涼宮ハルヒ「世界でたったひとりのキョンでしょ」キョン「……お前もな」

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4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2022/03/13(日) 22:15:22.66 ID:TNwFrV7EO
「さあ! 動きなさい! キョン!」

カリッ!

「んあっ!?」

ぶりゅっ!

「フハッ!」

完全にゼンマイが弾け飛んだ俺の肛門から今、とぐろを巻いて原動力が解き放たれた。

「あ、あああ、あああああああっ!?!!」

ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜っ!

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

汚い排泄音と共に"ガンギ車"ならぬ"ガンギマリ"な涼宮ハルヒの哄笑が時を刻んでいく。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜っ!

「あ、あああ、あああああああっ!?!!」

これじゃ"脱進機"ではなく"脱糞機"である。

「ふぅ……愉しかった」
「くそったれめ……」

満悦な涼宮ハルヒを睨むと、睨み返されて。

「くそったれはあんたでしょ」
「誰のせいだと思ってやがる」
「私はゼンマイを巻いただけ」

そう考えると腕時計もまた、己の意思とは無関係にゼンマイを巻かれて時を刻んでいるわけで、なんだか急に気の毒に思えてきたぜ。

「あんたは機械じゃない」
「ハルヒ……」

すんっと鼻を鳴らして肛箱から香りを嗅ぎ。

「世界でたったひとりのキョンでしょ」
「……お前もな」

それを言いたいがために脱糞させるのは勘弁して欲しいところだが涼宮ハルヒにゼンマイを巻かれるのは存外、良い気分だった。


【涼宮ハルヒの肛箱】


FIN
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