ジャイアン「おいスネ夫!>>3しようぜ!」

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32 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/26(金) 21:37:20.35 ID:ugO3XeR10
ごめん、ちょっと用事あるからもう離脱するわ。
結構見てくれてて嬉しいよ。マジで誰もレスしないとかも覚悟してたから。クスリネタ多いけどな。
みてるぞレスありがとう、じゃまた明日
33 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/26(金) 21:38:10.37 ID:ugO3XeR10
>>31レスしてくれたのにすまんな、明日絶対やるわ
34 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 14:01:04.52 ID:yTMycg8f0
スネ夫「でも、ちょっとだけ……一回だけなら……」

スネ夫「……」ゴクリ

スネ夫「大丈夫だ。僕なら依存なんてしない。こんなちょびっとの薬なんかに脳が破壊されるわけないじゃないか」

スネ夫「僕は賢いんだ。僕はちゃんと理性のあるやつだ。のび太とは違うんだ」

スネ夫「……これ、どこに注射すればいいんだ」

スネ夫「よくわかんないけど、腕でいいか」

スネ夫「……」プツ

スネ夫「っ!!!」

スネ夫(この瞬間僕を今まで感じたことのない快感が襲った)

スネ夫(オナニーなんかとは比べ物にもならない。世の中にこんな快楽を味わえるものが存在したのか)

スネ夫(まるで僕の背中から翼が生えているようだ)

スネ夫(しかも今まで抱えていた疲れがどこかへ飛んで行ってしまったようだ)

スネ夫(なんだか頭が冴えてきた、今の僕なら何でもできそうな気がする)

スネ夫「すごい……」

ジャイアン「あーあ、やっちまったか」

スネ夫「ジャ、ジャイアン!?」
35 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 14:12:54.90 ID:yTMycg8f0
スネ夫「ジャイアン、えっと」

ジャイアン「心配すんな。勝手に使ったことなんて気にしてねえよ。それよりお前、俺を『使う』側だと思ってなかったか?」

スネ夫「……?」

ジャイアン「山中、最近学校来ないだろ」

スネ夫「……あっ、まさか」

ジャイアン「そう、俺は『売る』側だ」

スネ夫「……えっ、マジで!?」

ジャイアン「さっきアンパン落としただろ。あれはマジで焦ったが、そっからは全部わざとだ」

スネ夫「どういうこと?」

ジャイアン「もしやカモじゃないかと思ってな。お前最近ストレスとか溜まってそうだし」

スネ夫「そっか。じゃあジャイアンのおかげなんだね!ありがとう!!こんなにいいもの初めてだ、まるで世界が変わったみたい」

ジャイアン「おうそうかそうか。まあいつまでそう言ってられるか」

スネ夫「何言ってるんだよ、今の僕ならなんでもできそうだ!依存なんて平気さ」

ジャイアン「あ、そう。じゃあ俺はもう帰る」

スネ夫「えー?ホラゲ実況は?」

ジャイアン「また今度だ」
36 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 14:19:16.64 ID:yTMycg8f0
〜翌日〜

スネ夫「……」

スネママ「スネちゃま、本当に学校行かないザマスか?」

スネ夫「うん……」

スネママ「そうザマスか……」

スネ夫(なんだろう。体がすごくだるい)

スネ夫(まるで魔法が解けたみたいだ)

スネ夫(それに、何を食べてもおいしくない)

スネ夫(その上さっきからずっとパトカーのサイレンみたいなものが聞こえる)

スネ夫(外を見ても何も走ってないし、もしかして幻聴ってやつかな)

スネ夫「……あの薬」

スネ夫「あの薬があれば」

スネ夫「あの薬がほしい」

スネ夫「そうだ、ジャイアンのところに行こう」

スネ夫「ジャイアンにあの薬を売ってもらおう」

スネ夫「ジャイアン……」
37 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 17:50:27.57 ID:yTMycg8f0
〜ジャイアン宅の前〜

スネ夫「……よく考えたら今、学校だよね」

スネ夫「はぁ……帰るかな」

ジャイアン「スネ夫」

スネ夫「ジャイアン!なんで?」

ジャイアン「『友達』が困ってるだろ。学校なんてそれに比べれば安いもんだ」

スネ夫「ジャ、ジャイアン」ウルウル

ジャイアン「それより、あの薬欲しくなったんだろ」

スネ夫「うん、あれ売ってよ。ほらこれ僕のお小遣い」

ジャイアン「おうよ。あーそうだ、お前自分の注射器も買えよ」

スネ夫「あ、そうか!ありがとうジャイアン」

ジャイアン「おう!なんたって俺たちは『友達』だろ」

スネ夫「うん!」

ジャイアン(あはははははは!!!まさかこんなに楽にヤクに足つっこませられるとは思わなかったぜ!こいつ金持ってそうだから前から目つけてたんだよな。これでしばらく荒稼ぎできるぜ!まあこいつがポリに捕まればそれでおしまいだけどな!いやー、思い通りになりすぎて笑えてくるぜ!)

ジャイアン「これからも俺たち、ずっと『友達』だぜ、ずっとな……」

おわり
38 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 17:52:37.96 ID:yTMycg8f0
じゃ、2周目やりますか



のび太「ドラえもん!>>40やろうよ!」

ドラえもん「えぇ〜、そんなことやるのかい?」

のび太「そうだよ!面白そうでしょ!」

ドラえもん「まあそうかもしれないけど……」

安価>>40
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 18:12:37.71 ID:8OgMVJ4V0
強盗
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 18:20:20.30 ID:SZKbX7cR0
ハンドボール
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 18:20:24.85 ID:nDBneeNaO
YouTubeで生配信
42 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 18:26:56.86 ID:yTMycg8f0
ドラえもん「ハンドボールって、頭数足りないじゃないか」

のび太「じゃあフエルミラーとか使って僕7人対ドラえもん7体にしようよ」

ドラえもん「……面白そうだけど、僕はロボットだし君は運動センスクソゴミだし明らかに僕が勝つじゃないか」

のび太「うーん、じゃあドラえもん何かハンデつけてよ」

ドラえもん「ハンデ?」

のび太「そう。割と重いやつで」

ドラえもん「あんまりムチャクチャなのは無しね」

ハンデ何にする? 安価下
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 18:30:52.54 ID:nDBneeNaO
[たぬき]は五人で
44 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 18:41:08.68 ID:yTMycg8f0
ドラえもん「僕は5人ね。いいよ、思ったよりマトモでびっくりしたけど」

のび太「じゃあ増やしてよ」

ドラえもん「はいはい」フエルミラー

ドラ1(本体)「うわ、せまいっ」

ドラ2「おい君、邪魔だよ」

ドラ3「なにを、邪魔なのは君の方だ」

ドラ4「うるさいなあ、ケンカはやめろよ」

ドラ5「みんな気が立ってるなぁ」

のび1(本体)「あ、君右と左が逆だよ!ははっ、変なの」

のび2「なに言ってるんだ、逆なのは君の方じゃないか」

のび3「そうだそうだ、君以外ののび太は全員こっちだぞ。逆なのは君だ」

のび1「……えぇ?そっか、そうだったのかぁ。うん、ごめんねのび太」

のび2「いいんだよのび太、自分の間違いがわかれば」

ドラ1〜5「……」アチャー

のび4「うわっ。君、頭臭いぞ」

のび5「は?君の口臭でしょ。何でもかんでも人のせいにするなよ」

のび6「なんか口が悪いのび太がいる」

のび7「もうめちゃくちゃだよぉ」

ドラ1「っていうか、どこでやるの?」

のび1「えーと……」

どこでやる? 安価下
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 18:45:12.60 ID:y13LricAO
裏山
46 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 18:47:05.09 ID:vqd7J4ZB0
ごめんメシ食ってくるわ
お前らたくさんレスしてくれてサンキューな
47 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 19:41:32.86 ID:vqd7J4ZB0
〜裏山〜

ドラ1「さて、みんないる?」

ドラ2「えーと1、2……うん、5人いる」

のび1「あ、僕も数える!えーと1、2、3、4」

のび2「おやつの時間は?」

のび1「3、4……っておい!わかんなくなっちゃったじゃないか!」

のび2「あははは」

のび3「うーん、じゃあ点呼しようよ点呼」

のび4「わかった!1!」

のび5「君は4だろう!自分の立場をわきまえて行動しろ!」

ドラ3「あれがのび太君の抑圧された人格……」ヒソヒソ

ドラ4「普段割と温厚だからねぇ」ヒソヒソ

のび6「えっとじゃあ6!」

のび5「なんで6が最初に言うんだよ!頭悪いのか君!」

のび7「……」ビクッ

ドラ5「なんだこれ」
48 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 19:49:20.19 ID:vqd7J4ZB0
ハンドボール全然知らんから細かいところは勘弁な


審判ミニドラ「これより試合を始めます、礼」

全員「お願いします!!」

ドラ1「いよぉし気合入れていこう!」

ドラ2〜5「よっしゃあ!!」

ドラ1「ゴールキーパーは僕がやろう」

のび1「おお、気合入ってるなぁ。よーし、じゃあ行くよみんな!えいえいおー!」

のび5「へっ、くだらねえ」

のび2「なんで5はあんなんなってんだろう」

のび3「さあ。同じのび太のはずなんだけどね」

のび4「えっと、えいえいおー」

のび6「あ、ちょうちょ」

のび7「だ、ダメだよフラフラしちゃ」アタフタ

のび1「……あ、絶対勝てないなこれ」
49 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 20:02:22.53 ID:vqd7J4ZB0
ドラ2「はぁ!」ドシュッ

のびs「うわー」

ミニドラ「……」ピピー

のび2「あー、ちょっと油断しちゃったわー」

のび3「うんうんちょっとねちょっと」

ドラ3「やっ!」ドシュッ

のびs「わー」

ミニドラ「……」ピピー

のび5「……チッ、クソが」

のび7「……」ビクビク

ドラ4「たー」ドシュッ

のびs「あー」

ミニドラ「……」ピピー

のび4「えっと、みんなドンマイ!これからこれから!」

のび6「あ、あの雲穴あけパンチに似てる」

のび1「ダメだこりゃ……ちょっとタイム!!」

ミニドラ「……何だい」

のび1「さらにハンデだ!のび太チームに一つひみつ道具を使っていいってのはどう?」

ドラ2「えぇ……そんなんやりようによっちゃ勝ち確じゃん」

ドラ3「そうだそうだ!勝てないからって!」

ドラ4「横暴だ!」

ドラ5「反対反対!」

ドラ1「まあ待つんだ君たち」

ドラs「!!」

ドラ1「このままじゃつまらない、どうせのび太だしそのくらいやらせたっていいじゃないか」

ドラ2「……本体がそう言うなら」

ドラ3「うん、本体だしな」

ドラ4「じゃ仕方ないか」

ドラ5「まあでものび太だしね?そんなうまい道具思いつかないでしょ」

のび1(フフフ……甘いなドラ5!僕にはとっておきのアイデアがあるのだよ、はっはっは!)

道具何にする? 安価下
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 20:05:04.12 ID:SZKbX7cR0
タンマウォッチ
51 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 20:20:04.92 ID:vqd7J4ZB0
>>49×「のび太チームに一つひみつ道具を使っていい」
  〇「のび太チームは一つひみつ道具を使っていい」
  誤字すまん


ドラs「いや最強じゃねえか!」

ドラ5「……どくさいスイッチとか言われるかと思った」ヒソヒソ

ドラ4「あー、それだったらヤバかったね」ヒソヒソ

ドラ3「どうすんの、リーダー」

ドラ2「そうだよ、なんか戦術とかあんの」

ドラ1「……」

のび3「やるじゃん本体!」

のび4「うん!見直したよ」

のび6「えー?今何やってんの?」

のび7「えっとね、ひみつ道具をね」アタフタ

のび5「ケッ……ショックガンとか取ってこいよ」

のび1「やめてよ、物騒な」

のび2「よっしゃあ!これで勝ちだ!」

のび5「おいおいそういうこと言っちゃうから!」

ドラ1(フフフ……)
52 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 20:23:40.83 ID:vqd7J4ZB0
ドラ1(甘いな、のび太君……僕にもとっておきの秘策があるのだよ)

ドラ2「ねえ本体!どうすんのこれ」

ドラ1「まあ待ちなって。僕に考えがある」

ドラ3「……ほう?」

ドラ1「審判!」

ミニドラ「今度は何だね」

ドラ1「>>53
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 20:25:28.33 ID:RWJihAPc0
もしもボックス
54 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 20:33:32.89 ID:vqd7J4ZB0
ドラ1「もしもボックス」

全員「ッ!?」

ドラ1「さすがに不公平だろう。こちらも一つ使うから、あちらはそうだな……もう三個増やしてもいい」

のび5「バカにしやがって!もしもボックスなんて、そんなの反則じゃねえか!」

ドラ2「いやいや、先にひみつ道具使わせろって言ったのそっちでしょ」

ドラ3「自分で蒔いた種じゃん?」

ドラ4「そうそう、墓穴掘ったねー」

ドラ5「あははは」

のび2「どうすんの本体〜もうあれはダメだよぉ〜」

のび7「ああ……所詮僕たちはのび太……ハンドボールでも勝てないんだ……」

のび1「……みんなで知恵を出し合おう!」

のび4「えっと、うん!僕もそれがいいと思」

のび5「は?全員自分だろ。何がみんなだよ」

のび6「……」ボー

のび3「はい解散解散。無理無理」

のび1「くそう……だったら僕が決めるよ!審判!>>55>>56>>57!」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 20:34:31.56 ID:aT/xtq5po
あらかじめ日記
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 20:35:25.94 ID:RWJihAPc0
どくさいスイッチ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/27(土) 20:36:08.29 ID:y13LricAO
ビッグライト
58 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 20:48:41.82 ID:vqd7J4ZB0
のび1「あらかじめ日記、どくさいスイッチ、ビッグライト!」

ドラ1「あー!どくさいスイッチって絶対さっきの話聞いてたじゃん!もう、5!」

ドラ5「いやこれは普通にごめん」

のび5「無敵砲台だろ常識的に考えて……」

のび2「君だけさっきから殺し合いしようとしてない?」

のび3「ふーん、4はどう思う?」

のび4「えっ、僕!?えーと、うん、いいと思う」

のび6「あの雲は大腸に見えるなぁ」

ドラ3「さてもしもボックスでのび太チームのひみつ道具全部消え失せるって言わなきゃ」

のび2「おーーい!!今使っちゃダメでしょ!」ガシッ

のび3「そうだぞ!卑怯だ!」ガシッ

ドラ3「はっ、離せぇ!邪魔だよ!」ジタバタ

のび7「これハンドボールだよね。忘れてないよねみんな」
59 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/27(土) 20:49:42.76 ID:vqd7J4ZB0
ちょっと早いけど今日は終わり
明日朝早いんだよな、じゃあまた明日
60 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/28(日) 17:35:44.43 ID:yl3Y4iao0
ミニドラ「それでは試合……開始ッ!!」

のび5「オラァ!」ポチッ

ドラ2「うおおお!!」ガチャ

のび5「ドラえもん2〜5は……」

ドラ2「もしものび太2〜7が……」





「消えろッ!」

「消えたらッ!」

ドォォォォン!
61 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/28(日) 17:53:26.04 ID:yl3Y4iao0
のび2「……あれ?」

ドラ4「……あれ?」

のび3「どういうことだ!?僕ら誰も消えてないぞ!」

ドラ5「し、審判!道具に何か細工でも!?」

ミニドラ「フフフ……『あらかじめ日記』」

ドラ3「………………いやどれかののび太!日記見ろよ!」

のび4「あっごめん!えっと、『〇月×日日曜日、どくさいスイッチともしもボックスは効力を失う』……!?」

のび5「おい!これは君の仕業か!」

ミニドラ「その通りさ。僕が審判権限で書いた」

ドラ3「なんだとう……権力の乱用だ!」

ドラ5「そうだそうだ!なんでこんな事を!」

ミニドラ「なんで、って……つまらないじゃないか、ひみつ道具の早押し対決なんて。ハンドボールをやってるんだろう、君ら」

のび1〜6、ドラ1〜5(あッ!そうだった!)

のび7(えマジ?みんな分かってなかったの?いや嘘でしょ?)

ミニドラ「それに、見てる人だって退屈だ」

全員(見てる人?)

ミニドラ「そういうことだ。わかったら試合を再開してくれ。ちなみにあらかじめ日記も強すぎるからダメだ」ヒョイ

のび4「あっ」

ドラ1「……いいだろう。僕らはハンドボールをやってるんだ。道具なんて無くてもどうということはない」

のび1「えーと、じゃあ仕切り直しで」

ミニドラ「それじゃ……試合、再開ッ!」
62 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/28(日) 19:40:23.47 ID:yl3Y4iao0
のび2「はっ、3!パス行くよ!」ポーン

のび3「よし!」パシッ

のび4「次こっちこっち!」

ドラ2「させるか!」バッ

ドラ3「はっ!」バッ

のび4「わっ!ちょっと3早く投げなきゃ!」

のび3「そんなこと言ったって……」

のび1(劣勢だな……)

のび1「そうだ!『タンマウォッチ』!」カチッ

ドラ2、3「ッ!?」

ドラ2(やばい、完全に忘れてた!)

ドラ3(くっ、どうしよう!)

のび3「助かった!ヘイ4!」ポーン

のび4「オッケー!」パシッ

のび4「6!シュート!」

のび6「え?」

のび4「いやだからシュートして!」ポーン

のび6「うん」パシッ

ドラ5「させるかああ!!!タックル!」ドドドドドド

のび6「わあ」ヒラリ

のび1(あいつ、意外と強いのかな)

のび6「えい」ポーン

ドラ1「ふっ、こんな球!」

のび1「あっ、タンマ!」カチッ

のび5「って、ボールも止まってるじゃないか!ダメじゃんよ!」

のび7「いや、そうでもない!あれは音ゲーでポーズしてからだとタイミングがずれるやつ!そうだよね、1!」

のび1「え、あ、うん、まあ、そうだね」

のび3「そうだったのか!さすが本体!よっしゃ行け1!」

のび1「よし……」

ドラ1(くそう、自分で再開できない分音ゲーより分が悪い)

のび1「今だ!」カチッ

ドラ1「……くっ!届かない!」

ミニドラ「……」ピピー

のびs「やったぁ!!!」

のび1「やっと一点取れたね!」

のび4「うんうん!この調子で行こう!」

のび5「いやまだ2点差あるから」

のび2「そう言うなよ5」

のび3「じゃ、この感じ忘れずにね」

のび6「……」

のび7「えっと、やったね6」

のび6「はぁ。うん。ありがとう」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/28(日) 20:27:11.74 ID:zMHgiLpdO
ビッグライトでのび太の一人大きくしてゴール全部足で埋めてしまえば負けることはないんだよなあ
64 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/02/28(日) 21:30:27.11 ID:yl3Y4iao0
今日あんま更新できんくてすまんな
明日あたり2周目は完結させようと思う
ほなまた
65 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 17:50:27.59 ID:OfE9h1t10
>>63ハンドボールは足使っちゃいけないんや


ミニドラ「……」ピー

ドラ5「はっ!」ポーン

ドラ2「オッケー!」パシッ

ドラ3「ヘイこっちこっち!」

のび1(よし、3をタンマしてやろう)

ドラ2「……」チラッ

ドラ4「……」グッジョブ

ドラ2「3!行くぞ!」

のび1「タンマ!」カチッ

ドラ3(フフフ、所詮はのび太君さ)

ドラ2「はっ!」ポーン

ドラ4「ヘイ!」パシッ

のび1「なにっ!?そっちか!」

ドラ4「うおおお!!!!」ドドドド

のび2「うっ、行かせるかぁ!」バッ

のび3「そうだそうだ!」バッ

のび4「よし、3人に勝てるわけないだろ!」バッ

ドラ4「……」ピピピピピ

ドラ4「見切ったッ!」シュバッ

のび2〜4「な、何だとぅ!?」

のび5「くそっ、何やってるんだ!タックル!」ドドドド

ドラ4「遅いわ!」ヒラリ

のび5「くっ!おい7!」

のび7「え!?僕!?」

ドラ4「5!!行くぞ!!」ポーン

のび7「う、え、えい」ピョン

ドラ5「キャッチ」パシッ

のび5「7……」

のび7「ご、ごめん」

のび6「……」ボー

のび5「おい1!もうキーパーのお前しかいない!何としても防げ!」

のび1「えー!?防げって……あっ、そうだ!ビッグライト!」ピカー

ドラ5「何ぃ!?手でゴールを埋めた!くっ」バシュッ

のび1「へへーんだ!」ガード

ドラ5「ふっ、中々やるなあ」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 17:58:43.85 ID:Cey9DRW6O
>>65
大きくするのは手でもいいのでは?
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 17:59:14.12 ID:Cey9DRW6O
って手で防いでた
68 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 21:15:06.83 ID:OfE9h1t10
のび1「……ってスモールライトも何もないから戻せないよ!ちょっと審判!タイムタイム!」

ミニドラ「なんだい」

のび1「スモールライト貸して」

ミニドラ「嫌だね」

のび1「なんで!」

ミニドラ「君はスモールライトを使うとは言わなかった。これはルールに反するね」

のび1「じゃあこのままでいろって言うの!?」

ミニドラ「こうなることを予知せずにビッグライトだけを頼んだ君の落ち度だ」

のび1「そんなのないよぉ……」

ミニドラ「さあ、再開だ」ピー

ドラ3「4!」ポーン

ドラ4「まかせろ!」パシッ

のび2「……さっきからパスもせずにずっとドリブルしてるけど、何する気だ?」

ドラ4「はぁぁぁぁ……」

のび3「ボ、ボールが浮いてる!」

ドラ4「……『ガニメデプロトン』ッ!」ドゴォォォォ

のび7「超次元ハンドボールだー!?」

のび1「え!?いや死ぬ死ぬ死ぬ!!あんなの喰らったら死ぬって!」

のび4「頑張って1!そのデカい手で!」

のび1「いやいやいやいや!!!できることとできないことがってうわぁ!」

ドラ4「うおおおおお!!!!」

のび1「ぐぐぐぐぐ……」ズザザザ

のび1「うわああああ!!」バシュゥゥゥゥ

ミニドラ「ゴール」ピピー
69 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 21:24:05.44 ID:OfE9h1t10
ドラ2「何今の」

ドラ4「最近アニメ見て覚えた」

のび1「審判これさすがに反則では!?」

ミニドラ「得体の知れないビームを撃ってはいけないなんていうルールはない。よってセーフ」

のび1「ない!?ないの!?いや何かしらの形であるだろ絶対!!」

ミニドラ「うるさいな、だったら君たちもやればいいだろう」

のび7「できないでしょ!?僕ら人間だよ!?」

のび5「なんだ、やって良かったのか」

のび7「え!?そういうもんなの!?やろうと思ってできるもんなの!?」

のび6「先に言ってよ」

のび7「6まで!?」

のび3「そうと分かれば俄然やる気が出てきたな」

のび7「えぇ!?」

のび2「よっしゃ気合入れ直そう」

のびs「おう!」

のび7「え?できないの僕だけ?マジ?」
70 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 21:47:58.77 ID:OfE9h1t10
ミニドラ「再開」ピー

のび2「うおおお!!『メガトンヘッド』!」

のび7「早速だー!!」

ドラ2「よぉし、1に手を煩わせるまでもない!『ゴッドハンド』!!」

のび7「定番のやつ!!これゴール以外で使うところ見たことない!!でもこれはハンドボール!!逆に足を使ってはいけないスポーツ!!普通のシュート技は逆に使えない!!」

ドラ2「うっ、意外とやるな!」バキィィ

ドラ3「僕に代われ!『マジン・ザ・ハンド』!!」

のび7「円堂の技パート2!?いや違う、色が青いから立向居バージョンだ!なんでそっちにしたんだ!」

ドラ3「止めたぞ!」バシィィィ

のび2「うっ、中々やるね」

ドラ3「それじゃこっちから行こう!『皇帝ペンギン1」

ドラ5「ダメだ3!足使っちゃいけない!」

のび7「わざわざ1号を使おうとしたのは中二心かぁ!?でもカッコいいよねあれ!」

ドラ3「はっ、そうだった!えーとじゃあ『正義の鉄拳』!!」

のび7「出たぁ!ほとんど使われなくなったやつ!!」

のび5「僕に任せろ!!『バーニングキャッチ』!!」

のび7「それだけは絶対にダメだぁ!!絶対止められない!!」

のび5「うわああ!!」ドォォォン

のび3「よしきた、『フェンス・オブ・ガイア』!!!」

のび7「悪い流れだ!!非常に良くない!!!」

のび3「うわあああ!!!」バキィィィ

のび4「えーと、『無頼ハンド』!!」

のび7「何やってんだーーー!!!!」

のび4「うわああああ!!!」バキィィィ

のび2「じゃあ、『真・ゴッドハンドX』!!!」

のび7「この流れだとあんまり強くなさそうに見えてしまう!!!でもこれは強いぞ!!無印のラスボスが使ってた技だし!!」

のび2「よし!!!」ガシィィィィィ

ドラ3「何ぃ!!」

のび7「いいぞぉぉぉ!!やっちゃえぇ!!!」
71 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 21:51:39.13 ID:OfE9h1t10
〜40分後〜

のびs「はぁ、はぁ……」

ドラs「はぁ、はぁ……」

ミニドラ「えーでは結果発表。41対39で>>73の勝ち」

勝ったのはどっち?>>73
72 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 22:04:12.80 ID:OfE9h1t10
やっぱ安価来ない……
あ、これ踏み台で
じゃ今日のところはおやすみ
明日には完結できるよな流石に
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/01(月) 22:05:59.24 ID:s8QK120uO
のび
74 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 22:06:43.93 ID:OfE9h1t10
>>73安価ありがとう
じゃこれだけやっちゃうわ
75 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 22:25:01.36 ID:OfE9h1t10
ミニドラ「41対39でのび太チームの勝ち。気をつけ、礼」

全員「ありがとうございましたぁ!」

ドラ2「いやあ楽しかったなぁ!」

のび3「うん!やって良かったよ」

のび2「途中から超次元だったけどねー」

のび7(自覚あったんだ……)

ドラ3「あの真ゴッドハンドX良かったよ」

のび2「そう?ありがとう!いっぱい練習したからね」

ドラ5「しかし、あそこで絶ゴッドハンドXに進化するとはねぇ」

のび4「あのくだり完全に三国先輩だったもんね」

のび5「しかし、まさか6が化身使えたとはなぁ」

のび6「みんなやってるからやってみたらなんかできた」

ドラ4「いやすごいな」

のび1「……みんなともお別れかぁ」

ドラ1「まあ、ハンドボールの頭数合わせだもんね」

のび1「でも、なんで僕のはいっぱい性格があってドラえもんのはそのまんまだったんだろう」

ドラ1「そりゃ、僕はロボットだから裏表がないんだよ」

のび1「そういうことか」

ドラ1「なに、会いたくなったらまたフエルミラーを貸してあげるよ。だから今生の別れってわけじゃないさ」

のび1「こんじょう?カエル?」

ドラ1「……まあいいや」

ミニドラ「いや、いい試合だったよ」ヒョコッ

のび1「うわびっくりした。っていうか君は結局何だったの」

ミニドラ「ただのミニドラだよ。じゃあ、また会いたくなったら呼んでね」

ドラ1「僕のポケットに帰るのかい?」

ミニドラ「そりゃね。僕だけ残ってても、アレだし」

ドラ1「そう。じゃあね」ヒョイ

のび1「ありがとうミニドラ!!」

ミニドラ「ああ」グッジョブ

ドラ1「……みんな」

ドラ2「分かってる。元の場所に戻れってんだろう?覚悟はできてるよ」

ドラ3「うん」

のび5「まあ死ぬわけじゃないけど」

のび3「いや今いいムードじゃん。そういうこと言わないでよー」

みんな「あはははは!!!」

のび1「……じゃあ、またね」

のびドラs「うん!!!」

ピカーーーー

のび1「うわっ!」

ドラ1「眩しい!」

のび太「……あ、帰っちゃったね」

ドラえもん「……うん。ちょっとさみしいね」

のび太「みんな!また、遊ぼうね!!」              おわり
76 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/01(月) 22:26:14.62 ID:OfE9h1t10
なんだかしんみりしてしまった。
割ときれいにまとまったかな?
じゃあ今度こそおやすみ。
3周目もやるかぁ
77 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/02(火) 17:24:40.59 ID:4o+H4CQv0
出木杉「……」

出木杉「ヒマだし、>>79でもやるか」

安価>>79
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 17:32:06.23 ID:4JUv958KO
ゲーム配信
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 17:37:11.66 ID:H4XEBe+So
野比家の観察
80 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/02(火) 17:43:02.23 ID:4o+H4CQv0
出木杉「ヒマだし、野比家の観察でもするか」

出木杉「そうと決まれば野比くんの家に行こう。行ってきまーす」ガチャ

〜野比家の前〜

出木杉「さて、一つ思うのはこれ犯罪行為じゃね?」

出木杉「……まあいいか。彼もひみつ道具使って色々してるし。うん、おあいこだよおあいこ」

出木杉「まず野比くんの部屋を見るか。彼の部屋は2階か、一応双眼鏡持ってきてよかった」

出木杉「……っ!?の、野比くん、いくらなんでもまさか>>81をやってるだなんて……」

のび太は何をしてる? 安価>>81
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 17:54:43.23 ID:4JUv958KO
いつもの様にどこでもドアを開けたらしすかちゃんのお風呂場だった
82 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/02(火) 17:58:40.67 ID:4o+H4CQv0
>>81ありがと
ちょっと風呂とか夜飯とかで間空くけど気にせんでな
83 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/03(水) 14:57:40.85 ID:0MCtBXwG0
すまん
昨日は更新できんかった
死んでないから安心してな
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 18:43:57.07 ID:ExrA7LjuO
見てるぞ
85 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/03(水) 21:22:17.12 ID:0MCtBXwG0
ごめん来週くらいまで忙しいからあんま更新できんわ
でも生存報告はするで
絶対エタりはしないからそこは保証する
86 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/03(水) 21:24:36.36 ID:0MCtBXwG0
>>84せっかく見てくれてるのに書けなくてごめんな
今週はちょいちょい更新してくつもりだからこれからもよろしく
来週くらいに落ち着くからさ
87 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/04(木) 22:07:27.01 ID:xcv9ajzK0
出木杉「の、野比くん、いくらなんでもまさかどこでもドアで静くんの風呂を覗いているだなんて……」

出木杉「……えぇ!?何これ!?セクハラどころの話じゃないだろう!?全裸なんだろう!?静くんは明日ちゃんと学校来れるのか!?」

出木杉「絶対に犯罪じゃないかこれ?児ポじゃないか?いや桶投げつけるだけで済む話なのか?しかもなんか慣れてなかったか静くん?」

出木杉「……はっ、ヤバい。ドラえもんが来た。一人でゴチャゴチャ言ってると変に思われる」

ドラえもん「ガニメデプロトンッ、うーんなんか違うな。って出木杉くんじゃないか」

出木杉「ああ、ドラえもん。おはよう」

ドラえもん「おはよう。ところで何してんのさこんなところで」

出木杉「ちょっとね。それよりアレ貸してくれないか、『スパイセット』」

ドラえもん「え?でもそんなもんで何する……」

ドラえもん(まあでも多分こいつはつまんない……賢い使い方しかしないだろうからいいか)

ドラえもん「いいよ」テッテレー

出木杉「ありがとう」

ドラえもん「じゃあ僕はちょっと行ってくるから返す時はここに来てね。じゃ」スタスタ

出木杉「うん」

出木杉「……もう行ったな。さて、カメラを野比家に飛ばしてっと」ヒョイ

出木杉「これでいいのか。じゃ帰ろう」
88 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/04(木) 22:11:28.00 ID:xcv9ajzK0
〜出木杉宅〜

出木杉「さて現在僕は犯罪を犯している真っ最中だ」

出木杉「盗撮盗聴とかいう迷惑行為の代表みたいなことだが、一度脳に浮かんだものは仕方ない」

出木杉「っていうか気になりすぎるだろあんなの見せられたら。仮にも友人だし彼の潔白を信じたい」

出木杉「今度こそマトモなことをしていてくれよ、野比くん……」

出木杉「ん?今度は>>90なんてしているのか」

安価>>90
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 22:19:38.48 ID:W8ZT0IfZ0
断層ビジョンでしずかちゃんの風呂をのぞいていた
90 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/04(木) 22:43:24.09 ID:xcv9ajzK0
人、いねえ……
今日のところは終わりにしとくか。これは安価には含まないでな
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/04(木) 23:23:41.42 ID:S29Oxdveo
コンピューターペンシルでミレニアム懸賞問題解き
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 08:44:50.58 ID:/zbudzqGO
麻酔銃型腕時計で眠らせたしずかを部屋に連れ込む
93 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/05(金) 17:44:57.93 ID:8GH5l5/k0
出木杉「ん?今度はコンピューターペンシルでミレニアム懸賞問題解きなんてしているのか」

出木杉「えーと、確か1つ100万ドルの懸賞金のかかった数学の問題だったか。それぞれの分野で非常に難解な問題で、7つのうち1つは解決済み、残り6つは未解決」

出木杉「……いやそうじゃないそうじゃない!何やってるんだ!?楽して金儲けしようとするなよ!残り6つってことは600万ドル、およそ6億円!?宝くじ並だぞ!だいたい小学校のテストいつも0点の奴がリーマン予想とかP≠NP問題とかできたら不自然すぎるじゃないか!!せめてあと10年くらい待てなかったのかい!?」

出木杉「……流石にダメじゃないかなこれ?むしろさっきよりタチ悪くない?数学界揺るがしちゃうんじゃない?真面目にヤバいぞこれ」

のび太「あ、もうできたんだ。さっすがコンピューターペンシル。じゃあスレ立てようっと。スレタイは『おいwwwwミレニアム懸賞問題できたんだがwwwwww』っと」

出木杉「あ、別に大丈夫そうだ」

のび太「いやみんなめっちゃ疑ってる!?それならこのノートの写真撮って上げよう」

出木杉「あっ、これはヤバいかも」

のび太「ちくしょう!!みんな理解できてない!!」

出木杉「大丈夫だった」

のび太「うーん、2chがダメならどこにこれを見せればいいんだ?Twitter?」

出木杉「うん、彼がバカでよかった」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 17:50:02.11 ID:nqAzWbr6o
ツイッターやってる適当な教授垢にでも投げてみろよ(適当)
95 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/05(金) 20:26:47.01 ID:8GH5l5/k0
出木杉「結局諦めたみたいだ」

出木杉「物理学の教授の垢にDMしてたしな、本当にバカでよかったよ」

出木杉「ってまた何かやってる。今度は>>97か」

安価>>97
96 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/05(金) 20:47:49.08 ID:8GH5l5/k0
うーん、ちょっと忙しいからここまで。
これ踏み台な
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/05(金) 20:50:44.11 ID:QbzWOUCM0
ヒンズースクワット
98 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/06(土) 22:25:49.48 ID:WFkrpew50
ごめん今日は更新無理だった
ていうかヒンズースクワットって動画見てみたけどめっちゃキツそうだな……
まあ明日は日曜だしちょっとくらいできると思うからよろしく
99 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/07(日) 14:43:11.44 ID:ZKSQ1isz0
出木杉「今度はヒンズースクワットか」

のび太「ふん、ふん」

出木杉「え、なんで急に足腰鍛え始めた?いや別に構わないんだけど、今の今までものすごいクズが考える方法で金を稼ごうとしていた奴と同じ奴とは思えない。大体筋トレとかいう地道な事しないだろそんな奴は」

のび太「ふん、ふん」

出木杉「なんだかよくわからんが凄く頑張っているぞ」

のび太「ふん、ふん」

出木杉「もう100回だ。うん、どうやら僕は彼のことを誤解していたみたいだ。彼はちゃんと何らかの目標があってヒンズースクワットなんてやっているんだろう。そしてその目標に向かって努力しているのだろう。いや見直したよ」

のび太「よし、100回。いやぁ、ドラえもんに『ハツメイカー』で作ってもらった『筋力増強注射』はすごいなあ。ヒンズースクワットを100回もやってるのに全然疲れない。これで明日のマラソン大会はばっちりだ」

出木杉「やっぱりクズだった!!筋力増強注射って要はドーピングじゃねえか!!っていうかチートする道具くらいは自分で作れよ!!『ドラえもんに作ってもらった』じゃないだろ!!」

のびママ「のび太ー、おつかい行ってきてー」

のび太「えぇ〜?……いや、そうだ。注射の威力を試してみよう。じゃあ最初から最後まで全速力で走ってみるか。じゃあ行ってきまーす」バタン

出木杉「野比くんが行ってしまったか。だが僕のやりたいことは『野比家の観察』だ。これからは野比くんの母君を観察するとしよう」

出木杉「ほう、のび太くんの母君は>>101なんてやっているのか」

安価>>101
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 15:06:46.63 ID:1Yvk/2qp0
ハワイアンキルト
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 15:07:05.06 ID:A068zv8mo
政府の役人に未来の道具関連情報を定期報告
102 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/07(日) 15:38:38.04 ID:ZKSQ1isz0
あ、今気づいた
>>99の最後の出木杉はのび太くんじゃなくて野比くんだった、誤字すまん


ママ「あ、そうそう。もう月末だったわ。定期報告をしないと」プルルルル

出木杉「ん?定期報告?」

ママ「……ええ、野比です……はい、お世話になっております。して今度は『ハツメイカー』で筋力増強注射なんてものを作らせまして……はい、泳がせておきますか……」

出木杉「会話の断片から察するに、野比くんの母君は政府の役人に未来の道具関連情報の定期報告をしていると考えるのが妥当だな」

出木杉「……そうか、前からおかしいと思っていたんだ。急に引き出しから湧いて出た青ダヌキを何の疑問ももたずに受け入れるわけがない。野比くんの家族はもともとドラえもんのことを知ってたってことか」

出木杉「いや母君何者だよ。だんだんこの家が怖くなってきたぞ。今も官房長官の名前とか出てるし」

出木杉「でもあんまり驚かなくなってきてしまった。なんだろう、野比くんの行動で驚き慣れてしまったのか」

ママ「はい、『フエルミラー』で人間を増やしたところ、複数の人格が……」

出木杉「というかマジで何なんだ?何か裏があるなこれ。これも前から疑問に思っていた。未来では簡単にタイムトラベルができるとするのなら、何故野比くんのところにだけ未来のロボットが現れたんだ?世界各地で未来人が蔓延ってもいいものを」

出木杉「……野比くんの母君は何者だ?」


のびママは>>103
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/07(日) 15:51:09.48 ID:LwhMpgrQO
未来と過去を取り持つタイムパトロールの一員
104 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/09(火) 17:50:59.15 ID:Q4xm0x9U0
ママ「ところで……『スパイセット』って便利な道具ですよねぇ」

出木杉「ッ!?」

ママ「気まぐれに他人の家を覗き見ることだってできる。暇つぶしにももってこいです」

出木杉「くっ、早く逃げないと」カチャカチャ

ママ「いえ、特に深い意味は……はい、それでは」ピッ

出木杉「よし、部屋を出られた」

ママ「まあ逃げることないじゃないの」ヌッ

出木杉「わっ!!」

ママ「そこで見てるのは……のび太のクラスメイトの、出木杉くんだったかしら?」

出木杉「……なんで」

ママ「なんで分かったのか、ですって?ドラちゃんの道具はすべて私たちタイムパトロールが支給した物だからよ。本人は安物をレンタルしてると思ってるようだけど」

出木杉「管理者権限ってわけか……って、『私たち』ってことは」

ママ「そう、私もタイムパトロールの一員よ」
105 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/09(火) 18:00:59.67 ID:Q4xm0x9U0
ママ「詳しいことを話すと、さっき君も言ってた『なぜのび太のところにしか未来人が干渉してこないのか』」

出木杉「……」

ママ「私たちタイムパトロールは、ある日時空の歪みを察知した」

出木杉「時空の歪み……」

ママ「そしてそこからは、この今いる世界からは分岐した別の時間軸が生まれたの」

出木杉「それってまさか」

ママ「そう、ドラえもん達のいる時間軸。言わば『ifの22世紀』ってところかしら」

出木杉「……そうか。いくらなんでもたった200年程度であんな技術が開発されるなんておかしいと思ったんだ。文明の進歩するスピードが尋常じゃない」

ママ「察しが良くて助かるわ。そしてタイムパトロールはその時間軸とコンタクトを取った。するとその時間軸は存在が不安定だと発覚したの。なんでかって言うと、その時間はどの過去ともつながってない。独立している時間軸だった」

出木杉「それで、この時間とつなげようとした?」

ママ「そう。そこで、試験的に未来のロボットをこの時間に送り込むことになった」

出木杉「それが……」

ママ「ドラえもんよ」
106 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/11(木) 21:59:44.86 ID:2WaFfGjy0
ママ「そして、それと同時に『ifの22世紀』に蔓延っていたひみつ道具というテクノロジーをこの時間でどう活用できるか、の研究も始まった。でも悪用されちゃ困るっていうことで、明らかに時空の存続に関わるような使い方をできないようにタイムパトロールが改造したひみつ道具をドラえもんに持たせて、のび太に使うよう促させた。今していた電話はそれの定期報告よ」

出木杉「……なるほど。だから野比くんだったのか。純粋無垢な子供なら、子供たちの世界で上手く立ち回るだとか自分のささやかな欲求を叶えるだとかいうひみつ道具の使い方しかしない。間違っても犯罪まがいの事には使わないはずだ。それに野比くんなら、なおさら」

ママ「そう。のび太はひみつ道具の使用シミュレーションにまさに適格な人物だったの」

出木杉「……ちょっと待ってくれ」

ママ「……」

出木杉「今の言い方じゃあ、まるで数ある可能性の中から彼を『選んだ』みたいな口ぶりじゃないか」

ママ「ええ」

出木杉「っていうことは……」

ママ「そう。私はのび太の本当の母親じゃない」
107 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/11(木) 22:08:23.52 ID:2WaFfGjy0
出木杉「……」

ママ「意外ね。もっと驚くと思っていたのだけれど」

出木杉「驚いてますよ。感情を表に出さない訓練は嫌になるほどやってきた。でも、どうしてそんなことを僕に?」

ママ「長いことこんなことをやってるとね、秘密を共有する人間が欲しくなるものなの。政府の役人は人間味がない。タイムパトロールの仲間は年に数回、少ししか会えない。ずっと本当の自分を押し隠しているのは案外つらいのよ」

出木杉「僕が口の軽い奴だっていう可能性は?」

ママ「そこは対策をしてある。これを見て」

出木杉「……これは、『あらかじめ日記』」

ママ「そう。ここには『×月△日、出木杉英才は野比玉子から聞いたことを野比玉子以外の誰にも共有できない』と書いてある」

出木杉「なるほどね。そりゃ安心だ」

ママ「ああ、何だかすっきりしたわ。ありがとう」

出木杉「……野比さん」

ママ「まだ何か質問?」

出木杉「いや。ただ、>>108ってだけ」

ママ「ッ!?」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/11(木) 22:12:36.06 ID:Ach6xzoYo
野比くんの本当のお母さんはどうしたのか
109 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/11(木) 22:28:20.68 ID:2WaFfGjy0
出木杉「いや。ただ、野比くんの本当のお母さんはどうしたのかってだけ」

ママ「ッ!?」

出木杉「その顔、やっぱり」

ママ「……何のことかしら」

出木杉「野比くんの本当のお母さんは」

ママ「……殺した、わけじゃない。ただ、消えただけ」

出木杉「へぇ」

ママ「歴史を書きかえた。もう『野比玉子』は私なの。あの人は誰の記憶からもどんな記録からも消え去った。この時間から消えた」

出木杉「最初からいないことになってるから殺したってわけじゃない、か。随分なことをするね、タイムパトロールってのは。存在を消した本人には記憶が残ってるってのもまた凄いやり口だ。一人の人間を消した罪悪感と贖罪の気持ちでこの仕事を辞めさせないってとこかな、辞めて秘密をバラされたら困るから。タイムパトロール、なんかヤバいことでもやってるんじゃないのかい」

ママ「……なぜ分かったの」

出木杉「あ、当たっちゃった?適当な推理だったんだけど」

ママ「あなたは想像以上の人間だったようね。いいわ、漏らされる心配もないしあなたにだけは言う。タイムパトロールの秘密」

出木杉「……」

ママ「……タイムパトロールは、>>110
110 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/11(木) 22:41:00.80 ID:2WaFfGjy0
踏み台ー
もう離脱する
水曜日更新できんくてすまんかった
タイムパトロールの秘密いいやつ頼むわ
111 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/13(土) 17:44:04.54 ID:3soqpRJj0
さすがに無茶振りがすぎたか……?
一応安価>>112で仕切り直し
何日か待って来なかったら自分で考えるわ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 17:46:49.02 ID:QXT+cCcqo
宇宙の全可能性を管理下に置こうとしている
113 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/13(土) 19:09:25.62 ID:MPJbrVzq0
>>112ありがとう レスしてみるもんやな


ママ「……タイムパトロールは、宇宙の全可能性を管理下に置こうとしている」

出木杉「宇宙の全可能性?」

ママ「ええ。タイムパトロールは唯一時空の中を自由に移動することができる存在。それを利用して、全ての可能性を管理下に置こうとしている」

出木杉「ふーん、要は宇宙の支配者になるってこと……まるでヒーローものの悪役かなんかみたいな目的だ」

ママ「本当なの。私はそれを知らずにタイムパトロールに入った。そしてタイムパトロールの秘密を知った時には、もう戻れなかった」

出木杉「玉子さんを消したから」

ママ「……そう」

出木杉「ふーん。ちなみにそれは何年くらいで達成されそう?」

ママ「遅くても、5年ほど」

出木杉「5年。ずいぶん短いタイムリミットだね」

ママ「あっさりしてるのね」

出木杉「まあね。それを知ったところでどうにもできないし」

ママ「それなんだけど、頼みがあるの」

出木杉「タイムパトロールを潰せ、って?」

ママ「……ええ」

出木杉「……初めっからそれを言うつもりだったのかい」

ママ「そう。あなたが野比家を観察しようとしたのも、『あらかじめ日記』に書いておいたからよ」

出木杉「全部計画通りってわけ。なんか腹の立つ話だね」

ママ「それはごめんなさい。でも私は本来この時間にいてはならない存在だから、限られた人間としか関われないの。あなたくらいしか頼れる人がいないのよ。だからお願い」

出木杉「頼み、か。僕はこれまでの人生の中でもたくさん頼みをされたことがある。宿題手伝ってとか、野球の助っ人をしてとか。全部なんてことはないことだ。僕には簡単すぎることだった」

出木杉「でも初めてだよ、この僕に一瞬でも『不可能』という言葉を想像させた頼み事は」

ママ「……そうよね、やっぱり荷が重すぎる」

出木杉「何を勘違いしてるんだい?僕は大いに宇宙を救う気だよ」

ママ「正気!?い、今ならまだ撤回できる。一時の感情に身を任せて人生を棒に振ることはないのよ」

出木杉「頼んできたのはそっちだろう。それに僕は味わってみたいんだ。『不可能』だと思ったことを実現できた時の達成感を。いいよ。僕はタイムパトロールを潰す」
114 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/13(土) 19:32:12.48 ID:FPms2Re80
ママ「……本気みたいね」

出木杉「ああ」

ママ「いつやるの?」

出木杉「作戦も練りたいし、そうだな……2週間後だ。それと、ひみつ道具のリストをこっちに送ってくれ。あと当日のためにコピーロボットも。ああ、あとスペアポケットも」

ママ「そう。じゃあ今送る」

出木杉「今?」

ママ「『どこでも窓』を使えば簡単よ」ヒョイヒョイ

出木杉「うわ、今言ったものが全部」

ママ「2週間後に決行ね。その時はスパイセットで見ているから」

出木杉「というか今気づいたんだが、もしもボックスを使えば全て解決じゃないか?」

ママ「駄目。ひみつ道具は全部タイムパトロールに改造されてるから」

出木杉「そうか、タイムパトロールに害をなすような使い方はできないのか」

ママ「そういう事。それじゃ、2週間後に裏山で落ち合いましょう」

出木杉「ああ」
115 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/13(土) 21:10:30.37 ID:FPms2Re80
〜2週間後〜

出木杉「ついにやってきたか、決戦の日が」

出木杉「この2週間練ってきた作戦がうまくいけばいいが」

出木杉「それはさておき、コピーロボットのスイッチオン」ピッ

コピーロボット「……」ピカー

出木杉「うおっ」

コピー出木杉「……」

出木杉「あ、できた」

コピー出木杉「僕は何をすればいい?」

出木杉「簡単なことさ。君は僕の代わりにいつものような日常を過ごしていればいい」

コピー出木杉「わかった」

出木杉「じゃ、行ってきます」ガチャ

〜裏山〜

出木杉「さて、着いた」

スパイセット「意外と早かったわね」

出木杉「お、玉子さん。待ちましたか」

スパイセット「いや、今来たところよ。同行できなくて申し訳ないけど」

出木杉「ま、それなりに頑張りますよ。宇宙を救いに行くなんてゾクゾクする」

スパイセット「じゃあ行きましょうか」

出木杉「よし。『どこでもドア』、タイムパトロールの本拠地に開け」ガチャ

出木杉(僕の人生で『できないかもしれないこと』をやりに行くのは初めてだ。何だか興奮してきたぞ)

出木杉(さて、タイムパトロール。せいぜい楽しませてくれよ)スタスタ
116 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/13(土) 21:11:43.88 ID:FPms2Re80
今日はここまで
ちな出木杉編でこのスレ終わりにする予定だからそこまでよろしくな
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/13(土) 22:33:58.35 ID:1uI7b3i8O

しずかちゃんやドラミちゃんやセワシくんはやらないの?
118 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/14(日) 06:39:21.69 ID:b6WPk4Xy0
>>117
おつあり
まあこれで一区切りって感じだけどこれからもスレは立てるから気が向いたらドラスレもやるかもしれん
その時は酉一緒にするつもりだからわかると思う
かもとかつもりとか多くて申し訳ないが
119 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/14(日) 16:27:05.79 ID:Bl9cmng80
〜タイムパトロール本拠地〜

出木杉(よし、ここまでは順調だ)

出木杉(そしてすぐさま『透明マント』を被る。まあこれは侵入するなら定石だな)

出木杉(さて、僕の目の前には本拠地に行くための門とそれを守る見張りロボットがあるのだが)

見張り1「なあ、昨日のあれ見たか?」

見張り2「あのアニメだろ?見た見た。まさかあんなことになるなんてな」ペチャクチャ

出木杉(乗り越えてもバレなさそうだ。そーっと、そーっと)

見張り1「全てを封印するなんて言い出すんだもんな」

出木杉(バレてないバレてない)

見張り2「ああ、あいつの行動理念は分からないでもないけどもう少し伝え方はあったよなぁ」

出木杉(静かに静かに、音を立てずに)

見張り1「それにしても、ちゃんちゃらおかしいよな」

見張り2「ああ、おかしいや」

出木杉(……こっちを見た?まさか)

見張り1「透明になったくらいで隠れた気になってるなんてな」

見張り2「なぁ、そこの人間」

出木杉「……ロボットだしな、サーモグラフィかなんかを使ったのか」

見張り1「ご名答」ジャキッ

見張り2「こんな人間のガキ、応援を呼ぶまでもないか。おい、早いとこやっちまおう」ジャキッ

出木杉「機関銃か。マジにやる気だな」

見張り1「あったり前よォ!」バババババ

出木杉「『ヒラリマント』ッ!」ヒラリ

見張り2「何だと!?こいつ、ひみつ道具使いだ!クソッ、中々当たらねえぞ!」バババババ

出木杉「行け、『ころばし屋』!」チャリン

ころばし屋「……」バキューン

見張り1「おっ!?」ドテッ

見張り2「相棒!」

出木杉「余所見してる余裕は――」スッ

見張り1「イテテ……テメェよくも!」

見張り2「って何だこれは?……あッ、まさか!」

出木杉「ないんじゃあないのか?」ニヤリ

見張り2「『手りゅう弾』だ!」

見張り1「うっ、間に合わな」


ドゴォォォォォン!!!!


出木杉「爆発ってのはうるっさいな……それにしてもさすがヒラリマントだ、僕には傷一つついてない」

出木杉「この機関銃は使えそうだ。持っていくか」

玉子(やるわね……)
120 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/14(日) 22:09:07.56 ID:Bl9cmng80
出木杉「で、玉子さん。ボスはどこ?」

スパイセット「いきなりボス?」

出木杉「最初の頃のあなたみたいに何も知らされてない下っ端だって多いかもしれないしね。それに、統率者を失った軍隊は赤子同然だ」

スパイセット「そういうことなら、軍事隊長がいるのはそこを行って右に曲がって突き当りを左に行った先の部屋」

出木杉「オーケー」タタタタ

武装タイムパトロール「さっきの爆発音は一体……って、なんだこの子供は!」

出木杉「ヤベ、透明マント被るの忘れてた」

武装「こちら番号172!侵入者を確認!場所は」

出木杉「『ショットガン』ッ!」バシュンッ

武装「ぐっ!き、貴様ァ!」ジャキッ

出木杉「喋ってるヒマがあるのかッ!」ズババババ

武装「ぐあああああ!!!」バタ

無線「172!?どうした172!応答せよ!」

出木杉「無線か。よし、『コピーロボット』のボタンをこいつに押させる」ポチ

無線「172!」

コピー武装「こちら172。申し訳ありません、何でもありませんでした。新顔がいたもので」

無線「なんだよ、ハハハ。お前意外とそそっかしかったのか」

出木杉「172さんの株を下げてしまったが、まあいいや」
121 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/14(日) 22:10:05.47 ID:Bl9cmng80
今日はおわり
こんな牛歩で完結できるんかこれ
まあいつかはできるでしょ(適当)
122 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/15(月) 17:35:58.32 ID:Pe23u3Sa0
>>120×『ショットガン』
   〇『ショックガン』

今気づいた、すまん
123 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/15(月) 17:44:46.53 ID:Pe23u3Sa0
出木杉「右に曲がって突き当りを左に行った先の部屋……」

出木杉「あ、ここか。よし、行けコピー」

コピー武装「失礼します」コンコンコン

軍事隊長「入れ」

コピー武装「はい」ガチャ

出木杉(よし、透明マントを被って侵入)

軍事隊長「どうした」

コピー武装「実は」ウンタラカンタラ

軍事隊長「そうか……うん……ほう……」

出木杉(コピーに適当なことを喋らせておいて、僕はショックガンで奴を狙う)

コピー武装「そして」ドウタラコウタラ

出木杉(あいつ適当なこと言うの上手いな。コピー元がそうだったのか?)

軍事隊長「ところで……」

出木杉(おっ、体勢を変えたか。今だ!)

コピー武装「何でしょう」

軍事隊長「どうしてお前から……心臓の音がしない?」

出木杉(なッ!?)

コピー武装「心臓の音……ま、まさか。そんなはずは」

軍事隊長「やはり」ズイッ

コピー武装「うっ」

軍事隊長「カン違いじゃあないようだな……こんなに耳を近づけてもお前からは機械が動く音しか聞こえない。鼓動は……そっちの方から聞こえる」

出木杉「……」

軍事隊長「なあ、小さな侵入者さんよ」
124 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/15(月) 18:06:58.61 ID:Pe23u3Sa0
出木杉「体温の次は鼓動の音か。それはさすがに想定外だった」

軍事隊長「褒め言葉として受け取っておくぜ。何しろ俺は目がイカレちまってるからな、耳はよく聞こえるんだよ」スチャ

出木杉(だからサングラスを掛けていたのか……)

軍事隊長「さて、何の用があってここに来たんだ?見たところ、パンケーキと一緒に紅茶でもどうぞってムードじゃあなさそうだ……俺は紅茶はアールグレイが好きなんだ。お前さんはどうだ」

出木杉「……ダージリンかな」

軍事隊長「ほう、ダージリンねェ。好みが二つに分かれるところだよなァ、ダージリンとアールグレイって。っていうか俺さァ、紅茶にも花言葉みてーなもんは無いかとこの前調べてみたんだよ。でもこれがどうも無いらしんだよ。笑えるよなぁ、ありそうなもんなのに。そんでよォ、話は変わるけど俺ぁ野菜ん中だとアスパラガスが好きなんだよなァ。なんと言っても形が笑えるよなあれは。何だか笑えてこねえか?あの形は。あ、笑えない?全然?そうかそうだよな、ハハハハハ!!」

出木杉(……なんなんだ、こいつ?)

軍事隊長「ちなみにこれは豆知識なんだが、アスパラガスって漢字だと竜の髭の野菜って書くんだぜ。いやァー、言い得て妙だよなァ。竜の髭。うん、あの形にぴったりだぜェ」

出木杉「……さっきから何が言いたいんだ?」

軍事隊長「アスパラガスも花が咲くからよォ、紅茶とは違って花言葉があるんだよ……何だか知ってるか?」

出木杉「花言葉?確か…………あッ、『私が勝つ』」

軍事隊長「さて……お前の墓前にはアスパラガスの花でも供えてやるよ。来な」

125 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/15(月) 22:23:48.22 ID:Pe23u3Sa0
出木杉(ん?ちょっと待てよ。アスパラガスの『形』がどうとか言っていたが、こいつの目は……)

軍事隊長「あ、ちなみに俺が失明しちまったのは5年くらい前のことだから、アスパラの形くらいは知ってんだよ」

出木杉(ああ、ムダな疑問だったか)

軍事隊長「本当は見えてるとか思われたら心外だからな。嘘をついてると思われんのは何より嫌いだ」

出木杉(ふうん、武士道ってやつ。奴なりの哲学があるってことかね)

軍事隊長「さて仕切り直しだ。一応言っておくが、俺に飛び道具は通用しないぞ」

出木杉「そりゃ怖いや。でも、ハッタリかもしれないなッ!」バシュンッ

軍事隊長「……」

出木杉「……本当だったか」

軍事隊長「ひみつ道具ってのはタイムパトロールに危害を加えられないように改造してあるってのは知ってるか?ま、そこら辺の下っ端には効いたかもしんねえけどよ。あいつら何億人もいるから、いちいち注射とかしてらんねえんだ」

出木杉(注射……たぶん、何らかの成分を注射してそれを持つ者には攻撃ができないように改造してるってことかもな)

軍事隊長「そういや、まだ名乗ってなかったな。俺はタイムパトロール軍事隊長、サナト・セルヴァン・ゴルーグ。気軽に名前で呼んでくれや」

出木杉「へぇ、ゴルーグさん。覚えとくよ、僕の名は出木杉」

ゴルーグ「出木杉ね。おい出木杉、これから戦うんだから手の内を明かしておくぜ。俺は刀使いでな、これが俺の愛刀だ」チャキ

出木杉「日本刀か。じゃ、『名刀電光丸』」

ゴルーグ「ほう。名刀電光丸と言えば、あれか。全自動で動かすことができる刀か」

出木杉「ああ。ま、あなたみたいな玄人と戦うには正攻法じゃ無理だろう?」

ゴルーグ「ま、たしかにごもっとも。でも、タイムパトロールの俺にその自動操縦機能が使えるかな」

出木杉「……」

ゴルーグ「そこは……気づいてなかったかァ!」ブンッ

出木杉「ふん!」ギィン

ゴルーグ「なにッ!?」

出木杉「はっ!」ザシュッ

ゴルーグ「ぐはぁぁぁっ!」ブシュッ

出木杉「……やった」

ゴルーグ「……へへへ、何だよ。注射の効果が切れたか?」

出木杉「いや。自動操縦機能はオフにしてある」

ゴルーグ「じゃあ、何故」

出木杉「剣技はさんざん練習したからな、こいつの自動操縦機能で。何回も振り回していれば大体太刀筋ってやつは覚えられる」

ゴルーグ「その剣技、二日三日で覚えたんじゃあなさそうだな」

出木杉「ああ、『逆時計』で何度も時間を巻き戻したから。実質1年間くらいは練習したんじゃないかな」

ゴルーグ「1年でそんな技術を……お前、面白い。面白いよ」

出木杉「玄人に言ってもらえると嬉しいよ」
126 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/15(月) 22:27:10.39 ID:Pe23u3Sa0
今日はおわる
は?こいつ目見えとらんのにアスパラの形知っとるやん!やべっ矛盾点回収せな!ってなったよゴルーグさん
うん、推敲大事
それはそうと一日にあんまり多い量更新できなくてすまない
時間がな、時間がないんだ
127 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/16(火) 22:38:30.53 ID:xZpPLARc0
ゴルーグ「俺も、ちぃと油断しちまったな。それほどの使い手とあらば、本気を出さない方が失礼ということよ」

出木杉「……油断、していたのか。あれほどの力で」

ゴルーグ「はッ!」ブンッ

出木杉「くっ!」シュバッ

出木杉(速い……避けるだけで精一杯だ)

ゴルーグ「おいおいどうしたぁ!?」ブンブンブンッ

出木杉「ぐあっ!!」ブシュッ

出木杉(くそ、当たってしまった。さっきも言ったがこりゃ正攻法じゃ勝てないな)

出木杉(…………閃いた)

ゴルーグ「はァ!」ブンッ

出木杉「ふっ」シュバッ

ゴルーグ「避けているばかりじゃあ勝てないぞッ!」

出木杉(よし、やれコピーロボット!)

コピー武装「……」ダダダダダ

出木杉(僕とコピーでこいつの周囲を走り回る!)ダダダダダ

ゴルーグ「……ん?」

出木杉(こいつは超人的な聴力で僕の位置を推し量っている。コピーと僕が同時に音を立てればどちらが僕かは分からないはずだッ!)

出木杉(そしてタイミングを見計らってショックガンでこいつの刀を撃ち落とす!こいつ本体には無理だが、刀ならひみつ道具の効果が発動できる!)

出木杉(よし、これで僕の勝ちだッ!)

ゴルーグ「……ほーう、なるほどね。そうきたか」

出木杉(今だッ!)バシュンッ

ゴルーグ「ふん!」ギィン

出木杉(か、刀でエネルギー弾を弾き飛ばしただとッ!?)

ゴルーグ「ははははは!!!!おい出木杉、お前なかなかやるな!!コピーロボットを使って攪乱させるとは!!俺にここまで食らいついた奴は久しぶりだぜ。でも今回は…………」





ゴルーグ「俺の勝ちだ」
128 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/16(火) 22:44:18.11 ID:xZpPLARc0
1レスだけで今日は終わるわ
いやもうマジで時間がないんだ、すまんな
一日50時間くらいあればいいのに
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/17(水) 01:26:59.01 ID:C5hYd+w00
130 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/17(水) 22:06:49.79 ID:x8lynbhN0
ゴルーグ「はッ!」ゴォッ

出木杉(何ッ!?もの凄く的確に僕の方に……)

出木杉「があああ!!」ブシュッ

ゴルーグ「へへへへ……」

出木杉「……何だ、また鼓動の音か?」

ゴルーグ「そんなもん足音にかき消されて聞こえねえよ」

出木杉(それなら一体どうして……)

出木杉(こいつは僕を聴力じゃあないもので感知しているって言うのか?)

出木杉(……目が見えない人……目が……目が見えない……)

出木杉(……全く思いつかないな。はぁ、そういえば目が見えないと言えばコウモリ……)

出木杉(ん?コウモリ……コウモリ!?まさか!)

出木杉「……引っかかることはあった。僕が最初にあんたに出会ったとき、あんたは僕のことを『小さな』侵入者って言ったよな。目が見えないはずのあんたが。ということは、あんたは『聴力』以外に周りの様子を感じる術をもってるんじゃあないか?」

ゴルーグ「ほう、そこまで気づいちまったか」

出木杉「ここで、コウモリは目が見えない。でも洞窟や森の中をどこにもぶつからずに飛び回れる。それはなぜか?」

出木杉「そう……」

出木杉・ゴルーグ「「『超音波』を使っているから」」
131 : ◆pYYJkGKpMM [saga]:2021/03/17(水) 22:25:38.87 ID:x8lynbhN0
出木杉「ッ……やっぱり」

ゴルーグ「適当な推理にしちゃあよくやった。俺の能力を見破ったのはお前が初めてだ」

出木杉「どうして超音波なんて。人間のなせる業じゃあないだろう」

ゴルーグ「Time surgery――時間を自由に行き来できるようにするための手術みたいなもの――を受けると、まれに能力が発現する奴がいるらしい。俺もその一人だったってこった」

出木杉「……くそ、とんだ後出しジャンケンだ」

ゴルーグ「はっ、違えねえ」

出木杉「だが、そうと分かればどうにかできるかもしれん」

ゴルーグ「そうかよ。俺も舐められたもんだぜ」

出木杉(でもダメージは互角……とは言えないか。こっちが若干不利)

出木杉(こうなったら……)

どうする?安価>>133 

※先述のようにひみつ道具はタイムパトロールに危害を加えるような使い方はできないため、武器系のひみつ道具(無敵砲台、空気砲、熱線銃、ジャンボガン等)を直接ゴルーグに使うことはできない またもしもボックスやあらかじめ日記や独裁スイッチ等の時空改変系も無理
なお先ほど出木杉がやろうとしたようにゴルーグの刀にショックガンを撃つなどの『直接』攻撃じゃなければひみつ道具も使える
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