他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
スズカ「私のトモは触らないんですか?」沖トレ「え?」
Check
Tweet
1 :
◆SbXzuGhlwpak
[sage]:2022/02/19(土) 06:02:37.60 ID:1GGB012h0
「ですから、私のトモは触らないんですか?」
「何の……何の事だスズカ?」
突然かつ衝撃の言葉に理解が追いつかず、待ってくれと片手をあげて制止する。しかしスズカはそんな俺の“逃げ”を許さずにすかさず“差し”た。
「スぺちゃんとマックイーンのトモを触りましたよね? 私のトモは触らないんですか?」
「お、おう……」
いつも通りのスズカだった。静かで聞く者を落ち着かせるスズカの声音だ。粛然《しゅくぜん》とさえ言える。そんな彼女が不思議そうに俺を見上げていた。
さて、どうしたものか。いつも通りの様子で尋常ならざる事を言い出した教え子に、俺はいったいどうすればいいのだろうか?
頭を抱えたくなる気持ちをなんとかこらえていたら、気がつけば天を仰いでいた。
天井付近に位置する小窓から、太陽の光が差し込んでいるのが見える。キレイ好きのスカーレットが号令をかけて定期的に清掃をしているが、太陽に当てられたホコリがチラホラと舞うのが確認できた。
楽しそうだなと、間抜けな気持ちが芽生える。俺もそこに行きたいと、切実な想いを抱く。
するとホコリと一緒に舞っていた相手が見えてきた。キラキラと光り輝くそれは、小さな小人だろうか。幼少の頃に誰もが想い描く妖精たちが、そっと手を差し出してくる。
――貴方も私たちと踊りましょう。
「ああ、待ってくれ。俺も今行くから」
そして俺は日の光を浴びるために外へと駆け出し――
「私の方が足が速いです」
「うおっ!?」
――あっさりとスズカに回り込まれてしまった。
「くっ、ごまかせなかったか」
「あ、演技だったんですね。良かった。このまま行かせてしまったら、トレーナーさんの心がどうかなってしまうと思って止めたんですけど」
「ああ、心配してくれてありがとうスズカ」
でも心配してくれるのなら、突然妙な事を真剣に言い出さないでほしいと言いたかった。
「ふふ」
しかしお礼を言われて満足げなスズカを前にしたら言えるわけがない。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1645218157
18.75 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)