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【シャニマス×ダンガンロンパ】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】
- 340 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 22:51:22.31 ID:2HvOXjB50
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『今夜必ず誰かが死ぬ
夜を一人で過ごさぬようご用心』
- 341 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 22:52:26.08 ID:2HvOXjB50
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乱雑な字体で、まるで殴りつけたかのように刻まれた文字。
その文面は忌まわしい予言のような文言で、目に入れた瞬間に肩を冷たいものが撫でた。
にちか「こ、これって……」
美琴「脅迫文……みたいだね」
思い返せば、あのパーティの朝に風野さんは何か紙を隠し持っていた。
レストランに入ってきた私を見るなり、その紙を隠して誤魔化してたけど……あの時に持っていた紙がこれだったんだ。
そうでもないと、すぐにその後にパーティを開こうなんて言い出さない。
美琴「彼女、これをみたからパーティなんか……」
にちか「全然そんなこと言ってなかったのに……」
美琴「……言わなかったし、言えなかったんだろうね。自分の言葉で全員を不安にさせてしまうぐらいなら、自分一人で抱えたほうがいい。そういう子だから」
確かに、『今夜必ず誰かが死ぬ』なんて言われたら全員その『誰か』が自分のことを指しているんじゃないかとパニックになってしまうだろう。
でも、それは風野さん自身も同じはず。それなのに彼女は自分一人で引き受けて、それを防ぐために動くという選択を取った。
……やっぱり彼女は、私がこれまでに見てきた通り【強い】人だったんだ。その強さが、良くも悪くもある。
- 342 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 22:53:22.35 ID:2HvOXjB50
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美琴「……でも、もしかしたらこの脅迫文の主からすればパーティを開かないにせよ、灯織ちゃんが全員を同じ場所に集めることもある程度見越していたのかもね」
にちか「……『夜を一人で過ごさぬようご用心』、要は誰も一人にするなってことですもんね。風野さんに脅迫状を渡しておけば、きっと人を集めようとするのは想像も余裕です!」
美琴「集団の目の前ではなから灯織ちゃんを殺す予定だったってこと……かな」
にちか「もしかして、ほかの誰かに罪を擦り付ける目的だったんですかねー」
美琴「そうかもしれないね。現に今はほぼ全員が容疑者として間違いなさそうだし」
この脅迫状がすべての引き金になった。
風野さんの不安を煽って、パーティ開催を焚きつけて、その悉くを利用して。
犯人の手のひらの上で踊らされたとは言わないけど、風野さんの心を利用した狡猾で凶悪な犯行……しかもよりにもよって命を落としたのは風野さん本人。
流石にやるせないよ。
美琴「筆跡から送り主の特定は……難しそうだね」
にちか「犯人はここからじゃわからないですけど……風野さんの心情を知る上ではこれ以上になく重要な証拠です!」
美琴「そうだね。……彼女の気持ちは、ここにいる全員が知っておくべき情報だと思うから。必ず、伝えてあげようね」
にちか「はい!」
コトダマゲット!【脅迫状】
〔事件の発生前に灯織のもとへ送られていた脅迫状。『今夜必ず誰かが死ぬ 夜を一人で過ごさぬようご用心』との文言で、にちかたちを一か所に集めようという意図が垣間見える〕
- 343 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 22:54:36.66 ID:2HvOXjB50
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キーンコーンカーンコーン…
『オマエラは【はじめて】についてどう思う? ボクは【はじめて】ほど価値のあるものもないと思うな』
『はじめてフグを食べた人、はじめて納豆を食べた人、はじめてカニ味噌を食べた人。食一つとってもこれだけたくさんの【はじめて】を持つ勇敢な偉人たちがいるんだから』
『さて、今から始まるのはオマエラにとって、歌姫計画にとって、このコロシアイ南国生活にとっての【はじめて】の学級裁判。さあ、そこにはどんなドラマがあるんでしょうね』
『さあ、オマエラの【はじめて】を見せてチョーダイ! 【1の島・モノクマロック前】に全員集合だよー!』
プツン……
- 344 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 22:56:09.30 ID:2HvOXjB50
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にちか「時間……みたいですね」
美琴「うん、もう行かないとダメみたい」
モノクマのアナウンスを聞いた私たちは顔を見合わせた。
いつも、ステージに上る前は美琴さんの表情を見ていた。
アイドルとしての歴も浅く、場数も踏んでいない私はどんな時でも大概緊張し腐って体も震えていたけど……美琴さんはいつだって冷静だった。
むしろ次のステージでどんなことをするのか、何をすればより魅せられるのか、その『次』をよくするためにいつも思考を巡らせている様子だった。
……今。
あの美琴さんでさえも、少し顔がこわばっている。眉にはわずかに力がこもり、口元を結ぶその溝はいつもより深い。
これから私たちを待ち受けているのは、生きるか死ぬかの瀬戸際。全員の命を懸けてクロとシロが争いあう『学級裁判』。
それでもきっと、美琴さんは死ぬことが怖くて緊張しているんじゃない。
多分美琴さんは、これで負ければもうステージに上れなくなることに恐怖している。
私の恐怖とはわけが違う。私の、こんな身勝手な恐怖と一緒じゃない。
美琴「……不安だとは思うけど、ここにいても仕方ないから」
にちか「は、はい……!」
美琴さんの言うとおりだ。
裁判に負けるどうこう以前に、きっとモノクマに従わなければもっと急速に一方的な死を迎える羽目になるだろう。
私たちに選択権はない。
____行くしか、ない。
- 345 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 22:57:48.63 ID:2HvOXjB50
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【モノクマロック】
中央の島の海岸沿い。妙に開けた空間には、これまた妙に堂々と鎮座する奇妙な岩肌がある。
まるで山一個を切り出したような規模感のそれは、何十年という歴史をかけて作り上げた彫刻のように、表面がモノクマの顔で彫り込まれている。
その光景が、とてつもなく異様だった。……だって、
愛依「な、なんこれ……こんな岩、昨日までなかったよね……?」
あさひ「はいっす、この島って公園以外に行くところなんてなかったはずっすよ」
冬優子「ひ、一晩のうちにこんな大きな岩ができちゃったの……?」
ルカ「……ったくどうなってやがんだ……?! 混乱してきやがる……」
美琴「……ルカ、来たんだ」
ルカ「当たり前だ。私の命だってかかってる、283プロの連中に任せてなんかいられねーからな」
雛菜「それにしても、どうしてこんなところに雛菜たちは呼び出されたんですかね〜?」
透「いないね、モノクマ」
摩美々「呼び出しておいて本人はだんまりだなんて、いい御身分ですねー」
と口々にモノクマへの不満を声に出し始めた頃。タイミングを見計らったようにそれは始まった。
- 346 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 22:59:27.38 ID:2HvOXjB50
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ゴゴゴゴゴゴ…
恋鐘「じ、地震〜〜〜〜〜!?」
千雪「ううん、これは地震じゃないわ……あれ!」
千雪さんが指さした方向、岩壁に切り出されたモノクマの顔の一つが激しく振動していた。
この揺れはその地響きといったところなのか、お腹の臓物までグラグラと揺らすその波動がなんとも心地悪くて耐え難い。
その不快な横揺れを耐えきったかと思うと、今度目に飛び込んできたのは……そのモノクマの口から射出されるエスカレーターだった。
果穂「す、すごいですーーーー! 悪の秘密結社の秘密基地みたいですーーーーー!!」
夏葉「驚いたわね……なんて技術力なの……?!」
智代子「か、感心してる場合じゃないよね!?」
透「……あー」
結華「と、とおるん!? 危ないって、そんなノータイムで乗り込んじゃ……!」
透「えっ……でも、行くしかなくない?」
雛菜「雛菜もついてく〜〜〜〜!」
結華「ひ、ひななんまで?!」
摩美々「……多分透たちが正解、学級裁判ってのはこのエスカレーターの先でやるんだろうねー」
にちか「じゃあ、これ乗らなきゃな感じですか……?」
摩美々「多分ねー」
エスカレーターの先を見た。
モノクマを模した岩像の口の中へと伸びているエスカレーター、それに乗ってしまえばまるで自分から捕食されに向かうよう。
きっと、あの中が【学級裁判場】。
その意味では捕食というのもあながち間違いじゃない。
これから私たちはモノクマに殺される人間をみんなで選ぶんだから。
モノクマにとっては私たちの絶望が糧になる……今から始まるのは、そのための晩餐のようなもの。
(……最悪だ)
私たちは次々とエスカレーターに乗り込んだ。
エスカレーターはゆっくりと時間をかけて一人一人を丁寧に丁寧に口の中へと運んでいき……そして最後の一人が無事口の中に収められたその時。
ガシャーン!
地鳴りのような音を立ててエスカレーターを収縮させ、私たちは、次なる旅へと駆り出された。
- 347 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:02:12.62 ID:2HvOXjB50
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【モノクマロック内部】
智代子「今度はエレベーターみたいだね……」
エスカレーターに迎え入れられたモノクマの口蓋。
それは私たちを乗せたまま下へと動き出す。ゴウンゴウンというけたたましい機械音とともに、ゆっくりと下っていく。
摩美々「あの岩の中身はこんな大きなエレベーターだったってことみたいだねー」
ルカ「ちっ……あんなゴテゴテの演出やる必要あったのか? 岩とか挟まず直でエレベーターでいいだろ」
愛依「あはは……それはそーかも」
はじめこそ、ここまでの道中の仰々しさに雑談めいた独り言を零していたけれど。
あさひ「でも、すごい勢いで下に向かってるっすね。どこまで行くんだろ……」
果穂「はい……地下でもものすごくおく深くに向かってる気がします……!」
段々とその道のりが長く、深くなっていくごとに____
「…………」
____エレベーターの中の会話は少なくなっていった。
多分、モノクマはこれも見越してエレベーターの速度を緩慢にしていたんだろう。
私たちが気持ちを紛らわせるために交わす言葉を無理やりにでも底をつかせて、そこから生まれる自分との自問自答の時間。
無理やりにでも不安と恐怖がせりあがってくるその時間を作り出そうとしている。
実際、私の目の前にも広がってくるものがあった。
それまで凪いでいた水面に、一滴の絵の具を落としたように。
複雑で実体のない軌道を描きながら、それは広がっていく。
取り除こう、掴もうと手を伸ばしてもがけば水流が生まれ、濁りは一層波及する。
不安というのは少しでも混ざってしまえばすべてを飲み込んでいく。
もう、元の色には戻れない。
- 348 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:03:57.61 ID:2HvOXjB50
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美琴「……怖い?」
ふと美琴さんに肩を触られて、肝を冷やす。
飛び上がったような反応をする私に、美琴さんは変わらず優しいまなざしを向けた。
にちか「こ、怖くなんか……! ___いや、怖い……です。流石に」
美琴「大丈夫。隠さなくていいから」
にちか「す、すみません……体、どうしても震えちゃって」
美琴「……奈落」
にちか「え……?」
美琴「こうやってエレベーターで下ってると、ステージを出る前のことを思い出すんだ」
にちか「ああー……!! そっちの奈落なんですね、私てっきり___
美琴「奈落の底から見える景色……どのステージでも同じものが見えるんだ」
美琴「ステージを照らすライト、たくさんの観客、その手に握りしめられたペンライト……ううん、もっとその向こうにはスタッフさんや会場を設営してくれた人たちだって」
美琴「……そのために、私たちは最高のパフォーマンスをしなくちゃ……感動させなくちゃいけない」
美琴「奈落」
美琴「ここを出た時のためにすべてがある」
美琴「……にちかちゃん、まだここに【すべて】を置いていくわけにはいかないの」
にちか「美琴さん……!!」
美琴さんはそれ以上は口にしなかった。
私への励まし然として始めたその語り口だったけど、その結びは違っていた。
美琴さんが口にしたのは【決意】の言葉。
今自分が沈んでいく学級裁判場という奈落、そこから迫り出た時のことを思い描いた【決意】。
このどん底からも美琴さんはせり出して、その先でまた最高のパフォーマンスを披露しようとしている。
- 349 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:05:25.29 ID:2HvOXjB50
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……私は美琴さんみたいになりたい。
違うんだ、私は美琴さんとは。
奈落にいるときに考えていたのは、いつもそこを出た後の孤独感。
あのライトの下では、私を支えてくれる人はもう近くにはいない。
そう、考えていた。
美琴「……私は、にちかちゃんの【すべて】もまだ見れていないと思っているから」
……なれるかな、私も。
言えるかな、同じことを。
____いや、今だけは言わせてもらう。
不格好でなんの裏付けもない、ただの虚勢でも、今だけは。
にちか「私にとっても、奈落は……奈落を出た時のために【すべて】があるので!」
にちか「絶対、這ってでも出てみせますよ!」
嘘から出た実、なんてことわざを引用したらなんだかおばさんくさいけど、この虚勢が私に本当の力をくれると、信じた。
長い長い降下の果てにエレベーターはついにたどり着く。
私たちの命を懸けた舌戦の舞台、地の底の奈落……学級裁判場へと。
- 350 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:07:29.47 ID:2HvOXjB50
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【地下裁判場】
モノクマ「ようこそお越しくださいました! 我が学級裁判場へー!」
エレベーターの扉が開くと目に飛び込んできたのは、ギラついた配色とはミスマッチなほどにきっちりと柱や垂れ幕の整えられた荘厳さすらある裁判場。
その中央には被告人席、検察席、弁護席などなく、その代わりと言わんばかりに、円形に並べたてられた席が16ほどある。
にちか「ここが裁判場……なんですか」
モノクマ「そう! ここでオマエラにはクロとシロとで真実と嘘をめぐる、血沸き肉躍る学級裁判を繰り広げてもらいまーす!」
モノミ「何が血沸き肉躍るでちゅか! これ以上のコロシアイだなんて、あちしが許しまちぇんよ!」
モノクマ「うるさいなあ……オマエは連れてきてもらえただけでも感謝しろよ!」
千雪「まあ……モノミちゃん、あんなしばりつけられて……かわいそう」
モノミ「ミナサン……申し訳ないでちゅ、学級裁判だなんて野蛮なこと……なんとしても阻止したかったんでちゅが……うぅ……あちしのマジカルステッキが無事ならこんなことには……」
ルカ「安心しろ、誰もお前には期待しちゃいねえから」
- 351 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:08:22.63 ID:2HvOXjB50
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結華「そうだ、裁判が始まる前にみんなに渡しておくものがあるんだよね!」
にちか「もしかして、できたんですか?」
結華「なんとか! 全員用意しておいたから、裁判に役立ててもらえると助かる!」
ルカ「あ? なんだよ、この紙きれ……」
結華「これは事件現場の上面図! 停電の前後で写真を撮ってたから、その情報をもとにどこに誰が立っていたのかを大まかにまとめておいたんだよ」
美琴「ありがとう……すごく助かる」
千雪「うん、当時現場にいることができなかったから……これを頼りに考えさせてもらうね」
結華「ふー、これで三峰も貢献できたかな!」
摩美々「裁判はこれからなんですケドー」
(パーティ会場の上面図……停電当時の状況はこれで大体が掴めそう)
(よし、これをもとに推理するぞ……!)
コトダマアップデート!【パーティの上面図】
〔結華の写真をもとに製作した上面図。停電前後の参加者の立ち位置が大体把握できる(https://ux.getuploader.com/sssokuhouvip/download/172)〕
- 352 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:09:06.23 ID:2HvOXjB50
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あさひ「ねえ、いつになったら裁判始まるっすか? クロを早く当てたいっすよ!」
モノクマ「おっ、いいねえ! 芹沢さんのように自主性のある生徒は先生大好きなんです!」
モノクマ「芹沢さんの要望もありましたし、さっさと始めちゃいましょうか! オマエラはそれぞれ自分の名前の書いてある席についてくださーい!」
モノクマの指示を受けて、私たちはそれぞれ自分の席とされている証言台の上に立つ。
円形に並べられたこの証言台からは、全員の顔がよく見える。
不安、動揺、焦り、緊張、切迫、混乱……その全てがここでは暴き出されてしまうだろう。
でも、今この瞬間にもこの場所ではそれら感情をベールにして真実を隠している殺人犯の【クロ】が存在している。
私たちは、それを暴き出さなくちゃいけない。
- 353 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:10:44.55 ID:2HvOXjB50
-
超高校級の占い師、風野灯織。
人一倍責任感が強くて、正義感も強かった彼女は本来気弱な性格なのにそれを押してまで私たちを守るために最後の最後まで動いてくれた。
思えば、このコロシアイ南国生活が始まった時だって私たちを冷静に戻してくれたのは彼女だった。
疑念と信頼、その両方を否定することなく、プラスの方を多くできるように。そうやって一歩ずつ踏み出していけばいい。
彼女がそう言ってくれたおかげで救われた人が何人いるだろう。
彼女がかつて陥った疑心暗鬼、その詳細を聞くことは適わなかったけど……私たちはかならずこの疑心暗鬼の学級裁判も乗り切ってみせる。
____それが彼女の意志のはずだから。
- 354 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:11:29.22 ID:2HvOXjB50
-
私たちは進む。
どれだけ絶望的な真相が待っていたって、そこに希望が微塵も残っていなくたって。
進むしかない、進むことしかできない。
後戻りしたってなにもない。
私たちのすぐ背後にでも死神はその鎌を振り上げて迫っている。
ちょっとでもこの歩みを止めてしまえば、待っている結末は……死。
だから、行くしかない。
それが学級裁判、それが私たちの生きる道。
- 355 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:12:39.06 ID:2HvOXjB50
-
____それが私たちの命の在り方なんだから。
- 356 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:14:45.60 ID:2HvOXjB50
- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
☆学級裁判について
さて、次回より学級裁判が本格的に始まりますが、ここでアナウンスでございます。
前作にあたる風野灯織主人公のお話では特に報酬まわりのシステムについては言及をしておりませんでしたが、ノンストップ議論や反論ショーダウンなど『安価・コンマを利用する問題数×2』を基本として、そこから誤答の分メダルを差し引いたものが報酬になっていました。
今回はシステムをがらりと変えて、『裁判ごとに報酬数は一定に設定』し、クリアさえすればそれがそのままもらえる形になります。
ただ、大きな変更点として【発言力】と【集中力】を導入します。
【発言力】はいわば体力、これがゼロになればゲームオーバー。クリア報酬は一気に半減してしまいます。
【集中力】は戦闘アイテムのようなもの。ゲージを使用するたびに、コトダマの数が減少したり、ロンパポイントが減少したり、ゲームを有利にする効果が発動します。
どちらも初期状態は『5』でのスタートです。これら二つのゲージに効果を持つスキルもございますので、是非ご検討ください。
併せて、毎章裁判前には自動販売機・希望のカケラのスキル交換を可能とします。
裁判中に発動できる消費アイテムや、裁判を有利に進めるスキルを習得して是非とも報酬を満額そのままお受け取りくださいませ。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
- 357 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:19:33.88 ID:2HvOXjB50
-
というわけで本日はここまで。捜査パートをすべて投稿できました、よかった。
次回より裁判パートとなりますが、前シリーズとの変更点は上記を参照ください。進行の流れ自体は基本的に変化はないです。
今回の裁判自体は割と簡単なものです、犯人もすぐに分かってしまう方もおられるかもしれませんが具体的な言及は避けることをお願いします。
また、今回コトダマとして試験的に上面図を採用しています。あまり画像のアップロードなど慣れていないので、確認できない場合は仰ってください。
裁判パートの更新は11/28夜からを予定しています、安価コンマをこれまで以上に利用することとなるので積極的なご参加お待ちしております。
後に裁判前準備パートのテンプレを書き込みにまいります。
一旦、お疲れさまでした。
- 358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/27(土) 23:24:08.98 ID:QFqYBZKM0
- お疲れです。盛り上がってきましたね!
なぜか上面図が閲覧できなかったです。
- 359 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:38:05.76 ID:2HvOXjB50
-
こちらなら多分閲覧できるはずです
上面図(https://imgur.com/a/9eVfvnk)
- 360 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/27(土) 23:39:04.99 ID:2HvOXjB50
- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【裁判前準備パート】
☆裁判を有利に進めるアイテムを獲得することができます
何か購入したいものがある場合は次回までにその旨を書き込んでください。
指定が多ければ多数決、特に購入指定が無ければ何も購入せず裁判を開始します。
‣にちかの現在の状況
【現在のモノクマメダル枚数…10枚】
【現在の希望のカケラ…18個】
【自動販売機】
≪消耗品≫
【ヒーリングタルト】…5枚
〔誰の口にも合いやすいマイルドな口当たりの優しい甘さ。裁判中に使用すると発言力を2回復できる〕
【ヒーリングフルーツタルト】…10枚
〔フルーツをトッピングして満足感アップ。裁判中に使用すると発言力を4回復できる〕
【高級ヒーリングタルト】…15枚
〔国産フルーツを贅沢にトッピングした高級タルト。裁判中に使用すると発言力が最大まで回復する〕
【プロデュース手帳】…15枚
〔これは彼と彼女たちが過ごしてきた美しき日々の証。誰よりも理解者たる彼は、いつだってそばで戦ってくれる。裁判中に使用するとノンストップ議論・反論ショーダウンを無条件クリアする〕
≪希望のカケラ交換≫
【花風Smiley】必要な希望のカケラの数…20個
〔毎日の自由行動回数が2回から3回になる〕
【Scoop up Scrap】必要な希望のカケラの数…30個
〔他のアイドルとの交流時に、所持品の中で何が渡すと喜ばれるプレゼントなのか分かる〕
【霧・音・燦・燦】必要な希望のカケラの数…10個
〔発言力ゲージが+2される〕
【幸福のリズム】必要な希望のカケラの数…30個
〔他のアイドルとの交流時の親愛度上昇が+0.5される〕
【I・OWE・U】必要な希望のカケラの数…20個
〔発言力ゲージが+3される〕
【われにかへれ】必要な希望のカケラの数…20個
〔集中力ゲージが+3される〕
【ピトス・エルピス】必要な希望のカケラの数…20個
〔反論ショーダウン・パニックトークアクションの時コンマの基本値が+15される〕
【おみくじ結びますか】必要な希望のカケラの数…10個
〔集中力ゲージが+2される〕
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
- 361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 04:29:01.43 ID:uvx71tAz0
- Imgur の上面図のリンク先をクリックするとネットワーク接続エラーになってしまいます。恐れ入りますが、pixivなどの外部サイトに投稿することは可能でしょうか?重ね重ね申し訳ありません。
- 362 : ◆zbOQ645F4s [sage saga]:2021/11/28(日) 06:49:39.10 ID:zANooWfn0
- URLの後に.jpgをつけても見れないでしょうか?
外部サイト投稿はできる限り避けたいのですが…
- 363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 12:47:12.68 ID:vFP3QZsHO
- 申し訳ありませんが、今回は諦めます。ご足労をおかけしました。
- 364 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:48:49.68 ID:zANooWfn0
- こちらこそ申し訳ないです!
何分画像のアップロードなど不心得で……
今回の事件において上面図は必ずしも必須ではなく、序盤は上面図の出番も無いのでひとまず今日はこのまま再開します。
では、前シリーズ同様コトダマのコピペを貼るところから始めます。
- 365 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:50:13.37 ID:zANooWfn0
- コトダマ
‣【モノクマファイル1】
〔被害者は風野灯織。死亡推定時刻は午後11時30分ごろ。旧館で行われていたパーティ中に発生した停電の中で襲われたものとみられる。死体は胸部を千枚通しのような細くとがった鋭利な刃物で胸元を貫通している、これが直接の死因となったと思われる。臓器損傷によるショック死並びに失血死。ほぼ即死だったものと思われる〕
‣【パーティの上面図】
〔結華の写真をもとに製作した上面図。停電前後の参加者の立ち位置が大体把握できる〕
‣【胸元の花飾り】
〔パーティの参加者が胸につけていた花飾り。被害者となった灯織もその胸につけたままになっている〕
‣【テーブルクロス】
〔果穂に死体を見せないようににちかが死体にかぶせたテーブルクロス。灯織の血によって真っ赤に染まっている〕
‣【あさひの証言】
〔あさひは旧館が停電になった時の反応を正確に聞き取っていた。発言は以下の通り。
恋鐘「ふぇ〜〜〜〜!? 真っ暗ばい〜〜〜〜〜!」
果穂「く、くらいですー! て、てい電ですか?!」
雛菜「あは〜! お化け屋敷みたい〜〜〜♡」
灯織「だ、大丈夫です……こういうこともあろうかと……あれ?」
冬優子「やーん! ど、どうしましょう……暗くて何も見えません……」
結華「これぞまさにお先真っ暗ってね!」
夏葉「みんな落ち着いて、不用意に動くと危ないわ」
ガシャーン!
智代子「だ、大丈夫?! 今誰か転ばなかった?!」
摩美々「ちょっとー、今誰か足踏んだでしょー?」
灯織「え……? な、なん……で……」
タパパッ
透「あれ、から揚げどっか行った……から揚げから揚げ……」
愛依「ちょ、ちょっと待ってて! うちがどうにかブレーカー入れてくるから! 壁伝いに行けばなんとかなるっしょ!」
あさひ「なんだか目も慣れてきたっすね」〕
- 366 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:51:33.17 ID:zANooWfn0
-
‣【床に散乱した料理】
〔シュラスコやチャーハン、ラザニアなど和洋折衷の品目の並んだ恋鐘特製料理。停電中のパニックで床に食べかけの料理がぶちまけられている〕
‣【暗視スコープ】
〔死体付近に落ちていた暗視スコープ。通常なら暗闇でも物を見ることができるが、レンズ部分が塗りつぶされて使用不可〕
‣【エアコンのスイッチ】
〔大広間のエアコンは事件発生直前の午後11時30分に起動するようにタイマーがセットされていた。なお、停電が起きたのはその直後〕
‣【美琴の証言】
〔美琴が旧館の玄関に出てからは、千雪が出て行ったのみで他に誰も来ていない〕
‣【倉庫のアイロン】
〔旧館倉庫でコンセントに挿しっぱなしになっていたアイロン三台。いつからそのままかはわからないが、相当に旧館の電力を消費していたものと思われる〕
‣【蛍光塗料】
〔倉庫に備蓄してあった塗料。暗闇の中でもほのかに発光し、大体の位置などを確認することができる。何者かが使用した痕跡がある〕
‣【花束】
〔パーティの参加者が身に着けていた花飾りを使って作った花束。あさひがパーティの最中に思い付いたものであり、灯織・美琴・ルカ以外でその場に居合わせた参加者全員の花飾りを使って制作した。ルカに渡す予定だったが、結局渡すことはできなかった〕
‣【脅迫状】
〔事件の発生前に灯織のもとへ送られていた脅迫状。『今夜必ず誰かが死ぬ 夜を一人で過ごさぬようご用心』との文言で、にちかたちを一か所に集めようという意図が垣間見える〕
‣【パーティの上面図】
〔結華の写真をもとに製作した上面図。停電前後の参加者の立ち位置が大体把握できる(https://imgur.com/a/9eVfvnk.jpg)〕
- 367 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:52:29.74 ID:zANooWfn0
- ------------------------------------------------
【学級裁判 開廷!】
------------------------------------------------
- 368 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:54:44.36 ID:zANooWfn0
-
モノクマ「まずは学級裁判のルールの確認から始めます」
モノクマ「学級裁判ではオマエラの中に潜む殺人犯のクロを探して議論していただきます」
モノクマ「議論の結果導き出した犯人がクロだった場合はクロだけがおしおき、シロだった場合はクロの生徒以外の全員がおしおきされ、クロのみが歌姫計画の成功者としてこの島を脱出できまーす!」
モノミ「うぅ……聞けば聞くほど残酷なルールでちゅ……」
にちか「本当にこの中にクロが……?」
美琴「ねえ、議論を始める前に一ついいかな?」
美琴「……あれ、何かな。空席のところに灯織ちゃんの写真を張り付けた看板が立っているけれど」
モノクマ「死んだからって仲間外れはかわいそうでしょ? オマエラがいつでも風野さんのことを思い出せるように腕によりをかけて遺影をこしらえました!」
愛依「その割に顔にバッテンされてるんだけど……」
雛菜「脱落者って感じですね〜」
- 369 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:56:17.71 ID:zANooWfn0
-
ルカ「まあいい、さっさと始めるとしようぜ」
ルカ「私はこの事件とは一切無関係だけどよ。議論でミスれば死ぬのは私も一緒だ。283プロと道連れなんてのはごめんだからな」
夏葉「ルカの言うとおりね、議論を始めることにしましょう。今は少しのタイムロスでも惜しいもの」
果穂「……」
夏葉「果穂……怯えなくていいわ、私たちで正しい正解を導き出してみせる。あなたの命も、絶対に守り抜いて見せるから」
果穂「あ、あの……! そうじゃなくて……!」
智代子「果穂……?」
果穂「あたしにも……あたしにも、いっしょに戦わせてください!」
果穂「灯織さんはいつもあたしにやさしくしてくれた……大事な大事な人なんです! そんな人が死んじゃった……その真そうを考えるのを人まかせにしたくないんです!」
夏葉「……果穂、あなたはやっぱり強い子ね」
夏葉「ええ、こちらからもお願いするわ。果穂の力を貸してちょうだい!」
果穂「……はい!」
智代子「といっても、どこから議論を始めればいいのかな?」
千雪「殺人事件なんて、初めてのことだもの……私にもサッパリ」
冬優子「まずは状況を整理するところから始めませんか? ふゆたちは現場にいたけど、事件当時現場にいなかった美琴さん、千雪さん、ルカさんには確認が必要だと思います」
美琴「うん、そうだね。ある程度は聞いてはいるけど……まだ分からないところもあるから」
透「ん、それじゃそこからだ」
(ついに始まる……学級裁判が)
(私たちはこの裁判で正しい犯人を見つけ出さなくちゃいけない)
(そうじゃなければ……)
(……そのためにも、議論の流れを見極めるんだ。正しい推理の流れを、私が導かないと!)
- 370 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 20:59:49.16 ID:zANooWfn0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×5
集中力:☆×5
コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【あさひの証言】
‣【暗視スコープ】
ルカ「被害者は風野灯織……」
ルカ「パーティの最中に殺されたらしいな」
夏葉「パーティには【ルカ以外の全員が参加していた】わ」
千雪「途中に退室したのは私と美琴ちゃんだよね」
恋鐘「灯織も食べ過ぎでちょっとだけ離脱した場面があったばい!」
果穂「しばらくしたら落ち着いた灯織さんももどってきました!」
結華「ひおりんが戻ってきたんで、みんなで集合写真を三峰が撮って……」
結華「その直後ぐらいに【停電が起きた】んだよね」
愛依「停電中に灯織ちゃんは【包丁か何かで胸を刺されて】……」
愛依「暗闇の中で死んじゃったんだよね……」
恋鐘「うぅ……なんで灯織が死ななくちゃいけんかったとやろ……」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
↓1
- 371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 21:16:41.85 ID:uvx71tAz0
- 2
- 372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 21:18:24.13 ID:tAw6oySa0
- 【包丁か何かで胸を刺されて】に【モノクマファイル1】
- 373 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:18:27.54 ID:zANooWfn0
- 2 選択
【集中力ゲージを消費しました】
【ロンパ候補の発言が減少します】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×5
集中力:☆×4
コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【あさひの証言】
‣【暗視スコープ】
ルカ「被害者は風野灯織……」
ルカ「パーティの最中に殺されたらしいな」
夏葉「パーティにはルカ以外の全員が参加していたわ」
千雪「途中に退室したのは私と美琴ちゃんだよね」
恋鐘「灯織も食べ過ぎでちょっとだけ離脱した場面があったばい!」
果穂「しばらくしたら落ち着いた灯織さんももどってきました!」
結華「ひおりんが戻ってきたんで、みんなで集合写真を三峰が撮って……」
結華「その直後ぐらいに停電が起きたんだよね」
愛依「停電中に灯織ちゃんは【包丁か何かで胸を刺されて】……」
愛依「暗闇の中で死んじゃったんだよね……」
恋鐘「うぅ……なんで灯織が死ななくちゃいけんかったとやろ……」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
↓1
- 374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 21:18:28.22 ID:uvx71tAz0
- 包丁 に モノクマファイル
- 375 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:21:31.23 ID:zANooWfn0
-
にちか「それは違くないですかー?!」論破!
【BREAK!】(集中力ゲージ:☆4→4.5)
にちか「ちょっと待ってください愛依さん! 風野さんを刺した凶器は、包丁じゃないです!」
愛依「え? そ、そうなん……?」
冬優子「愛依ちゃん、モノクマファイルを見てみようか?」
冬優子「ほら、灯織ちゃんの命を奪った傷についてこう書いてあるの。『千枚通しのような細くとがった鋭利な刃物で胸元を貫通している』、これって包丁じゃありえないよね?」
愛依「そっか……千枚どーし……!」
愛依「……って何なん?」
摩美々「アイスピックとかそういう形状のやつのことだよー」
果穂「ソードじゃなくて、サーベルってことですね!」
千雪「でも、そんな凶器現場にはなかったよね……?」
にちか「犯人がどこかに隠したのか、持ち出したかってとこですね。多分」
透「じゃ、マジックとかだ」
透「種も仕掛けもございません……ってやつ」
あさひ「えっ! マジックっすか!? 見てみたいっす!」
美琴「……犯人はよほどの使い手だったのかな」
美琴「ほら、暗闇の中で一突きで命を奪うなんてなかなか難しいから」
結華「それは確かにそうなんだよね……あの時の真っ暗闇でわざわざそんな方法を選ぶものかね、普通」
摩美々「……じゃあ次はその現場の状況についてでも話そうかー」
摩美々「あの時現場で何が起きていたのか、灯織はいつ死んだのか。それを明らかにする時間だよー」
- 376 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:23:07.42 ID:zANooWfn0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×5
集中力:☆×4.5
コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【エアコンのスイッチ】
‣【胸元の花飾り】
冬優子「事件が起きたのは停電中」
冬優子「結華ちゃんの集合写真を撮った直後に停電が起きたんです」
雛菜「犯人はあの【真っ暗の中で殺した】んですね〜?」
雛菜「随分と目がいい犯人なんですね〜」
愛依「うちが気づいてれば、灯織ちゃんは死ななくて済んだんかな……」
結華「めいめい、正直あの時はみんなパニックだししょうがないよ」
摩美々「摩美々の足踏んだ犯人、ずっと捜してまーす」
恋鐘「あんとき、確か机が倒れる音がしとったばい」
恋鐘「やけん、きっと灯織は【犯人と争った】とよ」
恋鐘「抵抗むなしく灯織は胸を刺されて死んでしまったばい……」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
↓1
- 377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:26:09.28 ID:uvx71tAz0
- 犯人と争った モノクマファイル1
- 378 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:28:27.69 ID:zANooWfn0
-
にちか「それは違くないですかー!?」論破!
【BREAK!】(集中力:☆4.5→5)
にちか「恋鐘さん、確かにあの暗闇の中では机が倒れる音がしてました」
にちか「でも、風野さんは犯人と争うことなんかできなかったはずです」
恋鐘「ふぇ?」
摩美々「恋鐘もモノクマファイルをちゃんと読んでよねー。しっかり書いてあるじゃん、灯織は【即死】だったって」
あさひ「ピンポイントで心臓を貫かれていたら動くこともままならないと思うっす」
夏葉「犯人と争うことはできなかった……灯織は何がどうなっているのかもわからないままに命を落としたということね」
透「突然真っ暗になって、さらに突然刺されて。それで、死んだ……」
透「怖いね、めっちゃ」
ルカ「ハッ! 闇討ちだなんて随分とこすいクロなんだな」
智代子「ん……? ちょっと待って? それじゃああの時机を倒したのって誰なの?」
智代子「灯織ちゃんが犯人と争って倒したんじゃなかったら、別に倒した人がいるってことだよね?」
美琴「聞いてみればいいんじゃないかな、倒したのが誰なのか」
夏葉「それもそうね……ついうっかり倒してしまっただけなんだろうし、倒した本人はその心当たりがあるはずよ」
摩美々「じゃあ机を倒してしまったうっかりさんは挙手―」
「「「……」」」
- 379 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:29:37.43 ID:zANooWfn0
-
愛依「あ、あれ……?」
結華「あはは、机を倒した時にこがたんの料理もぶちまけちゃったからそれで言いづらい感じだったりする?」
恋鐘「うちは別に料理をぐちゃっとされたことを怒っとらんけん名乗り出て〜!」
「「「……」」」
美琴「……誰も名乗り出ないね」
ルカ「おい、どうなってんだよ。この中の誰かが机を倒したんじゃないのか?」
あさひ「……」
あさひ「名乗り出ないんじゃなくて、名乗り出れないんじゃないっすかね」
愛依「あ、あさひちゃん?」
あさひ「机を倒したことに犯人に繋がる証拠があるとか……」
あさひ「もしくは、今その人がどうしても話せない状況にあるかのどっちかっす」
(え……? その人がどうしても離せない状況にある……?)
果穂「まさか、悪の怪人につかまってるんですか……?!」
千雪「犯人に脅されて言えない……ってこと?」
あさひ「そうじゃなくて、この場所にいない人が机を倒したってことっす」
にちか「芹沢さん……それってもしかして……」
(今この場所にいない人……? そんなのって一人しかいないよね……?)
-------------------------------------------------
【怪しい人物を指摘しろ!】
↓1
- 380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:36:26.37 ID:uvx71tAz0
- ひおり
- 381 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:38:48.91 ID:zANooWfn0
-
にちか「お前だー!」
【解!】
にちか「もしかして、風野さんのことを言ってる……?」
あさひ「はいっす。倒した本人が死んでるんじゃ名乗り出ることはできないっすよね?」
雛菜「え〜? 今さっき否定したばっかりじゃないですか〜?」
雛菜「被害者は即死だったから犯人と争うことはなかったって」
夏葉「ええ、今さっき否定したのは犯人と争ったこと」
夏葉「でも、それ以前に灯織が単独で机を倒していた可能性は依然として残ったままよ」
愛依「灯織ちゃんが……?」
恋鐘「じゃああん机の音は事件とは無関係に起きたものだったってこと〜?」
摩美々「事件そのものに無関係かはわからないケド、犯人と灯織の二人のやり取りに関わるものではなかったんだよー」
摩美々「だって即死、だったんだからねー」
恋鐘「だとしたら、灯織はどうして机を倒したりなんかしたばい?」
冬優子「じゃあ、次はそこについて話し合ってみようか♡」
冬優子「灯織ちゃんはどうして停電中に机を倒しちゃったのか!」
- 382 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:41:10.71 ID:zANooWfn0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×5
集中力:☆×5
コトダマ
‣【パーティの上面図】
‣【あさひの証言】
‣【倉庫のアイロン】
夏葉「あの机を倒したのは灯織だった……」
夏葉「それなら誰も名乗り出ないのも納得ね」
愛依「どうして灯織ちゃんは机を倒しちゃったんかな?」
結華「どうしても何も暗闇で≪パニック状態だった≫からじゃないの?」
結華「あの場にいた全員、混乱状態だったわけだしさ」
冬優子「倒して≪音を立てることが目的だった≫とかはないかな?」
冬優子「机の倒れる音でほかの何かの音を誤魔化したとか……」
ルカ「普通【停電中は動こうとしない】だろ」
ルカ「下手に動けば転んで怪我しちまうかもしれねーしな」
ルカ「そもそもホントに机はホクロ女が倒したのかよ?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
↓1
- 383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:42:16.59 ID:uvx71tAz0
- 2
- 384 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:44:52.15 ID:zANooWfn0
- 2 選択
【集中力ゲージを消費しました】
【ロンパ候補の発言が減ります】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×5
集中力:☆×4
コトダマ
‣【パーティの上面図】
‣【あさひの証言】
‣【倉庫のアイロン】
夏葉「あの机を倒したのは灯織だった……」
夏葉「それなら誰も名乗り出ないのも納得ね」
愛依「どうして灯織ちゃんは机を倒しちゃったんかな?」
結華「どうしても何も暗闇でパニック状態だったからじゃないの?」
結華「あの場にいた全員、混乱状態だったわけだしさ」
冬優子「倒して音を立てることが目的だったとかはないかな?」
冬優子「机の倒れる音でほかの何かの音を誤魔化したとか……」
ルカ「普通【停電中は動こうとしない】だろ」
ルカ「下手に動けば転んで怪我しちまうかもしれねーしな」
ルカ「そもそもホントに机はホクロ女が倒したのかよ?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
↓1
- 385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:46:54.01 ID:uvx71tAz0
- あさひの証言
- 386 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:48:38.63 ID:zANooWfn0
-
にちか「それは違くないですかー!?」論破!
【BREAK!】(集中力:☆4→4.5)
にちか「確かに普通真っ暗闇なら動こうとはしないはず……停電なら停電が治るまでその場で待ち続けますよね」
ルカ「あ? お、おう……」
にちか「でも、芹沢さんは聞いてたんです。あの真っ暗闇でも何かをしようとしている風野さんの声を!」
あさひ「あー、アレのコトっすね」
≪灯織「だ、大丈夫です……こういうこともあろうかと……あれ?」≫
あさひ「確かに灯織ちゃんは何かをやろうとしてたっす。暗闇の中でも安全を確保するための準備があったっぽいんっすよね」
透「あー、じゃあその途中でやっちゃったんだ」
透「がしゃーんとごろごろ、って感じで」
結華「ひおりんなら何か対策をしててもおかしくはないよね……」
結華「それこそあの入場時のボディチェックだって、そこまでやるかって感じの厳重さだったしさ」
にちか「風野さんはその何かのために動き出したところで、足を引っかけて机を倒してしまった可能性があります!」
【千雪「その推理、ほつれちゃってます!」】反論!
- 387 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:50:42.74 ID:zANooWfn0
-
千雪「ちょっと待ってくれるかな? それ、少しおかしいと思うの」
にちか「え……? な、何がですか……?」
千雪「灯織ちゃんがあの暗闇の中で机を倒してしまった」
千雪「机を倒した張本人が名乗り出ない今、その説は有力に見えちゃうけど……やっぱり灯織ちゃんが倒したとは思いづらいかな」
千雪「それに、あさひちゃんの聞いた灯織ちゃんの暗闇での安全対策……それもわかってるんだから」
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
発言力:♡×5
集中力:☆×4.5
コトノハ
‣【胸元の花飾り】
‣【暗視スコープ】
‣【エアコンのスイッチ】
千雪「やっぱり灯織ちゃんが机を倒したとは考えづらいよ」
千雪「今その根拠を裏付けるのは誰も名乗り出ないという状況証拠だけ」
千雪「灯織ちゃんが倒したっていう直接の証拠はないよね?」
千雪「でも反対に机を倒していないことを証明することはできるの」
千雪「推理の軌道修正をすべきじゃないかな」
◇◆◇◆◇◆◇◆
【発展!】
にちか「待ってください! 机を倒していない証拠……?」
にちか「そ、そんなものがあるっていうんですか?!」
◇◆◇◆◇◆◇◆
千雪「簡単なことなの」
千雪「灯織ちゃんの死体のそばに落ちていた暗視スコープ」
千雪「あれを使えば【暗闇の中でも見通すことができる】わ」
千雪「わざわざ見えている机にぶつかって倒しに行く必要もないよね?」
千雪「死体のそばにスコープが落ちていた以上」
千雪「机を倒したのは灯織ちゃんとは思えないな」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ30以上で論破しろ!】
↓1
- 388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:52:00.62 ID:uvx71tAz0
- 暗闇 に 暗視スコープ
- 389 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:54:54.04 ID:zANooWfn0
-
にちか「その矛盾、斬っちゃいますからね!」
【BREAK!】(集中力:☆4.5→5)
にちか「死体のそばに落ちていた暗視スコープ……あれ、実は使えなかったんです」
千雪「使えなかった……?」
にちか「はい、レンズの上から黒い絵の具か何かで塗りつぶされてて、暗闇どころか向こう側も見えないぞって感じなんですよ。だから逆にあれをつけちゃえば見えてるものも見えなくなるぐらいで……」
にちか「暗視スコープがあったからって風野さんが辺りを見えてたとは限らないんじゃないですかね!」
千雪「たしかにそれはそうかも……でも、なんでスコープのレンズが塗りつぶされてたのかな?」
美琴「それこそ犯人の策略なんじゃないかな」
美琴「犯人が灯織ちゃんの暗視スコープの準備を知ったうえで、それに黒い絵の具を塗りつけたのだとしたら……意図的に隙を作ることができるよね」
美琴「灯織ちゃんは見えるようになると思って装着したスコープ、それが機能しなかったら相当に焦るはずだよ」
あさひ「そういえば……わたしが聞いた灯織ちゃんの声もそうだったっすね」
あさひ「灯織ちゃんは何か予定していたはずのことがうまくいかなかった。そんな感じの声を出してたっす」
- 390 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 21:56:43.94 ID:zANooWfn0
-
夏葉「なるほど、つまりはこういうことね」
夏葉「突然の停電でパニックに陥る私たち。それを律して安全を確保するために灯織はスコープを片手に動き出した」
夏葉「でもスコープは実際は機能せず、それに動揺した灯織は机をうっかり倒してしまった」
果穂「す、すごいです! 灯織さんの動きが目にうかぶようですー!」
智代子「じゃあ灯織ちゃんはそれでうっかり転んじゃったところを殺されたんだ!」
智代子「転んだ状態だと、抵抗しようにもできないもんね!」
ルカ「けっ……どこまでもこすい犯人だな」
冬優子「……ってことは、犯人は停電することまで織り込み済みだったってことですか?」
冬優子「暗視スコープに細工をしたところで、停電が起きなきゃ意味がないですよね?」
透「いいんじゃない、電気消せば」
結華「いやいや……パーティ中に突然照明を落とすような奇行、三峰たちも流石に見逃さないって」
恋鐘「あれはれっきとした『停電』だったばい。ブツンって感じで唐突に起きたことやったけんね!」
果穂「じゃあ、犯人はてい電が起きるように細工をしていたってことですか?」
にちか「うん、犯人はあのタイミングで停電が起きるように仕掛けをしていたんだと思う」
結華「三峰が写真を撮った直後を狙って?」
にちか「というよりは……あの時間を狙って、ですかね」
(犯人が午後11時30分に停電が起きるように狙って細工を仕掛けた証拠……)
(捜査の時に現場で私たちも見つけていたはずだ)
-------------------------------------------------
【正しいコトダマを指摘しろ!】
>>365〜>>366
↓1
- 391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 21:58:15.36 ID:uvx71tAz0
- エアコンのスイッチ
- 392 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:00:55.59 ID:zANooWfn0
-
にちか「これだー!」
【解!】
にちか「大広間のエアコン、皆さんもあれの音を聞きましたよね?」
結華「そういえば! 三峰がちょうどこがたんに写真を見せようとしたタイミングで……」
≪恋鐘「結華、写真どがん感じになったばい? ちょっと見せてくれんね?」
結華「オッケー、ちょっと待って……今アルバム開くから……」
ピピッ≫
恋鐘「何かが起動したような電子音がしとったばい!」
にちか「美琴さんと一緒に確認したんですけど、旧館中のエアコンが午後11時30分に作動するようにタイマーが設定されてたんです」
にちか「旧館中のエアコンが同時に起動して、それが停電の引き金になったんだと思います!」
雛菜「そっか〜、それなら狙ったタイミングで停電を起こせますね〜」
愛依「でも、そんなにうまくいくもんなの?」
愛依「確かにそれなら停電を起こすタイミングは選べたかもしんないけどさぁ……? 停電になるぐらい、ブレーカーが落ちるぐらいの電力の消費にはならなくない?」
にちか「はい、これだけだと不十分です! だから、犯人はその前段階の仕込みもやってたと思うんですよね!」
果穂「仕込み……ですか?」
夏葉「どういう意味か説明してもらえるかしら?」
(エアコンの起動で停電を引き起こすのに必要なこと……)
(つまりはあの起動で、ブレーカーの耐えられる電力消費の臨界点を超えさせる必要があるんだよね)
(それなら犯人のやっていた仕込みとはあれのことになる……!)
-------------------------------------------------
【正しいコトダマを指摘しろ!】
>>365〜>>366
↓1
- 393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:02:14.73 ID:uvx71tAz0
- 倉庫のアイロン
- 394 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:03:42.71 ID:zANooWfn0
-
にちか「これだー!」
【解!】
にちか「倉庫にあったアイロンですよ! あれ、三つも電源に刺しっぱなしになってて、あっっつあつの状態になってたんです!」
にちか「アイロンってコンセントに刺してたら基本点きっぱなしじゃないですか。それが三つも重なってたら相当な負荷なはずですよ!」
にちか「それでブレーカーが落ちないぎりぎりのところを保っておいて……」
あさひ「エアコンのスイッチが入った瞬間にブレーカーが落ちる仕組みなんっすね!」
千雪「確かにアイロンってよく電気を食うものね……」
透「おー、停電の時限爆弾じゃん」
夏葉「そのトリックが行われたのは間違いなさそうね……アイロンもエアコンも、それ以外で使う理由もないもの」
果穂「あれ……? でも、だとしたら犯人がしぼり込めませんか?」
果穂「倉庫でアイロンを使ってたなら、倉庫に入った人が犯人です!」
千雪「どうかなぁ……お昼にやった掃除はルカちゃん以外みんなが参加して、どこを誰が掃除しているのか分からない状態だったもの」
恋鐘「うちも倉庫には出入りはしたけど、アイロンの状況はよく知らんたい」
透「できるね、誰でも。トリックは」
ルカ「いや、それは違うな」
美琴「……ルカ?」
- 395 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:05:36.32 ID:zANooWfn0
-
ルカ「私はそもそもその掃除に参加していないんだ。なら、その倉庫のアイロンとやらを仕掛けることもできねえだろ」
あさひ「いや、そうはならないっす」
ルカ「あ?」
あさひ「だって、掃除は昼には終わったんすよ? そこからパーティまでの時間は十分あるっす。ルカさんも旧館に忍び込んで停電のトリックを仕込むこと自体は可能だったはずっす!」
ルカ「なっ……!」
冬優子「誰かがずっと入り口を見張ってたわけでもないし……確かに誰にでもアイロンとエアコンのトリックを仕込むこと自体は可能みたいですね」
ルカ「ちっ……わざわざ旧館でパーティなんて面倒なことしやがって!」
雛菜「そういえばすごく今更なんですけど〜、どうして急にパーティなんかやろうって言いだしたんですかね〜?」
にちか「え?」
雛菜「だってそうじゃないですか〜? どっちかっていうのそういうやるタイプのキャラっぽくないし〜、決起集会ならもっと早くにやるべきだったんじゃないですかね〜」
夏葉「それは……灯織なりに気を回したんじゃないかしら」
美琴「あのパーティは決起集会なんかじゃなかったんだよ」
美琴「彼女はもっと別の理由があって、私たちをあの場に集めたかった。そうだよね、にちかちゃん」
にちか「は、はい!」
結華「別の理由……? 三峰たち全員を集めるほどの理由が、あったっていうの?」
夏葉「それなら聞かせてもらおうかしら。どうして灯織はパーティを開こうと思ったの?」
(彼女が突然にパーティを思い立った理由、それはあれしかない……)
-------------------------------------------------
【正しいコトダマを指摘しろ!】
>>365〜>>366
↓1
- 396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:09:32.88 ID:uvx71tAz0
- 脅迫状
- 397 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:11:27.27 ID:zANooWfn0
-
にちか「これだー!」
【解!】
にちか「実は風野さんのもとには脅迫文が届いていたんです」
夏葉「嘘……?!」
にちか「『今夜必ず誰かを殺す』……ちょっと字が汚くて、どこの誰が書いたかまではわからないですけど。これが風野さんの部屋に置きっぱなしになってました」
にちか「そしてあのパーティの日の朝……レストランで私は見たんです」
にちか「彼女が何か紙を懐に隠すのを。きっとあの時の彼女は、この脅迫文を見たばかりだったんじゃないですかね」
智代子「それもあって全員が一堂に会するパーティを開こうとしたんだね!」
美琴「一つの場に全員を集めてしまえば、監視もできる……」
美琴「それに入場の時にも厳重なボディチェックをしていたし、あれは私たちを守るためにやっていたんだね」
夏葉「灯織はそれを誰にも打ち明けることなく、誰かを不安にすることもなく……黙って一人で立ち向かっていたのね……」
果穂「灯織さんは、ヒーローです……あたしたちみんなのことを守ろうとしてくれた、ヒーローです!」
- 398 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:13:10.50 ID:zANooWfn0
-
摩美々「実際、あの現場に武器を持ち込むのは不可能だったはずだよー」
摩美々「摩美々のジョークグッズのナイフですら許さないで回収してた。少しでも危険のあるものは全部あのジュラルミンケースの中だからねー」
恋鐘「うちも料理が終わり次第調理道具はほとんど全部回収されてしまったばい! まだちゃんと洗ってもなかったやつもあって……多分あのケースの中はギトギトになっとるとやろ」
あさひ「えー、わたしのドライバーもギトギトなんすか?」
智代子「でも、そこまで警戒してたのに灯織ちゃんは殺されちゃったんだよね……?」
愛依「千枚どーしみたいな細くとがった凶器……でも、その正体はわかってないんだったよね」
夏葉「犯人はどうやって凶器を持ち込んだのかしら……」
あさひ「……」
あさひ「……あ、わかった」
にちか「せ、芹沢さん? わかったって何が?」
あさひ「全部っすよ、全部」
ルカ「はぁ? それってどういう……」
- 399 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:14:26.35 ID:zANooWfn0
-
あさひ「灯織ちゃんを殺したのは、ルカさんだったんすね」
- 400 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:15:19.84 ID:zANooWfn0
-
(……え?)
ルカ「は、はぁ?! 何を言い出してるんだよ、お前……」
あさひ「だってそうじゃないっすか。現場に凶器を持ち込むことができたのはルカさんだけっすよ」
ルカ「ら、埒が明かねえ……話が飛躍しすぎだろ」
ルカ「今の話ってパーティの参加者は全員武器の持ち込みが不可能だったってだけで……私はそもそもパーティに参加してないから無関係……」
あさひ「だからっすよ。パーティに参加していないルカさんしか持ち込むことはできなかったはずっす」
あさひ「灯織ちゃんはかなりの厳戒態勢だった。厨房の調理道具も使った後はすぐに回収するほど……おそらく凶器そのものを旧館に隠しておくのは困難だったはずっす」
あさひ「そうなるとどこかのタイミングで持ち込む必要がある……で、それができたのはルカさんだけっす!」
(……パーティの参加者は全員ボディチェックを受けていた)
(だからルカさんしか凶器を持ち込めない……?)
(それってどういうことなの……?)
(考えろ、考えるんだ……! 芹沢さんの推理、その道筋を……!)
- 401 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:17:13.12 ID:zANooWfn0
- -------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
発言力:♡×5
Q1.パーティの参加者は凶器を現場に持ち込むことはできた?
A.可能 B.不可能
Q2.犯人が現場に凶器を持ち込むことができたタイミングは?
A.灯織が旧館に来る前 B.犯人がパーティに参加するとき C.会場が停電する直前
Q3.犯人はボディチェックを受けた?
A.受けた B.受けていない
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
- 402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:18:45.73 ID:uvx71tAz0
- Aca
- 403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:18:46.46 ID:H+U046K80
- BAB
- 404 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:22:29.20 ID:zANooWfn0
- >>402
(いや……そうじゃない)
(ボディチェックは私自身がこの目で確認したし、自分の手で行った)
(あれをスルーして武器を持ち込むことなんかできるはずない)
(なら、芹沢さんの発言の意図は……)
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
発言力:♡×4
Q1.パーティの参加者は凶器を現場に持ち込むことはできた?
A.可能 B.不可能
Q2.犯人が現場に凶器を持ち込むことができたタイミングは?
A.灯織が旧館に来る前 B.犯人がパーティに参加するとき C.会場が停電する直前
Q3.犯人はボディチェックを受けた?
A.受けた B.受けていない
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
- 405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:32:03.37 ID:uvx71tAz0
- Baa
- 406 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:34:31.92 ID:zANooWfn0
- >>405
(いや、あと少し……あとちょっとなんだけど……!)
(芹沢さんはルカさんをクロとして告発するつもりだ)
(ルカさんは……パーティには参加してなかったよね!)
(そうなると……)
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
発言力:♡×3
Q1.パーティの参加者は凶器を現場に持ち込むことはできた?
A.可能 B.不可能
Q2.犯人が現場に凶器を持ち込むことができたタイミングは?
A.灯織が旧館に来る前 B.犯人がパーティに参加するとき C.会場が停電する直前
Q3.犯人はボディチェックを受けた?
A.受けた B.受けていない
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
- 407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:36:20.56 ID:uvx71tAz0
- Bab
- 408 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:38:20.66 ID:zANooWfn0
-
にちか「推理、繋がっちゃいましたよ!」
【COMPLETE!】
にちか「もしかして、そういうことなの……?」
にちか「私たちパーティの参加者は全員……ボディチェックを受けている。全身くまなく手で触ってまでのチェック、見落としがあったとは考えづらい」
にちか「でも逆に言えば、パーティの参加者じゃない人はボディチェックを受けていない。現場に凶器を持ち込むことは可能だった……?」
ルカ「お、おい待てって……パーティに参加してないってことは、現場にもいないってことだろ?」
あさひ「いや、必ずしもそうとは限らないっす。灯織ちゃんより先に旧館にやってきて、どこかに隠れておけば問題ないはずっす」
あさひ「わたしたちは全員パーティに参加しているから、パーティ中はルカさんに鉢合わせる心配もない。それこそ倉庫なんかに隠れておけばいいっすね」
千雪「倉庫もお昼に掃除してからは誰も立ち寄ってないみたいだもんね……だからこそ、誰もアイロンのトリックに気づけなかった」
ルカ「待て、そうはさせねえぞ! あのホクロ女が厳戒態勢だったのはさっきも確認したよな? だったらあいつはちゃんと倉庫まで確認したはずだ。倉庫じゃ隠れ場所としては不十分だろうが!」
あさひ「え? 別に倉庫の部屋そのままとは言ってないっすよ?」
ルカ「はぁ? ど、どういうことだよ。まさか段ボールとかワゴンとかの中に隠れてたとでもいうつもりか?」
(いや、きっと芹沢さんが言っているのはあそこのことだ……)
(この旧館の中で、唯一誰の目にもつくことがなく、隠れ場所に最適だった空間が倉庫にはある……!)
-------------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】
た/ゆ/か/し
【正しい順番に並べ替えろ!】
↓1
- 409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 22:40:26.62 ID:8bNXmz4V0
- ゆかした
- 410 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:42:54.97 ID:zANooWfn0
-
にちか「閃いちゃいました!」
【解!】
にちか「倉庫自体は隠れ場所として不十分……それは間違いありません。でも……倉庫から行くことのできる、床下なら話は別ってことです?」
愛依「ゆ、床下……?! そんなとこ行けんの?!」
美琴「他の荷物の陰に隠れてて分かりづらいけど……倉庫の床には扉が付いていて、そこから床下に行けるみたい。特に部屋ごとの仕切りもない空間で、旧館ならどの部屋の床下にもそこから移動可能だったみたいだよ」
ルカ「ま、まさか……私がそこに隠れてたっていうのか?!」
結華「さすがのひおりんでもわざわざ床下までは覗かない……ていうかそもそもその存在すら知らなかった可能性もあるよね」
結華「現にめいめいをはじめとした大多数は気づいてなかったみたいだしさ」
ルカ「わ、私も知らないってそんなとこ……」
あさひ「でも、この方法なら灯織ちゃんにバレずに凶器を持ち込むことができるっす!」
千雪「それが可能なのもルカちゃんだけ……」
雛菜「パーティ中にわざわざ床下を覗き込むこともないですしね〜」
あさひ「どうっすか? ルカさん、違うっすか?」
ルカ「違うか? だと……?」
ルカ「違う違う! 大間違いに決まってんだろ!」
ルカ「大体私はパーティなんかそもそも知らねえし旧館に近寄ってもいない! 床下も何も、部屋の構造すら知らないんだよ!」
あさひ「そんなの口でならなんとでも言えるじゃないっすか」
ルカ「ざけんな! そんなこじつけで犯人にされてたまるかよ!」
- 411 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:44:35.55 ID:zANooWfn0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×3
集中力:☆×5
コトダマ
‣【胸元の花飾り】
‣【暗視スコープ】
‣【脅迫状】
ルカ「私がホクロ女より早く会場入りして」
ルカ「【床下に凶器を持ち込んで隠れてた】ぁ?!」
ルカ「そんなのあるわけねーだろ!」
果穂「でも、ルカさん以外の全員……」
果穂「【ボディチェックを受けている】ので凶器はもちこめないです!」
千雪「旧館の設備も灯織ちゃんは入念にチェックをしてたし……」
千雪「≪凶器の見落としがあった≫とは思いづらいかな」
恋鐘「ルカは【床下で停電の起きる午後11時半まで待っとって】……」
恋鐘「停電が起きたら灯織を刺し殺したとよ!」
ルカ「そんなのそもそも不可能だ!」
ルカ「暗闇で動けないのは【潜んでた犯人も同じ】だし」
ルカ「ライトでも使おうもんなら参加者連中にもろ分かりだろうが!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
↓1
- 412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 22:49:07.43 ID:uvx71tAz0
- 潜んでた犯人 暗視スコープ
- 413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 22:50:06.14 ID:zIbPVHbx0
- 【潜んでた犯人も同じ】に花飾りかな
- 414 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:56:47.56 ID:zANooWfn0
- >>412
にちか「それは違くないですかー?!」論破!
【BREAK!】
にちか「いや、暗闇で行動自体は犯人なら可能だったかもしれない……それこそ、風野さんより先に会場に入って、姿を隠していた犯人なら」
ルカ「ど、どういう意味だよ……」
にちか「だってボディチェックを受けていないんですから……凶器の他にも物を持ち込むことは可能だったはずです」
千雪「……もしかして、それって!」
あさひ「暗視スコープっす! 灯織ちゃんのは使えない状態だったかもしれないっすけど、犯人が別で持ち込んでいれば暗闇でも見ることはできたはずっす」
愛依「暗視スコープは別に光ったりするわけじゃないもんね……! 確かにこれなら停電中でも灯織ちゃんを狙って刺すことができたんじゃん?!」
智代子「じゃあ、あの時……私たちの目の前にルカちゃんはいたんだ……」
智代子「あの暗闇の向こうで、灯織ちゃんを刺し殺そうとスコープを装着して……」
夏葉「……ルカ、あなた」
ルカ「違う、何もかも違う……! バカ言うなって……!」
- 415 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:58:20.76 ID:zANooWfn0
-
ルカ「そ、そもそも! 暗視スコープをつければ動けたかもしれねえけど……そんな時間があるのかよ?!」
夏葉「……確かにそうね、確かに理論上犯行は可能だとしても停電の実際の時間はせいぜい一分や二分。倉庫から大広間に移動して、灯織を刺殺して脱出となるとかなり慌ただしくなるわ」
愛依「そういえば、うち……停電を直すために途中で大広間を出て事務室に行こうとしたけど、誰にも出くわさなかったよ?」
にちか「……!」
愛依「大広間の扉も開いてなかったし……ルカちゃんが部屋を出入りしたっていう推理は違和感あんだよね……」
ルカ「ほ、ほら! そうだろ! 私がたとえ床下に隠れていたとしても、犯行は不可能なんだって……」
あさひ「それは違うっすよ」
ルカ「……!!」
あさひ「別に、わざわざ大広間を出入りしなくたって灯織ちゃんを刺すことはできるっす」
結華「ちょい待ちちょい待ち! ひおりんは大広間で死んじゃってたんだよ?!」
結華「大広間に行かずに殺害なんて、そんなの不可能では?!」
あさひ「それはそうっすね」
冬優子「それはそうって……あさひちゃん、どういうことなのかな?」
あさひ「だから、犯人は大広間には行ったんすよ。でも、大広間の扉を出入りはしてないっす!」
雛菜「ん〜? なにそれ〜、なぞなぞですか〜?」
透「あ、じゃあテレポートだ」
果穂「す、すごいですー! ルカさんはエスパーなんですかー!?」
摩美々「事態を余計ややこしくしないー」
(大広間の扉を出入りせずに、大広間に行く……?)
(そんな魔法みたいな方法が本当にあるのかな……)
- 416 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 22:59:36.97 ID:zANooWfn0
- -------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
発言力:♡×3
Q1.犯人はどうやって風野灯織を殺害した?
A.絞殺 B.毒殺 C.刺殺 D.撲殺
Q2.犯人は事件当時どこにいた?
A.大広間 B.床下 C.旧館の外
Q3.殺害した瞬間、風野灯織の体制は?
A.直立 B.座位 C.転倒
Q4.犯人はどうやって風野灯織を刺した?
A.床下から突き上げた B.凶器を罠として仕掛けておいた C.ボウガンで射出した
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
- 417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 23:00:14.02 ID:aSAPK3mP0
- cbca
- 418 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:02:15.14 ID:zANooWfn0
-
にちか「推理、繋がっちゃいましたよ!」
【COMPLETE!】
にちか「そうか、芹沢さんは床下のことを言ってるんだ……」
結華「ま、また床下……?!」
美琴「旧館の床下は人が一人はいるには十分な空間があって、部屋ごとの仕切りもなく移動ができる。大広間の真下になら床下から移動は可能だね」
愛依「で、でも……床下からじゃ灯織ちゃんは刺せないじゃん?」
あさひ「なんでっすか?」
愛依「な、なんでって……旧館でやってたのって立食パーティじゃん? 立ったままの灯織ちゃんじゃ刺そうにも凶器が届かないっしょ」
あさひ「……? だから、犯人は刺すことができるっすよね?」
夏葉「……! ついさっき、机の倒れる音の議論で結局倒したのは灯織だという結論に至った。机を倒した際に灯織が転倒していた可能性はかなり高いわ……!」
ルカ「お、おい……それじゃまさか……」
あさひ「転んだところをめがけて、犯人は床下から思いっきり凶器を突き上げたんすよ!」
- 419 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:03:36.84 ID:zANooWfn0
-
千雪「パーティ会場の床、結構板と板との間は空いてたし……細くてとがった凶器なら使うこともできるかもしれないよね」
智代子「しかもこれなら愛依ちゃんと出会わなくても犯行が可能……!」
摩美々「途中で停電がなおったとしてもその姿を見られることもない……ノーリスクな方法だねー」
果穂「それが可能だったのは、ルカさんだけ……なんですよね」
結華「パーティの参加者は全員そもそもの前提が通らないからねー」
結華「できるのはパーティ中に姿を目撃されてないルカルカだけってことかな!」
ルカ「ふ、ふざけんな……あくまでそれは可能ってだけの話で……」
透「でも、ないじゃん。それ以外の方法」
ルカ「……ちっ!」
あさひ「やっぱり灯織ちゃんを殺せるのはルカさんしかいないっすよ!」
- 420 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:05:07.70 ID:zANooWfn0
-
……いいのかな。
今この議論の場は明確に一つの終着点に向かって動いている。
_____【風野灯織を殺害したのは斑鳩ルカである】。
確かに彼女はこのコロシアイ南国生活が始まる際に、『私は殺せる』とそう啖呵を切った。
それからもルカさんは私や美琴さんと何度も衝突を繰り返し、憎まれ口を叩き、とても信頼関係を築くなんてしてこなかった。
誰かを手にかける人間、候補で言えば最有力であるだろう。
でも、そんな彼女でも一つだけわかっているものがある。
本人がそう言ったわけでもない、ましてやそれを彼女は否定すらした。
でも、私には確信がある。
私だから確信の持てる、ただ一つだけの真実。
彼女は、今も美琴さんを________。
そんな確信があるからこそ、私はこう胸を張って言うことができる。
【斑鳩ルカは人を殺さない】
- 421 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:06:30.57 ID:zANooWfn0
-
殺せるはずが、無いんだ。
自分自身の胸の内をずっと押し殺したままで、自分だけ逃げ去ることなんかきっと彼女はできやしない。
そこで逃げられるほど淡泊な人間であるなら、とっくに彼女はアイドルなんてやめているはずだ。
彼女が“カミサマ”に身を堕としてまで芸能界にい続けている理由。
そんなもの、分かり切ってる。
私は、本当にこのままでいいのかな。
違ったことを正しいと言って。
正しいことを違ったと言って。
真実を嘘に捻じ曲げた果てにたどり着くそれに、【希望】なんてあるの?
……それなら、もう一度捻じ曲げてやる。
歪みを元通りにすることは難しいけど、似た形に歪みなおさせることはできる。
それができるのは、私だけなんだ……!!
- 422 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:07:34.55 ID:zANooWfn0
- ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
☆偽証について
さて、これより新しいノンストップ議論・『偽証ミスディレクション』がはじまります。
本家ではv3にて登場したシステムですね。
現在七草さまがお持ちのコトダマの情報を捻じ曲げて相手に打ち込むことで、議論の流れもまた捻じ曲げてしまおうという中々にゆがんだ議論なのでございます。
要は、『この情報がああだったらいいのにな』というポイントにぶつけてやれということです。
偽証ミスディレクションは通常の議論と異なり、嘘をつくという新たなリスクを背負うことになります。そのため、誤答で受けるダメージは通常よりも高くなりやすく、間違えるごとにダメージは増していきます。
なお、通常のノンストップ議論では偽証を行うことはできません。
【偽証ミスディレクション】という名前の議論が行われたときのみ適用されるシステムとお考え下さい。
それでは、よい二枚舌ライフを!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
- 423 :本日はこちらの議論でおしまいにします ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:10:07.08 ID:zANooWfn0
- -------------------------------------------------
【偽証ミスディレクション開始!】
発言力:♡×3
集中力:☆×5
コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【美琴の証言】
‣【あさひの証言】
あさひ「灯織ちゃんより先に旧館に入れば」
あさひ「【凶器を持ち込むこともできる】っす」
千雪「倉庫の床下にずっと隠れておけばその姿が見つかることもないし…」
千雪「後はパーティ中に【停電が発生する】のを待つだけ」
智代子「停電が起きたら【暗視スコープ】で床下を移動して」
智代子「転んでいる灯織ちゃんを刺せばいいんだもんね!」
摩美々「それが可能なのは、パーティに参加していなくて」
摩美々「パーティ中の【アリバイがない】唯一の人物であるルカだけなんだよねー」
ルカ「違う……違うんだよ……!」
ルカ「私は、私は……!」
【嘘のコトダマで議論の流れを捻じ曲げろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
↓1
- 424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 23:16:27.73 ID:aSAPK3mP0
- アリバイがない に 美琴の証言
- 425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/28(日) 23:16:34.02 ID:8bNXmz4V0
- 2
- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 23:16:36.24 ID:H+U046K80
- 【アリバイがない】に【美琴の証言】
- 427 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/28(日) 23:19:36.53 ID:zANooWfn0
-
正解が出たので本日はここで終了にします。
次回また続き、美琴の証言を偽証してルカのアリバイを無理やり作り出すところより再開します。
裁判自体は半分近く進んだので、おそらく次の更新で最後まで行けるものかと思います。
次回更新は明日11/29の夜を予定しています。
それではお疲れさまでした。またよろしくお願いします。
- 428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/28(日) 23:27:19.03 ID:uvx71tAz0
- お疲れ様でした!
- 429 :続きから再開します ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:35:00.13 ID:YOXWFtRz0
-
にちか「この嘘で、真実を!」偽証!
【BREAK!】
(正直なところ……これは文字通りの賭けだ)
(今から私が言うのは完全な嘘だし、これを口にすることをきっと美琴さんは良しとしない)
(そのうえで、美琴さんが私の意図に気づいて……)
(そして、ルカさんを、想ってくれないと……!)
恋鐘「にちか、どげんしたと?」
にちか「……実は、ここまでずっと黙っていたことがあるんです」
夏葉「黙っていたこと……? 何かしら」
にちか「パーティの最中に、退室したのは美琴さん、千雪さん、風野さんの三人。そのうち風野さんは旧館内で少し休んですぐに戻ってきて、千雪さんはルカさんを探してホテルを出た」
にちか「でも、美琴さんはずっと旧館の入り口で監視をしていたんです」
美琴「……にちかちゃん?」
にちか「言ってましたよね、美琴さん。見張りをしているときに……一度ルカさんが様子を見に来たって」
- 430 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:35:45.56 ID:YOXWFtRz0
-
美琴「えっ……?」
ルカ「はぁ……?!」
にちか「美琴さん……!」
美琴「……」
(もはやこれしか手はない。アリバイの一切が存在しないルカさんを守るためには、無理やりでもアリバイを作らないと……)
(この嘘さえ通れば……芹沢さんの推理は根底から瓦解する……!)
夏葉「ちょ、ちょっと待って頂戴! 美琴はこれまで一度もそんなことを口にしていないでしょう? ルカのアリバイがあるというならもっと早くに言うべきタイミングはあったはずよ!」
にちか「言えなかったんです……美琴さんはルカさんのことをよく思っていませんから」
結華「いやいや! だ、だとしてもでしょ?! 今は全員の命がかかってるんだし、恨み嫉みなんかにとらわれてる場合じゃ……」
(お、お願いです……美琴さん……!)
美琴「……」
(ルカさんを救えるのは美琴さんだけ……)
(そして、ルカさんは絶対に犯人じゃないから……!)
美琴「私は……」
- 431 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:36:52.09 ID:YOXWFtRz0
-
美琴「……確かに、一度だけルカと会ってるよ」
- 432 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:38:20.69 ID:YOXWFtRz0
-
ルカ「み、美琴……!?」
美琴「確か千雪さんと入れ替わりぐらいだったかな。どこでパーティの話を聞いたのか知らないけど、ちょっかいを出してきて」
美琴「そんな暇があるなら脱出方法の一つでも探したらどうだ、なんて……嫌になっちゃうよね」
(み、美琴さん……!)
(わかってくれたんだ……!)
あさひ「ふーん……それ、本当っすか?」
美琴「うん、本当だよ」
愛依「じゃ、じゃあどういうこと……? あさひちゃんの今までの推理は……」
透「間違ってた、全部」
結華「そ、そんな……?!」
にちか「パーティ中は全員がその存在をほかの誰かに一度は確認されている……風野さんがボディチェックをする前から隠れる、なんて不可能なんですって!」
ルカ「緑チビ……お前、どういうつもりだよ」
にちか「どういうつもりも何も、みんなで生き残るためですよ! 間違った人をクロにするわけにはいかないんです!」
ルカ「お前……!?」
結華「で、でも待ってよ……そうなると、凶器はどうなるの?! ひおりんのボディチェックがあるから持ち込むのは不可能って話だったんでしょ?!」
千雪「ルカちゃんが灯織ちゃんより先に旧館に入る方法が、一番持ち込むうえではやっぱり確実に思えるんだけどなぁ……」
あさひ「……やっぱり、納得いかないっす」
(とりあえず議論が決着する事態は防げたはず。あとはこの議論を本来あるべき流れに戻さなきゃだよね……!)
(もうちょっとだ、気合入れてくぞ……!)
- 433 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:39:55.34 ID:YOXWFtRz0
- -------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
発言力:♡×3
集中力:☆×5
コトダマ
‣【モノクマファイル1】
‣【床に散乱した料理】
‣【花束】
冬優子「灯織ちゃんは細くて長い鋭利な刃物で刺されちゃったんですよね……」
美琴「胸部を貫通したって書いてあるから……それなりの長さと強度のあるものだよ」
摩美々「ボディチェックをスルーしてそんなの持ち込むって無理じゃないー?」
あさひ「やっぱり、先に旧館に入って待機しておく方法が一番確実っす」
恋鐘「何個かに分割して運ぶ方法はどがんね?」
恋鐘「旧館に入ってから≪組み立てて武器を作る≫ばい!」
夏葉「元から≪現場に凶器があった≫と考えてみるのはどうかしら」
夏葉「私たちが何気なく見落としたものが、案外凶器かもしれないじゃない?」
愛依「灯織ちゃんが脅迫文を受けて≪用意していた武器を逆に利用されちゃった≫、とかは?!」
摩美々「そんなの、持ってたっけー?」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
1.発言する(コトダマと撃ち込む先の発言を併せて指定安価)
2.集中力を使う(ロンパ候補の発言の数が減る)
↓1
- 434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 20:41:03.65 ID:kR8WzFmv0
- 現場に凶器 に 料理
- 435 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:44:35.54 ID:YOXWFtRz0
-
にちか「それなんじゃないですかね!」同意!
【BREAK!】
にちか「そうですよ、元から現場に武器があったとすれば……別にボディチェックを突破する必要もないんです!」
にちか「なんなら手ぶらで旧館に入っちゃって……そのままふらっと現場にある武器を使っちゃえばいいんですから!」
結華「だから、何度も言ってるじゃん! ひおりんは厳戒態勢で、ありとあらゆる危険物を回収してたって」
にちか「基本的には、です! 月岡さん、厨房の調理器具を風野さんが回収したタイミングって全部料理が完成してからでしたよね?」
恋鐘「え? た、確か……そうやったと」
千雪「料理をするのに包丁も何もなしじゃできないもんね……でも、料理が大広間に並んだらすぐにそれも回収されたんでしょ?」
千雪「どっちみち武器を確保することは難しいんじゃないかしら」
愛依「確かに……持ち出す隙なんか無い感じじゃん?」
にちか「だから、凶器として持ち出す必要はなかったんです。もっと別の形で……凶器は堂々と私たちの前にあったんですよ」
冬優子「ふゆたちの前に……?」
冬優子「……あっ、それってもしかして……テーブルの上の料理のこと?!」
恋鐘「ふぇぇぇぇぇ?! うちん料理〜〜〜〜〜〜〜!?」
美琴「単純に灯織ちゃんも見落としたんだろうね。あれだけ厳戒態勢だった灯織ちゃんも目の前の料理を見て、毒を入れられてる可能性は考慮したものの……それ自体が殺害に使われるとは思わなかった」
摩美々「あー、それであの暴食だったんだぁ……」
摩美々「摩美々をはじめ全員ドン引きで食べるどころじゃなかったもんねー、自分一人で毒見を引き受けてたってわけなんだぁ」
智代子「で、でも……いったいどの料理を使って灯織ちゃんを刺したの?!」
智代子「どれも美味しくて……殺人級の味だったけど、本当に命を奪った料理はどれなんですか?!」
(風野さんの死因は胸部を細長い凶器で貫かれたこと)
(それなら、あの時の料理で凶器になりうるのは一つしかない!)
-------------------------------------------------
・ちゃんぽん
・チャーハン
・シュラスコ
・フライドチキン
・ラザニア
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
- 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/11/29(月) 20:47:59.54 ID:p/L/z85Y0
- シュラスコ
- 437 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:49:07.75 ID:YOXWFtRz0
-
にちか「これだー!」
【解!】
にちか「もちろんシュラスコですよ、肉を貫いてる鉄串……これを使ったんです」
美琴「実際現場に散乱していた肉の一部には貫かれたような跡があったの。これはもともと鉄串にささっていたものなんだろうね」
美琴「わざわざシュラスコの肉を引き抜いてから食べてた人がいるなら、話は別だけど」
ルカ「しかしこうやって見るとこれ以上なく凶器って感じの面構えの鉄串だな」
夏葉「床板の合間を縫って通せる貫通力のあるもの……ええ、本当にうってつけね」
にちか「刺した後は床下にでも落としてしまえばいい。隠滅も簡単です!」
透「逆に言えば、これを使えたのって大広間にいた人だけだよね。だって、ほかだとシュラスコ触れないし」
にちか「そ、そうなんですよ! だから、そうなるとルカさんには絶対不可能でー……」
恋鐘「ちょ、ちょっと待たんね!」
冬優子「恋鐘ちゃん……? どうかしたの?」
恋鐘「こん鉄串を犯人が使ったからって大広間の人間が犯人とは限らんばい!」
ルカ「なんでだよ! 鉄串は大広間にしかないもんだろ? 料理を作った後は備品も全部ホクロ女に回収されたって……」
- 438 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:50:16.46 ID:YOXWFtRz0
-
恋鐘「だって、この鉄串はうちが厨房入った時には既にもう一本無くなっとったけん!」
- 439 : ◆zbOQ645F4s [saga]:2021/11/29(月) 20:51:38.25 ID:YOXWFtRz0
-
にちか「う、嘘……!?」
恋鐘「厨房には備品リストがあって、スプーンから鍋までなんでも数が書いてあるんよ。それに照らし合わせたら、確かに鉄串が一本足り取らんかったばい」
(そ、そんな……!)
(せっかくルカさんの容疑を完全に晴らせると思ったのに……!)
あさひ「それじゃ、ルカさんが鉄串を持ち出していた可能性は普通にあるっすね」
ルカ「なっ……お、お前しつこいな……」
果穂「さっきまでのお話といっしょですよね! 灯織さんより先に旧館に入ってかくれていた方がずっと安全でかくじつな方法です!」
雛菜「え〜? でもアリバイがあるって言ってますよ〜?」
結華「そんなに急にルカルカのアリバイを信じるなんてできないって!」
美琴「……今まで黙っててごめんね」
千雪「でも……床下のトリックを使えば疑問はほとんど消えるんだよね」
夏葉「それもあくまであさひが立てた推論に過ぎないわ、確たる証拠もないもの」
あさひ「わたしはやっぱりルカさんが犯人だと思うっす」
にちか「違う、ルカさんは犯人じゃないって……!」
【モノクマ「真実は二つに一つ!」】意見対立!
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