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【まどマギ】小巻「見滝原中に転入したわ」【安価あり】
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32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/09(月) 22:08:14.66 ID:aFD3NZgjO
2
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/08/09(月) 22:08:59.05 ID:cD7YL7eg0
a
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/09(月) 22:10:39.64 ID:mTDXugZe0
3、ちょっと話があるから付き合えとすぐ近くの自動販売機の方へ連れて行く
35 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/09(月) 22:15:59.93 ID:scB2S9al0
----------------------------------------
>>5
★『相談したい事がある』『話したいことがある』のみの安価は不採用とします。必ず話す内容まで書いてください。
話す系は内容まで書かないと駄目な世界なんだ…!
1何が納得できない?
2まだ何か未練でもあるの?
3自由安価
下2レス
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/09(月) 22:25:40.19 ID:mTDXugZe0
失礼、久しぶりなんで忘れてましたw
3、自販機の方に行ったら織莉子に白女に居続ける理由を聴き、話の最後にあんたも見滝原に来ないかと話す。
環境がかわるって結構色んなものが見えてくるものなのよね。
あんたがあんな学校に居続ける理由ってなんなのよ?
別に白女でなきゃいけない理由がないなら、あんたも見滝原中に来たら何か新しい発見があるかもよ?
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/09(月) 22:34:26.03 ID:aFD3NZgjO
2取り消しで↑
38 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/09(月) 23:14:59.51 ID:scB2S9al0
小巻「ま、あたしのほうは結構楽しくやれてるわよ。環境が変わるって色んなものが見えてくるものなのよね」
小巻「アンタはあんな学校に居続けたい理由があんの?」
小巻「白女でなきゃいけない理由がないなら、アンタもこっちにでも移ってみれば少なくとも今とは違うものが見えるかもよ」
織莉子「……平凡な市立では駄目で、白女でなきゃいけない理由はあったわ。でも今はどこに行ったって私の望むものは得られない」
小巻「……」
冷静で諦めたような口調。
未練? 結局こいつもあそこに通う大多数の生徒と同じように、学校の持つネームバリューに引きづられてるってこと?
小巻「……それって結局動くのが面倒くさいから同じところにいるってことじゃない?」
小巻「なくなったものに縋り続けるって、自ら負け犬で居続けてるみたいで虚しい生活ね」
織莉子「何とでも言えばいいわ」
ああもう、気にしてませんって顔してるのもムカつく。
こいつはいつもこうだ。何もないわけないだろうに無理に取り繕って、大人ぶって。
見てるとイライラしてくる。そんなだからいじめられるんだ。
小巻「じゃあね負け犬さん。もうアンタとは会うこともないでしょうね」
きっぱりと言ってやって、美国と別れた。
……一人になった後の帰り道でもあたしの心はモヤモヤとしていた。
―1日目終了―
小巻 魔力[95/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
39 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/09(月) 23:58:23.78 ID:scB2S9al0
――――――
2日目
転入二日目。また新しいクラスメイトの名前を覚えられた。
周りの人と話して、授業を受けて、お昼になる。
小巻「……ん」
昼食の後、ポケットに着信の振動を感じて見てみると、前の学校の友達からのメールだった。
『そっちは元気?』とか『楽しくやれてる?』とか、そんだけの内容だったけど。
心配させないように返しておく。
「そういえば、浅古さんってカレシとかいるの?」
小巻「何よ急に?」
「何って、気になるじゃない! 勉強も運動もできるし、お嬢様でしょ? やっぱモテるのかなってさ!」
小巻「ムリ。まず出会いがないわ。元々いたの、女子校よ」
「あ〜〜、そっか〜。そのハンデは大きいな〜。じゃあ今のメールは普通に友達とかか」
小巻「ええ、浮いた話じゃなくて残念ね。前の学校の友達」
「まあ、出会いはこれからだよね! もしかしたらここで出来るかもしれないし!」
小巻「まあ、そうね」
今まであんまり考えたことなかったけど、機会があるならそういうのも悪くない。
普通の学校だとこんなことを話すんだ。
*昼休み行動*
1屋上へ
2購買部へ
3教室にいる
4校舎の外へ
下2レス
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/10(火) 00:06:37.35 ID:ZW4l5ggu0
1
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/10(火) 00:08:52.33 ID:yZ/tSmsXO
2
42 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/10(火) 00:13:32.06 ID:fH5NdM+l0
----------------------
今回更新はここまで。
次回は10日(火)19時くらいからの予定です
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/10(火) 00:22:19.03 ID:ZW4l5ggu0
乙です。
久しぶりの安価、やっぱり面白いです。
>>36
はなんか失敗したくさいですが^^;
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/10(火) 00:31:24.84 ID:yZ/tSmsXO
乙
45 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/10(火) 20:15:47.78 ID:fH5NdM+l0
「ちょっと購買いってくるね」
小巻「購買? そういえばあるって言ってたわね」
「うん。飲み物とか自販機で買うより安いのもあるんだよね。……あっ、浅古さんにはいらない情報だったかなぁ」
昨日は結局寄らなかったっけ。
飲み物や食べ物じゃなくても文房具とか足りなくなることがあるかもしれないし、何があるかくらい見ておいてもいいか。
小巻「あたしもついてくわ。どんなところか見に行ってみる」
「おけー、じゃーいこー!」
ついてってみると、そこは広くない一室に所狭しと棚が並んだ部屋だった。
パンや弁当にお菓子などの食品やら、あと文房具もペンやノートだけでなく色々品揃えがあるみたい。
昼休みだけあってそこそこ混んでいる。
「買いたいものはある? ないんだったら一人で並んできちゃうね」
小巻「そうね。混んでるみたいだしあたしはいいわ。今日は見にきただけだし」
レジからは快活な声が響き、流れ作業的に会計が済まされている。忙しそうだ。
外で待っていようかと思ったところで、なにやらレジでもたついてる人がいるのが目に入った。
小巻(これだけ並んでるんだから、その間にお金準備しとけばいいんじゃない……?)
下1レスコンマ1桁
0or1
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/10(火) 20:21:35.81 ID:ZklSQnOI0
あ
47 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/10(火) 20:47:28.44 ID:fH5NdM+l0
そんなことを思っていると、今度は硬貨の落ちる音がした。
小巻「気をつけなさいよ。ほら」
こいつは同じクラスの生徒だ。……今思い出したけど、昨日屋上にいたのもこいつだった。
呆れ半分だけど、ちょうど手が空いてたから落ちた小銭を拾って渡す。
「……うん」
すると、相変わらず意地でも張ってるみたいに無愛想に、それだけの反応を返して会計を済ませた。
……別にお礼とかしてほしくてやったんじゃないし、いいけど。
予定通り外に出て待つ。
その後も、すれ違う時にそいつはチラチラと視線を送っていた。
なんと表したらいいかわからない微妙な表情だった。
1何?
2今度から会計の前に準備しておいたら?
3友達を待ってるの
4自由安価
下2レス
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/10(火) 20:57:56.50 ID:ZklSQnOI0
自己紹介して名前を聞く
あたしは浅古小巻
昨日転校してきたの
あなたの名前は?
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/10(火) 21:00:37.39 ID:3OnIX5EVO
↑
50 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/10(火) 21:31:17.45 ID:fH5NdM+l0
小巻「……アンタ、名前なんだっけ? 他の人から聞いたことがあると思うけど忘れたの」
小巻「あたしは浅古小巻。昨日ここに転入してきたんだ」
「知ってる。昨日からみんなの注目の的だし」
小巻「そう? 好きにやってるだけだけど」
なんだか卑屈っぽい喋り方に感じた。
一言二言言葉を交わしたところで、待ってた子が戻ってきた。
「浅古さん、おまたせ! ……あれ? 呉さんもいたんだ。何か話してた?」
そういえばそんな名前だった、と聞いてから思い出した。
すると、名前はわかったからもういいでしょ、とでも言いたいのか。
「別に……もう行くよ」
……どこかへ去っていった。
まあ、そういう奴もいるでしょう。気を取りなおした。
小巻「あたしたちも戻る?」
「うん。次は移動教室だし、準備もしなくちゃね」
――――
――――
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/10(火) 21:37:07.31 ID:ZW4l5ggu0
昨日屋上にいたのキリカだったのか。
52 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/10(火) 21:52:04.70 ID:fH5NdM+l0
それから放課後。
今日は塾もあるし、魔女狩ってる余裕はないかな。
……でも、その前に少し時間もある。
1校内
a屋上
b図書室
cその他
2白女の友達とメール
3自由安価(校外の場所移動は時間がかかりすぎるので無理)
下2レス
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/10(火) 21:56:07.49 ID:3OnIX5EVO
2
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/10(火) 21:57:55.71 ID:ZW4l5ggu0
屋上に行って2
55 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/10(火) 22:37:17.07 ID:fH5NdM+l0
教室に残り続けるのも人が減って寂しいし、場所を変えようか。
リフレッシュがてら屋上にでも行こう。――階段を上りながら携帯を取り出した。
昼はこっちのことを聞かれたけど、あたしだってあっちがどうなってるか全く気にならないわけじゃない。
屋上に足を踏み入れたところで、黄昏れてる先客の姿が見える。
クラスメイトの。人づてに二回は聞いたから名前は一応覚えた。
小巻「アンタこんなところで何してんの?」
「な、なんでもないよ! ていうか……そっちこそ!」
足元に目をそらした気がする。
そっちに何が? と思ったけど、何もなかった。
小巻「あたしはちょっと次の予定までに時間があったから、風に当たりながら暇を潰そうと思ってただけだけど。……アンタは一人で元気そうね」
「全然元気じゃないよ。私は……どうせ君みたいにはなれないんだから」
小巻「あたしみたいに?」
何のことかわかんないけど、あたしには理解できないくらい何かしょーもないこと考えてるってことはわかる。
1言わないとわからない
2何を悩んでるの?
3自由安価
下2レス
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/10(火) 23:04:31.54 ID:ZW4l5ggu0
2+購買の時のことで何か言いたいことがあるのかと尋ねる。
あんたお昼の時のことであたしに何かいいたいことでもあるの?
面と向かって話せないなら、あたしがいないと思って独り言でもつぶやきなさいよ
あたしはメール打ってるから、誰かさんの独り言がたまたま聞こえたらあたしも独り言をつぶやくから。
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/08/10(火) 23:13:40.95 ID:3OnIX5EVO
↑
58 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/10(火) 23:58:28.07 ID:fH5NdM+l0
小巻「……何を悩んでるの? どうせくだらないことなんでしょうけど」
「……そうだね。どうせくだらないよ。君は悩んだこともないんだろうし」
こうやって話を終わらせようとする。
理解できないし理解したくもないし、煮えきらない態度が誰かさんと被ってムカついてきた。
小巻「昨日も今日も、何かこっち見てたじゃない」
小巻「そんなに話したくないなら、あたしはアンタのことはいないもの思うわ。だからアンタもあたしのことはいないものと思いなさい」
小巻「……そうやって、独り言だと思えばつぶやけたりはしないの?」
わざと顔を背けて無視をするように、携帯に目のほうを向ける。
『小巻はいい子だけど、みんながそんなに強いわけじゃないんだよ』 いつか、誰だったかに言われた言葉が響いた気がした。
……あたしには理解できない。
「……とりあえず、昼のことはありがとう」
小巻「はいはい」
「返事はするの? いないものと思うって言ったじゃん」
小巻「うるさい。独り言よ」
「無茶苦茶だよ……」
ちょっとぶん殴ったろかこいつって思った。
ちらっと見てみると、まだなにか不機嫌そうな顔が目に入った。一体何にふてくされてんの?
そうしているうちに決めていた時間になって、あたしは下校した。
――――白女のほうは相変わらずだって。
いつもと同じ先生の、進学校らしい実力主義の指導。相変わらず美国は陰口を叩かれる一方で腫れ物のようにされてる。
あたしがいなくなってまだ数日だし変わらない、か。
―2日目終了―
小巻 魔力[95/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
59 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/11(水) 00:01:53.54 ID:Ck/cJa7s0
-------------------------------
今回更新はここまで
次回は11日(水)19時くらいからの予定です
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/11(水) 00:54:59.60 ID:OKF7VCtx0
乙です。
うーん、良い感じで安価が取れてるかどうか・・・
織莉子が銅転ぶのかまだわからないのが不安ですね。
61 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/11(水) 21:32:13.77 ID:Ck/cJa7s0
――――――
3日目
放課後になったら勉強に身を入れたり、妹の相手をしたり、あたしの日常は相変わらずだ。
……そういえば、進路はどうしようか。
元々白女には系列校もあるし、そうでなくても似たような場所に行こうと思っていた。
『エリート』を集めたような雰囲気というのはもう知っている。
もちろん良い意味もあって、決してブランドというのは名ばかりなわけじゃない。
平凡な環境で努力もしてない人たちを超えた身分を持つ証明にはなるし、それに対する誇りはあった。
「小巻ー、何か考え事?」
小巻「まあ、少し。進路のことをね」
「うわ、偉い! 私なんてまだまだだと思ってた!」
……そんなことを新しくできた友達に少しこぼしてみたら、こんな反応が返ってきた。本当に何からなにまで新鮮。
でも、白女に残してきた友達のことは気になるけど、こういう雰囲気も楽しいと思い始めてる。
ここには本当に色んな人がいる。性格も学力の良し悪しもピンキリ。
全員のことを深く知れたわけじゃないけど、もう一言くらいはみんなと話せてると思う。そのくらいにはあたしもこのクラスに馴染んでいた。
62 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/11(水) 22:37:53.71 ID:Ck/cJa7s0
少し教室を見渡してみる。
休憩時間の教室には、友達同士で話している人や、自分の席で何かしている人、寝ている人まで……思い思いに過ごしている生徒たちがいた。
「ところで、今日の放課後って空いてる?」
小巻「ん……今日ね」
「あ、なにか予定があるならまた今度でいいよ!」
歯切れ悪く言ったのは、今日は魔法少女としての仕事もしたいと思ってたからだ。
昨日は勉強に専念してたし、予定はなくても自分の意思で契約したんだからそっちも疎かにはできない。
小巻「何に誘おうとしてくれてたの?」
「近くに新しいカフェがオープンしたって雑誌で見たからどうかなって思って」
「それ私も見たよ!」
……話を聞いていると、あたしたちの会話に入ってくるヤツがいた。
眠そうに大きなあくびとともに伸びをしていて、興味のある話題が聞こえてきたから起きたって顔に書いてあるみたいだった。
絶妙に抜けてて憎めない感じの表情だ。
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/11(水) 22:46:47.32 ID:OKF7VCtx0
誰だ?
甘いものに目がないキリカかな?
64 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/11(水) 22:51:15.19 ID:Ck/cJa7s0
「それってクリーム山ほど乗ったパンケーキがあるとこでしょ? 私も気になってたんだ」
「じゃあ三人で行く?」
小巻「それなら今度の休みにでも時間をつくっておくわ。それでどうかしら?」
「うん!」
さっそく休日の予定が決まった。
……別に大したやりとりでもないし、基本的に来るものは拒まずだ。
全員のことを深く知れたわけじゃないし、話があまり弾まなかった相手にまで同じように興味を持ててたわけじゃない。
だけどちょっとだけ、違和感はあった。
小巻「あんた……そんなんだっけ?」
「えっ? なにが?」
小巻「いや、いい。アンタのことそんな知らないし」
転入して三日のあたしでも結構馴染めた。
でもコイツは、『よくわかんない奴』って言われてたわりには今になって自然に馴染みすぎじゃないか――と。
――――
――――
さて、放課後は魔女退治だ。
1人気のある場所を探す
2人気のない場所を探す
下2レス
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/11(水) 23:08:54.38 ID:OKF7VCtx0
うわっ、こりゃ契約したくさいなキリカ・・・
安価は2
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/11(水) 23:10:59.22 ID:2E6M7dr8O
1
67 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/11(水) 23:22:02.17 ID:Ck/cJa7s0
校舎から離れると、街の中心のほうへと進んでいく。
どこを回るかは気まぐれだけどルートはいくつか決まってる。
下1レスコンマ判定
0~30 遭遇判定1
31~60 遭遇判定2
61~80 使い魔
81~ 魔女
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/11(水) 23:27:47.58 ID:2E6M7dr8O
あ
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/11(水) 23:28:23.60 ID:OKF7VCtx0
ほいさ
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/11(水) 23:29:47.29 ID:OKF7VCtx0
お、どっちにしろ遭遇判定2か。誰だろ?
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/11(水) 23:35:10.51 ID:2E6M7dr8O
マミじゃね?
72 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 00:03:12.04 ID:GSTI77Qo0
……魔力の反応。
もうかなり判断できるようになってきたはずだけど、魔女だか使い魔だかわからなかった。
とはいえ、そんなことは重要じゃない。そう思い直して結界の位置を探りはじめる。
結界の扉はすでに開いていた。
小巻(結界からすると魔女のものみたいだけど、綺麗なくらい使い魔がいないわね……)
小巻(もしかすると、もう誰かいるのかしら。だから判断できなかった?)
だとしたら喧嘩売りに来たと思われるのはよくない。
苦戦してなければあたしはよそを探ろうかと思って、気づかれないように結界の最奥を覗いてみると、掛け声のようなものが聞こえてきた。
「ティロ・フィナーレ」
小巻「……」
その直後に白銀の大きな銃身から魔力が弾け、結界が消える。
センスを疑いたくはなるが、効果は抜群のようだった。
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/12(木) 00:08:02.20 ID:Gx32l5Xk0
マミさんだったか。
魔法少女を気恥ずかしく思ってる小巻からしてみれば、ティロ・フィナーレは微妙だったかw
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/12(木) 00:20:32.90 ID:QWIIjsKNO
小巻の性格的にマミとは争わないと思うが
75 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 00:31:38.68 ID:GSTI77Qo0
「あら? そこに誰かいるの?」
魔法少女がこちらを振り返る。
攻撃的な素振りには見えないけど、声色にはやや冷たさを感じた。
ろくでもない奴もいる中で、初対面の相手なんかいきなり信用できないのはあたりまえか。
魔法少女は続けて言った。
マミ「私のほうから自己紹介しなくちゃね。私の名前は巴マミ。この街の魔法少女よ。あなたはどこから来たの?」
小巻「あたしは浅古小巻。そういえばこの街の魔法少女とは話したことなかったわね」
小巻「一応、住まいはこの街よ。遠出することも多くてここ以外でも狩ることがあったの。まあ、これからはこっちで活動することが増えると思う」
マミ「そう。余計なお世話かもしれないけど、事前に話しておいたほうがいいと思うわ……何かと物騒なことがあるから」
小巻「……そうみたいね」
マミの言うとおり、あたしも実際に襲われたことはあった。よくあることらしい。
マミ「でも、ここなら安心していいわよ。今のところ他に魔法少女はいないし、危ない人が来たら私が対処するから」
マミ「“あなたも、この街のために戦ってくれるのなら”……私は喜んで迎え入れるわ」
何か含みを感じるけど……。
1よろしく
2あなたもグリーフシードのために人を襲う奴が嫌いなのね
3あなたはグリーフシードのために戦うのが嫌いなのね
4自由安価
下2レス
76 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 00:53:38.68 ID:GSTI77Qo0
----------------------------
今回更新はここまで
次回は12日(木)19時くらいからの予定
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/12(木) 07:24:26.01 ID:Gx32l5Xk0
1+3
初対面だし無難な挨拶で済まそうとするが、小巻が襲われたというのが杏子だった場合ポロリと杏子の名前を出してしまう。
まぁ、いきなりだし初対面の相手を信用出来ないのは当然よね。
あたしもGSを佐倉みたいに他人を襲ってまで奪おうなんて思ってないから。
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/12(木) 08:33:24.37 ID:pSdWUXPtO
↑
これって1+2じゃね?
79 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 19:58:21.41 ID:GSTI77Qo0
小巻「よろしく。あなたはグリーフシードのために戦うのが嫌いなのね?」
マミ「……そうね。だって、人を助けるのが私達の使命でしょう? グリーフシードを目的にしたら本末転倒よ」
小巻「そういう相手だったら喜んで迎えられないってことね」
マミ「……」
感じた『含み』を率直に言ってみれば、マミは意図を測るかのようにあたしをじっと見た。
危ない人が来たら対処するって言ってたし、マミのほうが縄張りに対して重いものを背負ってるんだろうとは思う。
小巻「安心してよ。あたしも同意見だわ」
マミ「それならよかった。よろしくね、浅古さん」
たまには話が通じる奴もいるらしい。
『魔法少女』やりはじめてから、珍しくそう思ったけど――。
マミ「この後もパトロールを続けるなら一緒にどうかしら?」
小巻「ええ、それでもいいわよ。あたしも始めたばかりだったし」
断る理由もないので了承して、今日はマミと行動することになった。
魔法少女と一緒に魔女を探したり倒したりってことは今までにない経験だ。
――――同意見だしあたしは争う意味もないけど、もし争って排除し合ったらそれって他の縄張り争いと何か違うんだろうか?
今まで縄張りを意識したことがなかった身としてはそういうふうにも映ったところもあった。
それから二人で街を歩いているうちに、また魔力の反応を見つける。
80 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 20:14:48.72 ID:GSTI77Qo0
マミ「浅古さん、わかるかしら?」
小巻「もちろんわかるわ」
マミ「使い魔の魔力ね。二人ならすぐに片付けられると思うけど……」
マミは言葉は不自然に止めたが、足は止める気はないようだった。
一体何を考えたのかあたしにはわからなかった。
小巻「そうね、すぐでしょうね」
マミ「! ええ。行きましょう。恐らくこの奥よ」
マミが裏通りのほうを指す。あたしもそれに頷いて、マミに並んで進んでいった。
―鳥かごの魔女結界
この結界は知ってる。この前の魔女の残党だ。
小巻 魔力[95/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
仲間:
マミ 状態:正常
敵:使い魔Gotz×5
1破壊的斬撃 :近接武器戦闘・斧(魔力-0)まともにヒットすれば必殺技レベルの威力を誇る
2投刃(魔力-5) :遠心力をつけて武器をぶん投げる。繰り出すのと武器再装備には時間がかかる。
3ガード(魔力-3〜5/1ターン) :攻撃に対処するための盾。格闘中の判定結果によって自動使用する
4バリアバインド(魔力-10) :敵をバリアに閉じ込める
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【回復:B】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【回復:B】
下2レス
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/12(木) 20:23:42.28 ID:ytyXIhdC0
1かな
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/12(木) 20:24:30.16 ID:5NTrqEKwO
1
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/12(木) 20:28:27.35 ID:5NTrqEKwO
空飛んでたらマミのリボンで引きずり下ろしてほしいな
84 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 20:43:38.20 ID:GSTI77Qo0
こんな小物だけなら小細工はいらない。踏み込んで斧を振るいにいった。
あたしには盾がある。こう見えて隙はない。
小巻「!」
――そう思っていたが、マミは器用に斧の軌道から外れた使い魔を撃ち落としていた。
おかげでガードを使う必要も拘束を使う必要もなくなった。
大振りな攻撃はあたしがやって、漏れた敵はマミがやる。なかなか作戦としてはいいものじゃない?
マミ「……これで全部ね」
小巻「やっぱりすぐ終わったわね。こんなところさっさと出ましょ」
たった五匹だけの使い魔でも逃げられるのは厄介だ。翌日まで探し回るハメになることもあるし。
けど、今回に限ってはその心配もなかった。
やっぱり、一人だとやりづらいところもある……か。そんなことを思いながら、再び街中に戻っていった。
―3日目終了―
小巻 魔力[95/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
85 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 21:34:23.51 ID:GSTI77Qo0
――――――
4日目
小巻「……やっぱり。制服でわかってたけど、ここの生徒だったのね」
マミ「私は他校の生徒かと思ってたわ。制服が違うもの」
今日になって、廊下でマミを発見した。
他のクラスまではさすがに把握してなかったし、もしすれ違ってたとしても今までは意識から漏れていたんだろう。
小巻「制服のことはちょっと都合があるのよ。多分次の週にもなれば届くでしょ」
マミ「最近転入してきたの?」
小巻「ええ、その通り」
マミ「まさか同じ学年にいただなんてね」
初めて会った時と比べて打ち解けてきた感じがする。
マミ「同じ街に住む魔法少女同士、話しやすいほうがいいわよね。今度、一緒にお茶でもいかがかしら?」
小巻「それは考えておくけど……マミは長くやってるの? 今のところ他に魔法少女はいないって言ってたけど、ずっと一人?」
マミ「長いこと一人だったわ」
小巻「その間誰も契約しなかったの?」
マミ「いいえ、そういうわけじゃないわ。……脅すわけじゃないけど、あなたも気をつけてね。魔女にも魔法少女にも」
マミの言葉は重い。経験を伴わないような軽い言葉ではなさそうだった。
でも、そんなの今更。当然のことだ。
小巻「言われなくてもわかってるわよ」
マミ「私もできるだけそのお手伝いをするわ」
マミと連絡先を交換した。
――――
――――
*放課後*
1魔女狩り(一人)
2魔女狩り(マミを誘う)
3マミのお茶会の誘いに乗ってみる
下2レス
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/12(木) 21:44:46.97 ID:Gx32l5Xk0
クラスメート達との約束とかぶらないように3、そのあと1
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/12(木) 21:46:00.24 ID:5NTrqEKwO
2
と思ったけど↑
88 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 22:35:15.64 ID:GSTI77Qo0
放課後になると、さっそくマミの誘いに乗って一緒にお茶をすることになった。
カフェだったら週末に行くクラスメイトとの約束にも被るんじゃないかとも思ったけど、自宅に招いてくれるらしい。
キッチンのほうからいい香りが漂ってくる。まさか淹れてくれるとは。
マミ「紅茶が入ったわ。どうぞ召し上がれ」
小巻「思ってたより本格的ね。ケーキも焼いたの?」
マミ「趣味なのよ」
マミの雰囲気は、どちらかというと白女に通うような身分の人たちにも似てるけど……
いや、ここまで紅茶もお菓子作りも自分で極めようとする人はそうそういないだろう。
単に努力家なのかもしれない。
*雑談*
1戦い方についてアドバイスをもらう
2お茶の淹れ方についてアドバイスをもらう
下2レス
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/12(木) 22:40:54.79 ID:h7uZRfhYO
1
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/12(木) 22:45:58.21 ID:Gx32l5Xk0
1で。
91 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 23:33:53.75 ID:GSTI77Qo0
小巻「ところで、マミはあたしより契約してからの経験があるのでしょうね。あたしの戦い方について気になるところはあった?」
マミ「武器からしても攻撃が大振りになりがちじゃないかとは思ったけど……何かカバーできる手段は用意していたかしら?」
小巻「いざとなれば盾があるし、バリアを張ることも出来る」
マミ「思ったより器用なのね。でも過信はしすぎないほうがいいかも」
マミ「近づいての攻撃はどうしても危険が伴うものだし、バリアが絶対に破られないとは限らないから」
小巻「……回避できるならそのほうがいいとは思ってるわ。でもあれこれ考えるより先にぶちのめしたほうが早いって思っちゃうのよね」
そう言うと、マミはどこか懐かしそうに笑う。
マミ「近接系の子ってそう思いがちなのかしらね……。間違ってはいないのだけど、ちゃんと考えないと危ないことがあるわね」
そのあとも雑談を交わしながら、マミとお茶を楽しんだ。
魔法少女とこうしてプライベートでお茶するなんて考えたこともなかったけど、いい情報交換になったと思う。
――――それから、帰り道。
小巻(今日は少し遅くなったし、明日の予習もしたいから魔女狩りはするとしても少しかしら……)
小巻(まあいいわ。少しだけ寄り道してから帰りましょう)
暗くなってきた道を、少し回り道をして帰路の方向を目指す。
その途中で魔力の反応を見つけて、やっと結界の最奥までたどり着いたところだった。
その倒すべき姿を目にした瞬間。
結界が、消えた。
小巻(あれ……?)
小巻(……今のところ他の魔法少女はいない、って言ってたわよね?)
―4日目終了―
小巻 魔力[95/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/12(木) 23:37:43.57 ID:Gx32l5Xk0
さて、誰かな?
93 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/12(木) 23:53:35.52 ID:GSTI77Qo0
---------------------------------
今回更新はここまで
次回は13日(金)19時くらいからの予定
94 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/13(金) 19:18:35.75 ID:IrZxcVMF0
――――――
5日目
休憩時間になると、あたしは昨日のことを早速マミに話しにいった。
昨日のうちにメールでも伝えたけど、どうせすぐ会えるなら対面のほうがいい。
マミ「そう……それはおかしいわね。新しい魔法少女が誰か来ているのか、まさか」
小巻「心当たりでもあるの?」
マミ「……いいえ。可能性としては色々と考えられると思う。でも、結界にいて魔女の手前にまで行ったのなら、浅古さんはその魔法少女とも会ったんじゃないの?」
マミの抱いた疑問は、あたしも考えてみてすぐに気づいた疑問だった。
小巻「そうよね、普通は」
小巻「考えてみればおかしかったのよ。魔女にたどりつくまでの道のりもたどりついてからも、それまで誰か戦っていたようでもなかったし突然すぎたの」
マミ「速攻で魔女を倒して去ったってことかしら……とすると、かなり強力な魔法少女かもしれない」
マミの言うとおり、相手はわざと接触を避けたってことなんだろう。結局はコソコソと逃げたってことだ。
グリーフシード目当てではないとはいえ、横取りされたみたいなものだからいい気はしない。
マミ「警戒しておくに越したことはないわね。一度キュゥべえにも聞いてみるわ」
95 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/13(金) 20:41:39.25 ID:IrZxcVMF0
――――それから教室に戻ってみると、クラスメイトからはこんなことを言われた。
「最近よく教室を出てるよね。もしかして、さっそく他のクラスの人とも仲良くなったの?」
小巻「まあ、そうね」
関わったきっかけは魔法少女のことだけど、マミは他のクラスの生徒だし間違ってはいないか。
「えー、さすがだなあ」
「浅古さんって誰とでも気兼ねなく話すし、ズバッともの言うよね。さっきの授業だと先生の間違いまで正してたのカッコよかった〜」
「ねー。それあたしにはムリ! まず訂正できるほど授業わかんない!」
小巻「事前に予習してたらわかるようになるわよ。勉強なんてやるかやらないかの違いでしょ?」
あたしからすればこの学校の人はどうにもやらずに諦めてる人が多いように思えた。
他にやりたいことがあるならあたしから強制する気はないけど。
そんな話をしていたあと、休みの約束をしてた子があたしに頼み事があるって言ってきた。明日は土曜――約束は明日だ。
「ねえ、明日ちょっと勉強も見てもらってもいい? カフェで勉強会ってのも王道でしょ?」
小巻「確かにそうね。あたしは構わないけど」
「あ……、呉さんもどうかな?」
白女の友達とも前は勉強会開くこともあった。
といってもこの二人とじゃ、あたしの勉強にはならないかもしれないけど。
「えーべんきょう…………誰かといっしょだったらちょっとは捗るかな?」
……あまり返事を期待してないみたいな遠慮がちな誘いだったけど、本人は気にしてないようで結局こいつも頷いた。
96 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/13(金) 21:30:41.24 ID:IrZxcVMF0
――――
――――
放課後、今日は習い事があった。ここからそう離れた場所ではない。
予定の場所に向かう途中、マミからメールが来たことに気づく。
小巻(キュゥべえから無事に話を聞けたんだ)
でも、肝心の内容がよくわからない。わからないまま終わっている。
『どうやら契約した覚えのない魔法少女がいるっぽい』……というなんとも曖昧な内容だった。
誰も何かされたというわけじゃないから噂はこの程度に留まっていた。
それから予定を終えて、その帰り道。
繁華街の近くを歩いていると、クラスメイトの姿を見かけた。
小巻「あたしは用事があったけど、あんまり夜にうろつかないほうがいいわよ」
「私も用事があるんだよ」
小巻「どう見ても買い食いしてるように見えるんだけど」
「……。 ついで!」
小巻「だといいけど。明日はよろしくね」
―5日目終了―
小巻 魔力[95/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/13(金) 21:37:12.01 ID:JIaHP/Pc0
状況的にやっぱりほむらですよね、時間停止があるから。
98 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/13(金) 21:54:59.22 ID:IrZxcVMF0
――――――
6日目
*「おまたせしましたー。『エベレストデラックス苺パンケーキ』でございます」
「わぁ!」
パンケーキが運ばれてくると沸き立った。
――――あたしたちは新しくオープンしたというカフェに来ていた。
「すごいね! 写真撮ろ写真!」
「それより早くたべたい!」
『山ほど乗った』という表現はまさにそのとおりで、マミのところで食べたような上品なケーキとは趣が違うが何しろインパクトがある。
こういうのが好きな人にはたまらないだろうって思えるメニューだ。
カフェ自体の雰囲気も、内装は綺麗だしゆったりとしていていい感じ。
「クリームもすごいけど生地もふわっふわだよ!」
小巻「量だけでなく質もなかなかいいみたいだし、美味しいわね」
まずはみんなで舌鼓を打つ。
99 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/13(金) 22:26:28.72 ID:IrZxcVMF0
「転入して数日だけど、浅古さんはこっちでの学校生活はどう?」
小巻「気楽にやれてるわよ。良い意味でまとまってなくて、面倒も少ないし」
小巻「もしかしたら、あたしにはこっちの雰囲気のが合ってるのかもね」
「やっぱりお嬢様学校って面倒多いの?」
小巻「派閥とか体裁とか、そういうの気にする人は多かったわね」
あたしが白女から離れてからも数日。だけど、そんなにすぐには変わるものではない。
いつもと同じ先生が授業して、あたしを除いて同じやつが通って。……相変わらず美国は陰口を叩かれる一方で腫れ物のようにされて。
「今日は一緒に来られてよかったー。それに呉さんも、話してみたら思ったより話しやすかったし」
小巻「こういうのが好きなのね。よく夜に買食いしてるの?」
「か、買食いはともかく甘いものはみんな好きでしょ」
「え、夜遊び疑惑? 夜買食い?」
「夜遊びはしてないよ……買食いはともかく」
*雑談*
1どう思ってたの?
2黄昏れてたのはもうよくなったの?
3自由安価
下2レス
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/13(金) 22:34:54.45 ID:ndZ8zZcNO
1と2
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/13(金) 22:49:03.66 ID:JIaHP/Pc0
安価↑
追加で甘いものの話をしてる時にマミのことを思い出す。
マミの作ったケーキも美味しかったし、もしかしたらこの2人と話が合うかもしれない。
マミに紹介して本人から許可が出たら会わせてみよう。
102 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/13(金) 23:37:55.60 ID:IrZxcVMF0
小巻「思ったよりって、どう思ってたの?」
「もっと人を寄せ付けないタイプかと思ってたよ」
「えー、そうだった……?」
小巻「思い違いだったってことね。そういえば前に黄昏れてたのはもうよくなったの?」
「黄昏れてた? へ、私のこと? ……そんなことあったっけ?」
小巻「……まあ、アンタにとっても大したことなかったんならそれでいいんじゃない」
そんな雑談を交わしながら、レモンティーを口に運ぶ。
そのへんのカフェにしては本格的な紅茶だ。マミとのお茶会のことを思い出す。
マミは学校の友達ともああしてお茶会を開いたりしてるんだろうか。
パンケーキを堪能すると、机にノートを取り出した。
「じゃあ、そろそろはじめようか――――……勉強会!」
小巻「まずは何の教科から? どこからやる?」
「昨日の英語の宿題わかんないとこあったんだよね。あのへんから教えてくれると助かるよ」
「私も――」
途中で飲み物を追加しながら勉強を見る。
居心地は良い。学校で話すのと同じ雰囲気の延長みたいな感じだった。
――――――
103 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 00:16:42.28 ID:pp/KpTtw0
――――――
魔力の砲撃を撃つ。
マミ「さて……これで『お終い“フィナーレ”』よ」
魔女は声を上げることもなく、その技の名通りに消え失せた。
代わりに遺したグリーフシードを拾い上げると、誰もいなかったこの場所に人のではない足音が駆け寄った。
QB「やあマミ。今日も順調だね」
マミ「ええ。仲間も出来たことだし、こんな魔女相手に後れを取っているわけにはいかないもの」
QB「なるほど、仲間という存在が人に元気を与えるんだね」
マミ「素敵な響きね」
マミは柔らかく笑ったが、それからすぐに表情を戻した。
マミ「それで、昨日言ってた魔法少女については何かわかったの?」
QB「ボクもその姿は見てるんだ。小巻の証言もあるし、結界にいたから魔法少女だとは思うんだけど……」
QB「すぐに見失ってしまったんだ。彼女を追うことができなかったんだよ」
マミ「その魔法少女の魔法かしらね……?」
QB「彼女はボクに見つかりたくないと思っているのかもしれない。もしかしたら、他の魔法少女にも」
QB「……その目的が何かはわからないけどね」
隠れて何かを企んでいるかもしれない者の存在。それはマミにとっても、心の休まらない事態であった。
マミ「一応、何もされてはいないのよね?」
QB「ボクの知る限りではその覚えはないね。他の魔法少女からも被害は聞いていない」
マミ「『他の魔法少女』? 今、他の魔法少女って言ったの?」
QB「……そうだね」
マミ「私と浅古さんとその魔法少女のほかに、この街に魔法少女がいるってことね? 最近増えたの? どうして言ってくれないのよ、もう……」
QB「ボクの使命は、願いのある者と契約することだからね。伝える前にも増えることはあるよ」
QB「いつか、マミとも会うかもしれないね。その時はよろしく頼むよ。また仲間が出来るかもしれないからね」
―6日目終了―
小巻 魔力[95/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
104 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 00:23:55.59 ID:pp/KpTtw0
---------------------------
今回の更新はここまで
次回は14日(土)17時くらいからの予定
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 00:27:45.86 ID:BBN0id1j0
連日の更新お疲れさまです。
他の魔法少女、キリカか織莉子かはたまたさやかとかまどかって可能性もありますがw
106 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 17:43:44.78 ID:pp/KpTtw0
――――――
7日目
小糸「……今日も出かけるの?」
小巻「ええ。ちょっとね。なによ、寂しくなっちゃったわけ?」
小糸「べ、別に……そういうわけじゃないけど、学校も離れちゃってますます何してるかよくわかんなくなっちゃったから」
魔女狩りのために家を出ようとすると、妹に呼び止められた。
……ますます、か。いつのまにそんな風に思われてたんだろうか。
小巻「行ってくるわね。今度の休みには一緒にお出かけでもしましょ」
小糸「! 約束だからね? 行きたいとこつれてってもらうからね!?」
なんか機嫌を取るみたいになってしまった。
たしかに最近家族で何かをすることもどこかに行くこともしてなかったな……なんて考えた。
街を回りはじめる。休日の日中、街は活気に満ちているように見えた。
下1レスコンマ判定 1/3
0~20 使い魔
21~40 魔女
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 17:51:59.07 ID:BBN0id1j0
ほいさ。
108 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 18:16:19.09 ID:pp/KpTtw0
……しかし、こんな場所にも『沸く』のねぇ。
魔力を察知して警戒を強める。魔女よりも不安定な魔力の気配がした。使い魔だけの結界だ。
大きな建物の裏に回ってみると景色が揺らぎ始めた。
―薔薇園の魔女結界
宙に浮かんだ使い魔があたしを見てベルを鳴らす。
鋏を持った使い魔がこっちにワラワラと近づいてきて、空を飛ぶ使い魔はその上をくるくると飛び回っている。
小巻 魔力[95/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
敵:使い魔Anthony×3 <- 攻撃対象デフォルト
使い魔Adelbert×4
使い魔Adelbert(幼)×2
1破壊的斬撃 :近接武器戦闘・斧(魔力-0)まともにヒットすれば必殺技レベルの威力を誇る
2投刃(魔力-5) :遠心力をつけて武器をぶん投げる。繰り出すのと武器再装備には時間がかかる。
3ガード(魔力-3〜5/1ターン) :攻撃に対処するための盾。格闘中の判定結果によって自動使用する
4バリアバインド(魔力-10) :敵をバリアに閉じ込める
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【回復:B】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【回復:B】
下2レス
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 18:20:55.69 ID:BBN0id1j0
1で充分かな。
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/14(土) 18:41:39.02 ID:AKBnHEZUO
1
111 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 19:05:34.84 ID:pp/KpTtw0
まずはまともに接近戦を挑んでくる奴らから蹴散らすのが早いかしら?
鋏が斧に勝てるわけがない。このくらいは一気に押し切れる。
斧を振るえば、三体をいっぺんに倒すことが出来た。
それより、ちょっと鬱陶しいのは飛び回ってるやつのほうかな。
小巻「ああもうっ、ジリジリうるさい!」
下1レスコンマ判定 戦況
0〜(劣勢) < 99(優勢)
+一桁0クリティカル(優勢時は自分)
+ゾロクリティカル(自分)
+補正 自[格闘Lv2]*3
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 19:08:44.09 ID:BBN0id1j0
どうだ?
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 19:09:35.86 ID:BBN0id1j0
あれま、あいかわらずコンマ運がないなぁ・・・
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/14(土) 19:18:40.36 ID:AKBnHEZUO
コンマだからしゃーない
115 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 19:35:31.07 ID:pp/KpTtw0
小巻さんも呪われるん…?
---------------------------------
劣勢:15
突進を盾で受け止める。
それからベルの使い魔に斧を振るうが、いつのまにか足元に張り付いた小さい奴のせいで思ったように踏み込めなかった。
ひとまず絡みついた茨を振り切って、踏み潰す。……イライラしてきた。
小巻(もう小さいのはいないわね? あとはこれだけ――!)
残る使い魔はベルの四匹。
飛び回る使い魔たちを潰していき、あと一匹となったはずだった。
小巻「ああっ!?」
いつのまにか一匹がいない。
気づけばすでに手の届かないほうへと空高く飛んで逃げていた。
小巻「逃げるなバカ! 叩き切ってやるからきなさいよ! くっ、見失った……」
……周囲から結界が完全に消える。
そのうちまた会えると信じて、魔女探しを続けるしかないか。
★ガードを3ターン分を使用しました。
小巻 魔力[84/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
下1レスコンマ判定 2/3
0~20 使い魔
21~40 魔女
41~50 逃した使い魔
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/14(土) 19:37:45.47 ID:AKBnHEZUO
あ
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 19:40:36.32 ID:BBN0id1j0
惜しい、魔女じゃないのは残念ですがいきなり再戦ですね。
118 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 19:57:07.74 ID:pp/KpTtw0
最初に探索していた住宅街付近をもう一度歩き回ってから、川を越えて探索の範囲を広げていった。
あの使い魔、案外遠くまで逃げたらしい。
……駅の近くまで来たあたりで再び魔力の反応を見つけた。
小巻「――――まったく、面倒をかけさせられちゃったわ」
残りは一匹。あれから増えてもいない。
見つけてしまえばこっちのものだ。路地裏の隅に潜んでた使い魔を仕留めて、やっと肩の荷が降りた気分になる。
さて……あんまり遅くなるとまた心配されるし、あと少し回ったら帰ることにしようか。
下1レスコンマ判定 3/3
0~20 使い魔
21~40 魔女
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 20:02:03.17 ID:BBN0id1j0
魔女こい!
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2021/08/14(土) 20:02:35.38 ID:AKBnHEZUO
あ
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 20:03:40.33 ID:BBN0id1j0
うああああああ・・・
122 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 20:33:30.60 ID:pp/KpTtw0
少し繁華街のほうを見て回っていると魔力の反応を見つけた。
また使い魔。
今度こそ漏らさないようにしなきゃ最悪明日まで延長戦だ。意気込んで使い魔の結界を見つけにいく。
―マジシャンの魔女結界
人気もなく殺風景な場所に、どこか華やかな景色がチラついて見えた。
そこに踏み入れるとどこかのステージのような結界に包まれる。
居るのは小さなからくり人形だけ。
小巻 魔力[84/100] 状態:正常
GS:3個
・[100/100]
・[100/100]
・鳥かご[100/100]
◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv2]
敵:使い魔Mr.Clown×4
1破壊的斬撃 :近接武器戦闘・斧(魔力-0)まともにヒットすれば必殺技レベルの威力を誇る
2投刃(魔力-5) :遠心力をつけて武器をぶん投げる。繰り出すのと武器再装備には時間がかかる。
3ガード(魔力-3〜5/1ターン) :攻撃に対処するための盾。格闘中の判定結果によって自動使用する
4バリアバインド(魔力-10) :敵をバリアに閉じ込める
・自分の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【回復:B】
・他人の負傷を回復(部位・範囲によって消費変動) 【回復:B】
下2レス
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 20:40:47.43 ID:BBN0id1j0
ここも1かな?
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/14(土) 20:44:59.12 ID:AKBnHEZUO
1
125 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 20:57:33.81 ID:pp/KpTtw0
からくり人形はステッキを持って踊っている。
そこに斧を振り下ろす。
下1レスコンマ判定 戦況
0〜(劣勢) < 99(優勢)
+一桁0クリティカル(優勢時は自分)
+ゾロクリティカル(自分)
+補正 自[格闘Lv2]*3
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/14(土) 21:03:47.82 ID:AKBnHEZUO
あ
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 21:04:53.71 ID:BBN0id1j0
↑
ナイス!安価しなくて良かった・・・
128 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 21:26:10.77 ID:pp/KpTtw0
優勢:88
使い魔を一刀両断に粉砕する。
さっきの使い魔のように飛んで逃げるような心配もないだろう。
小巻「もう一発!」
道化師の人形は跡形もなく消え去った。
結界も崩れ、景色が戻る。……これで今日はもう帰ろう。
――――すっかり日常に戻った気でいた矢先、鋭い何かが迫った。
小巻「!?」
咄嗟に目の前に盾を出す。
あたしは驚いていた。相手のほうも驚いた顔をしていた。
「えっ……!?」
それ以上の攻撃は来ない。
そういえば、もう一人魔法少女がいるんだった。
小巻「……ああ、警戒しろって言われてたんだったわ」
小巻「キュゥべえの契約した覚えのない魔法少女って、アンタ?」
129 :
◆xjSC8AOvWI
[saga]:2021/08/14(土) 22:37:48.17 ID:pp/KpTtw0
「なんのはなし……?」
あの時居合わせた魔法少女だったら、向こうはあたしのことを知ってるはずだ。
今更とぼけたりするだろうか。それにあの時何もしなかったのに今になって襲ったのは?
小巻「……違うのね。じゃあまた増えたの?」
小巻「なんにしても、一体これはどういうつもりなのかしら?」
昨日別れたきりだ。こんな身近なところに魔法少女がいるなんて思ってなかった。――まさか、クラスメイトが。
襲ってきた強気はどこへやら、キリカは気まずそうな顔をしていた。
……呆れた。
キリカ「小巻だって気づいてなかったんだよ! わかってたらやらなかったって!」
小巻「違う人だったら襲う気だったの? まったく感心できないわね」
キリカ「うぐ……」
小巻「目的はグリーフシード? さっきの結界には使い魔しかいなかったわよ」
キリカ「……べつに戦ってたのが魔女でも使い魔でも関係ないよ。ちょっと八つ当たりをしてみようかなって思っただけだったんだ」
小巻「やっぱりろくでもない! ……それに、そんなことばっかしてると寿命縮めるわよ。ただでさえ変な魔法少女もいるんだからね」
小巻「ソイツとアンタは別人なんだろうけど、変な疑いもかかるかも」
一応クラスメイトとして、これがあたしからできる最大限の忠告だった。
こいつのことはあとでメールでもしておこう。詳しいことは明日だ。
1明日学校には来るわよね?
2アンタは何か聞いてないの?
3自由安価
下2レス
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2021/08/14(土) 22:53:37.25 ID:BBN0id1j0
やっぱりキリカだったか・・・八つ当たりということはまだ織莉子と会う前か。
1+キリカに色々と話して(強制的に)家まで送る
とりあえず明日話すことがあるからちゃんと学校に来ること!
あんたがこんな事しようとした理由とか何を考えて契約をしたのかとか聞くから逃げないこと!
・・・まぁ、襲ったのがあたしである意味良かったかも。
知り合いが知らないところで誰かを襲ってたなんて、取り返しがつかなくなってから知ったら目覚めが悪いしね。
あと、このあと変な気起こさないように家まで送るから!もう遅いし拒否権はないからね!
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/14(土) 23:01:40.09 ID:QQzcY0K0O
↑
さすがファイナルガキ大将小巻
キリカが反論したらげんこつ、明日の朝迎えに行くを追加
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