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真・恋姫夢想【凡将伝Re】5
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8 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/02/14(月) 21:45:50.95 ID:Yo7ay6Bq0
「ほう、言うではないか。
まあ、確かに私の言葉であれば華琳様は聞き入れてくれるかもしれんな?
しかしできることが私に泣きつくことというのは何とも、な。
怨将軍としては立つ瀬がないのではないか?」
けらけらと笑う夏候惇に紀霊は肩をすくめる。
「この際そういうの、どうでもいいさ。
もとより虚名だったしな。俺の風評を気にしてくれるなんて、春蘭は優しいな」
「な……!
何を、言うのだ……」
かぁ、と頬が上気するのを自覚し、夏候惇は狼狽する。
「それに!口添えすると決めたわけでもないからな!」
熱く抗弁する夏候惇の腰に手を回し、抱き寄せる。
言い募ろうとする夏候惇の今度は口を塞ぐ。
くちゅり、と淫靡な音が暫し響く。
口腔を蹂躙されるばかりであった夏候惇ほぉ、とため息を漏らす。
「これで、おあいこかな?」
は、と意識を覚醒させるも、抗う声は弱々しい。
「ば、バカ者……!」
先ほどまでの余裕はどこへやら。余裕のない夏候惇に紀霊は畳み掛ける。
「なに、春蘭には俺のお願いを聞いてもらわないといけないから……な?」
「やめ……、ん……っ!」
紀霊曰く、三勝一敗二分けとのことである。
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