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【モバマス×ポケモン】凛・藍子「ガールズ・イン・ザ・フロンティア!!」
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652 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:32:53.87 ID:Y2NsnUJK0
凛「しねんのずつき!」
ドゴォッ
ウーラオス「ベアッ……」
スドォォォン
藍子「ウーラオスっ!」
ウーラオス「ベ、ベア……!」
恵磨『ウーラオス、豪快にふっ飛ばされた!!』
凛「追撃!!」
チャーレム「チャーッ!!」ダッ
653 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:33:48.04 ID:Y2NsnUJK0
恵磨『さらに休む間もなくチャーレムが襲いかかるー!!』
瑞樹『威力もスピードも申し分なし。凄まじい強さね』
藍子「ウーラオス――」
凛「とびひざげり!!」
スドォォォン
恵磨『決まったー!!』
ウーラオス「…………ベア」
ググッ
654 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:34:25.50 ID:Y2NsnUJK0
恵磨『……いやウーラオス、まだ余力を残している!?』
藍子「ありがとう、ウーラオス……!」
藍子「これがウーラオスの奥の手です。いきます!」
藍子「カウンター!」
ウーラオス「ベアアア!!」ダッ
瑞樹『カウンター……まさに起死回生の一手ね! これはさすがのメガチャーレムも――』
655 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:35:02.30 ID:Y2NsnUJK0
ヒョイッ
恵磨『……なっ!?』
藍子「っ……!?」
凛「当たらなければ意味がない。だよね、藍子?」
ズドォォォン
ウーラオス「……ベア」
バタンキュー
656 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:35:32.60 ID:Y2NsnUJK0
恵磨『渾身のカウンターは届かずー!! ウーラオス、ダウンですッ!!』
恵磨『藍子選手、残すはあと1匹。バトルはいよいよ大詰めを迎えています!!』
藍子「――っ」
藍子「ウーラオス、戻って!」
藍子(……これで、残ったのは――)
凛「藍子」
藍子「は、はい」
657 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:36:15.05 ID:Y2NsnUJK0
凛「……強くなったね」
凛「トレーナーを始めたのは、私の方がずっと先だったのに」
藍子「凛ちゃん……」
藍子「……っ」
藍子「私は凛ちゃんがいたから、ここまで来ることができました。一人で旅をしていたら、きっとここまで辿り着くことはできなかったと思います」
凛「……うん」
藍子「そして、凛ちゃんのおかげで――」
藍子「憧れるだけじゃダメなんだって、気づくことができました」
658 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:37:34.12 ID:Y2NsnUJK0
藍子「誰かの真似をして、後を追いかけているだけじゃ……本当に変われたとはいえないんです。きっと」
藍子「だから凛ちゃんを超えることで、私は私に証明したいんです。強くなれたよって。これからは、迷わず自分の足で進んでいけるよって、そう――」
凛「……うん」
藍子「……だから凛ちゃん。私は――」
藍子「絶対に、最後の最後まで、諦めません!」
藍子「ゴリランダー……」チャキッ
藍子「一緒に、勝とう!」ポンッ
ゴリランダー「……ゴリッ」
659 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:38:50.31 ID:Y2NsnUJK0
恵磨『さあ、絶体絶命の藍子選手だが――』
藍子「いきます!」シュゥゥ
恵磨『これだこれだ! まだとっておきが残っている!』
瑞樹『メガシンカとキョダイマックスの対決……これは見物ね』
藍子「キョダイマックス!」
ズドォォォォォン
ゴリランダー「ゴリイイイイイイ!!!」
660 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:39:23.80 ID:Y2NsnUJK0
恵磨『藍子選手、ついにキョダイマックスを発動! まさしく最後の切り札! ゴリランダーの咆哮がスタジアムに響き渡ります!!』
ドワアアアアアア
未央「ここまで来たら……私たちも全力で応援するだけだね!」
卯月「うん! 頑張れ、藍子ちゃーん!」
未央「負けるなしぶりーん!」
凛「相手にとって不足なし、だね……いくよチャーレム!」
661 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/06(土) 23:40:06.34 ID:Y2NsnUJK0
明日、決着
662 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/06(土) 23:52:51.70 ID:KGQyEi0m0
乙
663 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:11:09.54 ID:Gnl8J/bO0
凛「とびひざげり!」
メガチャーレム「チャーッ!!」
藍子「通しません!」
ゴリランダー「ゴリイイイイ!!」ドドドンッ
恵磨『ゴリランダーのドラミングに合わせ、巨大なツタがせり上がってきた!』
ガキィィィン
恵磨『封じた、封じたぞ! さすがのチャーレムもこの防壁は破れないのか!?』
瑞樹『……いえ!』
664 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:11:45.88 ID:Gnl8J/bO0
ミシッッ
凛(よし、いける……!)
藍子(ダメ、守りきれない……!)
ドゴォォォン
瑞樹『ツタが粉々に……!』
凛「いけっ!!」
ズドォォォン
恵磨『とびひざげりがヒットォ!! これは痛烈な一撃!!』
665 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:12:14.57 ID:Gnl8J/bO0
ゴリランダー「ゴリイ……!」
凛「どう? これは痛いでしょ?」
藍子「いいえ、全然です!」
バクッ
恵磨『――しかしゴリランダー、すかさず回復! オボンの実を持っていましたようです!!』
藍子「覚えていますか? 初めてジムチャレンジに勝った時、凛ちゃんのアドバイス通りに持たせていたオボンです」
凛「もちろん覚えてるよ……にくいことするじゃん」
666 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:12:52.42 ID:Gnl8J/bO0
藍子「お返しです! ダイジェットで吹き飛ばして!」
ゴリランダー「……ゴリイイイイ!!」
恵磨『ゴリランダーもすかさず反撃! しかもこれは――!』
メガチャーレム「チャー……!?」
ズドドドドド
卯月「わわっ、砕けたツタの破片が飛んできてる!?」
未央「嵐みたいでフィールドが全然見えないよ!」
メガチャーレム「……チャーッ!」ズザァ
667 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:13:20.48 ID:Gnl8J/bO0
恵磨『ダイジェットと共にふっ飛ばされたチャーレム、しかしまだまだ血気盛んです!』
凛(あのツタの壁……とびひざげりならギリギリ壊せるみたい。だとしたらしねんのずつきじゃ厳しいかも)
凛(なら)
凛「もう一発、とびひざげり!」
メガチャーレム「チャー!!」バビュン
藍子(あの技を封じるには……!)
藍子「ダイウォールです!」
ゴリランダー「ゴリイ!!」バッ
凛「まずい――」
668 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:13:52.32 ID:Gnl8J/bO0
ガキィィィン
恵磨『ゴリランダー、今度はダイウォールだ! チャーレムの猛攻を完全に防いだ!!』
瑞樹『それだけじゃないわ。とびひざげりは、技が外れたり防がれたりした時――』
ズドォォォン
メガチャーレム「チャー……!」
藍子「これで追い詰めましたよ、凛ちゃん!」
藍子「次の一撃で……メガチャーレムを倒します!」
ゴリランダー「ゴリイイイイ!!」ドドドンドンッ
669 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:14:19.33 ID:Gnl8J/bO0
恵磨『ゴリランダーの4本の腕が唸る! 重厚なドラミングに合わせて、地響きが伝わってきています!』
瑞樹『スタジアム、壊れちゃわないかしら……?』
ビキッッ
恵磨『藍子選手、ここでメガチャーレム突破なるか!?』
凛(……4本の腕、か)
凛「……まだだ、チャーレム!」
メガチャーレム「チャーッ!」ガシッ
670 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:16:14.16 ID:Gnl8J/bO0
恵磨『な、なんだ!? チャーレム、地面に突っ伏して何をするつもりだ!?』
瑞樹『このままだとキョダイコランダの餌食になるわよ……!』
藍子「ま、まだって……どういうことですか、凛ちゃん……!」
凛「メガチャーレムにもあるんだよ、4本の腕。サイコパワーを実体化させて作ることができるんだ」
凛「藍子が私を目指して駆け上がって来るのなら――」
凛「私はそれよりもっと上、届かないほど高みへ登っていくだけ!」
671 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:16:46.04 ID:Gnl8J/bO0
凛「いくよチャーレム。キョダイコランダが追いつけないくらい、限界まで――」
ビキッッ
凛「跳べっ!!」
ズドォォォォォォン
恵磨『巨大なツタがフィールドを侵食する! しかしチャーレムの姿が見当たらない! どこへ行ってしまったんだ!?』
………………
…………
……
キランッ
672 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:17:20.23 ID:Gnl8J/bO0
藍子「……!!」
凛「いっ……けええええ!!」
ズドォォォォォォォン!!!
ゴリランダー「ゴッ…………」
ゴリランダー「ゴリイイイイイイ!!!」
ドカァァァァァァン
673 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:17:46.19 ID:Gnl8J/bO0
卯月「っ――」
未央「……!」
バシュウッ
ゴリランダー「………………」
ドサッ
恵磨『…………き』
恵磨『決まったーーー!!!』
674 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:18:19.28 ID:Gnl8J/bO0
恵磨『大迫力の決勝戦、見事チャンピオンへの挑戦権を掴んだのは――』
恵磨『凛選手ゥゥゥ!!!』
ドワアアアアアア
卯月「り、凛ちゃんが……勝った……!」
未央「あーちゃんが……負けちゃった……」
瑞樹『……終わってみれば、手持ち2匹を残しての完勝。強かったわね、凛ちゃん』
675 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:18:50.27 ID:Gnl8J/bO0
藍子「…………」
藍子「…………ふうっ」
藍子「ゴリランダー、ありがとう……本当に、ありがとう」
凛「チャーレム……よく頑張ったね」
凛「………………」
藍子「………………」
凛・藍子「「……ふふっ」」
676 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:19:17.87 ID:Gnl8J/bO0
凛「どうしたの、急に」
藍子「いえ……凛ちゃん、顔も服もすごく汚れてるなあって」
凛「誰のせいだと思ってるの。フィールドもめちゃくちゃだし……」
藍子「……本当に、終わったんですね」
藍子「なんだか、いろんな思いがこみ上げてきて……不思議な気持ちです」
藍子「……凛ちゃん」
藍子「おめでとうございます」
凛「……うん」
ドワアアアアアア
677 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:19:50.17 ID:Gnl8J/bO0
『いやー凛選手、最高だったわー!』
『藍子ちゃんもすごかった! メガシンカVSキョダイマックスは激アツだったぜー!』
パチパチパチパチ
藍子「わあ……!」
凛「……藍子」
凛「私をここまで連れてきてくれて、ありがとう」
藍子「……えっ?」
678 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:20:57.54 ID:Gnl8J/bO0
凛「藍子と同じ理由だよ」
凛「藍子がいたから、背中を見せられるように頑張りたいって思えた。憧れでい続けたいって思いが、励みになった」
凛「誰かに期待されてるって、すごく心強いことだからね」
凛「このガラル地方は……あまりにも広すぎる。一人で旅していたら、きっとここまで来れなかった」
凛「私からもお礼を言わせて。本当にありがとう、藍子」
679 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:21:31.70 ID:Gnl8J/bO0
藍子「………………」
凛「……藍子?」
藍子「……あれっ」
藍子「ご、ごめんなさい……泣かないって、決めていたのに……」
藍子「泣いたら、昔の私に戻っちゃうって思っていたのに……」
凛「藍子……」
藍子「……凛ちゃん」
藍子「少しだけ、肩を、貸してください……っ」
凛「…………うん」
680 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:22:04.34 ID:Gnl8J/bO0
(大歓声に包まれるスタジアムの中心で、藍子は声を震わせていた)
(だけどその涙は、弱いから流れたんじゃない)
(……だから言ったじゃない)
(藍子はもうとっくに、強くて優しいんだって……)
681 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:22:59.78 ID:Gnl8J/bO0
藍子 手持ちポケモン
ゴリランダー ♂ Lv.72 グラスメイカー オボンのみ
むじゃきなせいかく ちのけがおおい
グラススライダー/ドラムアタック/アクロバット/ちょうはつ
マホイップ ♀ Lv.70 スイートベール
おだやかなせいかく のんびりするのがすき
マジカルシャイン/マジカルフレイム/あまいかおり/デコレーション
サニーゴ ♀ Lv.70 はりきり きあいのハチマキ
わんぱくなせいかく うたれづよい
アクアブレイク/パワージェム/いのちのしずく/ミラーコート
ドラパルト ♂ Lv.69 すりぬけ
さみしがりなせいかく すこしおちょうしもの
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/とんぼがえり/おにび
ヤドキング ♂ Lv.68 きみょうなくすり
おっとりしたせいかく ぬけめがない
ぶきみなじゅもん/ヘドロウェーブ/トリックルーム/わるだくみ
ウーラオス ♂ Lv.68 ふかしのこぶし
やんちゃなせいかく こうきしんがつよい
すいりゅうれんだ/いわくだき/カウンター/みきり
682 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/07(日) 23:26:42.80 ID:Gnl8J/bO0
今回は以上。残すはチャンピオン決定戦のみ
その前にサイドストーリーを挟みます。けっこう長くなったので3分割して3日連続で投下
今月中にはエンディングまで持っていくつもりです
いろいろと語りたいことはありますが、その機会はまたいずれ
ではまた
683 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/07(日) 23:27:44.66 ID:RviFKXVJ0
乙 何回か安価があったが選択肢によっては勝敗は変わってたんだろうか?
684 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2021/11/08(月) 20:40:33.67 ID:+vZ4GyrxO
かと金・57日目/164戦目
「金ネジキクリアまでの軌跡」
(20:21〜放送開始)
https://www.youtube.com/watch?v=RbTsVd07cUk
685 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:28:10.33 ID:/Z0KcoTH0
ビュオオオォォォ
卯月「………………」
未央「………………」
ビュオオオォォォ
未央「ねぇしまむー」
未央「ここどこ?」
サブストーリー『卯月と未央のグレートジャーニー! Vol.2』
686 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:28:54.12 ID:/Z0KcoTH0
未央(あれはそう、1ヶ月前のことだった)
未央(私としまむーは、突然、アイマス地方にいないはずのある人からメッセージを受け取ったのだ!)
晶葉『卯月! 未央! 頼む、至急ガラルに来てくれないか!』
晶葉『凛と……連絡が取れないんだ!』
晶葉『ガラルは今大変なことになっている。おそらく凛も、なにか厄介ごとに巻き込まれているのかもしれない』
晶葉『凛を助けてくれないか!』
687 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:29:21.98 ID:/Z0KcoTH0
未央(私はすぐにしまむーと会って、準備を整えた。P,C,Sの二人も、しまむーを快く送り出してくれた)
未央(だけど、ガラル地方までどうやって行けばいいんだろう? どんなに速い船や飛行機を使っても、1日で行くことはできないし)
未央(早くしないとしぶりんが。……そんな時、一つの考えが浮かんだんだ)
シジョウシティ バトルライブ会場
受付「いらっしゃいま――」
688 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:29:57.67 ID:/Z0KcoTH0
卯月「お願いです! 今すぐライブアイドルに会わせてくれませんか!?」
受付「な……ライブアイドルですか? いえ、彼女たちにはバトルライブを勝ち抜いた先でのみ、会うことが許されております」
受付「いくらゴールドメダルを持つお二方でも、それは……」
未央「どうしてもお願いしたいことがあるんだ! あの二人にしか頼めないんだよ!」
受付「……ままなりません。ルールですので。どうしてもと言うのなら、再度バトルライブを勝ち上がっていただいて――」
未央「そんな時間はないっ!!」
受付「……!」
689 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:30:27.17 ID:/Z0KcoTH0
未央「お願い、お願いだよ。早くしないと、私たちの親友がっ……!」
??「なーに騒いでんの?」
卯月「! 美嘉さん、莉嘉ちゃん……」
受付「……すみません、少々トラブルが」
美嘉「みたいだね。だいぶ切羽詰まってるようだけど」
莉嘉「事情、詳しく聞かせてもらえないかな?」
未央「……!」
…………………………
690 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:30:59.23 ID:/Z0KcoTH0
美嘉「……そういうことね」
莉嘉「お姉ちゃん」
美嘉「うん、わかってる」
ヒョイッ
美嘉「はいこれ。ラティオスのモンスターボール」
莉嘉「こっちはラティアスね!」
未央「それじゃあ……!」
莉嘉「2匹ともすっごく速く飛べちゃうから、ビックリするよ、きっとっ♪」
691 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:31:37.07 ID:/Z0KcoTH0
美嘉「向こうに着いて、ひと段落したら教えて。転送システムで、アイマス地方まで送ってもらえるようにするから」
卯月「……! 二人とも、本当にありがとうございますっ!」
美嘉「それと、一つだけ、約束」
美嘉「友だちのこと、絶対に助けてあげてね」
未央「……うん。本当にありがとう、美嘉ねえ」
卯月(そうして私たちは、ラティアスとラティオスの力を借りて、ガラル地方までやって来たんです)
卯月(向こうはやっぱり大変なことになっていたけど、未央ちゃんや凛ちゃん……それに藍子ちゃんの力も合わせて、なんとか乗り越えることができました)
卯月(ライブアイドルの二人には、感謝してもしきれません)
692 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:32:17.86 ID:/Z0KcoTH0
卯月(落ち着いた後、私たちは、久しぶりに会えた凛ちゃんと色んな話をしました)
卯月(そして、凛ちゃんと藍子ちゃんがガラル地方のチャンピオンを目指していると聞きました)
未央(しぶりんったら、アイマスだけに飽き足らず、ガラルの頂点まで目指しててさ。相変わらずだな〜って思ったよ)
未央(で、せっかくだから私たちも少し残って、しぶりんのために何かできることをしたいなって思ったんだけど)
凛「ごめん。予選が終わるまで、しばらく一人にしてもらえないかな?」
卯月(もう一度時間をかけて、自分としっかり向き合いたい。そう言った凛ちゃんの意思を、私たちは尊重することにしました)
未央(とはいえ、やっぱ寂しいもんは寂しくてさ……)
693 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:32:53.25 ID:/Z0KcoTH0
シュートシティ ポケモンセンター
卯月「あっ、未央ちゃーん!」
未央「おおしまむー! ずいぶん遅かったね!」
未央「ってその両手にぶら下げてるのは……」
卯月「えへへ。ブティックに寄ったんだけど、素敵な服がいっぱいあって……コンテストの衣装で使いたいなあって思ったから、つい」
未央「しまむーのことだから、美穂ちゃんと響子ちゃんの分も選んでたんでしょ」
卯月「うっ……そ、その通りです……」
未央「あはは、いいよもう」
694 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:33:26.12 ID:/Z0KcoTH0
卯月「未央ちゃんはどこに行ってたの?」
未央「ワイルドエリア体験ツアーっていうのがあってさ、そこに行ってたんだ」
未央「すごかったよ、ワイルドエリア! もう全部が桁違いって感じで。見たことないポケモンもたくさん!」
未央「これがガラル地方なんだって、ワクワクした! しぶりんはこんな世界を冒険してたんだなあって」
未央「……できればしぶりんとも、共有したかったな。この気持ち」
卯月「……そうだね。凛ちゃんともショッピング、したかったなあ」
695 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:34:09.36 ID:/Z0KcoTH0
未央「まあ、悲しんでちゃダメだけどさ」
未央「しぶりんは今、夢に向かって頑張ってるんだから」
卯月「……うん」
未央「…………」
卯月「…………」
未央・卯月「はあーっ…………」
696 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:34:55.14 ID:/Z0KcoTH0
??「ごめんなさい、そこのお二人さん」
未央「ん? 私たちのこと?」
卯月「あの、どなたですか?」
??「ワタシ? ワタシはね……」ポンッ
ガラルギャロップ「ギャロ!」
??「馬ポケモンだいすきクラブ会長の!」ポンッ
バンバドロ「バンバー」
愛結奈「愛結奈よっ☆」
697 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:35:35.52 ID:/Z0KcoTH0
未央「う、馬ポケモン……!?」
卯月「だいすきクラブ会長……!?」
愛結奈「ええ! アタシは馬ポケモンをこよなく愛し、その魅力を世に広めようと活動しているの」
愛結奈「この子たちはアタシの同志よ。不眠不休でガラルを縦断できる、バンバドロのマサルと」
バンバドロ「バンバー」
愛結奈「ツノに癒しの力を秘めているポケモン、ギャロップのダイナよ」
ガラルギャロップ「ギャロ」
698 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:36:46.21 ID:/Z0KcoTH0
未央「え、ギャロップ!? 私たちが知ってるギャロップじゃないんだけど!?」
愛結奈「そうよ。このギャロップはリージョンフォームだもの」
卯月「リージョンフォーム……ガラル地方のギャロップは、そんな姿なんですね」
愛結奈「アナタたち、もしかしてガラルの人じゃないわね?」
未央「うん。私たち、アイマス地方ってところから来たんだ」
愛結奈「それはジムチャレンジのため?」
卯月「いいえ。友だちがそれにチャレンジしていますけど、私たちは」
愛結奈「なら今はフリーってこと!?」グイッッ
未央「ま、まあ、そうだけど」
699 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:37:38.24 ID:/Z0KcoTH0
愛結奈「グッドタイミング! アナタたちを見込んで、ぜひお願いしたいことがあるの!」
愛結奈「さっきも紹介した通り、アタシは馬ポケモンをこよなく愛しているわ。だけど、まだまだ知らない馬ポケモンも世界中にたくさんいる」
愛結奈「アナタたち、ブリザポスとレイスポスってポケモンは聞いたことがあるかしら?」
卯月「ブリザポス? レイスポス?」
愛結奈「ガラル地方の南にある、カンムリ雪原っていう地域に生息しているといわれるポケモンよ」
愛結奈「今までは名前だけが伝承の中で語られていて、大昔に存在したポケモンという認識だったんだけど」
愛結奈「先日、マクロコスモスの調査隊が、ついにその姿を写真に捉えたのよ!」ピラッ
700 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:38:22.01 ID:/Z0KcoTH0
卯月「これが、その写真ですか?」
未央「うーん、ブレすぎててよくわかんないけど……」
愛結奈「いいえ。この風の切り方、全身のシルエット……ワタシにはわかるわ」
愛結奈「ブリザポスとレイスポスは、今も生きている。しかも、馬ポケモンなのよっ!!」
未央「言われてみれば、たしかに?」
愛結奈「ワタシはさっそくカンムリ雪原に乗り込もうと考えたわ。……だけど、あそこはかなり厳しい自然環境でね」
愛結奈「万全の装備を整えたマクロコスモスの調査隊でも、3日の滞在が限界だったらしいの」
愛結奈「愛さえあればなんでもできるってわけじゃない。だけどなんとかブリザポスとレイスポスのことをもっと知りたい……そこで!」
701 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:39:08.08 ID:/Z0KcoTH0
愛結奈「アナタたちに、この子たちを見つけて、ゲットしてきてほしいの!」
愛結奈「お礼なら弾むわ。どうかお願いできないかしら?」
卯月「うーん……未央ちゃん、どうしよう?」
未央「行こう!」
卯月「即決!?」
未央「私たちも、色々あってこの先どうしようかって悩んでいたところだったんだよね。せっかくならさ、冒険しに行ってみようよ!」
未央「カンムリ雪原だっけ? 名前からして寒そうな場所だけど、レオン島も大概だったし、たぶん大丈夫!」
未央「なにより、しまむーと一緒なら、きっとどんなことも楽しめるよ!」
卯月「未央ちゃん……!」
702 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:39:43.71 ID:/Z0KcoTH0
愛結奈「交渉成立かしら?」
未央「うん。私たちでよければ、任せてよ!」
愛結奈「ふふっ、いい返事を聞けて嬉しいわ。ありがとう♪」
愛結奈「じゃあ早速だけど、ワタシの知り合いにキャンプグッズを作っている人がいるの」
愛結奈「今からその人に掛けあって、最高の防寒ウェアを用意してもらうわ。それを受け取ってから調査に向かってちょうだい」
愛結奈「雪原は山を越えた先にあるみたいだけど、鉄道とかは通じていないわ。そらとぶタクシーを使えば行けるんじゃないかしら」
愛結奈「ま、そんな感じでお願いするわ。何かあったら、いつでもサポートするからよろしくね!」
703 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:40:16.53 ID:/Z0KcoTH0
卯月「はい!」
未央「わかった!」
未央「カンムリ雪原……しまむー、楽しみだねっ!」
卯月「うん!」
卯月(そして私たちはカンムリ雪原に降り立ちました)
未央(……降り立った、まではよかったんだけどなあ)
704 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:40:42.57 ID:/Z0KcoTH0
滑り出し雪原 天気:吹雪
ビュオオオォォォ
卯月「………………」
未央「………………」
ビュオオオォォォ
未央「ねぇしまむー」
未央「ここどこ?」
705 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:41:14.91 ID:/Z0KcoTH0
卯月「う、うーん? 地図によると、もう少し南に行けば村があるみたいなんだけど……」
未央「南って、どっち?」
卯月「うーん、あっち、かな?」
卯月「って、あやふやに進んじゃいけないよねっ……!」
ビュオオオォォォ
未央「うう、こんなに吹雪が強いなんて聞いてないよ……」
卯月「全然前が見えないね――」
卯月「うひゃあ!?」
スッテンコロリン
706 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:41:41.31 ID:/Z0KcoTH0
卯月「あいたっ」ボコッ
未央「だ、大丈夫!?」
卯月「あ、あはは……頭もぶつけちゃった」
卯月「こんな所に木があったなんて――」
ズズズ……
ドドドドッ
卯月「わっ」
未央「木の上に積もってた雪が落ちたんだ」
??「イノッ!?」ビクゥ
707 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:42:11.61 ID:/Z0KcoTH0
卯月「あれは……イノムー?」
イノムー「イノッ、イノッ……!」アタフタ
イノムー「イノーッ」ピューッ
ゴッツゥゥン
イノムー「イノ……」バタンキュー
未央「あはは、驚かせちゃったみたいだね」
ズズズ……
卯月「あれ、でもイノムーがぶつかった場所って」
708 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:42:42.04 ID:/Z0KcoTH0
ズズズ……ズズズ……!
未央「なにこの音!?」
未央「……はっ」
ズドドドドドド
卯月「なだれだ――」
卯月・未央「うわああああーーーっ!!」
709 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/12(金) 23:45:23.23 ID:/Z0KcoTH0
to be continued...
余談ですがバンバドロとギャロップのニックネームはちゃんと由来があります
競馬ファンならわかってくれるはず
また明日
710 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/11/12(金) 23:49:10.37 ID:eU2+agzU0
乙 カンムリ雪原は凛の修行場だったのかなと思ったが違うようだ
711 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 00:54:48.44 ID:au1Gbil30
未央「……うう」
パチッ パチッ パチッ
未央「……ここは……」
未央「……家?」
ゲンガー「! ゲンゲー!」
トドゼルガ「トド……?」
トドゼルガ「! トドッ!!」ガバッ
未央「わっ、トドゼルガにゲンガー!?」
712 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 00:55:26.97 ID:au1Gbil30
トドゼルガ「トド〜ッ」スリスリ
ゲンガー「ゲンゲー!」ピョンピョン
未央「……そうだ、私たち、雪崩に巻き込まれて」
老人「その2匹が、お前さんを村まで運んできたんだよ」ガチャリ
未央「そうだったんだ。トドゼルガ、ゲンガー、ありがとう……!」
未央「あなたは……この家の人?」
老人「左様。どうじゃ、身体はもう動くかの?」
713 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 00:56:14.25 ID:au1Gbil30
未央「うん、もうバッチリ。おじいちゃん、助けてくれてありがとう!」
未央「そうだ、もう一人女の子がいなかった!?」
老人「マリルリとチラチーノが連れてきた子のことかな。もう起きて、居間でスープを飲ませているよ」
未央「しまむー……よかった、無事だったんだ!」
卯月「本当に、助けてもらってありがとうございます!」ペコリ
未央「ありがとうっ!」ペコリ
老人「いいんじゃよ。お礼なら自分のポケモンたちに言っておきなされ」
714 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 00:56:55.46 ID:au1Gbil30
??「あの……スープ、熱くなかったですか?」
卯月「はい、とてもおいしかったです! おかげで身体がポカポカになりました!」
未央「ところで、この子は?」
??「あ……すみません、まだ名乗っていませんでしたね」
聖「聖といいます。この人は私のおじいちゃん。フリーズ村の村長をつとめています」
未央「フリーズ村……地図に書いてある通りだ」
村長「まあ、村といってもここにしか家はないのじゃがな」
村長「お前さんたち、いったい何用があってカンムリ雪原まで来たんじゃ?」
卯月「実は私たち、ブリザポスとレイスポスってポケモンを探しに来たんです」
村長「……ほう」
715 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 00:57:44.16 ID:au1Gbil30
未央「知っているの?」
村長「無論。少し前にこの村を訪れた、マクロコスモスの者たちも、お前さんたちと似たようなことを言っておったな」
村長「……このカンムリ雪原には、豊穣の王と呼ばれるポケモンの言い伝えがある」
村長「ブリザポスとレイスポスは、その王が愛馬として乗りこなしていた、伝説のポケモンなのじゃ」
未央「!」
卯月「そのお話、詳しく聞かせてもらえませんか」
村長「ああ、よかろう。まずは豊穣の王から話すとするかの」
716 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 00:58:32.81 ID:au1Gbil30
村長「……今でこそこの土地は深い雪に覆われておるが、かつては緑あふれ、豊かな自然に包まれていた」
村長「それは豊穣の王のおかげだったんじゃ」
村長「王は、人間の信仰心を力の糧としていた。人々と王の間に結ばれた絆が、美しい大地を作っていたのじゃよ」
村長「……しかし、時が経つにつれ、人間は自然と生きるよりも、技術や文明が発展した都会に移り住むことを選んでいった。同時に王の力も失われていき……」
村長「今となっては、作物が育つのもこの村の小さな畑のみ。すっかり不毛な土地に成れ果ててしまったというわけじゃ」
卯月「……そうだったんですね」
村長「ワシはここに人が生きていたという証を残すために、言い伝えの語り部として細々と住んでいるんじゃよ」
717 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 00:59:23.91 ID:au1Gbil30
聖「私の両親も、おじいちゃんと同じ語り部でした。去年までは一緒に暮らしていたんですが、ある日突然――」
未央「ううん。……話さなくても、いいよ」
聖「……はい」
村長「……話を戻そう。ブリザポスとレイスポスは、そんな豊穣の王が従えるポケモンじゃった」
村長「かなりの気性難だったようじゃが、王は忠実な僕として手懐けていた。王を背に乗せ、常に行動を共にしていたという」
村長「そうそう、彼らはとあるにんじんが好物でな。これなんじゃが」
ピキーン
卯月「こ、凍っているにんじん……!?」
ズゥン
未央「こっちは……真っ黒だね」
718 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:00:13.05 ID:au1Gbil30
村長「珍しいじゃろ。つめたいにんじん、くろいにんじんといってな。どうもこれらには目がなかったらしい」
村長「実は村のビニールハウスでも、これらを育てているんじゃが――」
ズドゴォォォン
卯月「な、なんの音ですか!?」
聖「これは……まさか」
村長「いかん! 聖は家の奥に逃げなさい。ワシが相手をする!」ダッ
卯月「あっ、村長さん!」
未央「しまむー、ひじりんをお願い! 私は村長さんを追いかける!」
卯月「うん!」
719 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:00:45.03 ID:au1Gbil30
ダッ
未央「村長さ――」
村長「ぐわあっ……!」ドサッ
フォクスライ「フォク……」バタンキュー
未央「だ、大丈夫!?」
??「ブリザアアー!!」ズンズン
村長「ぐ……やはりにんじんを狙ってきたのか……!」
未央「あのポケモンは!?」
720 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:01:22.26 ID:au1Gbil30
村長「あれが……王のかつての僕、ブリザポスじゃ」
村長「気をつけなされ。ワシのフォクスライを倒した影響で、攻撃力が上がっておる……!」
ブリザポス「ブリザアアー!!」
しろのいななき
自分の攻撃で相手を倒すと攻撃力が上がる
未央「アイツ、もしかしてビニールハウスを壊すつもり!?」
未央「止めるよ、カポエラー!」ポンッ
カポエラー「カポ!」
未央「トリプルキーック!」
カポエラー「カポー!!」
ドンッ ドンッ ドンッッ
721 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:01:56.25 ID:au1Gbil30
ブリザポス「ブリザ……!」
ブリザポス「ブリザアアー!!」ズドドドド
カポエラー「カポッ……!」
未央「うわ、すごい威力のゆきなだれだ」
カポエラー「カポッ!」シュタッ
未央「まだまだ! カポエラー、カウンター!」
カポエラー「カポー!!」バシィ
ブリザポス「ッ……!」
ブリザポス「ブリ……ザアアー!!」
ズドゴォォン
722 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:02:27.41 ID:au1Gbil30
未央「ううっ、すごい蹴り……! カポエラー、大丈夫?」
カポエラー「」カチコーン
未央「ええ!? 凍ってる!?」
村長「ブリザポスは蹄から冷気を放つんじゃ。しかし蹴り飛ばした相手を凍らせる程とは……」
ブリザポス「ブリザアアー!!」
「……バシャッ!!」
ダッ
バシャーモ「バシャアアー!!」ドガッ
723 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:03:32.74 ID:au1Gbil30
ブリザポス「ブリザ……!」
ブリザポス「ッ……ブリザ!」
ドドドドッ
未央「お、追い払えた……」
未央「バシャーモ、助太刀ありがと!」
バシャーモ「バシャ!」
未央「村長さん、大丈夫!?」
村長「ああ、ワシのことなら気にするな。それよりビニールハウスは……無事のようじゃな」
村長「あのにんじんたちは、ワシらの命綱なんじゃ。守ることができて本当によかったよ」
未央「とりあえず、家に戻ろう! 傷をなんとかしないと!」
724 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:04:06.27 ID:au1Gbil30
聖「……おじいちゃん、だいじょうぶ?」
村長「ああ、なんとかな」
村長「……逆に助けられてしまったな。ありがとう、旅人さん」
卯月「いいんです。困った時はお互い様ですから」
未央「あの、村長さん」
村長「なんじゃ?」
未央「ブリザポスが襲ってきた時、村長さん、全然焦らずに追い返そうとしてたよね」
未央「もしかして、何回もこうやって襲われたことがあるの?」
725 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:05:04.22 ID:au1Gbil30
村長「……左様」
村長「さっきも話した通り、彼奴らは村で栽培しているにんじんが好物でな」
村長「それを狙って村に入り込んでくる時が、時たまあるのじゃ」
卯月「そうなんですか……」
村長「にんじんの栽培をやめれば、こうして襲われることはなくなるかもしれん。じゃが、それはできないんじゃよ」
未央「どうして?」
村長「つめたいにんじんもくろいにんじんも、この土地でしか育たない貴重な作物。ゆえに街へ持っていけば、高値で売ることができる」
村長「そうしてお金を貯めて、ゆくゆくは……聖を、街へ送り出そうと思っているんじゃ」
聖「……おじいちゃん」
726 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:05:42.10 ID:au1Gbil30
村長「ワシは聖に、この村だけで人生を終えてほしくないんじゃ。もっと広い世界を知って、普通の女の子の暮らしをしてほしい」
卯月「そのために、危険を伴ってまでにんじんを育てているんですね……」
未央「…………」
未央「村長さん」
村長「旅人さんたち。くれぐれも、彼奴らに無用な手出しはしないことじゃ」
村長「あれは比類なき力を持つ暴れ馬。この雪原で返り討ちにあってしまえば、今度は助からないかもしれんぞ」
未央「ううん。私たち、本当はブリザポスたちをゲットするためにこの土地に来たんだ」
727 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:06:15.87 ID:au1Gbil30
村長「な……戦うばかりでなく、ゲットじゃと!? いかん、あまりに無謀すぎる!」
未央「でもこのままじゃ、ずっと村が危ない状況のままだよ!」
未央「村長さんだって、このままじゃいけないって思っているんでしょ!?」
村長「それは……そうじゃが」
卯月「助けてもらったお礼をさせて下さい、村長さん」
卯月「私たちがブリザポスたちをゲットします。そうすれば、村は安全になるはずです!」
村長「…………」
聖「おじいちゃん。あの……この人たちのこと……私は信じてみたい」
聖「どう、かな……?」
728 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:06:48.21 ID:au1Gbil30
村長「………………わかった」
村長「これを持っていきなさい」
卯月はつめたいにんじんを手に入れた!
未央はくろいにんじんを手に入れた!
村長「それがあれば、いずれ奴らは姿を現すであろう」
村長「……くれぐれも、無理はしないでおくれよ」
未央「わかった」
未央「明日、村の外へ出発しよう。しまむー!」
卯月「うん!」
729 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:07:28.69 ID:au1Gbil30
翌日 巨人の寝床
卯月「だいぶ村から歩いたね」
未央「うん。周りも雪景色じゃなくなったし、待ち伏せはこの辺にしよっか」
卯月「このにんじんを持っていれば、ブリザポスが来るかもしれないんだよね」
未央「ブリザポスだけじゃないよ。くろいにんじんもあるし、レイスポスが先に来るかも」
未央「もしかしたら、同時ってことも――」
シャランシャランシャラン
未央「なに、この音?」
未央「鈴が鳴っているみたいな――」
730 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:08:00.04 ID:au1Gbil30
卯月「未央ちゃん、危ないっ!」
ガバッ
未央「わあっ!」
??「レイ……ス」
バクバクッ
卯月「くろいにんじんが食べられちゃった!」
未央「ってことは……あれがレイスポス!」
レイスポス「……」ギロリ
レイスポス「レイ……ス……!」
731 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:08:25.37 ID:au1Gbil30
未央「くるよ、しまむー!」
卯月「うん! トゲデマル、お願い!」ポンッ
トゲデマル「トゲー!」
未央「ゲンガー!」ポンッ
ゲンガー「ゲンゲー」
卯月「トゲデマル、でんじは!」
未央「ゲンガー、シャドーボール!」
732 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:08:52.23 ID:au1Gbil30
レイスポス「……!」ヒョイ
レイスポス「レイ……ス!」ギラッ
トゲデマル「!?」
卯月「か、かなしばり!?」
レイスポス「レイス……!」
ドガッ ドガッ
卯月「トゲデマル!」
未央「にどげりも使えるんだね。ゲンガー、フォローよろしく!」
ゲンガー「ゲンゲー!」
733 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:09:21.51 ID:au1Gbil30
レイスポス「レイス……!」ボッ
未央「わわ、シャドーボールは危ない! 避けて!」
ゲンガー「ゲンゲ……!」ヒョイ
未央「よし、うらみだー!」
ゲンガー「ゲンゲー」ウラミツラミ
卯月「トゲデマル、ミサイルばり!」
トゲデマル「トゲッ」バシュゥ
レイスポス「レイス……!」ズドド
未央「いい調子! ゲンガー、追撃するよ!」
734 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:10:01.28 ID:au1Gbil30
レイスポス「レイス……!」
ブワアアア
未央「くろいきり!? アイツ、退散するつもりだ!」
卯月「トゲデマル、霧の中を照らして!」
トゲデマル「トゲ!」ピカーッ
未央「ナイスしまむー! あっちに逃げたよ、追いかけよう!」
タタタッ
735 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:10:28.70 ID:au1Gbil30
卯月「あ、あれ? レイスポス、どこに行ったんだろう」
未央「というより、なんかさっきより肌寒くなった気が――」
ビュォォォォォ
未央「この冷気……もしかして」
「ブリザアアー!!」
卯月「わっ!?」
未央「ブリザポス!」
ブリザポス「ブリザアア!!」ビュォォォォォ
736 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:10:58.32 ID:au1Gbil30
卯月「わわっ……ふぶきだ!」
未央「さ、寒いい……! みんな、いったん距離を取ろう!」
卯月「うんっ――」
ザッ
レイスポス「レイス……!」
卯月「は、挟まれちゃった!?」
フッ
卯月「霧が――」
未央「――しまった! 私たち、雪原に誘導されてたんだ!」
巨人の寝床→氷点雪原
737 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:11:34.93 ID:au1Gbil30
レイスポス「レイス……!」ボッ
ゲンガー「ゲンゲ――」
ズドンッ
ゲンガー「ゲーン」バタンキュー
未央「ゲンガー! 寒さで回避が遅れたんだ……!」
卯月「アイアンヘッド!」
トゲデマル「トゲッ!」ガキィン
ブリザポス「ブリザ……アア!!」
卯月「あんまり効いてない……!」
未央「気をつけて、しまむー! ソイツに蹴られたら凍りついちゃうよ!」
738 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:12:17.13 ID:au1Gbil30
ブリザポス「ブリザアア!!」グワッ
未央「え、わ、私!?」
卯月「未央ちゃん危ない! トゲデマル!」
トゲデマル「トゲ!」シャキン
ズドゴォン
トゲデマル「」ピキーン
未央「しまむーありがとう……けどトゲデマルが!」
レイスポス「レイス……!!」
ズバァァン
739 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:12:46.43 ID:au1Gbil30
卯月「うわあっ!?」
トゲデマル「トゲー」バタンキュー
未央(凍りついたところにたたりめ……!)
未央(この2匹、すごいコンビネーションだ。ただでさえ強いのに、このままじゃ……!)
ブリザポス「ブリザ……」ジリ
レイスポス「レイス……」ジリ
未央「しまむー……!」
卯月「未央ちゃん……!」
740 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:13:12.68 ID:au1Gbil30
「パッチルドン、でんげきくちばし! ウオノラゴン、エラがみ!」
ズドォォン
ブリザポス「ブリザ!?」
ドドドドド
レイスポス「……レイス……!」
シュタッ
??「ふう。二人とも、大丈夫でしたか?」
未央「う、うん。ありがとう、助かったよ」
卯月「あなたは?」
741 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:13:54.46 ID:au1Gbil30
むつみ「私はむつみです。この辺りに生息している化石ポケモンを調査していたのですが」
むつみ「たまたま野生のポケモンに襲われているトレーナーを見かけたので、助けずにはいられなかったんです」
卯月「そうだったんですね。助けていただいて、本当にありがとうございます!」
未央「ありがとう!」
未央「ところで、このポケモンって……ていうか、ホントにポケモン?」
むつみ「はい! 古代のガラルに生きていた、れっきとした化石ポケモンですよ!」
パッチルドン「パチチ」ズビーッ
ウオノラゴン「ウオー」ドスドス
742 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:14:38.76 ID:au1Gbil30
未央「へ、へえ……世界って広いんだね……」
むつみ「とにかく、無事なのであれば安心です。ところで……」
むつみ「このポケモンたちに見覚えはありませんか?」ピラッ
卯月「カブトにアノプス、プロトーガ……これって、化石ポケモンたち?」
むつみ「ええ。最近、ガラルにはいないはずの化石ポケモンが、カンムリ雪原に現れ始めたという噂が流れているんです」
未央「あ、このポケモン……アマルスなら知ってる!」
むつみ「本当ですか!?」
未央「うん。フリーズ村に来る前に姿を見た気がするよ」
743 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:15:30.75 ID:au1Gbil30
むつみ「ということは滑り出し雪原の辺りでしょうか!?」
卯月「けどあの辺りは吹雪が強いですし、行くのはきけ――」
むつみ「わかりました、すぐに向かいます! 情報提供、ありがとうございましたーっ!」
むつみ「アマルス、待っててねー!!」ピューンッ
卯月「行っちゃった」
未央「あはは……それより、くろいにんじん、食べられちゃったね」
未央「私たちもポケモンたちも疲れたし、一度村まで戻って作戦を考え直そう」
卯月「そうだね」
744 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:16:12.22 ID:au1Gbil30
卯月「……というわけで、ブリザポス、レイスポスには逃げられちゃいました」
村長「そうか。……いやはや、ケガがなくて本当によかった」
聖「そうですね……あ、にんじんのことは、どうか気に病まないで下さい」
未央「……あのさ、村長さん」
村長「うん?」
未央「ブリザポスもレイスポスも、どうしてあんなに荒々しい性格なんだろう?」
未央「さっきバトルしたとき……ブリザポスが、ポケモンじゃなくて私自身を蹴っ飛ばそうとしてきたんだ」
未央「あんな状態の野生ポケモン、見たことがなくてさ。なんかこう、尋常じゃないぐらい怒っていたっていうか」
卯月「たしかに……ブリザポスはわかりやすく怒っていて、レイスポスは静かに怒っているみたいでした」
745 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:16:57.03 ID:au1Gbil30
村長「…………」
村長「それはきっと、あのポケモンたちの過去に関係があるのじゃろう」
卯月「過去?」
村長「……まだこの土地が、豊穣の王との絆で結ばれる前の出来事じゃ」
村長「ブリザポスとレイスポスは、この辺り一体の王者として君臨しておった。圧倒的な力の前に、逆らえるポケモンはいなかったそうじゃ」
村長「が、そこへ人間たちがやって来た。人間たちは、二匹にとって初めて現れた脅威じゃった」
村長「次々と土地を開拓し、自分たちの縄張りを奪っていった人間に、彼奴らは激しく抵抗した。人間たちが土地を広げた分、人間とその仲間のポケモンを傷つけることを繰り返していたんじゃ」
746 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:17:45.89 ID:au1Gbil30
村長「そんな負の連鎖を止めたのが、豊穣の王じゃった」
未央「そうだったんだ。王様は土地を豊かにしただけじゃなくて、人とポケモンの争いも鎮めてくれたんだね」
村長「しかし、王の力が衰えた今、彼奴らを止められるものはもういない」
村長「……思えば、二匹が再び活発に姿を見せるようになったのは、マクロコスモスの連中が訪れた頃じゃったか。きっとまた、自分たちの居場所が奪われると危惧しておるのじゃろう」
村長「それも致し方ない。今までワシらに手を出さなかったのは、王の監視があったから。心の底では、ずっと人間を許してくれていなかったんじゃ」
村長「だからこの行いは……未だこの地に固執し続けるワシのような人間に課された、贖罪なんじゃろう」
747 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:18:15.72 ID:au1Gbil30
卯月「贖罪って、そんな!」
未央「そんなの昔のことでしょ!? 村長さんはブリザポスたちの居場所をなくすつもりはないじゃん!」
聖「……おじいちゃん。私、そんな話、初めて聞いた」
聖「どうして、今まで教えてくれなかったの?」
村長「すまん。知らなくていいことだと思っていたんじゃ。この罪を被るのは、ワシ一人で――」
聖「そんな悲しいこと、言わないで」
村長「……聖」
748 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:19:26.07 ID:au1Gbil30
聖「……憎しみからは、何も生まれません」
聖「卯月さん、未央さん。お願いがあります」
聖「この村の東に、巨大な雪山があるんです。そこを登った先に……かつて豊穣の王を祀った神殿がある、と聞いたことがあります」
聖「そうだよね、おじいちゃん」
村長「……まさか、おぬし」
聖「王が……もし今も生きているのだとしたら、そこにいるはずです」
聖「あの強大な力を止められるのが、王だけなら……今一度、力をお借りしたいんです」
聖「私と一緒に、神殿まで来てくれませんか?」
未央「ひじりん……」
749 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:19:56.91 ID:au1Gbil30
卯月「未央ちゃん、行こう」
未央「……そうだね。行ってみる価値はあるよね」
村長「じゃが……」
未央「村長さんは村にいて。エレザード!」ポンッ
エレザード「エレ!」
未央「エレザード。もし村が襲われそうになったら、村長さんのボディガードをしてほしいんだ」
卯月「それなら私も! マリルリ、お願い!」ポンッ
マリルリ「マリ!」
村長「お、おい……!」
750 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:20:46.82 ID:au1Gbil30
未央「じゃあひじりん、案内をお願い。野生のポケモンは私たちが相手するよ!」
聖「お二人とも……本当に、ありがとうございます」
村長「ま、待ってくれ!」
ガサゴソ
村長「……もうお前さんたちを止めはせん。聖のこと、くれぐれもよろしく頼む」
村長「それから、これを持っていってくれ」
卯月と未央は古びた手綱を手に入れた!
村長「王の所持品と伝えられている手綱じゃ。なにかの役に立つかも知れん」
未央「ありがとう、村長さん。ひじりんは絶対、私たちが守るよ」
村長「わかった。……くれぐれも、気をつけなされよ」
751 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/11/14(日) 01:21:28.31 ID:au1Gbil30
to be continued...
続きは明日…ってもう日付変わってた
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