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【劇場版安価】白垣根「Eyes Glazing Ωver」 白い羽 【禁書】

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475 :1 [saga]:2022/03/19(土) 14:18:36.24 ID:3DnaQaVp0
 木原「お前がここに来るのが想定内だったっつー事は、元々プランBで」


 木原「白い方を最初から狙ってたに違いねぇ。一応、連絡入れとけ」


 垣根「ったく、面倒くせぇ・・・ムカつくなぁ」タプタプ

 
 垣根「・・・おいおい、こんな時に限ってはないだろ・・・」


 唯一「出ませんか?」


 垣根「だぁああくそっ!・・・おい!今すぐ居場所教えろ!いいな!?」


 木原「・・・さて、ここを潰しておくとしてだ。外の死体は警備員に任せとこうぜ」


 唯一「弟さんがどこへ行ったのか、見当は付きませんか?」


 垣根「わかってるならすぐにでも思い浮かぶんだけどよ・・・」


 垣根「・・・!。おい、この端末からアイツを追ってる連中と連絡取る事できねぇか?」


 垣根「それで位置さえ特定できりゃ、先に追いかけてやれる」


 木原「ちょっと待ってろ。メール送信でやってみるか・・・」


 ―カタカタッ

 木原「・・・どうだ」


 ―カタンッ




 ◎ 50以上orゾロ目
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 14:21:25.10 ID:MXRdp9MwO
頑張れ木原くン
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 14:21:36.31 ID:olYR5HNjO
それそれ
478 :1 [saga]:2022/03/19(土) 14:46:24.06 ID:3DnaQaVp0
 木原「・・・あーくそ。人数が多すぎてどれに送りゃいいのかわかんねぇ」


 唯一「全員に転送すればいいんじゃないですか?」


 木原「怪しまれて尻尾千切られたら余計に面倒だろ」


 木原「1番新しい送信履歴から順に送信していくか」


 垣根「時間がかかるな、そりゃ・・・。・・・仕方ねぇ」


 垣根「めぼしいとこを回って来るから、居場所がわかったら教えてくれ」


 唯一「じゃあ、番号の方を・・・」


 垣根「これにかけろ。なるべく早めに頼むぞ」


 ―タッタッタッ・・・

 唯一「・・・普段から名刺を持ち歩くなんて、意外と真面目なんですねー」


 木原「おら、お前もそっちので当りを探せ!」


 唯一「あぁ、はいはい」



 
 垣根「ったくよぉ!面倒くせぇ弟を持ったもんだ!」


 ―バサァッ ヒュオッ!


479 :1 [saga]:2022/03/19(土) 15:02:51.47 ID:3DnaQaVp0
  


 「到着しました。支払いはこちらです」


 海美「ありがとう」


 白垣根「ありがとうございました」


 林檎「・・・ありがとう」


 「はい」ニコリ



 ―ブロロロロォーー・・・

 -学園都市 第一三学区 孤児院-

 ―ワイワイ ワイワイ


 白垣根「ここがそうですか?」 


 林檎「うん。ここで、あってるよ」


 海美「じゃあ、職員に知ってそうな人がいるか聴いてくるわね」


 白垣根「お願いします」

 
 林檎「・・・」ソワソワ


 白垣根「>>480
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 15:09:56.36 ID:olYR5HNjO
そんなにドキドキしても誰も逃げませんよ
ワクワクはよくわかりますけどね
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 15:10:20.26 ID:MXRdp9MwO
私までつられてソワソワしちゃいそうですね…
482 :1 [saga]:2022/03/19(土) 15:36:39.48 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「そんなに緊張しなくても、誰も逃げたりしませんよ」


 白垣根「ワクワクするのはわかりますが・・・」


 林檎「・・・」ソワソワ


 白垣根「(私までつられてソワソワしちゃいそうですね)」


 林檎「・・・知果は、居ないみたい・・・」


 白垣根「そうですか・・・」


 林檎「・・・」


 海美「お待たせ。この人が案内してくれるそうよ」


 木場「どうも。白垣根さん、ですよね?僕は木場勇治です」


 木場「その子が杠林檎ちゃんですか?」


 白垣根「はい。木場さん、4年前からここで職員をされている方はいらっしゃいますか?」


 木場「恐らく、院長ならわかるんじゃないかと・・・」


 白垣根「院長ですか・・・林檎さん自身は話した事はありますか?」


 林檎「・・・ううん」フルフル


 海美「>>483
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 15:38:54.85 ID:MXRdp9MwO
うおおお木場くん来た!
ここで出てくるか…

今日はいらっしゃらないのかしら?
あなた一人に任せるなんて大変だと思うけど…
484 :1 [saga]:2022/03/19(土) 15:47:41.13 ID:3DnaQaVp0
 海美「今日はいらっしゃらないのかしら?」


 木場「そうですね。今日は施設の援助金について話し合いへ行ってまして・・・」


 木場「今、代理として僕がここを任されているんです」


 海美「ふぅん。貴方1人に任せるなんて、大変だと思うけど・・・」


 木場「まぁ、時折ある事ですから・・・」


 木場「夕方頃には戻ると思いますけど・・・それまで待ちますか?」


 白垣根「・・・どうしましょうか?」


 林檎「・・・かきねと、かいびと居たい」


 海美「林檎・・・そう。わかったわ、じゃあまた後日伺うわね」


 白垣根「突然の訪問、大変申し訳ございませんでした」


 木場「いえ、その子のためならいつでも来てください」


 白垣根「ありがとうございます。木場さん」

 
 木場「>>485




 >>483 劇場版での変身者と別世界での変身者の邂逅
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:00:43.32 ID:olYR5HNjO
僕からも来たことを伝えておきましょうか?
何か気になることがあるんでしたら聞いてみます?
486 :1 [saga]:2022/03/19(土) 16:19:10.34 ID:3DnaQaVp0
 木場「僕からも来た事を伝えておきましょうか?」


 木場「何か気になる事があれば、聞いておきますが・・・」


 白垣根「そうですね・・・では、林檎さんのお友達・・・」


 白垣根「知果さんという林檎さんと同い年の女の子について何か知っている事があれば」


 白垣根「こちらの番号にお願い出来ますか?」


 木場「はい、わかりました。知果、って名前の女の子ですね」


 海美「あっ、林檎。苗字はわかるのかしら?」


 林檎「えっと・・・流郷、だったと思う・・・」


 木場「流郷知果、だね。わかった」コクリ


 海美「じゃあ・・・今日は戻りましょうか」

 
 林檎「・・・うん」コクリ


 白垣根「(・・・あっ、そういえば電話が掛かってきていましたね)」


 白垣根「(誰からでしょうか・・・)」




 ↓同 60以上or10〜20orゾロ目
 9646 50以上
 3111 30以上  
 DA  ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:24:34.35 ID:MXRdp9MwO
ほい
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:24:54.74 ID:olYR5HNjO
9646です
489 :1 [saga]:2022/03/19(土) 16:37:36.27 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「(おや?兄さんから・・・留守電が入っていますね)」


 垣根『おい!今すぐ居場所教えろ!いいな!?』


 白垣根「」キーン


 海美「どうかしたの?」


 白垣根「す、少しお待ちください。電話をしますので・・・」


 海美「?。そう・・・あっ、木場さん、ありがとう。また来た時はお願いね」


 木場「はい。もちろん」クスッ


 白垣根「もしもし?兄さ、っ・・・!そ、そう怒鳴らないでくださいよ・・・」


 白垣根「一体どうしたんですか・・・?」


 絹旗「あ、木場さん。・・・と、獄彩さん?それに白垣根さんも・・・」


 黒夜「あれー?何かこことは縁の無さそうなのが居るじゃん」


 海美「絹旗最愛?黒夜海鳥も・・・」


 木場「最愛ちゃんと海鳥ちゃん、知り合いだったんだのかい?」


 絹旗「まぁ、同業者だったと言えば・・・ん?」


 林檎「・・・あ」


 黒夜「え・・・?え!?林檎ちゃん!?」


 海美「!?」


 白垣根「!・・・では、そういう事ですのでお待ちしてます」


 木場「この子の事、知ってるのかい?2人とも」


 黒夜「うん。同じ施設に居た頃があって、そこでね。けど・・・」



 ―ヂャコッ
 
 DAアラウズ1「動くな。全員その場に伏せろ!」



 木場「っ・・・!」


 白垣根「・・・どうやら、既に来ていたようですね」


 

 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:41:25.56 ID:MXRdp9MwO
盛り上がる場面すぎる
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:41:38.14 ID:olYR5HNjO
どうかな
492 :1 [saga]:2022/03/19(土) 16:56:13.34 ID:3DnaQaVp0
 DAアラウズ1「白垣根帝督!誘拐犯として貴様を拘束する!」


 白垣根「おやおや、随分と勝手に決めつけられた案件ですね?」


 DAアラウズ2「黙れ!我々は家出少女の保護活動の元に行なっている」


 DAアラウズ3「加えて彼女は暴走能力者だ。我々が対処しなければならない」 

 
 海美「あら、暴走なんてしていたらどうして私達は無事なのかしら?」


 絹旗「嘘も大概にしてはどうですか?警備員の超お腐れさん方?」


 DAアラウズ4「貴様、「アイテム」の絹旗最愛・・・そうか、貴様も加担していたのだな」


 DAアラウズ5「ならば、我々がきちんと更生させないといけないな」ニヤリ


 DAアラウズ6「貴様もだ、木場勇治!貴様だけは逃しはしない!」


 黒夜「ん〜?木場君、何かやらかしちゃったの?」


 木場「・・・」


 DAアラウズ1「さぁ、来るんだ。我々はお前のため、正義のために行動している」

 ―スッ


 林檎「イヤ・・・っ」
 

 ―ガシッ

 DAアラウズ1「!?」


 白垣根「汚らしい手で触れるのは遠慮していただきましょうか?」


 DAアラウズ1「貴様・・・っ!公務執行妨害も追加してやるっ!」


 白垣根「>>493
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:58:50.17 ID:2AD1F+nOO
本人が嫌がっているのを見過ごせるほど私の目は節穴では無いんですよ
それに警備員ではないあなた方に公務なんてないでしょう
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 16:59:54.59 ID:MXRdp9MwO
いくらでも追加して構いませんがあなた方のことを信用していませんから渡しませんよ
495 :1 [saga]:2022/03/19(土) 17:17:54.38 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「ええっ、いくらでも追加して構いませんよ?」


 DAアラウズ1「何・・・っ!?」


 白垣根「貴方方の事を毛頭、信用なんでしていません。なので渡しませんよ」


 DAアラウズ1「何故だ!?我々がそいつを管理してやるというのにっ」


 木場「管理、だって・・・?」ギリッ


 海美「それが本音って訳ね。何が保護活動よ」


 絹旗「超単なる拉致しようとしてたって事ですね」


 黒夜「そっちが誘拐犯じゃないかよ」


 白垣根「・・・本人が嫌がっているのを見過ごせるほど」


 白垣根「私の目は節穴ではないですからね」


 白垣根「それに・・・警備員ではない貴方方などに公務なんてないでしょう?」クスッ


 DAアラウズ1「我々を愚弄する気か!適切な環境で適切な生活を」


 DAアラウズ1「劣悪な環境で暮らす必要などない!」


 林檎「・・・」


 ―ドクンッ


 DAアラウズ2「これは正義の行いなのだ」


 DAアラウズ3「精神的にまだ未熟なお前達が能力に振り回されぬよう」


 DAアラウズ3「我々大人がきちんと適切に見守らなくてはならない」


 DAアラウズ1「それこそ正義。我々が成すべき事・・・」


 DAアラウズ1「絶対正義は我らにあり・・・!」


 黒夜「・・・こいつら皆殺しでOK?」


 木場「海鳥ちゃん、待って。・・・子供達に見せたくない」


 絹旗「>>496
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 19:06:15.27 ID:9/Yz5vRiO
ンじゃあなるべく早くなンとかしましょうか、私も超手伝いますよ
497 :1 [saga]:2022/03/19(土) 19:18:19.56 ID:3DnaQaVp0
 絹旗「ンじゃあ・・・・なるべく早くなンとかしましょうか。私も超手伝いますよ」


 絹旗「こンな下衆共なら腕か脚の1本くらいへし折ってもいいンで」


 DAアラウズ1「貴様ら、その口を黙らせてやるっ!」


 
 林檎「・・・ハッ、正義ィ?笑わせンなよ」



 白垣根「林檎さん・・・?」


 海美「林檎・・・?」



 ―ザ ブッ !

 DAアラウズ6「ぎ、ぐあぁあああああっ!?」



 林檎「・・・はっ!?」ハッ


 DAアラウズ1「な、何だっ!?」



 ―ドサッ

 DAアラウズ6「ぁ、ぎァアアッ・・・!」


 ―ドシュッ! 

 ―ブシュゥウウウーーーッ・・・


 イドゥン「・・・」


 ―ポタポタ ポタタ・・・



 黒夜「・・・うわ」

 
 絹旗「な、ァ・・・?」


 木場「っ・・・!?」



 海美「(倒れた所で首に一刺し・・・完全に殺しにきてる・・・)」

 
 白垣根「(>>498)」
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 19:39:48.11 ID:9/Yz5vRiO
なんでしょうあの赤いライダーは…!
的確に狙えるあたりかなりの手練ですね…
499 :1 [saga]:2022/03/19(土) 20:36:12.69 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「(何でしょう、この赤いライダーは・・・!)」


 白垣根「(的確に人体の急所を狙っていたあたり、かなりの手練ですねっ)」




 イドゥン「・・・」


 DAアラウズ1「こ、このっ、害虫がァアアアアッ!!」


 DAアラウズ2「実弾に切り替えろ!全員撃てぇええっ!!」
 
 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダッ !!


 
 白垣根「林檎さんッ!」ガシッ


 林檎「っ・・・」


 <<<キャァアアーーッ!!
 
 海美「木場さんっ!あの子達を避難させないとっ!」


 木場「はいっ!」


 黒夜「ん〜〜、手を貸そうとしたら逆に危なそうだし、あっち手伝おっか?」


 絹旗「超同感です!」




 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダッ !!

 DAアラウズ4「うぉおおおおおっ!!」


 イドゥン「・・・」


 ―ヂューンッ! チュイーンッ! チューンッ!

 DAアラウズの構成員達による弾丸の嵐をイドゥンはアップルリフレクターで防ぎながら
 様子見をしていた。 
 一斉射撃に集中していたために、弾倉が底を尽きて攻撃が止まるや否やイドゥンは
 アップルリフレクターを構えたまま突進した。

 ―ドガァアアッ!!
 

 DAアラウズ4「ぁ、ぁ、ぅ・・・」


 ― ド スッ !


 一瞬にして構成員の1人と衝突し、孤児院を囲っている塀にめり込むほど叩き付けられた。
 全身の骨が折れたか砕けたのか、構成員は虫の息で戦意は失っていたが、近付いたイドゥンは
 最初の1人と同様に喉元にソードブリンガーを突き刺して確実に仕留めた。
 振り返って次の標的を決めると、ソードブリンガーを逆手持ちにして槍のように投げ飛ばした。
500 :1 [saga]:2022/03/19(土) 20:47:45.13 ID:3DnaQaVp0
 ―ド シュッ !


 DAアラウズ3「ご、ぶぁあっ・・・!?」


 イドゥン「・・・」


 ―ズブッ・・・

 ―ド ゴ ンッ !!


 腹部に突き刺さったソードブリンガーを引き抜いて、アップルリフレクターを振るい上げ
 構成員の頭部に叩き付けた。
 フルフェイスのヘルメットが粉々に砕け、倒れた構成員の顔は鮮血で真っ赤に染まっていた。
 

 イドゥン「・・・」


 DAアラウズ5「さ、3人も我が同志達に手を掛けるとは・・・」


 DAアラウズ1「・・・やはり貴様らは悪だ」


 DAアラウズ1「偽善によって称えられ、更なる悪を繁殖させる害虫め!」


 DAアラウズ1「正義を理解できない悪が!お前は我々が粛清するッ!」


 DAアラウズリーダー「落ち着け、同志」


 ―ザッ

 DAアラウズリーダー「例え悪を芽吹かせる害虫といっても」


 DAアラウズリーダー「我々が教え導かねばならない存在、それだけの事だ」


 イドゥン「・・・」


 DAアラウズリーダー「力は正しく使うものだという事をお前に教えてやる」


 DAアラウズリーダー「だからそのふざけたアーマーを仕舞え」


 
 
 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 20:48:48.68 ID:9/Yz5vRiO
それ
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 20:48:58.29 ID:5WTobJNCO
どうなる…
503 :1 [saga]:2022/03/19(土) 21:33:51.14 ID:3DnaQaVp0
 イドゥン「・・・」


 『カモン!』

 『リンゴスカッシュ!』


 ―ギュ ロ ロ ロ ロ ロッ!

 ―バシュゥウッ!!


 ソードブリンガーの刀身部であるソードコアにエネルギーを纏わせると、リーダーと
 思われる構成員に向かってエネルギーの斬撃波を飛ばす。
 エネルギーの斬撃波はリーダーの構成員に直撃した。
 それによって斬り裂かれると思われた、しかし直撃したはずのリーダーの構成員は
 数mほど突き飛ばされ、後退するが踏み止まった。
 

 イドゥン「・・・」


 DAアラウズリーダー「ふむ。それが必殺技か」


 DAアラウズリーダー「私が着ているこのアーマーは対能力者鎮圧用でな」


 DAアラウズリーダー「複合金属で創られた装甲と内部に詰まった衝撃吸収ジェルで」


 DAアラウズリーダー「あらゆる属性の攻撃を減衰、無効化するのだ」


 DAアラウズリーダー「哀れだな。正しさも分からぬまま」


 DAアラウズリーダー「人類の自由と平和などと謳っているとは」

 
 イドゥン「・・・」


 相似『なるほどー。・・・じゃ、新しく搭載した機能を早速使っちゃって』


 イドゥン「・・・」


 通信を受けたイドゥンはソードブリンガーを天に向けて突き上げる。
 すると、クラックが出現して見た目通りファスナーのように開いた。
 次にイドゥンはソードブリンガーの切っ先をリーダーの構成員に向けると、クラックの
 裏側から、植物の蔦が無数に伸びてきた。


 白垣根「何ですか、あれは・・・」




 DAアラウズリーダー「どんな小細工で掛かってこようが」


 DAアラウズリーダー「我々の絶対正義の前では無力なのだよ」
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 21:43:22.17 ID:9/Yz5vRiO
リーダーもリーダーしてたのに…
505 :1 [saga]:2022/03/19(土) 22:07:07.81 ID:3DnaQaVp0
 DAアラウズリーダー「哀れな子供よ。お前のその不完全な力も我々が管理し」


 DAアラウズリーダー「更生させてやらねばなるまい」


 
 イドゥン「・・・」


 ―シュルルルルッ・・・!


 DAアラウズリーダー「フンッ!」


 ―バヂィッ! バリバリッ! バヂィッ!

 イドゥンがソードブリンガーを軽く振るうと、蔦は更に伸びていきリーダーの構成員に
 向かって行った
 リーダーの構成員は装備した高電流の流れている刺股を振るって蔦を焼き払いながら
 退けていく。
 しかし、焼き払われると蔦の数が更に増えて伸びてくる。
 

 DAアラウズリーダー「くっ!小癪なっ・・・!」


 DAアラウズ1「リーダー!援護します!」


 DAアラウズ5「絶対正義は我らにありぃッ!」


 ―ダ ダ ダ ダ ダ ダッ !!


 イドゥン「・・・」


 ―シュルルルルッ!

 ―ビシィッ! ギチギチッ!


 DAアラウズ5「うわぁあああっ!」


 イドゥンは構成員の首に蔦を巻き付けて吊し上げ、リーダーの構成員の方へと
 投げ飛ばす。
 その際、振るっていた刺股が顔面に突き刺さり1千万ボルトの電流が流れて
 構成員は感電死する。


 DAアラウズリーダー「し、しまった!?我が同志・・・!」


 DAアラウズ2「リ、リーダー!ここは、撤退を・・・」


 ―シュルルルルッ!

 ―ビシィッ! ギチギチッ!


 DAアラウズリーダー「し、しまった・・・!」


 隙を突いて、イドゥンはリーダーの構成員の両腕に蔦を巻き付ける。
 リーダーの構成員は両腕を広げるような体勢となって吊された。
506 :1 [saga]:2022/03/19(土) 22:12:46.94 ID:3DnaQaVp0
 イドゥンは突き出しているソードブリンガーは左右に軽く振るう。
 蔦は巻き付いている腕を左右、時計回りとその反対回りに捻らせ始めた。


 ―ギチギチギチギチィ・・・!

 ―バキッ! ギリリッ・・・!


 DAアラウズリーダー「っ!?ア、アーマーが、ぃ、や、腕、腕がぁっ・・・!」


 ―ギチチチチッ! ミチミチッ!


 イドゥン「・・・」



 白垣根「っ、林檎さん。ダメですっ・・・」


 ―バサァッ・・・


 林檎「・・・!」


 白垣根「見てはいけませんっ」



 ―ブンッ!

 ―ブチィッ! ブチィッ!


 DAアラウズリーダー「ぬおおおおぉ!!」


 今度は左右に勢いよく振るうと、更に蔦は回転していきそのまま両腕を
 引っ張り上げると肘部分から引き千切れた。
 吊されていたリーダーの構成員は勢いよく落下して、背中から地面に叩き付けられる。
 

 ―ゴシャアッ!

 DAアラウズリーダー「ぬあ、おおぉ・・・!」


 DAアラウズ1「リーダーッ!リーダー、何て事だ・・・!」


 DAアラウズ2「て、撤退だ!急げ!」


 
 イドゥン「・・・」


 ―ジャコンッ


 白垣根「・・・」


 林檎「・・・」


 
 
 ◎ 50以上orゾロ目
 ○ 30以上
 △ 15以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定) 

 >>504 リーダー「こんなクソゴミなんかとは一緒にしないで」
507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:17:11.45 ID:9/Yz5vRiO
ほい
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:17:23.18 ID:5WTobJNCO
それ
509 :1 [saga]:2022/03/19(土) 22:23:28.88 ID:3DnaQaVp0
 イドゥン「・・・」


 ―スタスタ・・・


 白垣根「(こちらへ近付いてきていますね・・・)」


 白垣根「(林檎さん、動かないでください)」ヒソヒソ


 林檎「・・・」コクリ


 
 ―ザッ・・・

 イドゥン「・・・」



 白垣根「・・・貴方も林檎さんを連れて行こうと思っているのですか?」


 白垣根「あのDAアラウズのような嫌悪感は感じられませんが・・・」


 白垣根「少し・・・野蛮さが目立ちますので、警戒してしまいますね」



 イドゥン「」



 林檎「・・・」


 白垣根「出来れば変身を解除してもらえると、少しは警戒が解けるのですが・・・」


 白垣根「>>510
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:33:27.23 ID:9/Yz5vRiO
あなたの狙いが彼女というのはわかります
しかし私は彼女の夢を叶えるまではここを退きませんよ
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:34:31.51 ID:5WTobJNCO
一言も喋らず、彼女に対して何がしたいのかわからないので私としても警戒を解くわけには行かないんですよ
512 :1 [saga]:2022/03/19(土) 22:50:27.62 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「貴方が彼女を連れていこうとしているのはわかります」


 白垣根「しかし・・・私は彼女の夢を叶えるまではここを退きませんよ」


 白垣根「彼女は十分に苦しみを味わいました。それでも尚・・・」


 白垣根「彼女を苦しめるというのであれば・・・」


 白垣根「私とて、容赦はいたしませんから」
 

 林檎「・・・かきね」


 イドゥン「・・・」


 白垣根「・・・」


 イドゥン「・・・私は・・・その子を、助けたいんです」


 白垣根「(女性・・・だったのですか・・・)」


 林檎「・・・」




 ◎ 65以上orゾロ目
 × ↑以外

 ↓3まで(コンマが高い安価で決定)
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:55:05.64 ID:9/Yz5vRiO
たかいいいい
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:55:25.50 ID:5WTobJNCO
これはきつい…
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:55:51.39 ID:a0UMSHYsO
1足りない…
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:55:59.64 ID:nHVmCJj1O
まかせろ
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:57:19.76 ID:2SvThlCTO
これはなんとかならんのか…惜しい…
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 22:57:27.53 ID:9/Yz5vRiO
少し泣く
519 :1 [saga]:2022/03/19(土) 23:15:34.80 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「(・・・林檎さん、声に聞き覚えは?)」


 林檎「・・・」フルフル


 林檎「(わからない・・・)」


 白垣根「(そうですか・・・)」


 イドゥン「・・・」


 白垣根「・・・彼女に対して何がしたいのか、それだけはわかりました」


 白垣根「私としても警戒を解きたいのですが・・」


 白垣根「・・・やはりお互いに顔を見合わせて、話しませんか?」


 イドゥン「・・・」


 ―ジャコンッ

 白垣根「・・・林檎さん、下がってもらえますか?」


 林檎「・・・」コクリ


 ―ススッ・・・


 
 イドゥン「・・・その子を、こちらに・・・」


 白垣根「・・・お断りします」


 白垣根「>>519



 >>517 コンマ神「ま、そういう事もあるべ」
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:18:52.51 ID:9/Yz5vRiO
素顔を晒せないあなたが本心からこの娘と話せるとは思えませんので
その時が来るまでは私とパートナーで林檎さんを支え続けますよ
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:19:40.80 ID:aTNt6fKMO
将来あなたがその仮面を脱いで話せる日が来るまではちょっと…
522 :1 [saga]:2022/03/19(土) 23:39:01.01 ID:3DnaQaVp0
 白垣根「素顔を晒せない貴女が本心からこの娘と話せるとは思えませんので」


 白垣根「貴女がその仮面を脱いで、キチンと話せる日が来るまで・・・」


 白垣根「その時が来るまでは、私と海美さんで林檎さんを支え続けますよ」


 イドゥン「・・・ッ!」


 『リンゴスカッシュ!』


 イドゥンは拳で叩き付けるようにカッティングブレードを倒し、跳び上がると
 白垣根目掛けて飛び蹴りを繰り出した。
 既に展開していた白い翼で白垣根は受け止めると、勢いよく広げて押し退けた。
 突き飛ばされたイドゥンは体勢を立て直して着地し、もう一度カッティングブレードを
 倒してリンゴロックシードのエネルギーを戦極ドライバーから経由してソードブリンガーの
 ソードコアに収束させる。
 

 ―ギュ オ ォ オ オ オ オ オッ !!


 ―バヂバヂバヂィッ! ギュロロロッ・・・!


 白垣根「(攻撃パターンはほぼ同じものしかありませんが・・・)」


 白垣根「(・・・どうも、怒りに任せているような・・・)」


 
 どうする?orどうなる?
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:48:58.13 ID:9/Yz5vRiO
翼を広げて斬撃波を本人に跳ね返さず敢えて別方向へ反射する白垣根
頭に血が上って単調な攻撃をするイドゥンに反撃はせず体力が尽きるまで防戦し粘り強く立ち続ける
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:52:45.47 ID:L2pHXpc9O
感情が揺らいでるのを観察しイドゥンが執着する林檎のこれまでの境遇やできるようになったことなどを防戦しながら語り続ける白垣根
決してイドゥンを倒すためでなく心を解き解くために防戦しかしない
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:54:22.10 ID:Hmt2V6gzO
未元物質で剣を作りイドゥンに剣での戦いを挑む白垣根
イドゥンの強力ながら単調な攻撃を全て有効打をくらわずに剣での戦術の幅を叩き込む
526 :1 [saga]:2022/03/20(日) 00:05:30.51 ID:osoTaFVf0
 白垣根「(・・・では、海美さんらしく戦ってみましょうか)」


 イドゥン「ッ!」



 ―ズバァアッ! ズバァアッ! ズバァアッ!

 ―ガギィンッ! ギュゴォッ! バヂィッ!

 斬撃波を連続で放ってきて、白垣根は翼で受け止めると被害が出ないよう
 別の方向へ弾き返した。
 イドゥンは構わず再び斬撃波を放ちながら接近して行き、白垣根に直接斬り掛かった。
 未元物質の翼を先程と同様に硬質な物質としているため、ソードブリンガーの
 刃は翼に浅く沈む程度に止まった。 


 白垣根「貴女が何者なのか、わかりませんが・・・」


 白垣根「林檎さんに救いの手を差し伸べようとしているのですね?」


 イドゥン「っ・・・!・・・だから、あの子を渡してくださいっ」


 白垣根「いいえ、出来ませんっ。詳しく説明をしていただきたいですし」


 白垣根「何より・・・貴女のその怒りを収まらせてもらわないと」


 イドゥン「・・・っく!」


 白垣根「>>526




 初期からかなり経って芳川さんもやっと新規アシスト追加でせう。
 http://i.imgur.com/mjYGSB4.png

 ボイス聞き比べてみたらやっぱちょっと声低めになられてますね。
 まぁ、何十年も経ってますもんね
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 00:08:59.28 ID:3MWK9WEnO
元々家元とかやってるあたりベテランだしね
ちょっと低くなってもしかたない

私も悲しいですしそれよりも林檎さんもあなたももっと悲しくなると思いますよ
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 00:09:45.04 ID:rWam1IB8O
あの子を保護した私としてもあの子の幸せにならないと思いますからね
529 :1 [saga]:2022/03/20(日) 00:13:03.44 ID:osoTaFVf0
 今日はここまで
 おやすみなさいませー

 >>527 でせうね。
530 :1 [saga ]:2022/03/20(日) 08:57:46.56 ID:osoTaFVf0
 白垣根「私も悲しいですし、それよりも林檎さんも貴女も・・・」


 白垣根「もっと悲しくなると思いますよ」


 白垣根「それならあの子を保護した私としても、あの子の幸せにならないですから」


 白垣根はイドゥンを押し返して、即座にまたソードブリンガーで斬りかかってきたところで
 手を突き出し、未元物質で形成された剣を握り締める。
 刀身で受け止める構えに予めなっていたので、ソードブリンガーによる斬撃は防ぐ事が出来た。
 

 イドゥン「っ!?」


 白垣根「お願いですから、変身を解いて話し合いましょうっ」


 白垣根「私を倒して彼女を連れ去るというのは、横暴過ぎますよ。・・・それとも」


 白垣根「そうせざる得ない理由が・・・?」


 イドゥン「・・・」



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:10:25.51 ID:yTjaXu0JO
ほい
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:10:33.17 ID:fivUTZRkO
きついかなあ
533 :1 [saga]:2022/03/20(日) 09:34:18.16 ID:osoTaFVf0
 イドゥン「・・・ッ!」


 ―ジ ジ ジ ジジーッ

 ―シュルルルルッ!


 一瞬迷いを見せたかのように見えたイドゥンだが、返答せずクラックを出現させると
 裂け目を創り出して蔦を白垣根に向けて伸ばしてくる。
 白垣根は翼を広げ、未元物質で植物のみを燃焼させる物質を周囲に散布させて自身に
 巻き付かせなくした。
 イドゥンは続々と蔦を伸し、白垣根に攻撃させる隙を与えまいとする。


 ―ブシュウッ ボオォッ メラメラ・・・

 ―シュルルルルッ!


 白垣根「(これでは切りがありませんねっ)」


 
 ―・・・ヒュロロロロッ!

 ―ドカァッ!


 イドゥン「っ・・・!?」


 突然、イドゥンの体が弾かれて地面を転がった。
 イドゥンの意識が逸らされたため、操っていた蔦の動きが止まると白垣根は
 その場から跳び上がり、距離を空けた。


 ベルデ(絹旗)「白垣根さん、絹旗です。姿を超消していますから見えないでしょうけど」


 ベルデ(絹旗)「協力しますよ。一緒に倒しましょう」


 白垣根「それは助かります。・・・ですが、倒すのではなく説得したいところですね」


 ベルデ(絹旗)「え?」


 白垣根「・・・彼女は決して悪に染まっている訳ではないようなんです」


 白垣根「>>534
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:42:38.14 ID:yTjaXu0JO
実際に林檎さんを攫えば良いのに攫わずにこちらと対話してくれようとしていますし…
DAアラウズを倒す際も巻き込まずに倒してましたからね


原作1巻のねーちんっぽさを感じるイドゥン
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:43:41.66 ID:fivUTZRkO
あの仮面の下で苦しむ姿を想像すると倒すよりも説得しないと後悔しそうですから…
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:44:25.49 ID:hU9mmtM0O
私の想像やワガママかもしれませんけど付き合ってくれませんか?
タダとは言いませんから
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 09:46:59.96 ID:sqbRHHVdO
彼女もまたヒーローになると思うんです
胸の家をすべて明かしてもらわないと…!
538 :1 [saga]:2022/03/20(日) 10:16:28.82 ID:osoTaFVf0
 白垣根「実際、私の相手をせずとも林檎さんを攫えばいいだけですのに」


 白垣根「攫わずにこちらと対話してくれようとしています」


 白垣根「DAアラウズを倒す際も、私達を巻き込まずに倒してましたからね」


 ベルデ(絹旗)「確かに、被害は孤児院の外だけに超収まっていますね・・・」


 白垣根「あの仮面の下で悲しむ顔を想像すると・・・」


 白垣根「倒すよりも説得しないと後悔しそうですから」


 白垣根「彼女もまたヒーローになるべき方だと思うんです」


 白垣根「胸の内をすべて明かしてもらわないといけません」


 白垣根「私の想像や我が儘かもしれませんけど・・・付き合ってもらえますか?」
 

 ベルデ(絹旗)「・・・根拠はわかりました。でも、もしも超やばくなったら」


 ベルデ(絹旗)「手加減はしません。全力でいきますよ」


 白垣根「はいっ」



 白垣根が返事をしたと同時に体勢を立て直したイドゥンは、斬撃波を放ってくる。
 それを白垣根は翼で上空へ弾き飛ばし、姿の見えないベルデは攻撃を繰り出して
 出来た隙を狙い、離れた距離からバイオワインダーを投げ飛ばす。
 クリアーベントによってバイオワインダー自体も見えないため、イドゥンは
 回避出来ず、右肩に被弾した。
 

 イドゥン「っ・・・!」


 白垣根「フッ!」


 ―ビュ オ ォ オ オ オ オ オッ !!

 翼を羽ばたかせ、未元物質を含ませた突風をイドゥンを包み込むように吹かせる。
 イドゥンはアップルリフレクターを自身の前に突き出し、踏み止まろうとするが
 違和感を覚え、足元を見る。
 含ませていた未元物質は金属に付着すると凍結する物質で、徐々にイドゥンの
 足が地面と接着していく。
 



 ― 偶数
 〜 奇数

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)


 >>534 特撮あるあるでもある(詳しく説明しない人
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 10:20:25.16 ID:sqbRHHVdO
絹旗ベルデはパワーもあるしピーキーだし油断できないよな
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 10:20:39.85 ID:9yTU4DwGO
お絹
541 :1 [saga]:2022/03/20(日) 11:02:24.80 ID:osoTaFVf0
 イドゥン「ッ!」


 ―ギュロロロロロッ!

 ―ドスンッ!

 
 ―ジュウウゥゥゥ・・・!

 ソードブリンガーにエネルギーを収束させたイドゥンは、突き刺して地中でエネルギーを
 放出させる。
 地面が加熱された事により、足を固定させようとしていた凍結する物質は溶かされて
 イドゥンは動ける様になると横っ飛びになってその場を離れた。


 白垣根「!。中々賢い戦術を取りますね・・・」


 ベルデ(絹旗)「どうしますか?このまま続けても、流石に私の攻撃がバレてしまいますよ」


 白垣根「・・・」



 イドゥン「・・・」


 相似『フンフン。足に付着した未元物質をちょっと調べてみたいから』


 相似『こっちに戻ってきて?』


 イドゥン「・・・はい」


 ―ジジ ジ ジ ジ・・・ッ

 

 白垣根「(また何か攻撃を・・・)」


 
 イドゥン「・・・」


 
 林檎「・・・?」


 海美「(ようやく避難させられたわ・・・)・・・?。林檎、どうかしたの?」


 林檎「・・・私を、見てる・・・?」


 海美「え?・・・。・・・、」


 
 イドゥン「・・・」

 
 ―タンッ 

 ―ジジジジーーッ・・・


 白垣根「あっ・・・」


 ベルデ(絹旗)「・・・。・・・攻撃して来ませんね?退いたんでしょうか・・・」


 白垣根「その様ですね・・・」


 白垣根「(>>542)」
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 11:05:06.06 ID:FO15U5LnO
林檎さんにあそこまで執着しているところを見るにまた現れそうな気がしますがね…
543 :1 [saga]:2022/03/20(日) 11:24:45.29 ID:osoTaFVf0
 白垣根「(林檎さんにあそこまで執着しているところを見るに・・・)」


 白垣根「(また現れそうな気がしますがね)」


 ―トテトテ・・・

 林檎「・・・」


 海美「帝督、大丈夫?」


 白垣根「お2人も、大丈夫ですか?」

 
 海美「ええっ。・・・」


 白垣根「・・・?。海美さん?」


 林檎「・・・きれい」


 白垣根「え?」


 林檎「羽、きれい」


 林檎「あと、すごくとってもかっこいい!」


 白垣根「・・・ありがとうございます」クスッ


 ―キュキィーーンッ

 絹旗「はぁ・・・」


 黒夜「最愛ちゃーん。アイツどうなったの?」


 絹旗「超逃げました。急にファスナーみたいな裂け目に入って行って」


 白垣根「木場さん、大変ご迷惑おかけしてしまい申し訳ございませんでした」


 木場「あ・・・いえ。孤児院は無事ですから、大丈夫ですよ」


 木場「ちょっと塀が壊れたくらいで・・・」


 黒夜「これって請求はどこにするの?あのライダーに払わせる?」


 絹旗「まぁ、まず無理でしょうから「アイテム」が修復費を超出しますよ」


 木場「ありがとう、最愛ちゃん。・・・あの遺体をどうにかしないと・・・」


 黒夜「適当に白垣根の未元物質で溶かすなり塵にするなりでよくない?」


 白垣根「>>544
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 11:31:24.18 ID:FO15U5LnO
亡くなった方の骸は丁重にしないと…
悪い考えを教わったのが良くなかっただけですから…
545 :1 [saga]:2022/03/20(日) 12:02:03.32 ID:osoTaFVf0
 白垣根「流石に、それはいけませんよ。亡くなった方の骸は丁重にしないと・・・」


 白垣根「悪い考えを教わったのが良くなかっただけですから」


 白垣根「それに呪われるのも怖いじゃないですか」


 黒夜「あー、それは言えてるかも」

 
 絹旗「警備員に連絡して処理は任せておきましょう」


 海美「そうね・・・それじゃあ、絹旗、黒夜。林檎について教えてもらいたいんだけど」


 白垣根「はい。是非、お願いします」


 絹旗「ええっ、いいですよ。ここでは何ですから・・・」


 黒夜「木場君、どっか部屋貸してもらえない?」


 木場「うん。少し待ってて」

 ―タッタッタッ・・・



 ―バサァッ

 ―スタンッ


 垣根「おーおー、ここでもこいつらくたばったのか」


 白垣根「兄さん」


 林檎「・・・かきね?」


 垣根「ったく、連絡寄こさねぇからこんな事になんだよ」


 白垣根「それはもう十分に理解しましたから・・・」クスッ


 海美「・・・どうして、垣根がここへ来たのかしら?」


 垣根「あ?・・・お前、伝えてなかったのかよ・・・」


 白垣根「>>546
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:05:27.41 ID:X4IfMshCO
すっかり忘れてましたテヘペロ
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:06:13.06 ID:FO15U5LnO
伝えなくても困ることはありませんから
きっと来てくれると思っていましたし
548 :1 [saga]:2022/03/20(日) 12:37:45.10 ID:osoTaFVf0
 白垣根「私の方で対処出来ますし、伝えなくても困る事はないと思いましたから」


 白垣根「それに何かあれば来てくれると思っていましたよ」クスッ


 垣根「けっ・・・」


 黒夜「んで?本当何で来たの?」


 木場「最愛ちゃん、応接室が空いてるからそこで話し合っていいよ」


 垣根「・・・詳しくはそこで話してやる」


 

 -孤児院 応接室-

 白垣根「では、お2人は林檎さんと同じ施設にいたのですね?」


 絹旗「はい。超屑な母親に無理矢理に参加させられたんですけどね」


 黒夜「で、最愛ちゃんと林檎ちゃんはその中で優等生ってされてたよ」


 海美「優等生・・・?・・・成績が高かったって事?」


 垣根「いや、『暗闇の五月計画』でやってたのは単なるお勉強なんかじゃねぇ。だろ?」


 絹旗「はい。一方通行の精神性、演算方法の一部を意図的に植え付ける」


 絹旗「そうして自分だけの現実を超強化、能力者の性能向上を目的としていたんです」


 白垣根「個人の人格を他者の都合で蹂躙するとは、非人道的もいいところですね」


 黒夜「まっ、置き去りを使ってるから死んでも予備はいくらでもって考えでやってたし」


 白垣根「・・・その計画は被験者の子供による研究員全員の殺害によって」


 白垣根「中止とされたそうですが・・・」


 絹旗「まぁ、はい。そういう事ですね」


 黒夜「で、その時に林檎ちゃんを連れて抜け出したんだよ」


 海美「それは、流郷知果に頼まれたからよね?」


 垣根「(・・・あ?)」


 黒夜「あーそうそう。あの子、心臓が弱かったから一緒には行けないって」


 黒夜「悟ってたんだろうね〜。その後の事はわかんないや」


 絹旗「私もわかりませんね・・・林檎さん、知果さんと仲良しでしたよね」


 絹旗「ですが、残念ながら・・・今、どうしているのかは・・・」


 林檎「・・・>>549
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 12:40:02.86 ID:FO15U5LnO
そんな…なんで教えてくれなかったの…
550 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:01:15.18 ID:osoTaFVf0
 林檎「・・・そんな・・・知果・・・」グッ


 海美「林檎・・・」ギュッ


 白垣根「・・・それから、施設を抜け出してどうされたんですか?」


 黒夜「追っ手がものの数分で来てさー。おまけに怪人だったからかなり苦戦して」


 絹旗「私が林檎さんに隠れるように言って・・・何とか怪人は倒したんですが」


 絹旗「林檎とはその時はぐれてしまったんです」


 海美「え?じゃあ・・・それから林檎はどうしてたの?」


 垣根「今度は財団Xに捕まえられてたんだろ」


 海美「え・・・!?」


 林檎「・・・うん・・・」


 垣根「それから3年経って去年の12月15日。研究結果が著しくないって事で」


 垣根「財団XはDAアラウズに売り払う事にした」


 垣根「だが、仮面ライダーエグゼイドが受け渡し場所でそれを阻止」


 垣根「お前がその時どうしたかは知らねぇが、その場から逃げたのか?」


 林檎「うん・・・あの人達から、逃げたかったから・・・」

 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1591763619/ >>526


 海美「・・・そうだったの・・・」


 垣根「けど、財団Xもただでは逃がさないと思ったんだろうな」


 垣根「新種の怪人を使ってお前を殺処分しようとしやがった」


 垣根「が、それもライダー2人に撃破されて失敗に終わった、と」


 黒夜「どんなライダーだったの?」


 林檎「緑色で赤い目と灰色で白い目をしてた、かな・・・」


 林檎「・・・あ、バッタみたいだった」

 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1593575197/ >>30


 絹旗「>>551
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:02:43.91 ID:o62ZvENLO
ああ…うちの新人の…
あの子らも私に言ってくれれば超良かったですのに
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:03:41.73 ID:8Iq1qa49O
どっちもウチの後輩ですよ
ま、素直じゃないですけど超良い子ですから…
戻ったら褒めてあげますか
553 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:22:05.62 ID:osoTaFVf0
 絹旗「ああ・・・入鹿さんですか。そういえば話してましたね」


 絹旗「真冬なのにキャミソールでジャージ羽織ってるだけの女の子を助けたって」


 林檎「うん。北条って呼ばれてた人が、入鹿って呼んでた」


 絹旗「そうでしたか。戻ったら超褒めてあげませんとね」


 黒夜「その後は?」


 垣根「それ以降の記録は無かったから俺らもわからねぇ」


 垣根「記録が再開したのは、お前がこいつと接触したこの間からだ」


 林檎「・・・ずっと、歩いて・・・雨が降ったら、雨宿りして・・・」


 林檎「疲れてたから、休んでて・・・かきねに会った」


 海美「色んな研究所が狙ってた理由は、そういう経緯があったからね・・・」


 黒夜「DAアラウズも血眼になって探してた訳だ」


 白垣根「ところで、兄さん。どこでその情報を?」


 垣根「そのDAアラウズの本拠地で色々情報を漁ってたんだ。それで見つけた」


 垣根「俺の他にも木原数多と唯一が偶然来てて、かなり情報は手に入れたぞ」


 垣根「今回の黒幕は木原相似って奴だ」


 白垣根「木原・・・と、言いますと」


 絹旗「テレスと同じ一族の1人ですね。名前は教えてもらった事があります」


 絹旗「でも、その数多さんに粛清されたとか・・・」


 垣根「ああっ、かなり前にそうなったらしい・・・が」


 垣根「木原の技術は嘗めちゃいけねぇな。ベルトを媒介してエネルギー精神体になって」


 垣根「生きてたんだとよ。・・・薬味久子って女が協力してたみたいだ」


 絹旗「・・・は?」


 黒夜「(うわ、その名前が出てきちゃうなんて)」ダラー


 絹旗「>>554
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:26:25.35 ID:o62ZvENLO
ちょっとその話なるべく早く超詳しく教えてくれませンか?
555 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:39:55.37 ID:osoTaFVf0
 絹旗「ちょっと・・・その話なるべく早く超詳しく教えてくれませンか?」


 絹旗「因縁があるンで」


 垣根「・・・そうかよ。まぁ、どのみち話すつもりだったけどな」


 垣根「あの『暗闇の五月計画』自体は木原相似が立てた計画だったんだとよ」


 白垣根「そうなんですか・・・?」


 垣根「ただ、本人は適当に考えたもんだからたまにしか様子を見に来なかったって話だ」

 
 垣根「その『暗闇の五月計画』にも薬味久子が加担していた」


 垣根「木原相似が良い素材を提供してもらえないかって打診されたらしく」

 
 垣根「自分の娘を10万程度で売り払って、もしも使い道にならないって事のために」


 垣根「保険として100万を出してたみたいだ。離婚した旦那が持ってたもんを出したらし」


 ―バキィンッ!!


 林檎「っ」ビクッ


 白垣根「・・・」サッ


 絹旗「くっ・・・ぐ、ぅぅ・・・!」


 ―メキメキッ

 黒夜「ちょ、最愛ちゃ〜ん・・・」


 垣根「・・・おいおい、それここの机だぞ?勝手に壊すなよ」


 絹旗「・・・。・・・ちょっと、こうしないと超やばかったので」


 絹旗「(>>556)」
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 13:45:18.02 ID:o62ZvENLO
あのとき確かにやったはずなのにどうして…
557 :1 [saga]:2022/03/20(日) 13:48:55.66 ID:osoTaFVf0
 当時は生きてるのは当然なので・・・

 台詞
 >>558
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 14:30:10.02 ID:EtT4riDVO
超気持ちがグシャグシャです…
私の手でやっぱり…
559 :1 [saga]:2022/03/20(日) 14:43:43.56 ID:osoTaFVf0
 絹旗「(超気持ちがグシャグシャです・・・あの時、私の手でやっぱり殺しておけば・・・)」


 絹旗「・・・」


 垣根「・・・アイツは今ソッとしてやるとしてだ」


 垣根「木原相似はその後、コネのあるショッカーにフレンダ王妃の親を拉致させて」


 垣根「変身アイテムを創らせたんだ」


 海美「フレンダ王妃の両親を?何故?」


 垣根「何でも、木原唯一と一緒にベルトと変身アイテムを開発したらしいな


 白垣根「なるほど・・・では、あの赤と銀のライダーは木原相似が使役していると?」


 垣根「ああっ。その通りだ」 


 垣根「あのリンゴライダー・・・もとい仮面ライダーイドゥンって呼称されてる」


 黒夜「結構強かったんじゃない?白垣根が手加減してたとは言っても」


 白垣根「そうですね・・・女性の方という事もあってそうしていましたが」


 白垣根「一体、彼女は何故木原相似に従っているんでしょうか・・・?」


 海美「・・・」


 黒夜「というかさ、何で今更林檎ちゃんを狙ってるの?」

 
 白垣根「彼女自身は助けたいと、言っていましたが・・・」


 垣根「・・・」



 
 ◎ 50以上
 ○ 30以上
 △ 25以上
 × ↑以下

 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:05:54.33 ID:EtT4riDVO
悔しいです…
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:06:04.96 ID:o62ZvENLO
ゾロないかしらー
562 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:20:35.49 ID:osoTaFVf0
 垣根「木原相似の狙いは既に調べがついてる。杠、お前の使える能力は何だ」


 林檎「え・・・?・・・念動能力、だよ」


 垣根「その念動能力によるベクトル操作が可能とわかったから」


 垣根「一方通行の力を代替するプロジェクトの素体としてお前を狙ってんだ」


 垣根「研究所が狙ってるっていうのは木原相似がお前を見つけるための策として」


 垣根「情報を拡散させたんだ。DAアラウズと組んでたのはあくまでもそのためで」


 垣根「DAアラウズも元々はお前を預かる予定だったんだが、逃げ出したから」


 垣根「


 海美「」


 垣根「その」


 
563 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:30:58.58 ID:osoTaFVf0
 垣根「木原相似の狙いは既に調べがついてる。杠、お前の使える能力は何だ」


 林檎「え・・・?・・・念動能力、だよ」


 垣根「その念動能力によるベクトル操作が可能とわかったから」


 垣根「一方通行の力を代替するプロジェクトの素体としてお前を狙ってんだ」


 白垣根「一方通行さんのベクトル操作を・・・?」
 

 垣根「資料によれば、空気の振動を操作して標的に音をぶつける」

 
 垣根「音の波形は変えずに方向だけを変える事が出来るらしいな?」


 林檎「・・・?」


 垣根「あぁ、そうか悪い。記憶は曖昧だってのも記録にあったな」


 垣根「そういう訳で、研究所がお前を欲しがってるっていうのは」


 垣根「木原相似がお前を見つけるための策として情報を拡散させたんだ」


 垣根「DAアラウズと組んでたのはあくまでもそのためで」


 垣根「DAアラウズも元々はお前を預かる予定だったんだが、逃げ出したから」

 
 垣根「絶対正義だとかの理念でお前を捕まえようとしてたんだよ」


 垣根「木原相似と何の目的なんて知らなくて当然だっただろうな」


 白垣根「・・・狙われる理由は、わかりました」

 
 海美「・・・垣根、イドゥンの事なんだけど・・・」


 垣根「あ?あぁ、アイツは」


 海美「待って。今は・・・まだ、言わないで」

 
 垣根「・・・あー、はいはい」


 白垣根「海美さん・・・?」


 海美「・・・林檎、知果の事をもっと教えてもらえないかしら?」


 林檎「え・・・?」


 海美「>>563
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 15:37:28.19 ID:o62ZvENLO
彼女とはどんな仲だったとかどんな事をしてたとか思い出や気持ちを教えてほしいの
565 :1 [saga]:2022/03/20(日) 15:51:04.36 ID:osoTaFVf0
 海美「彼女とはどんな仲だったとか・・・」


 海美「どんな事をしてたとか・・・思い出や気持ちを教えてほしいの」


 林檎「・・・わかった」コクリ


 林檎「・・・『暗闇の五月計画』で私は執着心を植え付けられた」

 
 林檎「でも、一方通行にこだわりがないからなのか、私自身にもなかったのか」


 林檎「わからないけど、私は精神的に安定してて能力が逆に向上した」


 黒夜「逆に絹旗ちゃんは精神的にやばくなってたね」


 絹旗「超黙ってくれませン?」


 林檎「痛くて苦しい事、たくさんあった・・・」



 〜4年前〜

 りんご[ゲホッ、カハッ・・・]


 りんご[ア゙ッ、ガハッ!]


 [数値が著しく伸びたな。これよりもっと伸びるかもしれない]


 [だが、これ以上の薬剤投与は効果を期待できないかも]


 [この半月で身体が薬に慣れ始めてるわ]


 [数少ない能力の向上が認められる個体だ。死なせるのは惜しい]


 [なら、植え付けた執着心の方を刺激してみるか?]


 [どうやって?この被験体は何かに執着しているのか?]


 [被験体には適当に与えていた本や音楽にも興味を示していないけど・・・]


 りんご[ゲホ!ゴホ、ゴホ!]


 [ああ、今日の実験は終了だ。戻っていいよ]


 
 ―ゴォ・・・

 りんご「・・・」ヨロ・・・


 ともか[!。林檎ちゃん]タタッ


 ともか[大丈夫?]


 りんご[・・・ん]




 ― 偶数
 〜 奇数
  
 ↓2まで(コンマが高い安価で決定)
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:10:50.40 ID:o62ZvENLO
絹旗は超やばくなってたとかアイテム旧メンバー組が頷くやつだ
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:10:56.02 ID:EtT4riDVO
それ
568 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:17:19.46 ID:osoTaFVf0
 ともか[どこか痛くない?]
 

 りんご[・・・うん]




 くろよる[ちっ・・・またこのクソ不味い飯かよ・・・]


 きぬはた[超腹立つなァ・・・お前喰えよ]ペイッ


 くろよる[あァ?誰が喰うかよ、お前が喰えよ]ペイッ


 
 ともか[今日も大変だったね。どう?記録更新できた?]


 りんご[わかんない。よく覚えてない]サクサクサクサク

 
 ともか[あ、そういえば能力発動中は記憶が曖昧だって言ってたね]


 ともか[・・・って、じゃあ何をされたとか覚えてないの!?大丈夫!?]


 りんご[?。生きてるし、大丈夫]モグモグ


 ともか[大丈夫の基準が底辺だよ!]


 ともか[>>569]




 >>566 麦のんのブラジャーにわさび練り付けるような少女でしたからね
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:24:39.93 ID:o62ZvENLO
されたことも覚えてないなんてすごく良くない事されてるかも…
570 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:30:15.95 ID:osoTaFVf0
 ともか[された事も覚えないなんて、すごくよくない事されてるかもしれないし・・・]


 りんご[・・・でも、言ったところで・・・同じ事はされるよ・・・]


 ともか[でも・・・]


 りんご「・・・」サクサク


 ともか[・・・またついてるよ]ツイッ



 林檎「知果はいつも笑ってた」



 ともか[あ、見て見て!これ!]


 りんご[?]


 ともか[これはね、ティアラって言って、お姫様とかが頭に着けるだよ]
 

 りんご[ティアラ・・・]


 ともか[綺麗だね〜]



 林檎「実験は怖くて嫌だったけど・・・」



 りんご[ゴホッ!コホッ・・・]

 
 ともか[大丈夫?お水飲む?]


 りんご[いい・・・]



 林檎「知果と一緒のときは嫌じゃなかった・・・」


 林檎「>>571
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:33:27.51 ID:o62ZvENLO
一緒なら乗り越えられると思ってたから、絹旗たちのレベルの差は感じてたけど
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:33:40.02 ID:EtT4riDVO
むしろ一緒にいて楽しかったしね
573 :1 [saga]:2022/03/20(日) 16:42:39.46 ID:osoTaFVf0
 林檎「むしろ・・・一緒にいて楽しかった・・・」


 林檎「いつも笑顔で嬉しそうで・・・」


 林檎「一緒なら乗り越えられると思ってたから・・・頑張ってた・・・」


 林檎「2人との強度の差は感じてたけど・・・」


 絹旗「まぁ、林檎さんは突然変異みたいな感じで成長しましたからね」


 黒夜「研究者達も度肝抜かれてたっけ」


 白垣根「そうですか・・・それから?」


 林檎「・・・でも」



 ともか[ケホ・・・ケホッ、ケホッ!]


 りんご[・・・知果]


 ともか[ああ、大丈夫大丈夫。心配しないで]


 
 林檎「さっき言ってもらったけど、知果は心臓が弱かったの」


 
 りんご[研究所の人に言ったほうがいい]


 ともか[そうかもね〜。でも、私は見込みなしだからさ]


 ともか[能力は一度も発動せずで最近じゃバイタル検査も行なわれなくなったし]


 ともか[完全に見放されちゃってるし、言っても無駄かなぁ]


 ともか[>>574]
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 16:45:55.58 ID:EtT4riDVO
ギャフンって鼻明かしたいんだけどなあ
もっと健康なら…きっと…りんごも守れるのに
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