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【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」

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104 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:40:52.10 ID:IzfRyote0

< 事故の記憶 >







提督「この前ボウリング行ってそのまま天城と遊んできたじゃんか、俺」

雲龍「よくもハブりやがって、と思ったわ」

提督「海風と楽しんでたじゃねぇかお前」

雲龍「それはそれ、これはこれ」

提督「んん……で、思ったんだけど」

雲龍「ええ」

提督「マスクフェラってあれだ、配信してるとか特定されちゃいけないとかそういうのが昂るポイントなんだな」

雲龍「物凄く広義な意味で語るとある意味では寝取られの遠縁みたいなものね。
あなたとパートナー、それだけでは完結し得ない」

提督「ほーん……」

雲龍「どうせならそれ撮って私と葛城に送ってくれたらよかったのに」

提督「や、なんかお前に見られても別に」

天城「天城はそんなこと絶対にしませんからね、絶対に」

葛城「……随分実感籠ってるね。理由は明白だけど」
105 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:41:21.63 ID:IzfRyote0

< 見られてはいけない >








葛城「というか天城姉ぇがマスクフェラとかわざわざやった理由」

天城「え……」

提督「……」

雲龍「……あら」

葛城「い、いやいやいや……なんなのその反応超怖いんだけど、ねぇ? 」
106 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:41:54.46 ID:IzfRyote0

< 媚態(偽) >








雲龍「えへへ」

愛宕「えへへ」

山城「えへへ」

天城「えへへ」

阿賀野「えへへ」

叢雲「……ふむ」

提督「……これは一体どういう状況なので? 」
107 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:44:35.31 ID:IzfRyote0

< 混濁しゆく意識 >







雲龍「いえ、こう、似合う子はいるかな、と。一応」

阿賀野「なんか我ながら阿賀野が一番マシだった気がする」

提督「全員似合うよ。少なくとも俺と二人でいるときだけはね」

叢雲「……なる、ほど」

漣「……酔ったむーちゃんは変なとこで深く納得しないの」

龍田「普段のむーちゃんならツッコミ入れるべき場所よねぇ〜」
108 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:45:58.32 ID:IzfRyote0

< 冷たい風がよく沁みる >









扶桑「はぁ…………空はあんなに青いのに……」

涼風「フ-……遂に頭やっちゃったの? 今って夜だけど」

扶桑「青く美しい空だけを眺めていると錯覚したいだけよ」

涼風「それはそれでビョーキじゃないの」

扶桑「愚妹たちがね。……はぁ」

涼風「あん? 」

扶桑「こう、あの子たちが変に調子良くて口が滑るときってなんとなく分かるの。
今日は特におかしくなりそうな感じがしたから」

涼風「逃げて屋上で煙草に付き合ってるって? 」

扶桑「個人的にはそれ、止めてほしいのだけれど」

涼風「あたいが先客だ。それこそ真っ黒くて星も大して見えない空眺めてたんだ」

扶桑「そうね……はぁ…………空はあんなに青いのに」

涼風「なんかの呪いなのかよそれ……フゥ……」
109 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/10(日) 22:46:26.74 ID:IzfRyote0

ありがとうございました
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/10(日) 22:57:57.01 ID:jYYIOJjN0
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 17:07:41.80 ID:+TJ6JGOgo
お疲れ様です
112 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:47:26.63 ID:CiPBmIuq0

< どーも獰猛な艟艨です >







時雨「はい」

夕立「ウゥゥゥゥ……」

あきつ丸「だからなんだというのでありますか」

時雨「いや、急に駄洒落が言いたくなってね」

あきつ丸「……」

鹿島「大戦当時のこの国だと違いますけどね。
艟艨の意味は軍艦ですけど狭義では駆逐艦は軍艦ではありませんでした」

時雨「まぁね」

あきつ丸「どうでもいいな」

鹿島「そうですね。……何故夕立さんは今にも吠え出しそうなの? 」
113 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:48:07.77 ID:CiPBmIuq0

< 太腿と膝の織り成す絶妙な >







時雨「いやね、秋雲に聞いたんだけどこのアホ犬、ゲーム激弱なんだ」

あきつ丸「自分も時雨も大してやったことは無いがそれにしても、弱いな」

夕立「うぅ……私ならあそこで躱せるもん」

時雨「そんなこと言ってるから弱いんだよ」

あきつ丸「まったくもって」

鹿島「はぁ。……えっと、このコントローラー? を使えばいいんですね? 」

あきつ丸「これですぐに負かされるようになれば傑作であります」

夕立「そんなこと有り得ないっぽい! 」

時雨「実に見事なフリだかフラグ。……鹿島さんが正座でゲームしてるってなんかこう、アレだね」

鹿島「?? 」
114 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:48:53.43 ID:CiPBmIuq0

< 勝てばよかろうなの >







江風「ぅおぅっるぁっ! これがオレの単勝一点買いだぁぁ! 」

提督「なんだお前イケメンか」

江風「へへっ、今更気付いたのか」

提督「悪いな。俺の目は厳しいんだ」

江風「まぁ、勝ったけどな」

提督「さっすが江風様」

海風「…………あのですね、何故江風に競馬なんておしえたんです」

提督「え、麻雀とかで死にたくなる程ぶちのめされても何食わぬ顔でまた参加するから、つい」

海風「はぁ。…………だから、やめてほしかったと言ったんですけど? 」
115 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:49:50.82 ID:CiPBmIuq0

< 才能である可能性に一縷の >







江風「ほーら勝ったまた勝った。単勝オンリーで転がしてプラス一万超えるって凄くね? 」

海風「?? 」

提督「いや、なんてーか普通にすげぇな。
八割くらいずつ利確してってるからマジですげぇわ」

江風「ふほほほほっ! ふえっ! 」

海風「???? 」

提督「普通複勝とかで転がす……いや、別にそんなルールは無ぇけど」

海風「復唱? 」

提督「? 」

江風「ダーッハッハッハッ! 」
116 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:50:26.65 ID:CiPBmIuq0

>>4 辺りで >







速吸「忘れられていた気がするんです」

那珂「うーん? 」

春雨「ちょっと何言ってるか分かんないです」

時雨「そうだね」

あきつ丸「分からんな」

大井「まったくね」

速吸「はぁ……」

満潮「馬鹿なの? って言いたいところなんだけど……何か私も変な共感というか……うーん? 」
117 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/11(月) 22:50:54.27 ID:CiPBmIuq0

ありがとうございました
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/11(月) 23:12:41.79 ID:MDPx3ehV0
乙 夕立・秋雲もかな?
119 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 22:52:51.90 ID:l4UX6bTv0

< 浪漫(正) >







初月「ほえ……」

涼月「わぁ……」

龍田「ふふ……似合ってるじゃない。まだギリギリ清楚に見えるわ」

扶桑「我が妹ながらこれは……うぅん、悪い意味でも無いけれど」

山城「……………………」

海風「……髪下ろしてセーラーな山城さんって割と破壊力ありますね」
120 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 22:54:38.05 ID:l4UX6bTv0

< 乙女(純) >







龍田「いえね、でも本当に似合ってると思うわ。スカート長めなのも私は好き」

扶桑「そうね」

山城「…………」

龍田「ふふ、あの人にも見せてきたら? なんならそのまま誘ってきてもいいわ」

扶桑「もう麻雀はお開きってわけね、いえ、私も続け過ぎると負けそうだから構わな

山城「これで普段より楽しそうだったら傷付くからいい」

扶桑「……」

龍田「へ、へぇ……」

海風「……妙に幼い感じで素直な山城さんって恐ろしい誘引力ですね」
121 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 22:55:47.22 ID:l4UX6bTv0

< 諦念 >







江風「つーか何? 姉貴、あの三人と麻雀してたわけ? 」

海風「? そうだけど江風も結構してるでしょ」

江風「そりゃそうだけど……よくまともでいられるなって」

海風「楽しいもん。別にそれだけ」

江風「つまンねぇとかじゃなくてさ……いや、姉貴がもしかしてもうそっち側に……そうか……」

海風「?? 」
122 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 22:59:08.12 ID:l4UX6bTv0

< 愛らしくも棘のある人形 >







山城「…………それで? 」

龍田「んー? 」

山城「何故麻雀も罰ゲームも終わった筈なのに私はまだ着せ替え人形のままなわけ? 」

龍田「さぁ? 」

愛宕「私が楽しいから? 」

山城「……はぁ」

扶桑「セーラーから袴ってなんだか時代を逆行しているみたいね」

龍田「これはこれで中々」

愛宕「あの人の玩具から洋傘借りてきたしどーぞ」

雲龍「物置一つが玩具箱って凄いわね。……はい、コス用のブーツ」

愛宕「ありがと。うん? 」

山城「はいはい」

涼月「とんぼ玉の簪なんてどこから持ってきたんですそれ」

赤城「あ、それはたまたま私が持て余していたやつですね」

初月「普通そんなもの持て余すかな。……ほら山城、そんなに不機嫌そうな顔だとつまらん。
笑わなくてもいいからせめて凛としておいてくれ」
123 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:00:13.50 ID:l4UX6bTv0

< いやいや案外とそこは >







提督「? 」

山城「……」

提督「……?? 」

山城「…………? 」

提督「……………………分かった、ちょっと待ってろ女学生」

山城「?? ……ええ」







江風「あれ何をどう通じ合って理解したンだ? 」

海風「さぁ」

扶桑「取り敢えず……あんなアイコンタクトだけで男と分かり合うものじゃないと思うけど、女学生」
124 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:04:14.58 ID:l4UX6bTv0

< 反応に困る(困る) >






高雄「ふぅ……」

Littorio「高雄もvinoの楽しみ方、分かってきた? 」

高雄「分かった気にはなっているような。実際はよく分からないままかもしれないけど」

Littorio「いいんです、それで。それくらいが丁度良い」

高雄「……そう」

Littorio「ええ」

高雄「…………」

Littorio「…………」

高雄「…………」

Littorio「…………」

高雄「…………Romaさんって恐ろしい女だったのね。涼月さんはもうあれ逃げられないわよ絶対」

Littorio「え、えーと……えーと…………」
125 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:05:29.07 ID:l4UX6bTv0

< 手折るように愛しむ >







提督「……ん」

山城「…………? 」

提督「鏡……いや、手鏡じゃつまんねぇわちょっと来い」

山城「ぁ……」







龍田「あらぁ〜」

扶桑「手を引かれて連れて行かれて……まったく」

初月「良い写真だな、我ながら」

雲龍「彼岸花を一房あしらった簪、か。
あの辺りのアクセサリーは山城に負けるわよね私たち。似合わないとは言わないけれど」

愛宕「そうね。……あんまり同意もしたくないんだけど、そうね」
126 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:09:21.15 ID:l4UX6bTv0

< 喪失と獲得と >







Littorio「えーと……ほら、我が祖国の血がそうさせるのね、たぶん」

高雄「それなら私にも貞淑で勤勉な家桜になれる血が流れているわけね」

Littorio「それはもう高雄にだって流れていましたとも。
初めての夜にあの人が流し切ってしまいましたけれどね」

高雄「なるほど。…………ふふ、品が無い」

Littorio「ふふ……祖国の血が、そうさせるの」
127 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:11:16.61 ID:l4UX6bTv0

< 毎日では困ってしまうけれど >







山城「高雄って自分の目が気持ち悪いって言うみたいじゃない」

提督「え、まぁ……そう思うみたいだな。赤目なんて化け物らし過ぎるでしょう、なんて」

山城「つまり私の目も化け物の最たるってことよね」

提督「俺は好きだけどな」

山城「高雄も同じ目をしているわけだけれどね」

提督「はいはい。……お前さては今日面倒臭い女の子の日か? そうなんだな? 」
128 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/20(水) 23:11:44.48 ID:l4UX6bTv0

ありがとうございました
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/20(水) 23:20:16.08 ID:fBIpAnXO0
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/21(木) 00:52:57.03 ID:yZXhXXW+o
131 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:35:46.06 ID:fxPBrtTU0

< 猫がいるならセットでどうぞ? >






提督『お掃除ロボットなんて買うより家事代行とか契約した方がいい気がするけどなぁ……』

叢雲『人雇うまでは行かない小金持ちとしてはいいんじゃないその辺』

提督『いやいやいや、家事代行もお手伝いも毎日じゃないならそこまで高額じゃねぇし』

叢雲『じゃああれよ、家に他人入れたくない人間って多いじゃない。あんたもそうだし』

提督『まぁ、それなら分かる』







漣「お掃除ロボに穴はありませんからなぁ」

江風「なるほど」

涼風「間違っちゃいないけどさ……」
132 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:38:44.83 ID:fxPBrtTU0

< ただゆったりと >






涼風「つーかあれだよな、ああやってテレビの前のソファに二人で座ってぼんやりしてると」

漣「うん? 」

涼風「親子みたいだなって。娘の見た目にしては随分若い父親かもしれないけど」

漣「言ってあげなよ。ご主人様は素直に喜ぶし叢雲ちゃんは射殺すような目付きで喜ぶよ」

江風「あの二人しか得しねーじゃン」

漣「得する為に他人褒めないでしょ普通」

江風「そりゃそーだけど」

涼風「っても言ってなんてやらないけどな。……あたいにはそこまで幸せにしてやる義理も無いし」
133 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:42:09.23 ID:fxPBrtTU0

< 何にもしないやりたくない >






提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………麻婆豆腐食いたい」

叢雲「中華なら私は餡かけ焼そば」

提督「そっかぁ……」

叢雲「ええ」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………今日の昼食当番、誰? 」

叢雲「メインは瑞穂」

提督「……詰んだ」

叢雲「そうねぇ……」
134 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:46:46.60 ID:fxPBrtTU0

< 中“ 華 “ >






叢雲「まぁ、でも」

提督「あん? 」

叢雲「頼めばつくってくれるとは思うわよ。どうせ一人でつくるわけじゃないし」

提督「あくまでメニュー決めてメイン張って指示出す役だもんな」

叢雲「ええ」

提督「ってもまぁ、いいさ。瑞穂のつくるさっぱりした和食好きだよ俺」

叢雲「本人に言ってやりなさいな」

提督「結構言ってると思うけどな。感想はちゃんと伝えてやるものだよ」

叢雲「そうね。…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………そーいやさ」

叢雲「? 」

提督「明日の執務、軽くする予定だわ」

叢雲「はいはい。……昼からおっさんと二人で中華作りなんて華の無い予定ね」
135 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:50:07.18 ID:fxPBrtTU0

< そんな日常 >







提督「俺はむーちゃんと昼飯つくれて嬉しいよ」

叢雲「むーちゃん言うなばか」

提督「ばかで結構でーす」

叢雲「あっそ」







江風「…………おかしいな、クズの親玉とその懐刀の会話横目にしてるのにほンわかしてきたぞ」

涼月「悪くないじゃん別に。……確かにまぁ、えも言われぬ恐怖は覚えなくも無いけど」
136 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:52:17.72 ID:fxPBrtTU0

< 気になる >







提督「車に興味無いとか関係無くさ」

叢雲「ええ」

提督「駐車したとき車体どころか車輪まで曲がったままのやつって何考えて生きてるんだろうな」

叢雲「知らないわよそんなの」

提督「やっぱ何も考えないで生きてんのかなぁ……」

叢雲「江風なら兎も角それは無いでしょ」

江風「しっつれーな。江風はここで運転練習してたときもちゃンと真っ直ぐ停めてたぜ? 」







Littorio「全員のお小遣いを出し合って買った車ではありますが周りに他を駐車するわけでもないのだし」

Roma「性格と言ってしまえばまぁ……でもそのうち擦ったうちは事故に入らないとか言い出しそうね」
137 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:53:48.66 ID:fxPBrtTU0

< サディズムとはまた違ったものだと思うんですけどね >







雲龍「やってほしいことがあるのだけれど」

提督「もうやだぼくおうちかえる」

雲龍「あなたの家はここでしょう? 他に帰る家があるというの? 女の巣があなたの城でしょう? 」

提督「鬼かお前。……で? 」

雲龍「浮気プレイの一環で撮影しながら命令して」

提督「命令しろと命令されるこの心、どうすべきか」

雲龍「是非従うべきね、本能に」

提督「本能がやめたがってるんだけどー……? 」
138 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:55:18.07 ID:fxPBrtTU0

< 筋違いとはいえ本人にはさすがに >







愛宕「組み敷かれて散々啼かされてね?
イキきった余韻の中でゆっくりおでこコツン、なんてやられたらもうそれだけで堕ちるわ」

高雄「まぁ……そうね」

涼月「はぁ。なんとなく司令と愛宕さんなら絵になるだろうな、とは思いますけども」

愛宕「そう? 」

涼月「Romaさんは兎も角として私にはとてもとても。息にもまだ余裕無いですし」

愛宕「そ、そう」

高雄「…………Littorio」

Littorio「さすがに妹のことで怨みがましい目をされても……」
139 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 22:58:02.34 ID:fxPBrtTU0

< 酷いことを言おうというわけでも >







愛宕「でもあれよね、さすがに私もびっくりしちゃった」

高雄「まさかRomaさんが、というのがまずあって」

愛宕「まさか涼月が、で衝撃二倍よね」

高雄「全く予想もしないことって実際初めての経験だったかも」

愛宕「あぁ、私もそうかも」

高雄「そう」

愛宕「ええ。…………ふふ、でもこれで」

高雄「? 」

愛宕「揶揄う相手が増えてまた楽しくなるかも」

高雄「やめてあげなさいよさすがに……」
140 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:04:16.53 ID:fxPBrtTU0

< カロリー? 何それ美味しいの? >







提督「ふっつーによくできた気がする」

能代「そうですね。……阿賀野姉ぇよりも加賀さん達の方が喜びそうですけど」

提督「それはそれでいいさ。あいつにとってはどうせ能代のプレゼントが一番嬉しいんだから」

能代「プレッシャーのかかるようなことを言いますね」

提督「甘んじて受け入れるがいいよ、仲良し姉妹」

能代「はいはい。…………この特大ケーキ自体はいいんですけどね」

提督「? 」

能代「板チョコ数枚に矢矧と酒匂含めて横須賀組何人かのメッセージってやり過ぎでは? 」

提督「うん? 」
141 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:08:56.99 ID:fxPBrtTU0

< 何歳になっても祝われて嬉しい存在ではありたいね >







阿賀野「ふぅぅぅぅー……あっりがとうっ! 蝋燭の火吹き消したのなんて初めて! 」

能代「よかったね」

漣「ひゅーひゅー! お嬢ちゃん今日で何歳? 」

阿賀野「丁度はちじゅっちゃい! 」

漣「おっきくなったねぇ! 」

阿賀野「まだまだおっきくなるよー! 」

能代「うるっさいお婆ちゃんね。…………おめでとう、阿賀野姉ぇ」
142 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:10:20.80 ID:fxPBrtTU0

< 素直に保存してどーぞ >







葛城「絶対やり過ぎだってあれ、普通ケーキに板チョコは載らないよ」

雲龍「板チョコって言ってもケーキ用のやつでしょう? 」

天城「それにしてもあれは……いえ、でもですね」

雲龍「? 」

天城「メッセージ付きのチョコレートを他のヒトに開け渡せるのかどうか」

雲龍「あぁ……」

葛城「あげるって言われてもちょっと、ねぇ……」
143 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:12:24.85 ID:fxPBrtTU0

< 箸が転んでも嫉ましい年頃 >







愛宕「お花畑な少女趣味と化け物の尖った中二病からすればね」

高雄「うん? 」

愛宕「愛した男の子供を生んで育てる、そういうことには生物としての存在意義があると思うの」

高雄「言うまでも無く生物学的見地の一視点から見ればそれは正しいと思うけれど」

愛宕「んーん、繁栄の為のただの繁殖なんかじゃない。
我が遺伝子を分けた子孫というのは愛した人と自らが残す永遠性だわ」

高雄「自らが認識できない永遠性に何の意味があると? 」

愛宕「死に際と同じよ。あの人が看取ってくれていれば、泣きそうな笑顔で送ってくれると思いながら死ぬのと同じことでしょう? 」
愛した人と自分のヨスガが、共に生きた証が存在し続けると信じ込むことはできる」

高雄「…………」

愛宕「違う? 別に高雄の理想が私と違っても文句は無いけど」

高雄「そうね。…………」

愛宕「んー……」

高雄「……………………私が死んだ後も仮にあの人に時間が残されているとして」

愛宕「ん? ええ」

高雄「女なんか生んでいたら自分が逝く前に殺してしまいそうだわ。
あの人と共に私を悼むなんて嫉妬で狂いそう」

愛宕「え、えぇ……」
144 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/22(金) 23:12:51.06 ID:fxPBrtTU0

ありがとうございました
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/22(金) 23:27:02.92 ID:6c9QjVV50
146 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:04:00.58 ID:3lzTRIoy0

< な、なんだってー!!>







雲龍「今日は十月二十四日ね」

扶桑「まぁ、そうね」

雲龍「つまり二ヶ月後には性の六時間が……テンション下がるわ」

扶桑「まぁ、そうね。…………そこまでこじつけ始めたら何にでも打ちのめされる気がするけど」
147 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:05:24.54 ID:3lzTRIoy0

< どちらにもまた別々の良さが >







漣「愛宕さんとか雲龍さんって時々脈絡無くコスプレして絡んでくるみたいですけど」

提督「え? まぁ、そうだな」

漣「たとえばこうセーラー着て『せんぱぁい♪ 』とか言ってきたとして」

提督「? 」

漣「コスプレをした愛宕さんとして接するんですか?
それともJKな愛宕さんとロールするんですか? 」

提督「む、むむ……難しいことを言うね君。難しい…………難しいよそれは、深遠過ぎる」
148 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:08:49.85 ID:3lzTRIoy0

< ポケットが割と便利 >






阿賀野『ルームウェア? ふっつーにパジャマとかスウェットとか……まぁ、Tシャツも割と』

加賀『そう……そう……』

阿賀野『んー? 』

加賀『…………こう、尻尾のついた感じの、もふもふしたアレは着ないのかしら』

阿賀野『着ないかなぁ。持ってれば着るけど持ってないです』

加賀『そう……』






阿賀野「、とかいう遣り取りが一ヶ月前にあったからかなぁ、って」

能代「なるほど。……阿賀野姉ぇが着てるのは兎も角加賀さんからのプレゼントっていうのが凄いね、クマさんパジャマ」
149 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:11:22.88 ID:3lzTRIoy0

< 案外とどこでも呼べば来るものだけれど >







雲龍「ここってデリヘルは来るの? 」

提督「何故俺に訊く」

雲龍「あなた以外は知るわけないじゃない馬鹿ね」

提督「俺も知るわけないと何故分かってくれないのか」

雲龍「性欲モンスターのくせに」

提督「他のやつからでも嫌だけどお前にだけはそんなこと言われたか無い」

雲龍「おかしいわね」

提督「おかしいのは君の頭の方なんですけどねぇ……」
150 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:11:57.60 ID:3lzTRIoy0

< 何故×何故×何故 >







葛城「あ、結構あるみたいだよ大湊。これが多いんだか少ないんだかの判断は任せるけど」

提督「何故調べた何故任せた」

葛城「知りたいと思って? 」

提督「あのさ」

雲龍「ふ……」

葛城「何故ちらっと見て勝ち誇った」

雲龍「当然? 」

提督「そうだな」

葛城「なんか腹立つ。ねぇ天城姉ぇ? 」

天城「そうね。…………何故こんなのと仲の良い姉妹でいられているのでしょうね、天城という女は」
151 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:13:03.46 ID:3lzTRIoy0

< 事実は小説よりも云々 >








龍田「ふふ……そもそもあなたも呼ばれたら売るじゃない、身体」

雲龍「馬鹿ね。あれは私が買ってるのよ」

提督「驚愕の事実だわ。俺って男娼だったのか」

葛城「衝撃的事実発覚! 帝国海軍随一の高級将校は化け物女に身体を売る淫らな男娼だった?! 」

龍田「面白そうな記事ね」

天城「よくそんなもの出版できたと褒めて差し上げましょうか」

雲龍「出版できてしまったとしてそこの役員は生きた心地がしないでしょうね」

龍田「編集長辺りが蜥蜴の尻尾切り的に責任を取らされるのかしら」

提督「たぶんな」

葛城「ま、出版なんてできるわけ無いけどね」

天城「しようとも思わないでしょうしね。
…………この世の中そういう蛮勇も無いことは無い気もしますが」
152 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:13:48.16 ID:3lzTRIoy0

< ニヤニヤ、とは言いませんがね >







愛宕「こう、女側から見た男の好きな女の子って」

山城「あん? 」

愛宕「小柄で華奢で」

山城「海風が当て嵌まるかどうかってところね。
キャラと見た目的に背が高過ぎる気もするけど」

愛宕「肉感的で」

山城「逆にまぁ……大概当て嵌まるわね。女側が嬉しいかは兎も角として」

愛宕「ロングの綺麗な髪で」

山城「取り敢えずそれは私と自分の姉に喧嘩売ってるわね」

愛宕「お淑やかで」

山城「あれはそういうのより強い女の方が好きそうだけど。ガサツとかそういう意味でも無くて」

愛宕「しっかり自分を褒めてくれるような」

山城「大概あれの評価は甘々だと思うけど」

愛宕「大体いつも笑顔で」

山城「それは全員そうね。…………ニコニコ、なんて形容できるかは別として」
153 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:14:50.10 ID:3lzTRIoy0

< そそくさと >







愛宕「ツッコミを入れつつもずっと付き合ってくれる山城、好き」

山城「暇なだけよ。姉さまはRomaに引き摺られて柔軟体操だかストレッチだかなんてやってるし」

愛宕「面白い組み合わせと理由ねぇ〜。……まさか色々と吹っ切れたRomaに襲われてたりしない? 」

山城「さすがにそれは無いと思うわ」

愛宕「そうねぇ〜。…………いってらっしゃい、飲み物くらい持っていってあげなさいな」
154 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:15:46.35 ID:3lzTRIoy0

< できたらいいな、とは思うけどね分裂とか >







雲龍「あなた分裂はできないわけ? もしくは影分身だとかそういうのでも許すわ」

提督「ちょっと何言ってるか分からない」

雲龍「あなた以外の男なんて身の毛もよだつっていうのはもう知ってるわね? 」

提督「嬉しいけどなんかこの先を予想すると嬉しくねぇな」

雲龍「でもほら、輪姦ってこう、夢なのよ」

提督「知らねぇよそんなこと」

雲龍「どうにか、ならない? 」

提督「ならない。……なんでこの子冗談に見えない顔でこんな巫山戯たこと言えるの? 」

天城「天城に言われても……」
155 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:18:40.61 ID:3lzTRIoy0

< 笑み隠して牙剥いて >







天城「まぁ……でもですね、突然脈絡無く発情しないでくれませんか、獣を笑えませんよ」

雲龍「笑わないもの。何にも問題無いわ」

提督「僕の仕事には問題ばかりが発生するんですけどねぇ……」

雲龍「知ったことじゃないし。ほら、姉妹丼楽しみましょう? 」

天城「天城も頭数に入っているんですね……はぁ」

提督「はぁ……じゃねぇの。諦め顔で参加しようとしないでくれる? ねぇ? おーい? 」
156 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/24(日) 21:19:08.07 ID:3lzTRIoy0

ありがとうございました
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:31:10.11 ID:Coki6prg0
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/24(日) 21:33:00.87 ID:wz/HeyKNo
お疲れ様です
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 06:27:14.72 ID:Sk0JLj+Q0
男も女も行けるんだから天城や海風にペニバンでも使って貰えよもう……
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 08:46:15.77 ID:P8j3VFL+0
>>159
行為中の雲龍って提督には虐められたいがその他の女性に対しては虐めたいって感じじゃないか?
161 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:45:38.06 ID:8WDF54QW0

< 次回乞うご期待 >







提督「女の子はわざわざ正面からネクタイを結んであげたいようだけどもね」

高雄「はぁ」

提督「俺は後ろからギュッとしてくれるのの良さを提唱したいね。
柔らかい感触分けてくれて抱き締めてる送り出してほしいの男っていうのは」

高雄「そうですか。……どうぞ」

提督「いつもありがとう。……………………全く反応せずに正面から完遂、か」
162 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:46:29.51 ID:8WDF54QW0

< 理想は最初の発情期を迎える前ですが >







扶桑「牡に飢えていたのかしら、この子も」

山城「この子、も? 」

扶桑「言葉の綾よ山城。……サンジョルディもエリザベスも幸せだと思う? 」

山城「パートナーがいて、暖かい部屋があって、何もしなくても食事が出てくるんです。
なんならば雲龍のような何故か獣に好かれる女もいますし」

扶桑「そう……そうよね……ええ、幸せよね、きっと」

山城「そう信じ込むのが動物を飼う方の気持ちには必要だと思いますよ、私は」

扶桑「……そ」

山城「ええ」

扶桑「……」

山城「……」

扶桑「……猫って交尾の刺激で排卵するから100%に近い妊娠率らしいわ」

山城「なるほど。……だから去勢されてきたんですね、この子」
163 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:47:06.96 ID:8WDF54QW0

< まだ生まれて半月くらい >








加賀「あぁ……あぁ…………あぁ……あり得ないわ……ぅふ、ふふふふ……」

天城「あり得ないのは加賀さんの蕩け振りだと思いますけれど」

葛城「生まれてから結構経ってんのにね」

阿賀野「子猫って本当に小さいんだねぇ……こんなちっちゃいのが五匹かぁ」

能代「それぞれ模様にも個性があって楽しいものね」

加賀「あぁそんな……こんな、こんなにも愛らしい生き物がこの世に存在していいの……? 」

Littorio「いいのじゃないですかたぶん。
……そんなことよりそろそろ五匹分の名前、考え終わりました? 」
164 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:49:01.28 ID:8WDF54QW0

< 数の暴力(可愛い) >








扶桑「そもそも飼い猫として責任を持つなら避妊手術は重要らしいわ」

山城「あぁ、身体にも大きな負担になるんですってね、発情って」

扶桑「ええ、加賀さんが力説していたのの受け売りだけれど」

山城「私もですよ」

扶桑「そう……」

山城「……」

扶桑「……」

山城「…………オス二匹にメス三匹でしたっけ」

扶桑「みたいね。……こんな部分でさえ女優位なのね、って笑ってしまったわ私」
165 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:49:47.60 ID:8WDF54QW0

< 原罪の現在 >







赤城「ねぇ、さすがにおかしいと思いません? 」

龍田「えー、とぉ……」

赤城「あんな生後十数日の生き物にさえ怯えられるってなんなんですか、私が一体何をしたっていうんです、ねぇ? 」

龍田「あはは……」
166 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:51:29.62 ID:8WDF54QW0

< 最高にプリミティヴ >







雲龍「赤城さんまだ出禁なんですか? 猫部屋」

赤城「生まれた翌日少しだけ眺めてそれ以来一度も生では見ていません」

雲龍「はぁ」

龍田「ストレスを与え過ぎるのはよくないからってことみたいねぇ〜」

雲龍「なるほど」

赤城「ヒトに怨まれて忌避される理由は沢山あるけれど……いえ、それだって殆ど表には……どうして? これがもしかして、天罰……? 」
167 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:52:08.38 ID:8WDF54QW0

< (苦笑) >








龍田「嫌ですねぇ〜……こんなことでカミサマを見つけないでくださいよ」

赤城「苦痛を押し付ける格好の相手でしょう神仏の類いって」

龍田「まぁ、そうですけどねぇ」

雲龍「猫や犬にあれだけ嫌われていて何故神仏の皆さんには拒まれないと思えるんです赤城さんは」

赤城「…………」

龍田「くふ、ふ…………あっは……」
168 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:54:07.26 ID:8WDF54QW0

< NTT(猫・と・通信) >







雲龍「猫になりたいわ」

天城「今現在でも十二分に猫のような女だと思いますけれど」

雲龍「ところ構わず、空気なんて放って、舐め回したりできるのに。
言葉なんて無くたって全部分かったつもりになって甘えたりできるのに」

天城「その代わりあの人と褥を共にはできませんね」

雲龍「猫にだけはなりたくないわ私」

天城「はぁ」

葛城「姉が馬鹿過ぎるんだけどどうしたらいいのかな私」

伊14「知りませんよそんなのー……それこそ猫ちゃんくらいしか完璧な意思疎通できないんじゃないです? 」
169 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:56:07.93 ID:8WDF54QW0

< ソファが極楽に変わる >







雲龍「〜〜〜〜♪ 」

天城「〜〜〜〜♪ 」








漣「髪の毛まふまふ〜♪ って感じかな? 」

能代「性獣に後ろから抱きすくめられてる妹、かぁ……うーん」

叢雲「んん……何故あれでレズっ気が全く無いのか分からなくなってきたわ。
いえ、そもそも二人とも両刀かもしれないけど女は別腹じゃなかったの? 」

海風「えぇ……」

江風「……叢雲の頭ぶっ壊すってココの魔窟具合やっぱおかしいよな」
170 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 21:57:45.54 ID:8WDF54QW0

< いや、でも、こう、尊ければ取り敢えず良くないかな >







海風「というかあれ何やってるんだろう。別にテレビ見てるわけでもないし」

漣「ソファで抱き締められて抱き締めてる、それだけじゃない? 」

叢雲「あの二人が……雲龍姉妹が考えてることなんて普通のヒトには分かりっこ無いわ」

葛城「しっつれーな。私はまともですけどー? 」

叢雲「そんなわけ」

能代「イヤホンで何か聴いてるとかそういう選択肢は? 」

江風「実にそれっぽいな。……ワイヤレスだとその辺分かりにくいし」
171 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:00:51.38 ID:8WDF54QW0

< 抱く > 抱かれる >







天城「>>159 というお便りが」

雲龍「漣も時々言うけどそれ、何なの? 」

天城「それこそ漣さんも言うと思いますけれど様式美です」

雲龍「様式美ね……私は」

天城「ええ」

雲龍「本当はあの男としか寝たくないのよ。
それでも寂しくて壊れそうだから妥協して女とも絡んでるの」

天城「男相手じゃなければ浮気じゃないみたいなのはどうかと思いますよさすがに」

雲龍「その辺は本当に妥協点としか言えないわ。
あれで女相手でも簡単に嫉妬してくれる男っていうのもあるけど」

天城「そうやって一人の女として見てくれる相手にその仕打ちとは」

雲龍「さすがに私あれよりクズな自信無いわ。許して? 」

天城「許すとかそういうことでもないですけどねぇ……」






提督「っくしゅ……ヤベぇな、風邪か? 」

高雄「猫の毛でも舞っているのかもしれませんね……暖房入れて換気でもしぁ……ぅ…………

提督「どうぞそのまま開けてよ。…………勝手に、あったまってるからさ」
172 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:05:14.73 ID:8WDF54QW0

>>160







雲龍「まぁ、でも……そうね、時々遊ぶならそれでもいいかもしれないわ」

天城「あの人と同等のレベルで腰を振れと? 」

雲龍「姉の為に頑張ってほしいわそのくらい」

天城「姉様の為に、というのは構いませんけれど理由も内容も酷過ぎると思いますよ」

雲龍「そんなの知らない」

天城「はぁ」

雲龍「それにきっと、あの人の良さだとか凄さを再確認できるし、次がまた楽しみになるし」

天城「酷い女。…………………………………………姉様くらい奔放なのに最後の一線が厳しい女であれば、もっと幸せだったのでしょうか」
173 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:09:10.29 ID:8WDF54QW0

< あくまであなたを見つめてさせてくれなきゃ >







雲龍「あとこう、単純に無機質なのって何か嫌。熱く燃やしてくれないと雑念に焦がされるわ」

天城「恋焦がれているわけですしそれでいいのじゃありません? 」

雲龍「それは燃え尽きる前の一瞬の輝きなの。業火に焼かれて踊ってるだけだから」

天城「ただ妹に擬似的にヤられるのは虚しい、と? 」

雲龍「そうね。…………それに矛盾するようだけど、それでも私あなたをあからさまな代用品扱いなんてしたくないから」
174 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:12:55.83 ID:8WDF54QW0

< ノットをいじらしく弄びながら >







提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………明日は後ろからネクタイ結んで送り出してくれる? 」

高雄「それはあなた次第。…………今から私を上手く解いてくれたら、考えて差し上げましょうか」
175 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/25(月) 22:13:23.78 ID:8WDF54QW0

ありがとうございました
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/25(月) 22:16:48.16 ID:P8j3VFL+0
177 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:26:19.90 ID:od7Ymfpg0

< お手紙でも出しますか? >








能代「そういえば阿賀野姉ぇ」

阿賀野「んー? 」

能代「あのド腐れ優男には何貰ったの? 誕生日」

阿賀野「ふっつーに可愛いしばれガラスのグラス」

能代「ふぅん……? 」

阿賀野「本当はソーマチンが欲しかったんだけど別に言ってないからね。
さすがにそこまで求めてはいないよ阿賀野も」

能代「そんなサンタじゃないんだから……」
178 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:27:38.13 ID:od7Ymfpg0

< 買えないことはないけどダルいらしい >







能代「ていうか、ソーマチン? 」

阿賀野「甘味料。いつか使ってみたいんだよね。
普通の砂糖とかスクラロースなんて目じゃないくらい激甘なやつ」

能代「それで何をつくるわけ? 」

阿賀野「? 普通のお料理とかお菓子だよ? 少なくて済むでしょ? 」

能代「……なんでそんな妙にセコいこと考えてるの? 」

Littorio「というか格段に甘いからといってもその言い方はお料理に対する侮辱では……? 」
179 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:28:43.24 ID:od7Ymfpg0

< 精神的負荷と言った方が近いだろうか >








提督「俺はもう永遠に入らんと誓ったね、お化け屋敷」

漣「高雄さんと入ったのがそもそも間違いでしょ。
ご主人様そこまで空気と相手読めないアホでしたっけ」

提督「あいつが入ってみたいって言ったんだよ。
俺は楽しめるわけないって言ったんだぜ? 」

漣「ははぁ、ってことは高雄さんがアホだったわけですかねぇ」

提督「とも言い切れねぇだろう。兆が一怖がれて、楽しい恐怖ってやつを体感できるかもしれねぇし」

漣「理解はしますが桁が十は足りねぇですなぁ」

提督「だよな」






高雄「よく考えなくてもあの人に捨てられる方が余程恐ろしいですからね。
その他はホラーもですけれど怖いというよりただの嫌悪感ですし」

明石「そうかもしれないですけど怖いってそうじゃねぇと思いますよ……いやマジで」
180 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:29:32.88 ID:od7Ymfpg0

< 決して羨ましくはない強さ >







高雄「では明石さんはあの人に捨てられるよりも怖いことがあると? 」

明石「あの人が先に死ぬこと。
嫌われたって捨てられたってね、
私は私の気持ちと愛情抱いていられればまだ想い出に生きていけますから」

高雄「なるほど。……理解も納得もしますけれど、明石さん」

明石「はい? 」

高雄「強いですね……ええ、最強と言ってもいい。私にはきっと永遠に手に入らない強さです」
181 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:32:50.62 ID:od7Ymfpg0

< 与えよ、さらば与えられん >







愛宕「何か本当にしてほしかったらもうストレートに言った方がいいわ。
変に媚びたり機嫌取ったって足元見透かされて終わり」

涼月「そんな、ものでしょうか」

愛宕「矛盾するようだけどあぁいう天邪鬼に普通の意味での……“ お願いの正攻法 ”で迫っても仕方が無いもの」

涼月「それは愛宕さんの方が捻くれてるんじゃあ……」

愛宕「捻くれて当然なの。あぁいう男だから」

涼月「…………」

愛宕「何を頼みたいのかは知らないし酷い言い方をするようだけど」

涼月「え、ええ」

愛宕「今のあなたがあの人に与えられるメリットって、何?
そういうのが本当の意味であると自分で思える? 無いんなら、心ぶつけてきた方が悔いも少ないわ」

涼月「……………………」
182 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:34:11.34 ID:od7Ymfpg0

< 闖入 >








龍田「いーけないんだー。私にやったみたいにまた他の女の子いじめてる」

愛宕「ッ…………あ、っなたに言ったのも、半分本音だったけど嫉妬の所為よ。今のは、違う」

涼月「…………」

龍田「嫉妬ねぇ。…………嫉妬なら何を言っても許されるって? 」

愛宕「悪かったわよ……うん、あのときは私が言い過ぎました。膝枕でもして慰めて差し上げましょうか? 」

龍田「要らないそんなの。……結果的には私の方が何か一つ吹っ切れたし」

愛宕「……そ」

涼月「話が読めない…………というか、あれ、私の話は? 」
183 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:34:54.43 ID:od7Ymfpg0

< 愛の抱き方 >







愛宕「んー……まぁ、そうね、当ててあげましょうか? 」

涼月「はい? 」

愛宕「あなたがあの人にお願いしたいこと」

龍田「お願いねぇ……あぁ、分かりやすいかも」

愛宕「Romaとは引き離さないでほしい、って頼みたいんでしょう? 」

龍田「初月ちゃんが聞いたら苦笑いでショック受けそうねぇ〜」

愛宕「あの子あれで想いが大分強い子みたいだものね」

涼月「……………………」
184 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:35:46.16 ID:od7Ymfpg0

< 隙あらばイチャつく >








時雨「いつでも抱けるメスがいるってどんな気分なんだろうね」

秋雲「何それエロ同人の話? 」

GZ「? 素直に愉快な気分だが」

WS「そうね」

GZ「あ? 」

WS「何か」

GZ「メス本人に同意されるとどうもと思ってな、lady」

WS「メスはあなたの方でしょうよ、Die dame」

GZ「…………」

WS「…………」

秋雲「…………うん? 」

時雨「やれやれ……あきつ丸の方がまだ話が通じるねこれと比べたら」
185 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:36:57.39 ID:od7Ymfpg0

< 二人きりになれるのを見計らって >







提督「んー……何? 」

涼月「頼みたいことが……いえ、お願いしたいことがあるんです」

提督「ふーん、言ってみ」

涼月「Romaさんとはできれば離してほしくないんです、今後の配置まで含めて」

提督「今後、ってやつの期間は? 」

涼月「あなたが退役したり亡くなったりした後のことまで含めて」

提督「はは、強欲だね」

涼月「いけませんか? 」

提督「いいや、いけなくなんか無いよ。……もう誰かに聞いたかもしれないけどさ」

涼月「はい」

提督「初月や他の姉妹、それからいつか得られるかもしれない親友、そういうのを一段階は捨てるってことなんだぜそれ。
涼月にそれが覚悟できるか? 俺が何の対価も求めずにそれを約束する男に見えるか? 」

涼月「できませんし見えません。けど、お願いできるのはあなたしかいませんから」

提督「っ、はは、ふふ……正直、馬鹿正直なこと言うね……うん、承りました。
約束はしてやれないけどでき得る限り努力致します。これでいい? 」

涼月「言質、取りましたからね」

提督「はいはい。……………………この雰囲気だと愛宕辺りが素直にいけって言ったのかなぁ」
186 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:41:47.39 ID:od7Ymfpg0

< 天邪鬼と評価される人の自称天邪鬼とは >







涼月「はい? 」

提督「いーえ。……ま、対価って言うのもアレかもしれないけど」

涼月「身体でも捧げよと? 」

提督「要らないわけじゃないけど受け取れないよ。……酌、してくれない? 」

涼月「はい。…………」

提督「うん、ありがとう」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………つまり、私から得るものなど何も無いということ、でしょうか」

提督「そういうことじゃないさ。俺は好きでもない子を自分の周りに置いておこうと思う程の天邪鬼じゃないよ」

涼月「天邪鬼、ね。…………なるほど、分かりました」

提督「うーん……? 」
187 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/10/26(火) 23:42:14.78 ID:od7Ymfpg0

ありがとうございました
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/10/26(火) 23:42:57.75 ID:tRYsMgHt0
189 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:47:59.69 ID:eBjKXwbw0

< そんなことを言い出す相手だとは夢にも >







涼月「あの……キスのとき息継ぎってどうやったら上手くやれますか? 」

雲龍「相手の呼吸もあるけれど合わせさせるか合わせるかをまず分かることね。
分かってくれば逆に混ぜっ返してタイミング奪ったり舌を遊ばせたりできるけれど」

涼月「なるほど……間合いの類いでしょうか」

雲龍「違う気もするけど不正解でもないと思うわ。……ねぇ」

涼月「はい? 」

雲龍「たぶん私相手が一番被害も衝撃も少なかったのは確かでしょうけれど……それでももう少し気を遣ってくれるかしら。まだ早朝なのよ? 」

涼月「えー、と……? 」
190 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:50:17.25 ID:eBjKXwbw0

< 崇高とは >







涼月「雲龍さんなら戦場で息を切らせていても真顔で即答してくれるものかと」

雲龍「あなた私を馬鹿にし過ぎじゃないかしら」

愛宕「息なんて切らせないものねぇ〜」

雲龍「そうじゃない。……愛宕でもよかったと思うけれど」

涼月「愛宕さんはこう、なんていうか、尊いんです」

愛宕「う、うぅん……」

雲龍「私、自分の愛情を崇高だとは言わないけれどね……その認識は問題だと思うわ、さすがに美化し過ぎ」
191 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:53:40.32 ID:eBjKXwbw0

< 『Glory without Victory』 >









秋雲「某小説に出てくるみたいな完全な意味での両性具有者ってさ」

時雨「う、ううん? 」

秋雲「や、現実にいる人たちとか神性のある天使様とかはどうでもよくてね、あれって」

時雨「いや、別に何にも聞いてもいないし指摘なんてしてないんだけど」

秋雲「聖水ってどうなんだろうね。男としての部分から出るのか女としての部分から出るのか」

鹿島「うふ、聖水と呼ぶからには女としての部分からでは? 」

秋雲「なるほど確かに」

時雨「……あきつ丸くん」

あきつ丸「自分に言われても……こやつに飲ませ過ぎたのでは無くこやつが勝手に飲み過ぎたのであります」
192 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:58:14.25 ID:eBjKXwbw0

< ただただ早朝に好き勝手悪酔いしている恐怖 >







あきつ丸「そもそも……朝起きだしてきた自分の目の前で瓶を傾けられれば自責などあり得まい」

時雨「本当そうだね。……何? 」

鹿島「うふ……あはぁ……えへ…………」

時雨「…………」

秋雲「…………えーと、自分はオクスリなんて関わり無いんですけどー」

あきつ丸「幸いにして自分もだな」

時雨「僕もだね。……鹿島さんもだよ」

あきつ丸「…………」

秋雲「…………こんなの見てるぐらいなら首絞めないとイけないとか言われる方が1mmくらいはマシだよ、まだ逃避てきる」
193 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 21:59:18.85 ID:eBjKXwbw0

< 何でもない朝にあなたと >







山城「ん……ぅ……? 」

提督「ライター点かないくらいで怖い顔すんなよ……ん」

山城「……ん…………フゥ、ありがとう」

提督「いーえ。……フ-…………知ってる? 」

山城「あん? 」

提督「シガーキスなんて咥えたままやらなくても火点いた方手で差し出した方がやりやすいって」

山城「それなら別にもう諦めて吸わないわ」

提督「あ、そ…………フゥ、そうだな。……………………その方がこう、身体にも良さそうだ」
194 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 22:01:14.88 ID:eBjKXwbw0

< 理由なんて雑でもいい >







山城「フゥ…………そもそもあなたのライターは普通に点くでしょうが」

提督「悪いね。今お前限定ぇ点けたくなかったの」

山城「あっそ」

提督「うん」

山城「…………」

提督「…………」

山城「…………」

提督「…………」

山城「…………私の舌の味、試してみる? 」

提督「喜んで。ヤニより濃いお前の味、分からせてよ」
195 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/22(月) 22:03:08.30 ID:eBjKXwbw0

うーん……うーん……
次いつ戻ってくるのかは誰も知りません

ありがとうございました
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 22:06:26.13 ID:UnCkHf+g0
乙 気長に待ってます
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/22(月) 23:24:05.06 ID:C8PizeUxo
お疲れ様です
書けるときでいいので
198 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:37:37.05 ID:kOHOXo9J0

< いやでも本当エロい気持ちとかは無くね? >






雲龍「ふむふむ……ふむふむ」

天城「口でふむふむ言うのは何か面白いとでも思っているんですか姉様」

雲龍「探究者演出というやつね、ふむ」

天城「はぁ」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………ふむ」

天城「…………Tシャツの上からだとしてもこう、じっくりと揉み上げるのはやめていただけますか」
199 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:38:48.34 ID:kOHOXo9J0

< 助手かな? >







雲龍「何故? 恥ずかしいの? 」

天城「ええ、寧ろ姉様は羞恥心をどこにやったのです」

雲龍「あの人にグチャグチャに荒らされてしまったわ」

天城「はぁ」

雲龍「いいわね、こういうの……しっかりと肉が詰まっているのに、柔らかくて、温かくて、反発さえしてくる」

天城「…………んっ」

雲龍「…………ふむふむ」

葛城「あのさぁ……もう一人妹がいるんですけどー? ねーえー……? 」
200 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:41:02.54 ID:kOHOXo9J0

< 揉めないことなんて無いけどね >







雲龍「? 揉む? 」

葛城「揉むか! 」

雲龍「困ったわね……揉まれる側にはなれそうもないというのに」

葛城「言ったなてめぇ! あぁん?! 」

雲龍「面倒臭い……負けは負けよ葛城」

葛城「負け?! 負けっつったかこの姉?! おぉん?! 」

雲龍「本当に面倒…………この子、酔ってる? 」

天城「んぅ……酔って、ると、思いますけれど……素面でもこんなことしそうな姉様が酷いだけでは? 」
201 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:44:40.10 ID:kOHOXo9J0

< カレースパの仲間(嘘) >






時雨「そういえばウォースパさんの誕生日だったね」

あきつ丸「あぁ」

時雨「伯爵が早々に部屋までお連れした所為で僕たち余り者がただ飲んでるだけだけど」

あきつ丸「自分は遅れてきた所為で今の今まで誕生日など忘れていたであります」

時雨「うん」

あきつ丸「あぁ」

時雨「…………」

あきつ丸「…………」

時雨「…………鈴谷さんいないし、寝れば? 」

あきつ丸「本気で友人のいないやつの行動な気がするのであります……」
202 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:46:47.98 ID:kOHOXo9J0

< 酔った所為ですきっとそうです >







雲龍「ソープフラワーって」

天城「はい? 」

雲龍「ソープフラワーそのもののことなのかお風呂屋さんの綺麗なお姉さんの暗喩なのか迷うところよね」

天城「え、えーと……」

葛城「んなわけ無いでしょーが。天城姉ぇも一々そんな困惑したフリしなくていいんだよ? ……素じゃない、よね? 」

天城「え、えーと……えー…………」
203 : ◆5z7C0EoTrg [saga]:2021/11/26(金) 22:51:06.43 ID:kOHOXo9J0

< 私一人だけの所有物にしたいモノとそれ以外と >







雲龍「いえね、あの……あの人とのプレイを説明させられるのは普通に嫌なのだけれど」

松風「分からん……本当にその理由が、分からん」

旗風「これで本人の中では理路整然としてるらしいのが怖いよね」

雲龍「見せパンと勝負用の違いみたいなものよ」

山城「分からなくはないけれどもう少し品のある例えくらいできるでしょうが……」
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