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【艦これ】龍驤「足りないもの、その後」その9【安価】

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508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 20:47:39.63 ID:ZrsqVf7oO
黒潮もそんなことわかっとるわと黒潮
そもそも司令はんの嫁は龍驤さんと霞だけや
せやからこうやってたまに側におれたらええ
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 20:53:10.63 ID:duSqwl11o
>>508
提督のおかげで改二も安定したし二人が動くに動けない時は側で護りたいって思いがある
それが恩返しだって
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 21:08:42.78 ID:+f2Iomgo0
黒潮「そんなことくらいわかっとるわ」


漣「ほぉん?」


黒潮「そもそも司令はんの嫁は龍驤さんと霞だけや。せやからうちは…たまに側におれたらええ」


漣「そうとは思えませんけどねぇ。夜だってご主人様とお楽しみは日がありますよね?」


黒潮「それはうちなりの気持ち、恩返しや。司令はんのおかげで改二も安定したのは凄いことなんや」



黒潮「あれだけ苦労しとったのに司令はんの……ほんまに感謝してるんやで?」


提督「あぁ、よく伝わってくる」


漣「自分の立場が分かってんならいいですけどね」
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 21:10:38.42 ID:+f2Iomgo0
ーー大本営


黒潮「司令はんは幹部さんの所に行ってしもたな」


漣「残念でしたね〜」


黒潮「で、アンタは何しに来たんや」


漣「黒潮の見張り〜」


黒潮「そんなわけ無いやろ。それだけの為に来るはずない」


漣「まあそりゃそうですよ」


黒潮「うちも手伝ったるから案内し」


漣「足手まといになるなら捨てていきますからね〜」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 21:47:25.28 ID:bB4lORqjo
整備士のところへ
また怪しいことをしていないか
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 22:01:49.00 ID:RrUdsfV7o
>>512
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 22:03:13.24 ID:ZrsqVf7oO
>>512
吹雪を迎え入れて慌ただしくも明るく傀儡の子たちの対応をしてる整備士の周辺
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 22:08:44.73 ID:YIfAfznwO
ーー大本営地下


漣「話で聞いてた通りみたいですね」


吹雪「貴女達は?」


黒潮「うちらは横須賀鎮守府の艦娘やで」


吹雪「横須賀の…!」


整備士「僕に話があるのかい?」


漣「話というよりチェックです。怪しいことでも企んでないかってね」


タシュケント「ここ最近同志は大人しいよ」


黒潮「うちらもそれを確認させてもらおか」
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 22:12:11.32 ID:YIfAfznwO
漣「ロリコンは悪い奴が多いですからね」


整備士「それって僕のこと?」


漣「吹雪に執着してる貴方がロリコンでないと?」


整備士「そういう目で見たことはなかったなぁ」


タシュケント「同志って性欲ある?」


整備士「うーん…」


黒潮「男はみんな下半身のことしか考えてへんのや」


整備士「そんなこと無いと思うけどなぁ」


漣「じゃあここで漣が裸になったら?」


整備士「解体していいの?」


漣「……コイツは例外かもしれねぇ」


黒潮「そんなはずない、絶対そんなことを考えてるはずなんや」


整備士「安価」


下2 整備士の台詞やその他起こったことなど
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 22:37:15.26 ID:7JbB+y07o
整備士「うーん、確かに子宮には少し興奮するかも」
黒潮「ほれ見てみぃ!……子宮?」
整備士「うん造形や機能はとても興味深いよね進化の神秘を感じるよ初めてお腹を開いて見た時はちょっとした感動ものだったなこんなに小さな卵巣が生涯で400個〜500個も卵子を生み出すんだよいやーどうなってるのか分解して調べ尽くしたなぁそれとーー」
黒潮(思てたんと違う……)
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 22:38:30.71 ID:HWvbMP5DO
>>517
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 22:49:41.43 ID:eGJWMYHa0
整備士「うーん、確かに子宮には少し興奮するかもしれないね」


黒潮「ほれ見てみ……子宮…?」


整備士「うん、造形や機能はとても興味深いよね。進化の神秘すら感じるし…そうだ初めてお腹を開いて見た時はちょっと感動したよ」


整備士「こんなに小さな卵巣が生涯で400個〜500個も卵子を生み出すんだよ。凄いと思わないかい?」


黒潮(思ってたんと違うんやけど)ヒソヒソ


漣(なんか饒舌になってます、責任とって下さいよ)


黒潮(こんなことになると思わんやろ!)
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 22:55:00.74 ID:eGJWMYHa0
吹雪「あの……調べたん…ですか?」


整備士「もちろんだよ。解剖して隅々まで調べ上げたよ」


吹雪「調べた相手は…?」


タシュケント「前の吹雪を解体したよね」


整備士「そうだね、沈んだあとの体がどうなったのか気になって解体したなぁ」


タシュケント「吹雪本人は知らなかっただろうけどね」


整備士「中途半端なコアも見つけて…うん、役に立つ知識をいっぱいくれたよ」


整備士「解体はして全身を調べたけど、吹雪とは性行為はしたことがなかったよ」


吹雪「安価」


下2 吹雪の台詞やその他起こったことなど
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 22:58:45.67 ID:RrUdsfV7o
吹雪「そんなモルモットみたいな…」
整備士「モルモットなんかじゃないさ。二度と間違えないように調べ尽くしたんだ。僕にはそれくらいしかできないからね」
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:01:02.21 ID:ZrsqVf7oO
>>521
今はこうするのさって吹雪の頭なで
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 23:13:07.60 ID:eGJWMYHa0
吹雪「そんなモルモットみたいなこと…」


整備士「モルモットなんかじゃないさ、二度と間違えないように調べ尽くしたんだよ。僕にはそれくらいしかできないからね」


タシュケント「それくらいで出来ることが凄いよ」


整備士「そうなのかなぁ」


漣「…ま、変なことをしてたらその時は覚悟して下さい」


整備士「するつもりは無いから大丈夫だよ」


黒潮「忠告ってやつや、大人しく受け入れとき」


整備士「うーん、じゃあ分かったよ」
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 23:15:30.13 ID:eGJWMYHa0
吹雪「……」


タシュケント(同志、ここは吹雪の頭を撫でておく所だよ)ヒソヒソ


整備士「なんで?」


タシュケント(なんでって…分かるだろう?)


整備士「さっぱり分からない」


タシュケント「同志…君は学ぶことが多いね」


整備士「当たり前だよ、僕は死を乗り越えたけどまだ次がある。やるべきことは山のようさ」


タシュケント「やれやれ…」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:35:36.48 ID:7JbB+y07o
複雑そうな表情ではあるものの撫でられるがままの吹雪
タッシュはやれやれといった様子
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:36:47.30 ID:HWvbMP5DO
慣れない手つきで吹雪の頭を撫でる整備士
それを心地いいと感じる吹雪
そして同じ吹雪が子宮まで調べられていた事にどこか恍惚とした感覚を覚え戸惑う
そういえば…コア?…コアってなんだろう
建造されたばかりで私はこの人の事を何も知らない…
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 23:46:01.19 ID:eGJWMYHa0
吹雪「あの…聞こえているんですけど……」


タシュケント「だろうね…」


整備士「吹雪…こっちに来てくれるかい?」


吹雪「はい……」


整備士「こう…かな……?」ナデナデ


吹雪(ぎこちない手つき…でも心地いいと感じてしまう)


吹雪(それにこの感情…これは整備士さんに好意があるということ?まだ出会って間もないのに)


吹雪(私と同じ吹雪が子宮まで調べられていた…この事実にもある種興奮してしまっている)


吹雪(コア…コアってなんなんだろう。それに私は建造されたばかりで何も知らない)
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/24(木) 23:49:36.43 ID:eGJWMYHa0
吹雪(出会ったばかりなのに好意を抱くのは普通じゃない。これは私が特別だからじゃない)


吹雪(コア……私の中にある何かがそうさせている?)


吹雪(この人を好きになるように仕組まれている。それを否定することは…できない)


整備士「吹雪……」


吹雪(艦娘をモルモットにするなんてまともじゃない。こんな人を好きになるはずない)


吹雪(人間は艦娘を使おうとしている……)


タシュケント(なんだかよくない目をしている。ちゃんと見ておかないといけないみたいだ)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:59:14.81 ID:7JbB+y07o
女子会しようかと吹雪にタシュの提案
傀儡艦も誘ってナイトガールズトーク
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 23:59:51.13 ID:HWvbMP5DO
整備士はタシュに解ってると目配せ
前の吹雪のコアを使った時点でこうなる可能性は予想していた
だけど僕はもう間違えない
何が悪かったのか
何故前の吹雪はああなったのか
まだ僕には解らないけどね…と内心
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 00:01:00.65 ID:LTdDAXTDO
すみません
安価下
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 00:03:11.71 ID:p6G+2AOwo
でも、整備士が傀儡達を救おうとする姿は真剣そのもので遊んだりなぶったりする様子はない
それを見てあの話は何だったのかと思ってたら>>529
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/25(金) 00:11:21.95 ID:4AhP7Jw60
吹雪(でも整備士さんが彼女達を救おうとする姿は真剣そのもの…遊んだりなぶったりする様子はありません)


吹雪(あの話は何だったんでしょうか、一体……)


タシュケント「ねぇ吹雪」


吹雪「…なんでしょうか」


タシュケント「女子会をしよう」


吹雪「女子会……」


タシュケント「面子は揃えておくから、是非参加して欲しいな」


吹雪「…分かりました」
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/25(金) 00:16:19.40 ID:4AhP7Jw60
ーー


傀儡艦娘「話ってなんですか…?」


タシュケント「女子会だよ」


吹雪「……」


タシュケント「ずっと大本営に居て気が参ってしまうといけないからね」


傀儡艦娘「でも…」


タシュケント「そんな畏まらなくていいから、気軽に話そうよ」


下1 この後の展開やその他起こったことなど
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 00:20:35.66 ID:LYP3DxFnO
例えば、とタシュケントがかつて情報収集担当のタシュケントの情報網を駆使して集めた人気スイーツ店の話をする
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/25(金) 00:30:25.87 ID:4AhP7Jw60
タシュケント「そうだな…例えばスイーツの話なんかどうかな?」


傀儡艦娘「スイーツ…甘いもの……」


タシュケント「ある所にあるスイーツ屋なんだけど、開いてる間は常に行列ができているんだ」


タシュケント「並ぶ価値はあったね。とても繊細な味で甘さも抑えられていたよ」


タシュケント「仕事で向かった場所だけど、プライベートでも行きたいと思えるくらい美味しかったな」


傀儡艦娘「へぇー…」


タシュケント「場所を教えてあげるよ。手術が終われば大切な人と行けばいい」
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/25(金) 00:35:44.23 ID:4AhP7Jw60
吹雪「私はなにも知りません」


タシュケント「これから知っていけばいいんだ」


吹雪「スイーツを食べれば良いことがあるんですか?」


タシュケント「幸せな気分になれる」


吹雪「それは艦娘にとって…」


タシュケント「必要なことさ。休息も癒しも必要なんだ」


タシュケント「あたし達は機械じゃない。人間に利用される存在ではあるけど自由はある」


タシュケント「これから先、艦娘は人間社会で生きていくことになる。全て必要なことなんだよ」


下1 この後の展開やその他起こったことなど
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 00:52:08.70 ID:SeVQOcAzO
一見おかしい様で理解するのが難しい同士もその為に頑張ってるのさ
同士は艦娘の為に技術を身に着けて多くの艦娘を救ったよ
あたしもその一人さ

でも同士は大切な存在を失ってしまった
それで危ない時はあったけど道は踏み外さなかった
だから支えてあげたいし、今話したような一般的な楽しみも教えてあげたいんだ

だから手術が終わって暇ができたらみんなで楽しい事に誘ってやってほしい
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 00:52:20.38 ID:LTdDAXTDO
一方
幹部の所に行った提督
わざわざ直接という事は重要な話ですね?
ともう一人誰かが同席していた
両手の無い翔鶴がそこに
繭が消えて監視する使命も無くなったのだと
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/25(金) 01:01:12.58 ID:4AhP7Jw60
タシュケント「理解するのが難しいと思うけど、同志もその為に頑張ってるのさ」


タシュケント「同志は艦娘の為に技術を身に着けて、多くの艦娘を救った。あたしもその一人なんだ」


吹雪「でも…」


タシュケント「でも同志は大切な存在を失ってしまった。それで危ない時はあったけど…道は踏み外さなかったよ」


吹雪「……」


タシュケント「だから彼を支えてあげたいし、今話したような一般的な楽しみも教えてあげたいんだ」


タシュケント「だから手術が終わって暇ができたら、皆で楽しい事をすればいいんだ」


傀儡艦娘「そっか…傀儡でも楽しんでもいいんだ…」


吹雪「納得はできません…けど結論を出すのはまだ先にします」
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/25(金) 01:06:24.26 ID:4AhP7Jw60
ーー


提督「本当ですか?」


幹部「今すぐにという話ではないがね」


提督「幹部さんが元帥に…」


幹部「旧大本営の事件があってから元帥は空席のままだった。そろそろトップを置いた方がいいと意見が出た」


幹部「他の誰かに任せるくらいなら自分がやった方がいい、ということなんだ」


提督「自分に手伝えることがあるなら言って下さい」


幹部「提督君ならそう言ってくれると思っていたよ」


提督「ということはなにかあるんですね?」


幹部「あぁ…どうしても手伝ってもらわなければいけないことがあるんだ」


ーー
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/25(金) 01:06:51.03 ID:4AhP7Jw60
今日はここまでです
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 01:11:55.64 ID:j6qicwuTO
おつでした
過去に囚われずみんな前に進んでいってほしいね
特に新しい吹雪には深海吹雪の踏み台にはなってほしくない
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 01:12:48.70 ID:LTdDAXTDO
お疲れ様でした
幹部さんが繰り上がるという事はその位置もまた空いてしまうんだろうけど
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 01:13:15.51 ID:ItutWYwko
おつおつ
そんなに重い仕事場じゃなきゃいいが……
吹雪もすきなんですねぇ!
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 17:43:58.22 ID:FAPsuscQ0
ーー


漣「傀儡技術の公表と深海棲艦との共存ですか」


提督「深海棲艦との和平は実質無理であることは確かで、旧大本営のイメージが強い」


黒潮「菊月提督が一方的に和平って言うて、えらいことになったしなぁ」


提督「深海棲艦にも自我のない個体が存在する。そんな状態で和平を結ぶことは不可能だ」


漣「ですからあくまで共存と。幹部さんの言うことはまともですな」


黒潮「共存っていうても嘘ついて陸にくる深海棲艦もおる。血の珊瑚礁みたいに街が壊滅してしまう可能性もあるんや」


提督「そこで俺に協力をして欲しいということなんだ」
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 17:51:37.76 ID:FAPsuscQ0
提督「陸への上陸を希望する深海棲艦は一度最寄りの鎮守府で預かる。その後どうするかを本人に決めてもらう」


提督「こうすることにより全国の鎮守府の存在意義を示すことになる。艦娘だけが居ればいいという話を封じ込める」


漣「ですがいちいち大本営に確認なんて取ってたら対応は遅れまくり。そこでご主人様の出番だと」


黒潮「深海棲艦の保護に関しての組織を立ち上げて、司令はんはその代表者になって欲しいなんてなぁ」


提督「大本営に様々な業務が集中するのは良い状況ではない。仕事を分散させるのはいいことだと思う」


漣「でも横須賀鎮守府の提督と兼任って言われたら難しいですよね」


提督「組織が立ちがり幹部さんが元帥の座についたタイミングで、俺は提督をやめることになる」


漣「…それでいいんすか?忙しいのは変わりないと思いますけど」


黒潮「その前に提督を辞めなあかんやん。うちはそこがまだ納得いってないわ」


提督「俺以外に適任が居ないと幹部さんは言っていた。断るつもりはないが、あれだけ世話になっていて頼み事は断れないだろう」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 18:00:38.46 ID:Do4DBYQyo
幹部さん経由だけど一応提督が騙されてないかきつい仕事にならないかききこみしたると黒潮
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 19:13:29.04 ID:jffgH9Zho
>>548
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 19:25:42.35 ID:8O72v8YJ0
黒潮「二人は先に帰っといて。うちは聞き込みしてみるわ」


漣「点数稼ぎですか?」


黒潮「好感度は上げといて損はないやろ?」


漣「…そう返されるとなんも言えねえ」


黒潮「大本営で司令はんが動き回るのはよくないやろ?うちが適任やから任せとき」


提督「別に必要はないんだが…」


黒潮「騙されとったらどないすんねん。司令はんにはキツい仕事はして欲しくないんよ。せやからうちに任せといて」
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 19:36:54.56 ID:8O72v8YJ0
ーー


駆逐棲暇「私に聞き込みか」


黒潮「幹部さんから話聞いてるやろ?」


駆逐棲姫「必要に応じて協力してもらうかもしれないと言われている」


黒潮「そりゃそうやろうなぁ、陸に上がってきて人間と結婚までしとるんや」


駆逐棲姫「聞きに来たということはある程度予測はしているな?」


黒潮「そうやなぁ」


駆逐棲姫「仕事は今より大変だろう。責任も重大になる」


黒潮「それを司令はんにやらせようとしとんか」


駆逐棲姫「他に適任が居ない。提督にしかできない仕事だ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 19:51:00.80 ID:xCnUwizDO
ぶっちゃけ司令にはキツい役目や重い責任は負えないと思うと黒潮
これまで何度倒れたか知っているだけに心配
メンタルだってそれほど強いわけじゃないし…
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 20:09:13.20 ID:8YjIvC2+O
>>552
お前は側で遊んでるつもりか?
戦闘が減るのだから仕事は補佐が増えるだろう
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 20:20:26.34 ID:8O72v8YJ0
黒潮「あのな、司令はんにはキツい役目とか重い責任は負えられへんと思うねん」


黒潮「これまで何度倒れたか知ってるし心配やねん。メンタルかってそれほど強いわけやないし…」


駆逐棲姫「お前は側で遊んでるつもりか?」


黒潮「遊ぶって…なにを言うてんのよ」


駆逐棲姫「必然的に戦闘が減るのだろう。仕事は補佐が増えるとは思わないのか」


黒潮「そんなこと……」


駆逐棲姫「思わなかったようだな」


黒潮「いきなり…言われても無理や」
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 20:28:14.93 ID:8O72v8YJ0
駆逐棲姫「誰だって最初は無理だ。それをなんとかしろ」


黒潮「司令はんの為やったら…頑張れる」


駆逐棲姫「横須賀鎮守府の秘書艦は皐月で秘書艦代理は漣。新しい組織の秘書艦的なポジションは空いているぞ」


黒潮「…その通りや」


駆逐棲姫「提督の替えはきかない。それを助けるのが提督の為であり本当の意味の恩返しになる」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:13:51.99 ID:Do4DBYQyo
書類仕事を覚えようと漣に頭を下げる黒潮
感心するが同時にライバルとしても警戒を上げざるを得ない漣
スパルタ教育だー!
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:18:48.26 ID:TYpUXbeLo
>>556
しっかり食らいついていく黒潮
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 21:26:53.94 ID:hL+sSvOwO
ーー横須賀鎮守府


漣「おらおら正確に書きやがれってんですよー!」


黒潮「こんな細かいの…」


潜水新棲姫「あれはなにをしているんだ?」


神通「書類仕事を…覚えようとしているそうです…」


潜水新棲姫「漣が黒潮に教えているのが信じられない」


神通「漣さんに頼るしかないと…黒潮さんは頭を下げたようです…」


潜水新棲姫「それだけ黒潮は真剣だということなのか」
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 21:30:05.57 ID:hL+sSvOwO
神通「普通に教えてもいいのに…漣さんは警戒もしてるようです…」


潜水新棲姫「そうか黒潮もライバルの仲間入りだからな」


神通「漣さんが警戒するのも…わかります…」


潜水新棲姫「ならワタシはお前を警戒しておこう」


神通「どうして…?」


潜水新棲姫「お前は近いうちに足りないもの鎮守府に戻る。それまでにもう一度提督を襲わないとは限らない」


神通「襲うことなんてしません!」


潜水新棲姫「同意があればヤるんだな」


神通「……」


潜水新棲姫「黒潮もお前も分かりやすくなったものだ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:47:45.42 ID:Q+rEqSF/o
大体あなたは旦那?が雌にされてるのをなんとも思わないのですかと言う神通だが涼しい顔の潜水新棲姫
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 22:07:04.29 ID:Do4DBYQyo
>>560
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 22:15:47.69 ID:hL+sSvOwO
神通「大体あなたは夫……漣さんが雌にされてるのをなんとも思わないんですか?」


潜水新棲姫「ああなんとも思わない」


神通「どうして…」


潜水新棲姫「漣は絶対にワタシの所に帰ってくる。どれだけ寄り道をしたとしてもそれは変わらない」


潜水新棲姫「むしろ寄り道をしたあとの漣は貴重だ。そそるものがあると言える」


神通「変態…」


潜水新棲姫「サキュバスがなにを言う」


神通「次にそれを口にしたら特訓です。引き摺り回してでも特訓です」


潜水新棲姫「ふ、神通の正体を知ったあとだと怖さは全く感じないな」


神通「……」
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 22:22:27.78 ID:hL+sSvOwO
潜水新棲姫「ハッキリ言うが神通がそうなったのは拗らせたからだ。あれで発散させていたつもりかもしれないが全く足りなかったんだ」


潜水新棲姫「自分を慰めているつもりでも欲は溜まる一方。そんな状態で絶倫の提督と交わればそうなる」


潜水新棲姫「足りないもの鎮守府に戻る前に提督に発散させてもらっておけ。溜まる一方はいいことがない」


潜水新棲姫「自分で慰めるにもコツがある。その辺も提督と何度かすれば気付くだろう」


潜水新棲姫「お前は強いが精神面が弱い。提督も強くはないが夜の精神は凄い」


潜水新棲姫「ワタシの役目は神通がサキュバスにならないように監視だな。精々気を付けることだ」


神通「安価」


下2 神通の台詞やその他起こったことなど
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 22:32:10.24 ID:xCnUwizDO
確かに新棲姫さんの言う通りかもしれません…
提督とした後即あちらに移った雲龍さんは賢明だった
一回で満足出来る訳がなかった
他の艦娘もおそらく自分と同じ…
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 22:33:04.89 ID:jffgH9Zho
心当たりはあるので気をつけることにする神通
……それはそれとして特訓しましょう(ニッコリ
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 22:56:20.48 ID:LKo/C7zB0
神通「心当たりは無くはありません…気を付けます」


潜水新棲姫「それでいい」


神通「それはそれとして…特訓をしましょう」ニコッ


潜水新棲姫「甘いな」


神通「私から逃げられるとでも…?」


潜水新棲姫「神通だから逃げられるんだ」
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 23:01:16.28 ID:LKo/C7zB0
ーー鎮守府近海、海底


潜水新棲姫(潜水艦でない限りここまで追ってくるのは不可能だ)


潜水新棲姫(演習場から海底を沿ってここまで逃げる。ワタシにしかできないこと)


潜水新棲姫(神通は対潜が得意じゃない。普通なら気になる短所だが、長所を伸ばし短所は気にならなくなった)


潜水新棲姫(それだけじゃない神通は陸でも強い。理性を削り暴走のような状態になることで更なる強さを発揮する)


潜水新棲姫(まだ完全にコントロールはできていないようだが、神通にとって強力な武器だ)


潜水新棲姫(…こうやってからかうことができるのもあと少しか)


下2 この後の展開やその他起こったことなど
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 23:18:42.63 ID:xCnUwizDO
こうやって海の底を泳ぐのも久しぶりだ
静かな海底は落ち着くな…やはり私は深海棲艦だ
漣ともこうして海の中を行けたらいいのにな
新棲姫は満喫している
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 23:35:27.62 ID:TYpUXbeLo
再度自分を見つめ直すきっかけをくれた潜水新棲姫に感謝の神通
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 23:35:47.98 ID:Do4DBYQyo
>>568
一方海上ではほぼ真上で待っている神通
嫁のピンチ?になんとか気をそらさせようと頑張る漣
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 23:45:04.71 ID:LKo/C7zB0
ーー


神通(多少の問題はありましたが潜水新棲姫さんが言うことは筋が通っていました)


神通(自分を見つめ直すいい機会だったと…認めざるを得ません)


神通(潜水新棲姫さんに感謝しなければいけないんでしょうが…)


神通(サキュバスは言い過ぎです…!夜戦が得意なのは川内型の特徴なんです!)


神通(少し我を失ったくらいでそんなことを言われるなんて心外です!)


神通(これは証明する必要がありますね……)
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/26(土) 23:50:11.78 ID:LKo/C7zB0
神通(私は提督の部屋の前に居ます。提督にも手伝ってもらってサキュバスなんかじゃないと証明するんです)


神通(今夜は誰も提督の部屋に入っていません。じっくりと夜を過ごせます)


神通(提督に証明してもらったあと、潜水新棲姫さんと特訓です)


神通(海底に逃げるのは想定外でしたが次は対処できます)


神通(汚名を残したまま足りないもの鎮守府に帰れません。自分を見つめ直してちゃんとするんです)


神通(私は以前とは違います…!)


下1 この後の展開やその他起こったことなど
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 23:58:01.27 ID:xCnUwizDO
夜に部屋で提督と二人きり…
もうヤバい神通
無意識に服を脱いでいた自分に気付きほとんど裸で違うんですー!私はサキュバスじゃないですー!と部屋を飛び出す
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 00:07:20.47 ID:itsSKquK0
ーー提督の部屋


提督「な、なあ神通…俺とは話がしたかったんだよな…?」


神通「むふ、むふぅ…そうです…よ……んふぅ…」


提督「とりあえず一旦落ち着こう、な?」


神通「なにを言って……え…」


神通「私…いつの間に裸……に…?」


神通「それだけじゃなくて…提督に跨りながら……こ…腰を…振っ……て…」


提督「大丈夫だ神通、ちゃんと落ち着こう」


神通「わ……わぁぁぁぁぁ!」
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 00:13:06.80 ID:itsSKquK0
バターンッ


神通「違うんです!私はサキュバスなんかじゃないんです!」ダダダッ


提督「待て神通!服を着るんだ!」


神通「違うんですーーー!」ダダダッ


提督「……行ってしまった」


提督「裸のまま…走り去ってしまった……」


提督「服はたたんでおいて……部屋に持っていくか…」


提督「…これは?」スッ


提督「これはもしかしなくとも神通の下着…それが部屋の前に落ちていた」


提督「部屋に入る直前に……?」


提督「俺はとんでもないモンスターを…眠りから覚めさせてしまったのかもしれない……」


下1 この後の展開やその他起こったことなど
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 00:17:38.11 ID:eBOttVUAo
そう言った事例(春雨)の対処に詳しそうな白露達にアドバイスを求める
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 00:23:45.12 ID:itsSKquK0
ーー


神通「うう、私、そんなつもりじゃ、なかったのに…!」


白露「裸で走ってるからそういうのに目覚めたかと思ったけど」


村雨「どうやら違うみたいね」


時雨「大事になる前に僕達が見つけて良かったよ」


白露「それで、どうする?」


村雨「話を聞く限り無意識っていうのが良くないわね」


時雨「春雨は自覚してるダメなパターンだけど、無自覚なのも厄介なんだ」
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 00:27:22.50 ID:itsSKquK0
白露「いっちばん性欲の強い提督と初めてだったのが良くなかったかな」


村雨「訓練で気を紛れさせても無駄でしょうね」


時雨「そもそも神通って性欲が強いんでしょ?」


白露「それなのに慰め方が間違ってた。そりゃあ溜まってばっかりって話か」


時雨「一人で満足できるように色々と教えてあげる?」


村雨「もしくは提督に協力を頼むしかないわね」


神通「ううう…」


下1 この後の展開やその他起こったことなど
579 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 00:34:52.39 ID:MgEKQs+xO
白露型の威信をかけて提督と協力して神通を大破させれる弱点を発見!
ここを的確に攻めれるアイテムを明石に頼み込めば独りでもなんとかなりそう
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 00:46:25.10 ID:itsSKquK0
ーー


神通「ぐ……ぃ…ク…!」


白露「やっぱり神通の弱点はここだね」


村雨「提督も協力してもらった甲斐があるわ」


提督「……」


時雨「お陰で神通の弱点が分かったもんね。開発すれば中に入れなくてもお腹の上から…っと」グリッ


神通「っいぃぃぃん!!」ビクッ


白露「明石に玩具を作ってもらえば大丈夫じゃないかな」


村雨「提督も危なかったわね。これで済んでマシな方なんだから」


提督「…危ないところだった」


ーー
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 00:46:54.51 ID:itsSKquK0
今日はここまでです
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 01:12:04.56 ID:MgEKQs+xO
おつでした
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 02:52:42.35 ID:397hAb7yo
おつおつ
川内型はサキュバス!
ここ重要
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 19:30:40.43 ID:itsSKquK0
ーー大本営地下


整備士「うーん」


吹雪「どうしたんですか?」


整備士「夕立君がなにを伝えようとしていたのか気になるんだ」


吹雪「あの大怪我をしてた駆逐艦ですよね」


整備士「手遅れになるとかなんとか言ってたはずなんだけど、あれから目を覚まさないなら詳細は分からない」


吹雪「放っておくと手遅れなことになるかも…」


整備士「その可能性があるんだ。でも心当たりが無くて困ってるんだよ」


吹雪「夕立さんは重体で意識が戻りません。峠は越しているので容態が急変することは無いんですよね?」


整備士「それは無いと言い切れるよ」
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/27(日) 19:33:29.07 ID:itsSKquK0
吹雪「関係者の人に確認していけばどうですか?」


整備士「夕立君はロシアに住んでいるんだ。所属も向こうだから詳しいことはよく分からない」


吹雪「もしかして国が絡むような何かが…」


整備士「否定できないね」


吹雪「幹部さんには話しているんですよね?」


整備士「もちろん話したけど別のことで忙しいみたいなんだ。このことは後回しになってるみたいだね」


吹雪「なにかあってからでは遅いのに…」


整備士「幹部さんも忙しい人だから仕方ないのかもしれないよ」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 19:58:25.75 ID:wo+bSmrwO
前にも大怪我した時に血を飲んだら回復したらしいから試してみようかと
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:07:21.84 ID:/wmMBzE1O
>>586
期限が近い輸血パックがあったはずなのでポタポタと垂らすと目を覚ます夕立
起こし方は好みじゃないけど感謝するっぽい
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 20:14:15.31 ID:hXqB79CWO
ーー


吹雪「本当にやるんですか…?」


整備士「幹部さんに聞いたから嘘ではないと思うよ」


吹雪「血を飲んで回復するなんて吸血鬼じゃないんですから…」


整備士「科学では解明できない何かはあるものなんだ」


吹雪「それを貴方が言うんですか」


整備士「色々と見てきたからね。それじゃあやってみようか」


吹雪「…輸血パックです」スッ


整備士「ありがとう」
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:14:39.06 ID:B87TH3eDO
能力は受け継がれたらしいけどそういった回復はまだ出来るのかな
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 20:17:39.41 ID:hXqB79CWO
夕立「……ぅ…」


吹雪「本当に意識が…!」


整備士「気分はどうかな?」


夕立「起こし方は……気に入らない…」


整備士「急いでたから仕方なかったんだ」


夕立「でも……一応…感謝……して…おく……」


吹雪「夕立さん!手遅れになるって話はなんなんですか!?」


夕立「そう…だ……!」ググッ


整備士「起きなくてもいいから話を聞かせて欲しいんだ。僕達で対処をするから」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:29:53.77 ID:397hAb7yo
子供達が血の味わ知って衝動的に求めるようになるかもしれない
自分も制御するのに苦労したからそばにいないと危ない
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:30:22.48 ID:B87TH3eDO
私の能力が受け継がれたと言ったな
あの子達はまだ歯も生えない内から私や夫に噛み付いたりしていたと夕立
そして隠れて色々口にしていたようだった
何度も止めさせようとしたがあまり効果が無く困っていたと
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 20:39:01.28 ID:itsSKquK0
夕立「お前は… 能力が受け継がれたと……言ったな…」


整備士「君の子どもにだね」


吹雪「え…?」


夕立「ガキ共は……まだ歯も生えない時から……色々なものに…噛み付いていた…」


夕立「それだけじゃない……隠れて…なにかと……口にしていた…」


整備士「止めなかったのかい?」


夕立「何度も…止めさせようとした……効果が…無かった…」


吹雪「歯が生えてもまだ乳歯ですから大丈夫ですよね?」


整備士「普通ならそうさ。でも現代艦娘の成長速度は早いんだ」
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 20:44:29.25 ID:itsSKquK0
夕立「あの女……龍驤が…」


整備士「彼女がどうしたんだい?」


夕立「向こうで…ガキの……面倒を…」


整備士「そん…な…?」


吹雪「どうしたんですか?」


夕立「手遅れに……」


整備士「大急ぎで確認するよ。吹雪は夕立君を看ていて」ダダダッ


吹雪「え、ちょっと!急にどうしたんですか!?」


下2コンマ 


奇数  ○
偶数  ×
ゾロ目 d
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:45:22.56 ID:NEet2kzJo
まーたこわいのが
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:45:41.55 ID:Pjr4DA24o
はあ…またこのパターン…
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:46:36.90 ID:NEet2kzJo
ってちょっとぉ!?
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:46:44.65 ID:/wmMBzE1O
ほんとにこれで決めるの?マジで?
正直この流れになったのも意味不明すぎる
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:47:13.10 ID:Pjr4DA24o
あー終わり終わり
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:49:11.75 ID:/wmMBzE1O
今までやってきた事がぶっちゃけ重要でもないぽっと出の流れでぶっ潰されるのほんとどうにかしてほしい
ハードモードとかシリアスだとかじゃなくてただの理不尽
打ち切りたいならそう言ってくれればいいよ
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:51:31.54 ID:Pjr4DA24o
この後におよんで無駄に難易度あげようとする安価取るからこのザマ
その後なんてやらなかったら良かったんだよ
ここまでずっと頑張ってきてこれで終わり
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 20:57:28.76 ID:dS3p2/5eo
その後にも付き合って1年
コンマでゾロ目引きました!龍驤死亡!w
なんだこれ
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 21:03:30.28 ID:itsSKquK0
ーー


龍驤「ぁ……え…」


「どこ行った?」


「遠くに行けない」


「脚を食べた」


「外に出てない」


「探す」


「探そう」


「美味しい龍驤」


龍驤(なにが起こったんか分からんかった…けど……今やったら分かる…)


龍驤(あの子ら……ウチの…脚……食べよった…)


龍驤(痛みはあるはずやけど……それより…ショックが上回ってる……)


龍驤(早く…ここから逃げな……次は…腕も…)
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 21:08:34.39 ID:itsSKquK0
龍驤(右脚は……あかん…動けへん……形は残ってるけど…神経が…)


龍驤(右腕だけで……ここから逃げるんや…)


龍驤(あの子らは絶対………傷付けられへん…)


龍驤(偵察機を飛ばして…誰かに気付いてもらうしか……これしか…ない)


龍驤(周りに民家は無いけど……きっと誰かが…見てる………)


龍驤(頼むで……ウチを…助けて…)ビシュッ


龍驤(……偵察の)


「居た」
「居た」
「居た」


龍驤「あ……あぁ……」


「外だった」


「影に隠れてた」


「中じゃなかったね」


龍驤「ごめん……司令官………」
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 21:11:58.53 ID:itsSKquK0
ーー


軍人『わざわざ俺に行けということは何かあるということか?』


軍人『夕立は怪我をしたというのに見舞いよりも先に確認しろとは…なにがある?』


軍人『勲章をもらっていた艦娘が子どもの面倒を見ているのは知っているが、それがどうしたんだ?』


軍人『夕立のことだから無駄なことは考えていないと思うが…』



ギャァァァァァァァァーー!!



軍人『今の声は…!?』


軍人『うちの子どもじゃないが家の方から聞こえていた。何があったというんだ!』
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2021/06/27(日) 21:15:44.83 ID:itsSKquK0
軍人『……外に居たか!おいお前達……ぐ!?』


「パパ」


「これ美味しいよ」


「うまうま」


龍驤「げ……ぇ…」


軍人『なんということだ……これは悪夢だ…そうに違いない……』


「とりにく?」


「腕はそうだね」


「脚より美味しい」


龍驤「ぁ…………」


軍人『神よ……俺が何かしたというのか…?この子達は悪魔の子だと言うのか……』


「美味しい」


「腕と脚」


「両方美味しいね」


下2 この後の展開やその他起こったことなど
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 21:19:24.82 ID:B87TH3eDO
いや…呆けている場合じゃない
龍驤はまだ生きている
そいつを離せ三人共
でも美味しいよ?
早く離せ!!!
いつも物静かな父親の叱責に子供らしく泣いてしまう
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