【安価スレ】堕ち行く光

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255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/15(月) 23:36:19.95 ID:F3gIxofJO
一度に三体の相手?縄張りどないなっとん?
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/15(月) 23:38:51.45 ID:h827rK6CO
言い方が悪かったですね。三体とも調伏出来るか試しに行くのであって、全部同じ場所に棲んではいません。
目的達成まであちこちを行ったり来たりするので長丁場になります。(前段階の準備として色々と行動は出来ますが)
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/15(月) 23:40:32.65 ID:7Dz6FsD/O
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 00:00:19.84 ID:XZSDWMdDO
突如始まるモンハン
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 00:05:09.58 ID:3R7jK1Neo
オイオイオイ
  オイオイオイ

あ、始めはレオンで
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:00:08.21 ID:EqvJWDSNO
厩舎に置いているカタログに目を通すが、リヒトの心は動かない。目が肥えている、と言った方が正しいだろうか。
以前の戦争では、色々な敵と戦ってきた。戦いまくった。戦うしかなかった。
何千もの軍を蹴散らし、空を覆わんばかりの龍の群れを蹴散らし、逆に蹴散らされ。数多の命を喰らい、奪われ。
その果てに戦争は終わった。敵軍の首魁の死を以って。

そんな経験があるため、リヒトの脳内には過去に殺し合った強敵たる龍がウヨウヨいるのだ。そんな奴より俺の方が強いぜ?と自己主張しまくりである。
故に、興味がびっくりするくらいに湧かなかった。言い出しっぺは自分なのに。

「怖そうなのばかりですね…」

対照的に、そんな化け物軍団と戦ったことのない温室育ちの魔法強いは、カタログに載っている竜たちの売り文句を怯えながらも眺めていた。興味を持っているようだが、リヒトにこれらを買う予定は無い。

もっと強く、もっと上を。見ただけで外敵が震え上がるような圧倒的な威を持つ強者を、リヒトは望んでいる。
どうか強そうな奴がいますように。そんな願いを込め、ついさっき購入したドラゴン図鑑を開いた。

「!!!!!」

分厚い図鑑を流し読みしていると、電撃に撃たれたような衝撃が走った。これは運命だと、魂がそう告げる。

「俺はこいつらを捕まえる」

「えぇぇぇっ!!?!!?!!」

リヒトが指差したのは、常人なら挑むどころか触れようともしない、災害級の化け物だった。
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/16(火) 01:00:32.51 ID:DKWDypbu0
スパイクタンパク単体で心臓やその他臓器に悪影響を及ぼすことがわかっています

何故一旦停止しないのですか

何故CDCが接種による若い人の心筋炎を認めているのに情報発信がないのですか
20代はたった1ヶ月で接種後死亡がコロナ死と同等になってます
因果関係の調査は?
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:00:47.68 ID:EqvJWDSNO
undefined
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:01:21.27 ID:EqvJWDSNO
『邪眼竜ゲイザリオン』。光亡(ほろ)ぶ湖沼(こしょう)と呼ばれる、南方に位置する沼地を縄張りとする黒竜だ。
深淵の如き漆黒の鱗が全身を覆い、邪眼竜の名が示す通り、全身の至るところに目玉が存在している。
そのいずれも魔眼と呼ばれる魔力を秘めた瞳であり、見つめられた際にどういった悪影響を及ぼすかは不明だという。
ドラゴンの中でも優れた知性を持ち、人間と遭遇しても攻勢に出ることはまずない。が、試練と称した難癖を付けて弄んでくるらしい。
現在までに確認出来た試練は『不死鳥(フェニックス)の炎で焼いた肉を持ってこい』といったお使いから『冥天竜を狩り殺せ』といった、自身と同格の魔物の討伐まで多岐に渡る。
どの試練も一般人には荷が勝ちすぎており、英雄級の実力があっても躊躇すること請け合いの無理難題、いわゆるクソ問題を押し付けては諦める様を見て愉しんでいる。本人(?)には悪意が無いので尚更タチが悪い。

『彩珍竜ヌ・レオン』。七色に輝く鱗と羽毛に覆われた六脚の竜。先端が割れており、物を掴んだり投擲出来る尻尾が特徴的だ。
普段は深い森の奥で爆睡しているのだが、気まぐれに人里に降りてきては、子供の服を引き裂いて大笑いする傍迷惑なドラゴンである。
それ以外には何をするのか全く予想がつかず、ある時は集落だけを踏み潰して去っていき、またある時は魔物の大移動を先導したり、集落を狙ったならず者を追い払ったりと行動に規則性が無い。
暇つぶしなのか挑発なのか習性なのか判断が付かないため、面倒事にならないように『ヌ・レオンを見たらとりあえず逃げろ』と非常に恐れられている。
本人(?)に悪意は無いのかもしれないが、とにかく迷惑な存在らしい。彼に性癖を歪まされた人もいるのだとか。
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:01:47.50 ID:EqvJWDSNO
『氷雷龍グラトルス』。天貫の霊峰と呼ばれる山地を支配する純白の龍だ。彼の地自体人が踏み入れられるような場所ではないため、目撃情報も非常に少ない。
氷と雷の入り混じった吐息を吐くだの、それらを体表から放出し、環境を変えてくるだの言われているが、真相は不明だ。
だが、目撃者が一様に言っていたことがある。
それは、『凛然とした佇まいは、女王のように偉大で美しかった』ということだ。

独断と偏見により、最初のターゲットはヌ・レオンに決まった。ウィンディの服がビリビリにならないか心配である。
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:03:19.86 ID:EqvJWDSNO
「そうならないように守ってくださいよ!?」

「善処する」

善処はするが、約束は出来ない。もしビリったらごめんと内心で謝罪しておいた。
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:04:40.14 ID:EqvJWDSNO
これからどうするかを↓1にどうぞ。


A:ヌ・レオンの生息地の近くへ突撃
B:別の町で準備とかをする
C:自由安価
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 01:12:48.69 ID:nQxozsNIO
A
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:29:15.37 ID:EqvJWDSNO
強大なドラゴンを従える。そう決心したリヒトの行動は速かった。
今回のターゲットである三匹のドラゴン。その中で最も近郊に棲み着いているヌ・レオンを調伏するべく、三人はひたすらに広大な大地を駆けていた。

「ちょっ、速いですって!」

「善は急げって言うだろ?ほらもっとスピード上げろ!ハリーハリー!!!」

「えぇ…?これっていいことなんですか…?」

手足をシャカシャカ動かして高速移動をする幽者の後続に、風を纏って宙を舞う魔法使いがいる。ひょっとしなくても不審者軍団である。
草原を疾駆する二人組に魔物は手を出せず、関わり合いになりたくないとその場を逃げ出した。

「どうしてだろう。魔物から憐れみの目で見られてる気がします…」

脱兎の如く逃げ出す魔物を尻目に、ウィンディはそんなことを呟いた。
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:29:58.25 ID:EqvJWDSNO
「ようこそ旅の方。安息の村カーナンへ」

家畜がのんびりと放牧されている、のどかな村へ到着する。ここカーナンがヌ・レオンの生息地に最も近い村であり、最もヌ・レオンの暇つぶしの被害が出ている村である。
視線を村中に向けると、潰れて無惨な姿になっている住居が複数見られた。

「ああ、アレですか?…ヌ・レオンの悪ふざけで壊れたんですよ。元々老朽化で壊れそうだったから、被害者は全然気にしてないのはよかったのですがね」

出来れば後始末までしてほしかったと、恨み節が聞こえた。気持ちは分からなくもないが、文明のことを知らないドラゴンにそこまで求めるのは酷というものだろう。

「それにしても、平和な感じですね。ヌ・レオンが近くにいるとは思えません」

「奴に殺された人も怪我させられた人もいないので。動向を警戒はしていますが、存在そのものを脅威と思っていないのですよ」

いつ彩珍竜が蹂躙を始めるか解ったものではないので、無視するわけにはいかないのだろう。だが、それと同時にただの一度も犠牲者が出ていないので、楽観視しているのも事実だ。
彩珍竜の気が変わったりしなければいいが、と不安に駆られたリヒトたちは、間違っていないだろう。
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 01:30:39.10 ID:EqvJWDSNO
何をするかを↓1にどうぞ。
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 01:45:04.56 ID:3R7jK1Neo
彩珍竜の寝床を聞いてみる
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 02:36:32.69 ID:EqvJWDSNO
情報入手 判定↓1コンマ
今回の更新はこれまでです。


01〜60:面倒事はやめろってんだろ
61〜90:何があっても知らないかんな
91〜99:暇なので来ましたー
00:???
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 03:03:35.97 ID:GrOTkhtNO
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 06:13:37.78 ID:XZSDWMdDO
えええええ…
00だったら向こうから仲間になりに来るのかな…
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 09:30:07.99 ID:3R7jK1Neo
コンマが傍若無人に大暴れしている
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 10:56:50.89 ID:E5oCUfxbO
>>203の手前にこの二つのレスが抜けてました。すみません。
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 10:57:23.52 ID:KVtaL//XO
岩肌に手頃な窪みを発見し、荷物を下ろす。今日はここを野宿の拠点にすることにした。

「ふーむ…」

財布の中身を確認するが、レムカーナで様々な出費が重なったおかげでとてもとても寂しいことになっている。
逆さまにしても、数枚の銅貨が落ちてくるだけだ。とても元勇者、幽者の所持金とは思えない。

「ご、ごめんなさい。私もお金は全く無いんです。独り身なので」

「君の金は君の金だろ。俺は自分の貯金しか使う予定は立ててねぇよ」

水筒を呷り、大きな息を吐く。頑張って金を稼ごうとは言ったが、お尋ね者がどうやって稼げばいいのか。
唸りながら思考を続け、リヒトはたった一つの冴えたやり方に気づく。

お金が無いのなら、お金を持ってるならず者から奪い尽くせばいいじゃない、と。
悪人に何をしたって誰も咎めはしない。寧ろ、拍手喝采を以って褒め称えられる善行のはずだ。
こんな天才的な発想が出来る自分が恐ろしい。そんなことを考えているリヒトは、おふざけで自画自賛していたシルヴィアの言とそっくりだった。

というわけで、リヒトは善は急げとばかりに腰を上げる。ウィンディは首を傾げた。

「昼に言ってた寄り道をしてくる。来るも来ないもご自由に」

「では、私はここでマナちゃんを見守ってますね」

「ふん」

そっぽを向きつつウィンディの膝下で寝転がるマナを見つつ、不安気になりながらもリヒトは席を離れた。

後に戻ってきたリヒトが言うには、二人で仲良く寝ている姿は、お姫様たちのシエスタのように和やかだったそうだ。
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/16(火) 10:57:43.03 ID:sPgtMg0SO
野宿地点から少し離れた岩山の中に、複数の小屋が集まった集落がある。
知る人ぞ知るその集落は、ならず者の集う秘密基地であった。

「今日も酒が美味くて星も綺麗だなぁ」

見張り塔に座り、のんびりと酒瓶を呷る弓手は、星空と集落内の篝火を交互に見ていた。
身体が冷えないように、とお酒を持ってきてくれたのはありがたいのだが、もう半日も見張りを続けているのだから、交代してもらいたいものだ。
そんな意思を込めた溜め息を吐くも、届くはずもなく。半ば自棄になりながら、一息に酒を飲み干した。

程よくアルコールに浸された脳が、瞼を重くさせる。とろんと溶けた目尻は眠気をこれでもかと表しており、ここに布団があれば間違いなく夢の中にご招待されていただろう。
だが、仮にも見張りを任された身だ。職務は全うする、と断固とした決意を持ち、睡魔と激闘を繰り広げていた。そんな時。

「んぁ?」

ランタンとは違った光が近づいてくる。獣の目とも違うそれを敢えて言うなら、粛清の光と言ったところか。
神聖さと悍ましさが同居した禍々しい光に、悪い夢を見たようだと、乾いた笑いと共に眠気が一瞬で覚める。
正体なぞ知ったことか。アレを近づけてはならない。そう、彼の本能が警鐘を鳴らす。
見敵必殺、先手必勝の意を込めて放った矢は、無造作に切り捨てられた。

集落の来訪者は、寒気がするほど清々しい笑みを浮かべていた。
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 11:12:04.93 ID:3QIBE7czo
ウィンディの胆力がすごい
多分体質も魔翌力の出力に体が追いついてないだけと考えるとすげー逸材でしょ彼女
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/16(火) 11:39:28.06 ID:XZSDWMdDO
地の文の中に故人の思い出が時々出るのしんみりしつつも和む
281 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/08/17(水) 03:08:25.91 ID:CTExJ3+f0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/17(水) 22:07:43.40 ID:B7qD+0kuO
ヌ・レオンを調伏しようにも居場所が分からなければ意味がない。ので、二人は彩珍竜の住処、即ち寝床を村民に問う。

「言うわけないでしょう。ちょっかい掛けられて騒動を起こされたらこっちが困るんですよ」

が、当たり前のように一蹴された。まぁ実際、余所者が勝手に動いて迷惑を被るのは自分たちなので、この対応もさもあらんというものだ。
もし、自分の拠点に来訪者が来て『ちょっくら採掘するから場所借りるね』とか言われたら、絶対に殴る。殴るだろうではなく殴る。断言する。

「まぁこうなるのは分かってた」

「ですよねー。私たちのリーダーがごめんなさい。すぐ失礼しますね」

「いや諦めないからな俺は。チャンスが来るまで耐え忍ぶのもまた一つの手段だ」

「えぇー…」

他のことをした方が建設的で今後のためになりますよ。とでも言いたげな視線が背中にちくちくと刺さるが黙殺する。
ルールは俺。俺こそがルール。そんな意図を込めてサムズアップをすると、ウィンディは頭を抱えてうごごごと唸った。

そんな時。森の奥から地響きが聞こえてきた。

「あっやっべ…。悪いことは言わないから隠れた方がいいですよ!特にそこのお嬢さん!素っ裸にされたくなければここから逃げるか姿を隠してくださいね!どうなっても私は知りませんから!!!」

そんなことを言うなり、先程まで温厚だった小太りな男性は家へと逃げ込んだ。
ウィンディは見るからに慌てていた。裸になるのが嫌なのだろう。

「嫌に決まってるじゃないですか!?」

悲鳴にも似た叫びが返ってくるのと時を同じくして、カーナンを囲む木々の一角が薙ぎ倒される。音のした方角を振り向くと、奴はいた。

『どもー。暇なので失礼しまーす』

人語を解す虹の輝きを放つ竜。『彩珍竜ヌ・レオン』が、まるで無邪気な子供のような雰囲気を纏い接近する。
その雰囲気の奥底に眠る災厄が如き力。破滅の気配がリヒトの冥光と共鳴し、警告する。
曰く『汝は我を従えられぬ。命惜しくば去るがいい』と。
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/17(水) 22:09:57.80 ID:B7qD+0kuO
ヌ・レオンとどういうコンタクトを取るかを↓1にどうぞ。
ちなみに、ターゲットになってる奴らは全部リヒトより強いです。
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/17(水) 22:42:48.36 ID:QugL1kFQo
(ここまで読んだ感じ命のやり取りまではならんだろう)
実力を見込んで腕試しを申し込みたい
俺が勝ったら協力してください
負けたらウインディとついでにマナ(の服)を好きにしていい
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/17(水) 23:05:01.52 ID:67Nvm/R+O
お遊戯 判定↓1コンマ


01〜30:ご飯が食べたいの
31〜99:すぐ壊れないでね
00:???
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/17(水) 23:16:28.04 ID:imwLMfIDO
服を!
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/17(水) 23:44:20.81 ID:rf51iFLYO
首を回し、村へと目を向ける彩珍竜。人気が無くなった村を不思議に思いながら、遊び相手がいないか探しているようだ。
目の前に自分がいるのに目もくれないのは、射程範囲外だからなのだろうか。リヒト(22歳)は盛大に溜め息を吐き、マナ(???歳)は欠伸をし、ウィンディ(14歳)は縮こまった。
リヒトだけが外に出ており、忠告通りウィンディたちは教会の中に隠れている。

「ヌ・レオン…さん?様?どう呼べばいいんだこれ」

『んん?ご飯くれるの?』

要領を得ない返答を無視して、リヒトは言葉を続ける。支離滅裂なことを言うとドラゴン図鑑にも載っていた。なら、意味を考えるだけ無駄だ。

「貴方の実力を見込んで腕試しを申し込みたい。退屈しのぎにはなるかもしれんぞ」

『んん?』

「もし俺が勝てば、その時は協力してくれ。俺が負けたら、あそこの二人(の服)を好きにしてくださっても俺は一向に構わん!!!!」

「構ってくださいよぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!!!!!!!!!」

教会から聞こえてくる悲痛な叫び。どうか引き受けてくれますように。そんな幽者の祈りが届くことはなかった。
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/17(水) 23:45:09.53 ID:rf51iFLYO
『あふ…』

ヌ・レオンが欠伸をした。ドラゴンなのになんという芸当だと感心していたのも束の間、彼の真意に気づいた。

『ご飯食べたいなー』

ぷいと首を振り、教会へと近づく彩珍竜。尻尾をくねらせ、先端でドアノブを器用に掴んだ。そのまま、扉を開いては中に尻尾を突っ込み、ウィンディを捕らえる。

「ひぃぃぃ!!!私は美味しくないですよぅ!!!貧相ですよぅ!!!!!」

『それを決めるのは僕だよー』

「ひゃぁぁぁ!?!!」

身動きの取れないウィンディを、その前脚で引っ掻く。素肌に傷一つ付けることなく、その防護を破った。
あまりにかわいそうなのでリヒトは目を閉じてあげる。何がとは言わないが黒だった。大人びた物を着けていた。

彼に戦いへの興味は全く無い。そう、行動が示していた。ヌ・レオンと戦い力を示す。ドラゴンを調伏するにあたって王道と呼ばれる手段は、彼に通用しないようだ。
あるいは、遊び相手になる価値も無いのか。実力が足りないのかもしれない。お互いに死を感じるほど拮抗していないと、愉しいと感じないのだろうか。

いずれにせよ、今回の挑戦は大失敗だ。このままあの手この手を使っても、乗り気にならないのは確定的に明らかだ。
リヒトは早まった自身の未熟さを恥じ、彩珍竜に頭を下げた。

彩珍竜はウィンディで遊び終えたと思ったら、悠々と森の中へ帰っていく。出没してから帰っていくまで、敵意も悪意も一切感じることはなかった。
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/17(水) 23:54:45.68 ID:GRjinlmEO
これからどうするかを↓1にどうぞ。


A:別のターゲットの生息地近くへ突撃 ターゲットの名前を併記すること
B:別の町で準備とかをする
C:調伏は諦める
D:自由安価
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/17(水) 23:55:26.39 ID:hO1puZbOO
B
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/18(木) 00:03:57.96 ID:3CDcNzbJo
オレサマオマエマルカジリにならなくて良かったと考えよう……
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/18(木) 00:09:11.08 ID:73tlD4ZsO
目的地を↓2にどうぞ。


A:圧政の都 ゴルギュリオ 道中イベント:1
B:魔法の都 フェルリティア 道中イベント:1
C:荒廃した街 ソルド 道中イベント:1
D:自由安価 過去の選択肢で出た町や下記テンプレートを用いたものなども可

【地名】その名の通り。
【通称】○○の町など。地名の前に付いてるやつです。
簡単な概要は通称の下の行にお願いします。
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/18(木) 00:21:22.75 ID:fRjKkuCNO
ksk
安価ならB
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/18(木) 00:23:11.66 ID:3CDcNzbJo
B
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/19(金) 00:24:46.13 ID:h9J8oGgfO
嵐のように彩珍竜は去り、カーナンは活気を取り戻す。今回の暇つぶしの犠牲になったのはウィンディだけで、目立った損害は見受けられない。めでたしめでたしだ。

「ドラゴンに汚された…裸を村中の人に見られた…もうお嫁に行けません…どうせ私には行く宛なんか無いですけど…」

めそめそと嘆くウィンディを尻目に、リヒトは地図を広げる。邪眼竜にせよ氷雷龍にせよ無策で突っ込むのは無謀だと感じたので、何かしらの対策を打たねばなるまい。
やはりぶっつけ本番で突撃しても成果は得られない。その確証が得られただけ、今回のコンタクトには意味があった。そう思わなければやってられないのだ。

「情報収集…は無理か。二匹とも、易々と立ち入れない難所を縄張りにしてるしな。情報屋も役には立たなそうだ」

天貫の霊峰。光亡ぶ湖沼。どちらも大仰な名前が付くだけあって、そう簡単には踏破出来ない険しい場所である。
風雪が吹き荒れ、雲海をも越える山脈が連なり、強大な魔物が集う巣窟。
立ち込める濃霧が光を飲み込み、暗黒だけが支配する湿地帯。その最奥に広がる、瘴気に満ちた湖沼。
まさに魔窟と呼ぶに相応しい世界であり、人間には厳しい環境が広がっている。そんな場所を支配するドラゴンが弱いわけがないのだ。
だが。だからこそ、挑戦する価値がある。国を創ろうとする人間に、酔狂な部分があるのは当然と言える。

ドラゴンを従えるために今出来ることを為す。掲げた目標を達成すべく、リヒトは目的地を設定した。
次なる目的地はフェルリティア。魔法都と呼ばれる魔法使いの聖地であり、彼岸の大賢者と光燿の勇者が出逢った、二人の運命が動き出した場所でもある。
虚無に囚われた勇者は、野心を抱えし幽者となり魔法都を再訪する。新たな同志、大賢者の弟子を伴って。
聖地が滅ぶ日は近い。かもしれない。
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/19(金) 00:25:33.97 ID:h9J8oGgfO
道中イベント 判定↓1コンマ


01〜15:魔物の群れが現れた!
16〜30:ならず者が現れた!
31〜70:何も起きなかった!
71〜85:行商人が現れた!
86〜99:何かが起きた!(自由枠)
00:???
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/19(金) 00:29:11.37 ID:/ZFleJV7o
298 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/08/19(金) 02:54:48.40 ID:R50QYOaz0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/21(日) 01:44:06.72 ID:Y01VQzivO
目視出来るほど強力な魔力が込められた結界が、浮島を包む。幾重の魔法陣が複雑に絡み合い、神秘的な光景を作り出している。
一匹の鳥、否、不幸な命が結界に包まれし聖地、『魔法都フェルリティア』に進む。結界に身体が触れた刹那、音を立てずに灰と化した。

荘厳たる佇まいのフェルリティア公務庁が存在を主張し、学び舎と称される研究所がそれを支えるように建っている。
フェルリティアへ直接入ることは何人たりとも敵わない。誰であろうとも、たった一つの入口を使う必要がある。
導きの門と人が呼ぶ、女神が彫られた鉄扉。その中に広がる転送陣のみが、フェルリティアと外界を繋いでいるのだ。
そのため、物資から人員に至るまで全てのものの出入都管理が万全に行われており、不当に立ち入ること、抜け出すことは不可能である。
尤も、リヒトとシルヴィアはそんな道理をぶち壊して逃げ出したわけだが。フェルリティア最下部の大穴が当時の騒動を物語っている。

人は言う。
フェルリティアは安寧の地。ここにいる限り、厄災は永遠(とわ)に訪れず。
フェルリティアは究明の地。ここにいる限り、真理の探究は終わらない。
フェルリティアは魔法の聖地。ここより産まれし魔法が、人類の文明に変革を齎した。
故に、フェルリティアの民こそが真に偉大なる存在である。と。

数百年の歴史を持つ、現存する最古の都フェルリティア。その歴史は、人類の歴史だ。
その裏には、悪意に歪められた大賢者の献身が隠されている。
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/21(日) 01:44:37.58 ID:Y01VQzivO
導きの門の前に設置された関所にて、リヒトたちは足止めを食らっていた。番人という名の魔法馬鹿に秘匿していたマナが見つかってしまったのだ。
取り調べとは名ばかりの質問攻めに、三人はげっそりしていた。

「…あと何分掛かるんですかね?」

マナの住所、魔法、来歴その他諸々を根掘り葉掘り訊かれ焦燥しきったリヒトが言葉を漏らす。黙秘権を行使しまくったので個人情報は知られていないのだが、負けじと食い下がる知識人の執念に疲弊していた。

「君には興味ないんだけどね。妖精ちゃんが知ってることを教えてくれたら、すぐに通してやるよ」

番人とは言っているがその実、この男性はフェルリティア内外を繋ぐ転送陣の管理人である。
ちなみに、転送陣の理論を構築したのは他でもないシルヴィアだ。功績は全て騒動のどさくさに紛れて他人の物にされたが。
現在のフェルリティアを支える魔法の大半がシルヴィア謹製であることから、彼女の才覚が伺えるというものだ。
彼女は一切他言していないため、民衆やリヒトはそれを知らない。人のためを想い人生を捧げた大賢者は今、民衆に恨まれるお尋ね者と化している。そして、人知れずその命を散らした。これを悲劇と言わず何と言うのか。

「で、早く教えてくれないかな?後ろもつっかえてるんだから、皆のためにも言った方が良いと思うんだけどなぁ〜〜〜」

笑顔を崩さない番人とは対照的に、リヒトは青筋を立てている。表情には出ていないが、取り繕うのを辞めた瞬間にブラッディでスプラッタなパーティが始まるのは想像に難くない。
ここはマトモな自分がどうにかしなければ、とウィンディは気合を入れた。
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/21(日) 01:45:51.45 ID:ctyFJJijO
「彼女はですね、天貫の霊峰で暮らしていたすっごく偉い大妖精さんなんです!」

「なんとっ!?」

「でも、そこに棲んでる魔物たちが縄張り争いを始めて環境が激変…新天地を求めて旅をしていた時に、悪い人に捕まっちゃって…。競りに掛けられる前に、助け出したんです!」

「今は世界中を旅して、安住の地を探してあげてる最中なんです。攫われた時のショックや故郷を離れた影響で、魔力の制御が出来なくなったので今は魔法を使えない…と本人は言ってました」

「たぶんいった。ようせいうそつかない」

「………!!??!!?」

面倒に思っていたのか、棒読みではあるが同調するマナ。無気力な彼女をここまでさせるとは、げに恐ろしきは人の欲である。
人と妖精は相容れない。ウィンディの言を肯定するマナを見て、その常識を覆された番人はショックを受けた。受けたのだが、逆にそれが彼の琴線に触れたようだ。

「妖精にも人を受け入れる器量があるとは…。そこら辺の話を詳しく!頼むぅ!!!!!」

などと言いながら鼻息を荒くする番人は誰がどう見ても変態だ。何故彼が太陽の元で暮らしているのか不思議でならない。
こんな変態は普通牢獄行きだと思うのだが。これが俗に言う魔法使い無罪なのだろうか。流石魔法使いにとっての聖地であるフェルリティアだ。法律が違う。
と、嘘八百を並べて誤魔化し続けるウィンディとそれを大真面目に受け取り仰天する番人を眺め、諦めの境地に至ったリヒトは思っていた。

その後、なんだかんだで入都を許可された。
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/21(日) 01:46:50.83 ID:SZeL9S+GO
何をするかを↓2にどうぞ。
フェルリティアでの行動権は3回です。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/21(日) 02:06:16.88 ID:7QL59Wc4o
ksk
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2022/08/21(日) 03:08:20.74 ID:0HaORDzio
前衛職探そう
流石にリヒト一人は辛い
ここでも魔法剣士とかいるやろ
いるといいなあ
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/21(日) 03:32:07.91 ID:fE3Z2MBvO
近接捜索 判定↓1コンマ


01〜30:いない
31〜70:一人いた
71〜99:二人いた
00:???
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/21(日) 03:58:23.31 ID:7Y8ndjrkO
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/21(日) 04:05:50.26 ID:ExIBf5/aO
仲間を一人募集します。テンプレートは以前のものをお使いください。
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/21(日) 09:26:48.00 ID:SHqufQPJO
【名前】ニール・ライトホープ
【人種】人間
【性別】男
【魔法】闇魔法、精神干渉魔法
褐色肌で白髪、容姿端麗な青年。
何か面白いことを探して旅をしている。
他人とは常に敬語で接し、たまに意味深な発言をする。使用する魔法は一見普通に見えるが、この世界の理とは違う原理で発動しているようで、そのことは一部の者にしか分からない。
赤い線の装飾が施された黒い短剣を身に着けているものの、それを使わずに普通の剣を使用している。
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/21(日) 10:57:18.43 ID:yoGgeyCDO
早い者勝ちかな?一応なんか思い付いたから書く

【名前】アザステア
【人種】 魔法生物
【性別】 不明
【魔法】属性複合魔法
とある魔法使いが造り出した魔法生物キマイラで人語も理解する
姿は黒い犬だが中身は複数の魔物を合成した肉体によって出来ている
主である魔法使いには従順だったが魔法使いが亡くなった為持て余されて封印されるが度々封印を破ろうとするので処分予定

主が亡くなって悲しい主が度々話して聞かせてくれた故郷に主の遺体を連れて行きたい人間が邪魔をするムカつく
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/21(日) 15:21:57.49 ID:00g4RkQHO
【名前】シフ
【人種】狼の獣人
【性別】男性
【魔法】音波魔法
身長170cm程度。二足歩行している狼のような容姿。灰色の毛並みと瞳。細身ながらも筋肉質な体つき。防具は急所を守る程度の軽装。
流れの傭兵。普段は軽口が多く一見お調子者に見えるが、堅実で油断がなく確実に依頼をこなす。依頼で人がかわるタイプ。
剣術や投擲など戦闘の面では凡庸だが、情報通で洞察力に優れる。
相手の弱点を突きつつ長所を発揮させない戦術を得意とする。
音波を操ることでソナーのような探知や超音波で敵の感覚を乱すことができる。
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/21(日) 15:23:25.11 ID:00g4RkQHO
(よく見たら下3まで、とかじゃなくて「あっ」となった顔)
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/22(月) 08:27:04.32 ID:v6sDx2+UO
フェルリティアに入ってまず目を引いたのは、ゴーレムの数が多いことだ。警備部隊は小隊長のみが人間であり、残りの全員はゴーレムで構成されている。
他にも街中で活動するゴーレムたちが多く見られる。荷運びに勤しむもの、接客を務めるもの、建物の修繕を担うもの。皆、用途に合わせた外観をしており、職務を忠実に全うしていた。
リヒトは依然変わりない街並みに安堵しつつも、掲示板にデカデカと貼り付けられている手配書に密かに中指を立てた。何が凶悪犯だふざけんな。

「………」

手配書を見たウィンディの目が曇る。恩師がこんな扱いをされているのだから当然ではあるが。不幸に見舞われっぱなしのウィンディを不憫に思いながら、リヒトは酒場に視線を向けた。昼間ではあるが賑わっており、客の中には冒険者も少なくない。

「…ちょっと情報とか人を集めてくる。二時間後に『スワローネスト』で合流しよう」

「分かりました。酔い潰れちゃ駄目ですよ」

「加減はするっての」

ヒラヒラと手を振りながら、リヒトは酒場へと入っていく。それを見届けたウィンディは、フェルリティア大書庫へと向かった。
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/22(月) 08:27:43.81 ID:96P9T0XuO
店に入り、適当な安酒とつまみを注文する。あまり贅沢は出来ないのと高価な酒は口に合わないので、頼むのはいつも安いお酒だ。
つまみを齧りながら店内を一瞥するが、目ぼしい相手はおらず。人が入れ替わるまで静かにするべきか考えていると、異変が起きた。

「………?」

何かに"視られた"。身体を。心を。魂を。観察された。初めての感覚に少々狼狽えたが、すぐに平静を取り戻す。
興味を無くしたのか。それとも、見抜くことが出来なかったのか。謎の視線は一瞬で感じなくなった。
最悪の場合には聖剣を抜くことも吝かではない、とフェルリティアが戦場になる覚悟を決め、視線の主の来訪を待つ。
果たして、その時はすぐに訪れた。

「………!」

酒場に入店した一人の青年。褐色肌に白い髪、誰もが頷く超イケメンと街中を歩けば人目を引くこと請け合いの、そこまで派手な服装はしていないのに目立っている普通の男性だ。少なくとも、そう見えるように努めている。
リヒトの探るような視線を感じたのか、青年は喫驚とも感動とも取れる反応をした。とても普通ではない。
下がっていく視線の温度とは裏腹に、青年は高揚を隠そうともしない。彼が下手人と見て間違いないだろう。

「はじめまして旅の方。同席してよろしいですか?」

「どうぞお構いなく」

馴れ馴れしい青年に内心警戒しながら、リヒトはビールを一杯注文する。それを受け取った青年は謝辞を述べ、名を告げた。

「貴方のお恵みに感謝を。俺は『ニール・ライトホープ』。しがない旅人です」

「俺は『リュクス』。同じくただの旅人だ」

朗らかなニールと酒の席には似つかわしくない冷徹なリヒト。なんとも対照的な姿である。
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/22(月) 08:30:52.88 ID:8Sk9FT3OO
ニールと何を話すかを↓1にどうぞ。

??? 判定↓1コンマ


01〜70:何もない
71〜99:???????
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/22(月) 09:21:02.41 ID:6pQpPPEr0
まずはお互いの旅先の話などを話し、彼の出方を伺う
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/22(月) 14:33:24.38 ID:RGHzGkYaO
彼の魂胆が分からない以上、下手に出ても意味が無い。それがはっきりするまでは、無難に会話をして出方を伺う。
リヒトは努めて冷静に判断を下し、先手を打つ。

「俺は今までこの目で様々なものを見てきたんだが、興味があるなら聴くかい?」

「喜んで!」

思いの外食い付いてきたことに若干戸惑いつつも、過去の旅路を話す。聖女たちとの行軍や大賢者との放浪のことも話したが、彼女たちのことはぼかし、あくまで旅ということにしている。もしバレたらその時はその時だ。
青年は相槌を打ち、質問を数度挟んでくる。彼はなかなかの聞き上手で、ただこちらが話しているだけなのに楽しく感じそうになってしまう。最初に違和感を感じていなければ、この会話も楽しかったのだろうが。

そのまま会話を続け、攻守交代となる。次はこちらの番だ。

「貴方はどこを旅してきたんだ?」

「おっ、興味ありますか?」

「そりゃ、まぁ。旅人同士が酒の席に着いたなら、話題は一つだろ?」

「仰る通り。旅路を知ることで、彼の者の全てを知ることが出来ます。話したことが全て真実であるなら、ですが」

「………」

「ふふ。そう表情を険しくしないでください。俺は別に、貴方を咎めているわけではありません。誰にだって、話したくないものはあるのですからね。俺はそんなものが無いので、堂々と話させていただきます」

「…貴方の言が全て真実とも限らないだろうに」

「ええ。真実か否か。それを決めるのは、最終的には聞き手の意志です。真実を語ろうとも、虚構だと断じられればそこまでです。逆もまた然り。人間ってそういうものでしょう?」

「そうだな」

「だから俺は、面白ければ作り話だろうがなんでも良いんですよ。楽しむために会話をするなら真贋に意味は無い」

堂々とした宣言に、リヒトは警戒を緩める。まだ完全には信用出来ないが、警戒したまま会話をするのも疲れるのだ。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/22(月) 14:33:51.97 ID:mG8w2sNaO
「俺も世界各地、気になったところを片っ端から旅してきた行き当たりばったりマンでしてね。それはもう大変な目に遭いました。それも含めて、楽しかったから結果オーライですが」

彼の旅程をざっくりと聴く。レムカーナ→天貫の霊峰→ゴルギュリオ→緋桜郷→喰命のアギト→他の大陸へ渡航→大陸中を気ままに旅行→この大陸(イルステッド)へと帰還→フェルリティアという順に辿ったらしいが、なんともバラバラで規則性が無い。本当に好き勝手にしていらっしゃった。

「ああ、魔物の情報とかは俺に訊かれても困ります。そこまで強くないので」

そう言って肩を竦めるニール。彼の言う通り、雰囲気から感じ取れる実力は並あたりだ。
だが、これが彼の真の実力ではないことは解りきっている。先程感じた感覚からすると、自身と同程度かそれ以上。と、リヒトは冷静に分析している。

「今まで行った中で一番新鮮に感じたのは緋桜郷ですね。鬼が統治し、種族の坩堝と形容されるあの街は、一度でもいいから訪れた方がためになると思います。刺激が欲しい男性は特に、ね」

笑みを浮かべるニールは、ちょっと口にするのも憚られる下品なジェスチャーをしていた。
手で輪っかを作るな。リヒトは溜め息を吐き、答えとする。
ニールはゲラゲラと笑い、酒を飲み干した。何がツボに入ったのかてんで分からない。
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/22(月) 14:34:17.60 ID:mG8w2sNaO
ニールと何を話すかを↓1にどうぞ。
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/22(月) 17:19:41.17 ID:weblx+hDO
世間話はもういいとほんの少しだけ殺気を向けつつ
で?俺に何か用でもあるのかと目的を探る
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/22(月) 21:22:22.55 ID:S6YZRxrxO
「世間話はもういい」

茶番は終わりだと理解してもらうために、ニールに対して指向性を持たせた殺気を向ける。青年の眉がピクリと動いた。
この殺気に反応を示さないのは、よほど頭がおめでたい奴か、英雄級の向ける殺気を歯牙に掛けないほどの強者かの二択である。
常人であれば恐慌し、色々な液体が流れかねないそれを受けても涼しい表情をしているのは流石と言える。そこまで強くない、と弁明していた人間の反応とは到底思えない。

「俺に何か用でもあるのか?さっき俺を"視てた"だろ。黙秘権は使わせないからな」

冷ややかな視線を向けて問う。青年はなおも態度を崩さず、幽者を見据えていた。
武力行使に出るなら、こちらも出るとこに出る。決闘(デュエル)開始だ。と戦意を練り上げているリヒトに、ケロッとした表情でニールは答えを告げる。

「まぁ確かに、貴方の中身を視させていただきました。厳密には、この酒場の人全員を視ましたが。他の全員は簡単に内面を見透せましたが、貴方は違う」

「光に隠されたように。混沌に染まったように、視ることが出来なかった。格下相手であれば丸々お見通しなのですけど、貴方には通じなかった」

「故に、こうして面と向かって話をしているわけです。貴方の旅路を知りたい。その言葉に嘘偽りはありません。天地神明に誓いますよ俺は。もしこの言葉が嘘なら多少ボコられても文句は一切言いません」

「『真実か嘘かを決めるのは、聞き手の意志次第』…だったか。俺が嘘だと決めつければ、あんたは痛い目を見るわけだが…それでいいのか?」

「ええ。初対面の相手に心の中を視られるなんて、気味が悪いのは承知の上です。まぁ、貴方が初めて気づいたんですけどね!」

彼の言葉を信じるべきか、疑うべきか。リヒトは答えを出せずにいる。どうするべきかは、未来の自分が決めてくれるだろう。
そんな投げやりな考えをしながら、リヒトは殺意を消した。
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/22(月) 21:23:25.54 ID:S6YZRxrxO
会話を継続する場合は話題を↓1にどうぞ。
終了したい場合は、その旨を記載してください。ニールとの交流を終了します。
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/22(月) 21:35:13.36 ID:6pQpPPEr0
俺の事を知りたいならまずは自分の事を包み隠さず話せと言う
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/25(木) 02:33:12.15 ID:VaPlR33SO
「…まぁ。変な奴だが敵意が無いことは解ったよ」

「それはよかった」

「だが、おいそれと自供は出来ないな。俺のことを知りたいなら、まずは自分の事を包み隠さず話すべきだ。そうだろ?」

「えぇーっと…」

苦笑いを浮かべたニールは、気まずそうに頭を掻く。何か隠し事があるのだろうか。

「俺、別に嘘なんて言ってないんですけどね…。自分の欲しい情報が無かったからって嘘認定されても困ります。これ以上俺を叩いても何も出ませんよ?」

と述べる青年の表情は真剣だった。嘘を言っているようには見えないが、彼の人となりを理解してはいない。故に、真実かどうかも判別がつかない。
ただ、リヒトもリヒトで、信用出来ない相手に馬鹿正直に過去を話すほど、頭がお花畑では(性善説を信奉しては)なかった。

「そうかい」

とだけ答え、リヒトは追加の酒とつまみを注文した。ニールは嘆息し、ビールを大量に注文した。
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/25(木) 02:35:26.62 ID:VaPlR33SO
会話を継続する場合は話題を↓1にどうぞ。
終了したい場合は、その旨を記載してください。ニールとの交流を終了します。
また、継続する場合は今回の会話が最後となります。
325 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/08/25(木) 02:40:17.14 ID:IA2KeHgu0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/25(木) 02:59:54.40 ID:ca3OiFkDo
刺々しい態度を取ったことを謝罪し、お詫びにつまみを奢りつつ好きな食べ物の話をする
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 00:47:53.18 ID:p3mM9bulO
自棄酒を始めたニールを尻目に、リヒトはチビチビと酒を飲みつつ、つまみを味わう。
暫しの無言の間の後、不意にリヒトは口を開く。

「…悪かったな。変に疑ったり刺々しい態度を取ったりして」

「お気になさらず。俺もプライバシーに配慮してない行動をしてたので、弁解の余地は無いですから。…まぁ、そこまで信用されないかーとはなりましたけど」

「そんなに疑われるほど俺って胡散臭いですかね?」

「えーと…その…。最初に心を覗かれてなければ、ここまでつっけんどんな態度は取らなかったと思う…たぶん」

「つまり俺の自業自得ですね」

「…すまない。お詫びと言ってはなんだが、食べたいつまみがあれば奢るよ」

「食べ物で簡単に釣れると思ってませんか?ありがたく頼ませていただきますね」

「遠慮なくどうぞ」

「じゃあこのページの料理全部ください!!!!!」

「おい待て少しは遠慮しろ」

一切の遠慮なしに料理を注文するニールに、幽者は冷や汗を掻く。折角稼いだ金が無くなったら非常に困るのだ。
まぁ、酒場で頼む料理の単価などたかが知れているのだが、彼が大食いチャンピオンとかだった場合は軽く死が見えかねない。そうでないことを祈るばかりである。

「リヒトさんは好きな食べ物とかあります?」

「腐った食べ物じゃなければなんでも食う。腐ってても食う。死ななければセーフ」

「えぇ…」

「貴方はどうなんだ?」

「俺は濃いめの味付けなら大概の物が好きですね。あとは…郷土料理は好んで食べます」

「へぇ、洒落てるねぇ」

先程までの険悪な雰囲気は霧散し、雑談に興じる二人の姿があった。
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 00:48:36.06 ID:u7hc+aFaO
存外話が弾み、日が暮れ始めた頃。話と食事がひと段落した二人は席を立つ。話のお礼だとリヒト分を含めた食事代が差し出されたが、リヒトはこれを固辞する。

「不快に思わせたお詫びも兼ねてるからな。これで貸し借りゼロ…ってことにしたいんだ。俺の顔を立ててくれると助かるよ」

「…では、そのように。また縁があればよろしくお願いしますね」

「この広い世界で、また巡り合うとは思わないがな」

「ふふ…光と闇は紙一重。光があれば闇が生まれ、闇の中に光は出ずる。そういうものです。俺たちの関係も、きっと」

「…要領を得ないな」

意味深な発言をするニールに、リヒトは辟易する。難しい話が解るほど、リヒトは賢くない。
対するニールは微笑を以って返答とした。

「これ以上語るのは野暮というものです。やがて解る日が来ますよ」

「面倒事は勘弁してくれ…」

頭を抱え嫌悪感を露わにするリヒトを見て、ニールは笑みを深くする。そして、そのまま手を振った。

「それでは俺はこれで。無茶をして死んでも、良いことなんてありませんからね〜」

そんなことを言いながら、ニールは姿を消す。

「…俺の目的、バレてたのかな」

リヒトはそう呟き、瞳を閉じた。
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 00:49:35.33 ID:wy7+nsBJO
リヒトがニールと対話しているちょうどその頃。ウィンディは更なる知識を求めてフェルリティア大書庫を訪ねていた。安くない入館料を支払い中に入る。
成長のための必要経費と割り切り、決心と共に入館した少女は、目の前に広がる現実に圧倒された。

「………!!!」

本棚。本棚。魔法使い。本棚。一般人。本棚。猫。本棚。本棚。本棚。ゴーレム。そして、本棚。
万を優に超える数の書籍が、無数の本棚に保管されていた。魔法使いは魔法書を、主婦はレシピを、猫は魚図鑑を眺めており、ゴーレムは忙しなく客が読み終えた本の整理や、破損した古書の修復に勤しんでいる。

レムカーナ王立魔法学院にも図書館があったが、それとは規模が違う。設備が違う。価値が違う。数百年前の魔女が編み出した禁術を記した禁書すらも保管されており、危険性が著しく高いが故に閲覧権限を持つ権力者以外は保管室に入ることも叶わないが、世界で随一の品揃えであり、右に並ぶ図書館は存在し得ない。そう納得出来る未知の世界だった。

「ここでなら手掛かりが見つかるかな…」

ウィンディの抱えている唯一にして最大の弱点。一定以上の魔法を行使した場合、数日の休養を必要とするほどの負担が発生する問題。それを解決する方法を見つけるために、ウィンディは大書庫の門を叩いた。
他者よりも甚大なリスクを背負っている彼女は、どうにかしてその問題をクリアしたかったのだ。
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 00:50:10.57 ID:wy7+nsBJO
この体質があるせいで、学院では散々な目に遭った。思い出すことも憚られるほどに凄惨な日々を送っていた。
どんな魔法を行使しても一切疲弊しない、完璧な存在だったら陰口程度で済んでいただろう。
だが、ウィンディはそうではなかった。実習後に頻繁に体調を崩す彼女は、他者からすれば付け入る隙に見えていた。
優秀な人材を見下せる絶好の好機を、彼らが見逃すはずもなく。故に、ウィンディは学生生活を続ける間心を摩耗させていた。
シルヴィアとの関係も、その執拗な嫌がらせの原因の一端を担っていた。
成績優秀な子供が他国に名を馳せる大賢者に弟子入りしているなど、嫉妬されても当然の状況だ。
そして、その子供は事あるごとに体調を崩しては嫌がらせを受け、しかし決して反撃はしてこないいい子ちゃん(臆病者)だったのだ。
これで何もされずに生きていけるわけがない。学院を抜け出せた現状が最善という悪夢のような状況だった。
あの時リヒトに出逢っていなければ、ウィンディ・ヴァルマンウェは死んでいただろう。こればかりは運命の出逢いと言う他ない。

私は彼に何かをしてあげられたのだろうか。ふと、そんなことを思う。答えは言うまでもなかった。
何も出来ていないから、今ここにいる。弱さを克服し幽者の力となるために。その術を知るために。
意を決したウィンディは、一つの書籍を手に取った。
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 00:50:53.08 ID:6qvprJwvO
魔法の三元力というものがある。
一つは魔力。これ即ち、行使する魔法の器の大きさを定める力也。
魔力の大きさはそのまま、魔法の規模や影響を決める。魔力が大きいほど大規模な魔法を行使する原動力となり、より複雑な現象を起こし得る。
一つは想像力。これ即ち、行使する魔法の形を定める力也。
想像力はそのまま、引き出しの多さに繋がる。
想像力が豊かであればあるほど、多種多様な魔法を考え形に出来る。
一つは智力。これ即ち、行使する魔法を実現する力也。
智力はそのまま、魔法を行使する際に求められる精度となる。
賢い者ほど、魔法を構築する理論の無駄を省き、正しい姿にすることが出来る。不完全な理論故に魔法が不発になる事態、暴走する事態を避けられる。

この三元力と魔法の関係は、たびたび物作りに喩えられる。
魔力は材料の質と量であり、想像力は設計図の著者。智力は設計図の監修者兼製作者である。
魔力が少なければ大した作品は作られないし、著者が素人であれば歪な設計図が出来上がる。監修者の知識が不足していれば設計図の不備を訂正出来ないし、製作者が未熟であれば設計図通りの作品は作られず、駄作となり得る。

著:メチャ・インテリマン
『魔法の基礎知識−−これで君も初心者魔法使い−−』より抜粋


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「…うーん。こういう知識はもうあるんだけどなぁ」

パタンと本を閉じ、机に突っ伏す。初心者向けの教本を当てにするべきではなかったと、今更ながら反省する。
もしシルヴィアが生きていたら。そんなことを考えるが、それで何かが変わるわけではない。
全く先に進めないもどかしさを感じながら、ウィンディは次の本を開く。それでも、解決に向かって進むことは終ぞ無かった。
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 00:51:34.51 ID:PTCNzisKO
フェルリティアで営業している宿泊施設『スワローネスト』。その一室には二人の男女が。
予め言っておくと、二人の間に恋愛感情は一切無い。現に、二人は机に倒れていた。

「「何の成果も得られませんでした…」」

リヒトとシルヴィアは二人して一語一句同じ言葉を漏らす。どちらも表情は死んでいて、呪詛のように呻き声が口から垂れ流しになっている。
これではただ酒を飲んで楽しく騒いできただけだとリヒトは頭を抱える。
これではただ読書をして楽しんできただけだとウィンディは頬杖を突いた。

「…こうなりゃ自棄酒だ。死ぬまで飲んでやる」

「後生ですからやめてください。酔っ払いの看病なんて嫌ですよ。寧ろ私の方がキャラ的には看病される側でしょう」

「キャラ言うな」

「はぁ…。どうしてこう、何をやっても上手くいかないんですかね…」

「…そういう時もある。とでも思わなきゃ、やってられないな」

「…ですね。明日の私たちに期待しましょう」

「ああ。諦めなければどうにかなるもんだ。頑張ろうぜ」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 00:52:04.34 ID:PTCNzisKO
何をするかを↓2にどうぞ。
フェルリティアでの行動権はあと2回です。
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/28(日) 01:26:19.97 ID:tL+VRmL7o
狩猟…じゃなかった調伏対象の残り2匹の情報を集めよう
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/08/28(日) 03:49:41.03 ID:MVDfNddr0
調伏対象の情報を収集しつつ仲間探し
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 09:40:18.76 ID:zpg3kM12O
複数の行動を同時にする際は成功率が低下します。でないとAしながらBをして、ついでにCをする。とかの安価が強すぎるので…。
仲間捜索 判定↓1コンマ


01〜60:いない
61〜85:一人いた
86〜99:二人いた


情報 判定↓2コンマ


01〜60:手掛かりなし
61〜99:手掛かり発見
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/28(日) 09:53:58.99 ID:tL+VRmL7o
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/28(日) 10:12:00.17 ID:itsGC42e0
はい
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/28(日) 10:25:15.76 ID:CsrkmkIaO
仲間を二人募集します。テンプレートは以前のものをお使いください。前回の募集で出たキャラも可です。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/28(日) 10:57:59.99 ID:WKB2NwVtO
【名前】HALL-50Dn(愛称:ハリゴーディン)
【人種】ゴーレム
【性別】無
【魔法】使役者に倣う
自動反復魔法発動型ゴーレム。
使役する者がゴーレムにゴーレムが発動できる理論、魔翌力の魔法を記録させる事で、後は極小量の魔翌力を流せば自動的に魔法発動してくれる。
この機体はハイエンドモデルで大抵の人の魔法なら記憶可能。
問題は自分の魔法をわざわざゴーレムライクにイジりたい奴がいるのか、魔法発動までのタイムラグを許容できるのかといった所で、そこそこ高価な癖して打ち捨てられた機体に見向きもされないのを見るに好んで使役する人はいないようだ。
喋れるが声に抑揚はない、動きに感情がよく出る。
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/28(日) 11:01:56.26 ID:YwPnFXeK0
【名前】デュンケル
【人種】魔族
【性別】男
【魔法】獄炎魔法
漆黒の長髪に、同じく漆黒のローブを身にまとった長身で浮世離れした雰囲気の青年。頭からは魔族である事を示す二つの角が生えている
生まれつき闇魔法と炎魔法を同時に使う事が出来、やがてその二つを組み合わせた獄炎魔法を編み出すに至った魔族の中でも屈指の実力者である
一時は魔族の頂点である魔王候補にも名前が挙がったほどだが、興味が無いと一蹴し長らく放浪の旅に出ていた
彼の行動理由は常に面白いか面白くないかであり、面白いと感じたならば相手が例え人間であろうと手を貸したりする事がある
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/29(月) 00:25:34.22 ID:CkMzVlv9O
やること成すこと全てが失敗した日の翌日。気を取り直して行動を再開した二人は、情報屋の元を訪ねていた。

「グラトルスとゲイザリオンの情報が欲しい?俺に死ねって言ってんですかい?」

「まぁそうなるよな」

その結果がコレだ。論ずるに値しないほどの、完膚なきまでに無慈悲な門前払いを喰らう。
重ねて言うが、どちらのドラゴンも尋常の人間が挑むのは無謀と称される魔境に棲むものである。当然、それだけの実力を誇っているし、その魔境を棲家とする魔物も皆、相応の力を持っている。
そんな場所を情報屋が調査しているわけがない。彼らもお金は欲しいが、命の方が大事なのだ。

「だから俺に何を訊いたって、どれだけ金を積んだって、そんな化け物モンスターの情報なんかこれっぽっちも出せないですぜ。生息地の情報も同じく。これ以上訊くなら俺は逃げます!!!!!」

「分かった。分かった!もう訊かないから荷物を纏めるな!!!」

ここに留まっても埒が明かないことは明白だ。朝逃げをしようとする情報屋を引き留め、リヒトたちはドラゴンの調査を打ち切り裏路地から出た。のはいいのだが。

「なにこれ」

「なんでしょこれ」

なんということでしょう。たった数分裏路地にいただけだったのに、『廃棄品』と書かれたゴーレムが打ち捨てられているではありませんか。
ちなみに、ゴーレムは思いっきり稼働状態である。目には赤い光が灯っているし、『拾ってください』とゴーレム自ら看板を書いてその前で仁王立ちしている。全くもって意味が解らない。

『このままじゃスクラップにされてしまいます。ヘルプミー』

「え、最近のゴーレムって人工知能付いてんの?」

「レムカーナにゴーレムなんて無かったのでわかんないです」

どこからともなく取り出した白旗を振って猛アピールするゴーレムに、リヒトは心底困惑した。
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/29(月) 00:28:01.57 ID:CkMzVlv9O
謎のゴーレム(HALL-50Dn)と何を話すかを↓1にどうぞ。
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/29(月) 00:32:08.95 ID:2FFjuhQpo
持ち主とか身の上話を聞いてみる
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/29(月) 01:10:01.85 ID:DKiuXt2UO
「…えーと。とりあえず、なんで貴方ははそんなことになってるんです?」

「ゴーレムに敬語って嘘でしょリュクスさん」

「だってゴーレムと話したこと無えんだもん!」

『こちらをご一読ください』

対応に困っている二人をよそに、ゴーレムは書籍を差し出す。表紙には『HALL-50Dn取扱説明書』と書かれている。


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HALL-50Dn(以降ハリゴーディンと記載)には、独自の魔導機構が内蔵されています。専用に構築した理論と魔力を登録することで、スタンバイモードに移行します。
※この際に登録出来る魔法の種類は256種までです。限界以上に登録することは出来ないため、容量が限界に達している際は登録している魔法のうち、不要なものを削除してください。
スタンバイモード中のハリゴーディンに魔力を注入すれば、自動で登録した魔法を行使してくれます。
※この際に消費する魔力量は本人が魔法を行使する時の5%です。

『HALL-50Dn取扱説明書』より抜粋


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「???????????」

「あっ全然解ってないって顔してる」

『ワタクシHALL-50Dnを使えば、より経済的に魔法を行使出来ます。今なら無料で買えるので買わなきゃ損です。さあどうぞ』

「無料なのに買うとは…」

ずいっと契約書を見せるハリゴーディン。それを丁寧に返却し、リヒトは取扱説明書を読む。そして、少しずつ内容を咀嚼し、理解していく。そこで疑問に思った。思ってしまった。
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/29(月) 01:10:46.86 ID:gH972KCvO
「ここに書いてることだけ読めば利点しか無いのに、なんで売れないんだ?」

『良い質問です』

ビシッと音が聞こえてきそうなほどに、ハリゴーディンは勢いよくリヒトを指差す。本当にゴーレムなのか疑わしいが、取説にもゴーレムと書いてるからそうなのだろう。

『ワタクシHALL-50Dnは『仕様が回りくどい』だの『人の仕事を奪うな』だの『貴重な素材がもったいない』だの散々にディスられてきました。完成してから今日までの二年間に、手に取ってから捨てられた取扱説明書の数は六冊です』

「少ないな」

『そもそも取扱説明書を見てくれる人がいないんですよ。人間なんだから察してください』

「ゴーレムに呆れられてる…」

やれやれ…と肩を竦めるハリゴーディンはリヒトを完全に舐め腐っていた。リヒトは本当にスクラップにしてやろうかと腕を鳴らす。
ウィンディがどうにかリヒトを宥めて事なきを得る。すっかり苦労人ポジションになったと感慨深げに涙を流すが、当の本人はこれっぽっちも嬉しくなかった。

「…けどまぁ、見向きもされない理由は解ります。なんでわざわざ自分が使える魔法をハリゴーディン用に理論を構築し直さなきゃならないんだってなりますし、魔力さえチャージしておけば自律稼働するならまだしも、魔力をチャージする度に時間差で魔法を行使しますからね。これなら自分でやった方が速いですよ。魔力消費を抑えられる点しかメリット無いですねこれ…」

『そういうことです』

拾ってくださいと言う割には欠点を理解していたり、なかなか図太いところがあるゴーレムである。これで心が無いのだから恐ろしい。

『つまりワタクシは、あまりに売れなくて維持費だけ掛かる金食い虫だったからポイされたわけです』

「話を聞く限りただの欠陥品だしな」

「開発者の顔が見てみたいですね」

『もうクビになってますよ』

現実は非情だと、哀れみの目をハリゴーディンへと向ける二人だった。
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/08/29(月) 01:11:39.48 ID:gH972KCvO
HALL-50Dnと何を話すかを↓1にどうぞ。
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/08/29(月) 01:54:06.74 ID:/pnkQvsBO
即席でハリゴーディンに何か適当な魔法を発動させられないかとウィンディに頼んでみる
349 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/08/30(火) 03:01:25.81 ID:m63ZmH8q0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/09/02(金) 22:15:21.38 ID:8KexkTI6O
この人の神経を逆撫でするだけが取り柄の欠陥品におちょくられていたリヒトはふと、ある考えを浮かべる。
それは、実際に魔法を反復してもらったらどうなるのか。その検証である。

「ウィンディ、このポンコツに即席で魔法を登録出来ないか?」

「えー…。たぶん出来ますけど、リュクスさんはやらないんですか?」

「理論なんて考えたことがないから何一つ解らん」

「ええっ…。それでよくあんな凄い魔法を行使出来ますね…」

「なんとなく考えて魔力をぶち込むだけだからな。ごちゃごちゃ考えるのは苦手だ」

魔法の規模、威力と三元力の関係は乗算に近いと言われている。一部分で飛び抜けた才能を持つよりかは、満遍なく才能を持つ方が魔法使いとして優位に立てる。
故に、いずれも魔法使いには必須の力だ。
ごく稀に三元力のうちいずれかが欠如しているのに大成する魔法使いがいるが、それは他の要素で補っているからに過ぎない。

ウィンディは全ての要素を兼ね備えているが、まだ幼いため肉体が魔法の行使に足る領域まで追いついておらず、強力な魔法を行使する度に身体を壊してしまう。
リヒトは魔法の理論などを一切考えたことがないので、智力が致命的なまでに欠如しているが、変に豊かな想像力と無駄に有り余った魔力を以って、大規模かつ高威力な魔法を行使出来る。それでも、アークミノタウルスには毛ほどのダメージを与えられなかったのだが。
逆に言えば、智力を身に付け欠点を克服出来た時、魔法の分野で彼岸の大賢者の影を踏むことが叶う。シルヴィアと同じ領域に触れることが出来る。知識を身に付けることが逆効果になる可能性も否めないが。
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/09/02(金) 22:16:37.38 ID:8KexkTI6O
「なんとなくであれだけの魔法をお出しされちゃ敵わないですよっと」

若干不貞腐れつつも、ウィンディは理論構成をハリゴーディンに合わせて調整する。程なくして、ハリゴーディンの目が違う色に光った。

『『風穿(エアロレイト)』の登録が完了しました』

「はい、完成しましたよ。ターゲットはリュクスさんで良いですか?」

「ああ。他人に当てないように気をつけてくれ」

「了解。魔力を供給します」

ウィンディの手がハリゴーディンの脊部に触れる。人体を通して供給された魔力が、鋼鉄の身体を駆け巡った。
全身に刻み込まれた理論に基づき、魔力は正しい形で循環する。理論の導くままに形を変え、無秩序な魔力はあるべき解へと帰着する。

『死に晒せオラァ』

刹那、ハリゴーディンの口っぽい穴から放たれたのは、目に見えない旋風の矢。螺旋を描きつつ捻じ曲がった空気が、幽者の喉笛を狙い直進する。

物騒な言葉に顔を顰めつつリヒトは光を集め、繭の中に籠った。リヒトが思いついた実験は、微かに光の外殻を揺らす結果に終わった。

「まぁ威力は普通ですね」

「普通だな。これなら戦場で殺り合った奴らの魔法の方が怖いわ」

「戦闘ガチ勢謹製の対人特化魔法と比べないでください」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/09/02(金) 22:17:41.19 ID:8KexkTI6O
会話を継続する場合は話題を↓1にどうぞ。
終了したい場合は、その旨を記載してください。HALL-50Dnとの交流を終了します。
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/09/02(金) 23:31:29.40 ID:ACgnBvNio
他に出来ることはありますか?(面接官)
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2022/09/03(土) 02:04:35.41 ID:vjMt4ywPO
「…それで、他に出来ることはありますかハリゴーディンさん?」

訝しむ視線をハリゴーディンに向ける。ゴーレムは真顔で返答した。

『なにもないです。これこそが唯一のアイデンティティなので。だから捨てられたんですよ』

「…お、おう…なんかすまん」

『同情するなら買ってください。今はこんな無骨な格好ですが、外装を取り替えればイメチェンし放題ですよ』

そんなことを言いながら契約書を押し付けるハリゴーディン。油断も隙もあったものじゃないと、リヒトはその全てを裁断した。

『無駄に器用な真似しますね。光魔法で書類だけ切断するとは』

「この魔法は一番俺が愛用してるからな。これくらいなら朝飯前よ」

『光絶』によって微塵切りにされた紙は風に吹かれて空へと舞う。特に感動的でもない紙吹雪が三人を飾った。
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