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【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
- 423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 18:32:09.13 ID:EzxfY+qf0
- おりゃ
- 424 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/25(金) 20:06:19.28 ID:zgtPV8oq0
- トレーナー「――思った以上に何もない、な」
マヤノ「わくわくするものないかなぁ……」
トレーナー「とはいえ、探索はまだ始まったばかりだし……わくわくするものとかそう簡単に見つかるものでもないだろ」
マヤノ「そっかー」
トレーナー「……っと。ここからは森みたいだな。ほら」
マヤノ「トレーナーちゃん、何か欲しいの?」
トレーナー「バカ、はぐれちゃまずいから手を繋ごうって言ってんだよ」
マヤノ「え〜! トレーナーちゃん、もしかしてマヤのこと――」
トレーナー「うるさいなぁ……。ほら、行くぞ」
マヤノ「はーい。えへへ……」
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:206(E)
スタミナ:260(E+)
パワー:544(C+)
根性:274(E+)
賢さ:179(F+)
やる気:絶好調
―――
下1〜5 探索安価
下1:コンマ値±0
下2:コンマ値±0
下3:コンマ値+15
下4:コンマ値±0
下5:コンマ値±0
―――
- 425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 20:07:42.60 ID:4oSEbiDtO
- はちみー
- 426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 20:10:04.77 ID:EzxfY+qf0
- はあっ
- 427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 20:30:02.65 ID:yB71CnfEo
- おっゾロでたな
- 428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 20:32:04.74 ID:yB71CnfEo
- とっちゃうよー
- 429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 20:32:40.73 ID:EzxfY+qf0
- 連取りOKだったんですね(@_@)
- 430 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/25(金) 21:42:26.56 ID:zgtPV8oq0
- というわけで、ゾロ目が出たのでもう1回転――!
―――
下1 追加コンマ安価
※ゾロ目の場合は追加ロール
- 431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 21:46:25.77 ID:N5RYNKgLO
- 行けるとこまでいったれ
- 432 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/25(金) 21:49:26.10 ID:zgtPV8oq0
- ……????
もう1回転ッ!!!
―――
下1 追加コンマ安価
※ゾロ目の場合は追加ロール
- 433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 21:52:08.66 ID:ItutWYwko
- やべー
- 434 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/25(金) 21:55:28.13 ID:zgtPV8oq0
- DX3rdもびっくりの回転率!
―――
下1 追加コンマ安価
※ゾロ目の場合は追加ロール
- 435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 21:55:59.27 ID:HpB9zV+Do
- 無礼るなよ
- 436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 22:21:52.27 ID:neMBDGaQ0
- 三連ゾロとか3女神様でも降臨なさったんですかね…
- 437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 22:28:05.01 ID:ItutWYwko
- レースでもぜひともご加護を……
- 438 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 03:42:45.80 ID:erES689l0
- 12+57+[25+15]+57+13
+
60+77+[65+15]+74+73
+
77+66+27
―――
合計:713
▼スキルヒント[直線回復〇]Lv1を獲得した。(100)
▼スキルヒント[好息一転]Lv1を獲得した。(500)
▼スキルヒント[読解力]Lv1を獲得した。(200)
▼スキルヒント[大局観]Lv1を獲得した。(600)
▼アイテム[やる気ドロップス]を獲得した。(300)
▼アイテム[目覚まし時計]を獲得した。(400)
▼アイテム[夢のきらめき]を獲得した。(700)
- 439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 04:12:27.10 ID:Do4DBYQyo
- 大漁大漁!
- 440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 04:43:43.19 ID:B6OZrpRMo
- 好転一息
スキル名間違ってるぞい
- 441 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 16:03:38.05 ID:erES689l0
- >>440 あちゃ、すみません、次回から気を付けます……!
- 442 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 16:14:10.98 ID:erES689l0
- トレーナー「海岸沿いを歩くだけで平和な気持ちになってくるな」
マヤノ「うーん、海風がきもちーね」
トレーナー「……にしてもさ、なんでこんなところを合宿先に選んだんだろうな。トレセン学園の財力があれば――もっと近場でいい場所があっただろうに」
マヤノ「遠くに行く、っていうのが、必要だったんじゃなーい?」
トレーナー「一理あるかも。旅行というイベントは意気軒昂の為にも重要だからな。モチベーション向上のためにあえて遠方に設置してあるのかもしれん」
マヤノ「確かに、遠くに行くぞーってなったときと、近くに行くぞーってなったときだと、遠くに行った方が凄くわくわくする!」
トレーナー「それもそうだな。それに、こういう事って案外俺たちが思っているよりもどうでもいい理由だったりするからなぁ」
マヤノ「ねー。あ、トレーナーちゃん! あそこに綺麗な石がある!」
トレーナー「ふむ……」
マヤノ「わー、透き通ってて綺麗――」
トレーナー「どれどれ……。ほんとだな、陽の光が通ると虹色に光って……物凄く綺麗だ」
マヤノ「……なんだか、力がぶわーってわいてくる感じがする。なんでだろー?」
トレーナー「もしかすると、その石が見つけてくれたお礼にマヤノに力を与えてくれているのかもな」
マヤノ「えー? トレーナーちゃんって案外ロマンチスト?」
トレーナー「……。帰るぞ」
マヤノ「あー! トレーナーちゃんすねたーっ!」
トレーナー「……」
マヤノ「あ、待って待って――っ!」
―――
▼探索度が[1/13]になった。
- 443 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 16:44:26.08 ID:erES689l0
- 「充実した夏になったな」
「うん、そうだね……」
少し眠そうなマヤノの背中を押しながら、バスに押し込む。
どうやら合宿最終日は興奮のあまり眠れなかったらしく、かなり遅くまではしゃいでいたらしい。
俺も子供のころは、旅行に行くとき、帰るときは興奮してうまく寝付けなかったからな……。マヤノの気持ちは良く解る。
「ね、トレーナーちゃん。肩かりていーい?」
「……ダメと言ってもマヤノは借りるんだろう?」
「せーかい」
こてん、と。肩にマヤノの頭が乗っかる。ふわりと、柔らかな匂いが香る。
しょうがない子だ、と思いながら、これはこれで役得な気がしてならない。
それに――こうしてマヤノと触れ合える時間もこれが最後となるかもしれない。京都JSに勝てなければ、俺はこの世界から消えるのだ。
しかも恐らくは、マヤノ以外が俺の記憶を失うという形で。
それはきっと、自惚れでなければ、マヤノにとってつらい世界になるはずだ。できれば勝ちたいが――必ず勝てるわけでもない。勝負の世界とは何が起きるかわからないからだ。
もし負けた時、俺が彼女に与えることができるのは、たった一つ――思い出だけだ。時がやがて悲しみを癒し、真にマヤノが笑えるようになるまで、薪のようにくべられ、マヤノの孤独を癒してくれるような、思い出だけ。
もし離別の時後悔しないで済むように。
浜辺で砂の城を形作るみたいに、今彼女が望むことを重ねていくことしか俺にはできない。
「なんだかネガティブな考えになってしまうな」
「……んぅ」
すやすやと寝息を立て始めるマヤノの姿を見て、おっと、と心の中で漏らす。
疲れているなら起こさないほうがいい。マヤノは夏合宿中も頑張ってくれたのだし、せめて穏やかに眠れるように気を払うのはトレーナーとして当然の心構えだろう。
――やけに風が騒がしい夏が、今終わった。
―――
トレーナー「夏合宿が終わって、トレセン学園にいつもの日々が戻ってきた――。京都ジュニアステークスまであと少し、最終調整に入る頃合いだろうな」
トレーナー「……不安になるな。マヤノなら、俺の些細な表情の機微を感じ取ってしまう。それで彼女のコンディションを崩すようなら、俺はトレーナー失格だ」
トレーナー「動け――」
トレーナー「何事も、為さねば為らぬ。精神一到何事か成らざらん……」
トレーナー「よし。今日も頑張るか」
トレーナー「何をしようかな」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得/脚質上昇/その他(良識の範囲内で自由に)
※京都JSまであと2ターン(当ターンを含む)
- 444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 17:02:59.59 ID:Q+rEqSF/o
- スキル習得
- 445 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 17:27:13.13 ID:erES689l0
- トレーナー「夏合宿で地力を身に着けることは出来た――と思う。というわけで、今日は技術を学んでいこうと思っている」
マヤノ「技術ー?」
トレーナー「そうだ。マヤノが夏合宿で探索してた時に身に着けた力? っぽい何かがあっただろ?」
マヤノ「うん、でもあれがどんなものなのか、マヤにもわからないよ?」
トレーナー「ああ。でもその力を自分のものに出来ればパワーアップできると思うんだ。どうだ、やってみないか?」
マヤノ「トレーナーちゃんがそういうなら!」
トレーナー「さて……どの力について理解を重ねていくか」
―――
下1 どのスキルを学習する?
・直線回復〇(汎用) Lv1
・読解力(差し) Lv1
・曲線のソムリエ Lv2
- 446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 17:33:38.11 ID:F7C6pA5bo
- ソムリエ
- 447 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 18:03:12.89 ID:erES689l0
- トレーナー「コーナーを制する者はレースを制する――とまではいかないが、コーナーについての理解を深めれば、それだけレース中の優位につながるだろう」
トレーナー「マヤノが最高のウマ娘となるためにも、ここでコーナーについて理解を深めておいた方がいいと思う」
マヤノ「うん。えーっと、コーナーでずびゅーん! っていくコツだよね?」
トレーナー「ああ、身に付けられれば、ナリタブライアンの影を踏めるかもしれないな」
マヤノ「うん! いつかブライアンさんの影、マヤちんが踏んで見せちゃうんだから――!」
トレーナー「じゃあ、今からコーナー練習を集中的にやっていくぞ」
マヤノ「アイ・コピー!」
―――
下1 [曲線のソムリエ]Lv2習得コンマ
40以上で習得
40以下でスキルレベル上昇
―――
- 448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 18:18:46.04 ID:1DVrrE4wo
- はい!
- 449 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 19:13:03.90 ID:erES689l0
- マヤノ「……ここっ!」
トレーナー(……凄まじい加速だ。だが、何というか、まだ上がある気がしてならない――)
トレーナー(マヤノもきっとある程度コツをつかんできているとは思う、ここは辛抱強く取得に徹するべきだな)
トレーナー(余計な癖をつけてこの後のレースに影響でもしたら敵わん……)
トレーナー「よし、今日はここ辺りでいったん切り上げだ」
マヤノ「えー? マヤはまだ走れるよ?」
トレーナー「それでもだ。マヤノのことだし、ヒントはつかめたんだろう?」
マヤノ「それはそうだけど……」
トレーナー「だったら、それを形にするために理論を煮詰めよう。実地練習で上手くつかめないのであれば、技術に基づく理論を確立すれば――きっとうまくいくさ」
マヤノ「トレーナーちゃんがそういうってことは、多分そうなんだと思う。けど、練習したりないよー」
トレーナー「うーん。とはいえこれ以上練習すると却ってコツを忘れそうだしな」
トレーナー「そうだ、これから慰労を含めてスイーツでも食べに行くか? 最近スノードームフェアが開催されてるらしいし」
マヤノ「わ、マヤが気になってたフェアだー! トレーナーちゃんが連れてってくれるの?」
トレーナー「ああ、男に二言はない」
マヤノ「やったー! でも、どーしても食べたいケーキが二つあるんだよね……」
トレーナー「それは……。レース前だし我慢してもらわなきゃだけど」
マヤノ「あ、そうだ! トレーナーちゃんに別のケーキを頼んでもらって、半分こしたらいいんじゃない?」
トレーナー「それは名案だな。カロリーも抑えられる」
マヤノ「じゃあ決まり! 今から喫茶店に――テイク・オフ! だね!」
―――
▼スキル[曲線のソムリエ]のスキルヒントレベルが1上昇した。
[曲線のソムリエ] SKLv3
- 450 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 19:16:32.84 ID:erES689l0
- トレーナー「……。何というか、落ち着かないな」
トレーナー「気がそぞろになる、という言葉は正しくこういう時のためにあるに違いない。どうしたものか――」
トレーナー「京都ジュニアステークスが終われば、次に待つのはクリスマス、そして年末――。さすがに出走予定がさらに今年中に入るわけがないから、仮に休むとしたらここ辺りか」
トレーナー「……ナチュラルに勝った後の話をしていたな」
トレーナー「ふふ。これもマヤノに対する信頼の表れだろうか」
トレーナー「さて、そろそろ重い腰を上げますかね」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得/脚質上昇/その他(良識の範囲内で自由に)
※京都JSまであと2ターン(当ターンを含む)
- 451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 19:17:47.27 ID:Do4DBYQyo
- レース結果が掲示板外になってトボトボ帰って来たらトレーナーの存在が抹消されていて覚えているのは自分だけ
という夢を見たというマヤノがくっついてきて離れないので今日はお休み(実質休憩)
- 452 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 19:26:46.80 ID:erES689l0
- トレーナー「……今日は休養日だ。レース前の大事な体だし、マヤノにも激しい運動を伴わない程度の休みを伝えていたはず――なんだけど」
マヤノ「……」
トレーナー「何故かマヤノが引っ付いて離れない」
マヤノ「……ねぇトレーナーちゃん、トレーナーちゃんはどこにもいかないよね?」
トレーナー「何回目だ、その質問は……。大丈夫、どこにもいかないよ」
マヤノ「……」
マヤノ「……そう、だよね。どこにもいかないよね」
マヤノ「でも、もうちょっとだけこうさせてほしい、かな」
トレーナー「ん。まぁ、仕事の邪魔にならない程度であればいくらでも。マヤノの不安を取り除くことも、きっとトレーナーの仕事のうちだろうし」
マヤノ「トレーナーちゃん……」
トレーナー(何というか、いつものマヤノではない気がする。調子が悪いのか、それとも――何か予感めいたものを感じているのか。はたまたレース前でナーバスな気持ちになっているのか)
トレーナー(その気持ちの内側を開いてみなければ、それはわからない。でも……これは開いたら後悔する気がする。俺も、マヤノも。いつか時が解決する問題であることを信じて、今はマヤノのしたいことをさせるべきだろうな)
トレーナー(……マヤノは明日、勝てるだろうか)
―――
▼休憩を行ったことにより、トレーニング効率がアップした。
※次回トレーニング時、効果量コンマの数値が2倍になります。
―――
- 453 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 19:30:19.91 ID:erES689l0
- アッ、すみません、今見返してたら曲線のソムリエ習得してたのでもう一回追加で安価を取ります――!
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得/脚質上昇/その他(良識の範囲内で自由に)
- 454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 19:44:01.87 ID:2HxtRm430
- 脚質上昇
- 455 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 19:51:33.76 ID:erES689l0
- さっくりと処理だけしますね。すみません……!
―――
下1
逃げ因子★☆☆による[脚質適正/逃げS]への上昇コンマ判定
50以上で上昇
50以下でそのまま
- 456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 19:59:23.89 ID:2HxtRm43o
- ほい
- 457 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 20:09:39.74 ID:erES689l0
- ▼マヤノトップガンの脚質が[逃げ:S]に上昇した。
- 458 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 20:11:57.79 ID:erES689l0
- 京都ジュニアステークスまであと、0ターン。
―――
■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:206(E)
スタミナ:260(E+)
パワー:544(C+)
根性:274(E+)
賢さ:179(F+)
やる気:絶好調
[固有スキル]
・ひらめき☆ランディング Lv1
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・シューティングスター Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・これが諦めないってことだァ! Lv2 [作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+200の補正)
[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・コーナー加速〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の判定)
・曲線のソムリエ[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・直線加速→ハヤテ一文字[汎用・固定値]
(レース終了時のコンマ判定に+100の補正)
[スキルヒント]
・直線回復〇 Lv1[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
・好転一息 Lv1[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・読解力 Lv1[差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・大局観 Lv1[差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
脚質適正
逃げS/先行A/差しB/追込B
距離適性
短距離D/マイルD/中距離A/長距離A
―――
- 459 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 20:12:52.88 ID:erES689l0
- ―――
■所持品
・目覚まし時計(今ループ限定品) 1つ
使用すると安価を再判定させることが可能になる。やる気が上昇する。
今ループのみ使える限定品。ループ時獲得。
・目覚まし時計 1つ
使用すると安価を再判定させることが可能になる。やる気が上昇する。
どのタイミングでも使用可能。探索時獲得。
・夢のきらめき 1つ
使用するとウマ娘の潜在能力を開花させる。
開花させたウマ娘の潜在能力はループしても引き継がれる。
担当ウマ娘選択直後に使用可能。探索時獲得。
・やる気ドロップス 1つ
使用するとウマ娘のやる気を2段階上昇させる。
どのタイミングでも使用可能。探索時獲得。
・サポートカード[スペシャルウィーク]
願いの結晶。強く在らんとし、夢を駆けるウマ娘の親愛の証。
スペシャルウィークのサポートカードは、根性を上昇させる練習に固定の効果値をプラスする。
願いがいつか力となって、貴方の力になりますように。
―――
■トレーナースキル
・[俯瞰]
様々なデータを数値的に見ることができる。
ラウンド数を認識することができたり、レースに出走した場合の達成着順を確認することができる。
・[戦術家]
コンマによるランダム安価を用いる判定に対して使用することができる。
安価を取り消し、代わりに選択肢の中から一つ任意のものを選択し、それを適用する。
―――
■ウマ娘関連
[因子]
スピード★☆☆
スピード★☆☆
先手必勝(逃げ適正B以上)★☆☆
シューティングスター(先行適正B以上)★☆☆
これが諦めないってことだァ!(逃げ適正B以上)★★☆
逃げ★☆☆
―――
- 460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 20:31:52.26 ID:Do4DBYQyo
- うおっ探索目覚まし超性能いいやん!
- 461 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 20:42:46.70 ID:erES689l0
-
寒天が、僅かに水気を含んだ芝を凍らせる日こそが、運命の分水嶺となる日だった。
吐く息は白く舞い、踏み出す脚は冷気を纏って強張る。空気感は格別だが、ウマ娘にとってはあまり好んで出走したいと思えるような状態とは言えなかった。
だが、そんな憂鬱さすら感じる競馬場の様子とは打って変わって、出走控室にて勝負服に袖を通したマヤノトップガンの様子は晴れ晴れとしたものだ。
「こうも寒いと元気が出ないんじゃないかって心配だったけど、ご無用って感じだな」
「だってぇ、トレーナーちゃんがあっためてくれたじゃない?」
「……温めたというか、カイロを渡しただけなんだけどな」
「トレーナーちゃんが自分の意思でカイロを渡してくれたことが、マヤ的には嬉しいポイント!」
何時ぞや見せた太陽の花開くような笑みをトレーナーへと浮かべる。そんな彼女にトレーナーは苦笑を以て返した。
京都ジュニアステークスは、簡単に突破できるような安易なレースではない。近日にあるG1レース【ホープフルステークス】に比べれば格が落ちはするが、それでも格式高い中央のレースの一つである。
マヤノトップガンもそれは理解している。――が、彼女が落ち着いているのには訳があった。
「カイロ渡したくらいで大げさな……。まぁ、絶対勝てるとは思うけど、ここで手がかじかんだり足が強張ったりして調子が狂ったら困るからな」
「……」
――トレーナーの存在だ。
トレーナーはマヤノトップガンに心配させまいと気丈にふるまっていたが、その態度がマヤノトップガンにとってはあまり良いものに映らなかった。
担当ウマ娘として、トレーナーと共に歩んでいきたいという思いは人一倍持っているとマヤノトップガンは自称している。
だからこそ――相談出来ないほどの何かを抱えているトレーナーのことが心配で。同時に、なぜ自分に何も話してくれないのか、と怒りと戸惑いを覚えるのだった。
故にこそ、マヤノトップガンは決める。
「トレーナーちゃん、何度もトレーナーちゃんが言うんなら、マヤは何度でも答えるよ」
上るべき山は高く、果てしないかもしれない。
その高さに絶望して、足を止めてしまうかもしれない。
それでも。
「絶対――絶対勝つよ。トレーナーちゃんにそんな悲しい表情、させないからね」
案外自信家のように見えて、臆病な貴方へ。
呟く言葉は、万雷のごとき拍手と声援に飲み込まれた――。
「トレーナーちゃんが思ってるよりマヤが強いってこと、証明してあげる!」
―――
- 462 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 20:45:36.99 ID:erES689l0
- トレーナー「誰よりも、君の姿を見ている。――だから好きにやって来い、マヤノトップガン」
―――
■レース
下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[S]/先行[A]/差し[B]/追込[B]
01〜50:逃げ[S]
51〜80:先行[A]
81〜90:差し[B]
91〜00:追込[B]
――
- 463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 20:47:57.10 ID:Do4DBYQyo
- いざ参る
- 464 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/26(土) 21:24:03.12 ID:erES689l0
- ▼マヤノトップガンの作戦が[逃げ:S]になりました。
―――
下1 レース序盤のマヤノトップガンの調子
01〜20:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
21〜40:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
41〜60:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
61〜80:先駆け(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
81〜00:先手必勝(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。
――
下2 レース中盤のマヤノトップガンの調子
01〜20:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
21〜40:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
41〜60:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
61〜80:コーナー加速〇(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
81〜00:曲線のソムリエ(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。
――
下3 レース終盤のマヤノトップガンの調子
01〜15:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし)
15〜30:末脚(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
31〜45:全身全霊(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
46〜60:シューティングスター Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
61〜75:ひらめき☆ランディング Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
76〜90:これが諦めないってことだァ! Lv2(ゴールのコンマ判定に+200の補正)
91〜00:ひらめき☆ランディング Lv3(ゴールのコンマ判定に+300の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。
――
下4 ゴールイン 着順確定
――
▼作戦
●逃げ[S](補正:スピード、スタミナ)
補正がある能力値:1.5倍
レース終盤の固有スキル判定を若干緩和する。(作戦Sランク効果)
▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正A(+100)+やる気/絶好調(+100)+ハヤテ一文字(+100)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値
最終達成値が2000を超した場合 1着
※(100超えるごとにバ身が1伸びる。報酬増)
最終達成値が1800を越した場合 2〜3着
最終達成値が1700を越した場合 4〜5着(掲示板)
最終達成値が1700を下回った場合 着外
継続ライン:1着
―――
レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。
- 465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:27:17.91 ID:2HxtRm430
- ゾロこいこい
- 466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:28:36.98 ID:jffgH9Zho
- なーに目覚まし2つもある気楽に行こう
- 467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:32:39.01 ID:Q+rEqSF/o
- 飛んでけー!
- 468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:33:19.86 ID:Do4DBYQyo
- !!!
- 469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:34:05.16 ID:Q+rEqSF/o
- 1て、よりによって1て
- 470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:36:39.14 ID:aBUbAX5gO
- ギリ2000行ったっぽい?
- 471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 21:37:39.22 ID:2HxtRm430
- 1着は取れてるっぽいかな?
- 472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/26(土) 22:38:57.69 ID:uEIOzwyp0
- 帰ってきたら(たぶん)勝ってた
マジでよかった
- 473 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 00:31:05.98 ID:dv+FPjD+0
- ―――
▼レース展開
序盤(91):先手必勝(+100)
中盤(98):曲線のソムリエ(+100)
終盤(01):好走(±0)
着順決定:86
――――――――――――
[100]+[100]+[0]+[86]=286 レース中達成値
▼作戦:逃げ(S) (スピード、スタミナに1.5倍の補正)
スピード:206(E)×1.5=309
スタミナ:260(E+)×1.5=390
パワー:544(C+)
根性:279(E+)
賢さ:179(F+)
――――――――――――
309+390+544+279=1522 能力値参照値
▼着順
[レース中達成値:286]+[能力値参照値:1522]
+[バ場補正/芝A:100]+[中距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]+[ハヤテ一文字:100]
=2208 達成値
―――――――――――――
[達成値:2208]
[レース中全てのマイナス補正:0]
[補正後賢さ:179]
―――――――――――――
[最終達成値:2208]
結果、マヤノトップガン――大差にて1着!
- 474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 00:39:58.16 ID:397hAb7yo
- ついに、ついに1勝……!!
- 475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 00:49:58.43 ID:vbsWgLjc0
- マヤノッ‼マヤノッ‼マヤノッ‼
- 476 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 01:24:17.81 ID:dv+FPjD+0
- ――鈍色の空の下、歓声がさながら鼓動のように京都競馬場を揺らしていた。
揃うはいずれも歴戦のウマ娘たち。誰もが勝利に対し貪欲に突き進む強欲の探索者であり、同時に敗者となる可能性を内包した勝負の世界の戦士たちだった。
そんな、熱狂とも狂気ともつかない世界の渦中に、マヤノトップガンはいた。
冬場の冷え冷えとした空気が吹き込む。多くのウマ娘は寒風に負けじと戦意を膨らませているが、マヤノトップガンだけは異なった。――凪いだ水面のような、静かな雰囲気がそこにある。
(勝ってやる、とか、勝たなきゃ、とかは思わない)
胸中に静かな、しかし太陽のように熱い炎が生まれる。
薪をくべなくとも、気炎万丈と燃え上がる焔。
(勝つ――それだけの話なんだ)
もうその炎が消えることはない。たとえ水を被ろうと、泥を啜ろうと。身を焦がすほどの熱は、いずれその脚が折れるまで、消えることはもうない。
人はそれを――決意と呼ぶ。
―――
想いは力となり、願いは形になる。
トレーナーの、観客の想いを一心に抱くマヤノトップガンが負けるはずがない。
ああ、それに――それに。彼女には乗り越えるべき壁がある。
それを乗り越える前に負けていては――影すら踏めないではないか。
ゲートが開き、ウマ娘が一斉に駆け出す中、斜光のようにマヤノトップガンは抜け出した。
鈍色を切り裂くような夕陽色がターフになびく。先頭集団は彼女の影すら踏めない。
逃げる、逃げる、逃げる――。
直線でも、コーナーでも、そのどちらでも追いつくことができない。まるで沈みゆく夕陽を追い掛けるような感覚すら覚える、悪魔的な大逃げ。
負けるはずもなかった。沈みゆく夕陽を追い越すことができるのは、それこそ光だけなのだから――。
―――
■下1〜6 リザルト
※コンマの分だけ数値が上昇します。
※一着、2バ身差のため、能力値の上昇に固定値が付与されます。
※ゾロ目の場合は追加ロール
―――
スピード:下1+20
スタミナ:下2+20
パワー:下3+20
根性:下4+20
知識:下5+20
習得コンマ:下6+20
- 477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 01:26:33.16 ID:S6zPQgAl0
- めでたい
- 478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 01:30:25.86 ID:eBOttVUAo
- むん!
- 479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 01:40:38.71 ID:2K86IX7J0
- あ
- 480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 01:58:50.69 ID:vbsWgLjc0
- パワー系マヤノ
- 481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 02:01:48.36 ID:vbsWgLjc0
- レース勝ったの初めてだから連取いいかわからねぇ
- 482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 02:03:59.51 ID:vbsWgLjc0
- 一応間隔あけたけどあかんかったらすまんな
- 483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 02:13:10.45 ID:397hAb7yo
- 500レス近く待ちに待った勝利はえ゛え゛な゛ぁ゛ぁ゛!
- 484 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 02:48:44.09 ID:dv+FPjD+0
- ■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:206(E)+36=242(E)
スタミナ:260(E+)+106=366(D+)
パワー:544(C+)+91=635(B)
根性:274(E+)+89=363(D+)
賢さ:179(F+)+56=235(E)
やる気:絶好調
▼習得コンマ
・直線回復 習得
- 485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 02:56:28.56 ID:OPVWHFlg0
- 原作のそれと違うのは承知の上だけど、東京優駿まで半年近くあるのに既にパワー600超えとかとんだ怪力娘さんで…
- 486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 02:57:06.15 ID:397hAb7yo
- (絶対に湿らせてはいけない)
- 487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 03:17:26.46 ID:S6zPQgAl0
- ここのマヤノはすっかりレディになって…ちょっとパワフルだけど…
- 488 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 05:21:16.36 ID:dv+FPjD+0
- 全ては夏合宿の悪魔めいた増加が招いた出来事でしたね……
裏を返せば、あの400近い上昇が無ければ勝てないレースであったとも言えます。
- 489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 05:43:06.52 ID:397hAb7yo
- 厳しいなぁ……ん、そういえば
>>269
>たずな「難易度はそこそこですが、安定した成長と実績の積み重ねが見込めるGVレース【京都ジュニアステークス】への出走」
>難易度はそこそこ
たづなさん……?
- 490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 07:57:59.22 ID:1NBzr1m60
- ほら、たづなさんは「幻の馬」疑惑あるから……ww
- 491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 10:43:47.54 ID:fGlRpvlw0
- 計算は細かく見てこなかったからルールを見落としたりしてるかもだけど、
最終達成値って2208-(0-179)=2387じゃないの?
- 492 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 13:08:01.98 ID:dv+FPjD+0
- >>491
賢さのステータスについてですね。
最終達成値の計算について、ルールがひとつ存在します。
[レース中全てのマイナス補正-賢さ]
※ただし賢さによる補正はマイナス補正値を超えない。
細かな言葉の違いはあると思いますが、確かスペシャルウィークのレースの時に細かなルールを記載していたかと思います。
今となってはかなり前になってしまったので、近々ルールを再掲載したいと思います。
簡単に言うと、賢さが高ければ高いほどレース中に発生したマイナス補正を打ち消すことが出来ますが、マイナス要素がなければ特に意味の無いステータスである。ということです。
- 493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 13:15:17.60 ID:OPVWHFlg0
- あぁ、賢いほど出遅れやかかりが発生しにくくなるっていうのをマイナスの打ち消しって形で再現してるのね
- 494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 13:26:23.83 ID:fGlRpvlw0
- なるほど、やっぱマイナスにはならないのね
解説ありがとう
- 495 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 13:55:07.94 ID:dv+FPjD+0
- ―――
「一着はマヤノトップガン! 他のウマ娘を寄せ付けない走りッ! このウマ娘に敵うウマ娘は果たして存在するのか?!」
実況の声がどこまでも高らかに響き、観客の歓声が耳朶を打つ。
そんな中俺は、マヤノの姿に釘付けになっていた。
何処までも美しく、それでいて強健な走りだった。とてもじゃないが、メイクデビューの時の彼女とは比較できないほどに成長している。
一番間近で見ていたのに、どうしてだか気付いていなかった彼女の成長。自分の不出来に、諸手を上げて喜ぶことはできなかった。――でも、マヤノトップガンはきっとこれを望む。
裏バ場に入ったタイミングで、マヤノを探す。あちらも俺のことを探していたようで、直ぐに目が合った。
「マヤノ――! よく頑張った!」
「トレーナーちゃん! マヤの走り、ちゃーんとみてくれた?」
「ああ、ああ――!」
「えへへ、トレーナーちゃんってば……そんなに嬉しかったんだ?」
興奮して、マヤノの手を握りながら熱弁してしまったことに今更気付く。
慌てて離すがもう遅い。マヤノは嬉しそうにほほ笑んで――抱き着いてきた。
冬場だというのに高い体温、高揚の為か抱き着く力がいつもより強い。……普段通りを取り繕ってはいるが、マヤノも大概嬉しいんだろうな、と察知する。
だから、そっと俺は彼女の頭に手を置いた。レースで少し乱れてしまった髪を元に戻すように、優しく。
目を細め、ぐりぐりと胸元に頭をこすりつけるマヤノ。普段はあんなにオトナの女性を目指しているのに、こういうところは本当に子供と変わらない――。そこが可愛らしく、放っておけないところでもあるのだけれども。
「……まーたやってますなぁ」
「――! ナイスネイチャか……」
「はーい、ナイスネイチャですよ〜。あ、なんでここに来たのかって思ってます?」
「……ああ、なんだか突然だな、と思って」
マヤノが膨れている。ちょうどいい所を邪魔されたからだろうか。
ただ、彼女がこのタイミングで近寄ってくるのには理由がある。特にこの子――ナイスネイチャの性格ならば、本当に。
「……おアツいですな、お二方。でもここであんまりイチャイチャしてると……ほら、あっちの子なんか凄い目で見てる……」
「……。前にもこんなことあったな」
「たはは〜。気を付けたほうがいいと思うんですけどね、アタシは」
「……忠告、感謝する。とりあえず場所を移そうかな。――それに、話はそれだけじゃないんだろう?」
そういうと、ナイスネイチャは驚いたように目を見開く。
「……なんでも"わかっちゃう"子には、"わかっちゃう"トレーナーさんがついてる、って訳かー」
「……やっぱり用があったんだな」
「まったく、困っちゃいますよ。――はい、用事、あります」
「じゃあ、後の話は控室で」
俺たちはそのまま、ウマ娘控室に向かった――。
- 496 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 14:26:45.90 ID:dv+FPjD+0
- ネイチャ「さて、移動したわけですけど」
トレーナー「なんだかレポーターみたいな話し方になったな」
ネイチャ「そうすべきかなーって、ネイチャさん思ったんですよね」
トレーナー「……? まぁ、それに関しては一定の理解を示しておこう――」
トレーナー「で、用事ってなんだ?」
ネイチャ「……その前に。おーい娘さんやーい、わたしゃトレーナーさんを取ったりはしませんよー。話の輪に入ってくれないと、困りますよー……」
マヤノ「……むぅ」
トレーナー「ナイスネイチャがいなければ、またたづなさんにお小言を言われる可能性があったんだ。ここはその例もかねて彼女の話を聞こうじゃないか」
ネイチャ「……いや、たづなさんに注意されてるなら聞きなさいな……」
トレーナー「すまないな。用事を話してくれ」
ネイチャ「……はいはーい」
ネイチャ「ズバっと言えば、そこの爆速娘と、ネイチャさん戦ってみたくてですねー」
ネイチャ「……最近、ようやく"三番手じゃなくてもいいんだ"って思えるようになって」
ネイチャ「凡人が一番最初に打ち勝つべき敵って――"天才"じゃないですか」
トレーナー「だから、力比べをさせろ、と。そう言いたいわけだ」
ネイチャ「正解です。もちろんこちらのトレーナーさんにも許可はもらってますよ?」
トレーナー「……。マヤノは、どうしたい?」
マヤノ「……そういわれて、引き下がるほどマヤはふぬけてないもーんだ」
マヤノ「ネイチャちゃんだって、本当は"凡人は天才に勝つべき"なんて思ってないくせに、わざとそう言ってるんでしょー?」
ネイチャ「あちゃー、やっぱりわかっちゃいますか」
ネイチャ「ま、そゆこと。で――そっちのトレーナーさんは乗り気みたいだけど、マヤノはどうする?」
マヤノ「マヤもターフでネイチャちゃんと戦ってみたい、かな」
ネイチャ「じゃ、決定かな? あ、どこで戦うかはそっちが指定していいですよっと」
トレーナー(……ナイスネイチャ。彼女もトレセン学園の中では指折りの実力者だ。名脇役だのなんだのと言われているが、ここ最近の活躍は目覚ましい。マヤノトップガンにとってもいい競争相手となることは間違いなしだ)
トレーナー(問題はどこで戦うか、だな。公平な勝負のためにお互いの脚質を鑑みて提案をしなきゃいけない)
トレーナー(となると、ここ辺りか――)
―――
下1 次点目標
GTレース【宝塚記念】 難易度:中 報酬:中
GTレース【皐月賞】 難易度:高 報酬:大
GTレース【日本ダービー】 難易度:特高 報酬:特大
- 497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 14:35:31.82 ID:FeERFnit0
- 皐月賞
- 498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 15:01:07.48 ID:397hAb7yo
- ネイチャー!
- 499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 15:19:59.97 ID:cAH5FQXZO
- ここのネイチャは目燃えてそう
- 500 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 15:45:58.38 ID:dv+FPjD+0
- トレーナー「……皐月賞」
トレーナー「皐月賞はどうだ」
ナイスネイチャ「おー。クラシック路線のことを考えるなら妥当な采配ですなー」
ナイスネイチャ「特に異論在りませんよ、っと」
マヤノ「うん、トレーナーちゃんが考えてくれたなら、それが一番だから――!」
トレーナー「……じゃあ決まりだ。ナイスネイチャ、そちらのトレーナーにもよろしく伝えておいてくれ」
ナイスネイチャ「はいはいー。じゃあ、またね、マヤノ」
マヤノ「うん、またね、ネイチャちゃん」
―――
トレーナー「……本当に乗ってよかったのか?」
マヤノ「うん。それに、ネイチャちゃん――凄く強そうに見えた。前までは"私は三番手ですからねー。キラキラしたマヤノとかテイオーには敵わないんですって"なーんて言ってたけど……」
マヤノ「――今は違う」
マヤノ「アレは、絶対に脇役になんかならないぞ、って目だった」
トレーナー「……実力はあったんだ、それが花開いたに違いない。敏腕トレーナーだったんだろうな、ナイスネイチャのトレーナーは」
マヤノ「うん。……でも、マヤにとっての一番のトレーナーは、トレーナーちゃんしかいないからね?」
トレーナー「あはは、わかってるよ。いつもありがとうな」
マヤノ「えへへ……。あ、そろそろシャワー浴びてこなきゃ……いつまでも汗臭いとトレーナーちゃんに嫌われちゃう!」
トレーナー「その程度では嫌わんさ。まぁシャワーを浴びてきた方がいいのは事実だし、行ってくるといい。今日はこのまま解散にするからな」
マヤノ「はーい」
―――
トレーナー「……トレーナー、か。ナイスネイチャは実力は十分だったが、何というか自身のあるべき順位を低く定めていたきらいがあった。そんな彼女をあそこまで立ち直らせるという事は、それなりの腕を持ったトレーナーなのだろう」
トレーナー「やはりと言うべきか、トレーナーの才覚では勝てない。俺には彼女たちの気持ちが一から十までわかるわけではないし、見合った言葉を送る力や最も適切なトレーニングをする力はない」
トレーナー「……だから、俺は人一倍努力しなきゃならない。そうだろう?」
トレーナー「皐月賞は大舞台だ。それまでに俺が出来ることはすべてやらなくちゃな」
トレーナー「さて、まだ少し時間があるな。何をしようか――」
―――
下1 トレーナーは夜どうする?
※自由にどうぞ。
※モノによっては何か新しいスキルやスキルヒントを得ることができるかもしれません。
- 501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 15:55:24.57 ID:99V/ZEkMO
- ここ最近のナイスネイチャのレースを確認する
- 502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 16:13:03.14 ID:vbsWgLjc0
- 負けてらんないのはネイチャさんだけじゃないんですよねー
- 503 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 17:46:09.78 ID:dv+FPjD+0
- ―――
トレーナー「将を射んとする者はまず馬を射よ」
トレーナー「地道な情報収集や対策こそが今の俺たちには必要だ。今日の勝負だって、そもそもマヤノトップガンの持ち味だけで勝っている。――それは俺でなくとも出来たことだ」
トレーナー「勝ち方に持ち味を求めるのはナンセンスだが、しかし何も寄与してないことに対しては少しばかりの申し訳なさを感じる」
トレーナー「今回はさすがに、ライバルがいるし研究しなければまずいだろうな――」
―――
ナイスネイチャの持ち味と言えば、その強靭なまでの脚を以て行われる鋭い差しと、その知性からくる周辺へのけん制だ。
ナリタブライアンが力のウマ娘だとすれば、ナイスネイチャは知のウマ娘と言えるだろう。彼女はターフ上で、さながら魔術師のような辣腕を振るっている――。
そんな彼女の見習うべきところは――相手の心理に働きかける……いうなればデバフのような行為だ。
マヤノも成績がいいことから読み取れるように、高い知性を有している。だからこそ彼女は"わかる"のだろうが――。だからこそ、知からくる行動を取っているナイスネイチャは絶好の研究資料ともいえる。
左右の僅かな動きで距離感を惑わせる幻惑のステップ。歩調を乱すことで相手の心理に隙を作る走法。自身をブロックさせないための立ち回り。
それらすべては小さな技術だが、全ての効果が十全に発揮されれば、もはや誰も彼女の術中からは逃れられない。一人、また一人と抜き去り、最終的には3バ身もの差をつけてナイスネイチャがゴールした。
「……これは、真似できるレベルのものだが、だがあまりにも膨大な分析データが必要だな」
とはいえ、真似ができるレベルのものではあるのだ。それを要領よくまとめ、マヤノのトレーニングに活かすのは――他でもない俺の仕事。
マヤノが一目通せば理解することができるように。なによりも、ナイスネイチャの弱点を見つけるためにも、膨大なデータの累積は必要だと思う。
「……さて、頑張るか」
―――
▼ライバルウマ娘[ナイスネイチャ]の研究度が1進みました。
・ライバルウマ娘とは?
ライバルウマ娘は強力な能力を持ったウマ娘です。
その為、普通に立ち向かっていては打ち勝つことは難しく、研究が必要になります。
研究の進み具合によって、ナイスネイチャとの対戦の際、難易度が緩和されます。
現在の進捗度は1/5です。
- 504 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/27(日) 17:51:30.56 ID:dv+FPjD+0
- トレーナー「アレから一週間が経過した。ナイスネイチャとマヤノの仲は好調。お互いがお互いを高めあういいスパイスになっているようだ。なにより………とも一概には言えないのが悲しい所だけど」
トレーナー「そういえば、あの後たづなさんに呼び出しを喰らった。担当ウマ娘とのスキンシップは良いことですが、過度なものは控えてください、まして大衆の面前で――。ああいうことをするなら見えないところでやれ、ということらしい。それでいいのか、トレセン学園……」
トレーナー「最近俺はトレセン学園のことがわからなくなってきたよ……」
トレーナー「……」
トレーナー「……解らないことを考え続けても仕方がない。とにかくできることをやろう」
トレーナー「さて、今日は何をしようか」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得/脚質上昇/ライバル研究/その他(良識の範囲内で自由に)
※皐月賞まであと10ターン
- 505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 17:57:36.17 ID:fGlRpvlw0
- ライバル研究
進捗度に応じて「真似が出来る」スキルとか開放されたりするのかな?
- 506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/27(日) 18:03:43.68 ID:cAH5FQXZO
- カウンターデバフとかあったら面白そうだな
- 507 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 10:47:56.02 ID:7nVrBzQPO
-
―――
トレーナー「という訳で今日はナイスネイチャの研究をしようと思う」
マヤノ「アイ・コピー!」
トレーナー「マヤノはナイスネイチャの強みってなんだと思う?」
マヤノ「んー……。賢い?」
トレーナー「そう、彼女はとても賢い。他には?」
マヤノ「え? えーっと……可愛い?」
トレーナー「レースに関係あるか、それ? たしかに可愛いけど」
マヤノ「もー、トレーナーちゃんってば浮気〜?」
トレーナー「浮気も何もそもそも付き合っちゃいないだろ……って泣くな泣くな、俺はマヤノのトレーナーだから目移りはしないぞ!」
マヤノ「ふーんだ……」
トレーナー「こりゃ時間がかかりそうだ……。さて、VTRでも見るか」
―――
下1 ナイスネイチャの研究解析
50以上で研究度上昇・スキルヒント
50以下で研究度上昇
- 508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 10:50:48.02 ID:W+Z4tfzVo
- いけ
- 509 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 11:02:18.93 ID:7nVrBzQPO
-
―――
トレーナー「ふむ……」
マヤノ「……前と走りが違う」
トレーナー「今しがた俺も同じこと思っていたところだ。これは――凄まじい走りだな」
トレーナー「特に末脚。前々から光るものがあったが、それが磨きあげられている。トレーナーの指導や彼女自身の才覚――なにより、彼女の精神がそうさせている……気がする」
マヤノ「うん……。ネイチャちゃん、昔はこんな強気な走りじゃなかった。もっと、自分をどこかに置いてるみたいな……そんな走り方だった」
マヤノ「でも、今は違う。――マヤと同じ、限界を……壁を越えようとする走りになってる」
トレーナー「俺よりも近くでナイスネイチャを見てきたマヤノがそういうんなら間違いはないな。だが――」
トレーナー(――果たして、それだけでこうも変わるか?)
トレーナー(やはりさらなる研究が必要だな……)
―――
▼ライバルウマ娘[ナイスネイチャ]の研究度が1進みました。進捗は2/5です。
- 510 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 11:21:17.87 ID:7nVrBzQPO
- ―――
トレーナー「最近ナイスネイチャを褒めたからだろうか、マヤノのトレーニング効率が目に見えて上がっている」
トレーナー「なんというか、ありがたい事ではあるのだが……原因が原因だけに喜びにくさも感じる」
トレーナー「さて、これが今年最後のターンだ。けっぱるべー!」
―――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得/脚質上昇/ライバル研究/その他(良識の範囲内で自由に)
※皐月賞まであと9ターン(当ターンを含む)
- 511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 11:36:59.67 ID:mdEXMkfTO
- 休憩という名のクリスマス会
- 512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 11:37:50.33 ID:wUJGfb01o
- トレーニング
- 513 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 13:07:15.93 ID:7nVrBzQPO
-
クリスマスは別口でイベント用意してるので、すみませんが休憩という安価のみ取らせていただきます。
―――
トレーナー「年の瀬も迫ってきたし、やらなきゃ行けないことが増えてきた。――例えば、来年のレースの予定を立てたり、トレーニングの予定を立てたり」
トレーナー「つまり――今日は休みなんだよ、マヤノ」
マヤノ「休みってことは自由ってことでしょー? だったらマヤが何しててもいいってことだと思ったんだけど……」
トレーナー「何してもいいけど、じゃあなぜマヤノはここにいるんだ?」
マヤノ「……? ここにいたいから、だよ」
トレーナー「年の瀬も近い、あとそろそろクリスマスだし、友達同士で計画とか立てあってる頃じゃないのか?」
マヤノ「ウマスタとか見るとそうっぽいね。でも、マヤの今年のクリスマスはもう予定が決まってるんだー」
トレーナー「ほう。ほう?」
マヤノ「知りたいって顔してるー。でもダメ、ヒ・ミ・ツ☆」
トレーナー「いや、マヤノにもWそういう相手Wがいたんだなぁと思って驚いただけだ。君が幸せなら何でも構わないよ」
マヤノ「……? うん、マヤは幸せだよ?」
トレーナー(なんか話題が噛み合っていない気がするが――まぁいいか)
―――
▼次回のトレーニングの効果量が2倍になった。
- 514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 14:33:59.93 ID:pJwnzC+O0
- 今更だけど、ステータスってレースの時に賢さ以外は全部足しちゃうからどれ上げてもレース結果は変わらなかったりする?
- 515 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 14:37:14.80 ID:7nVrBzQPO
- undefined
- 516 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 14:39:07.74 ID:7nVrBzQPO
- >>514
作戦ごとに能力値の補正があるので、一概にどの能力値を上げても勝てるとは言い難い――と思います。特に作戦による補正は固定値ではなく倍数なので……。
- 517 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 14:40:03.23 ID:7nVrBzQPO
-
―――
――12月25日。それはトレセン学園が最も騒がしくなる日の一つだ。
生徒会主催で行われるクリスマスイベントを始め、学内の生徒がそれぞれクリスマスにちなんだ物を持ち込んでパーティーが開かれるためだ。
無論トレーナーもそれらのイベントに参加することはあるが――俺にとっては無縁な話だ。
ナイスネイチャとの皐月賞でのバトルが決まってからというもの、通常業務と研究という大きなふたつのタスクが重なり、まさしく火の車。
ただでさえ遅れがちな通常業務を今のうちにこなしておかなければ、担当ウマ娘の成績不振以前に業務不適当で解雇されかねない。
という訳で、今日は業務デーである。マヤノもクリスマスパーティーに出席しているのか、今日はトレーナー室に来てないし。
マヤノがいないとトレーナー室は静かで、仕事にとても集中することが出来そうだ。
眠気覚ましのコーヒー、糖分補給用のマシュマロを用意するともっと完璧になってしまった。
よし、仕事を片付けるぞ――! ……と意気込んだのはいいのだが。
なんだか落ち着かない。気がソワソワして、仕事が手につかないのだ。1体どうしてしまったんだろう。
そうだ、音が足りないのであれば、何かの動画を見ながら作業をやればいい話ではないか。早速動画サイトを開き、雨音を垂れ流す動画を流して作業に戻る。
……。やはり何故か集中できない。どう足掻いても集中できない。一体何が俺をそうさせたのだろう――。
- 518 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 14:41:01.36 ID:7nVrBzQPO
- ふと聞こえてくるクリスマスパーティーの喧騒。まだまだ昼だと言うのに盛り上がっているようだ。
マヤノもあの輪の中に入って、存分に楽しんでいることだろう。はしゃぎすぎて年明けのトレーニングに影響が出なければいいが――。
ふとそう考えた時に、仕事が手につかない理由が理解出来た。
――マヤノの騒がしさが足りないのだ。
あの騒がしさに慣れてしまったのでは、こんな静かな環境でまともな仕事などできやしない。
いつの間にか近くにマヤノが居る生活に慣れてしまっていた。気付いてしまえば、ずきりと胸が痛む。
この先も戦いは続く。URAファイナルズに進むまでにも、日本ダービーや天皇賞なども達成目標に必ず入ってくる。
運命という言葉が脳裏に響く。――それもただの運命ではない。離別の運命だ。
年が開ければ、戦いはまた幕を開ける。それも苛烈な。
共にいる年月を重ねる度に失う苦しみは増していく。俺も、そしてマヤノも。今感じている物足りなさも、俺が無意識にマヤノとの時間をもっと過ごしたいと思っているから――そう考えれば納得出来る。
苦しい。この苦しみから逃げることが出来ればどれだけ楽だろうか。……俺は頑張ったんじゃないか?
そう考えると、途端に自分のやってきたことが全て妥協のターニングポイントとして収束した。
4着とはいえマヤノのメイクデビューを華々しく飾った、京都ジュニアステークスでは1着を取らせた。
俺より才覚に優るトレーナーとの対戦についても、しっかりとした作戦を練って、マヤノへ伝えた。
――そうだ、俺は頑張った。
だから少しくらい……休みたくなった。誰もいないところで、誰にも触れられず、深い闇の底で。
――そして俺は、トレセン学園を後にした。
- 519 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 15:18:30.17 ID:7nVrBzQPO
- undefined
- 520 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 15:19:08.99 ID:7nVrBzQPO
-
―――
「――できた!」
トレーナーが執務に励んでいるころ、マヤノトップガンの姿はトレセン学園の厨房にあった。
周囲では生徒会主催のクリスマスパーティーの準備が慌ただしく行われているが、その喧騒とマヤノトップガンは切り離されていた。
マヤノトップガンは、そもそも生徒会のクリスマスパーティーに参加するつもりはなかった。
今年1年の感謝をトレーナーに伝えるべく、同じ志を持った同志――ナイスネイチャと共にケーキを作っていた。
時刻は昼。スポンジの焼き上がりは上場で、厨房には仄かに香ばしい香りが漂う。周辺のウマ娘たちは、彼女たちが焼き上げるケーキに興味津々だ。
「あっ、このケーキはトレーナーちゃんに渡すのだからあげないよ……!」
「そゆこと。あっちで料理班がケーキ作ってるから、欲しかったらあっちにたかりに行きなさいな〜」
マヤノトップガンが固辞し、ナイスネイチャが扇動する。トレーナー用クリスマスケーキの防備は完璧だと言える。
ライバル関係の2人ではあるが、トレーナーに対しての感謝の念はウマ娘共通。お互いがお互いの作戦遂行のため、総力を上げて事態の完遂へ動いていた。
- 521 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/28(月) 15:19:53.17 ID:7nVrBzQPO
-
「あとはクリームを塗って冷蔵庫に保管しておくだけだね〜」
「うん! マヤの特性クリスマスケーキ、トレーナーちゃんは喜んでくれるかなぁ」
「そりゃぁあれだけおアツいトレーナーさんなら喜んでくれますって。そう心配なされまするな〜」
「そうだよね!」
マヤノトップガンは信じて疑わなかった。今まであれだけ自分を助けてくれたのはトレーナーで、あれだけ望む言葉を言ってくれたのもトレーナーだ。
きっと今回も、かけて欲しい言葉を言い当ててくれるに違いない――。重ねるが、マヤノトップガンはそのことを信じて疑わなかった。
「そういえば、マヤノはトレーナーさんに今日の夜のこと伝えてる?」
「ううん。今日の夜のイベントはサプライズなんだー」
「あー。なんだ、その――伝えておいた方がいいかもよ。トレーナーさんたちって大人だから、この時期に飲み会とかあったりするかもだし」
「――! マヤ・ランディーング!!」
颯爽とかけ出すマヤノトップガン。それを見送るナイスネイチャ。ウマ娘の間では微笑ましく彼女らを見守る空気が生まれつつあった――。
だが。
「トレーナーちゃーん、いる?」
その日、ウマ娘たちの微笑ましげな表情は全て。
「……トレーナー、ちゃん?」
冬の寒さに、凍り付いた――。
- 522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/28(月) 15:43:19.94 ID:tIZBJfY0o
- こんな時にどこ行ってるんですかね(怒)
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