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【安価・コンマ 】ロボットのパイロットとして生きる【オリジナル】

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269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:39:13.31 ID:vMI1EEZM0
必ず決着をつけなきゃいけないような戦いじゃない限りは何回か拮抗したら引き分け展開とかでもいいと思う
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 20:52:03.98 ID:e8pWsIxE0
意見ありがとうございます。ではとりあえず拮抗が3回程度続いたらコンマ表をいじる以外の何らかの方法で展開させるという方針で行きます。

62+10−5=67 サノス −1

「っ、アブマットじゃアイツは振り切れないな...」

一度ADMのライフルの射程圏内から脱し、それから体勢を整えて反撃しようとしたサノスだったが考えを変えた。

「少し危険だが、迎え撃つか!」

と、サノスが反転しようとしたその時。

「な、なんだ!?」

突然フライングボードが黒い煙を吐いたかと思うと、みるみるうちにアブマットの高度が下がっていく。

「ガーディアンオブエデンの奴ら、整備不良機を渡したな!これじゃできる仕事も出来ないだろ!」

アブマットのコックピット内でサノスがそんな悪態をついているとも知らずに、カズミは射撃トリガーに指をかける。

「よく分かんないけど、もらった!」

「お姉ちゃんって運いいよね〜」

「エヴァ、こういうのを運も実力の内って言うのさ」

2人の会話をよそにカズミが撃った一撃は見事、高度を下げていくアブマットの背中に直撃した。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 20:56:06.07 ID:72JWgp2p0
1
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 21:01:29.03 ID:e8pWsIxE0
カズミ3/3 近接
サノス 2/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:05:09.60 ID:R/RY/f0K0
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 21:22:33.24 ID:e8pWsIxE0
60+10−5=65 サノス −1

「いえーい、ちょくげきー!」

狭いコックピットの中、カズミの背後でエヴァがバンザイをする。

「ちょちょ、落ち着いて!」

「カズミの言う通りだよ、まだ相手はやる気みたいだ」

アダムの言う通りアブマットに動きがあった。

先程まで低下を続けていたが、調子が一時的に回復したのか高度が安定してきている。

「畳み掛けるなら今しかない!」

そう判断したカズミはADMより低空にいるアブマット目がけて加速し始めた。

「こいつは...」

サノスは向かってくるADMに危機感を覚えた。あの加速力で、かつ降下のエネルギーをぶつけられてはまずい。

そう思ったのも束の間、ADMが猛スピードでブレードによる攻撃を加えてきた。

「このっ...!」

サノスはすかさず手斧で防御する。しかしブレードを受け止めた瞬間にアブマットの右腕が音を立てて軋み始めているのがわかった。

「いっけぇぇ!」

カズミの声とともに更に加速するADMによって、負荷に耐えられなくなったアブマットの右腕は肩の部分から持っていかれてしまった。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:27:53.56 ID:xScYEFaio
1
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 21:32:04.70 ID:e8pWsIxE0
カズミ3/3 近接
サノス 1/3 遠距離
相性不利により−10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:33:30.45 ID:+ROC6Tew0
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 21:59:32.42 ID:e8pWsIxE0
45−10−5=30 カズミ −1

突如片腕を失ったことでバランスを崩したアブマットはそのまま降下していき、谷間に続く崖際に落下した。

「やった...?」

そんなカズミの期待を裏切るかのように、土煙の中からアブマットが立ち上がった。

「むー、しぶとい!」

「とはいえ、相手はかなり弱ってるはずだよ」

アダムの言葉を聞いてすかさず追撃を試みようとするカズミだったが、アブマットもただではやられまいとフライングボードで移動するADM目がけてマシンガンを放つ。

「あぶなっ!」

しかしカズミはそれらを回避、ダメージは受けなかった。

すると突然銃撃が止んだ。

「装填中だ、カズミ!」

「うん!」

好機と見たカズミはブレードで決着をつけに行こうとした。

しかし、アブマットの様子がおかしい。何の回避行動もとろうとしない。

えもいわれぬ不安を感じたカズミだったが、遅かった。

「うわわっ!」

いつの間に手にしていたのか、マシンガンを投げ捨てたアブマットの左手に握りしめられた岩を見てエヴァが声を上げた。

投げられた岩を避けようとしたが間に合わず、直撃した衝撃で体勢を崩したADMは谷間を挟んだ向こう側の崖に不時着した。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:05:18.09 ID:R/RY/f0K0
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 22:08:12.49 ID:e8pWsIxE0
カズミ2/3 近接
サノス 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:12:30.21 ID:xScYEFaio
はい
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 22:21:47.64 ID:e8pWsIxE0
21+10−5=26 カズミ−1

「いたたたた...」

「エヴァ、大丈夫!?怪我してない!?」

「う、うん」

その言葉を聞いてカズミはほっと息を吐く。しかしそう落ち着いている暇はなかった。

「カズミ、アブマットが来る!」

片腕を失ったにも関わらずアブマットはフライングボードに乗り、ADMの方へと向かってきていた。

「ホントにしぶといんだから!」

カズミはすかさずブレードを構える。

片腕を失ったことにより安定性を欠いたからかフラフラと不安定な軌道を描きながらもアブマットはADMに接近、振るわれたブレードにあわや直撃というところでアブマットはフライングボードから飛び降りた。

「うわっ!」

結果としてADMのみがフライングボードの直撃によるダメージを受けた。

(近接→滑空→遠距離→近接...)
↓1 カズミ 兵卒
1近接
2滑空
3遠距離

コンマ下1桁 サノス 熟練
1〜3 近接
4〜6 遠距離
7〜9 滑空
0なら10の桁を参照、00ならもう一度
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:30:17.47 ID:IdDMhUWo0
1
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 22:33:30.91 ID:e8pWsIxE0
カズミ1/3 近接
サノス 1/3 滑空
相性有利により+10
操縦技能の差により−5

↓1
01〜10 カズミ−2
11〜30 カズミ −1
31〜40 拮抗
41〜70 サノス −1
71〜90 サノス −2
91〜 サノス −3
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:34:41.23 ID:+ROC6Tew0
てい
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:35:23.10 ID:R/RY/f0K0
巻き返されたかぁ
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:47:20.20 ID:xKRaME/Uo
っぱり技能足りんかあ
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 22:51:17.09 ID:e8pWsIxE0
23+10−5=28 カズミ−1

フライングボードの直撃によろめきながらも、アブマットの方に向きを変えると、向こうは既に動き始めていた。

「まずい!」

この距離では滑空は間に合わない、そう判断したカズミはブレードを握りしめる。

「負けるもんかっ!」

「がんばれー!」

エヴァの応援を背中越しに聞きながら、カズミは突進してくるアブマットに突きをお見舞いする。

「ふっ!」

それを見てサノスはニヤリと笑みを浮かべると、左腕を犠牲にすることで突きの軌道を逸らした。

「と、止まらない!?」

アブマットはそのままADMにしがみついたまま走り、諸共崖から谷底に落下した。

「イタタタ...エヴァ...?」

落下の衝撃で視界が白ばむ中、後ろの席に座っているエヴァの様子を伺う。

「ん...」

少なくとも外傷はなさそうだが、気絶してしまっている。

「カズミ、しっかり!」

「う、うん...」

何とかアダムの呼びかけに返事をするが、正直意識を保っているのでカズミは精一杯だった。

↓1バーネットは?
01〜50 負けた
51〜 勝った
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 22:52:26.11 ID:vMI1EEZM0
無事でいてくれ
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/24(日) 23:13:19.24 ID:e8pWsIxE0
11 ゾロ目ボーナスで繰り上げ 勝った
操縦技能 バーネット 兵卒 1/3→2/3

一方バーネットは、調査班を何とか守り抜きながらアブマットを撃破していた。

「今の音は、後輩か!?」

急いで土煙の上がっている場所へと向かうバーネット。
しかし運の悪いことに殆どスクラップ同然とはいえサノスのアブマットは未だ健在だった。

「まだ動くか...しかし、これなら勝てる!」

そう判断したバーネットだったが、それはすぐに覆る。

バーネットがサノスに攻撃を仕掛けようとした時、突如上空に一機のPEMが現れた。

「ここで増援!?」

いよいよ死を覚悟したバーネットだったが、突如現れたPEMはADMを抱えるとすぐに撤退していった。それに伴ってサノスもその場から姿を消した。

その理由はすぐにわかった。

「こちらはブルトニア共和国陸軍だ、救難信号を発したのはそちらだな?無事か?」

当初はなんとかカズミと2人で処理する予定だったが、カズミの戦況が芳しくないのを察知したバーネットが調査班に救難信号を発するように命令したのだ。

もちろん軍部の厄介になるのは様々な危険性を孕んではいるが、2人まとめて死ぬよりはマシだろうと考えたのだった。

「くそっ!」

だが彼らの到着は一足遅かった。バーネットは拳をコントロールパネルにぶつける。

一方カズミは謎のPEMによって運ばれている最中だった。

薄れゆく意識の中最後に目にしたのは、ADMを運ぶPEMの、その姿だった。

「黒い...ADM...?」

今日はここまで。
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 23:14:57.25 ID:R/RY/f0K0
お疲れ様でした
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 23:17:40.42 ID:vMI1EEZM0

黒いADMのパイロットは果たして
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 23:19:42.73 ID:xKRaME/Uo
おつおつー
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 23:58:23.77 ID:mBO/pbAS0
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 19:20:28.49 ID:GlqIC2UX0
いくつか案を募集します。
まずはカズミの姉についてです。名前(姓はアーディガンで固定です)と年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1

296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 19:33:04.97 ID:CwEJHfOl0
アルト・アーディガン
25
大雑把でガサツだが観察眼が鋭く、いざという時の頭も回る
ヘビースモーカー
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 19:39:22.10 ID:7KbxFW530
ミツキ=ガーディアン
22歳
メガネ姿のクールビューティ
髪はマスカット色の一本結び
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 19:41:17.29 ID:7KbxFW530
>>297
「ガーディアン」は「アーディガン」の誤りです(^^;
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 19:48:54.86 ID:GlqIC2UX0
指定通り>>296の案を採用します。ただ確約はできませんが>>297の案も出せる場面があれば少し変更して出したいと思います。

ではアルトが今何をしているかコンマで決めます。
↓1
00 ?
01〜50 軍人
51〜98 記者
99 ?
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 19:55:34.51 ID:wOTdR5IN0
a
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 19:59:50.42 ID:GlqIC2UX0
51 記者

ということでアルトは記者をやっています。ただ登場するのは割と後になりそうです。

次は黒いADMのパイロットを決めます。カズミのライバル枠ですね。名前、性別、年齢、性格や特徴をお願いします。
↓1
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:04:56.88 ID:oRA62cm50
名前:イヴ・リリヴェンス
性別:女
年齢:15
性格:クールだが無口無表情無愛想でミステリアスな雰囲気。実はリンゴ好き(しかし前述の通りもあり知る人はほぼいない)
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:06:58.97 ID:oRA62cm50
>>302
特徴の記入忘れ
特徴:銀髪セミショート赤眼、ふくよかとは言い難いがスタイルはいい
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:07:42.40 ID:wOTdR5IN0
名前 イル・トーエン
性別 男
年齢 20
性格 無口で冷酷、義理堅い
特徴 金髪の癖っ毛、孤独を好む。他人を信用していないが、一方で受けた恩はできるだけ返す主義
ただし、恩人を[ピーーー]必要があるならばそれを躊躇う事もない
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 20:27:34.17 ID:GlqIC2UX0
ありがとうございます。先程と同じく>>304の案も出来る限り使える場面があれば使いたいと思います。そういえば書くのを忘れてたんですが操縦技能もコンマで判定します。

01〜20 素人
21〜40 兵卒
41〜60 熟練
61〜80 エース
81〜 エースオブエース

コンマ表は以上の通りなのでイヴはエースオブエースですね。これカズミ勝てるのか...?

では続いて犯罪組織(ギャングやマフィアでもOK)の案を募集します。
↓2まで
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:33:41.27 ID:CwEJHfOl0
組織
【名前】ハイオネル・ファミリー
【特徴】
西方大陸の巨大マフィア。大組織とはいえ一介の犯罪組織に過ぎなかったのだが、フロント企業がメルクリウス鉱脈を発見したのを契機に飛躍。PEM戦力にも充実した
ブルトニア軍と明確に敵対はしていないが、輸送会社を隠れ蓑に密貿易に手を染め、軍とも一部癒着している
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:35:52.69 ID:b10gb8s7o
デームロファミリー
メルクリウスの違法売買を行うマフィア
商売っ気が強く(法外だが)金さえ払えれば確実にメルクリウスを卸してくれる
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:41:24.60 ID:wOTdR5IN0
組織
【名前】セントラル・ソロニティ
【特徴】
ブルトニアに滅ぼされた中央大陸諸国の貴族達で構成される秘密結社。表向きブルトニアに恭順した者、他国に亡命した者、地下に潜った者など、人員は様々
反ブルトニアテロリストの後援者達と言い換えてもいい。だが、年月によって当初の目的は形骸化し、単に密輸や破壊工作を行う犯罪ネットワークに成り下がりつつある
出身国による違い、若い世代と古い世代、祖国解放を求める者と犯罪利益を求める者、さまざまに分かれ、内紛が絶えない
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 20:43:03.49 ID:GlqIC2UX0
ありがとうございます。最後は西方大陸の国家を募集します。ガザレム首長連邦に参加してる国でもしてない国でもどちらでも構いません。

↓3までお願いします
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:51:04.42 ID:CwEJHfOl0
国家
【名前】レアド王国
【特徴】
ガザレム首長連邦の一つ、形の上では王国だが実態は民主制、そして実権を握るのは幾つかの大企業という商人の国
ブルトニアには中立の姿勢を示すが、自国は戦わず各国に武器などの重要物資を売り捌き利益を上げる
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 20:54:37.17 ID:oRA62cm50
スフィア連盟国
ガザレム首長連邦より小規模な小中国の集合体国家。首長連邦の政治方針に反発しており保守派の意見が強い傾向にある
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:02:12.13 ID:wOTdR5IN0
国家
【名前】グランスタイン帝国
【特徴】
歴史ある大国だったがPEM武力への転換に遅れて衰退し、ガザレム諸国の独立を許してしまった。近年は軍部による独裁の元、活気を取り戻しつつある
ブルトニアの貴重な同盟国だが、ブルトニアを利用してかつての支配圏を取り戻そうとしている節があり、信用ならない
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 21:13:02.83 ID:GlqIC2UX0
ありがとうございます。では進めていきます、ただ会話等が続くので投下するのに少し時間がかかりそうです。
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:17:08.17 ID:CwEJHfOl0
了解
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 21:47:05.12 ID:b10gb8s7o
まつー
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 22:41:43.31 ID:GlqIC2UX0
「ん...」

カズミは目を覚ました。といっても目の前は真っ暗で何も見えないが。

(エヴァは無事かな...)

本当は今すぐ駆け出して彼女を探したいくらいだったが、どうやら特務機関に捕らえられた時のように手脚は縛られており、どこかに繋がれているらしく自由には動けない。
おまけに目隠しをされているせいで周りの状況はさっぱり分からない。

少しでも何か手がかりを得ようとして耳を澄ませていると、扉の音がして、誰かが部屋に入ってきた。

「目は覚めたかな、お嬢さん」

聞こえてきたのは落ち着いた、だが酷く冷たさを感じさせる男性の声だった。

「私といた女の子、あの子には何もしないでください」

「...一言目がそれとは、よっぽど彼女のことが大事みたいだね」

カズミは男の言葉に返答しなかったので暫く沈黙が続いたが、男が口を開いたことでそれは破られた。

「安心しなさい、無事だよ。それよりも聞きたいことがある」

「テロリストに話すことは何もありません」

その言葉を聞いた男の乾いた笑いに部屋は包まれた。

「テロリスト、か。私に言わせれば君たち特務機関の方こそテロリストだ」

「っ!?」

「そうだろう?政治的な目的を暴力に訴えかけて解決する。特務機関も立派なテロリストだよ」

カズミは自身の聞き間違いかとも思ったが、確かに男は特務機関の名を口に出した。
ブルトニアでもその存在を知っている人間は、特務機関の人員を除いたら指で数えられる程度しかいないはずだ。

「あなたは何者ですか」

「私かい?ガーディアンオブエデンの...そうだな、ゼウスとでも名乗っておけば彼女にも分かるかな?」

「はい?」

「ああ、すまない、こちらの話だ。それで話してくれる気にはなったかい?」

「...いいえ」

ゼウスと名乗った男が何者であれ、自分達を攻撃してきたことには変わりない。それに、何を聞かれるか分からないが口を割ればそれで用済み、エヴァ諸共殺される可能性も否定できない。

「ふむ。君は何故そこまで特務機関に忠誠を誓うんだい?どうやって参加したのか詳しい経緯は分からないが、その年齢ならほぼ選択肢も与えられずに無理やり入らされたんじゃないかい?」

「...」

「例えば偽装された葬式とかね」

この男は特務機関のことをどこまで知っている?何故ガーディアンオブエデンという一介のテロ組織にすぎない人物が特務機関の事を?

様々な疑問がカズミの頭を駆け巡る。

「それに君も知っているだろう?メルクリウスの採掘は明らかにこの星の命を削っている」

確かにメルクリウス採掘による公害や環境問題は楽観視できるものではない。

「採掘のための乱開発による自然破壊、気候変動、自然災害や天変地異。これらがメルクリウス採掘による弊害であることは火を見るよりも明らかだ」

カズミもこの議論は教科書で見かけた。

「それに被害を被っているのはエデンだけではない。メルクリウス採掘のため、住み慣れた土地を追われ放浪者とならざるを得ない人々。メルクリウスから精製できる麻薬の餌食となる者たち」

これらの話もカズミは聞いたことがある。だが実際に目にしたわけではないので危機感と言えるほどの感情を持っているわけではない。

「メルクリウス採掘はこの星に生きとし生けるものを、そして星そのものを殺さんとしている。それを止めようとしている我々は──」

男はそこで言葉に詰まった。

「...そう、星の守護者だ」

そして捻り出された言葉には自嘲の念が込められているように思えた。

「...話してくれる気にはなったかい?」

男の質問にカズミは無言で応えた。

「そうかい...まあ、いい。なら、君にはもう少し現実というものを見せてあげよう。その時にはきっと君も考えを変えるさ」

そう告げると男は部屋を出て行った。
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/28(木) 22:44:40.06 ID:GlqIC2UX0
ゼウスの話を聞いてカズミにも色々思うところがないではなかったが、それよりもただエヴァのことが気になった。そしてエヴァのことを考えている内に眠りに落ちていた。

「これがADMのパイロット?」

「そう、らしい...」

カズミは少年と少女の声で目を覚ました。いつのまにか目隠しは外されていたらしく、透き通った水のような髪色の少年と、銀に輝く髪にルビーのような瞳の少女がいた。
見た目からして少年はエヴァと同じくらい、少女はカズミと同じくらいの年齢だろう

「あっ、起きたよ、イヴ」

「見れば分かる」

「...あの、君たちは?」

カズミの言葉を聞いて最初に返事をしたのは男の子の方だった。

「ボクはノア」

「...イヴ」

「君たちもガーディアンオブエデン...?」

「そうだよー」

こんな小さい子供もメンバーだということにカズミは驚きを隠せなかった。

「...相手が子供でも、話すことは何もないよ」

「別にいい。話に来たわけじゃない。ただ見にきた、私と同じパイロットを」

「同じ...もしかして君があの黒いADMの?」

「ADMじゃない。ヘルミラー」

そう答えたイヴの声色は少し不機嫌なように聞こえた。

「でも分かった。あなたは私の足下にも及ばない」

「な、何おうっ!」

「確かにね〜。これじゃエヴァ姉ちゃんが可哀想だよ」

「はあっ!?」

カズミの耳がおかしくなければ、ノアと名乗った少年はエヴァ姉ちゃんと口に出した。

(まさかエヴァの弟...なの!?)

「ちょ、ちょっとどういう──」

カズミが全てを言い終える前にイヴは目隠しを被せてきた。

そして2人は背後から聞こえて来るカズミの数々の質問を無視して部屋から出て行った。

「何がどうなってるの!?」

彼女の問いかけに答えるものは誰もおらず、寂しく空間にこだまするだけだった。
そして色々な事を考えているうちにカズミは再び眠りに落ちた。

少ししか進んでませんが今日はここまで。
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 22:49:04.72 ID:CwEJHfOl0
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 22:56:14.51 ID:RtL2TsXV0
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/28(木) 23:28:54.99 ID:b10gb8s7o
おつおつ
321 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2021/10/29(金) 02:30:09.66 ID:EuStPG2u0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/30(土) 19:51:41.18 ID:xDV0gLOg0
次にカズミが目を覚ますと問答無用で銃を突きつけられ、ADMのもとまで歩かされた。勿論歩いている最中も目隠しが外されることはなかった。

そしてADMに乗り込まされると目隠しが外され、そこにはエヴァがいた。

「エヴァ!」

「お姉ちゃん、ぶじだった?」

「もちろん!」

カズミは強くエヴァを抱きしめる。

「そうだ、エヴァの──」

すると突然、無理やり一緒に乗り込んできた、漆黒の髪をポニーテールに結んだ女性が銃を突きつけてきた。

「おしゃべりはそこまでにして、準備してください」

「じゅ、準備って何のですか?」

するとADMに通信が入り、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「元気かな、お嬢さん?」

ゼウスだ。

「これから君に現実を見せてあげよう。ああ、もし逃げようとしたらそこにいるライ君が君たちを殺すからね」

ライと呼ばれた女性にチラリと目をやると、しっかりと引き金に指を掛け、こちらを狙っていた。

「今我々がいるのはガザレム首長連邦の一つ、レアド王国だ」

「ガザレムって...西方大陸じゃないですか!」

「ああ、君が寝ている間にADMと一緒に運んできたんだよ」

確かに時々ひどい揺れでカズミは睡眠から叩き起こされた。

「ここレアド王国は見かけ上は立派な民主制国家だが、その実、大企業による献金や賄賂、金銭を用いた票の操作が横行している国家だ」

レアド王国と言えば、過去に起きたガザレム首長連邦とグランスタイン帝国の間で起きた継承戦争において、表向きはガザレムに裏向きにはグランスタインにも武器や資源を売っていた国家だ。

その利益によって儲けを得たレアドは経済発展に恵まれ、戦争によって荒廃した土地に対する復興のための融資などで更に利益を得た事で知られている。
その経済的な力から表立って非難されることはないが、西方大陸ではあまり好まれていない。

「レアドの企業はありとあらゆる方法を用いて利益を求める。合法、非合法を問わずにね。何でも彼らには金銭こそが全てを救うという信念があるらしいが、はてさて。とにかく彼らの"事業"の一つを君に見せてあげよう。彼らについて行くんだ」

ゼウスの言葉を合図に、周囲のPEMが起動し、フライングボードに乗り込む。

その中には黒いADM──ヘルミラー──の姿もあった。

「では彼らの後に続いてください。下手な真似をすれば撃ちますので」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/30(土) 19:54:04.00 ID:xDV0gLOg0
ライに促され、ガーディアンオブエデンと共に乾燥した荒野を進む。数時間移動すると、周囲が見渡せる台地に到着した。

「東の方向、丘に囲まれた場所が見えるかな?」

ゼウスに従いそちらに視線をやると、いくつか施設が見えた。拡大してみるとどうやらメルクリウスの採掘地のようだ。

「ただのメルクリウス採掘地じゃないよ。よく見てごらん」

言われた通りに更にズームしてみるとより詳しい様子が見えた。

メルクリウスの採掘地にしてはやけに施設や設備が少ない。どうやらそれを補っているのは労働者達のようだ。勿論機械化されていないメルクリウス採掘地はあるにはある。だがここは──

「嘘でしょ...」

そこで働いてるのは、というよりはむしろ働かされているのは老人や女性、中にはエヴァと変わらないくらいの子供もいる。当然児童労働はレアドでも違法だ。その上皆痩せ干せっており、どう見ても労働環境は劣悪だ。

「あそこで採掘しているのはデームロファミリーと呼ばれるマフィアだ。親のいない子供や借金で首が回らなくなった債務者を引っ張ってきては強制的に労働させている」

カズミは目の前の光景に衝撃を受けていた。年端も行かない子供たちがみすぼらしい格好で、武器を持った大人たちに脅されながら働かされている。

「だが不思議には思わないかい?たかが一介のマフィアがどうしてメルクリウスを採掘できる技術を持っているのか?それに何故レアド王国、つまりは大企業たちのことだが、これを見逃しているのか」

答えは簡単だ、とゼウスは言った。表情は見えず聞こえてくるのは皮肉な調子の声だけだ。

「それは彼らがメルクリウスを、表の市場よりもはるかに安価に販売してくれるからだよ。そしてレアドは犯罪組織から購入したメルクリウスを更に他国家へ輸出し、儲けを得る」

カズミは国家間の駆け引きや複雑な事情を考えるのは得意ではないが、それでも分かる。彼らは悪だ。

「これで分かってくれたかな?メルクリウスがもたらすものはどこまでいっても害悪のみだ。これから我々は無垢なる労働者たちを解放し、2度とメルクリウスが採掘できないようにあの地点を破壊する。お嬢さんも、手伝ってくれるかい?」

↓1
1手伝う
2手伝わない
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 20:10:05.20 ID:cw9m5QRl0
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/30(土) 20:54:04.39 ID:xDV0gLOg0
カズミはふとエヴァを見る。彼女はキョトンとした顔で見つめ返してきた。

もしエヴァが特務機関ではなくデームロファミリーのような犯罪集団に見つかっていたら?どうなっていたかは想像に難くない。ひたすらメルクリウスの特定に駆り出されていただろう、それも劣悪な環境下で。

勿論実際にエヴァが被害を受けたわけではない。だが自分は彼らを許せるだろうか、カズミは自身にそう問いかけた。

「勿論許せないよ」

「ほう...?」

カズミは知らず知らずのうちに考えが口に出ていた。怒りで拳を握りしめながら、続けて言う。

「もちろんデームロファミリーがやってる事は悪です。でも今の貴方達がやっている事は私刑です。それでは彼らと同じ穴の狢です。キチンと正式な手続きで──」

カズミの言葉を聞いてゼウスは大きなため息をついた。

「だから言っただろう?その取り締まる側が彼らを容認しているんだよ。...まあいい、君はここで見てるといい。助けを求める人たちを無視しながら、ね。ああそれと、メルクリウスの違法な売買に関して、君の愛するブルトニアも例外じゃないとだけ言っておこう」

すると周りにいたPEMが次々と採掘地に向けて移動し始めた。その中には当然ヘルミラーもいた。

数分もするとマフィア側のPEMとの戦闘が始まり、銃声や爆音が響き始めた。

「あなたの気持ちもわかります」

突然、後ろにいるライが口を開いた。

「私たちのやっている事は行き過ぎた正義の暴走ではないかと、何度も自身に問いかけました。実際、悪辣なマフィア達にも守るべき家族は存在するのです。彼らからすれば我々こそ悪かもしれない」

ライは抑えていた何かを解き放つように心情を吐露する。

「それに我々がテロ行為を行なっているのも事実です。それでも...それでも傍観は正しいと言えるのでしょうか?誰かを助けられる力があるのにしがらみに囚われて、何かを言い訳にして、見過ごすなんて...」

カズミは何も言うことが出来ず、ただ聞いているだけだった。

「あなたを非難するつもりはありません。それでも私は目の前の人を助けたい、それだけです。...これは正義云々ではなく、ただ私の信条の話なのかもしれませんね」

ゼウスの捨て台詞とライの独白はカズミに深く突き刺さった。彼らは彼らで信じるもののために戦っている。自分にそれを否定することが出来るだろうか?

カズミはそんな事を考えながら、敵を殲滅するヘルミラーを眺める事しかできなかった。

戦闘と労働者の解放が終わり、採掘地が破壊されると、カズミはガーディアンオブエデンと移動し、目的地に到着すると再び目隠しをつけられ部屋に押し込まれたのだった。

それから数日間は何の音沙汰もなく、ただ監禁されるだけの日々が続いていた。

「はぁ...」

今日もただ空虚な1日を過ごすのかと思っていた時、突然地面が揺れた。続いて爆発音が聞こえる。

相変わらず縛られ、目隠しをされているので何が起きているのかわからないが、あまり穏やかな状況ではないことはわかる。

「エヴァは無事かな...」

「うん」

「えっ!?」

驚いているカズミの目隠しをエヴァが取る。

そこにはいつもと変わらないエヴァの姿があった。少なくとも酷い扱いは受けてなかったように見える。

「じっとしててね」

そう言うとエヴァは懐から小さなナイフを取り出し、カズミを縛る縄を切った。

「ど、どうやってここに!?」

「...ひみつ!それよりADMのとこにいこ?」

「う、うん」

未だに混乱しているカズミであったが、ADMの確保はエヴァの言う通り優先すべきことだと考え、部屋を後にした。

↓1
01〜40 見つかった
41〜 見つからなかった
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 20:58:46.37 ID:7/4hlLGq0
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/30(土) 21:14:57.67 ID:xDV0gLOg0
37 見つかった

カズミは恐る恐る部屋から出ると、周りを見渡す。詳しい事はわからないがここは廃ビルのようだ。

「ADMはどこに...?」

「いちばん下のそうこにあるよ」

「なんで──」

カズミはエヴァがADMの場所を知っていた理由を聞こうとしたが、爆発音がそれを遮った。

「っと...今は急がなくちゃ」

廃ビル内は慌ただしくガーディアンオブエデンのメンバーが走り回っていたが、何とか1階に着くまで見つからずに済んだ。

倉庫の入り口を見つけたカズミだったが、そこにはガーディアンオブエデンのメンバーが2人いた。

「攻撃してきてるのは!?」

「わからん!少なくとも軍じゃねえ!」

「くそっ!アジトは完璧に偽装していたはずなのに!しかもよりによってイヴが居ない時に!」

「落ち着け、ゼウスさんがすぐ戻るよう通信で呼びかけてる!イヴさえ戻ってくれば何とかなる!」

「だといいが...とにかく俺は負傷者の状況を見てくる。ここは任せた!」

「ああ!」

そう言って1人はその場から去っていた。

「よし...」

何とか隙を見て倉庫に入ろうとしたカズミだったが、足下に落ちている缶に気付かずに蹴ってしまった。

「お姉ちゃん...」

エヴァが溜息をついた。

「うう...な、何とかするから!」

そう言っている間に音に気づいた見張りはこちらに近づいてきていた。

カズミ 白兵戦能力 兵卒
↓1
01〜45 負傷した
46〜 無事に倒した
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 21:16:58.54 ID:18JITWP/o
基本的にポンコツなカズミェ…
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/30(土) 21:39:41.90 ID:xDV0gLOg0
54 無事に倒した

カズミは訓練した制圧術を思い出していた。

「よし...」

隠れている角に見張りが来たのを見計らって、カズミは敵の銃を素早く奪った。

「くそっ!」

カズミは、見張りが慌てて繰り出したジャブを避けると腕を掴み地面に投げた。

「ぐっ...!」

そのまま即座に腕の関節を外すと、流れるように見張りの首を締める。しばらく男は暴れていたがやがて気を失った。

「ふぅ...」

「すごーい!」

エヴァが拍手しながらカズミを誉めた。

「えへへへ...じゃあ行こう!」

カズミ 白兵戦能力 兵卒 0/3→1/3




倉庫に入ると確かにADMが保管されていた。カズミは急いで乗り込むと、ADMを起動させた。

「おお!カズミ、エヴァ、無事だったのかい!」

すると嬉しそうなアダムの声が聞こえてきた。

「いやー、本当に良かった!もしかして──」

「私も会えて嬉しいけど、落ち着いてよ。とにかく今はここから逃げるのが先!」

「そうだね!」

扉を無理やり突き破って外に出ると、小さな町が広がっていた。

廃ビルの周辺ではガーディアンオブエデンと襲撃者との間で戦闘が繰り広げられている。

「とにかくここから離れないと...」

そう思った矢先、ガーディアンオブエデンのアブマットがカズミを捕捉した。

「アイツを倒さなきゃ、逃げられない!」

↓1 敵の腕前は?
01〜30 素人
31〜90 兵卒
91〜 熟練
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 21:40:30.10 ID:cw9m5QRl0
a
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 21:43:41.65 ID:18JITWP/o
よし行ける!
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/30(土) 21:51:00.35 ID:xDV0gLOg0
10 素人

↓1
01〜30 被弾
31〜 敵撃破
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 21:51:57.79 ID:18JITWP/o
撃破ぁ!
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 21:56:39.52 ID:+hrW1+Wq0
ただのカカシですな
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/30(土) 22:20:38.73 ID:xDV0gLOg0
アブマットはADMを視認すると急いで突撃銃を構えて射撃した。

「これは...いける!」

カズミの言う通りアブマットのパイロットはPEMの操作に関しては完全に素人だった。それもそのはず、彼はガーディアンオブエデンの工作員であり、戦闘員ではなかった。

「くそっ、早すぎる!」

この襲撃の日、運の悪い事に、アジトの主力部隊は他に出払っており戦力不足だった。
それ故、過去に工業用のPEMを動かしたことがあるとの理由で止むなく戦闘に駆り出されていた。

ADMは素早く銃弾を避けると、アブマットをブレードの間合いにおさめた。

「はぁぁっ!」

素早く動体部分を一閃する。

「うっ、うわぁぁ!し、死にたくない!」

パイロットの悲痛な叫び声を無視するように、切断面がずれると同時にアブマットは爆発した。

「よし...」

ふとカズミの脳裏に記憶が蘇る。ガーディアンオブエデンも彼らなりの信念で戦っていた。...今の相手もそうだったのだろうか。

そんな事を考えていると数体のPEMがこちらに接近してきた。
先頭にいるのは見覚えのあるダートだ。

「後輩、無事だったか!」

「バーネット先輩!?」

「先日の失態を取り戻しにきた!先輩として、後輩を見捨てるなど認められんからな!」

その声はどことなく嬉しそうだった。

「ありがとうございます!」

「礼はいい!とにかく今はここから脱出するぞ!」

「はい!」

↓1
01〜25 追手が来た
26〜 無事逃げられた
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 22:22:17.79 ID:oFweIusOo
勝ったなガハハ
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/10/30(土) 22:47:55.28 ID:xDV0gLOg0
79 無事逃げられた

カズミ達が無事に逃げおおせた一方、ガーディアンオブエデンのアジトでは──

「すまねえな、ゼウスさんよ。こんな時のために俺が残ってたってのに」

「構わないよ。いくら君が死の雷鳴と呼ばれた凄腕でも、あの戦力差は厳しかったさ」

アジトの一室でゼウスと左手足を失った中年の男──カスケード──が話していた。

「いーや、俺のミスだ。あと一歩早くADMの脱走に気づいていたら追いつけたのによ」

「まあ、ね。だが君だけの責任じゃない。お嬢ちゃんがいた部屋の前には確かに見張りを置いていたんだがね。彼らも襲撃中、そこから動かなかったと言っていたのに...」

ゼウスはこめかみを人差し指でトントンと叩きながら思慮に耽る。

「お嬢ちゃんの方ではない...であれば、あの少女か?しかしいったい...」

「考え中悪いんだけどよ、そろそろ移動の準備が終わるはずだぜ」

「む、そうかい。なら行くとしよう。彼女達に逃げられたのは痛手だが、やる事は変わらない。必ず──」

そう言うとゼウスは力強い足取りで部屋を出た。

今日はここまで。
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 22:53:17.68 ID:18JITWP/o
おつおつ
ひやひやするぜ主人公
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 22:53:57.26 ID:cw9m5QRl0

エースオブエースが少なくとも3人、人材は雲泥の差だな…
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/30(土) 23:03:16.05 ID:+hrW1+Wq0

とりあえず全員熟練になるくらいには扱かなきゃ(使命感)
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/31(日) 02:20:57.27 ID:7XXoKOrA0
実力はともかく圧倒的格上との戦闘は避けれてるあたり主人公らしい運の良さではある
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/01(月) 21:13:20.82 ID:2/pS5XTL0
「その男はゼウスと名乗ったんだな?」

「はい」

救出部隊と共に特務機関の基地に帰還したカズミはシエラ=レオネに詳細を報告していた。

「そうか...」

やはり生きていたのか、カズミはその呟きを聞き逃さなかった。

「あの──」

カズミの質問を遮るようにシエラ=レオネが口を開く。

「それにしても奴らは実に皮肉な組織だな」

「ガーディアンオブエデン、ですか?」

「ああ。奴らの目的はメルクリウス採掘の阻止だが、それを達するための手段が他でもない、メルクリウスを最も消費するPEMを用いたテロなのだから」

「た、確かに」

「それで、他に報告は?」

「は、はい。えと、ADMと瓜二つな、ヘルミラーと呼ばれる機体を彼らは所持していました」

それを聞いて、シエラ=レオネの表情が微かに曇る。

「その機体なら良く知っている」

「そうなんですか?」

「知らないかもしれないが、お前が捕らわれている間に我が国のメルクリウス採掘地に対するガーディアンオブエデンの襲撃が頻発していてな」

思い返してみればアジトにヘルミラーや主力部隊が居なかったのはそれが理由かもしれないとカズミは思った。

「もちろん襲撃自体は過去にも何度かあったが、そのヘルミラーという機体は確認されていなかった。一体どこからあんな代物を引っ張り出してきたのか...」

僅かにだがシエラ=レオネの声の調子が下がっていく。

それも当然の話でカズミがいない間に襲撃されたメルクリウス採掘地は例外なく壊滅しており、ADMと同型だと推定されることから、早急に正体を特定するよう何度も大統領に催促されていたのだ。

「機体性能はADMと同程度か僅かに上だと思われる。つまり対抗できるのはADMだけだ。加えて...はっきり言うが、パイロットの腕はお前より遥かに上だ。恐らくは私よりも、な」

カズミは捕まっている時にイヴに言われた事を思い返していた。足下にも及ばない、確かにそう言われた。

「ガーディアンオブエデンとの戦闘、特にあのヘルミラーと言う機体がいる際は、戦局を左右するのは間違いなくお前だ、カズミ」

真っ直ぐと見つめられたカズミは返事をする。

「精進します!」

それを聞いたシエラ=レオネの顔が少し綻ぶ。

「ああ。では以上だ」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/01(月) 21:19:00.58 ID:2/pS5XTL0
カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3

操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2/3
ガルー 兵卒 0.5/3

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)

自由行動残り3回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 21:24:05.91 ID:BgkJKeLw0
1 バーネット ガルー
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/01(月) 21:35:53.15 ID:2/pS5XTL0
「ガルー、私と訓練はどうだ?」

「お、いいねえ。にしてもどういう風の吹き回しだ?」

「実力不足を痛感しただけだ」

「はっはーん、カズミのことか」

「とにかく、やるぞ」

そうして2人は演習場へと向かった。

↓1 勝ったのは?
01〜20 引き分け
21〜60バーネット
61〜 ガルー
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 21:36:10.02 ID:yVHHVIHO0
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/01(月) 21:45:12.51 ID:2/pS5XTL0
02 引き分け

「引き分けかよー、いけると思ったんだけどな」

「お互いまだまだと言う事だな」

「だな。また頼むぜ!」

引き分け
バーネット 兵卒 2/3→2.5/3
ガルー 兵卒0.5/3→1/3



カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3

操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 1/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)

自由行動残り2回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 21:52:10.88 ID:r6osbE9Po
3 アダム は可能?
通るなら捕まってた間変な事とかされてないか聞く
だめなら安価下
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/01(月) 22:08:58.52 ID:2/pS5XTL0
3 アダム

調査班がADMのデータを取りたいとのことで、カズミはエヴァと共に格納庫で調査に協力していた。

「いつおわるの?」

「うーん、調査班の人達、一度やり出すと止まらないからな〜」

「僕の計算によると、あと2時間弱はかかるね」

その言葉を聞いてカズミもエヴァもゲンナリした。

「そういえばアダムはガーディアンオブエデンに捕まってる間に変なことされなかった?」

「へ、変なこと...まさか、カズミはあんなことやこんな事をされてしまったのかい!?」

何を想像しているのかは分からないが、アダムの声はどことなく嬉しそうだ。

「されてないよ!で、どうだったの?」

アダムは落ち着きを取り戻して、咳払いをすると話し始めた。

「あー...まあ、大丈夫だったよ」

「なんか歯切れ悪いね?」

「いやー、突破はされなかったんだけど随分とアクセスを試みられてね。体を弄られてるみたいで気持ち悪かったよ...」

「いいかたがえっち」

「い、いや、エヴァの気にしすぎだよ!ね、カズミ!?」

「...うん」

「その間は何さ...」

「まあ、とにかく無事ならよかった。アダムも大切な仲間の1人だからね」

↓1
01〜80 ボーナスなし
81〜90 +1
91〜 +2
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 22:16:14.23 ID:0bjMnFx50
そい
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/01(月) 22:35:20.78 ID:2/pS5XTL0
23 ボーナスなし

「そう言ってくれて嬉しいよ」

そう言えば、とアダムが続けて喋る。

「これまでADMを起動できたのはエヴァとカズミだけだ。だけどガーディアンオブエデンの中にADMを起動できた人間がいたんだよ」

もしやと思い、カズミはアダムに尋ねる。

「それってエヴァと同じくらいの男の子と私くらいの女の子だった?」

「ああ、そうだったよ。にしても何であの2人は起動できたんだろうか...もしかしてトリガーは年齢なのかな?」

「うーん、どうだろう」

「ま、僕はあの女の子とカズミじゃ、断然カズミの方がいいけど」

「あはは...」

好感度
アダム 4 1/5→4 2/5


カズミ・アーディガン
白兵戦能力 兵卒 1/3
操縦技能 兵卒 2/3

操縦技能(昇格に必要な最後のポイントの獲得は実戦のみ)
シエラ=レオネ エース
オルデンリッジ 兵卒 0.5/3
バーネット 兵卒 2.5/3
ガルー 兵卒 1/3

好感度 (MAXは6)
エヴァ 3 2/4(やっぱり頼りになるかも?)
アダム 4 2/5(お気に入りのパイロット!)
バーネット 5 1/6(期待の後輩だ!)
ガルー 4 4/5(こいつ、できる!)
オルデンリッジ 4 1/5(真っ直ぐで良い娘だ)
シエラ=レオネ 3(素質は悪くないな)

自由行動残り1回
↓1
1操縦技能の訓練(〇〇と〇〇という風に名前をお願いします)
2白兵戦の訓練(同上)
3コミュニケーションをとる(相手の名前と、指定があるならどんな会話をしたか、あるいはどんな事があったかもどうぞ)
4特に何もしない

短いけど今日はここまで。
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 22:40:01.09 ID:r6osbE9Po
おつー
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 22:43:46.01 ID:yVHHVIHO0

安価は 2バーネットとオルテンリッジ
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/01(月) 22:45:51.92 ID:BgkJKeLw0
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/03(水) 19:08:22.02 ID:08YKQNta0
訓練の前に仲間達の白兵戦能力を決めてなかったので今決めます。ちょっと多いので連取りokという事で。

01〜40 兵卒
41〜60 熟練
61〜80 エース
81〜 エースオブエース

↓1バーネット
↓2オルデンリッジ
↓3ガルー
↓4シエラ=レオネ

356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 19:14:30.58 ID:34YOei6T0
はあっ
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 19:17:18.52 ID:AF6SiBjH0
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 19:17:31.41 ID:MLxrc9eCo
あ)
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 19:17:37.79 ID:AF6SiBjH0
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 19:19:16.16 ID:MLxrc9eCo
PEM操縦が弱い?白兵戦で制圧すればええんじゃ!
あとシエラさん逸材っすね
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/03(水) 19:31:32.87 ID:08YKQNta0
シエラさん以外の3人はパイロットよりは工作員の方が向いてそう(小並感)

バーネット 熟練
オルデンリッジ 熟練
ガルー 熟練
シエラ=レオネ エース

↓1訓練の結果
01〜20 引き分け
21〜60 バーネット勝利
61〜 オルデンリッジ勝利
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 19:33:22.04 ID:klECi7Mco
はい
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/03(水) 19:51:49.64 ID:08YKQNta0
04 引き分け
バーネット 熟練 0→0.5/4
オルデンリッジ 熟練 0→0.5/4



特務機関に帰還してから数日後、カズミはブルトニア共和国北部の険しい山岳地帯、ノース山脈のメルクリウス採掘場にいた。

夜空に輝く星とは対照的に、地上では採掘されたメルクリウスの貯蔵槽が当たりを青色に照らしている。

「っくし!うー、寒い!」

ぶるぶると震えるカズミの肩を誰かが後ろから叩いた。

↓1 同行者は?
01〜25 バーネット
26〜50 オルデンリッジ
51〜75 ガルー
76〜 シエラ=レオネ
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 19:56:27.45 ID:AF6SiBjH0
a
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/03(水) 20:45:04.20 ID:08YKQNta0
45 オルデンリッジ


「風邪をひくぞ」

そう言いながらストールをカズミの肩にかけた。

「ありがとうございます。ちょっと気分転換をしてて」

「まあ、確かにここ数日採掘地の防衛が続いているからな。疲れるのも無理はない」

「はい。それに、防衛に加えて軍部の人たちに身分がバレないよう気も抜けないですし」

カズミ達は名目上では政府が雇った傭兵という事になっていた。
一介の傭兵が軍部の最新型を上回る機体を持っていることについて疑義はあるが、どこかのPEM製造会社の試作機ではないかと考えられている。もちろんそれはそれで軍部にとって脅威である事には変わりないが。

「ま、軍が何かに感づいたとしてもそう簡単には手を出してはこれない、安心しろ。それよりも当面の問題はガーディアンオブエデンだ」

「そうですね...っくしゅん!」

すると突然強い風が吹いて、カズミはメルクリウスの貯水槽に落下しそうになった。

「っと、気をつけろ!」

咄嗟にオルデンリッジがカズミを引き寄せたので最悪の事態は免れた。

「す、すいません」

「構わん、だが気をつけろ。万が一あの中に落ちでもすれば、一生を廃人として過ごすことになるぞ」

「...はい」

メルクリウスの使用に反対する人々にとってその理由の一つとなっていることだが、メルクリウスには強い依存性があり、摂取しようものなら中毒は免れない。
メルクリウス中毒患者の脳は、最終的には神経が焼け切れたようになることで知られている。

「...改めて思うと俺たちはこんな危険なものを日常的に使っているんだな」

「...ですね」

「それに地鳴りのこともあるしな」

そうオルデンリッジが言ったの同時に、地の底から鈍く低い音が響いてきた。

「噂をすれば何とやら、か」

「これって地震ではないんですよね?」

「らしい。メルクリウスを採掘する時には付き物だが、一体何なんだろうな。学者連中もよくわかっていないみたいだが、現に音はこうして聞こえてくる」

「少し怖いですね...」

それを聞いたオルデンリッジは軽く笑った。

「今はガーディアンオブエデンの方が怖いさ。さあ、もう寝ろ」

「はい。付き合ってくれてありがとうございました」

そうして2人は解散し、互いに眠りについた。

翌日、カズミは軍の人間と共に採掘地の警護に当たっていた。
昨日に引き続き何事もないかと思われたが、そうはいかなかった。

「我々のアルテミスが敵を確認した!ガーディアンオブエデンだ!」

アルテミス──ブルトニア共和国軍が制式採用している機体だ。航空能力に優れており、偵察をもとに素早い作戦展開を得意とするブルトニア軍の戦術を支えている。

「すぐに接敵する!戦闘態勢に入れ!」

軍の人間が無線でカズミとオルデンリッジに伝えてきた。

それから数十秒後、ガーディアンオブエデンの部隊が現れた。

↓1 カズミ達のもとへやってきたのは?
01〜10 1機
11〜60 2機
61〜90 3機
91〜 4機
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 20:46:45.60 ID:MLxrc9eCo
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2021/11/03(水) 20:55:34.05 ID:08YKQNta0
60 2機

↓1
01〜65 2機ともモブ
66〜90 1機のみネームド
91〜 両機ともネームド
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/03(水) 20:56:46.25 ID:AF6SiBjH0
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