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勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 20:55:27.82 ID:Xx1bIi7d0
『夕方_鯨型飛空艇』
フワフワ
女海賊「お姉ぇ!!やっと終わったよ…フィン・イッシュ行くんだよね?乗って」シュルシュル
女戦士「ご苦労…情報屋とホムンクルスも乗って居るな?」
女海賊「うん…もうあいつらの船はゴミばっかでさ…片づけるの大変だったよ」
女戦士「今晩はベッドで休んで良いぞ」
女海賊「そろそろ限界…目が閉じそう…」フラ
ホムンクルス「操舵は私にお任せください」
女海賊「先寝て良い?」
ホムンクルス「どうぞ…」
女戦士「ではアサシン!!後は頼む!!」
アサシン「フフ…ワインを持って帰るのを忘れるな?」
--------------
『フィン・イッシュ_墓地』
フワフワ ドッスン
女海賊「ふごーー…すぅ」zzz
女戦士「私が妹を背負うからエクスカリバーを持ってくれ」スッ
情報屋「預かるわ…」ズッシリ
女戦士「重いか?」
情報屋「こんなに重い物を背負ってたのね…」
ホムンクルス「私が持ちます…筋力トレーニングなので」
情報屋「そうね…私は足が不自由だし…」スッ
女戦士「よし…飛空艇をハイディングさせて宿屋に直行しよう」
情報屋「先に行って…ハイディングさせて行くから」
女戦士「ここの地理は良く分からん…どう行けば良い?」
ホムンクルス「ご案内します…こちらです」スタ
--------------
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 20:56:09.28 ID:Xx1bIi7d0
『宿屋』
ワイワイ ガヤガヤ
商人「ああ!!やっと来た…遅いよ」
女戦士「退魔の方陣に手間取ってな…部屋は何処だ?」
商人「一階の角部屋さ…無理言って大部屋を開けさせて貰ったんだ」
女戦士「まず妹をベッドに…」
商人「そうだね…働き詰めで疲れたか…こっちだよ」スタ
--------------
『大部屋』
ガチャリ バタン
ローグ「頭ぁ!!助かりやした…」
魔女「これ!!手を止めるでない」
ローグ「いやいや魔女さんは何処も筋肉が硬くなっていやせん…」モミモミ
女戦士「フフ…マッサージをやらされているか…そのまま続けて居ろ」
ローグ「ええ!?そら無いっす…」
魔女「飼い主がそう言うて居るでは無いか…次は背中じゃ」
女戦士「さて商人…私は先ず水浴びをしたいのだがどうすれば良い?」
商人「お!!?ここは湯が使える水浴び場が有るんだよ…案内しようか?」
情報屋「私も水浴びしたいわ」
ホムンクルス「ご案内出来ますよ?以前と同じでしたら…」
商人「変わって無いね…3人で行っておいでよ」
ホムンクルス「ではご一緒に…」スック
情報屋「魔女は?」
魔女「わらわは既に水浴びをしたで構わんで良いぞ」
ホムンクルス「商人さん…エクスカリバーを預かって居て下さい」
商人「ん?あぁ…分かった」
女戦士「妹も頼む…」ヨッコラ
商人「ええ!?ちょちょ…」
女海賊「ふごーーーふごーーーー」zzz
商人「重いんだよなぁ…女海賊…」ドッシリ
--------------
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 20:56:50.66 ID:Xx1bIi7d0
『一時間後』
ガチャリ バタン
女戦士「ふぅ…スッキリした」ホクホク
情報屋「湯が熱すぎて…」
商人「食事が来てるよ…食べると良い」
女戦士「外で食べると思って居たが…」
商人「夜間は外に出るの控える様にお達しが出てるのさ…禁止では無いけどね」
女戦士「なるほど…」
商人「ガーゴイルの角が高値で売れるから民兵が沢山出て割と安全なんだけどね」
女戦士「まぁゆっくりして良いのだな?」
商人「そうだね…まぁ食べてよ」
情報屋「頂くわ…珍しい食材ばっかり…」モグ
女戦士「さてこちらでは…沖で停船している私達の船がどう見えているかなのだが…」
商人「あぁ一般の人は商船が浅瀬で近寄れないでいる様に見えて居るよ…海賊船だなんて誰も思ってない」
情報屋「他の豪族達は?」
商人「う〜ん…行く所に行けば居るんだろうけどねぇ…取引所では見ないなぁ」
情報屋「行く所って?」
商人「娼館だね…あと酒場とかカジノ?」
女戦士「フフ分かりやすい連中だ…」
商人「まぁ豪族に慌ただしい動きみたいなのは無さそうだね…それよりも一般の人が僕達の船に期待してるよ」
女戦士「期待と言うと?」
商人「内海で商船が動けないからみんな陸に上がって人で溢れかえってるんだ…ドワーフの海賊達はもう乗員確保したらしい」
情報屋「船乗りの仕事が無くなって居た訳ね…」
商人「そういう事…物資も滞留してるから船が動かせるなら直ぐに商人達を集められるよ」
女戦士「すべて良い方向に転がって居そうだ…」
情報屋「その様ね…」
女戦士「ところで女狐はどうした?」
商人「僕達とは距離を置いて居るのさ…貴族や豪族…それから王室とも上手く繋がってる」
女戦士「今回の件で株を上げたな」
商人「そうだね…やっぱり諜報活動だと実力ナンバーワンだよ」
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281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 20:57:34.95 ID:Xx1bIi7d0
『翌朝』
チュンチュン ピヨ
商人「…じゃぁ僕は予定通り木材と銀の買い付けに行って来るよ」
女戦士「ドワーフの海賊達もそれぞれ物資が必要になる筈だ…取り引きはお前がやった方が良い」
商人「あぁ…ドワーフだと値を吊り上げられるね」
女戦士「うむ…何が必要なのか聞いてやってくれ」
商人「分かったよ…運搬はあの商船を使って良いんだよね?」
女戦士「そのつもりでこちらへ来させたのだ…どんどん買ってキャラック船まで運ばせろ…向こうで分ければ良い」
商人「おけおけ…」
女戦士「そうだワインも大量に買って運んでくれ…アサシンが渇いている」
商人「これで一気に経済回るなぁ…じゃぁ行って来るよ」タッタッタ
女海賊「ふご!!?」ガバ キョロ
女戦士「フフどうだ?良く寝たか?」
女海賊「あれ?今いつだっけ?」ゴシゴシ
女戦士「寝ぼけているか?」
女海賊「ヤバ…なんか夢見てた…混乱してる」
女戦士「湯が使える水場がある…お前も少し汚れを落としてこい」
女海賊「あ…うん…なんかこの状況…量子転移使った後のセーブポイントになってるかも」
女戦士「何をバカな事を…さっさと顔を洗ってこい」
ホムンクルス「ご案内しますよ?」
女海賊「あぁホムちゃん…一緒に水浴びする?」
ホムンクルス「はい…よろこんで」
女海賊「おっし!!ちょい尻尾作るわ…」ゴソゴソ
ホムンクルス「尻尾?」ハテ?
女海賊「昨日豪族の船から毛皮ゲットしてんのさ…尻尾だけ切り取ってお尻に貼るんだよ」チョキチョキ
女戦士「何をするかと思えば…」アゼン
女海賊「大事な事なんだよ…よっし!出来た!!ホムちゃんお尻出して?」
ホムンクルス「ええ!?」タジ
女戦士「馬鹿馬鹿しい…早く行って来い!!」
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282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 20:58:12.65 ID:Xx1bIi7d0
『酒場』
ワイワイ ガハハハハ
マスター「いらっしゃいませ…お二人様で?」
ローグ「あいやいや…久しぶりっすねぇ」
マスター「シィーーーーーッ…ささ…カウンターへどうぞ」
ローグ「あぁすんません…そんな感じなんすね」
マスター「お飲み物は?」
ローグ「あっしはエールが欲しいでやんす」ジャラジャラ
マスター「こちらの御婦人はどなたで?」
ローグ「魔女さんでやんす…魔法で姿変えてるでやんす」
マスター「なるほどそうでしたか…ではハチミツ酒をご用意致します」
魔女「ほほー…わらわの好みを良く知って居るのぅ」
マスター「フフ仕事ですので…」チラリ
ローグ「あっしらはちっと様子を見に来たでやんすよ」
マスター「先ずはお飲み物をどうぞ…」コトリ
魔女「見た所昔と変わらん普通の酒場じゃのぅ…」グビ
マスター「お陰様で…」ニコリ
ローグ「どうっすか?何か噂聞こえて居やせんか?」
マスター「噂も何もこの激動の時にどんな噂も意味を持ちませんよ…」
魔女「うむ…こちらの大陸も大変だった様じゃのぅ」
マスター「それはもう…御覧の通り港は壊滅…変わらず酒を提供出来ているのが不思議と言いますか…」
ローグ「フィン・イッシュは少し高地にあるのが幸いしていやしたね」
魔女「影響が出て居るのは沿岸部だけなのかえ?」
ローグ「あぁぁぁ…命の泉から下流は大洪水が起きて居やした…多分森の中も大洪水っすね」
マスター「噂と言えばシャ・バクダのオアシスに人が集まっている様ですよ?」
魔女「ほう?それは初耳じゃ…」
マスター「フィン・イッシュが保護しているエルフに会えるのです」
ローグ「エルフ目当てで人が住みついてるんすね」
マスター「はい…なんでもエルフは異形のクリーチャーと戦って苦戦しているとか…」
ローグ「なーんか…豪族の話が全然出てこないのはどういうこってすかね?」
マスター「豪族の皆さんは最近めっきり来なくなりましたねぇ…奥のテーブルに常連さんが見えていますが…」
魔女「ふむ…あそこの集団じゃな?」チラリ
ローグ「ちっと近くのテーブルに移動しやしょうか…」
マスター「争いごとは起こさない様にお願いしますね…どうぞグラスを持ってこちらへ…」ササ
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283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 20:58:54.09 ID:Xx1bIi7d0
『テーブル』
ワイワイ
マスター「お飲み物はボトルでご用意しますね…おつまみは…フルーツをお持ちしましょう」
ローグ「いやぁぁ何もかにも済まんでやんす…」
魔女「丁度フルーツを口にしたかった所じゃ…ローグ!チップを払うのじゃ」
ローグ「ええ?あっしがですか…」ジャラリ
マスター「ハハお気になさらず…では少々お待ちください」スタ
魔女「ローグ…盗賊ギルドは今どうなっとるのじゃ?」
ローグ「あっしは聞いてないでやんす…多分隠れ家を何処かに持ってるとは思いやすが…」
魔女「アヌビスもこの仕事が天職の様じゃな」
ローグ「そーっすねぇ…もう20年以上このポジションやってるでやんすよ」
ガハハハハ
俺が何処にお宝隠してるかも知ら無ぇであいつ等はあの貴族の下に下りやがった
でもどうする?追手が掛かるぞ?
逃げ場は決まってる…シャ・バクダのオアシスで傭兵を募集してるんだ
おぉ!!お宝持ってトンズラだな?
そうよ…他の仲間も現地で集合する手筈だ…まぁ付いて来い…エルフをモノにするぞ
そりゃ良い!!金ばっかり食うここの女にはもうウンザリだ
ローグ「あたたた…あいつ等全然気付いて無さそうでやんす」ヒソ
魔女「面白いでは無いか…聞き耳を立てて静かに飲もうぞ」グビ
ローグ「なんつーか頭に奴隷にされた豪族が可哀そうになって来やしたよ…」
魔女「鼻を削がれただけじゃろう…そんな物変性魔法で直ぐに元通りじゃ」
ローグ「ええ?そうだったんすね…」
魔女「女戦士はそこら辺もしっかり分かってやって居るのじゃぞ…慈悲深いと思え」
ローグ「なるほど…もう関わって来るなと言う縁切りだったんすね」
魔女「まぁこれで海賊の業界では恐れられるじゃろう」
ローグ「そうっすねぇ…いや…でもあの豪族達は底抜けのバカなもんで…」
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284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 20:59:48.44 ID:Xx1bIi7d0
『宿屋の前の広場』
ワイワイ ガヤガヤ
女海賊「…」ボケー
ホムンクルス「のぼせてしまいましたか?」
女海賊「んぁ?違うんだ…ホムちゃんもそこの樽に座んなよ」
ホムンクルス「はい…」ストン
女海賊「ホムちゃん覚えてる?ここでシーサーのクソ堅い肉食べたの」
ホムンクルス「はい…覚えています」
女海賊「私さぁ…石になって眠ってたからそんな何年も前の事じゃ無いんだ…」
ホムンクルス「そうですか…」
女海賊「あん時は女王が一生懸命畑を耕してさ…ホムちゃんも毒キノコ育ててたよね」
ホムンクルス「そう言われると随分あの時と変わりましたね」
女海賊「うん…私だけ変化に置いて行かれた感じがするのさ」
ホムンクルス「あの時に戻りたいのですか?」
女海賊「それじゃダメな事知ってるから…」
ホムンクルス「夢を見たと言うのはもしかして…」
女海賊「そうだよ…夢で繋がってる…行こうと思えばいつでも祈りの指輪で行けるのさ」
ホムンクルス「寂しい…ですか?」
女海賊「どうなんだろ?夢幻を理解するとそれが私を構成する心の部分だって分かった…その寂しさも私の一部」
ホムンクルス「心…それは失えないですね」
女海賊「うん…だからあの時には戻れない…心は失えない」
ホムンクルス「私は夢を見る様になりました」
女海賊「ホムちゃんが見る夢ってどんな夢?」
ホムンクルス「暁の使徒…未来君が去っていく夢です」
女海賊「ええ!!?」
ホムンクルス「場所はハウ・アイ島…未来君は誰にも悟られる事無く世界を救い…去って行きました」
女海賊「何それ!?初めて聞く話なんだけど…」
ホムンクルス「夢の話ですよ…」
女海賊「あぁそっか…」
ホムンクルス「そこで初めて失ってはいけない人の心を知りました…そんな夢です」
女海賊「きっとその夢も今のホムちゃんを構成する大事な部分だよね…」
ホムンクルス「はい…その通りだと思います」
女海賊「ちっとあん時みたいにちょっとお酒でも飲もうか…」
ホムンクルス「少しでしたら…」
女海賊「おけおけ…ちょい買ってくるわ…待ってて」スタタタ
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285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:00:23.53 ID:Xx1bIi7d0
スタスタ
女海賊「あ!!お姉ぇ…」
女戦士「遅いと思って見に来たら此処で飲んで居たか…」
女海賊「ゴメンゴメン…お姉も飲む?」
女戦士「私は要らん…」
ホムンクルス「フルーツの飲み物も売っている様ですよ?」
女海賊「ちっと待ってて!!お姉ぇの分も買ってくるわ」スタタタ
女戦士「平和を味わって居たか?」
ホムンクルス「昔話を少し…」
女戦士「そうか…昔話が出来るくらいには付き合いも長くなったな…」
ホムンクルス「ここから見える内海の方はどうして船が止まったままなのでしょう?」
女戦士「陸沿いに外海に出たいだろうが岩礁地帯で危険海域なのだ…スクーナーも通らん」
ホムンクルス「そうだったのですね」
女戦士「一度海士島の方へ出てしまえば良いだろうが霧に阻まれて出られんのだ」
ホムンクルス「確かに…セントラルの方までずっと浅い海ですね」
女戦士「小さな漁船なら陸沿いに出られそうだが…今の状況を知らぬ者がおいそれとは航海せん」
ホムンクルス「大きな船が勿体無いですね…」
女戦士「セントラル方面へ陸沿いに航海すればまだ使えるのだが戦争中だからな…」
女海賊「お姉ぇ!!お待たせぇぇ!!」スタタタ
女戦士「私も樽に腰掛ければ良いか?」
女海賊「樽に座って飲むのがここの良い所さ…昔っからこんな感じなんだよ」グビ プハァ
女戦士「フフ…周りは民兵だらけか」ゴクリ
女海賊「銀製のなまくら装備だけど結構充実してんね」
女戦士「やはり資源のある国は強い」
女海賊「ところでセントラル第一皇子ってどうなったん?てか軍隊どこ?って感じ」
女戦士「セントラルとの国境付近に遠征しているらしいぞ?」
女海賊「まだ女王と結婚して無いんだよね?」
女戦士「まぁ無理だろう…忍び一族が許さん筈だ」
女海賊「なんか難しい立場だねぇ…」グビ
ローグ「あららら?こんな所で立ち飲みでやんすか?」スタ
女戦士「おぉローグ!!戻ったか」
ローグ「あっしも混ざって良いでやんすかね?」
女海賊「今女子会やってんだよ…魔女はこっちおいで」グイ
ローグ「ちょちょ…あっしも仲間に入りたいでやんす」
女戦士「まぁまず酒場でどんな情報を仕入れて来たのか聞かせろ…」
ローグ「そらキタ…実はですねぇ…」
カクカク シカジカ…
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286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:01:06.84 ID:Xx1bIi7d0
女海賊「アハ…ほんじゃ筏で特攻して来た辺りからあいつ等バラバラになってんだ?」
ローグ「そーっすね…お宝持ち逃げしてシャ・バクダのオアシス行くって言っていやした」
女戦士「他の豪族は居ないのか?」
ローグ「まだ居るらしいんすが船が内海にあるんす…どうしやす?」
女戦士「フィン・イッシュに居る内は私から手を出す様な事はしない」
ローグ「まぁ民兵が多いんで向こうも手を出して来んじゃないっすかね…」
魔女「聞く限りではスクーナー4隻奪われた事に気付いて居らんぞよ?」
女海賊「マジ?」
魔女「大きなキャラック船を奪われた事も知らん様じゃ…仲間が貴族の乗るキャラック船に下ったと思うて居る」
女海賊「うは…ワロワロ」
女戦士「これは動きやすくなった」
女海賊「そだね…あのキャラック船はこのまま中立の立場にしときゃ良い隠れ蓑になれる」
女戦士「よし方針が定まったぞ…補給が済んだら幽霊船で外海に出る」
女海賊「おっけ!!いよいよだね」
女戦士「しばらく戻れんだろうから必要な触媒や種の類は十分用意しろ」
ローグ「行くメンバーはどうするんすか?あっしだけ置いてきぼりは勘弁でやんす」
女戦士「幽霊船を動かす主要な人駆はゾンビ共だ…後は私達8人とドワーフの従士2人…」
女海賊「生きている人は極力少なくする訳ね…」
女戦士「うむ…幽霊船は喫水線が深いから船底が安全地帯となる筈…そこで休息する」
女海賊「お?どゆ事?」
女戦士「生きている者が安全地帯に入って居ればレイスと戦わんで済む」
女海賊「おおおおお!!船底が狭間の外になってるって事か…」
女戦士「そうだ…それを見越して今アサシンだけ船に残してどうなるのか実験している」
女海賊「幽霊船の喫水線って何メートルだっけ?」
女戦士「4メートル程…」
女海賊「十分だな…おっし!!船底に基地作るぞ!!」
女戦士「行っても良いがアサシンの邪魔はするな?」
女海賊「ホムちゃん!!ちっと幽霊船の中に隠れ基地作りに行こう!!」
ホムンクルス「はい…どうすれば?」
女海賊「付いて来れば良いんだって…お姉ぇ行って来るね!!」スタタタ
----------------
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:01:47.59 ID:Xx1bIi7d0
『幽霊船』
フワフワ
女海賊「ちょいホムちゃん操舵お願い…私だけ先に降りてロープ縛って来る」シュルシュル
ホムンクルス「お任せください…」
女海賊「おっけ!!ホムちゃんも降りて来て良いよ」グイグイ ギュゥ
ホムンクルス「…」シュルシュル スタ
女海賊「良いねぇ!!慣れて来たね」
ホムンクルス「はい…」ニコ
スタスタ
アサシン「どうした?何か取りに来たのか?」
女海賊「船を改造しに来たんだよ」
アサシン「ほう?それは良い…この船尾楼に飛空艇を発着出来るようにしろ」
女海賊「え!?なんで?」
アサシン「このままでは不便だろう」
女海賊「私はあんま不便に思って無いけどね…」
アサシン「船尾楼の後方に木材を伸ばすだけの簡単な改造だ…それで飛空艇の発着が出来る」
女海賊「まぁそうだけどさ…なんでそんな事言いだすん?」
アサシン「私のキャラック船も同じように改造して欲しいのだ…一台気球が欲しくてな」
女海賊「あーーー幽霊船に2台あっても無駄だね…」
アサシン「そういう事だ…キャラック船の使い勝手が悪いのは気球が搭載出来ないからなのだ」
女海賊「おけおけ!!気球一台有るだけで空から戦えるもんね」
アサシン「木材と鉄はこれからどんどん運ばれてくる…自由に使え」
女海賊「おーし!!ちゃっちゃと作るぞ!!ホムちゃん木材運ぼう!!」
ホムンクルス「はい…」スタ
--------------
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:02:21.01 ID:Xx1bIi7d0
『半日後_キャラック船』
トンテンカン トンテンカン
女海賊「おっし出来たぁ!!ふぅぅ…暑っついなぁ」
ホムンクルス「今日は日差しが強いですから…」
女海賊「こんなんじゃゾンビ干からびちゃうぞ?」
アサシン「その方が都合が良い…気球を移動させるぞ?」
女海賊「おっけ!!」
ホムンクルス「これで幽霊船も帆を全部開くことが出来ますね」
女海賊「うん…船首側にスペースあるけど邪魔っちゃ邪魔だったね」
ホムンクルス「飛空艇も着地させましょうか?」
女海賊「ホムちゃん幽霊船までロープで渡れる?」
ホムンクルス「ワイヤーの装置がありますので落ちても大丈夫です」
女海賊「ほんじゃお願いしようかな」
ホムンクルス「はい…行って来ます」スタ
---------------
『幽霊船』
フワフワ ドッスン
女海賊「おぉ…めっちゃバランス悪く見えるけどギリギリ乗るな」
ホムンクルス「この金具で固定するのですか?」
女海賊「そうそう…わかる?」
ホムンクルス「ロープワークは教えて貰いましたので…」グイグイ ギュゥ
女海賊「ほんじゃ私はミズンマストの縦帆と干渉しないか一回開いてみるかな…」グイグイ バサーーー
ホムンクルス「1メートル程余裕がありますね」
女海賊「もうちょい飛空艇を前に詰めれるって事だね」
ホムンクルス「目印を書いておきましょう…」スタ
女海賊「ホムちゃん疲れて無い?」
ホムンクルス「大丈夫ですよ?」
女海賊「次は船底で重労働なんだ…石を運ぶんだけど…」
ホムンクルス「体を鍛えて居ますので頑張ります」
女海賊「ほんじゃ次行こっかぁ!!」スタ
-------------
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:02:53.33 ID:Xx1bIi7d0
『船底』
ギシ ググググ
女海賊「あぁぁ…やっぱ船底は湿度が高くて不快だわ…」ムシムシ
ホムンクルス「寝苦しくなりそうですね…」
女海賊「私ちょっと空気通す工夫してくるからホムちゃんは石を運んどいてくんない?」
ホムンクルス「はい…どちらへ運べば?」
女海賊「ここを10人が快適に寝られる様に改造したいのさ…この破壊の剣使って良いからさ…先ず石の凸凹を慣らして欲しい」
ホムンクルス「わかりました…」
女海賊「あんまり石を偏らせると船が傾いちゃうから気を付けて」
ホムンクルス「脇に置いてある樽は傾きの調整なのですね?」
女海賊「そそ…重りの代わりなんだ…最後はアレの置き方で調整すんの」
ホムンクルス「理解しました…私が船の復元力を最適になる様に調整します」
女海賊「お?もっと良くなるん?」
ホムンクルス「樽の移動で復元力を調整出来るようにすれば良いのです…つまり樽の置き方と動かしやすさですね」
女海賊「まぁそんな感じだね…任せるよ」
ホムンクルス「はい…」ニコ
女海賊「ほんじゃちっと金属加工してくる!」スタタタ
-------------
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:03:21.59 ID:Xx1bIi7d0
『夜』
ソヨソヨ…
女海賊「ふぅぅ…やっと連通管通った…これで涼しくなる」
ホムンクルス「一気に湿度が抜けましたね…」ヌリヌリ
女海賊「ホムちゃん何やってんの?」
ホムンクルス「水分が透過してくる壁面に樹脂を塗布しています…木材が腐り難くもなりますね」
女海賊「そんな樹脂なんか荷の中にあったん?」
ホムンクルス「私が作りました…」
女海賊「へぇ?…これまだ触ったらダメだよね」
ホムンクルス「はい…1日は放置した方が良いでしょう」
女海賊「ここ綺麗にするのまだ時間掛かりそうだ…ホムちゃんお腹空いてない?」
ホムンクルス「ペコペコです…」
女海賊「ジャーン!!」スポ
ホムンクルス「鶏肉ですね…」
女海賊「この肉は昼間買っといたんだ…一緒に食べよう」
ホムンクルス「喉も乾いて…」
女海賊「あるある!!ジャーーン!!」スポ
ホムンクルス「その封印の壺はとても便利ですね…」
女海賊「私何でも持ってんのさ…あれ?…ちょっと待てよ」
ホムンクルス「??」
女海賊「この壺の中に入れるんだよ…壺の中で寝りゃ良いんじゃね?」
ホムンクルス「壺の中は快適なのですか?」
女海賊「あーーーダメか…8人も入ったら暑苦しいわ…」
ホムンクルス「どこか旅の途中で寝る分には壺でも良さそうですね」
女海賊「そだね…そういう使い方にしよう」
ホムンクルス「今晩は此処で寝て行かれますか?」
女海賊「うん…」
ホムンクルス「ロープワークでハンモックを作れる様になったのです」
女海賊「おーーーイイネ!!」
ホムンクルス「快適に寝られるか試してみましょう」
女海賊「おけおけ!!なんか楽しいね」
ホムンクルス「そう言って貰えると作り甲斐があります」
女海賊「おっし!!食ってもうちょい働いたら寝るぞ!!」
ホムンクルス「はい…」ニコ
---------------
---------------
---------------
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:04:02.57 ID:Xx1bIi7d0
『数日後_フィン・イッシュ街道』
ザワザワ ヒソヒソ
おい!海賊王の娘が来た…ヤベェぞ
ちぃぃ悠々と買い物して歩いてんのか
あの横でチョロチョロしてる男が有名な皮剝ぎヤローだ
後の女は取り巻きなのか?
知るか!!見つかる前に逃げんぞ…来い…
ローグ「頭ぁ…これなんかどうっすかね?」スッ
女戦士「ふむ…なかなか涼しそうだ…気に入った」
情報屋「フフ女海賊が黙って無いわね」
女戦士「別に張り合うつもりは無い…汗で気持ち悪い思いをしたくないだけだ」
ローグ「いやぁぁ頭も普段からそういう格好でお願いしやすよ」
魔女「少し露出が多い様に思うがのぅ…」
女戦士「海ではこれくらい薄い格好の方が良いのだ」
ローグ「魔女さんもあっしが選びやしょうか?」
魔女「わらわはこのままで良い…触媒を何処に入れたか分からんくなるでのぅ」
女戦士「さて…取引所へ行って商人の様子を伺うか…」
ローグ「へい!!案内しやす…」
--------------
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:04:33.83 ID:Xx1bIi7d0
『取引所』
ワイワイ ガヤガヤ
海賊「頭ぁ!!ごっつぁんです!!」ビシ
女戦士「調達は順調な様だな?」
海賊「へい!!今日から近隣の村まで物資運搬でごわす」
女戦士「ふむ…上手くヤレ…ところで商人はどこだ?」
海賊「先ほどまでこの辺に…」
商人「おーい!!」タッタ
ローグ「頭ぁ!!居やしたぜ?」
女戦士「商人!!様子を見に来たのだ…昨夜はどうした?」
商人「あぁ心配掛けちゃったかな…外海側へ続く道をドワーフの海賊達と一緒に整備してたのさ」
女戦士「ほう?物資の移送用か」
商人「まぁ途中で山賊に襲われない様に民兵の詰め所を作ったんだよ」
女戦士「あまり守備範囲を広げてはフィン・イッシュに迷惑が掛からんか?」
商人「協力的さ…外海側にかなり期待している様だよ…女王からは話を聞いて居ないの?」
魔女「女王は隠れ里に居る…城に居るのは政務を担当しておる側近じゃな」
商人「そうだったんだ?」
魔女「主には話して居らなんだか…3子を宿して居って静養中じゃ」
商人「ハハ道理で顔を見せない訳だ」
女戦士「それで?物資調達はどうか?」
商人「スクーナーで運べて一気に捗った…幽霊船の分は今日荷入れしたら終わりだね」
女戦士「いつでも出港出来るのだな?」
商人「そうだね…もう行く?」
女戦士「妹が幽霊船の改造をして居るのだが…まだ戻って来ん」
商人「それならスクーナーに乗って戻ったら?」
女戦士「そうするか…」
情報屋「あ…荷物を宿屋に置きっぱなしだわ」
商人「僕もさ…取りに行こうか」
ローグ「あっしが護衛に付きやす…頭と魔女さんはここで待って居て下せぇ」
女戦士「うむ…魔女…茶でも飲もう」
魔女「それは良い…」ノソノソ
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293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:05:14.53 ID:Xx1bIi7d0
『しばらく後』
ヒソヒソ ヒソヒソ
あれが海賊王の娘?まだ若いじゃない…
おい大きな声を出すな聞こえるぞ
船は何処に隠して居るんだ?噂の幽霊船なんて見て無いぞ?
あ…こっち振り向いた…うわぁ美人なんだ…
魔女「主は有名人じゃで落ち着かんじゃろう?」
女戦士「気になぞしていない」
タッタッタ
ローグ「頭ぁ!!お待たせしやした」
女戦士「んん?何を持って居る?」
ローグ「あぁあっしらの泊ってた部屋を物色していた奴らがいやしてね?多分豪族なんで鼻を削いで来やした」
女戦士「2人分か…いつまでも持ち歩いて無いで何処かに捨てて来い…反吐が出る」
ローグ「あんま人目に付く所に捨ててもでやんすね…」
魔女「燃やせば良い…火魔法!」ボボボ
女戦士「それで何か盗まれたか?」
ローグ「勿論取り返しやしたよ…情報屋さんの書物が無くなる所でやんした」
情報屋「買ったばかりの竜宮伝説の書物よ…無くなっても大した損失では無かった」
商人「そろそろ引き際だね…ここの所君の噂を良く聞くようになったよ」
女戦士「フィン・イッシュでは何もしていないのだが…此処でも安住の場所は無いか…」
商人「まぁ悪いのは豪族さ…ある事無い事言い散らかして居るんだよ」
魔女「向こうの方にもこちらを見ている一般人が居るのぅ…」
商人「騒ぎになってしまう前に移動しようか…ここから馬車で2時間なんだ」
女戦士「そうしよう…」スック
ローグ「いやぁぁ頭の佇まい…恰好良いっすねぇ…」
女戦士「行くぞ…」スタ
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294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:05:50.58 ID:Xx1bIi7d0
『馬車』
ゴトゴト ゴトゴト
女戦士「随分馬車が往来するな…」
商人「経済が回ってる証拠さ…港が出来たらきっとこっち側に街が出来るよ」
女戦士「この道で物資をすべて運んだか…」
商人「そうさ運ぶのも運賃が掛かってね…まぁそのお陰でお金が回ってる所もあるんだけど…」
女戦士「物資調達が難しいとは思って居たが良く木材を運びきったな…」
商人「木材は例のスクーナーを奪った川から運ぶと良いね」
女戦士「ふむ…フィン・イッシュは開拓が進めば良い貿易拠点になりそうだ」
商人「そう思うよ…今後に期待さ」
情報屋「幽霊船に木材を大量に乗せてる理由って何なの?」
女戦士「船の修理用で必須なのだ…木材が無いと長期航海は出来ない」
情報屋「そういう事だったのね…木材は全然乗って無かったわね」
女戦士「うむ…良くここまで来れたと思う」
商人「銀を大量に仕入れたのも船の修理用だね…鉄だと直ぐに錆びる」
情報屋「そういえばあなたの従士2人…いつも船を修理してた」
女戦士「そうだ…あの2人は船大工として優秀だから連れて行く」
商人「女海賊も物作りは相当優秀だよね」
女戦士「キワモノばかり作るからな…まぁ幽霊船をどれ程改造しているか楽しみではある」
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295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:06:25.20 ID:Xx1bIi7d0
『商船』
ザブン ギシ
海賊「頭ぁ!!幽霊船に戻るでがんすか?」
女戦士「そのつもりだ…一緒に乗っている者どもは何者だ?」
海賊「キャラック船に乗る船員達でがんす」
女戦士「ほう…あちらも順調に船員を増やしているか…」
商人「女狐は何処で行動しているんだろうね?」
女戦士「さぁな?」
ローグ「バックに盗賊ギルドが付いてるんであんま表には出て来んでやんすよ」
情報屋「あまりそういう事を声に出さない方が良いわ?」
ローグ「あーー口が滑っちまいやした」
海賊「そろそろ船を出すんで奥で掛けて下せぇ!」
女戦士「うむ…しかしここから見ると沖で停船している私達の船は遠いな」
商人「もう少し陸に寄れば良いんだけどね…」
情報屋「これだけ遠いからあそこで何か有ったのに気付かれないで済んだのよ」
女戦士「フフその通りだ…」
海賊「出港!」グイ バサバサ
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296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:06:56.10 ID:Xx1bIi7d0
『幽霊船』
ギシギシ
女戦士「海賊共!!私の従士2人に船へ戻れと伝令しろ」
海賊「へい!!…陸に戻り次第伝えるでがんす」
女戦士「さて…」ツカツカ
ローグ「気球がキャラック船の方に移動して居やすね…」
女戦士「船首が開けて見晴らしが良くなったでは無いか」
ローグ「迫撃砲も船首側に移動してるっす…」
スタスタ
アサシン「戻ったな?そろそろ出発するか?」
女戦士「まだだ…私の従士2人が乗って居ない…それよりこっちはどうだ?」
アサシン「何も起こらなくて暇をして居た所だ」
女戦士「やはり生きた者が乗って居ないとガーゴイルは襲って来んか」
アサシン「うむ…フライフィッシュには度々襲われるがな」
女戦士「よし…作戦通り行きそうだ」
アサシン「女海賊とホムンクルスが謎の改造をやっているがやらせていて良いのか?」
女戦士「謎?」
商人「何処に居るんだい?見て見たいな」
アサシン「船底で城を作っている」
商人「ハハ船の中に城か…ちょっと見て来る」ダダ
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297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:07:30.03 ID:Xx1bIi7d0
『船底』
ギシ ググググ
おーし!!ここが岩石エリア…ほんでこっちが砂漠エリア
ここに洞窟有るからこん中に隠れれば良いんだよ…
これ動かない様にアラクネーが巣を作って?…おけおけ!よーしハチミツあげる
ホムンクルス「種撒き終わりました…後は成長魔法ですね」
女海賊「ホムちゃん魔法使えない?」
ホムンクルス「使い方が分かりません…」
女海賊「まぁ良いや…後で魔女にやって貰おう」
タッタッタ
女海賊「んん?」キョロ
商人「おぉ!!なんだココ…」
女海賊「お!?商人か!!ここは秘密基地さ」
商人「なんだ虫の楽園を作ったのか…飛空艇の中と同じだね?」
女海賊「バージョンアップしてんだって…見て見て此処!!」
商人「どれどれ?」キョロ
女海賊「石の隙間が迷路になってんのさ…今こん中でダンゴムシとワームが冒険してる」
商人「ハハ…君と言う人は…どうしてこんな子供みたいな」
女海賊「これで快適に過ごせるんだって!!ハンモックでちっと寝て見な?」
商人「これかい?」ギシ
女海賊「ソヨソヨ風吹いてんの分かる?」
商人「おぉぉぉ…涼しいね」
女海賊「雨も降らせれるんだぞ」グイ
パラパラ
商人「え!!?どういう仕組み?」
女海賊「上の方で雨水溜まる様にしてるのさ…あとお姉ぇの剣を燭台代わりにすれば花も咲く筈なんだ」
商人「なんていうか…これ船は痛まないのかい?」
ホムンクルス「ご安心ください…木材が痛まない様に様々な処置をしています」
商人「もしかしてホムンクルスの知恵を使ってる?」
ホムンクルス「はい…この空間で光と水があれば生態系が維持できます」
女海賊「そういう事なんだって…ここで虫と遊んでたらずっと飽きないで居られるんだ」
商人「土も砂も全部自分で運んだの?」
女海賊「そだよ?てか商人は一人で来たん?」
商人「いやいや君が帰って来ないから皆戻って来たんだ」
女海賊「おおおお!!ほんじゃ魔女も居るね?」
商人「うん…居室に入って行ったかな」
女海賊「ちっと呼んで来るわ…」スタタタ ピューーー
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298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:09:53.45 ID:Xx1bIi7d0
『船尾楼_飛空艇』
ツカツカ
女戦士「なるほど…船尾楼の後方に飛空艇を着陸出来るようにしたか…」
アサシン「私のアイデアだ…不要な時は畳める様にもなって居るぞ?」
女戦士「それで気球1台をキャラック船に移したか…」
アサシン「まずかったか?」
女戦士「いや…前方が視認し難くて邪魔だった…あの気球はキャラック船で使うが良い」
アサシン「女海賊は高波を遮る何かを置いた方が良いと言って居たが…」
女戦士「小舟の置き方を変更しよう…小舟を屋根にすれば良い…それで海へ転落するリスクも減るだろう」
アサシン「図か何かを書いてくれればゾンビ共にやらせるぞ」
女戦士「分かった…後で書いておく」
ドタドタ
女海賊「あ!!お姉ぇ!!ちょ…どうしたんその格好…」ジロジロ
女戦士「涼しい方が良いと思ってな?」
女海賊「ええええ…なんかズルいなぁ…私も着替えたい」
女戦士「ローグが何着か私の着替えを買ってきている…選んで着ても良いぞ」
女海賊「マジか!!あ…ヤバ目的忘れる所だった…」
女戦士「忙しそうだな?」
女海賊「エクスカリバー借りに来たのさ…ちょい貸して」
女戦士「ふむ…持って行け」スッ
女海賊「よーし!!後は魔女だ!!」スタタタ ピューーー
アサシン「フフ…ずっとあの調子で走り回っているのだ」
女戦士「気持ちを紛らわせているのだ…察してやってくれ」
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299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:10:27.69 ID:Xx1bIi7d0
『船底』
ドタドタ
女海賊「ほい!!約束のリンゴ!!」スポ
魔女「仕方無いのぅ…成長させるのは花だけじゃぞ?」パク シャクシャク
女海賊「バナナもあるよ?」スポ
魔女「わらわを買収する気か…」
女海賊「良いじゃん!!イチゴも育てたいんだ」
魔女「では花とイチゴだけじゃ!!イチゴはわらわも頂くでのぅ」
女海賊「おけおけ!!ほんじゃ雨降らすよ」グイ
パラパラ
魔女「成長魔法!成長魔法!成長魔法!」ニョキニョキ
女海賊「よーし!!ミツバチ来い!!」ブーン
魔女「ふぅ…下手に成長魔法を使うと船を壊すかも知れんでこれっきりじゃぞ」パク モグ
女海賊「魔女?そこのハンモックで横になってみ?」
魔女「ふむ…主がこさえたのかえ?」ノソノソ ギシ
女海賊「ホムちゃんが作ってくれたんだけどメッチャ寝心地良いさ」
魔女「確かに…そうじゃな…あと鈴の音を聞きながらうたた寝しても良いのぅ」
女海賊「おおおお!!ソレだ!!」スタタタ ピューーー
魔女「エクスカリバーの光も心地良いな…」ウトウト
ホムンクルス「すぅ…すぅ…」zzz
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300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:10:53.26 ID:Xx1bIi7d0
『夕方』
ザブ〜ン ギシギシ
ローグ「頭ぁ!!ドワーフの従士2人が到着しやした」
女戦士「そうか…いよいよだな」
アサシン「既に覚悟は出来て居るぞ?」
女戦士「さて…誰も帰って来た事の無い海へ…」
ローグ「頭ぁ…ロマンっす」プルプル
女戦士「船出だ!!碇を上げて帆を張れ!!」ビシ
アサシン「ゾンビ共…我に従え…」フリフリ
ゾンビ共「ヴヴヴヴヴ…アガガガガ‥‥グルル」ズルズル
ローグ「なーんかキレが無いでやんすね…」
アサシン「クックック…ゾンビ共はノロい…まぁゆっくり行くぞ」
女戦士「さてこれから船の操舵はアサシンに任せる」
アサシン「船長室は私の個室で構わんな?」
女戦士「良いだろう…だが望遠鏡には触るな?」
アサシン「興味が無い…お前達は船底で休んで居ても良いぞ?」
女戦士「まぁそう言うな…暇つぶしがてら航海も楽しむつもりだ」
ローグ「なーんか…これが陸地を見る最後かも知れんのですが…船出があまりにノロくて台無しでやんす」
女戦士「陸地を見る最後か…」
ローグ「あっしは覚悟してるんすよ…この幽霊船をその後誰も見たことは無い…って語り継がれるんす」
女戦士「フフ…」
ローグ「頭もそのつもりで海賊達を船から降ろしたんすよね?」
女戦士「死ぬつもりは無い…今からが始まりだ…まだ見ぬ世界へ行く!!」
ローグ「うひょーーーそれっす!!それがロマンでやんす」
女戦士「船底に居る者を呼んで来い…船出だとな?」
ローグ「へい!!」
--------------
--------------
--------------
海賊王の娘編
完
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:11:34.53 ID:Xx1bIi7d0
『夕日』
ザブ〜ン ユラ〜リ ギシ
魔女「折角寝付いた所じゃったのにな…」ブツブツ
情報屋「この船が帆を全部開くのは初めて見た…」
女戦士「いつも気球が邪魔をして居たからな…」
魔女「行先は夕日の向こうかえ?」
情報屋「そうね…少し進路を北に変えてだけど」
魔女「どの位で到着しそうなのじゃ?」
女戦士「順風にずっと乗って居れば6日程の距離の筈だ…まぁ普通に行けば10日前後…」
魔女「巨大な狭間でどれほど迷うかじゃな…」
女戦士「アサシン!クジラが案内してくれると言う話はどうなって居る?」
アサシン「何の話だ?」
女戦士「あぁ…あれはホムンクルスとの話だったか」
魔女「ホムンクルスは寝て居ったぞよ?」
女戦士「もしかして…寝ずに船底を改造して居たか?」
アサシン「行って見るが良い…樽の配置もすべて変わって居る」
女戦士「そうだったか…では静かにしておいた方が良かろう」
ドタドタ
女海賊「ちょっとちゃんとそっち持って!!」ヨタヨタ
商人「足元が見えないんだよ…」ヨタヨタ
女戦士「んん?何をして居る?」
女海賊「居室の家具を運んでるのさ…本棚とか必要じゃん?」
女戦士「お前は船出に気付いて居ないのか?」
女海賊「知ってるさ…ちっと忙しいんだ…商人行くよ!!」ヨタヨタ
アサシン「クックック…図太い女だ…まぁずっとあの調子だ」
--------------
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:12:07.89 ID:Xx1bIi7d0
『夜』
ピカーーーーー
女戦士「それが光の石専用の燭台か…」
アサシン「うむ…女海賊が作った物だ…夜間はこれでガーゴイルは寄って来ん」
ローグ「なーんか戦闘になりそうに無いっすね…」
女戦士「そうだな…私達も家具の移動を手伝うか」
情報屋「書物を移動させたいわ」
女戦士「手分けして運ぼう…」スタ
アサシン「こちらは任せて貰って良いぞ?…むしろお前達が船底に居た方が平和だ」
--------------
『船底』
ガサゴソ
海賊「ここが俺達の寝床でがんすか?」
女海賊「そそ…部屋とか区分けして無いから適当にハンモック使って」
商人「…この本棚どこに置く?」
女海賊「これ倒れると危ないから階段の横に置いて釘打っちゃうわ」
商人「おけおけ…よいしょ!」ドスン
ドタドタ
女戦士「おぉ…随分変わったな…」キョロ
情報屋「あら?居室より環境良さそうじゃない…」キョロ
女海賊「奥の方は虫の楽園だからあんま行かないで」
情報屋「また虫を連れて来てるのね…」
女海賊「この階段の周辺にテーブルとイス置いて居室代わりにする予定」
ローグ「テーブル持って来やしたぜ?よいしょ!!」ドスン
女海賊「良いね良いね!!」
女戦士「なるほど魔女が眠たくなる訳だ…」
女海賊「あと任せて良いかな?私も眠たいんだよ…」
ローグ「良いっすよ…あっしらが残りを運んでおきやす…ちっと休んで下せぇ」
女海賊「おっし!!ワーム集まれぇ!!へそのゴマ掃除しろぉ!!」スタタタ
魔女「…」チラ
情報屋「…」コクリ
魔女「あれがあ奴の水浴び替わりじゃ…」
情報屋「分かって居るわ…どこかで綺麗にしてあげましょう」
--------------
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:13:32.11 ID:Xx1bIi7d0
ググググ ギィィィ
情報屋「この木が軋む音がアレだけれど…中々過ごしやすわね」
女戦士「うむ…不思議な感覚だ」キョロ
カサカサ カサカサカサ
女戦士「アラクネーの子供か…」
情報屋「分かったわ…この不思議な安心感は虫が怯えて居ないのでは?」
魔女「恐らくその通りじゃ…地に足を付けて居る安心感は虫から来て居りそうじゃ」
女戦士「良く見ると他の虫もあちらこちらに居る…」
魔女「踏みつけぬ様にせねばのぅ」
女戦士「なんだか眠たくなるな…」
情報屋「私も読書が捗る…」
魔女「何の書物じゃ?」
情報屋「竜宮伝説よ…亀に乗って竜宮に行ったとか…人魚に出会ったとか…」
魔女「読み終えたらわらわにも貸しておくれ…」
情報屋「分かったわ…」
魔女「竜宮のぅ…竜王でも住んで居ったのじゃろうか?」
情報屋「ニライカナイの伝説とは別なんだけれど共通する事も多くて今調べてるのよ」
魔女「共通とは何じゃ?」
情報屋「どちらもいつの時代の事なのかハッキリしない…海の向こう…島に城が存在する…色々ね」
魔女「つまり伝えられた場所が違うだけじゃという事か?」
情報屋「それもなんとも言えないわ…あと一つ未来君の壁画も有るでしょう?」
魔女「そうじゃったな…」
情報屋「謎解きをするのはワクワクするわ」
魔女「うむむ…わらわも気になって来たでは無いか…死者が集う理想郷とは何じゃろうのぅ?」
情報屋「それはニライカナイの言い伝えね…多分そこに天国に繋がる何かが有ったと思うわ」
魔女「ふむ…」
情報屋「それで竜宮伝説の方では天国に行く事を拒んだ物語…その代償として命を吸われた…そんなお話なの」
魔女「命を吸われたとな?…フム…」トーイメ
情報屋「何か気になったかしら?」
魔女「呪術の代償は人の魂なのじゃ…もしやと思うてのぅ…」
情報屋「代償?…他の魔法で言う触媒の代わりと言う事ね?」
魔女「実はのぅ…呪術の殆どは危険が過ぎる故シン・リーンでは禁呪に指定しておるのじゃ」
魔女「故に研究が進んで居らぬ…呪いを祓う術を考えておく必要が有りそうじゃ」
情報屋「そう言えば超古代文明には大体呪いが付き物ね」
魔女「呪い…うーむ…つり合う代償…対価…まさかのぅ…」ブツブツ
情報屋「フフ…調べ物には困ら無さそうね」
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304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:14:01.09 ID:Xx1bIi7d0
『翌朝_デッキ』
ザブ〜ン ユラ〜
女戦士「すっかり寝てしまった…昨夜は何も?」
アサシン「クックック…何も起きん」
女戦士「太陽が出ているな…まだ狭間には入って居ないか」
商人「お〜い!!おはよ〜う!!」ノシ
女戦士「見張り塔に登って居るのは商人か…」
商人「イルカの群れから離れて行ってる…少し右だよ」
女戦士「イルカ?」
アサシン「そうだ…イルカの後を付いて行っている」
女戦士「そうか案内してもらっている訳か」
アサシン「たまたま行く方向が同じだけかも知れんがな?」
女戦士「操舵がアサシンで見張りは商人か…ベストマッチだ」
アサシン「私も一人では寂しくてな…話し相手が居るだけで随分気が紛れる」
女戦士「妖精はどうした?」
アサシン「妖精とは込み入った話が出来ん」
女戦士「なるほど…」
タッタッタ
ローグ「頭ぁ!!食事でやんす!!」スッ
女戦士「おぅ済まんな…パンとチーズか…」モグ
ローグ「船底が気持ち良すぎるもんでみんな籠りっきりでやんすね…」
女戦士「少し体を動かすように言って来てくれ」
ローグ「へい!!」
-------------
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305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:14:43.91 ID:Xx1bIi7d0
『甲板』
ユラリ ギシ
ローグ「…まず体の体裁きでやんす…あっしの背中にタッチできたらホムンクルスさんの勝ちでやんす」
ホムンクルス「はい…わかりました」
ローグ「間違って海に落ちんでくだせぇよ?」
ホムンクルス「行きます…」スタタ
ローグ「全然遅いっすねぇ…」ヒラリ
ホムンクルス「…」スタタ
ローグ「目で狙ってる方向が分かっちまいやす…」ヒラリ
ホムンクルス「目…ですか…」
ローグ「相手の動きをもっと五感を使って察知するんす…そしたら目は瞑っても大丈夫っす」
ホムンクルス「分かりました…」スッ
ローグ「あいやいや…いきなり目を瞑っても海に落ちちまいやすぜ?」
ホムンクルス「隙有り!…」スタタ
ローグ「おっとぉ!!」ヒラリ
ホムンクルス「…」ジーー
ローグ「うはは…そういう駆け引きっすね?そんならあっしも本気で行きやすぜ?」
ホムンクルス「あ!!忘れていました…」クルリ
ローグ「ぬふふふ…その手は食いやせんぜ?」
ホムンクルス「えい!!…」スタタ
ローグ「全然ダメ…ナハハハハハハ」ヒラリ
--------------
--------------
--------------
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:15:12.88 ID:Xx1bIi7d0
『デッキ』
アサシン「ホムンクルスは中々体幹が良くなってきていそうだな」
女戦士「うむ…毎日トレーニングを欠かさんらしい」
アサシン「今までとは違う様だ」
女戦士「少し動けるだけで身を守る事も出来るだろう」
ドタドタ
女海賊「お姉ぇ!!どっかに敵居ない?」
女戦士「昼間にそうそう敵なぞ居る物か…顔は洗ったか?」
女海賊「情報屋に汚いって言われて全身洗われたよ…そんな事よりコレ試したいのさ」スッ
女戦士「ん?砲弾?」
女海賊「ホムちゃんに教えて貰ったのさ…私が使ってる特殊弾倉ってさ…榴弾砲って言うらしい」
女戦士「ふむ…それの迫撃砲用か?」
女海賊「そうそう…命中したら爆発すんだよ…どんなもんか試してみたい訳さ」
女戦士「残念だがそれを使う敵が海に居るとは思えん」
女海賊「ぬぁぁぁなんか消化不良だなぁ…」
女戦士「火薬の量で爆発の程度は予測出来るだろう」
女海賊「それは分かるんだけど中に要らん鉄くずとか一緒に入れてるのさ…そこ工夫できそうじゃん?」
女戦士「まぁ又の機会だな…豪族と出会った時用に残して置け」
女海賊「あ〜あ…楽しみ無くなっちゃったわ…アレレ?」アーングリ
女戦士「んん?」
女海賊「ロック鳥飛んでるわ…あいつらまだ付いて来てんだな」
女戦士「本当だな…」
女海賊「こっから先は羽休める場所無いのにどうすんだろ?」
女戦士「羽休めの場所が何処かにあるという事では無いか?」
女海賊「なる…」
アサシン「ふむ…ロック鳥も私達を案内して居るのかも知れんな」
女海賊「ほ〜ん…まぁ良いや…ホムちゃんと遊んでこよーっと!」スタタ
-------------
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:15:42.86 ID:Xx1bIi7d0
『甲板』
シュルシュル スタ
女海賊「おっとぉ!!商人あんた…その鍵爪まだ使ってたんだ」
商人「あぁコレね…ロープ伝うのにこれより便利な物無いよ」
ローグ「皆さんも体動かしに来たでやんすか?」
商人「上から見てて面白そうだと思ってね…ホムンクルスの動きが良くなっててビックリさ」
ホムンクルス「まだ背中を触れていません…はぁはぁ」
ローグ「商人さんなら丁度良いかもしれやせんぜ?」
女海賊「お?良いねぇ…やってみ?」
商人「ようし!!来い!!ホムンクルス」
ホムンクルス「はい…」スタタ パチン
商人「あれ?」
女海賊「なんだ商人!いきなり触られてんじゃん!!」
商人「そうか…上から見た感じ遅く見えたけど実際目の前にすると意外と早いんだね…」
ホムンクルス「もう一度!!」スタタ
商人「おっとぉ!!」ヒラリ
ローグ「今度は背中の触り合いでどうっすか?」
商人「ようし!!僕だって負けないぞ!!」ダダ パチン
ホムンクルス「あ…」
ローグ「こら良い相手が出て来やしたねぇ…続けて練習するでやんすよ」
ホムンクルス「はい…」ソローリ ソローリ スタタ
商人「ほっ!!」ヒラリ
女海賊「ちょいローグ!!私とやるよ!!」
ローグ「ええ!?姉さんとっすか…」
女海賊「何?」
ローグ「姉さんは勝つまで終わらんですよね…」
女海賊「はぁ?何言ってんのさ!!勝つに決まってんじゃん!!」パシュ シュルシュル バチン!!
ローグ「あだっ!!いたたた…それ使うんすか…」
女海賊「悪い?本気でやるんだよ」
ローグ「ほんじゃあっしも本気出しやすぜ?」スチャ
女海賊「来い!!」
--------------
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:16:17.63 ID:Xx1bIi7d0
『デッキ』
パシュン シュルシュル
女戦士「ほう?面白い事をやって居るな…」
アサシン「海に落ちる事を考えんのか?」
女戦士「落ちても戻れる自信があるから出来る事だ…ローグも手を拱いて居る」
アサシン「帆下駄から落ちるのでは無いかと見て居られん」
ローグ「とりゃぁぁ捕まえた!!」バチン
女海賊「あぁぁぁ…」ピュー バキバキ ドッスーン!!
ローグ「姉さん…大丈夫っすか?」
女海賊「てててて…うわヤッバ…甲板に穴空いたじゃん…」
ローグ「姉さんは砲弾より重いっすからね…」
女海賊「怒られる前に修理するぞ!!」スタタタ
ローグ「へい!!」ダダ
女戦士「敵と戦う前に船を壊したか…ヤレヤレ」
アサシン「アレを続けさせては船が持たんぞ…」
女戦士「まぁ船の弱い場所が分かったから良い…修理して補強すれば前より良くなる」
アサシン「フフ私達もやって見るか?」
女戦士「お前とか?」
アサシン「いつだったかお前に完敗した夢を見た事が有る…リベンジだ」
女戦士「フフ良し!!やってやろうじゃ無いか…来い」
-------------
-------------
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309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:16:50.05 ID:Xx1bIi7d0
『甲板』
トンテンカン トンテンカン
女戦士「手すりはすべて強度が足りん!!補強して直せ」
海賊「がってん!!」トンテンカン
ローグ「あいやいや…向こうもかなり派手に壊しやしたね…」
女海賊「お姉ぇもメッチャ重いからさ…しょうがないんだって」
商人「これでドワーフの船がどうしてゴツゴツしてるか良く分かった」
女海賊「あんま補強し過ぎると転覆しやすくなるんだけどね…」
ローグ「商人さんはホムンクルスさんと勝負つきやした?」
商人「五分五分さ…あんなに動けるとは思わなかったよ」
女海賊「おーし!!マッスル系ホムちゃんもなかなか良いね…次武器の使い方だね」
ローグ「あっしがダガーの使い方を教えやすぜ?」
女海賊「おけおけ…まずダガーのメンテナンスの仕方からだね」
ローグ「そーっすね…ミスリルダガーの研ぎから教えやしょうか」
女海賊「イイネ!!革砥を作って来るわ」
ローグ「お願いしやす…あっしはミスリルダガー用意しときやす」
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310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:17:24.12 ID:Xx1bIi7d0
まぁ持ち方は順手でも逆手でも良いんすが…
逆手で持つのは相手に刃身を見せない為に使うんす…
ホムンクルスさんの場合護身で使うんで順手で持てば良いっすね
ほんで腰から抜いた時に順手になる様に練習して下せぇ
ホムンクルス「…」スチャ
ローグ「まぁそんな感じでやんす…後は相手を良く見ながら突いて使うんすが…」
ホムンクルス「…」スタタ シュッ
ローグ「背中さわる要領と同じっすね…その距離まで詰めれば狙うのは急所でやんす」
タッタッタ
女海賊「革砥を作って来たよ」ポイ
ローグ「あざーす!!ほんでダガーを普段から使ってると直ぐに切れんくなりやす…なもんで刃を研いでおくのが重要なんす」
女海賊「ちょい見せてあげてよ」
ローグ「見ててくだせぇ…」シュッシュッ
ホムンクルス「はい…理解しました」
ローグ「これ何か切りながらやらんと研ぎ具合が分からんすね…」
女海賊「あるある!!」スポ
ローグ「魚?」
女海賊「なんか甲板に落ちてたやつ拾ったのさ」
ローグ「鱗で刃が傷みやすいんすが…まぁこれ裁いて切れ味確認して下せぇ」
ホムンクルス「はい…」グサ
ローグ「あいやいや…まず料理用に細かくしやしょうか」
女海賊「お!!鍋持って来るわ…そいつでスープ作ろう」
ローグ「良いっすねぇ…ホムンクルスさんは料理用でダガー使える様になれば良いでやんす」
女海賊「ちっとコレも切っといて」スポ スポ
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311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:18:23.02 ID:Xx1bIi7d0
『船底』
ググググ ギギー
魔女「情報屋…ちとこれを見てみぃ…」
情報屋「聖書?」
魔女「うむ…主から貰った聖書じゃ…ここにエデンの園が記されて居るじゃろう」
情報屋「神々の楽園ね?それが?」
魔女「此処じゃ…」
情報屋「神殿に…器?」
魔女「うむ…器に水が満たされておろう…」
情報屋「そうね…」
魔女「そしてニライカナイの伝説にも同じ器が記されて居る…」
情報屋「あら気付かなかったわ…」
魔女「神殿も似たような構成じゃ…もしかするとニライカナイはエデンの園かも知れんぞよ?」
情報屋「エデンの園があったとされる場所はメソポタミアの地…随分遠いわ…」
魔女「盗賊はニライカナイは浮島じゃと言うて居った」
情報屋「もしかしてそこは天空の城だった?」
魔女「主の話では超古代にバベルの塔を築き天に住む神を激怒させたそうじゃな?」
情報屋「本当に天に有ったと…」
魔女「重力魔法なら可能じゃ…主に見せたであろう」
情報屋「あぁぁダメ…ゾクゾクが止まらない…」
魔女「天空の城はまぁ良いとして…その器に入っている水じゃ…これは命の水では無いかえ?」
情報屋「確かに…そう考えても良さそうね…」
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:19:40.83 ID:Xx1bIi7d0
魔女「何故そこに命の水が器に入って居ると思う?」
情報屋「…どうして…かしら?」
魔女「エデンの園は人間にとっては天国と言われて居るが…魂がそこに行ってどうなるのじゃ?」
情報屋「まさか命の水に?」
魔女「今となってはわらわはそうなって居るとしか思えぬ…そしてそれが人間に掛けられ呪いでは無いか?」
情報屋「それって魂を神に搾取されているという事じゃない…」
魔女「それじゃ!…未来はそれを知ったのではなかろうか…じゃからニライカナイを封じた」
情報屋「ちょっと待って…アサシンは妹が海の向こうに居る気がするって…」
魔女「あ奴は勘が良い…何も知らんじゃろうが感じて居るのやも知れぬ」
情報屋「待って待って…ちょっと整理させて…」
魔女「魔王となったエンキとエンリルは何故命の泉を魔槍ロンギヌスで汚したのじゃろうか…」
魔女「神に搾取される魂の絶対数を減らしたのでは無いかえ?」
情報屋「…魂の奪い合いと言う事?」
魔女「憎悪に満ちた魂は天に昇らぬ…黄泉へ行きやがて深淵に落ちるそうじゃ」
情報屋「深淵に落ちた魂が魔王の一部となる…天に昇った魂は命の水に姿を変える…命の水って…一体何?…」
魔女「神のみぞ知るじゃな…じゃがわらわ達は今神々の戦いの真っ只中に居ると思えてならぬ」
情報屋「私達人間はリリスが生んだリリンの末裔…つまり魔王の子孫」
魔女「そうじゃ…アサシンが言うて居ったのじゃが魔王を滅した者が魔王となると言う…そして今天空の城を目指して居る」
情報屋「私達が魔王…これが神々の戦い…そう言いたいのね?」
魔女「そういう定めやも知れんのぅ…」トーイメ
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313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/16(水) 21:20:13.02 ID:Xx1bIi7d0
魔女「何故そこに命の水が器に入って居ると思う?」
情報屋「…どうして…かしら?」
魔女「エデンの園は人間にとっては天国と言われて居るが…魂がそこに行ってどうなるのじゃ?」
情報屋「まさか命の水に?」
魔女「今となってはわらわはそうなって居るとしか思えぬ…そしてそれが人間に掛けられ呪いでは無いか?」
情報屋「それって魂を神に搾取されているという事じゃない…」
魔女「それじゃ!…未来はそれを知ったのではなかろうか…じゃからニライカナイを封じた」
情報屋「ちょっと待って…アサシンは妹が海の向こうに居る気がするって…」
魔女「あ奴は勘が良い…何も知らんじゃろうが感じて居るのやも知れぬ」
情報屋「待って待って…ちょっと整理させて…」
魔女「魔王となったエンキとエンリルは何故命の泉を魔槍ロンギヌスで汚したのじゃろうか…」
魔女「神に搾取される魂の絶対数を減らしたのでは無いかえ?」
情報屋「…魂の奪い合いと言う事?」
魔女「憎悪に満ちた魂は天に昇らぬ…黄泉へ行きやがて深淵に落ちるそうじゃ」
情報屋「深淵に落ちた魂が魔王の一部となる…天に昇った魂は命の水に姿を変える…命の水って…一体何?…」
魔女「神のみぞ知るじゃな…じゃがわらわ達は今神々の戦いの真っ只中に居ると思えてならぬ」
情報屋「私達人間はリリスが生んだリリンの末裔…つまり魔王の子孫」
魔女「そうじゃ…アサシンが言うて居ったのじゃが魔王を滅した者が魔王となると言う…そして今天空の城を目指して居る」
情報屋「私達が魔王…これが神々の戦い…そう言いたいのね?」
魔女「そういう定めやも知れんのぅ…」トーイメ
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314 :
以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします
[sage]:2022/11/17(木) 02:42:19.24 ID:9tzTYWVS0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2022/11/20(日) 10:04:20.03 ID:ZniVZVNC0
『夕方』
ユラ〜リ ググググ
女戦士「風が強くなって来たな…荒れる前に帆を畳んでおいた方が良い」
アサシン「分かった…」フリフリ
女戦士「大きな嵐では無いが…これから雨が降る」
アサシン「さすが海が長いと分かるのだな?」
女戦士「匂いだな…」
ローグ「頭ぁ!!潮目が変わりやしたぜ?」ダダ
女戦士「分かっている…荒れるから高波に備えろ」
ローグ「荷の固縛を確認して来やす!!」
女戦士「任せる…」
アサシン「この様子では今晩は忙しくなるな…舵は直進で固定するぞ?」
女戦士「それで良い…海に落ちん様に命綱を付けておけよ?」
アサシン「お前もな?」
--------------
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:04:47.65 ID:ZniVZVNC0
『高波』
ググググ ザブ〜ン ドバーーーー
ローグ「あいやいや…ちっと進行方向変えやせんか?波に突っ込んでいやすぜ?」
女戦士「アサシン…波に対して斜めに乗り上げろ…船首を突っ込ませるな」
アサシン「済まんな…超えられると思って居た」
女戦士「今は荷が満載状態で高波に潜り込みやすい…この程度で転覆する事は無いが…」
ローグ「なんか船首の方に大きな魚が乗り上げやしたね…」
女戦士「放って置け…ガーゴイルに備えろ」
ローグ「へい!!」
女戦士「商人!!見張り台は大きく振られるからこっちへ降りて来い…転落するぞ!!」
商人「分かったぁ〜〜!!」シュルシュル スタ
ポツ ポツポツ…
女戦士「やはり雨も降って来たか…」
商人「視界悪くなるね…」
アサシン「今晩は私と商人の2人でデッキ上で警戒だな」
商人「まぁ2人でプラズマの銃なら余程大丈夫さ」
女海賊「うわわわ…ちょちょ何コイツ!!ちょいホムちゃんこっち!!」ドタドタ
女戦士「んん?どうした?」
女海賊「船首にある小舟の下になんか変な魚居るんだけど」
女戦士「放って置け!!」
女海賊「ちょちょ…足生えてんだって!!めっちゃキモイ!!」
女戦士「何!!?マーマンが乗り上げたのか!!魚人だ!!ローグ!!蹴り落として来い!!」
ローグ「あららら厄介なのが…」ダダ
ツルッ…
ローグ「どわぁぁぁ…」ゴロゴロゴロ ドターン
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:05:22.82 ID:ZniVZVNC0
女海賊「…」ポカーン
ホムンクルス「ぁ…大丈夫でしょうか?」
ローグ「あたたたた…誰っすかねぇバナナの皮を捨てたのは…あ痛ぁぁぁ!!」スリスリ
女海賊「むぐっ…ぷぷぷ」プルプル
女戦士「何をしている!!マーマンは2匹居るでは無いか!!」
ローグ「ええ!?」スック
マーマン「ギョギョ!!?」ビチビチ バタバタ
女海賊「うわ…なんか自分で立てないで暴れてる…何アレ!!キモイ!!」
ローグ「姉さん…マーマンに近付かんで下せぇ…ヌルヌルの体液で足元ツルッツルになるんす…」チャキリ
女海賊「ちょ…アレはクロスボウで倒すん?」
ローグ「追い払えりゃ良いんすが…」ダン!
マーマン「ギョ!?」ヌルリン!
ローグ「だぁぁぁやっぱヌルヌルでボルトが刺さらんでやんすね…」
女海賊「そんなんアリ?」チャキリ
ローグ「いやいやいや待って下せぇ!!」
女海賊「何さ!!」
ローグ「姉さんの特殊弾は爆発しやすよね?ソレ船を壊しちまいやす」
女海賊「ええ!!マジか…どうすんの!!?」
ローグ「仕方ないっす…ワイヤー使って船から落ちん様にして接近して蹴り落としやしょう」
女海賊「おっし!!私右!!あんた左!!」
ローグ「分かりやした!!行きやすぜ?」ダダ
-------------
-------------
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318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:05:55.04 ID:ZniVZVNC0
『デッキ』
ザブ〜ン ザバザバ
女戦士「船に乗り込んだ敵にプラズマの銃は使うな?」
商人「これどうする?」
女戦士「追い散らせば良いのだが…」
商人「マーマンもツルツル滑って動けて居ないよね…」
女戦士「今の内に魔女を呼んで来い…凍らせればなんとかなる」
商人「そういう事か…呼んで来る!!」タッタッタ
アサシン「初めて見たが…なんだこの敵は…」
女戦士「笑いごとでは無いぞ?マーマンは群れで行動する…つまり海の下はマーマンだらけだ」
アサシン「暴れて居るだけで襲って来る様には見えんな…」
女戦士「アレの知能は魚と同じ…捕食する気になれば襲って来るぞ?」
アサシン「…」アゼン
ドタバタ ルツリン! ドテ! バタバタ!
女戦士「…」
アサシン「こ…これは…」
女戦士「そういう敵だと理解しろ…」
アサシン「お互いツルツルで立ち上がれず戦いになって居ないのだが…」
女戦士「だからそういう敵なのだ…」
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319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:06:33.22 ID:ZniVZVNC0
『船首』
ツルツル ドターン
女海賊「んむむむ…」プルプル
ローグ「姉さん…なんとか立って下せぇ!!」プルプル
マーマン「ギョギョギョ!!」ビチビチ バタバタ
女海賊「だぁぁぁ!!」ツル ドターン ツルツルツル
ローグ「あっしが一発当てやす!!」ブン ヌルリン
女海賊「ちょ!!こいつどうすりゃ良いのさ!!」ヌル ドテ
ローグ「なんとか蹴とばして海へ突き落せば…」プルプル
女海賊「くっそコイツ!!至近距離で撃ってやる!!」チャキリ
ローグ「だぁぁぁその位置じゃあっしに当たりやす!!」
ピシピシ カキーン!
女海賊「凍った!?」
魔女「今じゃ!!氷を砕けぃ!!」
ローグ「姉さん!!あっしが撃ちやす!!」チャキ ダン!
パリーン! バラバラ
女海賊「おぉ!!」
魔女「もう一匹凍らせるでそこを動くな…氷結魔法!」ピシピシ カキーン
ローグ「どらぁ!!」ダン! パリーン!
女海賊「ちょいローグ!!このヌルヌル集めるから空き樽持って来て!!」
ローグ「ええ!?姉さん…あなたって人は…」
女海賊「ヌルヌル爆弾作るわ…これメッチャ使えるぞ」
---------------
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:07:00.97 ID:ZniVZVNC0
『デッキ』
ザザーー
女戦士「ホムンクルス!甲板では波にさらわれるかも知れんからこっちに上がって来い」
ホムンクルス「はい…」スタスタ
女戦士「雨が強くなって来たな…」
ホムンクルス「私は何をすれば良いのでしょう?」
女戦士「雨に濡れても良いのであれば2連クロスボウを持って此処で待機だ」
ホムンクルス「分かりました…」スタ
魔女「今晩は忙しくなるかのぅ?」
女戦士「うむ…ガーゴイル以外に海の魔物も注意する必要がありそうだ」
魔女「マーマンとはまた珍しい魔物に出会うたのぅ」
女戦士「温かい海ではたまに出くわす…見ての通りただ厄介な魔物…」
魔女「放置してはイカンのか?」
女戦士「仲間を呼んでしまうから出来るだけ早く海へ落とすのが最善だな」
アサシン「アレが増えるのか…」
女戦士「もう船首の方は足元が滑って何も出来んぞ?」
魔女「なるほど厄介な魔物じゃ」
商人「女海賊が掃除を始めてるね」
女戦士「ふむ…妹にしては正しい判断…やらせておくのだ」
商人「手伝わなくて良いかい?」
女戦士「商人は上空を警戒してくれ…プラズマの銃が要だ」
アサシン「上だけじゃ無いぞ…右舷方向を見ろ」
女戦士「んん?何かいるか?」
アサシン「たまに首だけ少し見える…恐らくシーサーペントだ」
女戦士「この船に上がって来る事は無いが…高波と一緒に乗り上げる可能性は在りそうだな…」
アサシン「その場合プラズマの銃が撃てん…先に殺しておくべきだ」
女戦士「確かに…狙えるか?」
商人「分かった…そっちも見て置く」
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321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:07:33.02 ID:ZniVZVNC0
『船首』
ボトボト デローーン
女海賊「うわぁ…鼻水よりデロデロだ…」ヌルリ
ローグ「姉さん…これ樽になかなか入らんのですが…」デローン
女海賊「これさ…体に塗っときゃ剣とか全部スカるんじゃね?」
ローグ「気持ち悪く無いんすか?」
女海賊「もうヌルヌルで気持ち悪い通り越して気持ち良いさ…」
ローグ「なかなか落ちんすよ?このヌルヌル…」
女海賊「雨降ってんだからこすりゃその内落ちるって」
ローグ「そらそうなんすが…」
女海賊「見たさっき?マーマンも自分で立てないとか…ありえんわ」
ローグ「バタバタして居やしたねぇ…」
女海賊「アレなんかヤバイ攻撃とかしてくんの?」
ローグ「噛みつくぐらいでやんす」
女海賊「ちっこいサメみたいなもんか…」
ローグ「馬鹿に出来んすよ?腕食いちぎられやす」
女海賊「あーーーそういう系ね…」
ローグ「放って置くと厄介なんで普通は蹴とばして海へ落とすんすが…」
女海賊「船揺れてるからツルツル移動してたね…」
ローグ「もう来ないと良いっすねぇ…」
女海賊「いやいやもっとヌルヌル欲しいさ…まだ樽にちょろっとしか無いじゃん」
ローグ「姉さんは本当変な物に興味持ちやすね」
女海賊「うっさいな!!ちゃんと集めてよ!!」ベチャ デローン
-------------
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:08:04.90 ID:ZniVZVNC0
『真夜中』
ピカーーーーー チュドーーーーン!
商人「よし当たった!!」
アサシン「これでシーサーペントは全部倒したな?」
商人「その筈…」
女戦士「雨脚が弱まって来た…そろそろ落ち着く筈だ」
ホムンクルス「また船首にマーマンが飛び込んで…」
魔女「氷結魔法!」ピシピシ カキーン
ホムンクルス「撃ちます!!」バシュン! パリーン!
女戦士「高波でも無いのに何故マーマンが飛び込んで来ると言うのだ?」ダダ
アサシン「女海賊が何かやって居ないか?」
女戦士「あいつ…どうにかして釣っているな?あの馬鹿者め…直ぐに止めさせろ!!」
-------------
『船首』
ドプドプ ヌパー
女海賊「ヌフフフ…大漁大漁!!」ヌパー
ローグ「姉さん…そろそろヤバイっす…バレやすぜ?」デローン
”ザザー”
”止めんかタワケ!!お主がワイヤーでマーマンを釣り上げて居るのはバレて居る!”
”魔女!貝殻を貸せ!!女海賊!!分かって居るだろうな?尻を温めておけ!…ザザー”
ローグ「姉さん…こりゃ仕置き確定っす…」
女海賊「尻にこれ塗っとくわ…」デローン ヌリヌリ
ローグ「ちょ…」
女海賊「ちっと調子に乗り過ぎた…反省してる」
ローグ「あっしもタダじゃ済みそうに無いでやんす…」ショボン
女海賊「今度お姉ぇにお酒飲ませるからそれで勘弁して?」
ローグ「おぉ!!姉さんも悪ですなぁ…ヌフフフフ」
女海賊「ヌルヌル全部集めるぞぉ!!」ドプッ ボトボト
--------------
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:08:42.68 ID:ZniVZVNC0
『恐らく明け方』
ザブ〜ン グググググ
アサシン「嵐は抜けた様だが…どうやら狭間に入ったな…」
女戦士「行先は分かるか?」
アサシン「イルカを見失った…」
商人「船底にミツバチが居るよ…案内させられる筈…」
女戦士「その前に女海賊に仕置きだ…」
商人「まぁ良いじゃ無いか…いつもの事さ」
アサシン「船首を完全に綺麗になるまで掃除させれば良かろう」
女戦士「むむむ…あの馬鹿者が…」グググ
女海賊「お姉ぇ!!」スタタ ツルツルツル ドターン
女戦士「お前良くもぬけぬけと私の目の前に来られたな…」
女海賊「あたたた…ちっとお尻ぶって見て!!」プリン
商人「アハ…」
女戦士「反省する気は有るのかぁ!!」ブン
ツルリン!!
女戦士「なっ…」ヨロ
女海賊「おぉぉぉ!!これ行けるぞ!!?」
女戦士「はぁぁぁ…怒る気も失せるな…あのヌルヌルを使う気か!」
女海賊「そうだよ!!これ超スゴイんだって!!」
商人「何々…どういう事?」
女海賊「このヌルヌルで滑って攻撃当たんないのさ…なんかで打ってみ?」
商人「ええ?良いの?」
女海賊「良いからホラ!!」プリン
商人「よーし!!」ブン
ヌルリン!!
商人「うわわわ…」ドテ
女海賊「ほらね?ヌルヌル付けてたら無敵だよ」
女戦士「呆れて開いた口が塞がらん…もう良い!イルカを見失ったからミツバチに先導させろ!」
女海賊「おけおけ!!ちっと体拭いて来るわ!!」スタタ ツルツルツル
女海賊「おととととと…あっぶ!!」
魔女「狭間に入った緊張感が全く無いのぅ…あ奴の脳みそはどうなっとるんじゃろうか…」
アサシン「クックック…毎度の事だ…気にするとキリが無い」
-------------
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:09:24.10 ID:ZniVZVNC0
『連通管』
お姉ぇ!!聞こえる!!?
女戦士「うお!!何処から聞こえて来る!?」キョロ
女海賊「連通管通して船底からそっちに声届くんだって!!」
女戦士「そんな工夫までやって居たのか…」
女海賊「進路180°反対だよ…いつの間に逆向いてる」
アサシン「なんだと!?羅針盤は正しい方向を向いているぞ?」
女海賊「ほんなん知らんって…ミツバチは反対方向向いてんのさ」
女戦士「これはいきなり迷った様だな…」
女海賊「ちょい情報屋!?ミツバチの向いてる方向をこの連通管でちょいちょい報告してくれる?」
情報屋「え…えぇ…此処に向かって話せば良いのね?」
女海賊「そそ…私ちっとこのヌルヌル落として来るから後お願い」
情報屋「わかったわ…」
女海賊「ほんじゃ行って来る!!」
ドタン!! ズデ!!
女戦士「ヤレヤレ…どうにも落ち着かん妹だ…」
商人「まぁまぁ…アレでビックリ発明するんだから良いじゃ無いか」
-------------
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:09:54.67 ID:ZniVZVNC0
『半日後』
キャァァァァァ キシャーーーー
女戦士「光の石から陰になる場所でレイスがいつまでも追って来るな…」
アサシン「お前達全員船底へ行けば居なくなるが?」
女戦士「そうは言っても海の魔物がいつ現れるか分からんからな…」
商人「そんなに簡単に船へ乗り込まないでしょ?」
魔女「海の魔物は基本的に大型なのじゃ…クラーケン然り…リヴァイアサン…スキュラ…全部大型じゃな」
商人「そんな何匹も居るのかな?」
魔女「さぁのぅ…じゃがここは外海じゃ…わらわ達の常識は通用せんぞよ?」
アサシン「クラーケンに襲われてはどうにもならんな…それを心配するのも無駄な事だ」
女戦士「違うぞ…倒す力は有る筈だ…そうだろう?魔女」
魔女「う〜む…自信は無いがマーマンを倒したやり方と同じじゃな」
アサシン「凍らせて砕くか…」
魔女「わらわの絶対零度と言う魔法はクラーケンをも凍らせる力がある…上手く使えば良いのじゃが…」
女戦士「とりあえず…少しでも魔物を遠ざける工夫をしよう」
商人「なにか考えが?」
女戦士「出来る事と言えば退魔の鈴をもっと増やす事だ」
魔女「ふむ…やれる事はやって置いた方が良いな」
女戦士「商人は帆下駄に上がれるな?」
商人「行けるよ」
女戦士「帆下駄の先端は退魔の方陣から外れて居そうだ…設置してきてくれ」
商人「なるほど…少しでもレイスを遠ざけたい訳ね…良いよ行って来る」
女戦士「各マストの上端もだ」
商人「おけおけ…それを言うなら居室も荷室も端っこの方に少しだけ方陣に入って居ない場所がある」
魔女「ふむ…わらわが退魔の砂銀を撒いて来よう」
商人「それだと船が揺れて動いちゃう…銀の釘を打った方が良い」
女戦士「分かった…私が行って来よう」
アサシン「静かな今の内に行って来い…ここは私とホムンクルスで見張って置く」
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326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:10:30.80 ID:ZniVZVNC0
『甲板』
ゴシゴシ ゴシゴシ
女海賊「おが屑持って来たよ」バッサー
ローグ「全然ヌルヌル取れんでやんす…」ゴシゴシ
女海賊「あんた達もこすって!!」
海賊1「がってん!!」ゴシゴシ
海賊2「承知の助!!」ゴシゴシ
女海賊「マーマンってめっちゃ厄介な魔物だね…」ゴシゴシ
ローグ「姉さんが釣りまくるもんで甲板までヌルヌルでやんすよ」
海賊共「マーマンの群れを突っ切ったもんで船体もヌルヌルでがんす」
ローグ「誰も登って来れんっすねぇ…」
女海賊「これ一回しっかり乾かさないと永遠にヌルヌル取れなくね?」
ローグ「そーっすね…雨が止めば良いんすが…姉さんはどうやってヌルヌル取ったんすか?」ゴシゴシ
女海賊「砂の上でゴロゴロしたのさ…ほんで砂落とした」
ローグ「渇いた砂なんかそんな無いっすねぇ…熱湯をかけりゃ一発なんすが…」
女海賊「ふむ…って事は熱か…よっし!!」スタタ
ローグ「逃げんで下せぇ…姉さんもこすって下せぇ」
女海賊「秘密兵器作って来る…ちっと待ってて」
ローグ「今度は何なんすか?」
女海賊「ウラン結晶余ってんじゃん?それで蒸気作るんだよ…ほんでぶっかける」
ローグ「おぉ!!クジラの潮吹く奴っすね?」
女海賊「そそそそ!!そうだついでだからミスリルの音出る様にすっか…簡単だからすぐ作って来る!!」スタタタ ピューー
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327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:10:57.13 ID:ZniVZVNC0
『30分後』
どいたどいたぁ!!
女海賊「新兵器!!蒸気放射器だ!!」スチャ
ローグ「わわわわ…樽なんか背負って…」タジ
女海賊「こん中に海水入ってんのさ…クッソ熱い蒸気出るからちょいどいといて!!」チャキリ
海賊1「がってん!!」ドスドス
海賊2「危ないでごわす!!」ドスドス
女海賊「いくぞぉ!!」カチ
ボエーーーーーーーー モクモクモク
ローグ「どわちちちちち…」ダダダ
海賊1「おぉぉぉぉ!!一気にぬるみが取れたでがんす…」
女海賊「コレ結構使えそうだぞ?火炎放射器の代わりで行ける!!」カチ
ボエーーーーーーーー モクモクモク
ローグ「なーんかめっちゃ危ない武器っすね…」
女海賊「おっし!!これもう一個作るぞ!!海賊2人で使えばうちらの火力アップだ…これでヌルヌル落としといて!!」ポイ
海賊1「がってん!!」パス
ローグ「あっしは床磨きから解放っすね…あっしもヌルヌル落として来やす…」
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328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:11:27.79 ID:ZniVZVNC0
『デッキ』
ボエーーーーーーー モクモクモク
女戦士「ほぅ?蒸気を放射する新しい装置を作ったか…しかもミスリルの筒を使って…」
アサシン「ふむ…火炎放射器と同程度の射程…これは船に乗り込んだ敵への有効打になるぞ?」
魔女「マーマンを凍らせず倒せそうじゃな…良い武器では無いか」
女戦士「ふむ…樽を背負う必要が有るか…」
魔女「主の従士が使う分には問題無さそうじゃ」
女戦士「この火力が有れば交代で休息しても良さそうだな」
アサシン「休める時に休め…まだ先は長い」
魔女「そうじゃな…飛空艇でニライカナイへ行った時は狭間で6日程掛かったのじゃ…この船では2週間程掛かるじゃろう」
女戦士「分かった…休むように伝えて来る」スタ
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329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:12:16.32 ID:ZniVZVNC0
『船底』
ググググググ ギギー
情報屋「…アダムとイヴの伝説でイヴが食べたとされる禁断の果実…」
私の想像だけれど…これがエンキに与えられた神の知識だと思うのよ…その知識と言うのがきっと文字ね
文字で書物に書き残すという事を始めてそこで得た訳…
人間はこの文字を使って後世に知識の伝搬が出来る…それこそ神に与えられた力
そうやって知識を蓄えやがて神を滅ぼすまでに至った…
私達が古代の事を知り得るのもすべて文字のお陰ね…そのお陰で何が悪なのか…何が起きて居たのかが分かる
魔女「確かにその通りやも知れんな…エルフやドワーフも…オークも文字を使わんのぅ」
情報屋「そうよ…知識の伝搬が弱いから発展できない」
魔女「文字とは違う方法で知識は残して居る様じゃが…」
情報屋「一子相伝の様な伝搬方法ではダメね…誰でもその知識を得られる様にしないと…」
魔女「ふむ…それが書物じゃ…諸事詩も同じじゃな」
そして知識を蓄え続けた人間はやがて神を超える物を作り出して行く…それが機械で作られた超高度AI
この超高度AIの中に生まれた新たな意識は神を凌駕する知識をあっという間に得てしまった
女海賊「あのさ…ちっと話戻るんだけど神ってアヌとエンキとエンリルの3人だけなん?」
情報屋「私達が知らないだけだと思うわ」
女海賊「1000人ぐらいの神は何処行っちゃったんだろね?なんで3人だけ残ってんの?」
魔女「うむむ…神のみぞ知るじゃのぅ…」
情報屋「もっと当時の壁画とか石板とか残って居れば少しは分かるかもしれないのに…」
女海賊「なんか分からん事だらけでもう神様なんかどうでも良いな…むしろ余計な事して邪魔すんなって感じ」
魔女「そうやって滅ぼされて行ったのじゃろうな」
情報屋「邪魔と言うのは?」
女海賊「アヌは裁きの神だったね?…どうせ天国行くか地獄行くか決めてんのはアヌなんじゃね?」
魔女「そうやも知れん…じゃが邪魔という答えになって居らん」
女海賊「いやいや行き先勝手に決めんなよ…私等が行きたい方に行けば良いのさ」
情報屋「フフ地獄に行きたいとでも?」
魔女「ちと待てい!!アヌが選別をして居るのか…」トーイメ
情報屋「何か気付いた?」
魔女「それがそもそもイカンのやもしれぬ…ううむ」
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330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:12:45.71 ID:ZniVZVNC0
『数日後』
ザブ〜ン ユラ〜
商人「…やっぱり島だ!!かなり大きい」
女戦士「こんなに早く見つけるだと?…ローグ!!船底に行って全員呼んで来るんだ」
ローグ「わかりやしたぁ!!」ダダ
アサシン「ミツバチが向く方向と違うがどうする?」
女戦士「ひとまず近くに寄って確認だ」
商人「飛空艇で上から確認してみたら?」
女戦士「そうだな…」
アサシン「ホムンクルスが描いた地図にも乗って居ない様だぞ?」パサ
商人「僕も見たい…見張り塔を下りるよ」シュルシュル スタ
女戦士「確かに…」
商人「ホムンクルス曰く隆起していくつか新しい陸地が出来ていると言うんだ」
女戦士「浅瀬ならまだしも海のど真ん中で一体どれ程隆起すると言うのだ」
商人「あぁぁそうか…ふむ…ホムンクルスでも確認できていない島か…確かに地図には書いて居ないなぁ…」
アサシン「島にしては大きいぞ?」
商人「うん…狭間の中だから遠くまで確認できない」
アサシン「まぁ陸地が見えて居た方が迷わんで良いが…」
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331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:13:23.80 ID:ZniVZVNC0
『数分後』
ドタドタ
女海賊「なんか陸地が見えたんだって?」ズイ
商人「そうだよ…ニライカナイでは無いのかい?」
女海賊「なんか全然違うなぁ…」
女戦士「飛空艇で確認に行けるか?」
女海賊「あんま離れると合流出来なくなるよ?視認出来る範囲が限界だね」
女戦士「危険か…ここで逸れては元も子もないな」
商人「長いロープで繋いでおけば?」
女海賊「ほんなん直ぐに切れるって…まぁ上に登った分もうちょい向こうまで見えるかもね」
女戦士「それでも良いから様子を見て欲しい」
女海賊「分かった…」
商人「あ!!待った待った!!上の方に行くとガーゴイル沢山居るじゃないかな?」
女海賊「あーーーそうだな…妖精の笛吹きながら行くから落ちて来るの気を付けて」
商人「その手があるか…」
女海賊「ちっと行って来るわ…」スタタ
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332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:14:00.14 ID:ZniVZVNC0
『その後』
ノソノソ
魔女「もう着いたんかえ?」
女戦士「どうやら違う様だ…見覚えが無いだろう?」
魔女「ふむ…入り江も朽ちた村も無いのぅ…ニライカナイでは無さそうじゃ」
商人「ホムンクルスは何か分からない?」
ホムンクルス「衛星からは大きな氷山等が確認されましたので流れて来て居るのかも知れませんね」
女戦士「何!?島が流れて来る事が有ると言うのか?」
ホムンクルス「分かりません…ですが氷山の上に乗っているとも考えられます」
商人「なるほど!!あの下には氷が有るのか」
ホムンクルス「可能性の話です」
女戦士「それ程大きな氷がこの温かい海まで流れて来る物なのか?」
商人「巨大だから溶けにくい…どう?」
情報屋「氷山は地球の遠心力で赤道付近まで流れて来る事が考えられるわ」
ホムンクルス「その通りですね…4000年前の地軸の移動時にも当時の南極大陸が一部大きく移動しています」
商人「大陸毎移動するってスゴイ事だね…」
魔女「ちと行ってみたいのぅ…」
ホムンクルス「一気に沈むかも知れませんので近寄らない方が良いかと…」
ヒューーー ドサドサ!
ローグ「うわわわ…ガーゴイルが落ちてきやした…」
女戦士「蒸気噴射器で掃除しろぉ!!」
海賊共「がってん!!」
ボエーーーーーーー モクモク
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333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:14:33.42 ID:ZniVZVNC0
『鯨型飛空艇』
フワフワ ドッスン
女海賊「お姉ぇ!!ダメダメ!!船の真下も氷になってる…あれくそデッカイ氷山だ」
女戦士「なるほど見えて居るのは一部だけか…アサシン!島から離れろ」
商人「向こう側は全部氷?」
女海賊「そそ…めっちゃバランス悪い形してっからいつ転がるか分かんないよ?」
商人「転がる?」
女海賊「海水に浸かってる部分がやせ細ってキノコみたいな形になってんのさ…陸地が重くてこっちに傾いてる」
商人「うわ…直ぐに離れないと…」
アサシン「遠くまで見えんと氷山だという事にも気付けんか…」
ザブーン ドドドドド
ローグ「あららら…一部崩れて…」
女戦士「直に崩壊しそうだ…早く離れるぞ」
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334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:15:06.10 ID:ZniVZVNC0
『快走』
ザブ〜ン ザバザバー
女海賊「又船首側が波に突っ込んじゃってる…」
女戦士「海賊共!!何か乗り上げて居ないか見て来い!!」
海賊「がってん!!」ドスドス
女海賊「お姉ぇコレ縦帆で横風受けてるだけだと船傾きすぎじゃね?」
女戦士「外海がこれほど波がうねると思って居なかった…帆装をスクーナーに改造したのはマズかったな」
アサシン「速度はかなり出て居るぞ?好し悪しだ」
女海賊「船首から甲板にかけて手すりん所に網張った方が良いわ」
女戦士「うむ…出来るか?」
女海賊「おけおけ…もうちょい揺れ収まったら張って来るわ」
女戦士「頼む…私はロープを結って来る」
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335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:15:59.64 ID:ZniVZVNC0
『船首』
ユラ〜リ ギシ
海賊「姉さん…こんな物が乗り上げてたでがんす」
女海賊「んん?壺?」
海賊「陶器が沈まんでいつまでも海に漂ってるとは思えんでがんす」
女海賊「ああああああ!!その壺ニライカナイで見た壺じゃん!!」
ツカツカ
女戦士「網を結って持て来たぞ…」ドサリ
女海賊「お姉ぇ…ニライカナイに有った筈の壺が流れて来てる…かなり近い所まで来てるっぽい」
女戦士「想定よりもかなり早いが?」
女海賊「浮島が動いてんだよ…デカい流氷ってどっち動いてた?」
女戦士「南東方向だと思う」
女海賊「もうちょい進路南向いた方が良いな…通り過ぎそう」
女戦士「ふむ…アサシンに連絡して来よう」スタ
女海賊「ちょちょちょ…この壺を情報屋に持ってって」
女戦士「分かった…」グイ
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336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:16:28.64 ID:ZniVZVNC0
『見張り台』
ユラ〜リ ググググ
商人「右前方!!沈没船だぁ!!横を向いて流れてる!!」
女戦士「!!?」ダダダ
商人「大きいね…」
女戦士「アサシン!近くまで寄せろ」
アサシン「分かっている…」グルグル
女戦士「この船と同じ程度のガレオン船だな」
アサシン「オークが乗った船か?」
女戦士「分からん…横を向くと言う事は何処かに船底を当てて浸水した可能性が高い」
アサシン「ふむ…明日は我が身だな…速度を落とすぞ」
女戦士「それが良い…商人!!近くに岩礁が有るかもしれん!!良く見ておけ!!」
商人「分かったぁ!!」
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337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:16:58.86 ID:ZniVZVNC0
『沈没船』
ザブン ギシギシ
ローグ「船上に乗ってる物はひっくり返って全部どっか行っちまったみたいでやんす…中を調べて来やすぜ?」
女戦士「待て…下手に船から降りると魔物に襲われ兼ねん」
女海賊「お姉ぇ!!迫撃砲一発ぶちかまして良い?どうせあの船もうダメだから」
女戦士「よし…ここから甲板を狙って穴を開けて見ろ」
女海賊「よっしゃーー!!海賊共!!手伝え!!こーーーい!!」スタタタ
海賊共「どすこい!!」ドスドス
ローグ「何処にも旗印が見当たらんでやんす…どこの船でやんすかね?」
女戦士「ガレオン船といえばフィン・イッシュしか無いだろう…」
ローグ「軍船落ちの船にしちゃなんか色々ショボイっすねぇ」
ゴロゴロ ガコン
女海賊「よーっし!!この距離なら照準は目視でおっけ!!水平射撃で真っ直ぐ行ける」
海賊共「へい!!」
女海賊「私は望遠鏡で破壊の具合見とくから合図したら撃って」
海賊共「がってん承知の助!!」
女海賊「甲板のど真ん中ね…よしよし撃てぇぇぇぇ!!」
ドコーン! チュドーーーーン パラパラ
ローグ「うほーーーーここまで破片が飛んで来やすか…」
女海賊「なぁぁぁ甲板貫通して中の方で爆発したな…爆発速度遅いわ…」ブツブツ
ローグ「いやいや大穴空きやしたぜ?十分じゃないんすか?」
女海賊「穴開けるのは一枚目で良いんだって…中まで吹っ飛ばしたら荷を奪えないじゃん」
女戦士「積み荷に何が乗っているか見えるか?」
女海賊「分かんない…全部吹っ飛んじゃったよ」
ローグ「なーんか…あんま乗って無い感じですぜ?樽が見当たらんでやんす」
女戦士「座礁して荷を下ろしたか…小舟が見当たらんあたり何処かへ逃げたな」
女海賊「ちっと砲弾改良してくるわ」スタタタ ピューー
ローグ「せめて海図とか日誌を探しに行きやせんか?」
女戦士「ダメだ!!レイスに襲われるのがオチだ…どうせ私達以上の海図なぞ持って居る者など居ない」
アサシン「船を進めるぞ?」
女戦士「うむ…」
--------------
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:17:30.75 ID:ZniVZVNC0
『漂流物』
ゴン! グラーーーーー グググ
女戦士「又何かに当たったか…誰も船から落ちて居ないな?」ヨロ
アサシン「こう霧が深くては何があるか分からんな…」
女戦士「光の石を仕舞った方が見やすいか?」
アサシン「いや…あまり変わらん…まぁ微速で前進する」
女戦士「幸運にも船にマーマンのヌルみが付着してどうにかなっているな…」
アサシン「そうだな…しかし何に当たったのか…」
女戦士「商人!!何も見えんのか?」
商人「海の中は良く見えないよ…浅瀬では無いと思う…」
女戦士「確か魔女は海中に沈んだ古代都市が有るとか言って居たな…」
商人「それに引っかかってる?」
女戦士「連通管で魔女を呼び寄せる…魔女!聞こえるか?」
魔女「何用じゃ?」
女戦士「ニライカナイに近付いてると思われる…こっちに来てくれないか?」
魔女「ふむ…ちと待って居れ」
商人「そうだ!!砂銀に照明魔法を掛けて海に落として見ないかい?」
女戦士「なるほど…アサシン!下手に進むのは危険な気がする…船を止めてくれ」
アサシン「分かった…」
--------------
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:18:08.94 ID:ZniVZVNC0
『浅瀬?』
ポチャン… ピカーーーー
商人「見えた!!あ…あれ?浅いぞ!!」
女戦士「何ぃ?海底都市では無いのか?」
商人「まずい…座礁しそうだ…深さ10メートル無い」
女戦士「どっちへ行けば浅瀬から離れられる?」
商人「ちょっと待って…船動いてる?」
アサシン「帆は全部畳んであるが?」
商人「あれ!?なんだ?浅瀬が動いて…る?」
ドドドド
海賊「頭ぁ!!巨大な亀でがんす!!」
商人「これが亀?…大きすぎる…」アゼン
女戦士「荒らげん様に行かせた良いな…」タジ
情報屋「竜宮伝説では亀に乗って竜宮まで行ったそうよ…案内して居るのかも知れない」
女戦士「しかしこれほど巨大では少し動いただけで渦が起きる…海中に引き込まれるぞ」
魔女「わらわは泳げぬぞ?」
商人「亀の甲羅の上に丁度光る砂銀が乗っかったよ…アレを追えば良い」
女戦士「なるほど…アサシン行けるか?」
アサシン「分かった…」
--------------
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:18:38.44 ID:ZniVZVNC0
『漂流物』
ユラ〜リ ギシ
女戦士「また船の残骸が流れている…どうなって居ると言うか…」
魔女「前にニライカナイへ来た時も沈没船が沢山在ってのぅ…海面が上がって流れたのじゃな」
女戦士「もう間近なのは間違い無いか…」
魔女「石化したクラーケンも在った筈なのじゃが見当たらんな…」
女戦士「障害物が多いから亀が案内して居るのかも知れんな」
魔女「ふむ…亀の後ろであれば問題無く行けそうじゃのぅ」
アサシン「しかし遅いなあの亀は…追いついてしまいそうだ」
商人「霧が薄くなってきたぁ!!」
魔女「むむ!!方陣の内側に入ったやも知れん…星は見えぬか?」
商人「上は何も見えない!!」
情報屋「見て!!正面すこし右側…明かりが見えるわ」
商人「本当だ!!あのチラつきは松明だ!!」
女戦士「ふむ…オークが上陸しているか…一応戦闘用の準備をしておくのだ」
魔女「何か有ってもわらわが睡眠魔法で眠らせるぞよ?」
女戦士「何も起きない事を祈る…」
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341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:19:10.62 ID:ZniVZVNC0
『荷室』
ゴソゴソ
ローグ「姉さん!!ニライカナイが見えたみたいでやんす」
女海賊「マジか!!なんかめっちゃ早く到着したな…」コネコネ
ローグ「何作ってるんすか?」
女海賊「んあ?砲弾を改良するって言ったじゃん…もうちょい燃焼速度早くなるようにしてんのさ」
ローグ「そろそろ船降りる準備せんと頭に叱られやすぜ?」
女海賊「はいはい分かった分かった…まぁ10発ありゃ良いか…」ゴソゴソ
ローグ「あと多分先にオークが上陸してるっぽいでやんす」
女海賊「ほ〜ん…」
ローグ「何も起こらにゃ良いんすが…」
女海賊「てかリリスも居るって皆分かってんのかな?」
ローグ「エリクサーは小分けしていやすぜ?」
女海賊「ほんじゃ皆に配っといてよ…前に来た時はエリクサー無くて石化しちゃったんだから」
ローグ「へい…姉さんも線虫を皆さんにかけて置いて下せぇ」
女海賊「はいはい…」
--------------
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:19:44.67 ID:ZniVZVNC0
『デッキ』
ザブ〜ン ユラ〜
女戦士「商人!!オークが乗って来た船は見えんか?ここからでは確認出来ん」
商人「入り江には無さそうだよ…右も左も断崖でどこにも船を停められそうに無い」
女戦士「小舟も見当たらんのか?」
商人「無いねぇ…」
アサシン「少し様子を見てからの上陸が良さそうだな」
女戦士「明るくなればもう少し見られるのだがな…」
アサシン「光の石はどうする?光らせたままでは向こうから丸見えなのだが…」
商人「それ隠してしまうと全然見えなくなっちゃうよ?」
女戦士「松明の光を追って見れば良い…一度光の石を隠そう」
アサシン「分かった…」スッ
商人「うわ…真っ暗だな…」
女戦士「船はここで待機だ…碇は降ろすな」
アサシン「ふむ…」
商人「あ!!松明以外にも小さな光がチラチラしてる…何だろう?」
女戦士「望遠鏡を持ってくる…しばらく監視しておけ」ツカツカ
--------------
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:20:19.42 ID:ZniVZVNC0
『望遠鏡』
カチャカチャ
女戦士「オークは廃墟を陣取って居るな…」
商人「その望遠鏡で丘の向こうは見えない?」
女戦士「見えん…」
商人「そうか…なんだろう…あの小さな光…」
女戦士「むむ…廃墟の中に傷付いたオークが横になっている…何かと戦って居る様だ」
アサシン「状況が読めん…オークの敵が居ると?」
魔女「こちらに気付いた様子は無いのかえ?」
女戦士「気付いて居るな…指を指しているオークが居る」
ドーン!
商人「あ!!爆発…」
アサシン「おかしいな…爆弾を使うオークなぞ見た事が無い」
商人「コレさ…古代遺跡があると言ってたよね?もしかして機械と戦って無いか?」
女戦士「ふむ…可能性がありそうだ」
アサシン「クックック…ここでもエド・モントの様な事が起きていると言うか」
女戦士「小型の機械を相手にするならば私も重装で行かねばならんな…」
アサシン「どうする?」
女戦士「よし…少数精鋭で様子を見に行こう…妹を呼べ…飛空艇を動かす」
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344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:20:50.62 ID:ZniVZVNC0
『船尾』
操舵は情報屋…商人とホムンクルスはプラズマの銃を持って上空で待機だ
降りるのは私と魔女…そして女海賊とローグの4人で現場の様子を確認する
アサシンと海賊の2人は船に残って指示を待ってくれ
女海賊「魔女を連れて歩くのは危なくね?」
女戦士「オークが傷付いている…回復役が欲しい」
女海賊「あいつ等急に襲って来るよ?」
女戦士「オークが今戦って居るのは私達では無い…オークは賢い…敵を増やす真似はしない筈だ」
女海賊「まぁ良いや…ヤバかったら妖精の笛吹いちゃうからそのつもりで居て」
女戦士「それで良い」
女海賊「ほんじゃ行こうか」スタ
--------------
『鯨型飛空艇』
フワフワ スィーーーー
女戦士「ローグ!魔女を背負って降下出来るか?」
ローグ「任せて下せぇ…」
情報屋「みんな降りたら上空で待機ね?」
女戦士「うむ…余裕があれば周囲を見回ってくれ」
女海賊「あのさ…ここはハイディング効かないから機械の兵器に気を付けて」
商人「わかった…良く観察しておく」
女海賊「おっけ!!ほんじゃ先に降りるよ…来い!アラクネー!!」
アラクネー「…」カサカサ
女海賊「いくぞ!!」ピョン シュルシュル
ローグ「姉さんはアラクネー付きっすか…魔女さん掴まって下せぇ…」
魔女「うむ…」ノソリ ガシッ
ローグ「いきやすぜ?」シュルシュル
女戦士「では私も行って来る…」ピョン シュルシュル
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345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:21:20.74 ID:ZniVZVNC0
『入り江』
スタ スタ ドサ
女戦士「よし来たな?魔女は私の後ろから離れるな?」
魔女「分かって居る…」ノソ
ローグ「姉さん…ニライカナイはここで間違い無いでやんすか?」
女海賊「前と様子違うけどこんな感じさ…なんかなぁ…こんなに傾斜きつかったっけなぁ…」ハテ?
魔女「確かにそうじゃな…隆起して地形が変わって居るやも知れん」
女海賊「まぁ良いや…お姉ぇが先頭行く?」
女戦士「そうだな…何か有っても私がタゲを引く…後は分かるな?」
女海賊「おけおけ!火力ぶっぱするわ」
女戦士「…では行こう」
---------------
『廃墟』
タタタタタン
女戦士「やはり小型の機械か…アレが相手ではオークもきつかろう…」
ローグ「オークが隠れやしたぜ?」
女戦士「こちらの動きを探っている…さて」
女海賊「お姉ぇ!?エクスカリバー抜いて明るくしてもらえる?」
女戦士「うむ…」スラリ チャキ ピカー
ローグ「見えたでやんす…」チャキリ
女戦士「私が先へ行く…射程に入ったら撃て」
ローグ「へい…」
女戦士「行くぞ!!」ダダ
タタタタタン カンカン!
ローグ「一機だけっすね…」ダン! バヒュン!
ドーン!
女海賊「魔女!?照明魔法でもうちょい明るくして」
魔女「うむ…照明魔法!」ピカー
女海賊「なんかあちこちオーク倒れてんじゃん…」
女戦士「息が有るかお前が確かめて来い」
女海賊「へいへい…」
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346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:21:57.17 ID:ZniVZVNC0
『崩れた建屋』
線虫!!癒してコーイ!!
女海賊「生きてるか死んでるか分かんないけど取り合えす線虫掛けるわ…」
魔女「まだ間に合いそうじゃな…回復魔法!」ボワー
女海賊「これさぁ…傷口からもう血が出て無いじゃん?もう出て来る血が無いんじゃね?」
魔女「主はポーションを沢山持っておったであろう…今が使う時じゃ」
女海賊「あーーあるある…革袋満タンで邪魔だったんだ」スポ タプタプ
ズルズル
ローグ「オークはくっそ重いっすねぇ…こっちも回復お願いしやす」ドサ
女海賊「線虫癒せ!!」ニョロリン
魔女「回復魔法!」ボワー
女戦士「この状況はどういう事だ?」キョロ
魔女「オークに仲間を癒す者が居らんのじゃろう…オークシャーマンは何処に行ったのじゃろうか」
チュドーーーーン!!
チュドーーーーン!!
女戦士「む!!」スック キョロ
女海賊「飛空艇から撃ったんじゃないね…幽霊船からアサシンがインドラ使ってる!!」
魔女「何事じゃ?」ゴソゴソ
”ザザー”
”これアサシン…何が起こって居る?”
”動いている機械の兵器を破壊した”
”兵器?他にも有るのかえ?”
”暗くて全部が見えている訳では無い…照明魔法で明るく照らすのだ”
女海賊「あーー飛空艇ヤバいかも…」
女戦士「魔女!情報屋に連絡は付くな?一度飛空艇を下げさせろ」
魔女「そうじゃな…連絡しておこう」
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347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:22:34.09 ID:ZniVZVNC0
『しばらく後』
カキカキ…
女海賊「島の大きさは名も無き島と同じくらいだったんだ…林の向こうの丘を越えたら遺跡が有った」
女戦士「エド・モント程大きくは無い様だが地下がどれほど大きいかだな…」
女海賊「遺跡をちょっと居りて行くと下は水没してるらしい」
女戦士「ふむ…他の機械の具合は?」
女海賊「んーー殆ど見て無いんだよなぁ…ハテノ村の遺跡と同じ感じだよ」
ウゴ…ヒソヒソ
ローグ「オークが遠くで警戒していやすぜ?」キョロ
魔女「敵意は無さそうじゃな…」
女海賊「ちっと向こうにポーション置いて来るかな?」
女戦士「やってみろ…」
女海賊「すぐ戻るわ」スタタタ
ローグ「なーんか倒れてるオークも装備がショボイんすが…」
女戦士「確かに…一応銀を一部使っては居る様だが…」
グラグラグラ ズズーン
魔女「むむ!!地震かえ?」
ローグ「浮島なんすよね?どっか岩礁に当たったんじゃ無いすかね?」
女戦士「うむ…少し周りを見回るか…」
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348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:23:14.99 ID:ZniVZVNC0
『林』
ガチャガチャ ビヨヨーン
女海賊「ダメだぁ…この小型の機械も中身が錆び錆びで使い物になんない…」
魔女「エド・モントの物とは形が違うのぅ」
女海賊「でも中身は殆ど同じさ…弾を発射する部分以外なーんも無い」
ローグ「こいつもどうやって動いてるか分からんのですね?」
女海賊「うん…エネルギー源が見当たんない…多分防衛専用の機械だとは思うんだけどね」
女戦士「オークはコレに苦戦していたか」
ローグ「弾撃たれたら近寄れんですからねぇ…あいつ等遠距離武器は弓だけなんで厳しいと思いやす」
カサカサ…
女戦士「む!!」キョロ
ローグ「おととと…あっしらを付けて来やしたね?」チャキリ
魔女「オークか…」
ローグ「この距離じゃ外しやせんぜ?」スチャ
オーク「ヤメロ…オレ…カエル」
女戦士「言葉を話すのか?」
オーク「オレタチ…ノロイ…トケタ…オマエ…フネ…アル…オレタチ…カエル」
女海賊「帰る?どゆ事?」
オーク「オレタチ…フネ…コワレタ…オマエ…フネ…アル…オレタチ…カエル」
女戦士「ふむ…片言だが意味は通じるな…私達の言葉は分かるか?」
オーク「ワカル…スコシ」ウゴ
女戦士「よし…武器を置いて入り江に集まれ…話を聞いてやる」
オーク「ナカマ…ヨブ…オマエ…マツ」ドスドスドス
ローグ「こらぁ…どういう事なんすかね?」
女海賊「話を聞けるチャンスじゃん…どういう理由で此処に来たのかとかさ」
魔女「そうじゃな…何も知らぬまま探索するよりは良かろう」
女戦士「一旦戻ろう…先に進むのは明るくなってからの方が良さそうだ」
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349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:25:49.54 ID:ZniVZVNC0
『入り江』
メラメラ パチ
ローグ「オークが集まってきやしたねぇ…怪我で動けんのも合わせて30人ぐらいっすか…」
女戦士「想像していたより多い…こんなに隠れて居たか」タジ
ローグ「こら小舟で何往復もする事になりやすね…」
女海賊「はいはい寄ってらっしゃーい!!ポーションはこれで最後ね…骨付き肉とどんぐりはこんだけ…」
女海賊「小麦は結構一杯あるから全部食って良いよ…水はこんだけしか無いからこれで我慢ね」スポスポ ドサー
魔女「ようけ壺に入れて居ったのぅ…感心するわ」
女海賊「入れっぱなしで忘れてたさ…この際イラン物全部処分する」
オーク「オマエ…アオイ…ヒトミ…ヨゲンノ…モノ」
女海賊「ん?なんか予言されてんの?」
オーク「アオイ…ヒトミノ…モノ…オーク…イザナウ」
女海賊「なんか良く分かんないな…てかオークシャーマン何処行ったのさ?」
オーク「ウミ…ムコウ…キエタ」
女海賊「えええ!!?あんたら置いて行かれたん?」
オーク「オークシャーマン…ワルイ…オーク…オレタチ…カエル」
女海賊「悪いオークってどゆ事?」
オーク「ノロイ…カケル…アラソイ…オコス…オレタチ…ノロイ…トケタ…ジユウ…ナッタ」
女海賊「ほ〜ん…ほんで何処に帰るつもりなん?」
オーク「ニンゲン…スム…トコロ…オレタチ…ソコ…カエル」
魔女「フィン・イッシュじゃな…女王に与えられた土地じゃ」
女海賊「なる…オークシャーマンに命令されて此処まで来た訳ね」
女戦士「ところでこの島にはどれほど敵が居るのだ?」
オーク「キカイ…タクサン…デモ…オークシャーマン…ゴーレム…ツカウ」
女戦士「んん?ゴーレムが機械と戦って居ると言うか?」
オーク「キカイ…デル…アナ…フサグ…ノコリ…オレタチ…タオス」
女戦士「なるほど…その間にオークシャーマンは海の向こうへ消えた訳か」
オーク「ウミ…ワレル…ソコ…オークシャーマン…アルク…イッタ」
女海賊「ちょいちょい!一人で行ったん?暁の使徒は何処行ったのさ?」
オーク「シト…セオウ…モウヒトリ…オーク…イッタ」
女海賊「2人で行ったんか…」
女戦士「もう少し明るくなれば現地まで行っても良いのだが…」
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350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:26:19.84 ID:ZniVZVNC0
『小舟』
ザブン ギシ
海賊「頭ぁ!!こりゃ一体どういう事でがんすか?」
女戦士「成り行きでオークを保護する事となった…船に乗せて居室にでも詰め込んでおいて欲しい」
海賊「この数じゃ乗っ取られ兼ねんでがんす」
魔女「わらわが一度船へ戻ろうかの?それなら良かろう?」
女戦士「そうしてもらえるか…傷付いたオークの手当てもある」
海賊「分かったでがんす」
女戦士「先に傷付いて動けんオークを運んでくれ」
海賊「こりゃぁ7体づつ位じゃないと運べんでがんすね…」
チュドドドドドーン!!
女戦士「んん!?」クルリ
女海賊「お姉ぇ!!まだ機械の兵器あるっぽい…あっち連続8発くらいの遅い砲弾が丘の向こうに飛んでった」ユビサシ
女戦士「丘の向こう?」
女海賊「ゴーレム狙ってんじゃね?」
”ザザー”
”魔女!!聞こえるな?”
”うむ…船から見えるんか?”
”何かが飛んだのは見えた…だが暗くてこちらからは発射場所が特定出来ん…照明魔法で照らして欲しい”
”今から船に戻ろうとして居た所じゃ…”
”ちぃぃ…アレが有っては飛空艇が飛ばせんぞ…船も危険だ”
女戦士「私が現地へ行ってエクスカリバーで照らせば狙えるな?」
”出来るか?”
”よし…私とローグ…女海賊の3人で向かって見る”
”分かった…視認出来たら狙撃する”
女戦士「海賊!!お前は兎に角最速でオーク達を船に避難させろ」
海賊「がってん!!」
女戦士「ローグ!!女海賊!!…そういう事だ…行けるな?」
ローグ「あいさー!!」
女海賊「おけおけ…行こっか」
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351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:27:12.45 ID:ZniVZVNC0
『林』
チュドドドドドーン!!
女海賊「又あの砲弾の音だ…こっから右方向だね」
女戦士「あれほど撃たれてゴーレムが耐えると思うか?」
女海賊「最初の一発でやられてるさ…多分塞がってる穴をどうにかして空けたいんだよ」
女戦士「エド・モントの吹き抜けが崩落した時と同じか」
女海賊「爆発の程度は私が作った榴弾より威力高そう…だから穴がこじ開けられるのは時間の問題だと思う」
ローグ「ヤバイっすねぇ…小型の機械がどっさり出て来るかも分からんでやんす」
女海賊「それより機械の兵器の方がヤバイ…どんだけ弾有るか分かんないけどアレで狙われたら飛空艇なんか速攻落とされる」
女戦士「撃ってる間隔からすると次まで10分程度だ…急ぐぞ」タッタッタ
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『発射装置』
バシュシュシュシュ! ヒュルル〜 チュドドドドドーン!
女海賊「見つけた!!アレだ!!」
女戦士「アサシンに合図を…」スラリ ピカーーーーーー
ローグ「頭ぁ!!ダメっすね…船から見えん場所でやんす」
女戦士「くそう!そういう事か…」
女海賊「小型の機械がこっちに気付いた!!3機!!」
ローグ「任せて下せぇ!!」チャキ ダン! バヒュン!
ドーン!
女海賊「私も!!」ダン! ダン!
ドーン! ドーン! パラパラ
女戦士「直接破壊したいが…破壊の剣を置いて来てしまった…」
女海賊「あんなデカイ鉄の塊を私の爆弾で壊せっかな…」
ローグ「リロード出来ん様にすりゃ良いんじゃないすか?丁度今何か動いて居やす…」
女海賊「ソレだ!!ちっと見て来る!!警戒してて!!!」スタタ
女戦士「小型の機械が他にも居るかもしれん…ローグ!行くぞ!!」ダダ
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352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:27:53.37 ID:ZniVZVNC0
『装填部』
ガチャガチャ
女海賊「これスゴイな…8連装の後装式で特殊な砲弾が入る様になってる…」ガチャガチャ
女戦士「どうだ?破壊出来そうか?」
女海賊「この筒に砲弾が入らない様に細工してる…多分上手く行く」
女戦士「しかしこれは何の金属で出来ている?」
女海賊「アレだよ…開かずの扉と同じ材質…磁石くっ付かない奴」
ローグ「おろろろ…下から何か出て来やしたぜ?」
女海賊「よっし間に合った…最後にマーマンのヌルヌルを塗って終わり!!」ポイ デローン ベチャ
女戦士「どうする?」
女海賊「ちっと下がって見て居ようか…装填に失敗してツルっと落ちる筈…落ちたら私の爆弾で一個爆破する」
女戦士「なるほど…さっきの場所まで下がるぞ」
女海賊「おけおけ…」スタタ
ローグ「ちょちょちょちょ…後ろ後ろ!!」
女海賊「うわヤッバ!!…小型の機械がメッチャ来てるじゃん」
女戦士「上には撃てなかった筈だ…木に登れ」パシュ シュルシュル
ローグ「おぉ!!その手が…」パシュ シュルシュル
女海賊「良かったねココ木が有って」パシュ シュルシュル
ガコン ツルリン ボト
女海賊「よっしゃぁ!!一個落ちた!!」チャキリ
ウィィィーン
女戦士「まずい!!砲身がこちらに向くぞ?」
女海賊「破片飛ぶかも知んないから気を付けて!!行くよ!!」カチ ダン!
チュドーーーーン! バシュシュシュ ヒュルル〜 チュドドドーン
ローグ「うはぁ…引火して適当にぶっ飛んで飛んで行きやしたね…」
女海賊「おけおけ!!発射装置ぶっ壊れたぞ!」
女戦士「さて…次は小型の機械だが…」
女海賊「こっち守る意味無くなったから引き返して行ってんじゃん…」
女戦士「まずい…入り江の方だ」
女海賊「ダッシュで戻ろう」
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353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:28:44.38 ID:ZniVZVNC0
『入り江付近』
タタタタタン チュドーーーン
女海賊「うわぁ…もう始まっちゃってんじゃん!!」スタタ
ローグ「飛空艇からも援護していやすね…」
ピカーーーーー チュドーーーーン!
女戦士「女海賊!まず残って居るオークに線虫を回せ…私は前面に出てタゲを引き受ける」
女海賊「殲滅どうすんの!!?」
女戦士「ローグは私の背後に隠れて一体づつ仕留めて行くのだ」
ローグ「へい!!ですがボルトの残りは20本ぐらいしか残っていやせんぜ?」
女戦士「時間稼ぎだ…線虫を回した後は女海賊も殲滅に加われば良い」
女海賊「おけおけ!!」
女戦士「行くぞ!!」ダダ
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『入り江』
タタタタタン タタタタタン
女海賊「くっそ!ここ隠れる所無いじゃん…流れ弾に当たっちゃう…」アタフタ
ローグ「早い所オークに線虫回して下せぇ…出血で動けんくなっちまいやす」ダン! バヒュン! ドーン!
女海賊「分かってんよ!!オーク達こっち集まって!!線虫!!癒せ!!」ニョロ
オーク「ウゴ!!?」
女海賊「ウゴじゃ無ぇ!!動けるんならその辺に転がってる石積み上げて隠れられる様にして!!」
オーク「イシ…ツム」ドドド
ローグ「分かってるんすかね…」ダン! バヒュン! ドーン
ピカーーーーー チュドーーーーン!
女海賊「ぬぁぁ多いな…線虫!どっさり出て来い!!オークを癒せ!」ニョロニョロ
ローグ「どっから湧いて来るんすか?」ダン! バヒュン! ドーン
女海賊「知るか!!小舟来るまで耐えられっかな…」キョロ
ローグ「小型の機械が四方にバラけてるのが…」チャキリ ダン!
女海賊「ボルト勿体無いじゃん!!外すなって!!」
ローグ「姉さんも加わって下せぇ…火力一人じゃ進行押さえられんっす!」ダン! バヒュン! ドーン
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354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:29:25.76 ID:ZniVZVNC0
『十字砲火』
タタタタタン カンカン! カン!
女戦士「ええい小虫め!!」タジ
女海賊「お姉ぇ!!オークが石詰んで物陰作ってくれてる!!上手く使って!!」スタタ ダン! ダン!
女戦士「前に出過ぎるな!!当たるぞ!?」カン カン チン!
ドガーーーーーン! パラパラ
女海賊「わぁぁぁ…」ゴロゴロ ズザザー
女戦士「何ぃ!!何だ今の爆発は!!」キョロ
女海賊「てててて…幽霊船からの迫撃砲さ…インドラのリロード遅いからアサシンに撃て貰ってる」
女戦士「お前怪我を…」ダダ
女海賊「これで火力倍増だぞ…ちっと石の所まで下がろう」ヨロ
ピカーーーーー チュドーーーーン!
女戦士「こちらの砲撃より前へは出て来られん様だ…下がる!!肩を…」グイ
女海賊「なんだクラクラするぞ…」
女戦士「頭を打ったのだ…血が出て居るぞ」
ローグ「大丈夫っすか!!」ダダ
女戦士「兜を被って居ないお前も前に出て来るな!」
ローグ「早く石の陰に入って下せぇ!!」チャキリ ダン! バヒュン! ドーン!
ドガーーーーーーン! パラパラ
ローグ「うほぉぉぉーーー」クルクル シュタ
女戦士「来い!!敵も下がって居る…」
ローグ「へいへい…数を数えて居やす…11…12…」
--------------
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:30:24.68 ID:ZniVZVNC0
『石の陰』
チュドーーーーーン パラパラ
ローグ「敵の攻撃が止みやしたね…」
女戦士「こちらに接近出来んから撃てんのだ…あの迫撃砲がかなり有効だ」
ローグ「あと小型の機械は15機ぐらいでやんす…ちっと遠くてここから狙撃は出来んすね」
女戦士「あとはインドラで減らして貰うだな」
女海賊「榴弾の数があんまり無いんだ…出来るだけ此処で数減らす…」チャキリ ダン ダン ドーン
女戦士「頭は大丈夫か?」
女海賊「血は止まったけどコブが出来た…」スリスリ
ローグ「頭ぁ…あっしはボルトが残り4発しかありやせん」
女戦士「小舟が来たら私達も一旦補給に下がろう」
女海賊「大体様子分かったぞ…これ幽霊船から榴弾撃ち込んで殲滅した方が良いわ」
女戦士「うむ…地下線路と違って敵に地形を使われているからな」
ローグ「小舟にオーク乗せたらあっしら乗れやせんぜ?」
女戦士「飛空艇にロープを降ろさせる…私達はそれで退避だ」
ドガーーーーーン!! グラグラ
女海賊「アサシン結構奥の方まで榴弾撃ってんな…あそこまで小型の機械が下がってる?」
ローグ「2分に一発デカいのが撃たれるんじゃそら下がりますわ」
女海賊「おっしあの辺に照明弾撃ちこんでやる」ガチャコン ダン! ダン!
ピカーーーーー
女海賊「あぁぁぁ…ゴーレムだ…さっきの奴まだ動いてんのか」アゼン
女戦士「アレがやり合っている間に退避するぞ」
ローグ「小舟が近くまで来やしたね…チャンスでやんす」
--------------
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:31:00.35 ID:ZniVZVNC0
『小舟』
ザブン ザブン
女戦士「小舟に乗りきらんオークは掴まって泳いで行け」
オーク「オーク…オモイ…ミズ…シズム」
女戦士「なんだ泳げんのか…ちぃぃ」
女海賊「お姉ぇ…残りのオークは私が壺ん中入れて行くわ」
女戦士「その手が有ったか…よし!ヤレ!!」
女海賊「オーク!!あんた達のの名前は?」
オーク「オレ…オークファイター…アイツ…オークアーチャー」
女海賊「おっし!大人しくしてろよ?オークファイター!!」
オークファイター「ウゴ?」
シュゥゥ スポン!
女海賊「はい次あんた!!オークアーチャー!!」
オークアーチャー「ウゴ?」
シュゥゥ スポン!
女海賊「はい終わり!!もう小舟出して良いよ!!」
海賊「がってん!!」ザブザブ
ローグ「姉さん…壺の中どうなってるんでやんすか?」
女海賊「ちっこくなって入ってるだけだよ?ホレ?」
ローグ「ほぉぉぉこりゃ又どういう仕掛けなんすかね?」ジロジロ
女海賊「どうせ時空の魔法だよ…魔女に聞かないと分かんない」
ローグ「それあっしも欲しいでやんす」
女海賊「イイネ!!魔女にお願いして作って貰おうか」
女戦士「飛空艇からロープが降りて来るぞ?捕まり損ねるな?」
シュルシュル
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357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:31:34.49 ID:ZniVZVNC0
『幽霊船』
ユラ〜リ ギシ
アサシン「随分なオーク救出劇になったな?」
女戦士「そんなつもりは無かったのだが…成り行きでこうなった」
アサシン「さてどうする?私は明るくなるまで上陸は待った方が良いと思うが…」
女戦士「そうだな…勇み足が過ぎた様だ」
アサシン「しかし機械がこんな所にまで居るとはな」
女戦士「ホムンクルスが世界政府がどうとか言って居たな…世界中で機械が目を覚まして居そうだ」
アサシン「とりあえずこのまま明るくなるまで待つか?数日かかりそうな気はするが…」
女戦士「その間に例の榴弾だったか?作り増しをする」
アサシン「なかなか良い武器だ…広範囲に効果があるのがな」
女戦士「私からでは良く分からなかったのだが?」
アサシン「インドラは単体の爆発…あの砲弾はそれに加え鉄が飛び散る…威力が高い」
女戦士「なるほど…それで小型の機械を蹴散らせたか」
ノソノソ
魔女「一通りオークの治療は済んだぞよ?」
アサシン「戦力として使う気か?」
女戦士「場合によってはだ…」
魔女「今動いて居るオーク以外は瀕死じゃった…しばらく動けまい」
アサシン「オーク達はオークシャーマンに見捨てられたのか?」
魔女「話を聞く限り…利用されて此処まで来ただけの様じゃ…食事も殆ど獲って居らんかった様じゃぞ?」
女戦士「奴隷扱いか…」
アサシン「私達だけでは1年あっても消費しきれん食料が乗っているのだ…丁度良かっただろう」
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358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:32:09.85 ID:ZniVZVNC0
『荷室』
ゴソゴソ
女海賊「ローグ!!出来上がった榴弾を運んどいて」カンカン コンコン
ローグ「へい!!…これがあの爆発起すんすねぇ…へぇ?」ジロジロ
女海賊「んん?何やってんのそこのオーク…」
オーク「ウゴ!?」
女海賊「ウゴじゃ無ぇよ!!暇ならあんたも榴弾運びな!!」
オーク「アオキ…ヒトミノモノ…オマエ…オーク…イザナウ…ドウ…イザナウ」
女海賊「はぁ!?意味分からん…いざなうって何?」
妖精「プハァァァ…」ヒョコ ヒラヒラ
女海賊「おぉぉやっと出て来たな…オークが怪我して困ってるのさ」
妖精「疲れたぁぁぁ…」グター
女海賊「あんたおっぱいの中でずっと寝てたんじゃないの!?なんで疲れてんだよ」
妖精「僕は忙しいのさ…君にばっかりかまって居られないんだ」クルクル
女海賊「お!?もしかしてオーク全員助かったのあんたのお陰?」
妖精「やぁ!!オーク君!!又僕と遊ぶ?」
オーク「ウゴ!ウゴゴゴ…ウゴ?」
妖精「何バカな事言ってるの?僕は妖精さ…おっぱいは僕のベッドなんだよ?」
オーク「アオキ…ヒトミノモノ…オマエ…ヨウセイノ…カミ…オマエ…ヨウセイノ…ハハ」
女海賊「んん?そうだよ私は…あの子を産んだのは私だった…」ピタ
妖精「ええ?僕は妖精だよ?妖精は狭間で生まれるんだよ?」ヒラヒラ
女海賊「まぁどっちでも良いじゃん?」
妖精「それで今日は何して遊ぶ?鬼ごっこ?かくれんぼ?」
女海賊「おっし!!この馬鹿オークに荷物運ばせたらハチミツあげるぞ」
妖精「おおおおおおおお!!ヤルヤル!!」パタパタ
妖精「おい!!この馬鹿オーク!!悔しかったらその荷物を持って僕を掴まえて見ろ!!」
オーク「ウゴ!?」
妖精「ウゴじゃない!!ベロベロベーー」ヒラヒラ
オーク「ウゴゴゴ…」ドスドス
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359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:32:40.70 ID:ZniVZVNC0
『デッキ』
ズドーン ズドドドーン
女戦士「島で何が起こっている!!?」ダダ
アサシン「見えんのでは確認しようが無い…」
魔女「照明魔法を掛けた砲弾を撃ち込めば良いのではないかえ?」
女戦士「ううむ…火薬の無駄な気もするが…」
アサシン「ローグが持って居る強化クロスボウはそこそこ飛距離出るだろう…アレは火薬を使わん」
女戦士「銀のボルトを作れば良いのだな?」
魔女「そうじゃな…」
女戦士「よし!私が作って…」
ザブ〜〜〜〜ン グググググ
アサシン「これは…」スタ
女戦士「津波だ…少し離岸させろ!!」
アサシン「海賊共!!急いで縦帆を広げろ!!」
海賊「がってん!!」ドドド
ザバァァァァァ ニョキニョキ
魔女「あわわわ…」タジ
女戦士「ク…クラーケンだと…」タジ
アサシン「間に合わん!!触手が覆いかぶさって…」
ローグ「ななな…なんなんすか!!うわわわわ…」ドタドタ
ドッパーン!! ザブザブ
女戦士「何かに掴まれ!!波に飲まれる…魔女はこっちだ!!」グイ
魔女「上じゃ!!上から陸地が降って来居る…」アゼン
ザブ〜〜〜ン ゴボゴボ
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360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:33:17.69 ID:ZniVZVNC0
『数分後』
ユッサー ググググ
女戦士「ええい!!船尾楼まで水に浸かるとは…」
アサシン「海賊が一人流されたぞ!!」
ローグ「マジっすか…ちっと痛みやすぜ?」パシュン シュルシュル グサ
女戦士「船が何処かに流されて居るぞ…」
”ザザー”
”聞こえるかい?”
”商人!飛空艇から見下ろして居るな?”
”クラーケンが船を引っ張っている…大丈夫さ…安全圏まで行けると思う”
”これは何が起こって居る?”
”上から陸地が降ってる!大きな波はそのせいさ…ニライカナイは上にある!!”
”主らも船を見失わん様について来るのじゃ”
”分かってるさ…こっちも必死だよ…光の石を出しておいて”
”うむ…”
魔女「アサシン!!光の石を出しておくのじゃ…飛空艇が迷ってしまうぞよ」
アサシン「わかった…」スッ ピカーーーーー
女戦士「上空に陸地なぞ見えんぞ!?」キョロ
魔女「狭間の深さが違うからじゃな」
女戦士「ローグ!!落ちた海賊の釣り上げはまだか?」
ローグ「重いっす…手伝って下せぇ!!」グイグイ
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361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:33:54.74 ID:ZniVZVNC0
『甲板』
エッホ エッホ ドターン
海賊「助かったでがんす…はぁはぁ…」
女戦士「危なかったな…他に何か流れて行った物は無いか?」
ローグ「甲板に置いてあった樽がみんな無くなっちまいやしたね…ゾンビも全部どっか行きやした…」
女戦士「まぁ良い!!今ので船の荷が片側に偏った様だ…船が傾いたままだ」
海賊「置き直してくるでがんす」スック
女戦士「まて…先ず帆を開いて自由に動けるようにするのだ…荷は私が動かす」
海賊「がってん!!」ドタドタ
---------------
『荷室』
ムギューーーー
女海賊「お…お姉ぇ…ちょっとこれどけて」ムギュー ミキミキ
女戦士「鋼材に埋もれたか…」グイ ガッサー
女海賊「急にこれ何!!?」
女戦士「津波に飲まれて転覆寸前だ…荷を反対側に寄せるぞ」
女海賊「2人で?マジか…」ヨッコラ ヨタヨタ ドスン
女戦士「どうやらクラーケンに守られて助かった…上から陸地が降って来たのだ」
女海賊「ええ!?ほんじゃニライカナイの真下に居るって感じ?」
女戦士「全く視認が出来ないのだがな…飛空艇からも見えん様だ」
女海賊「狭間ん中だと高さで何も見えんくなるんか…メチャ厄介だな」
女戦士「船では辿り着けん事が良く分かった…作戦を変更する」
女海賊「私の飛空艇だね?」
女戦士「そうだ…お前の壺に何人入れる?」
女海賊「分かんないよ…詰めこみゃ全員入れるかもね」
女戦士「まぁ良い…その壺を活用しながら飛空艇での行動に切り替える…そのつもりで準備しろ」
女海賊「おけおけ…とりあえず荷の片づけね」ゴソゴソ
女戦士「んん?何をする気だ?」
女海賊「ちょろっとヌルヌル塗ればラクラク動かせるさ…」ヌリヌリ
女戦士「フフお前は何にでも応用するんだな…」グイ スススー
女海賊「おけおけ…動かして固定すりゃその内乾くさ」ヌリヌリ スススー
------------
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:34:24.57 ID:ZniVZVNC0
『甲板』
ザブ〜ン ユラ〜
女戦士「海賊共!!来い!!」
海賊共「へい!!」ドタドタ
女戦士「お前達にこれを預ける…」スッ
海賊共「貝殻でがんすか…」
女戦士「ここからは飛空艇と別行動だ…私達は上空からニライカナイを目指す…お互い見失う可能性が高い」
海賊共「俺達だけでこの狭間を乗り切れと…」
女戦士「光の石はこの船に残して行く…インドラの銃と迫撃砲があれば余程乗り切れる筈…」
海賊共「分かりやした…俺達は何処へ向かえば?」
女戦士「しばらくこの海域で待機だ…私が戻らない場合は自力でフィン・イッシュへ向かうのだ…良いな?」
海賊共「がってん!!」
アサシン「飛空艇が戻って来次第出発か?」
女戦士「うむ…上空から落下物が見えている今がチャンスだ…逃すとまた探すのに手間が掛る」
アサシン「そうか…いよいよだな」
ローグ「飛空艇が高度下げてきやしたぜ?」
女戦士「急いで準備しろ!!今度はボルトが無いなどと言い訳を言うな?」
ローグ「あたたた…あんまり沢山持てんのですが…」
-------------
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:34:59.22 ID:ZniVZVNC0
『船底』
ググググググ ギギーーー
女海賊「おーい!!ダンゴムシ何処行った?飛空艇に帰るぞ!!」キョロ
ワーム「…」モソモソ
女海賊「おぉ…いつの間にデカくなったな…ダンゴムシ何処行ったか知らない?」
ワーム「…」キョロ? モソモソ
女海賊「見っけ!!なんだ脱皮中だったんか…」
ダンゴムシ「…」ムイムイ フムムムム
女海賊「踏ん張ってんなぁ…あれ?ダンゴムシって脱皮するんか?」
ダンゴムシ「…」プリ キョロ?
女海賊「おぉぉ一回りデカくなったな…よしよし…これ抜け殻どうするん?」
ダンゴムシ「…」プイ カサカサ
女海賊「要らんのか…おーし!!この抜け殻であんたの防具作ったるわ」
ワーム「…」モソモソ
女海賊「なんだお前も欲しいのか…おけおけ!お揃いの防具にするわ」
ワーム「…」ニョロニョロ バタバタ
女海賊「ウハハハ…喜び方が分かりやすいな」
ツカツカ
女戦士「此処に居たか…飛空艇が戻ったぞ?準備は良いか?」
女海賊「あぁ今行く…おい!!虫達!!飛空艇に戻るぞ!!壺の中に入れ!!」
ダンゴムシ「!!?」クルリン コロコロ
女海賊「おいおい行きたく無いのか?大丈夫だって!!又戻って来るからさ?」グイ
ダンゴムシ「…」ソローリ ピク
女海賊「おぉぉ…けっこう重たくなって来たぞぉ」ナデナデ
ワーム「プギャー」モソモソ
女海賊「分かった分かった!お前も一緒に行くな?一緒に壺の中に入っとけ」ポイ
女戦士「よし…行くぞ」ツカツカ
--------------
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:35:33.74 ID:ZniVZVNC0
『鯨型飛空艇』
フワフワ
女海賊「おし!とりあえず全員乗って!高度上がんなくなったら一人ずつ壺の中に入って貰う」
商人「なんだそういう作戦か」
女海賊「重い人から順番だから先ずお姉ぇと私が入る事になりそうだね…」
魔女「ではわらわは最後じゃな…」
女戦士「無駄話は良いから早く乗るのだ…落下物を見失うぞ」スタ
女海賊「やっぱ8人も乗ると狭いなぁ…」スタ
情報屋「みんな乗ったわね?高度上げるわ?」
女海賊「おけおけ!!ゴーーー」
シュゴーーーー フワフワ
商人「一応ゆっくり高度上がるね…」
女海賊「ほんじゃ私先に壺の中に入るかな…まだ入った事無いのさ」
魔女「わらわが使うで貸してみぃ…」
女海賊「ほい!!」ポイ
魔女「では…女海賊や」
女海賊「キター!!」シュン スポン
フワフワ フワフワ
商人「おぉぉ一気に上昇速度上がった…」
女戦士「私も入った方が良いな?壺で少し休むとする」
魔女「うむ…休んで居れ…女戦士?壺に入るのじゃ」
女戦士「フフ…こうも簡単に封じ…」シュン スポン
フワフワ フワフワ
商人「これで十分だ…よし!ニライカナイを探そう!!」
シュゴーーーーー ヒュゥゥゥゥ
--------------
--------------
--------------
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:36:10.58 ID:ZniVZVNC0
『上空500メートル程』
シュゴーーーーー
商人「500メートル上がっただけで船も海も見えない真っ暗だ…」
アサシン「方角は分かって居るのか?」
情報屋「旋回しながら上昇しているだけよ…まだ真下に船が有る筈…」
アサシン「なるほど…」
魔女「レイスやガーゴイルが居らんな?まだ退魔の方陣の中かいのぅ?」
商人「う〜ん…星が見えないんだよね」
クエーーーーーー!!
ローグ「おぉ!?こりゃ何処かにロック鳥がいやすぜ?」
魔女「見えんのぅ…」キョロ
ローグ「左の方から聞こえて来やした」
商人「上だ!!何か見える…」
魔女「球皮が邪魔じゃな…」
商人「真上の視認性なんか考えて居ないからね…」
情報屋「きつめに旋回してみるわ…」グイ
シュゴーーーーー ビュゥゥゥ
商人「見えた!!大きい…石の塊だ…」
ローグ「このまま上昇すると衝突するでやんす」
魔女「たまげたのぅ…城が空を飛んで居るのではなく島ごと飛んでおるか…」
商人「ここは石の真下だ…危ない」
情報屋「直進で石の切れ目まで進むわ…」グイ
シュゴーーーーー
--------------
--------------
--------------
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:36:49.51 ID:ZniVZVNC0
『石の切れ目』
フワフワ
情報屋「ここが再端部…このまま真っ直ぐ上昇すれば良いわね」
商人「天空の城って…想像していたのと全然違うじゃ無いか…これじゃ鬼岩城だ」
情報屋「暗いから分かりにくけどコレ全部サンゴよ」
商人「えええ!?こんなに大きいの?」
情報屋「死んだサンゴの上にサンゴがまた繁殖してこんなに大きくなったのね…水没していた証拠だわ」
アサシン「星が見えて来た…月もある」
商人「これが遮って居たのか…」
アサシン「死んだサンゴの森に月か…異様な光景だ…」
情報屋「なんか…降りるのが怖いわね…」
魔女「広すぎて何処に何が有るか分からんな…」
情報屋「とりあえず中央の方に進んでみる…」グイ
-------------
『サンゴの森』
フワフワ スィィィーー
ローグ「そこら中に海の生物の死骸がありやすね…」
商人「沈没船もある…相当古い奴だ…」
魔女「竜宮なぞ何処にも見当たらんが…」キョロ
情報屋「海に沈んでサンゴに埋もれてしまって居るかもしれない」
クエーーーーーー!!
ローグ「うはは…ロック鳥はここに魚食べに来てたんすね」
ロック鳥「クエーーーーーー!!」バッサ バッサ
情報屋「仲間を呼んでる?」
ローグ「襲っては来んので安心して下せぇ」
魔女「ちと明かりを照らすぞよ?照明魔法!」ピカー
商人「あ…どんどん下に落として行ってよ」
魔女「うむ…照明魔法!」ピカー
-------------
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:37:26.81 ID:ZniVZVNC0
『謎の突起』
フワフワ ドッスン
ローグ「あっしがちっと行って調べて来やす」ダダ
商人「やっぱりもう少し明るくならないとらちが明かないね…」
情報屋「ここで明るくなるまで待って見ては?」
魔女「しかし匂うのぅ…」クンクン
アサシン「海の生物の死臭だ…浄化すれば収まるのでは無いか?」
商人「なんか楽園とは程遠いな…」
情報屋「過去形ね…海の楽園だった…私達の言い方からすれば楽園は滅びた…そういう事ね」
商人「サンゴは全部死んでしまったかな?」
ホムンクルス「サンゴは海水が無ければ死滅してしまいますね」
商人「動物の一種だったっけ?」
ホムンクルス「はい…植物では無く動物に分類されます」
商人「なんかいきなり海水の無い所に連れて来られて迷惑な話だ」
ホムンクルス「私もそう思います…」
魔女「なんじゃろうのぅ…この不快な感じは…」
-------------
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:38:35.71 ID:ZniVZVNC0
『数時間後』
メラメラ パチ
ローグ「標高が高いせいかちっと寒いっすね…」スリスリ
商人「ここが空に浮いてるなんて信じられないよ」
ローグ「そうっすね…いつ足元が落ちるかわからんすね」
アサシン「しかし…全然夜が明ける気配が無いな」
商人「魔女の塔は一日の長さが7倍位だっけな」
魔女「日によって違うでもっと長い時もある」
商人「安定して居ないのか」
魔女「狭間の奥はそういう物じゃ…外の世界は時間が経って居らんでゆっくり出来る」
商人「目標を目の前にしてなかなかゆっくりも出来ないけどね…」
魔女「女戦士と女海賊も壺の中で寝て居るで起きるまでは待つが良かろう」
ズズーン グラグラ
魔女「又何処ぞで崩れて居るのぅ…」
商人「こんな大きな物を空に浮かせるなんてスゴイな…」
魔女「わらわもここまでとは思わなんだわい」
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:39:08.16 ID:ZniVZVNC0
商人「これ退魔の方陣はサンゴの中に銀か何かが埋まっていると思って良さそう?」
魔女「それ以外考えられんのぅ…」
情報屋「ちょっと…ここのサンゴ!!死滅の原因は石化よ?」
ローグ「え?どういう事っすか?」
魔女「あまり考えたく無いが…まさかリリスが来て居るか?」
情報屋「石化の原因はそれしか考えられない…」
魔女「クラーケンと共に海底に沈んだと思うて居ったが…これは因縁じゃな」
アサシン「どうしても私達が滅ぼさねばならん様だ」
魔女「手は有る…」
アサシン「インドラの光を帯びたエクスカリバーだな?」
魔女「うむ…インドラの光で焼かれて不滅の体も回復せんじゃろう」
アサシン「石化をどう対処する?」
魔女「絶対零度で凍らせるのじゃ…凍らせたまま細かくなるまで切り刻めば良い」
アサシン「なるほど…」
商人「ねぇ?リリスはどうしてここまで来てる?偶然じゃ無いよね?」
魔女「分からぬ…時の王に首を落とされるまではニライカナイで鎮座して居ったのかものぅ…」
情報屋「善女龍王伝説のラミア…メデューサ伝説…竜宮伝説の人魚…全部似たような容姿ね」
魔女「人魚はちと違う気がするが?」
商人「人魚って足が魚だね…セイレーンって知ってる?」
情報屋「知ってる…時代が随分違うけれどもしかすると関係してるのかも知れない」
商人「時代?」
情報屋「セイレーンは4000以上前のウンディーネの時代ね…竜宮伝説はその後…多分2000年ぐらい前」
商人「それってつまり2000年近く人魚のセイレーンが君臨してたって事じゃ無い?」
魔女「ふむ…確かに人魚の後にメデューサに取って代わったやも知れんな…それで辻褄が合う」
情報屋「そういう仮説も確かに…」
商人「リリスがひたすらこの地を目指したのもやっぱり何か有りそうだ」
-------------
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:40:45.76 ID:ZniVZVNC0
『夜空』
ヒラヒラ
商人「…小さな光が空に登って行く…」
アサシン「妖精が魂を狭間の奥へ連れて行ってるのだ…」
魔女「すや…」zzz
情報屋「すぅ…」コックリ
商人「僕もその内連れて行かれるかな…」
アサシン「お前は事情を知って天国に行きたいとでも?」
商人「う〜ん…天国が何なのか良く分からないな…集合意識になるという事かな?」
アサシン「水になって混ざり合わさる…」
商人「…」トーイメ
アサシン「飲め…」スッ
商人「…」グビ ゴク
アサシン「私は海へ行って見たいな」
商人「海か…」
アサシン「深海だ…恐らくそこにも楽園がある」
商人「そうだね…生物の楽園」
アサシン「このまま下まで飛び降りれば行けそうな気もするな」
商人「体がバラバラになって…いつまで意識を保って居られるだろう…」
アサシン「ずっと意識を保ったまま魚に食われるのも良い」
商人「そうか…そんな世界もありそうだな…」
アサシン「しかしこの空中の楽園には何も無いな…」
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:41:13.23 ID:ZniVZVNC0
商人「うん…なんだろうね…この世界の最果てに来たような感じ…」
アサシン「そこが最果てなのだろう…旅の終着点」
商人「最果てに君臨して…一体何なんだろう…」
アサシン「んん?神の話か?」
商人「神なのか魔王なのか知らないけどさ…天空の城に君臨して…だから何?」
アサシン「寝るのでは無いか?」
商人「ハハ…なるほど静かで眠り易そうだ」
アサシン「まぁ玉座が有るなら一度寝て見たい物だ…フフ」
商人「夜空が少し明るくなって来た…」
アサシン「うむ…」スック
商人「何か見える?」
アサシン「向こうの方角だな…丘なのか…山なのか…小高い影が見える」
商人「それが見えただけで目的が定まる…」
アサシン「どうする?起こすか?」
商人「折角休んで居るんだ…起きるまで待とう」
ズズーーン ゴゴゴゴ
魔女「ほえ!!?」ムクリ キョロ?
情報屋「ハッ!!」パチ
商人「あぁ起きちゃったか…」
アサシン「いつ足元が無くなるか分からんから飛空艇に入って置こうか…」
商人「そうだね…中の方が暖かい」
---------------
---------------
---------------
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:58:49.24 ID:ZniVZVNC0
『鯨型飛空艇』
ォーィ ォーィ
封印の壺「出してぇぇぇ〜暇ぁぁぁぁ!!」ゴトゴト
魔女「およ?起きた様じゃな…出でよ女海賊!」
シュゥゥ スポン
女海賊「ふいぃぃい…やっと出られた」
魔女「女戦士も起きたかえ?」
女海賊「お姉ぇも出してあげて」
魔女「出でよ女戦士!」シュゥゥ スポン
女戦士「…」ジロ
魔女「中の寝心地はどうじゃ?」
女戦士「外の声がうるさくて敵わん…こちらの声は届かんのに…」
女海賊「これ壺の中から全然出られないじゃん…どんなんなってんの?」
魔女「一応封印の壺じゃでのぅ…狭間から出るような感じじゃな」
女海賊「ひっくり返したら簡単に物出てくるじゃん」
魔女「うむ…じゃから蓋が必要なのじゃ」
女戦士「…それで…今飛空艇から出ても良いのか?」
魔女「足元が崩れるかも知れんで注意せい」
女海賊「私も見て見たい…ワイヤー引っかけて見て来ようよ」
女戦士「うむ…」シュルリ
--------------
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:59:17.85 ID:ZniVZVNC0
『サンゴの森』
スタスタ
女海賊「うわ…なんだココ」
女戦士「すべてサンゴで出来ている様だ…」
商人「飛空艇でゆっくり付いて行くから自由に探索しても良いよ」
女海賊「自由にって…」キョロ
商人「一応向こう側が小高い丘になってる様なんだ」ユビサシ
女海賊「ほんじゃそっちに歩いて行けば良いんだね」
商人「ワイヤーは外さない様にね…いつ足元が落ちるか分からないから」
女海賊「おけおけ…お姉ぇ!ちっと散歩しよう」
女戦士「うむ…体を動かしたかった所だ」スタ
フワフワ
女海賊「アハ…なんかでっかい風船くっつけてるみたいだな」スタ
商人「こっちは浮いてるだけだからそのまま誘導してよ」
女海賊「ワイヤーがサンゴに引っかかりそうだな…」
女戦士「引っかからん様に歩け」
--------------
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 10:59:51.47 ID:ZniVZVNC0
『サンゴの洞窟』
タッタッタ
女海賊「お姉ぇ!!ここ洞窟あるよ」キョロ
商人「そこはローグが探索済みだよ…魚とか貝の死骸しか無いらしい」
女海賊「へぇ?これが家みたいなもんかぁ…」
女戦士「ではこのサンゴの森は魚たちの街だったという事か?」
商人「そうかもね…」
女海賊「お姉ぇちっとエクスカリバー抜いといてよ」
女戦士「うむ…明かりか…」スラリ ピカーーー
女海賊「アレ?サンゴってもっと綺麗だった筈だけどなぁ…」
商人「石化して石になってるんだ…だから全部石色さ」
女海賊「なる…石ねぇ…」
女戦士「…」ジロ
女海賊「うん…これどっかにリリス居るね」
女戦士「その様だ…」
商人「そのエクスカリバーで倒せるらしい…不滅の肉体をインドラの光で焼けるとか…」
女海賊「おぉ!!そんな効果有ったんか」
女戦士「私に倒せと言うか…」
女海賊「船にエリクサー積んでるから大丈夫だって!…てかお姉ぇの石造を飾っとくのも良いな」
女戦士「フフお前という奴は…」
クエーーーーーーー!!
女海賊「お!!ロック鳥!!どっかに居るな?」キョロ
商人「向こうの丘の方だ…何匹か影が見えるな」
女海賊「そこになんか有るんだ…ちっと急ごうか」
--------------
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 11:00:25.07 ID:ZniVZVNC0
『空中遊泳』
ピョン! スカスカスカ
女海賊「アハハハ…お姉ぇこれ楽しい!!空中走ってるみたい」スカスカスカ
女戦士「商人!やはり私達2人を吊ったままでは高度維持出来んか?」ピョン ブラーン シュタ
商人「ん−ーーー厳しいね…ギリギリ維持してるか…少しづつ高度下がるかって所だ」
女海賊「良いじゃんこのまま行けば!!吊ってもらってるからラクちんだよ」
女戦士「これでは遅いだろう」
商人「前進させておこうか?」
女戦士「やってみろ…それでうまく進むならその方が良い」
商人「よーし!君達に合わせられる様にやってみる」グイ シュゴーーーー
スィーーーーー
女海賊「お?お?お?…」ピョン ブラーン シュタ
女戦士「フフ…」ピョン ブラーン シュタ
女海賊「おぉぉ!!メッチャ楽しいわ」ピョン クルクル シュタ
商人「もう少し速度上げられそうだね…」
-------------
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 11:01:14.05 ID:ZniVZVNC0
『鯨型飛空艇』
フワフワ ユラ〜
魔女「…」ジー
アサシン「魔女…何を見ている?」
魔女「主らの言う最果ての地じゃ…」
アサシン「フフ…話を聞いて居たか」
魔女「わらわ達は何を目的に最果ての地まで来たと思うて居る?」
アサシン「さぁな?決着をつける為か?」
魔女「…」
アサシン「どうした?節目を見るのが怖いか?」
魔女「そうじゃ節目じゃ…明らかに節目を目の前にして居る」
アサシン「時代の節目…ようやくたどり着いた」
魔女「すでに新時代は始まって居るがのぉ…」トーイメ
アサシン「機械の目覚め…」
魔女「言うな…わらわ達の世代はここで幕引きじゃ」
アサシン「どう幕を引くつもりだ?」
魔女「それはあの2人が握って居る…」
ピョン ブラ〜ン シュタ アハハハハ
アサシン「フフ…違いない」
魔女「主には話して置こうか…わらわの紅玉の瞳…そしてエクスカリバーが何故この地まで運ばれたか…」
アサシン「ほう?」
魔女「いつの間に時の王の意思を継いで居ったのじゃよ」
アサシン「ふむ…なるほど…」
魔女「恐らくそれはわらわの責務じゃろう…」
アサシン「その意思とは?」
魔女「決別じゃ…神殺しと言えば良いか…時の王が葬ったのはすべて神じゃ」
アサシン「クックック…面白い…」
魔女「魔術師はじゃな…魔を崇拝しておる…言い変えれば魔の手先じゃ…」
アサシン「神殺し…リリスは神か?それとも魔か?」
魔女「人知を超える力を持つ者は皆神と言って良いじゃろうが…どちらじゃろうのぅ…」
アサシン「リリスが何故この地を目指したのか分からんな」
魔女「魔性の者は皆神殺しが目的じゃと思う」
アサシン「いよいよ大詰めか…クックック」
---------------
---------------
---------------
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2022/11/20(日) 11:01:43.34 ID:ZniVZVNC0
『大きな窪み』
ピョン ブラ〜ン シュタ
女海賊「お姉ぇ!!でっかい窪みがあるよ…下に何かあるな」
女戦士「ここが竜宮か?」
女海賊「降りてみよっか…でっかい貝殻に何か乗ってる」ピョン ブラーン
女戦士「そんなに急ぐな…」ピョン ブラーン
女海賊「商人!!上手い事このままど真ん中まで誘導して」
商人「分かってるさ…動かないで」グイ フワフワ
女海賊「まだホムちゃんとか寝てんの?」
商人「ぐっすりだね…起きてるのは魔女とアサシンだよ」
クエーーーーーーー!! バッサ バッサ
女海賊「うお!!ロック鳥か…ビックリすんなぁ…」
女戦士「飛び方がおかしいな?何か伝えようとして居ないか?」
女海賊「何か居るのかも…商人!!ちっと皆起こしてよ」
商人「分かったよ…」スタ
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