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マツコ・デラックス「マツコの知らない世界THE IDOLM@STERスペシャル」
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1 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:18:19.68 ID:70wswz3V0
マツコの知らない世界。
今夜は豪華6本立て。THE IDOLM@STERスペシャル。
さて今夜のマツコの知らない世界は……
『マツコの知らないブラジル系アイドルの世界』
・島原エレナ ナターリア 日下部若葉
『マツコの知らないお風呂アイドルの世界』
・田中琴葉 日野茜
『マツコの知らない白衣の天使アイドルの世界』
・豊川風花 柳清良 夢見りあむ
『マツコの知らないりんごアイドルの世界』
・木下ひなた 辻野あかり 工藤忍
『マツコの知らない応援アイドルの世界』
・若林智香 周防桃子 真壁瑞希
『マツコの知らないピンク麺アイドルの世界』
・橘ありす 高坂海美 他
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1624065499
2 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:20:32.80 ID:70wswz3V0
カンペ「THE IDOLM@STER15周年を記念して、765プロとシンデレラガールズ、両事務所の壁を越えてのスペシャル番組です」
マツコ「はい、おめでとうございます。今までもアイドルの娘が来てくれたことはあったけど、事務所を超えての登場は初めてよね。まず最初は……ブラジル系アイドルの世界?」
3 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:21:23.92 ID:70wswz3V0
マツコの知らない世界 マツコの知らないブラジル系アイドルの世界
4 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:22:12.75 ID:70wswz3V0
島原エレナ「ハーイ! ママンがブラジル人の島原エレナだヨ よろしくー!」
ナターリア「よろしくダヨー。ブラジルから来たナターリア、ダゾ!」
日下部若葉「日下部若葉です。よろしくお願いします〜」
マツコ「……ん?」
若葉「?」ニコニコ
マツコ「あなたもブラジル系の人なの?」
若葉「いいえ、生まれも育ちも両親も日本ですよ〜」
マツコ「なんでここにいるのよ!?」
5 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:23:10.51 ID:70wswz3V0
若葉「私、群馬県出身なんですけど〜」
マツコ「群馬……あ!」
若葉「はい!」
マツコ「聞いたことある。群馬県の……日本のブラジルだ!」
若葉「そうなんですよ〜」
エレナ「ワタシもママンやおばあちゃんと買い出しに行ったりするヨ。群馬」
ナターリア「ナターリアも!」
若葉「群馬県の大泉町は、ブラジル系の方が多くて日本のブラジルとも呼ばれているんですよ」
マツコ「でもそれ、町にブラジル系の方が多いってだけでしょ?」
エレナ「それがネ」
マツコ「え?」
ナターリア「ワカバ、サンバのリズム完璧だゾ」
マツコ「本当に? じやあ試しにちょっと踊ってみてもらえる? ミュージックお願い」
6 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:23:46.20 ID:70wswz3V0
♪ピーッピ♪ ♪ピッピッピピッピッピッピピッピ♪ ♪ピッピッピピッピッピッピピッピ♪
エレナ「イエーイ!」
マツコ「おー! あ、スゴイスゴイ」
ナターリア「ピッピッピピッピッピッピピッピ♪」
マツコ「うわ完璧」
若葉「よっ! はい! はーい!!」ボナペティ
マツコ「あら!」
若葉「どうですか〜♪」ボナペティィィ!!!
マツコ「可愛い……! お遊戯みたい」
若葉「ちょっとマツコさ〜ん!」プンスカ
マツコ「いやいやいやごめんなさい。でも確かにリズム感といい、踊り方といい本場みたい。エレナちゃんやナタちゃんとなんら、遜色ないわね」
若葉「でしょう〜? ありがとうございます〜」
7 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:24:26.65 ID:70wswz3V0
マツコ「なんで? 地元にブラジル系の方が多いとそうなるの?」
若葉「学校の体育祭とかで、みんなでダンスしたりするじゃないですか〜?」
マツコ「もしかしてそれがサンバだったり?」
若葉「そうなんですよ〜。小学生の頃からブラジルの文化と自然に触れあっているんですよ〜」
マツコ「なるほどね。ブラジル系の人が多いから、その文化に自然に詳しくなっているわけなんだ」
ナターリア「ナターリアも時々ブラジルの味が恋しくなったりするけどナ。ワカバがうらやましいのは……」
マツコ「なに?」
エレナ「学校の給食で、フィジョアータ出たりするんダヨ−」
マツコ「フィジョアータって確か……豆と肉を煮込んだ……」
ナターリア「すっごく美味しいんだゾ!」
若葉「そういうメニューの給食、多いんですよね〜」
8 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:25:16.70 ID:70wswz3V0
マツコ「あれとかどうなの? でかい肉を串に刺して焼いてるあれ」
エレナ「シュラスコだネ」
若葉「さすがにシュラスコそのものは出ないんですけど〜牛肉は大きいのが出てきますね」
ナターリア「エスフィーハもあるって聞いたゾ」
マツコ「なにそれ?」
若葉「なんていうか……ピロシキみたいな……挽肉の入ったお惣菜パンですね〜」
マツコ「ねえねえ。聞いてて思ったんだけど、こっちの本格的ブラジル系の2人は、やっぱり家ではブラジル料理とかなの」
エレナ「やっぱりママンの味はブラジル料理ダネー。ポリーニャとかパモーニャとか」
マツコ「うん。聞いてもどんな料理か全然わからない。ナタちゃん家は?」
ナターリア「ウチはスシ!」
マツコ「和食かよ!」
ナターリア「ネタはバナナ!」
マツコ「そこだけブラジル風にすんのやめなさいよ!」
9 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:25:49.96 ID:70wswz3V0
ナターリア「それをネ、余ったら次の日油で揚げて食べる!」
マツコ「えー」
エレナ「これダヨ」
マツコ「持ってきたの!?」
若葉「どうぞ一口〜」
マツコ「えー……じゃあちょっと……あら?」
ナターリア「ドウ? ドウ?」
マツコ「これ……美味しい!」
エレナ「やったネ! イエーイ♪」ピッピッピピッピッピッピピッピ♪
マツコ「温まったバナナが意外と嫌じゃない。でサクサクした衣の中の酢飯がね、うまーくバナナにマッチしてるわ」
ナターリア「ブラジル料理にバナナ・ア・ミラネーザってあるんだけど、それとボリーニョ・デ・アホースを合わせた料理ダナ!」
マツコ「うん。さっぱりわからない」
10 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:27:05.31 ID:70wswz3V0
若葉「ボリーニョは、ポルトガル語で丸める、っていうか……こう手でコロコロってする感じで〜」
マツコ「ふんふん。で、アホースは?」
エレナ「アホースは、ごはんだネ」
マツコ「じゃあごはんをこう……手でコロコロ……おにぎり?」
若葉「それでそれを揚げちゃうんですよ〜」
マツコ「あ、ライスコロッケか。ボリーニョ・デ・アホース」
若葉「そうですね〜」
マツコ「バナナ・ア・ミラネーザは? バナナはバナナだろうけど」
若葉「ミラネーザはフライのことですから、バナナ・ア・ミラネーザはバナナフライですかね〜」
マツコ「もうね。今日ここ若葉ちゃんに来てもらって良かった。こっち本場の娘らは、当たり前にポルトガル語出してくるからね」
エレナ「でもワタシ、ポルトガル語全然わからないヨ」
マツコ「なんですって!?」
11 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:27:40.67 ID:70wswz3V0
エレナ「6歳で日本に来たからネ、ブラポル語全然わからないんだヨ。食べ物はママンから聞いて覚えたけどネ」
マツコ「ブラポル語?」
ナターリア「ブラジルはボルトガル語が公用語なんだケド、ポルトガルのポルトガル語からちょっとちがう言葉になっちゃってるんダ」
マツコ「そうか。長い歴史の間に、元が同じでも離れてる国の言葉だから独自の言葉になってるのか」
若葉「ブラジルポルトガル語と呼ばれてまして、略してブラポル語ですね〜」
マツコ「じゃあ本家ポルトガルのポルトガル語は?」
エレナ「ポルトガルポルトガル語で、略してポルポル語だヨ」
マツコ「なるほどw」
若葉「ちなみになんですけど、ポルトガル語とスペイン語とイタリア語って、ちょっと似てるんですよ〜」
マツコ「聞いたことある。なんか日本語の標準語と関西弁と博多弁ぐらいの違いだから、なんとなく意味はわかるんじゃなかった?」
ナターリア「ホントは、もうちょっと違うナ」
マツコ「あれ? そうなの?」
12 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:28:41.50 ID:70wswz3V0
若葉「文法が違う部分もあるので、確かに標準語と方言よりは離れているかもしれませんね〜。でも、単語が似ている部分は大きいので、ポルトガル語が耳になじんでいる私は、スペイン語やイタリア語もちょっとわかったりしますね〜」
マツコ「住んでるだけで色々な言語がわかるようになるのは、なんとなくお得よね」
若葉「そうですね〜」
ナターリア「ナターリアもシンデレラガールズになったら、いろんな言葉おぼえたからナ! 日本語もだけど、英語もロシア語もフランス語もちょっと覚えられた」
マツコ「シンデレラガールズの強みよね。765プロではないの? そういうの?」
エレナ「エミリーがいるけど、エミリーは英語あんまりしゃべらないんだよネ」
マツコ「そうか。なんにしても、ブラポル語わかる若葉ちゃんが来てくれて、今日は助かったわ」
若葉「それは良かったです〜」
マツコ「ごめんね最初、なんでいるのとか言って」
若葉「ただやっぱりエレナちゃんやナターリアちゃんは、私みたいな環境からくる詳しさだけじゃない、ディープなブラジルをご存じなんですよ〜」
マツコ「へえ。例えば?」
13 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:30:45.46 ID:70wswz3V0
エレナ「ワタシたち、ナモラードじゃなくても仲がいい人には、ハグとかキスとか普通にするんだけどネ」
マツコ「はい若葉ちゃん、ナモラードは?」
若葉「恋人? ですかね〜?」
ナターリア「シー! そうそう」
マツコ「エレナちゃんあなた、ポルトガル語全然わからないんじゃなかったの?」
エレナ「ナモラードって言葉は、ママンとパパンからよく聞くんダヨー。パパン、転勤でブラジルにきたんだけどママンに会って恋に落ちてナモラードになって、結婚したって」
マツコ「さすが情熱の国ね」
エレナ「それですぐワタシが生まれたんだけど、パパン自分のお母さん……つまりエレナのおばあちゃんにはそのこと話してなくってネ」
マツコ「え? 結婚したとか子供ができたことを?」
エレナ「ウン。それで帰国することになってパパンがはじめておばあちゃんに言ったら、おばあちゃん怒ってネ」
マツコ「そりゃ外国で黙って結婚して子供もできてたら親は怒るでしょ」
14 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:31:36.79 ID:70wswz3V0
エレナ「でもエレナが空港でおばあちゃんに抱きついてキッスして、おばあちゃんエレナだヨ! って言ったらおばあちゃん全部ゆるしてくれたんだって」
マツコ「6歳だっけ? 可愛かったんでしょ。そりゃ全部許すわ。こんな可愛い娘が抱きついてキスしてくれたら。ナタちゃんは? どういう動機で日本に?」
ナターリア「ナターリアはテレビで日本の歌番組を見て、すっごく楽しそうって思って」
マツコ「それで日本に来たの?」
ナターリア「ソウ! でマィンに日本に行くって言ったら、なんでそんな地球の反対側に行くの!? て言われテ」
マツコ「え? 反対されたの?」
ナターリア「でも、楽しそうだから行く! って言ったら、楽しそうならイイワヨ! って」
マツコ「ノリがいいわねw ほんとラテンだわ」
エレナ「それでハグとキスの話なんだけど、ワタシ仲のいい人にはみんなしちゃうんだけどネ」
マツコ「まあそれは外国の人は、よくあることよね。親愛のキッス」
15 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:32:24.93 ID:70wswz3V0
エレナ「そのキスがネ、する時にマナーあるんダヨ」
マツコ「えっと……音がしないように静かに……とか?」
ナターリア「逆だゾ。マツコさん」
マツコ「え?」
エレナ「ブラジルではキスは、チュッって音を出さなければいけないんダヨ」
マツコ「そうなの!?」
ナターリア「チュッっていわないチューは、ガリのないスシとおんなじダゾ」
マツコ「わかりにくい! すさまじくたとえがわかりにくい!」
ナターリア「ガリがないと、スシが生きないからナ!」
マツコ「でもその寿司のネタは?」
ナターリア「バナナ!」
マツコ「www でも話を戻すけどキスって言っても親愛のキスだから、ほっぺにするやつよね?」
エレナ「そうダヨ。その時もちゃんとチュッって音をさせないとネ」
16 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:34:02.27 ID:70wswz3V0
マツコ「それって事務所でも?」
エレナ「もちろん。事務所のみんなにするヨ!」
マツコ「すごい事務所ね。で、ナタちゃんも?」
ナターリア「スルスル!」
マツコ「すげえな両事務所。他には?」
エレナ「ワタシの家、よくホームパーティーをするんだけど、友達とか同じ事務所のみんなを呼ぶと知らせた時間に本当にやってくるんダヨ」
マツコ「……え?」
ナターリア「ウンウン。ゆうがたの5時からスシフェスティバル、って言ったら本当に寮に5時前に来てビックリしたゾ」
マツコ「当たり前じゃないの!?」
エレナ「5時、って言われたら……6時ぐらいに行くかなワタシ」
マツコ「そういうもんなの!? ブラジル時間」
17 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:34:37.43 ID:70wswz3V0
ナターリア「別に5時に来てもいいけど、まだ準備できてないし、誰も来てないからナ」
マツコ「でもそれ逆は? お呼ばれで5時に来てって言われて6時に行って大丈夫? 日本で」
エレナ「あったヨーそれ。6時に行ったらコトハとかに『遅かったのね』って言われて、フーカとかもう完全にできあがって? て」
ナターリア「ワタシも。サナエ、完全にベロンベロンにできあがってた!」
マツコ「両事務所の大人アイドルの娘、大丈夫なの。プライベートとはいえベロンベロンって」
ナターリア「ワカバもなってた! ベロンベロン!!」
若葉「あ! ちょっとナターリアちゃ〜ん」
マツコ「若葉ちゃ〜ん!? あなた、飲んでもいいの!?」
若葉「い、いいんですよ! 大人ですから!! ほら!!!」
18 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:35:50.59 ID:70wswz3V0
マツコ「免許証……若葉ちゃん二十歳なの!?」
若葉「そうですよ〜」
エレナ「ホントに!? 知らなかったヨー」
若葉「エレナちゃ〜ん!」
ナターリア「小学生だと思ってたゾ!」
若葉「ナターリアちゃんまで〜!」
マツコ「同じ事務所の娘でもそう思ってたんだ……www」
19 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:36:27.74 ID:70wswz3V0
マツコの知らない世界 マツコの知らないお風呂アイドルの世界
20 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:37:09.54 ID:70wswz3V0
田中琴葉「本日はよろしくおねがいいたします」
日野茜「よろしくお願いします! ファイアー!」
マツコ「お風呂アイドルってことだけど、お風呂好きなの? 2人とも」
田中琴葉「私は温泉じゃなくてお風呂、って所にこだわりがあってですね」
マツコ「あ、1人がいいんだ」
琴葉「そうなんです! 誰にも邪魔されず自由でなんというか救われるんですよ。独りで静かで豊かで……」
マツコ「わかる。本当の自由が自宅風呂ってあるわよね。くつろげる空間で」
琴葉「はい!」
マツコ「で、どのくらいお風呂に入ってるの?」
琴葉「時間ですか? まあ平均して……2時間とか」
マツコ「2時間!?」
琴葉「家族に悪いから、いつも私は最後に入ってます」
マツコ「ふやけちゃわない!?」
21 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2021/06/19(土) 10:38:11.83 ID:70wswz3V0
琴葉「なんかこう指とかお婆ちゃんみたいになってw」
マツコ「でしょ?」
琴葉「そして……目を閉じて、自分がしじみになっている所をイメージしたりして」
マツコ「うん?」
琴葉「好きなんですよ、しじみ汁」
マツコ「いや、いくら好きでも自分が料理されてるとこはなかなか想像しないわよ?」
琴葉「そういうイメージだけではなくて、お風呂の時間を有意義に過ごそうと思って実はこの間、防水のタブレットを買ったんですよ」
マツコ「完全にお風呂の為のタブレットだ」
琴葉「ええ。映画とか見られるようにして」
マツコ「そりゃ2時間かかるわ」
琴葉「それがですね……」
マツコ「え? なに?」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/06/19(土) 10:38:12.35 ID:J3m1rTADO
ブラジルは元空母保有国
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