶を失っても、そこからまた歩き出せばいい。過去が全てじゃないんだよ!」】

91 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 00:12:02.65 ID:ZSVkFOz00

甘奈?「ルカちゃんはコロシアイの黒幕だった頃に戻っちゃうかもしれないね☆」
【ルカ「冬優子!」
冬優子「もしそうなったらふゆたちが全力で止めてみせる。この癇癪持ちの扱いなら心得てんのよ」】


甜花?「せっかくこの島で仲直りできたのに……それも、なくなっちゃうんだね……」
【ルカ「千雪!」
千雪「この島で出来たなら、元の世界でもできる……何も失ってはいないわ」】


小糸?「この島での成長も葛藤も、全部なくなっちゃうんですよ……?」
【ルカ「市川雛菜!」
雛菜「じゃあそこで負った傷もなくなるよね〜? もう一度戦える元気復活〜!」】


円香?「現実なんかより、この島にいる方がまだマシかもしれませんよ」
【ルカ「あさひ!」
あさひ「そんなの出てみないと分からないっすよ。それに、楽しいことは外の方がいっぱいのはずっす!」】


はづき?「ちゃんと『卒業』すれば私たちが守ってあげられるのに……」
【ルカ「有栖川夏葉!」
夏葉「守られてばかりの私たちじゃないわ。もう私たちは自分自身を守れるだけの強さを手にしているもの」】


プロデューサー?「アイドルとしての在り方も、立つべきステージも、俺なら分かるんだ……!」
【ルカ「田中摩美々!」
摩美々「押し付けがましいプロデュース、偽物丸出しじゃないですかぁ」】


努?「どうしてもというなら島での暮らしをもう一周したっていい」
【ルカ「美琴!」
美琴「遠慮させてもらうよ。この島には、私たちの立つべきステージはないから」】


努?「ダンガンロンパの素晴らしさを諸君らに教授したっていい」
【ルカ「にちか!」
にちか「うーわ、そうやって『お前らのためを思って言ってる』的なスタンスおじさんっぽくてやばいですよ!」】


努?「だから、私の夢を……悲願を……否定しないでくれ……!」
【ルカ「ここは私が!」
ルカ「オマエのそれは夢なんかじゃない……他人を無理やり巻き込むだけのエゴイズムだ!」】

-------------------------------------------------

【CROUCH BIND】

【SET!】

【ぞろ目を3回以上出して相手のスクラムを打ち破れ!】

↓直下より15回連続でコンマ判定

※プロデュース手帳はここでも使用可能です(残り1個)
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:17:21.13 ID:zoeW8Acf0
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:18:09.71 ID:PmpRUrqb0
頼む
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:18:42.42 ID:QH732L050
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:19:57.51 ID:QH732L050
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:20:34.48 ID:PmpRUrqb0
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:21:12.50 ID:k/047f4Y0
10回目ぐらいまでにぞろ目1個以下とかなら手帳でいい気がします
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:21:39.73 ID:QH732L050
3分の1までで成功せずか・・・厳しいなぁ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:22:04.57 ID:zoeW8Acf0
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:22:24.24 ID:QH732L050
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:22:31.31 ID:PmpRUrqb0
もう手帳でいいんじゃないかな?
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:23:18.61 ID:QH732L050
ですな
手帳で
103 :流石に条件がハードすぎましたね、お疲れさまでした。 ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 00:24:48.16 ID:ZSVkFOz00
【プロデュース手帳を使用しました】

【彼がアイドルたちと紡いできた日々が蘇る……】

【過去の記憶は裏切らない、確かな思い出の数々が行くべき道を指し示してくれた……!】

-------------------------------------------------


「「「「「「「「「「「「「「「これが私たちの選んだ未来だ!」」」」」」」」」」」」」」」



【BREAAAAAAAAAAAK!!!!!!!!】



ルカ「私たちの未来は、私たち自身で決める。余計な口出しは不要だ」

にちか「阻もうとしたってもう無駄ですからー! 強制シャットダウンを起こして、この世界を閉ざしちゃいますよー」

灯織「もう、終わりにしましょう。あなたの目論みも、それにまつわる悲しみの連鎖も」

努?「……勝手に終わらせるな、まだ私の宿願は……途絶えてなどいない」

美琴「ステージの終わりを決めるのはパフォーマーじゃない。あくまでそれを見ているオーディエンス」

美琴「たとえあなたがどれほど終わりじゃないと嘆こうとも、事はもう決していると思うの」


突きつけられた終了通告に、AIに過ぎない存在のそれはさも人間らしくガックリと肩を落とした。
きっとこれもたくさんの人間の記憶と人格から集積された反応に過ぎない、ただの『再現』なのだろう。
だが、練度の高い再現は私たちに勝利を実感させるには十分だった。
証言台に並び立つ16人は何度も顔を見合わせるようにして、長い裁判の行き着いた結末を確かめていた。

104 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 00:25:55.97 ID:ZSVkFOz00

愛依「これで……いーんだよね……全部、終わったんだよね……」

冬優子「裁判はこれで終わり。この後は強制シャットダウンっていう人生を賭けた大博打が待ってるわよ」

恋鐘「結果がどうなるのかは、まだ分からんとやろ……?」

果穂「大丈夫です! あたしたちなら、ぜったい負けません!」

摩美々「や、勝ちっていうか、負けっていうか……そういうんじゃ……」

摩美々「……ま、勝ちは勝ちかもねー」

透「みんな、後は任せたから」

雛菜「任された〜!」

夏葉「透、あなたの覚悟……しかと受け止めたわ」

智代子「透ちゃん……ごめんね、こんな終わり方で」

透「ノープロブレム。これが本望ってやつ」

ルカ「……さ、腹を括れ。もうこれ以上この裁判で話すことはないはずだ。散り際を惨めにするのも、堂々とした幕引きにするのも、オマエ次第だ」
105 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 00:26:57.61 ID:ZSVkFOz00


はづき?「……それでは、お手元の投票ボタンでクロだと思う人に投票をお願いします〜」


はづき?「今回は特殊な裁判のため、一番票を多く獲得した人が無条件に正しいクロとなります。くれぐれも投票先を間違わないように注意してくださいね〜」


はづき?「投票の結果クロとなるのは一体? そしてこの南国生活の行く末は?」


はづき?「……」





はづき?「もう、どっちでもいいですけどね〜……」





106 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 00:27:54.14 ID:ZSVkFOz00
-------------------------------------------------


  【VOTE】
〔透〕〔透〕〔透〕

CONGRATULATIONS!!!!

  パッパラー!!!


-------------------------------------------------
107 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 00:28:51.11 ID:ZSVkFOz00





【学級裁判 閉廷!】





108 : ◆vqFdMa6h2. [saga]:2022/12/03(土) 00:35:01.63 ID:ZSVkFOz00

最後の学級裁判が終わったところでここまで。
議論スクラムも最後になるとだいぶ意地悪でしたね…
少し難易度調整をミスった気がする、お付き合いいただきありがとうございました。

そしていよいよ次回更新で最終回となります。
裁判終了パートからエピローグまで。
昨年より続いたシリーズもこれで幕引きです。

また、延期の連絡後に全編更新終了後の質問の問い合わせがありましたが、私としてもぜひ聞かせてもらえればと思っています。
そう練り込まれたお話ではないので期待にどこまでお応えできるかは分かりませんが、
作品を書いている中で色々と考えることはありましたし、質問や感想は大歓迎です。

最終回の更新は12/4(土)20:30前後予定。
安価はありませんが、最後まで見届けていただけましたら幸いです。
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:51:59.56 ID:DN8CMUKc0
お疲れさまでした
最後のスクラムの15回中3回ぞろ目のやつ、期待値的には18%ぐらいの確率で成功するみたいですね
さすがに分が悪いけど、手帳の力で実質イベント戦闘みたいになってたのである意味演出点になった気もします
というか最終的にアイテムは全部使い果たして発言力も集中力もボロボロになってるけど、ノーコンでクリアしたわけだから
結果的に裁判前の買い物の内容がちょうどよかったのか
金の鍵ガチャで引いた灯織と愛依のスキルもめっちゃ仕事してたし、特に灯織の回復
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/12/03(土) 00:55:09.44 ID:PmpRUrqb0
>>1
学級裁判では振り回され続けましたが、とても楽しかったです。
ところで次の更新日ですが、正しいのは曜日ですか?それとも日付ですか?
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