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【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」【安価】
- 1 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 01:09:00.54 ID:0Dx5gvhR0
- 【簡単なあらすじ】
憧れのトレセン学園のトレーナーになれたと思った主人公。
しかし、うまく担当ウマ娘を育てることができず、担当を外されてしまう。
目の前が真っ暗になり――次の瞬間には、トレセン学園の校門前。
疑問と困惑。日付を確認すると、メイクデビュー約五か月前。
あれ、これループしてね?
とりあえずトレーナーは現状を打破するために、ウマ娘の育成を決めたのだった。
――――――
【注意】
・ウマ娘公式が定めたガイドラインに違反しない程度に書きます。
>モチーフとなる競走馬のファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現
>ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないよう
>ご配慮くださいますようお願いいたします。
(ウマ娘公式サイトより引用)
・新人トレーナーなので、キャラ性を網羅していません。ご容赦を。
・SS初心者です。不作法などあったらすみません。何かありましたらご指摘いただけると幸いです。
・安価は1〜3くらい先に飛ばす予定です。
・仮に安価が一日待っても来なかった場合、ある程度勝手に進行します。
・その他補記すべきことがあれば、都度補記します。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1623082140
- 2 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 01:12:36.54 ID:0Dx5gvhR0
- トレーナー「目標不達成かなんかでウマ娘の担当外されたら目の前真っ暗になって、気付いたらトレセン学園の真ん前に居るんだけど……」
トレーナー「ま、いっか。多分育成しきれたら未来変わるかもしれないし」
トレーナー「じゃあ……まずは >>3 を育成するか!」
- 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 01:58:12.26 ID:77Hg9Cy00
- スペ
- 4 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 02:31:51.26 ID:0Dx5gvhR0
-
トレーナー「やっぱり素朴で言う事を聞いてくれそうな子がいいよな。幸先よく行きたいし」
トレーナー「……と、なると。スペシャルウィークあたりが妥当か」
トレーナー「日本総大将って響きがなんかかっこいいし、強そうだよな!」
トレーナー「さて、じゃあ早速――」
―――
トレーナーはトレセン学園の門を叩き、扉を開く。
眩いばかりの光がトレーナーの網膜を焼き、その視界を強制的にシャットアウトする。
……やがて目が開いた時飛び込んできたのは――あまりに広大な敷地に巨大な校舎、そして馬場。
高らかに上がる、ウマ娘の気炎万丈たる喊声。それらに掛けられる野太い指示はトレーナーのものか。
そんな雰囲気に圧倒される中、ふとトレーナーは馬場の影から彼らを覗き込んでいる姿を見る。
ブルネットの髪に一筋、白い前髪。まん丸な紫の瞳。
いかにも純朴そうな少女。彼女こそ、トレーナーが探し求めていたウマ娘――スペシャルウィーク。
声をかけようとトレーナーが近づくも、気付く様子はない。
小さく開けた口から、声とも音ともつかない吐息を――感嘆の息を吐いている。
よほど中の様子に見入っているらしく、スカートが土で汚れていることにも気づいていなさそうだ。
―――
トレーナー(さて、どう声をかけようか――そうだ)
トレーナー「>>5」
- 5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 04:01:15.18 ID:77Hg9Cy00
- こんにちは。僕もご一緒していいかな?
時間帯もアレやし人おらんな
- 6 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 04:30:27.07 ID:0Dx5gvhR0
- トレーナー(ここは気さくに、警戒心を持たれないように……)
トレーナー「こんにちは。僕もご一緒していいかな?」
―――
限りなく柔和に、だが軽く感じられないように。
スペシャルウィークの後ろから話しかける。
反応は劇的。彼女は跳ねるように驚き、飛ぶように後ずさった。
警戒するようにしっぽが逆立つ。一瞬トレーナーを見たかと思うと、訝しげに彼女は問うた。
―――
スペ「だ、だ、誰ですか貴方?!」
トレーナー「おおっと、怪しいものじゃない。ほら、これ」
スペ「確かに、これはトレセン学園の……。じゃあ、トレーナーさん……なんですね?」
トレーナー「その通り!」
―――
そう呟いた時、一陣の風がトレーナーの頬を掠めた。
否、それはただの風ではない。
地を疾駆し、天をも駆けんとする少女たちが起こす、自身の存在証明。
馬場から数メートルは離れているのに、しかしトレーナーの頬をも掠める彪風こそ、スペシャルウィークが見つめていたもの。
やがて彼女が至るべき、戴きの風。高らかに響く勝利の喊声は、トレーナーの、スペシャルウィークの耳朶を揺らす。
―――
トレーナー(見惚れるほどの、速度だ)
トレーナー(そこに何故という説明なんていらない。その速さがあるだけで、僕達はきっと魅了されてしまう。そんな速さ)
トレーナー(…………導きたい)
トレーナー(彼女を頂きへ、この高揚の果てに……!)
トレーナー(スペシャルウィーク、彼女にはその素質がーーW強さWがある)
トレーナー(さぁ、なんと声を掛けようか)
トレーナー「>>7」
- 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 05:49:22.79 ID:ptultCl9O
- 日本一を目指さないか?
- 8 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 12:20:49.35 ID:nS+5yABP0
-
トレーナー「日本一を目指さないか」
ーーー
ーーそれは、雷鳴の落ちるような衝撃だったに違いない。
それほどに、唐突に放たれた言葉は重かった。……視線を思わず釘付けにするほどに。
喊声鳴り響く馬場で、しかしその声はあまりに大きくスペシャルウィークの耳に届く。
日本一……と蕾がほころぶように、唇から息と音が漏れだした。
その言葉は彼女の誓いであり、原風景の1つ。お母ちゃんと約束した、違えることは出来ない、したくない約束。
目の前の人物が信用に足るかは、スペシャルウィークには分からない。ただ、瞳に宿る熱量は、自分のそれと同等に思える。
彼女が日本一という言葉に抱く憧憬と熱量ーー。それこそが今、彼女の気持ちを、まだ何も分からないながらもひとつの結論に帰結させた。
ーーー
Chapter1.スペシャルウィークとの出会い
ーーー
トレーナー「あれから一週間が経った」
トレーナー「正式にスペシャルウィークは僕の担当ウマ娘となり、今はメイクデビューに向けての調整中だ」
トレーナー「さて、今日はどんな練習をしようか」
練習内容>>9
- 9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 12:28:12.70 ID:2m1ymIWoO
- スピード
- 10 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 13:39:08.22 ID:nS+5yABP0
-
トレーナー「速度こそ命、命こそ速度。やっぱりウマ娘と来たら速さだよな」
トレーナー「という訳だスペシャルウィーク、今から走り込みするぞ!」
スペ「はい!」
ーーー
▼スペシャルウィークのスピードがFに上がった!
ーーー
トレーナー「……ラスト1ハロン!」
スペ「はいっ……!」
トレーナー(速い……が、やはりまだまだ発展途上、だな。誰かに併走してもらえれば、実力も上がるのかもしれないが……)
トレーナー(そういえば、近くには色んな興行施設があるらしいし、そこに行けば誰かと会えるのかもしれない。頼み込めば併走も叶うかもしれない)
トレーナー(どこに行こう……)
どこに行く? >>10
誰と出会う? >>11
ーーー
※ゲームのように数値を上昇させた上で段階ごとに評価する手も考えましたが、管理が難しいので、練習するとその能力値の評価が上がる感じにします。
※展開が間延びしている気がするんですが、如何でしょうか。もう少し早い方が良いでしょうか?よろしければご意見を頂戴したく。
- 11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 13:41:24.14 ID:YZ8t1qTAO
- コンマも適宜使うといいかもね
プール
- 12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 13:41:41.48 ID:3OQs/sJjO
- 本屋
- 13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 13:42:19.31 ID:dabx5ew6O
- ウイニングチケット
- 14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 13:53:24.72 ID:77Hg9Cy00
- レースとかイベントでもコンマで能力上昇、とかあってもいいかもしらん
最後まで書いてくれるなら地の文はうれしい
- 15 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 14:52:28.39 ID:nS+5yABP0
- こんにちは。先程の安価ミスってたので、今回は先着順で対応します……!送っていただき感謝……ッ!
能力値上昇分については皆様の意見を踏まえ
・練習すると特定の能力値が安価先コンマ分上昇する
・レースやイベントでは能力値を1段階上昇させる(場合による)
と致します。ご意見ありがとうございます。
展開についてご意見ありがとうございます。完結までのプロットは出来ており、そこそこ長くはなるかもですが、完結させていきたいと考えています。
冗長に感じられるかもしれませんが、当面はこれくらいの展開スピードでやっていこうと思います。
改めて、読んでいただいてありがとうございます。次回更新は多分夕方です。よろしくお願い致します。
- 16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 15:51:56.88 ID:aRK+TufGO
- 育成2人目3人目の予定はあり?
- 17 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 16:48:17.54 ID:nS+5yABP0
- >>16
あります。割と短いスパンで回す感じになるのかな……と思います。筆が乗って伸びることはあるかもですが。
- 18 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 18:45:51.14 ID:0Dx5gvhR0
- トレーナー(今のスペシャルウィークに不足しているものが何か、と問われれば、それはきっとありとあらゆるもの、と答えることができるはずだ)
トレーナー(だけど、一度にすべての問題を改善することはできない。そう、地道に――地道に行くべきだ)
トレーナー(中距離、長距離を制するには何を置いてもスタミナが必要だ。そう考えると、高負荷状態で鍛錬しているウマ娘がいれば、スペシャルウィークにとってもいい刺激になるはず)
トレーナー(と、なると向かうべきは……)
トレーナー「スペシャルウィーク、今から時間空いてるか?」
スペ「はい、まだ夕ご飯までは時間がありますから!」
トレーナー「少し考えがある。プールに来てくれないか?」
スペ「……プール? えっと、何をするつもりですか?」
トレーナー(……訝しまれている。さすがに出会いが出会いだからしょうがないが――ここは本心を話すことにしよう)
トレーナー「……スペシャルウィーク、今の君に足りないものは何だと思う?」
スペ「……いきなりどうしたんですか?」
―――
そう言いながらも、スペシャルウィークは目を細めて黙り込む。
その様子は悩んでいるようにも見えるし、どこかを見つめている――あるいは、思い出しているようにも見えた。
風が吹いて、ブルネットの髪が揺れる。僅かに汗と、制汗シートのシトラスが、二人を何時かの光景に連れていく。
二人が出会った日。日本一を目指さないかと声をかけ、掛けられた日。
あの日のことを思い出して――そして、スペシャルウィークは確信めいて、ぽつりとつぶやいた。
―――
スペ「全部、です」
スペ「あの日見てたウマ娘さんは、今の私なんかよりとても速かったです。風を切って……いや、まるで風みたいに! びゅん、って走ってました。でも、それだけじゃありません。力強さも、スタミナも、知識も――全部全部、凄いんです」
トレーナー「……そうだ。今の君に足りないものは、力強さであり、スタミナであり、知識であり、根性であり、賢さであり、スピードでもあり――つまりすべてだ」
スペ「そう、ですね」
トレーナー「でも、逆にこうも言える」
トレーナー「――君には、全てを育むことができる、権利がある」
トレーナー「あふれんばかりの未来がある」
トレーナー「……プールに行く理由は、スペシャルウィーク、君の将来のヴィジョンを定めるためだ」
スペ「将来の、ヴィジョン……」
トレーナー「君の脚はどんな足なのか、僕たちがデータで得ている資質以上に、スペシャルウィークが知っている自分についての情報以上に、きっと可能性があるはずだ」
トレーナー「だから、まずは先輩のことをよく観察するんだ。あわよくばその技を盗んで、自分のものにする」
トレーナー「……語りすぎたけど、まぁここ辺りがプールに行く理由かな」
―――
トレーラーがそういうなり、スペシャルウィークは大きくうなずいて、自分の部屋へと戻っていく。
数分後、準備を整えたスペシャルウィークとトレーナーは、学内に敷設されているプールに向かうのだった――が。
―――
チケゾー「う゛わ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!!! タイシンのバカぁーーーッ!」
トレーナー(……なんとも情けない声に、出迎えられてしまった)
ウイニングチケットから何を学ぶ? >>19
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ/スキル
※安価先のコンマの数値によって獲得できる報酬が増減する。(10刻み。高いほうがより良い報酬を得ることができる)
- 19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/08(火) 18:48:39.82 ID:06Jar1zxo
- 根性
- 20 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 21:47:15.26 ID:0Dx5gvhR0
- トレーナー「……なるほど、ナリタタイシンと特訓の約束をしていたらすっぽかされた、と」
チケゾー「そうなんだよぉーっ! アタシ……アタシ約束じでだのにーーーッ!!!」
スペ「あはは……」
トレーナー(苦笑を浮かべたくなる気持ちは良く解る……けど、世に聞こえるナリタタイシンであっても約束をすっぽかすことはないんじゃないか……?)
トレーナー「ウイニングチケット、君がナリタタイシンと約束をしたのはいつの話だ?」
チケゾー「え……? 今日の朝だけど、トレーナーさんがどうしてそんなこと気にするの?」
トレーナー「なんとなく、ウイニングチケットの悩みに協力してあげようかな、と思って……」
スペ「わ、私も協力しますよ、チケゾーさん!」
チケゾー「本当……? う゛ぁ゛ぁ゛ぁあ゛り゛か゛と゛う゛ーーーーッ!」
トレーナー(さて、とはいえなんとなく背景は察した……)
トレーナー(ナリタタイシンといえば小柄かつ小食で有名だ。体調を万全に整えるにもかなりの気遣いが必要な、繊細なウマ娘……)
トレーナー(ナリタタイシンの出走予定を考えれば、この時期に彼女の調整を行っていることは、まず考えられない。とすれば――彼女の体調は悪いとは言わないまでも万全ではない)
トレーナー(つまり――)
トレーナー「とりあえず、一度校舎に戻ってみよう」
スペ「え? 校舎にですか?」
トレーナー「ああ、なんとなくだけど、校舎に行けば解決しそうな気がするんだ」
―――
直感に従って動いているのだろうか。スペシャルウィークはふと思う。
確かにトレーナーは、今まで直情的に動くこともあった。
出会いなど特にそうだった、と走りながらスペシャルウィークは心中で頷いた。
それにしても、ちょっときついかも。――そう思った瞬間、スペシャルウィークは自らの不出来に気付いた。
先頭を走るウイニングチケット……彼女のペースに飲み込まれ、ペース配分を考えればあり得ない速度で走っていたのだ。
いかに学園内の移動といえど、トレセン学園は通常では考えられないスケールで作成されている。
当然だが、走って移動する場合はペースを考えなければすぐにばててしまう。
次第に息が荒くなっていく。
酸素が不足して白む視界。覚束なくなりそうな足取り。歯を食いしばって、意識を保とうとする。体が重い。脚が軋む。自分の体が、だんだんと自分の制御下を離れていく感覚。
――スペシャルウィークとウイニングチケットが校舎にたどり着くころには、スペシャルウィークのスタミナは尽きてしまっていた。
―――
トレーナー(学内移動に乗り物を使わなきゃいけない学校イズ何……)
トレーナー(……と、あれ? スペシャルウィーク、なんか疲労してる……?)
トレーナー「おーい、大丈夫か?」
スペ「と、とれーなぁ……さん……。すみません……」
トレーナー(ウイニングチケットが近くに居ない。保健室の方が騒がしいところを見ると、氷嚢か何かを取りに行ったんだな)
トレーナー(……なるほど、まんまとペースに乗せられたわけだ)
トレーナー「なんとなく理解したか? これが先輩の力だ」
スペ「……ふぅ。はい、あの爆発的な速度、それを保ち続けるスタミナ。さすがです……!」
トレーナー「……頑張らなきゃな」
スペ「……。はい!」
- 21 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 21:47:56.84 ID:0Dx5gvhR0
- ―――
その後ウイニングチケットが氷嚢を持ってきたところで、この事態は収束する。
校舎の柱からこっそりと、ナリタタイシンがこちらを見ていたのだ。
それをウイニングチケットが驚異的な観察眼で発見。
紆余曲折合って引っ張り出されたナリタタイシンに聞けば、そのような約束はしてない、と答えた。
やっぱりな、とトレーナーは一人ごちる。
そもそも意識もはっきりとしていない朝に、何を言われたか覚えている人間の方が少ない。ウマ娘にも違いはないだろう。
特に小食なナリタタイシンならば、エンジンがかかるのも遅くなるのも道理。色々と不幸な事故が重なって、ウイニングチケットが一人取り残される羽目になったのだ。
―――
トレーナー「意思伝達の重要性が理解できたな」
スペ「……はい」
トレーナー「……スペシャルウィーク、どうした?」
スペ「……なんだか、すごいなぁって」
トレーナー「……」
スペ「チケゾーさんたち先輩もそうだけど、トレーナーさんも。その、しっかりいろんなことを考えているんだな、って」
トレーナー「……遠回しにバカにしてないか?」
スペ「ば、バカにしてないですよ! でも、その……ここ一週間というか……出会いが衝撃的だったから……」
トレーナー「……。まぁ、そうかもしれないが。仮にもスペシャルウィークのトレーナーだからな。君のことであれば、常に考えている」
スペ「……! そう、ですか」
スペ「あの、トレーナーさん」
トレーナー「なんだ?」
スペ「私、もっと強くなりたいです。強くなって……日本一のウマ娘になって、お母ちゃんに勝ったよ! って言いたいです……!」
トレーナー「そうか」
―――
「だから、その……」
スペシャルウィークは、ふと振り返る。
夕暮れの空が長い影を作り、まるでトレーナーの影を踏むように、彼女はステップした。
そして、どこまでも真剣な表情で――一方でワクワクしているようにも見える表情で――、笑う。
「よろしくお願いしますね、トレーナーさんっ!」
それは、花の弾けるような、笑みだった。
―――
- 22 :いぬ ◆FaqptSLluw [sage saga]:2021/06/08(火) 21:56:51.19 ID:0Dx5gvhR0
- ▼スペシャルウィークの根性が80上昇した!
▼根性が180になった
▼[食い下がり]を習得した!
■[スペシャルドリーマー]スペシャルウィーク
スピード:100(F)
スタミナ:88(F)
パワー:98(G)
根性:180(F)
賢さ:91
[固有スキル]
シューティングスター lv 1
[スキル]
食い下がり
―――
トレーナー「……さて、そろそろメイクデビューの時期だな」
トレーナー「今日は何をしようか」
今日は何をする? >>23
トレーニング/お出かけ/休憩/その他(良識の範囲内で自由に)
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