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【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
- 796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 21:28:28.64 ID:112HRXWNo
- ゾロだすとこってことね
- 797 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/15(木) 22:14:31.88 ID:VMNnLksB0
- ルドルフ「ふむ、君の爆発力は既にそこそこの基準にあるようだ」
マヤノ「……会長さん、さすが――」
ルドルフ「まぁ、年の功もあるしな」
マヤノ「それでも――さすがは会長さんだな、って」
ルドルフ「素直に賛辞は受け取っておくことにしよう。ありがとう」
マヤノ「どーいたしましてっ!」
ルドルフ「さぁ、もう一回――!」
―――
下1 トレーニングの効果量(コンマ)
※ゾロ目の場合は追加ロール
下2 スキル習得(コンマ)
80以上で習得
50以上でスキルヒント
※ゾロ目の場合は追加ロール
- 798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 22:17:53.29 ID:wA1PLAJIo
- ゾロ頼む
- 799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 22:21:46.03 ID:1Ee+WzcF0
- しぶい
- 800 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/15(木) 23:20:00.76 ID:VMNnLksB0
- ▼マヤノトップガンの賢さが上昇した。
スピード:435(C)+29→464(C)
▼スキルを習得できなかった……。
- 801 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 00:57:16.52 ID:YZ47s4oM0
- ちょっとだけ浮気してます。少しお待ちください――。
- 802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 01:02:30.04 ID:50jRncqeo
- トレーナーちゃんが浮気してマヤノのハイライトさんがオフされるって?!
- 803 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/16(金) 01:40:29.64 ID:YZ47s4oM0
- >>802 誰もそんなことは言ってないやろがい!!!
―――
トレーナー「トレーナー業と仕事の両立ってやっぱり大変なんだな、と常々思う。これ、マヤノがデビューしてまだ間もないからマシだけど、シンボリルドルフとかの担当とかになるとえぐいんだろうな……」
トレーナー「そろそろ俺にも仕事術みたいなスキルが欲しい……。異世界転生みたいなチート級の事務処理能力とかもらえないかな……」
トレーナー「……。冷静に考えると、ループっていう事象自体が割と転生転移モノに在りそうな設定だな。なんて悪趣味な……」
トレーナー「うーむ、そう考えると、ひょっとしてループって悪いことだけではないのかも……? スペシャルウィークのことを考えると、完全に悪いことではない、とは思うし」
トレーナー「ものは考えようだな、きっと――」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※■■■まであとXターン(当ターン含む)
- 804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 01:47:51.40 ID:TgWWL65L0
- ご休憩
- 805 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 02:16:16.17 ID:YZ47s4oM0
-
トレーナー「ひとやすみひとやすみ……とは有名なアニメーションのセリフだが、今改めて考えると本当に正しいことを言っているのだなぁと思う」
マヤノ「水飴食べたーいってなるよね!」
トレーナー「ああ、子供の頃はあの水あめが本当に美味しそうに見えたな。実際に食べてみると、むしろ飴の方が美味しくて……」
マヤノ「なんか、知れば知るほど賢くはなれるけど、知らないことがある方が人生オトクかも〜って思っちゃったな〜……」
トレーナー「という訳で今日はお休みだ。マヤノがやりたいことをやるといい。もちろん公序良俗に反すること以外で、な」
マヤノ「トレーナーちゃんがそれ言う〜? この前のこと、マヤは忘れてないんだからね!」
トレーナー「……あのお姫様抱っこは不可抗力だろうよ」
マヤノ「…………。でも、ちょっと良かったかも」
トレーナー「ん、どうかしたか?」
マヤノ「なんでもないもーん。マヤちんカフェでフラッペ食べてこよーっと」
トレーナー「あ、食べ過ぎるなよ――ってもう行った……。なんか不機嫌になっちゃったな」
トレーナー「女心は秋の空――。掴みどころがないというか、なんというか」
トレーナー「まぁ、次からは気をつけるということで、ここはひとつ……」
―――
▼休憩を行った。
▼次回トレーニング効果が2倍になった。
- 806 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 02:17:43.98 ID:YZ47s4oM0
- 今日はここまで。
次回はなんか起きます。多分。
- 807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 02:30:21.06 ID:qHvrIst30
- そういやこのターンかその前辺りだったと思うけど東京優駿は特にイベントなしか
カイチョーは出走したんだろうけど
- 808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 07:03:15.16 ID:50jRncqeo
- おつおつ
- 809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 07:54:39.73 ID:ua06rX67O
- ウマ肥ゆる秋だからね
気をつけないとね
- 810 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 13:34:05.48 ID:6Gq7oHJOO
- 東京優駿……日本ダービーについては目標レースの選択肢のひとつとして挙げられており、その場で選ばれなかったので、進行上必ず踏まなければならないレースではありません。
まぁ出る必要が無いだけで出れはしますが……。安価次第ですね。
- 811 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 13:37:51.70 ID:6Gq7oHJOO
- 割とインキュベータースタイルで進めているので、聞かれなかったことには答えない事があったり、あえて説明をしていないことがあったりします。もちろん突っ込まれれば回答はします。
というのも、そうした方が安価スレとして幅が広がるかなぁと思っていたりするからです。行動安価の自由に、とは本当に(規約に触れない程度という制約はありますが)自由に考えてもらって構わないという意図でつけています。
という訳で更新は夕方か夜です。よろしくお願い致します。
- 812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 13:52:19.33 ID:MBT9yXU+O
- なるほどなG1レース出場も視野に入れとかなきゃいけないな
- 813 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 16:04:02.77 ID:6Gq7oHJOO
- (あと、キャンサー杯に係る準備で少し時間を貰うかもしれない――と思ってましたが、想像以上にキャンサー杯用のウンスが上手く育成できたので、特に休むことはありません。皆様は育成の方はいかがでしょうか……)
- 814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 16:34:32.92 ID:2AKpGx/2O
- エルとグラスは育成できたけど逃げのメンバーが中々決まらない
にしてもセイウンスカイ持ってるとか羨ましい
持たざる者はセイウンスカイ対策しろとか言われてるくらいですし
- 815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 17:20:34.35 ID:0cwfooQTO
- フジキセキとセイキンで行こうと思ってます
次のターン出来るなら日本ダービー見学とかって安価とれば可能なのかしら
- 816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 17:46:40.38 ID:KvlkzAlkO
- 対人不参加勢なのでのんびりやってます
ウンスかわいいよウンス
- 817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 18:50:21.84 ID:irvYtQGGo
- よっしゃ!安価をルームマッチで決めるか!
- 818 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 18:57:26.68 ID:YZ47s4oM0
- そこそこ強めのサークルに勧誘していただいたので、アドバイスをいただいた結果を残したい所存――。
>>817 面白そうだとは思いますが、実現性は低いですね……
- 819 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 19:38:07.36 ID:YZ47s4oM0
- 40785400
安価はともかくルムマやってみるのはありだな、と思いました。
ハンネバレ前提ですが、参加される方はお気軽に。
オープンリーグ想定で、評価はB上限です。3名インでお願いします。
これ待ってる間に今日の分書いてます。少々お待ちくださいませ。
- 820 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 19:52:16.93 ID:YZ47s4oM0
- >>815 ターン計算は曖昧ですが、大体そろそろ夏合宿に入る頃合いなので難しいですね。直近で言うならば宝塚記念とかがGTとしての候補でしょうか。
- 821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 20:25:09.90 ID:50jRncqeo
- 宝塚見学ならゴルシに注目しなきゃ…(使命感)
- 822 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/16(金) 20:32:42.40 ID:YZ47s4oM0
- 「……そろそろ、次の目標レースを決めなければならない時期か」
夜のトレーナー室で、俺は一人ごちった。
食堂から聞こえる喧騒が、カーテン一枚に僅かに遮られて、心地が良いBGM。
俺は一つ伸びをして、思案に耽る。
「適性を考えるなら、天皇賞・秋かジャパンカップが妥当だ……。達成目標のことを考えると、ここでGUレースという選択はできない。出場出来ればだが、有馬記念はマヤノトップガンにとって貴重な経験となる」
だが、今あげた中で最も考えにくいのは有馬記念への出場だ。これを目標レースに掲げてしまうと……それd代え俺がループする可能性が増大する。
とはいえ、ジャパンカップや天皇賞・秋への出場にも大きな障害が立ちふさがる。まだまだ先の話だが、傾向を考えれば、出場してくるだろうウマ娘に想像は付く。
「秋天にサイレンススズカ、JCにはシンボリルドルフか……」
両名とも越え難き壁だ。特にシンボリルドルフはマヤノをして追い越せない怪物とまで言わしめる相手。そう簡単に勝たせてはくれない。
むろんだが、有馬に出馬するとなれば、これまたシンボリルドルフとかちあう羽目になるだろう。成長したマヤノならいざ知らず、今のマヤノではシンボリルドルフとの直接対決は敗色濃厚。
負けの経験はウマ娘を強くする。しかし負けこむとそれが慣れとなって、不必要な自己評価の卑下に繋がることがある。それだけは避けなければならない。あいにくだが、俺にはそんなコミュニケーション能力がないからだ。
「……ふむ」
「こんこん、トレーナーさん、いらっしゃいますか?」
「たづなさんですか、居ますよ。どうぞ」
擬音を口で言ったことには突っ込まずにいよう。たづなさんを招き入れると、いつも通りの笑顔でたづなさんは微笑む。
「遅くまで大変ですね」
「たづなさんこそ。いつもお疲れ様です」
「いえいえ、そちらこそ……」
「いえいえ……」
「……。さて、早速ですが要件をお話しますね」
そういって、たづなさんは少し申し訳なさそうに眉を下げる。
「目標レースの話ですが……」
「ああ、ちょうど今そのことを考えていたんです。どうしたらいいのかな、と」
「そう、ですよね……」
とはいえ、とたづなさんは前置きする。
「そろそろ決めていただかないことには、こちらも少し困ってしまうので……」
「そう、ですよね……。三つに候補は絞れているんですが、それ以上が……」
「天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念、ですか……」
「私としては、どのレースも非常に魅力的なものだと感じますが……。強敵ぞろいのレースですね」
「ええ、だからどうしようかな、と……」
どれだけ考えても答えが出ない。マヤノのことを考えると、浮かんでくる答えを全て精査しなければならない気がした。
「トレーナーさん、そんなに悩むのでしたら――時には流れに身を任せるのも肝要だと思いますよ」
「時の流れに身をまかせる?」
「ここに賽子があります。これで決めれば、それは天命といえるのではないでしょうか?」
「……。一理ある、気がしますね」
振るだけ振ってみるか……。
―――
下1 次の目標レース(コンマ判定)
01〜60:GTレース【天皇賞・秋】 難易度:高 報酬:大
61〜80:GTレース【ジャパンカップ】難易度:特高 報酬:特大
81〜99:GTレース【有馬記念】 難易度:極高 報酬:極大
- 823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 20:34:25.10 ID:50jRncqeo
- おーん
- 824 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/16(金) 20:43:57.94 ID:YZ47s4oM0
- 「1、ですね……」
「出目が低いので、難易度が低いところに行け――という天命でしょう」
「……マヤノのことを考えると、やはりそれが最良ですか」
強敵が出てくることを考えると、リスキーな選択は出来ない。
天皇賞・秋がリスキーではない、というわけではないが――それでもJCや有馬に比べるといくらかリスクが軽い。
「明日、マヤノに相談してみます」
「ええ、こちらも準備を進めておきますね」
「ありがとうございます――。よろしくお願いいたします!」
―――
▼次回目標レースが「天皇賞・秋」に決まった。
▼次回目標レースまであと6ターンです。
- 825 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/16(金) 20:51:12.43 ID:YZ47s4oM0
- (アナウンス)
天皇賞・秋の結果が出たら一度このスレを畳みます。
多分終わるころには900超えてると思うので……!
―――
トレーナー「あの後、マヤノと話し合いをした」
トレーナー「マヤノは少し驚いたようだが、それでも直ぐに出走を決めてくれた」
トレーナー「何か心境の変化があったようだ。トレーニングに対する姿勢も、いつもよりも前のめりだ」
トレーナー「それが何かわからない。でも、それはとてもいいことだとは思う……んだけど」
トレーナー「悔しいな。やっぱり俺はまだ一人前のトレーナーじゃない。俺だけでは、マヤノを十全に輝かせることは出来ないんだな」
トレーナー「……でも、だけど。いつかは出来るはずだ――」
トレーナー「その時を座して待つわけにはいかない。……努力し、学習し。結果を出すんだ」
トレーナー「今日も一日が始まるなぁ。今日も頑張るぞ、おー!」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※天皇賞・秋まであと6ターン(当ターン含む)
※休憩効果発動中。次回トレーニング効果2倍。
※2ターン後、夏合宿が開始されます。
- 826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 20:52:36.87 ID:MBT9yXU+O
- トレーニング
- 827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 20:52:37.09 ID:W4jxEF/T0
- その他
マヤノは休憩、トレーナーはスズカの視察って出来るかな?
出来れば相手の能力値が知りたい
- 828 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/16(金) 20:59:12.50 ID:YZ47s4oM0
- >>827 可能、とだけは言っておきますね。
―――
トレーナー「さて、マヤノ。天皇賞・秋を目指すにあたって重要なことは何だと思う?」
マヤノ「ん〜。トレーナーちゃんとの愛?」
トレーナー「多分違うと思うんだよ。多分違うと思うんだけど……違わない気がするから不思議だよな」
マヤノ「良く解らないけど……でも、多分正解だと思うよ!」
トレーナー「……そう、なのか? いや、なんか騙されてる気がするぞ」
マヤノ「そんなわけないよ〜」
トレーナー「本当か?」
マヤノ「……そんなわけ、ないよ」
トレーナー「……本当に?」
マヤノ「……そんなわけ、ないかもしれないしあるかもしれない……」
トレーナー「まったく、俺はマヤノを嘘を吐く子に育てた覚えはありません!」
マヤノ「……マヤもトレーナーちゃんに育てられた覚えはないかな〜……」
トレーナー「……。よし、トレーニング、やるか!」
マヤノ「あー、トレーナーちゃん誤魔化した〜」
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:464(C)
スタミナ:401(C)
パワー:668(B+)
根性:972(A+)
賢さ:296(E+)
やる気:絶好調
―――
下1 トレーニングの内容
スピード/スタミナ/パワー/根性/知識
※サポートカード[スペシャルウィーク]アクティブ。根性の練習時に固定値追加。
下2 トレーニングの効果量
※ゾロ目の場合は追加イベント
- 829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 21:02:14.34 ID:/v9xnKydo
- スピード
- 830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/16(金) 21:02:19.10 ID:MbMQgtvQ0
- パワー
- 831 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 15:45:14.78 ID:lsaOydea0
- トレーナー「さて、これからトレーニングを行っていくわけだが」
マヤノ「うん」
トレーナー「トレーニングはスピードだ」
マヤノ「……うん?」
トレーナー「スピードはトレーニング、今日はテンポ走をやるぞ」
マヤノ「……。あの、トレーナーちゃん」
トレーナー「ん……。どうした?」
マヤノ「なんか疲れてなーい?」
トレーナー「疲れてなんかないぞ。さぁ、スピードを始めよう」
マヤノ「いや、絶対疲れてるよ〜! 今日はもうお布団はいろ? ね?」
トレーナー「そういうわけにはいかない。天皇賞・秋までまだ時間はあるとはいえ……」
マヤノ「トレーナーちゃんが寝てくれなきゃ、マヤはトレーニングしませーん! はやく寝なさーい!」
トレーナー「む、それは困る……」
マヤノ「トレーナーちゃんが倒れたら困るのはマヤの方なんだよ……? 大好きなトレーナーちゃんが無理してまで、マヤのために働いてくれてるのはうれしいけど、それで体を悪くしたらマヤは……ヤだよ……」
トレーナー「マヤノ……。そうか、じゃあ――お言葉に甘えて今日は休ませてもらうか」
マヤノ「うん。今日は自分でできる範囲のトレーニングをやってるね」
トレーナー「よろしく頼む――」
―――
▼マヤノトップガンのスピードが上昇した。
スピード:464+(10×2)=484(C)
- 832 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 16:09:24.89 ID:lsaOydea0
- トレーナー「この前はマヤノに迷惑をかけてしまったな……。多分前日に遅くまで仕事をしていたせいだろう」
トレーナー「このまま体調を崩すようであれば、マヤノのトレーニングにも本格的な影響を与えることになるだろうし、早々に改善しなければな……」
トレーナー「とはいえ、業務を低減させるにはどうしたらいいのか……。突き詰めると作業効率を上げるに尽きるんだが、それだけでは足りない気がする」
トレーナー「そうだ、今度先輩トレーナーにいろいろ聞いてみるか。先達であればいろんなアドバイスをくれるかもしれないしな!」
トレーナー「そうと決まったらアポイントメント……。って、俺先輩トレーナーとのコネがなかったわ……」
トレーナー「八方手づまり、って感じだな……はは」
トレーナー「ま、理事長に相談してみるか。それでどうにかならなかったら――それはその時考えるか!」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※天皇賞・秋まであと5ターン(当ターン含む)
※1ターン後、夏合宿が開始されます。
- 833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 16:12:38.40 ID:RuxMntbQo
- リジチョへ相談
- 834 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 20:06:55.58 ID:lsaOydea0
- トレーナー「……というわけなんですよ、秋川理事長」
秋川理事長「考慮ッ。前々から改善すべきだとは考えていた……」
トレーナー「……やっぱり陳情とかは上がってくるんですか?」
秋川理事長「肯定。特に上級生……クラシックレースに出場するようなウマ娘のトレーナーからは日夜届いていた……」
トレーナー(あ、やっぱり仕事量が多くてどうにもならないんだ……)
秋川理事長「協力……ッ! 今まで一度も、低い年齢層のウマ娘を担当するトレーナーからは陳情が上がってこなかったが故の対処の遅さだ……ッ。直ぐにとは言えんが、出来る限り速やかにサポートの体勢を整えたいと考えているッ……。既に購入も済ませている」
トレーナー「え? 購入……?」
秋川理事長「黙秘ッ!!! 今のはたづなには内緒――」
たづな「何が、内緒なんですか?」
秋川理事長「ひ……」
たづな「理事長、この際ですからお話し合いをしましょう。ね?」
秋川理事長「」
トレーナー(沈黙してしまわれた……)
たづな「というわけで、どういう結果に落ち着くかは分かりませんが、悪いようにはならないと思いますので〜。よろしくお願いしますね」
トレーナー「あっ、はい……」
―――
▼次回目標レース後、何かが起きる……!
- 835 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 20:13:07.09 ID:lsaOydea0
- ―――
――遠くから潮騒が聞こえる。
バスから降りた俺たちは、鼻腔に満ちる潮の香りと、遠くからかすかに響く海の息遣いを一身に受ける。
7月前半から行われる夏期合宿はウマ娘にとって非常に重要なイベントのひとつである。
なんと言っても、トレセン学園中のウマ娘が一堂に会し、トレーニングを行うのだ。そこから盗み取れる技術なども多くあり――トレーナー間でも夏を制する者はバ場を制する……なんて言われるくらいだ。
この期間を無駄に過ごす訳には行かない。
海風が頬を叩く感触と共に、夏合宿が始まった――!
―――
■夏合宿について
夏合宿中は以下のことが行えます
・トレーニング
・休憩(トレーニング効率2倍)
・探索
■トレーニングについて
普段より効率のいいトレーニングを行うことができます。詳細なコンマ判定については、トレーニング選択時に再度説明します。
■休憩について
トレーニング効率がアップします。また、やる気が下がっている場合は1段階上昇します。
■探索コマンドについて
夏合宿中、付近の探索を行うことができます。
このコマンドによって発生した進捗はループを経ても記録されます。
直接ウマ娘の成長に結びつくかどうかは運次第。ですが結びついた時のリターンは大きい、言わばギャンブルのような要素です。
また、探索の結果によっては次回ループ時に影響が発生する可能性があります。
―――
下1
今日は何をする?
トレーニング/休憩/探索/その他(良識の範囲内で自由に)
- 836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:16:11.24 ID:N/8cxsLZ0
- 探索
- 837 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 20:24:34.89 ID:lsaOydea0
- ■探索について
・探索とは?
夏合宿中にのみ行える特殊な行動です。
様々なスキルのヒントや、ループに役立つものなどが獲得できる唯一の行動ですが、時には何の成果も得られず終わる、いわばギャンブルのような行動です。
探索は13の探索度を有しており、一度探索するとその是非を問わず、探索度を1増やします。
・探索の特徴
探索は【ループしても探索度が保持されます】。
また、探索度を増やせば増やすほど、報酬を得る機会は増加します。
最終到達地点に到着すると、イベントが発生します。
・道中の判定について
下5コンマ安価を一気に取ります。
コンマの集計が終了した後、再度下5コンマ安価を取ります。
最終的に今までに集計した10コンマ安価を総合した数値によってリザルトを算出します。
道中の安価にも報酬が存在することがありますが、それなりに難度が高いものだと考えてください。
基本的にはコンマの数値が高ければ高いほど、ウマ娘やトレーナーにとって有用なものが入手できます。
コンマがゾロ目だった場合は、原則として終了後に追加ロールが発生するものとします。
・その他
追記すべき事項があれば都度追記します。
連取は性質上1分経過後であれば可能なものといたします。
ご協力のほどお願い致します――。
- 838 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 20:25:26.28 ID:lsaOydea0
- 前回探索時の補正値を見直し、新たに制定しなおしました。
能力値の補正の基準はDとなります。
―――
トレーナー「この島に来るのは二回目だが、相も変わらず穏やかだよな」
マヤノ「ね〜。ハンモック? 持ってきてお昼寝したら気持ちよさそう〜。もちろん、隣にトレーナーちゃんがいれば、もっと、ね?」
トレーナー「はいはい、ありがとね。考えとくよ」
マヤノ「……それ、狡いんじゃない、トレーナーちゃん?」
トレーナー「大人とは狡い生き物だよ、マヤノ君――」
マヤノ「むー……。あーあ、もうマヤはすねました! トレーナーちゃんとデートしないと機嫌が直りません〜!」
トレーナー「はは、それは困ったな……」
トレーナー「じゃあ、デート、行くか」
マヤノ「……ぇ?」
マヤノ「いいの?」
トレーナー「なんだよ、マヤノがそういったんだろ?」
マヤノ「え、でも……。ううん、何でもない! じゃあ、デートの準備してくるからちょっと待ってて!」
トレーナー「はは、いつまで経ってもマヤノは子供のままだなぁ」
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:484(C)
スタミナ:401(C)
パワー:668(B+)
根性:972(A+)
賢さ:296(E+)
やる気:絶好調
―――
下1〜5 探索安価
下1:コンマ値+10
下2:コンマ値+10
下3:コンマ値+25
下4:コンマ値+35
下5:コンマ値−5
―――
- 839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:26:48.45 ID:8CkZJNdVo
- むん!
- 840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:27:32.96 ID:N/8cxsLZo
- むん!
- 841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:29:45.20 ID:N/8cxsLZo
- えい!
- 842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:29:49.05 ID:LIhY9UepO
- バクシン!
- 843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 20:30:58.76 ID:8CkZJNdVo
- むんむんって続くとなんかアレだな…
- 844 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 21:50:33.93 ID:lsaOydea0
- トレーナー「こういう落ち着いた時間を取るのも久しぶりな気がするな」
マヤノ「ねー。最近結構忙しかったし、たまにはこういう時間も必要だよね!」
トレーナー「そうかもしれないな……。心理的余裕が出てくれば、別のひらめきとかも出てくるだろうし……」
マヤノ「そうだけど……マヤはちょっと違う理由かな〜」
トレーナー「違う理由?」
マヤノ「それはね、トレーナーちゃんと過ごす時間が大好きだからです!」
トレーナー「……躊躇なくストレートに好意を伝えてくるところ、俺は好きだよ」
マヤノ「……! と、トレーナーちゃんったら大胆なんだから――!」
トレーナー「他意はないぞ。……と、この森に来るのも久しぶりだな。ほら」
マヤノ「……うん、手、借りるね」
トレーナー「離すなよ」
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:484(C)
スタミナ:401(C)
パワー:668(B+)
根性:972(A+)
賢さ:296(E+)
やる気:絶好調
―――
下1〜5 探索安価
下1:コンマ値+10
下2:コンマ値+10
下3:コンマ値+25
下4:コンマ値+35
下5:コンマ値−5
―――
- 845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 21:53:05.30 ID:N/8cxsLZ0
- えい!
- 846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 21:54:13.04 ID:N/8cxsLZ0
- えい!
- 847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 21:55:16.96 ID:N/8cxsLZ0
- むん!
- 848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 21:56:42.45 ID:N/8cxsLZ0
- はちみーはちみーはっちっみー
- 849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 21:57:31.53 ID:8CkZJNdVo
- バクシンシーン
- 850 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 22:35:06.85 ID:lsaOydea0
- [45+10]+[96+10]+[20+25]+[05+35]+[76-5]
+
[30+10]+[04+10]+[96+25]+[45+35]+[53-5]
―――
合計:620
▼スキルヒント[コーナー回復〇]Lv1を獲得した。(100)
▼スキルヒント[円弧のマエストロ]Lv1を獲得した。(500)
▼スキルヒント[善後策]Lv1を獲得した。(200)
▼スキルヒント[プランX]Lv1を獲得した。(600)
▼アイテム[やる気ドロップス]を獲得した。(300)
▼アイテム[目覚まし時計]を獲得した。(400)
――
トレーナー「森に入っていくと、海のざわめきが遠くなっていって、葉っぱが風にそよいでいる音だけが聞えてくるな」
マヤノ「海の近くなのに、海の音がしないって結構不思議だよね〜」
トレーナー「都会の喧騒から切り離された人間の心情を簡単に味わえるよな」
マヤノ「……? 良く解らないけど、すっきりとした気持ちになるね」
トレーナー「そうか――そうだったらいいんだけど」
マヤノ「あ、トレーナーちゃん! あそこに小川があるよ!」
トレーナー「お、本当だ。川の近くには動物がたくさんいるって聞いたことがあるんだが、本当に居るんだろうか――」
マヤノ「……あ、トレーナーちゃん、あそこ」
トレーナー「あれは……狸か? こんなところに居るなんて珍しいな……」
マヤノ「かわいい〜……」
トレーナー「可愛い……か?」
マヤノ「かわいいったらかわいいの〜! ……あ! 大声出しちゃったから逃げちゃった……」
トレーナー「動物の逃げ足……。逃げる……。はっ、これはトレーニングに活かせそうだ……!」
マヤノ「えぇー?!」
―――
▼探索度が[2/13]になった。
- 851 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/17(土) 22:55:11.40 ID:lsaOydea0
- トレーナー「そういえば、ウマ娘によっては水着を持ち込んでいるらしい。だからというか、なんというか――トレーナーたちが物凄い渋面を作っているんだよな」
トレーナー「……うら若き乙女の水着を前に、己を律している素晴らしい先輩たちだと思う。思うんだが――反応が物凄く妖しく見えてしまうので、もう少し顔に出さないトレーニングをしてほしい」
トレーナー「いや、気持ちは凄くわかるんだけどね」
トレーナー「俺もいつかは、あんな感じの顔になってしまうのだろうか――」
―――
下1
今日は何をする?
トレーニング/休憩/探索/その他(良識の範囲内で自由に)
※天皇賞・秋まであと3ターン(当ターン含む)
- 852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/17(土) 22:56:31.95 ID:x8ztOxuP0
- トレーニング
- 853 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/18(日) 16:52:44.21 ID:DbsoBQKq0
- トレーナー「さて、トレーニングを行っていくんだが……」
マヤノ「うん!」
トレーナー「……日焼け、しちゃったな」
マヤノ「うん……。日焼け止め塗ってたけど、途中で効果が切れてたみたい〜……。お肌ひりひり〜……」
トレーナー「それは……すまんな。もう少し気を付けておくべきだった」
マヤノ「気にしなくていいよ、トレーナーちゃん! ……そ、れ、に」
トレーナー「?」
マヤノ「こういう時の肌ちらは効果的って、本に書いてあったから――これでトレーナーちゃんもメロメロに」
トレーナー「……。大人をあまり煽るなよ、マヤノ」
マヤノ「煽ってないよ〜!」
トレーナー「全く……」
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:484(C)
スタミナ:401(C)
パワー:668(B+)
根性:972(A+)
賢さ:296(E+)
やる気:絶好調
―――
下1
トレーニングの内容
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ
下2〜3
トレーニングの効果量
※ゾロ目で追加イベント
- 854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 16:55:11.59 ID:XyA0/EsR0
- スピード
- 855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 17:05:12.05 ID:2qLlGMHpo
- アイコピィ
- 856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 17:06:46.04 ID:wfLF4jIj0
- コピー!
- 857 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 17:08:28.01 ID:2qLlGMHpo
- ひどすぎィ!
- 858 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 17:09:01.17 ID:sqo9qWwHo
- マヤノくん!真面目にトレーニング、しよう!
- 859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 17:41:39.87 ID:DAya8Wuj0
- さすがに草
これがゲームだったら衝動的に投げ出すレベル
- 860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 17:50:42.19 ID:oejb/Ghf0
- 今の気持ちを表すなら、
夏合宿初日に失敗率2%を失敗した挙句練習下手をつけられた時のスーパークリークににている。
- 861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 19:59:15.69 ID:nJOF/zzHo
- これはゲームなら下振れで萎えてファン数稼ぎに切り替えるレベルw
- 862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 20:12:02.35 ID:DAya8Wuj0
- まだいける…まだ走れる…まやのはまだはしれる(過呼吸)
- 863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/18(日) 20:45:23.63 ID:XyA0/EsR0
- これは大人をあまり煽るなよって言われて動揺してトレーニングに集中出来てませんね間違いない…
- 864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 05:24:21.81 ID:yDhcLt+k0
- もしくは熱中症とか?(トレーナーが)
- 865 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/19(月) 17:26:12.30 ID:/dmU8I1q0
- >>860
大 輪 の ほ こ ろ び
- 866 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 20:19:46.25 ID:/dmU8I1q0
- トレーナー(先輩方の姿がちらつく……。いつ俺はあの涅槃寂聴のような顔に至ることができるのだろうか……)
マヤノ「トレーナーちゃん?」
トレーナー(マヤノはまだ子供、マヤノはまだ子供……。そう、マヤノは俺が育てるべきスターウマ娘なんだ……)
マヤノ「トレーナーちゃん……?」
トレーナー(心頭滅却すれば火もまた涼し……。凪いだ心を保て――俺は水面。水面だ……)
マヤノ「トレーナーちゃんっ!」
トレーナー「おわっ?!」
マヤノ「どーしたの、なんか心ここにあらず〜って感じだったよ?」
トレーナー「あ、ああ……。すまん、いろいろ考え事をしてて」
マヤノ「考え事? トレーナーちゃん、何か悩み事とかあるの?」
トレーナー「いや、気にするほどのことじゃない」
マヤノ「ぶーぶー! トレーナーちゃんの悩みはマヤの悩みなの〜! 教えてくれなきゃすねちゃうんだから!」
トレーナー「そうは言われてもなぁ……」
トレーナー(素直に、マヤノの言葉にドキリとしました、なんて言えないからな……)
トレーナー「本当に何でもないんだよ。さ、トレーニングに戻ろう」
マヤノ「……トレーナーちゃんがそういうなら、マヤは信じるよ」
トレーナー「ああ、すまんな」
―――
▼マヤノトップガンのスピードが上昇した。
スピード:484(C)+5+4=493(C)
- 867 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/19(月) 20:24:13.78 ID:/dmU8I1q0
- トレーナー「正直なところ、俺はどこまでマヤノに甘えていいのか分かっていない」
トレーナー「いや、すでに十分甘えている気がする。マヤノが深く聞いてこないのをいいことに、話すべきことに蓋をしている気がする」
トレーナー「不健全な関係といえばそうなのかもしれない」
トレーナー「ただ、話せないことももちろんあるんだ。例えばループ……記憶のことなんて特に」
トレーナー「話したいこと、話せないこと。本当にマヤノのことを想うのであれば、全てを話すべきかもしれないな」
トレーナー「タイミングは出来ない。多分作る必要があるんだろうけど――それはまだまだ先の話だ」
トレーナー「少なくとも近日中に話すものではない、と思っている」
トレーナー「……ん、そろそろ時間か。いかなきゃなぁ」
―――
下1
今日は何をする?
トレーニング/休憩/探索/その他(良識の範囲内で自由に)
※天皇賞・秋まであと2ターン(当ターン含む)
- 868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 20:30:06.76 ID:7zV5gAhZ0
- トレーニング
- 869 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/19(月) 21:35:53.05 ID:/dmU8I1q0
- トレーナー「さて、今日もトレーニングをしていくわけだが……」
マヤノ「……」
トレーナー「どうしたマヤノ……えらくご機嫌斜めじゃないか」
マヤノ「むー!」
トレーナー「リスみたいに頬を膨らませたって、なにがいいたいのかわからないぞ……?」
マヤノ「トレーナーちゃんが……はぐらかしたもん……」
トレーナー「はぐらかす……ああ、昨日のあれか」
マヤノ「男の人が描く仕事をするときは、何かやましいことがある時だってネイチャちゃんが言ってた!」
トレーナー「やましいこと?!」
マヤノ「トレーナーちゃんだって男の人だもんね……目移りしちゃうこともあるよね……」
トレーナー「……ん?」
マヤノ「マヤにオトナの魅力が足りてないことが原因なんだよね……」
トレーナー「な、何を言ってるんだマヤノ……!」
トレーナー(何故バレた?!)
マヤノ「ほら、トレーナーちゃんのその表情は図星だってこと、マヤ知ってるんだからね……!」
マヤノ「いいもーん……。マヤは一人でトレーニングするもーん……」
トレーナー「うーん、違うというか、外れてはいないんだけど……」
マヤノ「ほらー! わかっちゃってたもん! トレーナーちゃんの浮気者ーっ!」
トレーナー「困ったな……」
―――
下1
トレーニングの内容
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ
下2〜3
トレーニングの効果量
※ゾロ目で追加イベント
- 870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 21:39:14.17 ID:x18n/TaDo
- スピード
- 871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 21:40:54.75 ID:EDtXFOLD0
- 今度こそ
- 872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 21:42:58.81 ID:0pfeLbGFO
- ゾロ・コピー!
- 873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 21:44:36.40 ID:EDtXFOLD0
- とりあえず挽回できたか、良かった良かった
- 874 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/19(月) 21:48:09.67 ID:/dmU8I1q0
- トレーナー「今日はスピードのトレーニングを行うぞ」
マヤノ「ぶー……」
トレーナー「……マヤノ、まだ疑ってるのか?」
マヤノ「だって……!」
トレーナー「わかった。じゃあ事の真相を話そう。ただし、今日のトレーニングを十全に終えることができたらだ」
マヤノ「……!」
トレーナー「今日のトレーニングを満足に行うことができれば、マヤノに今の俺の考えてることを全部話そう。ただし、ちょっとでもさぼったりしたら話さないからな。それでいいか?」
マヤノ「うん!」
トレーナー「じゃあ、砂浜ダッシュ10本からだ! スタート!」
マヤノ「マヤちん、ランディング・オーフ!」
トレーナー「……何とか説得できたな」
―――
▼マヤノトップガンのスピードが上昇した。
スピード:493(C)+75+81=649(B)
- 875 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 21:48:55.74 ID:/dmU8I1q0
- ちょこっとイベント挟みたくなってきたので今からイベント書いてきます。
若干分お待ちを。
- 876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 21:51:11.23 ID:Aqaf5DX1o
- あいこぴー
- 877 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 22:12:33.74 ID:/dmU8I1q0
- 練習も終了し、陽が落ちてきた頃。俺は自室で一人ため息をついていた。
というのも、先ほどのトレーニング中に育成ウマ娘のマヤノに対して「今の俺の悩みを話す」と約束してしまったからだ。
つまりそれは、マヤノに対して「君の所作にどぎまぎしていた」ことを伝える……という事であり、つまり事案案件でもある。
正直、秘めておけるのであれば秘めておきたい気持ちだった。だが、小さな所作を見逃さず、俺のついている嘘を嗅ぎ取ってくるマヤノに対しては、その試みは余りにも儚く終了してしまうのだった……。
「でも、話すと言った以上、話さなきゃマヤノは怒るだろうし……」
第一、約束したことを違えるなんて人間失格だ。あいにくだが、俺はそこまで腐った根性をしていない。
つまり、まぁ。ここまでの独白はすべて愚痴のようなものだ。
この独白が何かを解決するわけではない。
百も承知だが、吐かなければならない時もある。多分、人間ってそういうものなんだろうな……と無用な悟りを得てしまう。
「さて、そろそろ外に出るか」
待ち合わせをしているのは、合宿所から少し離れた場所――前の夏合宿で、スペシャルウィークたちをかちあった場所――だ。
ここからは五分歩けば到着する。ちなみに集合時間まではあと三十分はある。だが、こういう謝罪というか告解は、誠意とか態度が必要なわけで。
要約すると、俺はここから出る必要がある、という事だ――。
- 878 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 22:14:20.50 ID:/dmU8I1q0
- 「とはいえ、三十分前から待つとなると手持無沙汰だな」
夜の砂浜で一人ごちる。
いつもはマヤノが相槌を打ってくれるが、今の俺の話し相手は海鳴りだ。海鳴りのみが俺の言葉に静かに返事をした。
一人で夜の海に出るのは少し寂しいことのような気がしたが、案外寂しくないな、と思った。これから余裕があるときとかは一人でこうして海に来てもいいかもな、と思った。
……いやでも、一人で海に行くとマヤノに心配をかけてしまうかもな。行くときはマヤノも一緒に連れて行く方がいいかも。
でもそれだったら、そもそも海に行かないでトレーナー室で話をしてしまえば解決なのでは……。と思い至って、風景に感傷的になっていることに気が付いた。
ふぅ、と息を吐く。その時だった。
「……あ、あの時の!」
ふと、声が掛けられた。
そこにはブルネットの髪を世風に遊ばせた――スペシャルウィークの姿がある。
考えが少し甘かった、と思った。前年此処に来たのだから、彼女が此処に来る可能性も十分にあり得た。
「悪い、邪魔したな――」
「待ってください、お礼、したくて!」
お礼? と俺が首をかしげていると、スペシャルウィークは何かをこちらに差し出してくる。
……これは、バケツと花火?
「この前、結局なんだかんだ言って監督してくれたじゃないですか。だけど、私たち何も返せなくて……。それで、今日の昼、担当ウマ娘ちゃんと夜に会うって話を聞いちゃって……」
ぽ、と華やぐ頬。……ひょっとして、逢瀬だと考えられている?
もじもじとする様子のスペシャルウィークを見れば、確信に至る。見た目にそぐわず、結構耳年増なのかもしれない。
「スペシャルウィーク、君の考えているような関係ではないよ……」
「ってことは、これからなるってことだべ?!」
「んなわけあるか!!」
「ですよね。わ、わかってましたよ私……」
「ほんとかなぁ……」
「勿論です! ……多分」
随分とあやふやな回答だなぁ。
「で、お礼がこれ?」
「あ、はい! 花火があれば話しやすいかなって」
「そっか。気を使わせたな、ごめん」
「いいえ。それに、トレーナーさん」
「なんだ?」
「――そういう時は、ありがとう、って言うんですよ!」
私も最初はそうでした、とはにかむスペシャルウィーク。確かに、根が優しい彼女は誰かから何かを施されるとまず謝ってしまいそうだ。
グラスワンダーやエルコンドルパサー、キングヘイロー、セイウンスカイのおかげで感謝することを覚えたのだろうか。今度は、その教えを俺に与えようとしてくれている。
確かに、そうだな。こういう時は感謝の意を示さないとな――。
- 879 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 22:15:16.17 ID:/dmU8I1q0
- そう思った時だった。
「トレーナーちゃん、どこー?」
「あ、来ちゃったみたいですね。もっとお話ししてたかったんですけど、トレーナーさんとずっと話してると勘違いされちゃいそうですし、私はここで帰ります!」
「あ、ちょっと――」
「次会うときには、もっとお話ししましょう――」
俺が感謝の意を示す暇もなく、スペシャルウィークは走り去ってしまった。
その走りは洗練されていて、やっぱり彼女が才能あふれるウマ娘だったんだな、と実感する。
「元気でやれよ、スペシャルウィーク――」
「……? どうしたの、トレーナーちゃん?」
「ああ、何でもないんだよ、マヤノ。ただ……」
「ただ……?」
「ただ、昔を懐かしんでたんだよ。遠い昔のことを、な」
いつか、君に本当にありがとうと伝えられる日まで。
俺はこの言葉を仕舞っておこうと思う。
だから、いつかまた会えるかな、スペシャルウィーク――。
「……トレーナーちゃん、別の子のこと考えてるでしょ!」
「ああ。でもな、別にマヤノのことを見ていないってわけじゃなくて――」
俺はそういって、花火を差し出す。
「気を利かせてくれたんだ。俺とマヤノが話しやすいように、って」
- 880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 22:52:35.52 ID:x18n/TaDo
- ループを超えた先には幸せがあるだろうか
- 881 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 23:14:45.72 ID:/dmU8I1q0
- ■
「……花火やるのも、いつぶりだろ」
「ご家族とやったことはないのか?」
「数えるくらい。パパは仕事で忙しかったし、遊ぶときも花火とかじゃなくて離着陸場だったから」
そういえば、マヤノの父親は航空機パイロットらしい。連絡らしい連絡を取ったことはないが、一度だけ挨拶しに来たことがある。
かなり強烈な視線で俺のことを見ていたから、小馬鹿な人なんだろうと思う。マヤノがいつも感情を隠さないのは、父親の影響なのかもしれない。
「いいお父さんなんだな」
「うん。パパはマヤの憧れなの!」
「そっか、じゃあ追いつけるように頑張らなきゃな」
「うん!」
海水を軽くさらって、バケツに消火用の水を満たす。
スペシャルウィークが持ってきた花火はそう多くはない。そもそも学生であるスペシャルウィークに花火を奢らせてしまった時点でダメダメな大人だ。
そこまで長くは続かないはずだ。だから、話の決着は短くつける必要がある。
「花火のつけかたってわかるか?」
「さすがにわかるよ〜! マヤちん、ファイヤー!」
マヤノはチャッカマンを持ち、花火に着火する。すると、わずかに先が燻り――次いで、光の洪水が先端からあふれた。
わぁ、と声を上げて、マヤノはくるりくるりと花火を振り回していた。本当に楽しそうに、まるで踊るように――。
暗くなった海岸線に、光の線が刻まれる。線が刻まれた箇所だけ、マヤノの楽しそうな表情が浮き上がるように見えて、とても幻想的だった。
夕焼けの橙のような、オレンジ色の髪の毛が、光に追随して踊る。
「トレーナーちゃん、花火ってきらきらしてて楽しいね!」
「そうか、マヤノが楽しいんならよかった」
「トレーナーちゃんはどう?」
「綺麗だと思うよ」
「えー? マヤのことが?」
「ああ、綺麗だと思うよ」
小さく声を上げて、マヤノが固まる。
この子は俺のことを揶揄ってくるくせに、自分がいざ揶揄われるとなると耐性がないんだ。凄くいじらしくて――可愛らしい子なんだ。
くすり、と笑いを漏らすと、マヤノが俺の所作に気付いたようで手を大きく振って抗議の念を露わにする。
すると手に持っていた花火がちょうど消え、マヤノは寂しそうな声を上げる。
「マヤノ、花火はまだあるぞ。これでラストだ」
「これ……何?」
「線香花火。やってみるか?」
「うん!」
マヤノの線香花火に火をつけて、俺のものにも火をつける。
―――
下1 線香花火 どちらが早く落ちるか(コンマ)
50以上:トレーナー
50以下:マヤノトップガン
- 882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 23:23:19.13 ID:7zV5gAhZ0
- 落ちたな(確信)
- 883 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/19(月) 23:53:58.01 ID:/dmU8I1q0
- 「ちっちゃい花火だ……」
「小さいだろ? ほかの花火よりも小さくて、落ちる時間が早いんだ」
「え、だったら大きくしたらいいとマヤちん思いまーす」
「まだまだ子供だなぁ、マヤノ。これがいいんだよ、これが」
マヤノは首をかしげながらも、俺の言葉を待っている。
「こうして光を眺めてるとさ、今までのことを思い出さないか?」
「今までのこと?」
「そうだ。メイクデビューから京都JS、皐月賞――。今まで俺たちが辿ってきた道筋のことを」
じっ、と。両の瞳が線香花火を見つめる。
「……ぼんやりと、浮かんでくるかも」
「だろ? こうして線香花火をつけながら話す――そうすると、ちょっとだけ自分に正直になれる気がするんだよ」
「正直に――」
「ああ、正直になれるんだ。大人のくだらないプライドとかさ、考えてることとか――全部まろやかに、線香花火の光が抜き取ってくれるんだよ」
ぱちりと、花火が弾ける。
「マヤノ、俺が上の空だった理由なんだけどさ」
「……うん」
「君に見惚れてたんだよ。恥ずかしかったから今朝は言えなかったけど」
「……そっか。そっかぁ……えへへ、嬉しいかも」
「――怒らないのか?」
「どうして怒るの? トレーナーちゃんが、マヤにめろめろってことでしょ? だったら怒る理由なんてないよ〜」
そうか、と一つ息をつく。
「あともう一つ。この際だから話しておこうかな、と思って」
「……うん。何でも聞くよ」
「ループについて、話したろ?」
「うん。目標を達成できないとループするって」
「実は隠してることがあるんだ」
ここで初めて、マヤノが俺のほうを向いた。
「隠してたこと……。ううん、怒らないよ。多分、今まで隠してた理由って――マヤのことを考えて、だよね」
「そうだ。このことを伝えるかどうかは、正直ずっと迷っていた。でも、伝えなきゃ、きっと後悔するだろうから」
「……マヤは、トレーナーちゃんの全てを受け入れるよ」
「……。ありがとう」
一つ、息を呑む。
ぱちり。花火が弾ける。
- 884 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 23:55:06.85 ID:/dmU8I1q0
-
「実はな、俺がループすると、担当ウマ娘以外から――俺に関する記憶が失われる」
「……え」
「だから、世界で俺のことを覚えているのは、君だけになるんだよ、マヤノ」
「そっか」
「……驚かないんだな」
「なんとなく覚悟はしてた。漫画とかドラマとか、結構記憶消えるから」
「そうか」
「でも、言葉にして伝えられると――怖いね」
「怖いか」
「うん、怖い」
「ごめんな」
「ううん。大丈夫。だって、負けなければいいってコトだよね?」
「……そうだな」
「だから、負けないよ。今はまだまだ弱いけど――負けないって、誓うよ」
「そうか」
- 885 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 23:55:53.64 ID:/dmU8I1q0
-
花火が、弾けて、落ちる。
- 886 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 23:56:42.68 ID:/dmU8I1q0
- 「……あ」
「……マヤノの線香花火、落ちたな」
「そうだね……トレーナーちゃんのも落ちた」
「落ちるときは一緒に、ってか」
「トレーナーちゃんとだったら、どこにでも行くよ」
「地獄でも?」
「うん」
「そうか」
「だって、マヤはトレーナーちゃんのことが、大好きだから」
「……」
「トレーナーちゃん?」
「呪いは、残しちゃいけないな」
「トレーナーちゃん……?」
「何でもないよ。マヤノのことを少し呟いただけだ」
「……何呟いたの?」
「秘密。ミステリアスな男の方がモテるらしいからな」
「ずるーい!」
「狡くない。それが大人だ」
「そっかぁ……。大人になるって大変だね」
「どうして?」
「――だって、嘘つかなきゃ生きていけないって……辛いことじゃなーい?」
「そう、かもな」
「いつか、トレーナーちゃんも嘘をつかずに生きていけるようになったらいいなあ」
「出来るかな、俺に」
「できるよ。だって、だって――トレーナーちゃんは、マヤの大事な人だから」
「保障できてないじゃん」
「えへへ。でも、トレーナーちゃんはマヤのこと信じてくれるんでしょ?」
「ああ」
「だったら、トレーナーちゃんが信じたマヤのことを信じてほしいんだ」
「山手線みたいな信頼関係だ」
「ぐるぐるーってね」
「な、マヤノ」
「なぁに、トレーナーちゃん」
「嘘ついていいか」
「いいよ」
「――俺、マヤノのこと嫌いだ」
「マヤはトレーナーちゃんのことが好きだよ」
「ありがとう。だから――さよならだ」
「うん、絶対だよ」
- 887 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 23:57:30.62 ID:/dmU8I1q0
-
海鳴りが響いて、俺たちは闇に解ける。
- 888 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 23:58:27.60 ID:/dmU8I1q0
-
どれだけ過ぎたかわからないくらいに、マヤノが眠って。
俺もなんだか、今日はここで眠りたくなって。
- 889 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/19(月) 23:59:40.25 ID:/dmU8I1q0
-
そして、夜は闇に。
闇は安穏に。
閉じた。
- 890 : ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/07/20(火) 00:00:19.66 ID:2ExM0Zoc0
-
おまけ。
https://imgur.com/a/8jWaDYv.png
- 891 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/20(火) 00:03:14.43 ID:2ExM0Zoc0
- トレーナー「勝ちたいな」
―――
下1 今日は何をする?
トレーニング/休憩/探索/その他(良識の範囲内で自由に)
※天皇賞・秋まであと1ターン(当ターン含む)
- 892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/20(火) 00:06:28.45 ID:TFUQ2DlaO
- トレーニング
- 893 : ◆FaqptSLluw [saga]:2021/07/20(火) 00:18:14.50 ID:2ExM0Zoc0
- マヤノ「負けたくないなぁ」
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:649(B)
スタミナ:401(C)
パワー:668(B+)
根性:972(A+)
賢さ:296(E+)
やる気:絶好調
―――
下1
トレーニングの内容
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ
下2〜3
トレーニングの効果量
※ゾロ目で追加イベント
- 894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/20(火) 00:19:22.73 ID:NLB0Qyqn0
- そろそろスタミナ鍛えようか
- 895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/20(火) 00:24:59.55 ID:u6gLt1Omo
- ゾロ頼む
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