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【モバマス×ポケモン】凛・藍子「ガールズ・イン・ザ・フロンティア!!」
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362 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/01(日) 20:30:54.58 ID:1qrrAJDD0
1回戦第1ラウンド 試合経過
あきら…×サメハダー ×ブロスター インテレオン
凛…チャーレム サザンドラ ???
今回はここまで
地味にりあむのセリフ考えるのが難しかった。ただ単に言葉を汚くするだけじゃりあむにはならないんだなあって
インテレオン戦はぜひ砂ちゃんのソロを聴きながら読んでほしいところ
ではまたらいしゅ
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/01(日) 22:18:57.55 ID:svl5OJMi0
乙 りあむはこっちでも炎上してそうねww
364 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:14:19.07 ID:EuN2OcG60
サザンドラ「サザッ!?」キョロキョロ
恵磨『サザンドラ、3つの頭で必死に周りを探っていますが……』
恵磨『どこからどう見ても、インテレオンの姿が見当たりません!』
凛「ど、どこに行ったの……!?」
あきら(……まずは右腕から)
あきら「ねらいうち――BANG!」
バキュン
サザンドラ「!?」
凛「な……」
365 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:14:52.45 ID:EuN2OcG60
恵磨『どうしたことだ! サザンドラ、突然右腕がうなだれてしまったぞ!?』
あきら(……次、左腕)
インテレオン「レオン」バキュン
サザンドラ「サザ――」
グタッ
瑞樹『今度は左腕……見えないところから攻撃されているんだわ!』
凛「くっ……どこだ、どこから――」
バキュン
サザンドラ「――ッ」
ドサッ
366 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:15:27.96 ID:EuN2OcG60
凛「! サザンドラ!!」
恵磨『サ……サザンドラ、見えない攻撃に手も足も出ず、ダウーン!!』
あきら「よし……3連HS、決まったっ」
ワァァァァァ
卯月「そんな、サザンドラが……!」
未央「なにが起きたの……!?」
あかり「うわあ……やっぱあきらちゃんのインテレオンは別格んご……」
凛(どういうこと……? まさかあのポケモン、姿を消すことができるの?)
凛「戻って、サザンドラ!」
凛「チャーレム!」ポンッ
恵磨『ここでチャーレムが再び登場です!』
瑞樹『でも体力は万全とはいえないわね』
367 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:16:08.21 ID:EuN2OcG60
凛「……いくら見えなくなっても、気配を消すことはできないはず」
凛「チャーレム、スタジアムの空気の流れに気をつけて!」
チャーレム「チャー」
恵磨『依然姿が見えないインテレオン相手に、チャーレムはどう太刀打ちするのか!?』
あきら「次もワンショット・ワンキルでいくよ、インテレオン」
インテレオン「……」
チャーレム「チャー…………」
恵磨『チャーレム、その場から動かず目を閉じています!』
瑞樹『第六感が発達しているチャーレムなりのやり方で、インテレオンを探しているんだわ』
あきら「見つかる前に……」
あきら「射抜く!」
368 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:16:39.36 ID:EuN2OcG60
インテレオン「レオン!」
バキュン
チャーレム「――チャー!」
ヒョイッ
インテレオン「!」
恵磨『な、なんと! チャーレム、インテレオンの攻撃を躱したっ!!』
ウワアアアアア
恵磨『スタジアム全体がどよめいています!!』
凛「そこにいるんだね! チャーレム、かみなりパンチ!」
チャーレム「チャー!」バチチチ
ズドンッ
369 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:17:10.59 ID:EuN2OcG60
インテレオン「レオンッ……!」
未央「やった、攻撃が当たった!」
卯月「インテレオンの姿も見えるようになったね!」
あきら「あー……思ったより早く見つかっちゃったな」
凛「よし……一気に倒す!」
チャーレム「チャー!」ダッ
あきら「ま、やることは変わりませんけど」
インテレオン「レオンッ」
バッ
恵磨『インテレオン、即座に体勢を立て直した! チャーレムの攻撃は空を切る!』
凛「まだまだっ!」
370 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:17:42.63 ID:EuN2OcG60
あきら「その程度なら……」
インテレオン「レオン!」
バシィッ
チャーレム「!」
恵磨『おっとインテレオン、チャーレムの攻撃を受け流した!?』
瑞樹『インテレオンは体術に優れたポケモンとは聞いたことがあったけど、かくとうタイプのポケモンとも渡り合えるなんてね』
凛(……チャーレムも疲れて技の威力が落ちているんだろう)
凛(次で決めないと!)
凛「かみなりパンチ!」
チャーレム「チャー……!」バチチチ
恵磨『チャーレム渾身のかみなりパンチが――』
371 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:18:27.42 ID:EuN2OcG60
あきら「みがわり!」
ドゴオッ
身代わり人形「」ボスッ
恵磨『みがわりに命中!!』
凛「しまった――」
あきら「ねらいうち!」
インテレオン「レオンッ」
バキュン
チャーレム「チャー……」ドサッ
恵磨『インテレオンの華麗なるカウンターが炸裂! サザンドラに続き、チャーレムも戦闘不能ー!!』
瑞樹『予選で無類の強さを発揮していた所以がわかったわね』
ワァァァァァ
372 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:19:08.25 ID:EuN2OcG60
あきら「うん……テンション、上がってきたっ」
瑞樹『これでお互いにラスト1匹になったわね』
卯月「り、凛ちゃんが追い詰められちゃった!」
未央「あのインテレオン、強すぎるよ……!」
凛「くっ……チャーレム、戻って」
凛(見えない所からの攻撃に加えて、体術にも秀でている。ほとんど隙がないポケモンだ)
凛(……バトルが盛んなガラル地方の頂点を競うトーナメント。やっぱり、簡単には勝たせてくれないか)
凛(だけど……)
373 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:19:46.04 ID:EuN2OcG60
凛「ここで負けるわけにはいかない。ゲッコウガ……最後までよろしく!」ポンッ
ゲッコウガ「ゲコ」
恵磨『凛選手、ここでエース・ゲッコウガを投入です!』
ザワザワザワ
瑞樹『あら、てっきりサンダースだと思ったら、ゲッコウガで勝負するのね』
恵磨『そのようですね。おそらく大多数の人がサンダースを予想していたのでしょう、スタジアムはややざわついています!』
あきら「……もしかして、サンダースをあえて入れなかったのも計算のうち?」
凛「さあ、それはどうだろうね」
コォォォォ
凛(ダイマックスバンドが光ってる。そうか、まだお互いにダイマックスが残ってる)
凛(これでインテレオンにもキョダイマックスがあったら……だいぶ雲行きは怪しくなるけど)
凛(考えていても仕方ない。あのインテレオン……絶対に攻略してみせる)
ゲッコウガ ♂ Lv.84 げきりゅう
みずしゅりけん/ハイドロカノン/つじぎり/かげぶんしん
やんちゃなせいかく まけずぎらい
374 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:20:21.06 ID:EuN2OcG60
凛「ゲッコウガ、みずしゅりけん!」
ゲッコウガ「ゲコ」シュバババ
あきら「アクロバット」
インテレオン「レオン!」
バシッ バシッ バシィッ
恵磨『インテレオン、流れるような動きで全てのみずしゅりけんを迎撃!!』
凛(さっきチャーレムの攻撃を受け流したのもこれの応用か)
凛(キレのある動き……同じアクロバットでも、藍子のゴリランダーとは別物だね)
あきら「すばしっこい相手だけど、いつも通りステルスキル、狙いに行くよ」
インテレオン「レオン」フッ
375 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:20:50.65 ID:EuN2OcG60
恵磨『そしてまたしても姿を消してしまった!』
凛「っ……」
凛(サザンドラもチャーレムも、動きが止まった一瞬を狙われた……なら!)
凛「ゲッコウガ、走り回って的を絞らせないで!」
ゲッコウガ「ゲコ!」ダッ
あきら「そんなことしたって、エイムは外さない……!」
インテレオン「レオン!」
バキュン バキュン バキュン
376 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:21:41.51 ID:EuN2OcG60
ゲッコウガ「ゲコ!」
ヒョイッ ヒョイッ ヒョイッ
恵磨『なんとゲッコウガ、見えない攻撃を間一髪で躱し続ける!!』
ワァァァァァ
凛「簡単には当たらないよ……!」
ゲッコウガ「ゲコ――」
ドンッ
ゲッコウガ「!?」
恵磨『おおっとゲッコウガ、なにかにぶつかったか!?』
恵磨『――いや違う! インテレオンだ! インテレオン、いつの間にかゲッコウガの前に立ち塞がっていた!』
377 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:22:13.53 ID:EuN2OcG60
インテレオン「レオン!」ドゴオッ
ゲッコウガ「ゲコ……!」
恵磨『ゲッコウガ、蹴り上げられて宙に浮かされる!』
卯月「ああっ、ゲッコウガ!」
あきら「ねらいうち!」
バキュン
凛「くっ、つじぎり!」
ゲッコウガ「ゲコ!」グルッ
ズバッッ
378 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:22:47.22 ID:EuN2OcG60
恵磨『身体をよじらせてのつじぎりがヒット! なんとか相殺に持ち込みます!』
瑞樹『あのコンマ数秒で体勢を立て直すのは流石ね』
凛「姿が見えた今がチャンスだ、つじぎり!」
ゲッコウガ「ゲコ!」ダッ
あきら「っ、アクロバット!」
インテレオン「レオン!」
ガキィィン
インテレオン「レオン!」ブゥン
恵磨『これもまた相討ちと思いきや、インテレオンの追撃が――』
ズバンッ
身代わり人形「」コテッ
恵磨『阻まれた!』
379 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:23:18.51 ID:EuN2OcG60
凛「みずしゅりけん!」
あきら「上か……スケイルショット!」
バババババ
恵磨『お互いに連続ヒットの技を――』
バキュン
恵磨『いやインテレオン、スケイルショットの最中にねらいうちを挟んでいる――』
凛「つじぎり!」
ズバンッ
恵磨『しかしゲッコウガ、落ち着いてこれを対処!』
凛「もう一度つじぎり!」
あきら「アクロバット!」
ガキィィン
380 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:23:54.43 ID:EuN2OcG60
瑞樹『……凄まじい攻防ね』
恵磨『あまりのスピードに実況が追いつきません……この対決、一体どうなってしまうんだああ!?』
ワァァァァァ
あきら(……インテレオンの体術がなかなか通じない)
あきら(それにねらいうちも、弾道や威力が読まれてきた気がする。今さらステルスしても当てられないか)
あきら(だったら……隠し玉、出すしかないかな)
シュゥゥ
381 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:25:07.23 ID:EuN2OcG60
恵磨『おおっと、あきら選手、インテレオンをボールに戻した!?』
瑞樹『ということは……!』
グンッ
恵磨『出たああああ!! あきら選手、ここでダイマックスを発動!!』
ドワァァァァァ
凛「なら私も……いくよ!」シュゥゥ
恵磨『凛選手もそれに続く! ここからはダイマックスバトルだァァ!!』
あきら「ここからもっとアゲてくんだから。凛サン、ついてきてよね」
凛「そっちこそ!」
382 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:25:40.99 ID:EuN2OcG60
凛「いくよ……ゲッコウガ!」ブンッ
カッ
ズドォォォォォン
ゲッコウガ「ゲゴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!」
あきら「楽しんでいこーよ、インテレオン!」
ブゥン
カッ
ズドォォォォォン
インテレオン「レオォォォン」ズンッッ
ドワァァァァァ
383 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:26:14.52 ID:EuN2OcG60
恵磨『両者、一斉にダイマックスしました! しかし――』
瑞樹『インテレオンの姿が見えないわね』
瑞樹『見えるのは尻尾らしきものだけ。もしかして……?』
恵磨『……今、ドローンロトムがインテレオンの姿を捉えました。どうやら直立させた尻尾の上に座り込んでいるようです!』
インテレオン「レオォォォン」チャキッ
卯月「インテレオン、凛ちゃんのゲッコウガの倍以上の高さにいるみたいだね」
未央「あんな高いところに、どうやって攻撃したらいいんだろ……?」
凛(なんとなくそんな気はしてたけど……やっぱりキョダイマックスを使ってきたか)
凛(それにしても……高い。私からじゃともかく、たぶんゲッコウガにも姿が見えてない)
凛(どうする……?)
384 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:26:56.00 ID:EuN2OcG60
あきら「キョダイソゲキ、いくよ!」
インテレオン「レオォォォン」ジャキッ
恵磨『インテレオン、高所からゲッコウガを撃ち抜くつもりだ!』
インテレオン「レオォォォン!!」ズドォォォォォン
凛「うわあっ!」
恵磨『キョダイマックスにより威力を増した狙撃がヒットォ!! ゲッコウガ、これは痛い!!』
凛「ならこっちも、ダイストリーム!」
ゲッコウガ「ゲゴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!」バババババ
恵磨『ゲッコウガも応戦しますが……』
バシィ
385 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:27:31.39 ID:EuN2OcG60
恵磨『これは……インテレオン本体に届いているのか怪しいところ!』
瑞樹『おそらく命中していたとしても、威力は格段に落ちているでしょうね』
瑞樹『攻撃を打ち消すとか躱すとかの次元じゃないわ。そもそも届かないようにする、これがあきらちゃんとインテレオンの戦い方なのね』
あきら「もう一度、キョダイソゲキ!」
凛「くっ、防いで! ダイウォール!」
ズドォォォン
凛(ダメだ、ダイウォールはその場しのぎにしかならない。こっちも攻めに転じないと)
凛(だけどあんなに高い場所へ、どうやって攻撃すればいいの……?)
386 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:28:04.34 ID:EuN2OcG60
あきら「まだまだ!」
インテレオン「レオォォォン!!」ズドォォォォォン
恵磨『続けざまの射撃がゲッコウガに襲いかかる!』
凛「これなら!」
ゲッコウガ「ゲゴォォォォォォ!!」グワッ
スババババババ
恵磨『ゲッコウガ、ダイアークで反撃です! しかし――』
インテレオン「レオォォォン」
瑞樹『直撃には至らなかったようね。凛ちゃん、完全に後手に回ってしまっているわ』
387 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:28:31.25 ID:EuN2OcG60
凛「くそっ……」
未央「し、しぶりんがこんなに追い詰められるなんて……!」
あかり「いっけえー、あきらちゃんとインテレオーン!」
あきら「……これで、ゲームセット!」
インテレオン「レオォォォン!!」
ズギュン
恵磨『再びキョダイソゲキ! これがトドメの一撃となるのか!?』
凛「ゲッコウガ――」
ズドォォォォォン
388 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:29:02.21 ID:EuN2OcG60
バシュゥゥゥゥゥ
恵磨『今、ダイマックスが途切れた音がしました。ということは……』
恵磨『ゲッコウガ、戦闘不能となったのかっ!?』
卯月「そん、な……」
瑞樹『……まだわからないわ。ゲッコウガの姿が見えないもの』
瑞樹『それにしても、やけに水しぶきが高く舞っているわね』
バシャァァァ
恵磨『た、たしかにそうですね。このままだとゲッコウガを視認できません』
恵磨『今、ドローンロトムが水しぶきの中に飛び込みました。ゲッコウガを探しているようです!』
389 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:29:33.26 ID:EuN2OcG60
ドローンロトム『………………』
恵磨『……おや?』
瑞樹『ゲッコウガが映っていないわ……技の衝撃で吹き飛ばされたのかしら』
恵磨『ドローンロトムが辺りを探していますが……』
ザワザワザワ
恵磨『ゲッコウガ、どこにも姿が見当たりません!?』
あきら(……おかしい。確実に仕留めたはずなのに)
凛「……」
あきら「どこにいったの――」
390 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:30:04.60 ID:EuN2OcG60
凛「ここだよ」
ズバッッ
あきら「…………え?」
インテレオン「レオッ――」
バシュゥゥゥゥゥ
恵磨『なんと、インテレオンのダイマックスが突然途切れた!?』
ズズゥゥン
インテレオン「レオン……」
ドサッ
恵磨『し……しかも、立っているのはインテレオンじゃなく』
恵磨『ゲッコウガだあああーーー!?』
ドワアアアァァァァ
391 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:30:35.88 ID:EuN2OcG60
ゲッコウガ「ゲコ」
未央「ええっ!?」
あきら「ウソ……キョダイソゲキは当てたはずなのに」
凛「もちろん当たっていたよ」
あきら「えっ?」
ゲッコウガ「……ゲコ」ヨロッ
凛「だいぶギリギリだったけどね。でも私とゲッコウガは、たくさんの修羅場をくぐり抜けてきたんだ」
凛「持ちこたえてくれるって信じてたよ」
あきら「……だとしても、どうしてインテレオンに攻撃を当てられたんデス?」
392 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:31:37.16 ID:EuN2OcG60
凛「インテレオンって、キョダイマックスしても尻尾以外の体格はそんなに変わらないんだね。だから尻尾の上に登り詰めさえすれば、ダイマックスせずとも戦えると思った」
凛「だからダイストリームを地面に撃って、思いっきり上昇したんだ」
あきら(さっきの尋常じゃない水しぶき、そーいうことか)
あきら「でもダイマックスしたままじゃ、あの小さな足場には乗り込めないでしょ?」
凛「そうだね。だからダイマックスが切れるタイミングを、ずっと見計らってた」
あきら「…………」ハァ
あきら「完敗。そこまで計算して試合を運んでたなんて」
あきら「自分もまだまだデスね」
393 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:32:18.86 ID:EuN2OcG60
凛「そんなことないよ。少しでも判断を間違えてたら勝てなかったかも」
凛「……楽しかったよ、あきら」
あきら「ええ。こちらこそ」
あきら「次も楽しんで下さい、凛サン」ニッ
グッ
恵磨『1回戦第1試合、決勝戦と見紛うほどの接戦を生き抜いたのは――』
恵磨『凛選手だっ!!』
藍子「……!」
凛(……まずは1勝。藍子、待っててね)
394 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/08(日) 02:34:08.36 ID:EuN2OcG60
1回戦第1ラウンド 試合終了
あきら…×サメハダー ×ブロスター ×インテレオン
凛…×チャーレム ×サザンドラ ゲッコウガ
Next...藍子 VS ???
今回はここまで
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/08(日) 19:59:18.11 ID:S2UfVMsl0
乙 スピードで攻めるタイプが多い凛はダイマックスと相性悪いがそれでも使い方が上手くなってるね
396 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 22:57:41.54 ID:MQg9gG900
恵磨『というわけで早速、1回戦第2ラウンドといきましょうか!』
恵磨『対戦するのは……この2人だッ!!』
ドンッ
恵磨『まず登場したのは――』
はぁと「アナタのはぁとをシュガシュガスウィート☆ しゅがーはぁとが華麗に登場! だぞ☆ きらっ☆」
瑞樹『あら、先を越されちゃったわね、恵磨ちゃん』
ザワザワ
397 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 22:58:37.45 ID:MQg9gG900
『何あの子? 印象残すのに必死すぎない?』
『てかツインテールって……ないわー』
はぁと「いきなり辛辣だな☆ でもそんなアナタもバトルが終わる頃には……はぁとの虜になっちゃってるかも。やぁん、はぁとってば罪なオ・ン・ナ♪」
卯月「な、なんかすごい人が出てきたね……誰と戦うんだろう?」
恵磨『さ、さあ、そんなはぁと選手と相まみえるのは――』
ドンッ
藍子「……」
恵磨『藍子選手だ!!』
瑞樹『目立った弱点が見当たらない、さっきの凛ちゃんに通じる所があるトレーナーね。期待大だわ』
未央「おおっ、あーちゃんだ!」
398 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 22:59:10.83 ID:MQg9gG900
はぁと「……藍子ちゃん」
藍子「お久しぶりです、はぁとさん。ルミナスメイズの森以来ですね」
藍子「あの時は本当にお世話になりました。私が今ここに立てているのは、はぁとさんが励ましてくれたおかげです」
藍子「だからこそ、この場所でまた会えて、とても嬉しいです」
はぁと「はは、やめろよそうド直球なこと言うの。 恥ずかしーだろうが☆」
はぁと「……それにしても、藍子ちゃん」
藍子「?」
はぁと「ううん。今の藍子ちゃん、すっごくキラキラしてんなーって思っただけ。はぁとが羨ましくなるぐらい」
399 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 22:59:44.92 ID:MQg9gG900
はぁと「よーし! 前は不戦勝だったわけだし、今度こそマジの勝利、もぎ取らせてもらうよ!」
藍子「……はいっ! 私も全力で挑ませてもらいます!」
はぁと「相手が女の子だろうがはぁとは容赦なくスウィーティーにしちゃうからな☆ 腹括れよ藍子ちゃんっ!」
ポケモントレーナーのしn……はぁとが勝負をしかけてきた!
はぁと「いっくぞーラブカス!」ポンッ
ラブカス「ラブゥ!」
ラブカス ランデブーポケモン みずタイプ
ホウエンやアローラなどの暖かい海が棲み処
ハートの形をしたウロコはマニアの間で大人気だ
400 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:00:30.52 ID:MQg9gG900
藍子「いくよっ、ヤドキング!」ポンッ
ヤドキング「ヤドキン」
ヤドキング ♂ Lv.?? きみょうなくすり
ぶきみなじゅもん/ヘドロウェーブ/トリックルーム/かなしばり
おっとりしたせいかく ぬけめがない
控室
凛「へぇ、藍子のヤドン、ヤドキングになったんだ」
凛「それにしても、なんか雰囲気が禍々しいな……」
聖來「あはは、まああれがリージョンフォームってやつだからね」
凛「あ、聖來」
聖來「隣、座るね。私もここで藍子ちゃんを応援しよっと!」
401 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:01:15.75 ID:MQg9gG900
はぁと「こうそくいどうー!」
ラブカス「ラブ!」バビュンバビュン
恵磨『先手を取ったのはラブカス! まずは素早さを底上げします!』
恵磨『対するヤドキングは――』
ヤドキング「…………」ブツクサ
瑞樹『なにか呟いてるわね……?』
はぁと「マリナル見てるかー? 一緒にゲットしたラブカス、はぁとが大活躍させてやるからな☆」
はぁと「いっくぞー! 最高速度のたきのぼりーっ!」
ラブカス「ラブ!」ズギュン
402 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:01:56.39 ID:MQg9gG900
ヤドキング「……!」ズドン
卯月「すごいスピードだね」
未央「攻撃を当てるのも難しそう……あーちゃん、どうするのかな?」
はぁと「よっしゃもう一発! くらえ物理的はぁとアターック☆」
ラブカス「ラブゥ☆」ズギュン
恵磨『再び加速の乗ったたきのぼりが迫る!』
藍子(……少し前までの私なら、先手を取られたことに焦っていたかもしれない)
藍子(でも、今はそれでいいんだ)
藍子「私は私のペースで……勝ちに行きます!」
403 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:02:27.51 ID:MQg9gG900
藍子「ヤドキング!」
ヤドキング「――ヤドキンッ!」
フォンフォンフォン
ラブカス「ラブ……!?」
恵磨『おおっと、どうしたことだ!? ラブカスがまるでスローモーションのようになって……』
ヤドキング「ヤドキン」ヒョイッ
恵磨『いとも容易く避けられてしまった!?』
瑞樹『これは……素早さが逆転する技、トリックルームだわ!』
はぁと「ト、トリックルーム!? それじゃさっき素早さを上げたラブカスは……」
404 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:02:59.98 ID:MQg9gG900
藍子「ふしぎなじゅもん!」
ヤドキング「ヤドキン!」テクマクマヤコン
ズドンッ
ラブカス「ラブ……!」
恵磨『なんとも不思議な空間! ラブカス、躱しきれず大ダメージを受けてしまったぞ!』
はぁと「くぅ……そーいうことしちゃうなんて、藍子ちゃんたらダ・イ・タ・ン☆」
はぁと「けどどんなに逆境でも、はぁととラブカスは退かないぞ☆」
はぁと「れいとうビームっ☆」
ラブカス「ラブ――」
405 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:03:28.70 ID:MQg9gG900
藍子「かなしばり!」
ヤドキング「ヤドキン!」
ラブカス「ラブ!?」ピタッ
はぁと「あれ?」
藍子「そしてふしぎなじゅもん!」
ヤドキング「ヤドキン!」
ズドンッ
はぁと「あ……あちゃあー……」
ラブカス「ラブゥ」バタンキュー
406 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:04:16.08 ID:MQg9gG900
恵磨『ラブカス戦闘不能! 得意のスピードを封じられ、本来の力を出し切れませんでした!!』
瑞樹『はぁとちゃんにはかなりの痛手ね。彼女の手持ちは大半がスピードタイプだわ』
瑞樹『この状況で巻き返すのは厳しそう。トリックルームが続いている間は、藍子ちゃんが有利に試合を進められそうね』
卯月「やった、まずは先制!」
未央「すごい。あーちゃん、いつの間にあんな技を……」
はぁと「……まだまだ、スウィーティータイムはここから! いっくぞハハコモリー☆」ポンッ
ハハコモリ「ハハッ!」
ハハコモリ こそだてポケモン むし・くさタイプ
腕のカッターと粘着糸で葉っぱを器用に加工する
小さいポケモンの服を見繕ってあげるのだ
407 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:05:15.69 ID:MQg9gG900
はぁと「ちなみにこのユニフォームにつけてるブローチはハハコモリと一緒に作ったの☆ 欲しかったらいい値で売るぞ☆」
ハハコモリ「ハハ!?」
はぁと「やぁんもう、冗談だっての☆」
恵磨『2番手はハハコモリ! しかしヤドキングとは相性がよくないぞ!?』
瑞樹『それにこの状況下だったら、素早く行動できるのはヤドキングの方だわ。なにか考えがあるのかしら?』
藍子「ヘドロウェーブ!」
ヤドキング「ヤドキン!」ドバババ
ハハコモリ「ハハッ……!」
恵磨『ヘドロウェーブを喰らってしまったハハコモリ、挽回なるか!』
パァァ
408 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:05:48.49 ID:MQg9gG900
藍子(今の……ハハコモリの能力が上がった……?)
はぁと「おらおら行くぞー、シザークロース☆」
ハハコモリ「ハハッ!!」
ズバンッ
藍子「っ!?」
恵磨『おおっとこれは会心の一発! 急所に当てたか!?』
瑞樹『いえ、当ててないわ』
恵磨『なんと! それじゃ今の威力は一体どこから!?』
はぁと「ふっふっふ……これがハハコモリの秘密兵器」
はぁと「『じゃくてんほけん』なのだぁーっ☆」ババァン
409 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:06:25.20 ID:MQg9gG900
藍子「じゃくてんほけん……だから攻撃力が上がったんですね」
はぁと「そゆこと♪ ま、保険って言い方はあんまり好きじゃないけどな☆」
はぁと「だって保険ってさ、イヤなこととか不幸なことが起きた時に効くものじゃん? けどはぁともハハコモリも、別にイヤな思いはしてないし」
はぁと「むしろこれはチャンスだもんな! ハハコモリ☆」
ハハコモリ「ハハッ!!」ギュン
藍子「ヤ、ヤドキング!」
ヤドキング「ヤドキン――」
恵磨『ヤドキング、再びヘドロウェーブで対抗しますが――』
ズバンッ
恵磨『真っ二つに切り裂かれたぁ!?』
410 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:06:55.05 ID:MQg9gG900
はぁと「おっつスウィーティー☆」
ズババババ
ヤドキング「ヤドキン……」
バタッ
恵磨『ヤドキング戦闘不能ー!!』
フッ
恵磨『同時にトリックルームの効果も切れた! はぁと選手、凄まじい一転攻勢を見せました!!』
ワァァァァァ
藍子「……!」
411 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:08:14.58 ID:MQg9gG900
はぁと「……藍子ちゃんには頑張って隠してたけどさ。はぁと、正直このジムチャレンジ、めっちゃキツかったの」
はぁと「周りは年下ばっかりで場違い感丸出しだったし。初めて会う人にはだいたいドン引きされるし。頼れる友人もいないし」
はぁと「もちろん楽しいこともあったけど……なかなか誤魔化し切れないんだよな。歳取ってくるとさ」
はぁと「でも諦めたくなかった。ここまで来れたら、叶えたいの。ガラルで一番有名になるって、マリナルと誓った夢を」
はぁと「だからはぁとはね、イヤなことやキツいことはチャンスだと思うことにしたの。いつか絶対、そういうの全部ひっくり返して、みんなスウィーティーにしてやるぞ……ってな☆」
412 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:08:48.54 ID:MQg9gG900
はぁと「やぁん、湿っぽい話になっちゃった☆ しっとりモード解除っ☆ ま、何が言いたいかと言うと」
はぁと「――はぁとは強いぞ☆ カンタンに先に進めると思うなよっ☆」ビシッ
藍子「……はぁとさん」
藍子「それでも……私は負けられません。私にだって、諦められない理由があるんです」
藍子「ドラパルト、お願い!」ポンッ
413 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/14(土) 23:12:21.77 ID:MQg9gG900
1回戦第2ラウンド 試合経過
藍子…×ヤドキング ドラパルト ???
はぁと…×ラブカス ハハコモリ ???
藍子の手持ちのレベルは非公開です。
しーゆーねくすとうぃーく
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/14(土) 23:22:53.09 ID:V2N59v1Q0
乙 レベルは非公開なのね
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2021/08/15(日) 01:01:51.47 ID:CtHnQ2MBO
『剣盾レート/リベンジ戦』
(0:43〜放送開始)
https://youtu.be/ADo54OaPO7s
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2021/08/17(火) 19:07:50.07 ID:cOrBRRZYO
ポケモンプラチナ/バトルファクトリー
49連勝挑戦「加藤純一vs金ネジキ」Part37
『(誕生日に)金ネジキを叩き潰す。』【37回目】
(19:03〜配信開始)
https://youtu.be/mqzNTwkDi6Y
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2021/08/20(金) 19:52:24.01 ID:yjMnlwGCO
BW2配信前夜祭
「加藤純一vs金ネジキ」ラウンド38
『金ネジキを倒し、そして、泣く』
(19:09〜配信開始)
https://www.youtube.com/watch?v=wencW0HdRhQ
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2021/08/21(土) 19:14:10.43 ID:f6lB7iU0O
『ポケットモンスターBW2を
普通にやる。(ストーリー実況プレイ)初日』
(19:00〜配信開始)
https://youtu.be/DJ1Bw0axVAc
419 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:17:37.94 ID:apt/lXDT0
ドラパルト「ドラパ!」
ドラパルト ステルスポケモン ドラゴン・ゴーストタイプ
ツノの穴で暮らすドラメシヤを弾丸のように射出して攻撃
ドラメシヤはその瞬間を心待ちにしているらしい
恵磨『藍子選手の2体目はドラパルトです!』
ドラパルト ♂ Lv.?? すりぬけ
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/でんじは/みがわり
さみしがりなせいかく すこしおちょうしもの
持ち物:??
はぁと「ドラゴンかオバケか知らないけど、スウィーティーにしてやんよっ☆」
420 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:18:18.62 ID:apt/lXDT0
ハハコモリ「ハハッ!」
恵磨『ハハコモリ、勢いそのままにドラパルトに迫る!』
ズバンッ
ドラパルト「ドラパ……!」
藍子(……やっぱり躱しきれない。トリックルームが続いていた時のために「くろいてっきゅう」を持たせたのが、裏目に出ちゃってる)
藍子(いつものスピードは出せないと思って戦わなきゃ)
藍子「ドラパルト、構えて!」
ドラパルト「ドラパ!」ジャキッ
421 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:19:09.77 ID:apt/lXDT0
『あのドラパルト、まさか』
『ああそうだ。ラテラルジムでゼブライカを翻弄していた』
『またあの時みたいに姑息な手でも使うのかなあ』
藍子(……あの時とは違います。見ていて下さい、これがドラパルトの戦い方です!)
藍子「ドラゴンアロー!」
ドラパルト「ドラパ!」バビュン
恵磨『ドラパルト、頭の弾丸を勢いよく射出! なんとあれは進化前のドラメシヤというポケモンだそうです!』
ハハコモリ「ハハッ!!」
ズバババ
422 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:19:50.58 ID:apt/lXDT0
ドラメシヤA「ドラメ〜」バタンキュー
卯月「ああっ、ドラメシヤが!」
はぁと「うふん☆ まずは一匹☆」
ズギュン
はぁと「おっと後ろにいるのもバレてるぞ☆」
ズバババ
ドラメシヤB「メシャー」バタンキュー
瑞樹『挟み撃ちを仕掛けたみたいだけど、難なく対処されたわね』
はぁと「いいぞー☆ んじゃ本体を……んん!?」
フッ
未央「あれ、ドラパルトが消えてる!?」
423 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:20:36.86 ID:apt/lXDT0
はぁと「どこ行ったー? とにかく……ハハコモリ、気をつけて!」
ハハコモリ「ハハ――ハハッ!?」ビリリ
はぁと「え!?」
藍子「今です! ドラパルト、ゴーストダイブ!」
ドラパルト「ドラパ!!」フッ
ズドンッ
ハハコモリ「ハハ……」バタンキュー
恵磨『決まったー!! ハハコモリ、ダウンです!!』
ワァァァ
424 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:21:23.67 ID:apt/lXDT0
恵磨『先に追い詰められたのははぁと選手だっ!!』
瑞樹『今のハハコモリの挙動……どうやらマヒしていたみたいね。いつの間に状態異常にかかったのかしら』
はぁと「マヒ……って藍子ちゃん、今のどういうこと?」
藍子「さっきのドラゴンアローは、ただ注意を逸らすために撃ったんじゃありません」
藍子「ドラメシヤに『でんじは』をまとわせていたんです」
はぁと「でんじは……それで攻撃したハハコモリにマヒが移った」
はぁと「で、動けなくなったところをゴーストダイブで狙い打ち、ってこと?」
藍子「はい♪」
425 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:22:37.86 ID:apt/lXDT0
はぁと「……はあー。そんなのアリかよ。藍子ちゃんったらノースウィーティー……」
はぁと「なんてな☆ たしかに大ピンチだけど、はぁとのスウィーティー・レボリューションは、こっからが本番なんだから☆ 油断してたら飛ぶぞ☆」
藍子「最後の一匹は、やっぱり……」
はぁと「ピカチュウ、オンステージッ☆」ポンッ
ピカチュウ「ピカピカァ〜☆」
ピカチュウ ねずみポケモン でんきタイプ
頬に溜めてある電気を道具や武器に用いる
空を飛んだり波に乗ったりファッションを楽しんだりと、その生態は変幻自在だ
426 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:23:25.61 ID:apt/lXDT0
恵磨『はぁと選手、逆転のチャンスをエース・ピカチュウに託します!』
ザワザワ
『なんでピカチュウにあんな服着せてるんだ?』
『動きづらそう。あのトレーナー、ほんとに勝つ気あるのかしら』
藍子(あれ。ピカチュウ、服装が前と違う?)
藍子(青いドレスみたいな服だけど……)
マダムピカチュウ「ピカピカ?」
はぁと「そ、前にルミナスメイズの森で戦ったドラメシヤと同じ。今度こそスウィーティーにしてやりな☆」
マダムピカチュウ「ピカピカァ☆」
427 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:23:58.85 ID:apt/lXDT0
藍子「ドラゴンアロー!」
ドラパルト「ドラパ!」ズギュン
恵磨『再びドラゴンアローが迫りますが――』
はぁと「こうそくいどう!」
マダムピカチュウ「ピカ☆」
ヒョイッ ヒョイッ
恵磨『ピカチュウ、軽やかな動きで回避!』
瑞樹『同時に距離も詰めてきたわね』
428 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:24:38.92 ID:apt/lXDT0
はぁと「いっけえー! つららおとしーっ☆」
藍子「!?」
マダムピカチュウ「ピカピカァ〜☆」
ズドドド
恵磨『なんとピカチュウ、ここでまさかのこおり技! ドラパルトに効果はバツグンだぁー!!』
ドラパルト「ド、ドラ、パ……!」
恵磨『ドラパルト、なんとか持ちこたえましたがかなりのダメージ!』
卯月「ピ、ピカチュウがこおり技!?」
未央「そんなの聞いたことないよ!?」
429 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:25:16.89 ID:apt/lXDT0
はぁと「トドメの10まんボルトーっ!」
マダムピカチュウ「ピ〜カチュ〜☆」
バリリリリリ
恵磨『これは決まったかー!?』
瑞樹『……いえ、あれはみがわりだわ』
身代わり人形「」ボテッ
藍子「ふぅ……危なかった」
藍子(あのピカチュウ、強い。つららおとしだけじゃなくて、10まんボルトもすごい威力だ)
430 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:26:01.40 ID:apt/lXDT0
藍子(前に戦ったときはドレインキッスも使ってきたし……でんじはも通用しない。ドラパルトじゃ不利かも)
藍子「戻って、ドラパルト!」
恵磨『藍子選手、ここは無理をせず交代を選択!』
恵磨『最後の一匹は……』
藍子「ゴリランダー、お願い!」ポンッ
ゴリランダー「ゴリ!」
ゴリランダー ♂ Lv.?? 特性:??
ドラムアタック/グラススライダー/アクロバット/いやなおと
むじゃきなせいかく ちのけがおおい
431 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:26:38.17 ID:apt/lXDT0
パァァァァァ
瑞樹『藍子ちゃんもエースのゴリランダーで勝負するようね。そしてフィールドが一気に緑豊かになったわ』
はぁと「これは……グラスフィールド?」
藍子「はい。ゴリランダーの特性、『グラスメイカー』です」
藍子「そして……これがゴリランダーの戦い方です!」
ゴリランダー「ゴリ!!」ズギュン
はぁと「はやっ!?」
藍子「グラススライダー!」
ズドンッ
432 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:27:48.60 ID:apt/lXDT0
マダムピカチュウ「ピカッ……!」
恵磨『ゴリランダー、目にも止まらぬ速さでピカチュウに大ダメージ!!』
はぁと「いやん☆ よくもやってくれたな☆」
卯月「トリックルームにグラスフィールド……藍子ちゃん、自分に有利な環境をどんどん作っていってるね」
未央「うん。最初のトリックルームだけがあーちゃんのスタイルじゃないってことだね」
はぁと「けどグラスフィールドなら……いける。こっちも奥の手出せてもらうぞ! ピカチュウ!」
マダムピカチュウ「ピカッ」
はぁと「Let's・早着替え☆」
433 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:28:27.89 ID:apt/lXDT0
マダムピカチュウ「ピカピカッ☆」ピカーッ
藍子「わあっ!?」
恵磨『ピカチュウ、いきなり発光し出したぞ……眩しくて直視できないっ……!』
瑞樹『『フラッシュ』のようね。だけどここで目眩しをしてどうするつもりなのかしら』
はぁと「インテリモードにミラクルチェンジ☆」
バッッ
ドクターピカチュウ「ピカ」クイッ
はぁと「からの、エレキフィールドーーっ☆」
ドクターピカチュウ「ピカ……ピカッ!」
バリリリリリリ
434 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:29:12.70 ID:apt/lXDT0
恵磨『っと、ここでエレキフィールドが決まった! 駆け巡る電気の力で、緑が消えていく!』
恵磨『……おや、おやや!? ピカチュウ、いつの間にか服装が変わっているぞ!?』
瑞樹『メガネに白衣……まるで学者か医者みたいね』
藍子「そんな、グラスフィールドが!」
藍子(……こんなに早くフィールドを変えられるなんて。それでも!)
藍子「ゴリランダー、ドラムアタック!」
ゴリランダー「ゴリ!」ドンドコドンッ
ドクターピカチュウ「ピカッ」バリリリ
ズドォン
435 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:29:58.96 ID:apt/lXDT0
藍子(っ……エレキフィールドのせいで、10まんボルトがさらに強くなってる……!)
藍子(あのピカチュウ、やっぱり普通のピカチュウじゃない……!)
はぁと「これで準備はバッチリ☆ ピカチュウ、もう一度早着替えーっ!」
ドクターピカチュウ「ピカ」ピカーッ
藍子「うっ……!」
恵磨『ま、またも強い光がピカチュウを包みます……これは一体……?』
藍子(……さっきは青いドレスを着てつららおとし。今のはメガネと白衣を着てエレキフィールド)
藍子(あのピカチュウ、もしかして……)
バッッ
436 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:30:58.01 ID:apt/lXDT0
マスクドピカチュウ「ピカッッ!」
藍子「ふ、覆面!?」
はぁと「これが必殺の――」
マスクドピカチュウ「ピカッッ!」バッ
はぁと「スウィーティー・フライングプレスだぁーっ☆」
ズドォォォン
恵磨『こ、今度は覆面レスラーのようになったピカチュウから、フライングプレスが飛び出した!!』
恵磨『こおり技にかくとう技、このピカチュウ一体どうなってるんだぁ!!??』
はぁと「そう、これがはぁとのピカチュウが持つオンリーワンの特技」
はぁと「名付けて『おきがえピカチュウ』なのだあーっ☆」
437 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/21(土) 23:33:50.49 ID:apt/lXDT0
1回戦第2ラウンド 試合経過
藍子…×ヤドキング ドラパルト ゴリランダー
はぁと…×ラブカス ×ハハコモリ ピカチュウ
藍子のフェス限逃した…つらい
それはそうとプロデューサーの皆さんの聴覚が遂に浅利ちゃんの声を認識しはじめたそうで。おめでとうございます
来週ではぁと戦もおしまい
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/21(土) 23:37:39.16 ID:D+sXp0al0
乙 戦闘中にお着換え可能なのはいいな
そういえばドラパルトはドラメシヤがやられても冷静でいられるようになったんだね
439 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:18:30.67 ID:ckV0IbyK0
藍子「おきがえ……ピカチュウ?」
はぁと「そ♪ なんとはぁとのピカチュウは、着ている衣装によって違う技が出せるようになるのだ☆」
はぁと「衣装に込められたスウィーティーパワーが、ピカチュウに力を与えてる、そんな感じ? うん、そんな感じ☆」
はぁと「まあ細かいことは置いといて……ピカチュウ、かましてくぞー☆」
マスクドピカチュウ「ピカッッ!」
藍子「ゴ、ゴリランダー!」
ゴリランダー「ゴリ――」
ゴリランダー「!!」ビリリ
恵磨『ああっとゴリランダー、足元が痺れてうまく動けない!』
440 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:19:17.98 ID:ckV0IbyK0
はぁと「フライングプレース☆」
マスクドピカチュウ「ピカッッ!!」バッッ
ゴリランダー「ゴリッ!!」
ガキィィン
恵磨『ゴリランダー、ドラムでガード!』
藍子「そのままアクロバット!」
ゴリランダー「ゴリッ!」バシィ
瑞樹『ダメージは少ないけど、確実にカウンターを決められたわね』
卯月「だけどこのままじゃ……」
未央「うん。こうそくいどうでスピードも上がってるし、ピカチュウに攻め切られちゃう。なんとかしなきゃ……!」
441 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:20:09.42 ID:ckV0IbyK0
藍子「ドラムアタック!」
ゴリランダー「ゴリ!」ドンドコドンッ
はぁと「そんなもん10まんボルト返り討ちよ☆」
マスクドピカチュウ「ピカッッ!!」バリリリリ
はぁと「フライングプレース☆」
バッッ
ゴリランダー「ゴ、ゴリ!」
ガキィィン
恵磨『ピカチュウ、とにかく手数を増やして攻めまくる! ゴリランダーは防ぐのに手一杯だ!』
瑞樹『藍子ちゃん、グラスフィールドを上書きされてから、完全にテンポが狂ってしまっているわね』
442 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:20:52.96 ID:ckV0IbyK0
藍子(っ……このままじゃダメだ。状況を変えないと)
藍子(今はエレキフィールド……でんき技が強くなるだけじゃなくて、足元が痺れて身動きが取りづらい)
藍子(そんな状態で無理に接近したら、一方的にやられちゃうだけだ)
藍子(なるべく遠くから攻撃したいけど、向こうには10まんボルトがある。ドラムアタックじゃ打ち勝てない)
藍子(エレキフィールドの効果はもうすぐ切れるだろうけど、待っているような時間もない……)
はぁと「そろそろ観念してスウィーティーになれーっ☆」
マスクドピカチュウ「ピカッッ!!」バリリリリ
443 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:21:35.69 ID:ckV0IbyK0
ゴリランダー「ゴリ!」ドンドコドンッ
グワッ
恵磨『ゴリランダー、足元から生えたツタを利用し、上に逃げた!』
瑞樹『これはナイス回避ね。さあ藍子ちゃん、ここからどんな一手を打つのかしら?』
藍子「……やっぱり、こうするしかありません」
シュゥゥ
恵磨『ボールに戻した! ということは……!!』
藍子「キョダイマックスです、ゴリランダー!」
グンッッ
ゴリランダー「ゴリイイイイイ!!!」
444 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:22:19.96 ID:ckV0IbyK0
恵磨『藍子選手、ここでダイマックスを選択!! 姿が変わりましたが……これは先程のインテレオンと同じ、キョダイマックスの姿でしょうか!?』
瑞樹『これではぁとちゃんはフライングプレスを打ちづらくなったわね』
はぁと「出たなキョダイマックス☆ はぁともその力、使ってみたかったわ☆」
はぁと「けどダイマックスだけが全てじゃない! 壁は高いほど燃える! そうだろピカチュウ☆」
マスクドピカチュウ「ピカッ!」
藍子「一気に決めます……キョダイコランダ!」
ゴリランダー「ゴリイイイイイ!!」グワッッ
恵磨『おおっとおお!! ハードプラントのように巨大なツタが伸びてきて……』
ズドドドドド
445 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:23:13.43 ID:ckV0IbyK0
恵磨『一斉にピカチュウに襲いかかるうう!!』
瑞樹『すごい迫力だわ。土煙でフィールドが見えなくなっちゃった』
藍子「どうですか――」
……ミシッ
藍子「――!?」
はぁと「これがピカチュウのスウィーティーな最終形態……」
バキイイイッ!!
はぁと「ハードロック・モードだあーっ☆」
ハードロックピカチュウ「ピカッチュウ!!」
446 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:24:14.87 ID:ckV0IbyK0
恵磨『な……なんということだ! 襲い来るツタを粉々にして、ピカチュウが飛び出してきたああ!?』
瑞樹『それにまた服が変わったわ。まるでロックスターね』
ワァァァァァァァ
『キョダイマックス技を力でねじ伏せるなんて……』
『あんな馬鹿力なピカチュウ、見た事ねえ……!』
はぁと「やっぱりスウィーティーな気持ちは、直接、ストレートに届けないとな☆」
はぁと「つーわけで腹括れよ♪ スウィーティー・コメットパーンチッ☆☆」
ハードロックピカチュウ「ピカッチュウ!!」
ズドォォォン
447 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:25:22.23 ID:ckV0IbyK0
藍子「わあっ……!?」
恵磨『と、とてつもない威力だ! ゴリランダーもよろめいているぞ!?』
卯月「す、すごい。まだあんなパワーが隠されていたなんて……」
未央「あーちゃん……!」
はぁと「これでトドメだあーっ☆」
ハードロックピカチュウ「ピカッチュウ!!」
ゴリランダー「ゴ……ゴリイイイ!!!」ガキィィン
恵磨『ゴリランダー、なんとか体勢は立て直したようですが……』
瑞樹『なるほど。ダイマックスすると身体が大きくなる分、予備動作も大ぶりになるのね』
瑞樹『攻撃スピードはピカチュウの方が上。それにあれだけの威力も相まってとなると、優勢なのはどちらか……言うに及ばないわね』
448 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:26:28.51 ID:ckV0IbyK0
恵磨『では、勝負の行方は――』
瑞樹『……どうかしら。それは最後までわからないわ』
はぁと「10まんボルトーっ☆」
ハードロックピカチュウ「ピカッチュウ!!」バリリリ
藍子「ツタで防いで!」
ガキィィン
藍子(……やっぱり。今の攻撃でわかった)
はぁと(ピカチュウ、ガソリン切れが近いなー。ここまで気を抜く暇なんてなかったし、そりゃキツいわ)
藍子・はぁと(最後は……力と力の勝負!)
449 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:27:13.69 ID:ckV0IbyK0
藍子「ゴリランダー、もう少しだけ頑張って……キョダイコランダっ!」
ゴリランダー「ゴリイイイイイ!!」グワッ
はぁと「また大技……けど、これを突破すれば!」
はぁと「うおおー! スウィーティー・コメットパーンチッ☆」
ハードロックピカチュウ「ピカッチュウウ!!」
ズドォォン ズドォォン
恵磨『迫り来る巨大なツタを、ピカチュウの拳が貫いていく!!』
はぁと「これが、はぁと達の……スウィーティーだああっ!!」
ズドォォォン
450 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:28:13.52 ID:ckV0IbyK0
藍子「絶対に……負けません!」
グンッッ
はぁと「あとちょっと……!」
ズドォォン
ハードロックピカチュウ「ビッ……」
ヨロッ
はぁと「……っ」
はぁと「ここまで、かぁ」
ズドドドドド
恵磨『最後は総力を尽くしての攻防になりましたが、勝ち残ったのは――』
ハードロックピカチュウ「ピカ……」バタンキュー
451 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:29:04.37 ID:ckV0IbyK0
恵磨『藍子選手とゴリランダーだあああ!!!』
ワアアアァァァ
藍子「……ふうっ……」
はぁと「ピカチュウ、お疲れ。服、こんなボロボロになるまで頑張ってくれて……ありがとな」
藍子「……はぁとさん」
はぁと「藍子ちゃん、おめでと♪ めちゃくちゃ強くてビックリしちゃった☆」
はぁと「ま、初めて会った時からそんな気はしてたけど。やぁん、はぁとったら慧眼☆」
はぁと「……あの時の出会いが、こんなところまで続くなんてね」
藍子「はい。本当に不思議な気持ちです」
452 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:30:06.04 ID:ckV0IbyK0
藍子「はぁとさん。あの時言っていましたよね。ポケモンを持つことと変われること――その2つを繋ぐ何かがあるんじゃないかって」
はぁと「……うん」
藍子「私、今ならそれがなんなのか、答えられます」
藍子「出会い、だったんだと思うんです。ポケモンと一緒に旅に出て、私はたくさんの人に出会えました」
藍子「この人みたいになりたい、変わりたいって憧れるような、素敵な人にも出会えました。もちろん、はぁとさんにも」
藍子「今の私がいるのは、その人たちのおかげです。そして、そんな人たちと巡り合わせてくれた、ポケモンのおかげです」
453 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:31:33.40 ID:ckV0IbyK0
藍子「はぁとさん。私はこのトーナメントで、凛さんを倒します。私は変われたって、証明したいんです。応援、してくれますか?」
はぁと「するに決まってんだろ☆ そんだけ強い気持ちがあれば、絶対に大丈夫。はぁともとびっきりスウィーティーなエール、送ってやるよ☆」
グッ
恵磨『1回戦第2ラウンド、激戦を勝ち抜いたのは藍子選手でした!!』
はぁと「……さて、負け組はとっとと去るとしますか」
はぁと「……んっ?」
パチパチパチパチ
454 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:33:00.31 ID:ckV0IbyK0
『はぁと選手、カッコよかったぞー!』
『イロモノとか言ってごめんなー! すげえド根性だったぞー!』
『ピカチュウちゃんの服もステキだったわー! お疲れ様ー!』
はぁと「……もう、誰か一人くらいスウィーティーだったとかカワイかったとか言ってくれたっていいだろ☆」
はぁと「……マリナル。はぁと、やっとスタートラインに立てたよ。ちゃんと見てたか?」
「……ええ。たっくさん勇気、もらったわ」
「私たち、まだまだこれからが花盛りだもの。ね、心」
455 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/08/28(土) 21:36:11.77 ID:ckV0IbyK0
1回戦第2ラウンド 試合終了
藍子…×ヤドキング ドラパルト ゴリランダー
はぁと…×ラブカス ×ハハコモリ ×ピカチュウ
気づいたらはぁとにめちゃくちゃ感情移入してた。もしかしたら今回の登場人物のなかで一番好きかもしれない
次回は幕間をお届けします
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/28(土) 21:45:09.97 ID:kLAIJN1R0
乙 流石にキョダイマックスピカチュウまではなれなかったか
457 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/09/04(土) 22:31:01.64 ID:F10evzFV0
1回戦終了後 スボミーイン
リーグスタッフ「それではごゆっくりお休みください」
ガチャン
凛「……ふう」
凛(まずは無事に1回戦突破。藍子も苦戦していたけど、ちゃんと勝ち上がってこれたみたいだね)
凛(2回戦に進出したのは、私と藍子、聖來さん、そして奏)
凛(組み合わせはまだ発表されてないけど、もしかしたらここで藍子と戦うことになるかもしれない)
凛(トリックルーム……どうやって攻略しようか)
凛「………………」
凛「なんだか、落ち着かないな……」
458 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/09/04(土) 22:31:36.94 ID:F10evzFV0
ロビー
凛「……あ」
藍子「! 凛さんっ!」
藍子「あの、ええと……久しぶり、ですね」
凛「そうだね。……」
藍子「…………」
凛「な、なんか恥ずかしいな。前はずっと一緒にいたはずなのに」
藍子「実は私も、です……」
459 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/09/04(土) 22:32:28.95 ID:F10evzFV0
??「どーしたの、二人ともっ!」
藍子「あ……」
凛「聖來さん。どうしたの?」
聖來「いやー、ちょっと身体を動かしたくなっちゃってさ」
聖來「それより、なんでそんなに気まずそうにしてるの? もしかしてケンカした?」
凛「いや、そうじゃないけど」
藍子「そっか、聖來さんは知らないんですね」
藍子「実は私たち、今までずっと別々に行動していまして」
カクカクシカジカ
460 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/09/04(土) 22:32:54.82 ID:F10evzFV0
聖來「そうだったんだ。早とちりしちゃってゴメンね」
聖來「でも、久しぶりに会った友達と何から話せばいいのかってなる気持ちは、あたしもわかるなー……」
藍子「……何から話せばいいのか」
藍子「そうだ、そういうことだったんですね」
聖來「?」
藍子「うまく言葉が出てこないのは、話したいことがたくさんあるから。だから、この戸惑いのような気持ちは……嬉しいって意味だったんですね」
藍子「凛さん。久しぶりに会えて、私、すごく嬉しいですっ」
461 :
◆7P/ioTJZG.
[saga]:2021/09/04(土) 22:34:07.69 ID:F10evzFV0
凛「そう面と向かって言わないでよ……照れるじゃん」
凛「でも、私も嬉しいよ」
凛(……気のせいかな。藍子、なんだか目つきが変わった気がする)
聖來「あははっ。本当に仲良しだなあ」
聖來「ところで、どうして二人はロビーにいたの?」
凛「部屋に一人でいると落ち着かなくてさ。それで気晴らしにロビーまで降りてきたんだ。藍子は?」
藍子「私はホテルの前で、亜季さん……凛さんと別れた後に知り合った人なんですけど。その人と電話しながら、ポケモンの調子を見てもらっていました」
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