哀れな道化師は夢と踊る

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/08/13(金) 23:27:38.72 ID:waodT83TO
「○○大学なんだ? 凄いね!」

「頭いいんだね」

「将来有望じゃん」

受験勉強が忙しいという理由で執筆から離れていた僕に対して、その言葉はとても甘美な麻薬で毒だった。

小説家になんかならなくても、十分に評価される。僕は優秀なんだ。

そう勘違いをするには十分すぎる周りの声から、次第に僕は感動を届けたいなんて高尚な理想は忘れてしまっていた。評価をされたくて小説家になりたかったわけではなく、感動を届けたいから小説家になりたいなんて、思い出すこともなかった。

きっと僕には素晴らしい未来が待っていると思っていた。そして僕は怠けて過ごしていた。

彼女と出会うまでは。
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